JP5842962B2 - 空気清浄機 - Google Patents
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Description
本発明は、空気清浄機に関する。
従来から、吸い込み空気を空気清浄フィルタによってろ過し清浄する空気清浄機が知られている。空気清浄フィルタは、例えば、特許文献1(特開2000−283545号公報)に示すように、空気の流れ方向に対して、空気清浄フィルタのフィルタ面が直交するように配置される。
近年では、加湿ユニットを備える空気清浄機も知られる。加湿ユニットは、水を気化させて、ケーシングの内部の空気を加湿する。空気清浄機が空気清浄フィルタおよび加湿ユニットの両方を備えることにより、室内空間の空調環境をより好適に変化させることが可能になる。
ところで、一般的に、空気清浄フィルタは、特許文献1に示すように、ケーシングの横側に設けられた開口から空気の流れ方向に対して直交するように差し込み可能に構成されている。また、ケーシング内の気密性を確保するために、開口には蓋(扉)が設けられる。ここで、空気清浄機が加湿ユニットを備える場合には、空気清浄フィルタを着脱するための開口に加え、加湿ユニットを着脱するための開口も設ける必要がある。開口の数の増加は、気密性確保の観点から好ましくない。
本発明の課題は、開口の数を抑えることによりケーシング内の気密性の確保を容易にする空気清浄機を提供することにある。
本発明の第1観点に係る空気清浄機は、空気清浄フィルタと、加湿ユニットと、送風ファンと、ケーシングと、を備える。空気清浄フィルタは、空気に含まれる塵埃を除去する。加湿ユニットは、供給された水を気化させて空気を加湿する。送風ファンは、空気清浄フィルタおよび加湿ユニットに送風する。ケーシングは、加湿ユニット、空気清浄フィルタ、および送風ファンを収納する。空気清浄フィルタは、空気清浄フィルタの厚み方向を上下方向としてケーシング内に配置される。ケーシングは、加湿ユニットを着脱するための開口を有する。加湿ユニットは、空気清浄フィルタの取り外し方向において、空気清浄フィルタの下流側に並んで、前記空気清浄フィルタの上方に配置される。開口は、加湿ユニットを取り外した後、空気清浄フィルタの取り外しを可能にする。
本発明の第1観点に係る空気清浄機では、加湿ユニットが、空気清浄フィルタの取り外し方向において、空気清浄フィルタよりも下流側に配置されている。また、加湿ユニットを着脱するための開口が、加湿ユニットを取り外した後に空気清浄フィルタの取り外しに用いられる。
これにより、一つの開口を空気清浄フィルタの着脱および空気清浄フィルタの着脱の両方に用いることができる。その結果、開口の数を抑えることができる。
本発明の第2観点に係る空気清浄機は、第1観点に係る空気清浄機であって、取り外し方向は、空気清浄フィルタの厚み方向である。
本発明の第2観点に係る空気清浄機では、取り外し方向が、空気清浄フィルタの厚み方向である。すなわち、加湿ユニットが取り外されると、空気清浄フィルタの厚み方向に、空気清浄フィルタを取り外すための空間が形成される。
これにより、空気清浄フィルタの取り外しを容易にすることができる。
本発明の第3観点に係る空気清浄機は、第1または第2観点に係る空気清浄機であって、シール手段をさらに備える。シール手段は、空気清浄フィルタとケーシングとの間の隙間をシールする。シール手段は、取り外し方向において、空気清浄フィルタの上流側に備えられる。
本発明の第3観点に係る空気清浄機では、空気清浄フィルタの取り外し方向上流側に、空気清浄フィルタとケーシングとの間の隙間をシールするためのシール手段が設けられる。
これにより、ケーシング内での空気清浄フィルタのがたつきを抑えることができる。
本発明の第4観点に係る空気清浄機は、第1観点から第3観点のいずれかに係る空気清浄機であって、加湿ユニットは、タンクと、トレイと、加湿フィルタとを有する。タンクは、水を貯留する。トレイは、タンクから水を受け取る。加湿フィルタは、トレイから供給される水を含み、水を気化させることにより空気を加湿する。
本発明の第4観点に係る空気清浄機では、加湿ユニットが、タンク、トレイ、および加湿フィルタを含む。また、タンク、トレイ、および加湿フィルタが、ケーシングから取り外された後、開口を介して、空気清浄フィルタの取り外しが可能になる。
これにより、空気清浄フィルタの上方に、空気清浄フィルタを取り外すための十分な空間を確保することができる。
本発明の第5観点に係る空気清浄機は、第1観点から第4観点のいずれかに係る空気清浄機であって、空気清浄フィルタには、下方から上方に空気が通過する。加湿ユニットは、移動規制部を有する。移動規制部は、ケーシング内に加湿ユニットおよび空気清浄フィルタが取り付けられた状態で、空気清浄フィルタの上方への移動を規制する。
ここでは、加湿ユニットが空気清浄フィルタの上方への移動を規制するため、空気清浄フィルタの移動を規制するための専用部材を設けることなく、簡易な構成で空気清浄フィルタの浮き上がりを防止することができる。また、移動を規制するための専用部材を設ける場合に比べ、部品点数を抑制できる。
本発明の第6観点に係る空気清浄機は、第5観点に係る空気清浄機であって、空気清浄フィルタの少なくとも一部を収容するフィルタケースを更に備える。フィルタケースは、空気清浄フィルタを通過した空気を加湿ユニットへと導く気流ガイドを含む。移動規制部は、気流ガイドの上部に接触する。
ここでは、フィルタケースの気流ガイドの上部に加湿ユニットの移動規制部が接触することで空気清浄フィルタの上方への移動が規制されるため、簡易な構成で空気清浄フィルタの浮き上がりを防止することができる。また、気流ガイドと移動規制部とが接触する関係にあることで、気流ガイドと移動規制部との間を空気が通過し難く、空気清浄フィルタを通過した空気が意図しない経路へと導かれることを防止できる。
本発明の第7観点に係る空気清浄機は、第6観点に係る空気清浄機であって、空気清浄フィルタは、第1フィルタと、第1フィルタの下方に配置される第2フィルタと、を含む。フィルタケースは、第1フィルタを収容する。フィルタケースに収容された第1フィルタのケーシングへの取り付け時に、フィルタケースが第2フィルタの上面を摺動する。フィルタケースに収容された第1フィルタのケーシングへの取り付け後に、フィルタケースが第2フィルタの上面と接触する。
ここでは、第1フィルタのケーシングの取り付け時に、第2フィルタの上面を、第1フィルタを収容したフィルタケースが摺動するように構成されているため、第1フィルタのケーシングへの取り付けが容易である。また、第1フィルタの取り付け後は、フィルタケースが第2フィルタの上面に接触することで、第2フィルタの上方への移動を規制することができる。
本発明の第8観点に係る空気清浄機は、第7観点に係る空気清浄機であって、フィルタケースには、ケース側凸部又はケース側凹部が形成される。ケーシングには、フィルタケースに収容された第1フィルタがケーシングに取り付けられた状態で、フィルタケースに形成されたケース側凸部又はケース側凹部と嵌合する、ケーシング側凹部又はケーシング側凸部が形成される。
ここでは、ケーシングおよびフィルタケースに、嵌合しあう凸部および凹部の一方がそれぞれ設けられているため、フィルタケースに収容された第1フィルタを所定位置に取り付けることが容易である。
なお、フィルタケースを第2フィルタの上面で摺動させる場合、つまり、フィルタケースが第2フィルタの上面にガイドされる場合には、凸部と凹部とを嵌合させることは容易である。しかし、第2フィルタがない場合(フィルタケースを第2フィルタの上面で摺動させることができない場合)には、凸部と凹部との位置合わせをして、両者を嵌合させることが困難である。つまり、ここでは、第2フィルタが存在しない場合には、第1フィルタの取り付けが困難となる。そのため、第2フィルタの取り付け忘れを防止することが容易である。
本発明の第9観点に係る空気清浄機は、第8観点に係る空気清浄機であって、第1フィルタがケーシングに取り付けられているか否かを検知するフィルタ検知センサを更に備える。
ここでは、フィルタ検知センサを備えることで、第1フィルタの取り付け忘れを防止することができる。
また、空気清浄機は、第2フィルタが存在しない場合には、第1フィルタの取り付けが困難となる構成であるため、第1フィルタの有無を検知するだけで、空気清浄フィルタ全体の取り付け忘れを検知することが可能である。
本発明の第10観点に係る空気清浄機は、第1観点から第9観点のいずれかに係る空気清浄機であって、ケーシングには、外部の空気を内部に吸い込むための吸込口が形成されている。吸込口には、プレフィルタが設けられている。
本発明の第1観点に係る空気清浄機では、一つの開口を空気清浄フィルタの着脱および空気清浄フィルタの着脱の両方に用いることができる。その結果、開口の数を抑えることができる。
本発明の第2観点に係る空気清浄機では、空気清浄フィルタの取り外しを容易にすることができる。
本発明の第3観点に係る空気清浄機では、ケーシング内での空気清浄フィルタのがたつきを抑えることができる。
本発明の第4観点に係る空気清浄機では、空気清浄フィルタの上方に、空気清浄フィルタを取り外すための十分な空間を確保することができる。
本発明の第5観点に係る空気清浄機では、加湿ユニットが空気清浄フィルタの上方への移動を規制するため、空気清浄フィルタの移動を規制するための専用部材を設けることなく、簡易な構成で空気清浄フィルタの浮き上がりを防止することができる。
本発明の第6観点に係る空気清浄機では、簡易な構成で空気清浄フィルタの浮き上がりを防止することができる。
本発明の第7観点に係る空気清浄機では、第1フィルタのケーシングへの取り付けが容易で、かつ、第2フィルタの上方への移動を規制することができる。
本発明の第8観点に係る空気清浄機では、第1フィルタを所定位置に取り付けることが容易である。
本発明の第9観点に係る空気清浄機では、第1フィルタの取り付け忘れを防止することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一つの具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
<第1実施形態>
(1)空気清浄機の全体構成
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る空気清浄機10の概略構成を示す。具体的に、図1は、空気清浄機10の外観斜視図である。図2は、図1に示す空気清浄機のI−I断面の概略図である。言い換えると、図2は、空気清浄機10の内部構成を後側から見たときの概略図である。図3は、図1に示す空気清浄機10のII−II断面の概略図である。言い換えると、図3は、空気清浄機10の内部構成を右側方から見たときの概略図である。図4は、空気清浄機10の内部構造を上方から見たときの概略図である。
(1)空気清浄機の全体構成
図1から図4は、本発明の第1実施形態に係る空気清浄機10の概略構成を示す。具体的に、図1は、空気清浄機10の外観斜視図である。図2は、図1に示す空気清浄機のI−I断面の概略図である。言い換えると、図2は、空気清浄機10の内部構成を後側から見たときの概略図である。図3は、図1に示す空気清浄機10のII−II断面の概略図である。言い換えると、図3は、空気清浄機10の内部構成を右側方から見たときの概略図である。図4は、空気清浄機10の内部構造を上方から見たときの概略図である。
本実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄機能および加湿機能を有する。空気清浄機10では、加湿機能を選択的に実行可能な構成になっている。具体的に、ユーザーによって加湿機能が選択されなかった場合には、空気清浄機10において、空気清浄機能のみが有効に機能し、ユーザーによって加湿機能が選択された場合には、空気清浄機能と共に加湿機能が有効に機能する。すなわち、ユーザーによって加湿機能が選択された場合、空気清浄機10は、加湿装置としても機能する。
空気清浄機10は、図1に示すように、四角柱状のケーシング11を備える。また、図2に示すように、空気清浄機10は、ケーシング11の内部に、主として、送風装置12、空気清浄フィルタ20、および加湿ユニット30を備える。以下、空気清浄機10の構成について詳細に説明する。
(2)詳細構成
(2−1)ケーシング
ケーシング11は、上述したように、送風装置12、空気清浄フィルタ20、および加湿ユニット30を収納する。ケーシング11は、図2および図3に示すように、内部に、送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3を形成する。送風室R1には、送風装置12が配置される。空気清浄室R2には、空気清浄フィルタ20が配置される。加湿室R3には、加湿ユニット30が配置される。送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3は、下方から上方に向かって順番に並ぶ。
(2−1)ケーシング
ケーシング11は、上述したように、送風装置12、空気清浄フィルタ20、および加湿ユニット30を収納する。ケーシング11は、図2および図3に示すように、内部に、送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3を形成する。送風室R1には、送風装置12が配置される。空気清浄室R2には、空気清浄フィルタ20が配置される。加湿室R3には、加湿ユニット30が配置される。送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3は、下方から上方に向かって順番に並ぶ。
ケーシング11は、上述したように、四角柱状である。すなわち、ケーシング11は、縦に長く延びた形状を有する。そのため、本実施形態に係る空気清浄機10の設置面積は、送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3が水平方向に並ぶ従来の空気清浄機10の設置面積に比べて小さい。具体的に、ケーシング11は、枠体と枠体に取り付けられる複数の面とからなる。
ケーシング11には、図1に示すように、吸込口11aおよび吹出口11bが設けられている。吸込口11aは、ケーシング11の外側の空気をケーシング11内部に吸い込むための開口である。吸込口11aは、ケーシング11の正面下部および背面下部にそれぞれ設けられている(図1および図3参照)。吹出口11bは、ケーシング11の内部を通過した空気を吹き出すための開口である。すなわち、吹出口11bは、ケーシング11内の空気の出口である。吹出口11bは、図1に示すように、ケーシング11の天井部分に設けられている。具体的に、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分において、前面側の一辺を除く天井部分の外形に沿って、外形の内側に形成される。言い換えると、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分の左右両側および後側を構成する辺に沿って、当該辺の内側に形成される(図1および図2参照)。なお、本実施形態において、吹出口11bは、矩形に組まれた枠体によって形成される。
また、ケーシング11には、開口15が形成される(図7(b),(c)参照)。開口15は、空気清浄機10の正面側からアクセス可能な場所に形成される。本実施形態において、開口15は、空気清浄機10の上部に位置する。開口15は、扉11cによって開閉可能である。扉11cには、取っ手11caが形成されている。開口15は、ケーシング11に収納された各構成を着脱可能にする。具体的に、開口15によって、ケーシング11内の加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20にアクセス可能になる。
扉11cは、ケーシング11から取り外し可能な構成を有する。また、扉11cは、後述するタンク31に取り付けられる。具体的に、扉11cは、タンク31と一体として移動可能なように取り付けられている。すなわち、扉11cがケーシング11から取り外されることにより、タンク31もケーシング11から取り外される。扉11cは、空気清浄機10の上方に向かって取り外し可能である(図7(b)参照)。なお、扉11cは、空気清浄機10の前面に向かって取り外し可能な構成であってもよい。扉11cがケーシング11から取り外されることにより、開口15が開放される。
ケーシング11内部には、整流板36が設けられている(図3参照)。図3に示すように、整流板36は、加湿室R3に設けられる。具体的に、整流板36は、加湿室R3において、後述する加湿エレメント33の近傍に配置される。整流板36は、空気清浄室R2から加湿室R3に流れ込んだ空気の流れf3を加湿エレメント33に誘導する。詳細には、整流板36は、空気の流れf3が、加湿エレメント33をバイパスして吹出口11bに直接流れ出ないように、空気の流れを加湿エレメント33に向けて誘導する。
さらに、ケーシング11内部には、図2に示すように、フランジ部11d,11fが設けられる。フランジ部11dは、空気清浄室R2に設けられる。また、フランジ部11fは、加湿室R3に設けられる。具体的に、フランジ部11dは、空気清浄室R2を構成するケーシング11の内壁に設けられる。より具体的に、フランジ部11dは、ケーシング11の内周に沿った所定の高さ位置に設けられる。フランジ部11dには、後述する空気清浄フィルタ20が載置される。すなわち、フランジ部11dは、空気清浄フィルタ20に対して、空気の流れ方向上流側に配置される。フランジ部11dは、空気清浄フィルタ20を空気清浄室R2において平面配置するために設けられる。フランジ部11dは、後述するシール部材11eとともに、空気清浄フィルタ20とケーシング11の内壁との隙間をシールするためのシール手段として機能する。フランジ部11fは、加湿室R3を構成するケーシング11の内壁に沿って設けられる。フランジ部11fもまた、ケーシング11の内周に沿った所定の高さ位置に設けられる。フランジ部11fには、後述する加湿ユニット30のトレイ32が載置される。すなわち、フランジ部11fは、加湿ユニット30に対して、空気の流れ方向上流側に配置される。
ケーシング11の側面上方には、図1に示すように、制御パネル13が設けられている。制御パネル13には、空気清浄機10を操作するための各種スイッチ(例えば、電源スイッチや機能選択スイッチ)が設けられている。制御パネル13は、ケーシング11に内蔵されている制御装置(図示せず)に接続されている。制御パネル13で受け付けられた信号は、制御装置に伝送される。
(2−2)送風装置
送風装置12は、ケーシング11の外側の空気を送風室R1に取り入れる。また、送風装置12は、送風室R1に取り入れた空気を、空気清浄室R2および加湿室R3に向けて送風する。すなわち、送風装置12は、空気清浄フィルタ20と加湿ユニット30(加湿エレメント33)とに向けて送風する。
送風装置12は、ケーシング11の外側の空気を送風室R1に取り入れる。また、送風装置12は、送風室R1に取り入れた空気を、空気清浄室R2および加湿室R3に向けて送風する。すなわち、送風装置12は、空気清浄フィルタ20と加湿ユニット30(加湿エレメント33)とに向けて送風する。
送風装置12は、図3に示すように、ファン(送風ファン)12aおよびファンモータ12bを含む。ファン12aは、シロッコファンである。ファン12aは、ハブ部12aaと、複数の羽根12abとによって構成される。複数の羽根12abは、ハブ部12aaの周縁に円筒状に配列される。ハブ部12aaおよび複数の羽根12abが回転することによって、空気は、回転軸方向に沿って吸い込まれ、さらに、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出される。すなわち、ハブ部12aaおよび複数の羽根12abの回転により、空気は、ケーシング11の外側から送風室R1内に、吸込口11aを介して吸い込まれる。複数の羽根12abから遠心方向に吹き出された空気は、その後、空気清浄室R2に送られる。
なお、送風装置12は、送風室R1において平面中央に配置される。具体的に、送風装置12は、空気清浄機10の奥行き方向および幅方向において中央位置に配置される(図3参照)。すなわち、送風装置12によって、送風室R1に吸い込まれた空気は、送風室R1の中央から空気清浄室R2の中央に向けて送られる。
(2−3)空気清浄フィルタ
空気清浄フィルタ20は、空気清浄機10に吸い込まれた空気を清浄化する。具体的に、空気清浄フィルタ20は、空気に含まれる塵埃を除去する。空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、送風装置12の下流側に配置される。また、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、加湿ユニット30の上流側に配置される。
空気清浄フィルタ20は、空気清浄機10に吸い込まれた空気を清浄化する。具体的に、空気清浄フィルタ20は、空気に含まれる塵埃を除去する。空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、送風装置12の下流側に配置される。また、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、加湿ユニット30の上流側に配置される。
図2および図3に示すように、空気清浄フィルタ20は、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22を含む。集塵フィルタ21は、薄くて柔らかい樹脂製のネットである。集塵フィルタ21は、空気に含まれる埃を除去する。脱臭フィルタ22は、空気に含まれる不快な臭いの成分を吸収する。集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、空気清浄室R2内で、空気の流れ方向上流側から順番に配置される。具体的に、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、それぞれの厚み方向に沿って配置される。集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22の厚み方向は、空気清浄室R2を通過する空気の流れ方向f2と一致する。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向f2に対して直交する方向に配置される。
空気清浄フィルタ20は、上述したように、ケーシング11の内部に形成されたフランジ部11dに載置されている。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、フランジ部11dによって保持される。空気清浄フィルタ20と、フランジ部11dとの間には、シール部材11eが設けられる。シール部材11eは、フランジ部11dに平面配置される。具体的に、シール部材11eは、フランジ部11dの面に沿って配置される。フランジ部11dおよびシール部材11eは、上述したように、空気清浄フィルタ20とケーシング11の内壁との間の隙間をシールするシール手段として機能する。フランジ部11dおよびシール部材11eは、空気の流れ方向において、空気清浄フィルタ20の上流側に配置される。言い換えると、シール手段は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向において、空気清浄フィルタ20の上流側に配置される。シール手段は、送風室R1から空気清浄室R2に空気が送られる際に、空気清浄フィルタ20とケーシング11とのシール性を確保する。
メンテナンス時、空気清浄フィルタ20は、開口15を介して着脱される(図7参照)。具体的に、空気清浄フィルタ20は、後述する加湿ユニット30が開口15を介して取り外された後、ケーシング11内に形成される空間(すなわち、加湿室R3)を利用して移動し、その後、開口15を介して着脱される。具体的に、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向に移動されてケーシング11から取り外される。すなわち、空気清浄フィルタ20の厚み方向は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向(着脱方向)と一致する。また、空気清浄フィルタ20の取り外し方向と、空気清浄室R2における空気の流れ方向とは一致する。言い換えると、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、空気清浄室R2における空気の流れ方向に沿って移動させることで、フランジ部11dから離反され、ケーシング11から取り外される。
(2−4)加湿ユニット
加湿ユニット30は、供給された水を気化させて空気を加湿する。加湿ユニット30は、空気の流れ方向において、送風装置12および空気清浄フィルタ20の下流側に配置される。すなわち、加湿ユニット30は、空気清浄フィルタ20によって清浄化された空気を加湿する。
加湿ユニット30は、供給された水を気化させて空気を加湿する。加湿ユニット30は、空気の流れ方向において、送風装置12および空気清浄フィルタ20の下流側に配置される。すなわち、加湿ユニット30は、空気清浄フィルタ20によって清浄化された空気を加湿する。
図5および図6に、加湿ユニット30の概略構成を示す。図5は、ケーシング11に取り付けられた状態の加湿ユニット30を示す。図6は、ケーシング11から取り外される際の分離された状態の加湿ユニット30を示す。
加湿ユニット30は、上述したように、ケーシング11内で加湿室R3に配置される。すなわち、加湿ユニット30は、ケーシング11内の上方位置に配置される。加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、ケーシング11内の上方位置に大きな空間ができる。具体的に、加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、加湿室R3において、空気清浄フィルタ20が移動可能な空間が形成される。言い換えると、加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、空気清浄室R2の上方に、空気清浄フィルタ20を取り外す際の移動経路となる空間が形成される。なお、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向(空気清浄フィルタ20に直交する方向)に、移動されてフランジ部11dから取り外される。
加湿ユニット30は、図5および図6に示すように、主として、タンク31、トレイ32、および複数の加湿エレメント33によって構成される。
(2−4−1)タンク
タンク31は、複数の加湿エレメント33に供給するための水を貯留する。タンク31は、注水口31aを有する。注水口31aには、図示しない給水弁が取り付けられる。給水弁は、弁体をバネによって弁口に押し付ける一般的な構造である。したがって、ここでは給水弁の詳細な説明を省略する。
タンク31は、複数の加湿エレメント33に供給するための水を貯留する。タンク31は、注水口31aを有する。注水口31aには、図示しない給水弁が取り付けられる。給水弁は、弁体をバネによって弁口に押し付ける一般的な構造である。したがって、ここでは給水弁の詳細な説明を省略する。
タンク31は、使用時、後述するトレイ32のタンク受け部32aに載せられる(図4および図6参照)。具体的に、タンク31は、給水弁を下方にしてトレイ32に装着される。タンク31は、給水弁が鉛直下方に向けられた状態で、トレイ32の押し込みピンに押し当てられる。これにより、タンク31自身の重みによって押し込みピンが給水弁を開状態にする。
タンク31は、図2および図3に示すように、ケーシング11の内部において、吹出口11bの近傍に配置される。また、タンク31は、図4に示すように、ケーシング11内において、左右方向中央に配置される。また、タンク31の正面側の側面は、上述したように、扉11cに取り付けられている。
図5に示すように、タンク31の幅方向両側には、後述する複数の加湿エレメント33が配置される。言い換えると、タンク31は、複数の加湿エレメント33に隣接して配置される。詳細に、タンク31は、対向して配置される一対の加湿エレメント33の間の空間を部分的に遮るような態様で配置される。言い換えると、タンク31は、一対の加湿エレメント33によって挟まれた空間に部分的に挿入される。
タンク31は、図6に示すように、複数の外面を有する。複数の外面には、背面側垂直面F1、側方垂直面F2、湾曲面F3、および側方傾斜面F4が含まれる。
背面側垂直面F1は、空気清浄機10の背面側近傍に位置する六角形の面である。背面側垂直面F1は、上下方向に垂直に延びる。背面側垂直面F1は、上下一対の辺と、左右一辺の辺と、上下および左右の辺を繋ぐ二つの傾斜する辺とを含む六つの辺からなる。上下一対の辺および左右一対の辺は、それぞれ平行である。なお、背面側垂直面F1の上端側の一辺の寸法d1が、下端側の一辺の寸法d2よりも大きい。
側方垂直面F2は、背面側垂直面F1の左右方向両側から正面側に向けて延びる面である。側方垂直面F2は、背面側垂直面F1に対して直交する面であり、上下方向に垂直に延びる。側方垂直面F2は、上下逆さのL字に類似する形状を有する。図6では、タンク31の右側に位置する側方垂直面F2のみを示すが、タンク31は、左側にも側方垂直面F2を有する。側方垂直面F2は左右対称の形状を有する。
湾曲面F3は、背面側垂直面F1の下端から下方に延びる面である。湾曲面F3は、部分的に前方側に湾曲する。具体的に、湾曲面F3の上端は、背面側垂直面F1と同じ平面位置にあり、湾曲面の下端は、背面側垂直面F1よりも正面側の平面位置にある。すなわち、湾曲面F3の下端は、背面側垂直面F1の平面位置よりも正面側に位置する。
側方傾斜面F4は、側方垂直面F2および湾曲面F3を繋ぐ壁面である。図6では、右側に位置する側方傾斜面F4のみを示すが、タンク31は、左側にも側方傾斜面F4を有する。側方傾斜面F4は、左右対称の形状を有する。側方傾斜面F4は、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向に対して傾きを有する。空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向は、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向である(図2の符号f3参照)。具体的に、側方傾斜面F4は、正面側から背面側に向かって、空気清浄機10の幅方向中央に向かって傾斜する。言い換えると、側方傾斜面F4は、空気清浄機10の前面側から背面側に向かって、空気清浄機10の幅方向外側から内側に延びる。側方垂直面F2に対する側方傾斜面F4の傾斜角度は、隣接配置される加湿エレメント33との距離や加湿室R3内の空間の広さ等によって適宜決定されうる。具体的に、傾斜角度は、加湿室R3内に送られた空気が、側方傾斜面F4に沿って流れることで、加湿エレメント33の厚み方向に好適に誘導されるような傾きになるように設計される。
タンク31の複数の外面は、加湿室R3内で複数回空気の流れ方向を変化させる。具体的に、タンク31は、複数の外面によって、加湿室R3内に送られた空気が加湿エレメント33を通過し、さらに吹出口11bから吹き出されるように変化させる。
より具体的に、側方傾斜面F4は、タンク31に沿って流れる空気を、タンク31の両側に隣接配置された加湿エレメント33に向けて流す。これにより、加湿室R3内において、加湿エレメント33に向かう空気の流れが形成される。すなわち、側方傾斜面F4は、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れを、加湿エレメント33に誘導するように変化させる(図2参照)。言い換えると、側方傾斜面F4が、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向(略上下方向)に対して傾いていることにより、略上下方向の空気の流れが、加湿エレメント33の厚み方向に誘導される(図2および図3の符号f3およびf4参照)。その後、加湿エレメント33の厚み方向に流れた空気(加湿エレメント33を通過した空気)は、側方垂直面F2に誘導されて、吹出口11bから吹き出される。
このように、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向に流れる空気が、流れ方向を変えて加湿エレメント33を通過し、さらに、タンク31の外面に沿って流れて吹出口11bから吹き出されるように、タンク31は、複数の加湿エレメント33に隣接して配置される。すなわち、タンク31が複数の加湿エレメント33に隣接して配置されることにより、複数の加湿エレメント33近傍を流れる空気の流れ方向が変化する。その結果、空気清浄フィルタ20を通過した空気は、加湿エレメント33を通過するよう流れ方向が変化され、さらに、加湿エレメント33を通過した後、吹出口11bから吹き出されるように、流れ方向が変化される。
(2−4−2)トレイ
トレイ32は、タンク31から供給された水を受け取って一時的に溜めおく。また、トレイ32は、後述する複数の加湿エレメント33に水を供給する。トレイ32は、図4に示すように、平面視で、U字に類似する形状を有する。具体的に、トレイ32は、平面視で、U字の底辺に対応する部分(底辺対応部分)と、底辺対応部分の両側から延びる部分(延長部分)とによって構成される。底辺対応部分は、空気清浄機10の幅方向(左右方向)に延びる。延長部分は、空気清浄機10の左右両側のそれぞれで、奥行き方向(前後方向)に延びる。トレイ32は、上述の空気清浄フィルタ20の直上に配置される。具体的に、トレイ32は、上述したように、フランジ部11fに載置される。
トレイ32は、タンク31から供給された水を受け取って一時的に溜めおく。また、トレイ32は、後述する複数の加湿エレメント33に水を供給する。トレイ32は、図4に示すように、平面視で、U字に類似する形状を有する。具体的に、トレイ32は、平面視で、U字の底辺に対応する部分(底辺対応部分)と、底辺対応部分の両側から延びる部分(延長部分)とによって構成される。底辺対応部分は、空気清浄機10の幅方向(左右方向)に延びる。延長部分は、空気清浄機10の左右両側のそれぞれで、奥行き方向(前後方向)に延びる。トレイ32は、上述の空気清浄フィルタ20の直上に配置される。具体的に、トレイ32は、上述したように、フランジ部11fに載置される。
トレイ32は、図6に示すように、主として、タンク受け部32a、水供給部32b、および軸受け部32cを有する。
(a)タンク受け部
タンク受け部32aは、上述のタンク31を受ける。タンク受け部32aは、上述の底辺対応部分に位置する。タンク受け部32aには、図示しない、支持部および押し込みピンが設けられている。支持部は、タンク31の所定の箇所(タンク31のコーナー)を支持する。押し込みピンは、タンク31が自重で降下したときに給水弁にあたって、給水弁を押し開ける。その結果、タンク31の水が、タンク受け部32aに供給される。
タンク受け部32aは、上述のタンク31を受ける。タンク受け部32aは、上述の底辺対応部分に位置する。タンク受け部32aには、図示しない、支持部および押し込みピンが設けられている。支持部は、タンク31の所定の箇所(タンク31のコーナー)を支持する。押し込みピンは、タンク31が自重で降下したときに給水弁にあたって、給水弁を押し開ける。その結果、タンク31の水が、タンク受け部32aに供給される。
なお、タンク受け部32aの外壁には、取っ手32dが設けられている(図1参照)。ユーザーがこの取っ手32dに指を入れて、タンク受け部32aを手前(正面側)に引くことによって、ケーシング11からトレイ32が引き出される。
(b)水供給部
水供給部32bは、タンク31から供給された水を、加湿エレメント33に対して供給する部分である。具体的に、水供給部32bは、タンク受け部32aに供給された水を受け取り、その後、加湿エレメント33に供給する。水供給部32bは、上述の延長部分に位置する。
水供給部32bは、タンク31から供給された水を、加湿エレメント33に対して供給する部分である。具体的に、水供給部32bは、タンク受け部32aに供給された水を受け取り、その後、加湿エレメント33に供給する。水供給部32bは、上述の延長部分に位置する。
水供給部32bと、上述のタンク受け部32aとは、図示しない隔壁によって仕切られている。隔壁には、孔が形成されている。タンク31からタンク受け部32aに供給された水は、孔を介して、水供給部32bに送られる。すなわち、ケーシング11の前面側に配置されたタンク受け部32aで受け取られた水は、その後、ケーシング11の左右両側で奥行き方向に送られる。水供給部32bには、所定水位まで水が満たされる。すなわち、水供給部32bでは、加湿エレメント33を浸漬させるために、所定水位まで水が溜められる。水供給部32bに溜められる水は、タンク31内に水がある限り、所定水位で維持されるように自動的に調節される。このようにして、一のトレイ32によって一のタンク31から受け取られた水が、複数の加湿エレメント33に対して供給される。
(c)軸受け部
軸受け部32cは、後述する加湿エレメント33の回転軸(ロータ回転軸)33dを受ける部分である。軸受け部32cは、上述の延長部分に位置する。軸受け部32cは、水供給部32bの側壁から鉛直上方へ延びる一対の柱である。
軸受け部32cは、後述する加湿エレメント33の回転軸(ロータ回転軸)33dを受ける部分である。軸受け部32cは、上述の延長部分に位置する。軸受け部32cは、水供給部32bの側壁から鉛直上方へ延びる一対の柱である。
本実施形態では、水供給部32bは、空気清浄機10の幅方向両側でそれぞれ延びる。したがって、軸受け部32cは、幅方向両側に位置する水供給部32bのそれぞれに対して設けられる。なお、各水供給部32bにそれぞれ設けられる軸受け部32cは、奥行き方向において、同じ平面位置に配置される。すなわち、複数の水供給部32bに設けられる軸受け部32cのぞれぞれは、互いに対向する位置に配置される。
軸受け部32cの上端には、ロータ回転軸33dを回転可能に支持するために、U字状の窪みが形成されている。
(2−4−3)加湿エレメント
加湿エレメント33は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的に、加湿エレメント33は、トレイ32に溜められた水を気化させて空気を加湿する。より具体的に、加湿エレメント33は、上述の水供給部32bに溜められた水を気化させて空気を加湿する。
加湿エレメント33は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的に、加湿エレメント33は、トレイ32に溜められた水を気化させて空気を加湿する。より具体的に、加湿エレメント33は、上述の水供給部32bに溜められた水を気化させて空気を加湿する。
本実施形態では、複数の加湿エレメント33が用いられる。具体的には、二つの加湿エレメント33が用いられる。二つの加湿エレメント33は、並列に配置されている。具体的に、二つの加湿エレメント33は、空気清浄機10の左右方向両側において、それぞれ奥行き方向に沿って配置される。二つの加湿エレメント33は、図2、図4、および図5に示すように、タンク31の両側に近接してそれぞれ配置される。また、二つの加湿エレメント33は、対向する位置に配置される。
二つの加湿エレメント33は、トレイ32の上方に配置される。具体的に、加湿エレメント33は、トレイ32の水供給部32bの上方に配置される。すなわち、二つの加湿エレメント33のそれぞれには、上述したタンク31およびトレイ32によって水が供給される。言い換えると、二つの加湿エレメント33のそれぞれには、共通の一のタンク31および共通の一のトレイ32によって水が供給される。
二つの加湿エレメント33は、それぞれ、回転式である。具体的に、加湿エレメント33は、主として、加湿フィルタ33aおよび加湿ロータ33bを含む。加湿フィルタ33aは、不織布で円板状に形成された気化材である。加湿フィルタ33aは、フィルタ面を有する。二つの加湿エレメント33は、互いのフィルタ面が対向するように配置される。加湿ロータ33bは、加湿フィルタ33aの外円周を囲んで、加湿フィルタ33aを保持するフレームである。加湿ロータ33bは、中心にロータ回転軸33dを有し、外周に図示しない歯車を有する。歯車には、第1駆動部33eおよび第2駆動部33fがそれぞれ噛み合うように構成されている(図5および図6参照)。
図5および図6に示すように、第1駆動部33eおよび第2駆動部33fは、それぞれ、回転軸を有する。また、回転軸の両端には、ギアが固定されている。具体的に、第1駆動部33eは、駆動ギア33eaおよび被駆動ギア33ebを含む。また、第2駆動部33fは、被駆動ギア33fa,33fbを含む。第1駆動部33eの駆動ギア33eaは、左側の加湿エレメント33の歯車に噛み合うように配置される。また、第2駆動部33fの被駆動ギア33faは、右側の加湿エレメント33の歯車に噛み合うように配置される。第1駆動部33eの被駆動ギア33ebと、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbとは、互いに噛み合うように配置される。
第1駆動部33eの駆動ギア33eaは、駆動モータ35から回転力が伝達されて回転する(図7(b)参照)。第1駆動部33eの駆動ギア33eaが回転することにより、駆動ギア33eaに噛み合う加湿エレメント33が回転する。また、駆動ギア33eaの回転により、第1駆動部33eの被駆動ギア33ebも回転する。さらに、第1駆動部33eの被駆動ギア33ebの回転により、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbも回転する。さらに、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbの回転により、第2駆動部33fの被駆動ギア33faも回転する。これにより、第2駆動部33fの被駆動ギア33faに噛み合う加湿エレメント33が回転する。すなわち、一つの駆動モータ35が回転することにより、当該一つの駆動モータ35の回転力が駆動ギア33ea、被駆動ギア33eb,33fb,33faと順次伝達される。その結果、二つの加湿エレメント33の両方が回転する。
加湿エレメント33は、図2、図4、および図6に示すように、複数の水汲み部33cを備える。複数の水汲み部33cは、加湿ロータ33bの歯車の側面に設けられる。すなわち、水汲み部33cは、加湿フィルタ33aの外周より外側に配置されている。水汲み部33cは、カップ状である。水汲み部33cは、加湿エレメント33の回転時に、トレイ32(水供給部32b)の水を汲み上げることが可能な形状を有する。
加湿エレメント33は、図3に示すように、加湿フィルタ33aの下部がトレイ32の水中に浸漬せず、また、加湿ロータ33bの歯車の歯先が、最下点で、トレイ32の底面と近接するように配置されている。水汲み部33cは、加湿エレメント33が回転することによって、順次、浸漬し、トレイ32内の水を汲み上げる。水汲み部33cは、その後、加湿エレメント33の最上点近傍で、汲み上げた水を加湿フィルタ33aに浴びせる。具体的に、水汲み部33cによって汲み上げられた水は、加湿エレメント33の最上点近傍で、水汲み部33cから流れ出て、加湿フィルタ33aに水を浴びせる。
(3)空気清浄機の動作および空気の流れ
以下、図2および図3を用いて、空気清浄機10の動作および空気清浄機10の動作に伴う空気の流れについて説明する。なお、図2および図3において、符号f1〜f5は、空気の流れを示す。また、図3において、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿室R3に流れ込んだ空気の流れについて、実線は、加湿フィルタ33aの間を通過する空気の流れを示し、破線は、加湿フィルタ33aの外側の空気の流れを示す。
以下、図2および図3を用いて、空気清浄機10の動作および空気清浄機10の動作に伴う空気の流れについて説明する。なお、図2および図3において、符号f1〜f5は、空気の流れを示す。また、図3において、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿室R3に流れ込んだ空気の流れについて、実線は、加湿フィルタ33aの間を通過する空気の流れを示し、破線は、加湿フィルタ33aの外側の空気の流れを示す。
空気清浄機10の電源がオンに設定されることによって、送風装置12のファンモータ12bがファン12aを回転させる。回転するファン12aは空気を遠心方向に吹き出すので回転軸周りの圧力が低下する。これにより、空気は、ファン12aの中心に位置するファン吸込口に吸い込まれる。その結果、吸込口11aからファン吸込口に向かう空気の流れが発生する。本実施形態に係る空気清浄機10は、上述したように、送風室R1がケーシング11の最下部に設けられている。また、吸込口11aは、ケーシング11の正面下部および背面下部に形成されている。したがって、送風装置12が駆動されると、空気清浄機10は、正面下部および背面下部から空気を吸い込む(図3の符号f1参照)。すなわち、送風装置12の駆動により、ケーシング11外の空気が、送風室R1に吸い込まれる。
送風装置12の駆動により、空気は、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出されて、空気清浄フィルタ20に向けて流れる(図2および図3の符号f2参照)。すなわち、送風室R1の空気は、空気清浄室R2に送られる。
空気清浄室R2に送られた空気は、先ず、上流側の集塵フィルタ21を通過する。集塵フィルタ21によって空気に含まれる埃が除去される。集塵フィルタ21を通過した空気は、さらに下流側の脱臭フィルタ22を通過する。脱臭フィルタ22によって、空気に含まれる不快な臭い成分が脱臭フィルタ22に吸着される。なお、空気清浄フィルタ20の全面には、送風室R1から押し寄せる空気によって、静圧が作用する。空気清浄フィルタ20を通過した空気は、その後、加湿室R3に送られる。
加湿室R3に送られた空気は、上方に向かって流れる(図2および図3の符号f3参照)。加湿室R3内では、タンク31の外面(外壁)に沿った空気の流れが生じる。また、整流板36によって空気の流れf3が加湿フィルタ33aを通過するように誘導される。これにより、加湿室R3内に流れ込んだ空気は、空気清浄フィルタ20の厚み方向(符号f3参照)に流れた後、二つの加湿エレメント33に向かって分岐する(図2の符号f4参照)。すなわち、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向に流れる空気の流れ方向は、加湿室R3内の空気がタンク31に沿って流れることで、流れ方向を変えて加湿エレメント33の厚み方向(ロータ回転軸33dの軸方向)に曲がる。その後、空気は、加湿エレメント33を通過して、タンク31の外壁に沿って流れ、吹出口11bから吹出される(図2および図3の符号f5参照)。
なお、空気清浄機10の電源がオンに設定されたときに加湿機能がオンに設定されると、加湿エレメント33が回転する。加湿フィルタ33aの下部はトレイ32の水中に浸漬しているので、加湿エレメント33が回転することによって、新たに水中に浸漬される加湿フィルタ33aの部分がトレイ32の水を吸い上げる。また、加湿エレメント33の回転によって、水汲み部33cがトレイ32の水を汲み上げて加湿エレメント33の最上点近傍で加湿フィルタ33aに散水する。その結果、加湿フィルタ33aの全域に水が行き渡る。すなわち、加湿機能がオンに設定されている場合、空気清浄室R2から加湿室R3に入った空気は、加湿エレメント33に浸み込んだ水の気化を促進させる。これにより、空気は加湿空気となる。加湿空気は、その後、吹出口11bから吹き出される。一方、空気清浄機10の電源がオンに設定されたときに加湿機能がオフに設定されると、加湿エレメント33は回転しない。すなわち空気は、十分に加湿されることなく吹出口11bから吹き出される。
(4)空気清浄フィルタの着脱操作
次に、図7および図8を参照して、空気清浄フィルタ20の取り外し操作について説明する。図7および図8のそれぞれは、ケーシング11から空気清浄フィルタ20が取り外すための操作(取り外し操作)を順番に表す。具体的に、図7(a)〜(d)は、空気清浄機10の斜視図を用いて取り外し操作の過程を示し、図8(a)〜(d)は、図1の空気清浄機10のII−II断面の概略構成図を用いて取り外し操作の過程を示す。図7(a)〜(d)のそれぞれは、図8(a)〜(d)に対応する。なお、ケーシング11への空気清浄フィルタ20の取り付け操作は、取り外し操作の逆の工程で行われる。
次に、図7および図8を参照して、空気清浄フィルタ20の取り外し操作について説明する。図7および図8のそれぞれは、ケーシング11から空気清浄フィルタ20が取り外すための操作(取り外し操作)を順番に表す。具体的に、図7(a)〜(d)は、空気清浄機10の斜視図を用いて取り外し操作の過程を示し、図8(a)〜(d)は、図1の空気清浄機10のII−II断面の概略構成図を用いて取り外し操作の過程を示す。図7(a)〜(d)のそれぞれは、図8(a)〜(d)に対応する。なお、ケーシング11への空気清浄フィルタ20の取り付け操作は、取り外し操作の逆の工程で行われる。
図7(a)および図8(a)は、メンテナンス開始前の空気清浄機10を示す。メンテナンス開始時には、図7(b)および図8(b)に示すように、まず、扉11cが開かれる。具体的に、扉11cがケーシング11から取り外される。扉11cが取り外された結果、開口15が開放される(図7(b)参照)。扉11cが取り外されることにより、扉11cに取り付けられたタンク31もまた、ケーシング11から取り外される。ここでは、扉11cが上方に持ち上げられることによって、タンク31がケーシング11から取り外される。なお、扉11cを正面側に引き出すことによって、タンク31をケーシング11から取り外してもよい。
その後、図7(c)および図8(c)に示すように、トレイ32がケーシング11から取り外される。具体的に、トレイ32は、取っ手32dを用いて、手前側に引き出される。このとき、加湿エレメント33は、開口15を介してケーシング11の外に取り出される。その結果、ケーシング11内の上方に、広い空間が形成される。言い換えると、ケーシング11からトレイ32および加湿エレメント33が取り外されたことにより、加湿室R3に、空気清浄フィルタ20を移動可能な空間ができる。
その後、図7(d)および図8(d)に示すように、空気清浄フィルタ20がケーシング11から取り外される。空気清浄フィルタ20は、フィルタの厚み方向に移動させてフランジ部11dから取り出した後、加湿室R3内を移動させて、ケーシング11から取り外される。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向下流側に向けて引き上げられ、その後、開口15を介してケーシング11の外に取り出される。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20と、加湿ユニット30と、ファン(送風ファン)12aと、ケーシング11と、を備える。空気清浄フィルタ20は、空気に含まれる塵埃を除去する。加湿ユニット30は、供給された水を気化させて空気を加湿する。送風装置12は、空気清浄フィルタ20および加湿ユニット30に向けて送風する。詳細には、送風装置12は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aに対して送風する。ケーシング11は、加湿ユニット30、空気清浄フィルタ20、および送風装置12を収納する。ケーシング11は、加湿ユニット30を着脱するための開口15を有する。加湿ユニット30は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向において、空気清浄フィルタ20の下流側に並んで配置される。開口15は、加湿ユニット30を取り外した後、空気清浄フィルタ20の取り外しを可能にする。
(5−1)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20と、加湿ユニット30と、ファン(送風ファン)12aと、ケーシング11と、を備える。空気清浄フィルタ20は、空気に含まれる塵埃を除去する。加湿ユニット30は、供給された水を気化させて空気を加湿する。送風装置12は、空気清浄フィルタ20および加湿ユニット30に向けて送風する。詳細には、送風装置12は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aに対して送風する。ケーシング11は、加湿ユニット30、空気清浄フィルタ20、および送風装置12を収納する。ケーシング11は、加湿ユニット30を着脱するための開口15を有する。加湿ユニット30は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向において、空気清浄フィルタ20の下流側に並んで配置される。開口15は、加湿ユニット30を取り外した後、空気清浄フィルタ20の取り外しを可能にする。
一般的に、空気清浄機が加湿ユニットを備える場合、空気清浄機には、加湿ユニットを着脱するための開口と、空気清浄フィルタを着脱するための開口とがそれぞれ設けられる。空気清浄フィルタを着脱するための開口は、空気の流れ方向に対して直交する方向に空気清浄フィルタを差し込み可能なように、ケーシングの側面に形成されている。加湿ユニットを着脱するための開口は、タンクの取り外しを可能にするために、ケーシングの側面に大きく形成されている。開口には、ケーシングの気密性を確保するために、蓋(扉)が設けられる。したがって、空気清浄機が加湿ユニットを備える場合、空気清浄フィルタ着脱用の開口および加湿ユニット着脱用の開口のそれぞれに対して、扉を設ける必要がある。開口に扉を設けることによって、ある程度の気密性を確保することは可能であるが、高い気密性を求める場合には、開口の数の増加は好ましくない。
そこで、上記実施形態に係る空気清浄機10では、加湿ユニット30の着脱用の開口15が、空気清浄フィルタ20の着脱用の開口15としても用いられる。具体的には、空気清浄フィルタ20の取り外し方向において、加湿ユニット30が空気清浄フィルタ20よりも下流側に配置されている。空気清浄フィルタ20は、加湿ユニット30が開口15を介して取り外された後、同じ開口15を介してケーシング11から取り外すことができる。すなわち、一つの開口を加湿ユニット30の着脱および空気清浄フィルタ20の着脱の両方に用いることができる。その結果、開口の数を抑えることができる。そのため、高い気密性を得ることができる。また、複数の開口や扉を設ける必要が無いため、製造工数を減らすことができる。
(5−2)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向は、空気清浄フィルタ20の厚み方向である。すなわち、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向に取り外される。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向は、空気清浄フィルタ20の厚み方向である。すなわち、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向に取り外される。
上述したように、従来の空気清浄機では、空気清浄フィルタは、空気の流れ方向に直交するように、ケーシングの横側から差し込まれていた。空気清浄フィルタを設ける場合、ケーシングに対する空気清浄フィルタの気密性を向上させるため、シール部材が設けられることが一般的である。シール部材は、空気清浄フィルタの外形に沿って配置される。ここで、空気清浄フィルタが、ケーシングの横側から差し込まれる構成の場合、空気清浄フィルタの取り外しの際、シール部材がケーシングあるいは空気清浄フィルタと擦れて磨耗する。その結果、一定の気密性を長期間確保することが困難となる。
上記実施形態に係る空気清浄機10においても、空気清浄フィルタ20に対して気密性を高めるためにシール部材が用いられる。しかし、上記実施形態に係る空気清浄機10では、空気清浄フィルタ20が、空気清浄フィルタ20の厚み方向に取り外される。そのため、空気清浄フィルタ20の着脱時における空気清浄フィルタの磨耗を抑制することができる。その結果、一定の気密性を長期間確保することができる。
また、上記実施形態に係る空気清浄機10では、加湿ユニット30が取り外された後に形成される大きな空間を利用して空気清浄フィルタ20を取り外すことができる。これにより、空気清浄フィルタ20の取り外しを容易にすることができる。
(5−3)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、取り外し方向において空気清浄フィルタ20の上流側に、空気清浄フィルタ20とケーシング11との間の隙間をシールするシール手段(フランジ部11dおよびシール部材11e)をさらに備える。具体的に、空気清浄フィルタ20は、図2および図3に示すように、ケーシング11の内側に形成されたフランジ部11dと、フランジ部11dの上に平面配置されたシール部材11eとの上に載置される。これにより、ケーシング11に対する空気清浄フィルタ20のがたつきを抑えることができる。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、取り外し方向において空気清浄フィルタ20の上流側に、空気清浄フィルタ20とケーシング11との間の隙間をシールするシール手段(フランジ部11dおよびシール部材11e)をさらに備える。具体的に、空気清浄フィルタ20は、図2および図3に示すように、ケーシング11の内側に形成されたフランジ部11dと、フランジ部11dの上に平面配置されたシール部材11eとの上に載置される。これにより、ケーシング11に対する空気清浄フィルタ20のがたつきを抑えることができる。
(5−4)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、加湿ユニット30が、水を貯留するタンク31と、タンク31から水を受け取るトレイ32と、トレイ32から供給される水を気化させて空気を加湿する加湿フィルタ33aとを有する。加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、ケーシング11内には、空気清浄フィルタ20の上方に大きな空間が形成される。したがって、空気清浄機10のメンテナンス時に、空気清浄フィルタ20を取り外すための十分な空間を確保することができる。また、空気清浄機10の運転時には、加湿ユニット30で空気清浄フィルタ20を抑えることができる。これにより、空気清浄フィルタ20の安定性を確保することができる。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、加湿ユニット30が、水を貯留するタンク31と、タンク31から水を受け取るトレイ32と、トレイ32から供給される水を気化させて空気を加湿する加湿フィルタ33aとを有する。加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、ケーシング11内には、空気清浄フィルタ20の上方に大きな空間が形成される。したがって、空気清浄機10のメンテナンス時に、空気清浄フィルタ20を取り外すための十分な空間を確保することができる。また、空気清浄機10の運転時には、加湿ユニット30で空気清浄フィルタ20を抑えることができる。これにより、空気清浄フィルタ20の安定性を確保することができる。
(6)変形例
以下、上記実施形態の変形例を説明する。なお、変形例において、上記実施形態で説明した構成については、同じ符号を用いて説明する。
以下、上記実施形態の変形例を説明する。なお、変形例において、上記実施形態で説明した構成については、同じ符号を用いて説明する。
(6−1)変形例1A
上記実施形態に係る空気清浄機10の説明において、扉11cが設けられている方向を前側(正面側)として説明したが、空気清浄機10の正面は、いずれの方向であってもよい。例えば、制御パネル13が設けられている方向を正面としてもよい。
上記実施形態に係る空気清浄機10の説明において、扉11cが設けられている方向を前側(正面側)として説明したが、空気清浄機10の正面は、いずれの方向であってもよい。例えば、制御パネル13が設けられている方向を正面としてもよい。
(6−2)変形例1B
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、図1に示すように、ケーシング11の上端部(天井部分)に設けられる。また、扉11cが取り外された場合に、ケーシング11の上端部に吹出口11bを構成する部分(枠体)が残る(図7(a),(b)参照)。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、図1に示すように、ケーシング11の上端部(天井部分)に設けられる。また、扉11cが取り外された場合に、ケーシング11の上端部に吹出口11bを構成する部分(枠体)が残る(図7(a),(b)参照)。
ここで、図9に示すように、ケーシング11に吹出口グリル11gが取り付けられた、空気清浄機100を採用してもよい。具体的に、空気清浄機100では、ケーシング11の上端に、吹出口グリル11gが取り付けられる。吹出口11bは、吹出口グリル11gに形成される(図9(a)参照)。吹出口グリル11gが上方に向けて持ち上げられると、図9(b)に示すように、ケーシング11の上端が開放される。その後、図9(c)に示すように、タンク31が扉11cと共に取り外される。その結果、ケーシング11の前面側の上部も開放される。すなわち、ケーシング11には、ケーシング11の上端部から前面側上部にかけて大きな開口15が形成される。図9(d)に示すように、トレイ32および加湿エレメント33は、当該開口15を介して、ケーシング11から取り外される。なお、図9(c),(d)では、タンク31と、トレイ32および加湿エレメント33との移動方向が上方向であるが、タンク31と、トレイ32および加湿エレメント33との移動方向は、上方向に限られず、空気清浄機100の前方であってもよい。
上記実施形態に係る空気清浄機10と同様に、空気清浄機100においても、加湿ユニット30をケーシング11から取り外した後、ケーシング11内に形成された広い空間を利用して、ケーシング内で空気清浄フィルタ20を移動させることができる。また、開口15を介して、空気清浄フィルタ20をケーシング11から取り外し可能な構成になっている。
このように、空気清浄機100においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
(6−3)変形例1C
上記実施形態に係る空気清浄機10および変形例Bに係る空気清浄機100は、前面の上部および天井部が開放可能な構成となっていた。すなわち、空気清浄機10,100は、ケーシング11の前面上部から上端部にかけて大きな開口15が形成される。
上記実施形態に係る空気清浄機10および変形例Bに係る空気清浄機100は、前面の上部および天井部が開放可能な構成となっていた。すなわち、空気清浄機10,100は、ケーシング11の前面上部から上端部にかけて大きな開口15が形成される。
ここで、開口15は、ケーシング11の前面上部のみに形成されるものであってもよい。例えば、図10および図11に示すように、ケーシング11の前面上部のみ開放可能な構成を有する空気清浄機200であっても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様の効果を得ることができる。
具体的に、空気清浄機200は、ケーシング11の上端部が開放不可能な構成になっている(図10(a),(b)参照)。図10(a)および図11(a)は、扉11cを閉鎖している状態を示す。図10(b)および図11(b)に示すように、扉11cは、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する(図10(b)、図11(b)参照)。その後、図10(c)および図11(c)に示すように、タンク31を、開口15を介して、ケーシング11から取り外し、さらにその後、トレイ32および加湿エレメント33も開口15を介してケーシング11から取り外す。これにより、空気清浄フィルタ20の上方に、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図10(d)および図11(d)参照)。
このように、空気清浄機200においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
(6−4)変形例1D
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分に形成される(図1および図2参照)。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分に形成される(図1および図2参照)。
ここで、吹出口11bは、図12に示すように、吹出口11bがケーシング11の左右方向の両側面の上部に形成され、図13および図14に示すように、吹出口11bが、複数の加湿エレメント33のフィルタ面に対して対向する位置にそれぞれ配置されていてもよい。
図12は、吹出口11bがケーシング11の左右方向の両側面の上部に形成されている空気清浄機300の例を示す外観斜視図である。図13は、図12に示す空気清浄機300のIII−III断面の概略図である。言い換えると、図13は、空気清浄機300の内部構成を後側から見たときの概略図である。図14は、空気清浄機300の内部構成を上方から見たときの概略図である。空気清浄機300は、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、吸込口11aは、ケーシング11の前後方向の両面の下部に形成されている。
空気清浄機300は、図13および図14に示すように、吹出口11bが、加湿フィルタ33aのフィルタ面に対向する位置にそれぞれ配置されている。したがって、空気清浄機300では、ケーシング11の前面下部および背面下部から送風室R1に吸い込まれた空気が、上方の空気清浄室R2に流れ、その後、加湿室R3に送られる(図13参照)。加湿室R3に送られた空気は、流れ方向を、加湿エレメント33の厚み方向に変化させる。言い換えると、空気は、加湿エレメント33に直交する方向に流れ方向を変化させて、吹出口11bから吹き出される。
図15(a)に示すように、空気清浄機300もまた、変形例Cに係る空気清浄機200と同様、扉11cは、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する。その後、タンク31を、開口15を介してケーシング11から取り外し、さらに、トレイ32および加湿エレメント33を、開口15を介してケーシング11から取り外す(図15(b)参照)。これにより、空気清浄フィルタ20の上方に、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図15(c)参照)。
このように、空気清浄機300もまた、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
さらに、空気清浄機300では、吹出口11bからケーシング11の外側に吹き出される空気が、加湿フィルタ33aの広い範囲を通過する。すなわち、吹出口11bを加湿フィルタ33aのフィルタ面に対向する位置に配置することによって、加湿フィルタ33aのフィルタ面を大きく利用して空気を加湿することができる。言い換えると、このような構成により、フィルタ面の利用面積を大きくすることができる。その結果、加湿効率を向上させることができる。
(6−5)変形例1E
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20がケーシング11内で平置きされる(図2参照)。ここで、空気清浄フィルタ20は、ケーシング11内で垂直配置される構成であってもよい。
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20がケーシング11内で平置きされる(図2参照)。ここで、空気清浄フィルタ20は、ケーシング11内で垂直配置される構成であってもよい。
図16は、空気清浄フィルタ20をケーシング11内で垂直配置させる空気清浄機400の例を示す外観斜視図である。空気清浄機400において、吸込口11aは、ケーシング11の左右方向の両側面の下部に形成され、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分に形成される。
図17および図18は、空気清浄機400の内部構成を示す概略図である。具体的に、図17は、図16に示す空気清浄機400のIV−IV断面の概略図であり、空気清浄機400の内部構成を後側から見たときの概略図である。また、図18は、図16に示す空気清浄機400のV−V断面の概略図であり、空気清浄機400の内部構成を右側から見たときの概略図である。図17および図18に示すように、空気清浄機400では、送風室R1がケーシング11内の上方に設けられ、空気清浄室R2および加湿室R3がケーシング11内の下方に設けられる。
空気清浄フィルタ20は、ケーシング11内部で垂直配置される。すなわち、空気清浄フィルタ20は、図17に示すように、吸込口11aに対向する位置に配置される。具体的に、空気清浄フィルタ20は、フィルタ面が吸込口11aに対向するように配置される。また、空気清浄フィルタ20は、ケーシング11の左右方向両側にそれぞれ配置される。各空気清浄フィルタ20は、ケーシング11の前後方向に沿って設けられる。
図17に示すように、空気清浄機400において、加湿エレメント33は、ケーシング11の左右方向両側にそれぞれ配置される。具体的に、加湿エレメント33は、加湿フィルタ33aのフィルタ面が空気清浄フィルタ20のフィルタ面に対向するように配置される。空気清浄機400においても、加湿ユニット30は、空気の流れ方向において、空気清浄フィルタ20の下流側に配置され、また、空気清浄フィルタ20の取り出し方向においても、空気清浄フィルタ20の下流側に配置されている。
吸込口11aから吸い込まれた空気は、ケーシング11の下部中央に向かって流れる。具体的に、吸込口11aから吸い込まれた空気は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aの厚み方向に流れて空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aを順に通過する。すなわち、吸込口11aから吸い込まれた空気は、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿フィルタ33aを通過する。
その後、空気は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aの厚み方向に直交する方向に、空気の流れ方向を変化させる。具体的に、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aを通過した空気は、図17の矢印で示すように、その後、送風室R1に向けて上方に向かって流れる。送風室R1に送られた空気は、ハブ部12aaおよび複数の羽根12abの回転によって、回転軸方向に沿って吸い込まれ、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出される。その後、吹出口11bから吹き出される。
図19(a)〜(c)は、空気清浄機400についての空気清浄フィルタ20の取り外し操作の過程を示す。図19(a)に示すように、空気清浄機400もまた、変形例Cに係る空気清浄機200と同様、扉11cが、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する。その後、タンク31を、開口15を介して、ケーシング11から取り外す。さらにその後、トレイ32および加湿エレメント33を、開口15を介して、ケーシング11から取り外す(図19(b)参照)。これにより、空気清浄フィルタ20の厚み方向において、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図19(c)参照)。
このように、空気清浄機400においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
さらに、空気清浄機400でもまた、吸込口11aからケーシング11の内側に吸い込まれる空気が、加湿フィルタ33aの広い範囲を通過する。すなわち、吹出口11bを加湿フィルタ33aに対向する位置に配置することによって、加湿フィルタ33aのフィルタ面を大きく利用して空気を加湿することができる。その結果、加湿効率を向上させることができる。
(6−6)変形例1F
上記実施形態に係るトレイ32は、フランジ部11fに載置される。ここで、トレイ32の水供給部32bの外壁に、外壁が延びる方向に沿って延びる細長い突出部が設けられ、ケーシング11の内壁には、フランジ部11fの他、当該突出部を保持可能な構成が設けられていてもよい。突出部は、トレイ32の差し込み方向に沿って設けられる。これにより、トレイ32の安定性が一層向上する。また、突出部によって、ケーシング11の奥行き方向に沿ったトレイ32の移動を容易にする。
上記実施形態に係るトレイ32は、フランジ部11fに載置される。ここで、トレイ32の水供給部32bの外壁に、外壁が延びる方向に沿って延びる細長い突出部が設けられ、ケーシング11の内壁には、フランジ部11fの他、当該突出部を保持可能な構成が設けられていてもよい。突出部は、トレイ32の差し込み方向に沿って設けられる。これにより、トレイ32の安定性が一層向上する。また、突出部によって、ケーシング11の奥行き方向に沿ったトレイ32の移動を容易にする。
(6−7)変形例1G
上記実施形態では、一つの駆動モータ35によって複数の加湿エレメント33が回転される。具体的に、一つの駆動モータ35の回転力が駆動ギア33ea、被駆動ギア33eb,33fb,33faと順次伝達され、その結果、二つの加湿エレメント33の両方が回転する。
上記実施形態では、一つの駆動モータ35によって複数の加湿エレメント33が回転される。具体的に、一つの駆動モータ35の回転力が駆動ギア33ea、被駆動ギア33eb,33fb,33faと順次伝達され、その結果、二つの加湿エレメント33の両方が回転する。
ここで、一つの駆動モータ35によって複数の加湿エレメント33を回転させる構成として、他の構成が採用されてもよい。例えば、複数の加湿エレメント33は、一のロータ回転軸33dに固定されるように構成し、当該一のロータ回転軸33dに駆動ギアを取り付ける。これにより、一の駆動モータ35によって当該駆動ギアを回転させることにより、複数の加湿エレメント33を回転させることができる。
(6−8)変形例1H
上記実施形態に係る空気清浄機10では、開口15を開閉する扉11cにタンク31が一体となるように取り付けられている。したがって、扉11cがケーシング11から取り外されると、タンク31もまたケーシング11から取り外される。
上記実施形態に係る空気清浄機10では、開口15を開閉する扉11cにタンク31が一体となるように取り付けられている。したがって、扉11cがケーシング11から取り外されると、タンク31もまたケーシング11から取り外される。
ここで、扉11cとタンク31とは、一体となっていなくてもよい。すなわち、扉11cをケーシング11から取り外した後、さらにタンク31が開口15から取り外されるような構成であってもよい。
<第2実施形態>
本発明の第2実施形態に係る空気清浄機510について以下に説明する。
本発明の第2実施形態に係る空気清浄機510について以下に説明する。
(1)空気清浄機の全体構成
図20は、本発明の第2実施形態に係る空気清浄機510の外観斜視図である。以下の説明では、方向や配置等を説明するために「前(正面)」、「後(背面)」、「右」、「左」、「上」、「下」等の表現を用いる場合があるが、特記しない場合には、図20に示した矢印に従い方向や配置等を表す。なお、図21〜図23、図30〜図32にも「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」を表す矢印を示しているが、図21〜図23、図30〜図33に矢印で示された方向と、図20に矢印で示した方向とは一致している。
図20は、本発明の第2実施形態に係る空気清浄機510の外観斜視図である。以下の説明では、方向や配置等を説明するために「前(正面)」、「後(背面)」、「右」、「左」、「上」、「下」等の表現を用いる場合があるが、特記しない場合には、図20に示した矢印に従い方向や配置等を表す。なお、図21〜図23、図30〜図32にも「前」、「後」、「右」、「左」、「上」、「下」を表す矢印を示しているが、図21〜図23、図30〜図33に矢印で示された方向と、図20に矢印で示した方向とは一致している。
図21は、図20に示す空気清浄機510のXXI−XXI矢視の断面図である。つまり、図21は、図20の空気清浄機510の内部を右方から見た図である。図22は、図20に示す空気清浄機510のXXII−XXII矢視の断面図である。つまり、図22は、図20の空気清浄機510の内部を前側から見た図である。
本実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄機能および加湿機能(湿度調整機能)を有する。空気清浄機510では、加湿機能を選択的に実行可能な構成(加湿機能をオン/オフ可能な構成)になっている。具体的には、ユーザーが加湿機能を選択した場合(加湿機能をオンにした場合)に、空気清浄機510の空気清浄機能と加湿機能とが共に有効に機能する。一方、ユーザーが加湿機能を選択しない場合(加湿機能をオフにした場合)には、空気清浄機510の空気清浄機能のみが有効に機能する。ただし、これに限定されるものではなく、空気清浄機510は、常に空気清浄機能および加湿機能を有効に機能させてもよい。ただし、加湿機能を選択的に実行可能な構成とした方が、ユーザーの快適性を確保することが容易である。
空気清浄機510は、主にケーシング511(図20参照)、送風装置512(図21参照)、空気清浄フィルタ520(図21参照)、フィルタケース523(図22参照)、フィルタ検知センサ525(図22参照)、および、加湿ユニット530(図22参照)を備える。ケーシング511には、送風装置512、空気清浄フィルタ520、フィルタケース523、フィルタ検知センサ525、および加湿ユニット530が収容される。送風装置512は、ケーシング511の外部から空気を取り込み、空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530に空気を送る。空気清浄フィルタ520は、空気に含まれる塵埃を除去するとともに、空気に含まれる臭いの成分を除去する。フィルタケース523は、後述する空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522を収容する。フィルタ検知センサ525は、空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられているか否かを検知する。加湿ユニット530は、供給された水を気化させて空気を加湿する。
(2)詳細構成
以下に、空気清浄機510の主な構成である、ケーシング511、送風装置512、空気清浄フィルタ520、フィルタケース523、フィルタ検知センサ525、および加湿ユニット530について詳細を説明する。
以下に、空気清浄機510の主な構成である、ケーシング511、送風装置512、空気清浄フィルタ520、フィルタケース523、フィルタ検知センサ525、および加湿ユニット530について詳細を説明する。
(2−1)ケーシング
ケーシング511は、空気清浄機510の、送風装置512、空気清浄フィルタ520、フィルタケース523、フィルタ検知センサ525、および加湿ユニット530等の構成機器や構成部品を収容する。ケーシング511は、外観が縦長の四角柱状、言い換えれば上下方向に長く延びる四角柱状に形成される。ケーシング511の内部には、構成機器や構成部品を収容する空間が形成されている。ケーシング511の側面上方(前面上方)には、図20に示すように、制御パネル513が設けられている。制御パネル513には、空気清浄機510を操作するための各種スイッチ(例えば、電源スイッチや機能選択スイッチ)が設けられている。制御パネル513は、ケーシング511に内蔵されている制御装置(図示せず)に接続されている。制御パネル513が受け付けた各種指令は、制御装置に信号として伝送される。制御装置は、制御パネル513が受け付けた指令や、フィルタ検知センサ525を含む各種センサの検知結果に基づいて、空気清浄機510の動作を制御する。
ケーシング511は、空気清浄機510の、送風装置512、空気清浄フィルタ520、フィルタケース523、フィルタ検知センサ525、および加湿ユニット530等の構成機器や構成部品を収容する。ケーシング511は、外観が縦長の四角柱状、言い換えれば上下方向に長く延びる四角柱状に形成される。ケーシング511の内部には、構成機器や構成部品を収容する空間が形成されている。ケーシング511の側面上方(前面上方)には、図20に示すように、制御パネル513が設けられている。制御パネル513には、空気清浄機510を操作するための各種スイッチ(例えば、電源スイッチや機能選択スイッチ)が設けられている。制御パネル513は、ケーシング511に内蔵されている制御装置(図示せず)に接続されている。制御パネル513が受け付けた各種指令は、制御装置に信号として伝送される。制御装置は、制御パネル513が受け付けた指令や、フィルタ検知センサ525を含む各種センサの検知結果に基づいて、空気清浄機510の動作を制御する。
ケーシング511は、その内部が主に3つの空間に分割され、送風室S1、空気清浄室S2、および加湿室S3が形成されている(図21および図22参照)。
送風室S1には、送風装置512が配置される(図21および図22参照)。空気清浄室S2には、空気清浄フィルタ520が配置される(図21および図22参照)。加湿室S3には、加湿ユニット530が配置される(図21および図22参照)。送風室S1、空気清浄室S2、および加湿室S3は、下方から上方に向かって順番に並ぶ(図21および図22参照)。言い換えれば、空気清浄機510のケーシング511内には、下方から順に、送風装置512、空気清浄フィルタ520、および後述する加湿ユニット530の加湿エレメント533(図21参照)が配置されている。ここでは、作業のしやすい上方に、メンテナンスを要する加湿ユニット530が配置され、ケーシング511の左面上部に設けられた後述する開口515を介して加湿ユニット530にアクセス可能であるため、メンテナンス作業が容易である。
送風室S1と空気清浄室S2との間には第1開口K1が設けられている(図22参照)。第1開口K1は、送風室S1から空気清浄室S2へ空気を通す。また、空気清浄室S2と加湿室S3との間には第2開口K2が設けられている(図22参照)。第2開口K2は、空気清浄室S2から加湿室S3へ空気を通す。
ケーシング511には、図20に示すように、吸込口511aおよび吹出口511bが設けられている。吸込口511aおよび吹出口511bは矩形状に形成された開口である。
吸込口511aは、ケーシング511外の空気をケーシング511内部に吸い込むための開口である。吸込口511aは、ケーシング511の左面下部および右面下部にそれぞれ設けられている(図22参照)。吸込口511aには、使用者の指および異物の侵入を防止するための内格子511aaおよび吸込グリル511abが設けられている(図22参照)。内格子511aaは、ケーシング511の外面側に設けられた吸込グリル511abの内側に配置されている(図22参照)。また、吸込グリル511abの内側には、ケーシング511内に取り込まれる空気から大きな塵埃を除去するためのプレフィルタ511acが設けられている(図22参照)。
吹出口511bは、ケーシング511の内部を通過した空気を吹き出すための開口である。すなわち、吹出口511bは、ケーシング511の空気の出口である。吹出口511bからは、空気清浄フィルタ520による空気清浄後の空気、又は、空気清浄フィルタ520による空気清浄後、加湿ユニット530により加湿された空気が吹き出される。吹出口511bは、図20に示すように、ケーシング511の上面(天井部分)に設けられている。吹出口511bには、使用者の指および異物の侵入を防止するための金網511baおよび吹出グリル511bbが設けられている(図22参照)。金網511baは、ケーシング511の外面側に設けられた吹出グリル511bbの内側(下方)に配置されている(図22参照)。
ケーシング511の上部左面には、開口515が形成される(図22および図33(d)参照)。開口515は、第1側板511cおよび第2側板511dの取り付け/取り外しをすることで、開閉可能に構成されている(図20参照)。第1側板511cは、後述する加湿ユニット530の加湿タンク531と一体に形成されている(図22参照)。第2側板511dは、後述する加湿ユニット530の加湿トレイ532の一部(左方側の側壁)を構成する(図22参照)。第1側板511cには、第1側板511cの着脱時(加湿タンク531の着脱時)に用いられる取っ手511caが形成されている(図20参照)。第2側板511dには、第2側板511dの着脱時(加湿トレイ532の着脱時)に用いられる取っ手511daが形成されている(図20参照)。
開口515は、ケーシング511に収容された構成を着脱するための開口である。具体的には、開口515は、ケーシング511内の加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の着脱(取り付け/取り外し)のために用いられる開口である。ここでは、加湿ユニット530のメンテナンス専用の作業用開口と、空気清浄フィルタ520のメンテナンス専用の作業用開口とを別々に設けるのではなく、1つの開口515から、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の両方にアクセス可能に構成されている。そのため、ケーシング511の密閉性を向上させ、メンテナンス用の開口に生じる隙間から空気が流出することを防止することが容易である。開口515からの加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付け/取り外しについては後述する。
ケーシング511の内部には、後述する空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521を戴置するためのフランジ部511eが設けられる(図21および図22参照)。フランジ部511eは、空気清浄室S2において、ケーシング511の内壁に設けられる。フランジ部511eは、集塵フィルタ521を下方から支持する水平な支持面である。フランジ部511eは、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521よりも下方、言い換えれば空気の流れ方向の上流側に配置される(図21および図22参照)。
フランジ部511eは、ケーシング511の内壁の全周にわたって設けられる。フランジ部511eは、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521の周縁部521b(図25参照)の下面521ba(図21参照)と密着し、集塵フィルタ521とケーシング511との隙間をシールするためのシール手段として機能する。なお、フランジ部511eと空気清浄フィルタ520との間には、集塵フィルタ521とケーシング511との隙間のシール性をより高めるため、例えば樹脂製のシール部材(図示せず)が配置されてもよい。
ケーシング511の内部には、後述する空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522が収容されたフィルタケース523を戴置するための支持部511fが設けられる(図22参照)。支持部511fは、空気清浄室S2において、ケーシング511の左方側の内壁に設けられる(図22参照)。支持部511fは、フランジ部511eより上方に設けられる(図22参照)。支持部511fは、脱臭フィルタ522が収容されたフィルタケース523を下方から支持する水平な支持面である(図22参照)。
また、ケーシング511の内壁には、後述するフィルタケース523に設けられた凸部523aと係合する凹部511gが設けられる(図22参照)。凹部511gは、ケーシング511の右方側の内壁に2箇所設けられる。各凹部511gは、フィルタケース523に設けられた2箇所の凸部523a(図27参照)の一方が、それぞれ嵌合するように形成されている。凹部511gは、フランジ部511eより上方に設けられている(図22参照)。また、凹部511gは、フィルタケース523の右方側に設けられた凸部523aを凹部511gに係合させ、フィルタケース523の左方側を支持部511fに戴置した状態で、フィルタケース523がほぼ水平になる位置に設けられている。なお、フィルタケース523がケーシング511に取り付けられた状態(凸部523aが凹部511gに係合し、フィルタケース523の左方側が支持部511fに戴置された状態)では、フィルタケース523の下面は、後述する集塵フィルタ521の周縁部521b(図25参照)の上面521bb(図21参照)に接触する。フィルタケース523のケーシング511への取り付けについては後述する。
ケーシング511の内部には、整流板511hが設けられている(図22参照)。図22に示すように、整流板511hは、加湿室S3に設けられる。整流板511hは、第2開口K2の上方に設けられる。整流板511hは、加湿室S3において、後述する加湿エレメント533の右方に、加湿エレメント533と隣接して配置される。整流板511hは、右方側から左方側に向かって次第に高くなるように形成された平面を有する。整流板511hは、第2開口K2から加湿室S3に流れ込んだ空気の流れを、加湿エレメント533に誘導する。
一方で、整流板511hには、バイパス開口511haが形成されている(図31参照)。バイパス開口511haは、第2開口K2の上方に配置されている(図31参照)。バイパス開口511haは、図31に一点鎖線の矢印で示すように、空気清浄フィルタ520を通過した空気の一部を、加湿室S3から加湿エレメント533を通過させずにケーシング511外に導く。このようにバイパス開口511haを設けることで、全ての空気を圧力損失の比較的大きな加湿エレメント533へと導く場合に比べ、空気清浄フィルタ520を通過する空気の流量を増加させることができる。なお、整流板511hの加湿室S3とは反対側の面には、イオン発生器540が設けられている(図22参照)。制御パネル513を通じてイオン発生器540の運転が指示されると、イオン発生器540はプラズマイオンを発生させる。プラズマイオンは、バイパス開口511haを通過してケーシング511外に吹き出す空気により、ケーシング511外へと導かれる。
(2−2)送風装置
送風装置512は、送風室S1に配置されている(図22参照)。送風装置512は、ケーシング511の外側の空気を送風室S1に取り入れ、空気清浄室S2および加湿室S3に送風する装置である。すなわち、送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530(加湿エレメント533)に送風する装置である。
送風装置512は、送風室S1に配置されている(図22参照)。送風装置512は、ケーシング511の外側の空気を送風室S1に取り入れ、空気清浄室S2および加湿室S3に送風する装置である。すなわち、送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530(加湿エレメント533)に送風する装置である。
送風装置512は、ファン512a、ファンモータ512b、およびスクロールケーシング512cを主に有する(図22参照)。ファン512aは、送風室S1の左方側に配置され、ファンモータ512bは、送風室S1の右方側に配置される(図22参照)。スクロールケーシング512cは、ファン512aが吹き出した空気を、ファン512aの上方に位置する第1開口K1へ導くための風路を形成している。
ファン512aは、風量が安定するシロッコファンである。ファン512aは、ハブ部512aaと、複数の羽根512abとを有する(図24参照)。複数の羽根512abは、ハブ部512aaの周縁に円筒状に配列される。ファン512aがファンモータ512bによって駆動され、ハブ部512aaおよび複数の羽根512abが回転することによって、回転軸方向に沿ってファン512aに空気が吸い込まれる。この時、ケーシング511外から送風室S1内に、吸込口511aを介して空気が取り込まれる。ファン512aにおいては、複数の羽根512abから遠心方向に空気が吹き出される。複数の羽根512abから遠心方向に吹き出された空気は、スクロールケーシング512c内を第1開口K1へと導かれ、空気清浄室S2へと送られる。
なお、空気は、上記のように複数の羽根512abから遠心方向に吹き出されるため、図24の一点鎖線の矢印が示すように、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521には、上向きではなく、斜め上方向きに空気が流入する。
(2−3)空気清浄フィルタ
空気清浄フィルタ520は、空気清浄機510に吸い込まれた空気を清浄化する。具体的に、空気清浄フィルタ520は、空気に含まれる塵埃を除去する。また、空気清浄フィルタ520は、臭いの原因となる成分を除去する。
空気清浄フィルタ520は、空気清浄機510に吸い込まれた空気を清浄化する。具体的に、空気清浄フィルタ520は、空気に含まれる塵埃を除去する。また、空気清浄フィルタ520は、臭いの原因となる成分を除去する。
空気清浄フィルタ520は、空気清浄室S2に配置される(図22参照)。空気清浄フィルタ520は、送風装置512の上方に配置され、加湿ユニット530の下方に配置される(図22参照)。また、空気清浄フィルタ520は、空気の流れ方向において、送風装置512の下流側に配置され、加湿ユニット530の上流側に配置される。
空気清浄フィルタ520は、主に集塵フィルタ521および脱臭フィルタ522を含む(図21参照)。集塵フィルタ521は、空気に含まれる塵埃を除去する。脱臭フィルタ522は、空気に含まれる、臭いの原因となる成分を除去する。
脱臭フィルタ522は、集塵フィルタ521の上方に配置される。言い換えれば、脱臭フィルタ522は、集塵フィルタ521に対し、空気の流れ方向の下流側に配置される。
集塵フィルタ521および脱臭フィルタ522の厚み方向は、上下方向である。つまり、空気清浄フィルタ520は、上下方向を厚み方向とする。空気清浄フィルタ520には、主に厚み方向に空気が通過する。言い換えれば、空気清浄フィルタ520は、空気の通過方向に直交する方向に空気清浄フィルタ520(集塵フィルタ521および脱臭フィルタ522)が広がるように配置される。
(2−3−1)集塵フィルタ
集塵フィルタ521は、吸込口511aに設けられたプレフィルタ511acによって除去されなかった細かな塵埃を除去するためのフィルタである。集塵フィルタ521は、矩形状に形成されている。
集塵フィルタ521は、吸込口511aに設けられたプレフィルタ511acによって除去されなかった細かな塵埃を除去するためのフィルタである。集塵フィルタ521は、矩形状に形成されている。
集塵フィルタ521には、複数の折り目521aで折り返され、複数の“ひだ”が形成されたプリーツフィルタが用いられる(図25参照)。集塵フィルタ521を折り目521aと直交する断面で切断すると、その断面は、連続する複数の山と谷とを有する形状に形成されている。プリーツフィルタを用いることで、“ひだ”が形成されない平板上のフィルタを用いる場合に比べ、同じ設置面積で集塵フィルタ521の表面積(通風面積)を大きく確保することができる。
なお、集塵フィルタ521は、プリーツフィルタの折り目521aが延びる方向と、送風装置512のスクロールケーシング512cの舌部512caの延びる方向、言い換えれば送風装置512のファン512aの回転軸方向、とが、直交するように、フランジ部511e上に戴置されている(図24参照)。
空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521は、上述したように、ケーシング511の内部に形成されたフランジ部511eに載置されている。言い換えると、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521は、ケーシング511にフランジ部511eで保持される。フランジ部511eは、集塵フィルタ521の空気が通過しない周縁部521b(図25参照)の下面521baと接触することで(図21参照)、空気清浄フィルタ520とケーシング511の内壁との間の隙間をシールするシール手段として機能する。シール手段は、送風室S1から空気清浄室S2に空気が送られる際に、空気清浄フィルタ520とケーシング511とのシール性を確保する。フランジ部511eは、空気の流れ方向において、空気清浄フィルタ520の上流側に配置される。言い換えると、シール手段は、空気清浄フィルタ520の取り外し方向において、空気清浄フィルタ520の上流側に配置される。ケーシング511への集塵フィルタ521の取り付け/取り外しについては後述する。
(2−3−2)脱臭フィルタ
脱臭フィルタ522は、空気に含まれる、臭いの原因となる成分を除去するフィルタである。脱臭フィルタ522は、矩形状に形成されたフィルタである。
脱臭フィルタ522は、空気に含まれる、臭いの原因となる成分を除去するフィルタである。脱臭フィルタ522は、矩形状に形成されたフィルタである。
脱臭フィルタ522は、図26および図27に示すように、後述するフィルタケース523内に収容されている。脱臭フィルタ522は、フィルタケース523に着脱可能に構成されている。フィルタケース523のケーシング511への取り付け状態や、ケーシング511への脱臭フィルタ522(フィルタケース523)の取り付け/取り外しについては後述する。また、脱臭フィルタ522の有無を確認するためのフィルタ検知センサ525についても後述する。
(2−4)フィルタケース
フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520を収容する。具体的には、フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520の一部である、脱臭フィルタ522を収容する(図26参照)。
フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520を収容する。具体的には、フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520の一部である、脱臭フィルタ522を収容する(図26参照)。
フィルタケース523は、矩形状のリング状部材であり、内部に脱臭フィルタ522を収容する。フィルタケース523は、収容された脱臭フィルタ522の周縁部を上下および側方(外周側)から囲い保持する、略C字形状断面の側壁部523bを有する(図21および図22参照)。つまり、側壁部523bは、内周側が開口している。脱臭フィルタ522は、側壁部523bにより全周が囲まれる。フィルタケース523の上下の面は大きく開口しており、集塵フィルタ521を通過した空気は、フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522を下方から通過し、脱臭フィルタ522の上方へと吹き出す。
フィルタケース523の側壁部523bの右面には、ケーシング511の内壁に設けられた凹部511gと係合する凸部523aが設けられる。凸部523aは、側壁部523bの右面の2箇所に設けられる。なお、凸部523aの個数は例示であり、これに限定されるものではなく適宜決定されればよい。ケーシング511の内壁に設けられる凹部511gの数も、凸部523aの個数に合わせて適宜決定されればよい。各凸部523aは、ケーシング511に設けられた2箇所の凹部511g(図25参照)の一方に、それぞれ嵌合するように形成されている。
フィルタケース523がケーシング511に取り付けられた状態では、凸部523aは凹部511gと係合し、フィルタケース523の左面側は、ケーシング511の内部に設けられた支持部511fに載置される。言い換えると、フィルタケース523がケーシング511に取り付けられた状態では、フィルタケース523は、凸部523aが嵌合する凹部511gと、支持部511fとにより下方から支持される。フィルタケース523がケーシング511に取り付けられた状態では、脱臭フィルタ522は、水平な状態で、言い換えれば脱臭フィルタ522の厚さ方向と上下方向が一致する状態で、ケーシング511に取り付けられる。ケーシング511へのフィルタケース523の取り付け/取り外しについては後述する。
フィルタケース523の側壁部523bの左方側中央部には、側壁部523bが切り欠かれた切り欠き部523baが形成されている(図26参照)。切り欠き部523baでは、上部側(上面および側面の上部側)を残して、側壁部523bが切り欠かれている(図26参照)。フィルタケース523に脱臭フィルタ522が収容された状態では、切り欠き部523baにおいて、脱臭フィルタ522が露出した状態になる。
なお、フィルタケース523は、空気清浄フィルタの上方に配置される気流ガイド524を含む。気流ガイド524は、フィルタケース523と一体に形成されている。
気流ガイド524は、フィルタケース523の左方側上方に設けられる(図22参照)。気流ガイド524は、ケーシング511に形成された第1開口K1の上方に設けられる。気流ガイド524は、前後の側壁部523bの左方部から上方に延びる鉛直面524aと、左側の側壁部523bから上斜め右方に延びる第1ガイド面524bと、を有する(図27参照)。第1ガイド面524bは、空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522を通過した空気を後述する加湿ユニット530の加湿エレメント533に導くための湾曲面である。第1ガイド面524bを滑らかな曲面で形成することで、圧損の上昇を抑制しつつ、脱臭フィルタ522を通過した空気を、第2開口K2へと、更に加湿エレメント533へと導くことができる。気流ガイド524の鉛直面524aは、脱臭フィルタ522を通過した空気が、気流ガイド524の第1ガイド面524bの前後の隙間を通過して上方に向かい、ケーシング511と後述する加湿トレイ532との隙間を通過して、ケーシング511外へと流出することを防止する。鉛直面524aおよび第1ガイド面524bは、主に脱臭フィルタ522の左方側を通過した空気を、加湿エレメント533へと導く。
気流ガイド524の上部には、下方に凹むように形成された凹部524dが設けられている(図27参照)。凹部524dは、下方だけではなく、気流ガイド524の左方側の上面524cの下方にも凹むように形成されている(図27参照)。凹部524dは、フィルタケース523の取り付け/取り外し時にユーザーが把持する取っ手として機能する。
ケーシング511に空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530を取り付けた状態では、気流ガイド524の上面524c(図26および図27参照)は、後述する加湿ユニット530の加湿トレイ532の下面532bと接触する(図22参照)。このため、送風装置512から空気が送風され、空気清浄フィルタ520を浮き上がらせる(上方に動かす)力が作用しても、加湿トレイ532が空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する。つまり、加湿トレイ532の下面532bは、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する移動規制部として機能する。
(2−5)フィルタ検知センサ
フィルタ検知センサ525(図22参照)は、空気清浄フィルタ520がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するセンサである。具体的には、フィルタ検知センサ525は、空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するセンサである。
フィルタ検知センサ525(図22参照)は、空気清浄フィルタ520がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するセンサである。具体的には、フィルタ検知センサ525は、空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するセンサである。
フィルタ検知センサ525は、主に、検知レバー525aと検知スイッチ525bとを有する(図28(a),(b)参照)。検知レバー525aは、回転軸525c(図28(a),(b)参照)回りに回転可能に構成されている。検知レバー525aの一方側の端部には、検知レバー525aの延びる方向と交差する方向に延び、脱臭フィルタ522と接触する接触アーム525dを有する。検知レバー525aの他方側の端部(接触アーム525dが設けられた側の端部とは、回転軸525cを挟んで反対側に配置される端部)には、検知スイッチ525bと接触する検知スイッチ接触部525aaが設けられている。なお、ここでは、接触アーム525dは、検知レバー525aから円弧状に延びるが、これに限定されるものではなく、接触アーム525dは、検知レバー525aの延びる方向と垂直に延びるように形成されてもよい。
検知レバー525aは、図示しないネジリばねにより回転軸525c回りに一方向に(検知スイッチ接触部525aaが検知スイッチ525bから離れるように)力が作用するように構成されている。接触アーム525dが脱臭フィルタ522に接触していない状態(フィルタケース523に脱臭フィルタ522が収容されていない状態)では、図28(a)のように、フィルタケース523の切り欠き部523baを通過して、接触アーム525dがフィルタケース523内に突出した状態となる。この状態では、検知レバー525aの検知スイッチ接触部525aaは、検知スイッチ525bとは非接触の状態にある。そのため、フィルタケース523に脱臭フィルタ522が収容されていない状態では、フィルタ検知センサ525から、空気清浄機510の制御装置(図示せず)に、脱臭フィルタ522の存在時に送信される信号が送信されない。このような状態では、制御装置は、空気清浄機510に脱臭フィルタ522が取り付けられていないと判断し、空気清浄機510の運転停止、脱臭フィルタ522が取り付けられていない旨の警告の発報等、必要な制御を実行する。なお、ここでは図示および説明は省略するが、脱臭フィルタ522だけではなく、フィルタケース523がケーシング511に取り付けられていない場合にも、検知スイッチ接触部525aaは、検知スイッチ525bとは非接触の状態になり、制御装置に、脱臭フィルタ522の存在時に送信される信号が送信されない。
一方、フィルタケース523に脱臭フィルタ522が収容されている状態では、フィルタケース523の側壁部523bの切り欠き部523baにおいて、接触アーム525dが脱臭フィルタ522に接触する。そして、検知レバー525aは、図示しないネジリばねの力に打ち勝ち、検知レバー525aの検知スイッチ接触部525aaが検知スイッチ525bに接触する方向に回転する。検知スイッチ接触部525aaが検知スイッチ525bと接触すると、検知スイッチ525bがオンになり、フィルタ検知センサ525から、空気清浄機510の制御装置に、脱臭フィルタ522の存在時に送信される信号が送信される。制御装置は、空気清浄機510に脱臭フィルタ522が取り付けられていると判断すると、他の異常がなければ、空気清浄機510の運転を許可する。
なお、本空気清浄機510は、フィルタの有無を検知するためのセンサとして、脱臭フィルタ522の有無を検知するフィルタ検知センサ525しか設けられていないが、これに限定されるものではない。例えば、フィルタ検知センサ525と同様の原理、又は、他の検出原理を用いたセンサが、集塵フィルタ521の有無を検知するために設けられてもよい。ただし、後述するように、本空気清浄機510では、集塵フィルタ521が存在しない場合には、脱臭フィルタ522を収容したフィルタケース523を取り付けることが困難となることから、脱臭フィルタ522の有無を検知するだけで、集塵フィルタ521が取り付けられていない状態も検知することが可能である。
(2−6)加湿ユニット
加湿ユニット530は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的には、特に加湿ユニット530の加湿エレメント533が、供給された水を気化させて空気を加湿する。加湿ユニット530は、空気の流れ方向において、送風装置512および空気清浄フィルタ520の下流側に配置される。すなわち、加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520によって清浄化された空気を加湿する。加湿ユニット530は、回転式の加湿ユニットである。加湿ユニット530では、加湿エレメント533の周縁部が後述する加湿トレイ532内に貯留された水の中を通過するように回転させられ、水を含んだ加湿エレメント533から水を気化させることで空気を加湿する。
加湿ユニット530は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的には、特に加湿ユニット530の加湿エレメント533が、供給された水を気化させて空気を加湿する。加湿ユニット530は、空気の流れ方向において、送風装置512および空気清浄フィルタ520の下流側に配置される。すなわち、加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520によって清浄化された空気を加湿する。加湿ユニット530は、回転式の加湿ユニットである。加湿ユニット530では、加湿エレメント533の周縁部が後述する加湿トレイ532内に貯留された水の中を通過するように回転させられ、水を含んだ加湿エレメント533から水を気化させることで空気を加湿する。
加湿ユニット530は、ケーシング511内の加湿室S3に配置される(図22参照)。つまり、加湿ユニット530は、ケーシング511内の上部位置に配置される(図22参照)。加湿ユニット530の後述する加湿タンク531、加湿トレイ532、および加湿エレメント533は、ケーシング511から着脱可能に構成されている。加湿タンク531、加湿トレイ532、および加湿エレメント533がケーシング511の開口515(図22参照)から取り外されると、ケーシング511内の上方位置に大きな空間ができる。具体的に、加湿ユニット530がケーシング511から取り外されると、加湿室S3において、空気清浄フィルタ520が移動可能な空間が形成される。言い換えると、加湿ユニット530がケーシング511から取り外されると、空気清浄室S2の上方に、空気清浄フィルタ520を取り外す際の、空気清浄フィルタ520の移動経路となる空間が形成される。なお、空気清浄フィルタ520の取り付け/取り外しについては後述する。
加湿ユニット530は、図22および図23に示すように、主として、加湿タンク531、加湿トレイ532、および加湿エレメント533、を有する。また、加湿ユニット530は、加湿エレメント533を回転駆動するための加湿用モータ534を有する(図22参照)。加湿用モータ534は、ケーシング511内に設置されている。一方、加湿タンク531、加湿トレイ532、および加湿エレメント533は、ケーシング511から取り外し可能に構成されている。
(2−6−1)加湿タンク
加湿タンク531は、加湿エレメント533に供給するための水を貯留する。加湿タンク531は、ケーシング511の第1側板511cと一体に形成されている。そのため、ケーシング511から第1側板511cを取り外すことで、加湿タンク531が加湿ユニット530(加湿トレイ532)から着脱されるように構成されている(図32(b)参照)。
加湿タンク531は、加湿エレメント533に供給するための水を貯留する。加湿タンク531は、ケーシング511の第1側板511cと一体に形成されている。そのため、ケーシング511から第1側板511cを取り外すことで、加湿タンク531が加湿ユニット530(加湿トレイ532)から着脱されるように構成されている(図32(b)参照)。
加湿タンク531は、加湿トレイ532の左方側に配置される。加湿トレイ532はケーシング511の左方側に配置されることから、加湿タンク531は、ケーシング511の左方側に配置される。
本空気清浄機510では、前述のように重量物である送風装置512のファンモータ512bは、ケーシング511の右方側に配置される(図22参照)。一方で、重量物である加湿タンク531は、ケーシング511の左方側に配置されている(図22参照)。つまり、ファンモータ512bは、空気清浄フィルタ520の中心に対して一側方(右方)にずれており、加湿タンク531は、空気清浄フィルタ520の中心に対して前述の一側方とは反対側(左方)にずれている。このように、大きな重量のファンモータ512bと加湿タンク531とが上面視において同一側に偏っておらず、互いに反対方向に離れているため、本空気清浄機510は重量バランスがよい。
加湿タンク531は、注水口531aを有する。注水口531aには、図示しない給水弁が取り付けられる。給水弁は、弁体をバネによって弁口に押し付ける一般的な構造であるので、ここでは給水弁の詳細な説明を省略する。
加湿タンク531は、使用時には、加湿トレイ532の左方側の、後述するタンク受け部532cに配置される。具体的に、加湿タンク531は、注水口531aを下方にした状態で、加湿トレイ532のタンク受け部532cに装着される。加湿タンク531がタンク受け部532cに装着されると、下方を向いた注水口531aの給水弁に、加湿トレイ532に設けられた押し込みピン(図示せず)が押し当てられる。そして、加湿タンク531の重みにより、給水弁が押し込みピンにより押されて弁口が押し開けられ、注水口531aが開いた状態になる。その結果、後述する加湿トレイ532に水が供給され、加湿エレメント533を浸漬させるための水が加湿トレイ532の所定の高さまで溜められる。
加湿タンク531は、右方側から見ると概ね矩形状に形成されている(図21参照)。また、加湿タンク531は、前方側から見ると、左方側は概ね鉛直方向に延びる平面状に形成されている(図22参照)。また、加湿タンク531は、前方側から見ると、右方側は曲面状に形成されている(図22参照)。加湿タンク531の曲面状に形成された右側面531b(図22参照)は、加湿エレメント533を通過した空気を、吹出口511bへと導くガイド面として機能する。具体的には、右側面531bの下部(右側面下部531ba)は、左下方側に凹む湾曲面である。右側面下部531baは、左方側ほど高くなるように形成された曲面である(図22参照)。右側面下部531baは、左方側ほど傾斜が鉛直に近づくように傾きが変化する曲面である(図22参照)。右側面531bの上部(右側面上部531bb)は、右側面下部531baと滑らかに接続された鉛直面である(図22参照)。右側面531bが、このような形状に形成されることで、加湿エレメント533を上斜め左向きに通過した空気が、大きな圧力損失を生じることなくケーシング511の上部の吹出口511bへと導かれる。
(2−6−2)加湿トレイ
加湿トレイ532は、加湿タンク531から供給された水を受け取り、一時的に貯留する。加湿トレイ532には、具体的には、後述する加湿エレメント533に供給される水が貯留される。ケーシング511の第2側板511dは、加湿トレイ532の左方側の側壁を兼ねる。
加湿トレイ532は、加湿タンク531から供給された水を受け取り、一時的に貯留する。加湿トレイ532には、具体的には、後述する加湿エレメント533に供給される水が貯留される。ケーシング511の第2側板511dは、加湿トレイ532の左方側の側壁を兼ねる。
加湿トレイ532は、加湿エレメント533の下方に配置されている(図22参照)。加湿トレイ532は、図22に示すように、側方(図22では前方)から見た時に、概ねU字状に形成されている。加湿トレイ532は、ケーシング511の左方側に配置される(図22参照)。加湿トレイ532の右方側の側壁と、ケーシング511の内壁との間に第2開口K2が形成される(図22参照)。
加湿トレイ532は、加湿トレイ532の右方側の下部の角部に、空気清浄フィルタ520を通過した空気を、加湿エレメント533へと導く湾曲した第2ガイド面532aを有する(図22参照)。言い換えれば、加湿トレイ532は、第2開口K2と隣接する加湿トレイ532の下部側の角部に、空気清浄フィルタ520を通過した空気を、加湿エレメント533へと導く湾曲した第2ガイド面532aを有する(図22参照)。具体的には、加湿トレイ532の右方側の下部の角部に曲面加工が施されている。
前述した気流ガイド524の第1ガイド面524bと、第2ガイド面532aとは、気流ガイド524と加湿トレイ532との間に生じる僅かな隙間Gを挟んで連続したカーブを描く。なお、加湿トレイ532の下面532bは、ケーシング511内に加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520が取り付けられた状態で、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する移動規制部として機能する。言い換えれば、移動規制部としての加湿トレイ532の下面532bは、気流ガイド524の上面524cと接触して、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する。そのため、気流ガイド524と加湿トレイ532との間に生じる隙間はごく狭い。そのため、脱臭フィルタ522を通過し、第1ガイド面524bにガイドされた空気の大半は、第2開口K2に案内され加湿エレメント533へと導かれる。言い換えれば、第1ガイド面524bにガイドされた空気のほとんどは、気流ガイド524と加湿トレイ532との隙間を流れ、第1側板511cや第2側板511dと、ケーシング511との隙間等からケーシング511外に流出することがない。
加湿トレイ532は、左方側に加湿タンク531を受け入れるタンク受け部532cを有する(図23参照)。タンク受け部532cには、注水口531aを下に向けた状態の加湿タンク531が配置される(図22参照)。タンク受け部532cに装着される加湿タンク531の注水口531aの給水弁は、タンク受け部532cに設けられた押し込みピン(図示せず)に押し当てられる。そして、加湿タンク531の重みによって、給水弁が押し込みピンにより押されて弁口が押し開けられ、注水口531aが開状態になり、加湿トレイ532に水が供給される。
加湿タンク531から供給された水は、加湿トレイ532の右方側の水供給部532dに供給される(図23参照)。水供給部532dは、加湿エレメント533の下方に配置される(図22参照)。水供給部532dは、タンク受け部532cにおいて加湿タンク531から供給された水を、加湿エレメント533に供給する部分である。
水供給部532dと、タンク受け部532cとは、図示しない隔壁によって仕切られている。隔壁には切り欠きが形成されており、加湿タンク531からタンク受け部532cに供給された水は、切り欠きを介して水供給部532dに送られる。すなわち、ケーシング511の左面側に配置されたタンク受け部532cに供給された水は、その後、ケーシング511の右方側の水供給部532dへと送られる。水供給部532dには、加湿エレメント533を浸漬させるために、所定水位まで水が溜められる。水供給部532dの水位は、加湿タンク531内に水がある場合には、所定水位で維持されるように自動的に調節される。
加湿トレイ532は、軸受部532eを有する(図29参照)。軸受部532eは、後述する加湿エレメント533のロータ回転軸533c(図29参照)を回転自在に軸支する。なお、軸受部532eは、メンテナンス時等に加湿エレメント533を取り外すことができるように、ロータ回転軸533cを着脱自在に構成されている。具体的には、軸受部532eは、上方に開口するU字形状に形成されており、U字形状の開口部からからロータ回転軸533cの取り付け/取り外しが可能に構成されている(図29参照)。
加湿トレイ532の水供給部532dの前後の側面には、ガイドピン532fが各1本設けられている(図29参照)。加湿トレイ532をケーシング511に取り付ける際には、ケーシング511の前後の内壁に設けられたC字形状のガイド511i(図29参照)に、C字形状の開口部からガイドピン532fがはめ込まれるように、加湿トレイ532がケーシング511の内部に押し込まれることで、加湿トレイ532が容易に所定の位置にセットされる。
(2−6−3)加湿エレメント
加湿エレメント533は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的には、加湿エレメント533は、加湿トレイ532に溜められた水の供給を受け、供給された水を気化させて空気を加湿する。
加湿エレメント533は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的には、加湿エレメント533は、加湿トレイ532に溜められた水の供給を受け、供給された水を気化させて空気を加湿する。
加湿エレメント533は、加湿トレイ532の右方側に配置される。具体的には、加湿エレメント533は、加湿トレイ532の右方側に設けられた水供給部532dの上方に配置される。
加湿エレメント533は、円形状に形成されている。加湿エレメント533は、主として、加湿フィルタ533a、加湿ロータ533b、およびロータ回転軸533cを有する(図29参照)。
加湿フィルタ533aは、不織布で形成された気化材である。加湿フィルタ533aは、円形状に形成されている。加湿フィルタ533aは、加湿トレイ532から供給される水を含み、水を気化させることにより空気を加湿する。
加湿ロータ533bは、加湿フィルタ533aの外周縁を囲んで、加湿フィルタ533aを保持するフレームである。加湿ロータ533bは、加湿ロータ533bの中心に配置されるロータ回転軸533cと連結されている。
ロータ回転軸533cは、一方側(左方側)は加湿トレイ532に設けられた軸受部532eにより回転自在に支持されている。他方側(右方側)には、六角形形状の連結部533dが形成されている。また、右方側の端部には、連結部533dと連続し、端部ほど細くなるように形成された先端部533eが形成されている。
加湿トレイ532のケーシング511への取り付け時には、ロータ回転軸533cが、先端部533e側から後述する加湿用モータ534の連結受部534bの穴534baに挿入される(図29参照)。そして、ロータ回転軸533cが、連結部533dが連結受部534bに到達するまで穴534baに挿入されることで、連結部533dと連結受部534bとは連結される。具体的には、連結受部534bの穴534baは、連結部533dの外形とほぼ同じ六角形形状の穴であり、連結部533dを連結受部534bに形成された穴534baに挿入することで、連結受部534bに連結部533dが嵌合し、両者が連結される。連結受部534bと連結部533dとが連結されることで、ロータ回転軸533cと、後述する加湿用モータ534の駆動軸534aとが連結される。そして、加湿用モータ534が駆動され、駆動軸534aが回転すると、ロータ回転軸533cも回転する。なお、ここでは連結部533dと連結受部534bの穴534baとが、六角形形状に形成されていることから、駆動軸534aが回転した時に、連結受部534bは連結部533dに対して空回りすることなく回転する。
なお、ここでは、ロータ回転軸533cが端部ほど細くなるように形成された先端部533eを有しているため、先端部533eがガイドとして機能し、ロータ回転軸533cを連結受部534bの穴534baに挿入することが容易である。
後述する加湿用モータ534からロータ回転軸533cに回転駆動力が伝達され、加湿エレメント533が回転すると、加湿エレメント533の加湿フィルタ533aの周縁部が、加湿トレイ532の水供給部532dに溜まった水の中を通過する。加湿フィルタ533aの周縁部が、加湿トレイ532の水供給部532dに溜まった水の中を通過する時、加湿フィルタ533aは水供給部532dから水の供給を受ける。加湿エレメント533が回転することで、水供給部532dの上方に移動した加湿フィルタ533a部分には、送風装置512により送風された空気(空気清浄フィルタ520を通過した空気)が供給される。空気が加湿フィルタ533aを通過する際、加湿フィルタ533aに含まれていた水が気化し、これにより空気の加湿が行われる。
(2−6−4)加湿用モータ
加湿用モータ534は、加湿エレメント533を回転駆動するためのモータである。
加湿用モータ534は、加湿エレメント533を回転駆動するためのモータである。
加湿用モータ534は、ケーシング511内に設置されている。具体的には、加湿用モータ534は、加湿ユニット530の右方側において、ケーシング511に固定されている。
加湿用モータ534は、駆動軸534aに駆動力を伝達するように構成されている(図22参照)。加湿用モータ534が回転すると、駆動軸534aが回転する。
駆動軸534aは、左方側に連結受部534bを有する(図22参照)。連結受部534bには、六角形形状の穴534baが形成されている(図29参照)。穴534baの形状は、ロータ回転軸533cの断面形状とほぼ同一の形状である。なお、穴534baは、ロータ回転軸533cの連結部533dが挿入できるように、連結部533dの断面形状よりは若干大きな六角形形状に形成されている。前述のように、ロータ回転軸533cの連結部533dが穴534baに挿入されることで、駆動軸534aとロータ回転軸533cとが連結される。
(3)空気清浄機の動作および空気の流れ
以下、図30および図31を用いて、空気清浄機510の動作および空気清浄機510の動作に伴う空気の流れについて説明する。図30および図31中では、空気の流れを一点鎖線の矢印で示している。
以下、図30および図31を用いて、空気清浄機510の動作および空気清浄機510の動作に伴う空気の流れについて説明する。図30および図31中では、空気の流れを一点鎖線の矢印で示している。
空気清浄機510の電源がオンに設定されると、送風装置512のファンモータ512bがファン512aを回転させる。回転するファン512aは空気を遠心方向に吹き出すため、ファン512aの回転軸周りの圧力が低下し、ファン512aの中心に位置するファン吸込口に空気が吸い込まれる。その結果、吸込口511aからファン512aの中心に位置するファン吸込口に向かう空気の流れが発生する。つまり、ファン512aが回転することで、左面下部および右面下部に形成された吸込口511aから、送風室S1内に空気が吸い込まれる。なお、この時、比較的大きな塵埃については、吸込口511aに配置されたプレフィルタ511acにより除去される。
送風装置512のファン512aの複数の羽根512ab(図24参照)から遠心方向に吹き出され、遠心方向に吹き出す空気は、スクロールケーシング512cにより第1開口K1へと導かれ、第1開口K1から空気清浄室S2内に送られる(図30参照)。
空気清浄室S2に送られた空気は、先ず、空気清浄フィルタ520の内、空気の流れ方向の上流側に配置された集塵フィルタ521を通過する。集塵フィルタ521は、空気に含まれる塵埃を除去する。
集塵フィルタ521を通過した空気は、更に空気の流れ方向の下流側の脱臭フィルタ522を通過する。脱臭フィルタ522によって、臭いの原因となる成分が脱臭フィルタ522に除去される。
空気清浄フィルタ520を通過した空気は、その後、第2開口K2を通過して加湿室S3に送られる。この時、特に、脱臭フィルタ522の左方側を通過した空気は、気流ガイド524の第1ガイド面524bおよび加湿トレイ532の下部に形成された第2ガイド面532aにより滑らかに第2開口K2へと導かれる(図30参照)。なお、上述のように、気流ガイド524の上面524cと、加湿トレイ532の下面532bとは接触する関係にあるため、気流ガイド524と加湿トレイ532との間に隙間はほとんど形成されず、この隙間を通り、空気がケーシング511の開口と、第1側板511cや第2側板511dとの隙間を通ってケーシング511外に空気が逃げることはほとんどない。第1ガイド面524bおよび第2ガイド面532aは、僅かな隙間Gを挟んで連続したカーブを描き、このカーブに沿って空気が滑らかに第2開口K2へと導かれる(図30参照)。
加湿室S3に送られた空気は、上方に向かって流れ、ケーシング511の上方に設けられた整流板511hによって、加湿エレメント533へと誘導される。なお、整流板511hにはバイパス開口511haが2箇所に形成されているため(図31参照)、空気の一部(例えば加湿室S3に流入した空気の20%)は、バイパス開口511haを通過して、加湿エレメント533は通過することなく、ケーシング511外へ導かれる(図31参照)。整流板511hの加湿室S3とは反対側の面にはイオン発生器540が配置されており、イオン発生器540が発生したプラズマイオンは、バイパス開口511haを通過した空気と共にケーシング511外に運ばれる。
空気清浄機510の加湿機能が機能している場合、加湿用モータ534により加湿エレメント533が回転する。加湿エレメント533は、加湿トレイ532の水供給部532dにおいて、加湿エレメント533の下部が水中に浸漬するように配置されているので、加湿エレメント533が回転することによって、加湿フィルタ533aの新たに水中に浸漬される部分が、加湿トレイ532の水を吸い上げる。加湿エレメント533を通過する空気は、加湿フィルタ533aに浸み込んだ水の気化を促進させる。これにより、空気は加湿空気となる。
加湿エレメント533を通過した加湿された空気は、加湿タンク531の右側面531bが空気のガイド面として機能することで、上斜め左方向の空気の流れは、垂直上向きの空気の流れとなって、吹出口511bから吹き出される(図30参照)。
なお、以上では、加湿機能がオンに設定される場合について説明したが、加湿機能がオフに設定される場合には、加湿エレメント533は回転せず、加湿エレメント533を通過する空気は、ほとんど加湿されることなく吹出口511bから吹き出される。
(4)加湿ユニットおよび空気清浄フィルタの取り外し
次に、主に図32および図33を参照して、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り外しについて説明する。図32は、ケーシング511から加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520を取り外す、取り外し作業を描画している。図32では、ケーシング511の内部を前方向から見た断面図を用いて、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り外し作業を描画している。図33は、ケーシング511から加湿ユニット530を取り外す、取り外し作業を描画している。図33では、ケーシング511を左前方から見た斜視図を用いて、加湿ユニット530の取り外し作業を描画している。
次に、主に図32および図33を参照して、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り外しについて説明する。図32は、ケーシング511から加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520を取り外す、取り外し作業を描画している。図32では、ケーシング511の内部を前方向から見た断面図を用いて、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り外し作業を描画している。図33は、ケーシング511から加湿ユニット530を取り外す、取り外し作業を描画している。図33では、ケーシング511を左前方から見た斜視図を用いて、加湿ユニット530の取り外し作業を描画している。
図32(a)および図33(a)は、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り外し作業開始前の空気清浄機510を示す。
加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520を取り外す際には、まず、ユーザーは第1側板511cの取っ手511caを把持し、図32(b)および図33(b)に示すように、第1側板511cを、第1側板511cの上部が左方に傾くように開く。そして、第1側板511cと一体に形成された加湿タンク531を上斜め左方に抜き出すことで、加湿タンク531がケーシング511から取り外される(図32(b),図33(c)参照)。
次に、図32(c)および図33(d)に示すように、加湿トレイ532がケーシング511から取り外される。具体的には、ユーザーは、加湿トレイ532の一部を構成する第2側板511dに設けられた取っ手511daを把持し、加湿トレイ532を手前側(左側)に引き出す。この時、加湿エレメント533のロータ回転軸533cの連結部533dは、加湿用モータ534と連結された駆動軸534aに設けられた連結受部534bから取り外される。ここでは、連結部533dは連結受部534bの穴534baに挿入されているだけで、特に固定部材(例えばネジなど)により固定されていないため、連結部533dを穴534baから容易に引きぬくことができる(図29参照)。また、ここでは、加湿トレイ532の側面に設けられたガイドピン532fが、ケーシング511の内面に形成されたガイド511iに沿って移動するため、ユーザーはスムーズに加湿トレイ532を左方側に水平に引き出すことができる(図29参照)。
このようにして加湿エレメント533が軸受部532eに装着された加湿トレイ532をケーシング511から取り外すことで、ケーシング511の左方の開口515が大きく開いた状態になる(図32(d)および図33(d)参照)。また、加湿トレイ532が取り外されたケーシング511内の上部には、広い空間が形成される。言い換えると、ケーシング511から加湿トレイ532および加湿エレメント533が取り外されたことにより、加湿室S3に、空気清浄フィルタ520を移動させることが可能な空間が確保される。
その後、図32(d)に示すように、まず空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522がケーシング511から取り外される。具体的には、ユーザーは、フィルタケース523と一体に形成された気流ガイド524の上面の凹部524dを把持して、フィルタケース523をケーシング511の支持部511fから上方に持ちあげるとともに、フィルタケース523の右面に設けられた凸部523aをケーシング511の凹部511gから抜き出す。次に、ユーザーは、凹部524dを把持して、フィルタケース523を脱臭フィルタ522の厚み方向(上方向)に移動させた後、加湿室S3内を移動させてケーシング511内部から取り外す。言い換えると、脱臭フィルタ522は、空気の流れ方向下流側に向けて引き上げられ、その後、開口515からケーシング511の外に取り出される。
最後に、図32(e)に示すように、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521がケーシング511から取り外される。具体的には、ユーザーは、集塵フィルタ521を、ケーシング511のフランジ部511eから持ちあげ、集塵フィルタ521の厚み方向(上方向)に移動させた後、加湿室S3内を移動させてケーシング511から取り外す。言い換えると、集塵フィルタ521は、空気の流れ方向下流側に向けて引き上げられ、その後、開口515を介してケーシング511の外に取り出される。
(5)加湿ユニットおよび空気清浄フィルタの取り付け
次に、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付けについて説明する。なお、図32および図33内の図を逆の順序で見れば、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付け作業を描画することとなるので、ここでは加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付け作業の状態を描画した図面は省略する。
次に、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付けについて説明する。なお、図32および図33内の図を逆の順序で見れば、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付け作業を描画することとなるので、ここでは加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付け作業の状態を描画した図面は省略する。
空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530が全て取り外された状態を基準に、加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520の取り付けを説明する。
まず、初めに、空気清浄フィルタ520の集塵フィルタ521がケーシング511内に取り付けられる。具体的には、ユーザーは、集塵フィルタ521を、開口515から加湿室S3内に挿入した後、下方に移動させて、ケーシング511のフランジ部511eに戴置する(図32(d),(e)参照)。
次に、ユーザーは、集塵フィルタ521の上方において、フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522をケーシング511に取り付ける。
具体的には、ユーザーは、フィルタケース523と一体に形成された気流ガイド524の凹部524dを把持し、右方側を下げた状態で、フィルタケース523を、開口515から加湿室S3内に挿入する。その後、ユーザーは、フィルタケース523の下面の右方側を、集塵フィルタ521の周縁部521b(図25参照)の上面521bb(図32(d)参照)に摺動させながら、フィルタケース523を左方側から右方側に向かって移動させる。また、この時、ユーザーは、フィルタケース523の左方側を次第に下方に下ろしながら、フィルタケース523を左方側から右方側に向かって移動させる。フィルタケース523は、集塵フィルタ521上を、フィルタケース523に形成された凸部523aが、ケーシング511に設けられた凹部511gに嵌合するまで右方に動かされる。凸部523aが凹部511gに嵌合した状態では、フィルタケース523の左方側を下降させ、支持部511fに戴置することができる。一方、凸部523aが凹部511gに嵌合していない状態では、フィルタケース523の左方側がケーシング511の内面と干渉し、フィルタケース523をケーシング511内に収容できない。
なお、仮に、集塵フィルタ521を取り付けられていない状態で、フィルタケース523を取り付けようとする場合には、下方側でフィルタケース523を支持する構造が存在せず、フィルタケース523の凸部523aを凹部511gへとガイドする構造が存在しない。そのため、集塵フィルタ521を取り付けないままにフィルタケース523を取り付けようとすると、図34のようにフィルタケース523の右方側が容易に下方に落ち込んでしまい、フィルタケース523を正しい位置に取り付けることが困難である。
フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522が、ケーシング511に取り付けられた状態、すなわち、フィルタケース523の凸部523aがケーシング511の凹部511gに嵌合し、フィルタケース523の左方側が支持部511fに支持された状態では、フィルタケース523は、集塵フィルタ521の周縁部521b(図25参照)の上面521bb(図21参照)と接触した状態にある。さらに後述するように、加湿トレイ532および加湿タンク531がケーシング511に取り付けられた状態では、加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523と一体に形成された気流ガイド524の上面524cと接触した状態にある。フィルタケース523の上方への移動が、加湿トレイ532および加湿タンク531により規制され、更にフィルタケース523と集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbとが接触した状態にあることで、空気の流れにより集塵フィルタ521に浮き上がるような力が作用しても、集塵フィルタ521の上方への移動が妨げられる。
空気清浄フィルタ520の取り付けが終了すると、加湿トレイ532がケーシング511に取り付けられる(図32(c)、図33(d)参照)。具体的には、ユーザーは、加湿トレイ532の一部を構成する第2側板511dに設けられた取っ手511daを把持し、加湿トレイ532に設けられたガイドピン532fが、ケーシング511の前後の内壁に設けられたガイド511iに嵌り込み、加湿エレメント533のロータ回転軸533cの先端部533eが、加湿用モータ534と連結された駆動軸534aの連結受部534bの穴534baに挿入されるように(図29参照)、加湿トレイ532を右方に向かって水平に動かす。ここでは、ガイド511iおよび連結受部534bがガイドとして機能し、加湿トレイ532を水平方向に移動させることが容易である。なお、連結部533dが穴534baに挿入される際に、連結部533dの六角形形状の向きと、六角形形状の穴534baの向きとが一致していない場合には、加湿エレメント533が、連結部533dの六角形形状の向きと六角形形状の穴534baの向きとが一致するように回転し、これにより連結部533dと連結受部534bとが連結される。
加湿トレイ532がケーシング511に取り付けられた状態では、加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523と一体に形成された気流ガイド524の上面524cと接触した状態にある。加湿トレイ532と気流ガイド524の上面524cとが接触した状態にあることで、空気の流れにより空気清浄フィルタ520に浮き上がるような力が作用しても、空気清浄フィルタ520の上方への移動が妨げられる。つまりここでは、加湿トレイ532の下面532bが、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する移動規制部として機能する。
最後に、ユーザーは第1側板511cの取っ手511caを把持し、加湿タンク531と一体に形成された第1側板511cの下部側を、第1側板511cの上部が左方に傾くような状態で第2側板511dの上部側に係合させる(図32(b)、図33(b)参照)。次に、第1側板511cが鉛直になるように立てることで、ケーシング511の開口515が閉じられる(図32(a)、図33(a)参照)。
(6)特徴
(6−1)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520と、加湿ユニット530と、ファン512aと、ケーシング511と、を備える。空気清浄フィルタ520は、空気に含まれる塵埃を除去する。加湿ユニット530は、供給された水を気化させて空気を加湿する。送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530に向けて送風する。詳細には、送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿フィルタ533aに対して送風する。ケーシング511は、加湿ユニット530、空気清浄フィルタ520、およびファン512aを収納する。ケーシング511は、加湿ユニット530を着脱するための開口515を有する。加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520の取り外し方向において、空気清浄フィルタ520の下流側に並んで配置される。開口515は、加湿ユニット530を取り外した後、空気清浄フィルタ520の取り外しを可能にする。
(6−1)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520と、加湿ユニット530と、ファン512aと、ケーシング511と、を備える。空気清浄フィルタ520は、空気に含まれる塵埃を除去する。加湿ユニット530は、供給された水を気化させて空気を加湿する。送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿ユニット530に向けて送風する。詳細には、送風装置512は、空気清浄フィルタ520および加湿フィルタ533aに対して送風する。ケーシング511は、加湿ユニット530、空気清浄フィルタ520、およびファン512aを収納する。ケーシング511は、加湿ユニット530を着脱するための開口515を有する。加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520の取り外し方向において、空気清浄フィルタ520の下流側に並んで配置される。開口515は、加湿ユニット530を取り外した後、空気清浄フィルタ520の取り外しを可能にする。
上記実施形態に係る空気清浄機510では、加湿ユニット530の着脱用の開口515が、空気清浄フィルタ520の着脱用の開口515としても用いられる。具体的には、空気清浄フィルタ520の取り外し方向において、加湿ユニット530が空気清浄フィルタ520よりも下流側に配置されている。空気清浄フィルタ520は、加湿ユニット530が開口515を介して取り外された後、同じ開口515を介してケーシング511から取り外すことができる。すなわち、一つの開口515を加湿ユニット530の着脱および空気清浄フィルタ520の着脱の両方に用いることができる。その結果、開口の数を抑えることができ、ケーシング511の高い気密性を得ることができる。また、複数の開口や扉を設ける必要が無いため、製造工数を減らすことができる。
(6−2)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520の取り外し方向は、空気清浄フィルタ520の厚み方向である。つまり、ここでは、空気清浄フィルタ520の取り外し方向は、上下方向である。
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520の取り外し方向は、空気清浄フィルタ520の厚み方向である。つまり、ここでは、空気清浄フィルタ520の取り外し方向は、上下方向である。
上記実施形態に係る空気清浄機510においては、空気清浄フィルタ520が、空気清浄フィルタ520の厚み方向に取り外される。そのため、空気清浄フィルタ520がケーシング511から水平方向に引き出される場合に比べ、空気清浄フィルタ520とケーシング511との磨耗(空気清浄フィルタ520とケーシング511との間にシール材を挟み込む場合にはシール材の摩耗)が生じにくい。その結果、一定の気密性を長期間確保することができる。
また、上記実施形態に係る空気清浄機510では、加湿ユニット530が取り外された後に形成される大きな空間を利用して空気清浄フィルタ520を取り外すことができる。これにより、空気清浄フィルタ520を容易に取り外すことができる。
(6−3)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、取り外し方向において空気清浄フィルタ520の上流側に、空気清浄フィルタ520とケーシング511との間の隙間をシールするシール手段としてのフランジ部511eを備える。
上記実施形態に係る空気清浄機510は、取り外し方向において空気清浄フィルタ520の上流側に、空気清浄フィルタ520とケーシング511との間の隙間をシールするシール手段としてのフランジ部511eを備える。
具体的に、空気清浄フィルタ520は、ケーシング511の内側に形成されたフランジ部511eの上に載置される。これにより、ケーシング511に対する空気清浄フィルタ520のがたつきを抑えることができる。なお、空気清浄フィルタ520とケーシング511との間には、更にシール材が配置されてもよい。
(6−4)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、加湿ユニット530が、水を貯留する加湿タンク531と、加湿タンク531から水を受け取るトレイ532と、加湿トレイ532から供給される水を含み、水を気化させることにより空気を加湿する加湿フィルタ533aと、を有する。
上記実施形態に係る空気清浄機510は、加湿ユニット530が、水を貯留する加湿タンク531と、加湿タンク531から水を受け取るトレイ532と、加湿トレイ532から供給される水を含み、水を気化させることにより空気を加湿する加湿フィルタ533aと、を有する。
加湿ユニット530の加湿タンク531、加湿トレイ532および加湿エレメント533がケーシング511から取り外されると、ケーシング511内には、空気清浄フィルタ520の上方に大きな空間が形成される。したがって、空気清浄機510のメンテナンス時に、空気清浄フィルタ520を取り外すための十分な空間を確保することができる。また、空気清浄機510の運転時には、加湿ユニット530で空気清浄フィルタ520を抑えることができる。これにより、空気清浄フィルタ520の安定性を確保することができる。
(6−5)
上記実施形態に係る空気清浄機510では、ケーシング511内において、加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520の上方に配置される。加湿ユニット530は、移動規制部として加湿トレイ532の下面532bを有する。加湿トレイ532の下面532bは、ケーシング511内に加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520が取り付けられた状態で、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する。
上記実施形態に係る空気清浄機510では、ケーシング511内において、加湿ユニット530は、空気清浄フィルタ520の上方に配置される。加湿ユニット530は、移動規制部として加湿トレイ532の下面532bを有する。加湿トレイ532の下面532bは、ケーシング511内に加湿ユニット530および空気清浄フィルタ520が取り付けられた状態で、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する。
ここでは、加湿ユニット530が空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制するため、空気清浄フィルタ520の移動を規制するための専用部材を設けることなく、簡易な構成で空気清浄フィルタ520の浮き上がりを防止できる。また、移動を規制するための専用部材を設ける場合に比べ、部品点数を抑制できる。
(6−6)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520を収容する、具体的には空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522を収容する、フィルタケース523を備える。フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520を通過した空気を加湿ユニット530へと導く気流ガイド524を含む。加湿トレイ532の下面532bは、気流ガイド524の上部(気流ガイド524の上面524c)に接触する。
上記実施形態に係る空気清浄機510は、空気清浄フィルタ520を収容する、具体的には空気清浄フィルタ520の脱臭フィルタ522を収容する、フィルタケース523を備える。フィルタケース523は、空気清浄フィルタ520を通過した空気を加湿ユニット530へと導く気流ガイド524を含む。加湿トレイ532の下面532bは、気流ガイド524の上部(気流ガイド524の上面524c)に接触する。
ここでは、フィルタケース523の気流ガイド524の上面524cに加湿トレイ532の下面532bが接触することで空気清浄フィルタ520の上方への移動が規制されるため、簡易な構成で空気清浄フィルタ520の浮き上がりを防止することができる。また、気流ガイド524と加湿トレイ532の下面532bとが接触する関係にあることで、気流ガイド524と加湿トレイ532の下面532bとの間を空気が通過し難く、空気清浄フィルタ520を通過した空気が意図しない経路へと導かれることを防止できる。
(6−7)
上記実施形態に係る空気清浄機510では、空気清浄フィルタ520は、第1フィルタの一例としての脱臭フィルタ522と、第2フィルタの一例としての集塵フィルタ521とを含む。集塵フィルタ521は、脱臭フィルタ522の下方に配置される。フィルタケース523は、脱臭フィルタ522を収容する。フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付け時に、フィルタケース523が、集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbを摺動する。フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付け後に、フィルタケース523が、集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbと接触する。
上記実施形態に係る空気清浄機510では、空気清浄フィルタ520は、第1フィルタの一例としての脱臭フィルタ522と、第2フィルタの一例としての集塵フィルタ521とを含む。集塵フィルタ521は、脱臭フィルタ522の下方に配置される。フィルタケース523は、脱臭フィルタ522を収容する。フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付け時に、フィルタケース523が、集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbを摺動する。フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付け後に、フィルタケース523が、集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbと接触する。
ここでは、脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付け時に、集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbを、脱臭フィルタ522を収容したフィルタケース523が摺動するように構成されているため、脱臭フィルタ522のケーシング511への取り付けが容易である。また、脱臭フィルタ522の取り付け後は、フィルタケース523が集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbに接触するため、集塵フィルタ521の上方への移動を規制することができる。
(6−8)
上記実施形態に係る空気清浄機510では、フィルタケース523には、ケース側凸部の一例としての凸部523aが形成される。ケーシング511には、フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられた状態で、フィルタケース523に形成された凸部523aと嵌合する、ケーシング側凹部の一例としての凹部511gが形成される。
上記実施形態に係る空気清浄機510では、フィルタケース523には、ケース側凸部の一例としての凸部523aが形成される。ケーシング511には、フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられた状態で、フィルタケース523に形成された凸部523aと嵌合する、ケーシング側凹部の一例としての凹部511gが形成される。
ここでは、フィルタケース523に凸部523aが、ケーシング511に凸部523aが嵌合する凹部511gがそれぞれ設けられているため、フィルタケース523に収容された脱臭フィルタ522を所定位置に取り付けることが容易である。
なお、フィルタケース523を集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbで摺動させる場合、つまり、フィルタケース523が集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbにガイドされる場合、凸部523aと凹部511gとを嵌合させることは容易である。しかし、集塵フィルタ521がない場合(フィルタケース523を集塵フィルタ521の周縁部521bの上面521bbで摺動させることができない場合)には、凸部523aと凹部511gとの位置合わせをして、両者を嵌合させることが困難である。つまり、ここでは、集塵フィルタ521が存在しない場合には、脱臭フィルタ522の取り付けが困難となる。そのため、集塵フィルタ521の取り付け忘れを防止することが容易である。
(6−9)
上記実施形態に係る空気清浄機510は、脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するフィルタ検知センサ525を備える。
上記実施形態に係る空気清浄機510は、脱臭フィルタ522がケーシング511に取り付けられているか否かを検知するフィルタ検知センサ525を備える。
ここでは、フィルタ検知センサ525を備えることで、脱臭フィルタ522の取り付け忘れを防止することができる。
また、空気清浄機510は、集塵フィルタ521が存在しない場合には、脱臭フィルタ522の取り付けが困難となる構成であるため、脱臭フィルタ522の有無を検知するだけで、空気清浄フィルタ520全体の取り付け忘れを検知することが可能である。
(7)変形例
上記の第2実施形態の空気清浄機510の構成は、第1実施形態の空気清浄機10の構成、又は、第1実施形態の変形例の内容と矛盾のない範囲で適宜組み合わされてもよい。
上記の第2実施形態の空気清浄機510の構成は、第1実施形態の空気清浄機10の構成、又は、第1実施形態の変形例の内容と矛盾のない範囲で適宜組み合わされてもよい。
以下に、第2実施形態の空気清浄機510の変形例を示す。なお、以下の変形例は、矛盾のない範囲で第1実施形態の空気清浄機10に適用されてもよい。
(7−1)変形例2A
上記実施形態では、加湿トレイ532の下面532bが空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する移動規制部として機能するが、これに限定されるものではない。例えば、加湿ユニット530は、加湿トレイ532から下方に突出するように形成された移動規制部を有してもよい。ただし、加湿トレイ532の下面532bで空気清浄フィルタ520の移動を規制することで、シンプルな構造で空気清浄フィルタ520の移動を規制することができる。
上記実施形態では、加湿トレイ532の下面532bが空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制する移動規制部として機能するが、これに限定されるものではない。例えば、加湿ユニット530は、加湿トレイ532から下方に突出するように形成された移動規制部を有してもよい。ただし、加湿トレイ532の下面532bで空気清浄フィルタ520の移動を規制することで、シンプルな構造で空気清浄フィルタ520の移動を規制することができる。
(7−2)変形例2B
上記実施形態では、移動規制部の一例である加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523の気流ガイド524と接触するが、これに限定されるものではない。例えば、加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523の気流ガイド524以外の部分と接触することで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
上記実施形態では、移動規制部の一例である加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523の気流ガイド524と接触するが、これに限定されるものではない。例えば、加湿トレイ532の下面532bは、フィルタケース523の気流ガイド524以外の部分と接触することで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
また、例えば、フィルタケース523は気流ガイド524を有さず、加湿トレイ532の下面532bは、気流ガイド524を有さないフィルタケース523と接触することで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。ただし、気流ガイド524を設けることで、脱臭フィルタ522を通過した空気を、加湿ユニット530へと圧力損失を抑制して導くことができるため、気流ガイド524設けられることが好ましい。
(7−3)変形例2C
上記実施形態では、気流ガイド524はフィルタケース523と一体に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、気流ガイド524は、加湿トレイ532の下面532bに設けられてもよい。この場合には、気流ガイド524を移動規制部として機能させ、気流ガイド524の下部とフィルタケース523の上部とを接触させることで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
上記実施形態では、気流ガイド524はフィルタケース523と一体に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば、気流ガイド524は、加湿トレイ532の下面532bに設けられてもよい。この場合には、気流ガイド524を移動規制部として機能させ、気流ガイド524の下部とフィルタケース523の上部とを接触させることで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
ただし、気流ガイド524を加湿トレイ532の下面に設ける場合には、ケーシング511の開口515を大きく形成する必要となるため、気流ガイド524はフィルタケース523と一体に形成されることが好ましい。
(7−4)変形例2D
上記実施形態では、空気清浄フィルタ520には脱臭フィルタ522も含まれるが、これに限定されるものではなく、空気清浄フィルタ520は集塵フィルタ521のみを有するものであってもよい。この場合には、集塵フィルタ521がフィルタケース523に収容されるように構成されてもよい。そして、加湿トレイ532の下面532bは、集塵フィルタ521を収容するフィルタケース523が有する気流ガイド524の上部に接触することで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
上記実施形態では、空気清浄フィルタ520には脱臭フィルタ522も含まれるが、これに限定されるものではなく、空気清浄フィルタ520は集塵フィルタ521のみを有するものであってもよい。この場合には、集塵フィルタ521がフィルタケース523に収容されるように構成されてもよい。そして、加湿トレイ532の下面532bは、集塵フィルタ521を収容するフィルタケース523が有する気流ガイド524の上部に接触することで、空気清浄フィルタ520の上方への移動を規制してもよい。
(7−5)変形例2E
上記実施形態では、空気清浄フィルタ520は、集塵フィルタ521および脱臭フィルタ522を含むが、これに限定されるものではなく、更に他のフィルタを含むように構成されてもよい。
上記実施形態では、空気清浄フィルタ520は、集塵フィルタ521および脱臭フィルタ522を含むが、これに限定されるものではなく、更に他のフィルタを含むように構成されてもよい。
(7−6)変形例2F
上記実施形態のフィルタ検知センサ525の構成は例示であって、フィルタ検知センサには、他の原理を適用したセンサが用いられてもよい。
上記実施形態のフィルタ検知センサ525の構成は例示であって、フィルタ検知センサには、他の原理を適用したセンサが用いられてもよい。
(7−7)変形例2G
上記実施形態では、フィルタケース523に凸部523aが、ケーシング511に凹部511gが、それぞれ設けられ、凹部511gに凸部523aが嵌合するが、これに限定されるものではない。
上記実施形態では、フィルタケース523に凸部523aが、ケーシング511に凹部511gが、それぞれ設けられ、凹部511gに凸部523aが嵌合するが、これに限定されるものではない。
例えば、図35に示すように、フィルタケース523にケース側凹部の一例としての凹部523cが、ケーシング511にケーシング側凸部の一例としての凸部511jがそれぞれ設けられ、フィルタケース523の凹部523cに、ケーシング511の凸部511jが嵌合するように構成されてよい。
(7−8)変形例2H
上記実施形態では、加湿ユニット530に、加湿トレイ532の水供給部532dにおいて、加湿エレメント533の加湿フィルタ533aを水に浸漬させる方式が用いられているが、これに限定されるものではない。
上記実施形態では、加湿ユニット530に、加湿トレイ532の水供給部532dにおいて、加湿エレメント533の加湿フィルタ533aを水に浸漬させる方式が用いられているが、これに限定されるものではない。
例えば、加湿ユニット530には、加湿ロータヒシャク方式が採用されてもよい。
具体的に、加湿ロータヒシャク方式の加湿ユニット530では、加湿エレメント533の加湿ロータ533bに複数のヒシャク533baが設けられる(図36参照)。加湿ロータヒシャク方式においては、加湿フィルタ533aが直接水に浸漬されるのではなく、加湿ロータ533bが回転した時に、ヒシャク533baが加湿トレイ532の水供給部532dにおいて水をすくい上げる。そして、加湿ロータ533bが更に回転し、ヒシャク533baが最上位置付近に移動した時に、ヒシャク533baが加湿フィルタ533aに水をかけることで、加湿フィルタ533aに水が供給される。
本発明に係る空気清浄機は、ケーシング内の気密性の確保が容易な空気清浄機として有用である。
10,100,200,300,400,510 空気清浄機
11,511 ケーシング
11a,511a 吸込口
11b,511b 吹出口
11c 扉
11ca 取っ手
11d,511e フランジ(シール手段)
11e シール部材(シール手段)
12,512 送風装置
12a,512a ファン(送風ファン)
12b,512b ファンモータ
12aa,512aa ハブ部
12ab,512ab 羽根
15,515 開口
20,520 空気清浄フィルタ
30,530 加湿ユニット
31 タンク
32 トレイ
32a,532c タンク受け部
32b,532d 水供給部
32c,532e 軸受け部
32d,511da 取っ手
33,533 加湿エレメント
33a,533a 加湿フィルタ
33b,533b 加湿ロータ
33c 水汲み部
33d,533c ロータ回転軸
33e 第1駆動部
33ea 駆動ギア
33eb 被駆動ギア
33f 第2駆動部
33fa 被駆動ギア
33fb 被駆動ギア
35 駆動モータ
511c 第1側板
511ca 取っ手
511g 凹部(ケーシング側凹部)
511j 凸部(ケーシング側凸部)
521 集塵フィルタ(第2フィルタ)
521bb 上面(第2フィルタの上面)
522 脱臭フィルタ(第1フィルタ)
523 フィルタケース
523a 凸部(ケース側凸部)
523c 凹部(ケース側凹部)
524 気流ガイド
525 フィルタ検知センサ
531 加湿タンク(タンク)
532 加湿トレイ(トレイ)
532b 下面(移動規制部)
534 加湿用モータ
R1,S1 送風室
R2,S2 空気清浄室
R3,S3 加湿室
11,511 ケーシング
11a,511a 吸込口
11b,511b 吹出口
11c 扉
11ca 取っ手
11d,511e フランジ(シール手段)
11e シール部材(シール手段)
12,512 送風装置
12a,512a ファン(送風ファン)
12b,512b ファンモータ
12aa,512aa ハブ部
12ab,512ab 羽根
15,515 開口
20,520 空気清浄フィルタ
30,530 加湿ユニット
31 タンク
32 トレイ
32a,532c タンク受け部
32b,532d 水供給部
32c,532e 軸受け部
32d,511da 取っ手
33,533 加湿エレメント
33a,533a 加湿フィルタ
33b,533b 加湿ロータ
33c 水汲み部
33d,533c ロータ回転軸
33e 第1駆動部
33ea 駆動ギア
33eb 被駆動ギア
33f 第2駆動部
33fa 被駆動ギア
33fb 被駆動ギア
35 駆動モータ
511c 第1側板
511ca 取っ手
511g 凹部(ケーシング側凹部)
511j 凸部(ケーシング側凸部)
521 集塵フィルタ(第2フィルタ)
521bb 上面(第2フィルタの上面)
522 脱臭フィルタ(第1フィルタ)
523 フィルタケース
523a 凸部(ケース側凸部)
523c 凹部(ケース側凹部)
524 気流ガイド
525 フィルタ検知センサ
531 加湿タンク(タンク)
532 加湿トレイ(トレイ)
532b 下面(移動規制部)
534 加湿用モータ
R1,S1 送風室
R2,S2 空気清浄室
R3,S3 加湿室
Claims (10)
- 空気に含まれる塵埃を除去する空気清浄フィルタ(20,520)と、
供給された水を気化させて前記空気を加湿する加湿ユニット(30,530)と、
前記空気清浄フィルタおよび前記加湿ユニットに送風する送風ファン(12a,512a)と、
前記加湿ユニット、前記空気清浄フィルタ、および前記送風ファンを収納するケーシング(11,511)と、
を備え、
前記空気清浄フィルタは、前記空気清浄フィルタの厚み方向を上下方向として前記ケーシング内に配置され、
前記ケーシングは、前記加湿ユニットを着脱するための開口(15,515)を有し、
前記加湿ユニットは、前記空気清浄フィルタの取り外し方向において、前記空気清浄フィルタの下流側に並んで、前記空気清浄フィルタの上方に配置され、
前記開口は、前記加湿ユニットを取り外した後、前記空気清浄フィルタの取り外しを可能にする、
空気清浄機(10,510)。 - 前記取り外し方向は、前記空気清浄フィルタの厚み方向である、
請求項1に記載の空気清浄機。 - 前記取り外し方向において、前記空気清浄フィルタの上流側に、前記空気清浄フィルタと前記ケーシングとの間の隙間をシールするシール手段(11d,11e,511e)をさらに備える、
請求項1または2に記載の空気清浄機。 - 前記加湿ユニットは、
前記水を貯留するタンク(31,531)と、
前記タンクから前記水を受け取るトレイ(32,532)と、
前記トレイから供給される前記水を含み、前記水を気化させることにより前記空気を加湿する加湿フィルタ(33a,533a)と、
を有する、
請求項1から3のいずれかに記載の空気清浄機。 - 前記空気清浄フィルタには、下方から上方に空気が通過し、
前記加湿ユニットは、前記ケーシング内に前記加湿ユニットおよび前記空気清浄フィルタが取り付けられた状態で、前記空気清浄フィルタの上方への移動を規制する移動規制部(532b)を有する、
請求項1から4のいずれか1項に記載の空気清浄機(510)。 - 前記空気清浄フィルタの少なくとも一部を収容するフィルタケース(523)、
を更に備え、
前記フィルタケースは、前記空気清浄フィルタを通過した前記空気を前記加湿ユニットへと導く気流ガイド(524)を含み、
前記移動規制部は、前記気流ガイドの上部に接触する、
請求項5に記載の空気清浄機。 - 前記空気清浄フィルタは、第1フィルタ(522)と、前記第1フィルタの下方に配置される第2フィルタ(521)と、を含み、
前記フィルタケースは、前記第1フィルタを収容し、
前記フィルタケースに収容された前記第1フィルタの前記ケーシングへの取り付け時に、前記フィルタケースが前記第2フィルタの上面(521bb)を摺動し、
前記フィルタケースに収容された前記第1フィルタの前記ケーシングへの取り付け後に、前記フィルタケースが前記第2フィルタの前記上面と接触する、
請求項6に記載の空気清浄機。 - 前記フィルタケース(523)には、ケース側凸部(523a)又はケース側凹部(523c)が形成され、
前記ケーシング(523)には、前記フィルタケースに収容された前記第1フィルタが前記ケーシングに取り付けられた状態で、前記フィルタケースに形成された前記ケース側凸部又は前記ケース側凹部と嵌合する、ケーシング側凹部(511g)又はケーシング側凸部(511j)が形成される、
請求項7に記載の空気清浄機。 - 前記第1フィルタが前記ケーシングに取り付けられているか否かを検知するフィルタ検知センサ(525)を更に備える、
請求項8に記載の空気清浄機。 - 前記ケーシングには、外部の空気を内部に吸い込むための吸込口(511a)が形成され、
前記吸込口には、プレフィルタ(511ac)が設けられている、
請求項1から9のいずれか1項に記載の空気清浄機。
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