JP2011252980A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像形成装置のプロセス条件(プロセス速度・帯電AC周波数・現像AC周波数)に関わらず、高品質な画像を提供できる画像形成装置を提供する。
【解決手段】帯電装置に印加する帯電バイアス及び現像装置に印加する現像バイアスを所定の条件に設定することのできる制御手段は、帯電装置の交流バイアスの周波数をFc(Hz)、現像装置の交流バイアスの周波数をFd(Hz)、交流バイアスの周波数Fdと交流バイアスの周波数Fcを整数n倍した値とのずれをα(Hz)とし、像担持体への画像形成速度をV(mm/sec)、トナー像が転写される記録材の搬送方向の長さをD(mm)としたとき、
Fd=Fc×n+α 且つ V/|α|>D 且つ |α|<Fc
となるように設定する。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えば、複写機、レーザービームプリンタなどのような電子写真技術を用いた画像形成装置に関するものである。
電子写真技術を用いた画像形成装置においては、例えば帯電部材として帯電ローラを備えた接触式帯電装置を用い、電圧を印加した該帯電ローラを電子写真感光体とされる像担持体の面に接触させて、像担持体の帯電処理を行うことが行われている。
接触帯電装置には帯電バイアスとして直流電圧のみを用いるDC帯電方式と、直流電圧に交流電圧を重畳して印加を行うAC帯電方式とがある。このうちAC帯電方式にはDC帯電方式に比べて、その交流成分が帯電電圧のばらつきを抑制し均一に帯電する効果が得られ有用であるため近年多用されている。
さらに、像担持体に形成された静電潜像をトナー像とするために、例えば現像部材とし現像ローラを備えた現像装置においては、現像性を向上させるために現像ローラに対して、帯電装置と同様に、直流電圧に交流電圧を重畳させることがなされている。
しかしながら、特許文献1などに記載されるように、帯電及び現像に交流成分を用いることによって帯電AC周波数と現像AC周波数の間での周波数干渉によって干渉縞が発生してしまう。このとき、帯電AC及び現像ACの周波数の組み合わせと、画像を形成する速度であるプロセススピードの設定によっては記録紙上の形成画像に人間の感知し易い濃度ムラが顕著に現れることがあった。
この問題の解決方法として、特許文献1には、帯電AC周波数と現像AC周波数との間に生ずる干渉周期によって発生する濃度ムラを人間の目の感度が低い0.25mm以下の高周波に設定する手法が開示されている。
特開2003−107808号公報
しかしながら、帯電AC周波数と現像AC周波数は、それぞれ個別のパラメータであり、帯電AC周波数の変化は、騒音(帯電音)、帯電ムラに影響し、また、現像AC周波数の変化は、現像性(濃さ、カブリ)に影響する。帯電AC周波数と現像AC周波数は、それぞれの設定可能範囲によっては十分高周波にすることができない場合に干渉縞を生じ、画質の低下をユーザに感知されてしまうことがあった。
そこで、本発明の目的は、上記従来の問題に対し、濃度ムラの発生周期を人間の感知し難い長周期とすることで、高品位な画像形成を実現することのできる画像形成装置を提供することである。
つまり、本発明の目的は、画像形成装置のプロセス条件(プロセス速度、帯電交流バイアス周波数、現像交流バイアス周波数)に関わらず、高品質な画像を提供することのできる画像形成装置を提供することである。
上記目的は本発明に係る画像形成装置にて達成される。要約すれば、本発明は、
像担持体と、
直流バイアスに交流バイアスを重畳した帯電バイアスが印加され、前記像担持体に当接若しくは近接して帯電処理する帯電部材を備えた帯電装置と、
帯電処理された前記像担持体に静電潜像を形成する静電像形成手段と、
前記像担持体に形成された静電潜像を現像してトナー像とするために、直流バイアスに交流バイアスを重畳した現像バイアスが印加される現像部材を備えた現像装置と、
を備え、前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写して画像を得る画像形成装置において、
前記帯電装置に印加する帯電バイアス及び前記現像装置に印加する現像バイアスを所定の条件に設定することのできる制御手段を有し、
前記制御手段は、前記帯電装置の交流バイアスの周波数をFc(Hz)、前記現像装置の交流バイアスの周波数をFd(Hz)、前記交流バイアスの周波数Fdと前記交流バイアスの周波数Fcを整数n倍した値とのずれをα(Hz)とし、前記像担持体への画像形成速度をV(mm/sec)、前記トナー像が転写される記録材の搬送方向の長さをD(mm)としたとき、
Fd=Fc×n+α 且つ V/|α|>D 且つ |α|<Fc
となるように設定することを特徴とする画像形成装置である。
本発明によれば、濃度ムラの発生周期が用紙幅以上となる人間の感知し難い長周期とすることで、高品位な画像形成が可能となる。
本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図である。 本発明に係る画像形成装置の画像形成部の模式断面図である。 本発明に係る画像形成装置の高圧回路構成図である。 本発明に係る画像形成装置における位相差による濃度変動を示す図である。 本発明に係る画像形成装置おけるビデオコントロール部のブロック図である。 本発明に係る画像形成装置における画像処理タイミングを示す図である。 本発明に係る画像形成装置における制御フローチャートを示す図である。
以下、本発明に係る画像形成装置を図面に則して更に詳しく説明する。
実施例1
図1に、本発明に係る画像形成装置の一実施例の概略構成断面図を示す。本実施例にて、画像形成装置100は、電子写真方式のカラー画像形成装置とされ、複数の、本実施例では、4色の画像形成部1(1a、1b、1c、1d)を備えている。
図1にて、各イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色の画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は、中間転写体としての中間転写ベルト8に沿って一列に配置されている。本実施例では、画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は中間転写ベルト8に沿って水平に配列されているが、これに限定されるものではなく、傾斜して配列されていても良い。中間転写ベルト8は、支持ローラ20a、20b、20cに張架され、矢印方向に回動可能とされる。
本実施例では、画像形成装置100の下方に位置して、記録材としての記録紙Pを、中間転写ベルト8の二次転写部T2へと送給するために、記録紙カセット105、給紙ローラ106、搬送ローラ107などが配置されている。二次転写部T2には、二次転写装置としての転写ローラ21が配置されている。また、二次転写部T2にて転写ローラ21の作用により中間転写ベルト8上のカラー画像が転写された記録紙Pのその後の搬送経路に沿って、定着装置110、排紙ローラ111、及び、排紙トレー112が配置されている。
各画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は同じ構成とされる。従って、図2を参照して説明する画像形成部の説明では、特に必要とする場合を除いて、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)を示すための符号a、b、c、dは省略して、画像形成部1として説明する。
図2を参照して、本実施例の画像形成装置100の画像形成部1における画像形成動作について説明する。
本実施例にて、画像形成部1は、像担持体としてのドラム型の電子写真感光体(以下、「感光ドラム」という。)2が回転自在に設置されている。感光ドラム2の周囲には、帯電装置である一次帯電器3、現像装置4、転写手段としての転写ローラ5、ドラムクリーナ装置6が配置されている。一次帯電器3と現像装置4との間の下方には、静電潜像を形成する静電像形成手段としての露光装置であるレーザスキャナ7が設置されている。レーザスキャナ7には、リーダユニットやPCより入力された画像を画像処理するためのビデオコントローラ9が接続されている。そして、ビデオコントローラ9によって処理された画像データに基づいてレーザスキャナ7は感光ドラム2へと画像露光Lを行うべくレーザを照射する。
例えば、帯電部材として感光ドラム1に当接若しくは近接して帯電処理する帯電ローラ3aを備えた帯電装置3によって一様に帯電された感光ドラム1には、レーザスキャナ7による像露光Lにより画像信号に応じた静電潜像が形成される。静電潜像が形成された感光ドラム1は、現像部材としての現像ローラ4aを備えた現像装置4により現像され、潜像に応じて感光ドラム1上に現像剤像(トナー像)が形成される。
このようにして、4色、本実施例では、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(B)成分に応じた画像形成部1(1a、1b、1c、1d)において、トナー像が感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)上に形成される。各感光ドラム2(2a、2b、2c、2d)上のトナー像は、一次転写部T1(T1a、T1b、T1c、T1d)にて転写ローラ5(5a、5b、5c、5d)により、中間転写ベルト8上に重ね転写され、カラートナー像が形成される。
中間転写ベルト8上のカラートナー像は、二次転写部T2の二次転写装置としての二次転写ローラ21により、記録紙Pに転写される。そして記録紙Pは、定着装置110にてトナー像の加圧・加熱定着を施され、その後排紙トレー112に搬送される。
上記構成の画像形成装置100にて、画像形成部1の一次帯電器3には帯電バイアス電源201が、現像装置4には現像バイアス電源202がそれぞれ備えられている。
これらのバイアス電源の構成及び制御を、図3を参照して説明する。
帯電バイアス電源201は、帯電交流バイアス発生部302と帯電直流バイアス発生部303から構成されている。また、出力電圧及び交流バイアス周波数は、制御手段であるCPU301によって制御されている。CPU301は、画像形成時において、帯電交流バイアス発生部302に対して出力振幅と周波数の設定値をパルス幅として送信している。帯電交流バイアス発生部302に使用されているトランスは、巻き数比が1:100となっている。また、CPU301は、帯電交流バイアス発生部302の正弦波生成部に対して、出力振幅の設定としてDuty75%のPWM信号と、周波数設定信号として920.805HzでDuty50%のPWM信号を創出する。これらの信号を基準として、高圧出力のAC電圧は、Pk−Pk電圧において1800V、またAC周波数920.805Hzが出力される。
さらに、帯電交流バイアス発生部302には、帯電直流バイアス発生部303によって直流成分が重畳されている。この時のDC電圧は、−800V程度であり、結果として直流バイアス電圧の−800Vを中心として±800Vの振れ幅を持った電圧が出力される。
現像バイアス電源202にも帯電バイアス電源201と同様に、現像交流バイアス発生部304と現像直流バイアス発生部305によって構成されている。現像バイアス電源202の制御は、現像交流バイアス発生部304においてトランスに与えられる駆動波が矩形波であるものの、その他の制御は帯電バイアス電源201と同様である。また、現像バイアス電源による出力は、直流電圧の−1000Vを中心として振れ幅±1000Vであり、交流バイアス成分の周波数は、帯電交流バイアス周波数の13倍となる11.049KHzである。
また、CPU301は、動作クロックが28MHz程度と高圧制御信号に対して高速に動作しており、3.5×10―8[sec]単位の分解能でAC周波数を設定することが可能である。さらに、動作クロックは、水晶振動子を基準としており±0.1%と精度良く帯電及び現像交流バイアスの周波数を設定することが可能である。つまり、本実施例ではCPU301がAC周波数を決定するPWMを28MHzの分解能で設定できる。
人間の目は、波長が0.25mm以下の周期的な斑に対して感度が低い。そこで、本実施例における画像形成部1は、人間の目による感知範囲を考慮し、プロセス条件の互いの干渉によって発生する濃度ムラを低減し、形成画像を高画質にする。つまり、感光ドラム2上に画像を形成する時の速度(プロセススピード)をV(mm/sec)、帯電部材3aに印加された交流バイアス(帯電交流バイアス)の周波数をFc(Hz)、現像部材4aに印加された交流バイアス(現像交流バイアス)の周波数Fd(Hz)、記録紙Pの搬送方向長さをD(mm)、とすると、各々の周波数の関係が下記の所定条件を満たすようにする。(バイアス設定条件)
Fd=Fc×n+α (nは自然数) 且つ V/|α|>D 且つ |α|<Fc
上記条件を満たすように制御することにより、プロセス速度、帯電交流バイアス及び現像交流バイアスの互いの周波数干渉によって発生する濃度ムラを低減し、形成画像を高画質にする。
なお、画像形成部1における周波数設定範囲は、本実施例においては帯電交流バイアス周波数900〜950Hz、現像交流バイアス周波数11.0〜12.0KHzの範囲に設定可能である。
このときに発生する濃度ムラについて説明する。
濃度ムラは、図4に示すように、帯電交流バイアス周波数Fcと現像交流バイアス周波数Fdの位相差、画像形成速度、画像密度の関係によって発生周期が決定される。
即ち、帯電交流バイアス周波数Fcと現像交流バイアス周波数Fdの波長成分が重なり合う場合、帯電と現像の位相が逆位相になった時刻から次に逆位相になるまでの時間(周期長さL)の間に合成波長の振幅は、小、大、小と変化して1回の濃度変動を起こす。
一例として、
帯電交流バイアス周波数Fc:920.805Hz
現像交流バイアス周波数Fd:11.04972KHz
プロセススピードV:135mm/s
といった設定条件において画像形成を行った場合、濃度変動の周期Lは、次の通りである。
Fd=Fc×n+α (nは自然数) 且つ V/|α|>D 且つ |α|<Fc
L=V/|α|=V/|(Fd−n×Fc)|
=135/|(11049.72−12×920.805)|
=2250mm
となる。
さらに、本実施例の画像形成装置100は、最大用紙サイズが304.8mm×457.2mmであるため、使用可能な用紙幅に対して干渉周期が1回未満となる関係を持つ。また、濃度ムラの発生周期が人間の安定注視野に対して十分大きいため、濃度ムラを検知し難い。具体的には、人間が固定した位置で視野として視覚情報をとることのできる角度は、両目観察の状態で80°である。例えば目の位置より60cm離した用紙を観察した場合の左右視野範囲は144cmである。よって、2250mmは視野範囲に対して十分大きい。
また、さらに濃度ムラを検知し難くするために、画像形成開始時において各形成画像の先端において、帯電交流バイアス周波数の整数n倍(ここでは11.049KHz、n=13)と、現像交流バイアス周波数の位相差が0(最小)又はπ(最大)になるように設定を行っても良い。
つまり、濃度変動の周期の長さをLとしたとき、帯電交流バイアス及び現像交流バイアスがL>2Dとなる周波数条件とし、帯電交流バイアスと現像交流バイアスの位相差において、記録紙の先端時位相と後端時位相との差が半波長以下となるように設定することができる。
具体的には画像の先端において、帯電交流バイアスと現像交流バイアスの位相が同位相となる関係で画像形成動作を開始し、濃度変動長Lが記録紙サイズの2倍となる関係(L>2D)を持つことで、濃度変動を単調増或いは単調減となる関係とすることができる。これによって記録紙内においては濃度変動のピークが複数回発生することによる縞状の濃度変動が現れないため、人間に濃度変動は感知し難い。
つまり、上記の如き本発明者等の検討結果によれば、記録紙の搬送方向長さDは、B5サイズの短辺(182mm)を最短とし、11×12用紙サイズの長辺(304.8mm)を最長とした場合には、本発明の効果が充分に達成される。
本実施例の構成の画像形成装置100は、図5のコントローラ接続ブロック図に示されるように、画像処理を行うためのビデオコントローラ9がレーザスキャナ7に接続される構成を取っている。PC504かUSBケーブル経由でビデオコントロールIC503に画像データが入力されると、ビデオコントロールIC503は画像データをレーザスキャナ7のレーザ発光パターンに変換する。レーザコントロールIC502は、発光パターンに従って、レーザスキャナ7に搭載されている不図示のYMCK各色のレーザを駆動することによって感光ドラム2上に潜像を形成する。さらにエンジンコントローラ505には前述のCPU301が搭載されている。また、ビデオコントロールIC503とはシリアル通信を通じて、画像形成装置の動作タイミングとビデオコントローラ9によって画像処理されレーザ駆動信号としてレーザコントロールIC502から出力されるタイミングとを同期するように制御されている。よって、ビデオコントロールIC503は通信を通じてCPU301によって帯電交流バイアス及び現像交流バイアスの位相状態(位相差)を検知することができる。さらには、位相状態(位相差)に対して濃度変動量を算出することができるため、各記録紙上の副走査ラインに対して各々の濃度を変更することで、干渉によって発生する濃度変動を相殺することができる。
この時の動作シーケンスを図6の画像描写タイミングチャート、及び、図7のフローチャートを用いて説明する。
PC504より1ページ分の画像データが送出されると、ビデオコントロールIC503は画像処理を行う。1ページ分の処理が完了するとCPU(制御手段)301に対して、画像処理完了を報知する(S101)。
CPU301は、画像処理の完了及び記録紙の搬送が画像形成開始位置であるレジ先端に到達すると、ビデオコントロールIC503によって報知された画像モードに基づいて、記録紙の搬送速度を決定する。そして、決定速度に基づいて記録紙を二次転写部へと搬送すると共に、レーザコントロールIC502に対して、主走査同期信号Vsyncを送出する。
さらに、ビデオコントロールIC503は、CPU301より報知された用紙サイズ及び用紙厚、PC504より報知された解像度に基づいて、プロセス速度を決定し、CPU301へと報知を行う。本実施例においては、A4普通紙、600dpiとする。前述の画像モードによって、CPU301は135mm/sでの画像形成を決定する(S102)。
Vsyncの送出と同じタイミングにおいてCPU301は、報知された各画像モードによって予め定められた帯電交流バイアス周波数920.805Hzを帯電交流バイアス発生部302に設定し、帯電交流バイアス発生部302の出力を開始する(S103)。
さらに、現像交流バイアス発生部304を前述のバイアス設定条件を満たす周波数11.04972KHzに設定する(S104)。そして、帯電交流バイアス発生部302と現像交流バイアス発生部304の位相差が0となるタイミングにおいて、出力が開始されるように現像交流バイアス発生部304に対して設定を行い、現像交流バイアス発生部304の出力を開始する(S105)。
レーザコントロールIC503は、主走査同期信号より、例えばA4普通紙に対しては600dpiのピッチで画像描写を開始する。さらには、各副走査ラインの開始タイミングにおいて、CPU301より報知された濃度変動情報に基づいて、レーザ出力強度ないしはレーザ出力パルス幅の調整を行う。これによって、帯電交流バイアス及び現像交流バイアスの干渉によって発生する濃度変動を相殺するように濃度補正を行う(S106)。
決定したレーザ強度によって各ラインを描写し、1ページ分の画像形成が終了すると(S107)、画像形成動作を終了する。
このとき、次ページの画像形成が存在する場合には、先のS105の高圧位相設定より、再度画像形成動作を行っていく。
上記実施例では、本発明は、中間転写方式のカラー画像形成装置であるとして説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
本発明は、例えば、画像形成部1へと記録材担持体にて搬送される記録紙Pに対して、それぞれ感光ドラム2の表面に形成されたトナー画像が順次直接転写されてカラー画像が記録される直接転写方式のカラー画像形成装置とすることもできる。
つまり、画像形成部1(1a、1b、1c、1d)は、中間転写体としての中間転写ベルト8の代わりに、記録材を搬送する、例えばベルト状の記録材担持体、即ち、搬送ベルトに沿って一列に配列して配置されている構成とされる。
その他の、画像形成装置の構成、及び、画像形成部の構成は、実施例1と同様とされる。斯かる直接転写方式のカラー画像形成装置は、当業者には周知であるので、これ以上の説明は省略する。
斯かる直接転写方式のカラー画像形成装置においても、実施例1と同様に構成することにより、同様の作用効果を達成し得る。
1(1a、1b、1c、1d) 画像形成部
2(2a、2b、2c、2d) 感光ドラム(像担持体)
3(3a、3b、3c、3d) 一次帯電器(帯電装置)
4(4a、4b、4c、4d) 現像装置(現像装置)
5(5a、5b、5c、5d) 転写ローラ(一次転写装置)
7(7a、7b、7c、7d) レーザスキャナ(露光装置)
8 中間転写ベルト(中間転写体)
9 ビデオコントローラ
21 二次転写ローラ(二次転写装置)
201 帯電高圧
202 現像高圧
301 CPU(制御手段)
302 帯電交流バイアス発生部
303 帯電直流バイアス発生部
304 現像交流バイアス発生部
305 現像直流バイアス発生部
502 レーザコントロールIC
503 ビデオコントロールIC
504 PC
505 エンジンコントローラ

Claims (5)

  1. 像担持体と、
    直流バイアスに交流バイアスを重畳した帯電バイアスが印加され、前記像担持体に当接若しくは近接して帯電処理する帯電部材を備えた帯電装置と、
    帯電処理された前記像担持体に静電潜像を形成する静電像形成手段と、
    前記像担持体に形成された静電潜像を現像してトナー像とするために、直流バイアスに交流バイアスを重畳した現像バイアスが印加される現像部材を備えた現像装置と、
    を備え、前記像担持体に形成されたトナー像を記録材に転写して画像を得る画像形成装置において、
    前記帯電装置に印加する帯電バイアス及び前記現像装置に印加する現像バイアスを所定の条件に設定することのできる制御手段を有し、
    前記制御手段は、前記帯電装置の交流バイアスの周波数をFc(Hz)、前記現像装置の交流バイアスの周波数をFd(Hz)、前記交流バイアスの周波数Fdと前記交流バイアスの周波数Fcを整数n倍した値とのずれをα(Hz)とし、前記像担持体への画像形成速度をV(mm/sec)、前記トナー像が転写される記録材の搬送方向の長さをD(mm)としたとき、
    Fd=Fc×n+α 且つ V/|α|>D 且つ |α|<Fc
    となるように設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御手段は、画像形成開始時において、前記帯電装置の交流バイアスと前記現像装置の交流バイアスの位相差が最小又は最大となるように設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記記録材の長さDは、B5サイズの短辺を最短、11×12用紙サイズの長辺を最長とすることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、濃度変動の周期の長さをLとしたとき、前記帯電装置の交流バイアス及び前記現像装置の交流バイアスがL>2Dとなる周波数条件をさらに有し、前記帯電装置の交流バイアスと前記現像装置の交流バイアスの位相差において、記録材の先端時位相と後端時位相との差が半波長以下となるように設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御手段は、前記交流バイアスの周波数Fdと前記交流バイアスの周波数Fcを整数n倍した値との位相差を検知し、その位相差に基づいて濃度補正を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2019040089A (ja) * 2017-08-25 2019-03-14 株式会社リコー 画像形成装置及び電圧印加方法
JP2020122847A (ja) * 2019-01-30 2020-08-13 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

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