JP6314507B2 - シリンダ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧で作動するピストンロッドを備えたシリンダ装置に関する。
従来から、ワーク等の位置決めや搬送に用いられるシリンダ装置として、流体圧で作動するピストンロッドを備え、圧力流体を給排することでピストンをシリンダ本体の一端近傍と他端近傍との間で往復摺動自在にしたシリンダ装置が広汎に用いられている。
このようなシリンダ装置では、ピストンロッドがシリンダ本体に対して片持ち状態で支持される構造が採用されている。この種のシリンダ装置では、ピストンがフルストーク位置に達してピストンロッドが最大に伸張した状態で、その端部に軸線に直交して荷重が加わると、ピストンロッドが傾斜してしまう。すなわち、ピストンとシリンダ本体との間で無理な力が加わることになる。このような不都合を回避するために、シリンダ本体の端部内周に、ピストンロッドに加わる荷重を支持するブッシュ等の支持部材が設けられることがある(特許文献1参照)。
また、ピストンロッドの端部に固定したスライドテーブルを、転動体を有するスライド機構を介してシリンダ本体の側面に支持するシリンダ装置も知られている。この種のシリンダ装置では、ピストンロッドが伸張したときにスライドテーブルに加わる荷重は、スライド機構によって受け止められる(特許文献2参照)。
特開2008−133920号公報 特開2008−138693号公報
しかしながら、シリンダ本体の端部内周にピストンロッドに加わる荷重を支持する支持部材を設けるシリンダ装置では、ピストンロッドに加わる荷重を無理なく受け止めるべく支持部材の軸方向長さを十分に確保する必要がある。また、スライドテーブルを備えたシリンダ装置では、同様にスライド機構の軸方向長さを十分に確保する必要がある。このため、ピストンロッドが最大に伸張したときのシリンダ装置の全長を短くすることには制約があり、小型化が困難であるし、シリンダ装置を作動するために必要なスペースも十分に確保しなければならないという難点があった。
本発明は、このような課題を考慮してなされたものであり、ピストンロッドが最大に伸張したとき、ピストンロッドの端部やスライドテーブルに荷重が加わっても、ピストンロッドが傾斜してピストンとシリンダ本体との間で無理な力が生じることがないようにしつつ、ピストンロッドが最大に伸張したときのシリンダ装置の全長を短くし、シリンダ装置全体としての小型化を達成するとともに、シリンダ装置を作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることを目的とする。
本発明に係るシリンダ装置は、流体圧で作動するピストンロッドを備えたシリンダ装置であって、ピストンロッドは、一端にピストンを備えるとともに、他端がシリンダ本体の端部から突出し、ピストンロッドを支持する第1ガイド部材がシリンダ本体の端部の内周に設けられ、シリンダ本体は基台部に固定され、ピストンロッドの伸張時に前記他端または前記他端に連結される部材が挿通される貫通孔を備えた第2ガイド部材が基台部に設けられ、少なくともピストンロッドが最も後退した位置にあるとき、前記他端または前記他端に連結される部材は貫通孔から外れた状態にあることを特徴とする。
上記のシリンダ装置によれば、ピストンロッドが最大に伸張したとき、距離を隔てて配置される第1ガイド部材と第2ガイド部材によってピストンロッドが支持されるので、ピストンロッドに荷重が加わっても、ピストンロッドが傾斜してピストンとシリンダ本体との間で無理な力が生じることがない。
しかも、第1ガイド部材を短くすることができるため、シリンダ装置の全長が短くなり、シリンダ装置を作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
上記のシリンダ装置において、ピストンロッドの他端にテーパー面が形成されていてもよく、また、貫通孔のシリンダ本体と対向する側の端部にテーパー面が形成されていてもよい。
上記の構成によれば、ピストンロッドが伸張して貫通孔に進入する際に、ピストンロッドの他端がテーパー面を介して第2ガイド部材の貫通孔内に案内されるので、ピストンロッドの円滑な動作に支障を生じることがない。
また、第2ガイド部材は、内周面に複数のボールを配置したブッシュから構成されてもよい。これによれば、ピストンロッドが第2ガイド部材の貫通孔内を前進または後退する際に摩擦抵抗が少なく、ピストンロッドの円滑な動作に支障を生じることがない。
さらに、基台部は、シリンダ本体が固定されるベース部と、第2ガイド部材が設けられる延在部とからなり、延在部は、ベース部に対して、ピストンロッドの軸線に沿う方向に位置調整可能に固定されてもよい。これによれば、シリンダ本体の長さやピストンの最大ストローク量が変更されて、最大に伸張したピストンロッドの端部の位置が変わっても、第2ガイド部材を適切な位置に調整することができる。
さらにまた、ピストンロッドは互いに平行に配置される一対のピストンロッドからなり、一対のピストンロッドの他端にワークテーブルが連結されるとともに、ワークテーブルにガイドロッドが連結され、ガイドロッドが第2ガイド部材の貫通孔に挿通されてもよい。これによれば、ピストンロッドが最大に伸張したとき、距離を隔てて配置される第1ガイド部材と第2ガイド部材によってピストンロッドが支持されるので、ピストンロッドに荷重が加わっても、ピストンロッドが傾斜してピストンとシリンダ本体との間で無理な力が生じることがない。しかも、ガイドロッドの長さを差し引いてもなお第1ガイド部材を短くすることができるため、シリンダ装置の全長が短くなり、シリンダ装置が作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
また、本発明に係るシリンダ装置は、流体圧で作動するピストンロッド及びスライドテーブルを備えたシリンダ装置であって、ピストンロッドは、一端にピストンを備えるとともに、他端がシリンダ本体の端部から突出し、スライドテーブルは、ピストンロッドの他端に接続されるとともに、シリンダ本体の外面にスライド機構を介して支持され、シリンダ本体の外面は基台部に固定され、ピストンロッドの伸張時にスライドテーブルの端部が支持されるガイド部材が基台部の端部に設けられることを特徴とする。
上記のシリンダ装置によれば、スライドテーブルが最大に伸張したとき、距離を隔てて配置されるスライド機構とガイド部材によってスライドテーブルが支持されるので、スライドテーブル及びピストンロッドに所定方向の荷重が加わっても、スライドテーブルやピストンロッドが傾斜することはなく、スライド機構やピストンに無理な負荷がかかることがない。
しかも、スライド機構を短くすることができるため、シリンダ装置が作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
上記のシリンダ装置において、ガイド部材のシリンダ本体と対向する側の端部に傾斜面が形成されていてもよく、また、スライドテーブルの端部に傾斜面が形成されていてもよい。
上記の構成によれば、スライドテーブルが伸張してその端部がガイド部材の上面にさしかかる際に、スライドテーブルの端部が傾斜面を介してガイド部材の上面に案内されるので、スライドテーブルの円滑な動作に支障を生じることがない。
また、ガイド部材は、低摩擦係数の樹脂製シートから構成されてもよい。これによれば、スライドテーブルの端部がガイド部材の上面を移動する際に、摩擦抵抗が少なく、スライドテーブルの円滑な動作に支障を生じることがない。
さらに、基台部は、シリンダ本体が固定されるベース部と、ガイド部材が設けられる延在部とからなり、延在部は、ベース部に対して、ピストンロッドの軸線に沿う方向に位置調整可能に固定されてもよい。これによれば、シリンダ本体の長さやピストンの最大ストローク量が変更されて、最大に伸張したスライドテーブルの位置が変わっても、ガイド部材を適切な位置に調整することができる。
本発明に係るシリンダ装置によれば、ピストンロッドが最大に伸張したとき、ピストンロッドやスライドテーブルに荷重が加わっても、ピストンロッドが傾斜してピストンとシリンダ本体との間で無理な力が生じたり、スライドテーブルが傾斜してスライド機構に無理な力がかかったりすることがない。また、ピストンロッドが最大に伸張したときの全長を短くすることができ、シリンダ装置が作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
本発明の第1実施形態に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図1に示すシリンダ装置の縦断面図である。 図1及び図2のシリンダ装置のシリンダ機構を簡略形式で表示して並べた図である。 比較例1に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図4に示すシリンダ装置の縦断面図である。 図4及び図5のシリンダ装置を簡略形式で表示して並べた図である。 本発明の第2実施形態に係るシリンダ装置における案内機構の一部省略分解斜視図である。 本発明の第3実施形態に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図8に示すシリンダ装置の縦断面図である。 図9に示すシリンダ装置の一部断面平面図である。 図9に示すシリンダ装置の左側面図である。 比較例2に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図12に示すシリンダ装置の縦断面図である。 図13に示すシリンダ装置の平面図である。 本発明の第4実施形態に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図15に示すシリンダ装置の縦断面図である。 比較例3に係るシリンダ装置の縦断面図である。 ピストンロッドが最大に伸張したときの図17に示すシリンダ装置の縦断面図である。
以下、本発明に係るシリンダ装置について好適な実施形態を挙げ、添付の図面を参照しながら説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係るシリンダ装置10について図1及び図2を参照しながら説明する。
シリンダ装置10は、ピストンロッド12を備えたシリンダ機構14と、ピストンロッド12を案内する案内機構16とからなる。
シリンダ機構14は、ピストンロッド12の一端に設けられたピストン18が、シリンダ本体20に形成された有底のシリンダ孔内に往復摺動自在に設けられたもので、ピストンロッド12の他端はシリンダ本体20の端部から突出している。ピストンロッド12の突出端には先細りのテーパー面22が形成されている。ピストン18の一端側とシリンダ本体20の間には第1シリンダ室24が形成され、ピストン18の他端側には第2シリンダ室26が形成されている。シリンダ本体20には、第1シリンダ室24にエアを給排する第1ポート28及び第2シリンダ室26にエアを給排する第2ポート30が設けられている。
ピストンロッド12が突出する側のシリンダ本体20端部の内壁面には、第1ガイド部材32が一対の係止リング34、36により固定されている。第1ガイド部材32は、金属製ブッシュからなり、その中心にガイド孔33を有し、前記ガイド孔33はピストンロッド12の往復動作を案内する。
シリンダ本体20の内壁面には、さらに、第1ガイド部材32に隣接してロッドカバー40が設けられている。ロッドカバー40の外周に設けられた環状溝にはOリング42が装着されるとともに、ロッドカバー40の中心孔を周回してピストンロッド12と摺接するロッドパッキン44が装着され、第2シリンダ室26を外部から気密に保持している。ピストン18の外周にはピストンパッキン46が装着されている。なお、図1〜図4において参照符号45はヘッドカバーを示す。
案内機構16は、シリンダ本体20を固定する基台部48と、ケース部材50を介して基台部48の端部に固定される第2ガイド部材52を備える。
基台部48は、シリンダ本体20の下面を支承するものであって、シリンダ本体20の下面と略同一の幅を有し、ボルト等の手段によりシリンダ本体20を保持する。図1に示すように、基台部48の一方の端面は、シリンダ本体20のヘッドカバー45の端面と略一致し、基台部48の他方の端部において、前記シリンダ本体20の第1ガイド部材32から所定距離離間して配置される第2ガイド部材52を保持する。ケース部材50は、中空状であって、その内部に第2ガイド部材52を装着する。
すなわち、第2ガイド部材52は、ピストンロッド12のテーパー面22を含む他端が挿通可能な貫通孔56を有し、一対の係止リング58、60によってケース部材50の内部に固定される。本実施形態では、第2ガイド部材52は、内周面(貫通孔56の表面)に複数のボール54を配置したブッシュを含む。複数のボール54は、図示しない弾性体(例えば、コイルスプリング)によって上下動自在である。この場合、複数のボール54はピストンロッド12の軸方向に延在するボール列であってもよい。図1に示すように、貫通孔56の軸心は、ピストンロッド12が引き込まれた状態にあるとき、ピストンロッド12の軸心と略同一直線上にある。貫通孔56の一端側、すなわち、シリンダ本体20と対向する側には、末広がり状のテーパー面62が形成されている。
本実施形態に係るシリンダ装置10は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
図1に示すように、ピストンロッド12が最も後退した状態において、第1ポート28を通じて第1シリンダ室24にエアを供給し、第2ポート30から第2シリンダ室26のエアを排出すると、ピストンロッド12が前進しシリンダ本体20の端部から伸長する。ピストン18の最大ストロークの少し手前で、ピストンロッド12の突出端、すなわちテーパー面22が第2ガイド部材52の貫通孔56に侵入し、ピストンロッド12が最大に伸張したとき、図2に示すようにピストンロッド12の突出端が第2ガイド部材52の軸方向端部から所定距離だけ突出する。なお、前記のように所定距離突出したピストンロッド12の突出端によって、図示しないワークの位置決め等がなされる。
この状態で所要の作業が行われる際に、ピストンロッド12の突出端に対して、ピストンロッド12の軸線に交差する方向に荷重がかかることがある。このとき、ピストンロッド12は、所定距離隔てて配置された第1ガイド部材32と第2ガイド部材52によって支持されているので、ピストンロッド12が傾斜することはなく、ピストン18とシリンダ本体20との間で無理な力が生じることもない。
ピストンロッド12が伸張する際に、ピストンロッド12の自重や予期しない横方向からの負荷、さらには経時変化等により、ピストンロッド12の軸心に対し第2ガイド部材52の軸心が多少ともずれる場合がある。本実施形態では、ピストンロッド12の先端にテーパー面22が形成されるとともに、第2ガイド部材52にテーパー面62が形成されているので、前記のように軸心がずれたとしても、テーパー面22は第2ガイド部材52に形成されたテーパー面62上を摺動し、容易に貫通孔56内に入り込む。これによって、ピストンロッド12の軸心と貫通孔56の軸心とは一致し、ピストンロッド12の先端の位置ずれは解消する。その際、第2ガイド部材52の複数のボール54は、図示しない弾性部材の弾発力下にピストンロッド12の周壁に当接してピストンロッド12をより一層正確かつ容易に貫通孔56の内部に案内する。
所要の作業が終了すると、ワークの位置決めを解除するため、第2ポート30を通じて第2シリンダ室26にエアが供給され、第1ポート28から第1シリンダ室24のエアが排出される。すると、ピストンロッド12が後退し、図1に示す状態に戻る。
比較例1に係るシリンダ装置70を図4及び図5に示す。このシリンダ装置70は上記の案内機構16を備えていない。そのため、ピストンロッド72が最大に伸張した状態でピストンロッド72の軸線に交差する方向に荷重が加わったとき、ピストンロッド72が傾斜してピストン74とシリンダ本体76との間で無理な力が生じることがない程度にピストンロッド72を支持するため、ピストンロッド72が突出する側のシリンダ本体76端部の内壁面に、軸方向寸法を大きくした長尺ガイド部材78が設けられている。上記の理由から、比較例1における長尺ガイド部材78の軸方向長さLg´は、本実施形態における第1ガイド部材32の軸方向長さLgよりも数倍大きくならざるを得ない。
本実施形態において、ピストンロッド12が最も後退したときのシリンダ機構14の長さをL1とし(図1参照)、ピストンロッド12が最も伸張したときのシリンダ機構14の長さ、すなわち、ピストンロッド12が最も伸張したときのシリンダ装置10の長さをL2とする(図2参照)。また、ピストン18の最大ストロークをSとすると、次式(1)が成り立つ。
L2=L1+S …(1)
本実施形態のシリンダ機構を簡略形式で表示した図3において、上記のL1、L2及びSの関係を示す。
同様に、比較例1において、ピストンロッド72が最も後退したときのシリンダ装置70の長さをL1´とし(図4参照)、ピストンロッド72が最も伸張したときのシリンダ装置70の長さをL2´とする(図5参照)。本実施形態と同じ条件にするため、比較例1のピストン74の最大ストロークをSとすると、次式(2)が成り立つ。
L2´=L1´+S …(2)
比較例1のシリンダ装置を簡略形式で表示した図6において、上記のL1´、L2´及びSの関係を示す。
ピストンロッドが最も伸張したときのシリンダ装置の長さを、本実施形態と比較例1とで対比すると、式(1)及び式(2)から、本実施形態は比較例1よりも(L1´−L1)だけ短い。そして、図1及び図4から諒解されるように、L1´とL1との差は、比較例1における長尺ガイド部材78の軸方向長さLg´と本実施形態における第1ガイド部材32の軸方向長さLgとの差にほかならない。したがって、ピストンロッドが最も伸張したときのシリンダ装置の長さは、本実施形態の方が比較例1よりも格段に短いことが分かる。
本実施形態に係るシリンダ装置10によれば、ピストンロッド12を支持する第1ガイド部材32がシリンダ本体20の端部の内周に設けられるとともに、ピストンロッド12の伸張時にピストンロッド12のテーパー面22を含む端部が挿通される貫通孔56を備えた第2ガイド部材52が基台部48の端部に設けられる。このため、ピストンロッド12が最大に伸張したとき、第1ガイド部材32と第2ガイド部材52によってピストンロッド12が支持され、ピストンロッド12に荷重が加わっても、ピストンロッド12が傾斜してピストン18とシリンダ本体20との間で無理な力が生じることがない。
しかも、第1ガイド部材32を短くすることができるため、シリンダ装置の全長が短くなり、小型化に資するとともに、シリンダ装置を作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
また、第2ガイド部材52は、内周面に複数のボール54(または複数のボール列54)を配置したブッシュから構成されるので、ピストンロッド12が第2ガイド部材52の貫通孔56内を前進または後退する際に摩擦抵抗がほとんどなく、ピストンロッド12の円滑な動作に支障を生じることがない。
さらに、ピストンロッド12の他端にテーパー面22が形成されるとともに、第2ガイド部材52の貫通孔56の端部にテーパー面62が形成されているので、ピストンロッド12が伸張して貫通孔56に進入する際に、ピストンロッド12の他端がテーパー面22、62を介して第2ガイド部材52の貫通孔56内に案内されるので、ピストンロッド12の円滑な動作に支障を生じることがない。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態に係るシリンダ装置について図7を参照しながら説明する。本実施形態に係るシリンダ装置は、図1及び図2に示す第1実施形態の基台部48の構成が異なる点を除くと、第1実施形態に係るシリンダ装置と同じ構成であるため、図7では、基台部82を含む案内機構80のみを示す。
基台部82は、図示しないシリンダ本体が固定されるベース部84と、第2ガイド部材86が設けられる延在部88からなる。ベース部84は、金属製板材によって断面コ字状に形成され、その開口部を下方に向けて配置される。一方、延在部88は、断面箱型形状で、ベース部84の内側に挿入される。ベース部84の両側壁には円形の取付穴90a、90bが形成されるとともに、延在部88の両側壁にはシリンダ本体の軸線方向に沿う長穴92a、92bが形成されている。
ベース部84の一方の取付穴90aからボルト94の端部が挿入され、延在部88の長穴92a、92bを通ってベース部84の他方の取付穴90bから延出したボルト94の端部にナット96を締め付けることで、延在部88がベース部84に固定される。ベース部84に対する延在部88の固定位置、すなわち、図示しないシリンダ本体に対する第2ガイド部材86の位置は、前記長穴92a、92bの範囲で調整することができる。なお、図7において、参照符号87は第1実施形態におけるテーパー面62と同様の機能を達成するテーパー面を示す。
第2実施形態によれば、第2ガイド部材86が設けられる延在部88が、シリンダ本体が固定されるベース部84に対して、シリンダ本体の軸線に沿う方向に位置調整可能に固定されるので、シリンダ本体の長さやピストンの最大ストローク量が変更されて、最大に伸張したときのピストンロッドの位置が変わっても、第2ガイド部材86を適切な位置に設定することができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態に係るシリンダ装置100について図8〜図11を参照しながら説明する。本実施形態に係るシリンダ装置100が第1実施形態と異なる主な点は、一対のピストンロッド102を有し、ピストンロッド102の端部にワークテーブル104が連結される点、及び、ワークテーブル104の端部にガイドロッド106が設けられ、ピストンロッド102の伸張時にガイドロッド106が第2ガイド部材108に支持される点である。以下、これらの構成を中心に説明する。
シリンダ機構110は、互いに平行に配置される一対のピストンロッド102を備える。各ピストンロッド102の一端にはそれぞれピストン112が設けられ、各ピストン112が扁平形状のシリンダ本体114に形成された一対のシリンダ孔内に往復摺動自在に設けられる。各ピストンの一方側に形成されるシリンダ室には図示しない共通のポートを介してエアが給排され、同様に、各ピストン112の他方側に形成されるシリンダ室には図示しない別の共通のポートを介してエアが給排される。各ピストンロッド102の他端はシリンダ本体114端部から突出し、その先端に平面視コ字状のワークテーブル104が連結固定され、さらに、ワークテーブル104に一対のガイドロッド106が連結固定される。各ガイドロッド106は、ワークテーブル104から所定長さ突出し、その先端には先細りのテーパー面116が形成されている。ピストンロッド102が突出する側のシリンダ本体114端部の内壁面には、第1ガイド部材を兼用する一対のロッドカバー118が設けられる。
この場合、ワークテーブル104の基部120を貫通して一対の第1嵌合孔122が設けられるとともに、ワークテーブル104の各側部124を貫通して縮径部126を有する一対の第2嵌合孔128が設けられる。そして、各第1嵌合孔122にはピストンロッド102が圧入固定される。また、各第2嵌合孔128には、その一方側から縮径部126に突き当たるまでガイドロッド106が挿入され、その他方側からガイドロッド106の挿入端部に形成された雌ねじに向けてボルト130が螺入されることで、ワークテーブル104にガイドロッド106が固定される。
案内機構132は、シリンダ本体114を固定する基台部134と、基台部134の端部にハウジング136を介して固定される一対の第2ガイド部材108を備える。基台部134はボルト等の手段によりシリンダ本体114を保持し、シリンダ本体114は基台部134の一方の端部から延在する。各第2ガイド部材108は、ガイドロッド106が挿通可能な貫通孔138を有し、その表面に複数のボール140が転動可能に配置される。複数のボール140は、ガイドロッド106の軸方向に延在する複数のボール列を構成する。側面視コ字状のハウジング136は、各第2ガイド部材108を装着する一対の装着穴を有し、図示しないボルトにより基台部134に固定される。なお、図8〜図10において、参照符号141は、基台部134を床面等に固定するためのボルトを挿通する穴を示す。
ワークテーブル104には治具142を介してワーク144が載置され、ピストンロッド102が最も後退した図8に示す位置とピストンロッド102が最大に伸張した図9に示す位置との間でワーク144が搬送される。ピストンロッド102が最大に伸張したとき、ガイドロッド106は略その全長にわたって第2ガイド部材108の内側に位置する。この状態で所要の作業が行われる際に、ワークテーブル104を介して一対のピストンロッド102に荷重がかかるが、各ピストンロッド102は、その一端側がロッドカバー(第1ガイド部材)118によって支持されるとともに、その他端側が一対のガイドロッド106を介して、ロッドカバー(第1ガイド部材)118から所定距離離間する一対の第2ガイド部材108によって支持されるので、ピストンロッド102が傾斜することはなく、ピストン112とシリンダ本体114との間で無理な力が生じることもない。
比較例2に係るシリンダ装置146を図12〜図14に示す。このシリンダ装置146は上記の案内機構132を備えていない。そのため、ピストンロッド148が最大に伸張した状態でワークテーブル150を介してピストンロッド148に荷重が加わったとき、ピストンロッド148が傾斜してピストン152とシリンダ本体154との間で無理な力が生じることがない程度にピストンロッド148を支持するため、ロッドカバー156が軸方向に延長され、該延長部分が長尺ガイド部158となっている。
本実施形態において、ピストンロッド102が最も後退したときのシリンダ機構110の長さ、すなわち、ピストンロッド102が最も後退したときのシリンダ本体114の端部からガイドロッド106の端部までの長さをL3とし(図8参照)、ピストンロッド102が最も伸張したときのシリンダ機構110の長さ、すなわち、ピストンロッド102が最も伸張したときのシリンダ装置100の長さをL4とする(図9参照)。また、ピストン112の最大ストロークをSとすると、次式(3)が成り立つ。
L4=L3+S …(3)
同様に、比較例2において、ピストンロッド148が最も後退したときのシリンダ装置146の長さをL3´とし(図12参照)、ピストンロッド148が最も伸張したときのシリンダ装置146の長さをL4´とする(図13参照)。本実施形態と同じ条件にするため、比較例2のピストン152の最大ストロークをSとすると、次式(4)が成り立つ。
L4´=L3´+S …(4)
ピストンロッドが最も伸張したときのシリンダ装置の長さを、本実施形態と比較例2とで対比すると、式(3)及び式(4)から、両者はL3´とL3の差だけ異なる。本実施形態ではワークテーブル104の先端にガイドロッド106が付設されているが、比較例2の長尺ガイド部158は本実施形態のガイドロッド106よりも長い。このため、ガイドロッド106の分を差し引いても、ピストンロッドが最も伸張したときのシリンダ装置の長さは、本実施形態の方が比較例2よりも短い。
第3実施形態によれば、ピストンロッド102が最大に伸張したとき、距離を隔てて配置されるロッドカバー(第1ガイド部材)118と第2ガイド部材108によってピストンロッド102が支持されるので、ピストンロッド102に荷重が加わっても、ピストンロッド102が傾斜してピストン112とシリンダ本体114との間で無理な力が生じることがない。しかも、ガイドロッド106の長さを考慮してもなおロッドカバー(第1ガイド部材)118を短くすることができるため、シリンダ装置100の全長が短くなり、シリンダ装置100を作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
本実施形態では、一対のピストンロッド102の端部にワークテーブル104が連結されているが、ワークテーブル104の連結位置は、必ずしもピストンロッド102の端部でなくてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態に係るシリンダ装置160について図15及び図16を参照しながら説明する。
シリンダ装置160は、ピストンロッド162及びスライドテーブル164を備えたシリンダ機構166と、スライドテーブル164を案内する案内機構168とからなる。
シリンダ機構166は、ピストンロッド162の一端に設けられたピストン170が縦断面矩形状のシリンダ本体172に形成されたシリンダ孔内に往復摺動自在に設けられるとともに、シリンダ本体172の端部から突出したピストンロッド162の他端に、後述するエンドプレート202を含むスライドテーブル164が連結される。前記スライドテーブル164はスライド機構174を介してシリンダ本体172の上面に支持されるものである。
シリンダ本体172の一端側の内壁面にはエンドキャップ176が設けられ、エンドキャップ176の外周面にはOリング178が装着されている。エンドキャップ176は、シリンダ本体172の内壁面に固定された係止リング180(好ましくはCリング)と、シリンダ本体172の内壁面に形成された段部との間で挟持されている。
シリンダ本体172の他端側の内壁面には、ロッドカバー182が嵌合し、その外側のリング体184によって保持される。ロッドカバー182の外周面にはその環状溝を利用してOリング186が装着され、ロッドカバー182の内周面にはピストンロッド162に摺接するロッドパッキン188が装着されている。リング体184の外側には、さらに係止リング190(好ましくはCリング)が設けられ、ロッドカバー182とリング体184は、ロッドカバー182の外周面に形成された段部がシリンダ本体172の内壁面に形成された段部に係止するとともに、リング体184の端面が係止リング190に当接することにより、シリンダ本体172の内壁面に固定される。
ピストン170の一端側とエンドキャップ176との間に第1シリンダ室192が形成され、ピストン170の他端側とロッドカバー182との間に第2シリンダ室194が形成されている。シリンダ本体172には、第1シリンダ室192にエアを給排する第1ポート(図示せず)及び第2シリンダ室194にエアを給排する第2ポート(図示せず)が設けられている。
スライドテーブル164は、断面略L字状に形成され、シリンダ本体172の上面と平行に配設されるテーブル本体200と、テーブル本体200の端部に垂直に連結されるエンドプレート202からなる。エンドプレート202はピストンロッド162の端部に連結されている。エンドプレート202の下面は、後述する基台部212と平行な底面部204と、底面部204に続いてピストンロッド162と反対側の領域に形成され、後述する基台部212から離れるように傾斜する傾斜面206からなる。
スライド機構174は、シリンダ本体172の上面に固定されるガイドブロック208を有する。テーブル本体200の両側部は下方に向けて突出し、該突出部の内側とガイドブロック208の両側部との間に、多数のボール210が転動可能なボール循環経路が設けられている。
案内機構168は、シリンダ本体172を固定する基台部212と、基台部212の端部に固定されるガイド部材214を備える。
基台部212は、シリンダ本体172の下面を支承するものであって、シリンダ本体172の下面の幅と略同一の幅を有し、図示しないボルト等の手段により、シリンダ本体172の下面を固定する。図15に示すように、ピストンロッド162が最も後退した状態において、基台部212の一方の端面は、シリンダ本体172の一方の端面及びテーブル本体200の一方の端面と略一致し、基台部212の他方の端部は、エンドプレート202を越えて延びている。
ガイド部材214の上面は、基台部212と平行な上面部216と、前記上面部216に続いてエンドプレート202と対向する側の領域に形成され、基台部212に近づくように傾斜する傾斜面218からなる。本実施形態では、ガイド部材214は、低摩擦係数の樹脂製シートから構成され、平面視矩形状に形成されている。案内機構168を構成するガイド部材214の傾斜面218とエンドプレート202の傾斜面206は、それぞれ上面部216と底面部204に対する傾斜角が略等しいことが好ましい。傾斜面206が傾斜面218に乗り上げ易くするためである。
本実施形態に係るシリンダ装置160は、基本的には以上のように構成されるものであり、以下、その作用及び効果について説明する。
図15に示すように、ピストンロッド162が最も後退した状態において、第1シリンダ室192にエアを供給し、第2シリンダ室194のエアを排出すると、ピストンロッド162とともにスライドテーブル164が前進しシリンダ本体172の端部から伸張する。ピストン170の最大ストロークの少し手前で、エンドプレート202の傾斜面206がガイド部材214の傾斜面218に摺接して通過し、ピストンロッド162が最大に伸張したとき、図16に示すように、エンドプレート202の底面部204がガイド部材214の上面部216に概ね隙間のない状態で位置する。このとき、エンドプレート202の端面と基台部212の他方の端面は略一致する(図16参照)。なお、スライドテーブル164には、例えば図示しないワークを把持するためのクランプ装置が装着されている。
この状態で所要の作業が行われる際に、スライドテーブル164及びピストンロッド162に下向きに荷重が加わることがあるが、スライドテーブル164は、所定距離隔てて配置されたスライド機構174とガイド部材214によって支持されているので、スライドテーブル164やピストンロッド162が傾斜することはなく、スライド機構174やピストン170に無理な負荷がかかることがない。
ワークに対する所要の加工が終了すると、第2シリンダ室194にエアが供給され、第1シリンダ室192のエアが排出される。すると、ピストンロッド162とともにスライドテーブル164が後退し、図15に示す状態に戻る。
比較例3に係るシリンダ装置220を図17及び図18に示す。このシリンダ装置220は上記の案内機構168を備えておらず、ピストンロッド222が最大に伸張した状態でスライドテーブル224やピストンロッド222に荷重が加わったとき、スライド機構226及びピストン228に無理な負荷がかからないようにするため、スライド機構226の軸方向寸法が大きくなっている。すなわち、比較例3におけるスライド機構226の軸方向長さLs´は、本実施形態におけるスライド機構174の軸方向長さLsよりも数倍大きいものとなっている。
図15及び図16から諒解されるように、本実施形態のシリンダ装置160では、スライドテーブル164を含めたシリンダ機構166は、ピストン170がいかなる位置にあるときでも、基台部212から長手方向にはみ出すことはなく、スライドテーブル164が最も伸張したときにシリンダ機構166の長さが基台部212の長さと略等しくなる。ピストンロッド162が最も後退したときのシリンダ機構166の長さをL5とし、ピストン170の最大ストロークをSとすると、基台部212の長さは(L5+S)であり、シリンダ装置160が作動するために必要な軸方向の最小スペースはこの長さに基づくものとなる。
一方、比較例3のシリンダ装置220において、ピストン228の最大ストロークを本実施形態と同じくSとすると、シリンダ本体230の長さは本実施形態と変わらないことになるから、ピストンロッド222が最も後退したとき、テーブル本体232を除くシリンダ機構234の長さはL5である。そして、前述したとおり、スライド機構226の軸方向長さLs´は本実施形態のものよりも数倍大きいため、テーブル本体232の長さもその分だけ大きくすることが必要であり、ピストンロッド222が最も後退したとき、テーブル本体232がシリンダ本体230から大きく突出する。この突出長さをL6とする(図17参照)。
比較例3のシリンダ装置220では、ピストンロッド222が最も伸張したとき、シリンダ装置220の長さは本実施形態と同じく(L5+S)であるが(図18参照)、シリンダ本体230は壁面等に固定して使用されるから、シリンダ装置220が作動するために必要な軸方向のスペースは、ピストン228が最も後退したときのテーブル本体232の突出長さL6の分だけ増加する。
本実施形態に係るシリンダ装置160によれば、ピストンロッド162の他端に接続されたスライドテーブル164がシリンダ本体172にスライド機構174を介して支持されるとともに、ピストンロッド162の伸張時にスライドテーブル164の端部が支持されるガイド部材214が基台部212の端部に設けられる。このため、スライドテーブル164が最大に伸張したとき、スライド機構174とガイド部材214によってスライドテーブル164が支持され、スライドテーブル164及びピストンロッド162に荷重が加わっても、それらが傾斜することはなく、スライド機構174やピストン170に無理な負荷がかかることがない。
しかも、スライド機構174を短くすることができるため、小型化に適するとともに、シリンダ装置を作動するために必要なスペースを可及的に小さくすることができる。
また、ガイド部材214は、低摩擦係数の樹脂製シートから構成されるので、スライドテーブル164の端部がガイド部材214の上面を移動する際に、摩擦抵抗が少なく、スライドテーブル164の円滑な動作に支障を生じることがない。
さらに、スライドテーブル164のエンドプレート202の端部に傾斜面206が形成されるとともに、ガイド部材214の端部に傾斜面218が形成されているので、スライドテーブル164が伸張したとき、その端部の傾斜面206がガイド部材214の傾斜面218に案内され、スライドテーブル164の円滑な動作に支障を生じることがない。
本発明に係るシリンダ装置は、上述の実施形態に限らず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の構成を採り得ることはもちろんである。
10、70、100、160、220…シリンダ装置
12、72、102、162、222…ピストンロッド
14、110、166、234…シリンダ機構
16、80、132、168…案内機構
18、74、112、170、228…ピストン
20、76、114、172、230…シリンダ本体
22、62、87、116…テーパー面
24、192…第1シリンダ室 26、194…第2シリンダ室
28…第1ポート 30…第2ポート
32…第1ガイド部材 33…ガイド孔
48、82、134、212…基台部 52、86、108…第2ガイド部材
78…長尺ガイド部材 84…ベース部
88…延在部 92a、92b…長穴
104…ワークテーブル 106…ガイドロッド
118…ロッドカバー(第1ガイド部材)
164、224…スライドテーブル 174、226…スライド機構
184…リング体 200、232…テーブル本体
208…ガイドブロック 214…ガイド部材
216…上面部

Claims (12)

  1. 流体圧で作動するピストンロッドを備えたシリンダ装置であって、
    前記ピストンロッドは、一端にピストンを備えるとともに、他端がシリンダ本体の端部から突出し、
    前記ピストンロッドを支持する第1ガイド部材が前記シリンダ本体の前記端部の内周に設けられ、
    前記シリンダ本体は基台部に固定され、
    前記ピストンロッドの伸張時に前記他端または前記他端に連結される部材が挿通される貫通孔を備えた第2ガイド部材が前記基台部に設けられ
    少なくとも前記ピストンロッドが最も後退した位置にあるとき、前記他端または前記他端に連結される部材は前記貫通孔から外れた状態にある
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  2. 請求項1記載のシリンダ装置において、
    前記ピストンロッドの前記他端にテーパー面が形成されている
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  3. 請求項1記載のシリンダ装置において、
    前記貫通孔の前記シリンダ本体と対向する側の端部にテーパー面が形成されている
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  4. 請求項1記載のシリンダ装置において、
    前記第2ガイド部材は、内周面に複数のボールを配置したブッシュから構成される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  5. 請求項1記載のシリンダ装置において、
    前記基台部は、前記シリンダ本体が固定されるベース部と、前記第2ガイド部材が設けられる延在部とからなり、
    前記延在部は、前記ベース部に対して、前記ピストンロッドの軸線に沿う方向に位置調整可能に固定される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  6. 請求項1記載のシリンダ装置において、
    前記ピストンロッドは互いに平行に配置される一対のピストンロッドからなり、
    前記一対のピストンロッドの他端にワークテーブルが連結される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  7. 請求項6記載のシリンダ装置において、
    前記ワークテーブルにガイドロッドが連結され、
    前記ガイドロッドが前記第2ガイド部材の貫通孔に挿通される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  8. 流体圧で作動するピストンロッド及びスライドテーブルを備えたシリンダ装置であって、
    前記ピストンロッドは、一端にピストンを備えるとともに、他端がシリンダ本体の端部から突出し、
    前記スライドテーブルは、前記ピストンロッドの前記他端に接続されるとともに、前記シリンダ本体の外面にスライド機構を介して支持され、
    前記シリンダ本体の外面は基台部に固定され、
    前記ピストンロッドの伸張時に前記スライドテーブルの端部が支持されるガイド部材が前記基台部の端部に設けられる
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  9. 請求項8記載のシリンダ装置において、
    前記スライドテーブルの端部に傾斜面が形成されている
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  10. 請求項8記載のシリンダ装置において、
    前記ガイド部材の前記シリンダ本体と対向する側の端部に傾斜面が形成されている
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  11. 請求項8記載のシリンダ装置において、
    前記ガイド部材は、低摩擦係数の樹脂製シートから構成される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
  12. 請求項8記載のシリンダ装置において、
    前記基台部は、前記シリンダ本体が固定されるベース部と、前記ガイド部材が設けられる延在部とからなり、
    前記延在部は、前記ベース部に対して、前記ピストンロッドの軸線に沿う方向に位置調整可能に固定される
    ことを特徴とするシリンダ装置。
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