JP6344152B2 - 記録装置、及び、記録装置の制御方法 - Google Patents
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Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできるようにすることを目的とする。
本発明の構成によれば、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできる。
なお、「復元ファイルを格納する」処理は、外部記憶媒体に記憶された対応する復元ファイルを更新する処理、及び、復元ファイルを作成し、外部記憶媒体に記憶する処理を含む。
本発明の構成によれば、基幹システムに変更があった場合、外部記憶媒体に、変更後の基幹システムに対応する復元ファイルが格納された状態とすることができる。
本発明の構成によれば、外部記憶媒体に格納された復元ファイルを、基幹システムの変更を反映したファイルとすることができる。
本発明の構成によれば、復元処理に要する時間を短縮できる。
この構成によれば、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできる。
図1は、本実施形態に係るPOS(Point of Sales)システム1を示す図である。
POSシステム1は、店舗における商品の販売状況、商品の在庫の状況、売上の状況等を管理する機能や、店舗に設けられたレジカウンターLにおいて、顧客が購入した商品に応じた会計を行う機能、会計に応じてレシートを発行する機能等を備える。
POSシステム1が適用される店舗には、顧客が会計を行なうレジカウンターLが設けられる。1つのレジカウンターLには、1台の記録装置11と、当該1台の記録装置11と無線通信可能に接続された1台のタブレット端末10(制御装置)とが設けられる。
タブレット端末10は、レジカウンターLにおいて、会計を担当するレジ担当者が使用する端末である。タブレット端末10は、後述するように、レジカウンターLにおける会計に際し、レジ担当者に所定のユーザーインターフェースを提供する。レジ担当者は、ユーザーインターフェースに、会計に対応する入力を行い、また、ユーザーインターフェースに表示された会計に関する情報を参照する。タブレット端末10は、レジカウンターLで行われる会計に応じて、記録装置11を制御して、レシートを発行させる。記録装置11により発行されたレシートは、顧客に引き渡される。
図2に示すように記録装置11は、制御部20と、プリンターユニット21(記録部)と、記憶部22と、通信部23と、デバイス通信部24と、を備える。
プリンターユニット21には、キャッシュドロワー14が、所定のシリアル通信の規格に従って信号線を介して接続される。プリンターユニット21は、制御部20の制御で、キャッシュドロワー14に信号を出力し、キャッシュドロワー14に設けられた引き出しを開状態とする。
バーコードスキャナー12は、商品や、商品の包装等に付されたバーコードを読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、バーコードスキャナー12から入力されたデータを、制御部20に出力する。
カードリーダー13は、磁気カードに記録された磁気情報を読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、カードリーダー13から入力されたデータを、制御部20に出力する。
USBメモリーUMは、記録装置11に、脱着可能に接続される補助記憶装置であり、各種データを記憶する。
サーバー制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、POSサーバー17を制御する。POSサーバー17には、POSアプリケーションがインストールされる。サーバー制御部30は、POSアプリケーションを読み出して実行することにより、アプリケーション実行部301として機能する。
すなわち、レジの担当者は、タブレット端末10のブラウザーを立ち上げ、タッチパネル28への専用ユーザーインターフェースUIの表示を指示する。当該指示に応じて、端末制御部26のブラウザー実行部261は、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等の描画ファイルを取得し、当該描画ファイルに基づいて専用ユーザーインターフェースUIを表示する。POSサーバー17において、描画ファイルの生成、送信は、アプリケーション実行部301が実行する。描画ファイルには、POSサーバー17のアプリケーション実行部301と協働して会計に係る各種処理を実行する機能を有するスクリプトが、所定のスクリプト言語によって実装される。
図3の専用ユーザーインターフェースUIにおいて、左上部には、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される一覧表示エリア39が設けられる。一覧表示エリア39の右方には、顧客が購入した商品の合計金額、会計に際して顧客から預かった金銭の金額、及び、顧客に渡すべきお釣りの金額が表示される金額表示エリア40が設けられる。
一覧表示エリア39の下方には、バーコードスキャナー12によって読み取られたバーコードの情報(以下、「バーコード情報」という。)が表示されるバーコード情報表示エリア41が設けられる。バーコード情報は、基本的には、商品に割り当てられた商品コードである。
バーコード情報表示エリア41の下方には、カードリーダー13によって顧客の会員カードが読み取られた場合に、当該読み取りによって取得される会員番号が表示される会員番号表示エリア42が設けられる。
バーコード情報表示エリア41、及び、会員番号表示エリア42の右方には、ソフトウェアテンキー43が設けられる。
バーコードスキャナー12は、読取結果に基づく読取結果データを、バーコードスキャナー12が接続されたポートを介して、デバイス通信部24に出力する。
制御部20は、通信部23を制御して、入力された読取結果データを、タブレット端末10に送信する(ステップSA2)。
次いで、ブラウザー実行部261は、読取結果データが示す情報(本例では、商品コード)を、専用ユーザーインターフェースUIのバーコード情報表示エリア41に表示する(ステップSB2)。
次いで、ブラウザー実行部261は、POSサーバー17のサーバー制御部30のアプリケーション実行部301と通信し、商品コードに対応する商品の名称、商品の単価を問い合わせる(ステップSB3)。
プリンターユニット21の制御回路は、制御コマンドに基づいて、各種機構を制御し、レシートを発行する(ステップSA5)。
図5に示すように、基幹システムKSは、基本制御システムBSを備える。
基本制御システムBSは、記録装置11による通信に関する処理、記録に関する処理、デバイスの制御に関する処理、その他処理の制御に係るプログラムを含むシステムである。基本制御システムBSは、プリンターユニット21を含む記録装置11の各部を制御するファームウェアFW(制御プログラム)を含む。また、基本制御システムBSは、記録装置11の付加機能を実現するアプリケーションAPを含む。また、基本制御システムBSは、記録装置11に接続可能なデバイスの制御に係るデバイスドライバーDDを含む。なお、本例では、基本制御システムBSを単純化して示すが、基本制御システムBSは、ファームウェアFW等が利用するプラグインソフトウェアや、各種データベースを含んで構成されてもよい。
また、基本制御システムBSには、バージョンがある。同一のバージョンの基本制御システムBSの内容は同一である。すなわち、同一のバージョンの基本制御システムBSが有するプログラムは一致し、また、各プログラム(ファームウェアFW、アプリケーションAP、デバイスドライバーDD)のバージョンは一致する。一方で、異なるバージョンの基本制御システムBSの内容は異なる。
基本制御システムBSは、記録装置11にインストールされた所定のOS(Operation System)で動作する。
基本データKDは、基本制御システムBSの各プログラムが使用するデータを含んで構成されたデータ群である。
基本データKDは、通信設定ファイルTFを備える。通信設定ファイルTFは、通信に関する設定が記録されたファイルである。通信に関する設定は、例えば、IPアドレスや、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS(Domain name system)サーバーに関する設定、無線通信に関する設定(ネットワークモード(インフラストラクチャーモードや、アドホックモード等)や、SSID、認証方式、暗号化方式等)である。
また、基本データKDは、記録動作設定ファイルSFを備える。記録動作設定ファイルSFは、記録動作に関する設定が記録されたファイルである。記録動作に関する設定は、例えば、記録速度や、記録濃度、余白に関する設定や、デフォルトで記録する画像に関する設定、記録に関する動作モードに関する設定等である。
そして、記録装置11は、後述する所定の場合に、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元(以下、「復元処理」という。)を実行する。また、記録装置11は、後述する所定の場合に、USBメモリーUMに格納された初期設定ファイルに基づく基幹システムKSの初期設定(以下、「初期設定処理」という。)を実行する。また、記録装置11は、後述する所定の場合に、基幹システムKSを復元する復元ファイルを作成し、USBメモリーUMに格納する処理(以下、「作成格納処理」という。)を実行する。以下、復元処理、初期設定処理、及び、作成格納処理を区別しない場合、これら処理を総称して「対応処理」と表現する。
記録装置11は、USBメモリーUMの特性を利用して、的確なタイミングで、かつ、的確な方法で、各対応処理を実行する。以下、記録装置11の処理について、各対応処理の具体的な内容、及び、各対応処理で使用するデータ(ファイル)の具体的な内容の説明と共に、説明する。
図6に示すように、電源のオン(ステップSX2)に伴って記録装置11が起動すると、所定のOSが起動し、さらに、基幹システムKSが起動する(ステップSD1)。
基幹システムKSの起動後、制御部20は、USBメモリーUMが接続された状態であるか、すなわち、USBメモリーUMが接続された状態で、電源がオンされたか否かを判別する(ステップSD2)。
復元処理は、詳細は後述するが、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する処理である。
その後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ移行する。ステップSD10以降の処理については、後述する。
記録装置11の稼働中、制御部20は、USBメモリーUMが接続されたか否かを監視する(ステップSD6)。
初期設定ファイルは、基本データKDが有するデータのうち、初期化が可能なデータの初期化に利用するファイルである。データの初期化とは、例えば、通信設定ファイルTFについては、通信の設定に関する設定項目のそれぞれに、設定値として初期値をセットすることをいう。また、データの初期化とは、例えば、記録動作設定ファイルSFについては、記録動作の設定に関する設定項目のそれぞれに、設定値として初期値をセットすることをいう。
初期設定処理は、初期設定ファイルに基づいて、基本データKDが有する各データを初期化する処理である。
初期設定処理の実行後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ移行する。ステップSD10以降の処理については、後述する。
作成格納処理において、制御部20は、基幹システムKSの復元ファイル(以下、「基幹復元ファイル」という。)を生成する。基幹復元ファイルは、いわゆるバックアップファイルであり、後述する復元処理で用いることにより、基幹システムKSの状態を、復元ファイルを生成したときの基幹システムKSの状態に復元できる。基幹復元ファイルは、基本制御システムBSの復元用の復元ファイル(以下、「システム復元ファイル」という。)と、基本データKDの復元用の復元ファイル(以下、「データ復元ファイル」という。)と、を有する。
基幹復元ファイルの生成後、制御部20は、記録装置11のシリアル番号を取得する。シリアル番号とは、記録装置11の製造段階で、記録装置11に一意に割り振られる識別情報である。シリアル番号を示す情報は、所定の記憶領域に記憶される。
次いで、制御部20は、生成した基幹復元ファイルを、取得したシリアル番号と関連付けてUSBメモリーUMに格納する。例えば、関連付けは、基幹復元ファイルのファイル名に、所定のルールに従って、シリアル番号を含めることにより行われる。また例えば、関連付けは、事前にUSBメモリーUMに、基幹復元ファイルのファイル名と、シリアル番号とを関連付けたテーブルのデータが格納され、当該テーブルに、生成した基幹復元ファイルのファイル名と、取得したシリアル番号とを関連付けるレコードを生成することにより行われる。
基幹システムKSに変更があった場合、制御部20は、USBメモリーUMに、記録装置11のシリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にあるか否かを判別する(ステップSD11)。
シリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にある場合(ステップSD11:YES)、制御部20は、変更後の基幹システムKSに基づいて、シリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルを更新する(ステップSD12)。その後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ戻す。
これにより、USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが、変更後の基幹システムKSに対応したファイルとなる。
これにより、USBメモリーUMに、変更後の基幹システムKSに対応した基幹復元ファイルが、シリアル番号と関連付けて格納される。
図7に示すように、制御部20は、記録装置11のシリアル番号を取得する(ステップSE1)。
次いで、制御部20は、デバイス通信部24を制御して、USBメモリーUMにアクセスし、ステップSE1で取得したシリアル番号と関連付けて格納された基幹復元ファイルがあるか否かを判別する(ステップSE2)。
その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。詳細は後述するが、復元実行処理は、特定された基幹復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する処理である。
特に、複数の記録装置11のそれぞれに、個別の基幹復元ファイルを用いて、復元実行処理を実行させる場合、ユーザーは、以下の処理を実行すればよい。ユーザーは、各記録装置11のシリアル番号と関連付けて、各記録装置11に対応する基幹復元ファイルをUSBメモリーUMに格納する。そして、各記録装置11について、記録装置11にUSBメモリーUMを接続した状態で記録装置11を起動(電源オン)すればよい。このような、簡易な作業を行うことにより、各記録装置11に、対応する個別の基幹復元ファイルを用いて、復元実行処理を実行させることができる。
USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが「1つ」である場合(ステップSE4:YES)、制御部20は、その1つの基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE5)。その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。
すなわち、POSシステム1が適用された店舗が小規模であり、店舗に1台の記録装置11が設けられた場合、ユーザーは、この1台の記録装置11の基幹システムKSの復元用に、以下のUSBメモリーUMを準備すればよい。すなわち、ユーザーは、1台の記録装置11に対応する1つの基幹復元ファイルが、当該1台の記録装置11のシリアル番号と関連付けられることなく格納されたUSBメモリーUMを用意すればよい。このため、ユーザーは、1台の記録装置11のシリアル番号と、対応する基幹復元ファイルとを関連付ける作業(ファイル名の変更や、関連付けを管理するテーブルの改変)を行う必要がなく、ユーザーの利便性が向上する。
詳述すると、制御部20は、タブレット端末10に対して、複数の基幹復元ファイルのそれぞれのファイル名を含み、いずれかのファイルを選択(指定)させるユーザーインターフェースの表示を指示する制御データを、タブレット端末10に送信する。タブレット端末10の端末制御部26のブラウザー実行部261は、制御データを受信する。ブラウザー実行部261は、受信した制御データに基づいて、タッチパネル28に、複数の基幹復元ファイルのファイル名を表示し、いずれかのファイル名を選択できるユーザーインターフェースを表示する。ユーザーは、当該ユーザーインターフェースを利用して、いずれかの基幹復元ファイルのファイル名を選択する。ブラウザー実行部261は、ユーザーに選択されたファイル名を含むデータを、記録装置11に送信する。記録装置11の制御部20は、データを受信する。制御部20は、データに含まれるファイル名の基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE6)。その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。
図8は、復元実行処理を詳細に説明するフローチャートである。
以下の図8を用いた説明において、図7のステップSE3、ステップSE5、又は、ステップSE6で制御部20が特定した基幹復元ファイルを、「特定基幹復元ファイル」と表現する。
バージョンが一致する場合(ステップSF1:YES)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するデータ復元ファイル(基本データKDの復元用の復元ファイル)に基づいて、基本データKDを復元する。
大きい場合(ステップSF3:YES)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイルに基づいて、記録装置11の基本制御システムBSについて、システムのバージョンのアップグレードを伴う復元を実行する(ステップSF4)。その後、制御部20は、処理手順をステップSF2へ移行し、データ復元ファイルに基づいて、基本データKDを復元する。これにより、特定基幹復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元が完了する。
この構成によれば、USBメモリーUMの脱着可能という特性を利用して、ユーザーは、記録装置11に、USBメモリーUMを利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納を実行させることができる。
この構成によれば、USBメモリーUMに格納された復元ファイルを、基幹システムKSの変更を反映したファイルとすることができる。
この構成によれば、不必要に基本制御システムBSが復元されることを防止でき、復元処理に要する時間を短縮できる。
この構成によれば、記録装置11について、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元に際し、記録装置11に対応する復元ファイルを用いて復元を実行できる。
この構成によれば、ユーザーは、USBメモリーUMを接続した状態で、記録装置11を起動することにより、記録装置11に復元処理を実行させることができる。
この構成によれば、所定の場合に、ユーザーは、ユーザーが指定された復元ファイルにより、システムを復元させることができる。
この構成によれば、ユーザーは、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納された状態にないUSBメモリーUMを接続することにより、復元ファイルの作成、格納を実行させることができる。
本発明の構成によれば、USBメモリーUMに、シリアル番号と関連付けて、変更後の基幹システムKSが反映された復元ファイルが格納された状態とできる。
例えば、上述した実施形態では、外部記憶媒体は、USBメモリーUMであった。しかしながら、外部記憶媒体は、記録装置11に対して脱着可能であり、データを記憶可能であれば、どのような装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、記録装置11のプリント方式は、サーマル方式であった。しかしながら、プリント方式は、サーマル方式に限定されない。
また、説明した各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
Claims (5)
- 記録媒体に記録する記録部と、
外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、
稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、
稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納し、
稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、接続されている前記外部記憶媒体に、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを格納する制御部と、
を備えることを特徴とする記録装置。 - 前記制御部は、
前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが1つ格納された状態にある場合、前記外部記憶媒体に格納された前記復元ファイルに基づいて前記基幹システムを復元し、
前記外部記憶媒体に前記記録装置自身の識別情報と関連付けられた前記復元ファイルが格納された状態にある場合、前記記録装置自身の識別情報と関連付けられた前記復元ファイルに基づいて前記基幹システムを復元する、
ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。 - 前記制御部は、
稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、
前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態にあれば、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを更新し、
前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態になければ、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを作成し、前記外部記憶媒体に格納する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。 - 前記制御部は、
前記復元処理を実行する場合、
実装されている前記基本制御システムと、前記復元ファイルが有する前記基本制御システムとのバージョンが異なるときに、前記復元ファイルに基づいて前記基本制御システムを復元し、
実装されている前記基本制御システムと、前記復元ファイルが有する前記基本制御システムとのバージョンの差異に拘わらず、実装されている前記基本データを前記復元ファイルに基づいて復元する、
ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。 - 記録媒体に記録する記録部を有する記録装置の制御方法であって、
外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、
稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、
稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納し、
稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、接続されている前記外部記憶媒体に、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを格納する、
ことを特徴とする記録装置の制御方法。
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