JP2015180518A - 部品供給装置及びそれを用いた抵抗溶接機 - Google Patents

部品供給装置及びそれを用いた抵抗溶接機 Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成でコンパクト、軽量化を図りタクトタイムを短縮することができる部品供給装置及びそれを用いた抵抗溶接機を提供する。
【解決手段】部品供給装置30を、部品供給管80から供給されたスタッドボルトSが保持される供給ヘッド40と、供給ヘッド40を、可動電極16の近傍に位置する進出位置と、部品供給管80の近傍に位置する部品受け位置と、の間で進退可能とするエアシリンダ51と、供給ヘッド40を、可動電極16と干渉しない退避位置と、可動電極16に部品を供給可能とする供給位置と、との間で移動可能とするエアシリンダ76と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、抵抗溶接機の電極に部品を供給する部品供給装置及びそれを用いた抵抗溶接機に関する。
フランジ付き軸状部品であるボルトの供給装置として、特許文献1に記載されるものがあった。これによれば、駆動装置で進退する保持部材にボルトを保持して、上記ボルトを電気抵抗溶接機の電極に供給する供給装置であり、供給ロッドが取り付けられる第一エアシリンダと、エアシリンダに結合されたガイド筒と、を有するユニットを、駆動装置と連結される保持部材を電極の進退軸線と平行な方向に進退するように取り付け姿勢が設定され、上記ユニットと結合される第二エアシリンダが配設されていた。そして、供給ロッドを最前進位置に移動させたのち、保持部材、エアシリンダを含む上記ユニット全体を電極の進退軸線と平行な方向に上下移動させ、電気抵抗溶接機の電極に供給させて、再度電極の進退軸線と平行な方向に移動させたのちに、供給ロッドを後退させていた。
特開2003−236672号公報
しかし、特許文献1のボルトの供給装置では、保持部材、エアシリンダを含むユニット全体を移動させる大型な第二エアシリンダが必要となり、動作、構成が複雑になるとともに、重量が増加しタクトタイムが長くなるという問題があった。
本発明は、簡易な構成でコンパクト、軽量化を図りタクトタイムを短縮することができる部品供給装置及びそれを用いた抵抗溶接機を提供するものである。
本発明の請求項1記載の発明では、固定側電極と可動側電極とのいずれか一方で部品が保持され、ワークと部品とを溶接する抵抗溶接機の、部品が保持される電極に部品を供給する部品供給装置であって、部品を供給ヘッドに供給する部品供給管と、部品供給管から供給された部品が保持される供給ヘッドと、供給ヘッドを、部品が保持される電極の近傍に位置する進出位置と、部品供給管の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とする第一駆動手段と、供給ヘッドを、部品が保持される電極と干渉しない退避位置と、部品が保持される電極に部品を供給可能とする供給位置との間で、移動可能とする第二駆動手段と、を備え、供給ヘッドは、進退ロッドを介して第一駆動手段と連結され、進退ロッドに対して回動可能に軸支され、かつ、作動ロッドを介して第二駆動手段と連結され、進出位置にあるとき、第二駆動手段の駆動により、退避位置と、供給位置との間を、回動可能とされている。
これによれば、供給ヘッドを、部品受け位置から進出位置に移動するときに、部品が保持される電極と干渉しない退避位置に位置させ、進出位置にあるときに供給位置に回動させることで、部品が保持される電極に部品が供給される。部品が保持された供給ヘッドのみを回動させる構成とすることで、第二駆動手段を駆動力の小さいものを用いることが可能となる。よって、部品供給装置をコンパクト、軽量化することができ、それにともないタクトタイム短縮を図ることができる。
また、請求項2記載の発明では、供給ヘッドには、部品が保持される凹部が設けられ、凹部には、正圧手段及び負圧手段と接続されて空気を流通可能な空気通路が配設され、供給ヘッドが、部品を部品供給管から供給されて供給位置に移動するまでの間、負圧手段により空気通路から空気を吸引することで部品が保持され、供給ヘッドが、供給位置にあるとき、正圧手段により空気通路から空気を排出することで、部品を、部品が保持される電極に供給する。
これによれば、供給ヘッドが、部品を部品供給管から供給されて供給位置に移動するまでの間、負圧手段により空気通路から空気を吸引することで部品を確実に保持できる。また、供給ヘッドが、供給位置にあるときに、正圧手段により空気通路から空気を排出することより、供給ヘッドに保持された部品を、部品が保持される電極に、確実に供給することが可能となる。
また、請求項3記載の発明では、進退ロッドと、略矩形枠状に形成された枠体部が連結され、枠体部は、進退ロッドと略平行に配置され略同一形状の、作動ロッドが挿通される挿通管及び空気通路と接続される通気管と、挿通管及び通気管の、部品が保持される電極側の端部どうしを連結するとともに進退ロッドと連結される第一連結部材と、挿通管及び通気管の、部品が保持される電極から遠ざかる側の端部どうしを連結するとともに第二駆動手段が配設される第二連結部材と、を有している。
これによれば、枠体部に作動ロッドが配設され、枠体部が第一駆動手段により供給ヘッドと一体化されて移動したあとで、作動ロッドを作動させることになるので、第二駆動手段を第一駆動手段よりストロークの短いものを用いることが可能となり、装置の小型化に寄与する。
請求項4記載の発明では、部品は、頭部と、軸部と、フランジ部と、を有するボルトであり、部品が保持される電極が、上側に配置される可動電極であり、部品供給管は、部品が保持される電極に対して斜め上方に配置され、進退ロッドは、部品が保持される電極の軸線に対して斜め上方に傾斜するように配置され、部品供給管には、ボルトを係止する係止部材が配設され、ボルトは、係止部材により係止され、第三駆動手段を駆動させることにより、係止部材が移動して、ボルトが自重で落下することにより、部品が供給ヘッドに供給され、ボルトは、頭部側から供給ヘッドの凹部に挿入され、可動電極に前記軸部側から挿入され、供給ヘッドが、退避位置にあるときには、進退ロッドに沿うように位置して、供給位置にあるときには、進退ロッドに対して上側に回動した位置に位置する。
上記構成によれば、ボルトを、上側が可動電極となる抵抗溶接機の可動電極に保持させる場合に好適である。
請求項5記載の発明では、進退ロッドが、セレーション軸形状又はスプライン軸形状に形成され、進退ロッドに対応する形状に形成され進退ロッドをガイドするガイド筒が、進退ロッドの外側に嵌められ、ガイド筒と、第一駆動手段が抵抗溶接機に固定されている。
これによれば、セレーション軸形状又はスプライン軸形状の進退ロッドと、ガイド筒により、進退ロッドを軸として回動することを防止して供給ヘッドの供給位置を安定させることができる。
請求項6記載の発明は、固定側電極と可動側の電極とのいずれか一方に部品が保持され、ワークと部品とを溶接する抵抗溶接機であって、請求項2〜5のいずれかに記載の部品供給装置を備え、部品が保持される電極には、部品が挿入される挿入凹部が形成され、挿入凹部と、電極負圧手段と接続され空気を流通可能な負圧通路と、が接続され、供給ヘッドの空気通路から正圧手段から送られる空気が排出されるとともに、部品が保持される電極の負圧通路から電極負圧手段により空気を吸引して、供給ヘッドから、部品が保持される電極に部品が供給される。
これによれば、空気の排出、負圧による吸気を連動させることで、供給ヘッドから部品が保持される電極に部品を確実に供給することができる。
請求項7記載の発明では、負圧通路の挿入凹部の近傍には、負圧通路と連通するように円環状の磁性体が配設され、磁性体は、着磁方向が径方向である。
これによれば、抵抗溶接機の非常停止時に、部品が保持される電極で空気の吸引が止まり、部品が保持される電極から落ちることを防止する。また、着磁方向が径方向であるので、挿入凹部の軸線方向の磁力を制限して、部品が保持される電極から部品を取り外すことを容易にすることができる。
本発明の一実施形態の抵抗溶接機の概略正面図である。 本発明の一実施形態の抵抗溶接機の概略側面図である。 供給ヘッドと可動電極の断面図である。 磁性体の斜視図である。 部品供給装置を右斜め前方からみた図である。 部品供給装置を上方からみた図である。 部品供給装置を左斜め前方からみた図である。 部品供給装置を下方からみた図である。 供給ヘッド及び部品供給管の周辺の部分拡大断面図である。 ガイド筒の部分拡大断面図である。 供給ヘッドが部品受け位置にあるときの動作説明図である。 供給ヘッドが部品受け位置から進出位置にあるときの動作説明図である。 供給ヘッドが進出位置にあるときの動作説明図である。 供給ヘッドの動作説明図である。 供給ヘッドの動作説明図である。 供給ヘッドの動作説明図である。 供給ヘッドの動作説明図である。 スタッドボルトの正面図である。 スタッドボルトをワークに溶接した状態を示す斜視図である。 空気圧回路の説明図である。 本発明の他の実施形態の抵抗溶接機の部品供給装置を右斜め前方からみた図である。 部品供給装置を上方からみた図である。 図22の部分拡大図である。 部品供給装置を下方からみた図である。 進退ロッドの軸線方向上側からみた図である。 進退ロッドの軸線方向下側からみた図である。 部品供給装置を前方上側からみた図である。 供給ヘッドと可動電極の断面図である。
本発明における抵抗溶接機の一実施形態を図面に基づいて説明する。抵抗溶接機10は、概略的には、図18に示すように、頭部S1と、軸部S2と、フランジ部S3と、を有する部品としてのスタッドボルトS(ボルト)を、部品供給装置30が、スタッドボルトSを上側の可動電極16(部品が保持される電極)に供給し、可動電極16がスタッドボルトSを受け取り、保持して、図19に示すように、下側の固定電極18上に配される平板状のワークW上に乗せ、スタッドボルトSとワークWを可動電極16及び固定電極18で挟み、通電することで、スタッドボルトSをワークWに溶接するものである。
抵抗溶接機10は、図1、2に示すように、上方側の可動電極16と下方側の固定電極18とを備えて構成され、可動電極16は、可動側ホーン15に保持され、固定電極18は固定側ホーン17に保持されている。可動側ホーン15は、上支持アーム12に保持されたエアシリンダ14の上下動するシリンダロッド14aに固定されており、エアシリンダ14の作動により、可動側ホーン15に保持された可動電極16が、固定電極18に向かって下降する。本体11は、上部で上支持アーム12を前方に延ばすように配設させ、下部で下支持アーム13を前方に延ばすように配設させて、下支持アーム13に固定側ホーン17が保持されている。
可動電極16の下端部には、スタッドボルトSを保持可能な保持部19が配設されている。保持部19は、図3、16に示すように、下保持部材20と、上保持部材22と、を有している。
下保持部材20は、大径部20aと、大径部20aより小さい径に形成された小径部20bと、を有して、段付き円柱状に形成され、スタッドボルトSの軸部S2が挿入される挿入凹部20cが形成されている。挿入凹部20cは、上下方向に沿った円形の貫通孔で形成されている。挿入凹部20cの内周面には、円筒状の絶縁材21が配設されている。
上保持部材22は、大径部22aと、大径部22aより小さい径に形成された小径部22bと、を有して、段付き円柱状に形成され、小径部22bにおいて可動電極16の内側に嵌め込まれている。
上保持部材22には、図3に示すように、下側の端面から上方に向かって段付き形状に延びた後、左側に屈曲して左側の外周面まで延びる孔として形成された負圧通路23が配設されている。下側に位置する大内径部23aと、大内径部23aより小さい内径に形成された中内径部23bと、中内径部23bより小さい内径に形成された小内径部23cと、小内径部23cから左方向に延びる横孔部23dと、を有している。横孔部23dには、通気配管24が接続されている。
負圧通路23の中内径部23b(挿入凹部の近傍)には、下から順に円環状の、磁性体27、樹脂材26が配設されている。磁性体27は、図4に示すように、円弧状の径方向の内側と外側において磁極が異なる磁石を接合するとともに、磁性体27の軸線方向において磁極が異なる磁石を接合して形成されている。本実施形態では、磁性体27の内側において、内周側がS極となる半円環状の磁石27aと、内周側がN極となる半円環状の磁石27bと、を配置し、磁性体27の外側において、磁石27aの外側に外周側がN極となる半円環状の磁石27cと、27bの外側に外周側がS極となる半円環状の磁石27dと、を配置している。これにより、図4における矢印の方向(磁性体の径方向)に磁束が向く。つまり、上保持部材22に配置された状態においては、上下方向に働く磁力を弱めている。
下保持部材20の小径部20bと、上保持部材22の負圧通路23の大内径部23aとがねじ結合等されて保持部19が一体形成され、挿入凹部20cと負圧通路23とが接続されるとともに、下保持部材20の小径部20bの上端面と、磁性体27の下端面とが当接して、負圧通路23の中内径部23bに配置された樹脂材26、磁性体27が固定されている。
可動電極16側の空気圧回路は、図20に示すように、正圧手段90から可動電極16、供給ヘッド40に向かうように設けられた集中通路91と、負圧状態にするときに用いられる吸引通路92と、正圧状態にするときに用いられる排出通路96と、正負圧状態の両方で用いられる共用通路98と、を有している。
吸引通路92には、吸引通路92の開閉を行なう吸着用バルブ93と、真空エジェクター等で構成された電極負圧手段94と、設定圧以上の空気圧を検知することによって、スタッドボルトSの有無を検知する圧力スイッチ95と、が配設されている。排出通路96には、排出通路96の開閉を行なう排出用バルブ97が配設されている。共用通路98には、正圧状態にするときに排出する空気の流量を調整する流量調整器99が配設され、共用通路98は、負圧通路23と接続されている。
部品供給装置30は、供給ヘッド40と、第一駆動手段50と、進退ロッド53と、枠体部70と、第二駆動手段75と、作動ロッド78と、部品供給管80と、を有している。
供給ヘッド40は、図5〜10等に示すように、保持体41と、保持体41より平面視における幅を小さく形成されて方向に突出する軸支片42と、を有している。
保持体41には、スタッドボルトSを保持可能な凹部41aが形成されている。凹部41aは、図3、5、9の状態において、上面から下面に向かうとともにスタッドボルトSの頭部S1と、フランジ部S3に対応した形状の段付き有底孔として形成されている。空気通路41bは、保持体41の外周面と凹部41aの底面とを連通する孔として形成されている。
保持体41には、角柱状のクランク部材44が、図5の紙面における上下方向に沿って配設されている。クランク部材44には、図5の紙面における手前から奥に向かう方向に沿って軸支孔44aが形成されている。
軸支片42には、図3、5の紙面における手前から奥に向かう方向に沿って軸支孔42aが形成されている。
供給ヘッド40側の空気圧回路は、図20に示すように、正圧手段90から可動電極16、供給ヘッド40に向かうように設けられた集中通路91と、負圧状態にするときに用いられる吸引通路102と、正圧状態にするときに用いられる排出通路106と、正負圧状態の両方で用いられる共用通路108と、を有している。
吸引通路102には、吸引通路102の開閉を行なう吸着用バルブ103と、真空エジェクター等で構成された負圧手段104と、設定圧以上の空気圧を検知することによって、スタッドボルトSの有無を検知する圧力スイッチ105と、が配設されている。排出通路106には、排出通路106の開閉を行なう排出用バルブ107が、配設されている。共用通路108には、正圧状態にするときに排出する空気の流量を調整する流量調整器109が配設され、共用通路108は、通気配管45を介して空気通路41bと接続されている。
第一駆動手段50は、エアシリンダ51が用いられ、円筒状のシリンダボディ52と、図示しないピストンを有する駆動ロッドとしての進退ロッド53を有している。進退ロッド53は、長尺状で断面がスプライン軸形状に形成されている。進退ロッド53の外側には、進退ロッド53に対応する形状に形成され進退ロッド53をガイドするガイド筒54が、嵌められている。ガイド筒54の外側には外ケース55が嵌められている。
エアシリンダ51のシリンダボディ52の進退ロッド53の進退方向における両端部には、進退ロッド53の最進出位置を検知するセンサ56と、最後退位置を検知するセンサ57がそれぞれ配設されている。
進退ロッド53は、下端部側に供給ヘッド40を軸支可能とする軸支部材58を有している。軸支部材58は、図8、9に示すように、本部59と、矩形平板状に形成され、上下方向からみて進退ロッド53の進退方向に直交する方向に間隔を設けて、互いに平行となるように配置された一対の軸支板60を有して略コの字状に形成されている。
本部59は、進退ロッド53の後退方向の端面から進退ロッド53の進退方向に沿って有底孔59aが形成されている。
軸支部材58は、軸支板60、60間に供給ヘッド40の軸支片42を、配置可能とされている。軸支板60、60には、図5の状態において、紙面手前から奥に向かう方向に沿って軸支孔60a、60aが形成されている。軸支板60、60の軸支孔60a、60aと、軸支片42の軸支孔42aと、を連通させて軸61を挿通させることにより、軸支片42は、進退ロッド53に配設された軸支部材58に対して回動可能に軸支されている。
ガイド筒54と、エアシリンダ51は、上支持アーム12に固着された支持フレーム31と、支持フレーム31の先端に取り付けられた支持プレート32と、を介して抵抗溶接機10に対して固定されている。
枠体部70は、図5〜8に示すように、進退ロッド53を挟んで進退ロッド53と略平行に配置され略同一形状の、作動ロッド78が挿通される挿通管71と、通気配管45及び共用通路108と接続される通気管72と、挿通管71及び通気管72の、下側の端部(部品が保持される電極側の端部)どうしを連結するとともに進退ロッド53と連結される第一連結部材73と、挿通管71及び通気管72の、上側の端部(部品が保持される電極から遠ざかる側の端部)どうしを連結するとともに第二駆動手段75が配設される第二連結部材74と、を有している。
第一連結部材73は、長尺な四角柱状に形成され、長手方向における端部には、進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔と、長手方向における端面から挿通孔に向かう割り溝と、で構成された締結部73a、73bがそれぞれ形成されている。
長手方向における中央部には、進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔73eが形成されている。
挿通孔73eに進退ロッド53が挿通され、図示しない位置決めボルトで進退ロッド53の進退方向における移動を規制することで、枠体部70と進退ロッド53が連結されている。
第二連結部材74は、図5の紙面における手前側が開口する略U字状に形成され、開口する側の端部に進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔と、開口する側の端面から挿通孔に向かう割り溝と、で構成された締結部74a、74bがそれぞれ形成されている。
締結部73a及び締結部74aに挿通管71を挿通し、締結部73b及び締結部74bに通気管72を相通し、割り溝をボルトで締め付けることで、第一連結部材73と、第二連結部材74とが、挿通管71と通気管72とで連結されて略矩形枠の枠体部70が形成されている。
また、挿通管71は、ガイド筒35にガイドされている。ガイド筒35は、スペーサ34を介して支持プレート32に取り付られている。
第二連結部材74には、延長筒77を介して第二駆動手段75としてのエアシリンダ76が装着され、延長筒77内でエアシリンダ76の図示しない駆動ロッドが、長尺状の作動ロッド78と連結されている。作動ロッド78は、挿通管71を挿通して、供給ヘッド40のクランク部材44と回動可能に連結され、供給ヘッド40を進退ロッド53に対して回動可能としている。エアシリンダ76の進退ロッド53の進退方向における後退側の端部には、作動ロッド78と連結される駆動ロッドの最後退位置を検知するセンサ79が配設されている。
部品供給管80は、図5〜7、9、10等に示すように、円筒状に形成され、上下方向に沿って支持プレート32から延設されたステー33に取り付けられている。部品供給管80には、取付ステー81が取り付けられ、取付ステー81には、第三駆動手段82としてのエアシリンダ83が取り付けられている。エアシリンダ83の駆動ロッド84には、スタッドボルトSを係止する係止部材として係止ピン85が前後方向に沿って移動可能に配設されている。
部品供給管80の係止ピン85が配置される上方には、内周面から外周面に貫通する貫通孔80a、80aが設けられている。取付ステー81には、光電センサ86、86が配設され、貫通孔80a、80aに光電センサ86、86から発射される信号光の光軸を挿通可能とされている。光電センサ86、86間で信号光を送受信可能とされている。
係止ピン85により係止されたスタッドボルトSは、取付ステー81に取り付けられたエアシリンダ83を駆動させることにより、係止ピン85が移動して、自重で落下することにより、スタッドボルトSが供給ヘッド40に供給される。
部品供給管80は、図示しないパーツフィーダに接続される。スタッドボルトSは、頭部S1側から供給ヘッド40の凹部41aに挿入され、可動電極16に軸部S2側から挿入される。供給ヘッド40は、退避位置にあるときには、進退ロッド53に沿うように位置して、供給位置にあるときには、進退ロッド53に対して上側に傾斜するように位置する。
本実施形態では、部品が保持される電極が、上側に配置される可動電極16であり、部品供給管80は、可動電極16(部品が保持される電極)に対して斜め上方に配置され、進退ロッド53は可動電極16の軸線に対して、正面視において右斜め上方に、側面視において後斜め上方に、傾斜するように配置されている。
上記構成の抵抗溶接機10の機能、作用を説明する。
図11、14に示すように、エアシリンダ51の進退ロッド53が後退して、エアシリンダ51の後退方向側の端部に配設されたセンサ57が進退ロッド53を検知すると、エアシリンダ83(第三駆動手段)が駆動して、駆動ロッド84が図7の紙面右方向に移動することにより、係止ピン85が図7の紙面右方向に側に移動して、部品供給管80の通路を開放する。部品供給管80は、上下方向に沿って配置されているので、スタッドボルトSは自重で、供給ヘッド40の凹部41aに落下する。
なお、光電センサ86、86が、スタッドボルトSを検知しなくなると、図示しないパーツフィーダから次のスタッドボルトSが部品供給管80に送給される。
進退ロッド53は、引き込まれて最後端に位置して、供給ヘッド40は、部品供給管80の近傍に位置する部品受け位置にある。
エアシリンダ83が駆動すると、空気通路41bと接続された負圧手段104が空気を吸引して、部品供給管80から落下して凹部41aにあるスタッドボルトSを負圧により保持する。スタッドボルトSが凹部41aに移動すると、圧力スイッチ43がスタッドボルトSを検知する。すると、エアシリンダ76(第二駆動手段)が駆動し、図15に示すように、作動ロッド78が押し出され、供給ヘッド40が、進退ロッド53の進行方向に沿って位置して、可動電極16と干渉しない退避位置に回動する。
供給ヘッド40が退避位置に回動すると、図12に示すように、エアシリンダ51(第一駆動手段)が駆動して進退ロッド53を押し出す。図16に示す状態まで、進退ロッド53が進出して、エアシリンダ51の進出方向側の端部に配設されたセンサ56が進退ロッド53を検知すると、図13、17に示すように、エアシリンダ76が駆動し、作動ロッド78が引き込まれ供給ヘッド40が、回動して、退避位置から、可動電極16にスタッドボルトSを供給可能とする供給位置に移動する。供給ヘッド40が供給位置に移動すると、電極負圧手段94が作動し、可動電極16(部品が保持される電極)の負圧通路23から空気を吸引する。このとき、供給ヘッド40から、空気通路41bに接続された排出用バルブ97が開き、正圧手段90により正圧状態となり、空気通路41bから空気を配出する。供給ヘッド40側の空気の排出と、可動電極16側の空気の吸引を連動させて、供給ヘッド40から、可動電極16にスタッドボルトSが供給される。
可動電極16の挿入凹部20cにスタッドボルトSが保持され、圧力スイッチ95がスタッドボルトSを検知すると、エアシリンダ76が駆動して作動ロッド78を引きこみ、図16に参照するように、供給ヘッド40が退避位置に回動する。
供給ヘッド40が退避位置に移動すると、図12に参照するように、エアシリンダ51が駆動して進退ロッド53を引き込む、供給ヘッド40が部品受け位置に移動する間に、供給ヘッド40は、エアシリンダ76の駆動により、図11、14に参照するように、供給位置に回動する。進退ロッド53が後退端まで引き込まれ、1サイクルが完了する。
なお、磁性体27は、磁性体27の内側において、内周側がS極となる半円環状の磁石27aと、内周側がN極となる半円環状の磁石27bと、を配置し、磁性体27の外側において、磁石27aの外側に外周側がN極となる半円環状の磁石27cと、27bの外側に外周側がS極となる半円環状の磁石27dと、を配置している。
これにより、図4における矢印の方向(磁性体の径方向)が着磁方向となる。つまり、上保持部材22に配置された状態においては、上下方向の磁力を弱めている。抵抗溶接機10の非常停止時に、可動電極16で空気の吸引が止まり、可動電極16からスタッドボルトSが落ちることを防止するとともに、スタッドボルトSを吸引する磁力が強すぎて可動電極16からスタッドボルトSを取り外せなくなることを防止する。
上記構成の部品供給装置30では、可動電極16でスタッドボルトSが保持され、ワークWとスタッドボルトSとを溶接する抵抗溶接機10の、可動電極16(部品が保持される電極)にスタッドボルトSを供給する部品供給装置であって、スタッドボルトSを供給ヘッド40に供給する部品供給管80と、部品供給管80から供給されたスタッドボルトSが保持される供給ヘッド40と、供給ヘッド40を、可動電極16の近傍に位置する進出位置と、部品供給管80の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とするエアシリンダ51(第一駆動手段)と、供給ヘッド40を、可動電極16と干渉しない退避位置と、可動電極16に部品を供給可能とする供給位置との間で、移動可能とするエアシリンダ76(第二駆動手段)と、を備え、供給ヘッド40は、進退ロッド53を介してエアシリンダ51と連結され、進退ロッド53に対して回動可能に軸支され、かつ、作動ロッド78を介してエアシリンダ76と連結され、進出位置にあるとき、エアシリンダ76の駆動により、退避位置と、供給位置との間を、回動可能とされている。
上記構成により、供給ヘッド40を、部品受け位置から進出位置に移動するときに、可動電極16と干渉しない退避位置に位置させ、進出位置にあるときに供給位置に回動させることで、可動電極16にスタッドボルトSが供給される。スタッドボルトSが保持された供給ヘッド40のみを回動させる構成とすることで、エアシリンダ76(第二駆動手段)を駆動力の小さいものを用いることが可能となる。よって、部品供給装置30をコンパクト、軽量化することができ、それにともないタクトタイム短縮を図ることができる。
また、供給ヘッド40には、スタッドボルトSが保持される凹部41aが設けられ、凹部41aには、正圧手段90及び負圧手段104と接続されて空気を流通可能な空気通路41bが配設され、供給ヘッド40が、スタッドボルトSを部品供給管80から供給されて供給位置に移動するまでの間、負圧手段104により空気通路41bから空気を吸引することでスタッドボルトSが保持され、供給ヘッド40が、供給位置にあるとき、正圧手段90により空気通路41bから空気を排出することで、スタッドボルトSを、可動電極16に供給する。
これによれば、供給ヘッド40が、スタッドボルトSを部品供給管80から供給されて供給位置に移動するまでの間、負圧手段104により空気通路41bから空気を吸引することでスタッドボルトSを確実に保持できる。また、供給ヘッド40が、供給位置にあるときに、正圧手段90により空気通路41bから空気を排出することより、供給ヘッド40に保持されたスタッドボルトSを、可動電極16に、確実に供給することが可能となる。
また、進退ロッド53と、略矩形枠状に形成された枠体部70が連結され、枠体部70は、進退ロッド53を挟んで進退ロッド53と略平行に配置され略同一形状の、作動ロッド78が挿通される挿通管71及び空気通路41bと接続される通気管72と、挿通管71及び通気管72の、可動電極16側の端部どうしを連結するとともに進退ロッド53と連結される第一連結部材73と、挿通管71及び通気管72の、可動電極16から遠ざかる側の端部どうしを連結するとともにエアシリンダ76が配設される第二連結部材74と、を有している。
上記構成により、枠体部70に作動ロッド78が配設され、枠体部70がエアシリンダ51により供給ヘッド40と一体化されて移動したあとで、作動ロッド78を作動させることになるので、エアシリンダ76をエアシリンダ51よりストロークの短いものを用いることが可能となり、装置の小型化に寄与する。
また、部品は、頭部S1と、軸部S2と、フランジ部S3と、を有するスタッドボルトSであり、部品が保持される電極が、上側に配置される可動電極16であり、部品供給管80は、可動電極16に対して斜め上方に配置され、進退ロッド53は、可動電極16の軸線に対して斜め上方に傾斜するように配置され、部品供給管80には、スタッドボルトSを係止する係止部材としての係止ピン85が配設され、スタッドボルトSは、係止ピン85により係止され、エアシリンダ83(第三駆動手段)を駆動させることにより、係止ピン85が移動して、スタッドボルトSが自重で落下することにより、スタッドボルトSが供給ヘッド40に供給され、スタッドボルトSは、頭部S1側から供給ヘッド40の凹部41aに挿入され、可動電極16に軸部S2側から挿入され、供給ヘッド40が、退避位置にあるときには、進退ロッド53に沿うように位置して、供給位置にあるときには、進退ロッド53に対して上側に回動した位置に位置する。
上記構成によれば、スタッドボルトSを、上側が可動電極16となる抵抗溶接機10の可動電極16に保持させる場合に好適である。
また、進退ロッド53が、スプライン軸形状に形成され、進退ロッド53に対応する形状に形成され進退ロッド53をガイドするガイド筒54が、進退ロッド53の外側に嵌められ、ガイド筒54と、エアシリンダ51が抵抗溶接機10に固定されている。
これによれば、スプライン軸形状の進退ロッド53と、ガイド筒54により、進退ロッド53を軸として回動することを防止して供給ヘッド40の供給位置を安定させることができる。
また、可動電極16にスタッドボルトSが保持され、ワークWとスタッドボルトSとを溶接する抵抗溶接機であって、部品供給装置30を備え、可動電極16には、スタッドボルトSが挿入される挿入凹部20cが形成され、挿入凹部20cと、電極負圧手段94と接続され空気を流通可能な負圧通路23と、が接続され、供給ヘッド40の空気通路41bから正圧手段90から送られる空気が排出されるとともに、可動電極16の負圧通路23から空気を吸引して、供給ヘッド40から、可動電極16にスタッドボルトSが供給される。
これによれば、空気の排出、負圧による吸気を連動させることで、供給ヘッド40から可動電極16に部品を確実に供給することができる
また、負圧通路23の挿入凹部20cの近傍には、負圧通路23と連通するように円環状の磁性体27が配設され、磁性体27は、着磁方向が径方向である。
これによれば、抵抗溶接機10の非常停止時に、可動電極16で空気の吸引が止まり、可動電極16からスタッドボルトSが落ちることを防止する。また、着磁方向が径方向であるので、挿入凹部20cの軸線方向の磁力を制限して、可動電極16からスタッドボルトSを取り外すことを容易にすることができる。
本発明の他の実施形態を説明する。以下の説明において、上記の実施形態と同じ構成については、同一符号を付し全部又は一部の説明を省略する。
抵抗溶接機10Aは、可動電極16の下端部に、スタッドボルトSを保持可能な保持部110が配設されている。保持部110は、図28に示すように、下保持部材111と、上保持部材117と、を有している。
下保持部材111は、電極チップ112と、キャップホルダ113と、アダプタ114と、を有している。
電極チップ112は、円筒状に形成され、上下方向に貫通する貫通孔を有し、当該貫通孔は、電極チップ112の上面から下面に向かう大内径部112aと、大内径部112aより小径に形成された小内径部112bと、を有している。
キャップホルダ113は、小径部113aと、小径部113aより大径に形成された大径部113bと、小径部113aと大径部113bとの境界部分において径方向外側に突出するフランジ部113cと、を有している。キャップホルダ113は、上下方向にそって円形に貫通する段付き貫通孔113dを有している。
アダプタ114は、大径部114aと、大径部114aより小さい径に形成された小径部114bと、を有して、段付き円柱状に形成され、小内径部114cと、小内径部114cより大径に形成された大内径部114dとを有する上下方向に沿った円形の貫通孔を有している。
キャップホルダ113の段付き貫通孔113dの下側には、貫通孔115aを有しつば付き円筒状に形成された絶縁材115が上側から嵌め込まれている。
樹脂材116は、合成樹脂で貫通孔を有した円筒状に形成され、貫通孔は、下側に位置する大内径部116aと、大内径部116aより小さい内径に形成された小内径部116bと、で構成されている。
樹脂材116の大内径部116aに磁性体27が嵌め込まれ、さらに、絶縁材115の上端面と、樹脂材116とで、磁性体27を挟み込むことで、磁性体27が固定されている。
上保持部材117は、図28に示すように、大径部117aと、大径部117aより小さい径に形成された小径部117bと、を有して、段付き円柱状に形成され、小径部117bにおいて可動電極16に嵌め込まれている。
上保持部材117は、大径部117aの下面から上側に向かう有底孔117cと、有底孔117cの上側の端面から上方に向かって延びる縦孔部117dと、縦孔部117dから横方向に延びる横孔部117eと、を有している。横孔部117eには、通気配管24が接続されている。
アダプタ114の小径部114bと、上保持部材117の有底孔117cの内周面とがねじ結合等され、アダプタ114の大内径部114dと、キャップホルダ113の小径部113aとがねじ結合等され、キャップホルダ113の大径部113bと、電極チップ112の大内径部112aとがねじ結合等されて保持部110が一体形成されている。
アダプタ114の小内径部114cと、上保持部材117の縦孔部117d及び横孔部117eと、で負圧通路23が形成される。
電極チップ112の小内径部112bと、絶縁材115の貫通孔115a、磁性体27の貫通孔、樹脂材116の小内径部116bとが連通することで、挿入凹部118が形成される。よって、挿入凹部118近傍に磁性体27が配設されていることになる。
部品供給装置30Aは、図21〜27に示すように、供給ヘッド40と、第一駆動手段50と、進退ロッド53と、枠体部70Aと、第二駆動手段75と、作動ロッド78と、部品供給管80と、を有している。
供給ヘッド40は、本実施形態では、空気通路41bは、図21、28等に示すように、凹部41aから進退ロッド53側に配設されている。クランク部材44には、短手方向に貫通する図示しない貫通孔に螺合されるとともに短手方向に沿って移動可能な調整ねじ46が取り付けられている。調整ねじ46は、後述する当接部62と当接可能とされている。
また、軸支板60の本部59側には、調整ねじ46が当接可能な直方体状の当接部62が、軸支板60、60間を架け渡すように配設されている。調整ねじ46と当接部62が当接することで、供給ヘッド40の回動角度を調整するものである。
枠体部70Aは、図21〜27に示すように、進退ロッド53を挟んで進退ロッド53と略平行に配置され略同一形状の、作動ロッド78が挿通される挿通管71と、通気配管45及び共用通路108と接続される通気管72と、挿通管71及び通気管72の、下側の端部(部品が保持される電極側の端部)どうしを連結するとともに進退ロッド53と連結される第一連結部材173と、挿通管71及び通気管72の、上側の端部(部品が保持される電極から遠ざかる側の端部)どうしを連結するとともに第二駆動手段75が配設される第二連結部材174と、を有している。なお、図23では、説明をしやすくするため、部品供給管80、ステー33等の部材等を省略している。
第一連結部材173は、図26の紙面における上側が開口する略U字状に形成され、開口する側の端部に進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔と、開口する側の端面から挿通孔に向かう割り溝と、で構成された締結部173a、173bがそれぞれ形成されている。
第一連結部材173の開口する側と反対側の長手方向における中央部には、進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔173cが形成されている。
挿通孔173cに進退ロッド53が挿通され、図示しない位置決めボルトにより枠体部70Aと進退ロッド53が連結されている。
第二連結部材174は、長尺な四角柱状に形成され、長手方向における端部には、進退ロッド53の進退方向に沿って貫通する挿通孔と、長手方向における端面から挿通孔に向かう割り溝と、で構成された締結部174a、174bがそれぞれ形成されている。
第二連結部材174の長手方向の中央部には、エアシリンダ51の軸線方向に沿ってアブソーバ175が配設されている。
挿通管71及び通気管72の支持プレート32の第二連結部材174側には、弾性を有する部材で形成された緩衝材181が嵌め込まれている。支持プレート32と緩衝材181との間にはスペーサ184が配設されている。緩衝材181は、第二連結部材174を受け止めて衝撃を吸収する。
締結部173a及び締結部174aに挿通管71を挿通し、締結部173b及び締結部174bに通気管72を挿通し、割り溝をボルトで締め付けることで、第一連結部材173、第二連結部材174が、挿通管71と通気管72とで連結されて略矩形枠の枠体部70Aが形成されている。
外ケース55は、支持プレート32の下面側に取り付けられている。また、挿通管71は、ガイド筒183にガイドされている。ガイド筒183は、進退ロッド53の軸線方向からみてL字状に形成された支持プレート32の外ケース55が取り付けられた側とは反対側に取り付けられている。
部品供給管80は、ステー33を介して支持プレート32に取り付けられ、取付ステー81を介して、エアシリンダ83の駆動ロッド84が、上下方向からみて進退ロッド53の軸線方向に沿って移動可能に取り付けられている。
部品供給装置30では、エアシリンダ51、挿通管71、通気管72が、エアシリンダ51の軸線に直交する方向で、略一直線上に並ぶように配置されていたが、エアシリンダ51、挿通管71、通気管72が、エアシリンダ51の軸線方向からみて三角形状となるように配置されるので、挿通管71と通気管72との間隔を狭くしてコンパクトな形状とし、かつ、動作時のガタつきを低減して、タクトスピードを向上させることができる部品供給装置とすることができる。
また、抵抗溶接機10Aの下保持部材111を、キャップホルダ113及び絶縁材115と電極チップ112とを別体として構成することで、交換頻度の高い電極チップ112のみを交換することができ、メンテナンスをしやすくすることができる。
抵抗溶接機10Aの機能、作用は、保持部110、枠体部70Aの構成及び部品供給管80の取付角度が異なるが、図11〜17に参照する抵抗溶接機10の機能、作用と同様なので説明は省略する。
本発明の部品供給装置及び抵抗溶接機は上記構成に限定されるものではない。即ち、本発明の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。
また、第一駆動手段50、第二駆動手段75、第三駆動手段82は、エアシリンダ51、76、83をそれぞれ用いているが、進退ロッド53、作動ロッド78、駆動ロッド84を駆動させることができるのであれば、他の既存の駆動手段を用いることができる。
また、供給ヘッド40から供給される部品は、スタッドボルトSであるが、ナットを供給することも可能である。この場合、供給ヘッド40の凹部41aにピン部を設けてナットの孔部分に挿通させ、部品が保持される電極側にも、ピン部を設けてナットの孔部分を挿通させて構成することができる。
さらに、供給ヘッド40から供給される部品は、たとえば、頭部が三か所軸線方向に突出する、いわゆる、三点突起タイプといわれるスタッドボルトや、スタッドボルトSの軸部S2にねじが形成されていないピンタイプのものを、適用することが可能である。
また、上部電極を固定側と、下部電極を可動側とすることも可能である。この場合、部品供給管80を、下部電極の斜め下側に配置し、進退ロッド53を下部電極から部品供給管80に向かうように斜め下に向けて配置して、供給ヘッド40の凹部41aを下側に向けて配置する構成とする。
また、進退ロッド53の断面をセレーション軸形状とし、ガイド筒54を進退ロッド53に対応した形状とすることもできる。
10 抵抗溶接機
16 可動電極
18 固定電極
19 保持部
20 下保持部材
20c 挿入凹部
22 上保持部材
23 負圧通路
27 磁性体
30 部品供給装置
40 供給ヘッド
41 保持体
41a 凹部
41b 空気通路
50 第一駆動手段
51 エアシリンダ
53 進退ロッド
54 ガイド筒
70 枠体部
71 挿通管
72 通気管
73 第一連結部材
74 第二連結部材
75 第二駆動手段
76 エアシリンダ
78 作動ロッド
80 部品供給管
82 第三駆動手段
83 エアシリンダ
84 駆動ロッド
85 係止ピン
90 正圧手段
94 電極負圧手段
104 負圧手段
S スタッドボルト
S1 頭部
S2 軸部
S3 フランジ部
W ワーク
10A 抵抗溶接機
70A 枠体部
110 保持部
111 下保持部材
118 挿入凹部
173 第一連結部材
174 第二連結部材

Claims (7)

  1. 固定側電極と可動側電極とのいずれか一方で部品が保持され、ワークと前記部品とを溶接する抵抗溶接機の、前記部品が保持される電極に前記部品を供給する部品供給装置であって、
    前記部品を供給ヘッドに供給する部品供給管と、
    前記部品供給管から供給された前記部品が保持される前記供給ヘッドと、
    前記供給ヘッドを、前記部品が保持される電極の近傍に位置する進出位置と、前記部品供給管の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とする第一駆動手段と、
    前記供給ヘッドを、前記部品が保持される電極と干渉しない退避位置と、前記部品が保持される電極に前記部品を供給可能とする供給位置との間で、移動可能とする第二駆動手段と、
    を備え、
    前記供給ヘッドは、
    進退ロッドを介して前記第一駆動手段と連結され、前記進退ロッドに対して回動可能に軸支され、かつ、作動ロッドを介して前記第二駆動手段と連結され、前記進出位置にあるとき、前記第二駆動手段の駆動により、前記退避位置と、前記供給位置との間を、回動可能とされていることを特徴とする部品供給装置。
  2. 前記供給ヘッドには、前記部品が保持される凹部が設けられ、
    前記凹部には、正圧手段及び負圧手段と接続されて空気を流通可能な空気通路が配設され、
    前記供給ヘッドが、前記部品を前記部品供給管から供給されて前記供給位置に移動するまでの間、前記負圧手段により前記空気通路から前記空気を吸引することで前記部品が保持され、
    前記供給ヘッドが、前記供給位置にあるとき、前記正圧手段により前記空気通路から前記空気を排出することで、前記部品を、前記部品が保持される電極に供給することを特徴とする請求項1記載の部品供給装置。
  3. 前記進退ロッドと、略矩形枠状に形成された枠体部が連結され、
    前記枠体部は、前記進退ロッドと略平行に配置され略同一形状の、前記作動ロッドが挿通される挿通管及び空気通路と接続される通気管と、
    前記挿通管及び通気管の、前記部品が保持される電極側の端部どうしを連結するとともに前記進退ロッドと連結される第一連結部材と、
    前記挿通管及び通気管の、前記部品が保持される電極から遠ざかる側の端部どうしを連結するとともに前記第二駆動手段が配設される第二連結部材と、
    を有していることを特徴とする請求項2記載の部品供給装置。
  4. 前記部品は、頭部と、軸部と、フランジ部と、を有するボルトであり、
    前記部品が保持される電極が、上側に配置される可動電極であり、
    前記部品供給管は、前記部品が保持される電極に対して斜め上方に配置され、
    前記進退ロッドは、前記部品が保持される電極の軸線に対して斜め上方に傾斜するように配置され、
    前記部品供給管には、前記ボルトを係止する係止部材が配設され、
    前記ボルトは、前記係止部材により係止され、第三駆動手段を駆動させることにより、前記係止部材が移動して、前記ボルトが自重で落下することにより、前記部品が前記供給ヘッドに供給され、
    前記ボルトは、前記頭部側から前記供給ヘッドの前記凹部に挿入され、前記可動電極に前記軸部側から挿入され、
    前記供給ヘッドが、退避位置にあるときには、前記進退ロッドに沿うように位置して、供給位置にあるときには、前記進退ロッドに対して上側に回動した位置に位置することを特徴とする請求項2、3又は4記載の部品供給装置。
  5. 前記進退ロッドが、セレーション軸形状又はスプライン軸形状に形成され、前記進退ロッドに対応する形状に形成され前記進退ロッドをガイドするガイド筒が、前記進退ロッドの外側に嵌められ、
    前記ガイド筒と、前記第一駆動手段が前記抵抗溶接機に固定されていることを特徴とする請求項2、3、4又は5記載の部品供給装置。
  6. 固定側電極と可動側の電極とのいずれか一方に部品が保持され、ワークと前記部品とを溶接する抵抗溶接機であって、
    請求項2〜5のいずれかに記載の部品供給装置を備え、
    前記部品が保持される電極には、前記部品が挿入される挿入凹部が形成され、前記挿入凹部と、電極負圧手段と接続され前記空気を流通可能な負圧通路と、が接続され、
    前記供給ヘッドの前記空気通路から前記正圧手段から送られる前記空気が排出されるとともに、前記部品が保持される電極の前記負圧通路から前記電極負圧手段により空気を吸引して、前記供給ヘッドから、前記部品が保持される電極に前記部品が供給されることを特徴とする抵抗溶接機。
  7. 前記負圧通路の前記挿入凹部の近傍には、前記負圧通路と連通するように円環状の磁性体が配設され、
    前記磁性体は、着磁方向が径方向であることを特徴とする請求項6に記載の抵抗溶接機。
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