JP5851945B2 - 車載用表示装置 - Google Patents

車載用表示装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5851945B2
JP5851945B2 JP2012140043A JP2012140043A JP5851945B2 JP 5851945 B2 JP5851945 B2 JP 5851945B2 JP 2012140043 A JP2012140043 A JP 2012140043A JP 2012140043 A JP2012140043 A JP 2012140043A JP 5851945 B2 JP5851945 B2 JP 5851945B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
support plate
display panel
main body
display device
movable main
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012140043A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014004857A (ja
Inventor
武志 大津
武志 大津
康平 奥村
康平 奥村
佳久 木下
佳久 木下
バウアー アレクサンダー
バウアー アレクサンダー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Alpine Electronics Inc
Original Assignee
Alpine Electronics Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Alpine Electronics Inc filed Critical Alpine Electronics Inc
Priority to JP2012140043A priority Critical patent/JP5851945B2/ja
Priority to EP13171473.5A priority patent/EP2676847B1/en
Publication of JP2014004857A publication Critical patent/JP2014004857A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5851945B2 publication Critical patent/JP5851945B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R11/00Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for
    • B60R11/02Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof
    • B60R11/0229Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof for displays, e.g. cathodic tubes
    • B60R11/0235Arrangements for holding or mounting articles, not otherwise provided for for radio sets, television sets, telephones, or the like; Arrangement of controls thereof for displays, e.g. cathodic tubes of flat type, e.g. LCD
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60RVEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B60R21/00Arrangements or fittings on vehicles for protecting or preventing injuries to occupants or pedestrians in case of accidents or other traffic risks
    • B60R21/02Occupant safety arrangements or fittings, e.g. crash pads
    • B60R21/055Padded or energy-absorbing fittings, e.g. seat belt anchors

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、車室内の設置部材に設けられた開口部の内部に表示パネルを格納しておき、この表示パネルが使用時に開口部から突出して搭乗者に目視されるようになっている車載用表示装置に関するものである。
従来より、インストルメントパネル等の設置部材の内部に表示パネルが取り付けられた可動本体を収納し、設置部材内に配設した駆動機構を用いて可動本体を突出方向へ移動することにより、設置部材に設けられた開口部から表示パネルを起立姿勢で突出させるようにした車載用表示装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の車載用表示装置では、駆動機構の駆動源であるモータの回転方向に応じて可動本体が格納位置と突出位置との間を往復移動するようになっており、可動本体が開口部内の格納位置にあるときにモータを一方向へ回転すると、可動本体が突出位置へ向かって移動して開口部から突出するため、可動本体の先端側に取り付けられた表示パネルが搭乗者に対面して使用状態となる。また、可動本体が突出位置にあるときにモータを他方向へ回転すると、可動本体が格納位置へ向かって移動して開口部の内部に収納されるため、表示パネルは設置部材の内部に隠されて非使用状態となる。
特開2008−74303号公報
ところで、前述した従来の車載用表示装置のように、使用時に表示パネルが設置部材の開口部から起立姿勢で突出しているものにおいては、車両走行中の急ブレーキ等によって搭乗者が表示パネルに頭部等をぶつけてしまったときに、その衝撃によって表示パネルを支持している可動本体が破損して飛散したり、衝撃によって車室内前方側へ倒れ込んだ可動本体と表示パネルの下端部が設置部材の開口部から外れて車室内に露出するおそれがある。この場合、衝撃によって可動本体が破損したとしても、可動本体の飛散や表示パネルの下端面の露出を抑止できる対策が講じられていれば、搭乗者の安全性を高めることができて好ましい。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、搭乗者の安全性を高めた車載用表示装置を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、車室内の設置部材に設けられた開口部に対して出入可能な可動本体と、この可動本体の支持板部に取り付けられた矩形状の表示パネルと、前記可動本体を前記開口部の内部の格納位置と前記開口部から突出する突出位置との間で移動させる駆動機構とを備え、前記突出位置で前記表示パネルが車室内を向いた起立姿勢で前記開口部から露出するようになっている車載用表示装置において、前記支持板部に前記表示パネルの下辺に沿って略平行に延びる破断容易部を設けると共に、前記破断容易部を跨ぐようにばね部材を配置し、このばね部材の両端部を前記可動本体の前記破断容易部を跨いで離間する2箇所に掛止するという構成にした。
このように構成された車載用表示装置では、起立姿勢に保持された表示パネルに搭乗者の頭部等が衝突し、その衝撃によって車室内前方側へ倒れ込んだ可動本体の支持板部が破断容易部に沿って破断すると、破断した支持板部および表示パネルが前方へ移動して設置部材の開口部から飛び出し、それに伴って破断容易部を跨いで可動本体に掛止されているばね部材が伸延される。その結果、前方へ倒れ込んだ表示パネルがばね部材の弾発力を受けて瞬時に起立姿勢に戻り、表示パネルの下端面が再び開口部の内部に収まる等して搭乗者に対面しなくなるため、搭乗者の安全性を高めることができる。
上記の構成において、ばね部材として引張りコイルばねを用い、この引張りコイルばねを表示パネルの両側辺部の内方位置にそれぞれ配置すると、引張りコイルばねを可動本体に対して簡単に組み付けることができると共に、衝突時に前方へ倒れ込んだ表示パネルを元の起立姿勢に確実に戻すことができて好ましい。
この場合において、破断容易部によって上下方向に区画された支持板部の上部領域と下部領域の2箇所に引張りコイルばねの両端部を掛止するようにしても良いが、可動本体に支持板部の下辺部から背面側へ突出する基体部を設け、引張りコイルばねの両端部を破断容易部より上方の支持板部と基体部とにそれぞれ掛止すると、引張りコイルばねが表示パネルを起立姿勢に戻す復帰力を高めることができて好ましい。
また、上記の構成において、支持板部と表示パネルとの間に破断容易部を跨ぐように伸縮シートを介設し、この伸縮シートを可動本体の破断容易部を跨いで離間する少なくとも2箇所に固定すると、衝突時にばね部材だけでなく伸縮シートも伸ばされるため、可動本体の破断箇所がばね部材と伸縮シートの両部材に繋がれたままの状態を維持し、破断した支持板部や表示パネルが可動本体から分離して車内に飛散することを確実に防止できる。
この場合において、支持板部と伸縮シートとの間に破断容易部を跨ぐように保護シートを介設し、この保護シートの破断容易部を跨いだ一方側のみを可動本体に固定すると、可動本体の支持板部が破断容易部に沿って破断したとき、その破断面に保護シートが接触して伸縮シートとの接触を阻止するため、伸縮シートの切断を確実に防止することができる。
また、上記の構成において、支持板部にミシン目状に連続する複数の孔やスリット形状の長孔等を形成して破断容易部とすることも可能であるが、この破断容易部が支持板部の内面に形成された断面凹状の長溝であると、破断容易部が外部に露出しないというデザイン上のメリットに加えて、ダイカスト等の金型形状によって長溝を簡単に形成できるという製造上のメリットもある。
本発明の車載用表示装置は、可動本体の支持板部に表示パネルの下辺に沿って略平行に延びる破断容易部が設けられており、起立姿勢に保持された表示パネルに搭乗者の頭部等が衝突すると、その衝撃によって車室内前方側へ倒れ込んだ可動本体の支持板部が破断容易部に沿って破断すると共に、この破断容易部を跨いで可動本体に掛止されているばね部材が伸延される。その結果、前方へ倒れ込んだ表示パネルがばね部材の弾発力を受けて瞬時に起立姿勢に戻り、表示パネルの下端面が再び開口部の内部に収まる等して搭乗者に対面しなくなるため、搭乗者の安全性を高めることができる。
本発明の実施形態例に係る車載用表示装置の使用状態を示す側面図である。 該車載用表示装置に備えられる可動本体の斜視図である。 該可動本体を背面側から見た斜視図である。 該可動本体から表示パネルを取り除いて示す斜視図である。 該可動本体の分解斜視図である。 該車載用表示装置の収納状態を示す側面図である。 該車載用表示装置の移動途中状態を示す側面図である。 該可動本体が衝撃力を受けたときの倒れ込み動作を示す説明図である。 該可動本体が衝撃力を受けたときの倒れ込み動作を示す説明図である。 該可動本体が衝撃力を受けたときの倒れ込み動作を示す説明図である。
発明の実施の形態について図面を参照して説明すると、図1に示すように、本実施形態例に係る車載用表示装置は、車室内の設置部材1の裏面に固定されたシャーシ2と、設置部材1に設けられた開口部1aに対して出入可能な可動本体3と、可動本体3を開口部1aの内部の格納位置と開口部1aから突出する突出位置との間で移動させる駆動機構4等を備えている。設置部材1は運転席前方のフロントガラス下に配設されたダッシュボードであり、この設置部材1の上面に横長形状の開口部1aが開設されている。シャーシ2は設置部材1の裏面にネジ止め等により固定されており、このシャーシ2には設置部材1の開口部1aに連続する連通孔2aが開設されている。
図2〜図5に示すように、可動本体3は支持板部5と基体部6とからなり、これら支持板部5と基体部6はマグネシウムダイカスト等を用いて一体形成されている。支持板部5は矩形状に形成されており、その左右両側部には合成樹脂製の装飾板7が取り付けられている。支持板部5の周縁部には矩形状の表示パネル8の周縁部が固定されており、支持板部5の内面(前面)と表示パネル8の裏面は間隙を存して対向している。表示パネル8はLCD(液晶ディスプレイ)からなり、表示パネル8の下辺を除く残り3辺は支持板部5の上端部と両装飾板7によって覆われている。支持板部5の内面の上辺側にはハニカム形状の補強リブ5aが多数形成されており、これら補強リブ5aによって支持板部5の機械的強度が高められている。また、支持板部5の内面には表示パネル8の下辺に沿って略平行に延びる破断容易部5bが形成されており、この破断容易部5bを境にして支持板部5の内面は広い上部領域S1と狭い下部領域S2とに区画されている。破断容易部5bは支持板部5の左右方向へ延びる断面凹状の長溝であり、この破断容易部5bの機械的強度は他の部分に比べて低くなっている。
基体部6は支持板部5の下辺部から背面側へ向かって略直交するように突出しており、この基体部6の内面における支持板部5との接続箇所は平坦な貼着部6aとなっている。この貼着部6aには複数のリブ状突起6bが形成されており、これらリブ状突起6bによって貼着部6aの周囲の強度が高められている。また、基体部6の外表面には第1軸受部6cと第2軸受部6dが設けられており、これら第1および第2軸受部6c,6dは後述する駆動機構4の駆動アームと規制アームにそれぞれ回転可能に軸支されている。
支持板部5の内面には保護シート9と伸縮シート10が積層状態で配置されており、破断容易部5bの両端部を除く大部分はこれら保護シート9と伸縮シート10によって覆われている。保護シート9は強度や弾性率等の力学的性質に優れたパラ系アラミド繊維等からなり、この保護シート9の下辺側は支持板部5の下部領域S2に接着剤や粘着テープ等を用いて固定(貼着)されているが、支持板部5の上部領域S1に対して保護シート9は貼着されていない。ただし、保護シート9は破断容易部5bを跨いで離間する2箇所のいずれか一方に固定されていれば良く、例えば、基体部6の貼着部6aに貼着した保護シート9を破断容易部5bを縦断して上部領域S1まで延ばしたり、上部領域S1に貼着した保護シート9を破断容易部5bを縦断して下部領域S2や貼着部6aまで延ばすようにしても良い。
伸縮シート10は、ポリエステル繊維やポリウレタン繊維の不織布と高分子弾性体を3次元融合したシートや、伸縮性を有する弾性シートに非弾性的な伸長性を有する繊維集合体を積層一体化した複合シート等、引張り強度や弾性特性に優れたシート状部材からなり、本実施形態例の場合は東レ(株)の商品名「エクセーヌ」が用いられている。この伸縮シート10は保護シート9を覆って支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6aとの間に配置されており、これら上部領域S1と貼着部6aに伸縮シート10の上下両端部が貼着されている。ただし、伸縮シート10の上下両端部を除く中間部分、つまり、破断容易部5bを跨いで配置された保護シート9上に重なる部分は、支持板部5に貼着されていない非貼着部となっている。また、伸縮シート10には複数のスリット10aが形成されており、これらスリット10aは伸縮シート10の下辺から上辺の途中まで延びている。各スリット10aは貼着部6aから突出するリブ状突起6bに挿入されるようになっており、伸縮シート10の下端部を基体部6の貼着部6aに貼着するとき、リブ状突起6bが貼着作業の邪魔にならないように配慮されている。したがって、伸縮シート10の貼着箇所にリブ状突起6b等の突起物が存在しない場合は、伸縮シート10からスリット10aを省略することも可能である。なお、伸縮シート10は破断容易部5bを跨いで離間する2箇所に固定されていれば良く、例えば、支持板部5の下部領域S2に十分に広い貼着スペースが確保されていれば、伸縮シート10の上下両端部を上部領域S1と下部領域S2に貼着することも可能である。
伸縮シート10の左右両側には露出した破断容易部5bを跨ぐように引張りコイルばね11が配置されており、これら引張りコイルばね11の端部は支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6aに掛止されている。すなわち、これら引張りコイルばね11は支持板部5から貼着部6aに連なる屈曲面に沿って略L字状に張架されている。ただし、引張りコイルばね11は破断容易部5bを跨いで離間する2箇所に掛止されていれば良く、例えば、支持板部5の下部領域S2に十分に広い掛止スペースが確保されていれば、引張りコイルばね11の両端部を上部領域S1と下部領域S2に掛止して直線状に配置することも可能である。
図6と図7に示すように、前記駆動機構4は、シャーシ2の下面後方に取り付けられたモータ12と、シャーシ2のシャフト13に回転可能に支持された駆動アーム14と、シャーシ2の別のシャフト15に回転可能に支持された規制アーム16等によって主に構成されており、モータ12の回転が図示せぬ減速ギア列やクラッチギアを介して駆動アーム14に伝達されるようになっている。駆動アーム14の先端部は基体部6の第1軸受部6cに連結されており、可動本体3(支持板部5と基体部6)は駆動アーム14の揺動回転に伴って後述する格納位置と突出位置との間を移動する。また、規制アーム16の先端部は基体部6の第2軸受部6dに連結されており、可動本体3の移動中の姿勢が規制アーム16によって規定されるようになっている。なお、図示省略されているが、シャーシ2には連通孔2aを開閉可能なカバーが保持されており、このカバーは規制アーム16の揺動回転に伴ってスライド移動する。また、支持板部5と表示パネル8の下辺部には合成樹脂製の保護キャップ17が取り付けられており、この保護キャップ17によって表示パネル8の下辺側が覆われている。
図6は可動本体3が開口部1aの内部の格納位置に収納された状態を示しており、この場合、開口部1aと連通孔2aは前記カバーによって塞がれている。この状態でモータ12が一方向へ回転すると、駆動アーム14が図6の時計回り方向へ揺動回転するため、図7に示すように、可動本体3が規制アーム16の回動軌跡に沿って移動開始すると共に、規制アーム16の回転に伴ってカバーが開口部1aと連通孔2aを開放する方向へスライド移動し、支持板部5と表示パネル8の上辺側が開口部1aから車室内へ突出する。モータ12が同方向へ回転し続けると、駆動アーム14が基体部6を突出方向へ押し出すため、図1に示すように、支持板部5と表示パネル8の大部分が開口部1aから突出する。この時点でモータ12の回転が停止すると、可動本体3は表示パネル8を車室内に対面させた突出姿勢に保持され、車室内の搭乗者は表示パネル8の表示画面に映し出された画像を見ることができる。また、可動本体3が図1に示す突出位置にあるとき、モータ12が他方向へ回転すると、駆動アーム14が上記と逆向きに揺動回転して基体部6を収納方向へ引き込むため、可動本体3は開口部1aの内部に収納されて図6に示す格納位置に戻る。
このように構成された車載用表示装置において、可動本体3の支持板部5と表示パネル8が開口部1aから突出して使用状態にあるとき、車両走行中の急ブレーキ等によって搭乗者が表示パネル8に頭部等をぶつけてしまった場合、図1の矢印Aで示すように、表示パネル8を保持する支持板部5に車室内前方へ向けた大きな衝撃力が作用する。その結果、図8に示すように、衝撃によって車室内前方側へ倒れ込んだ支持板部5が破断容易部5bに沿って破断し、表示パネル8を保持する支持板部5の上部領域S1と基体部6に連続する支持板部5の下部領域S2とが破断箇所Pで分断される。
ここで、支持板部5と表示パネル8の間に破断容易部5bを跨ぐように伸縮シート10が配置され、この伸縮シート10の上下両端部が支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6aに貼着されているため、伸縮シート10が分断した支持板部5の上部領域S1に固定されたまま引き伸ばされ、支持板部5の上部領域S1と表示パネル8は伸縮シート10の伸び量だけさらに前方(図8における右斜め上方)へスライドすることになる。したがって、支持板部5の破断箇所Pは伸縮シート10に繋がれたままの状態を維持し、破断した支持板部5と表示パネル8が車内に飛散することを防止できる。また、破断した支持板部5と表示パネル8が前方(斜め上方)へスライドしながら倒れ込むため、これら支持板部5と表示パネル8の下辺部は、図9に示すように保護キャップ17から外れた後、図10に示すように設置部材1の開口部1aから飛び出すことになる。よって、支持板部5と表示パネル8の下辺部が開口部1aの手前(図9における図示左方)下面側に潜り込み、この下辺部が支持板部5と表示パネル8の倒れ込み動作に伴って開口部1a周辺を上方に持ち上げることはなく、設置部材1の開口部1a周辺が変形したり破損することも防止できる。
しかも、支持板部5と伸縮シート10との間に破断容易部5bを跨ぐように保護シート9が介設され、この保護シート9の下辺側が支持板部5の下部領域S2に貼着されているため、支持板部5が破断容易部5bに沿って破断したとき、その破断面に保護シート9が覆い被さって伸縮シート10と破断面との接触を阻止する。したがって、伸縮シート10は破断箇所Pの鋭利な破断面に直接触れなくなり、支持板部5の破断面によって伸縮シート10が切断してしまうことを防止できる。
また、支持板部5と表示パネル8の間に破断容易部5bを跨ぐように一対の引張りコイルばね11が配置され、これら引張りコイルばね11の両端部が支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6aに掛止されているため、衝撃によって下部領域S2から分断した支持板部5の上部領域S1が表示パネル8と一緒に前方へ移動すると、伸縮シート10だけでなく両引張りコイルばね11も支持板部5の上部領域S1に掛止されたまま伸延される。したがって、衝撃によって破断した支持板部5と表示パネル8は、図10に示すように前方へスライドして倒れ込んだ後、両引張りコイルばね11の弾発力を受けて図1に示す起立姿勢へ瞬時に戻る。これにより、支持板部5と表示パネル8の下端部が開口部1aの内部に戻されて保護キャップ17内に収まるため、突起物である支持板部5と表示パネル8の下端部は搭乗者に対面しなくなる。しかも、支持板部5の破断箇所Pが伸縮シート10と両引張りコイルばね11の3箇所で繋がれたままの状態を維持するため、破断した支持板部5と表示パネル8の飛散をより確実に防止できる。
以上説明したように、本実施形態例に係る車載用表示装置は、表示パネル8を保持する可動本体3の支持板部5に破断容易部5bが設けてあり、設置部材1の開口部1aから突出して起立姿勢に保持された表示パネル8に搭乗者の頭部等が衝突したとき、その衝撃によって前方へ倒れ込んだ支持板部5を破断容易部5bに沿って破断するようにしている。そして、表示パネル8の裏面側に配置した引張りコイルばね11の両端部を破断容易部5bを跨いで離間する2箇所(支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6a)に掛止し、この引張りコイルばね11が破断した支持板部5の上部領域S1に掛止されたまま伸延されるように構成したので、前方へ倒れ込んだ支持板部5と表示パネル8が引張りコイルばね11の弾発力を受けて瞬時に起立姿勢に戻り、支持板部5や表示パネル8の下端面は下向きとなって搭乗者に対面しなくなり、再び開口部1aの内部に収まって搭乗者に対面して露出しなくなる。しかも、支持板部5の破断箇所Pが引張りコイルばね11に繋がれたままの状態を維持するため、破断した支持板部5や表示パネル5が車内に飛散することを防止でき、搭乗者の安全性を高めることができる。
また、本実施形態例では、可動本体3に支持板部5の下辺部から背面側へ突出する基体部6を設けてあり、引張りコイルばね11の掛止箇所である支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6aとが略直交するようになっているため、引張りコイルばね11は側面から見てL字型の姿勢となり、引張りコイルばね11の両端部を同一平面内に掛止した場合に比べると、破断した支持板部5と表示パネル8を引張りコイルばね11の大きな弾発力で起立姿勢に戻すことができる。
また、本実施形態例では、支持板部5と表示パネル8との間に破断容易部5bを跨ぐように伸縮シート10を介設し、この伸縮シート10が破断容易部5bを跨いで離間する2箇所(支持板部5の上部領域S1と基体部6の貼着部6a)に貼着されているため、破断した支持板部5と表示パネル8が後方へ移動するときに、引張りコイルばね11だけでなく伸縮シート10も伸ばされる。このように、支持板部5の破断箇所Pが引張りコイルばね11と伸縮シート10の両部材に繋がれたままの状態を維持するため、破断した支持板部5や表示パネル5の飛散をより確実に防止することができる。
また、本実施形態例では、支持板部5と伸縮シート10との間に破断容易部5bを跨ぐように保護シート9を介設し、この保護シート9の下辺側を支持板部5の下部領域S2に貼着しているため、支持板部5が破断容易部5bに沿って破断したとき、その破断面に保護シート9が覆い被さって伸縮シート10と破断面との接触が回避される。それゆえ、伸縮シート10が破断箇所Pの鋭利な破断面に直接触れることはなく、保護シート9によって伸縮シート10の切断が防止されるため、伸縮シート10の伸縮動作を確実に行わせることができる。
また、本実施形態例では、支持板部5の内面に破断容易部5bとして断面凹状の長溝を形成したので、破断容易部5bが外部に露出しないというデザイン上のメリットがあるだけでなく、支持板部5と基体部6をマグネシウムダイカスト等を用いて一体形成する際に、その金型形状によって長溝(破断容易部5b)を簡単に形成できるという製造上のメリットもある。
なお、上記実施形態例では、ばね部材として引張りコイルばね11を用い、この引張りコイルばね11を表示パネル8の両側辺部の内方位置に1つずつ配置したので、引張りコイルばね11を可動本体3の所定位置に簡単に組み付けることができると共に、衝突時に前方へ倒れ込んだ支持板部5や表示パネル8を元の起立姿勢に確実に戻すことができる。ただし、引張りコイルばね11の個数や設置位置は適宜変更可能であり、例えば、3本の引張りコイルばね11を表示パネル8の中央部と両側辺部に配置するようにしても良い。また、引張りコイルばね11の代わりに捩りコイルばね等をばね部材として用いることも可能である。
また、上記実施形態例では、モータ12を駆動源として回転する駆動アーム14等で構成された駆動機構4によって可動本体3を移動するようにしているが、駆動機構4の構成はこれに限定されず、要は、可動本体3を格納位置と突出位置との間で移動させることができるものであれば良い。
1 設置部材
a 開口部
2 シャーシ
2a 連通孔
3 可動本体
4 駆動機構
5 支持板部
5b 破断容易部
6 基体部
6a 貼着部
6b リブ状突起
7 装飾板
8 表示パネル
9 保護シート
10 伸縮シート
10a スリット
11 引張りコイルばね(ばね部材)
S1 上部領域
S2 下部領域

Claims (6)

  1. 車室内の設置部材に設けられた開口部に対して出入可能な可動本体と、この可動本体の支持板部に取り付けられた矩形状の表示パネルと、前記可動本体を前記開口部の内部の格納位置と前記開口部から突出する突出位置との間で移動させる駆動機構とを備え、前記突出位置で前記表示パネルが車室内を向いた起立姿勢で前記開口部から露出するようになっている車載用表示装置において、
    前記支持板部に前記表示パネルの下辺に沿って略平行に延びる破断容易部を設けると共に、前記破断容易部を跨ぐようにばね部材を配置し、このばね部材の両端部を前記可動本体の前記破断容易部を跨いで離間する2箇所に掛止したことを特徴とする車載用表示装置。
  2. 請求項1の記載において、前記ばね部材が引張りコイルばねであり、この引張りコイルばねを前記表示パネルの両側辺部の内方位置にそれぞれ配置したことを特徴とする車載用表示装置。
  3. 請求項2の記載において、前記可動本体に前記支持板部の下辺部から背面側へ突出する基体部を設け、前記引張りコイルばねの両端部を前記破断容易部より上方の前記支持板部と前記基体部とにそれぞれ掛止したことを特徴とする車載用表示装置
  4. 請求項1〜3のいずれか1項の記載において、前記支持板部と前記表示パネルとの間に前記破断容易部を跨ぐように伸縮シートを介設し、この伸縮シートを前記可動本体の前記破断容易部を跨いで離間する少なくとも2箇所に固定したことを特徴とする車載用表示装置。
  5. 請求項4の記載において、前記支持板部と前記伸縮シートとの間に前記破断容易部を跨ぐように保護シートを介設し、この保護シートの前記破断容易部を跨いだ一方側のみを前記可動本体に固定したことを特徴とする車載用表示装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項の記載において、前記破断容易部が前記支持板部の内面に形成された断面凹状の長溝であることを特徴とする車載用表示装置。
JP2012140043A 2012-06-21 2012-06-21 車載用表示装置 Active JP5851945B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140043A JP5851945B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 車載用表示装置
EP13171473.5A EP2676847B1 (en) 2012-06-21 2013-06-11 In-vehicle display apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012140043A JP5851945B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 車載用表示装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014004857A JP2014004857A (ja) 2014-01-16
JP5851945B2 true JP5851945B2 (ja) 2016-02-03

Family

ID=48625834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012140043A Active JP5851945B2 (ja) 2012-06-21 2012-06-21 車載用表示装置

Country Status (2)

Country Link
EP (1) EP2676847B1 (ja)
JP (1) JP5851945B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190069646A (ko) * 2017-12-04 2019-06-20 현대자동차주식회사 차량용 디스플레이장치 및 그 제어방법

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2015151194A1 (ja) * 2014-03-31 2017-04-13 パイオニア株式会社 表示板駆動装置
JP6355566B2 (ja) * 2015-01-08 2018-07-11 アルパイン株式会社 車載用表示装置
JP6355567B2 (ja) * 2015-01-13 2018-07-11 アルパイン株式会社 車載用表示装置
DE102016200902A1 (de) * 2016-01-22 2017-07-27 Robert Bosch Gmbh Bildschirmeinrichtung und Informationsvorrichtung für ein Fahrzeug sowie Verfahren zum Herstellen einer Informationsvorrichtung
JP7046230B2 (ja) * 2018-05-31 2022-04-01 ニッサン ノース アメリカ,インク モジュール内メディアアセンブリ
JP7055575B2 (ja) 2019-02-14 2022-04-18 アルパイン株式会社 車載用装置
US11752872B2 (en) 2019-06-07 2023-09-12 Ford Global Technologies, Llc Interior vehicle component

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE4109497C1 (ja) * 1991-03-22 1992-08-13 Mercedes-Benz Aktiengesellschaft, 7000 Stuttgart, De
JP2000330475A (ja) * 1999-05-24 2000-11-30 Mitsubishi Electric Corp 車載用表示装置の取付構造
KR100522998B1 (ko) * 2003-09-15 2005-10-19 현대모비스 주식회사 차량용 에이브이시스템 모니터 틸팅장치
DE602006020920D1 (de) * 2005-12-22 2011-05-05 Johnson Controls Tech Co Rückenlehnenunterhaltungsanzeigesystem
JP2007290552A (ja) * 2006-04-25 2007-11-08 Toyota Motor Corp 被支持体の支持構造
JP4868448B2 (ja) 2006-09-22 2012-02-01 アルパイン株式会社 表示装置
US20080083863A1 (en) * 2006-10-05 2008-04-10 Ko-Chung Teng Holding device
JP2009050522A (ja) * 2007-08-28 2009-03-12 Toyota Boshoku Corp 車両用シート
DE102008051153A1 (de) * 2008-10-10 2010-04-15 Brose Fahrzeugteile Gmbh & Co. Kommanditgesellschaft, Coburg Bildschirmverstelleinrichtung für ein Kraftfahrzeug
JP2012113213A (ja) * 2010-11-26 2012-06-14 Panasonic Corp ディスプレイ装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20190069646A (ko) * 2017-12-04 2019-06-20 현대자동차주식회사 차량용 디스플레이장치 및 그 제어방법
KR102436578B1 (ko) 2017-12-04 2022-08-26 현대자동차주식회사 차량용 디스플레이장치 및 그 제어방법

Also Published As

Publication number Publication date
EP2676847B1 (en) 2016-01-06
JP2014004857A (ja) 2014-01-16
EP2676847A1 (en) 2013-12-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5851945B2 (ja) 車載用表示装置
US9487157B1 (en) Vehicle display assembly including an energy absorption element
CN107031402B (zh) 车辆的显示屏设备和信息装置以及制造信息装置的方法
JP4427764B2 (ja) 車載カメラ
JP2010064709A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5851943B2 (ja) 車載用表示装置
JP2010064708A (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
JP5060247B2 (ja) シフト装置
JP6355566B2 (ja) 車載用表示装置
JP6035184B2 (ja) 車両
JP2009269578A (ja) 車両用装飾部品の離脱防止構造
JP6284233B2 (ja) 車両用表示装置
KR101610635B1 (ko) 글로브 박스 소음방지 장치
JP2014193630A (ja) 車両
KR200491255Y1 (ko) 노치부를 포함하는 인스트루먼트 패널 조립체
JP2015058720A (ja) 車両用表示装置
JP4394312B2 (ja) 車載用表示装置
JP7131404B2 (ja) 車両用表示装置
US11203297B2 (en) Holder device
KR20140042491A (ko) 자동차
JP4541130B2 (ja) インストルメントパネル
JP2018024296A (ja) エアバッグリッド補強部材およびその製造方法
JP2009090822A (ja) 車両用内装体
JP2007069641A (ja) 車両のオーバーヘッドコンソール構造
KR20100125016A (ko) 자동차 헤드레스트용 후방충격 작동구

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150227

TRDD Decision of grant or rejection written
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20151127

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20151201

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151203

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Ref document number: 5851945

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150