JP2015127613A - 加湿装置 - Google Patents

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朗彦 坂下
Akihiko Sakashita
朗彦 坂下
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【課題】加湿エレメントを小型化した場合であっても、高い加湿性能を得ることができる加湿装置を提供することにある。
【解決手段】空気清浄機(加湿装置)10は、複数の加湿エレメント33と、ファン(送風ファン)12aと、ケーシング11とを備える。複数の加湿エレメントは、水を気化させて空気を加湿する。送風ファンは、複数の加湿エレメントに対して風を送る。ケーシングは、複数の加湿エレメントおよび送風ファンを収納する。複数の加湿エレメントのそれぞれは、回転式であり、複数の加湿エレメントは、並列に配置されている。
【選択図】図2

Description

本発明は、加湿装置に関する。
従来より、回転式の加湿エレメントを備えた加湿装置が知られている。加湿エレメントは、加湿フィルタを含む。加湿エレメントは、加湿フィルタに空気を通過させることにより加湿フィルタに含ませた水を蒸発させ、空気を加湿する。また、回転式の加湿エレメントは、例えば、特許文献1(特開2009−30842号公報)に記載されているように、矩形のケーシングの一の側面の近傍で、当該一の側面に沿って配置される。具体的に、加湿エレメントは、加湿効果を高めるため、ケーシングの長辺に沿って配置される。
ところで、近年、加湿装置は様々な場所で用いられるようになってきた。その結果、狭いスペースに設置しても場所をとらないような小型の加湿装置の需要が高まってきた。しかし、加湿装置の小型化を図ると、ケーシングのサイズが小さくなる。したがって、ケーシング内に設置可能な加湿エレメントのサイズも小型化する。その結果、加湿装置の加湿性能を確保することが困難になる。
本発明の課題は、加湿エレメントを小型化した場合であっても、高い加湿性能を得ることができる加湿装置を提供することにある。
本発明の第1観点に係る加湿装置は、複数の加湿エレメントと、送風ファンと、ケーシングとを備える。複数の加湿エレメントは、水を気化させて空気を加湿する。送風ファンは、複数の加湿エレメントに対して風を送る。ケーシングは、複数の加湿エレメントおよび送風ファンを収納する。複数の加湿エレメントのそれぞれは、回転式であり、複数の加湿エレメントは、並列に配置されている。
本発明の第1観点に係る加湿装置では、複数の回転式の加湿エレメントが、並列に配置されている。これにより、加湿エレメントを小型化した場合であっても、加湿エレメントの面積を大きく確保することができる。その結果、高い加湿性能を得ることができる。
本発明の第2観点に係る加湿装置は、第1観点に係る加湿装置であって、一のタンクと、一のトレイとをさらに備える。一のタンクは、水を貯留する。一のトレイは、一のタンクから水を受け取り、複数の加湿エレメントに対して水を供給する。複数の加湿エレメントのそれぞれは、共通の一のタンクおよび共通の一のトレイによって水が供給される。
本発明の第2観点に係る加湿装置では、複数の加湿エレメントに対して、共通のタンクおよびトレイが使用される。これにより、加湿装置の省スペース化を図ることができる。
本発明の第3観点に係る加湿装置は、第1または第2観点に係る加湿装置であって、一の駆動モータをさらに備える。一の駆動モータは、複数の加湿エレメントを回転させる。複数の加湿エレメントのそれぞれは、共通の一の駆動モータによって回転する。
本発明の第3観点に係る加湿装置では、複数の加湿エレメントに対して、共通の駆動モータが使用される。これにより、加湿装置の省スペース化を図ることができる。
本発明の第4観点に係る加湿装置は、第1から第3観点のいずれかに係る加湿装置であって、複数の加湿エレメントのそれぞれは、加湿フィルタを含む。また、複数の加湿エレメントは、加湿フィルタのフィルタ面が対向するように配置される。
本発明の第4観点に係る加湿装置では、複数の加湿エレメントのそれぞれが加湿フィルタを含む。また、複数の加湿エレメントは、加湿フィルタのフィルタ面が対向するようにケーシング内で配置される。これにより、加湿性能の維持を図ることができる。
本発明の第5観点に係る加湿装置は、第4観点に係る加湿装置であって、ケーシングは、空気の出口である吹出口を有する。吹出口は、複数の加湿エレメントのフィルタ面に対して対向する位置にそれぞれ配置されている。
本発明の第5観点に係る加湿装置では、吹出口が複数の加湿エレメントのフィルタ面に対向する位置にそれぞれ配置される。これにより、フィルタ面の利用面積を大きくすることができる。
本発明の第6観点に係る加湿装置は、第1から第5観点のいずれかに係る加湿装置であって、ケーシング内を通る空気は、複数の加湿エレメントに向かって分岐する。
本発明の第6観点に係る加湿装置では、ケーシング内の空気が分岐して複数の加湿エレメントのそれぞれを通過する。これにより、ケーシング内の空気を効果的に加湿することができる。
本発明の第1観点に係る加湿装置では、加湿エレメントを小型化した場合であっても、加湿エレメントの面積を大きく確保することができる。その結果、高い加湿性能を得ることができる。
本発明の第2および第3観点に係る加湿装置では、加湿装置の省スペース化を図ることができる。
本発明の第4観点に係る加湿装置では、加湿性能の維持を図ることができる。
本発明の第5観点に係る加湿装置では、フィルタ面の利用面積を大きくすることができる。
本発明の第6観点に係る加湿装置では、ケーシング内の空気を効果的に加湿することができる。
本発明の一実施形態に係る空気清浄機の概略斜視図である。 空気清浄機の内部構成を後方から見たときの概略図である。 空気清浄機の内部構成を右側方から見たときの概略図である。 空気清浄機の内部構成を上方から見たときの概略図である。 加湿ユニットの概略構成を示す斜視図である。ケーシングに取り付けられた状態の加湿ユニットの状態を示す。 加湿ユニットの概略構成を示す斜視図である。ケーシングから取り外される際の分離された状態の加湿ユニットを示す。 取り外し操作の過程を示す図である。 取り外し操作の過程を示す図である。 変形例Bに係る空気清浄機の取り外し操作の過程を示す図である。 変形例Cに係る空気清浄機の取り外し操作の過程を示す図である。 変形例Cに係る空気清浄機の取り外し操作の過程を示す図である。 変形例Dに係る空気清浄機の概観斜視図である。 変形例Dに係る空気清浄機の内部構成を後方から見たときの概略図である。 変形例Dに係る空気清浄機の内部構成を上方から見たときの概略図である。 変形例Dに係る空気清浄機について、取り外し過程を示す図である。 変形例Eに係る空気清浄機の概観斜視図である。 変形例Eに係る空気清浄機の内部構成を後方から見たときの概略図である。 変形例Eに係る空気清浄機の内部構成を右側方から見たときの概略図である。 変形例Eに係る空気清浄機について、取り外し過程を示す図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明の一つの具体例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
(1)空気清浄機の全体構成
図1から図4は、本発明の一実施形態に係る空気清浄機10の概略構成を示す。具体的に、図1は、空気清浄機10の外観斜視図である。図2は、図1に示す空気清浄機のI−I断面の概略図である。言い換えると、図2は、空気清浄機10の内部構成を後側から見たときの概略図である。図3は、図1に示す空気清浄機10のII−II断面の概略図である。言い換えると、図3は、空気清浄機10の内部構成を右側方から見たときの概略図である。図4は、空気清浄機10の内部構造を上方から見たときの概略図である。
本実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄機能および加湿機能を有する。空気清浄機10では、加湿機能を選択的に実行可能な構成になっている。具体的に、ユーザによって加湿機能が選択されなかった場合には、空気清浄機10において、空気清浄機能のみが有効に機能し、ユーザによって加湿機能が選択された場合には、空気清浄機能と共に加湿機能が有効に機能する。すなわち、ユーザによって加湿機能が選択された場合、空気清浄機10は、加湿装置としても機能する。
空気清浄機10は、図1に示すように、四角柱状のケーシング11を備える。また、図2に示すように、空気清浄機10は、ケーシング11の内部に、主として、送風装置12、空気清浄フィルタ20、および加湿ユニット30を備える。以下、空気清浄機10の構成について詳細に説明する。
(2)詳細構成
(2−1)ケーシング
ケーシング11は、上述したように、送風装置12、空気清浄フィルタ20、および加湿ユニット30を収納する。ケーシング11は、図2および図3に示すように、内部に、送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3を形成する。送風室R1には、送風装置12が配置される。空気清浄室R2には、空気清浄フィルタ20が配置される。加湿室R3には、加湿ユニット30が配置される。送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3は、下方から上方に向かって順番に並ぶ。
ケーシング11は、上述したように、四角柱状である。すなわち、ケーシング11は、縦に長く延びた形状を有する。そのため、本実施形態に係る空気清浄機10の設置面積は、送風室R1、空気清浄室R2、および加湿室R3が水平方向に並ぶ従来の空気清浄機10の設置面積に比べて小さい。具体的に、ケーシング11は、枠体と枠体に取り付けられる複数の面とからなる。
ケーシング11には、図1に示すように、吸込口11aおよび吹出口11bが設けられている。吸込口11aは、ケーシング11の外側の空気をケーシング11内部に吸い込むための開口である。吸込口11aは、ケーシング11の正面下部および背面下部にそれぞれ設けられている(図1および図3参照)。吹出口11bは、ケーシング11の内部を通過した空気を吹き出すための開口である。すなわち、吹出口11bは、ケーシング11内の空気の出口である。吹出口11bは、図1に示すように、ケーシング11の天井部分に設けられている。具体的に、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分において、前面側の一辺を除く天井部分の外形に沿って、外形の内側に形成される。言い換えると、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分の左右両側および後側を構成する辺に沿って、当該辺の内側に形成される(図1および図2参照)。なお、本実施形態において、吹出口11bは、矩形に組まれた枠体によって形成される。
また、ケーシング11には、開口15が形成される(図7(b),(c)参照)。開口15は、空気清浄機10の正面側からアクセス可能な場所に形成される。本実施形態において、開口15は、空気清浄機10の上部に位置する。開口15は、扉11cによって開閉可能である。扉11cには、取っ手11caが形成されている。開口15は、ケーシング11に収納された各構成を着脱可能にする。具体的に、開口15によって、ケーシング11内の加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20にアクセス可能になる。
扉11cは、ケーシング11から取り外し可能な構成を有する。また、扉11cは、後述するタンク31に取り付けられる。具体的に、扉11cは、タンク31と一体として移動可能なように取り付けられている。すなわち、扉11cがケーシング11から取り外されることにより、タンク31もケーシング11から取り外される。扉11cは、空気清浄機10の上方に向かって取り外し可能である(図7(b)参照)。なお、扉11cは、空気清浄機10の前面に向かって取り外し可能な構成であってもよい。扉11cがケーシング11から取り外されることにより、開口15が開放される。
ケーシング11内部には、整流板36が設けられている(図3参照)。図3に示すように、整流板36は、加湿室R3に設けられる。具体的に、整流板36は、加湿室R3において、後述する加湿エレメント33の近傍に配置される。整流板36は、空気清浄室R2から加湿室R3に流れ込んだ空気の流れf3を加湿エレメント33に誘導する。詳細には、整流板36は、空気の流れf3が、加湿エレメント33をバイパスして吹出口11bに直接流れ出ないように、空気の流れを加湿エレメント33に向けて誘導する。
さらに、ケーシング11内部には、図2に示すように、フランジ部11d,11fが設けられる。フランジ部11dは、空気清浄室R2に設けられる。また、フランジ部11fは、加湿室R3に設けられる。具体的に、フランジ部11dは、空気清浄室R2を構成するケーシング11の内壁に設けられる。より具体的に、フランジ部11dは、ケーシング11の内周に沿った所定の高さ位置に設けられる。フランジ部11dには、後述する空気清浄フィルタ20が載置される。すなわち、フランジ部11dは、空気清浄フィルタ20に対して、空気の流れ方向上流側に配置される。フランジ部11dは、空気清浄フィルタ20を空気清浄室R2において平面配置するために設けられる。フランジ部11dは、後述するシール部材11eとともに、空気清浄フィルタ20とケーシング11の内壁との隙間をシールするためのシール手段として機能する。フランジ部11fは、加湿室R3を構成するケーシング11の内壁に沿って設けられる。フランジ部11fもまた、ケーシング11の内周に沿った所定の高さ位置に設けられる。フランジ部11fには、後述する加湿ユニット30のトレイ32が載置される。すなわち、フランジ部11fは、加湿ユニット30に対して、空気の流れ方向上流側に配置される。
ケーシング11の側面上方には、図1に示すように、制御パネル13が設けられている。制御パネル13には、空気清浄機10を操作するための各種スイッチ(例えば、電源スイッチや機能選択スイッチ)が設けられている。制御パネル13は、ケーシング11に内蔵されている制御装置(図示せず)に接続されている。制御パネル13で受け付けられた信号は、制御装置に伝送される。
(2−2)送風装置
送風装置12は、ケーシング11の外側の空気を送風室R1に取り入れる。また、送風装置12は、送風室R1に取り入れた空気を、空気清浄室R2および加湿室R3に向けて送風する。すなわち、送風装置12は、空気清浄フィルタ20と加湿ユニット30(加湿エレメント33)とに向けて送風する。
送風装置12は、図3に示すように、ファン(送風ファン)12aおよびファンモータ12bを含む。ファン12aは、シロッコファンである。ファン12aは、ハブ部12aaと、複数の羽根12abとによって構成される。複数の羽根12abは、ハブ部12aaの周縁に円筒状に配列される。ハブ部12aaおよび複数の羽根12abが回転することによって、空気は、回転軸方向に沿って吸い込まれ、さらに、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出される。すなわち、ハブ部12aaおよび複数の羽根12abの回転により、空気は、ケーシング11の外側から送風室R1内に、吸込口11aを介して吸い込まれる。複数の羽根12abから遠心方向に吹き出された空気は、その後、空気清浄室R2に送られる。
なお、送風装置12は、送風室R1において平面中央に配置される。具体的に、送風装置12は、空気清浄機10の奥行き方向および幅方向において中央位置に配置される(図3参照)。すなわち、送風装置12によって、送風室R1に吸い込まれた空気は、送風室R1の中央から空気清浄室R2の中央に向けて送られる。
(2−3)空気清浄フィルタ
空気清浄フィルタ20は、空気清浄機10に吸い込まれた空気を清浄化する。具体的に、空気清浄フィルタ20は、空気に含まれる塵埃を除去する。空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、送風装置12の下流側に配置される。また、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向において、加湿ユニット30の上流側に配置される。
図2および図3に示すように、空気清浄フィルタ20は、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22を含む。集塵フィルタ21は、薄くて柔らかい樹脂製のネットである。集塵フィルタ21は、空気に含まれる埃を除去する。脱臭フィルタ22は、空気に含まれる不快な臭いの成分を吸収する。集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、空気清浄室R2内で、空気の流れ方向上流側から順番に配置される。具体的に、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、それぞれの厚み方向に沿って配置される。集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22の厚み方向は、空気清浄室R2を通過する空気の流れ方向f2と一致する。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向f2に対して直交する方向に配置される。
空気清浄フィルタ20は、上述したように、ケーシング11の内部に形成されたフランジ部11dに載置されている。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、フランジ部11dによって保持される。空気清浄フィルタ20と、フランジ部11dとの間には、シール部材11eが設けられる。シール部材11eは、フランジ部11dに平面配置される。具体的に、シール部材11eは、フランジ部11dの面に沿って配置される。フランジ部11dおよびシール部材11eは、上述したように、空気清浄フィルタ20とケーシング11の内壁との間の隙間をシールするシール手段として機能する。フランジ部11dおよびシール部材11eは、空気の流れ方向において、空気清浄フィルタ20の上流側に配置される。言い換えると、シール手段は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向において、空気清浄フィルタ20の上流側に配置される。シール手段は、送風室R1から空気清浄室R2に空気が送られる際に、空気清浄フィルタ20とケーシング11とのシール性を確保する。
メンテナンス時、空気清浄フィルタ20は、開口15を介して着脱される(図7参照)。具体的に、空気清浄フィルタ20は、後述する加湿ユニット30が開口15を介して取り外された後、ケーシング11内に形成される空間(すなわち、加湿室R3)を利用して移動し、その後、開口15を介して着脱される。具体的に、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向に移動されてケーシング11から取り外される。すなわち、空気清浄フィルタ20の厚み方向は、空気清浄フィルタ20の取り外し方向(着脱方向)と一致する。また、空気清浄フィルタ20の取り外し方向と、空気清浄室R2における空気の流れ方向とは一致する。言い換えると、集塵フィルタ21および脱臭フィルタ22は、空気清浄室R2における空気の流れ方向に沿って移動させることで、フランジ部11dから離反され、ケーシング11から取り外される。
(2−4)加湿ユニット
加湿ユニット30は、供給された水を気化させて空気を加湿する。加湿ユニット30は、空気の流れ方向において、送風装置12および空気清浄フィルタ20の下流側に配置される。すなわち、加湿ユニット30は、空気清浄フィルタ20によって清浄化された空気を加湿する。
図5および図6に、加湿ユニット30の概略構成を示す。図5は、ケーシング11に取り付けられた状態の加湿ユニット30を示す。図6は、ケーシング11から取り外される際の分離された状態の加湿ユニット30を示す。
加湿ユニット30は、上述したように、ケーシング11内で加湿室R3に配置される。すなわち、加湿ユニット30は、ケーシング11内の上方位置に配置される。加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、ケーシング11内の上方位置に大きな空間ができる。具体的に、加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、加湿室R3において、空気清浄フィルタ20が移動可能な空間が形成される。言い換えると、加湿ユニット30がケーシング11から取り外されると、空気清浄室R2の上方に、空気清浄フィルタ20を取り外す際の移動経路となる空間が形成される。なお、空気清浄フィルタ20は、空気清浄フィルタ20の厚み方向(空気清浄フィルタ20に直交する方向)に、移動されてフランジ部11dから取り外される。
加湿ユニット30は、図5および図6に示すように、主として、タンク31、トレイ32、および複数の加湿エレメント33によって構成される。
(2−4−1)タンク
タンク31は、複数の加湿エレメント33に供給するための水を貯留する。タンク31は、注水口31aを有する。注水口31aには、図示しない給水弁が取り付けられる。給水弁は、弁体をバネによって弁口に押し付ける一般的な構造である。したがって、ここでは給水弁の詳細な説明を省略する。
タンク31は、使用時、後述するトレイ32のタンク受け部32aに載せられる(図4および図6参照)。具体的に、タンク31は、給水弁を下方にしてトレイ32に装着される。タンク31は、給水弁が鉛直下方に向けられた状態で、トレイ32の押し込みピンに押し当てられる。これにより、タンク31自身の重みによって押し込みピンが給水弁を開状態にする。
タンク31は、図2および図3に示すように、ケーシング11の内部において、吹出口11bの近傍に配置される。また、タンク31は、図4に示すように、ケーシング11内において、左右方向中央に配置される。また、タンク31の正面側の側面は、上述したように、扉11cに取り付けられている。
図5に示すように、タンク31の幅方向両側には、後述する複数の加湿エレメント33が配置される。言い換えると、タンク31は、複数の加湿エレメント33に隣接して配置される。詳細に、タンク31は、対向して配置される一対の加湿エレメント33の間の空間を部分的に遮るような態様で配置される。言い換えると、タンク31は、一対の加湿エレメント33によって挟まれた空間に部分的に挿入される。
タンク31は、図6に示すように、複数の外面を有する。複数の外面には、背面側垂直面F1、側方垂直面F2、湾曲面F3、および側方傾斜面F4が含まれる。
背面側垂直面F1は、空気清浄機10の背面側近傍に位置する六角形の面である。背面側垂直面F1は、上下方向に垂直に延びる。背面側垂直面F1は、上下一対の辺と、左右一辺の辺と、上下および左右の辺を繋ぐ二つの傾斜する辺とを含む六つの辺からなる。上下一対の辺および左右一対の辺は、それぞれ平行である。なお、背面側垂直面F1の上端側の一辺の寸法d1が、下端側の一辺の寸法d2よりも大きい。
側方垂直面F2は、背面側垂直面F1の左右方向両側から正面側に向けて延びる面である。側方垂直面F2は、背面側垂直面F1に対して直交する面であり、上下方向に垂直に延びる。側方垂直面F2は、上下逆さのL字に類似する形状を有する。図6では、タンク31の右側に位置する側方垂直面F2のみを示すが、タンク31は、左側にも側方垂直面F2を有する。側方垂直面F2は左右対称の形状を有する。
湾曲面F3は、背面側垂直面F1の下端から下方に延びる面である。湾曲面F3は、部分的に前方側に湾曲する。具体的に、湾曲面F3の上端は、背面側垂直面F1と同じ平面位置にあり、湾曲面の下端は、背面側垂直面F1よりも正面側の平面位置にある。すなわち、湾曲面F3の下端は、背面側垂直面F1の平面位置よりも正面側に位置する。
側方傾斜面F4は、側方垂直面F2および湾曲面F3を繋ぐ壁面である。図6では、右側に位置する側方傾斜面F4のみを示すが、タンク31は、左側にも側方傾斜面F4を有する。側方傾斜面F4は、左右対称の形状を有する。側方傾斜面F4は、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向に対して傾きを有する。空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向は、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向である(図2の符号f3参照)。具体的に、側方傾斜面F4は、正面側から背面側に向かって、空気清浄機10の幅方向中央に向かって傾斜する。言い換えると、側方傾斜面F4は、空気清浄機10の前面側から背面側に向かって、空気清浄機10の幅方向外側から内側に延びる。側方垂直面F2に対する側方傾斜面F4の傾斜角度は、隣接配置される加湿エレメント33との距離や加湿室R3内の空間の広さ等によって適宜決定されうる。具体的に、傾斜角度は、加湿室R3内に送られた空気が、側方傾斜面F4に沿って流れることで、加湿エレメント33の厚み方向に好適に誘導されるような傾きになるように設計される。
タンク31の複数の外面は、加湿室R3内で複数回空気の流れ方向を変化させる。具体的に、タンク31は、複数の外面によって、加湿室R3内に送られた空気が加湿エレメント33を通過し、さらに吹出口11bから吹き出されるように変化させる。
より具体的に、側方傾斜面F4は、タンク31に沿って流れる空気を、タンク31の両側に隣接配置された加湿エレメント33に向けて流す。これにより、加湿室R3内において、加湿エレメント33に向かう空気の流れが形成される。すなわち、側方傾斜面F4は、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れを、加湿エレメント33に誘導するように変化させる(図2参照)。言い換えると、側方傾斜面F4が、空気清浄フィルタ20を通過した空気の流れ方向(略上下方向)に対して傾いていることにより、略上下方向の空気の流れが、加湿エレメント33の厚み方向に誘導される(図2および図3の符号f3およびf4参照)。その後、加湿エレメント33の厚み方向に流れた空気(加湿エレメント33を通過した空気)は、側方垂直面F2に誘導されて、吹出口11bから吹き出される。
このように、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向に流れる空気が、流れ方向を変えて加湿エレメント33を通過し、さらに、タンク31の外面に沿って流れて吹出口11bから吹き出されるように、タンク31は、複数の加湿エレメント33に隣接して配置される。すなわち、タンク31が複数の加湿エレメント33に隣接して配置されることにより、複数の加湿エレメント33近傍を流れる空気の流れ方向が変化する。その結果、空気清浄フィルタ20を通過した空気は、加湿エレメント33を通過するよう流れ方向が変化され、さらに、加湿エレメント33を通過した後、吹出口11bから吹き出されるように、流れ方向が変化される。
(2−4−2)トレイ
トレイ32は、タンク31から供給された水を受け取って一時的に溜めおく。また、トレイ32は、後述する複数の加湿エレメント33に水を供給する。トレイ32は、図4に示すように、平面視で、U字に類似する形状を有する。具体的に、トレイ32は、平面視で、U字の底辺に対応する部分(底辺対応部分)と、底辺対応部分の両側から延びる部分(延長部分)とによって構成される。底辺対応部分は、空気清浄機10の幅方向(左右方向)に延びる。延長部分は、空気清浄機10の左右両側のそれぞれで、奥行き方向(前後方向)に延びる。トレイ32は、上述の空気清浄フィルタ20の直上に配置される。具体的に、トレイ32は、上述したように、フランジ部11fに載置される。
トレイ32は、図6に示すように、主として、タンク受け部32a、水供給部32b、および軸受け部32cを有する。
(a)タンク受け部
タンク受け部32aは、上述のタンク31を受ける。タンク受け部32aは、上述の底辺対応部分に位置する。タンク受け部32aには、図示しない、支持部および押し込みピンが設けられている。支持部は、タンク31の所定の箇所(タンク31のコーナー)を支持する。押し込みピンは、タンク31が自重で降下したときに給水弁にあたって、給水弁を押し開ける。その結果、タンク31の水が、タンク受け部32aに供給される。
なお、タンク受け部32aの外壁には、取っ手32dが設けられている(図1参照)。ユーザがこの取っ手32dに指を入れて、タンク受け部32aを手前(正面側)に引くことによって、ケーシング11からトレイ32が引き出される。
(b)水供給部
水供給部32bは、タンク31から供給された水を、加湿エレメント33に対して供給する部分である。具体的に、水供給部32bは、タンク受け部32aに供給された水を受け取り、その後、加湿エレメント33に供給する。水供給部32bは、上述の延長部分に位置する。
水供給部32bと、上述のタンク受け部32aとは、図示しない隔壁によって仕切られている。隔壁には、孔が形成されている。タンク31からタンク受け部32aに供給された水は、孔を介して、水供給部32bに送られる。すなわち、ケーシング11の前面側に配置されたタンク受け部32aで受け取られた水は、その後、ケーシング11の左右両側で奥行き方向に送られる。水供給部32bには、所定水位まで水が満たされる。すなわち、水供給部32bでは、加湿エレメント33を浸漬させるために、所定水位まで水が溜められる。水供給部32bに溜められる水は、タンク31内に水がある限り、所定水位で維持されるように自動的に調節される。このようにして、一のトレイ32によって一のタンク31から受け取られた水が、複数の加湿エレメント33に対して供給される。
(c)軸受け部
軸受け部32cは、後述する加湿エレメント33の回転軸(ロータ回転軸)33dを受ける部分である。軸受け部32cは、上述の延長部分に位置する。軸受け部32cは、水供給部32bの側壁から鉛直上方へ延びる一対の柱である。
本実施形態では、水供給部32bは、空気清浄機10の幅方向両側でそれぞれ延びる。したがって、軸受け部32cは、幅方向両側に位置する水供給部32bのそれぞれに対して設けられる。なお、各水供給部32bにそれぞれ設けられる軸受け部32cは、奥行き方向において、同じ平面位置に配置される。すなわち、複数の水供給部32bに設けられる軸受け部32cのぞれぞれは、互いに対向する位置に配置される。
軸受け部32cの上端には、ロータ回転軸33dを回転可能に支持するために、U字状の窪みが形成されている。
(2−4−3)加湿エレメント
加湿エレメント33は、供給された水を気化させて空気を加湿する。具体的に、加湿エレメント33は、トレイ32に溜められた水を気化させて空気を加湿する。より具体的に、加湿エレメント33は、上述の水供給部32bに溜められた水を気化させて空気を加湿する。
本実施形態では、複数の加湿エレメント33が用いられる。具体的には、二つの加湿エレメント33が用いられる。二つの加湿エレメント33は、並列に配置されている。具体的に、二つの加湿エレメント33は、空気清浄機10の左右方向両側において、それぞれ奥行き方向に沿って配置される。二つの加湿エレメント33は、図2、図4、および図5に示すように、タンク31の両側に近接してそれぞれ配置される。また、二つの加湿エレメント33は、対向する位置に配置される。
二つの加湿エレメント33は、トレイ32の上方に配置される。具体的に、加湿エレメント33は、トレイ32の水供給部32bの上方に配置される。すなわち、二つの加湿エレメント33のそれぞれには、上述したタンク31およびトレイ32によって水が供給される。言い換えると、二つの加湿エレメント33のそれぞれには、共通の一のタンク31および共通の一のトレイ32によって水が供給される。
二つの加湿エレメント33は、それぞれ、回転式である。具体的に、加湿エレメント33は、主として、加湿フィルタ33aおよび加湿ロータ33bを含む。加湿フィルタ33aは、不織布で円板状に形成された気化材である。加湿フィルタ33aは、フィルタ面を有する。二つの加湿エレメント33は、互いのフィルタ面が対向するように配置される。加湿ロータ33bは、加湿フィルタ33aの外円周を囲んで、加湿フィルタ33aを保持するフレームである。加湿ロータ33bは、中心にロータ回転軸33dを有し、外周に図示しない歯車を有する。歯車には、第1駆動部33eおよび第2駆動部33fがそれぞれ噛み合うように構成されている(図5および図6参照)。
図5および図6に示すように、第1駆動部33eおよび第2駆動部33fは、それぞれ、回転軸を有する。また、回転軸の両端には、ギアが固定されている。具体的に、第1駆動部33eは、駆動ギア33eaおよび被駆動ギア33ebを含む。また、第2駆動部33fは、被駆動ギア33fa,33fbを含む。第1駆動部33eの駆動ギア33eaは、左側の加湿エレメント33の歯車に噛み合うように配置される。また、第2駆動部33fの被駆動ギア33faは、右側の加湿エレメント33の歯車に噛み合うように配置される。第1駆動部33eの被駆動ギア33ebと、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbとは、互いに噛み合うように配置される。
第1駆動部33eの駆動ギア33eaは、駆動モータ35から回転力が伝達されて回転する(図7(b)参照)。第1駆動部33eの駆動ギア33eaが回転することにより、駆動ギア33eaに噛み合う加湿エレメント33が回転する。また、駆動ギア33eaの回転により、第1駆動部33eの被駆動ギア33ebも回転する。さらに、第1駆動部33eの被駆動ギア33ebの回転により、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbも回転する。さらに、第2駆動部33fの被駆動ギア33fbの回転により、第2駆動部33fの被駆動ギア33faも回転する。これにより、第2駆動部33fの被駆動ギア33faに噛み合う加湿エレメント33が回転する。すなわち、一つの駆動モータ35が回転することにより、当該一つの駆動モータ35の回転力が駆動ギア33ea、被駆動ギア33eb,33fb,33faと順次伝達される。その結果、二つの加湿エレメント33の両方が回転する。
加湿エレメント33は、図2、図4、および図6に示すように、複数の水汲み部33cを備える。複数の水汲み部33cは、加湿ロータ33bの歯車の側面に設けられる。すなわち、水汲み部33cは、加湿フィルタ33aの外周より外側に配置されている。水汲み部33cは、カップ状である。水汲み部33cは、加湿エレメント33の回転時に、トレイ32(水供給部32b)の水を汲み上げることが可能な形状を有する。
加湿エレメント33は、図3に示すように、加湿フィルム33aの下部がトレイ32の水中に浸漬せず、また、加湿ロータ33bの歯車の歯先が、最下点で、トレイ32の底面と近接するように配置されている。水汲み部33cは、加湿エレメント33が回転することによって、順次、浸漬し、トレイ32内の水を汲み上げる。水汲み部33cは、その後、加湿エレメント33の最上点近傍で、汲み上げた水を加湿フィルタ33aに浴びせる。具体的に、水汲み部33cによって汲み上げられた水は、加湿エレメント33の最上点近傍で、水汲み部33cから流れ出て、加湿フィルタ33aに水を浴びせる。
(3)空気清浄機の動作および空気の流れ
以下、図2および図3を用いて、空気清浄機10の動作および空気清浄機10の動作に伴う空気の流れについて説明する。なお、図2および図3において、符号f1〜f5は、空気の流れを示す。また、図3において、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿室R3に流れ込んだ空気の流れについて、実線は、加湿フィルタ33aの間を通過する空気の流れを示し、破線は、加湿フィルタ33aの外側の空気の流れを示す。
空気清浄機10の電源がオンに設定されることによって、送風装置12のファンモータ12bがファン12aを回転させる。回転するファン12aは空気を遠心方向に吹き出すので回転軸周りの圧力が低下する。これにより、空気は、ファン12aの中心に位置するファン吸込口に吸い込まれる。その結果、吸込口11aからファン吸込口に向かう空気の流れが発生する。本実施形態に係る空気清浄機10は、上述したように、送風室R1がケーシング11の最下部に設けられている。また、吸込口11aは、ケーシング11の正面下部および背面下部に形成されている。したがって、送風装置12が駆動されると、空気清浄機10は、正面下部および背面下部から空気を吸い込む(図3の符号f1参照)。すなわち、送風装置12の駆動により、ケーシング11外の空気が、送風室R1に吸い込まれる。
送風装置12の駆動により、空気は、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出されて、空気清浄フィルタ20に向けて流れる(図2および図3の符号f2参照)。すなわち、送風室R1の空気は、空気清浄室R2に送られる。
空気清浄室R2に送られた空気は、先ず、上流側の集塵フィルタ21を通過する。集塵フィルタ21によって空気に含まれる埃が除去される。集塵フィルタ21を通過した空気は、さらに下流側の脱臭フィルタ22を通過する。脱臭フィルタ22によって、空気に含まれる不快な臭い成分が脱臭フィルタ22に吸着される。なお、空気清浄フィルタ20の全面には、送風室R1から押し寄せる空気によって、静圧が作用する。空気清浄フィルタ20を通過した空気は、その後、加湿室R3に送られる。
加湿室R3に送られた空気は、上方に向かって流れる(図2および図3の符号f3参照)。加湿室R3内では、タンク31の外面(外壁)に沿った空気の流れが生じる。また、整流板36によって空気の流れf3が加湿フィルタ33aを通過するように誘導される。これにより、加湿室R3内に流れ込んだ空気は、空気清浄フィルタ20の厚み方向(符号f3参照)に流れた後、二つの加湿エレメント33に向かって分岐する(図2の符号f4参照)。すなわち、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿エレメント33の厚み方向に直交する方向に流れる空気の流れ方向は、加湿室R3内の空気がタンク31に沿って流れることで、流れ方向を変えて加湿エレメント33の厚み方向(ロータ回転軸33dの軸方向)に曲がる。その後、空気は、加湿エレメント33を通過して、タンク31の外壁に沿って流れ、吹出口11bから吹出される(図2および図3の符号f5参照)。
なお、空気清浄機10の電源がオンに設定されたときに加湿機能がオンに設定されると、加湿エレメント33が回転する。加湿フィルタ33aの下部はトレイ32の水中に浸漬しているので、加湿エレメント33が回転することによって、新たに水中に浸漬される加湿フィルタ33aの部分がトレイ32の水を吸い上げる。また、加湿エレメント33の回転によって、水汲み部33cがトレイ32の水を汲み上げて加湿エレメント33の最上点近傍で加湿フィルタ33aに散水する。その結果、加湿フィルタ33aの全域に水が行き渡る。すなわち、加湿機能がオンに設定されている場合、空気清浄室R2から加湿室R3に入った空気は、加湿エレメント33に浸み込んだ水の気化を促進させる。これにより、空気は加湿空気となる。加湿空気は、その後、吹出口11bから吹き出される。一方、空気清浄機10の電源がオンに設定されたときに加湿機能がオフに設定されると、加湿エレメント33は回転しない。すなわち空気は、十分に加湿されることなく吹出口11bから吹き出される。
(4)空気清浄フィルタの着脱操作
次に、図7および図8を参照して、空気清浄フィルタ20の取り外し操作について説明する。図7および図8のそれぞれは、ケーシング11から空気清浄フィルタ20が取り外すための操作(取り外し操作)を順番に表す。具体的に、図7(a)〜(d)は、空気清浄機10の斜視図を用いて取り外し操作の過程を示し、図8(a)〜(d)は、図1の空気清浄機10のII−II断面の概略構成図を用いて取り外し操作の過程を示す。図7(a)〜(d)のそれぞれは、図8(a)〜(d)に対応する。なお、ケーシング11への空気清浄フィルタ20の取り付け操作は、取り外し操作の逆の工程で行われる。
図7(a)および図8(a)は、メンテナンス開始前の空気清浄機10を示す。メンテナンス開始時には、図7(b)および図8(b)に示すように、まず、扉11cが開かれる。具体的に、扉11cがケーシング11から取り外される。扉11cが取り外された結果、開口15が開放される(図7(b)参照)。扉11cが取り外されることにより、扉11cに取り付けられたタンク31もまた、ケーシング11から取り外される。ここでは、扉11cが上方に持ち上げられることによって、タンク31がケーシング11から取り外される。なお、扉11cを正面側に引き出すことによって、タンク31をケーシング11から取り外してもよい。
その後、図7(c)および図8(c)に示すように、トレイ32がケーシング11から取り外される。具体的に、トレイ32は、取っ手32dを用いて、手前側に引き出される。このとき、加湿エレメント33は、開口15を介してケーシング11の外に取り出される。その結果、ケーシング11内の上方に、広い空間が形成される。言い換えると、ケーシング11からトレイ32および加湿エレメント33が取り外されたことにより、加湿室R3に、空気清浄フィルタ20を移動可能な空間ができる。
その後、図7(d)および図8(d)に示すように、空気清浄フィルタ20がケーシング11から取り外される。空気清浄フィルタ20は、フィルタの厚み方向に移動させてフランジ部11dから取り出した後、加湿室R3内を移動させて、ケーシング11から取り外される。言い換えると、空気清浄フィルタ20は、空気の流れ方向下流側に向けて引き上げられ、その後、開口15を介してケーシング11の外に取り出される。
(5)特徴
(5−1)
上記実施形態に係る空気清浄機(加湿装置)10は、複数の加湿エレメント33と、ファン(送風ファン)12aと、ケーシング11とを備える。複数の加湿エレメント33は、水を気化させて空気を加湿する。ファン12aは、複数の加湿エレメント33に対して風を送る。ケーシング11は、複数の加湿エレメント33およびファン12aを収納する。複数の加湿エレメント33のそれぞれは、回転式であり、複数の加湿エレメント33は、並列に配置されている。
従来、室内の温度調節や室内の空気の入れ替えを行うために、窓を開放して空気の入れ替えを行うことが一般的であった。しかし、近年、花粉や大気汚染の観点から、室内の空気と外気との入れ替えが、従来に比べて難しくなった。また、従来に比べて、室内で空気調和機が使用される時間も長くなったため、室内空気も乾燥しがちである。したがって、室内の様々な場所における加湿機能付きの空気清浄機(加湿装置)の需要が高まってきた。室内の様々な場所に置かれることを考慮すると、狭いスペースに設置しても場所をとらないような小型の空気清浄機が求められる。しかし、空気清浄機の小型化を図ると、ケーシングのサイズが小さくなる。したがって、ケーシング内に設けられる加湿装置および加湿装置に含まれる加湿エレメントのサイズも小型化する。その結果、空気清浄機(加湿装置)の加湿性能を確保することが困難になる。
しかし、上記実施形態に係る空気清浄機10では、加湿ユニット30が複数の加湿エレメント33を含む。複数の加湿エレメント33によって、ケーシング11内に供給された水を気化させて空気を加湿する。そのため、一つの加湿エレメント33を小型化しても、複数の加湿エレメント33の全体では、十分に空気を加湿することができる。これにより、加湿エレメント33を小型化した場合であっても、高い加湿性能を得ることができる。
(5−2)
上記実施形態に係る空気清浄機10は、一のタンク31と、一のトレイ32と、一の駆動モータ35とをさらに備える。一のタンク31は、水を貯留する。一のトレイ32は、一のタンク31から水を受け取り、複数の加湿エレメント33に対して水を供給する。一の駆動モータ35は、複数の加湿エレメント33を回転させる。複数の加湿エレメント33のそれぞれは、共通の一のタンク31および共通の一のトレイ32によって水が供給され、共通の一の駆動モータ35によって回転する。すなわち、上記実施形態に係る空気清浄機10では、複数の加湿エレメント33に対して、共通のタンク31、トレイ32、および駆動モータ35が使用される。これにより、加湿ユニット30の省スペース化を図ることができる。
(5−3)
上記実施形態に係る加湿ユニット30では、複数の加湿エレメント33のそれぞれは、加湿フィルタ33aを含む。また、複数の加湿エレメント33は、加湿フィルタ33aのフィルタ面が対向するようにケーシング11内で配置される。本実施形態に係る空気清浄機10では、複数の加湿エレメント33のそれぞれに対して、同様に空気が流れるように構成されている。したがって、複数の加湿エレメント33のそれぞれが好適に機能して空気を加湿する。これにより、各加湿エレメント33のサイズが小型化した場合であっても、複数の加湿エレメント33全体として、加湿性能の維持を図ることができる。
(5−4)
上記実施形態に係る空気清浄機10では、ケーシング11内を通る空気は、複数の加湿エレメント33に向かって分岐する。ケーシング11内で分岐した空気は、複数の加湿エレメント33のそれぞれを通過する。これにより、ケーシング11内の空気を効果的に加湿することができる。
(6)変形例
以下、上記実施形態の変形例を説明する。なお、変形例において、上記実施形態で説明した構成については、同じ符号を用いて説明する。
(6−1)変形例A
上記実施形態に係る空気清浄機10の説明において、扉11cが設けられている方向を前側(正面側)として説明したが、空気清浄機10の正面は、いずれの方向であってもよい。例えば、制御パネル13が設けられている方向を正面としてもよい。
(6−2)変形例B
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、図1に示すように、ケーシング11の上端部(天井部分)に設けられる。また、扉11cが取り外された場合に、ケーシング11の上端部に吹出口11bを構成する部分(枠体)が残る(図7(a),(b)参照)。
ここで、図9に示すように、ケーシング11に吹出口グリル11gが取り付けられた、空気清浄機100を採用してもよい。具体的に、空気清浄機100では、ケーシング11の上端に、吹出口グリル11gが取り付けられる。吹出口11bは、吹出口グリル11gに形成される(図9(a)参照)。吹出口グリル11gが上方に向けて持ち上げられると、図9(b)に示すように、ケーシング11の上端が開放される。その後、図9(c)に示すように、タンク31が扉11cと共に取り外される。その結果、ケーシング11の前面側の上部も開放される。すなわち、ケーシング11には、ケーシング11の上端部から前面側上部にかけて大きな開口15が形成される。図9(d)に示すように、トレイ32および加湿エレメント33は、当該開口15を介して、ケーシング11から取り外される。なお、図9(c),(d)では、タンク31と、トレイ32および加湿エレメント33との移動方向が上方向であるが、タンク31と、トレイ32および加湿エレメント33との移動方向は、上方向に限られず、空気清浄機100の前方であってもよい。
上記実施形態に係る空気清浄機10と同様に、空気清浄機100においても、加湿ユニット30をケーシング11から取り外した後、ケーシング11内に形成された広い空間を利用して、ケーシング内で空気清浄フィルタ20を移動させることができる。また、開口15を介して、空気清浄フィルタ20をケーシング11から取り外し可能な構成になっている。
このように、空気清浄機100においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
(6−3)変形例C
上記実施形態に係る空気清浄機10および変形例Bに係る空気清浄機100は、前面の上部および天井部が開放可能な構成となっていた。すなわち、空気清浄機10,100は、ケーシング11の前面上部から上端部にかけて大きな開口15が形成される。
ここで、開口15は、ケーシング11の前面上部のみに形成されるものであってもよい。例えば、図10および図11に示すように、ケーシング11の前面上部のみ開放可能な構成を有する空気清浄機200であっても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様の効果を得ることができる。
具体的に、空気清浄機200は、ケーシング11の上端部が開放不可能な構成になっている(図10(a),(b)参照)。図10(a)および図11(a)は、扉11cを閉鎖している状態を示す。図10(b)および図11(b)に示すように、扉11cは、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する(図10(b)、図11(b)参照)。その後、図10(c)および図11(c)に示すように、タンク31を、開口15を介して、ケーシング11から取り外し、さらにその後、トレイ32および加湿エレメント33も開口15を介してケーシング11から取り外す。これにより、空気清浄フィルタ20の上方に、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図10(d)および図11(d)参照)。
このように、空気清浄機200においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
(6−4)変形例D
上記実施形態に係る空気清浄機10は、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分に形成される(図1および図2参照)。
ここで、吹出口11bは、図12に示すように、吹出口11bがケーシング11の左右方向の両側面の上部に形成され、図13および図14に示すように、吹出口11bが、複数の加湿エレメント33のフィルタ面に対して対向する位置にそれぞれ配置されていてもよい。
図12は、吹出口11bがケーシング11の左右方向の両側面の上部に形成されている空気清浄機300の例を示す外観斜視図である。図13は、図12に示す空気清浄機300のIII−III断面の概略図である。言い換えると、図13は、空気清浄機300の内部構成を後側から見たときの概略図である。図14は、空気清浄機300の内部構成を上方から見たときの概略図である。空気清浄機300は、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、吸込口11aは、ケーシング11の前後方向の両面の下部に形成されている。
空気清浄機300は、図13および図14に示すように、吹出口11bが、加湿フィルタ33aのフィルタ面に対向する位置にそれぞれ配置されている。したがって、空気清浄機300では、ケーシング11の前面下部および背面下部から送風室R1に吸い込まれた空気が、上方の空気清浄室R2に流れ、その後、加湿室R3に送られる(図13参照)。加湿室R3に送られた空気は、流れ方向を、加湿エレメント33の厚み方向に変化させる。言い換えると、空気は、加湿エレメント33に直交する方向に流れ方向を変化させて、吹出口11bから吹き出される。
図15(a)に示すように、空気清浄機300もまた、変形例Cに係る空気清浄機200と同様、扉11cは、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する。その後、タンク31を、開口15を介してケーシング11から取り外し、さらに、トレイ32および加湿エレメント33を、開口15を介してケーシング11から取り外す(図15(b)参照)。これにより、空気清浄フィルタ20の上方に、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図15(c)参照)。
このように、空気清浄機300もまた、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
さらに、空気清浄機300では、吹出口11bからケーシング11の外側に吹き出される空気が、加湿フィルタ33aの広い範囲を通過する。すなわち、吹出口11bを加湿フィルタ33aのフィルタ面に対向する位置に配置することによって、加湿フィルタ33aのフィルタ面を大きく利用して空気を加湿することができる。言い換えると、このような構成により、フィルタ面の利用面積を大きくすることができる。その結果、加湿効率を向上させることができる。
(6−5)変形例E
上記実施形態に係る空気清浄機10は、空気清浄フィルタ20がケーシング11内で平置きされる(図2参照)。ここで、空気清浄フィルタ20は、ケーシング11内で垂直配置される構成であってもよい。
図16は、空気清浄フィルタ20をケーシング11内で垂直配置させる空気清浄機400の例を示す外観斜視図である。空気清浄機400において、吸込口11aは、ケーシング11の左右方向の両側面の下部に形成され、吹出口11bは、ケーシング11の天井部分に形成される。
図17および図18は、空気清浄機400の内部構成を示す概略図である。具体的に、図17は、図16に示す空気清浄機400のIV−IV断面の概略図であり、空気清浄機400の内部構成を後側から見たときの概略図である。また、図18は、図16に示す空気清浄機400のV−V断面の概略図であり、空気清浄機400の内部構成を右側から見たときの概略図である。図17および図18に示すように、空気清浄機400では、送風室R1がケーシング11内の上方に設けられ、空気清浄室R2および加湿室R3がケーシング11内の下方に設けられる。
空気清浄フィルタ20は、ケーシング11内部で垂直配置される。すなわち、空気清浄フィルタ20は、図17に示すように、吸込口11aに対向する位置に配置される。具体的に、空気清浄フィルタ20は、フィルタ面が吸込口11aに対向するように配置される。また、空気清浄フィルタ20は、ケーシング11の左右方向両側にそれぞれ配置される。各空気清浄フィルタ20は、ケーシング11の前後方向に沿って設けられる。
図17に示すように、空気清浄機400において、加湿エレメント33は、ケーシング11の左右方向両側にそれぞれ配置される。具体的に、加湿エレメント33は、加湿フィルタ33aのフィルタ面が空気清浄フィルタ20のフィルタ面に対向するように配置される。空気清浄機400においても、加湿ユニット30は、空気の流れ方向において、空気清浄フィルタ20の下流側に配置され、また、空気清浄フィルタ20の取り出し方向においても、空気清浄フィルタ20の下流側に配置されている。
吸込口11aから吸い込まれた空気は、ケーシング11の下部中央に向かって流れる。具体的に、吸込口11aから吸い込まれた空気は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aの厚み方向に流れて空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aを順に通過する。すなわち、吸込口11aから吸い込まれた空気は、空気清浄フィルタ20を通過した後、加湿フィルタ33aを通過する。
その後、空気は、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aの厚み方向に直交する方向に、空気の流れ方向を変化させる。具体的に、空気清浄フィルタ20および加湿フィルタ33aを通過した空気は、図17の矢印で示すように、その後、送風室R1に向けて上方に向かって流れる。送風室R1に送られた空気は、ハブ部12aaおよび複数の羽根12abの回転によって、回転軸方向に沿って吸い込まれ、複数の羽根12abから遠心方向に吹き出される。その後、吹出口11bから吹き出される。
図19(a)〜(c)は、空気清浄機400についての空気清浄フィルタ20の取り外し操作の過程を示す。図19(a)に示すように、空気清浄機400もまた、変形例Cに係る空気清浄機200と同様、扉11cが、下端部を支点として上端がケーシング11から離れる方向に回動することができる構成を有する。取っ手11caを手前に引くことによって、扉11cの上端がケーシング11から離れて、タンク31が露出する。その後、タンク31を、開口15を介して、ケーシング11から取り外す。さらにその後、トレイ32および加湿エレメント33を、開口15を介して、ケーシング11から取り外す(図19(b)参照)。これにより、空気清浄フィルタ20の厚み方向において、空気清浄フィルタ20を移動可能にする空間が形成される。その結果、空気清浄フィルタ20を、開口15を介して、ケーシング11から取り外すことができる(図19(c)参照)。
このように、空気清浄機400においても、上記実施形態に係る空気清浄機10と同様、一つの開口15を用いて、加湿ユニット30および空気清浄フィルタ20の両方を着脱可能にすることができる。
さらに、空気清浄機400でもまた、吸込口11aからケーシング11の内側に吸い込まれる空気が、加湿フィルタ33aの広い範囲を通過する。すなわち、吹出口11bを加湿フィルタ33aに対向する位置に配置することによって、加湿フィルタ33aのフィルタ面を大きく利用して空気を加湿することができる。その結果、加湿効率を向上させることができる。
(6−6)変形例F
上記実施形態に係るトレイ32は、フランジ部11fに載置される。ここで、トレイ32の水供給部32bの外壁に、外壁が延びる方向に沿って延びる細長い突出部が設けられ、ケーシング11の内壁には、フランジ部11fの他、当該突出部を保持可能な構成が設けられていてもよい。突出部は、トレイ32の差し込み方向に沿って設けられる。これにより、トレイ32の安定性が一層向上する。また、突出部によって、ケーシング11の奥行き方向に沿ったトレイ32の移動を容易にする。
(6−7)変形例G
上記実施形態では、一つの駆動モータ35によって複数の加湿エレメント33が回転される。具体的に、一つの駆動モータ35の回転力が駆動ギア33ea、被駆動ギア33eb,33fb,33faと順次伝達され、その結果、二つの加湿エレメント33の両方が回転する。
ここで、一つの駆動モータ35によって複数の加湿エレメント33を回転させる構成として、他の構成が採用されてもよい。例えば、複数の加湿エレメント33は、一のロータ回転軸33dに固定されるように構成し、当該一のロータ回転軸33dに駆動ギアを取り付ける。これにより、一の駆動モータ35によって当該駆動ギアを回転させることにより、複数の加湿エレメント33を回転させることができる。
(6−8)変形例H
上記実施形態に係る空気清浄機10では、開口15を開閉する扉11cにタンク31が一体となるように取り付けられている。したがって、扉11cがケーシング11から取り外されると、タンク31もまたケーシング11から取り外される。
ここで、扉11cとタンク31とは、一体となっていなくてもよい。すなわち、扉11cをケーシング11から取り外した後、さらにタンク31が開口15から取り外されるような構成であってもよい。
10,100,200,300,400 空気清浄機
11 ケーシング
11a 吸込口
11b 吹出口
11c 扉
11ca 取っ手
11d フランジ(シール手段)
11e シール部材(シール手段)
12 送風装置
12a ファン(送風ファン)
12b ファンモータ
12aa ハブ部
12ab 羽根
15 開口
20 空気清浄フィルタ
30 加湿ユニット
31 タンク
32 トレイ
32a タンク受け部
32b 水供給部
32c 軸受け部
32d 取っ手
33 加湿エレメント
33a 加湿フィルタ
33b 加湿ロータ
33c 水汲み部
33d ロータ回転軸
33e 第1駆動部
33ea 駆動ギア
33eb 被駆動ギア
33f 第2駆動部
33fa 被駆動ギア
33fb 被駆動ギア
35 駆動モータ
R1 送風室
R2 空気清浄室
R3 加湿室
特開2009−30842号公報

Claims (6)

  1. 水を気化させて空気を加湿する複数の加湿エレメント(33)と、
    前記複数の加湿エレメントに対して風を送る送風ファン(12a)と、
    前記複数の加湿エレメントおよび前記送風ファンを収納するケーシング(11)と、
    を備え、
    前記複数の加湿エレメントのそれぞれは、回転式であり、
    前記複数の加湿エレメントは、並列に配置されている、
    加湿装置。
  2. 前記水を貯留する一のタンク(31)と、
    前記一のタンクから前記水を受け取り、前記複数の加湿エレメントに対して前記水を供給する一のトレイ(32)と、
    をさらに備え、
    前記複数の加湿エレメントのそれぞれは、共通の前記一のタンクおよび共通の前記一のトレイによって前記水が供給される、
    請求項1に記載の加湿装置。
  3. 前記複数の加湿エレメントを回転させる一の駆動モータ(35)
    をさらに備え、
    前記複数の加湿エレメントのそれぞれは、共通の前記一の駆動モータによって回転する、
    請求項1または2に記載の加湿装置。
  4. 前記複数の加湿エレメントのそれぞれは、加湿フィルタ(33a)を含み、
    前記複数の加湿エレメントは、前記加湿フィルタのフィルタ面が対向するように配置される、
    請求項1から3のいずれかに記載の加湿装置。
  5. 前記ケーシングは、前記空気の出口である吹出口(11b)を有し、
    前記吹出口は、前記複数の加湿エレメントの前記フィルタ面に対して対向する位置にそれぞれ配置されている、
    請求項4に記載の加湿装置。
  6. 前記ケーシング内を通る前記空気は、前記複数の加湿エレメントに向かって分岐する、
    請求項1から5のいずれかに記載の加湿装置。
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