JP4535803B2 - 加湿器 - Google Patents

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Description

本発明は、送風機による送風が加湿フィルタを通過することにより周囲の空気を加湿する加湿器に関し、特に、強い送風を得るようにした場合に加湿フィルタの送風出口側に生じ易くなる泡立ちを防止する技術に関する。
吸い込み口と吹き出し口が加湿器本体に形成され、この加湿器本体の下部には水槽が設けられ、吸い込み口と吹き出し口を連通する通風路に送風機と加湿フィルタが配置され、水槽の水を加湿フィルタで吸い上げ、送風機からの送風が加湿フィルタを通過することによって周囲の空気を加湿する加湿器がある。(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−35443号公報
特許文献1のように、水槽の水を吸い上げるタイプの加湿フィルタでは、吸湿効果を得るために界面活性剤による処理がなされており、加湿器の使用期間の経過によって、この界面活性剤が水槽内の水に溶け出す。加湿フィルタの通風路が小さく、加湿フィルタの送風出口側において水槽水面部分に水膜が形成される場合には、加湿フィルタを通過する風によって、溶けた界面活性剤が加湿フィルタの送風出口側において泡立ち現象を生じる虞がある。
また、加湿フィルタの通風路が比較的大きくても、加湿効果を促進するために、送風機の回転数を高くして強送風状態にした場合、加湿フィルタの下部は水槽の水中に浸された状態であるため、加湿フィルタの送風入口側の静圧が高くなって、加湿フィルタの送風入口側の水槽の水位よりも、加湿フィルタの送風出口側の水槽の水位が若干高くなることがある。このため、加湿フィルタの送風出口側の部分では通風路が小さくなって、水面上に水膜が張った状態となり、加湿フィルタを通過する強風によって、溶けた界面活性剤により加湿フィルタの送風出口側に泡立ち現象を生じる虞がある。
このような泡立ちは、少なく直ぐに泡が弾ける場合には問題ないが、この泡が次第に蓄積して加湿器内が水濡れ状態となれば、その部分に黴が発生する虞がある。また、このような泡が水槽外にまで溢れ出すようになれば、加湿器の設置周辺部が水濡れ状態となる虞がある。
本発明は、このような点に鑑みて、加湿効果を促進するために、送風機の回転数を高くして強送風状態にした場合にも、加湿フィルタの送風出口側に泡立ちが生じないような構成を提供するものである。
発明は、加湿器本体の下部には給水タンクから水が供給される水槽が設けられ、該水槽の上方には送風機を収容する送風機室が設けられ、吸い込み口と吹き出し口とを連通する通風路に前記送風機室と前記水槽の水中に下部が浸された加湿フィルタとが配置され、前記送風機から下方の前記水槽に向けて送出し前記加湿フィルタを通過する送風を前記吹き出し口から送出して周囲の空気を加湿する加湿器において、前記通気路は、前記吸い込み口から前記送風機室へ連通する通路と前記送風機室から前記水槽内の前記加湿フィルタの空気入口側に至る通路と前記加湿フィルタの空気出口側から前記吹き出し口へ至る通路とによって形成され、前記加湿フィルタは、前記水槽の水を毛細管作用によって吸い上げる吸水シート相互間に前記送風の多数の通気路が構成されたフィルタブロックと、このフィルタブロックを取り囲むフレームとを備え、前記加湿フィルタの前記フレームは、前記加湿フィルタ下部に位置した部分のうち、前記加湿フィルタの空気出口側に位置するフレームの高さを前記水槽の水面から泡立ちを防止できる高さまでの高さにある前記加湿フィルタの多数の通気路を塞ぐように上下幅を広くすることを特徴とする。
発明では、送風機の回転数を高くして強送風運転をする構成とした場合にも、加湿フィルタの送風出口側における水槽の水面を伝う送風が制限されるため、加湿フィルタの送風出口側面での泡立ちを防止することができる。
また、加湿フィルタのフィルタブロックを取り囲むフレームの一部分によって、フィルタブロック中の通気路の下部の通気路を塞ぐ構成であるため、フレームの形状によって泡立ちが防止できるため、特別な部品を必要とせず、泡立ち防止構造が簡素化される。この場合、好ましくは、加湿フィルタの送風出口側の下部フレームを若干水面よりも高くすることによって達成できるため、水槽に組み合わされる加湿フィルタの取り付け位置が確定すれば、それに合ったフレームの高さ形状とすればよいため、フレームを合成樹脂成形することによって、簡単に対応できるものとなる。
第3の発明では、第1発明の効果のほかに、水槽の水位を基準として泡立ち防止障壁の高さを決めればよいため、合成樹脂製の水槽と一体成形できることとなり、構成が簡単である。
本発明の加湿器は、加湿器本体の下部に水槽が設けられ、吸い込み口と吹き出し口を連通する通風路に送風機と水槽の水中に下部が浸された加湿フィルタとが配置され、前記加湿フィルタを通過する送風によって周囲の空気を加湿する加湿器において、前記加湿フィルタの送風出口側面での泡立ちを防止するよう、前記加湿フィルタの送風出口側における前記水槽の水面を伝う送風を制限したものであり、以下に本発明の実施形態を記載する。
次に、本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る加湿器の正面斜視図、図2は本発明に係る加湿器の前面パネルを外した状態の本体正面斜視図、図3本発明に係る加湿器の前面パネルを外した状態で水槽を引き出した状態の本体正面斜視図、図4に本発明に係る加湿器の送風機対応部分の縦断側面図、図5は本発明に係る加湿器の水槽を収納した状態の水位検出電極の配置を示す縦断側面図である。以下、実施例1について説明する。
図において、加湿器1は、前面開口の本体2と、この前面開口を塞ぐように本体2の前面に取り外し自在に取り付けられた前面パネル3とで筐体を構成している。本体2の上面には折り畳み自在に取っ手1Aが設けられている。前面パネル3の左右両側には上下に下方に屈曲した鉤部3Aを備え、本体2の前面の左右両側には、上下にこの鉤部3Aが上方から引っ掛かる縦長の係止孔2Aが形成されている。この構成によって、前面パネル3が本体2の前面に取り外し自在に取り付けられる。
加湿器本体2内は、下部に水槽収納部2Sが形成され、その上方に仕切り板16によって囲まれた送風室2Fが形成され、送風室2Fの右隣にタンク収納室18が形成されている。加湿器本体2の下部の水槽収納部2Sには、上面開口の合成樹脂製の水槽6が設けられ、前面パネル3を取り外した状態で、水槽6は前面下部の取っ手6Bによって、加湿器本体2に対して前後にスライド式にて引き出し収納自在である。本体2内下部は水槽収納部2Sとタンク収納室18が区画壁41によって左右に区画されている。区画壁41に対応して水槽6には後方へ開いた窪み48があり、水槽6を本体2に収納したとき区画壁41が窪み48に進入して水槽6の左右のぶれを抑制する作用をする。水槽6内は左側にフィルタ室6F、右側にタンク室6Tとなるように区画壁6Cで区分形成しており、フィルタ室6F内にはその中の水に下部が浸る状態に加湿フィルタ7が設けられ、加湿フィルタ7はフィルタ室6F内の左右側壁下部に形成した前後のリブ6D間に取り外し自在に支持されている。
水槽6が加湿器本体2の前方からスライドにて水槽収納部2Sに収納された状態で、本体2の上面右側部に設けた開閉蓋17を開いて、タンク収納室18に上方から給水タンク19を挿入することにより、給水タンク19が水槽6のタンク室6Tに収納される。この収納によって給水タンク19はその重量によって底部がタンク室6T内の凹部6Aにセットされる。それによって給水タンク19の底部に設けたバルブが開いて給水タンク19内の水が水槽6内へ供給され、水槽6内の凹部6Aと、凹部6Aと連通したフィルタ室6Fには所定水位が維持される構成である。給水タンク19は内部の水が透視可能な合成樹脂製であり、タンク室18に収納された状態で前面パネル3の裏側に近接し、前面パネル3に形成した縦長窓3Bを通して給水タンク19内の水位が視認できる状態である。
送風室2F内には、電動機11によって回転する送風機8が収納されている。送風機8は、加湿フィルタ7の空気入口側に十分な空気の静圧を得るために、電動機11によって回転する遠心型送風機が採用され、その代表として、シロッコファンやターボファンがあり、実施例の加湿器1は、横長の一つのシロッコファン8Aで構成しており、シロッコファン8Aは、送風室2F内において水槽6に向けて開口15Aしたファンケーシング15で形成した送風機室15F内に設けられている。シロッコファン8Aはその周縁部に左右方向軸13に平行に延びた多数の羽根14を備え、シロッコファン8Aは左右の中央部にボス部を有する支持用円盤12を設け、この支持用円盤12のボス部に取り付けた左右方向軸13には、ファンケーシング15外において電動機11が取り付けられている。正面視において、シロッコファン8Aは左側面と右側面が空気の吸い込み側であり、吸い込んだ空気は羽根14間から遠心方向へ送出される。シロッコファン8Aから送出される送風は、開口15Aから下方の水槽6に向けて矢印のように流れる。
加湿器1には、空気の吸い込み口4と加湿空気の吹き出し口5が形成されており、この加湿器1内には、吸い込み口4と吹き出し口5を連通するように通風路10が形成されている。通風路10は、吸い込み口4からファンケーシング15内の送風機室15Fへ連通する通路と、送風機室15Fから開口15Aを通って水槽6内の加湿フィルタ7の空気入口側に至る通路と、加湿フィルタ7の前面の空気出口側から吹き出し口5へ至る通路(前面パネル3の裏側とファンケーシング15の前方の仕切り板16との間の通路)によって一連の通風路10を形成している。
このような構成によって、通風路10には通気性の加湿フィルタ7とその上方に送風機8が配置された構成である。吸い込み口4はフィルタ9を備えていて本体2の背面と左側面に渡って形成され、また、吹き出し口5は前面パネル3の上部に形成されている。吹き出し口5には、複数の縦桟33と複数の横桟34とで構成した吹き出し口カバー35が設けられている。20は水槽6の後方の閉じられた空間に形成した電装ボックスであり、その中に電装品20Aを収納している。
加湿フィルタ7は、水槽6の水を毛細管作用によって吸い上げる繊維構成の吸水シート7B1、7B2相互間に送風機8からの送風が通過する多数の通気路7Cが構成されたフィルタブロック7Bと、このフィルタブロック7Bを取り囲むフレーム7Aを備えた構成である。具体的には、このフィルタブロック7Bは、所定間隔配置の縦方向仕切り7B1と、この仕切り7B1、7B1相互間に配置した波型仕切り7B2によって、加湿フィルタ7の前後面に開口した多数の通気路7Cを形成した構成である。縦方向仕切り7B1と波型仕切り7B2は、化学繊維製の不織布構成であり、下部が水槽6内の水中に没して毛細管作用によって水槽6内の水を吸い上げ、送風機8によって供給される送風が通気路7Cを通過する間に、この吸い上げられた水が気化して湿気を帯びた空気となって加湿フィルタ7の前面側へ送出され、通風路10を上昇して湿気を含む空気として吹き出し口5から加湿器1外に送出され、加湿器1が設置された室内の空気を加湿する。
水槽6内の水位検出は、電極40によって行われる。水槽6は上記のように加湿器1の本体2内に引き出し自在に収納される形態である。このため、水位検出電極40は、水槽6の収納状態では水槽6内の水中に浸るような所定位置へ進入し、水槽6を引き出し状態では水槽6外に退避するよう、水槽6の収納と引き出し動作に伴って回動可能に加湿器本体2に支持された構成である。このため水槽収納部2Sの後部壁には、電極40が常時上方位置へ回動するようにバネ45力が付された電極ホルダ42を回動自在に設けている。電極ホルダ42は、中間部を水槽収納部2Sの後部壁に回動可能に軸44で支持され、前方に向く電極保持辺42Aと下方に向く作動辺42Bとを備え、バネ45によって電極40が図5に点線で示すように、常時上方位置へ回動するように電極ホルダ42が附勢されている。また、水槽6を水槽収納部2Sに収納するとき、電極ホルダ42を押し圧して回動させるための押し圧部46を水槽6の後部、即ち後壁から後方へ略水平に突出して設けている。
この構成によって、水槽6が引き出された状態では、コイルバネ45のバネ力によって図5の点線のように、電極保持辺42Aが略水平状態の上位位置に回動して、電極40が前方に向いた位置で静止しているが、水槽6を水槽収納部2Sに収納するにしたがって、電極ホルダ42の作動辺42Bの先端部が押し圧部46の押し圧面47Aに当接する。この状態から更に水槽6が水槽収納部2Sに押し込まれることによって、コイルバネ45のバネ力に抗して作動辺42Bの先端部42B1が押し圧面47Aによって押されつつ、作動辺42Bの先端部が押し圧面47Aを上方へスライドし、遂に作動辺42Bの先端部が押し圧面47Aの上端を通り過ぎて押し圧部46の上面の保持面47Bに当接する状態となる。この時、電極40が水槽6内の所定位置へ下降した状態(図5のように略垂直下方に向いた実線位置)となる。この状態から更に水槽6が水槽収納部2Sに押し込まれるとき、作動辺42Bの先端部42B1は保持面47Bを水平状態でスライドしつつ、遂に水槽6の最終収納位置に到達する。
加湿器1の運転は、電装品20Aへの電源供給によって稼動可能であり、本体2の上面前部には横一列に配置した複数のスイッチ22A〜22Eを備えた操作部21が設けられている。これらのスイッチ22A〜22Eは、加湿器1の電源のON−OFF、運転モードの選択、マイナスイオン発生器25のON−OFF、タイマの設定などを選択するものであり、これらのスイッチの操作に基づき電子回路部品で構成した制御回路部23が作動して所期の制御が達成されるものである。また湿度センサ(図示せず)の検知に基づき、室内の湿度を液晶表示する湿度表示部24に表示するようになっている。
加湿器1は、スイッチ22Bによって選択された運転モードを外部から視認できる表示部構成を備える。この表示部構成は、光照射面を前面に向けて制御回路部23の基盤に横一列に配置した5個の発光ダイオード(LEDという)31A〜31Eを備え、この5個の発光ダイオード(LEDという)31A〜31Eは、本体2の上部前面に形成した5個の透孔32A〜32Eにそれぞれ対応配置され、発光ダイオード(LEDという)31A〜31Eの光は、それぞれ対応する透孔32A〜32Eから前方へ照射される。
前面パネル3の上部に形成した吹き出し口5には、複数の縦桟33と複数の横桟34とで構成した吹き出し口カバー35が設けられており、縦桟33のうち発光ダイオード(LEDという)31A〜31Eにそれぞれ対応する縦桟33A〜33Eに対し、発光ダイオード(LEDという)31A〜31Eの光が各透孔32A〜32Eを通して縦桟33A〜33Eに導入されることにより、アクリル樹脂のような透光性樹脂によって構成した縦桟33A〜33Eが光る構成である。
スイッチ22Bのプッシュ操作によって、強風を送るように送風機8が高速回転する強運転となり、もう一度スイッチ22Bのプッシュ操作によって中程度の風を送るように送風機8が中速回転する中運転となり、更にもう一度スイッチ22Bのプッシュ操作によって弱風を送るように送風機8が低速回転する弱運転となる。そして、更にもう一度スイッチ22Bのプッシュ操作によって自動運転状態に切り換わるようになるものである。そして、スイッチ22Bの再度のプッシュ操作によって、上記のように送風機8の運転を強運転、中運転、弱運転に切り替えできるようになる。
ここで、加湿フィルタ7に含まれた界面活性剤が水槽6内に溶け出している状態において、例えば送風機8の運転を強運転にした場合、強風が加湿フィルタ7の通気路7Cを通過し、泡立ち防止策を採らない場合は、加湿フィルタ7の送風出口側面での泡立ちが生じる虞があるが、本発明では、加湿フィルタ7の送風出口側面での泡立ちを防止するよう、加湿フィルタ7の送風出口側における水槽6の水面を伝う送風を制限した構成を採用している。
その具体的な構成として、図4及び図5に示すように、加湿フィルタ7を構成するフィルタブロック7Bを取り囲むフレーム7Aのうち、下部に位置したフレーム部分であって加湿フィルタ7の送風出口側に位置するフレーム部分7A1によって、加湿フィルタ7の通気路7Cのうち、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを加湿フィルタ7の送風出口側での泡立ち防止高さL2まで塞いだ構成を採用している。このためフレーム部分7A1は、水槽6の水面L1と同等位置にある通気路7Cから、泡立ちを防止できる所定高さL2までの高さにある通気路7Cを塞ぐように上下幅を広くしている。
これによって、送風機8の運転を強運転にした場合にも、加湿フィルタ7の送風出口側の水面L1に沿って送風は制限されて弱く又は遮断される状態となるため、加湿フィルタ7の送風出口側での泡立ちが発生せず、フレーム部分7A1は泡立ち防止壁として機能するようになる。
なお、フレーム7Aに泡立ち防止壁を形成する他の構成として、フレーム7Aのうち、下部に位置したフレーム部分であって加湿フィルタ7の送風入口側に位置するフレーム部分7A2によって、加湿フィルタ7の通気路7Cのうち、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを加湿フィルタ7の送風入口側において、加湿フィルタ7の送風出口側での泡立ち防止高さL2まで塞いだ構成を採用する方法でもよい。このため、フレーム部分7A2は、水槽6の水面L1と同等位置にある通気路7Cから、泡立ちを防止できる所定高さL2までの高さにある通気路7Cを塞ぐように上下幅を広くしている。
泡立ち防止壁を加湿フィルタ7側に形成する方法として、上記のように、加湿フィルタ7のフィルタブロック7Bを取り囲むフレーム7Aのうち、下部のフレーム部分を水面L1よりも若干高くして、その部分の通風を制限することにより泡立ち防止が達成できるため、特別な部品を必要とせずに泡立ち防止壁の形成ができるため、泡立ち防止構造が簡素化される。この場合、好ましくは、加湿フィルタ7の送風出口側の下部フレーム7A1を若干水面よりも高くすることによって達成できるため、水槽6に組み合わされる加湿フィルタ7の取り付け位置が確定すれば、それに合ったフレーム7A1の高さ形状とすればよいため、フレーム7Aを合成樹脂成形することによって、簡単に対応できるものとなる。
実施例2の構成として、泡立ち防止壁を加湿フィルタ7側に形成するのではなく、水槽6側に形成することができる。その構成として、加湿フィルタ7の送風入口面又は送風出口側面において、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを通過する送風を制限するように、水槽6の底壁から水槽6の水面L1から上方へ突出した泡立ち防止壁を形成することができる。
実施例2の構成の一つとして、図6に本発明に係る加湿器の送風機対応部分の縦断側面図で示している。この構成は、加湿フィルタ7のフレーム7Aによって泡立ち防止障壁を形成する代わりに、加湿フィルタ7の送風入口面に近接した位置に泡立ち防止壁を設けるものである。このため、その他の部分に係る加湿器1の構成は、実施例1で示した構成と同様であるため、実施例1における説明とそれに係る各部の符号は実施例1のものを援用するものとする。
実施例2に係る具体的構成の一つは、図6に示すように、加湿器本体2の下部には水槽6が設けられ、吸い込み口4と吹き出し口5を連通する通風路10に送風機8と水槽6の水中に下部が浸された加湿フィルタ7とが配置され、送風機8からの送風が加湿フィルタ7を通過することによって周囲の空気を加湿する加湿器1において、加湿フィルタ7の送風出口面又は送風入口面に近接又は当接して、加湿フィルタ7の送風出口側における水槽6の水面を伝う送風を制限する泡立ち防止壁6D1を水槽6の水面上に突出配置したものである。この泡立ち防止壁6D1は、合成樹脂製の水槽6の底壁と一体成形によって形成することができ、加湿フィルタ7の送風出口側での泡立ち防止高さL2までの高さに形成されている。
図6には、加湿フィルタ7の送風出口面と送風入口面に近接又は当接する泡立ち防止壁6D1を形成した形態を示している。この場合、加湿フィルタ7の送風出口面に近接又は当接する泡立ち防止壁6D1によって、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを通過する送風を制限し易く、水槽6に組み合わされる加湿フィルタ7の取り付け位置が確定すれば、それに合ったフレーム7A1の高さ形状とすればよいため、フレーム7Aを合成樹脂成形することによって、簡単に対応できるものとなる。
加湿フィルタ7を支持するために、水槽6のフィルタ室6F内の左右側壁下部には前後一対のリブ6Dが形成されているが、このリブ6Dの一方又は両方を兼用するように泡立ち防止壁6D1を形成することができる。図6には、このリブ6Dの両方を兼用するように泡立ち防止壁6D1を形成した形態を示している。
実施例3の構成として、加湿フィルタ7のフィルタブロック7Bの通気路7Cのうち、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを高さL2の範囲まで、即ち、水槽6の水面L1付近の通気路7Cを、水面L1下から加湿フィルタ7の送風出口側での泡立ち防止高さL2まで塞ぐように、フィルタブロック7Bの送風入口面又は送風出口側面にシールテープ等を貼着する方法がある。勿論、フィルタブロック7Bの送風入口面と送風出口側面にシールテープ等を貼着してもよい。このような方法によれば、加湿器1の構成によって水槽6の水位L1が異なる場合にも、容易に対応できることとなる。
本発明は、加湿器の形態は上記形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の加湿器の形態に適用できるものである。
本発明に係る加湿器の正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る加湿器の前面パネルを外した状態の本体正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る加湿器の前面パネルを外した状態で水槽を引き出した状態の本体正面斜視図である。(実施例1) 本発明に係る加湿器の送風機対応部分の縦断側面図である。(実施例1) 本発明に係る加湿器の水槽を収納した状態の水位検出電極の配置を示す縦断側面図である。(実施例1) 実施例2の構成を示す本発明に係る加湿器の送風機対応部分の縦断側面図である。(実施例2)
符号の説明
1・・・加湿器
2・・・加湿器本体
2S・・水槽収納部
3・・・前面パネル
4・・・吸い込み口
5・・・吹き出し口
6・・・水槽
6D1・・泡立ち防止壁
7・・・加湿フィルタ
7A・・フレーム
7A1・・泡立ち防止壁
7B・・・フィルタブロック
8・・・送風機
10・・通風路
15・・ファンケーシング
19・・給水タンク
21・・操作部
22A〜22E・・スイッチ
40・・電極
42・・電極ホルダ

Claims (1)

  1. 加湿器本体の下部には給水タンクから水が供給される水槽が設けられ、該水槽の上方には送風機を収容する送風機室が設けられ、吸い込み口と吹き出し口とを連通する通風路に前記送風機室と前記水槽の水中に下部が浸された加湿フィルタとが配置され、前記送風機から下方の前記水槽に向けて送出し前記加湿フィルタを通過する送風を前記吹き出し口から送出して周囲の空気を加湿する加湿器において、
    前記通気路は、前記吸い込み口から前記送風機室へ連通する通路と前記送風機室から前記水槽内の前記加湿フィルタの空気入口側に至る通路と前記加湿フィルタの空気出口側から前記吹き出し口へ至る通路とによって形成され、
    前記加湿フィルタは、前記水槽の水を毛細管作用によって吸い上げる吸水シート相互間に前記送風の多数の通気路が構成されたフィルタブロックと、このフィルタブロックを取り囲むフレームとを備え、
    前記加湿フィルタの前記フレームは、前記加湿フィルタ下部に位置した部分のうち、前記加湿フィルタの空気出口側に位置するフレームの高さを前記水槽の水面から泡立ちを防止できる高さまでの高さにある前記加湿フィルタの多数の通気路を塞ぐように上下幅を広くすることを特徴とする加湿器。
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