JP4556219B2 - 軸状部品の供給補助装置 - Google Patents

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この発明は、相手方部材の受入孔に挿入された磁性材料製の軸状部品をロボット装置やねじ締め装置等の保持ヘッドに保持して目的箇所へ供給する補助装置に関している。
受入孔の奥に磁石が配置され、受入孔に挿入された軸状部品が磁石に吸引されて受入孔の奥まで引き込まれるものが、電気抵抗溶接の電極などで知られている。
特許第2789020号公報
上述のような受入孔と磁石を組み合わせた構造は、軸状部品を引き込むことはできるが、引き込まれた軸状部品をロボット装置やねじ締め装置等の保持ヘッドに保持して目的箇所へ供給する場合には、軸状部品の端部が磁化されているので、前記保持ヘッドの異常な箇所が軸状部品に吸引されて、保持ヘッドが軸状部品の所定位置を正しく保持することができないという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するために提供されたもので、軸状部品を吸引手段で受入孔へ円滑でしかも正確に吸引するとともに、ロボット装置やねじ締め装置等の保持ヘッドは軸状部品を保持するときには吸引手段の吸引力を消滅させることができる軸状部品の供給補助装置の提供を目的とする。
問題を解決するための手段
請求項1記載の発明は、静止部材に固定された保持部材の受入孔に挿入された磁性材料製の軸状部品をロボット装置やねじ締め装置等の保持ヘッドに保持して目的箇所へ供給する形式のものにおいて、切換駆動手段によって進退する支持部材に前記受入孔に軸状部品を導入する吸引手段が固定され、前記受入孔の軸線と前記支持部材の進退方向が直交した位置関係とされ、前記切換駆動手段の進退動作によって、前記吸引手段が受入孔の軸線上またはその近傍に位置している状態が軸状部品の吸引位置となり、前記切換駆動手段の進退動作によって、前記吸引手段が受入孔の軸線から離隔した箇所に位置している状態が軸状部品に吸引力を及ぼさない退避位置となるように構成し、前記受入孔に軸状部品が正常に挿入されているかど うかを検知する検知手段が前記支持部材に取付けられ、この検知手段の取付け位置は、前記吸引手段が前記退避位置に存在しているときに、受入孔内に挿入されている軸状部品を検知できる位置とされていることを特徴とする軸状部品の供給補助装置である。
発明の効果
前記受入孔の軸線上またはその近傍の吸引位置に吸引手段が位置しているときには、軸状部品は受入孔に正確に吸引される。そして、吸引手段が軸状部品に吸引力を及ぼさない退避位置に位置しているときには、軸状部品には吸引力が一切作用していないので、前記保持ヘッドが接近してきても保持ヘッドは軸状部品に吸引されることがなく、保持ヘッドと軸状部品との相対位置が正常に設定され、保持ヘッドに軸状部品が正確に保持されて目的箇所へ供給される。
記吸引手段は、前記切換駆動手段に結合された支持部材に取付けられ、この支持部材に軸状部品の存在を検知する検知手段が取付けられている。
このように支持部材に吸引手段と検知手段が設けられているので、吸引手段が吸引位置から離れて退避位置をとるときに、検知手段を所定の検知位置に配置することができて、吸引動作と検知動作が確実に行われる。
記検知手段は、吸引手段が退避位置に位置しているときに軸状部品の検知を行う位置に位置するように、吸引手段との相対位置が設定されている。
したがって、吸引手段と検知手段との交互の動作機能が確実に達成される。さらに、検知手段によって軸状部品が受入孔に挿入されていないことが検知されたときには、そのことを示す信号によって前記保持ヘッドが受入孔に接近してくる動作を事前に中止することができて、無駄な動作を回避することができるとともに、軸状部品の欠如した鋼板部品等が下流工程に移行されることを防止できる。
請求項2記載の発明は、前記吸引手段が前記吸引位置に位置している状態において、吸引手段が受入孔の間近に配置された状態とされ、前記吸引 手段が前記退避位置に位置している状態において、前記検知手段は受入孔の間近に配置された前記吸引手段よりも受入孔から離隔した位置に配置された状態とされ、前記吸引手段と前記検知手段の間に受入孔に挿入されている軸状部品の端部が相対的に滑動するガイド部材が傾斜した状態で設けられている請求項1記載の軸状部品の供給補助装置である。
ガイド部材によって、ボルトが受入孔内に進入してゆく速度を低速に制御することができるので、ボルトの進入状態が安定したものとなる。
記ガイド部材は、板状の部材で構成されているとともに吸引手段である磁石を覆った状態で配置され、前記磁石の方が検知手段よりも受入孔に接近させて配置してある。
上述のように、磁石が受入孔に接近させて配置してあるので、軸状部品の軸部が短くても、軸部に対する吸引磁力を強く作用させることができ、確実に受入孔内に導入することができる。とくに、係止部材が後退する過渡期に軸状部品が転倒するおそれがあるが、磁石を受入孔に接近させてあることによって磁力を強く軸状部品に作用させて、転倒を防止できる。
記磁石は、支持部材に固定されたブロック状部材に取り付けられている。
前記磁石はブロック状部材によってその高さ位置すなわち受入孔との間隔が所定の値に設定できるので、受入孔に接近させその接近距離を正確に設定することが行いやすくなる。
つぎに、本発明の軸状部品の供給補助装置を実施するための最良の形態を説明する。
図1〜図3は実施例1を示す。
まず、軸状部品について説明する。
軸状部品としては、種々なものがある。例えば、ボルトやフランジ付き軸部材のようなものがある。この実施例では、鉄製のボルト1である。このボルト1は、六角型のヘッド部材である頭部2と、それと一体の雄ねじが切られた軸部3から構成されている。ボルト1の各部の寸法は、軸部3のねじ山の直径が10mm、軸部の長さが27mm、頭部2の高さが10mm、頭部2の径方向寸法が14mmと16mmである。
つぎに、装置全体について説明する。
図1は装置全体の側面図、図2は係止部材の斜視図や断面図等である。供給補助装置全体は、符号100で示されている。ほぼ水平方向に進退する供給ロッド5は、ほぼ水平方向に配置された進退駆動手段であるエアシリンダ6によって進退動作をする。その進退軸線は、符号O−Oで示されている。この供給ロッド5の先端部に係止部材7が取付けられ、ここにボルト1がその軸部3が鉛直方向に垂下した状態、つまり首吊り状態で係止されている。
機枠等の静止部材8に固定された供給管9は、供給ロッド5の進退軸線O−Oに対してほぼ直交する向きに配置され、しかも後退した係止部材7の上側に配置されている。供給管9の一端はパーツフィーダ(図示していない)に接続されている。
供給管9の他端部に下側に開口している出口開口13が設けられ、この出口開口13を開閉板12によって開閉するようになっている。前記開閉板12を開閉するエアシリンダ11が静止部材8に取付けられている。開閉板12が開くとそこに待機していたボルト1が落下して、係止部材7に係止される。
図1に示すように、供給補助装置100が動作してボルト1が保持部材15に形成した受入孔16に挿入される。したがって、この受入孔16が供給の目的箇所である。この受入孔16はほぼ鉛直方向に形成されており、ボルト1もほぼ鉛直方向に下降する。そのために、静止部材8に供給駆動手段であるエアシリンダ19が取付けられている。このエアシリンダ19のピストンロッド20はほぼ鉛直方向に進退するもので、その上端に前記エアシリンダ6が固定されている。供給ロッド5の進退方向はほぼ水平方向であるが、これを傾斜した方向に進退するようにしてもよい。そのようにするときには、ピストンロッド20も傾斜して配置される。
したがって、供給管9の出口開口13から落下したボルト1が係止部材7に係止されると、供給ロッド5が進出する。供給ロッド5はボルト1が受入孔16と同軸になった位置で停止する。それからエアシリンダ19の動作でエアシリンダ6がほぼ鉛直方向に下降すると、ボルト1の軸部3が受入孔16に挿入される。
図1に示された前記受入孔16が供給の目的箇所である。この受入孔16の内径は11mmであり、そこに外径10mmの軸部3が挿入される。保持部材15はボルト1の頭部を所定位置に待機させる機能を果たすもので、ここではナットランナー17の保持ヘッドすなわちソケット部材18がボルト1の頭部2に合致するようになっている。このようにして受入孔16に挿入されたボルト1は、その頭部2がナットランナー17のソケット部材18に保持されたり、さらに他の目的箇所へボルトを移送するロボット装置に保持されたりする。したがって、受入孔16によってボルト1の待機基準位置が設定されたこととなる。
前記ソケット部材18は、ナットランナー17に内蔵された回転装置によって回転するようになっている。そして、ソケット部材18には頭部2を受け入れる六角形の保持孔21が下向きに開口している。ナットランナー17はロボット装置22の先端部に配置され、保持部材15におけるボルト頭部2を保持して、他の箇所にあるねじ孔にねじ込むのである。
つぎに、係止部材について説明する。
図2に示すように、前記係止部材7には供給ロッド5の進出方向に延びた載置部23が形成され、その上面が受け面24とされている。この載置部23に、供給ロッド5の進出方向に開放した状態で係止凹部25が形成されており、その奥部に軸部3の外周部が密着できる円弧部26が形成されている。
図2(B)と(C)に示すように、吸引手段である永久磁石28が係止部材7に埋設してある。永久磁石28の吸引力は、係止凹部25の所定位置すなわち円弧部26に軸部3が密着した状態を維持するように作用するものである。したがって、永久磁石28の配置位置は、円弧部26から進退軸線O−O方向に変位している。
係止部材7が最も後退した位置において、出口開口13から落下してきたボルト1が係止凹部25に正確に受け止められるように、出口開口13と係止部材7の相対位置が設定されている。永久磁石28の吸引力をボルト1に対してより強く作用させるために、係止部材7は非磁性材料であるステンレス鋼で製作するのが望ましい。さらに、永久磁石28を電磁石にすることも可能である。
つぎに、吸引手段について説明する。
吸引手段は、軸部2を円滑に受入孔16に導入する補助的な機能を果たすもので、永久磁石、電磁石あるいは空気吸引などが採用される。図1および図3における吸引手段は永久磁石である。
厚板状の部材で形成された支持部材29がほぼ水平方向に進退するようになっており、この進退は切換駆動手段であるエアシリンダ30によって行われる。このエアシリンダ30は静止部材8に固定されており、そのピストンロッド31が支持部材29に結合されている。
図3(A)に示すように、吸引手段である永久磁石32は支持部材29の上面に固定され、しかも受入孔16の軸線33上に配置されている。このように永久磁石32が軸線33上に位置している状態が「吸引位置」である。この吸引位置になっているときに、受入孔16に進入してきた軸部3が永久磁石32によって吸引されるので、ボルト1の供給が補助されるのである。
他方、エアシリンダ30の動作で永久磁石32が軸線33から離隔した位置、すなわちボルト1に吸引力を及ぼさない位置が、図3(B)に示す「退避位置」である。このようにエアシリンダ30の進退動作で前記吸引位置と退避位置の2位置をとるように構成されている。
永久磁石32によって軸部3を吸引するためには、永久磁石32が受入孔16の軸線33上に配置されているのが最善であるが、エアシリンダ30のストローク等の理由で軸線33から若干ずれていても必要な吸引力をえることができる。したがって、受入孔16の軸線33上またはその近傍に永久磁石32が配置されることになる。
つぎに、検知手段について説明する。
検知手段は、受入孔16にボルト1が正常に挿入されているかどうかを検知し、正常であればつぎの動作が定められたシーケンスにしたがって遂行され、正常に挿入されていないときにはつぎの動作を中止する機能を果たすものである。検知手段としては、通常の検知機能のある検知部品でよく、ここでは近接スイッチ式のセンサー35である。
このセンサー35は、支持部材29の上面に取付けられており、永久磁石32が退避位置におかれているときに、図3(B)に示すように、受入孔16の真下の検知位置に位置するようになっている。
なお、上記進退駆動手段や供給駆動手段あるいは切換駆動手段等を形成するエアシリンダ6,19,30に換えて、進退出力をする電動モータやラックピニオン機構を採用することもできる。
上述の動作を、制御装置またはシーケンス回路や、それからの動作信号で作動空気を送り出す空気切換弁や、エアシリンダの所定位置で信号を発して前記制御装置に送信するセンサー等の一般的に使用されている制御手段によって確保することができる。
以上に説明した実施例1の作用効果は、つぎのとおりである。
前記受入孔16の軸線33上またはその近傍の吸引位置に吸引手段である永久磁石32が位置しているときには、ボルト1は受入孔16に正確に吸引される。そして、永久磁石32がボルト1に吸引力を及ぼさない退避位置に位置しているときには、ボルト1には吸引力が一切作用していないので、前記ソケット部材18が接近してきてもソケット部材18はボルト1の頭部2に吸引されることがなく、保持孔21と頭部2との相対位置が正常に設定され、保持孔21に頭部2が正確に保持されてボルト1が目的箇所へ供給される。すなわち、永久磁石32が吸引位置に存在していると、頭部2が磁化されてそこに吸引磁力が発揮されるので、ソケット部材18がずれた状態で頭部2に吸着されることとなり、円滑な保持が不可能となるのである。
前記永久磁石32は、前記切換駆動手段であるエアシリンダ30に結合された支持部材29に取付けられ、この支持部材29にボルト1の存在を検知する検知手段すなわちセンサー35が取付けられている。
このように支持部材29に永久磁石32とセンサー35が設けられているので、永久磁石32が吸引位置から離れて退避位置をとるときに、センサー35を所定の検知位置に配置することができて、吸引動作と検知動作が確実に行われる。
前記センサー35は、永久磁石32が退避位置に位置しているときにボルト1の検知を行う位置に位置するように、永久磁石32との相対位置が設定されている。
したがって、永久磁石32とセンサー35との交互の動作機能が確実に達成される。さらに、センサー35によってボルト1が受入孔16に挿入されていないことが検知されたときには、そのことを示す信号によって前記ソケット部材18が受入孔16に接近してくる動作を事前に中止することができて、無駄な動作を回避することができるとともに、ボルト1の欠如した鋼板部品等が下流工程に移行されることを防止できる。
図4は、実施例2を示す。
この実施例2は、前記吸引手段を空気バキュームで吸引する形式にしたものである。バキューム管36が支持部材29を貫通した状態で支持部材29に溶接等で結合され、その上部にテーパ状の拡開部37が形成されている。この拡開部37の上端は保持部材15の下面の間近に配置され、支持部材29が後退するときに受入孔16から突き出た軸部3を通過させる切欠き38が設けられている。なお、バキューム管36は、吸引ポンプ(図示していない)に接続されている。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の実施例1と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
バキューム管36が受入孔16と同軸になっている状態で空気吸引がなされており、この状態のところへ進入した軸部3はバキュームによって下方へ吸引される。このようにボルト1がバキュームで吸引されて受入孔16内に導入されるので、ボルト1は円滑にしかも確実に受入孔16に挿入される。それ以外の作用効果は、先の実施例1と同じである。
図5は、実施例3を示す。
この実施例3は、図5(D)に示すように、ボルト1の頭部2の直径Dに対して軸部3の長さLが短い場合に適したもので、吸引手段と検知手段の間にガイド部材を設けたものである。
ガイド部材40は、細長い短冊状のステンレス鋼製板材でつくられている。ここでの吸引手段は前述の永久磁石32であり、四角いステンレス鋼製のブロック状部材41にはめ込まれている。このブロック状部材41は支持部材29に固定されており、その上面に窪み42が形成されその中に永久磁石32がはめ込んである。前記ガイド部材40は、永久磁石32を覆う状態でブロック状部材41の上面に密着してあり、溶接で固定されている。符号43は溶接部を示している。したがって、ガイド部材40がブロック状部材41に固定されるのと同時に、永久磁石32が封じ込められ、ガイド部材40の取り付けと永久磁石32の封鎖が一時に達成される。
ブロック状部材41の高さを高くして永久磁石32が受入孔16の間近に位置するようにしてある。そして、センサー35の高さはブロック状部材41の高さよりも低くしてある。したがって、永久磁石32の方が検知手段よりも受入孔16に接近させて配置されている。支持部材29が後退するときに、ガイド部材40に対して軸部3の端部が相対的に滑動する。そして、ブロック状部材41よりもセンサーの方が低いので、前記ガイド部材40には傾斜部44が設けてある。この実施例3では軸部3が短いので、受入孔16の長さ方向の保持部材15の厚さが、先の各実施例よりも薄く設定されている。それ以外の構成は、図示されていない部分も含めて先の各実施例と同じであり、同様な機能の部材には同一の符号が記載してある。
図5(A)は、供給ロッド5の進出後、係止部材7が下降して軸部3が受入孔16内に挿入された状態である。このときには、永久磁石32の吸引力が軸部3に作用しているため、ボルト1の頭部2は安定した状態で係止部材7に着座している。軸部3が短いので、その下端はガイド部材40に接触していない。ここで係止部材7が後退すると、軸部3が永久磁石32に吸引されて図5(B)に示すように、軸部3の下端がガイド部材40の表面に吸引されて密着する。したがって、ボルト1は保持部材15を貫通して永久磁石32に吸引され、前記吸引位置において安定した保持状態になる。
ついで、支持部材29が後退すると、軸部3の端部が傾斜部44を相対的に滑動しながらさらに受入孔16内を下降して頭部2が保持部材15の上面に密着し、図5(C)に示すように、ボルト1の検知を行う位置に停止している。この状態では、永久磁石32は退避位置に位置している。
上述のように、永久磁石32が受入孔16に接近させて配置してあるので、軸部2の短いボルト1であっても、確実に受入孔16内に導入することができる。とくに、係止部材7が後退する過渡期にボルト1が転倒するおそれがあるが、永久磁石32を受入孔16に接近させてあることによって磁力を強くボルト1に作用させて、転倒を防止している。さらに、ガイド部材40の傾斜部44によって、ボルト1が受入孔16内に進入してゆく速度が低速に制御されているので、ボルト1の進入状態が安定したものとなる。さらに、永久磁石32はブロック状部材41によってその高さ位置が設定できるので、受入孔16に接近させその接近距離を正確に設定することが行いやすくなる。
前記各実施例において採用されている永久磁石を電磁石に換えることも可能である。
上述のように、本発明によれば、軸状部品を吸引手段で受入孔へ正確に吸引するとともに、ロボット装置やねじ締め装置等のソケット部材は軸状部品を保持するときには吸引手段の吸引力を消滅させることができる軸状部品の供給補助装置であるから、自動車の車体組立工程や、家庭電化製品の板金組立工程などの広い産業分野で利用できる。
供給補助装置全体の側面図である。 係止部材の斜視図や断面図等である。 支持部材の側面図と平面図である。 他の吸引手段を示す側面図である。 他の実施例を示す各部の断面図である。
符号の説明
1 ボルト
2 頭部
3 軸部
5 供給ロッド
7 係止部材
15 保持部材
16 受入孔
18 ソケット部材
29 支持部材
30 エアシリンダ
32 永久磁石
33 軸線
35 センサー
36 バキューム管
40 ガイド部材
41 ブロック状部材
44 傾斜部
100 供給補助装置

Claims (2)

  1. 静止部材に固定された保持部材の受入孔に挿入された磁性材料製の軸状部品をロボット装置やねじ締め装置等の保持ヘッドに保持して目的箇所へ供給する形式のものにおいて、
    切換駆動手段によって進退する支持部材に前記受入孔に軸状部品を導入する吸引手段が固定され、
    前記受入孔の軸線と前記支持部材の進退方向が直交した位置関係とされ、
    前記切換駆動手段の進退動作によって、前記吸引手段が受入孔の軸線上またはその近傍に位置している状態が軸状部品の吸引位置となり、
    前記切換駆動手段の進退動作によって、前記吸引手段が受入孔の軸線から離隔した箇所に位置している状態が軸状部品に吸引力を及ぼさない退避位置となるように構成し、
    前記受入孔に軸状部品が正常に挿入されているかどうかを検知する検知手段が前記支持部材に取付けられ、この検知手段の取付け位置は、前記吸引手段が前記退避位置に存在しているときに、受入孔内に挿入されている軸状部品を検知できる位置とされていることを特徴とする軸状部品の供給補助装置。
  2. 前記吸引手段が前記吸引位置に位置している状態において、吸引手段が受入孔の間近に配置された状態とされ、
    前記吸引手段が前記退避位置に位置している状態において、前記検知手段は受入孔の間近に配置された前記吸引手段よりも受入孔から離隔した位置に配置された状態とされ、
    前記吸引手段と前記検知手段の間に受入孔に挿入されている軸状部品の端部が相対的に滑動するガイド部材が傾斜した状態で設けられている請求項1記載の軸状部品の供給補助装置。
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