JP4918261B2 - 空気入りタイヤ - Google Patents

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Description

本発明は、スタッドレスタイヤ等の空気入りタイヤに係わり、特に、氷雪上性能と耐偏摩耗性能の両方に優れた空気入りタイヤに関する。
空気入りタイヤの一例としてスタッドレスタイヤの一般的な構成について説明すると、次のようになる。
即ち、前記スタッドレスタイヤにおけるトレッドには、タイヤ周方向へ延びた複数本の周方向主溝が設けられている。また、前記トレッドには、複数本のラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられており、各々の前記ラグ溝は、隣接関係にある一対の前記周方向主溝を繋ぐようにタイヤ幅方向へそれぞれ延びている。そして、隣接関係にある一対の前記周方向主溝及び複数本の前記ラグ溝によって、複数のブロックが前記タイヤ周方向に沿って区画されている。更に、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を向上させるために、各々の前記ブロックには、前記タイヤ幅方向へ延びた複数本のサイプが形成されている。
なお、本発明に関連する先行技術として特許文献1に示すのもがある。
特開2002−362114号公報
ところで、氷雪上におけるトラクション性能及びブレーキ性能、換言すれば、氷雪上性能を向上させるためには、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を向上させて、かつ前記タイヤ周方向の前記ブロックの剛性(ブロック剛性)を高めて前記ブロックの変形を抑制することが有効であることが知られている。
しかしながら、前記ブロックを小さくしたり、前記サイプの本数を増やしたりすることによって、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を向上させようとすると、前記タイヤ周方向の前記ブロックの剛性が低下して前記ブロックの変形が大きくなって、氷雪上性能の向上につながらず、前記ブロックにおけるヒールアンドトウ摩耗が生じ易くなって、耐偏摩耗性能の低下を招くことになる。即ち、耐偏摩耗性能を十分に維持しつつ、氷雪上性能を向上させることは極めて困難であるという問題がある。
そこで、本発明は、前述の問題を解決するために、前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性を高めて、前記ブロックの変形を十分に抑制しつつ、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を十分に向上させることができる、新規な構成の空気入りタイヤを提供することを目的とする。
本発明の第1の特徴(請求項1に記載の発明の特徴)は、トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の周方向主溝が設けられた空気入りタイヤにおいて、前記トレッドにタイヤ幅方向へ延びた複数本の第1ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、各々の前記第1ラグ溝の片端が隣接関係にある一対の前記周方向主溝のうちの一方の前記周方向主溝にそれぞれ開口し、前記トレッドに前記タイヤ幅方向へ延びた複数本の第2ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、各々の前記第2ラグ溝の片端が隣接関係にある一対の前記周方向主溝のうちの他方の前記周方向主溝にそれぞれ開口し、前記トレッドに対応関係にある前記第1ラグ溝と前記第2ラグ溝を繋ぐ複数本の中間サイプが前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて形成され、隣接関係にある一対の前記周方向主溝、複数本の前記第1ラグ溝、複数本の前記第2ラグ溝、及び複数本の前記中間サイプによって複数のブロックが前記タイヤ周方向に沿って区画され、各々の前記ブロックに前記タイヤ周方向へ延びた周方向サイプがそれぞれ形成され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して40°以上かつ90°以下に傾斜した傾斜部をそれぞれ有し、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の小ブロックに分割され、各々の前記周方向サイプは、前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有しており、各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の幅方向サイプがそれぞれ形成されたことである。
また、更に好適には、傾斜部は、前記タイヤ周方向に対して60°以上かつ90°以下に傾斜していることが望ましい。
ここで、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して40°以上傾斜したとしたのは、前記傾斜部が前記タイヤ周方向に対して40°未満しか傾斜していないとすると、後述のブロックの変形抑制作用を十分に発揮できないという、新規な知見に基づくものである。なお、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して90°以下に傾斜したとしたのは、前記傾斜部が前記タイヤ周方向に対して90°を越えて傾斜すると、前記ブロックの剛性が局所的に著しく低下するからである。
また、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して40°以上傾斜したことにしているが、前記タイヤ周方向に対して60°以上傾斜していることが好ましい。これは、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して60°以上傾斜させると、トラクション方向へ力をかけた時の前記タイヤの平均エッジ圧をより十分に向上させることができるという、新規な知見に基づくものである。なお、平均エッジ圧は有限要素法による計算,又は感圧紙を用いた実験によって求められる。
第1の特徴によると、前記トレッドにタイヤ幅方向へ延びた複数本の前記第1ラグ溝及び前記タイヤ幅方向へ延びた複数本の前記第2ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いてそれぞれ設けられているため、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を十分に向上させることができる。
また、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の前記小ブロックに分割され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して傾斜した前記傾斜部をそれぞれ有しているため、各々の前記ブロックがそれぞれ接地する際に、一対の前記小ブロックのうちの一方の前記小ブロックにおける前記傾斜部側の壁面と、他方の前記小ブロックにおける前記傾斜部側の壁面とが支え合って、前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性を高めて、前記ブロックの変形を抑制することができる(ブロックの変形抑制作用)。特に、前記傾斜部が前記タイヤ周方向に対して40°以上傾斜しているため、前述のブロック変形作用を十分に発揮させることができる。
本発明の第2の特徴(請求項2に記載の発明の特徴)は、トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の周方向主溝が設けられた空気入りタイヤにおいて、前記トレッドに隣接関係にある一対の前記周方向主溝を繋ぐようにタイヤ幅方向へ延びた複数本のラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、隣接関係にある一対の前記周方向主溝及び複数本の前記ラグ溝によって複数のブロックが前記タイヤ周方向に沿って区画され、各々の前記ブロックに前記タイヤ周方向へ延びた周方向サイプがそれぞれ形成され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して40°以上かつ90°以下に傾斜した傾斜部をそれぞれ有し、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の小ブロックに分割され、各々の前記周方向サイプは、前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有しており、各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の幅方向サイプがそれぞれ形成されたことである。
また、更に好適には、傾斜部は、前記タイヤ周方向に対して60°以上かつ90°以下に傾斜していることが望ましい。
ここで、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して40°以上かつ90°以下に傾斜したとしたのは、前述の第1の特徴と同様の理由によるものである。
また、前述の第1の特徴と同様に、前記傾斜部を前記タイヤ周方向に対して40°以上傾斜したとしたことにしているが、前記タイヤ周方向に対して60°以上傾斜していることがより好ましい。
第2の特徴によると、前記トレッドにタイヤ幅方向へ延びた複数本の前記ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いてそれぞれ設けられているため、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を十分に向上させることができる。
また、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の前記小ブロックに分割され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して傾斜した前記傾斜部をそれぞれ有してあって、前記傾斜部が前記タイヤ周方向に対して40°以上傾斜しているため、前述のブロック変形作用を十分に発揮させることができる。
本発明の第3の特徴(請求項3に記載の発明の特徴)は、第1の特徴又は第2の特徴の加えて、各々の前記周方向サイプは、前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有していることである。
第3の特徴によると、各々の前記周方向サイプは前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有しているため、前述のブロック変形抑制作用をより十分に発揮させることができる。
本発明の第4の特徴(請求項4に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第3の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、各々の前記周方向サイプは、点対称形状にそれぞれなっていることである。
第4の特徴によると、各々の前記周方向サイプは点対称形状にそれぞれなっているため、前述のブロック変形抑制作用をより十分に発揮させることができる。
本発明の第5の特徴(請求項5に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第4の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の幅方向サイプがそれぞれ形成されたことである。
本発明の第5の特徴によると、各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の前記幅方向サイプがそれぞれ形成されているため、前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性の低下を抑えつつ、前記タイヤ幅方向のエッジ成分をより十分に向上させることができる。
本発明の第6の特徴(請求項6に記載の発明の特徴)は、第5の特徴に加えて、前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%以上でかつ80%以下になっていることである。
ここで、前記幅方向サイプの深さを前記周方向主溝の深さの80%以下としたのは、前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの80%を越えると、前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性が著しく低下するからである。なお、前記幅方向サイプの深さを前記周方向主溝の深さの50%以上としたのは、前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%未満であると、前記幅方向サイプがSNOWプラットホームよりも浅くなり,氷雪上走行タイヤとして使用できなくなるためである。
本発明の第7の特徴(請求項7に記載の発明の特徴)は、第1の特徴から第6の特徴のうちのいずれかの特徴に加えて、前記周方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%以上でかつ80%以下になっていることである。
ここで、前記周方向サイプの深さを前記周方向主溝の深さの80%以下としたのは、前記周方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの80%を越えると、前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性が著しく低下するからである。なお、前記周方向サイプの深さを前記周方向主溝の深さの50%以上としたのは、前記周方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%未満であると、前記周方向サイプがSNOWプラットホームよりも浅くなり,氷雪上走行タイヤとして使用できなくなるためである。
請求項1から請求項7のうちのいずれかの請求項に記載の発明によれば、前記タイヤ幅方向のエッジ成分を十分に向上させつつ,前記タイヤ周方向における前記ブロックの剛性を高めて、前記ブロックの変形を十分に抑制できるため、耐偏摩耗性能を十分に維持しつつ、氷雪上性能を容易に向上させることができる。
本発明の実施形態について図1から図4を参照して説明する。
ここで、図1は、本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図、図2は、本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤの要部の拡大図、図3は、本発明の実施形態に係わる別態様の空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図、図4は、傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角と、タイヤ周方向におけるブロック剛性(センターブロックのブロック剛性又はセカンドブロックのブロック剛性)及びトラクション方向へ力を加えた時の平均エッジ圧との関係を示す図である。なお、図面中、「L」は、左方向を指し、「R」は、右方向を指す。
図1に示すように、本発明の実施形態に係わるスタッドレスタイヤ等の空気入りタイヤ1におけるトレッド3の中央部には、タイヤ周方向Cへ延びた一対のセンター周方向主溝5(左寄りのセンター周方向主溝5と右寄りのセンター周方向主溝5)がタイヤ赤道線Sを挟むように設けられており、トレッド3の左右のショルダー部には、タイヤ周方向Cへ延びた一対のショルダー周方向主溝7(左寄りのショルダー周方向主溝7と右寄りのショルダー周方向主溝7)が一対のセンター周方向主溝5を挟むように設けられている。
トレッド3のセンター部には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第1センターラグ溝9がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられており、各々の第1センターラグ溝9の片端(左端)は、左寄りのセンター周方向主溝5にそれぞれ開口してある。また、トレッド3のセンター部には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第2センターラグ溝11がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられており、各々の第2センターラグ溝11の片端(右端)は、右寄りのセンター周方向主溝5にそれぞれ開口してある。更に、トレッド3のセンター部には、対応関係にある第1センターラグ溝9と第2センターラグ溝11とを繋ぐ複数本のセンター中間サイプ13がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて形成されている(図中には明確のためにセンター中間サイプ13のサイプ幅を大きく表示してある)。そして、一対のセンター周方向主溝5、複数本の第1センターラグ溝9、複数本の第2センターラグ溝11、及び複数本のセンター中間サイプ13によって、複数のセンターブロック15がタイヤ周方向Cに沿って区画されている。
ここで、トレッド3のセンター部に複数本の第1センターラグ溝9、複数本の第2センターラグ溝11、及び複数本のセンター中間サイプ13が設けられる代わりに、トレッド3のセンター部に一対のセンター周方向主溝5を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた複数本のセンターラグ溝がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられるようにしても差し支えない。この場合には、一対のセンター周方向主溝5及び複数本の前記センターラグ溝によって、複数のセンターブロック15がタイヤ周方向Cに沿って区画されることになる。
図2及び図1に示すように、各々のセンターブロック15には、タイヤ周方向Cへ延びた複数本のセンター周方向サイプ17がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いてそれぞれ形成されており(図中には明確のためにセンター周方向サイプ17のサイプ幅を大きく表示してある)、各々のセンター周方向サイプ17は、センターブロック15の中心部を通りかつタイヤ周方向Cに対して40°以上かつ90°以下の傾斜角θを持つ傾斜部17aをそれぞれ有している。更に、各々のセンター周方向サイプ17は、傾斜部17aの両側に3個以内までの曲がり点(図中には1個の曲がり点)17bをそれぞれ有してあって、各々のセンター周方向サイプ17は、センターブロック15の中心(重心)を基準として点対称形状にそれぞれなっている。そして、各々のセンターブロック15は、センター周方向サイプ17によってタイヤ幅方向Wに一対の小ブロック15mに分割されて、各々の小ブロック15mには、隣接関係にある周方向主溝5とセンター周方向サイプ17を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた1本又は2本のセンター幅方向サイプ(図中には2本のセンター幅方向サイプ)19がそれぞれ形成されている。
ここで、センター周方向サイプ17における傾斜部17aをタイヤ周方向Cに対して40°以上傾斜したとしたのは、傾斜部17aがタイヤ周方向Cに対して40°未満しか傾斜していないとすると、図4に示すように、タイヤ周方向Cにおけるブロック剛性(この場合には、センターブロック15の剛性)を高めて、後述のブロックの変形抑制作用が十分に発揮できないという、新規な知見に基づくものである。一方、センター周方向サイプ17における傾斜部17aをタイヤ周方向Cに対して90°以下に傾斜したとしたのは、傾斜部17aがタイヤ周方向Cに対して90°を越えて傾斜すると、センターブロック15の剛性が局所的に著しく低下するからである。なお、図4中において、傾斜角が0のとき(換言すれば、傾斜部が実質的に存在していないとき)のタイヤ周方向Cにおけるブロック剛性を100とし、数値が大きい程タイヤ周方向Cにおけるブロック剛性が高いことを示している。
また、センター周方向サイプ17における傾斜部17aをタイヤ周方向Cに対して40°以上傾斜したことにしているが、図3に示すように、タイヤ周方向Cに対して60°以上傾斜していることが好ましい。これは、センター周方向サイプ17における傾斜部17aをタイヤ周方向Cに対して60°以上傾斜させると、図4に示すように、トラクション方向へ力をかけた時の平均エッジ圧を十分に高めることができるという、新規な知見に基づくものである。なお、平均エッジ圧は、有限要素法による計算、又は感圧紙を用いた実験によって求められる。
センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19の深さは、周方向主溝5,7の深さの50%以上でかつ80%以下になっている。
ここで、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19の深さを周方向主溝5,7の深さの80%以下としたのは、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19の深さが周方向主溝5,7の深さの80%を越えると、タイヤ周方向Cにおけるセンターブロック15の剛性が著しく低下するからである。なお、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19の深さを周方向主溝5,7の深さの50%以上としたのは、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19の深さが周方向主溝5,7の深さの50%未満であると、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19がSNOWプラットホームよりも浅くなり,氷雪上走行タイヤとして使用できなくなるためである。
図1に示すように、トレッド3のセンター部の左右両側には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第1セカンドラグ溝21(複数本の左寄りの第1セカンドラグ溝21と複数本の右寄りの第1セカンドラグ溝21)がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられており、各々の左寄りの第1セカンドラグ溝21の片端(左端)は、左寄りのショルダー周方向主溝7にそれぞれ開口してあって、各々の右寄りの第1セカンドラグ溝21の片端(左端)は、右寄りのセンター周方向主溝5にそれぞれ開口してある。
また、トレッド3のセンター部の左右両側には、タイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第2セカンドラグ溝23(複数本の左寄りの第2セカンドラグ溝23と複数本の右寄りの第2セカンドラグ溝23)がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられており、各々の左寄りの第2セカンドラグ溝23の片端(右端)は、左寄りのセンター周方向主溝5にそれぞれ開口してあって、各々の右寄りの第2セカンドラグ溝23の片端(右端)は、右寄りのショルダー周方向主溝7にそれぞれ開口してある。
更に、トレッド3のセンター部の左右両側には、対応関係にある第1セカンドラグ溝21と第2セカンドラグ溝23とを繋ぐ複数本のセカンド中間サイプ25(複数本の左寄りのセカンド中間サイプ25と複数本の右寄りのセカンド中間サイプ25)がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられている(図中には明確のためにセカンド中間サイプ25のサイプ幅を大きく表示してある)。
左寄りのショルダー周方向主溝7、左寄りのセンター周方向主溝5、複数本の左寄りの第1セカンドラグ溝21、複数本の左寄りの第2セカンドラグ溝23、及び複数本の左寄りのセカンド中間サイプ25によって、複数の左寄りのセカンドブロック27がタイヤ周方向Cに沿って区画されている。同様に、右寄りのショルダー周方向主溝7、右寄りのセンター周方向主溝5、複数本の右寄りの第1セカンドラグ溝21、複数本の右寄りの第2セカンドラグ溝23、及び複数本の右寄りのセカンド中間サイプ25によって、複数の右寄りのセカンドブロック27がタイヤ周方向Cに沿って区画されている。
ここで、トレッド3のセンター部の左右両側に複数本の第1セカンドラグ溝21、複数本の第2セカンドラグ溝23、及び複数本のセカンド中間サイプ25が設けられる代わりに、トレッド3のセンター部の左右両側に隣接関係にあるセンター周方向主溝5とショルダー周方向主溝7を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた複数本のセカンドラグ溝がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いて設けられるようにしても差し支えない。この場合には、隣接関係にあるセンター周方向主溝5とショルダー周方向主溝7、及び複数本の前記セカンドラグ溝によって、複数のセカンドブロック27がタイヤ周方向Cに沿って区画されることになる。
各々のセカンドブロック27には、タイヤ周方向Cへ延びた複数本のセカンド周方向サイプ29がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いてそれぞれ形成されており(図中には明確のためにセカンド周方向サイプ29のサイプ幅を大きく表示してある)、各々のセカンド周方向サイプ29は、センター周方向サイプ17と同様に、セカンドブロック27の中心部を通りかつタイヤ周方向Cに対して40°以上かつ90°以下に傾斜した傾斜部29aをそれぞれ有している。更に、各々のセカンド周方向サイプ29は、傾斜部29aの両側に3個以内までの曲がり点(図中には2個の曲がり点)29bをそれぞれ有してあって、各々のセカンド周方向サイプ29は、セカンドブロック27の中心(重心)を基準として点対称形状にそれぞれなっている。そして、各々のセカンドブロック27は、セカンド周方向サイプ29によってタイヤ幅方向Wに一対の小ブロック27mに分割されあって、各々の小ブロック27mには、隣接関係にある周方向主溝5(又は7)とセカンド周方向サイプ29を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた1本又は2本のセカンド幅方向サイプ(図中には2本のセカンド幅方向サイプ)31がそれぞれ形成されている。
ここで、センター周方向サイプ17における傾斜部17aと同様の理由により、セカンド周方向サイプ29における傾斜部29aをタイヤ周方向Cに対して40°以上かつ90°以下に傾斜してあって、タイヤ周方向Cに対して60°以上傾斜していることが好ましい。また、センター周方向サイプ17及びセンター幅方向サイプ19と同様の理由により、セカンド周方向サイプ29及びセカンド幅方向サイプ31の深さは、周方向主溝5,7の深さの50%以上でかつ80%以下になっている。
トレッド3の左右のショルダー部には、タイヤ周方向Cへ延びた周方向細溝33(左寄りの周方向細溝33と右寄りの周方向細溝33)がそれぞれ設けられている。また、トレッド3の左右のショルダー部には、隣接関係にあるトレッド端縁Eと周方向細溝33を繋ぐようにタイヤ幅方向Bへ延びた複数本の第1ショルダーラグ溝35(左寄りの第1ショルダーラグ溝35と右寄りの第1ショルダーラグ溝35)及び複数本の第2ショルダーラグ溝37(左寄りの第2ショルダーラグ溝37と右寄りの第2ショルダーラグ溝37)がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置きかつ交互にそれぞれ設けられている。更に、トレッド3の左右のショルダー部には、隣接関係にある周方向細溝33とショルダー周方向主溝7を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた第3ショルダーラグ溝39(左寄りの第3ショルダーラグ溝39と右寄りの第3ショルダーラグ溝39)がタイヤ周方向Cに沿ってそれぞれ設けられている。
次に、本発明の実施形態の作用及び効果について説明する。
トレッド3にタイヤ幅方向Wへ延びた複数本の第1センターラグ溝9、複数本の第1セカンドラグ溝21、複数本の第2センターラグ溝11、及び複数本の第2セカンドラグ溝23がタイヤ周方向Cに沿って間隔を置いてそれぞれ設けられているため、タイヤ幅方向Wのエッジ成分を十分に向上させることができる。特に、各々の小ブロック15mに隣接関係にあるセンター周方向主溝5とセンター周方向サイプ17を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた1本又は2本のセンター幅方向サイプ19がそれぞれ形成されると共に、各々の小ブロック27mに隣接関係にあるショルダー周方向主溝7又はセンター周方向主溝5とセカンド周方向サイプ29を繋ぐようにタイヤ幅方向Wへ延びた1本又は2本のセカンド幅方向サイプ31がそれぞれ形成されているため、タイヤ周方向Cにおけるセンターブロック15の剛性及びセカンドブロック27の剛性の低下を抑えつつ、タイヤ幅方向Bのエッジ成分をより十分に向上させることができる。
また、各々のセンターブロック15はセンター周方向サイプ17によってタイヤ幅方向Wに一対の小ブロック15mに分割され、各々のセンター周方向サイプ17はセンターブロック15の中心部を通りかつタイヤ周方向Cに対して傾斜した傾斜部17aをそれぞれ有しているため、各々のセンターブロック15がそれぞれ接地する際に、一対の小ブロック15mのうちの一方の小ブロック15mにおける傾斜部17a側の壁面と、他方の小ブロック15mにおける傾斜部17a側の壁面とが支え合って、タイヤ周方向Cにおけるセンターブロック15の剛性を高めて、センターブロック15の変形を抑制することができる(ブロックの変形抑制作用)。特に、センター周方向サイプ17における傾斜部17aがタイヤ周方向Cに対して40°以上傾斜しているため、前述のブロック変形作用を十分に発揮させることができる。同様に、各々のセカンドブロック27はセカンド周方向サイプ29によってタイヤ幅方向Bに一対の小ブロック27mに分割され、各々のセカンド周方向サイプ29はセカンドブロック27の中心部を通りかつタイヤ周方向Cに対して40°以上傾斜した傾斜部29aをそれぞれ有しているため、セカンドブロック27におていも、前述のブロック変形抑制作用を十分に発揮させることができる。
更に、各々のセンター周方向サイプ17は傾斜部17aの両側に曲がり点17bをそれぞれ有してあって、各々のセンター周方向サイプ17は点対称形状にそれぞれなっているため、センターブロック15において、前述のブロック変形作用をより十分に発揮させることができる。同様に、各々のセカンド周方向サイプ29は傾斜部29aの両側に曲がり点29bをそれぞれ有してあって、各々のセカンド周方向サイプ29は点対称形状にそれぞれなっているため、セカンドブロック27において、前述のブロック変形作用をより十分に発揮させることができる。
以上の如き、本発明の実施形態によれば、タイヤ周方向Cにおけるセンターブロック15の剛性及びセカンドブロック27の剛性を高めて、センターブロック15の変形及びセカンドブロック27の変形を十分に抑制しつつ、タイヤ幅方向Wのエッジ成分をより十分に向上させることができるため、耐偏摩耗性能を十分に維持しつつ、氷雪上性能を容易に向上させることができる。
なお、本発明は、前述の実施形態の説明に限られるものではなく、その他、種々の態様で実施可能である。また、本発明に包含される権利範囲は、これらの実施形態に限定されないものである。
本発明の実施例について説明する。
発明品1として図1に示す実施形態に係わる空気入りタイヤの製品を、発明品2として図3に示す実施形態に係わる空気入りタイヤの製品を、比較品1として図5に示す第1比較例に係わる空気入りタイヤの製品を、比較品2として図6に示す第2比較例に係わる空気入りタイヤの製品をそれぞれ用いる。そして、発明品1、発明品2,比較品1,比較品2について氷上制動試験をそれぞれ行い、それらの試験結果に基づいて氷雪上性能をそれぞれ評価することにした。
[比較例]
まず、第1比較例及び第2比較例に係わる空気入りタイヤについて図5及び図6を参照して簡単に説明する。
ここで、図5は、第1比較例に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図、図6は、第2比較例に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。なお、図面中、「L」は、左方向を指し、「R」は、右方向を指す。
図5及び図6に示すように、第1比較例に係わる空気入りタイヤ41及び第2比較例に係わる空気入りタイヤ43は、実施形態に係わる空気入りタイヤ1の要部を除いて、実施形態に係わる空気入りタイヤ1と略同じ構成を有しており、第1比較例に係わる空気入りタイヤ41及び第2比較例に係わる空気入りタイヤ43の具体的な構成のうち、実施形態に係わる空気入りタイヤ1の具体的な構成と異なる部分についてのみ説明する。なお、第1比較例に係わる空気入りタイヤ41及び第2比較例に係わる空気入りタイヤ43における複数の構成要素のうち、実施形態に係わる空気入りタイヤ1における構成要素と対応するものについては、図中に同一番号を付して、説明を省略する。
即ち、第1変形例に係わる空気入りタイヤ41にあっては、センター周方向サイプ17における傾斜部17aのタイヤ周方向Cに対する傾斜角、及びセカンド周方向サイプ29における傾斜部29aのタイヤ周方向Cに対する傾斜角は、それぞれ0°になっている。また、第2変形例に係わる空気入りタイヤ43にあっては、センター周方向サイプ17における傾斜部17aのタイヤ周方向Cに対する傾斜角、及びセカンド周方向サイプ29における傾斜部29aのタイヤ周方向Cに対する傾斜角は、それぞれ20°になっている。
[氷上制動試験]
氷上制動試験は、発明品1、発明品2、比較品1、比較品2をリム(7.50×22.5)に組み付けて、内圧を900kpaとして車両(2−D・4形式)にそれぞれ装着した状態で、氷上の試験路面を正規荷重でそれぞれ20km/hで走行させる。そして、前記車両をロックブレーキさせたときの制動距離を測定して、制動距離と初速度から減加速度を算出する。
氷上制動試験の試験の結果をまとめると、表1に示すようになる。なお、表1中における減加速度指数は、比較品1の場合を100とし、数値が大きいほど氷雪上性能が高いことを示している。
Figure 0004918261
即ち、発明品1及び発明品2は、比較品1及び比較品2に比べて、氷雪上性能が高くなっている。特に、発明品2は、比較品1及び比較品2に比べて、氷雪上性能が著しく高くなっている。
本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。 本発明の実施形態に係わる空気入りタイヤの要部の拡大図である。 本発明の実施形態に係わる別態様の空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。 傾斜部のタイヤ周方向に対する傾斜角と、タイヤ周方向におけるブロック剛性(センターブロックのブロック剛性又はセカンドブロックのブロック剛性)及びタイヤ幅方向における平均エッジ圧との関係を示す図である。 第1比較例に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。 第2比較例に係わる空気入りタイヤにおけるトレッドの一部の平面展開図である。
符号の説明
1 空気入りタイヤ
3 トレッド
5 センター周方向主溝
7 ショルダー周方向主溝
9 第1センターラグ溝
11 第2センターラグ溝
13 センター中間サイプ
15 センターブロック
15m 小ブロック
17 センター周方向サイプ
17a 傾斜部
17b 曲がり点
19 センター幅方向サイプ
21 第1セカンドラグ溝
23 第2セカンドラグ溝
25 セカンド中間サイプ
27 セカンドブロック
27m 小ブロック
29 セカンド周方向サイプ
29a 傾斜部
29b 曲がり点
31 セカンド幅方向サイプ

Claims (6)

  1. トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の周方向主溝が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドにタイヤ幅方向へ延びた複数本の第1ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、各々の前記第1ラグ溝の片端が隣接関係にある一対の前記周方向主溝のうちの一方の前記周方向主溝にそれぞれ開口し、前記トレッドに前記タイヤ幅方向へ延びた複数本の第2ラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、各々の前記第2ラグ溝の片端が隣接関係にある一対の前記周方向主溝のうちの他方の前記周方向主溝にそれぞれ開口し、前記トレッドに対応関係にある前記第1ラグ溝と前記第2ラグ溝を繋ぐ複数本の中間サイプが前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて形成され、隣接関係にある一対の前記周方向主溝、複数本の前記第1ラグ溝、複数本の前記第2ラグ溝、及び複数本の前記中間サイプによって複数のブロックが前記タイヤ周方向に沿って区画され、各々の前記ブロックに前記タイヤ周方向へ延びた周方向サイプがそれぞれ形成され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して40°以上かつ90°以下に傾斜した傾斜部をそれぞれ有し、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の小ブロックに分割され、
    各々の前記周方向サイプは、前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有しており、
    各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の幅方向サイプがそれぞれ形成されたことを特徴とする、空気入りタイヤ。
  2. トレッドにタイヤ周方向へ延びた複数本の周方向主溝が設けられた空気入りタイヤにおいて、
    前記トレッドに隣接関係にある一対の前記周方向主溝を繋ぐようにタイヤ幅方向へ延びた複数本のラグ溝が前記タイヤ周方向に沿って間隔を置いて設けられ、隣接関係にある一対の前記周方向主溝及び複数本の前記ラグ溝によって複数のブロックが前記タイヤ周方向に沿って区画され、各々の前記ブロックに前記タイヤ周方向へ延びた周方向サイプがそれぞれ形成され、各々の前記周方向サイプは前記ブロックの中心部を通りかつ前記タイヤ周方向に対して40°以上かつ90°以下に傾斜した傾斜部をそれぞれ有し、各々の前記ブロックは前記周方向サイプによって前記タイヤ幅方向に一対の小ブロックに分割され、
    各々の前記周方向サイプは、前記傾斜部の両側に曲がり点をそれぞれ有しており、
    各々の前記小ブロックに隣接関係にある前記周方向主溝と前記周方向サイプを繋ぐように前記タイヤ幅方向へ延びた1本又は2本の幅方向サイプがそれぞれ形成されたことを特徴とする、空気入りタイヤ。
  3. 各々の前記周方向サイプは、点対称形状にそれぞれなっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記幅方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%以上でかつ80%以下になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記周方向サイプの深さが前記周方向主溝の深さの50%以上でかつ80%以下になっていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記傾斜部は、前記タイヤ周方向に対して60°以上かつ90°以下に傾斜していることを特徴とする、請求項1又は請求項2に記載の空気入りタイヤ。
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