JP2009166117A - プロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッド - Google Patents

プロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッド Download PDF

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Abstract

【課題】 受入孔への押し込み長さや押し込み力を制御しやすくすること、保持ヘッドの構造を合理化することを解決課題とする。
【解決手段】 供給ロッド17に保持されたプロジェクションボルト10を、電極6の受入孔20に挿入し、鋼板部品30にボルト10を電気抵抗溶接で溶接するものにおいて、押出し手段83によりボルト10に対する保持吸引手段35の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出す(押し出し長さS5)とともにこの押し出し位置で押し出しを停止し、この押し出された位置以降は挿入吸引手段38の吸引力によってボルト10を受入孔20内へ吸引する。短い押し出し長さS5により、S5の長さや押し出し力を正確に設定する。
【選択図】図3

Description

この発明は、電気抵抗溶接によってプロジェクションボルトを鋼板部品に溶接するものに関している。
進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持されたプロジェクションボルトを電気抵抗溶接電極に設けた受入孔に挿入し、その後、前記電極の進出によって待機している鋼板部品にプロジェクションボルトを溶接するものが、特開2003−236672号公報に記載されている。そしてそこには、プロジェクションボルトの先端部が受入孔に進入すると、保持ヘッドから圧縮空気が噴射されて一気に受入孔内に入りきり、その後は磁石で吸引されて電極に保持されることが記載されている。また、同様なことが特開2000−317644号公報にも記載されている。
特開2003−236672号公報 特開2000−317644号公報
上述の特許文献に開示されている技術は、プロジェクションボルトの先端部が受入孔に挿入されると、それ以降は圧縮空気の噴射で一気に受入孔の奥まで押し込み、この押し込み位置が受入孔内の磁石で維持されるものである。したがって、この押し込み力を十分に確保しなければ、適正な最終位置まで押し込むことが不可能となり、受入孔からプロジェクションボルトが落下するという問題が発生する。このような現象は、受入孔内の磁石の吸引力がプロジェクションボルトの落下防止を図る値とされていることにも関係している。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、受入孔への押し込み長さや押し込み力を制御しやすくするとともに、プロジェクションボルトの保持ヘッドの構造を合理的なものとすることができるプロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッドの提供を目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、溶接方法の発明であり、プロジェクションボルトを保持吸引手段の吸引力によって進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持し、このプロジェクションボルトの先端部を供給ロッドが前進位置にある状態で挿入駆動手段の進出動作によって電極の受入孔に挿入し、この挿入位置から押出し手段を動作させて受入孔へのプロジェクションボルトの挿入を完了し、この挿入完了の状態を維持するための挿入吸引手段の吸引力をプロジェクションボルトに作用させ、ついで、供給ロッドを後退させ、その後、前記電極の進出によって待機している鋼板部品にプロジェクションボルトを電気抵抗溶接で溶接するものにおいて、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出すとともにこの押し出し位置で押し出しを停止し、この押し出された位置以降は前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引することを特徴とするプロジェクションボルトの溶接方法である。
以下の説明において、プロジェクションボルトを単にボルトと表現する場合もある。
発明の効果
上述のように、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出してこの押し出し位置で押し出しを停止し、この押し出された位置以降は前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引するものである。つまり、前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置までボルトを押し出す第1段階と、この第1段階以降は前記挿入吸引手段の吸引力によってボルトを受入孔内へ導入しきる第2段階によって構成されている。換言すると、第1段階と第2段階を区分けして動作させるものである。
このように保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置までボルトを押し出すものであるから、ボルトを受入孔に入りきる箇所まで押し出す必要がなく、したがって、この押し出し長さを短く設定することができて、確実な押し出し長さの設定が可能となる。同時に、押し出し長さが短いので押し出し力も小さく設定することができて、押し出し力の不足を来すことがなく、確実な押し出し動作が確保できる。そして、所定長さの押し出しがなされた後は、挿入吸引手段の吸引力が支配的に作用するものであるから、受入孔への最終位置まで確実にボルトの導入がなされ、信頼性の高いボルト挿入がえられる。
請求項2記載の発明は、前記挿入吸引手段の吸引力は、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、前記受入孔内へ吸引することができる値とされている請求項1記載のプロジェクションボルトの溶接方法である。
前記押出し手段によりボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出されると、この押し出し位置で押し出し動作が停止する。前記挿入吸引手段の吸引力は、前記受入孔内へ吸引することができる値とされているので、押し出し動作の停止以降において前記挿入吸引手段の吸引力が主体的になってボルトを受入孔へ導入でき、確実なボルト挿入が実現する。
請求項3記載の発明は、溶接装置の発明であり、プロジェクションボルトを保持吸引手段の吸引力によって進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持し、このプロジェクションボルトの先端部を供給ロッドが前進位置にある状態で挿入駆動手段の進出動作によって電極の受入孔に挿入し、この挿入位置から押出し手段を動作させて受入孔へのプロジェクションボルトの挿入を完了し、この挿入完了の状態を維持するための挿入吸引手段の吸引力をプロジェクションボルトに作用させ、ついで、供給ロッドを後退させ、その後、前記電極の進出によって待機している鋼板部品にプロジェクションボルトを電気抵抗溶接で溶接するものにおいて、前記押出し手段による押出し長さがプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する値であるとともに、この吸引力が実質的に消滅した以降において前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引することができる値であることを特徴とするプロジェクションボルトの溶接装置である。
上述のように、前記押出し手段による押出し長さがプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する値であるとともに、この吸引力が実質的に消滅した以降において前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引することができる値とされているものである。つまり、前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置までボルトを押し出す第1段階と、この第1段階以降は前記挿入吸引手段の吸引力によってボルトを受入孔内へ導入しきる第2段階によって構成されている。換言すると、第1段階と第2段階を区分けして動作させるものである。
このような構成であるから、前述の溶接方法の発明と同様な作用効果がえられる。
請求項4記載の発明は、前記保持吸引手段および前記挿入吸引手段は、磁石で構成されている請求項3記載のプロジェクションボルトの溶接装置である。
磁石のような簡素な部品で前記保持吸引手段、挿入吸引手段が構成されているので、可動部分のない吸引作用がえられて確実な動作がなされる。
請求項5記載の発明は、前記押出し手段はエアシリンダで構成されている請求項3または請求項4記載のプロジェクションボルトの溶接装置である。
エアシリンダのような簡素なユニットで前記押出し手段が構成されているので、簡単な構造で確実な動作がなされる。
請求項6記載の発明は、前記挿入吸引手段の吸引力は、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、前記受入孔内へ吸引することができる値とされている請求項3〜請求項5のいずれかに記載のプロジェクションボルトの溶接装置である。
前記押出し手段によりボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出されると、この押し出し位置で押し出し動作が停止する。前記挿入吸引手段の吸引力は、前記受入孔内へ吸引することができる値とされているので、押し出し動作の停止以降において前記挿入吸引手段の吸引力が主体的になってボルトを受入孔へ導入でき、確実なボルト挿入が実現する。
請求項7記載の発明は、保持ヘッドの発明であり、プロジェクションボルトを進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持して電極の受入孔に挿入する形式のものにおいて、供給ロッドに結合されたヘッド本体に往復駆動手段が取り付けられ、この往復駆動手段によって進退する押出し部材が前記ヘッド本体を貫通した状態で配置され、ヘッド本体の端面に設けた凹部にプロジェクションボルトを吸引する磁石が埋め込まれ、プロジェクションボルトの保持凹部を有するカップ状の保持部材をヘッド本体の端面に取り付けることにより前記磁石を封鎖し、前記保持凹部の底部から押出し部材が突出するように構成したことを特徴とするプロジェクションボルトの保持ヘッドである。
プロジェクションボルトを進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持して電極の受入孔に挿入する形式のものにおいて、往復駆動手段によって進退する押出し部材がヘッド本体を貫通し保持凹部の底部から突出する構造であるため、保持凹部内のボルトを確実に押し出すことができる。また、押出し部材の進出長さが正確に設定できるので、ボルトの押し出し長さが正確に設定でき、受入孔への良好な挿入が可能となる。さらに、ヘッド本体に埋め込まれた磁石が保持部材によって封鎖されるので、磁石の封鎖が簡単な構造で実現する。保持部材が磁石を封鎖しているので、磁力が保持凹部内のボルトに対して確実に作用し、ボルトの保持吸引が確実に果たされる。
請求項8記載の発明は、前記往復駆動手段はエアシリンダによって構成され、このエアシリンダに対する作動空気は供給ロッドに設けた空気通路から供給されるものである請求項7記載のプロジェクションボルトの保持ヘッドである。
簡単なユニットであるエアシリンダにより前記往復駆動手段が構成されているので、構造簡素化と動作信頼性の向上が図れる。また、エアシリンダへの空気供給が供給ロッドに設けた空気通路によって構成されているので、この点においても構造簡素化と動作信頼性の向上が図れる。
つぎに、本発明のプロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッドを実施するための最良の形態を説明する。
図1〜図5は、実施例1を示す。
プロジェクションボルトについて説明する。
図2(C)に示すように、プロジェクションボルト10は鉄製であり、軸部11に円形のフランジ部12が一体に形成され、軸部11とは反対側のフランジ面に円形の溶着用突起13が設けてある。そして、フランジ部12は軸部11と同心円の状態とされている。各部の寸法は、軸部11の直径は5mm、軸部11の長さは23mm、フランジ部12の直径は13mm、フランジ部12の厚さは1mm、溶着用突起13の直径は9mm、溶着用突起13の突出厚さは1.2mmである。
溶接装置全体について説明する。
図1(A)は、溶接装置全体を示す側面図である。床1にほぼ鉛直方向の支柱2が固定され、その上端と下方に支持アーム3,4がほぼ水平方向に固定されている。支持アーム3に進出加圧手段であるエアシリンダ5がほぼ鉛直方向に取付けられ、このエアシリンダ5のピストンロッドに可動電極6が結合されている。前記進出加圧手段は進退出力をするものであればよく、エアシリンダ5以外に進退出力をする電動モータや、ラックピニオン機構等を採用することができる。
一方、支持アーム4には、可動電極6と対をなす固定電極7が同軸状態で取り付けてある。符号O−Oは、両電極6,7の電極軸線である。さらに、溶接電流を供給する溶接トランス8が支柱2に固定されている。上述のようなエアシリンダ5,可動電極6,固定電極7,溶接トランス8等によって電気抵抗溶接機構100が構成されている。なお、固定電極7を昇降可動式にすることも可能である。すなわち、図1(B)に示すように、支持アーム4にエアシリンダ9を固定し、このエアシリンダ9の出力で電極7を昇降させる。こうすることによって、両電極6,7間のスペースを拡大し、鋼板部品の移動を容易にすることができる。
前述のように、上側の電極6を進退させることに換えて、下側の電極7を進退させるようにすることもできる。あるいは、両電極6,7とも進退できるようにすることも可能である。このようにすることによって、一対の電極のいずれか一方または両方が電極軸線に沿って進出加圧手段によって進退するのである。
可動電極6にボルト10を保持させるために、溶接部品供給機構101が設けてある。三角形状の基部材14の傾斜部分にガイド筒15が固定され、その端部に進退駆動手段であるエアシリンダ16が結合されている。このエアシリンダ16のピストンロッドに供給ロッド17が結合され、その先端に保持ヘッド18が固定されている。したがって、供給ロッド17は電極軸線O−Oに対して斜め方向から交差するように配置されている。前記進退駆動手段は進退出力をするものであればよく、エアシリンダ16以外に進退出力をする電動モータや、ラックピニオン機構等を採用することができる。なお、基部材14の形状を四角い長方形の形状とすることにより、供給ロッド17を電極軸線O−Oに対して直交するように配置することができる。
図2(A)に示すように、可動電極6に受入孔20が電極軸線O−Oと同軸の状態で設けられ、ここに軸部11を挿入するために、基部材14,ガイド筒15,エアシリンダ16,供給ロッド17を一体にして昇降するようになっている。この昇降を行うために、挿入駆動手段であるエアシリンダ21が設けられている。エアシリンダ21は、鉛直方向に配置されたピストンロッド22が静止部材である支持アーム3に固定され、シリンダボディー23が基部材14に結合されている。したがって、シリンダボディー23が昇降部材となっている。
ボルト10は、パーツフィーダ24の送出通路部材25から連続的に送出され、送出制御装置26が動作して1つずつ送り出される。この送出制御装置26から出た1つのボルト10は、供給ホース28を経て基部材14に固定されたストッパユニット29に送られる。ボルト10には空気噴射管27から空気を噴射して、ストッパユニット29にとどけられる。このストッパユニット29においてボルト10が一旦停止をされることにより、保持ヘッド18に衝撃的にボルト10が供給されないようになっている。
プロジェクションボルト10が溶接される鋼板部品は、符号30で示されている。鋼板部品30の形状としては、ほぼ平板状のもの、断面L字型のもの、凹部と湾曲部と平板部等が組み合わされたもの等種々なものがある。ここでの鋼板部品30は、平板状の部分に湾曲した部分が連続した比較的単純な形状である。
鋼板部品30に1つ目のボルト10が溶接されたら、次の溶接箇所を電極軸線O−Oの位置に移動させて2つ目のボルト10を溶接する。このような移動を行うために、鋼板部品移動機構102が設けられている。この機構102は、鋼板部品30を保持して移動させることのできる機構であればよく、ここでは一般的に使用されているロボット装置31である。このロボット装置31は、通常の6軸タイプのものである。なお、符号32は、鋼板部品30を掴むチャック機構である。
電極の受入孔20は図2(A)に示すように、可動電極6に設けられているが、これを固定電極7側に設けてもよい。こうするときには、供給ロッド17を斜め下側から進退させて、上側からボルト10を差し込むようにする。このようにして、いずれか一方の電極に電極軸線と同軸状態の受入孔が形成されることになる。
つぎに、供給ロッドの詳細構造を説明する。
図2(A)および(B)に示した構造について説明すると、供給ロッド17の先端に保持ヘッド18が取付けられ、この保持ヘッド18は、保持部材98とこれに取り付けられた往復駆動手段であるエアシリンダ83によって構成されている。前記保持部材98には、ボルト10を保持する保持凹部33が設けられている。この保持凹部33の底部81から突出して保持凹部33内に保持されているボルト10を押し出す押出し部材82がヘッド本体80を貫通した状態で配置され、前記押出し部材82を進退させる往復駆動手段すなわちエアシリンダ83がヘッド本体80に取り付けられている。
ヘッド本体80に保持吸引手段である永久磁石35が埋設され、これによる吸引力フランジ部12が底部81に着座している。また、受入孔20の奥に永久磁石38が固定され、これが挿入吸引手段を構成している。
前記エアシリンダ83はヘッド本体80に溶接またはボルト付けされている。また、押出し部材82はエアシリンダ83のピストンロッドによって構成されている。エアシリンダ83のピストン84とエアシリンダ83の内端面との間に圧縮コイルスプリング85が挿入されており、押出し部材82を後退させる方向に付勢している。供給ロッド17の空気通路36からピストン84の下側に圧縮空気を供給するために、空気通路を形成する部材すなわち空気ホース86が取り付けられている。圧縮コイルスプリング85を採用することにより、作動空気をピストン84の下側にだけ作用させて押出し部材82の進出を行わせ、後退は圧縮コイルスプリング85のばね力で行わせる。それにより、空気配管を簡素化することができる。
図2(B)に示すように、押出し部材82の端面に溶着用突起13の外形に合致する凹部87が設けてある。このような溶着用突起13と凹部87の合致によって、押出し部材82の進出時における押出し部材82とボルト10との相対位置が正確に維持される。
図4の構造においては、永久磁石35の設置構造が具体的に示されている。供給ロッド17に結合されたヘッド本体80に往復駆動手段であるエアシリンダ83が取り付けられ、このエアシリンダ83によって進退するロッド状の押出し部材82が前記ヘッド本体80を貫通した状態で配置され、ヘッド本体80の端面に設けた凹部99にボルト10を吸引する永久磁石35が埋め込まれ、ボルト10の保持凹部33を有するカップ状の保持部材98をヘッド本体80の端面に溶接等で取り付けることにより前記永久磁石35を封鎖し、前記保持凹部33の底部81から押出し部材82が突出するように構成したものである。
図4(B)および(C)は、保持部材98や永久磁石35を外した状態を示す平面図である。(B)図における凹部99は円形の凹部であり、その中心部を押出し部材82が貫通している。したがって、ここに埋め込まれる永久磁石35は環状の形状であり、その断面が図4(A)に示されている。一方、(C)図における凹部99は、小さな円形の窪みを4個配置することによって形成されたものであり、各窪みに永久磁石35をはめ込んで保持部材98で封鎖されている。
前記往復駆動手段としてエアシリンダ83を採用しているが、これに換えて進退出力型の電動モータや電磁ソレノイドを採用することができる。
前記保持吸引手段として永久磁石35が用いられ、また、挿入吸引手段として永久磁石38が用いられているが、これらの吸引手段を永久磁石以外のものに置き換えることができる。その例が図5に示されている。すなわち、図5(A)に示したものは、フランジ部12が着座する箇所に空気吸引口40を開口させ、空気通路41と空気ホース42をへて真空ポンプ(図示していない)に接続したものである。このような構造によって、フランジ部12には真空バキュームが作用して、底部81に吸引されるようにしている。
一方、図5(B)に示したものは、受入孔20の奥に空気吸引口40を開口させ、空気通路41と空気ホース42をへて真空ポンプ(図示していない)に接続したものである。このような構造によって、受入孔20内の気圧を低下させて入ってきたボルト10に真空バキュームを作用させて、受入孔20内にボルト10を引き込むものである。
つぎに、押出し部材の動作について説明する。
図3(C)に示すように、前記押出し部材82による押出し長さS5が、ボルト10に対する永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する値であるとともに、この吸引力が実質的に消滅した以降において前記永久磁石38の吸引力によってボルト10を受入孔20内へ吸引することができる値とされている。押出し部材82によりボルト10に対する永久磁石35の吸引力が、実質的に消滅する位置すなわち永久磁石35からフランジ部12が離隔した位置まで押し出すとともに、この押し出し位置で押し出し動作を停止し、この押し出された位置以降は永久磁石38の吸引力によってボルト10を受入孔20内へ吸引する。
図3(A)の状態は、図2(A)と同じ状態であり、供給ロッド17が距離S1(図1(A)参照)の進出をして停止し、この状態で軸部11と受入孔20が同軸になっている。この状態では、永久磁石35とフランジ部12との間隔がL1で示すように小さいので、永久磁石35の吸引力が強くフランジ部12に作用して保持凹部33内にボルト10をしっかりと保持している。符号S2は、軸部11の先端部から可動電極6の下端面までの距離を示している。
つぎに、図3(B)に示すように、エアシリンダ21の動作で保持ヘッド18が上昇して、軸部11の先端部が距離S3だけ受入孔20内に進入した位置で上昇が停止する。この状態では、前記間隔L1は不変でフランジ部12は保持凹部33の底部81に吸引されている。そして、軸部11の先端と永久磁石38との間隔はL2のように大きくなっているので、この段階では永久磁石38の吸引力は軸部11に作用していない。
ついで、図3(C)に示すように、エアシリンダ83の動作で押出し部材82がS5の長さにわたって進出すると、前記間隔L1が拡大されフランジ部12に対する永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する。この消滅した状態では、軸部11が距離S4にわたって受入孔20内に進入するので、前記間隔L2が間隔L3のように短縮され、永久磁石38の吸引力の範囲内に入ることとなる。それによって、今度は永久磁石38の吸引力が主体的になってボルト10が吸引され、最終的には図3(D)に示す状態になる。このような動作をえるために、永久磁石38の吸引力は、押出し部材82によりボルト10に対する永久磁石38の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、受入孔20内へ吸引することができる値とされている。この(D)図の状態は、フランジ部12の端面が可動電極6の下端面に密着した状態であり、これによってボルト10が受入孔20内に完全に導入された状態となる。
上記実施例における永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
図3から明らかなように、押出し部材82の押し出し長さS5は、保持凹部33から上方に突き出ない値とされている。このような短い押し出し長さS5にすることができるので、押し出し長さS5を正確に確保することが行いやすくなり、動作信頼性を向上させることにとって効果的である。このような短い長さS5とすることができるのは、永久磁石35の吸引力が実質的に消滅するところまでの押し出し長さとされているためである。同時に、押出し部材82の押し出し長さS5が短いので、押出し部材82の押し出し力を十分に確保することが可能となり、同様に動作信頼性を向上させることにとって効果的である。
さらに、押出し部材82が保持凹部33から突き出ていない状態で供給ロッド17を後退させることができるので、近隣の部材に干渉することを回避することが行いやすくなるという、利点がえられる。また、押出し部材82の進出長さS5を短くすることによって、エアシリンダ83の長さを短くすることができる。それによって、可動電極6と鋼板部品30との間隔が狭い場合であっても、支障なく保持ヘッド18を進出させることが可能となる。
また、軸部11が受入孔20内に長さS4の進入をした段階で、ボルト10に対する吸引力が永久磁石38に切り替わるものであるから、押出し部材82の進出に連続させて永久磁石38でボルト10の吸引を図ることができて、円滑なボルト導入が実現する。
上述の動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行わせることが可能であり、制御装置またはシーケンス回路からの動作信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって確保することができる。実施例1では、図1(A)に示すように、供給ロッド17が最先位置に進出したときに先進位置センサー62によって信号を発信し、この信号でエアシリンダ21を上昇させるのである。あるいは、供給ロッド17が戻りきった位置を後退位置センサー63で検知し、これによって発信された信号によってストッパユニット29を通過状態に切り換えるのである。
また、エアシリンダ16の中間付近に取付けた中間位置センサー64によって供給ロッド17の戻り途上で突出した押出し部材82を後退させるのである。このように押出し部材82の後退時期を遅らせることによって、何等かの原因でボルト10が保持ヘッド18に残留しても、突出状態の押出し部材82によってボルト10が保持凹部33内にとどまることを阻止して落下させることができ、ストッパユニット29の出口管57に干渉して保持凹部33内の形状に損傷をきたすことが防止できるのである。さらに、保持ヘッド18が可動電極6から十分に離れてから可動電極6を進出させることができるので、可動電極6が保持ヘッド18に干渉することがない。
上述のように、溶接方法および溶接装置のいずれにおいても、前記押出し部材82によりボルト10に対する前記保持吸引手段である永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出してこの押し出し位置で押し出しを停止し、この押し出された位置以降は前記挿入吸引手段である永久磁石38の吸引力によってボルト10を受入孔20内へ吸引するものである。つまり、永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する位置までボルト10を押し出す第1段階と、この第1段階以降は永久磁石38の吸引力によってボルト10を受入孔20内へ導入しきる第2段階によって構成されている。換言すると、第1段階と第2段階を区分けして動作させるものである。
このように永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する位置までボルト10を押し出すものであるから、ボルト10を受入孔20に入りきる箇所まで押し出す必要がなく、したがって、この押し出し長さS5を短く設定することができて、確実な押し出し長さS5の設定が可能となる。同時に、押し出し長さS5が短いので押し出し力も小さく設定することができて、押し出し力の不足を来すことがなく、確実な押し出し動作が確保できる。そして、所定長さS5の押し出しがなされた後は、永久磁石38の吸引力が支配的に作用するものであるから、受入孔20への最終位置まで確実にボルト10の導入がなされ、信頼性の高いボルト挿入がえられる。
前記永久磁石38の吸引力は、押出し部材82によりボルト10に対する永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、受入孔20内へ吸引することができる値とされている。
前記押出し部材82によりボルト10に対する永久磁石35の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出されると、この押し出し力の作用が停止する。永久磁石38の吸引力は、受入孔20内へ吸引することができる値とされているので、押し出し動作の停止以降において永久磁石38の吸引力が主体的になってボルト10を受入孔20へ導入でき、確実なボルト挿入が実現する。
前記保持吸引手段および前記挿入吸引手段は、それぞれ永久磁石35および永久磁石38で構成されている。
磁石のような簡素な部品で前記保持吸引手段、挿入吸引手段が構成されているので、可動部分のない吸引作用がえられて確実な動作がなされる。
前記押出し手段はエアシリンダで構成されている。
エアシリンダのような簡素なユニットで前記押出し手段が構成されているので、簡単な構造で確実な動作がなされる。
保持ヘッド18の構成は、図4に示したとおりである。すなわち、ボルト10を進退動作式の供給ロッド17の保持ヘッド18に保持して可動電極6の受入孔20に挿入する形式のものにおいて、供給ロッド17に結合されたヘッド本体80に往復駆動手段であるエアシリンダ83が取り付けられ、このエアシリンダ83によって進退する押出し部材82が前記ヘッド本体80を貫通した状態で配置され、ヘッド本体80の端面に設けた凹部99にボルト10を吸引する永久磁石35が埋め込まれ、ボルト10の保持凹部33を有するカップ状の保持部材98をヘッド本体80の端面に取り付けることにより前記永久磁石35を封鎖し、前記保持凹部33の底部81から押出し部材82が突出するように構成したことを特徴としている。
プロジェクションボルト10を進退動作式の供給ロッド17の保持ヘッド18に保持して固定電極6の受入孔20に挿入する形式のものにおいて、エアシリンダ83によって進退する押出し部材82がヘッド本体80を貫通し保持凹部33の底部81から突出する構造であるため、保持凹部33内のボルト10を確実に押し出すことができる。また、エアシリンダ83のようなユニットによって押出し部材82の進出長さが正確に設定できるので、ボルト10の押し出し長さS5が正確に設定でき、受入孔20への良好な挿入が可能となる。さらに、ヘッド本体80に埋め込まれた永久磁石35が保持部材98によって封鎖されるので、永久磁石35の封鎖が簡単な構造で実現する。保持部材98が永久磁石35を封鎖しているので、磁力が保持凹部33内のボルト10に対して確実に作用し、ボルト10の保持吸引が確実に果たされる。
前記往復駆動手段はエアシリンダ83によって構成され、このエアシリンダ83に対する作動空気は供給ロッド17に設けた空気通路36から供給されるものである。
簡単なユニットであるエアシリンダ83により前記往復駆動手段が構成されているので、構造簡素化と動作信頼性の向上が図れる。また、エアシリンダ83への空気供給が供給ロッド17に設けた空気通路36によって構成されているので、この点においても構造簡素化と動作信頼性の向上が図れる。
図6および図7は、実施例2を示す。
前述の実施例1は、押出し部材82によってプロジェクションボルト10を所定の押し出し長さS5だけ押し出すものである。それに対してこの実施例2は、空気噴射によって長さS5の押し出しを行うものである。図6に示すように、供給ロッド17の先端に結合されている保持ヘッド18は、非磁性材料であるステンレス鋼で作られたブロック材を加工したもので、上方に開放した円形の保持凹部33内にフランジ部12が収容される。保持凹部33には環状の段部34が形成され、ここにフランジ部12の表面が着座する。保持ヘッド18に埋設した永久磁石35の吸引力がフランジ部12に作用して、前記着座が確実に行われる。この永久磁石35が保持吸引手段である。なお、この環状の段部34は、実施例1で説明した底部81と同じものである。
保持凹部33の底部に開口する空気通路36が設けられ、この空気通路36は供給ロッド17の内部を通って空気ホース37に連通している。空気ホース37は、供給ロッド17にジョイント管(図示していない)を介して結合され、供給ロッド17の進退時に伸縮できるようにコイル状に形成され、空気切換弁(図示していない)に接続されている。なお、受入孔20の奥部に永久磁石38が固定され、受入孔20に入ってきた軸部11を吸引してボルト10が落下しないようにしている。この永久磁石38が挿入吸引手段である。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
図7は、先の図3と同じ要領で示した挿入過程を示す断面図である。ここに示されている動作は実施例1における動作と同じである。この実施例2では空気噴射によってボルト10を押し出すものであるから、その押し出し長さS5を確保するために、空気噴射はごく短時間の噴射であり、いわゆる圧縮空気のパルス流のような噴射制御がなされている。
実施例2の作用効果は、実施例1のそれらと同じである。
上述のように、本発明によれば、受入孔への押し込み長さや押し込み力を制御しやすくするとともに、プロジェクションボルトの保持ヘッドの構造を合理的なものとすることができるプロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッドであるから、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
装置全体を示す側面図である。 供給ロッドと可動電極等を示す断面図である。 ボルトの挿入過程を示す断面図である。 保持ヘッドの詳細構造を示す断面図および部分平面図である。 吸引手段の変形例を示す断面図である。 他の供給ロッドと可動電極を示す断面図である。 他のボルトの挿入過程を示す断面図である。
符号の説明
5 進出加圧手段,エアシリンダ
6 可動電極
7 固定電極
10 プロジェクションボルト
16 進退駆動手段,エアシリンダ
17 供給ロッド
18 保持ヘッド
20 受入孔
21 挿入駆動手段,エアシリンダ
24 パーツフィーダ
26 送出制御装置
27 空気噴射管
29 ストッパユニット
30 鋼板部品
31 ロボット装置
33 保持凹部
36 空気通路
62 前進位置センサー
63 後退位置センサー
64 中間位置センサー
80 ヘッド本体
82 押出し部材
83 往復駆動手段、エアシリンダ
98 保持部材
99 凹部
100 電気抵抗溶接機構
101 溶接部品供給機構
102 鋼板部品移動機構
L1 吸引間隔
S3 挿入長さ
S4 挿入長さ
S5 押し出し長さ

Claims (8)

  1. プロジェクションボルトを保持吸引手段の吸引力によって進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持し、このプロジェクションボルトの先端部を供給ロッドが前進位置にある状態で挿入駆動手段の進出動作によって電極の受入孔に挿入し、この挿入位置から押出し手段を動作させて受入孔へのプロジェクションボルトの挿入を完了し、この挿入完了の状態を維持するための挿入吸引手段の吸引力をプロジェクションボルトに作用させ、ついで、供給ロッドを後退させ、その後、前記電極の進出によって待機している鋼板部品にプロジェクションボルトを電気抵抗溶接で溶接するものにおいて、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出すとともにこの押し出し位置で押し出しを停止し、この押し出された位置以降は前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引することを特徴とするプロジェクションボルトの溶接方法。
  2. 前記挿入吸引手段の吸引力は、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、前記受入孔内へ吸引することができる値とされている請求項1記載のプロジェクションボルトの溶接方法。
  3. プロジェクションボルトを保持吸引手段の吸引力によって進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持し、このプロジェクションボルトの先端部を供給ロッドが前進位置にある状態で挿入駆動手段の進出動作によって電極の受入孔に挿入し、この挿入位置から押出し手段を動作させて受入孔へのプロジェクションボルトの挿入を完了し、この挿入完了の状態を維持するための挿入吸引手段の吸引力をプロジェクションボルトに作用させ、ついで、供給ロッドを後退させ、その後、前記電極の進出によって待機している鋼板部品にプロジェクションボルトを電気抵抗溶接で溶接するものにおいて、前記押出し手段による押出し長さがプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する値であるとともに、この吸引力が実質的に消滅した以降において前記挿入吸引手段の吸引力によってプロジェクションボルトを受入孔内へ吸引することができる値であることを特徴とするプロジェクションボルトの溶接装置。
  4. 前記保持吸引手段および前記挿入吸引手段は、磁石で構成されている請求項3記載のプロジェクションボルトの溶接装置。
  5. 前記押出し手段はエアシリンダで構成されている請求項3または請求項4記載のプロジェクションボルトの溶接装置。
  6. 前記挿入吸引手段の吸引力は、前記押出し手段によりプロジェクションボルトに対する前記保持吸引手段の吸引力が実質的に消滅する位置まで押し出された位置以降、前記受入孔内へ吸引することができる値とされている請求項3〜請求項5のいずれかに記載のプロジェクションボルトの溶接装置。
  7. プロジェクションボルトを進退動作式の供給ロッドの保持ヘッドに保持して電極の受入孔に挿入する形式のものにおいて、供給ロッドに結合されたヘッド本体に往復駆動手段が取り付けられ、この往復駆動手段によって進退する押出し部材が前記ヘッド本体を貫通した状態で配置され、ヘッド本体の端面に設けた凹部にプロジェクションボルトを吸引する磁石が埋め込まれ、プロジェクションボルトの保持凹部を有するカップ状の保持部材をヘッド本体の端面に取り付けることにより前記磁石を封鎖し、前記保持凹部の底部から押出し部材が突出するように構成したことを特徴とするプロジェクションボルトの保持ヘッド。
  8. 前記往復駆動手段はエアシリンダによって構成され、このエアシリンダに対する作動空気は供給ロッドに設けた空気通路から供給されるものである請求項7記載のプロジェクションボルトの保持ヘッド。
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