JP5855932B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents
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Description
(1)トレッド部に、タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と、タイヤ幅方向に沿って延びる複数本の幅方向溝とを配設して、前記少なくとも2本の周方向溝のうち、タイヤ赤道に近い方から2本の周方向溝間に複数個の中央ブロックからなる中央ブロック列と、トレッド端と該トレッド端に最も近い周方向溝との間に複数個の側方ブロックからなる側方ブロック列とをそれぞれ区画形成し、前記複数個のブロックの各々に、タイヤ幅方向に延びる3本以上のサイプを配設してなる空気入りタイヤであって、各ブロックに配設した前記3本以上のサイプは、タイヤ周方向最外側に位置する2本の外側サイプと、該外側サイプ以外の内側サイプとで構成され、前記各ブロックにおいて、前記2本の外側サイプの深さが、いずれの内側サイプの深さよりも浅く、前記中央ブロックにおける前記2本の外側サイプの深さがいずれも、前記側方ブロックにおける前記2本の外側サイプの深さよりも深く、前記側方ブロックにおける、内側サイプの少なくとも1本の深さが、前記中央ブロックにおける、内側サイプのいずれかの深さと等しいことを特徴とする空気入りタイヤ。
図1〜図3を用いて、本発明の一実施形態である空気入りタイヤ1を説明する。本発明の空気入りタイヤは、トレッド部に、タイヤ周方向Cに沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と、タイヤ幅方向Wに沿って延びる複数本の幅方向溝とを配設する。図1に示す本実施形態の空気入りタイヤ1は、トレッド部2に、4本の周方向溝11a,11b,12a,12bと、複数本の各幅方向溝21,22a,22b,23a,23bを配設する。周方向溝11aと11bおよび12aと12bは、タイヤ赤道CLを基準に線対称に配設されており、周方向11a,11bの溝幅中心線は、タイヤ赤道CLからトレッド幅の20%の距離に位置し、周方向12a,12bの溝幅中心線は、タイヤ赤道CLからトレッド幅の60%の距離に位置する。周方向溝11a,11b,12a,12bは、いずれもタイヤ周方向に平行な直線状であり、同一の溝幅および溝深さを有している。複数本の幅方向溝21,22a,22b,23a,23bは、タイヤ幅方向に平行な直線状であり、周方向に等間隔に配設されている。また、同一の溝幅および溝深さを有している。
図4を用いて、実施形態2にかかる空気入りタイヤを説明する。この空気入りタイヤは、図4(b)に示す側方ブロック32aおよび不図示の側方ブロック32bにおける複数本の内側サイプのうち、1本のサイプ64の深さd64が3mmとなっている以外は、実施形態1と同様である。このように、側方ブロックの内側サイプの少なくとも1本の深さが、中央ブロック31における内側サイプ53,54,55のいずれの深さよりも浅いことが好ましい。側方ブロックのサイプ63,65については、中央ブロックの内側サイプ53〜55と同じ深さとしつつも、サイプ64についてはこれらより浅くすることによって、側方ブロックの剛性をより高くし、センター摩耗を抑制する効果をより高めることができる。
図5を用いて、実施形態3にかかる空気入りタイヤを説明する。この空気入りタイヤでは、複数個のブロックの各々に配設されるサイプは、タイヤ幅方向位置により深さが変化するサイプである。トレッドパターンとサイプの配設態様は、図1,図2に示した実施形態1と同様である。
実施形態1〜3において説明したタイヤを実施例1〜3とした。中央ブロックおよび側方ブロックのサイプの深さは表1に示した。中間ブロックのサイプ深さは、外側サイプが3mm、内側サイプが9mmとした。
中央ブロックおよび側方ブロックのサイプの深さが本発明の条件を満たさないタイヤとして、表1に示すサイプ深さのタイヤを用意した。トレッドパターンおよびサイプ配設態様は、図1,2に示した本発明のタイヤと同様である。
摩耗性能は、乾燥路面を1万キロ走行後に、側方ブロックの摩耗量と中央ブロックの摩耗量との差を測定し、比較例1の前記摩耗量の差を100とした指数で示している。当該指数は、数値が大きいほどセンター摩耗が少なく良好な結果であることを示している。
氷上性能は、新品タイヤを装着した車両にて氷板路面上を時速20km/hからフル制動したときの制動距離を測定し、その測定した距離から評価した。その評価結果を表1に示す。表1中の評価は、比較例1の結果を100として指数で表したものであり、数値が大きいほど氷上性能が良好であることを示す。雪上性能は、新品タイヤを装着した車両を、プロのテストドライバーが雪上を運転し、比較例1を100として指数表示した。なお、この数値は高い程、操縦安定性に優れることを示している。
トレッド部が約3mm摩耗して、実施例1〜3については各ブロックの外側サイプが消失した状態で、同様に氷上性能および雪上性能を測定した。使用初期と同様の指数表示で、結果を表1に示す。
2 トレッド部
11a,11b タイヤ赤道に近い周方向溝
12a,12b トレッド端に近い周方向溝
21 幅方向溝
22a,22b 幅方向溝
23a,23b 幅方向溝
31 中央ブロック
32a,32b 側方ブロック
33a,33b 中間ブロック
41 中央ブロック列
42a,42b 側方ブロック列
51,52 中央ブロックの外側サイプ
53〜55 中央ブロックの内側サイプ
61,62 側方ブロックの外側サイプ
63〜65 側方ブロックの内側サイプ
Claims (4)
- トレッド部に、
タイヤ周方向に沿って延びる少なくとも2本の周方向溝と、タイヤ幅方向に沿って延びる複数本の幅方向溝とを配設して、前記少なくとも2本の周方向溝のうち、タイヤ赤道に近い方から2本の周方向溝間に複数個の中央ブロックからなる中央ブロック列と、トレッド端と該トレッド端に最も近い周方向溝との間に複数個の側方ブロックからなる側方ブロック列とをそれぞれ区画形成し、
前記複数個のブロックの各々に、タイヤ幅方向に延びる3本以上のサイプを配設してなる空気入りタイヤであって、
各ブロックに配設した前記3本以上のサイプは、タイヤ周方向最外側に位置する2本の外側サイプと、該外側サイプ以外の内側サイプとで構成され、前記各ブロックにおいて、前記2本の外側サイプの深さが、いずれの内側サイプの深さよりも浅く、
前記中央ブロックにおける前記2本の外側サイプの深さがいずれも、前記側方ブロックにおける前記2本の外側サイプの深さよりも深く、
前記側方ブロックにおける、内側サイプの少なくとも1本の深さが、前記中央ブロックにおける、内側サイプのいずれかの深さと等しい
ことを特徴とする空気入りタイヤ。 - 前記中央ブロックには複数本の内側サイプが形成され、該中央ブロックにおける該内側サイプの深さが全て等しい請求項1に記載の空気入りタイヤ。
- 前記側方ブロックには複数本の内側サイプが形成され、該内側サイプの少なくとも1本の深さが、前記中央ブロックにおける内側サイプのいずれの深さよりも浅い請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
- 前記複数個のブロックの各々に配設されるサイプは、タイヤ幅方向位置により深さが変化するサイプである請求項1乃至3のいずれか1項に記載の空気入りタイヤ。
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