JP5840815B1 - ナット供給装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】装置全体の小型化及び製造費の低コスト化を図ること。【解決手段】ナット供給装置10は、抵抗溶接機1の上部電極2に溶接ナットNを供給するものであり、ピストンロッド23と、テンションロッド41と、チューブ14と、リンク機構部33と、ナットチャック24とを備える。ピストンロッド23が最も後退した際に、ナットチャック24の上面が、チューブ14の開口部の縁に略当接状態となる。テンションロッド41が最も前進して停止し、ピストンロッド23が更に前進する際に、リンク機構部33がテンションロッド41の先端部の軸を中心に回動して、ナットチャック24に保持された溶接ナットNが上部電極2の溶接ナットNの供給位置に移動するように構成する。【選択図】 図1

Description

本発明は、鉄板等のワークに溶接するナットを、抵抗溶接機に供給するナット供給装置に関する。
従来のナット供給装置として、例えば、特許文献1に記載の抵抗溶接用ナット供給装置がある。このナット供給装置は、上下に対向する1対の電極を有する抵抗溶接機の上部電極に、ナットを供給するものである。供給されるナットは、上部電極で保持され、この保持されたナットが下部電極にセットされたワーク上に載置される。この後、上部電極と下部電極とでナット及びワークが挟まれて通電されることにより双方が溶接されるようになっている。
このナット供給装置は、次のような構造となっている。即ち、傾斜状に配置された長手形状のナット供給装置上面側の途中位置に、床面に対して略垂直方向に伸びるナット供給シュートが連通して組合されている。そのシュートを連続して落下するナットは、更にナット供給装置の傾斜通路で滑走するようになっている。滑走するナットは、ナット供給装置先端部のナット受けのピンに嵌められて受け止められる。
この際、ナットが跳ね上がって脱落することがあるが、これを防止するため、ナット受けの上方に可動ガイドが配置されている。ナットをピンに嵌合したナット受けは、可動ガイドと共に、抵抗溶接機の上部電極の下方の所定位置に前進される。所定位置に配置されたナットが、上部電極のピンに移行して空気圧で保持されると、ナット受けが後退した後、可動ガイドが後退する。この後、上部電極が下降し、下部電極との間でナットがワークに溶接される。
特許第5251534号公報
しかし、特許文献1のナット供給装置においては、ナットを略垂直方向に連続して落下させるナット供給シュートが、垂直方向に長く伸びている。また、ナット供給装置は、ナットをシュートに連続して略垂直に落下させ、更に、傾斜通路で滑走させた後、ナット受けのピンに嵌合して受け止め、この受け止めたナットを、上部電極のピンへ移行して空気圧で保持するといった複雑な構造となっている。
このように構造が複雑なため、エアシリンダが2つ以上必要となるなど多くの部品を必要とするため、製造コストが高くなり、また、ナット供給シュートが垂直方向に長く伸びている等の要因もあって、ナット供給装置が大型となる問題があった。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたものであり、装置全体の小型化及び製造費の低コスト化を図ることができるナット供給装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための手段として、請求項1に係る発明は、抵抗溶接機の上部電極にナットを供給するナット供給装置において、エアシリンダにより前進及びこの逆方向に後退する棒状の第1ロッドと、前記第1ロッドと連動して前後退し、当該第1ロッドの上方に配置された棒状の第2ロッドと、空気圧により前記ナットを送給するチューブと、前記第1ロッド及び前記第2ロッドの各先端部に、軸で回動自在に組み付けられたリンク機構部と、前記リンク機構部の前記前進側である先端に固定され、前記チューブで送給されるナットを受け止めて保持するナットガイドを上面に有するナットチャックと、を備え、前記リンク機構部は、前記第2ロッドが最も前進して停止した状態で前記第1ロッドが更に前進した際に、前記ナットチャックに保持されたナットが前記上部電極に供給されるように、当該第2ロッドの先端部に固定された軸を中心に回動することを特徴とする。
この構成によれば、ナット供給装置を構成するエアシリンダが1つで済み、2本のロッドとチューブとを互いに緩やかな傾斜状に併設した構成で済む。従って、上下方向に伸びる部品は無い。このため、部品点数が少なく且つ全体をコンパクトに構成できるので、ナット供給装置全体の小型化及び製造費の低コスト化を図ることができる。
請求項2に係る発明は、請求項1において、前記リンク機構部における前記第2ロッドの先端部は、前記第1ロッドの先端部よりも前記前進側に配置されており、前記第2ロッドが最も前進して停止した状態で前記第1ロッドが更に前進した際に、当該第2ロッドの先端部の軸が上向きに移動することを特徴とする。
この構成によれば、ナットチャックの前端が上向きに移動するので、第2ロッドの先端部の軸が固定された状態で、ナットチャックが回動するよりも、ナットを上部電極に供給し易くすることができる。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2において、前記第2ロッドは、前記エアシリンダに固定されて上方へ突出したプレートの貫通孔に挿通されて支持され、前記貫通孔は、当該貫通孔に挿通された前記第2ロッドが上下に所定長さ移動できる開口形状となっていることを特徴とする。
この構成によれば、第1ロッドの前進と共にリンク機構部で連結された第2ロッドの前進により、第2ロッドの止め部がプレートに突き当たって伸び止まった位置から、第1ロッドが更に前進すると、第2ロッドは伸び止まっているので、リンク機構部が第2ロッドの先端部の軸を中心に回動する。この際、その回動する力によって、第2ロッドの先端部の軸を上方へ持ち上げる力が働く。第2ロッドの基端側はプレートの貫通孔に上下動可能に挿通されているため、第2ロッドの先端部に、上述した上方へ持ち上げる力が働くと、第2ロッドの基端側は下方へ移動する。このため、第2ロッドの先端部の軸は斜め上方へ移動する。これによって、リンク機構部及びナットチャックの双方が、回動しながら若干上方へ移動することになる。つまり、双方が一端下がる動作は無くなる。従って、ナットチャックのナットガイドに保持されたナットを、上部電極に効率良く供給することができる。
請求項4に係る発明は、請求項1又は2において、前記第2ロッドを撓んで元に戻る材質の棒で形成したことを特徴とする。
この構成によれば、前述したように、第2ロッドの先端部の軸を上方へ持ち上げる力が働くと、第2ロッドの略中央区間が下方側に撓んで当該第2ロッドの先端部の軸が斜め上方へ移動する。これによって、ナットチャックのナットガイドに保持されたナットを、上部電極に効率良く供給することができる。
請求項5に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項において、前記チューブの開口部の上面に、ナット排出方向へ延在する上爪部を備え、前記第1ロッドが最も後退した際に、前記ナットチャックの上面が、前記チューブで送給されるナットの軌道に沿って傾斜した状態で当該チューブの開口部の縁に略当接し、この略当接した当該上面の上方に所定間隔空けて前記上爪部が配置されるようにしたことを特徴とする。
この構成によれば、第1ロッドが最も後退した際に、ナットガイドが、ナットの排出軌道に沿って傾斜状態となったナットチャックの上面と、上爪部との間に配置される。このため、ナットチャックの上面、上爪部及びナットガイドでポケット状となり、チューブからナットが高速に排出されてきても容易且つ確実に受け止めることができる。
請求項6に係る発明は、請求項1〜4の何れか1項において、前記ナットチャックの下面における前記ナットガイドの反対位置に第1磁石を備え、前記上部電極の下面側に、前記第1磁石よりも強い磁力で前記ナットを吸着する第2磁石を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、傾斜状態のナットチャック上面のナットガイドで受け止められたナットが、ナットチャック下面の第1磁石で吸着されて保持される。この保持状態で第1ロッドを前進させる場合、前進方向は概略ナットチャック上面の傾斜方向である。このように第1ロッドがナット保持面の傾斜方向に前進するので、第1ロッドを高速で前進させても、ナットを振り落とす力が加わることがなく、このため、ナットを落下しないようにすることができる。従って、ナット供給の高速化を図ることができる。
また、ナットチャックの第1磁石に吸着されているナットが円弧状に上昇して上部電極に当接すると、このナットは上部電極の第2磁石にも吸着される。この後、ナットチャックが円弧状に下降すると、第2磁石の磁力は第1磁石の磁力よりも強いので、ナットが上部電極の第2磁石に吸着されたままとなる。従って、ナットを適正に上部電極に受け渡すことができる。この受け渡しを、ナットを上部電極に第2磁石で吸着させて行なうようにしたので、リンク機構部の回動及び逆回動によるナットチャックの上下動のみの単純な構成で実現することができる。
本発明によれば、装置全体の小型化及び製造費の低コスト化を図ることができるナット供給装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はナット供給装置の側面図、(b)は(a)に示すナット供給装置のナットチャック先端部分を拡大した一部断面図、(c)は(b)に示すナットチャック上に固定されたナットガイドの平面図である。 図1(a)に示すナット供給装置のチューブの先端部分の構成を示す正面図である。 (a)溶接ナットの外形を示す斜視図、(b)溶接ナットの平面図、(c)溶接ナットの側面図である。 本実施形態に係るナット供給装置のテンションロッドが挿通された貫通孔を示し、(a)は円形状の開口を示す斜視図、(b)は楕円形状の開口を示す斜視図である。 本実施形態のナット供給装置のピストンロッド先端のロッドトップ部とテンションロッドの先端部とのリンク機構部への取付構造を示し、(a)はリンク機構部の両壁間の取付構造を示す側面図、(b)はリンク機構部の両壁間の取付構造を示す上面図、(c)はリンク機構部のロッドトップ部を挟む両壁間のトーションバネの取付構造を示す上面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを縮めた様態を側面から見た第1の一部断面図、(b)はリンク機構部に取り付けられたナットチャック及び溶接ナットが滑走するナット送給チューブの先端部を拡大した第1の一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを縮めた様態を側面から見た第2の一部断面図、(b)はリンク機構部に取り付けられたナットチャック及び溶接ナットが排出されるナット送給チューブの先端部を拡大した第2の一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを縮めた様態を側面から見た第3の一部断面図、(b)はリンク機構部に取り付けられ、溶接ナットを受け止めたナットチャック及びナット送給チューブの先端部を拡大した第3の一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッドを伸ばすと共にテンションロッドを最も伸ばした様態を側面から見た第4の一部断面図、(b)は溶接ナットを保持するナットチャックの先端部を拡大した第4の一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを最も伸ばした様態を側面から見た第5の一部断面図、(b)は溶接ナットを保持するナットチャックの先端部が上部電極のピンに嵌合された様子を拡大した第5の一部断面図である。 テンションロッドが最大限伸びた状態から、ピストンロッドが更に伸びてリンク機構部が回動してナットチャックの先端部が上部電極のピンに嵌合される様子を分解して示す一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを縮めた様態を側面から見た第6の一部断面図、(b)は溶接ナットを保持するナットチャックの先端部が上部電極から離れた様子を拡大した第6の一部断面図である。 本実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はピストンロッド及びテンションロッドを最も縮めた様態を側面から見た第7の一部断面図、(b)はリンク機構部に取り付けられたナットチャック及びナット送給チューブの先端部を拡大した第7の一部断面図である。
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。
<実施形態の構成>
図1は、本発明の実施形態に係るナット供給装置の構成を示し、(a)はナット供給装置の側面図、(b)は(a)に示すナット供給装置のナットチャック先端部分を拡大した一部断面図、(c)は(b)に示すナットチャック上に固定されたナットガイドの平面図である。図2は、図1(a)に示すナット供給装置のナット送給チューブの先端部分の構造を示す正面図である。
ナット供給装置10は、図1(a)に示すように、上下に対向する上部電極2と下部電極3とを有する抵抗溶接機1の上部電極2に、溶接ナットN{図1(b)}を供給するものである。このナット供給装置10は、傾斜状に配置された長手形状のナット供給進退部(進退部ともいう)12と、進退部12の上側にL形状のベースプレート13を介して併設されたナット供給補助部(補助部ともいう)40と、進退部12及び補助部40の各先端が取り付けられるリンク機構部33と、補助部40の上側にベースプレート13を介して傾斜状に組み付けられたナット送給チューブ(チューブともいう)14とを備える。ベースプレート13は、請求項記載のプレートを構成する。
溶接ナットNは、例えば、図3(a)の斜視図に示すように外形が概略直方体形状であり、図3(b)の平面図及び(c)の側面図にも示すように、その直方体形状の4隅に突起物N1が突き出ている。各突起物N1が図1(a)に示す下部電極3の下部ガイドピン(下部ピンともいう)3aにセットされた鉄板等のワークWに溶接される。また、図3(a)に示すように、直方体形状の中央部分に上下に貫通するネジ穴N2が形成されている。
図1(a)に示すナット供給進退部12は、エアシリンダ21と、ピストンロッド23と、ロッドトップ部25と、ナットチャック24とを備えて構成されている。補助部40は、テンションロッド41と、ロッドカバー42とを備えて構成されている。
エアシリンダ21は筒状を成し、この内部に棒状のピストンロッド23が移動自在(進退自在)に挿通されて組み込まれている。このピストンロッド23は、鉄等の曲がり難い材質の棒により形成されており、エアシリンダ21内でピストンロッド23を回り止め機構で回らないようにしてある。或いは、ピストンロッド23に多角柱棒を用い、エアシリンダ21の出入口もその多角柱棒に合わせた形状とし、ピストンロッド23がエアシリンダ21に対して回らないようにしてもよい。
このエアシリンダ21の上にはロッドカバー42が併設されている。ロッドカバー42は筒状を成し、この内部に棒状のテンションロッド41が移動自在(進退自在)に挿通されて組み込まれている。
テンションロッド41は、小径の金属棒等により形成されており、図4(a)に示すように、ベースプレート13に設けられた貫通孔13aに移動自在に挿通されてロッドカバー42に収容されている。ロッドカバー42内のテンションロッド41の基端部には、ウレタン等のクッション材43aを介して止め部43が、ロッド41を周回して固定されている。止め部43及びクッション材43aは、貫通孔13aの径よりも大きいサイズとなっている。
また、ベースプレート13に設けられた貫通孔13aは、テンションロッド41が上下に所定長さ移動可能なサイズとしてある。但し、貫通孔13aは、テンションロッド41が上下に所定長さ移動可能で、且つ止め部43よりも小さければ、図4(b)に符号13bで示すように縦長の楕円形状や、図示せぬ長方形状や菱形等の他の形状であってもよい。
ここで、テンションロッド41は、貫通孔13aに単に挿通されているので、この挿通構造のみで見ると回転自在である。しかし、テンションロッド41の先端部は、リンク機構部33を介してピストンロッド23の先端のロッドトップ部25に連結されており、ピストンロッド23は、上述したように回らない構造となっている。このピストンロッド23との組合せにより、テンションロッド41も回らないようになる。
図1(a)に示すエアシリンダ21内に空気が導入されて圧縮されると、この圧縮空気でピストンロッド23が押し出され、この逆に、エアシリンダ21内の圧縮空気が引き抜かれると、ピストンロッド23が後退して図6(a)に示すように縮むようになっている。図1(a)に戻って、ピストンロッド23の先端のロッドトップ部25とテンションロッド41の先端部とはリンク機構部33で連結されているので、テンションロッド41はピストンロッド23の伸縮に応じて伸縮するようになっている。なお、ピストンロッド23により、請求項記載の第1ロッドが構成され、テンションロッド41により、請求項記載の第2ロッドが構成されている。
図1(a)に示すピストンロッド23及びテンションロッド41の状態は、双方のロッド23,41が最も前進して伸びた状態である。これと逆に、図6(a)の一部断面図に示すピストンロッド23及びテンションロッド41の状態は、双方のロッド23,41が最も後退して縮んだ状態である。
図1(a)に示すピストンロッド23の先端部にはロッドトップ部25が固定されており、このロッドトップ部25とテンションロッド41の先端部の双方には、リンク機構部33が円弧状に回動自在に取り付けられている。なお、リンク機構部33が円弧状に回動する動作を、リンク動作という。
リンク機構部33の部分を、図5(a)〜(c)を参照して更に説明する。図5(a)はリンク機構部33、ピストンロッド23及びテンションロッド41の取付部分の側面図であり、図5(b)は(a)を上面から見た図である。図5(b)に示すように、ロッドトップ部25とテンションロッド41の先端部とを両側から挟むリンク機構部33の両壁33mには、各壁33mを貫通する第1貫通33a孔及び第2貫通孔33bが離間して形成されている。また、ロッドトップ部25にも貫通孔25aが形成されている。
ロッドトップ部25の貫通孔25aと、各壁面33mの第1貫通孔33aには、ヒンジピン34aが連通状態に挿通されている。また、テンションロッド41の先端は図6(b)に符号41aで示すように環状に折り曲げられている。この折り曲げ部分を環状折曲部41aという。図5(b)に戻って、その環状折曲部41aの穴と、両側壁面33mの第2貫通孔33bには、ヒンジピン34bが連通状態に挿通されている。これによって、ロッドトップ部25及びテンションロッド41の先端部に、リンク機構部33が取り付けられている。また、第1貫通孔33aと第2貫通孔33bは、これら貫通孔33a,33bを介して取り付けられるピストンロッド23とテンションロッド41とが後退した時に、図6(a)に示すように略平行状態となる長さ離間している。
更に、図5(c)に示すように、ロッドトップ部25と、両壁33mとの間にはトーションバネ28が組み付けられている。図10(b)に示すように、リンク機構部33に固定された後述のナットチャック24の先端部24aが上部電極2に溶接ナットNを供給する位置においては、トーションバネ28には、矢印Y3で示す方向と逆方向に向かう反発力が溜まるようになっている。この状態からピストンロッド23が縮んで、図12(b)に矢印Y5で示すように、ナットチャック24が上部電極2から離間する際に、トーションバネ28は、その離間動作を上記反発力で補助する役割を果たす。また、トーションバネ28は、リンク機構部33のガタつきを無くす役割も果たしている。
ナットチャック24は、図6(b)に示すように、側面形状がクランク形状(後述)に曲がった金属等の板(例えば、金属板とする)により形成されており、リンク機構部33の両壁面33mの下方側面に固定されている。なお、クランク形状とは、直線軸に対して先端側と基端側とが略線対称に所定角度で屈曲した形状である。
更に説明すると、ナットチャック24は、図1(a)に示すように、ピストンロッド23が最も伸びる際のリンク機構部33のリンク動作により、先端部24aが水平状態となるようにリンク機構部33に固定されている。先端部24aの水平状態とは、ナット供給装置10が設置される水平な床面(基準面)と平行な状態である。
先端部24aには、図1(b)に示すように、その上面に、溶接ナットNが入るコ字形状{図1(c)}のナットガイド26が固定され、その下面に、ナットガイド26の反対位置に永久磁石(磁石)27aが固定されている。先端部24aは、図6(b)に示すように、ピストンロッド23が最も縮んだ場合に、傾斜状のチューブ14の排出口側に、その傾斜に沿って斜めに配置される。この配置されたナットガイド26の上方には、ギャップを介してナットプッシャ32が配置される状態となる。
ナットプッシャ32が固定されるナット送給チューブ14について説明する。チューブ14は、図示せぬコンプレッサからの空気圧により、図6(b)に矢印Y1で示すように、溶接ナットNを一定間隔でナットチャック24のナットガイド26へ送給するものである。更に、チューブ14は、断面四角形状のチューブであって、溶接ナットNが、矢印Y1で示す下方側に滑走(移動)可能な断面サイズの空洞14aとなっている。空洞14aの両端は開口している。チューブ14の先端側の開口部分の上面には、固定部材31により、概略L字形状のナットプッシャ32が固定されている。
また、固定部材31のナットプッシャ32の固定面と反対側の面には、ブラケット35が固定されている。ブラケット35は、チューブ14内を溶接ナットNが落下する際に生じるチューブ14の振動及びずれを抑制するものである。このブラケット35は、固定部材31からチューブ14と平行に突き出た板35aに、円柱部35bが直交状態に取り付けられている。円柱部35bの先端は、チューブ14の外面に埋め込まれている。この構造のブラケット35によりチューブ14の振動及びずれが抑制されるようになっている。これらナットプッシャ32、固定部材31、ブラケット35、ベースプレート13及びチューブ14(断面図)の構成を正面から見ると図2に示すようになる。
ナットプッシャ32は、固定部材31への固定部分から90度以上折れ曲がった部分が先端側に突き出ている。この突出部分を、上爪部32aという。ピストンロッド23が最も後退した状態では、上爪部32aがナットチャック24の先端部24aと略平行となる。上爪部32aと先端部24aとの間隔は、溶接ナットNの高さよりもやや高い寸法となっており、図7(b)及び図8(b)に示すように、チューブ14から所定速度で排出される溶接ナットNが入り込むようになっている。
つまり、図6(b)に示すように、ピストンロッド23が最も後退した状態において、チューブ14を滑走した溶接ナットNは、図7(b)に示すように、チューブ14から排出され、図8(b)に示すように、ナットチャック24の先端部24aと上爪部32aとの間のナットガイド26で受け止められ、磁石27aの磁力で吸着される。この際、溶接ナットNは、チューブ14から所定速度で勢いよくナットガイド26へ排出されるが、上爪部32aがあるので上方へ跳ねて床等に落ちることはない。
また、ナットガイド26は、溶接ナットNの排出軌道に沿って傾斜状態となった先端部24aと上爪部32aとの間に配置されているので、先端部24a、上爪部32a及びナットガイド26でポケット状となっており、溶接ナットNを受け止め易くなっている。この構成においては、ナットガイド26が固定された先端部24aは、ピストンロッド23の伸長方向に向かって傾斜し、この傾斜した先端部24aの表面に溶接ナットNが、その裏面の磁石27aで吸着されている。この傾斜状の吸着のため、図9(a)に示すように、ピストンロッド23を伸ばす場合に高速に伸ばしても、溶接ナットNが落下し難くなっている。
また、図6(b)に示すように、ナットチャック24の基端部24bには、先端部24aの位置決め用ネジ29が取り付けられている。位置決め用ネジ29は、その基端部24bに貫通して形成されたネジ穴24cにナット29aを介して螺合されている。位置決め用ネジ29の先端は、ロッドトップ部25の側面側に突出するようになっており、この突出加減で、ピストンロッド23が最も後退している際にナットチャック24の先端部24aの位置を上下に調整する。位置決め用ネジ29を長く突出させれば、先端部24aが上方へ移動し、未突出とすれば先端部24aが下方側の位置となる。これにより、チューブ14からの溶接ナットNを適正にナットガイド26へ排出するようになっている。
図9(a)に示すテンションロッド41は、止め部43がベースプレート13に突き当たって伸長が止まった状態であり、これがテンションロッド41が最も伸びた状態となる。止め部43がベースプレート13に突き当たった場合、止め部43は、クッション材43aを介して固定されているので、突き当たった際の衝撃を吸収する。このため、テンションロッド41が最も伸びた際に、進退部12全体に与える衝撃による振動を抑制することができる。
更に、テンションロッド41が最も伸びた状態では、テンションロッド41の先端部24aが、抵抗溶接機1の永久磁石(磁石ともいう)27bが内蔵された上部電極2と下部電極3との間に、斜め姿勢で配置される。この際、ピストンロッド23には、まだ伸びに余裕がある。なお、請求項記載の第1磁石が磁石27a、第2磁石が磁石27bである。
ピストンロッド23が、図10(a)に矢印Y2で示すように更に前進して伸びると、図10(b)に示すように、リンク機構部33がヒンジピン34bを回転軸として回動し、ナットチャック24も同様に回動する。この回動時には、図11に矢印Y2aで示し且つ一点鎖線で描画するように、ピストンロッド23のみが若干前進するが、テンションロッド41は止め部43{図9(a)}がベースプレート13に当接しているため前進不可能となっている。
このため、ピストンロッド23が前進(矢印Y2a)すると、ナットチャック24がヒンジピン34bを回転軸として図面に向かって反時計回り(左方向)に回動する。この際、ピストンロッド23は曲がり難い棒なので、このピストンロッド23をベースとして、上記の回動力によって、テンションロッド41の先端の環状折曲部41aを上方(Y2b方向)へ持ち上げる力が働く。
テンションロッド41の基端側は、ベースプレート13の貫通孔13a{図4(a)}に上下動可能に挿通されている。このため、テンションロッド41の先端を上方へ持ち上げる力が働くと、テンションロッド41の基端側は下方へ移動する。従って、テンションロッド41の環状折曲部41aが、矢印Y2bで示し且つ一点鎖線で描画するように斜め上方へ移動する。即ち、矢印Y3で示すように、リンク機構部33及びナットチャック24の全体が、リンク動作しながら若干上方へ移動することになる。
なお、テンションロッド41の基端部が挿通される貫通孔13aが、その基端部が略上下動できない径サイズとした場合は、テンションロッド41を撓んで元に戻る材質又は太さの棒で形成してもよい。この場合は、上述したようにテンションロッド41の先端を上方へ持ち上げる力が働くと、テンションロッド41の略中央区間が下方側に撓んで、テンションロッド41の環状折曲部41aが、上述したと同様に斜め上方へ移動(矢印Y2b)することになる。
また、ナットチャック24の先端部24aが、上述したリンク動作しながら斜め上方に移動することにより、先端部24aに磁石27aで保持された溶接ナットNが、上部電極2の下面から下方へ突き出た上部ピン2a{図9(b)参照}に嵌合する。この嵌合した溶接ナットNは、上部電極2に内蔵された磁石27bにも吸着される。この場合、テンションロッド41の先端部の軸34bが固定された状態で、ナットチャック24が回動するよりも、溶接ナットNが上部ピン2aに嵌合され易い。
その磁石27bの磁力は、ナットチャック24の下面の磁石27aの磁力よりも所定以上強くなっている。この磁力の強さは、図12(a)に矢印Y4示すようにピストンロッド23が後退して、図12(b)に矢印Y5で示すように、ナットチャック24の先端部24aが上部電極2から離間した際に、上部ピン2aに嵌合及び吸着された溶接ナットNが上部電極2側に残り、ナットチャック24から離れる強さとなっている。
<実施形態の動作>
次に、本実施形態のナット供給装置10によって溶接ナットNを、抵抗溶接機1の上部電極2に供給する際の動作を説明する。
初期状態として、図6(a)及び(b)に示すように、ナット供給装置10において、ナット供給進退部12のピストンロッド23が、最も後退して縮んだ状態となっているとする。これにより、ナットチャック24の先端部24aの上面がチューブ14の開口縁に傾斜状に略当接している。
この状態において、図6(b)に示すように、一定間隔で順次送給される溶接ナットNが、矢印Y1で示すようにチューブ14内を滑走してきたとする。この滑走する溶接ナットNは、図7(b)に示すように、チューブ14から排出され、図8(b)に示すように、ナットチャック24の先端部24aと上爪部32aとの間のナットガイド26で受け止められ、磁石27aの磁力で吸着される。この際、溶接ナットNは、チューブ14から勢いよく排出されるが、先端部24a、上爪部32a及びナットガイド26によるポケット状の内部に確実に入って、磁石27aで吸着されることになる。
次に、図9(a)に示すように、エアシリンダ21でピストンロッド23が高速で押し出されて、その先端側のナットチャック24の先端部24aが、上部電極2と下部電極3間に配置されたとする。この際、先端部24aは、上述したように傾斜状でありこの表面のナットガイド26に磁石27aで吸着されているので、ピストンロッド23が高速に伸びても溶接ナットNが脱落しない。
次に、図10(a)に矢印Y2で示すように、テンションロッド41が最も前進して停止した状態でピストンロッド23が更に前進して伸びる場合、即ち、図11に矢印Y2aで示すように、ピストンロッド23が前進すると、一点鎖線で示すように、リンク機構部33がヒンジピン34bを回転軸として左方向に回動し、ナットチャック24も同様に回動する。この回動時には、ピストンロッド23のみが若干前進(矢印Y2a)するが、テンションロッド41は止め部43{図9(a)}がベースプレート13に当接しており前進不可能である。
しかし、ピストンロッド23は曲がり難い棒なので、このピストンロッド23をベースとして、上記の回動力によって、テンションロッド41の先端の環状折曲部41aを上方へ持ち上げる力が働き、テンションロッド41の先端の環状折曲部41aが、矢印Y2bで示すように斜め上方へ移動する。即ち、矢印Y3で示すように、リンク機構部33及びナットチャック24の全体が、リンク動作しながら若干上方へ移動する。
この移動により、先端部24aのナットガイド26に磁石27aで保持された溶接ナットNが、上部電極2の下面から下方へ突き出た上部ピン2a{図9(b)参照}に嵌合する。この際、溶接ナットNは、上部電極2に内蔵された磁石27bにも吸着される。この吸着までのリンク機構部33のリンク動作は、ピストンロッド23が高速に前進する動作により実行されるので、同様に高速に行なわれる。
上部電極2内の磁石27bの磁力は、先端部24aの下面の磁石27aの磁力よりも所定以上強いので、図12(b)に矢印Y5示すように先端部24aが下方に下がって離間すると、ピン2aに嵌合され吸着された溶接ナットNが、先端部24aから離れ、上部電極2側に吸着された状態となる。
そして、図13(a)に矢印Y6で示すように、エアシリンダ21によりピストンロッド23が後退されると、図13(b)に示すように、ピストンロッド23が最も後退した位置まで縮む。この状態で、前述したように溶接ナットNの送給が再度開始される。以上の動作が繰り返される。
<実施形態の効果>
以上説明したように、本実施形態のナット供給装置10は、抵抗溶接機1の上部電極2にナットとしての溶接ナットNを供給するものであり、エアシリンダ21により前進及びこの逆方向に後退する棒状のピストンロッド23と、ピストンロッド23と連動して前後退し、ピストンロッド23の上方に配置された棒状のテンションロッド41とを備える。更に、空気圧により溶接ナットNを送給するチューブ14と、各ロッド23,41の各先端部に、軸34a,34bで回動自在に組み付けられたリンク機構部33と、リンク機構部33の前進側である先端に固定され、チューブ14で送給される溶接ナットNを受け止めて保持するナットガイド26を上面に有するナットチャック24とを備える。リンク機構部33は、テンションロッド41が最も前進して停止した状態でピストンロッド23が更に前進した際に、ナットチャック24に保持された溶接ナットNが上部電極2に供給されるように、テンションロッド41の先端部に固定された軸34bを中心に回動するようにした。
この構成によれば、ナット供給装置10を構成するエアシリンダ21が1つで済み、2本のロッド23,41とチューブ14とを互いに緩やかな傾斜状に併設した構成で済む。従って、上下方向に伸びる部品は無い。このため、部品点数が少なく且つ全体をコンパクトに構成できるので、ナット供給装置10全体の小型化及び製造費の低コスト化を図ることができる。
また、リンク機構部33におけるテンションロッド41の先端部は、ピストンロッド23の先端部(ロッドトップ部25の先端部)よりも前進側に配置されており、テンションロッド41が最も前進して停止した状態でピストンロッド23が更に前進した際に、テンションロッド41の先端部の軸34bが上向きに移動する構成とした。
この構成によれば、ナットチャック24の前端が上向きに移動するので、テンションロッド41の先端部の軸34bが固定された状態で、ナットチャック24が回動するよりも、溶接ナットNを上部ピン2aに嵌合し易くすることができる。
また、テンションロッド41は、エアシリンダ21に固定されて上方へ突出したベースプレート13の貫通孔13aに挿通されて支持され、貫通孔13a(又は13b)は、貫通孔13aに挿通されたテンションロッド41が上下に所定長さ移動できる開口形状となっている構成とした。
この構成によれば、ピストンロッド23の前進と共にリンク機構部33で連結されたテンションロッド41の前進により、テンションロッド41の止め部43がベースプレート13に突き当たって伸び止まった位置から、ピストンロッド23が更に前進すると、テンションロッド41は伸び止まっているので、リンク機構部33がテンションロッド41の先端部41a(環状折曲部41a)の軸34bを中心に回動する。この際、その回動する力によって、テンションロッド41の先端部41aの軸を上方へ持ち上げる力が働く。
テンションロッド41の基端側はベースプレート13の貫通孔13aに上下動可能に挿通されているため、テンションロッド41の先端部41aに、上述した上方へ持ち上げる力が働くと、テンションロッド41の基端側は下方へ移動する。このため、テンションロッド41の先端部41aの軸34bは斜め上方へ移動する。これによって、リンク機構部33及びナットチャック24の双方が、回動しながら若干上方へ移動することになる。つまり、双方が一端下がる動作は無くなる。従って、ナットチャック24のナットガイド26に保持された溶接ナットNを、上部電極2に効率良く供給することができる。
また、テンションロッド41を撓んで元に戻る材質の棒で形成する構成とした。
この構成によれば、前述したように、テンションロッド41の先端部の軸を上方へ持ち上げる力が働くと、テンションロッド41の略中央区間が下方側に撓んでテンションロッド41の先端部の軸が斜め上方へ移動する。これによって、ナットチャック24のナットガイド26に保持された溶接ナットNを、上部電極2に効率良く供給することができる。
また、チューブ14の開口部の上面に、ナット排出方向へ延在する上爪部32aを備える。ピストンロッド23が最も後退した際に、ナットチャック24の上面が、チューブ14で送給される溶接ナットNの軌道に沿って傾斜した状態でチューブ14の開口部の縁に略当接し、この略当接したナットチャック上面の上方に所定間隔空けて上爪部32aが配置されるように構成した。
この構成によれば、ピストンロッド23が最も後退した際に、ナットガイド26が、溶接ナットNの排出軌道に沿って傾斜状態となったナットチャック24の上面と、上爪部32aとの間に配置される。このため、ナットチャック24の上面、上爪部32a及びナットガイド26でポケット状となり、チューブ14から溶接ナットNが高速に排出されてきても容易且つ確実に受け止めることができる。
また、ナットチャック24の下面におけるナットガイド26の反対位置に第1磁石27aを備え、上部電極2の下面側に、第1磁石27aよりも強い磁力で溶接ナットNを吸着する第2磁石27bを備える構成とした。
この構成によれば、傾斜状態のナットチャック24上面のナットガイド26で受け止められた溶接ナットNが、ナットチャック24下面の第1磁石27aで吸着されて保持される。この保持状態でピストンロッド23を前進させる場合、前進方向は概略ナットチャック24上面の傾斜方向である。このようにピストンロッド23がナット保持面の傾斜方向に前進するので、ピストンロッド23を高速で前進させても、溶接ナットNを振り落とす力が加わることがなく、このため、溶接ナットNを落下しないようにすることができる。従って、ナット供給の高速化を図ることができる。
また、ナットチャック24の第1磁石27aに吸着されている溶接ナットNが円弧状に上昇して上部電極2に当接すると、この溶接ナットNは上部電極2の第2磁石27bにも吸着される。この後、ナットチャック24が円弧状に下降すると、第2磁石27bの磁力は第1磁石27aの磁力よりも強いので、溶接ナットNが上部電極2の第2磁石27bに吸着されたままとなる。従って、溶接ナットNを適正に上部電極2に受け渡すことができる。この受け渡しを、溶接ナットNを上部電極2に第2磁石27bで吸着させて行なうようにしたので、リンク機構部33の回動及び逆回動によるナットチャック24の上下動のみの単純な構成で実現することができる。
その他、具体的な構成について、本発明の主旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。溶接ナットNは、一般的な各種のナットでもよく、この他、ナット以外の磁性材料による環状金属部材でもよい。
1 抵抗溶接機
2 上部電極
2a 上部ガイドピン
3 下部電極
3a 下部ガイドピン
10 ナット供給装置
12 ナット供給進退部
13 ベースプレート
13a,13b 貫通孔
14 ナット送給チューブ(チューブ)
14a 空洞
21 エアシリンダ
23 ピストンロッド
24 ナットチャック
24a 先端部
24b 基端部
25 ロッドトップ部
26 ナットガイド
27a 永久磁石(第1磁石)
27b 永久磁石(第2磁石)
28 トーションバネ
29 位置決め用ネジ
31 固定部材
32 ナットプッシャ
32a 上爪部
33 リンク機構部
33m リンク機構部の壁
34a,34b 軸
35 ブラケット
35a 板
35b 円柱部
40 ナット供給補助部
41 テンションロッド
41a 環状折曲部
42 ロッドカバー42
43 止め部
43a クッション材
N 溶接ナット
W ワーク

Claims (6)

  1. 抵抗溶接機の上部電極にナットを供給するナット供給装置において、
    エアシリンダにより前進及びこの逆方向に後退する棒状の第1ロッドと、
    前記第1ロッドと連動して前後退し、当該第1ロッドの上方に配置された棒状の第2ロッドと、
    空気圧により前記ナットを送給するチューブと、
    前記第1ロッド及び前記第2ロッドの各先端部に、軸で回動自在に組み付けられたリンク機構部と、
    前記リンク機構部の前記前進側である先端に固定され、前記チューブで送給されるナットを受け止めて保持するナットガイドを上面に有するナットチャックと、
    を備え、
    前記リンク機構部は、前記第2ロッドが最も前進して停止した状態で前記第1ロッドが更に前進した際に、前記ナットチャックに保持されたナットが前記上部電極に供給されるように、当該第2ロッドの先端部に固定された軸を中心に回動する
    ことを特徴とするナット供給装置。
  2. 前記リンク機構部における前記第2ロッドの先端部は、前記第1ロッドの先端部よりも前記前進側に配置されており、
    前記第2ロッドが最も前進して停止した状態で前記第1ロッドが更に前進した際に、当該第2ロッドの先端部の軸が上向きに移動する
    ことを特徴とする請求項1に記載のナット供給装置。
  3. 前記第2ロッドは、前記エアシリンダに固定されて上方へ突出したプレートの貫通孔に挿通されて支持され、
    前記貫通孔は、当該貫通孔に挿通された前記第2ロッドが上下に所定長さ移動できる開口形状となっている
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のナット供給装置。
  4. 前記第2ロッドを撓んで元に戻る材質の棒で形成した
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のナット供給装置。
  5. 前記チューブの開口部の上面に、ナット排出方向へ延在する上爪部を備え、
    前記第1ロッドが最も後退した際に、前記ナットチャックの上面が、前記チューブで送給されるナットの軌道に沿って傾斜した状態で当該チューブの開口部の縁に略当接し、この略当接したナットチャック上面の上方に所定間隔空けて前記上爪部が配置されるようにした
    ことを特徴とする請求項1〜4の何れか1項に記載のナット供給装置。
  6. 前記ナットチャックの下面における前記ナットガイドの反対位置に第1磁石を備え、
    前記上部電極の下面側に、前記第1磁石よりも強い磁力で前記ナットを吸着する第2磁石を備えた
    ことを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のナット供給装置。
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