JP2588205Y2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機

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JP2588205Y2
JP2588205Y2 JP1993033319U JP3331993U JP2588205Y2 JP 2588205 Y2 JP2588205 Y2 JP 2588205Y2 JP 1993033319 U JP1993033319 U JP 1993033319U JP 3331993 U JP3331993 U JP 3331993U JP 2588205 Y2 JP2588205 Y2 JP 2588205Y2
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JP
Japan
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air
fan
heat exchanger
humidifier
flow path
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JP1993033319U
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Inventor
義裕 市野
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Yazaki Corp
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Yazaki Corp
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Publication date
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  • Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
  • Air Humidification (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、室内空気に加湿を行う
に好適な空気調和機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の公知技術としては、実開昭61−
200525号公報に記載されたものがある。この空調
機は、図2〜4に示すように、ファン3吐出側と熱交換
器5の間に空気を外部へ取り出すダクト11を設け、取
り出した空気を加湿器8で加湿し、熱交換器5と吹出口
6の間に設けた導霧管12から加湿空気を吐出する。
【0003】しかしながら、この従来の公知技術にあっ
ては、 (1)空気調和機は、吸込口1から吸入された空気の一
部が加湿器8へ分流され加湿された後、熱交換器5を通
過せず吹出口6に流れる構造となっている、 (2)加湿された空気が熱交換器5の下流側へ吐出され
る際、その吐出口の形状次第、例えば導霧管12にご
とき円形とすれば、吐出口は吹出口6に対して断面積
がかなり小さくなり、空気調和機全体の吹出口6に対し
て加湿された空気が偏りやすくなる、 (3)空気調和機は、一部の空気が熱交換器5をバイパ
スする構造になっているので、例えば冷房のように加湿
を必要としない場合は、加湿器8を停止(超音波:振動
子OFF、自然蒸発式:給水停止)するだけでなく、熱
交換器5を通過する空気量が多くなるように、加湿器8
への空気の流路を遮断する手段が必要があり、そのため
次のような欠点や問題点があった。
【0004】上記(1)により、冷房および暖房能力が
低下する。上記(2)により、室内の湿度分布の不均一
をまねく。この湿度分布を改善しようとすると、熱交換
器の下流側に設ける吐出口を細長にする必要があり、こ
れは通風抵抗の増大による加湿不足をまねく。上記
(3)により、空気の流路を遮断する機構が必要とな
る。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】本考案は、上記問題を
解決するためになされたものであって、本来の暖房、冷
房性能を損ずることのない構造の加湿器を設けた空気調
和機を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】本考案の空気調和機は、
空気を吸込口からフィルタを介して吸入し搬送するファ
ンと、このファンからダクトを通じて送られる空気を加
熱する熱交換器と、熱交換器からの空気を吹き出す吹出
とを備えた空気調和機において、フィルタからファン
に至る流路の途中でこの流路内の左右のいずれか一方側
に加湿器を設置し、他方側の終端にファンを配置し、そ
して、ダクトはフィルタからファンへの流路に対して交
叉する方向でこの流路内の左右の他方側から一方側に向
かう方向にファンから熱交換器まで延び、加湿器はダク
トから分岐するリターンダクトに流入口を接続し、かつ
流出口をフィルタからファンに至る流路の左右の他方側
に向けており、かつリターンダクト入口における圧力と
加湿器の流出口における圧力との差圧により、リターン
ダクトから加湿器に空気が流入することを特徴とする。
【0007】
【作用】室内空気がファンによって吸入され、続いてダ
クトを通じて熱交換器へ送られる途中、その空気の一部
がリターンダクトの入口での圧力と加湿器の流出口での
圧力と差圧により加湿器へ流入し、そこで蒸発する蒸気
により加湿され、そして加湿器により加湿された空気
は、ファンにより吸引され、室内から直接吸入された空
気と混合されて湿度分布が均一になり、この混合空気は
空気熱交換器を通過し、ここで加熱されて吹出口から室
内へ吹き出し、したがって湿度分布の均一な温風が室内
に供給される。またこのとき、加湿空気中に大きな水滴
が混入している場合は、熱交換器がエリミネーターの役
目となり、室内へ水滴が飛散するのを防止する作用もあ
る。
【0008】
【実施例】以下、この考案を図面に基づいて説明する。
図1はこの考案の一実施例を示すものであり、まず構成
を説明すると、本考案の空気調和機は、その内部に室内
空気を取り込む吸込口1と、取り込んだ空気を通過させ
るフィルター2と、フィルター2を通過した空気を搬送
するファン3と、ファン3から送り出された空気を加熱
(または冷却)する熱交換器5と、ファン3の駆動モー
ターを取り付けると共にファン3から熱交換器5へ空気
を導くダクトの一部を構成するファンモーターベース4
と、ファンモーターベース4のダクト部に形成された穴
に接続しファン3からの空気を分流するリターンダクト
7と、リターンダクト7を通じて流入した空気を加湿す
る機能を有し、そして加湿した空気を送り出す加湿空気
吐出口9をファン2に面して有する加湿器8と、熱交換
器5で加熱(または冷却)された空気を室内に吹き出す
吹出口6と、熱交換器5で空気中から除去される水滴を
受けるドレンパン10とから構成されている。
【0009】加湿空気吐出口9はこの空気調和機の空気
流路からみて、最も静圧が低い区画であるフィルター2
/ファンモーターベース4間の空間に向いており、一
方、リターンダクト7入口は最も静圧が高い区画である
ファンモーターベース4/熱交換器5間に設けられてい
る。また加湿器8は超音波式または自然蒸発式などが用
いられる。
【0010】このように構成された空気調和機におい
て、内部に取り込まれた空気は、フィルター2で塵埃が
除去され、ファン3により搬送され、大部分は熱交換器
5で加熱(または冷却)され、その後に吹出口6から室
内に送り出される。一方、ファン3により搬送された空
気の一部は、リターンダクト7入り口と加湿空気吐出口
9における差圧により、リターンダクト7から加湿器8
に入り、そこで超音波により加熱されてまたは自然蒸発
して発生する蒸気によって加湿され、加湿空気吐出口9
を介してファン2により搬送され、熱交換器5で加熱さ
れ、吹出口6から室内に送り出される。かくして、室内
へは湿り気のある空気が供給される。この時、加湿空気
に大きな水滴が含まれている場合には、熱交換器5は衝
突した加湿空気から水滴を除去するエリミネーターとし
て機能し、室内へ大きな水滴が飛散するのを防止する。
【0011】
【考案の効果】本考案によれば、空気調和機は、室内空
気を吸込口からフィルタを介してファンにより吸い込
み、熱交換器で加熱し、吹出口から吹き出すように構成
すると共に、ファンから熱交換器へ空気を導くダクト分
岐するリターンダクトを設け、このリターンダクトに流
入口を接続しかつ流出口をフィルタ/ファン間の空間に
向けた加湿器とを設けたものとしたので、加湿器で加湿
された空気はファンにより室内から直接吸入された室内
空気と混合し、従って湿度分布が均一な空気を熱交換器
で加熱し、吹き出し口から室内に供給することができ
る。さらに、加湿器をフィルタからファンへの流路内に
設置したので、空気調和機をコンパクトに構成すること
ができる。
【0012】また従来の技術の項(2)で述べたように
加湿した空気の吐出口形状を細長にする必要がなく、通
風抵抗の増大させず、空気調和機の性能の低下をまねく
ことがない。
【0013】また、加湿された空気が熱交換器が通過す
る際、熱交換器はエリミネーターの役目をするため、水
滴が室内へ飛散することを防止できる。
【0014】さらに加湿器への空気の導入を、リターン
ダクトに流入口での圧力と加湿器流出口での圧力の差圧
で行うため、新たな動力は不要で、運転費も安く、故障
の原因となるものがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例の空気調和機の構成を示す正
面断面図である。
【図2】従来の加湿器付空気調和機の加湿器の正面図で
ある。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の上面図である。
【符号の説明】
1 吸込口 2 フィルター 3 ファン 4 ファンモーターベース(兼ダクト) 5 熱交換器 6 吹出口 7 リターンダクト 8 加湿器 9 加湿空気吐出口 10 ドレンパン

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気を吸込口からフィルタを介して吸入
    し搬送するファンと、該ファンからダクトを通じて送ら
    れる空気を加熱する熱交換器と、該熱交換器からの空気
    を吹き出す吹出口とを備えた空気調和機において、 前記フィルタから前記ファンに至る流路の途中で該流路
    内の左右のいずれか一方側に加湿器を設置し、他方側の
    終端に前記ファンを配置し、前記ダクトは前記流路に対
    して交叉しかつ前記流路内の左右の他方側から一方側に
    向かう方向に前記ファンから前記熱交換器まで延び、前
    記加湿器は前記ダクトから分岐するリターンダクトに流
    入口を接続しかつ流出口を前記流路内の左右の他方側に
    向けており、かつ前記リターンダクト入口における圧力
    と前記加湿器の流出口における圧力との差圧により、前
    記リターンダクトから前記加湿器に空気が流入すること
    を特徴とする空気調和機。
JP1993033319U 1993-06-21 1993-06-21 空気調和機 Expired - Lifetime JP2588205Y2 (ja)

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JPH076627U JPH076627U (ja) 1995-01-31
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JP4619322B2 (ja) * 2006-06-12 2011-01-26 シャープ株式会社 ヒートポンプ式給湯機
KR102053125B1 (ko) * 2018-03-16 2020-01-08 엘지전자 주식회사 공기조화기의 실내기
KR102341286B1 (ko) * 2021-04-01 2021-12-21 주식회사 수본 미스트 분무 장치 및 이를 이용한 살균 소독용 미스트 샤워 장치

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