JP5839838B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プリンタ、複写機等の、特に、電子写真方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式の画像形成装置では、像担持体である感光ドラム上に帯電、露光、現像を行い形成された記録像(トナー像)を記録材上に転写する行程を複数回繰り返すことによって記録材上に複数色の重ね画像を形成しカラー画像を得る方法がある。このようなカラー画像形成装置では、異なる色で隣接して形成された画像の色と色との間に、本来あるべきでない白い隙間が空いてしまう現象が発生する。これは次のような理由による。すなわち、感光ドラム上にドラム表面電位が急峻に変化する静電潜像、例えば画像エッジ部が形成されたとき、この部位を現像装置で現像した際、本来感光ドラム上に形成された静電潜像よりも顕画像が細く形成される場合があるからである。以下、この現象をホワイトギャップという。単色画像形成の場合は隣接色がないために、画像の細りが多少生じても問題はない。しかし、このような状態でカラー画像形成を行うと、例えば、シアン色の帯とブラック色の帯を隣接させた画像の場合、本来ならばシアン色の帯とブラック色の帯が隣接するはずの画像が、シアン色の顕画像もブラック色の顕画像もそれぞれ細く形成されてしまう。このため、記録材上の最終画像はシアン色とブラック色との間に隙間ができてしまうという課題が生じる。図15(a)は従来技術に係るホワイトギャップの詳細を説明する図で、現像ローラ226と感光ドラム222との間の電界の様子を示す。ホワイトギャップの原因となる顕画部の顕画像の細りは、感光ドラム上に形成された静電部の静電潜像のエッジ部にて電界が巻き込んでいるために起こる。
この課題に対しては、印字可能領域全面における非印字領域(非トナー像形成領域)(画像背景部)で、レーザスキャナの発光素子を余分なトナー付着を起こさない程度に微少発光して、画像の細りを防ぐことが知られている。以下、このことをバックグラウンド露光という。尚、バックグラウンド露光を行う目的としては、ホワイトギャップの防止に限定されることはない。例えば、特許文献2に開示されるよう、現像バイアス電位と一次帯電バイアスとの電位差(バックコントラスト)が大きい場合に発生する反転カブリ対策としても実施される。また、特許文献3に開示されるよう、転写電位コントラストを小さくし、転写ニップ部で発生する空中放電(トナーの飛び散り)の防止対策としても実施される。すなわち本明細書におけるバックグラウンド露光は特定の用途におけるそれに限定されるものではない。
ここでバックグラウンド露光の具体的手法としては、例えばPWM(Pulse Width Modulation)方式と呼ばれる、パルス波のデューティー比を変化させる方法を利用することが行われる。これは固定周波数である画像用クロックに同期して微少発光量に相当するパルス幅で非印字領域においてレーザスキャナの発光素子を発光するものである。しかし、殆どの印字領域が白であったとすると印字領域全面にわたって発光素子を微少発光させることになり、レーザスキャナの発光素子の駆動信号として印字領域全面にわたって固定された細いパルスが発生する。その結果、微少発光のパルス周期に相当する周波数の不要輻射電波が大きく発生してしまう課題がある。この課題について、特許文献1に1つの解決方法が開示されている。特許文献1によれば、レーザ発光時間に対応するパルス幅をランダムに変調し、変調されたパルス幅に基づいてバックグラウンド露光を行い、不要輻射電波を低減させている。
特開2003−312050号公報 特開2003−323012号公報 特開2000−131899号公報
しかしながら、例えば特許文献1のような従来技術では、画像用クロックよりも高周波のノイズに対して一定の効果を期待できるものの、画像用クロックの周波数帯域ノイズに対しては対策として十分でないおそれがある。図15(b)は露光パターン(発光パターン)と不要輻射ノイズの電界強度分布の関係を説明する図である。図15(b)で、Aはレーザスキャナの発光素子を駆動するレーザ発光時間幅(秒)、Bはレーザスキャナの発光素子の発光時間幅と消灯時間幅の合計であるレーザ発光周期(秒)である。レーザスキャナの発光素子をレーザ発光時間幅A及びレーザ発光周期Bで駆動した場合の不要輻射の電界強度分布は、レーザ発光時間幅Aに起因する不要輻射ノイズについては(1/A)×n[MHz](但しnは正の整数)の周波数に発生する。レーザ発光周期Bに起因する不要輻射ノイズについては(1/B)×n[MHz](但しnは正の整数)の周波数に発生する。尚、画像用クロックの周波数帯域のノイズとは図15(b)中のBに示される周波数のノイズである。この課題に対し、シールド、フィルタ、コアなどのいわゆる不要輻射対策部材を設けることでノイズ対策の施策を為すことができる。しかし不要輻射対策部材を設けることは、コストの上昇、実装面積/体積の増大、重量増大を招くおそれがある。即ち、画像用クロックの周波数帯域ノイズに対しての簡易な対策が望まれる。
本発明は、このような課題及び他の課題のうち、少なくとも1つを解決することを目的とする。本発明では、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することを目的とする。
前述の課題を解決するために、本発明は以下の構成を備える。
(1)感光体上の印刷可能な領域におけるトナー像形成領域に対して、入力された画像データに応じて発光素子を発光させて前記感光体を露光する画像形成装置であって、前記感光体上の前記印刷可能な領域における非トナー像形成領域に対して、前記発光素子を微少発光させるためのクロックを出力するクロック出力手段と、前記クロック出力手段により出力されたクロックに同期させて前記発光素子を微少発光させ前記感光体を微少露光する制御手段と、を備え、前記クロック出力手段は、前記画像データに応じて前記発光素子を発光させるためのクロックの周波数を基準の周波数として、前記基準の周波数の逓倍の周波数に基づく所定の周波数範囲内で、周波数が拡散された前記微少露光を行うためのクロックを出力することを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
実施例1の中間転写ベルトを採用したタンデム方式のカラー画像形成装置を説明する断面図 実施例1の制御部の全体を説明する図 実施例1のデータ制御部の詳細を説明するブロック図 実施例1の各信号のタイミングチャート 実施例1と比較のための従来例との不要輻射の電界強度分布を説明するグラフ 実施例2と比較のための実施例1の各印刷モード時の不要幅射の電界強度分布を説明するグラフ 実施例3のスイープ拡散と不要輻射の電界強度分布を説明するグラフ 実施例4の発光素子に流れる電流を説明するグラフ 実施例4のデータ制御部の詳細を説明するブロック図 実施例4の各信号のタイミングチャート 実施例5のデータ制御部の詳細を説明するブロック図 実施例5の印刷画像データの階調変換を説明するグラフ 実施例5の印刷画像データの詳細を説明する別のブロック図 実施例5の各信号のタイミングチャート 従来例のホワイトギャップ、露光パターン、不要輻射ノイズの電界強度分布を説明するグラフ
以下に、図面を参照して、この発明の好適な実施の形態を例示的に詳しく説明する。但し、この実施の形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
<画像形成装置の概略断面図>
図1に実施例1の4色(イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックK)の画像形成手段である画像形成部を備えたカラー画像形成装置の断面図を示す。図1のカラー画像形成装置は、電子写真方式のカラー画像形成装置の一例である中間転写ベルトを採用したタンデム方式のカラー画像形成装置である。帯電手段としての帯電部は、イエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKのステーション毎に感光ドラム222Y,222M,222C,222K(以下、Y,M,C,Kを省略する場合もある)を帯電させるための4個の注入帯電器223を備える。各注入帯電器223には帯電ローラ223YS,223MS,223CS,223KSを備える。感光ドラム222は、アルミシリンダの外周に有機光導伝層を塗布して構成し、図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて回転する。駆動モータは感光ドラム222を画像形成動作に応じて反時計周り方向に回転させる。露光手段としての露光部において、レーザスキャナ224は、図3で後述するデータ制御部が処理した露光時間に応じてレーザダイオード等の発光素子から露光光を駆動する。レーザスキャナ224は、感光ドラム222上(像担持体上)のトナー像形成領域に対して、例えば後述するホストI/F部202を介して入力された画像データに応じて発光素子を発光させて露光光を照射し静電潜像を形成する。すなわち、レーザスキャナ224は、感光ドラム222へ露光光を照射し、感光ドラム222の表面を選択的に露光することにより静電潜像を形成する。
現像手段としての現像部は、静電潜像を可視化するために、ステーション毎にイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの現像を行う4個の現像器226Y,226M,226C,226Kを備える。現像器226は静電潜像を現像して可視化し単色トナー像を形成する。各現像器226は、現像ローラ226YS,226MS,226CS,226KSを有する。尚、各々の現像器226は脱着が可能である。トナー容器225は、各色のトナーを現像器226へ送り出す。転写手段としての転写部は、一次転写ローラ227に適当なバイアス電圧を印加する。転写部は一次転写ローラ227へのバイアス電圧印加と共に感光ドラム222の回転速度と中間転写ベルト228の回転速度に差をつけることにより、効率良く単色トナー像を中間転写ベルト228上に転写する。これを一次転写という。駆動ローラ237は図示しない駆動モータの駆動力が伝達されて時計周り方向に回転する。従動ローラ236は、中間転写ベルト228を従動搬送する。一次転写ローラ227は感光ドラム222上の単色トナー像を中間転写ベルト228上に重ね合わせて多色トナー像を形成する。
更に転写手段としての転写部は、ステーション毎に単色トナー像を中間転写ベルト228上に重ね合わせ、重ね合わせた多色トナー像を中間転写ベルト228の回転に伴い二次転写ローラ229aまで搬送する。一方、記録材211を保持する給紙カセット212aから給紙ローラ238aで記録材211を給紙し、二次転写ローラ229aへ1対の搬送ローラ239群で狭持搬送し、記録材211に中間転写ベルト228上の多色トナー像を転写する。この二次転写ローラ229aに適当なバイアス電圧を印加し、静電的にトナー像を転写する。これを二次転写という。二次転写ローラ229aは、記録材211上に多色トナー像を転写している間、229aの位置で記録材211に当接し、印字処理後は229bの位置に離間する。記録材211は給紙トレイ212bに配置しても良く、その場合、記録材211は給紙トレイ212bから給紙ローラ238bで給紙し、二次転写ローラ229aへ1対の搬送ローラ239群で狭持搬送される。記録材211が所望のタイミングで狭持搬送されているか否かを搬送センサ240で検知し、記録材211が搬送されていない場合は種々のジャム(一例として、搬送遅延ジャム)を不図示のビデオコントローラ等に通知する。
定着手段としての定着部231は、記録材211に転写された多色トナー像を記録材211に溶融定着させるために、記録材211を加熱する定着ローラ232と記録材211を定着ローラ232に圧接させるための加圧ローラ233を備える。定着ローラ232と加圧ローラ233は中空状に形成され、内部にそれぞれヒータ234、235が内蔵されている。定着部231は、多色トナー像を保持した記録材211を定着ローラ232と加圧ローラ233により搬送するとともに、熱及び圧力を加え、トナーを記録材211に定着させる。トナー定着後の記録材211は、その後図示しない排出ローラによって図示しない排紙トレイに排出して画像形成動作を終了する。クリーニング部230は、中間転写ベルト228上に残ったトナーをクリーニングするもので、中間転写ベルト228上に形成された4色の多色トナー像を記録材211に転写した後に残った廃トナーは、図示しないクリーナ容器に蓄えられる。
<画像形成装置の機能ブロック図>
図2は本実施例の制御部の全体を説明する図である。データ制御部201は1チップマイクロコンピュータ等で構成され、装置全体を制御管理する。ホストI/F部202はプリンタと外部機器(例えばパーソナルコンピュータ等(以下、単にPCとする))との通信を行う。メモリ203はプリントデータ、各種パラメータ、各種情報等を保持する。メモリ203は揮発性メモリ及び不揮発性メモリの総称である。センサ制御部205は用紙検知センサ等のプリンタ各部の状態を検出する。駆動制御部206はプリンタエンジン209のアクチュエータ類、レーザ、高圧電源等の駆動制御を行う。
PCからプリントすべき画像データがホストI/F部202を介してプリンタに出力され、データ制御部201は、PCからプリンタに出力されたプリントデータをプリンタエンジン209の方式に適したデータに変換する。プリント可能状態となると、駆動制御部206は、図示しないモータやギア等からなる駆動手段と接続された、感光ドラム222や中間転写ベルト228の駆動を開始する。次に、各色の画像信号が各色のレーザスキャナ224に出力されて感光ドラム222上に静電潜像が形成され、現像器226でトナーが現像される。その後、図1で説明した一次転写及び二次転写が順次実行される。図1ではイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの順に順次画像形成される。
<データ制御部201の詳細説明>
図3は本実施例のデータ制御部201の詳細を説明する図である。印刷画像データ制御部301はホストI/F部202が受け取ったプリントすべきデータを制御管理する。印刷画像用クロック出力部302(第二クロック出力手段)は印刷画像用クロックf0を生成及び出力する。バックグラウンド露光データ制御部303はバックグラウンド露光の制御パラメータを制御管理する。尚、以下においては、「バックグラウンド」のことを「BG」と略して称する。印刷画像用露光パターン生成部304(露光パターン生成手段)は印刷画像データ制御部301から出力される印刷画像データDに基づいて印刷画像用クロックf0に同期して印刷画像用露光パターンXを生成する。BG露光用クロック出力部305(第一クロック出力手段)は、感光ドラム222上の非トナー像形成領域に対して、発光素子を微少発光させて微少露光(以下、バックグラウンド露光(BG露光)という)を行わせるためのクロックを生成及び出力する。尚、本実施例における微少露光とはバックグラウンド露光の用途に応じて、感光ドラム表面の電位をどれだけ変化させたいかに応じた露光強度であり、また少なくともトナーが現像(付着)してしまわない程度の露光強度として定義できる。BG露光用クロック出力部305は、印刷画像用クロックf0とBG露光制御パラメータに基づいてBG露光用クロックf1を生成及び出力する。BG露光用露光パターン生成部306(微少露光パターン生成手段)はBG露光用露光パターンYを生成する。具体的には、BG露光データ制御部303から出力されるBG露光データLに基づいてBG露光用クロックf1に同期してBG露光用露光パターンYを生成する。露光パターン制御部307は印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターンYに基づいてレーザスキャナ224の発光素子を駆動させるパターンを制御する。レーザ制御部308は露光パターン制御部307から出力された露光パターンZに従ってレーザスキャナを駆動する。尚、308は図2の駆動制御部206に含まれるものとする。
<タイミングチャート図説明>
図4は本実施例の各信号のタイミングチャートを説明する図である。タイミングチャート図中、印刷画像用クロックf0は印刷画像用クロック出力部302で出力されるクロックである。印刷画像データDは印刷画像データ制御部301から出力されるデータである。印刷画像用露光パターンXは印刷画像用露光パターン生成部304で生成されるパターンである。BG露光用クロックf1はBG露光用クロック出力部305から出力されるクロックである。BG露光データLはBG露光データ制御部303から出力されるデータである。BG露光用露光パターンYはBG露光用露光パターン生成部306で生成されるパターンである。露光パターンZは露光パターン制御部307で生成されるパターンである。
次にデータ制御部201の動作を図3及び図4を使用して詳細に説明する。印刷画像データ制御部301はプリントすべきデータをホストI/F部202から受け取り、印刷画像データDを印刷画像用露光パターン生成部304へ出力する。本実施例では、一例として、PCからプリンタに出力されたR、G、B各々24ビットの輝度データを色変換処理部として機能するRF(Reproduction Function)回路でイエローY、マゼンタM、シアンC、ブラックKの印刷画像データDに色変換する。RF回路でY,M,C,Kに色変換された印刷画像データDは、8ビット多値画像信号として、図4に示すデータ列として、以降説明する。またRF回路は、UCR(Under Color Removal:下色除去)処理なども行っている。尚、本実施例では、RF回路から出力されたYMCKの夫々のデータが、不図示の中間調処理部におけるハーフトーン処理(画像処理)により二値化出力されており、YMCK夫々の二値化データ(00h又はFFh)が、印刷画像データDとして出力されている。このように印刷画像データ制御部301は、ハーフトーン処理部(画像処理部)としても機能する。
印刷画像用クロック出力部302はクロック出力回路により印刷画像用クロックf0を生成し、印刷画像用露光パターン生成部304及びBG露光用クロック出力部305へ出力する。本実施例では、一例として、印刷画像用クロック出力部302で出力される印刷画像用クロックf0は、
f0=30[MHz]・・・式(1−1)
の矩形波とし、立ち上がりに同期して露光パターンを生成する構成として、以降説明する。また以下の説明においては各種矩形波について、立ち上がりを有効(ON)とするが、勿論のこと、立ち下がりを有効(ON)としてシステムを構成しても良いことはいうまでもない。
印刷画像用露光パターン生成部304は印刷画像データ制御部301から受け取った印刷画像データDに基づいて印刷画像用クロックf0に同期した印刷画像用露光パターンXを生成する。印刷画像用露光パターン生成部304は、印刷画像データDをラインメモリに格納し、格納した印刷画像データDを印刷画像用クロックf0に同期してラインメモリから読み出す。読み出された印刷画像データDはD/A変換器でアナログ電圧に変換され次段のコンパレータの正入力に入力される。コンパレータの負入力には、三角波発生回路からの出力信号が入力される。三角波発生回路は印刷画像用クロックf0を図示しない積分回路によって三角波に変換する。コンパレータからは印刷画像用クロックf0の立ち上がりタイミングに同期したPWM信号が印刷画像用露光パターンXとして出力される。
BG露光データ制御部303はBG露光の制御パラメータであるクロック変調係数G及びBG露光データLを制御管理する。BG露光データ制御部303は、BG露光用クロック出力部305へクロック変調係数Gを出力し、BG露光用露光パターン生成部306へBG露光データLを出力する。
本実施例では、一例として、クロック変調係数Gは、
G=0.05 (但し、0<G<1.0)・・・式(1−2)
としてメモリ203に格納し、BG露光データLは8ビット多値画像信号とし、図4に示すとおり、パルス幅をランダムに変調したデータ列として、以降説明する。
BG露光用クロック出力部305は印刷画像用クロックf0とクロック変調係数Gに基づいてBG露光用クロックf1の下限値f1min及び上限値f1maxを以下算出式に基づいて算出する。そして、BG露光用クロック出力部305に備えたランダムクロック出力回路には、乱数出力回路から乱数と印刷画像用クロックf0とクロック変調係数Gが入力される。このようにしてランダムクロック出力回路は、周波数を上下限値範囲内(所定の周波数範囲内)でランダム拡散したBG露光用クロックf1を生成及び出力する。すなわち、BG露光用クロック出力部305は、印刷画像用クロック出力部302により出力される印刷画像用クロックf0の周波数近傍において、微少露光を行わせるためのBG露光用クロックf1の周波数を拡散させる。
f1min=f0×(1−G)・・・式(1−3)
f1max=f0×(1+G)・・・式(1−4)
本実施例で説明している一例では、
f1min=30[MHz]×(1−0.05)
=28.5[MHz]・・・式(1−5)
f1max=30[MHz]×(1+0.05)
=31.5[MHz]・・・式(1−6)
と算出される。尚、これら上下限範囲内のランダムな周波数の情報は予めBG露光用クロック出力部305が読み込めるメモリに格納しておき、必要なときにそのランダムなBG露光用クロックを出力するようにしても良い。また、後述する他の実施例についても同様である。
BG露光用露光パターン生成部306はBG露光データ制御部303から受け取ったBG露光データLに基づいてBG露光用クロックf1に同期したBG露光用露光パターンYを生成する。BG露光用露光パターン生成部306はBG露光データLをラインメモリに格納し、格納したBG露光データLをBG露光用クロックf1に同期してラインメモリから読み出す。読み出されたBG露光データLはD/A変換器でアナログ電圧に変換され次段のコンパレータの正入力に入力される。コンパレータの負入力には、三角波発生回路からの出力信号が入力される。三角波発生回路はBG露光用クロックf1を図示しない積分回路によって三角波に変換する。コンパレータからはBG露光用クロックf1の立ち上がりタイミングに同期したPWM信号がBG露光用露光パターンYとして出力される。
露光パターン制御部307は印刷画像用露光パターン生成部304で生成された印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターン生成部306で生成されたBG露光用露光パターンYを加算する。露光パターン制御部307は、露光パターンZをレーザ制御部308に出力する。BG露光用露光パターンYの周波数よりも大きな周波数(オン時間が短い)の印刷画像用露光パターンXの場合には、BG露光用露光パターンYがレーザ制御部308へ入力されることになる。また、BG露光用露光パターンYの周波数よりも小さな周波数(オン時間が長い)の印刷画像用露光パターンXの場合には印刷画像用露光パターンXがレーザ制御部308へ入力されることとなる。レーザ制御部308は露光パターン制御部307から出力された露光パターンZに従ってレーザスキャナを駆動する。
図5(a)は本実施例との比較のための従来例の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。背景技術で説明したBG露光動作は、印刷画像用クロックf0に基づいてBG露光用露光パターンが作成される。図5(a)では、一例として、f0=30[MHz]としたときの不要輻射の電界強度分布を示す。不要輻射ノイズはBG露光の露光周期である印刷画像用クロックf0=30[MHz]及び印刷画像用クロックf0の逓倍である60[MHz]、90[MHz]にピーク強度P1、P2、P3を持った電界強度分布として発生する。
図5(b)は本実施例の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。本実施例では、一例として、図4で説明した式(1−1)から式(1−6)を適用したときの不要輻射の電界強度分布として、以降説明する。BG露光の露光周期はf1minからf1maxの範囲内でランダム拡散されているため、不要輻射ノイズはBG露光用クロックf1=28.5[MHz]から31.5[MHz]に分散された電界強度分布として発生する。本実施例では、図5(b)に示すように電界強度分布が分散するので、図5(a)で説明した従来の単一クロック周波数の場合に比べて、そのピーク値は減少することになる。
従来例では、BG露光の発光パルス幅を変調することで発光素子の発光時間幅に起因する不要輻射電界強度は低減する。しかし従来例では、BG露光の発光時間と消灯時間の合計である発光周期は常に一定であるため、発光周期に起因する不要輻射として発生する電磁波の電界強度は必ずしも低減するとは限らない。これに対して本実施例では、印刷画像用クロックf0とは異なるBG露光用クロックf1をBG露光用クロック出力部305が生成及び出力する。その際BG露光用クロック出力部305は、印刷画像用クロックf0に基づいてBG露光用クロックf1を周波数拡散して出力する。これにより、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。また、不要輻射の電界強度分布はCISPR(国際無線障害特別委員会)等で限度値が規格化されており、一般に、高い周波数よりも低い周波数の方が限度値が低く設定されている。つまり、発光素子の発光時間幅に起因する不要輻射電界強度よりも、発光周期に起因する不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減するほうが重要になる場合もある。特にそのような場合に、本実施例は有用である。
以上のように、印刷画像用クロックf0とは異なるBG露光用クロックf1を出力することができる。また、印刷画像用クロックf0に基づいてBG露光用クロックf1をランダムに拡散して生成・出力する構成とする。これにより、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。すなわち本実施例によれば、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
実施例1と異なる点のみ説明する。図1乃至図4は実施例1と同様に適用される。また実施例1と同じ符号を用いて説明する。実施例1で、BG露光用クロックf1のランダム拡散範囲はクロック変調係数Gと印刷画像用クロックf0に基づいて算出した。本実施例では、クロック変調係数Gと複数の印刷モードの印刷画像用クロックf0に基づいて算出することを特徴とする。尚、印刷モードは、例えば、ユーザにより不図示の操作部から入力された情報や、外部機器からホストI/F部202を介して入力された情報、又は記録材211の種類を検出する不図示のセンサ等により検出された情報に基づき決定される。一般的に搬送する記録材211の種類、厚み等の材質により定着ローラ232のニップ厚が変化するため、記録材211の搬送速度といった印刷モードを切り換える必要がある。印刷モード毎の搬送速度にあわせて走査速度、静電潜像形成タイミング及び印刷画像用クロックf0を変更する必要がある。本実施例の印刷画像用クロック出力部302は、例えば、普通紙モード時の印刷画像用クロックf20と厚紙モード時の印刷画像用クロックf30とをそれぞれ出力可能であるものとする。また、各印刷モードに対応する印刷画像用クロックは、例えばメモリ203に予め記憶されているものとする。
図6(a)は本実施例との比較のための実施例1の普通紙モード(第一印刷モード)時の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。図6(a)では、一例として、普通紙モード時の印刷画像用クロックf0(第一印刷モード用クロック)を30[MHz]として、以降説明する。BG露光用クロックf1の周波数拡散動作は図3及び図4で説明したとおりであり、不要輻射ノイズはBG露光用クロックf1=28.5[MHz]から31.5[MHz]に分散された電界強度分布として発生する。このときの不要輻射ノイズの分散周波数幅Δf11は、
Δf11=31.5[MHz]−28.5[MHz]
=3.0[MHz]・・・式(2−1)
である。
図6(b)は本実施例との比較のための実施例1の厚紙モード(第二印刷モード)時の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。図6(b)では、一例として、厚紙モード時の印刷画像用クロックf0(第二印刷モード用クロック)を15[MHz]として、以降説明する。BG露光用クロックf1の周波数拡散動作は図3及び図4で説明したとおりであり、厚紙モード時のBG露光用クロックf1の下限値f12min及び上限値f12maxはそれぞれ、
f12min=f0×(1−G)・・・式(2−2)
=15[MHz]×(1−0.05)
=14.25[MHz]・・・式(2−3)
f12max=f0×(1+G)・・・式(2−4)
=15[MHz]×(1+0.05)
=15.75[MHz]・・・式(2−5)
と算出される。この時の不要輻射ノイズの分散周波数幅Δf12は、
Δf12=f12max−f12min・・・式(2−6)
=15.75[MHz]−14.25[MHz]
=1.5[MHz]・・・式(2−7)
となる。従って、BG露光用クロックf1のランダム拡散範囲を印刷画像用クロックf0とクロック変調係数Gに基づいて算出した場合、厚紙モードでの不要輻射ノイズの低減効果は普通紙モードでの不要輻射のノイズの低減効果に比べると効果が小さい。
以下、本実施例の動作について説明する。本実施例では、一例として、普通紙モード時の印刷画像用クロックをf20=30[MHz]、厚紙モード時の印刷画像用クロックをf30=15[MHz]として、以降説明する。図3で、普通紙モード時では、BG露光用クロック出力部305は印刷画像用クロックf20とクロック変調係数Gに基づいてBG露光用クロックf21の下限値f21min及び上限値f21maxを以下算出式に基づいて算出する。BG露光用クロック出力部305に備えたランダムクロック出力回路には、乱数出力回路からの乱数、印刷画像用クロックf20及びクロック変調係数Gが入力される。このようにしてランダムクロック出力回路は、周波数を上下限値範囲内でランダム拡散したBG露光用クロックf21を生成及び出力する。
f21min=f20×(1−G×f20/f20)・・・式(2−8)
f21max=f20×(1+G×f20/f20)・・・式(2−9)
本実施例で説明している一例では、
f21min=30[MHz]×(1−0.05×30/30)・・・式(2−10)
=28.5[MHz]・・・式(2−11)
f21max=30[MHz]×(1+0.05×30/30)・・・式(2−12)
=31.5[MHz]・・・式(2−13)
と算出される。この時の不要輻射ノイズの分散周波数幅Δf21は、
Δf21=f21max−f21min・・・式(2−14)
=31.5[MHz]−28.5[MHz]
=3.0[MHz]・・・式(2−15)
となる。
次に厚紙モード時の動作の詳細を説明する。図3で、厚紙モード時では、BG露光用クロック出力部305は次のようにしてBG露光用クロックf22を生成及び出力する。すなわち、普通紙モードの印刷画像用クロックf20及び厚紙モードの印刷画像用クロックf30とクロック変調係数Gに基づいてBG露光用クロックの下限値f22min及び上限値f22maxを以下算出式に基づいて算出する。BG露光用クロック出力部305に備えたランダムクロック出力回路は、周波数を上下限値範囲内でランダム拡散したBG露光用クロックf22を生成及び出力する。すなわち、BG露光用クロック出力部305は、普通紙モード或いは厚紙モードの各々において、普通紙モード時の印刷画像用クロックf0の近傍或いは厚紙モード時の印刷画像用クロックf0の近傍の周波数で、厚紙モード時のクロックの周波数を拡散させる。
f22min=f30×(1−G×f20/f30)・・・式(2−16)
f22max=f30×(1+G×f20/f30)・・・式(2−17)
図6(c)は本実施例を適用できる厚紙モード時の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。本実施例で説明している一例では、
f22min=15[MHz]×(1−0.05×30/15)・・・式(2−18)
=13.5[MHz]・・・式(2−19)
f22max=15[MHz]×(1+0.05×30/15)・・・式(2−20)
=16.5[MHz]・・・式(2−21)
と算出される。この時の不要輻射ノイズの分散周波数幅Δf22は、
Δf22=f22max−f22min・・・式(2−22)
=16.5[MHz]−13.5[MHz]
=3.0[MHz]・・・式(2−23)
となり、普通紙モード時の分散周波数幅Δf21と等しくなる。
以上のように、本実施例では、印刷画像用クロックとは異なるBG露光用クロックを印刷モード毎に可変にして出力することができる。また、クロック変調係数と複数の印刷モードの印刷画像用クロックに基づいて拡散したBG露光用クロックの周波数を出力できる。これにより、複数の印刷モードの違いに依らず不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。すなわち本実施例によれば、複数の印刷モードで稼働可能な画像形成装置においても、簡易な構成で印刷モード毎に対応して不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
実施例1,2と異なる点のみ説明する。図1乃至図5(b)及び図6(c)は実施例1,2と同様に適用される。また実施例1,2と同じ符号を用いて説明する。実施例1,2では、BG露光用クロックの周波数拡散はランダム拡散としていた。本実施例では、スイープ拡散であることを特徴とする。尚、スイープ拡散とは、所望する範囲の周波数をまんべんなく一掃して拡散することをいう。ランダム拡散では変調後のクロック周波数に偏りが発生し、電界強度分布の分散が十分でない場合が存在する。
図7(a)は本実施例を適用できるスイープ拡散の詳細を説明する図である。図3で、BG露光用クロック出力部305はBG露光用クロックの下限値f1min及び上限値f1maxを算出する。ここで、本実施例のBG露光用クロック出力部305は、図3に示すランダムクロック出力回路に相当するスイープクロック出力回路を備える。BG露光用クロック出力部305に備えたスイープクロック出力回路により周波数を上下限値範囲内でスイープ拡散したBG露光用クロックf1を生成する。生成されたBG露光用クロックは図7(a)に示すとおりf1minからf1maxの範囲内でスイープ拡散される。
図7(b)は本実施例の不要輻射の電界強度分布を説明する図である。BG露光の露光周期は図7(a)で説明したとおりf1minからf1maxの範囲内でスイープ拡散されているため、不要輻射ノイズはf1minからf1maxの範囲内で均等に分散された電界強度分布として発生する。
以上のように、本実施例は、印刷画像用クロックとは異なるBG露光用クロックを出力することができる。また、印刷画像用クロックに基づいてBG露光用クロックをスイープ拡散し出力する構成とする。これにより、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を均等に低減した画像形成装置を提供することができる。すなわち本実施例によれば、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
実施例1乃至3と異なる点のみ説明する。図1乃至図5及び図6乃至図7は実施例1乃至3と同様に適用される。また実施例1,2と同じ符号を用いて説明する。
実施例1乃至3では、露光パターン制御部307は次のようにして露光パターンZを生成していた。すなわち、印刷画像用露光パターン生成部304で生成された印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターン生成部306で生成されたBG露光用露光パターンY(微少露光パターン)を合成していた。本実施例では、印刷画像用露光パターンX’に基づいてBG露光用露光パターンYを補正するBG露光用露光パターン補正部(1102(図9))を有する構成とする。露光パターン制御部307は印刷画像用露光パターン生成部304で生成された印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターン補正部(1102)で補正されたBG露光用露光パターン(R(図9))を合成することを特徴とする。
図8は本実施例の発光素子に流れる電流を説明する図である。T0は発光素子の消灯最低確保時間(レーザ消灯最低確保時間)、Pdは発光素子の印加電流最大定格値(レーザ電流最大定格値)である。一般的にレーザスキャナ224の発光素子を消灯最低確保時間T0より短い時間消灯した直後に再度発光すると、駆動回路側の回路条件に応じて発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートが発生する場合がある(図8参照)。このとき、発光素子には印加電流最大定格値Pdを超えた電流が印加されるため、発光素子の劣化や破損等を引き起こすおそれがある。
以下、本実施例の動作について説明する。図9は本実施例のデータ制御部201の全体を説明する図である。印刷画像データ制御部301、印刷画像用クロック出力部302、BG露光データ制御部303、印刷画像用露光パターン生成部304は図3と同様に動作する。また、BG露光用クロック出力部305、BG露光用露光パターン生成部306、レーザ制御部308も図3と同様に動作する。
BG露光用マスクパターン生成部1101(マスクパターン生成手段)は、BG露光用マスクパターンWを生成する。BG露光用露光パターン補正部1102(補正手段)は、BG露光用マスクパターン生成部1101から出力されるBG露光用マスクパターンWに基づいてBG露光用露光パターンYを補正する。露光パターン制御部1103は、印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターン補正部1102から出力される補正後のBG露光用露光パターンRに基づいてレーザスキャナ224の発光素子を駆動させるパターンを制御する。
図10は本実施例の各信号のタイミングチャートを説明する図である。印刷画像用クロックf0、印刷画像データD、印刷画像用露光パターンX、BG露光用クロックf1、BG露光データL、BG露光用露光パターンYは図4と同様である。BG露光用マスクパターンWはBG露光用マスクパターン生成部1101で生成される。補正後BG露光用露光パターンRは、BG露光用露光パターン補正部1102で補正される。
次にデータ制御部201の動作を図9及び図10を使用して詳細に説明する。BG露光用マスクパターン生成部1101は、印刷画像データ制御部301から印刷画像データDを受け取り、一旦ラインメモリに格納する。BG露光用マスクパターン生成部1101は、ラインメモリに格納した印刷画像データDを順次読み出し、マスクパターン生成回路に出力する。マスクパターン生成回路は、印刷画像データDに基づいてBG露光用マスクパターンWを生成する。
具体的には、まず印刷画像データ制御部301から出力される印刷画像データDを入力する。また、印刷画像用クロック出力部302から出力される印刷画像用クロックf0をBG露光用マスクパターン生成部1101に入力する。そして位相補正回路は入力されたクロックの位相をT0秒(所定時間)分だけ進める。位相補正回路により位相が進められたクロックは、ラインメモリと三角波発生回路に入力される。
そして、BG露光用マスクパターン生成部1101は、T0秒分位相が進んだクロックに同期してラインメモリから印刷画像データDを読み出し、D/A変換器でアナログ電圧に変換し、次段のコンパレータの正入力に入力する。他方コンパレータの負入力には、三角波発生回路からの出力信号が入力される。そして印刷画像用露光パターンX’を出力する。コンパレータの動作については図4の304で印刷画像用露光パターンXを出力するコンパレータで説明したものと同様である。ただし、印刷画像用露光パターンX’の出力タイミングはT0秒分だけ進んでいる。そしてマスクパターン生成回路は入力された印刷画像用露光パターンX’にオンデータが含まれているか否かを判断する(第1判断)。ここで、時間T0は図8で説明したレーザスキャナ224の発光素子の消灯最低確保時間であり、データ制御部201で制御管理されるパラメータである。また、マスクパターン生成回路は入力された印刷画像用露光パターンX’をラインメモリに格納する。そして、ラインメモリに格納された2×T0秒過去の印刷画像用露光パターンX’がオンデータか否かを判断する(第2判断)。そして、マスクパターン生成回路は、第1判断及び第2判断の少なくとも片方の判断でオンデータが含まれていると判断すれば、BG露光用マスクパターンWとして“0”を出力する。このように、BG露光用マスクパターン生成部1101は、印刷画像用露光パターンXの立ち上がりよりも所定時間前と立ち下がりよりも所定時間後にもマスクパターンを生成する。尚、立ち下がりを有効としてシステムを構成する場合には、マスクパターンは、印刷画像用露光パターンXの立ち下がりよりも所定時間前と立ち上がりよりも所定時間後に生成されることとなる。また、この所定時間は、印刷画像用クロック出力部302により出力されるクロックの周期よりも短くすることにより、微少露光の区間を最大限に増やすことができる。
一方、マスクパターン生成回路は、第1判断及び第2判断のいずれにおいてもオンデータが含まれていないと判断すればBG露光用マスクパターンWとして“1”を出力する。結果として、BG露光用マスクパターンWは、印刷画像用露光パターンがオン/オフであるタイミング及びその前後の時間T0のタイミングのみ“0”となるパターンとなる。
尚、上記第2判断の変形例について、T0秒分だけ位相を遅らせたクロックf0を生成し、それに同期して、BG露光用マスクパターン生成部1101が、ラインメモリから印刷画像データDを読み出し、D/A変換器でアナログ電圧に変換し、次段のコンパレータの正入力に入力しても良い。こうすることで出力された印刷画像用露光パターンX’にオンデータが含まれるか否かをリアルタイムで判断することで、BG露光用マスクパターン生成部1101による上記第2判断を実行することもできる。
BG露光用露光パターン補正部1102は、次の2つのパターンに基づき補正した結果のパターンを露光パターン制御部1103に出力する。すなわち、BG露光用露光パターン生成部306で生成されたBG露光用露光パターンYと、BG露光用マスクパターン生成部1101で生成されたBG露光用マスクパターンWを積算補正する。そして、BG露光用露光パターン補正部1102は、補正された補正後BG露光用露光パターンRを露光パターン制御部1103に出力する。
露光パターン制御部1103は、印刷画像用露光パターン生成部304で生成された印刷画像用露光パターンXと、BG露光用露光パターン補正部1102で補正された補正後BG露光用露光パターンRを加算(合成)する。そして、露光パターン制御部1103は、露光パターンZをレーザ制御部308に出力する。レーザ制御部308は、露光パターン制御部1103から入力された露光パターンZに従って上述で説明した如くレーザスキャナ224を駆動する。露光パターンZにおけるレーザスキャナ224の発光素子の消灯時間は、消灯最低確保時間T0よりも長くなる。このため、発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートの発生を防止しつつ、BG露光用クロックf1をランダム拡散することができる。尚、本実施例では、BG露光用クロックf1の周波数拡散をランダム拡散により行ったが、実施例3のようなスイープ拡散により行ってもよい。
以上のように、本実施例では、印刷画像用露光パターンXに基づいてBG露光用露光パターンYを補正するBG露光用露光パターン補正部1102を有する構成とする。更に、露光パターン制御部1103は、印刷画像用露光パターン生成部304で生成された印刷画像用露光パターンXとBG露光用露光パターン補正部1102で補正された補正後BG露光用露光パターンRを合成する。これにより、本実施例によれば、発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートの発生を防止しつつ、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。すなわち本実施例によれば、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
上記実施例1乃至4においては、実質的に二値化(00hとFFh)されたYMCKデータを、印刷画像データDとして説明を行ってきた。しかし、印刷画像データDとして多値データを採用しても良い。
図11は本実施例のデータ制御部201の詳細を説明する図である。図3との差異を中心に説明する。まず、不図示の中間調処理部によるハーフトーン処理によりYMCKの夫々について多値の印刷画像データDが出力される。本実施例では例えば8ビットの幅で表現された多値データ(多値化された画像データ)などを採用することができる。印刷画像用露光パターン生成部304は、印刷画像データDを階調変換する階調変換回路を備える。この階調変換回路は、入力された印刷画像データDの階調値を階調変換する。そして、印刷画像用露光パターン生成部304は、変換された印刷画像データD’をラインメモリに格納する。図11は、実施例4で説明した、発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートが発生することが実質的に問題にならない、或いは問題としない場合に有効である。
図12は印刷画像データDの階調変換を説明するグラフである。8ビットで定義される00[h]からFF[h]までの印刷画像データDの階調値を、Dth[h](所定値)からFF[h]の階調値に変換し、変換後の多値化された画像データを生成する。すなわち、印刷画像用露光パターン生成部304は、印刷画像データDに対してDth[h]以上の階調値を割り当て、印刷画像用露光パターンXの発光時間を所定値以上にする。ここでDthはトナー像を感光体上に形成するうえでの最小露光量(最小発光時間)に相当する画像データである。またDth[h]よりも小さい階調値に対応するパルス幅のレーザ発光では、発光時間が短く(露光量が小さく)感光ドラム表面にトナーが付着するだけの静電潜像が形成されない。すなわち、BG露光用露光パターン生成部306には、Dth[h]未満の階調値のBG露光データLが入力され、BG露光用露光パターンYの幅が、トナーが付着しない程度の発光時間(所定値より短い時間)に制限される。また、Dthの値は、感光ドラム222の寿命等の種々のパラメータに応じて可変としても良い。また、印刷画像データD’は印刷画像データDに基づいて決定されれば線形関係に限定するものではない。本実施例では一例として、Dth=20[h]とする。
また図13は本実施例のデータ制御部201の別の詳細を説明する図である。実施例4で説明した、発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートが発生する問題に対応している。
図13では、BG露光用マスクパターン生成部1101も、階調変換回路を備え、階調変換回路によって印刷画像データDを階調変換し、変換された印刷画像データD’を一旦ラインメモリに格納している。そして、実施例4で説明した仕組みと同様に動作する。すなわち、BG露光用マスクパターン生成部1101は、ラインメモリに格納した印刷画像データD’を順次読み出し、マスクパターン生成回路に出力する。マスクパターン生成回路は、印刷画像データD’に基づいてBG露光用マスクパターンWを生成する。そのBG露光用マスクパターンWの生成様子を図14に示す。
すなわち、まず、印刷画像用露光パターンX’の出力タイミングはT0秒分だけ進んでおり、マスクパターン生成回路が入力された印刷画像用露光パターンX’にオンデータが含まれているか否かを判断する(第1判断)点は実施例4と同様である。また、マスクパターン生成回路が、入力された印刷画像用露光パターンX’をラインメモリに格納し、ラインメモリに格納された2×T0秒過去の印刷画像用露光パターンX’がオンデータか否かを判断する(第2判断)点も実施例4と同様である。また該判断によって、BG露光用マスクパターンWを生成する点も実施例4と同様である。
これにより、本実施例によれば、印刷画像データDとして多値データを採用した場合でも、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。また、印刷画像データDとして多値データを採用した場合でも、発光素子に印加される電流にオーバーシュート及びアンダーシュートの発生を防止しつつ、不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減した画像形成装置を提供することができる。すなわち本実施例によれば、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
尚、上記図11及び図13の説明においては、印刷画像用露光パターン生成部304に階調変換回路を設けるよう説明したが、勿論、印刷画像データ制御部301にその機能を持たせても良い。そのようにデータ制御部201を変形した場合でも同様の効果を得ることができる。
上記実施例1乃至4においては、BG露光用クロック出力部305が、入力される印刷画像用クロックf0と、クロック変調係数Gと、乱数出力回路或いはスイープクロック出力回路からの出力とに基づき、BG露光用クロックを出力するよう説明してきた。しかしこの形態に限定されるものではない。様々な形態を適用可能である。
例えば、予め印刷画像用クロックf0がわかっている場合に、予め上述の各実施例で説明してきたBG露光用クロックの算出を、外部のコンピュータや、データ制御部201に演算させておく。そして、例えば、この演算された、BG露光用クロックの下限値及び上限値の範囲内に含まれるランダムな複数の周波数を、予めメモリ203に事前に記憶しておき、BG露光用クロック出力部305がそれらの周波数を順次読み出し出力するようにしても良い。
また、実施例2では、印刷モード毎に、BG露光用クロックの下限値及び上限値を算出するよう説明したが、これに対しては、BG露光用クロックの下限値及び上限値の範囲内に含まれるランダムな複数の周波数を印刷モード毎に予め記憶しておけば良い。そして、BG露光用クロック出力部305が、印字モード毎に記憶しておいた下限値及び上限値の範囲内に含まれるランダムな複数の周波数を順次読み出し出力すればよい。尚、BG露光用クロック出力部305による印字モードの識別については、何らかの印字モードを示す信号をBG露光用クロック出力部305へ入力し、その入力信号をBG露光用クロック出力部305に判定させればよい。例えば、BG露光用クロック出力部305に印刷画像用クロックf0を入力し、その周波数の値により、印字モードを判定するようにしてもよい。
また、実施例3では、スイープ拡散した周波数を予め記憶しておき、その周波数を、BG露光用クロック出力部305が順次読み出し出力すればよい。また当然のことながら、実施例4の図8におけるBG露光用クロック出力部305についても同様のことがいえる。
[他の実施例]
本実施の形態では4色のカラー画像形成装置を用いて説明しているが、BG露光を実施する画像形成装置であればカラー画像形成装置に限定するものではない。例えば単色の画像形成装置でも良い。
本実施の形態ではタンデム方式のカラー画像装置を用いて説明しているが、BG露光を実施する画像形成装置であればタンデム方式に限定するものではない。例えばベルト状の中間転写体を備えたロータリ方式のカラー画像形成装置でも良い。
また、本実施の形態では、BG露光用クロックの周波数拡散を、ランダム拡散やスイープ拡散により行ったが、不要輻射ノイズが分散されるような周波数拡散であれば、ランダム拡散やスイープ拡散に限定するものではない。
実施例4でBG露光用マスクパターン生成部は時間T0後又は時間2×T0前までの区間に印刷画像用露光パターンにオンデータが含まれているか否かを判断している。しかし、レーザスキャナの発光素子の消灯最低確保時間よりも長ければこれに限定するものではない。例えば消灯最低確保時間の2倍先又は前までの区間に印刷画像用露光パターンにオンデータが含まれているか否かを判断しても良い。
以上他の実施例においても、簡易な構成で不要輻射として発生する電磁波の電界強度を低減することができる。
201 データ制御部
301 印刷画像データ制御部
302 印刷画像用クロック出力部
303 BG露光データ制御部
305 BG露光用クロック出力部
306 BG露光用露光パターン生成部
307 露光パターン制御部

Claims (13)

  1. 感光体上の印刷可能な領域におけるトナー像形成領域に対して、入力された画像データに応じて発光素子を発光させて前記感光体を露光する画像形成装置であって、
    前記感光体上の前記印刷可能な領域における非トナー像形成領域に対して、前記発光素子を微少発光させるためのクロックを出力するクロック出力手段と、
    前記クロック出力手段により出力されたクロックに同期させて前記発光素子を微少発光させ前記感光体を微少露光する制御手段と、
    を備え、
    前記クロック出力手段は、前記画像データに応じて前記発光素子を発光させるためのクロックの周波数を基準の周波数として、前記基準の周波数の逓倍の周波数に基づく所定の周波数範囲内で、周波数が拡散された前記微少露光を行うためのクロックを出力することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記クロック出力手段は、前記拡散された周波数が前記逓倍の周波数と重ならないように前記微少露光を行うためのクロックを出力することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 複数の印刷モードで稼働可能であり、
    前記クロック出力手段は、印刷モード毎に異なる所定の周波数範囲内で前記拡散された前記微少露光を行うためのクロックを出力することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クロック出力手段を第一クロック出力手段とした場合に、前記感光体上のトナー像形成領域に対して、前記画像データに応じて前記発光素子を発光させて前記感光体を露光するためのクロックを出力する第二クロック出力手段を備え、
    前記第一クロック出力手段は、前記第二クロック出力手段により出力されるクロックの周波数近傍において、前記微少露光を行うためのクロックの周波数を拡散させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記第二クロック出力手段は、第一印刷モードで前記発光素子を発光させて前記露光を行うための第一印刷モード用クロックと、前記第一印刷モードとは異なる第二印刷モードで前記発光素子を発光させて前記露光を行うための前記第一印刷モード用クロックとは異なる第二印刷モード用クロックと、をそれぞれ出力可能であり、
    前記第一クロック出力手段は、前記第一印刷モード或いは前記第二印刷モードの各々において、前記第一印刷モード用クロックの近傍或いは前記第二印刷モード用クロックの近傍の周波数で、前記第二印刷モードで前記微少露光を行うためのクロックの周波数を拡散させることを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  6. 前記画像データと前記第二クロック出力手段により出力されたクロックとに基づき露光パターンを生成する露光パターン生成手段と、
    前記露光パターンの立ち上がり又は立ち下がりよりも所定時間前と、立ち下がり又は立ち上がりよりも所定時間後とにマスクパターンを生成するマスクパターン生成手段と、
    前記第一クロック出力手段により出力されたクロックに基づき微少露光パターンを生成する微少露光パターン生成手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記マスクパターンと、前記生成された露光パターンと、前記生成された微少露光パターンとに基づき、前記発光素子を微少発光させて前記微少露光を行うことを特徴とする請求項又は請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記マスクパターン生成手段により生成されたマスクパターンに基づき、前記微少露光パターン生成手段により生成された微少露光パターンの補正を行う補正手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記露光パターン生成手段により生成された露光パターンと、前記補正手段により補正された微少露光パターンとに基づき、前記発光素子を微少発光させて微少露光を行うことを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  8. 前記所定時間は、前記第二クロック出力手段により出力されるクロックの周期よりも短いことを特徴とする請求項又は請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記所定の周波数の範囲は、前記第二クロック出力手段による生成されるクロックの周波数の近傍の範囲であることを特徴とする請求項4から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 前記微少露光パターンに基づき前記発光素子が発光される時間は所定値よりも短く、前記露光パターンに基づき前記発光素子が発光される時間は前記所定値以上であり、前記露光パターンを生成するための前記画像データは多値化された画像データであることを特徴とする請求項6から請求項8のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  11. 前記拡散された周波数は、所定の周波数範囲内において、ランダムに拡散されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  12. 前記拡散された周波数は、所定の周波数範囲内において、スイープに拡散されていることを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  13. 画像処理手段を有し、前記画像データは前記画像処理手段により画像処理され二値化された画像データであることを特徴とする請求項1から請求項12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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