JP3235110U - 切出装置及びそれを用いた部品供給ユニット - Google Patents

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【課題】送給通路管のランニングコストを低減させることができる切出装置及びそれを用いた部品供給ユニットを提供する。【解決手段】切出装置100は、ボルトBが送給される送給通路管110と、送給通路管のボルトの送り方向前側に配され、ボルトを一つずつ区分けする切出手段140と、切出手段により区分けされたボルトが流通する部品供給管と、を備える。ボルトの送り方向に直交する方向における、送給通路管の内側の断面形状は、ボルトの軸線方向に直交する方向からみた、ボルトを略投影した形状に形成されている。【選択図】図5

Description

本考案は、頭部と、軸部と、を有する部品の切出装置及びそれを用いた部品供給ユニットに関する。
従来の小物部品の供給装置として、特許文献1に記載されるものがあった。これによると、ボルト溶接機にボルトを供給するボルトフィーダのボルトフィーダチャックは、ピストンロッド の先端部に固定されたチャック基部材と、このチャック基部材に下開き状に開閉可能に枢着された左右1対の可動体と、これら可動体のチャック本体部であって分割面にて当接するチャック本体部と、これに形成されたボルト収容孔と、チャック本体部前側の壁部に形成されたV形切欠き部とを有していた。
そして、ボルトを受け取る位置において、ボルト供給通路の終端からボルトをボルト収容孔に収容後、上部電極と下部電極間にボルトをセットする位置に切換え、上部電極をボルト収容孔に挿入して、ボルトを下方へ押動させつつ、1対の可動体を下開き状に開作動させ、V形切欠き部を介して上部電極と干渉することなく、ボルトフィーダチャックを受取り位置へ後退させる構成とされていた。
特開平7−314147号公報
一般的に小物部品の供給装置では、合成樹脂製のホース部材が用いられる。しかし、上記の小物部品の供給装置では、ボルトフィーダから供給されるボルトは、ボルトの軸部を進行方向前側に向けた状態で、ホース部材とパイプ部材を通って、ボルトフィーダチャックに収容される。頭部の直径より短い軸部で構成されるボルトでは、軸部を進行方向前側に向けた状態で送ると、図14に参照するように、頭部の重量が重たいので、送りが安定せず、軸部が揺れて、ホース部材の内面を傷つけ、摩耗するので、ランニングコストが高くなるという問題があった。
本考案は、上記事情に鑑み、送給通路管(ホース部材)のランニングコストを低減させることができる切出装置及びそれを用いた部品供給ユニットを提供することを目的とする。
請求項1記載の考案では、固定側電極と可動側電極とのいずれか一方に、頭部と、前記頭部から延びるとともに前記頭部より小径に形成された軸部と、を有する部品が受け渡され、ワークと前記部品とを溶接する抵抗溶接機の、前記部品が受け渡される電極に前記部品を供給する部品供給ユニットに用いられるものであって、
前記部品が送給される送給通路管と、
前記送給通路管の前記部品の送り方向前側に配され、前記部品を一つずつ区分けする切出手段と、
前記切出手段により区分けされた前記部品が流通する部品供給管と、
を備え、
前記部品の送り方向に直交する方向における、前記送給通路管の内側の断面形状は、前記部品の軸線方向に直交する方向からみた、前記部品を略投影した形状に形成されている。
これによれば、軸部の揺れを抑制して部品の送りを安定させることが可能となるので、送給通路管の内面の摩耗を抑制して、ランニングコストを低減させることができる。
また、前記切出手段は、前記部品の通過、停止を切り換える切換部材と、前記切換部材を駆動する第一駆動装置と、備える。
これによれば、切換部材と、前記切換部材を駆動する第一駆動装置と、いう簡素な構成とすることで、装置の小型化に寄与する。
また、前記切換部材は、前記部品の送り方向に直交する方向に沿って移動可能とされ、前記切換部材の移動方向に沿って配される、前記軸部を挿通した状態で前記頭部を係止可能な頭部係止部と、前記頭部が通過可能な頭部通過部と、を有している。
これによれば、頭部係止部と、頭部通過部の位置を切り換えるという、簡単な制御で、部品の通過、停止を切り換えることができる。
また、前記送給通路管の前記切出手段側には、複数の前記部品が待機する待機部が配設されている。
これによれば、複数の部品が待機する待機部により、部品の送り待ちをしなくてすむので、部品の供給サイクルを速くすることができる。さらに、パーツフィーダと、切出手段の制御を、一対一の対応にしなくてもよくなるので、制御の負担を低減することができる。
また、請求項5記載の考案では、前記請求項1〜4のいずれかに記載の切出装置と、
前記部品供給管から供給された前記部品が保持される供給ヘッドと、前記供給ヘッドを、前記部品が受け渡される電極の近傍に位置する進出位置と、前記部品供給管の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とする第二駆動装置と、を有する供給装置と、
を備える。
これによれば、上記効果を奏する部品供給ユニットとすることができる。
本考案の一実施形態の部品供給ユニットが取り付けられる抵抗溶接機の正面図である。 同実施形態の部品供給ユニットが取り付けられる抵抗溶接機の右側面図である。 同実施形態の部品供給ユニットの正面図である。 同実施形態の部品供給ユニットの背面図である。 同実施形態の部品供給ユニットの平面図である。 同実施形態の部品供給ユニットの左側面である。 図3のVII線矢視図である。 図5のVIII−VIII線矢視断面図である。 図8のIX−IX線矢視断面図である。 図3のX−X線矢視断面図である。 図3のXI−XI線矢視断面図である。 図11から切換部材を取り除いた図である。 図3のXIII−XIII線矢視断面図である。 従来の小物部品の供給装置において、軸部を進行方向前側に向けた状態で送る場合の説明図である。
以下に、本考案の一実施形態を図面に基づいて説明する。以下の説明において、各図面において矢印が付される場合には、Fを前、Bを後ろ、Rを右、Lを左、Uを上、Dを下、とする。
なお、説明を容易にするため、後述する供給ヘッド250が進出位置にあるときの状態を、図1、2においては、二点鎖線で現わし、図3〜6においては、実線で現わしている。また、図8においては、部品供給管180を通過途中のボルトBも現している。
部品供給ユニット30は、抵抗溶接機10に用いられるもので、概略的には、図14等に示す、頭部B1と、軸部B2と、を有する部品としてのボルトBを、切出装置100が、供給装置200に供給し、上側の可動電極16がボルトBを受け取り、下側の固定電極18上に配される平板状の図示しないワーク上に乗せ、ボルトBとワークを可動電極16及び固定電極18で挟み、通電することで、ボルトBをワークに溶接するものである。
抵抗溶接機10は、図1、2に示すように、上方側の可動電極16と下方側の固定電極18とを備えて構成され、可動電極16は、可動側ホーン15に保持され、固定電極18は固定側ホーン17に保持されている。可動側ホーン15は、上支持アーム12に保持されたエアシリンダ14の上下動するシリンダロッド14aに固定されており、エアシリンダ14の作動により、可動側ホーン15に保持された可動電極16が、固定電極18に向かって下降する。本体11は、上部で上支持アーム12を前方に延ばすように配設させ、下部で下支持アーム13を前方に延ばすように配設させて、下支持アーム13に固定側ホーン17が保持されている。
部品供給ユニット30は、図1〜8等に示すように、切出装置100と、供給装置200と、を備えている。
切出装置100は、図3〜8に示すように、送給通路管110と、待機部130と、切出手段140と、部品供給管180と、を備えている。
送給通路管110は、ウレタン製で、四角筒状に形成されている。ボルトBが通過する内部の送給通路111の、ボルトBの送り方向に直交する方向における、断面形状は、ボルトBの軸線方向に直交する方向からみた、ボルトBを略投影した逆凸形状に形成されている。
送給通路管110は、ボルトBの送り方向の前側部分において、シュートホルダ120が外側から嵌められている。
シュートホルダ120は、金属製で、直方体状に形成され、上面から下面に向かうとともに、送給通路管110の外形形状に対応した有底溝121が形成されている。有底溝121に、送給通路管110が嵌め込まれ、スペーサ122を介して、ホルダカバー123が、送給通路管110とシュートホルダ120とに跨って、上側から覆うように取り付けられている。ホルダカバー123のボルトBの送り方向前側には、プレート124が、送給通路管110を上側から覆うように取り付けられている。
送給通路管110及び、シュートホルダ120のボルトBの送り方向の前側部分には、待機部130が配設されている。
待機部130は、前シュート131と、後シュート132と、近接センサ134と、を備えている。
前シュート131、後シュート132は、金属製で、長尺な直方体状に形成され、前後方向において、間隔を設けて対向するように配置されている。前シュート131、後シュート132の互いに対向するとともに、上側となる角部分が傾斜面となるように削り取られている。つまり、前シュート131と、後シュート132とは、前後方向において、対称となる形状とされている。
前シュート131と、後シュート132との隙間部分が、ボルトBが通過する通路となる。
前シュート131には、センサブラケット133が上方に延びるように取り付けられている。センサブラケット133には、ボルトBの有無を検出する、近接センサ134が取り付けられている。本実施形態では、前シュート131、後シュート132のボルトBの送り方向における中央部分に、近接センサ134が配されている。
近接センサ134に対応する部分以外の、前シュート131と、後シュート132の上面側を覆い可能に、断面略L字状に形成された、シュートカバー135が取り付けられている。シュートカバー135の近接センサ134に対応する部分は、切り欠かれている。
シュートホルダ120と、前シュート131及び後シュート132とが、ジョイントプレート136によって連結されている。
切出手段140は、ベースプレート151と、メインボディ153と、サブプレート156と、アッパープレート158と、シリンダブラケット160と、エアシリンダ161と、切換部材165と、を含んで構成される。
ベースプレート151は、金属製で、矩形平板状に形成され、部品供給管180を挿通可能な挿通孔152が配設されている。ベースプレート151の上面側には、メインボディ153が取り付けられている。
メインボディ153は、金属製で、立方体状に形成されている。メインボディ153には、右面から左面側に向かうとともに、ボルトB送り方向に直交し、かつ、斜め上方からみて、略楕円孔状に削り取られて形成された前通過溝154が形成されている。メインボディ153には、上面から下面に向かうとともに、断面矩形状に削り取られて形成され、切換部材165の移動をガイドするガイド溝155が形成されている。
メインボディ153の右面、ベースプレート151の上面、のボルトBの送り方向後側には、サブプレート156が取り付けられている。
サブプレート156は、金属製で、上面から下面に向かうとともに、ボルトBの送り方向からみて、半長孔状に削り取られて形成された後通過溝157が形成されている。
前通過溝154と後通過溝157とが、連通してボルトBが通過可能とされている。
メインボディ153と、サブプレート156の上面には、アッパープレート158が、取り付けられている。
アッパープレート158は、金属製で、矩形平板状に形成され、右面から左面側に向かうとともに、ボルトB送り方向に直交し、かつ、斜め上方からみて、半長孔状に削り取られて、ボルトBを視認可能に形成された窓溝159が形成されている。
メインボディ153の左面には、金属製で、矩形平板状のシリンダブラケット160が、後方に延びるように取り付けられている。
シリンダブラケット160には、第一駆動手段としてのエアシリンダ161が取り付けられている。エアシリンダ161のシリンダロッド162の先端には、フローティングジョイント163が取り付けられている。
フローティングジョイント163は、金属製で、上下方向に長い板状に形成され、下端部にはシリンダロッド162が取り付けられ、上端部には切換部材165が取り付けられている。
切換部材165は、金属製で、図11に示すように、矩形平板状に形成され、頭部係止部166と、頭部通過部167と、を有している。
本実施形態では、頭部係止部166は、ボルトB送り方向に直交し、かつ、斜め上方からみて、略くの字状に切欠かれて形成され、軸部B2を挿通した状態で頭部B1を係止可能とされている。頭部通過部167は、厚さ方向において貫通する円形の貫通孔として形成され、頭部B1が通過可能、換言すれば、ボルトBが通過可能とされている。
切換部材165は、メインボディ153のガイド溝155に配置され、アッパープレート158に上面側を覆われるように配置され、エアシリンダ161の駆動により、ボルトBの送り方向に直交する方向に沿って移動可能とされている。以上のことより、頭部係止部166と、頭部通過部167は、切換部材165の移動方向に沿って配されることになる。
分離プレート168を介して、前シュート131及び後シュート132とサブプレート156が配置され、ベースプレート151の上面、かつ、ボルトBの送り方向後側に配された、スペーサ169を介して、前シュート131及び後シュート132とベースプレート151とが連結されている。
部品供給管180は、金属製で、円筒状に形成され上端部において、ベースプレート151の挿通孔152に嵌められ、取り付けられている。部品供給管180には、ホルダ181が取り付けられている。
ホルダ181は、直方体状に形成され、上下方向に貫通する挿通孔182を有し、左面から挿通孔182まで到達する割り溝183が形成されている。挿通孔182に部品供給管180を挿通して割り溝183を挟んでボルト184で締結することで、ホルダ181が、部品供給管180に取り付けられている。
供給装置200は、図3〜6、8等に示すように、エアシリンダ210と、ガイド220と、供給ロッド230と、ガイドブロック240と、供給ヘッド250と、を備え、抵抗溶接機10から延設された取付アーム19に取り付けられている。
エアシリンダ210は、図3〜6、8等に示すように、シリンダチューブ211と、ヘッドカバー212と、ロッドカバー213と、ピストンロッド214を備えている。
シリンダチューブ211のロッドカバー23側には、ピストンロッド214の出端を確認する図示しないオートスイッチが配設されている。
ヘッドカバー212には、エア継手215が配設されている。ロッドカバー213には、エア継手216が配設されている。
エア継手215、エア継手216は、図示しないエア配管と接続されている。
ロッドカバー213の左側の端部には、他の部分より小径に形成された小径部213bが配設されている。ロッドカバー213には、左右方向において貫通する挿通孔213cが形成され、ピストンロッド214が挿通可能とされている。
ガイド220は、金属製で、図3〜6、8等に示すように、軸線方向(左右方向)に沿って貫通する貫通孔221を有する円筒状に形成されている。当該貫通孔221は、供給ロッド230を挿通可能とされている。ガイド220のボルトBの送り方向前側の部分には、他の部分より大径に形成された大径部222が配設されている。
供給装置200は、ガイド220の右側の端部と、ロッドカバー213の小径部213bと、が連結されている。
供給ロッド230は、金属製で、図3、4、8に示すように、円柱状に形成され、大径部231と、大径部231より小径に形成された小径部232と、大径部231の小径部232とは反対側に半円柱状に形成された半円柱部233と、を有している。
ピストンロッド214の左側の端部と、供給ロッド230の右側の端部が連結されている。
ガイド220のボルトBの送り方向前側には、ガイドブロック240が取り付けられている。
ガイドブロック240は、金属製で、図1、3〜5等に示すように、軸線方向に沿って貫通する貫通孔を有する角筒状に形成されている。当該貫通孔は大内径部241と、大内径部241より小径に形成された二か所の中内径部242と、中内径部242より小径に形成された小内径部243と、を有している。
大内径部241には、ガイド220の大径部222が嵌め込まれている。中内径部242には、円筒状のメタルブッシュ244が嵌められ、供給ロッド230が摺動可能とされている。
ガイドブロック240には、連結プレート245が取り付けられ、部品供給管180に取り付けられたホルダ181と連結されている。
供給ヘッド250は、取付ベース251と、前後方向において対称な形状とされる一対の分割片255A、255Bと、付勢部材としてのコイルスプリング260と、で構成されている。
取付ベース251は、金属製で、ボルトBの送り方向後側の部位において、供給ロッド230の半円柱部233に取り付けられている。
分割片255A、255Bは、角柱状に形成される基部256と、基部256に対して傾斜して形成される部品受部形成部257と、それぞれ有している。
部品受部形成部257には、上面から下面に向かう略半円錐台状の凹部として形成される頭部受部257aと、内側から外側に向かう略半円柱状の凹部として形成される軸部受部257bと、が配設されている。
つまり、供給ヘッド250を構成する分割片255A、255Bの先端部に、ボルトBの部品受部258が構成されることになる。
分割片255A、255Bは、軸部材259A、259Bを用いて左右方向を軸として、取付ベース251に回動可能に軸支されている。
付勢部材は、コイルスプリング260が用いられ、分割片255A、255Bにそれぞれ取り付けられたブラケット261を介して、分割片255A、255Bどうしを連結するように取り付けられている。コイルスプリング260は、一対の分割片255A、255Bの軸部材259A、259Bより下側の部分が、接近して閉じるように付勢している。
そして、後述する進出位置、部品受け位置において、供給ヘッド250でボルトBを保持する状態においては、コイルスプリング260の付勢力により、一対の分割片255A、255Bの軸部材259A、259Bより下側の部分が接近した状態となる。
また、後述する進出位置において、可動電極16にボルトBを供給するときに、可動電極16によりボルトBが押し下げられると、一対の分割片255A、255Bの軸部材259A、259Bより下側の部分が、離隔する。
供給ヘッド250は、エアシリンダ210の駆動により、図1、2に示すように、ボルトBが受け渡される可動電極16の近傍に位置する進出位置と、部品供給管180の近傍に位置する部品受け位置との間を移動可能とされている。
次に、部品供給ユニット30の動作を説明する。
図8では、待機部130に四つのボルトBが待機して、先頭のボルトBは、図11に参照するように、切換部材165の頭部係止部166において、係止された状態にあり、一番後ろのボルトBは、近接センサ134に検知されている。また、供給装置200の、分割片255A、255Bで形成された部品受部258に、ボルトBが保持されている。
図8の状態から、エアシリンダ210が駆動して、ピストンロッド214、供給ロッド230、を介して、供給ヘッド250が可動電極16(ボルトが受け渡される電極)の近傍に位置する進出位置まで移動する。
その後、可動電極16が下降して、ボルトBを押し込みながらボルトBを受け取り、ワークに溶接する。このとき、分割片255A、255Bは、コイルスプリング260の付勢力に抗して互いに離隔する。
そして、供給ヘッド250が、エアシリンダ210の駆動により、図8に示す、部品供給管180の近傍に位置する部品受け位置まで、後退する。供給ヘッド250が、部品受け位置まで移動したら、エアシリンダ161が駆動して、切換部材165を移動させる。
ボルトBの位置は変わらないが、切換部材165の移動により、頭部通過部167が、先頭のボルトBの位置までくると、ボルトBは、前通過溝154、部品供給管180内を落下して、分割片255A、255Bで形成された部品受部258に移動、保持される。
そして、エアシリンダ161の駆動により、切換部材165が引き戻されて、元の位置に戻る。待機部130のボルトBは、一個分だけ位置を斜め下側にスライドし、先頭となったボルトBは切換部材165の頭部係止部166において係止され、一番後ろのボルトBが近接センサ134に検知されなくなると、図示しないパーツフィーダにより、送給通路管110を介して、待機部130にボルトBが送給される。
このとき、送給通路管110の送給通路111は、ボルトBの軸線方向に直交する方向からみて、略投影した形状に形成されているので、軸部B2の揺れを抑制してボルトBの送りを安定させる。
近接センサ134が、ボルトBを検知したら、パーツフィーダは、ボルトBの送給を停止する。
上記実施形態の切出装置100では、固定電極18と可動電極16とのいずれか一方に、頭部B1と、頭部B1から延びるとともに頭部B1より小径に形成された軸部B2と、を有するボルトBが受け渡され、ワークとボルトBとを溶接する抵抗溶接機10の、ボルトBが受け渡される電極にボルトBを供給する部品供給ユニット30に用いられるものであって、
ボルトBが送給される送給通路管110と、
送給通路管110のボルトBの送り方向前側に配され、ボルトBを一つずつ区分けする切出手段140と、
切出手段140により区分けされたボルトBが流通する部品供給管180と、
を備え、
ボルトBの送り方向に直交する方向における、送給通路管110の内側の断面形状は、ボルトBの軸線方向に直交する方向からみた、ボルトBを略投影した形状に形成されている。
これによれば、軸部B2の揺れを抑制してボルトBの送りを安定させることが可能となるので、送給通路管110の内面の摩耗を抑制して、ランニングコストを低減させることができる。
また、切出手段140は、ボルトBの通過、停止を切り換える切換部材165と、切換部材165を駆動する第一駆動装置としてのエアシリンダ161と、備える。
これによれば、切換部材165と、切換部材165を駆動するエアシリンダ161と、いう簡素な構成とすることで、装置の小型化に寄与する。
また、切換部材165は、ボルトBの送り方向に直交する方向に沿って移動可能とされ、切換部材165の移動方向に沿って配される、軸部B2を挿通した状態で頭部B1を係止可能な頭部係止部166と、頭部B1が通過可能な頭部通過部167と、を有している。
これによれば、頭部係止部166と、頭部通過部167の位置を切り換えるという、簡単な制御で、ボルトBの通過、停止を切り換えることができる。
また、送給通路管110の切出手段140側には、複数のボルトBが待機する待機部130が配設されている。
これによれば、複数のボルトBが待機する待機部130により、ボルトBの送り待ちをしなくてすむので、ボルトBの供給サイクルを速くすることができる。さらに、パーツフィーダと、切出手段140の制御を、一対一の対応にしなくてもよくなるので、制御の負担を低減することができる。
また、部品供給ユニットとしてみれば、切出装置100と、
部品供給管180から供給されたボルトBが保持される供給ヘッド250と、供給ヘッド250を、ボルトBが受け渡される可動電極16の近傍に位置する進出位置と、部品供給管180の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とする第二駆動装置としてのエアシリンダ210と、を有する供給装置200と、
を備える。
これによれば、上記効果を奏する部品供給ユニットとすることができる。
本考案の切出装置及びそれを用いた部品供給ユニットは上記構成に限定されるものではない。即ち、本考案の要旨を逸脱しない限り各種の設計変更等が可能である。
例えば、固定電極18側に、ボルトBを受け渡すことも可能である。
また、第一駆動装置、第二駆動装置は、エアシリンダ161、エアシリンダ210をそれぞれ用いているが、切換部材165、供給ヘッド250を駆動させることができるのであれば、他の既存の駆動手段を用いることができる。
10 抵抗溶接機
16 可動電極
18 固定電極
30 供給ユニット
100 切出装置
110 送給通路管
130 待機部
140 切出手段
161 エアシリンダ
165 切換部材
166 頭部係止部
167 頭部通過部
180 部品供給管
200 供給装置
210 エアシリンダ
250 供給ヘッド
B ボルト
B1 頭部
B2 軸部

Claims (5)

  1. 固定側電極と可動側電極とのいずれか一方に、頭部と、前記頭部から延びるとともに前記頭部より小径に形成された軸部と、を有する部品が受け渡され、ワークと前記部品とを溶接する抵抗溶接機の、前記部品が受け渡される電極に前記部品を供給する部品供給ユニットに用いられるものであって、
    前記部品が送給される送給通路管と、
    前記送給通路管の前記部品の送り方向前側に配され、前記部品を一つずつ区分けする切出手段と、
    前記切出手段により区分けされた前記部品が流通する部品供給管と、
    を備え、
    前記部品の送り方向に直交する方向における、前記送給通路管の内側の断面形状は、前記部品の軸線方向に直交する方向からみた、前記部品を略投影した形状に形成されていることを特徴とする切出装置。
  2. 前記切出手段は、前記部品の通過、停止を切り換える切換部材と、前記切換部材を駆動する第一駆動装置と、備えることを特徴とする請求項1記載の切出装置。
  3. 前記切換部材は、前記部品の送り方向に直交する方向に沿って移動可能とされ、前記切換部材の移動方向に沿って配される、前記軸部を挿通した状態で前記頭部を係止可能な頭部係止部と、前記頭部が通過可能な頭部通過部と、を有していることを特徴とする請求項2記載の切出装置。
  4. 前記送給通路管の前記切出手段側には、複数の前記部品が待機する待機部が配設されていることを特徴とする請求項1、2又は3記載の切出装置。
  5. 前記請求項1〜4のいずれかに記載の切出装置と、
    前記部品供給管から供給された前記部品が保持される供給ヘッドと、前記供給ヘッドを、前記部品が受け渡される電極の近傍に位置する進出位置と、前記部品供給管の近傍に位置する部品受け位置との間で、進退可能とする第二駆動装置と、を有する供給装置と、
    を備えることを特徴とする部品供給ユニット。
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