JP2019040089A - 画像形成装置及び電圧印加方法 - Google Patents

画像形成装置及び電圧印加方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2019040089A
JP2019040089A JP2017162245A JP2017162245A JP2019040089A JP 2019040089 A JP2019040089 A JP 2019040089A JP 2017162245 A JP2017162245 A JP 2017162245A JP 2017162245 A JP2017162245 A JP 2017162245A JP 2019040089 A JP2019040089 A JP 2019040089A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
surface potential
frequency
image forming
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017162245A
Other languages
English (en)
Inventor
昌志 舘
Masashi Tate
昌志 舘
拓磨 比嘉
Takuma Higa
拓磨 比嘉
政義 中山
Masayoshi Nakayama
政義 中山
昌樹 助迫
Masaki Sukesako
昌樹 助迫
友英 竹中
Tomohide Takenaka
友英 竹中
雄一 相澤
Yuichi Aizawa
雄一 相澤
一暁 神原
Kazuaki Kamihara
一暁 神原
慶太 曽根
Keita Sone
慶太 曽根
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2017162245A priority Critical patent/JP2019040089A/ja
Priority to US16/103,472 priority patent/US10599081B2/en
Publication of JP2019040089A publication Critical patent/JP2019040089A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/50Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control
    • G03G15/5033Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor
    • G03G15/5037Machine control of apparatus for electrographic processes using a charge pattern, e.g. regulating differents parts of the machine, multimode copiers, microprocessor control by measuring the photoconductor characteristics, e.g. temperature, or the characteristics of an image on the photoconductor the characteristics being an electrical parameter, e.g. voltage
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/06Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for developing
    • G03G15/065Arrangements for controlling the potential of the developing electrode
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G21/00Arrangements not provided for by groups G03G13/00 - G03G19/00, e.g. cleaning, elimination of residual charge
    • G03G21/16Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements
    • G03G21/1661Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus
    • G03G21/1676Mechanical means for facilitating the maintenance of the apparatus, e.g. modular arrangements means for handling parts of the apparatus in the apparatus for the developer unit
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
    • G03G15/00Apparatus for electrographic processes using a charge pattern
    • G03G15/02Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for laying down a uniform charge, e.g. for sensitising; Corona discharge devices
    • G03G15/0266Arrangements for controlling the amount of charge

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)

Abstract

【課題】第一現像ローラ41や第二現像ローラ42に印加される重畳電圧からなる現像バイアスの交流成分の周波数が不適切な値であることに起因する表面電位センサー8による感光体表面電位の検知誤差を抑える。【解決手段】感光体1の表面電位を検知する表面電位センサー8と、直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加している第一現像ローラ41や第二現像ローラ42に担持した現像剤によって感光体1上の潜像を現像する現像装置4とを備える画像形成装置において、表面電位センサー8の振動子の駆動周波数fvsenと、前記交流電圧の周波数fcとについて、周波数fcが駆動周波数fvsenの倍数でなく、且つ、周波数fcが駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値であるという関係を具備させた。【選択図】図2

Description

本発明は画像形成装置に関するものである。
従来、潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材と、潜像を現像する現像剤担持体に、直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段とを備える画像形成装置が知られている。
例えば、特許文献1に記載の画像形成装置は、潜像担持体たる感光体の表面を帯電装置によって一様に帯電させた後、その表面の電位を表面電位検知部材たる表面電位センサーによって検知する。この表面電位センサーの近くには、感光体の表面上の静電潜像を現像するための現像剤を担持する現像剤担持体が配設されている。この現像剤担持体には重畳電圧からなる現像バイアスが印加されており、現像バイアスによって形成される電界が現像剤担持体の近くに配設された表面電位センサーの検知精度を低下させるおそれがある。そこで、この画像形成装置では、表面電位センサーを電磁シールドで覆うことで、前述の電界に起因する表面電位の検知誤差を抑えることができるとされている。
しかしながら、電磁シールドは、現像バイアスによって形成される電界に起因する表面電位の検知誤差を完全に防止できるものではない。例えば、電磁シールドには、表面電位センサーの音叉振動子の近くに開口を設ける必要があり、前述の電界がその開口を通じて表面電位の検知に悪影響を及ぼす可能性がある。現像バイアスの交流成分の周波数によっては、前述の電界が表面電位の検知精度を著しく低下させてしまうことがあるため、たとえ電磁シールドを設けていたとしても、表面電位の検知誤差を許容範囲内に留めることが困難になるおそれがある。この一方で、現像バイアスの交流成分の周波数を適切に設定すれば、電磁シールドを設けなくても、前述の電界による表面電位の検知誤差を許容範囲内に留め得る可能性がある。
上述した課題を解決するために、潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材と、表面に担持した現像剤によって前記潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段とを備える画像形成装置において、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数でなく、且つ、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値となるように、前記周波数fcを設定することを特徴とするものである。
本発明によれば、現像剤担持体に印加される重畳電圧の交流成分の周波数が不適切な値であることに起因する表面電位検知手段による表面電位の検知誤差を抑えることができるという優れた効果がある。
実施形態に係るプリンタを示す概略構成図。 同プリンタにおける四つの作像ユニットのうち、何れか一つを示す拡大図。 第一実験における表面電位センサーによる表面電位の検知結果の経時変化を示すグラフ。 第二実験における表面電位センサーによる表面電位の検知結果の経時変化を示すグラフ。 第三実験における表面電位センサーによる表面電位の検知結果の経時変化を示すグラフ。 同プリンタの電気回路の一部を示すブロック図。 自然数mの望ましい値を説明するためのグラフ。 実施例に係るプリンタの現像電源と各色の現像ローラとを示すブロック図。 メイン制御部に記憶されているデーターテーブルを説明するための図。
以下、本発明を、電子写真方式の画像形成装置であるプリンタに適用した一実施形態について説明する。
まず、実施形態に係るプリンタの基本的な構成について説明する。図1は、実施形態に係るプリンタを示す概略構成図である。このプリンタの内部における略中央には、転写手段としての中間転写装置が配設されている。この中間転写装置は、無端ベルトからなる中間転写ベルト56を、そのループ内側の四つのローラ55,54,53.52に掛け渡して支持しながら、図中矢印A方向に無端移動させる。
中間転写装置の上方には、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色トナー像を作像する四つの作像ユニットが中間転写ベルト56の水平張架面に沿って並ぶように配設されている。
図2は、四つの作像ユニットにおける何れか一つを示す拡大図である。四つの作像ユニットは互いに同様の構成であるので、同図においては符号の末尾に付される色分け用のY、M、C、Kという添え字を省略している。作像ユニットは、潜像担持体としての感光体1を有している。また、感光体1の周りに配設された、帯電手段としての帯電装置2、現像手段としての現像装置4、表面電位検知手段としての表面電位センサー8、クリーニング装置6、潤滑剤塗布装置3等も有している。
感光体1は、駆動手段によって図中矢印方向(図中反時計回り方向)に回転駆動される。この回転方向は、感光体1の表面を、中間転写ベルト56との当接位置でベルト移動方向と同じ方向に移動させる方向である。また、後述する現像装置4の第一現像ローラ41との対向位置で第一現像ローラ41の表面と同じ方向に移動させたり、第二現像ローラ42との対向位置で第二現像ローラ42の表面と同じ方向に移動させたりする方向でもある。
回転駆動する感光体1の表面は、帯電装置2との対向位置でトナーの帯電極性と同極性(マイナス極性)に一様に帯電せしめられる。同図では、帯電装置2として、感光体1と所定の間隙を介して対向しながら感光体1の回転軸線方向に延在するワイヤーに対して帯電バイアスを印加しながら、ワイヤーと感光体1の表面との間の放電によって感光体1の表面を帯電させる方式のものを示している。かかる方式のものに代えて、感光体1の表面に接触又は近接する帯電ローラ又は帯電ブラシローラに対して帯電バイアスを印加しながら、ローラ又はブラシと感光体1の表面との間の放電によって感光体1の表面を帯電させる方式のものを用いてもよい。何れの方式のものであっても、帯電バイアスとしては、交流電圧と、トナーの帯電極性と同極性の直流電圧との重畳による重畳電圧からなるものを採用して、放電を促すようになっている。
図1において、四つの作像ユニットの上方には、感光体1Y,1M,1C,1Kの帯電した表面に対し、画像情報に基づいて発振したレーザー光Lを照射して静電潜像を書き込む潜像形成手段としての光書込装置9が備えられている。また、中間転写ベルト56のループ内には、ループ外の感光体1Y,1M,1C,1Kとの間に中間転写ベルト56を挟み込む一次転写ローラ51Y,51M,51C,51Kが配設されている。それらの挟み込みにより、感光体1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト56とが当接するY,M,C,K用の一次転写ニップが形成されている。
一次転写ローラ51Y,51M,51C,51Kには、一次転写電源から出力される一次転写バイアスが印加されている。これにより、感光体1Y,1M,1C,1Kと、中間転写ベルト56との間には、トナーを感光体側からベルト側に静電移動させる一次転写電界が形成される。
中間転写ベルト56の周方向における全域のうち、ベルトループ内側に配設された二次転写対向ローラ52に対する掛け回し領域には、二次転写ローラ61がベルトおもて面側から当接して二次転写ニップを形成している。二次転写対向ローラ52には、二次転写電源から出力される二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写ニップには、トナーをベルト側から二次転写ローラ61側に静電移動させる二次転写電界が形成される。
なお、二次転写対向ローラ52に印加される二次転写バイアスは、交流電圧と、トナーの帯電極性と同極性の直流電圧との重畳による重畳電圧からなる。その直流電圧がトナーの帯電極性と同極性であることで、トナーを自らの側から、接地されている二次転写ローラ51の側に静電移動させることが可能である。
二次転写ローラ61よりも下流側には、ベルトクリーニング装置が配設されている。また、二次転写ニップの図中左側には、記録紙上のトナー像を記録紙に定着させる定着装置70が配設されている。また、プリンタの下部には、記録紙を二次転写ニップに向けて送り出す給紙装置が配設されている。
感光体1Y,1M,1C,1Kは、帯電装置(図2の2)によって一様に目標帯電電位(ここではマイナス極性)に帯電される。そして、光書込装置9によってレーザー光Lが照射され、照射箇所が電位の減衰によって静電潜像を担持する。この静電潜像に対し、現像装置(図2の4)によってトナーが供給されて、静電潜像が現像される。
中間転写ベルト56の表面は、ベルトの無端移動に伴ってY,M,C,K用の一次転写ニップを順次通過する。この過程で、感光体1Y,1M,1C,1K上のYトナー像,Mトナー像,Cトナー像,Kトナー像が順に重ね合わせて一次転写される。
感光体1Y,1M,1C,1K上のY,M,C,Kトナー像は、Y,M,C,K用の一次転写ニップで中間転写ベルト56上に順次一次転写されて重ね合せトナー像になる。一方、給紙装置から送り出された記録紙は、レジストローラ対によって二次転写ニップに所定のタイミングで送り込まれる。そして、二次転写ニップで中間転写ベルト56上の重ね合わせトナー像と重ね合わされながら、ニップ圧や二次転写電界の作用によって重ね合わせトナー像が自らの表面に二次転写される。その後、定着装置70に送られて重ね合わせトナー像をカラートナー像として定着せしめられる。
このようにしてカラートナー像が定着せしめられた記録紙は、スイッチバックさせられるか、あるいは、機外に排出される。スイッチバックさせられた場合には、上下反転せしめられた後に、二次転写ニップに再送されて、もう一方の面にも重ね合わせトナー像が二次転写された後、定着装置70によってカラートナー像として定着せしめられる。その後、機外へと排出される。
二次転写ニップを通過した中間転写ベルト56の表面には、記録紙に二次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、ベルトクリーニング装置によってベルト表面から除去される。
図2において、一次転写ニップを通過した感光体1の表面には、中間転写ベルト56に一次転写されなかった転写残トナーが付着している。この転写残トナーは、クリーニング装置6によって感光体1の表面から除去される。
現像装置4の内部には、磁性キャリアと帯電トナーとを含む現像剤が収容されており、3つの攪拌搬送スクリュー(44,45,46)によって現像装置内を循環搬送される。この現像装置4には、現像剤担持体としての第一現像ローラ41及び第二現像ローラ42が、感光体1の表面移動方向に沿って並べて配置されている。これらの現像ローラ(41、42)は何れも、円筒状の現像スリーブ内部にマグネットを備えたもので、現像剤を磁力によって現像スリーブ表面上に担持する。そして、現像スリーブを回転駆動することで現像剤を感光体1と対向する現像領域に搬送する。
現像装置4に具備される3つの撹拌搬送スクリューのうち、第一撹拌搬送スクリュー44によって搬送される現像剤は、第一現像ローラ41に担持された後、第一現像ローラ41の回転に伴って第一現像領域へと搬送される。第一現像ローラ41には、交流電圧と、トナーの帯電極性と同極性(マイナス極性)の現像電圧との重畳による重畳電圧からなる現像バイアスが印加されている。現像バイアスが交流電圧による交流成分を含んでいることで、第一現像ローラ41の表面上には所定の周期で極性を反転させる交番電界が形成される。この交番電界により、第一現像ローラ41に担持される現像剤中において、磁性キャリア表面からのトナー粒子の離脱を促して、現像性を高めることが可能になる。
また、現像バイアスの直流成分の極性がトナーの帯電極性と同極性であることで、現像バイアスの平均電位の極性がトナーの帯電極性と同極性になる。直流成分(例えば−500V)の絶対値は、感光体1の地肌部(一様帯電後に光書込装置9による光照射を受けていない部分)電位(例えば−650V)の絶対値よりも小さくなっている。加えて、感光体1に担持される静電潜像の電位(例えば−50V)の絶対値よりも大きくなっている。このため、第一現像領域では、第一現像ローラ41と感光体1の地肌部との間において、トナーに対して、感光体1側からローラ側に向けて静電移動させる非現像ポテンシャルが作用する。この一方で、第一現像ローラ41と感光体1の静電潜像との間において、トナーに対して、ローラ側から感光体1側に向けて静電移動させる現像ポテンシャルが作用する。これにより、第一現像ローラ41に担持される現像剤のマイナス極性(例えば−30μC/g)のトナーが、感光体1の静電潜像に選択的に付着して静電潜像を現像する。
第一現像領域を通過した第一現像ローラ41表面上の現像剤は、第二現像ローラ42の表面に受け渡される。そして、第二現像ローラ42の回転に伴って第二現像領域へと搬送される。第二現像ローラ42にも、第一現像ローラ41と同じ現像バイアスが印加されることから、第二現像ローラ42上の現像剤も第一現像ローラ41上の現像剤と同様にして、感光体1の静電潜像を現像する。その後、第二現像ローラ42上の現像剤は、第二現像ローラ42から離脱して第二撹拌搬送スクリューに回収される。そして、第二撹拌搬送スクリュー45から第三撹拌搬送スクリュー46に受け渡された後、第三撹拌搬送スクリュー46から第一撹拌搬送スクリュー44に受け渡される。
第一現像ローラ41と、これに近接しつつ第一現像ローラ41よりも感光体1の表面移動方向の下流側の位置に配設された第二現像ローラ42とは、何れも図中で感光体1の左側方に位置しつつ、時計回り方向に回転する。これにより、感光体1との対向領域である現像領域において、自らの表面を感光体1の表面と同じ方向に表面移動させる。
感光体1の表面の周方向における全域のうち、帯電装置2との対向位置を通過してから、現像装置4との対向位置に進入する前の箇所に対しては、感光体1の地肌部電位や潜像電位を検知する表面電位センサー8が所定の間隙を介して対向している。感光体1の感光層の感光特性や帯電特性は、環境(温湿度)や、各層の劣化度合いに応じて変化する。このため、帯電バイアスの直流成分の値を単に一定に維持したり、光書込装置9から発せられるレーザー光の強度を単に一定に維持していたりすると、前述の変化に応じて感光体1の地肌部電位や静電潜像の電位(以下、潜像電位という)を変化させてしまう。すると、画像濃度を不安定にしたり、感光体1の地肌部にトナーを付着させる地汚れを発生させたりしてしまう。
そこで、このプリンタにおいては、地肌部電位や静電電位を表面電位センサー8によって検知した結果に基づいて、目標の地肌部電位や、目標の潜像電位が得られるように、帯電バイアスやレーザー光の強度を調整する処理を定期的に実施する。また、所定のテストトナー像を作像し、そのテストトナー像のトナー付着量を反射型光学センサーによって検知した結果に基づいて、目標の画像濃度が得られるように現像バイアスを調整する処理を定期的に実施する。
なお、実施形態に係るプリンタでは、Y,M,C,Kの各色の作像ユニットのそれぞれにおいて、表面電位センサー8を覆う電磁シールドを設けていない。
表面電位検知部材としての表面電位センサー8は、検知電極や、圧電セラミックス等からなる音叉型振動子などを具備している。そして、感光体1に対向させた検知電極に、感光体1の表面電位に応じた量の電荷を誘起させて感光体1との間に電気力線による静電結合を発生させる。この状態で、音叉型振動子を所定の駆動周波数で振動させて、その駆動周波数に応じた周期の開閉運動を発生させ、その開閉に伴う電気力線の量の増減を信号として取り出した結果に基づいて、感光体1の表面電位(地肌部電位等)を検知する。このような表面電位センサー8においては、感光体1とは異なる部材が存在していて、その部材に印加される電圧によって電界が形成されると、その電界が前述の電気力線の増減量に変化をもたらして表面電位の検知誤差を大きくしてしまう。すると、感光体1の地肌部電位や潜像電位を目標電位に精度良く維持することが困難になる。
一方、特許文献1に記載の画像形成装置のように、表面電位センサー8を覆う電磁シールドを設ければ、表面電位センサー8の近くの部材に対する電圧の印加によって形成される電界に起因する表面電位の検知誤差の増大化を抑えることができる。しかしながら、電磁シールドを設けることでコストアップを引き起こしてしまう。
なお、図2に示される帯電装置2のワイヤーに対しては、既に説明したように、重畳電圧からなる帯電バイアスを印加する。このため、帯電装置2のワイヤー周囲には帯電バイアスによる電界が形成される。図示のように、帯電装置2と表面電位センサー8とは離れていることから、その電界が表面電位センサー8による検知精度に影響を及ぼすことはない。これに対し、現像装置4の第一現像ローラ41は、表面電位センサー8に対して近い位置に配設されている。第一現像ローラ41の軸心と表面電位センサー8との距離は、帯電装置2と表面電位センサー8との距離よりも、小さくなっている。このため、検知結果に影響を及ぼすのは、主に表面電位センサー8の近くに位置している第一現像ローラ41の周囲に形成される電界である。
次に、本発明者らが行った実験について説明する。
[第一実験]
本発明者らは、実施形態に係るプリンタと同様の基本的な構成を有するプリンタ試験機を用意した。そして、このプリンタ試験機を空運転しながら、K用の作像ユニットにおける表面電位センサー(8K)からの出力データをサンプリングした。このとき、K用の現像装置(4K)の第一現像ローラ(41K)や第二現像ローラ(42K)には、重畳電圧からなる現像バイアスを印加した。また、現像バイアスの交流成分の周波数fcと、表面電位センサー(8K)の音叉型振動子の駆動周波数fvsenとについて、次のような条件を満足させた。即ち、「fc=fvsen×12」という条件である。
この第一実験における表面電位センサー(8K)による表面電位の検知結果の経時変化を図3にグラフとして示す。図示のように、感光体(1K)の表面電位は一様であるにもかかわらず、表面電位の検知結果は大きく変動した。一秒間における検知結果の変動幅は、約7.5[V]であった。このように検知結果が大きく変動すると、感光体の表面電位を精度良く把握することができないことから、感光体の地肌部電位や潜像電位を目標電位に維持することが困難になってしまう。
[第二実験]
プリンタ試験機を空運転しながら、K用の作像ユニットにおける表面電位センサー(8K)からの出力データをサンプリングした。このとき、K用の現像装置(4K)の第一現像ローラ(41K)や第二現像ローラ(42K)には、マイナス極性の直流電圧だけからなる現像バイアスを印加した。
この第二実験における表面電位センサー(8K)による表面電位の検知結果の経時変化を図4にグラフとして示す。図示のように、第一実験(図3)と比較すると、表面電位センサー(8K)による表面電位の検知結果の経時変動がかなり抑えられていることがわかる。一秒間における検知結果の変動幅は、4.3[V]であった。変動幅の許容範囲は5.0[V]以内であるので、第二実験の条件であれば、表面電位の検知誤差を許容範囲に留めることができる。
[第三実験]
プリンタ試験機を空運転しながら、K用の作像ユニットにおける表面電位センサー(8K)からの出力データをサンプリングした。このとき、K用の現像装置(4K)の第一現像ローラ(41K)や第二現像ローラ(42K)には、重畳電圧からなる現像バイアスを印加した。また、現像バイアスの交流成分の周波数fcと、表面電位センサー(8K)の音叉型振動子の駆動周波数fvsenとについて、次のような条件を満足させた。
即ち、「fc=fvsen×12+100」という条件である。なお、第三実験における現像バイアスの特性は、周波数fcが第一実験における現像バイアスと異なる点の他が、第一実験における現像バイアスと同様である。
この第三実験における表面電位センサー(8K)による表面電位の検知結果の経時変化を図5にグラフとして示す。図示のように、第三実験においても、第一実験(図3)と比較すると、表面電位センサー(8K)による表面電位の検知結果の経時変動がかなり抑えられていることがわかる。一秒間における検知結果の変動幅は、3.9[V]であった。この程度であれば、表面電位の検知誤差は許容範囲内と言える。第二実験とは異なり、現像バイアスとして重畳電圧からなるものを採用したにもかかわらず、検知結果の変動幅を第二実験よりも小さくすることができた。
第一実験と第三実験とで異なる点は、現像バイアスの交流成分の周波数fcと、表面電位センサー(8K)の音叉型振動子の駆動周波数fvsenとの関係だけである。そして、第一実験では、「fc=fvsen×自然数(具体的には12)」という条件を満足するのに対し、第二実験や第三実験ではその条件を満足しない。このことから、第一実験で表面電位の検知結果を大きく変動させている原因は、次のようなものであると言える。即ち、表面電位センサー(8K)の検知電極の周囲に形成される電界の周期変動波と、現像バイアスの交流成分によって形成される電界の周期変動波との干渉により、表面電位センサーからの出力を変動させることが原因である。
次に、実施形態に係るプリンタの特徴的な構成について説明する。
図6は、実施形態に係るプリンタの電気回路の一部を示すブロック図である。同図において、RAM、ROM、CPU、フラッシュメモリーなどを具備するメイン制御部80は、プリンタの各機器の駆動を制御したり、各種の演算処理をしたりするものである。また、現像電源81は、Y,M,C,Kの各色のそれぞれについて、第一現像ローラ(41Y〜K)及び第二現像ローラ(42Y〜K)に印加される現像バイアスを個別に出力するものである。現像剤担持体に現像バイアスを印加する印加手段としての現像電源81は、Y,M,C,Kの各色のそれぞれについて、現像バイアスの直流成分の値を、メイン制御部80から送られてくる信号に基づいて個別に変化させることが可能である。
Y,M,C,K用の表面電位センサー8Y,8M,8C,8Kにおける音叉型振動子の駆動周波数fvsenの設計値は700[Hz]に固定であるが、実際には個体誤差があり−50[Hz]〜+50[Hz]程度ずれた固定値になってしまう。このため、Y,M,C,Kの各色の間で、駆動周波数fvsenが微妙に異なってしまうのが一般的である。表面電位センサー8Y,8M,8C,8Kの製造メーカーは、工場出荷時に個々の製品の駆動周波数fvsenを測定し、その結果を製品に添付する。
このプリンタでは、Y,M,C,Kの各色のそれぞれについて、現像バイアスの交流成分の周波数fcが駆動周波数fvsenの倍数でなく、且つ、周波数fcが駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値であるという条件を具備させている。より詳しくは、「周波数fc≠駆動周波数fvsen×n」であって、且つ「fc=fvsen×n+m」という条件を具備させている(nは自然数、mは駆動周波数fvsenよりも小さな自然数)。そのために、現像電源81から出力されるY,M,C,K用の現像バイアスの周波数fcを、前述の条件になるように微調整した状態でプリンタを出荷している。
かかる構成では、Y,M,C,K用の表面電位センサー8Y,8M,8C,8Kのそれぞれについて、センサー内の検知電極の周囲に形成される電界の周期変動波と、現像バイアスの交流成分によって形成される電界の周期変動波との干渉を抑える。これにより、現像バイアスの交流成分の周波数を、前述の干渉を助長するような不適切な値に設定することに起因する表面電位の検知誤差を抑えることができる。更には、表面電位センサー(8Y〜K)を電磁シールドで覆うことなく前述の検知誤差を許容範囲に留めて、不要なコストアップを回避することも可能になる。
なお、上記条件における駆動周波数fvsen、周波数fc、自然数mは何れも、小数点以下を四捨五入した値とする。
上記条件における自然数mは、現像バイアスにおける交流成分の周波数fcを干渉の中心からどの程度離すかを示すものである。自然数mを適切な値に設定することで、表面電位の検知結果の変動幅を、直流電圧だけからなる現像バイアスを採用する場合と同程度の小さな数値に抑えることが可能になる。その適切な値や、交流成分のピークツウピーク値Vppなどによって異なってくる。例えば、図7に示される例において、ピークツウピーク値Vppが400[V]である場合には、自然数mを−60[Hz]付近や−100[Hz]付近の値に設定することで、直流電圧だけからなる現像バイアスを用いる場合と同等以下の小さな変動幅にすることができる。また、ピークツウピーク値Vppが600[V]である場合には、自然数mを125[Hz]付近の値に設定することで、直流電圧だけからなる現像バイアスを用いる場合と同等以下の小さな変動幅にすることができる。
次に、実施形態に係るプリンタに、より特徴的な構成を付加した実施例について説明する。なお、以下に特筆しない限り、実施例に係るプリンタの構成は実施形態と同様である。
図8は、実施例に係るプリンタの現像電源81と各色の現像ローラとを示すブロック図である。現像電源は、電源回路基板たるYM用電源基板82YMと、電源回路基板たるCK用電源基板82CKとを有している。YM用電源基板82YMは、Y用の第一現像ローラ41Y及び第二現像ローラ42Yと、M用の第一現像ローラ41M及び第二現像ローラ42Mとのそれぞれに印加する現像バイアスを個別に出力するものである。また、CK用電源基板82CKは、C用の第一現像ローラ41C及び第二現像ローラ42Cと、K用の第一現像ローラ41K及び第二現像ローラ42Kとのそれぞれに印加する現像バイアスを個別に出力するものである。
YM用電源基板82YMは、Y用の現像バイアスの直流成分を出力するY用直流電源回路83Yと、M用の現像バイアスの直流成分を出力するM用直流電源回路83Mと具備している。また、Y用の現像バイアスと、M用の現像バイアスとに共用される交流成分(例えば周波数)を出力するYM用交流電源回路86YMも具備している。Y用とM用とで、一つのYM用交流電源回路86YMを共用することで、同じ交流成分(例えば周波数)を出力でき、低コスト化が図られている。CK用電源基板82CKも、直流電源回路(83C、83K)については、C用とK用とで専用のものを設けているが、交流電源回路(86CK)については、C用とK用とで一つの回路を共用している。
各色の直流電源回路83Y,83M,83C,83Kのそれぞれは、出力回路84Y,84M,84C,84と、出力調整回路85Y,85M,85C,85Kとを具備している。メイン制御部(図6の80)は、Y,M,C,K用の出力調整回路85Y,85M,85C,85Kのそれぞれに制御信号を個別に出力することで、これら複数の出力回路84Y,84M,84C,84Kから異なる直流電圧を出力できる。これにより、出力される直流電圧の値を個別に調整することができる。
Y,M用のYM用交流電源回路86YMや、C,K用のCK用交流電源回路86CKは、出力回路87YM,87CKと、周波数調整回路88YM,88CKとを具備している。メイン制御部は、Y,M用の周波数調整回路88YMと、C,K用の周波数調整回路88CKとのそれぞれに制御信号を個別に出力する。これにより、Y,M用の出力回路87YMから出力される交流電圧の周波数fcと、C,K用の出力回路87CKから出力される交流電圧の周波数fcとを個別に調整することができる。
上述した個体誤差により、Y用の表面電位センサー8Yと、M用の表面電位センサー8Mとでは、駆動周波数fvsenが異なっているのが一般的である。この一方で、Y用とM用とで、YM用交流電源回路86YMを共用している。このため、YM用交流電源回路86YMから出力される交流電圧の周波数fcについては、Y用の表面電位センサー8Yの駆動周波数fvsenと、M用の表面電位センサー8Mの駆動周波数fvsenとの両方について、上記条件を具備させる値に設定している。具体的には、それら両方の駆動周波数fvsenのそれぞれについて、「周波数fc≠駆動周波数fvsen×n」であって、且つ「fc=fvsen×n+m」という条件を具備させる値に、周波数fcを設定している。また、CK用交流電源回路86CKから出力される交流電圧の周波数fcについては、C用の表面電位センサー8Cの駆動周波数fvsenと、K用の表面電位センサー8Kの駆動周波数fvsenとの両方について、前記条件を具備させる値に設定している。
実施形態に係るプリンタでは、工場の作業員が、Y,M,C,Kの交流電源回路から出力される交流電圧の周波数fcを、Y,M,C,Kの駆動周波数fvsenに応じた値に手動で調整する。これに対し、実施例に係るプリンタでは、メイン制御部が、YM用交流電源回路86YMから出力される交流電圧の周波数fcを、Yの駆動周波数fvsenと、Mの駆動周波数fvsenとに応じた値に自動で設定する。また、CK用交流電源回路86CKから出力される交流電圧の周波数fcを、Cの駆動周波数fvsenと、Kの駆動周波数fvsenとに応じた値に自動で設定する。そのために、図9に示されるようなデーターテーブルを記憶回路(ROM)に記憶している。
このデーターテーブルは、CK用交流電源回路86CKから出力される交流電圧の周波数fcを、Cの駆動周波数fvsenと、Kの駆動周波数fvsenとに応じた値に設定するためのものである。Y,Mについても、同様のデーターテーブルを記憶している。
Cの駆動周波数fvsenと、Kの駆動周波数fvsenとを作業者がコントローラによって入力すると、メイン制御部は、図9のデーターテーブルから、それら二つの駆動周波数fvsenの組み合わせに対応する周波数fcを特定する。そして、以降、CK用交流電源回路86CKから、特定した周波数fcの交流電圧を出力させるための制御信号を出力する。かかる構成では、作業者による周波数fcの設定を不要にして生産性を高めることができる。
自然数mについては、100以上の値にすることが望ましい。そこで、図9のデーターテーブルは、自然数mを100以上の値にするような設定になっている。例えば、Kの駆動周波数fvsenが702[Hz]であり、且つCの駆動周波数fvsenが686[Hz]であったとする。この場合、図9のデーターテーブルに基づいて、Bに対応する8800[Hz]が周波数fcとして選択される。この周波数fc=8800[Hz]は、Kにおいては、702[Hz]×12+376であるので、自然数mは376になる。また、Cにおいては、686×12+586であるので、自然数mは586になる。
以上に説明したものは一例であり、次の態様毎に特有の効果を奏する。
[態様A]
態様Aは、潜像を担持する潜像担持体(例えば感光体1Y,1M,1C,1K)と、前記潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材(例えば表面電位センサー8Y,8M,8C,8K)と、表面に担持した現像剤によって前記潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体(例えば第一現像ローラ41Y,41M,41C,41K)と、前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段(例えば現像電源81)とを備える画像形成装置において、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数でなく、且つ、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値となるように、前記周波数fcを設定することを特徴とするものである。
態様Aにおいては、次に説明する理由により、現像剤担持体に印加される重畳電圧の交流成分の周波数fcが不適切な値であることに起因する表面電位検知手段による表面電位の検知誤差を抑えることができる。即ち、周波数fcが、表面電位検知手段の振動子の駆動周波数fvsenの倍数であると、表面電位検知手段の振動子の周囲に形成される電界の周期変動波と、重畳電圧の交流成分によって現像剤担持体の周囲に形成される電界の周期変動波とが大きく干渉する。この干渉により、表面電位検知手段による表面電位の検知精度が著しく低下してしまう。そこで、態様Aにおいては、重畳電圧の交流成分の周波数fcを、表面電位検知手段の振動子の駆動周波数fvsenの倍数とは異なる値にしている。これにより、前述の干渉を抑えることで、周波数fcが不適切な値であることに起因する表面電位検知手段の表面電位の検知誤差を抑えることができる。
[態様B]
態様Bは、態様Aであって、前記潜像担持体と前記表面電位検知部材と前記現像剤担持体との組を複数有することを特徴とするものである。より詳しくは、それら複数の組において、前記交流電圧を出力する交流電源回路を共用し、且つ、前記複数の組の前記表面電位検知手段におけるそれぞれの前記周波数fc及び前記駆動周波数fvsenについて、何れも態様Aの構成を適用したものである。かかる構成では、複数の組のそれぞれについて、周波数fcが不適切な値であることに起因する表面電位検知手段の表面電位の検知誤差を抑えることができる。
[態様C]
態様Cは、態様Bであって、前記印加手段が、複数の前記現像剤担持体に対して同じ前記周波数fcの前記交流電圧を印加するものであることを特徴とするものである。かかる構成では、重畳電圧が印加される現像剤担持体の周囲に形成される電界に起因する表面電位検知手段の検知誤差を抑えつつ、印加手段における交流電源回路を複数の現像剤担持体で共用して低コスト化を図ることができる。
[態様D]
態様Dは、態様Cであって、前記複数(例えばY,M用の二つ、又はC,K用の二つ)の前記現像剤担持体に印加する同じ前記周波数fcの前記交流電圧が、共用の交流電源回路から出力される前記交流電圧であることを特徴とするものである。かかる構成では、一つの交流電源回路により、複数の現像剤担持体のそれぞれに対応する表面電位検知手段の検知誤差を抑えることができる。
[態様E]
態様Eは、態様Bであって、前記印加手段が、前記複数の前記現像剤担持体に対して個別に前記直流電圧を印加するものであることを特徴とするものである。かかる構成では、複数の現像剤担持体のそれぞれについて、潜像担持体の潜像と現像剤担持体との電位差である現像ポテンシャルを個別に調整して現像濃度を安定化させることができる。
[態様F]
態様Fは、態様Eであって、前記印加手段が、前記複数の現像剤担持体に対して個別に前記直流電圧を印加する複数の直流電源回路を有するものであることを特徴とするものである。かかる構成では、複数の直流電源回路により、複数の現像剤担持体のそれぞれに対して直流電圧を個別に出力することができる。
[態様G]
態様Gは、態様Bであって、前記印加手段が、前記複数の前記現像剤担持体に対して同じ前記周波数fcの前記交流電圧を出力する共用の交流電源回路(例えば86YM,86CK)と、前記複数の前記現像剤担持体に対して個別の前記直流電圧を出力する複数の直流電源回路(例えば83Y,83M,83C,83K)とを、一つの電源回路基板に搭載したものであることを特徴とするものである。かかる構成では、複数の直流電源回路を一つの電源回路基板(例えば82YM,82CK)に搭載したことで、省スペース化を図ることができる。
[態様H]
態様Hは、潜像を担持する潜像担持体と、前記潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材と、表面に担持した現像剤によって前記潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段とを備える画像形成装置の電圧印加方法において、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数でなく、且つ、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値となるように、前記周波数fcを設定することを特徴とするものである。
1Y,1M,1C,1K:感光体(潜像担持体)
4:現像装置(現像手段)
8Y,8M,8C,8K:表面電位センサー(表面電位検知部材)
41Y,41M,41C,41K:第一現像ローラ(現像剤担持体)
42Y,42M,42C,42K:第二現像ローラ(現像剤担持体)
81:現像電源(印加手段)
82YM:YM用電源基板(電源回路基板)
82CK:CK用電源基板(電源回路基板)
83Y:Y用直流電源回路
83M:M用直流電源回路
83C:C用直流電源回路
83K:K用直流電源回路
86YM:YM用交流電源回路
86CK:CK用交流電源回路
特開2002−62326号公報

Claims (8)

  1. 潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材と、
    表面に担持した現像剤によって前記潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段とを備える画像形成装置において、
    前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数でなく、
    且つ、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値となるように、
    前記周波数fcを設定することを特徴とする画像形成装置。
  2. 請求項1の画像形成装置であって、
    前記潜像担持体と前記表面電位検知部材と前記現像剤担持体との組を複数有することを特徴とする画像形成装置。
  3. 請求項2の画像形成装置であって、
    前記印加手段が、複数の前記現像剤担持体に対して同じ前記周波数fcの前記交流電圧を印加するものであることを特徴とする画像形成装置。
  4. 請求項3の画像形成装置であって、
    前記複数の前記現像剤担持体に印加する同じ前記周波数fcの前記交流電圧が、共用の交流電源回路から出力される前記交流電圧であることを特徴とする画像形成装置。
  5. 請求項2の画像形成装置であって、
    前記印加手段が、前記複数の前記現像剤担持体に対して個別に前記直流電圧を印加するものであることを特徴とする画像形成装置。
  6. 請求項5の画像形成装置であって、
    前記印加手段が、前記複数の現像剤担持体に対して個別に前記直流電圧を印加する複数の直流電源回路を有するものであることを特徴とする画像形成装置。
  7. 請求項2の画像形成装置であって、
    前記印加手段が、前記複数の前記現像剤担持体に対して同じ前記周波数fcの前記交流電圧を出力する共用の交流電源回路と、前記複数の前記現像剤担持体に対して個別の前記直流電圧を出力する複数の直流電源回路とを、一つの電源回路基板に搭載したものであることを特徴とする画像形成装置。
  8. 潜像を担持する潜像担持体と、
    前記潜像担持体の表面電位を検知する表面電位検知部材と、
    表面に担持した現像剤によって前記潜像担持体上の潜像を現像する現像剤担持体と、
    前記現像剤担持体に直流電圧と交流電圧との重畳による重畳電圧を印加する印加手段とを備える画像形成装置の電圧印加方法において、
    前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数でなく、
    且つ、前記交流電圧の周波数fcが、前記表面電位検知部材の振動子の駆動周波数fvsenの倍数に所定の値を加算した値となるように、
    前記周波数fcを設定することを特徴とする電圧印加方法。
JP2017162245A 2017-08-25 2017-08-25 画像形成装置及び電圧印加方法 Pending JP2019040089A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017162245A JP2019040089A (ja) 2017-08-25 2017-08-25 画像形成装置及び電圧印加方法
US16/103,472 US10599081B2 (en) 2017-08-25 2018-08-14 Image forming apparatus and voltage application method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017162245A JP2019040089A (ja) 2017-08-25 2017-08-25 画像形成装置及び電圧印加方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2019040089A true JP2019040089A (ja) 2019-03-14

Family

ID=65436079

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017162245A Pending JP2019040089A (ja) 2017-08-25 2017-08-25 画像形成装置及び電圧印加方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US10599081B2 (ja)
JP (1) JP2019040089A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7070151B2 (ja) 2018-06-27 2022-05-18 株式会社リコー 画像形成装置
US11402784B2 (en) 2020-04-10 2022-08-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image formation method
JP2023063803A (ja) 2021-10-25 2023-05-10 株式会社リコー 画像形成装置
US11860560B2 (en) 2022-03-07 2024-01-02 Ricoh Company, Ltd. Image forming apparatus and image forming method

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08171329A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005003999A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2006139112A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009251301A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Canon Inc 画像形成装置
US20100008692A1 (en) * 2008-07-11 2010-01-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and control method thereof
JP2010060756A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2010122635A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2011252980A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2015179148A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002062326A (ja) 2000-08-21 2002-02-28 Tdk Corp 表面電位センサと電子写真式画像形成装置
JP4816752B2 (ja) * 2009-03-25 2011-11-16 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP5473717B2 (ja) * 2009-06-11 2014-04-16 キヤノン株式会社 現像装置
JP4942838B2 (ja) 2010-08-23 2012-05-30 株式会社リコー 画像形成装置
JP6100018B2 (ja) * 2013-02-19 2017-03-22 キヤノン株式会社 画像形成装置

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08171329A (ja) * 1994-12-16 1996-07-02 Canon Inc プロセスカートリッジ及び画像形成装置
JP2005003999A (ja) * 2003-06-12 2005-01-06 Canon Inc 画像形成装置
JP2006139112A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2009251301A (ja) * 2008-04-07 2009-10-29 Canon Inc 画像形成装置
US20100008692A1 (en) * 2008-07-11 2010-01-14 Samsung Electronics Co., Ltd. Image forming apparatus and control method thereof
JP2010060756A (ja) * 2008-09-03 2010-03-18 Canon Inc 画像形成装置
JP2010122635A (ja) * 2008-11-21 2010-06-03 Canon Inc 画像形成装置
JP2011252980A (ja) * 2010-05-31 2011-12-15 Canon Inc 画像形成装置
JP2015179148A (ja) * 2014-03-19 2015-10-08 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
US10599081B2 (en) 2020-03-24
US20190064719A1 (en) 2019-02-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4801413B2 (ja) トナー濃度センサ出力補正方式及び画像形成装置
JP5194372B2 (ja) トナー濃度制御装置及び画像形成装置
JP3422240B2 (ja) 画像形成装置
JP5376332B2 (ja) 画像形成装置
JP4885018B2 (ja) 画像形成装置
US10788771B2 (en) Image forming apparatus with charging amount acquisition unit
JP2019040089A (ja) 画像形成装置及び電圧印加方法
US9436135B2 (en) Toner pattern density correction in an image forming apparatus
JP2015090475A (ja) 画像形成装置及び濃度むら補正方法
JP5030090B2 (ja) 画像形成装置における現像方法及び装置
US9727001B2 (en) Technique for reducing uneven image density in an image forming apparatus
JP2014052573A (ja) 画像形成装置
US10698337B2 (en) Image forming apparatus with developer information acquisition unit that acquires information relating to deterioration of developer based on an acquired toner charging amount
JP2010191364A (ja) 画像形成装置
JP5255972B2 (ja) 現像装置及びそれを備えた画像形成装置
US10775712B2 (en) Image forming apparatus with a charging amount acquisition unit that performs a charging amount acquisition operation for forming a measurement toner image on an image carrier
JP6311978B2 (ja) 画像形成装置
JP2018040990A (ja) 画像形成装置、画像形成方法
JP5664150B2 (ja) 画像形成装置
JP4520181B2 (ja) 画像形成装置
US9436118B2 (en) Image forming apparatus for forming an image to change the potential of a photoconductor
JP2011248003A (ja) 画像形成装置
JP2017068041A (ja) 画像形成装置
JP2006313245A (ja) 画像形成装置
JP2021157163A (ja) 画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20210413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20210423

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210622

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20211015

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20220218