JPH02213631A - 加湿器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は空気噴流を起こす系と、これに霧化用の水を
供給する系とで構成される加湿器に関するものである。

［従来の技術］ 加湿器には従来から、超音波式のものや気化式のもの等
がある。超音波式は、電歪や磁歪の振動子を水中に入れ
、発生する波の衝突でできる水の微粒子を放出させるも
のである。気化式は、電気ヒータによるジュール熱で水
を加熱気化させるものである。また、これらの他に透湿
膜や水を含んだ繊維性の部材に空気を接触ないしは通過
させるようにしたものもあり、いずれも十分な加湿機能
を果たすものである。

［発明が解決しようとする課題］ 上記した従来の加湿器は、超音波式のものでは部品の信
頼性に問題があり、高価でもあるといった、また、気化
式のものでは維持費がかかるといった、さらに透湿膜等
に空気を接触させるものでは全体が大型になるといった
解決すべき課題をそれぞれ含んでいる。

この発明はかかる従来の課題を解消するためになされた
もので、構成が簡素で、維持管理の容易な小型化の可能
な加湿器を得ることを目的とするものである。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る加湿器は、送風機を含み空気噴流を形成
する送風系に、駆動装置を含まず送風系の吸引により水
を送る給水系を結合させたものである。

Ｃ作用］ この発明においては、送風系の駆動装置のみで、内燃機
関における気化器と同様に空気噴流にミスト状態に水を
含ませ放出させることができるようになる。

［実施例］ 第１図と第２図はいずれも本発明の一実施例を示したも
のである０図示本例の加湿器は、遠心式の送風機１を含
み空気噴流を形成し放出する送風系と、この送風系に水
を送る駆動装置を持たない給水系とからなり、底側の開
放した外殻２内に上記送風機１と給水系の構成である定
水位タンク３とが積層状に組込まれている。送風機１は
、モータ４とこれによってファンケーシング５内で回転
する遠心式羽根車６とからなり、ファンケーシング５の
吸込ロアは下向きに外殻２の底側に開口し、吹出口はダ
クト８が一体化され外殻２の一側にそって上方に延びて
放出口つとして開口している。吸込ロアの臨む外殻２の
底側には吸込ロアに吸込まれる空気を清浄化するエアー
フィルタ１０が係脱可能に取付けられている。定水位タ
ンク３は、開放式タンク１１と密閉式タンク１２との組
み合わせにより構成され、開放式タンク１１の水位を一
定に維持するようになっている。即ち、開放式タンク１
１の内部には水差し受は金１３が垂直に取付けられ、開
放式タンクｌｌ上にセットされる密閉式タンク１２の口
金１４に当たるようになっている。密閉式タンク１２内
への空気の入り込みは口金１４においてのみ可能で、水
差し受は金１３の当たっている口金１４が水面上にでれ
ば空気と水との置き換えが可能になり、水面下になれば
空気と水との置き換えは不可能になり、これにより開放
式タンク１１の水位が一定に維持されることになる。開
放式タンク１１の下部には導水パイプ１５の一端が接続
されている。この導水パイプ１５の他端は定水位タンク
３の水位より若干高い位置において通風系のダクト８内
に第２図のように横向きに開口されている。ダクト８の
導水パイプ１５が開口する部分は、第２図のように当該
部での静圧が小さくなるように局部的に内径の小さい縮
径部１６として構成されている。

上記構成の加湿器は、送風機１を運転させると、空気が
エアーフィルタ１０を通じて吸込まれ、ダクト８に空気
噴流が形成される。ダクト８を放出口９に向かう空気の
流れは、縮径部１６において流速を増し、当該部での静
圧を下げる。導水パイプ１５には初めは開放式タンク１
１の水位と同水位に水があるが、縮径部１６に開放して
いる側か負圧になるため吸引され、縮径部１６内に水を
供給することになる。縮径部１６に供給された水は空気
噴流によってミスト状態にされ、空気噴流に混ざって放
出口９から加湿空気として吹き出される。この吹き出し
空気はエアーフィルタ１０を通過した靜浄な空気である
ので、加湿しながら部屋の空気を浄化することにもなる
。

送風機１の運転を停止すれば、導水パイプ１５の水位は
その両端開放部に大気圧がかがることになるため、縮径
部１６より下位の開放式タンク１１と同水位に落ち着き
、ダクト８内に水がこぼれることはない。

［発明の効果］ 以上、実施例による説明からも明らかなように本発明の
加湿器は、送風機を含み空気噴流を形成する送風系に、
駆動装置を含まず送風系の吸引により水を送る給水系を
結合させたものであるから、構成が簡素で小型であり、
維持管理も容易になる効果を奏す。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例としての加湿器を示す断面図
、第２図は同じくその縮径部の構造を示す要部のみの拡
大断面図である。図において、１は送風機、３は定水位
タンク、４はモータ、５はファンケーシング、６は遠心
式羽根車、８はダクト、９は放出口、１０はエアーフィ
ルタ、１５は導水バイブ、１６は縮径部である。 なお、図中同一符号は、同−又は相当部分を示す。 代理人　大　岩　増　雄（他２名）

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 送風機を含み空気噴流を形成し放出する送風系と、この
   送風系に水を送る給水系とからなり、上記送風系は、そ
   の通風路の一部に局部的に内径の小さい縮径部を有し、
   上記給水系は、上記縮径部に一端の開口した導水パイプ
   と、この導水パイプの他端が接続され、上記縮径部にお
   ける導水パイプの開口位置より低位に水位を維持する定
   水位タンクとを有することを特徴とする加湿器。