JP6344152B2 - 記録装置、及び、記録装置の制御方法 - Google Patents

記録装置、及び、記録装置の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、記録装置、及び、記録装置の制御方法に関する。
従来、外部記憶媒体(外部メモリー)を利用して、情報処理装置に実装されたシステムをバックアップする技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−208357号公報
ここで、記録媒体へ記録する機能を有する記録装置について、外部記憶媒体を利用して、バックアップされた復元ファイルに基づくシステムの復元、初期設定ファイルを利用したシステムの初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納(バックアップ)を行う場合、外部記憶媒体の特性を利用して、各処理を的確に行えるようにしたいとするニーズがある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできるようにすることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の記録装置は、記録媒体に記録する記録部と、外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納する制御部と、を備えることを特徴とする。
本発明の構成によれば、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、前記外部記憶媒体が接続された状態で稼働しているときに、前記基幹システムに変更があった場合、前記外部記憶媒体に、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを格納することを特徴とする。
なお、「復元ファイルを格納する」処理は、外部記憶媒体に記憶された対応する復元ファイルを更新する処理、及び、復元ファイルを作成し、外部記憶媒体に記憶する処理を含む。
本発明の構成によれば、基幹システムに変更があった場合、外部記憶媒体に、変更後の基幹システムに対応する復元ファイルが格納された状態とすることができる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、前記外部記憶媒体が接続された状態で稼働しているときに、前記基幹システムに変更があった場合、前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態にあれば、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを更新し、前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態になければ、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを作成し、前記外部記憶媒体に格納することを特徴とする。
本発明の構成によれば、外部記憶媒体に格納された復元ファイルを、基幹システムの変更を反映したファイルとすることができる。
また、本発明の記録装置は、前記制御部は、復元処理を実行する場合、実装する前記基本データは、前記復元ファイルに基づいて復元し、実装する前記基本制御システムは、前記復元ファイルが有する前記基本制御システムとバージョンが異なるときに、前記復元ファイルに基づいて復元することを特徴とする。
本発明の構成によれば、復元処理に要する時間を短縮できる。
また、上記目的を達成するために、本発明は、記録媒体に記録する記録部を有する記録装置の制御方法であって、外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納することを特徴とする。
この構成によれば、記録装置について、外部記憶媒体の特性を利用して、外部記憶媒体を利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納をできる。
本実施形態に係るPOSシステムを示す図。 POSシステムの機能的構成を示すブロック図。 タッチパネルに表示されるユーザーインターフェースの一例を示す図。 POSシステムの各装置の動作を示すフローチャート。 基幹システムを示す図。 記録装置の動作を示すフローチャート。 記録装置の動作を示すフローチャート。 記録装置の動作を示すフローチャート。
以下、図面を参照して本発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態に係るPOS(Point of Sales)システム1を示す図である。
POSシステム1は、ショッピングセンターや、百貨店、コンビニエンスストア等の小売店や、レストランや、喫茶店、居酒屋等の飲食店等の店舗に適用されるシステムである。
POSシステム1は、店舗における商品の販売状況、商品の在庫の状況、売上の状況等を管理する機能や、店舗に設けられたレジカウンターLにおいて、顧客が購入した商品に応じた会計を行う機能、会計に応じてレシートを発行する機能等を備える。
POSシステム1が適用される店舗には、顧客が会計を行なうレジカウンターLが設けられる。1つのレジカウンターLには、1台の記録装置11と、当該1台の記録装置11と無線通信可能に接続された1台のタブレット端末10(制御装置)とが設けられる。
タブレット端末10は、タブレット型(板状)のコンピューターである。タブレット端末10は、後述するように、前面にタッチパネル28が設けられ、タッチパネル28に対するタッチ操作によって各種入力が可能である。
タブレット端末10は、レジカウンターLにおいて、会計を担当するレジ担当者が使用する端末である。タブレット端末10は、後述するように、レジカウンターLにおける会計に際し、レジ担当者に所定のユーザーインターフェースを提供する。レジ担当者は、ユーザーインターフェースに、会計に対応する入力を行い、また、ユーザーインターフェースに表示された会計に関する情報を参照する。タブレット端末10は、レジカウンターLで行われる会計に応じて、記録装置11を制御して、レシートを発行させる。記録装置11により発行されたレシートは、顧客に引き渡される。
図2は、POSシステム1を構成するタブレット端末10、記録装置11、及び、POSサーバー17の機能的構成を示すブロック図である。
記録装置11は、サーマルヘッドによって感熱紙にドットを形成して画像を記録するサーマルプリンターである。
図2に示すように記録装置11は、制御部20と、プリンターユニット21(記録部)と、記憶部22と、通信部23と、デバイス通信部24と、を備える。
制御部20は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、記録装置11の各部を制御する。
プリンターユニット21は、記録装置11の筐体に収容されたロール紙(記録媒体)を搬送する搬送機構や、サーマルヘッドによってロール紙にドットを形成して画像を記録する記録機構、ロール紙を所定の位置で切断する切断機構等のロール紙への記録に関する各種機構を備える。プリンターユニット21は、制御部20の制御で、搬送機構によりロール紙を搬送しつつ、記録機構によりロール紙にレシートに係る画像を記録し、切断機構により所定の位置でロール紙を切断して、レシートを発行する。
プリンターユニット21には、キャッシュドロワー14が、所定のシリアル通信の規格に従って信号線を介して接続される。プリンターユニット21は、制御部20の制御で、キャッシュドロワー14に信号を出力し、キャッシュドロワー14に設けられた引き出しを開状態とする。
記憶部22は、EPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
通信部23は、制御部20の制御で、所定の無線通信の規格に従って、タブレット端末10と無線通信する。
デバイス通信部24は、USB(Universal Serial Bus)の規格に従ったポートを有するインターフェースボード等を備え、バーコードスキャナー12(デバイス)、及び、カードリーダー13(デバイス)との間でUSBのプロトコルに従って通信する。また、USBメモリーUM(外部記憶媒体)が接続された場合、デバイス通信部24は、USBメモリーUMと通信する。
バーコードスキャナー12は、商品や、商品の包装等に付されたバーコードを読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、バーコードスキャナー12から入力されたデータを、制御部20に出力する。
カードリーダー13は、磁気カードに記録された磁気情報を読み取り、読取結果を示すデータをデバイス通信部24に出力する。デバイス通信部24は、カードリーダー13から入力されたデータを、制御部20に出力する。
USBメモリーUMは、記録装置11に、脱着可能に接続される補助記憶装置であり、各種データを記憶する。
図2に示すように、タブレット端末10は、端末制御部26と、端末通信部27と、タッチパネル28と、端末記憶部29と、を備える。
端末制御部26は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、タブレット端末10の各部を制御する。タブレット端末10には、ウェブブラウザーがインストールされる。端末制御部26は、ウェブブラウザーを読み出して実行することにより、ブラウザー実行部261として機能する。
端末通信部27は、端末制御部26の制御で、所定の無線通信の規格に従って、記録装置11、及び、POSサーバー17と通信する。
タッチパネル28は、液晶表示パネル等の表示パネルと、液晶表示パネルに重ねて設けられたタッチセンサーとを備える。表示パネルは、端末制御部26の制御で、各種画像を表示する。タッチセンサーは、タッチ操作を検出し、端末制御部26に出力する。
端末記憶部29は、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。
図2に示すように、POSサーバー17は、サーバー制御部30と、サーバー記憶部31と、サーバー通信部32と、を備える。
サーバー制御部30は、CPUや、ROM、RAM、その他周辺回路等を備え、POSサーバー17を制御する。POSサーバー17には、POSアプリケーションがインストールされる。サーバー制御部30は、POSアプリケーションを読み出して実行することにより、アプリケーション実行部301として機能する。
サーバー記憶部31は、ハードディスクや、EEPROM等の不揮発性メモリーを備え、各種データを記憶する。サーバー記憶部31は、商品に関する情報を格納したデータベース、売り上げを管理するデータベース、在庫を管理するデータベース等を記憶する。サーバー制御部30は、サーバー記憶部31が記憶する各種データベースを利用して、POSシステム1を管理する。
サーバー通信部32は、サーバー制御部30の制御で、所定の無線通信規格に従って、タブレット端末10と通信する。
次に、レジカウンターLで行われる会計時のPOSシステム1の各装置の動作について説明する。
ここで、会計が行われる前に、タブレット端末10は、以下の処理を実行する。
すなわち、レジの担当者は、タブレット端末10のブラウザーを立ち上げ、タッチパネル28への専用ユーザーインターフェースUIの表示を指示する。当該指示に応じて、端末制御部26のブラウザー実行部261は、POSサーバー17の所定のアドレスにアクセスし、HTMLファイル等の描画ファイルを取得し、当該描画ファイルに基づいて専用ユーザーインターフェースUIを表示する。POSサーバー17において、描画ファイルの生成、送信は、アプリケーション実行部301が実行する。描画ファイルには、POSサーバー17のアプリケーション実行部301と協働して会計に係る各種処理を実行する機能を有するスクリプトが、所定のスクリプト言語によって実装される。
図3は、タッチパネル28に表示された専用ユーザーインターフェースUIの一例を示す図である。
図3の専用ユーザーインターフェースUIにおいて、左上部には、顧客が購入した商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量が一覧表示される一覧表示エリア39が設けられる。一覧表示エリア39の右方には、顧客が購入した商品の合計金額、会計に際して顧客から預かった金銭の金額、及び、顧客に渡すべきお釣りの金額が表示される金額表示エリア40が設けられる。
一覧表示エリア39の下方には、バーコードスキャナー12によって読み取られたバーコードの情報(以下、「バーコード情報」という。)が表示されるバーコード情報表示エリア41が設けられる。バーコード情報は、基本的には、商品に割り当てられた商品コードである。
バーコード情報表示エリア41の下方には、カードリーダー13によって顧客の会員カードが読み取られた場合に、当該読み取りによって取得される会員番号が表示される会員番号表示エリア42が設けられる。
バーコード情報表示エリア41、及び、会員番号表示エリア42の右方には、ソフトウェアテンキー43が設けられる。
図4は、会計時のPOSシステム1の各装置の動作を示すフローチャートである。特に、図4では、顧客がある1つの商品を購入する場合のPOSシステム1の各装置の動作を示す。(A)は記録装置11の動作を示し、(B)はタブレット端末10の動作を示し、(C)はPOSサーバー17の動作を示す。
図4(A)に示すように、レジカウンターLで、レジの担当者は、バーコードスキャナー12によって、顧客が購入する1の商品又は商品の包装に付されたバーコードを読み取る(ステップSX1)。
バーコードスキャナー12は、読取結果に基づく読取結果データを、バーコードスキャナー12が接続されたポートを介して、デバイス通信部24に出力する。
図4(A)に示すように、記録装置11のデバイス通信部24は、入力された読取結果データを、制御部20に出力する(ステップSA1)。
制御部20は、通信部23を制御して、入力された読取結果データを、タブレット端末10に送信する(ステップSA2)。
図4(B)に示すように、タブレット端末10の端末制御部26のブラウザー実行部261は、端末通信部27を制御して、読取結果データを受信する(ステップSB1)。
次いで、ブラウザー実行部261は、読取結果データが示す情報(本例では、商品コード)を、専用ユーザーインターフェースUIのバーコード情報表示エリア41に表示する(ステップSB2)。
次いで、ブラウザー実行部261は、POSサーバー17のサーバー制御部30のアプリケーション実行部301と通信し、商品コードに対応する商品の名称、商品の単価を問い合わせる(ステップSB3)。
図4(C)に示すように、POSサーバー17のサーバー制御部30のアプリケーション実行部301は、問い合わせに応じて、適切なデータベースから適切な情報を取得し、商品の名称、及び、商品の単価を応答する(ステップSC1)。
図4(B)に示すように、ブラウザー実行部261は、応答された商品の名称、及び、商品の単価を取得し、商品の名称、商品の単価、及び、商品の数量を一覧表示エリア39に表示する。さらに、ブラウザー実行部261は、金額表示エリア40の所定の欄に、顧客が購入した商品の合計金額を表示する(ステップSB4)。
次いで、レジの担当者によって、ソフトウェアテンキー43を介して、会計すべき商品を確定する旨の操作が行われると、レジ担当者によって、顧客からの代金の預かり、及び、お釣りの返却が行われる。ブラウザー実行部261は、適宜、アプリケーション実行部301と通信し、これら作業に応じて、金額表示エリア40の適切な欄に適切な情報を表示する(ステップSB5)。
次いで、ブラウザー実行部261は、プリンターユニット21に発行させるレシートに関する情報が含まれた記録データを生成する(ステップSB6)。本実施形態では、記録データは、XMLドキュメントであり、記録データには、XMLに係るフォーマットに従って、レシートに記録すべき文字や画像の情報等、レシートを発行するのに必要な情報が含まれる。
次いで、ブラウザー実行部261は、端末通信部27を制御して、生成した記録データを、記録装置11に送信する(ステップSB7)。
図4(A)に示すように、ブラウザー実行部261による記録データの送信に応じて、記録装置11の制御部20は、通信部23を制御して、記録データを受信する(ステップSA3)
次いで、制御部20は、受信した記録データに基づいて、プリンターユニット21のコマンド体系に従った制御コマンドであって、プリンターユニット21にレシートの発行に係る各種処理を行わせる制御コマンドを生成し、プリンターユニット21に出力する(ステップSA4)。
プリンターユニット21の制御回路は、制御コマンドに基づいて、各種機構を制御し、レシートを発行する(ステップSA5)。
ところで、上述した記録装置11の通信に関する処理や、記録に関する処理、デバイスの制御に関する処理、その他処理は、記録装置11に実装された基幹システムKSの機能により実行される。
図5は、基幹システムKSを模式的に示す図である。
図5に示すように、基幹システムKSは、基本制御システムBSを備える。
基本制御システムBSは、記録装置11による通信に関する処理、記録に関する処理、デバイスの制御に関する処理、その他処理の制御に係るプログラムを含むシステムである。基本制御システムBSは、プリンターユニット21を含む記録装置11の各部を制御するファームウェアFW(制御プログラム)を含む。また、基本制御システムBSは、記録装置11の付加機能を実現するアプリケーションAPを含む。また、基本制御システムBSは、記録装置11に接続可能なデバイスの制御に係るデバイスドライバーDDを含む。なお、本例では、基本制御システムBSを単純化して示すが、基本制御システムBSは、ファームウェアFW等が利用するプラグインソフトウェアや、各種データベースを含んで構成されてもよい。
また、基本制御システムBSには、バージョンがある。同一のバージョンの基本制御システムBSの内容は同一である。すなわち、同一のバージョンの基本制御システムBSが有するプログラムは一致し、また、各プログラム(ファームウェアFW、アプリケーションAP、デバイスドライバーDD)のバージョンは一致する。一方で、異なるバージョンの基本制御システムBSの内容は異なる。
基本制御システムBSは、記録装置11にインストールされた所定のOS(Operation System)で動作する。
図5に示すように、基幹システムKSは、基本データKDを備える。
基本データKDは、基本制御システムBSの各プログラムが使用するデータを含んで構成されたデータ群である。
基本データKDは、通信設定ファイルTFを備える。通信設定ファイルTFは、通信に関する設定が記録されたファイルである。通信に関する設定は、例えば、IPアドレスや、サブネットマスク、デフォルトゲートウェイ、DNS(Domain name system)サーバーに関する設定、無線通信に関する設定(ネットワークモード(インフラストラクチャーモードや、アドホックモード等)や、SSID、認証方式、暗号化方式等)である。
また、基本データKDは、記録動作設定ファイルSFを備える。記録動作設定ファイルSFは、記録動作に関する設定が記録されたファイルである。記録動作に関する設定は、例えば、記録速度や、記録濃度、余白に関する設定や、デフォルトで記録する画像に関する設定、記録に関する動作モードに関する設定等である。
上述したように、記録装置11には、USBメモリーUMが接続可能である。
そして、記録装置11は、後述する所定の場合に、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元(以下、「復元処理」という。)を実行する。また、記録装置11は、後述する所定の場合に、USBメモリーUMに格納された初期設定ファイルに基づく基幹システムKSの初期設定(以下、「初期設定処理」という。)を実行する。また、記録装置11は、後述する所定の場合に、基幹システムKSを復元する復元ファイルを作成し、USBメモリーUMに格納する処理(以下、「作成格納処理」という。)を実行する。以下、復元処理、初期設定処理、及び、作成格納処理を区別しない場合、これら処理を総称して「対応処理」と表現する。
記録装置11は、USBメモリーUMの特性を利用して、的確なタイミングで、かつ、的確な方法で、各対応処理を実行する。以下、記録装置11の処理について、各対応処理の具体的な内容、及び、各対応処理で使用するデータ(ファイル)の具体的な内容の説明と共に、説明する。
図6は、電源投入後の記録装置11の動作を示すフローチャートである。
図6に示すように、電源のオン(ステップSX2)に伴って記録装置11が起動すると、所定のOSが起動し、さらに、基幹システムKSが起動する(ステップSD1)。
基幹システムKSの起動後、制御部20は、USBメモリーUMが接続された状態であるか、すなわち、USBメモリーUMが接続された状態で、電源がオンされたか否かを判別する(ステップSD2)。
電源オン時にUSBメモリーUMが接続された状態である場合(ステップSD2:YES)、制御部20は、復元処理を実行する(ステップSD3)。
復元処理は、詳細は後述するが、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する処理である。
このように、本実施形態では、USBメモリーUMを接続した状態で記録装置11の電源をオンするという、USBメモリーUMの脱着可能という特性を利用した作業が行われれば、復元処理が自動で実行される。このため、ユーザーは、所定の方法で表示されたユーザーインターフェースに、復元処理を実行させるのに必要な情報や、復元処理の開始の指示を入力するといった煩雑な作業を行う必要がなく、ユーザーの利便性が高い。また、USBメモリーUMを接続した状態で記録装置11の電源をオンしなければ、復元処理が行われないため、意図せず誤って、復元処理が実行されることを抑制できる。
復元処理の実行後、制御部20は、復元された基幹システムKSが起動し、記録装置11が稼働状態となる(ステップSD4)。稼働状態とは、基幹システムKSの機能により、記録装置11が、記録処理や、通信処理等の各種処理を実行できる状態のことをいう。
その後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ移行する。ステップSD10以降の処理については、後述する。
一方、電源オン時にUSBメモリーUMが接続された状態ではない場合(ステップSD2:NO)、記録装置11が稼働状態となる(ステップSD5)。
記録装置11の稼働中、制御部20は、USBメモリーUMが接続されたか否かを監視する(ステップSD6)。
USBメモリーUMが接続されたことを検出した場合(ステップSD6:YES)、制御部20は、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態にあるか否かを判別する(ステップSD7)。
初期設定ファイルは、基本データKDが有するデータのうち、初期化が可能なデータの初期化に利用するファイルである。データの初期化とは、例えば、通信設定ファイルTFについては、通信の設定に関する設定項目のそれぞれに、設定値として初期値をセットすることをいう。また、データの初期化とは、例えば、記録動作設定ファイルSFについては、記録動作の設定に関する設定項目のそれぞれに、設定値として初期値をセットすることをいう。
USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態にある場合(ステップSD7:YES)、制御部20は、初期設定処理を実行する(ステップSD8)。
初期設定処理は、初期設定ファイルに基づいて、基本データKDが有する各データを初期化する処理である。
初期設定処理の実行後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ移行する。ステップSD10以降の処理については、後述する。
このように、本実施形態では、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納されたUSBメモリーUMを記録装置11に接続するという、USBメモリーUMの脱着可能という特性を利用した作業が行われれば、初期設定処理が自動で実行される。このため、ユーザーは、所定の方法で表示されたユーザーインターフェースに、初期設定処理を実行させるのに必要な情報や、初期設定処理の開始の指示を入力するといった煩雑な作業を行う必要がなく、ユーザーの利便性が高い。また、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納されたUSBメモリーUMを接続しなければ、初期設定処理が行われないため、意図せず誤って、初期設定処理が実行されることを抑制できる。
ステップSD7において、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態にない場合(ステップSD7:NO)、制御部20は、作成格納処理を実行する(ステップSD9)。
作成格納処理において、制御部20は、基幹システムKSの復元ファイル(以下、「基幹復元ファイル」という。)を生成する。基幹復元ファイルは、いわゆるバックアップファイルであり、後述する復元処理で用いることにより、基幹システムKSの状態を、復元ファイルを生成したときの基幹システムKSの状態に復元できる。基幹復元ファイルは、基本制御システムBSの復元用の復元ファイル(以下、「システム復元ファイル」という。)と、基本データKDの復元用の復元ファイル(以下、「データ復元ファイル」という。)と、を有する。
基幹復元ファイルの生成後、制御部20は、記録装置11のシリアル番号を取得する。シリアル番号とは、記録装置11の製造段階で、記録装置11に一意に割り振られる識別情報である。シリアル番号を示す情報は、所定の記憶領域に記憶される。
次いで、制御部20は、生成した基幹復元ファイルを、取得したシリアル番号と関連付けてUSBメモリーUMに格納する。例えば、関連付けは、基幹復元ファイルのファイル名に、所定のルールに従って、シリアル番号を含めることにより行われる。また例えば、関連付けは、事前にUSBメモリーUMに、基幹復元ファイルのファイル名と、シリアル番号とを関連付けたテーブルのデータが格納され、当該テーブルに、生成した基幹復元ファイルのファイル名と、取得したシリアル番号とを関連付けるレコードを生成することにより行われる。
作成格納処理の実行後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ移行する。ステップSD10以降の処理については、後述する。
このように、本実施形態では、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納された状態にないUSBメモリーUMを記録装置11に接続するという、USBメモリーUMの脱着可能という特性を利用した作業が行われれば、作成復元処理が自動で実行される。このため、ユーザーは、所定の方法で表示されたユーザーインターフェースに、作成格納処理を実行させるのに必要な情報や、作成格納処理の開始の指示を入力するといった煩雑な作業を行う必要がなく、ユーザーの利便性が高い。また、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納された状態にないUSBメモリーUMを接続しなければ、作成格納処理が行われないため、意図せず誤って、作成格納処理が実行されることを抑制できる。
ステップSD10に示すように、記録装置11の稼働中、制御部20は、基幹システムKSに変更があったか否かを監視する(ステップSD10)。基幹システムKSの変更とは、例えば、基本制御システムBSのバージョンの変更や、基本データKDが有するデータの内容の変更である。
基幹システムKSに変更があった場合、制御部20は、USBメモリーUMに、記録装置11のシリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にあるか否かを判別する(ステップSD11)。
シリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にある場合(ステップSD11:YES)、制御部20は、変更後の基幹システムKSに基づいて、シリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルを更新する(ステップSD12)。その後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ戻す。
これにより、USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが、変更後の基幹システムKSに対応したファイルとなる。
シリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にない場合(ステップSD11:NO)、制御部20は、変更後の基幹システムKSに基づいて、基幹復元ファイルを作成し、シリアル番号と関連付けてUSBメモリーUMに格納する(ステップSD13)。その後、制御部20は、処理手順をステップSD10へ戻す。
これにより、USBメモリーUMに、変更後の基幹システムKSに対応した基幹復元ファイルが、シリアル番号と関連付けて格納される。
次に、ステップSD3の復元処理について詳述する。
図7は、復元処理を詳細に説明するフローチャートである。
図7に示すように、制御部20は、記録装置11のシリアル番号を取得する(ステップSE1)。
次いで、制御部20は、デバイス通信部24を制御して、USBメモリーUMにアクセスし、ステップSE1で取得したシリアル番号と関連付けて格納された基幹復元ファイルがあるか否かを判別する(ステップSE2)。
シリアル番号と関連付けて格納された基幹復元ファイルがある場合(ステップSE2:YES)、制御部20は、シリアル番号と関連付けて格納された基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE3)。
その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。詳細は後述するが、復元実行処理は、特定された基幹復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する処理である。
このように、本実施形態では、1のシリアル番号の1の記録装置11は、USBメモリーUMに当該1のシリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルがある場合、基幹復元ファイルを用いて基幹システムKSを復元する。このため、ユーザーは、1の記録装置11に、当該1の記録装置11に対応する基幹復元ファイルに基づく復元実行処理を実行させたい場合、以下の処理を実行すればよい。ユーザーは、USBメモリーUMに、当該1の記録装置11の1のシリアル番号と関連付けて基幹復元ファイルを格納し、記録装置11にUSBメモリーUMを接続した状態で記録装置11を起動(電源オン)すればよい。
特に、複数の記録装置11のそれぞれに、個別の基幹復元ファイルを用いて、復元実行処理を実行させる場合、ユーザーは、以下の処理を実行すればよい。ユーザーは、各記録装置11のシリアル番号と関連付けて、各記録装置11に対応する基幹復元ファイルをUSBメモリーUMに格納する。そして、各記録装置11について、記録装置11にUSBメモリーUMを接続した状態で記録装置11を起動(電源オン)すればよい。このような、簡易な作業を行うことにより、各記録装置11に、対応する個別の基幹復元ファイルを用いて、復元実行処理を実行させることができる。
ステップSE2において、USBメモリーUMに、ステップSE1で取得したシリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納された状態にない場合(ステップSE2:NO)、制御部20は、以下の判別を行う(ステップSE4)。制御部20は、USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが「1つ」であるか否かを判別する(ステップSE4)。
USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが「1つ」である場合(ステップSE4:YES)、制御部20は、その1つの基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE5)。その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。
このように、本実施形態では、USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが「1つ」である場合、制御部20は、その1つの基幹復元ファイルを用いて基幹システムKSを復元する。これにより、以下の効果を奏する。
すなわち、POSシステム1が適用された店舗が小規模であり、店舗に1台の記録装置11が設けられた場合、ユーザーは、この1台の記録装置11の基幹システムKSの復元用に、以下のUSBメモリーUMを準備すればよい。すなわち、ユーザーは、1台の記録装置11に対応する1つの基幹復元ファイルが、当該1台の記録装置11のシリアル番号と関連付けられることなく格納されたUSBメモリーUMを用意すればよい。このため、ユーザーは、1台の記録装置11のシリアル番号と、対応する基幹復元ファイルとを関連付ける作業(ファイル名の変更や、関連付けを管理するテーブルの改変)を行う必要がなく、ユーザーの利便性が向上する。
ステップSE4において、USBメモリーUMに格納された基幹復元ファイルが複数である場合(ステップSE4:NO)、制御部20は、格納された複数の基幹復元ファイルのうち、ユーザーに指定された基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE6)。
詳述すると、制御部20は、タブレット端末10に対して、複数の基幹復元ファイルのそれぞれのファイル名を含み、いずれかのファイルを選択(指定)させるユーザーインターフェースの表示を指示する制御データを、タブレット端末10に送信する。タブレット端末10の端末制御部26のブラウザー実行部261は、制御データを受信する。ブラウザー実行部261は、受信した制御データに基づいて、タッチパネル28に、複数の基幹復元ファイルのファイル名を表示し、いずれかのファイル名を選択できるユーザーインターフェースを表示する。ユーザーは、当該ユーザーインターフェースを利用して、いずれかの基幹復元ファイルのファイル名を選択する。ブラウザー実行部261は、ユーザーに選択されたファイル名を含むデータを、記録装置11に送信する。記録装置11の制御部20は、データを受信する。制御部20は、データに含まれるファイル名の基幹復元ファイルを、基幹システムKSの復元に用いるファイルとして特定する(ステップSE6)。その後、制御部20は、処理手順をステップSE7へ移行し、復元実行処理を実行する。
このように、本実施形態では、制御部20は、USBメモリーUMに、対応するシリアル番号と関連付けられた基幹復元ファイルが格納されておらず、また、格納された基幹復元ファイルが「1つ」ではない場合、ユーザーにより指定された基幹復元ファイルに基づいて復元実行処理を実行する。このため、所定の場合に、ユーザーが意図しない基幹復元ファイルに基づいて、復元実行処理が実行されることを防止できる。
次いで、ステップSD7の復元実行処理について、詳述する。
図8は、復元実行処理を詳細に説明するフローチャートである。
以下の図8を用いた説明において、図7のステップSE3、ステップSE5、又は、ステップSE6で制御部20が特定した基幹復元ファイルを、「特定基幹復元ファイル」と表現する。
図8に示すように、制御部20は、記録装置11に実装された基幹システムKSの基本制御システムBSのバージョンと、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイル(基本制御システムBSの復元用の復元ファイル)の基本制御システムBSのバージョンと、が一致するか否かを判別する(ステップSF1)。
バージョンが一致する場合(ステップSF1:YES)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するデータ復元ファイル(基本データKDの復元用の復元ファイル)に基づいて、基本データKDを復元する。
このように、バージョンが一致する場合は、制御部20は、基本制御システムBSの復元は行わず、基本データKDの復元を実行する。これにより以下の効果を奏する。すなわち、上述したように、基本制御システムBSについて、同一のバージョンの基本制御システムBSの内容は同一である。従って、記録装置11に実装された基本制御システムBSのバージョンと、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイルの基本制御システムBSのバージョンとが一致する場合は、これらシステムの内容は一致する。この場合、基本制御システムBSの復元を実行しないことにより、復元実行処理に要する時間の短縮化を図れる。
一方、バージョンが一致しない場合(ステップSF1:NO)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイルの基本制御システムBSのバージョンの方が、記録装置11に実装された基本制御システムBSのバージョンよりも大きいか否かを判別する(ステップSF3)。
大きい場合(ステップSF3:YES)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイルに基づいて、記録装置11の基本制御システムBSについて、システムのバージョンのアップグレードを伴う復元を実行する(ステップSF4)。その後、制御部20は、処理手順をステップSF2へ移行し、データ復元ファイルに基づいて、基本データKDを復元する。これにより、特定基幹復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元が完了する。
小さい場合(ステップSF3:NO)、制御部20は、特定基幹復元ファイルが有するシステム復元ファイルに基づいて、記録装置11の基本制御システムBSについて、システムのバージョンのダウングレードを伴う復元を実行する(ステップSF5)。その後、制御部20は、処理手順をステップSF2へ移行し、データ復元ファイルに基づいて、基本データKDを復元する。これにより、特定基幹復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元が完了する。
以上説明したように、本実施形態に係る記録装置11は、ロール紙(記録媒体)に記録するプリンターユニット21(記録部)と、USBメモリーUM(外部記憶媒体)が接続された状態で記録装置11が起動された場合、USBメモリーUMに復元ファイルが格納された状態にあれば、復元ファイルに基づいて、プリンターユニット21を制御するファームウェアFW(制御プログラム)を少なくとも有する基本制御システムBSと、基本制御システムBSが使用する基本データKDとを含んで構成される基幹システムKSを復元する復元処理を実行し、記録装置11の稼働中にUSBメモリーUMが接続された場合、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態にあれば、初期設定ファイルに基づいて基幹システムの初期設定を実行し、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態になければ、基幹システムKSを復元する復元ファイルを作成しUSBメモリーUMに格納する制御部20と、を備える。
この構成によれば、USBメモリーUMの脱着可能という特性を利用して、ユーザーは、記録装置11に、USBメモリーUMを利用した復元ファイルによる復元、初期設定ファイルによる初期設定、及び、復元ファイルの作成、格納を実行させることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、USBメモリーUMが接続された状態で記録装置11が稼働しているときに、基幹システムKSに変更があった場合、USBメモリーUMに復元ファイルが格納された状態にあれば、変更後の基幹システムKSに基づいて復元ファイルを更新し、USBメモリーUMに復元ファイルが格納された状態になければ、変更後の基幹システムKSに基づいて復元ファイルを作成し、USBメモリーUMに格納する。
この構成によれば、USBメモリーUMに格納された復元ファイルを、基幹システムKSの変更を反映したファイルとすることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、復元処理を実行する場合、実装する基本データKDは、復元ファイルに基づいて復元し、実装する基本制御システムBSは、復元ファイルが有する基本制御システムBSとバージョンが異なるときに、復元ファイルに基づいて復元する。
この構成によれば、不必要に基本制御システムBSが復元されることを防止でき、復元処理に要する時間を短縮できる。
また、本実施形態に係る記録装置11は、記録媒体に記録するプリンターユニット21(記録部)と、接続されたUSBメモリーUM(外部記憶媒体)に格納された復元ファイルに基づいて、ファームウェアFW(制御プログラム)を少なくとも有する基本制御システムBSと基本制御システムBSが使用する基本データKDとを含んで構成される基幹システムKSを復元する復元処理を実行する制御部20と、を備える。制御部20は、復元処理の実行に際し、USBメモリーUMに復元ファイルが1つ格納された状態にある場合、格納された1つの復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元し、USBメモリーUMに復元ファイルが、シリアル番号と関連付けて、複数、格納された状態にある場合、自身のシリアル番号と関連付けて格納された復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する。
この構成によれば、記録装置11について、USBメモリーUMに格納された復元ファイルに基づく基幹システムKSの復元に際し、記録装置11に対応する復元ファイルを用いて復元を実行できる。
また、本実施形態では、制御部20は、USBメモリーUMが接続された状態で起動された場合に、復元処理を実行する。
この構成によれば、ユーザーは、USBメモリーUMを接続した状態で、記録装置11を起動することにより、記録装置11に復元処理を実行させることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、複数の復元ファイルが、シリアル番号と関連付けられない状態で、USBメモリーUMに格納された状態にある場合、指定された復元ファイルに基づいて、基幹システムKSを復元する。
この構成によれば、所定の場合に、ユーザーは、ユーザーが指定された復元ファイルにより、システムを復元させることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、稼働中にUSBメモリーUMが接続された場合、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態にあれば、初期設定ファイルに基づいて基幹システムKSの初期設定を実行し、USBメモリーUMに初期設定ファイルが格納された状態になければ、基幹システムKSを復元する復元ファイルを作成し、自身のシリアル番号と関連付けてUSBメモリーUMに格納する。
この構成によれば、ユーザーは、記録装置11の稼働中に、初期設定ファイルが格納された状態にないUSBメモリーUMを接続することにより、復元ファイルの作成、格納を実行させることができる。
また、本実施形態では、制御部20は、USBメモリーUMが接続された状態で稼働しているときに、基幹システムKSに変更があった場合、USBメモリーUMに自身のシリアル番号と関連付けられた復元ファイルが格納された状態にあれば、変更後の基幹システムKSに基づいて自身のシリアル番号と関連付けられた前記復元ファイルを更新し、USBメモリーUMにシリアル番号と関連付けられた復元ファイルが格納された状態になければ、変更後の基幹システムKSに基づいて復元ファイルを作成し、自身のシリアル番号と関連付けてUSBメモリーUMに格納する。
本発明の構成によれば、USBメモリーUMに、シリアル番号と関連付けて、変更後の基幹システムKSが反映された復元ファイルが格納された状態とできる。
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能である。
例えば、上述した実施形態では、外部記憶媒体は、USBメモリーUMであった。しかしながら、外部記憶媒体は、記録装置11に対して脱着可能であり、データを記憶可能であれば、どのような装置であってもよい。
また、上述した実施形態では、記録装置11のプリント方式は、サーマル方式であった。しかしながら、プリント方式は、サーマル方式に限定されない。
また、説明した各機能ブロックはハードウェアとソフトウェアにより任意に実現可能であり、特定のハードウェア構成を示唆するものではない。
11…記録装置、20…制御部、21…プリンターユニット(記録部)、UM…USBメモリー(外部記憶媒体)。

Claims (5)

  1. 記録媒体に記録する記録部と、
    外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、
    稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、
    稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納し、
    稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、接続されている前記外部記憶媒体に、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを格納する制御部と、
    を備えることを特徴とする記録装置。
  2. 前記制御部は、
    前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが1つ格納された状態にある場合、前記外部記憶媒体に格納された前記復元ファイルに基づいて前記基幹システムを復元し、
    前記外部記憶媒体に前記記録装置自身の識別情報と関連付けられた前記復元ファイルが格納された状態にある場合、前記記録装置自身の識別情報と関連付けられた前記復元ファイルに基づいて前記基幹システムを復元する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の記録装置。
  3. 前記制御部は、
    稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、
    前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態にあれば、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを更新し、
    前記外部記憶媒体に前記復元ファイルが格納された状態になければ、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを作成し、前記外部記憶媒体に格納する
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の記録装置。
  4. 前記制御部は、
    前記復元処理を実行する場合、
    実装されている前記基本制御システム、前記復元ファイルが有する前記基本制御システムとバージョンが異なるときに、前記復元ファイルに基づいて前記基本制御システムを復元し、
    実装されている前記基本制御システムと、前記復元ファイルが有する前記基本制御システムとのバージョンの差異に拘わらず、実装されている前記基本データを前記復元ファイルに基づいて復元する、
    ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の記録装置。
  5. 記録媒体に記録する記録部を有する記録装置の制御方法であって、
    外部記憶媒体が接続された状態で起動された場合、前記外部記憶媒体に復元ファイルが格納された状態にあれば、前記復元ファイルに基づいて、前記記録部を制御する制御プログラムを有する基本制御システムと前記基本制御システムが使用する基本データとを含んで構成される基幹システムを復元する復元処理を実行し、
    稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合前記外部記憶媒体に初期設定ファイルが格納された状態にあれば、前記初期設定ファイルに基づいて前記基幹システムの初期設定を実行し、
    稼働中に前記外部記憶媒体が接続された場合、前記外部記憶媒体に前記初期設定ファイルが格納された状態になければ、前記基幹システムを復元する前記復元ファイルを作成し前記外部記憶媒体に格納し、
    稼働中に前記基幹システムに変更があった場合、接続されている前記外部記憶媒体に、変更後の前記基幹システムに基づいて前記復元ファイルを格納する、
    ことを特徴とする記録装置の制御方法。
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