JP2007014962A - ナット供給装置 - Google Patents

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JP2007014962A JP2005195835A JP2005195835A JP2007014962A JP 2007014962 A JP2007014962 A JP 2007014962A JP 2005195835 A JP2005195835 A JP 2005195835A JP 2005195835 A JP2005195835 A JP 2005195835A JP 2007014962 A JP2007014962 A JP 2007014962A
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Abstract

【課題】 従来よりもコンパクトでかつコストを抑えることが可能なナット供給装置の提供を目的とする。
【解決手段】 本実施形態のナット供給装置20によれば、エアシリンダ55によりナットホルダ30が直動ガイドベース40に沿って直動し、溶接電極11,12の間の溶接空間R2に側方から進退する過程で、ナットホルダ30から突出した倣い突部52が、固定ベース21に設けられたガイド板60に倣いながら移動する。すると、直動ガイドベース40が固定ベース21に対して上下に傾動し、これに伴ってナットホルダ30も上下動する。つまり、1つのエアシリンダ55により、ナットホルダ30を溶接空間R2に進退及び上下動させることができるので、従来のナット供給装置のように複数の駆動源によりナットホルダを移動させるものに比較して、部品点数が削減され低コスト化及びコンパクト化が図られる。
【選択図】 図6

Description

本発明は、溶接ナットを保持したナットホルダが、上下1対の溶接電極の間に側方から進入して降下し、下側の溶接電極の上端部に備えたナット位置決め保持部に溶接ナットを係止してから側方に後退する動作を繰り返すことで、溶接ナットを溶接電極に順次供給する溶接ナット供給装置に関する。
この種の従来のナット供給装置として、図15に示したものは、所謂、スクエアモーション型のナットホルダ1を備えている。このナットホルダ1は、1つの溶接ナット2を保持した状態で上下1対の溶接電極間3,4に向かって水平移動し、保持した溶接ナット2が1対の溶接電極3,4と同軸線上に並んだら垂直降下して溶接ナット2を下側の溶接電極3に載置する。さらに、溶接ナット2を載置したら、ナットホルダ1は溶接電極3,4から離れるように水平移動し、その後、垂直上昇して元の位置に戻るというスクエアの動作を1サイクルの動作としていた。また、ナットホルダ1は、1サイクルの動作が終了する毎に1つの溶接ナット2を受け取って、次の1サイクルの動作に移行していた(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−239553号公報(第[0005][0006][0010]、図1)
しかしながら、上述した従来のナット供給装置では、ナットホルダ1を水平移動させるための第1の駆動源5(例えば、エアシリンダ)と、ナットホルダを上下移動させるための第2の駆動源6(例えば、エアシリンダ)との2つの駆動源を備えていた為、コストがかかると共に、ナット供給装置が大型化するという問題があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、従来よりもコンパクトでかつコストを抑えることが可能なナット供給装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するためになされた請求項1の発明に係る溶接ナット供給装置は、溶接ナットを保持したナットホルダが、上下1対の溶接電極の間に側方から進入して降下し、下側の溶接電極の上端部に備えたナット位置決め保持部に溶接ナットを係止してから側方に後退する動作を繰り返すことで、溶接ナットを溶接電極に順次供給する溶接ナット供給装置において、ナットホルダを両溶接電極の間に進退可能に案内する直動ガイドベースと、ナットホルダを直動ガイドベースに沿って直動させる直動駆動源と、その直動方向と交差する方向にナットホルダから突出した倣い突部と、直動ガイドベースを上下方向に傾動可能に支持した固定ベースと、固定ベースに設けられ、ナットホルダの直動動作に伴って倣い突部が倣いながら移動し、ナットホルダを進退位置に応じて上下動させる上下動ガイド部とを備えたところに特徴を有する。
請求項2の発明は、請求項1に記載の溶接ナット供給装置において、倣い突部の先端には、ガイド当接部が設けられ、上下動ガイド部には、略水平方向に延びた平坦路と、固定ベースに回動可能に軸支されかつ平坦路の一部の上方を覆ったガイド板とが備えられ、ガイド板には、水平部と傾斜部とがナットホルダの直動方向に並べて設けられ、ナットホルダが両溶接電極の間に向かう過程で、ガイド当接部が平坦路から傾斜部に乗り上がって水平部に移動し、ガイド当接部が水平部を移動する間にナットホルダが両溶接電極の間に進入し、ガイド当接部が水平部から平坦路に降下することで、ナットホルダが下側の溶接電極に備えたナット位置決め保持部に溶接ナットを係止させ、ナットホルダが両溶接電極の間から後退する過程で、ガイド当接部がガイド板を下方から押し上げて通過するように構成したところに特徴を有する。
請求項3の発明は、請求項1に記載の溶接ナット供給装置において、ナットホルダは、その直動方向に延びかつ複数の溶接ナットを一列に並べて収容可能な両端開放の溝形構造又は筒形構造をなし、ナットホルダの前端部には、略水平方向に開放して溶接ナットを排出可能なナット排出口と、下方に開放して溶接ナット排出口に連通し、ナットホルダが降下したときに、溶接電極のナット位置決め保持部を、ナットホルダ内に受け入れて先頭の溶接ナットに係止させるための下面開口とが形成されたところに特徴を有する。
請求項4の発明は、請求項3に記載の溶接ナット供給装置において、ナットホルダと共に直動しかつその直動方向と交差する方向に往復動可能に設けられたナットストッパと、ナットホルダのうち先頭から2番目の溶接ナットに対応して形成され、ナットストッパを、ナットホルダ内に受け入れて2番目の溶接ナットに係止させるためのストッパ挿通孔と、直動ガイドベースに設けられ、ナットホルダの直動動作に伴ってナットストッパが倣いながら移動し、ナットホルダがその直動ストロークのうち溶接電極側に位置したときには、ナットストッパを2番目の溶接ナットに係止させる一方、ナットホルダがその直動ストロークのうち溶接電極から離れた側に位置したときには、ナットストッパを2番目の溶接ナットから離脱させるストッパガイド部とを備えたところに特徴を有する。
請求項5の発明は、請求項3又は4に記載の溶接ナット供給装置において、ナットホルダの後端部には、略水平方向に開放して溶接ナットをナットホルダ内に補充するためのナット補充口が形成され、ナット補充口に連絡されて、圧縮空気と共に溶接ナットをナットホルダ内に補充することが可能なナット補充チューブを備えたところに特徴を有する。
[請求項1の発明]
請求項1の構成によれば、直動駆動源によりナットホルダが直動ガイドベースに沿って直動し、上下1対の溶接電極の間に側方から進退する過程で、ナットホルダから突出した倣い突部が、固定ベースに設けられた上下動ガイド部に倣いながら移動する。すると、直動ガイドベースが固定ベースに対して上下に傾動し、これに伴ってナットホルダも上下動する。
このように本発明によれば、1つの直動駆動源により、ナットホルダを1対の溶接電極間に進退及び上下動させることができるので、従来のナット供給装置のように複数の駆動源によりナットホルダを移動させるものに比較して、部品点数が削減され低コスト化及びコンパクト化が図られる。また、ナットホルダの移動に係る駆動源の制御を簡素化できる。
[請求項2の発明]
請求項2の発明によれば、ナットホルダは、倣い突部のガイド当接部が平坦路、傾斜部、水平部の順に移動することで溶接電極間に側方から進入し、ガイド当接部が水平部から平坦路に降下することで溶接ナットを溶接電極に係止し、さらに、ガイド当接部が平坦路を進入時とは逆向きに移動することで、溶接電極の側方に後退して元の位置に戻される。そして、ナットホルダが両溶接電極の間から後退する過程で、ガイド当接部がガイド板を下方から押し上げて通過する。即ち、ナットホルダが後退する過程で倣い突部の移動経路からガイド板が退避するので、ナットホルダの後退動作をスムーズに行える。
[請求項3の発明]
請求項3の構成によれば、ナットホルダが溶接電極間に進入して降下すると、溶接電極に備えたナット位置決め保持部がナットホルダに形成された下面開口からナットホルダ内に突入して先頭の溶接ナットに係止し、ナットホルダが側方に後退すると、溶接電極に係止された先頭の溶接ナットがナット排出口から抜き取られて溶接電極上に載置される。
[請求項4の発明]
請求項4の構成によれば、ナットホルダの直動動作に伴ってナットストッパがストッパガイドに倣いながら移動し、ナットホルダがその直動ストロークのうち溶接電極側に位置したときには、ナットストッパが、ストッパ挿通孔からナットホルダ内に突入して2番目の溶接ナットに係止する。これにより、2番目以降の溶接ナットが、ナット排出口から飛び出すことが防がれる。また、ナットホルダがその直動ストロークのうち溶接電極から離れた側に位置したときには、ナットストッパが、ストッパ挿通孔から抜けて2番目の溶接ナットから離脱する。これにより、2番目以降の溶接ナットが、ナット排出口側へ移動することが許容される。
また、ナットホルダを直動させる直動駆動源を、ナットストッパを2番目の溶接ナットに対して往復動させるための駆動源として兼用することができるので、ナットストッパを往復動させるための駆動源を別途設けた場合に比較して部品点数が削減され低コスト化が図られる。
しかも、ナットホルダは、複数の溶接ナットを収容することができるので、従来のように、ナットホルダが1サイクルの動作が終了する毎に1つの溶接ナットを受け取って、次の1サイクルの動作に移行する構成に比較して、素早く次の1サイクルの動作に移行することが可能となる。
[請求項5の発明]
請求項5の構成によれば、溶接ナットは、ナット補充チューブを通って圧縮空気と共にナット補充口からナットホルダに補充される。そして、先頭のナットが抜き取られたときには、この圧縮空気の圧力により、ナットホルダに一列に収容された後続の溶接ナットを、ナット排出口側へスライド移動させることができる。
以下、本発明の一実施形態を図1〜図14に基づいて説明する。
図1における符号10は、所謂、プロジェクション溶接を行うための溶接機であって、例えば、鋼板Wと、本発明のナット供給装置20により供給された溶接ナット90とを溶接するものである。
溶接機10は、公知なプロジェクション溶接機と同じ構成をなしている。即ち、溶接機10は、図示しない基台に固定された略「コ」字形状の枠形構造体15を備え、その上辺部15Aと下辺部15Bの両先端部に、上下1対の溶接電極11,12を備えてなる。溶接電極11,12の互いの対向面からは、図3に示すようにガイドピン11P,12Pが突出しており、これらガイドピン11P,12Pが同軸線上に配置されている。上側の溶接電極11(以下、「固定電極11」という)の下端面から突出したガイドピン11Pは、先細り形状で先端部が丸みを帯びている。これに対し、下側の溶接電極12(以下、「可動電極12」という)の上端面から突出したガイドピン12Pは、円柱構造をなして先端部が縮径しかつ上面中心部に半球状の突入凹所12Uが陥没形成されている。
そして、固定電極11には鋼板Wが保持される一方、可動電極12には本発明のナット供給装置20から供給された溶接ナット90が載置される。ここで、鋼板Wには貫通孔Whが形成されており、固定電極11から突出したガイドピン11Pがこの貫通孔Whに突入して鋼板Wを貫通している。また、可動電極12から突出したガイドピン12Pは溶接ナット90のねじ孔91に突入して、溶接ナット90の位置決め及び可動電極12からの離脱を防止している。なお、可動電極12に備えたガイドピン12Pは、本発明の「ナット位置決め保持部」に相当する。また、溶接ナット90は、例えば、所謂、四角溶接ナットであり(図7を参照)、座面(鋼板Wとの接合面)周縁部に複数の突起(プロジェクション)90Tが形成されている。
溶接機10によるナット90と鋼板Wの溶接は以下のようにして行われる。即ち、固定電極11及び可動電極12にそれぞれ鋼板Wと溶接ナット90が保持されると、溶接ナット90を保持した可動電極12が固定電極11に向けて垂直に上昇する。すると、図4に示すように、鋼板Wを貫通した固定電極11のガイドピン11Pが、溶接ナット90のねじ孔91に突入しかつ、可動電極12のガイドピン12Pに形成された突入凹所12Uに嵌合する。これにより、鋼板Wの貫通孔Whと溶接ナット90のねじ孔91とが上下に連通すると共に、これら溶接ナット90と鋼板Wとが両電極11,12間で上下から挟持される。この状態で両電極11,12間に通電し、さらに可動電極12を押し上げて加圧すると、図5に示すように、溶接ナット90の突起90Tが溶融して、溶接ナット90が鋼板Wに溶接される。
溶接が完了すると可動電極12が垂直に降下して、溶接ナット90が溶接された鋼板Wが両電極11,12間から取り出される。そして、固定電極11に新たな鋼板Wが保持される間に、ナット供給装置20から可動電極12に新たな溶接ナット90が供給されて、上述した溶接動作が繰り返して行われる。
さて、本発明のナット供給装置20は、図1及び図2に示すように、溶接機10のうち、枠形構造体15の内側空間R1に配置されている。同図に示すように、ナット供給装置20は、全体として横長な構造をなし、枠形構造体15の内側空間R1を水平に横切るように配置されている。
図6にはナット供給装置20の全体が示されている。同図に示すように、ナット供給装置20は、複数の溶接ナット90を収容したナットホルダ30と、ナットホルダ30を枠形構造体15の内側空間R1から両電極11,12の間(以下、「溶接空間R2」という)に進退可能に案内する直動ガイドベース40と、ナットホルダ30を直動ガイドベース40に沿って直動させる直動駆動源としてのエアシリンダ55と、直動ガイドベース40の全体を上下方向に傾動可能に支持した固定ベース21とを備える。なお、以下、ナット供給装置20においては、その長手方向(図2の左右方向)を「前後方向」といい、この方向における溶接空間R2側を「前側」、溶接空間R2から離れた側を「後側」という。また、ナット供給装置20を真上から見たときの長手方向と直交する方向(図7の上下方向、図2の紙面と直交する方向)を「左右方向」という。
次に、ナット供給装置20の各部位について説明する。
固定ベース21は、図示しない固定構造により溶接機10の枠形構造体15に固定されている。図10に示すように、固定ベース21は、水平方向に延びた扁平な長板構造部22と、その長板構造部22の溶接空間R2から離れた後端部から斜め上方に向かって延設された延長アーム部23とを備え、さらに、その延長アーム部23の上端部に、ヒンジ部24を備えてなる。図6に示すように、ヒンジ部24は、延長アーム部23の上端部から上方に起立してナット供給装置20の左右方向で対向した対向壁24A,24Aを備える。そして、この対向壁24A,24Aの間に直動ガイドベース40の後端部が配置されて軸体24Bにより上下方向に傾動可能に軸支されている。
直動ガイドベース40は、全体として断面矩形の角柱構造をなし、図10に示すように、ヒンジ部24から前方(溶接空間R2)に向かって片持ち梁状に延びている。詳細には、直動ガイドベース40は、ヒンジ部24から固定ベース21(詳細には、長板構造部22)に近づくように斜め下方に延び、途中で屈曲して固定ベース21の長板構造部22と略平行に溶接空間R2に向かって延びている。
図6に示すように、直動ガイドベース40のうち、前後方向における中央部からは側方に向かって板状の固定金具41が突出しており、ここに、エアシリンダ55が取り付けられている。エアシリンダ55は、円柱構造をなして前後方向に延びており、その前端部を固定金具41の後面に突き当てて片持ち状態で保持されている。そして、図7に示すように、直動ガイドベース40とエアシリンダ55とがナット供給装置20の左右方向で並んで互いに略平行となっている。エアシリンダ55は、圧縮エアーを受けてナット供給装置20の前後方向に直動するロッド55Rを備え、そのロッド55Rの先端に、後述するスライド盤50が連結されている。
直動ガイドベース40のうち、固定金具41よりも前側部分にはレール42が備えられている。レール42は、直動ガイドベース40の一側面(詳細には、エアシリンダ55が配置された側の側面)に設けられて前後方向に延びており、前記ロッド55Rに連結されたスライド盤50がスライド可能に係合している。スライド盤50は、直動ガイドベース40の一側面に重なるように設けられ、レール42との対向面に、例えば、溝形のスライダ(図示せず)が備えられている。そして、このスライダとレール42とが凹凸係合することで、スライド盤50がレール42、即ち、直動ガイドベース40に沿って前後方向にスライド可能となっている。ここで、スライド盤50からは側方に向かって板状の連結金具51が突出しており、この連結金具51がロッド55Rの先端部に設けられた上下対向壁56,56の間に配置されて図示しないボルトで固定されている。そして、このスライド盤50の上端部に、ナットホルダ30が固定されている。
図10に示すように、ナットホルダ30は直動ガイドベース40の上方に配置されて直動ガイドベース40と平行に前後方向に延びている。また、図6に示すように、ナットホルダ30は、前後の両端部と上部とを開放した扁平な溝形構造をなしており、内部に複数の溶接ナット90が1列に並べて収容可能となっている。ここで、ナットホルダ30に収容された溶接ナット90は、全て、その座面(突起90Tが設けられた面)が上を向いている。
ナットホルダ30のうち、溶接空間R2から離れた後端開口は、ナット補充口31となっており、ここに図示しないナットフィーダに繋がったナット補充チューブが接続されている。溶接ナット90は、このナット補充チューブを通って圧縮空気と共にナットホルダ30の後端から補充される。
一方、ナットホルダ30の溶接空間R2に近い前端開口は、溶接ナット90を排出するためのナット排出口32となっている。ナットホルダ30に収容された溶接ナット90は、このナット排出口32から1つずつ順次に排出されて可動電極12に供給される。ナットホルダ30のうち、ナット排出口32側の底部には、下方に開放した下面開口33が貫通形成されている。下面開口33はナット排出口32と連通して後側に延びた長孔形状をなしている。詳細には、下面開口33の長手方向の寸法は、図8に示すように溶接ナット90約3つ分であり、短手方向の寸法は、可動電極12に備えたガイドピン12Pが挿通可能な大きさとなっている。
ナットホルダ30の上部開口34は、常には蓋体(図示せず)によって覆われており、ナット補充チューブから送られた圧縮空気は、ナット補充口31からナット排出口32に抜けるようになっている。これによりナットホルダ30内の複数の溶接ナット90は、常に圧縮空気によってナット排出口32側に押されて、移動可能となっている。また、図示しないが、ナット排出口32の縁部には、ナット排出口32の内側に僅かに突出した係止片が設けられている。係止片は、溶接ナット90が圧縮空気に押されてナット排出口32から飛び出すのを防止すると共に、溶接ナット90をナットホルダ30の前端位置に位置決めしている。
そして、前記したように、ナットホルダ30の側面にスライド盤50の上端部が固定され、これにより、ナットホルダ30がエアシリンダ55を直動駆動源として、直動ガイドベース40に沿って前後方向に直動可能となっている。
図6に示すように、ナットホルダ30のうち、スライド盤50よりも前側の側面にはL字形金具36が固定されている。L字形金具36は、その一辺をナットホルダ30の側面に螺旋止めすると共に、他辺がナットホルダ30の下方に垂下している。そして、L字形金具36の下端部に、ナットストッパ35が軸支されている。
図11に示すように、ナットストッパ35は、ナットホルダ30と直動ガイドベース40との間に配置されており、ナットホルダ30と共に直動しかつ上下方向に往復動するように構成されている。
詳細には、図8に示すように、ナットストッパ35の後端部には軸体35Jが貫通しており、その軸体35Jの一端部が前記L字形金具36に固定されている。ナットストッパ35の先端部には、例えば、線材を直角曲げしてなるフック35Fが備えられている。さらに、ナットストッパ35の後端寄り位置にはローラー35Rが備えられている。ローラー35Rはナットストッパ35に対して片持ち状態で軸支され、ナットストッパ35の下方、即ち、直動ガイドベース40の上面側に突出している。
図10に示すように、直動ガイドベース40の上面には、横長ブロック状のストッパガイド部43が敷設されている。ストッパガイド部43の上面には、段差面43Cから前側に向かうに従って緩やかに上った傾斜面43Aと、傾斜面43Aからストッパガイド部43の前端部に向かって略水平に延びた略水平面43Bとから構成される。
そして、ナットホルダ30が直動ガイドベース40に沿って直動し、これに伴いナットストッパ35が直動ガイドベース40に沿って直動すると、ナットストッパ35に備えたローラー35Rがストッパガイド部43の上面を転がり、ローラー35Rの位置に応じて、ナットストッパ35が軸体35Jを中心として上下方向に傾動する。このとき、ナットストッパ35の前端部に備えたフック35Fが上下動して、ナットホルダ30の下面開口33を通ってナットホルダ30の内部に出没動作する。なお、本実施形態では、下面開口33と本発明に係る「ストッパ挿通孔」とが一体化して1つの開口となっている。
さて、図6に示すように、ナットホルダ30と一体に固定されたスライド盤50の前端部には、倣い突部52が設けられている。倣い突部52は、ナットホルダ30の下方、詳細には、固定ベース21の長板構造部22に向かって垂下しており、その先端部には、ローラー52R(本発明の「ガイド当接部」に相当する)が片持ち状態に軸支されている。
長板構造部22の上面は、図6に示すように略水平な平坦路22Aとなっている。また、長板構造部22のうち、溶接領域R2に近い前端部には、ガイド機構部65が設けられている。ガイド機構部65は、長板構造部22の前端部の一側面に上部が突出するように敷設された固定台板62と、その固定台板62の突出部分に重ねて軸支された可動台板61とからなる。
可動台板62は、前後方向に長い平板形状をなし、その前端部を貫通して固定台板61に固定された軸体63により、長板構造部22(平坦路22A)上で上下方向に回動可能となっている。なお、可動台板61は、常にはその自重もしくは図示しないバネの付勢力により長板構造部22の上面(平坦路22A)に載っている(図6及び図11を参照)。そして、この可動台板61に、本発明のガイド板60が一体に形成されている。
ガイド板60は、可動台板61の一側面から張り出しており、図6に示すように、平坦路22Aを上方から覆っている。ガイド板60は、平坦路22Aと連絡可能で溶接領域R2に近づくに従って上るように傾斜した傾斜部60Aと、その傾斜部60Aに連続して略水平な水平部60Bとから構成されている。このガイド板60は、可動台板61の軸体63から離れた後側部分に配置され、ガイド板60と軸体63との間には連絡空間64が設けられている。この連絡空間64は、倣い突部52が突入可能な大きさとなっている。
ナット供給装置20の構成については以上であり、以下、ナット供給装置20の動作について説明する。
初期状態において、ナット供給装置20は、図11に示すようにロッド55Rがエアシリンダ55内に没入してその直動ストロークの後端位置になっており、スライド盤50が直動ガイドベース40に備えたレール42の後端位置に配置されている。即ち、スライド盤50に固定されたナットホルダ30及び、L字形金具36を介してナットホルダ30と連結したナットストッパ35が、それぞれ直動ストロークの後端位置に配置されている。
さらに、直動ガイドベース40は、スライド盤50から突出した倣い突部52が長板構造部22の平坦路22Aに突き当たることで長板構造部22と平行な水平姿勢になっており、ナットホルダ30も固定ベース21の長板構造部22と平行な水平姿勢となっている(図11を参照)。また、ナットストッパ35は、先端部に向かうに従って下るように傾いて、図8に示すように、フック35Fがナットホルダ30の下面開口33から抜けている。
ナット供給装置20を起動すると、エアシリンダ55のロッド55Rが前側に伸びる。すると、スライド盤50がレール42に係合しながら前側へスライド移動し、ナットホルダ30及びナットストッパ35が、直動ガイドベース40に沿って前側、即ち、溶接空間R2に向けて移動する。この間、スライド盤50から垂下した倣い突部52のローラー52Rは、固定ベース21の平坦路22A上を転がるので、直動ガイドベース40は水平姿勢を保持し、ナットホルダ30も水平姿勢を保持したまま溶接空間R2に向かって前進する。
これに対し、ナットストッパ35に備えたローラー35Rはストッパガイド部43の上面を前側に向かって転がる過程で傾斜面43Aに乗り上がって略水平面43Bに移動する。すると、ナットストッパ35の先端部が軸体35Jを中心にして上方へ傾動し、先端部に備えたフック35Fが、ナットホルダ30の下面開口33からナットホルダ30内に突入する。そして、図9に示すように、フック35Fがナットホルダ30に収容された2番目の溶接ナット90bのねじ孔91に突入する。これにより、2番目以降の溶接ナット90の前側(ナット排出口32側)への移動が規制される。
図12に示すように、ロッド55Rがさらに前側に伸びてスライド盤50がレール42の前端部に近づくと、倣い突部52のローラー52Rが、固定ベース21に備えたガイド板60に乗り上がって傾斜部60Aを上る。すると、直動ガイドベース40の全体がヒンジ24を中心として上方に傾動する。即ち、直動ガイドベース40が、前端部に向かうに従って斜め上方に向かうように傾斜し、直動ガイドベース40に沿って直動するナットホルダ30が斜め上方に向けて移動する。このとき、ナットストッパ35のローラー35Rは略水平面43B上を転がるのでフック35Fは、2番目の溶接ナット90bのねじ孔91に突入したままである。
ここで、ナットホルダ30内には、ナット補充口31からナット排出口32に向かって常に圧縮空気が供給されているので、ナットホルダ30の傾きや、ナットホルダ30の直動時に溶接ナット90にかかる慣性力より、ナットホルダ30内の溶接ナット90がナットホルダ30の後側に移動することが防止されている。
倣い突部52のローラー52Rが、ガイド板60の傾斜部60Aから水平部60Bに移動した時点で、ナットホルダ30の先端部は可動電極12のガイドピン12Pよりも上側位置となる。そして、ローラー52Rが水平部60Bを転がる途中でナットホルダ30の先端部が、溶接空間R2に進入する。このとき、ナットホルダ30に収容された先頭の溶接ナット90aのねじ孔91が、ガイドピン12Pのほぼ真上位置となる。
倣い突部52のローラー52Rがガイド板60を通り過ぎると、図13に示すように、倣い突部52がガイド板60の前方に形成された連絡空間64に突入してローラー52Rが平坦路22A上に移動する。即ち、直動ガイドベース40が自重もしくは図示しないバネの付勢力によりヒンジ24を中心にして下方に傾動して、ナットホルダ30の先端部が溶接空間R2内でほぼ垂直に降下する。すると、可動電極12に備えたガイドピン12Pが、ナットホルダ30の下面開口33からナットホルダ30内に突入し、ナットホルダ30に収容された先頭の溶接ナット90aのねじ孔91に突入する。なお、この時点で、ロッド55Rはその直動ストロークの前端位置となる。
ナットホルダ30に収容された先頭の溶接ナット90aが可動電極12に係止されると、ロッド55Rの直動方向が逆転する。即ち、ロッド55Rが、エアシリンダ55内に没入して、直動ストロークの後端位置に向かって後退する。
ロッド55Rが後退すると、スライド盤50がレール42上を後側へ移動する。これに伴い、スライド盤50に備えた倣い突部52のローラー52Rが平坦路22A上を後側へ転がると共に、ナットホルダ30が溶接空間R2から後退する。すると、ガイドピン12Pが突入した先頭の溶接ナット90aがナットホルダ30のナット排出口32から引き抜かれて可動電極12上に載置される。ここで、溶接ナット90aがナット排出口32から引き抜かれるときには、ナット排出口32の縁部に備えた係止片が溶接ナット90aに押されて外側に開くように回動し、ナットホルダ30からの溶接ナット90aの抜き取りを許容するようになっている。また、この時点でも、2番目の溶接ナット90bにはナットストッパ35のフック35Fが突入しているので、先頭の溶接ナット90aを引き抜くときに2番目以降の後続の複数の溶接ナット90がナット排出口32側に移動して飛び出すことが防止される。
図14に示すように、倣い突部52に備えたローラー52Rは、平坦路22A上を後側へ移動する途中でガイド板60の下面に摺接してガイド板60を下から押し上げる。即ち、ガイド板60を備えた可動台板61の全体が軸体63を中心として押し上げられ、ガイド板60がローラー52Rの移動経路から徐々に退避する。そして、ローラー52Rがガイド板60の下方を通り過ぎると、可動台板61は自重もしくは図示しないバネの付勢力により下方に回動して、再び平坦路22A上に載置される。ここで、可動台板61が回動してガイド板60がローラー52Rの移動経路から退避するので、ナットホルダ30の後退動作をスムーズに行える。
倣い突部52に備えたローラー52Rがガイド板60の下方を通り過ぎると、ナットストッパ35に備えたローラー35Rが、ストッパガイド部43の略水平面43Bから傾斜面43Aに移動する。すると、ナットストッパ35の先端部が軸体35Jを中心に下方に傾動し、先端部に備えたフック35Fがナットホルダ30の内部から退避する。即ち、ナットホルダ30に収容された2番目の溶接ナット90bとフック35Fとの係止が解除される。すると、ナットホルダ30のナット補充口31から送られた圧縮空気により、ナットホルダ30に収容された複数の溶接ナット90が押されてナット排出口32側へ移動する。このとき、ナット排出口32に備えた係止片により、前側に移動した溶接ナット90が、ナット排出口32から飛び出すことが防止される。
そして、ロッド55Rがその直動ストロークの後端位置に達したら、ナット供給装置20の1サイクルの動作が終了する。ナット供給装置20は、上記した1サイクルの動作を所定の時間間隔(具体的には、鋼板Wと溶接ナット90の溶接にかかる時間)を空けて自動的に繰り返し、連続的に溶接機10(可動電極12)に溶接ナット90を供給する。
このように、本実施形態によれば、エアシリンダ55によりナットホルダ30が直動ガイドベース40に沿って直動し、溶接電極11,12の間の溶接空間R2に側方から進退する過程で、ナットホルダ30から突出した倣い突部52が、固定ベース21に設けられたガイド板60に倣いながら移動する。すると、直動ガイドベース40が固定ベース21に対して上下に傾動し、これに伴ってナットホルダ30も上下動する。つまり、1つのエアシリンダ55により、ナットホルダ30を溶接空間R2に進退及び上下動させることができるので、従来のナット供給装置のように複数の駆動源によりナットホルダを移動させるものに比較して、部品点数が削減され低コスト化及びコンパクト化が図られる。また、ナットホルダ30を移動させる駆動源はエアシリンダ55の1つだけなので、ナットホルダ30の移動に関する制御を簡素化できる。
また、ナットホルダ30は、溶接空間R2に進入する過程で斜め上方に移動する。即ち、溶接空間R2に向かって前進しつつ上昇する。そして、ナット供給装置20の1サイクルの動作において、ナットホルダ30は、略扇形或いは略三角形の軌跡を描いて移動するので、従来のナット供給装置のように、スクエアモーション型の動作(上昇、水平移動、降下、水平移動の順に四角形の軌跡を描いて移動)するものに比較して、ナットホルダの1サイクルの移動距離が短くなる。これにより、溶接ナット90の供給速度を従来よりも速めることが可能となり生産効率の向上が図られる。
さらに、ナットストッパ35を上下動させるための駆動源を、エアシリンダ55で兼用することができるので、ナットストッパ35を上下動させるための駆動源を別途設けた場合に比較して部品点数が削減され低コスト化が図られる。
しかも、ナットホルダ30は、複数の溶接ナット90を収容することができるので、従来のように、ナットホルダが1サイクルの動作が終了する毎に1つの溶接ナットを受け取り、次の1サイクルの動作に移行する構成に比較して、素早く次の1サイクルの動作に移行することが可能となる。また、従来のような溶接ナットの受け渡し機構を備えたものと比較して構造が簡素化され、溶接ナットの受け渡し部分における詰まりがない。
[他の実施形態]
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)上記実施形態では、ナット排出口32からの溶接ナット90の飛び出し防止手段及び位置決め手段として、係止片を設けていたが、ナット排出口32の縁部に磁石を設けておき、磁力により溶接ナット90を吸引して飛び出し防止及び位置決めを図ってもよい。
(2)上記実施形態では、可動電極12から突出したガイドピン12Pにより、溶接ナット90の位置決め及び離脱防止を行っていたが、例えば、可動電極12の上端面に溶接ナット90を側方から挟んで保持する1対の挟持壁を設けてもよい。このような構成とすれば、ねじ孔が貫通していない溶接ナットでも、可動電極12上に位置決め及び保持が可能となる。
(3)上記実施形態では、鋼板Wと溶接ナット90を、固定電極11と可動電極12とに分けて保持させていたが、可動電極12に鋼板Wと溶接ナット90の両方を保持させてもよい。ここで、溶接ナット90を鋼板Wの下に配置する場合には、溶接ナット90の座面をが上に向くようにし、溶接ナット90を鋼板Wの上に配置する場合には、溶接ナット90の座面が下を向くようにしてナットホルダ30に収容すればよい。
(4)上記実施形態では、溶接ナット90は、所謂、四角溶接ナットであったが、他の形状の溶接ナット(例えば、六角溶接ナット等)でもよい。
(5)上記実施形態では、倣い突部52の先端にローラー52Rを軸支していたが、ローラー52Rを設けずに、倣い突部52の先端が、直接、平坦路22A及びガイド板60に摺接しながら移動するようにしてもよい。また、ナットストッパ35についても同様に、ローラー35Rの代わりに摺接突起を設けておき、その摺接突起の先端部がストッパガイド部43の上面に摺接しながら移動するようにしてもよい。
(6)上記実施形態では、ナットホルダ30の直動駆動源としてエアシリンダ55を用いていたが、他の直動駆動源、例えば、油圧シリンダやソレノイドを用いてもよい。
(7)上記実施形態では、ナットホルダ30が上部が開放した溝形構造であったが、両端開放の筒形構造でもよい。
(8)上記実施形態では、本発明における「下面開口」と「ストッパ挿通孔」とが一体化して1つの開口となっていたが、これらを別々の独立した開口としてもよい。
本発明の一実施形態に係るナット供給装置を備えた溶接機の斜視図 ナット供給装置を備えた溶接機の側面図 溶接電極の側面図 溶接電極の側面図 溶接電極の側面図 ナット供給装置の斜視図 ナット供給装置の平面図 ナットストッパの側面図 ナットストッパの側面図 ナット供給装置の側面図 ナットホルダが後端位置に配置されたときのナット供給装置の側面図 ナットホルダが溶接空間に進入する過程におけるナット供給装置の側面図 ナットホルダが溶接空間内で降下したときのナット供給装置の側面図 ナットホルダが溶接空間から後退する過程におけるナット供給装置の側面図 従来のナット供給装置の側面図
符号の説明
10 溶接機
11,12 溶接電極
12P ガイドピン(ナット位置決め保持部)
20 ナット供給装置
21 固定ベース
22A 平坦路
30 ナットホルダ
31 ナット補充口
32 ナット排出口
33 下面開口
35 ナットストッパ
40 直動ガイドベース
43 ストッパガイド部
52 倣い突部
52R ローラー(ガイド当接部)
55 エアシリンダ(直動駆動源)
60 ガイド板
60A 傾斜部
60B 水平部
90 溶接ナット
R2 溶接空間

Claims (5)

  1. 溶接ナットを保持したナットホルダが、上下1対の溶接電極の間に側方から進入して降下し、下側の前記溶接電極の上端部に備えたナット位置決め保持部に前記溶接ナットを係止してから側方に後退する動作を繰り返すことで、前記溶接ナットを前記溶接電極に順次供給する溶接ナット供給装置において、
    前記ナットホルダを前記両溶接電極の間に進退可能に案内する直動ガイドベースと、
    前記ナットホルダを前記直動ガイドベースに沿って直動させる直動駆動源と、
    その直動方向と交差する方向に前記ナットホルダから突出した倣い突部と、
    前記直動ガイドベースを上下方向に傾動可能に支持した固定ベースと、
    前記固定ベースに設けられ、前記ナットホルダの直動動作に伴って前記倣い突部が倣いながら移動し、前記ナットホルダを進退位置に応じて上下動させる上下動ガイド部とを備えたことを特徴とする溶接ナット供給装置。
  2. 倣い突部の先端には、ガイド当接部が設けられ、
    前記上下動ガイド部には、略水平方向に延びた平坦路と、前記固定ベースに回動可能に軸支されかつ前記平坦路の一部の上方を覆ったガイド板とが備えられ、
    前記ガイド板には、水平部と傾斜部とが前記ナットホルダの直動方向に並べて設けられ、
    前記ナットホルダが前記両溶接電極の間に向かう過程で、前記ガイド当接部が前記平坦路から前記傾斜部に乗り上がって前記水平部に移動し、前記ガイド当接部が前記水平部を移動する間に前記ナットホルダが前記両溶接電極の間に進入し、前記ガイド当接部が前記水平部から前記平坦路に降下することで、前記ナットホルダが前記下側の溶接電極に備えた前記ナット位置決め保持部に前記溶接ナットを係止させ、
    前記ナットホルダが前記両溶接電極の間から後退する過程で、前記ガイド当接部が前記ガイド板を下方から押し上げて通過するように構成したことを特徴とする請求項1に記載の溶接ナット供給装置。
  3. 前記ナットホルダは、その直動方向に延びかつ複数の前記溶接ナットを一列に並べて収容可能な両端開放の溝形構造又は筒形構造をなし、
    前記ナットホルダの前端部には、略水平方向に開放して前記溶接ナットを排出可能なナット排出口と、前記下方に開放して前記溶接ナット排出口に連通し、前記ナットホルダが降下したときに、前記溶接電極の前記ナット位置決め保持部を、前記ナットホルダ内に受け入れて先頭の前記溶接ナットに係止させるための下面開口とが形成されたことを特徴とする請求項1に記載の溶接ナット供給装置。
  4. 前記ナットホルダと共に直動しかつその直動方向と交差する方向に往復動可能に設けられたナットストッパと、
    前記ナットホルダのうち前記先頭から2番目の溶接ナットに対応して形成され、前記ナットストッパを、前記ナットホルダ内に受け入れて前記2番目の溶接ナットに係止させるためのストッパ挿通孔と、
    前記直動ガイドベースに設けられ、前記ナットホルダの直動動作に伴って前記ナットストッパが倣いながら移動し、前記ナットホルダがその直動ストロークのうち前記溶接電極側に位置したときには、前記ナットストッパを前記2番目の溶接ナットに係止させる一方、前記ナットホルダがその直動ストロークのうち前記溶接電極から離れた側に位置したときには、前記ナットストッパを前記2番目の溶接ナットから離脱させるストッパガイド部とを備えたことを特徴とする請求項3に記載の溶接ナット供給装置。
  5. 前記ナットホルダの後端部には、略水平方向に開放して前記溶接ナットを前記ナットホルダ内に補充するためのナット補充口が形成され、
    前記ナット補充口に連絡されて、圧縮空気と共に前記溶接ナットを前記ナットホルダ内に補充することが可能なナット補充チューブを備えたことを特徴とする請求項3又は4に記載の溶接ナット供給装置。


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