JP6929505B2 - 軸状部品の供給装置 - Google Patents

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Description

この発明は、軸部と、この軸部よりも大径の頭部を有する軸状部品を、目的箇所である受入孔に挿入する軸状部品の供給装置に関している。
特開平10−225774号公報には、ボルトを保持するチャック機構に対して、部品供給管を進退させて部品供給管の先端部でチャック機構を押し拡げることが記載されている。
特開平10−225774号公報
上記特許文献1には、チャック機構を押し拡げてボルトをチャック機構へ確実に供給することは記載されているが、軸状部品を導いてくる部品供給通路と軸状部品が挿入される受入孔との相対位置を予め設定し、軸状部品の形態に適合させて正確に受入孔へ挿入することについては、何も言及されていない。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、軸状部品を導いてくる部品供給通路と、供給の目的箇所である受入孔との相対位置を軸状部品の形態に適合させて、確実に部品供給を行うことを目的としている。
請求項1記載の発明は、
軸部と、この軸部よりも大径の頭部を有する軸状部品が供給の対象とされるとともに、挿入基部材の受入孔に前記軸部を挿入し、その後、前記挿入基部材を移動させて前記頭部を目的箇所に位置づける形式の部品供給装置において、
パーツフィーダなどの部品供給源に連通している部品供給通路と、前記挿入基部材に形成された前記受入孔が挿入軸線上に同軸状態で配置され、
前記部品供給通路または前記受入孔のいずれか一方を前記挿入軸線方向に進退させる進退駆動手段を設けて、前記部品供給通路の出口開口端と前記受入孔の入口開口端の間隔距離が、前記進退駆動手段の動作によって、軸状部品の頭部の軸線方向長さよりも短い間隔距離か、出口開口端と入口開口端が密着した間隔距離の消滅状態か、軸状部品の頭部の軸線方向長さよりも長い間隔距離のいずれかとなるように構成し、
前記受入孔に前記軸部が入りきった状態において、前記間隔距離が前記頭部の軸線方向長さよりも短くなるか、または前記間隔距離が消滅しているときに、前記頭部の一部または全部が前記部品供給通路内に入り込んだ状態とされるように構成し、
前記間隔距離が、前記挿入基部材の上記移動のときに、前記頭部の軸方向長さよりも長くなるように構成されていることを特徴とする軸状部品の供給装置である。
部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が、頭部の軸方向長さよりも短くなるか、または出口開口端と入口開口端が密着し、しかも、挿入基部材の上記移動のときに頭部の軸方向長さよりも長くなるように、部品供給通路または受入孔のいずれか一方を挿入軸線方向に進退させる進退駆動手段が設けられている。
部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が、頭部の軸方向長さよりも短くなっている場合には、軸状部品が移送されてくると、軸状部品の軸部が受入孔に進入していることと、頭部が部品供給通路に保持されていることが同時に達成される。すなわち、軸状部品が受入孔と部品供給通路の両方に入り込んだ状態になるので、軸状部品の軸部が受入孔に完全に入りきるまで、頭部が部品供給通路内に存在していることとなり、これによって軸状部品が確実に受入孔へ挿入される。つまり、受入孔への軸部挿入が開始されるときには、必ず頭部が部品供給通路に保持されているので、部品供給通路と受入孔に対する軸状部品の相対位置が挿入軸線上に正しく位置づけられて、正確な部品供給が達成される。このように、部品供給通路と受入孔が予め挿入軸線上に配置されていることと、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が上記の値に設定されていることが、複合的に作用している。
もし軸状部品挿入時に、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が、軸状部品の頭部の軸方向長さよりも長くなっていると、軸部が受入孔に完全に入りきらない段階で、頭部が部品供給通路から開放された状態になるので、軸状部品全体が何らかの外力で傾くことが発生すると、受入孔へ円滑に入ることがなされないこととなり、軸状部品の挿入過渡期における移動安定性が低下する。
他方、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が消滅して、出口開口端と入口開口端が密着している場合には、上記間隔距離が、頭部の軸方向長さよりも短くなっている場合と同様に、軸状部品が移送されてくると、軸状部品の軸部が受入孔に進入していることと、頭部が部品供給通路に保持されていることが同時に達成される。すなわち、軸状部品が受入孔と部品供給通路の両方に入り込んだ状態になるので、軸状部品の軸部が受入孔に完全に入りきるまで、頭部が部品供給通路内に存在していることとなり、これによって軸状部品が確実に受入孔へ挿入される。つまり、受入孔への軸部挿入が開始されるときには、必ず頭部が部品供給通路に保持されているので、部品供給通路と受入孔に対する軸状部品の相対位置が挿入軸線上に正しく位置づけられて、正確な部品供給が達成される。このように、部品供給通路と受入孔が予め挿入軸線上に配置されていることと、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が上記の値に設定されていることが、複合的に作用している。
上記のように、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離が、出口開口端と入口開口端が密着するようになっている場合には、部品供給通路の空間と受入孔の空間が一連の連続空間の形態になるので、軸状部品に対する案内機能が一層向上し、確実な部品挿入が達成できる。
そして、軸状部品の挿入完了後に、挿入基部材を移動させて頭部を目的箇所に位置づけるときには、部品供給通路または受入孔のいずれか一方を挿入軸線方向に後退させて、部品供給通路の出口開口端と受入孔の入口開口端の間隔距離を、頭部の軸方向長さよりも長くすることによって、頭部の移動スペースを確保することができ、軸状部品が挿入された挿入基部材の移動が確実に達成される。
軸部と、この軸部よりも大径の頭部を有する軸状部品においては、頭部の質量が軸部の質量よりも大きくなることがある。そして、頭部の上側への高さが高い場合には、軸状部品が倒れやすい性質となる。しかし、上述のようにして頭部が常に部品供給通路に保持された状態であるから、挿入過渡期における部品の倒れが防止され、正常な姿勢を適確に維持することができる。
本願発明は、上述のような装置発明であるが、以下に記載する実施例から明らかなように、軸状部品の挙動状態等を特定した方法発明として存在させることができる。
装置全体の断面図と関連箇所の外観図である。 挿入動作状態を示す断面図である。 挿入動作状態を示す断面図である。 間隔距離変換機構の他の例を示す断面図である。 別の軸状部品を示す側面図である。
つぎに、本発明に係る軸状部品の供給装置を実施するための形態を説明する。
図1〜図5は、本発明の実施例を示す。
最初に、軸状部品について説明する。
軸状部品の形態としては、種々なものがあり、その一例が図1(E)に示されている。軸状部品全体は符号1で示され、鉄製である。断面円形の細長い部材で構成された軸部2と、断面円形の細長い部材で構成され、軸部2よりも大径の頭部3を有している。各部の寸法は、軸状部品1の全長が60mm、軸部2の直径と長さが4mmと34mm、頭部3の直径と長さが12mmと26mmである。
つぎに、装置の部品供給通路側の構造について説明する。
装置全体は、符号100で示されている。機枠などの静止部材4に、ステンレス鋼などで作られたブロック形状の支持部材5が固定されている。このブロック形状の代表的な形状は、直方体である。支持部材5の中央部に鉛直方向の支持孔6が支持部材5を貫通した状態で形成してある。この支持孔6は、円形の断面形状とされている。
断面円形の管状の部材で構成されたガイド管7が、支持孔6内に摺動可能な状態で挿入してある。ガイド管7の外周面と支持孔6の内周面との間に空隙がなくて、ガイド管7が進退可能な状態になっている。ガイド管7の内部空間が、部品供給通路8である。
ガイド管7は、エアシリンダや進退出力式の電動モータなどで構成された進退駆動手段によって、鉛直方向に進退する。この進退を行う手段として、この実施例ではエアシリンダ9が使用されている。ガイド管7の下端にフランジ10が形成され、そこに板状の結合部材12がボルト付けなどで固定されている。エアシリンダ9は支持部材5の横側面に固定され、そのピストンロッド13が結合部材12に結合してある。ピストンロッド13は、鉛直方向に進退する。
パーツフィーダ14から伸びてきている供給管15がボルト付けなどで支持部材5に結合されて、供給管15が部品供給通路8に連通している。軸状部品1の搬送は、圧縮空気の噴射で行われ、噴射管16から空気噴射がなされる。なお、軸状部品1のひっかかりを防止するために、ガイド管7の上端内面部にテーパ面17が形成してある。
フランジ10の平坦な下面は、仮想水平面上に存在しており、この面が部品供給通路8の出口開口端18を構成している。
なお、図1(A)のB−B断面が同図の(B)図である。同様に、図1(A)のC−C断面が同図の(C)図であり、図1(A)のD−D断面が同図の(D)図である。
つぎに、装置の挿入基部材側の構造について説明する。
円柱形状のステンレス鋼製部材で作られた挿入基部材20が、部品供給通路8の下側に配置してある。挿入基部材20の中央部に鉛直方向の受入孔21が形成され、ここに軸部2が挿入される。受入孔21が軸部2の挿入に備えているときには、部品供給通路8の軸線と受入孔21の軸線が一致しており、これが挿入軸線O−Oである。なお、軸部2の挿入を確実にするために、受入孔21の開口部にテーパ孔22が形成してある。
挿入基部材20の平坦な上面は、仮想水平面上に存在しており、この面が受入孔21の入口開口端23を構成している。
エアシリンダ9が進退することによって、出口開口端18と入口開口端23の間隔距離が、図2に示されたL1や、図1に示されたL2のように加減される。
受入孔21に挿入された軸状部品1を目的箇所へ移動させるために、移動機構24が設けてある。移動機構24は、図1(A)に2点鎖線で示すように、頭部3が所定の目的箇所へ移行する機構であればよく、ガイドレール方式やスクリュウシャフト方式など、種々なものが採用できる。ここでは、前者のガイドレール方式である。
静止部材4上に静止レール25が水平方向の姿勢で固定され、この静止レール25に可動部材26がスライド可能な状態で組み付けてある。可動部材26は、厚板状のステンレス鋼で構成され、図1(D)に示すように、静止レール25に組み付けられるスライド部27と、平坦な面で構成された支持面28を備えている。支持面28に脚部材29がボルト付けなどで固定され、その上に挿入基部材20が固定されている。
静止部材4上にエアシリンダ30が固定され、そのピストンロッド31が可動部材26に結合してある。ピストンロッド31は、静止レール25の長手方向に水平な姿勢で配置してあり、ピストンロッド31が伸びると、可動部材26が移動して、挿入基部材20が2点鎖線図示の位置に移動する。この移動によって、ここでは頭部3がロボット装置33に対応した位置に待機するようになっている。
ロボット装置33は通常の6軸式のものであり、その先端部に配置された保持ソケット34で頭部3を保持して、つぎの目的箇所へ移送する。ロボット装置33が動作して、保持ソケット34内に相対的に頭部3が進入すると、保持ソケット34内に取り付けた永久磁石35に吸引され、その状態で軸部2が受入孔21から抜き出されて、つぎの目的箇所へ移送される。
可動部材26に永久磁石36が埋め込まれ、その吸引力が受入孔21に挿入された軸部2に作用している。そのために、永久磁石36は挿入軸線O−O上に配置してある。このような吸引力によって、頭部3の下面が入口開口端23に当たって、軸状部品1の静止位置が正確に維持される。あるいは、テーパ孔22を大きくして、頭部3の下端角部がテーパ孔22で受止められるようにすることもできる。
つぎに、装置の動作を説明する。
最初に、間隔距離が頭部3の軸方向長さよりも短くなった、L1の場合を図2にしたがって説明する。図2に示すように、エアシリンダ9の進出動作でガイド管7が挿入軸線O−Oに沿って下方へ伸び出て、間隔距離L1が頭部3の軸方向長さよりも短い長さに設定される。この状態のところへ軸状部品1が軸部2を進出側にしてパーツフィーダ14から送られてくると、軸部2はテーパ孔22から受入孔21へ挿入される。この挿入過渡期において、頭部3は、部品供給通路8、すなわちガイド管7の内面に保持されている。つまり、頭部3がガイド管7内にほぼ隙間のない状態で入り込んでいて、頭部3の挿入軸線O−Oからのずれ量を最少化し、軸状部品1が挿入軸線O−Oに沿って円滑かつ正確に受入孔21に挿入される。図2に示すように、頭部3の一部が部品供給通路8に入り込んでいる。
このようにして軸部2の受入孔21への挿入が完了すると、軸状部品1は永久磁石36で吸引されて、安定した挿入状態となる。その後、エアシリンダ9の後退動作で間隔距離L1が大きくなり、それが頭部3の軸方向長さよりも大きくなった箇所、すなわち間隔距離が図1(A)に示すL2となった箇所でエアシリンダ9の後退動作が停止する。
ついで、エアシリンダ30の進出動作で可動部材26が静止レール25に沿って移動し、ロボット装置33の保持ソケット34に合致した箇所で停止する。それからロボット装置33の動作で軸状部品1が受入孔21から抜き取られて、つぎの目的箇所へ移送される。間隔距離L2が頭部3の軸方向長さよりも大きくなっているので、可動部材26が静止レール25に沿って移動するとき、頭部3が何にも干渉することなく、水平方向に移動することができる。
つぎに、間隔距離が消滅して、出口開口端と入口開口端が密着している場合を図3にしたがって説明する。図3に示すように、エアシリンダ9の進出動作でガイド管7が挿入軸線O−Oに沿って下方へ伸び出て、出口開口端18が入口開口端23に密着し、間隔距離が消滅した状態に設定される。この状態のところへ軸状部品1が軸部2を進出側にしてパーツフィーダ14から送られてくると、軸部2はテーパ孔22から受入孔21へ挿入される。この挿入過渡期において、頭部3は、部品供給通路8、すなわちガイド管7の内面に保持されている。つまり、頭部3がガイド管7内にほぼ隙間のない状態で入り込んでいて、頭部3の挿入軸線O−Oからのずれ量を最少化し、軸状部品1が挿入軸線O−Oに沿って円滑かつ正確に受入孔21に挿入される。図3に示すように、頭部3の全部が部品供給通路8に入り込んでいる。
このようにして軸部2の受入孔21への挿入が完了すると、軸状部品1は永久磁石36で吸引されて、安定した挿入状態となる。その後、エアシリンダ9の後退動作で消滅していた間隔距離が形成され、それが頭部3の軸方向長さよりも大きくなった箇所、すなわち間隔距離が図1(A)に示すL2となった箇所でエアシリンダ9の後退動作が停止する。
ついで、エアシリンダ30の進出動作で可動部材26が静止レール25に沿って移動し、ロボット装置33の保持ソケット34に合致した箇所で停止する。それからロボット装置33の動作で軸状部品1が受入孔21から抜き取られて、つぎの目的箇所へ移送される。間隔距離L2が頭部3の軸方向長さよりも大きくなっているので、可動部材26が静止レール25に沿って移動するとき、頭部3が何にも干渉することなく、水平方向に移動することができる。
上述のように、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔の入口開口端23の間隔距離は、頭部3の軸方向長さよりも短い距離か、または出口開口端18と入口開口端23が密着したゼロ距離のいずれかが選択されて、軸状部品1の確実な受入孔挿入が達成される。そして、受入孔挿入後、間隔距離は、頭部3の軸方向長さよりも長くなって、軸状部品1と挿入基部材20の水平方向移動が可能となる。
上記の事例では、ガイド管7を進退させて間隔距離をL1やL2にしたり、間隔距離を消滅したりしている。一方、図4の事例では、前記エアシリンダ9を止めて、挿入基部材20を挿入軸線O−Oに沿って進退させて、所要の間隔距離を求めるようにしている。
可動部材26に前記エアシリンダ9に代わるエアシリンダ37を取り付け、そのピストンロッド38の上部に、支持面28を有する支持板39が結合してある。この支持板39に脚部材29が固定されている。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の図1の事例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。そして、図1の事例と同様な動作がなされる。
軸状部品の他の事例として、図5に示すボルト40がある。六角形の頭部41と雄ねじが切られた軸部42と円形のフランジ43によって構成されている。フランジ43の円形形状が、前述の断面円形の頭部3に相当している。L1やL2などの間隔距離は、頭部41の高さ寸法やフランジ43の厚さ寸法に応じて設定される。
なお、上記各種のエアシリンダに換えて、進退出力をする電動モータを採用することもできる。また、上記各種の永久磁石を電磁石に置き換えることも可能である。
上述の各エアシリンダの進退動作や空気噴射などの動作は、一般的に採用されている制御手法で容易に行うことが可能である。制御装置またはシーケンス回路からの信号で動作する空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等を組み合わせることによって、所定の動作を確保することができる。
以上に説明した実施例の作用効果は、つぎのとおりである。
部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が、頭部3の軸方向長さよりも短くなるか、または出口開口端18と入口開口端23が密着し、しかも、挿入基部材20の上記移動のときに頭部3の軸方向長さよりも長くなるように、部品供給通路8または受入孔21のいずれか一方を挿入軸線O−O方向に進退させるエアシリンダ9、エアシリンダ37が設けられている。
部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が、頭部3の軸方向長さよりも短くなっている場合には、軸状部品1が移送されてくると、軸状部品1の軸部2が受入孔21に進入していることと、頭部3が部品供給通路8に保持されていることが同時に達成される。すなわち、軸状部品1が受入孔21と部品供給通路8の両方に入り込んだ状態になるので、軸状部品1の軸部2が受入孔21に完全に入りきるまで、頭部3が部品供給通路8内に存在していることとなり、これによって軸状部品1が確実に受入孔21へ挿入される。つまり、受入孔21への軸部挿入が開始されるときには、必ず頭部3が部品供給通路8に保持されているので、部品供給通路8と受入孔21に対する軸状部品1の相対位置が挿入軸線O−O上に正しく位置づけられて、正確な部品供給が達成される。このように、部品供給通路8と受入孔21が予め挿入軸線O−O上に配置されていることと、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が上記の値に設定されていることが、複合的に作用している。
もし軸状部品挿入時に、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が、軸状部品1の頭部3の軸方向長さよりも長くなっていると、軸部2が受入孔21に完全に入りきらない段階で、頭部3が部品供給通路8から開放された状態になるので、軸状部品1全体が何らかの外力で傾くことが発生すると、受入孔21へ円滑に入ることがなされないこととなり、軸状部品1の挿入過渡期における移動安定性が低下する。
他方、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が消滅して、出口開口端18と入口開口端23が密着している場合には、上記間隔距離が、頭部3の軸方向長さよりも短くなっている場合と同様に、軸状部品1が移送されてくると、軸状部品1の軸部2が受入孔21に進入していることと、頭部3が部品供給通路8に保持されていることが同時に達成される。すなわち、軸状部品1が受入孔21と部品供給通路8の両方に入り込んだ状態になるので、軸状部品1の軸部2が受入孔21に完全に入りきるまで、頭部3が部品供給通路8内に存在していることとなり、これによって軸状部品1が確実に受入孔21へ挿入される。つまり、受入孔21への軸部挿入が開始されるときには、必ず頭部3が部品供給通路8に保持されているので、部品供給通路8と受入孔21に対する軸状部品1の相対位置が挿入軸線O−O上に正しく位置づけられて、正確な部品供給が達成される。このように、部品供給通路8と受入孔21が予め挿入軸線O−O上に配置されていることと、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が上記の値に設定されていることが、複合的に作用している。
上記のように、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離が、出口開口端18と入口開口端23が密着するようになっている場合には、部品供給通路8の空間と受入孔21の空間が一連の連続空間の形態になるので、軸状部品1に対する案内機能が一層向上し、確実な部品挿入が達成できる。
そして、軸状部品1の挿入完了後に、挿入基部材20を移動させて頭部3を目的箇所に位置づけるときには、部品供給通路8または受入孔21のいずれか一方を挿入軸線O−O方向に後退させて、部品供給通路8の出口開口端18と受入孔21の入口開口端23の間隔距離を、頭部3の軸方向長さよりも長くすることによって、頭部3の移動スペースを確保することができ、軸状部品1が挿入された挿入基部材20の移動が確実に達成される。
軸部2と、この軸部2よりも大径の頭部3を有する軸状部品1においては、頭部3の質量が軸部2の質量よりも大きくなることがある。そして、頭部3の上側への高さが高い場合には、軸状部品1が倒れやすい性質となる。しかし、上述のようにして頭部3が常に部品供給通路8に保持された状態であるから、挿入過渡期における軸状部品1の倒れが防止され、正常な姿勢を適確に維持することができる。
支持部材5に設けた支持孔6に、部品供給通路8を有するガイド管7が進退可能な状態で挿入され、支持部材5に取り付けた進退駆動手段であるエアシリンダ9でガイド管7を進退させる構造であるから、部品供給通路8を支持部材5に対して進退させる構造が簡単に形成できる。このような単純な構成であるから、部品供給通路8と受入孔21の同軸性を挿入軸線O−O状態で確保しながら、ガイド管7の円滑な進退が可能となる。
受入孔21に挿入された軸状部品1(軸部2)に対して、永久磁石36の吸引力が作用するので、軸状部品1と挿入基部材20の一体性が向上し、挿入基部材20の移動の際に軸状部品1の支持位置がずれたりすることがなく、安定した部品移行が得られる。
挿入軸線O−Oと、レール構造による挿入基部材20の進退方向が直交しているので、受入孔21への軸状部品挿入方向と挿入基部材20の移行方向が直交した位置関係となり、軸状部品1の移動が上下方向から水平方向への単純な形態となる。したがって、安定した部品移行が得られるとともに、装置構造の簡素化にとっても有効である。
上述のように、本発明の装置によれば、軸状部品を導いてくる部品供給通路と、供給の目的箇所である受入孔との相対位置を軸状部品の形態に適合させて、確実に部品供給を行う。したがって、自動車の車体溶接工程や、家庭電化製品の板金溶接工程などの広い産業分野で利用できる。
1 軸状部品
2 軸部
3 頭部
7 ガイド管
8 部品供給通路
9 エアシリンダ、進退駆動手段
18 出口開口端
20 挿入基部材
21 受入孔
23 入口開口端
24 移動機構
37 エアシリンダ、進退駆動手段
100 供給装置

Claims (1)

  1. 軸部と、この軸部よりも大径の頭部を有する軸状部品が供給の対象とされるとともに、挿入基部材の受入孔に前記軸部を挿入し、その後、前記挿入基部材を移動させて前記頭部を目的箇所に位置づける形式の部品供給装置において、
    パーツフィーダなどの部品供給源に連通している部品供給通路と、前記挿入基部材に形成された前記受入孔が挿入軸線上に同軸状態で配置され、
    前記部品供給通路または前記受入孔のいずれか一方を前記挿入軸線方向に進退させる進退駆動手段を設けて、前記部品供給通路の出口開口端と前記受入孔の入口開口端の間隔距離が、前記進退駆動手段の動作によって、軸状部品の頭部の軸線方向長さよりも短い間隔距離か、出口開口端と入口開口端が密着した間隔距離の消滅状態か、軸状部品の頭部の軸線方向長さよりも長い間隔距離のいずれかとなるように構成し、
    前記受入孔に前記軸部が入りきった状態において、前記間隔距離が前記頭部の軸線方向長さよりも短くなるか、または前記間隔距離が消滅しているときに、前記頭部の一部または全部が前記部品供給通路内に入り込んだ状態とされるように構成し、
    前記間隔距離が、前記挿入基部材の上記移動のときに、前記頭部の軸方向長さよりも長くなるように構成されていることを特徴とする軸状部品の供給装置。
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