JPH11347747A - 部品供給装置およびその供給方法 - Google Patents
部品供給装置およびその供給方法Info
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- JPH11347747A JPH11347747A JP10194938A JP19493898A JPH11347747A JP H11347747 A JPH11347747 A JP H11347747A JP 10194938 A JP10194938 A JP 10194938A JP 19493898 A JP19493898 A JP 19493898A JP H11347747 A JPH11347747 A JP H11347747A
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- rod
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 主供給ロッドの進退軸線上に副供給ロッドで
部品を送り、この位置から部品を主供給ロッドの収容孔
内へ進入させる形式のものにおいて、この進入動作のた
めに副供給ロッドや部品供給管などの集合体を動かして
いる。これを実現するのには大きなエアシリンダが設置
され、したがってスペースや設備コストが不利となり、
さらには集積誤差によって供給精度も低下していた。 【解決手段】 そこで、副供給ロッド5に部品10の保
持部材30とこれを移動させる駆動手段31を設置し、
部品が主供給ロッド20の収容孔25内に一部が進入し
たら、その後は部品を強制的に収容孔25の奥まで入り
切らせるように挿入手段を作動させるように構成し、さ
らに入り切った部品を保持する手段26を設けたもので
ある。
部品を送り、この位置から部品を主供給ロッドの収容孔
内へ進入させる形式のものにおいて、この進入動作のた
めに副供給ロッドや部品供給管などの集合体を動かして
いる。これを実現するのには大きなエアシリンダが設置
され、したがってスペースや設備コストが不利となり、
さらには集積誤差によって供給精度も低下していた。 【解決手段】 そこで、副供給ロッド5に部品10の保
持部材30とこれを移動させる駆動手段31を設置し、
部品が主供給ロッド20の収容孔25内に一部が進入し
たら、その後は部品を強制的に収容孔25の奥まで入り
切らせるように挿入手段を作動させるように構成し、さ
らに入り切った部品を保持する手段26を設けたもので
ある。
Description
【0001】
【発明が属する技術分野】この発明は、部品とくにフラ
ンジ付きのプロジェクションボルトのような軸状部品を
供給する装置と方法に関している。
ンジ付きのプロジェクションボルトのような軸状部品を
供給する装置と方法に関している。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術として、最も近い関係
があると思われるものは、特許第2509103号公報
(特願平3−114181号)である。この従来技術の
要点は図10に記載してある。これについて説明する
と、パーツフィーダ(図示していない)から伸びて来て
いる柔軟な部品供給ホース1が部品供給管2に接続され
ている。部品供給管2に溶接したブラケット3にガイド
管4が溶接されその内部に進退摺動が自在になった状態
で副供給ロッド5が貫通させてあり、ガイド管4に結合
したエアシリンダ6によって副供給ロッド5が進退させ
られるようになっている。エアシリンダ7は静止部材8
にしっかりと固定してあり、そのピストンロッド9はブ
ラケット3に結合されて、部品供給管2と副供給ロッド
5等の集合体が一体になって進退できるようになってお
り、その進退方向は後述の主供給ロッドの進退軸線と平
行になっている。
があると思われるものは、特許第2509103号公報
(特願平3−114181号)である。この従来技術の
要点は図10に記載してある。これについて説明する
と、パーツフィーダ(図示していない)から伸びて来て
いる柔軟な部品供給ホース1が部品供給管2に接続され
ている。部品供給管2に溶接したブラケット3にガイド
管4が溶接されその内部に進退摺動が自在になった状態
で副供給ロッド5が貫通させてあり、ガイド管4に結合
したエアシリンダ6によって副供給ロッド5が進退させ
られるようになっている。エアシリンダ7は静止部材8
にしっかりと固定してあり、そのピストンロッド9はブ
ラケット3に結合されて、部品供給管2と副供給ロッド
5等の集合体が一体になって進退できるようになってお
り、その進退方向は後述の主供給ロッドの進退軸線と平
行になっている。
【0003】副供給ロッド5には部品10を定位置に保
持する手段11が設置されている。ここでの部品10は
鉄製のプロジェクションボルトであり、軸部12とフラ
ンジ13と溶着用の突起14から成っており、上述の手
段11としては色々な具体構造が考えられるが、ここで
は副供給ロッド5と一体の載置板15に磁石16を組込
んだ場合を例示した。副供給ロッド5は図示のごとく鉛
直線に対して約45度傾斜した姿勢になっており、載置
板15は水平な状態に設置してあり、載置板15に設け
た凹部17は図示のごとく右方が開放され、その左方は
円形のフランジ13に合致する円弧部(図10は縦断側
面図なので図示されていない)が設けてある。また、載
置板15には円弧部側へ片寄らせた位置に磁石16を埋
設してあり、こうすることによってフランジ13の外周
部が円弧部にぴったりと合致するようになっている。な
お、ここでの磁石16は永久磁石であり、その磁力をよ
り強く部品10へ作用させるために、副供給ロッド5、
載置板15、部品供給管2などは非磁性材料であるステ
ンレス鋼を用いて作られている。部品供給管2には軸部
12の通過を果たさせるための切欠き19が設けてあ
る。
持する手段11が設置されている。ここでの部品10は
鉄製のプロジェクションボルトであり、軸部12とフラ
ンジ13と溶着用の突起14から成っており、上述の手
段11としては色々な具体構造が考えられるが、ここで
は副供給ロッド5と一体の載置板15に磁石16を組込
んだ場合を例示した。副供給ロッド5は図示のごとく鉛
直線に対して約45度傾斜した姿勢になっており、載置
板15は水平な状態に設置してあり、載置板15に設け
た凹部17は図示のごとく右方が開放され、その左方は
円形のフランジ13に合致する円弧部(図10は縦断側
面図なので図示されていない)が設けてある。また、載
置板15には円弧部側へ片寄らせた位置に磁石16を埋
設してあり、こうすることによってフランジ13の外周
部が円弧部にぴったりと合致するようになっている。な
お、ここでの磁石16は永久磁石であり、その磁力をよ
り強く部品10へ作用させるために、副供給ロッド5、
載置板15、部品供給管2などは非磁性材料であるステ
ンレス鋼を用いて作られている。部品供給管2には軸部
12の通過を果たさせるための切欠き19が設けてあ
る。
【0004】主供給ロッド20はエアシリンダ21のピ
ストンロッド22に結合してあり、エアシリンダ21は
静止部材8にしっかりと固定してある。主供給ロッド2
0の進退軸線23は鉛直方向に配置してあり、副供給ロ
ッド5の進退軸線24と軸線23とは鋭角に交わってい
る。主供給ロッド20には部品の収容孔25が明けられ
ており、そこには部品を保持する手段26が設けてあ
る。ここにおける手段26は、磁石(永久磁石)27に
よって実現されており、図示のごとく収容孔25の奥部
に固定されている。副供給ロッド5は、それに保持され
た部品が主供給ロッド20の進退軸線上であってしかも
主供給ロッド20から離隔した位置となる箇所まで進出
するようにエアシリンダ6の作動ストロークが設定され
ている。
ストンロッド22に結合してあり、エアシリンダ21は
静止部材8にしっかりと固定してある。主供給ロッド2
0の進退軸線23は鉛直方向に配置してあり、副供給ロ
ッド5の進退軸線24と軸線23とは鋭角に交わってい
る。主供給ロッド20には部品の収容孔25が明けられ
ており、そこには部品を保持する手段26が設けてあ
る。ここにおける手段26は、磁石(永久磁石)27に
よって実現されており、図示のごとく収容孔25の奥部
に固定されている。副供給ロッド5は、それに保持され
た部品が主供給ロッド20の進退軸線上であってしかも
主供給ロッド20から離隔した位置となる箇所まで進出
するようにエアシリンダ6の作動ストロークが設定され
ている。
【0005】相手方部品28は凹孔29を有しており、
部品10は凹孔29内、すなわち目的箇所へ挿入される
のである。なお、各エアシリンダへは作動空気のエアホ
ースが接続されているのであるが、ここではその図示を
省略すると共にシーケンス作動用のセンサーや空気切換
制御弁などは、周知の手段で実施できるので、説明を省
略してある。
部品10は凹孔29内、すなわち目的箇所へ挿入される
のである。なお、各エアシリンダへは作動空気のエアホ
ースが接続されているのであるが、ここではその図示を
省略すると共にシーケンス作動用のセンサーや空気切換
制御弁などは、周知の手段で実施できるので、説明を省
略してある。
【0006】以上の従来構造の作動について説明する
と、図10は主・副両供給ロッド20および5はそれぞ
れ最も後退した位置で待機している状態である。部品供
給管2に部品10が供給されて来ると、そのフランジ1
3は磁石16に吸引されながら凹部17にはまり込んで
行くと共にフランジ13の外周面が円弧部にぴったりと
合致する。これによって、載置板15上に正しく位置決
めがなされ、結果として副供給ロッド5の定位置に部品
10が保持されることになる。つぎに、副供給ロッド5
が前進して部品10の軸部12が進退軸線23に合致す
ると共に主供給ロッド20から離隔した所で停止し、引
続いてエアシリンダ7が作動して副供給ロッド5が進退
軸線23に沿って上昇するので、軸部12は収容孔25
内に進入してゆき、部品10は主供給ロッド20側へ保
持される。その後、副供給ロッド5は進退軸線23に沿
って下降し、さらに斜上方へ後退して図10実線図示の
位置へ復帰する。次いで、主供給ロッド20が下降して
行き、フランジ13が凹孔29内へ押込まれると部品供
給は完了し、主供給ロッド20は実線図示の位置にもど
る。なお、磁石27の吸引力は磁石16のそれよりも強
い値に設定してあり、副供給ロッド5が下降するときに
部品10が収容孔25内へ残留するようになっている。
と、図10は主・副両供給ロッド20および5はそれぞ
れ最も後退した位置で待機している状態である。部品供
給管2に部品10が供給されて来ると、そのフランジ1
3は磁石16に吸引されながら凹部17にはまり込んで
行くと共にフランジ13の外周面が円弧部にぴったりと
合致する。これによって、載置板15上に正しく位置決
めがなされ、結果として副供給ロッド5の定位置に部品
10が保持されることになる。つぎに、副供給ロッド5
が前進して部品10の軸部12が進退軸線23に合致す
ると共に主供給ロッド20から離隔した所で停止し、引
続いてエアシリンダ7が作動して副供給ロッド5が進退
軸線23に沿って上昇するので、軸部12は収容孔25
内に進入してゆき、部品10は主供給ロッド20側へ保
持される。その後、副供給ロッド5は進退軸線23に沿
って下降し、さらに斜上方へ後退して図10実線図示の
位置へ復帰する。次いで、主供給ロッド20が下降して
行き、フランジ13が凹孔29内へ押込まれると部品供
給は完了し、主供給ロッド20は実線図示の位置にもど
る。なお、磁石27の吸引力は磁石16のそれよりも強
い値に設定してあり、副供給ロッド5が下降するときに
部品10が収容孔25内へ残留するようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする問題点】上述のような従来技
術においては、エアシリンダ7で部品供給管2、ブラケ
ット3、副供給ロッド5、エアシリンダ6、手段11等
を主供給ロッド20の進退軸線23に沿って動かさなけ
ればならない。したがって、上述の各部材の集合体を一
体にして進退させるので、エアシリンダ7の負荷が著し
く大きくなり、それに応じたエアシリンダの大きさや出
力を確保する必要がある。このような事情からエアシリ
ンダ7のためのスペース増大やそのコストアップが問題
となる。さらに、副供給ロッド4が伸び切った状態で進
退軸線23に沿って部品10を移動させるので、エアシ
リンダ7やガイド管4における摺動間隙が集積すると、
部品10は進退軸線23からずれて収容孔25内に正確
に挿入できなくなるという問題がある。そして、この問
題を解決するためには、各部の製作精度を著しく高める
必要があり、したがって設備費用が高くなってしまうの
である。
術においては、エアシリンダ7で部品供給管2、ブラケ
ット3、副供給ロッド5、エアシリンダ6、手段11等
を主供給ロッド20の進退軸線23に沿って動かさなけ
ればならない。したがって、上述の各部材の集合体を一
体にして進退させるので、エアシリンダ7の負荷が著し
く大きくなり、それに応じたエアシリンダの大きさや出
力を確保する必要がある。このような事情からエアシリ
ンダ7のためのスペース増大やそのコストアップが問題
となる。さらに、副供給ロッド4が伸び切った状態で進
退軸線23に沿って部品10を移動させるので、エアシ
リンダ7やガイド管4における摺動間隙が集積すると、
部品10は進退軸線23からずれて収容孔25内に正確
に挿入できなくなるという問題がある。そして、この問
題を解決するためには、各部の製作精度を著しく高める
必要があり、したがって設備費用が高くなってしまうの
である。
【0008】
【問題を解決するための手段とその作用】本発明は、以
上に掲げた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1は、目的箇所へ部品を供給する進退作動式の主
供給ロッドを設けこのロッドに部品の収容孔が明けられ
ており、部品を主供給ロッドの進退軸線上に移動させる
進退作動式の副供給ロッドを設け、副供給ロッドには部
品の保持部材が取付けられ、この保持部材が主供給ロッ
ドの軸線方向に移動して部品の一部を収容孔へ進入させ
る駆動手段を設置し、収容孔に一部が進入させられた部
品を強制的に収容孔の奥まで送り込む挿入手段が設けら
れ、主供給ロッドには収容孔に進入し切った部品を保持
する手段が設けられていることを特徴としている。した
がって、部品が主供給ロッドの進退軸線に合致するとこ
ろまで副供給ロッドが伸び切ったら、今度は保持部材だ
けが移動させられて部品の一部が収容孔内に進入して停
止する。その後、部品は強制的に収容孔の奥まで送り込
まれて主供給ロッドに保持され、主供給ロッドの進出で
部品が目的箇所へ供給される。あるいは、部品の一部が
収容孔に進入して未だ停止しない内に、前述の強制的送
り込みを行うようにしてもよい。請求項2は、目的箇所
へ部品を供給する進退作動式の主供給ロッドを設けこの
ロッドに部品の収容孔が明けられており、部品を主供給
ロッドの進退軸線上に移動させる進退作動式の副供給ロ
ッドを設け、副供給ロッドには部品の保持部材が取付け
られ、この保持部材が主供給ロッドの軸線方向に移動し
て部品を収容孔へ進入させる駆動手段を設置し、主供給
ロッドには収容孔に進入し切った部品を保持する手段が
設けられており、副供給ロッドが進出して部品が主供給
ロッドの進退軸線上に停止してから駆動手段を作動させ
て部品を収容孔の奥まで進入し切るように作動させるこ
とを特徴とする部品供給方法である。したがって、駆動
手段で部品を収容孔の奥まで進入し切らせてから主供給
ロッドに部品保持をさせ、目的箇所へ部品供給をする。
上に掲げた問題点を解決するために提供されたもので、
請求項1は、目的箇所へ部品を供給する進退作動式の主
供給ロッドを設けこのロッドに部品の収容孔が明けられ
ており、部品を主供給ロッドの進退軸線上に移動させる
進退作動式の副供給ロッドを設け、副供給ロッドには部
品の保持部材が取付けられ、この保持部材が主供給ロッ
ドの軸線方向に移動して部品の一部を収容孔へ進入させ
る駆動手段を設置し、収容孔に一部が進入させられた部
品を強制的に収容孔の奥まで送り込む挿入手段が設けら
れ、主供給ロッドには収容孔に進入し切った部品を保持
する手段が設けられていることを特徴としている。した
がって、部品が主供給ロッドの進退軸線に合致するとこ
ろまで副供給ロッドが伸び切ったら、今度は保持部材だ
けが移動させられて部品の一部が収容孔内に進入して停
止する。その後、部品は強制的に収容孔の奥まで送り込
まれて主供給ロッドに保持され、主供給ロッドの進出で
部品が目的箇所へ供給される。あるいは、部品の一部が
収容孔に進入して未だ停止しない内に、前述の強制的送
り込みを行うようにしてもよい。請求項2は、目的箇所
へ部品を供給する進退作動式の主供給ロッドを設けこの
ロッドに部品の収容孔が明けられており、部品を主供給
ロッドの進退軸線上に移動させる進退作動式の副供給ロ
ッドを設け、副供給ロッドには部品の保持部材が取付け
られ、この保持部材が主供給ロッドの軸線方向に移動し
て部品を収容孔へ進入させる駆動手段を設置し、主供給
ロッドには収容孔に進入し切った部品を保持する手段が
設けられており、副供給ロッドが進出して部品が主供給
ロッドの進退軸線上に停止してから駆動手段を作動させ
て部品を収容孔の奥まで進入し切るように作動させるこ
とを特徴とする部品供給方法である。したがって、駆動
手段で部品を収容孔の奥まで進入し切らせてから主供給
ロッドに部品保持をさせ、目的箇所へ部品供給をする。
【0009】
【発明の実施の形態】図示の発明の実施の形態にしたが
って本発明を詳しく説明する。まず、図1から図3まで
の実施形態について説明するが、図10で説明した部材
と同じ機能を果たす部材については、図中に同じ符号を
記載して詳細な説明は省略してある。また、図示の実施
形態では主供給ロッド20が下方から部品10を受取
り、その後、下方へ進出するように図示しているが、こ
れを上下逆にして主供給ロッド20が下から上へ進出す
るようにすることや主供給ロッド20を水平方向に進退
させるようにすることも本発明の実施形態である。さら
に、図示はしていないが、主供給ロッド20を溶接機の
固定電極とし、これの収容孔25へ部品10を挿入する
ようにすることも本発明の範疇に属している。ガイド管
4と部品供給管2に溶接したブラケット18を静止部材
8に結合して、ガイド管4、副供給ロッド5、エアシリ
ンダ6、部品供給管2等の集合体の固定を図っている。
って本発明を詳しく説明する。まず、図1から図3まで
の実施形態について説明するが、図10で説明した部材
と同じ機能を果たす部材については、図中に同じ符号を
記載して詳細な説明は省略してある。また、図示の実施
形態では主供給ロッド20が下方から部品10を受取
り、その後、下方へ進出するように図示しているが、こ
れを上下逆にして主供給ロッド20が下から上へ進出す
るようにすることや主供給ロッド20を水平方向に進退
させるようにすることも本発明の実施形態である。さら
に、図示はしていないが、主供給ロッド20を溶接機の
固定電極とし、これの収容孔25へ部品10を挿入する
ようにすることも本発明の範疇に属している。ガイド管
4と部品供給管2に溶接したブラケット18を静止部材
8に結合して、ガイド管4、副供給ロッド5、エアシリ
ンダ6、部品供給管2等の集合体の固定を図っている。
【0010】副供給ロッド5には、部品10の保持部材
30とこの保持部材30を移動させる駆動手段31が設
けられている。ここでは主供給ロッド20がプロジェク
ション溶接の可動電極の役目を果たしており、したがっ
てそれに対応して固定電極32が設置され、その上に置
かれた鋼板部品33にフランジ13が溶着される。ステ
ンレス鋼やアルミニウム等の非磁性材料で作られた保持
部材30は、断面が円形のブロック体34に円形の窪み
35が設けられ、ここにプロジェクションボルト10が
図2のように受け入れられる。そのために副供給ロッド
5が最も後退した位置においては、窪み35が部品供給
管2の真下に待機するように停止位置が設定してある。
部品10の倒れや位置ずれを防止するための保持手段と
して、磁石(永久磁石)36がブロック体34に埋設し
てあり、図示のように2個の小片を挿入してプラグ37
で固定してある。なお、この磁石36に代えてフランジ
13をバキュームで吸引して保持部材30に支持させる
ようにしてもよい。
30とこの保持部材30を移動させる駆動手段31が設
けられている。ここでは主供給ロッド20がプロジェク
ション溶接の可動電極の役目を果たしており、したがっ
てそれに対応して固定電極32が設置され、その上に置
かれた鋼板部品33にフランジ13が溶着される。ステ
ンレス鋼やアルミニウム等の非磁性材料で作られた保持
部材30は、断面が円形のブロック体34に円形の窪み
35が設けられ、ここにプロジェクションボルト10が
図2のように受け入れられる。そのために副供給ロッド
5が最も後退した位置においては、窪み35が部品供給
管2の真下に待機するように停止位置が設定してある。
部品10の倒れや位置ずれを防止するための保持手段と
して、磁石(永久磁石)36がブロック体34に埋設し
てあり、図示のように2個の小片を挿入してプラグ37
で固定してある。なお、この磁石36に代えてフランジ
13をバキュームで吸引して保持部材30に支持させる
ようにしてもよい。
【0011】副供給ロッド5の先端には接手部材38が
ねじ部39を介して結合され、それに基板40がボルト
41で固定してある。この基板40の上にブロック体3
4が載置された形になっており、基板40の下側に駆動
手段31が取付けてある。駆動手段31は保持手段30
(実際には部品の軸部12)を進退軸線23に沿って動
かす機能を果たすものであり、ここではエアシリンダ4
2を基板40に固定している。エアシリンダ42のピス
トンロッド43がブロック体34にねじ込まれて保持部
材30に進退動作を付与するもので、ピストンロッド4
3の進退は主供給ロッドの進退軸線23と同軸上でなさ
れるようにエアシリンダ42の取付けがなされている。
なお44、45は空気ホースである。
ねじ部39を介して結合され、それに基板40がボルト
41で固定してある。この基板40の上にブロック体3
4が載置された形になっており、基板40の下側に駆動
手段31が取付けてある。駆動手段31は保持手段30
(実際には部品の軸部12)を進退軸線23に沿って動
かす機能を果たすものであり、ここではエアシリンダ4
2を基板40に固定している。エアシリンダ42のピス
トンロッド43がブロック体34にねじ込まれて保持部
材30に進退動作を付与するもので、ピストンロッド4
3の進退は主供給ロッドの進退軸線23と同軸上でなさ
れるようにエアシリンダ42の取付けがなされている。
なお44、45は空気ホースである。
【0012】つぎに、収容孔25に一部が進入させられ
た部品10を強制的に収容孔25の奥まで送り込む挿入
手段について説明する。まず、最も簡単な事例は、磁石
36の吸引力よりも磁石27の吸引力を大幅に強くして
おき、図1のように軸部12が収容孔25内に進入した
ら、今度は磁石27の吸引力で強制的に収容孔25の奥
まで進入させるのである。したがって、符号26は「部
品を保持する手段」を指しているが、もう一方では「挿
入手段」をも意味している。
た部品10を強制的に収容孔25の奥まで送り込む挿入
手段について説明する。まず、最も簡単な事例は、磁石
36の吸引力よりも磁石27の吸引力を大幅に強くして
おき、図1のように軸部12が収容孔25内に進入した
ら、今度は磁石27の吸引力で強制的に収容孔25の奥
まで進入させるのである。したがって、符号26は「部
品を保持する手段」を指しているが、もう一方では「挿
入手段」をも意味している。
【0013】図2に示した挿入手段について説明する
が、この場合はいろいろな構成要素が合体して挿入手段
を形成しているので、一つの符号で挿入手段を指すこと
ができない。ここでは空気噴出で部品を強制的に移動さ
せることが基本になっていて、副供給ロッド5に明けら
れた軸方向の空気通路46と、これに連通した状態で接
手部材に形成された通路47が図3のように外部に開口
している。一方、ブロック体34にも通路48が形成さ
れ、その一端は窪み35の底部に開口し、他端は図3の
ようにブロック体34の外部に向かって開口している。
図3の各開口部には接手管49、50が圧入してあり、
両接手管49、50は変形チューブ51で連通させてあ
る。このチューブ51はゴム、塩化ビニール等の柔軟性
のある材料で作られており、保持手段30の進退動作を
許容するために図示のように大きく湾曲させてある。な
お、符号52は空気通路46へ空気を送り込む空気ホー
スである。
が、この場合はいろいろな構成要素が合体して挿入手段
を形成しているので、一つの符号で挿入手段を指すこと
ができない。ここでは空気噴出で部品を強制的に移動さ
せることが基本になっていて、副供給ロッド5に明けら
れた軸方向の空気通路46と、これに連通した状態で接
手部材に形成された通路47が図3のように外部に開口
している。一方、ブロック体34にも通路48が形成さ
れ、その一端は窪み35の底部に開口し、他端は図3の
ようにブロック体34の外部に向かって開口している。
図3の各開口部には接手管49、50が圧入してあり、
両接手管49、50は変形チューブ51で連通させてあ
る。このチューブ51はゴム、塩化ビニール等の柔軟性
のある材料で作られており、保持手段30の進退動作を
許容するために図示のように大きく湾曲させてある。な
お、符号52は空気通路46へ空気を送り込む空気ホー
スである。
【0014】図2のような挿入手段は、符号46、4
7、51、48等の構成要素が集合して構成されている
ことになる。
7、51、48等の構成要素が集合して構成されている
ことになる。
【0015】以上に説明した実施形態の作動を説明す
る。副供給ロッド5が最も後退した状態の所にプロジェ
クションボルト10が部品供給管2から供給されてくる
と、図2のようにフランジ13が窪み35内に入り、磁
石36で吸引保持がなされる。ついで、副供給ロッド5
が進出して軸部12が進退軸線23と同軸になったとこ
ろで停止する。それからエアシリンダ42の出力でブロ
ック体34がリフトアップされると軸部12の一部が収
容孔25内に進入させられる。その後、空気ホース52
から圧縮空気が送られてくると、それは通路48からフ
ランジ13に噴射され、この空気圧が磁石36の吸引力
に打ち勝って部品10を勢い良く収容孔25の奥部まで
送り込む。そして、部品10は磁石27の吸引力によっ
て主供給ロッド20に保持される。その後、保持部材3
0が後退させられ、さらに副供給ロッド5が元の位置に
戻ると、今度は、エアシリンダ21の出力で主供給ロッ
ド20が進出しプロジェクションボルトを鋼板部品33
に到達させ、プロジェクション溶接がなされる。以上の
ような作動を得るためには、一般的に使用されている電
気制御式の空気切替え弁やそれにシーケンス信号を付与
する制御回路などを採用すればよい。
る。副供給ロッド5が最も後退した状態の所にプロジェ
クションボルト10が部品供給管2から供給されてくる
と、図2のようにフランジ13が窪み35内に入り、磁
石36で吸引保持がなされる。ついで、副供給ロッド5
が進出して軸部12が進退軸線23と同軸になったとこ
ろで停止する。それからエアシリンダ42の出力でブロ
ック体34がリフトアップされると軸部12の一部が収
容孔25内に進入させられる。その後、空気ホース52
から圧縮空気が送られてくると、それは通路48からフ
ランジ13に噴射され、この空気圧が磁石36の吸引力
に打ち勝って部品10を勢い良く収容孔25の奥部まで
送り込む。そして、部品10は磁石27の吸引力によっ
て主供給ロッド20に保持される。その後、保持部材3
0が後退させられ、さらに副供給ロッド5が元の位置に
戻ると、今度は、エアシリンダ21の出力で主供給ロッ
ド20が進出しプロジェクションボルトを鋼板部品33
に到達させ、プロジェクション溶接がなされる。以上の
ような作動を得るためには、一般的に使用されている電
気制御式の空気切替え弁やそれにシーケンス信号を付与
する制御回路などを採用すればよい。
【0016】挿入手段が作動を開始する時期は、軸部1
2が収容孔25内に入った後から作動させる場合、軸部
12が収容孔25内に入りつつある時に同期させて作動
させる場合、保持部材30が戻り始めた時に作動させる
場合などいろいろな形態がある。
2が収容孔25内に入った後から作動させる場合、軸部
12が収容孔25内に入りつつある時に同期させて作動
させる場合、保持部材30が戻り始めた時に作動させる
場合などいろいろな形態がある。
【0017】図4にしたがって挿入手段の変形例を説明
する。これはエアシリンダ42の作動空気を利用する方
式であり、ピストン53とピストンロッド43に通路5
4を明け、その端部が窪み35の底部に開口している。
ピストン53が上昇し切って停止すると、フランジ13
の下面に作用する圧力が高くなり、これが磁石36の吸
引力に打ち勝つとプロジェクションボルト10は空気噴
射で収容孔25の奥まで送り込まれる。ここでは、挿入
手段は符号54が相当している。
する。これはエアシリンダ42の作動空気を利用する方
式であり、ピストン53とピストンロッド43に通路5
4を明け、その端部が窪み35の底部に開口している。
ピストン53が上昇し切って停止すると、フランジ13
の下面に作用する圧力が高くなり、これが磁石36の吸
引力に打ち勝つとプロジェクションボルト10は空気噴
射で収容孔25の奥まで送り込まれる。ここでは、挿入
手段は符号54が相当している。
【0018】図5の保持部材30は、窪み35が非常に
浅くて皿型のようになっている。このような形式のもの
は、特許請求の範囲の請求項2に記載した部品供給方法
の場合に適している。すなわち、駆動手段だけのリフト
アップで軸部12を収容孔25の奥部まで進入し切らせ
て、磁石27で部品保持をする。したがって、ここでは
強制的作動を行う挿入手段が個別に設置されていないこ
とになる。言い換えると、保持部材30の進出が強制的
挿入の機能を重複して果たしているのである。
浅くて皿型のようになっている。このような形式のもの
は、特許請求の範囲の請求項2に記載した部品供給方法
の場合に適している。すなわち、駆動手段だけのリフト
アップで軸部12を収容孔25の奥部まで進入し切らせ
て、磁石27で部品保持をする。したがって、ここでは
強制的作動を行う挿入手段が個別に設置されていないこ
とになる。言い換えると、保持部材30の進出が強制的
挿入の機能を重複して果たしているのである。
【0019】図6の挿入手段の変形例は、ブロック体3
4が所定のストローク上昇したら、空気噴射の通路が連
通する形式のものである。ブロック体34はシリンダ5
5内に摺動可能な状態ではめ込んであり、副供給ロッド
5から送られてきた空気が通路56を経てシリンダ55
の上部に噴出できるようになっている。一方、ブロック
体34に明けた通路57はその一端は窪み35の底部に
開口し、他方はブロック体34の下部に開口している。
オーリング58、58が図示のように設置してあり、空
気噴出時の気密性を保っている。
4が所定のストローク上昇したら、空気噴射の通路が連
通する形式のものである。ブロック体34はシリンダ5
5内に摺動可能な状態ではめ込んであり、副供給ロッド
5から送られてきた空気が通路56を経てシリンダ55
の上部に噴出できるようになっている。一方、ブロック
体34に明けた通路57はその一端は窪み35の底部に
開口し、他方はブロック体34の下部に開口している。
オーリング58、58が図示のように設置してあり、空
気噴出時の気密性を保っている。
【0020】エアシリンダ42の出力でブロック体34
が上昇して通路56と57が合致すると、圧縮空気が送
られてきてフランジ13の下面に作用して、図4の場合
と同様にして強制的送出がなされる。
が上昇して通路56と57が合致すると、圧縮空気が送
られてきてフランジ13の下面に作用して、図4の場合
と同様にして強制的送出がなされる。
【0021】図7の実施形態は、駆動手段が磁石の反発
力で実現され、挿入手段が空気噴射のタイプになってい
る。ブロック体34に設けたシリンダ59内にプランジ
ャ60を摺動自在にはめ込み、プランジャ60の内部に
は磁石61が格納され、その極性は上がN極、下がS極
とされている。そして、プランジャ60の中央部には通
路62が貫通させてあり、プランジャ60が所定ストロ
ークの移動をしたら、通路56からの空気が通路62内
へ流れるようになっている。ブロック体34の下側にシ
リンダ59の軸線とほぼ直交する向きにガイド筒63が
設けられ、その中に摺動ボックス64が進退自在に収容
されている。摺動ボックス64内には2個の磁石65、
66がはめ込まれ、各々の極性は一方の磁石65の上側
がN極、下側がS極とされ、他方の磁石66はその逆と
されている。ガイド筒63にはエアシリンダ67が結合
され、そのピストンロッド68が摺動ボックス64に固
定されている。なお、この実施形態は磁力を作用させる
要素が大きいので、ブロック体34、プランジャ60、
ガイド筒63、摺動ボックス64等は全てステンレス鋼
のような非磁性材料で製作されている。
力で実現され、挿入手段が空気噴射のタイプになってい
る。ブロック体34に設けたシリンダ59内にプランジ
ャ60を摺動自在にはめ込み、プランジャ60の内部に
は磁石61が格納され、その極性は上がN極、下がS極
とされている。そして、プランジャ60の中央部には通
路62が貫通させてあり、プランジャ60が所定ストロ
ークの移動をしたら、通路56からの空気が通路62内
へ流れるようになっている。ブロック体34の下側にシ
リンダ59の軸線とほぼ直交する向きにガイド筒63が
設けられ、その中に摺動ボックス64が進退自在に収容
されている。摺動ボックス64内には2個の磁石65、
66がはめ込まれ、各々の極性は一方の磁石65の上側
がN極、下側がS極とされ、他方の磁石66はその逆と
されている。ガイド筒63にはエアシリンダ67が結合
され、そのピストンロッド68が摺動ボックス64に固
定されている。なお、この実施形態は磁力を作用させる
要素が大きいので、ブロック体34、プランジャ60、
ガイド筒63、摺動ボックス64等は全てステンレス鋼
のような非磁性材料で製作されている。
【0022】図7の状態は、磁石61の直下に磁石65
が位置しているので、磁石61と磁石65は吸引関係に
なっている。今、エアシリンダ67の作動で磁石66が
左方に移動して磁石61の直下で停止させられると、こ
んどは磁石61と磁石66が反発関係になるので、プラ
ンジャ60はこの反発力で上方に押し上げられ、駆動手
段としての役割を果たしている。そして、通路56の少
し上側までプランジャ60が上昇すると、圧縮空気が通
路56から通路62に流されてプロジェクションボルト
10が強制的に送出され、挿入手段としての役割を果た
している。なお、図7のものにおいて、空気噴出の方式
を止めて図1の磁石27で強制的に吸引するようにして
もよい。
が位置しているので、磁石61と磁石65は吸引関係に
なっている。今、エアシリンダ67の作動で磁石66が
左方に移動して磁石61の直下で停止させられると、こ
んどは磁石61と磁石66が反発関係になるので、プラ
ンジャ60はこの反発力で上方に押し上げられ、駆動手
段としての役割を果たしている。そして、通路56の少
し上側までプランジャ60が上昇すると、圧縮空気が通
路56から通路62に流されてプロジェクションボルト
10が強制的に送出され、挿入手段としての役割を果た
している。なお、図7のものにおいて、空気噴出の方式
を止めて図1の磁石27で強制的に吸引するようにして
もよい。
【0023】図8は、主供給ロッド20の進退軸線23
に対して、副供給ロッド5の進退軸線24がほぼ直交し
ている場合である。これの作動は、先のものから容易に
理解できるのでここでは説明を省略している。
に対して、副供給ロッド5の進退軸線24がほぼ直交し
ている場合である。これの作動は、先のものから容易に
理解できるのでここでは説明を省略している。
【0024】収容孔に入り切った部品を保持する手段と
しては、前述の磁石以外にいろいろなものを採用するこ
とができる。図示していないが、たとえば、収容孔の内
面に沿って軸方向に薄い板ばねを挿入しておき、部品を
板ばねの弾力で保持する。あるいは、主供給ロッド内の
永久磁石を電磁石に変更することも可能である。
しては、前述の磁石以外にいろいろなものを採用するこ
とができる。図示していないが、たとえば、収容孔の内
面に沿って軸方向に薄い板ばねを挿入しておき、部品を
板ばねの弾力で保持する。あるいは、主供給ロッド内の
永久磁石を電磁石に変更することも可能である。
【0025】図9は、プロジェクションボルト10の軸
部12の太さに対して、極くわずかだけ直径が大きくさ
れたフランジ13を有する部品の場合である。
部12の太さに対して、極くわずかだけ直径が大きくさ
れたフランジ13を有する部品の場合である。
【0026】
【効果】本発明によれば、駆動手段によって保持部材だ
けが副供給ロッドから相対的に移動させられるものであ
るから、従来技術の問題点の項で述べたような関連部材
の集合体を移動させるようなことが回避され、したがっ
て、大きなエアシリンダの設置が不要となりスペースや
設備コストの面で有利なものとなる。駆動手段は保持部
材だけを進退させるものであるから、駆動手段自体を小
形化することができ、副供給ロッドの付属構造として好
適である。とくに、狭い箇所へ部品を供給するときには
有利である。さらに、主供給ロッドの進退軸線に対する
部品の位置関係は、副供給ロッドの摺動間隙を主に管理
するだけで良いから、狂いの発生因子を最少化して収容
孔に対する部品進入精度を高めることが可能となる。ま
た、保持部材を部品が収容孔の奥部まで進入し切るよう
な作動の方法とすることによって、前述のような挿入手
段を省略して、より簡素化された作動を得ることができ
る。
けが副供給ロッドから相対的に移動させられるものであ
るから、従来技術の問題点の項で述べたような関連部材
の集合体を移動させるようなことが回避され、したがっ
て、大きなエアシリンダの設置が不要となりスペースや
設備コストの面で有利なものとなる。駆動手段は保持部
材だけを進退させるものであるから、駆動手段自体を小
形化することができ、副供給ロッドの付属構造として好
適である。とくに、狭い箇所へ部品を供給するときには
有利である。さらに、主供給ロッドの進退軸線に対する
部品の位置関係は、副供給ロッドの摺動間隙を主に管理
するだけで良いから、狂いの発生因子を最少化して収容
孔に対する部品進入精度を高めることが可能となる。ま
た、保持部材を部品が収容孔の奥部まで進入し切るよう
な作動の方法とすることによって、前述のような挿入手
段を省略して、より簡素化された作動を得ることができ
る。
【図1】本発明の実施形態を示す全体的な縦断側面図で
ある。
ある。
【図2】保持手段や駆動手段をを示す縦断側面図であ
る。
る。
【図3】変形チューブの設置状態を示す横断平面図であ
る。
る。
【図4】他の構造例を示す縦断側面図である。
【図5】他の構造例を示す縦断側面図である。
【図6】他の構造例を示す縦断側面図である。
【図7】他の構造例を示す縦断側面図である。
【図8】主副両供給ロッドの関係位置を変えたものの側
面図である。
面図である。
【図9】部品の形状が異なった場合の縦断側面図であ
る。
る。
【図10】従来技術を示す縦断側面図である。
10 部品、プロジェクションボルト 20 主供給ロッド 25 収容孔 23 進退軸線 5 副供給ロッド 30 保持部材 31 駆動手段 27、46、47、51、48、54、57、62
挿入手段 26 部品を保持する手段
挿入手段 26 部品を保持する手段
Claims (2)
- 【請求項1】 目的箇所へ部品を供給する進退作動式の
主供給ロッドを設けこのロッドに部品の収容孔が明けら
れており、部品を主供給ロッドの進退軸線上に移動させ
る進退作動式の副供給ロッドを設け、副供給ロッドには
部品の保持部材が取付けられ、この保持部材が主供給ロ
ッドの軸線方向に移動して部品の一部を収容孔へ進入さ
せる駆動手段を設置し、収容孔に一部が進入させられた
部品を強制的に収容孔の奥まで送り込む挿入手段が設け
られ、主供給ロッドには収容孔に進入し切った部品を保
持する手段が設けられていることを特徴とする部品供給
装置。 - 【請求項2】 目的箇所へ部品を供給する進退作動式の
主供給ロッドを設けこのロッドに部品の収容孔が明けら
れており、部品を主供給ロッドの進退軸線上に移動させ
る進退作動式の副供給ロッドを設け、副供給ロッドには
部品の保持部材が取付けられ、この保持部材が主供給ロ
ッドの軸線方向に移動して部品を収容孔へ進入させる駆
動手段を設置し、主供給ロッドには収容孔に進入し切っ
た部品を保持する手段が設けられており、副供給ロッド
が進出して部品が主供給ロッドの進退軸線上に停止して
から駆動手段を作動させて部品を収容孔の奥まで進入し
切るように作動させることを特徴とする部品供給方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194938A JPH11347747A (ja) | 1998-06-06 | 1998-06-06 | 部品供給装置およびその供給方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10194938A JPH11347747A (ja) | 1998-06-06 | 1998-06-06 | 部品供給装置およびその供給方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11347747A true JPH11347747A (ja) | 1999-12-21 |
Family
ID=16332843
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10194938A Pending JPH11347747A (ja) | 1998-06-06 | 1998-06-06 | 部品供給装置およびその供給方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11347747A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049374A1 (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-03 | Yoshitaka Aoyama | 軸状部品の供給装置 |
JP2007136542A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Yoshitaka Aoyama | 軸状部品の供給装置 |
JP2009166117A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Yoshitaka Aoyama | プロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッド |
JP2012240119A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-10 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給構造部および部品供給方法 |
JP2016147307A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 新光機器株式会社 | 溶接ボルトの供給装置 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04355374A (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-09 | Azusa Denshi Kk | 電子回路基板の検査装置 |
JPH07146741A (ja) * | 1993-11-19 | 1995-06-06 | Pfu Ltd | 薄型キーボード |
JPH07196146A (ja) * | 1994-01-04 | 1995-08-01 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給方法およびその装置 |
JPH09220676A (ja) * | 1996-02-10 | 1997-08-26 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給ロッド装置とそれによる供給方法 |
-
1998
- 1998-06-06 JP JP10194938A patent/JPH11347747A/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04355374A (ja) * | 1991-05-31 | 1992-12-09 | Azusa Denshi Kk | 電子回路基板の検査装置 |
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JPH07196146A (ja) * | 1994-01-04 | 1995-08-01 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給方法およびその装置 |
JPH09220676A (ja) * | 1996-02-10 | 1997-08-26 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給ロッド装置とそれによる供給方法 |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2007049374A1 (ja) * | 2005-10-24 | 2007-05-03 | Yoshitaka Aoyama | 軸状部品の供給装置 |
US8336716B2 (en) | 2005-10-24 | 2012-12-25 | Yoshitaka Aoyama | Shaft-like parts feeding apparatus |
JP2007136542A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Yoshitaka Aoyama | 軸状部品の供給装置 |
JP2009166117A (ja) * | 2008-01-11 | 2009-07-30 | Yoshitaka Aoyama | プロジェクションボルトの溶接方法と溶接装置ならびに保持ヘッド |
JP2012240119A (ja) * | 2011-05-13 | 2012-12-10 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給構造部および部品供給方法 |
JP2016147307A (ja) * | 2015-02-12 | 2016-08-18 | 新光機器株式会社 | 溶接ボルトの供給装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040210 |