JPH076627U - 空気調和機 - Google Patents
空気調和機Info
- Publication number
- JPH076627U JPH076627U JP3331993U JP3331993U JPH076627U JP H076627 U JPH076627 U JP H076627U JP 3331993 U JP3331993 U JP 3331993U JP 3331993 U JP3331993 U JP 3331993U JP H076627 U JPH076627 U JP H076627U
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- Japan
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- air
- heat exchanger
- fan
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- duct
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- Air-Conditioning Room Units, And Self-Contained Units In General (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 湿度分布が均一な加湿した空気を供給できる
空気調和機を提供する。 【構成】 空気を吸込口1からフィルタ2を介して吸入
し搬送するファン3と、ファン3からの空気を加熱する
熱交換器5と、熱交換器5からの空気を吹き出す吹出口
6と、ファン3から熱交換器5へ空気を導くダクト4
と、ダクト4から分岐するリターンダクト7と、リター
ンダクト7に流入口を接続しかつ流出口をフィルタ2/
ファン3間の空間に向けた加湿器8とから構成する。 【効果】
空気調和機を提供する。 【構成】 空気を吸込口1からフィルタ2を介して吸入
し搬送するファン3と、ファン3からの空気を加熱する
熱交換器5と、熱交換器5からの空気を吹き出す吹出口
6と、ファン3から熱交換器5へ空気を導くダクト4
と、ダクト4から分岐するリターンダクト7と、リター
ンダクト7に流入口を接続しかつ流出口をフィルタ2/
ファン3間の空間に向けた加湿器8とから構成する。 【効果】
Description
【0001】
本考案は、室内空気に加湿を行うに好適な空気調和機に関する。
【0002】
従来の公知技術としては、実開昭61−200525号公報に記載されたもの がある。この空調機は、図2〜4に示すように、ファン3吐出側と熱交換器5の 間に空気を外部へ取り出すダクト11を設け、取り出した空気を加湿器8で加湿 し、熱交換器5と吹出口6の間に設けた導霧管12から加湿空気を吐出する。
【0003】 しかしながら、この従来の公知技術にあっては、 (1)空気調和機は、吸込口1から吸入された空気の一部が加湿器8へ分流され 加湿された後、熱交換器5を通過せず吹出口6に流れる構造となっている、 (2)加湿された空気が熱交換器5の下流側へ吐出される際、その吐出口8の形 状次第、例えば導霧管12にごとき円形とすれば、吐出口8は吹出口6に対して 断面積がかなり小さくなり、空気調和機全体の吹出口6に対して加湿された空気 が偏りやすくなる、 (3)空気調和機は、一部の空気が熱交換器5をバイパスする構造になっている ので、例えば冷房のように加湿を必要としない場合は、加湿器8を停止(超音波 :振動子OFF、自然蒸発式:給水停止)するだけでなく、熱交換器5を通過す る空気量が多くなるように、加湿器8への空気の流路を遮断する手段が必要があ り、そのため次のような欠点や問題点があった。
【0004】 上記(1)により、冷房および暖房能力が低下する。 上記(2)により、室内の湿度分布の不均一をまねく。この湿度分布を改善し ようとすると、熱交換器の下流側に設ける吐出口を細長にする必要があり、これ は通風抵抗の増大による加湿不足をまねく。 上記(3)により、空気の流路を遮断する機構が必要となる。
【0005】
本考案は、上記問題を解決するためになされたものであって、本来の暖房、冷 房性能を損ずることのない構造の加湿器を設けた空気調和機を提供することを目 的としている。
【0006】
本考案の空気調和機は、空気を吸込口からフィルタを介して吸入し搬送するフ ァンと、このファンからの空気を加熱する熱交換器と、熱交換器からの空気を吹 き出す吹出口と、ファンから熱交換器へ空気を導くダクトと、ダクトから分岐す るリターンダクトと、このリターンダクトに流入口を接続しかつ流出口をフィル タ/ファン間に向けた加湿器を設けたことを特徴とする。
【0007】
室内空気がファンによって吸入され、続いてダクトを通じて熱交換器へ送られ る途中、その空気の一部がリターンダクトの入口での圧力と加湿器の流出口での 圧力と差圧により加湿器へ流入し、そこで蒸発する蒸気により加湿され、そして 加湿器により加湿された空気は、ファンにより吸引され、室内から直接吸入され た空気と混合されて湿度分布が均一になり、この混合空気は空気熱交換器を通過 し、ここで加熱されて吹出口から室内へ吹き出し、したがって湿度分布の均一な 温風が室内に供給される。またこのとき、加湿空気中に大きな水滴が混入してい る場合は、熱交換器がエリミネーターの役目となり、室内へ水滴が飛散するのを 防止する作用もある。
【0008】
以下、この考案を図面に基づいて説明する。 図1はこの考案の一実施例を示すものであり、まず構成を説明すると、本考案 の空気調和機は、その内部に室内空気を取り込む吸込口1と、取り込んだ空気を 通過させるフィルター2と、フィルター2を通過した空気を搬送するファン3と 、ファン3から送り出された空気を加熱(または冷却)する熱交換器5と、ファ ン3の駆動モーターを取り付けると共にファン3から熱交換器5へ空気を導くダ クトの一部を構成するファンモーターベース4と、ファンモーターベース4のダ クト部に形成された穴に接続しファン3からの空気を分流するリターンダクト7 と、リターンダクト7を通じて流入した空気を加湿する機能を有し、そして加湿 した空気を送り出す加湿空気吐出口9をファン2に面して有する加湿器8と、熱 交換器5で加熱(または冷却)された空気を室内に吹き出す吹出口6と、熱交換 器5で空気中から除去される水滴を受けるドレンパン10とから構成されている 。
【0009】 加湿空気吐出口9はこの空気調和機の空気流路からみて、最も静圧が低い区画 であるフィルター2/ファンモーターベース4間の空間に向いており、一方、リ ターンダクト7入口は最も静圧が高い区画であるファンモーターベース4/熱交 換器5間に設けられている。また加湿器8は超音波式または自然蒸発式などが用 いられる。
【0010】 このように構成された空気調和機において、内部に取り込まれた空気は、フィ ルター2で塵埃が除去され、ファン3により搬送され、大部分は熱交換器5で加 熱(または冷却)され、その後に吹出口6から室内に送り出される。一方、ファ ン3により搬送された空気の一部は、リターンダクト7入り口と加湿空気吐出口 9における差圧により、リターンダクト7から加湿器8に入り、そこで超音波に より加熱されてまたは自然蒸発して発生する蒸気によって加湿され、加湿空気吐 出口9を介してファン2により搬送され、熱交換器5で加熱され、吹出口6から 室内に送り出される。かくして、室内へは湿り気のある空気が供給される。この 時、加湿空気に大きな水滴が含まれている場合には、熱交換器5は衝突した加湿 空気から水滴を除去するエリミネーターとして機能し、室内へ大きな水滴が飛散 するのを防止する。
【0011】
【考案の効果】 本考案によれば、空気調和機は、室内空気を吸込口からフィルタを介してファ ンにより吸い込み、熱交換器で加熱し、吹出口から吹き出すように構成すると共 に、ファンから熱交換器へ空気を導くダクト分岐するリターンダクトを設け、こ のリターンダクトに流入口を接続しかつ流出口をフィルタ/ファン間の空間に向 けた加湿器とを設けたものとしたので、加湿器で加湿された空気はファンにより 室内から直接吸入された室内空気と混合し、従って湿度分布が均一な空気を熱交 換器で加熱し、吹き出し口から室内に供給することができる。
【0012】 また従来の技術の項(2)で述べたように加湿した空気の吐出口形状を細長に する必要がなく、通風抵抗の増大させず、空気調和機の性能の低下をまねくこと がない。
【0013】 また、加湿された空気が熱交換器が通過する際、熱交換器はエリミネーターの 役目をするため、水滴が室内へ飛散することを防止できる。
【0014】 さらに加湿器への空気の導入を、リターンダクトに流入口での圧力と加湿器流 出口での圧力の差圧で行うため、新たな動力は不要で、運転費も安く、故障の原 因となるものがない。
【図1】本考案の一実施例の空気調和機の構成を示す正
面断面図である。
面断面図である。
【図2】従来の加湿器付空気調和機の加湿器の正面図で
ある。
ある。
【図3】図2の側面図である。
【図4】図2の上面図である。
1 吸込口 2 フィルター 3 ファン 4 ファンモーターベース(兼ダクト) 5 熱交換器 6 吹出口 7 リターンダクト 8 加湿器 9 加湿空気吐出口 10 ドレンパン
Claims (2)
- 【請求項1】 空気を吸込口からフィルタを介して吸入
し搬送するファンと、該ファンからの空気を加熱する熱
交換器と、該熱交換器からの空気を吹き出す吹出口と、
前記ファンから前記熱交換器へ空気を導くダクトを備え
た空気調和機において、前記ダクトから分岐するリター
ンダクトと、該リターンダクトに流入口を接続しかつ流
出口を前記フィルタと前記ファンとの間に向けた加湿器
を設けたことを特徴とする空気調和機。 - 【請求項2】 前記リターンダクト入口における圧力と
前記加湿器の流出口における圧力との差圧により、リタ
ーンダクトから前記加湿器に空気が流入することを特徴
とする請求項1記載の空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033319U JP2588205Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993033319U JP2588205Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH076627U true JPH076627U (ja) | 1995-01-31 |
JP2588205Y2 JP2588205Y2 (ja) | 1999-01-06 |
Family
ID=12383244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993033319U Expired - Lifetime JP2588205Y2 (ja) | 1993-06-21 | 1993-06-21 | 空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2588205Y2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002054828A (ja) * | 2000-08-10 | 2002-02-20 | Daikin Ind Ltd | 空気調和装置 |
JP2007333224A (ja) * | 2006-06-12 | 2007-12-27 | Sharp Corp | ヒートポンプ式給湯機 |
JP2021516328A (ja) * | 2018-03-16 | 2021-07-01 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | スチームジェネレータ |
JP2022158739A (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-17 | スボン カンパニー,リミテッド | ミスト噴霧装置、及びそれを用いた殺菌消毒用ミストシャワー装置 |
-
1993
- 1993-06-21 JP JP1993033319U patent/JP2588205Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2021516328A (ja) * | 2018-03-16 | 2021-07-01 | エルジー エレクトロニクス インコーポレイティド | スチームジェネレータ |
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US12038201B2 (en) | 2018-03-16 | 2024-07-16 | Lg Electronics Inc. | Steam generator |
JP2022158739A (ja) * | 2021-04-01 | 2022-10-17 | スボン カンパニー,リミテッド | ミスト噴霧装置、及びそれを用いた殺菌消毒用ミストシャワー装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2588205Y2 (ja) | 1999-01-06 |
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