JP5838827B2 - 光伝送装置、及び光伝送方法 - Google Patents

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Description

本発明は、光伝送装置、及び光伝送方法に関する。
従来、光信号を伝送する技術において、波長の異なる複数の光信号を1本の光ファイバケーブルに多重させる通信方式として、WDM(Wavelength Division Multiplex)方式がある。WDM方式では、光伝送装置は、波長毎に異なる送信先に、光信号を送信することができるが、光信号を中継する光伝送装置において光出力レベルの増幅が行われる場合、光信号の経路によっては、中継回数や伝送距離が異なることがある。この場合、波長間における光出力レベルのばらつき(以下、「チルト」と記す。)が発生することとなる。その結果、受信側の光伝送装置において、チルトが、受信可能な光信号の出力レベルの範囲(ダイナミックレンジ)に収まらないことがある。そこで、光伝送装置は、チルトを低減するため、光信号を中継する際、出力レベルを波長毎にモニタリングし、その結果を信号制御にフィードバックして、光出力レベルの均等化を図る。
特開2010−81398号公報 特開平10−163960号公報 特開平9−51323号公報
しかしながら、上述のフィードバック制御は、波長毎に異なる送信先に光信号を送信する通信においては有効であるが、同一パケットを異なる波長で送信する光バースト伝送では、以下の問題点が懸念される。すなわち、前者の通信では、光伝送装置は、光信号を一定時間継続して出力するため、波長毎に異なる光出力レベルを、VOA(Variable Optical Attenuator)等を用いて常時補正することができる。これに対し、光バースト伝送では、光伝送装置は、パケットを伝送する時に限って光信号を出力(発光)するため、VOA等による制御はパケット伝送後となり、フィードバック結果をチルト補正に反映させることは、極めて困難である。したがって、光バースト伝送においては、上述のフィードバック制御が効かず、パケット内のチルトが増大してしまう。これにより、受信側では、ダイナミックレンジ外の光出力レベルとして受信不能な波長の光信号が発生する。特に、光バースト伝送は、複数の光波長を用いて1つのパケットを送信する方式であることから、1つの波長が欠落しただけでも、パケットロスの要因となる。
開示の技術は、上記に鑑みてなされたものであって、波長間における光出力レベルのばらつきを低減することのできる光伝送装置、及び光伝送方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本願の開示する光伝送装置は、一つの態様において、プロセッサと増幅器と多重化回路とを有する。前記プロセッサは、データを、波長の異なる複数の光信号に分解する。前記増幅器は、光波長毎に設定された補正値に基づき、前記プロセッサにより分解された前記データの各光信号を、前記光波長毎に増幅する。前記多重化回路は、前記増幅器により増幅された前記各光信号を多重化して前記データを送信する。
本願の開示する光伝送装置の一つの態様によれば、波長間における光出力レベルのばらつきを低減することができる。
図1は、光伝送装置の構成の一例を示す図である。 図2は、各アンプの光出力レベルを決定する際に参照されるチルト補正テーブルの一例を示す図である。 図3は、光伝送装置がパケットを伝送する様子を説明する図である。 図4は、光伝送装置の実行する光出力レベル調整処理を説明するためのフローチャートである。 図5Aは、従来技術においてチルトが累積する様子を示す図である。 図5Bは、本実施例に係る光伝送装置によりチルトが相殺される様子を示す図である。
以下に、本願の開示する光伝送装置、及び光伝送方法の実施例を、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、以下の実施例により本願の開示する光伝送装置、及び光伝送方法が限定されるものではない。
まず、本願の開示する一実施例に係る光伝送装置の構成を説明する。図1は、本実施例に係る光伝送装置10の構成の一例を示す図である。図1に示すように、本実施例においてWDM方式により光伝送を行うシステム(以下、「WDMシステム」と記す。)では、光伝送装置10は、クライアント端末20から電気信号を受信すると共に、WDMリングネットワークNを介して、他の光伝送装置30、40へ光信号を送信する。また、光伝送装置10は、WDMリングネットワークNに接続された光伝送装置30、40から送信された光信号を受信すると、この光信号を電気信号に変換して、クライアント端末20宛に送信する。
図1に示すように、光伝送装置10は、パケット経路確認部11と、パケット分解部12と、アンプ制御部13と、光変調器141〜144と、アンプ151〜154と、多重分離部16と、光スイッチ17と、増幅部18と、パケット組立て部19とを有する。これら各構成部分は、一方向又は双方向に、信号やデータの入出力が可能なように接続されている。
パケット経路確認部11は、クライアント端末20から入力されるパケットのヘッダから、当該パケットの宛先の経路番号を取得し、アンプ制御部13に出力する。パケット分解部12は、パケット経路確認部11から入力されるパケットを複数の信号に分解し、各信号を後段の光変調器141〜144に出力する。パケット経路確認部11、及びパケット分解部12は、例えばCPU(Central Processing Unit)及びFIFO(First-In First-Out)バッファにより実現される。
アンプ制御部13は、受信されたパケットの経路番号と、後述するチルト補正テーブル131に格納されている経路番号とを比較照合する。また、アンプ制御部13は、上記経路番号に対応する波長毎のアンプ励起LD(Laser Diode)電流値をチルト補正テーブル131から読み出し、この電流値を用いて、アンプ151〜154毎の光出力レベルを決定する。アンプ制御部13は、例えば、DSP(Digital Signal Processor)により実現される。また、チルト補正テーブル131は、例えば、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)等のRAM、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等のメモリにより実現される。
図2は、各アンプの光出力レベルを決定する際に参照されるチルト補正テーブル131の一例を示す図である。チルト補正テーブル131には、WDMシステムを構成する際に予め測定されたWDMリングネットワークN内の波長依存性を示すチルト量を補正するための電流値(逆チルト量)が、「オフセット量」として格納されている。図2に示すように、チルト補正テーブル131には、経路番号として“00”〜“06”が設定されると共に、各経路に対応する波長λ〜λ毎に、アンプ151〜154の励起LD電流値が、格納されている。なお、各欄の上段は、上記の電流値を表し、下段は、ASCII(American Standard Code for Information Interchange)コードにより実際に格納されたイメージを表す。
例えば、経路番号“02”に対応する電流値としては、それぞれの波長λ〜λにつき、310mA、330mA、350mA、370mAの値が設定されている。したがって、アンプ制御部13は、入力されたパケットの経路“02”に基づく上記各電流値を、対応する波長の光信号を増幅するアンプの電流値とする。具体的には、アンプ制御部13は、波長λの光信号を増幅するアンプ151の電流値として“310mA”を設定し、波長λの光信号を増幅するアンプ152の電流値として“330mA”を設定する。また、アンプ制御部13は、波長λの光信号を増幅するアンプ153の電流値として“350mA”を設定し、波長λの光信号を増幅するアンプ154の電流値として“370mA”を設定する。
上述のように、アンプ151〜154の励起LD電流値は、送信される光信号の波長の減衰率に応じて異なる値をとるが、経路によっても光信号の減衰率が異なることから、同じ波長であっても、経路番号毎に異なる値が設定されている。例えば、波長λを例に採ると、経路番号“02”の経路では“350mA”の値が設定されているが、“03”の経路では“380mA”の値が設定されている。また、経路番号“04”、“05”、“06”の経路では、それぞれ“360mA”、“380mA”、“349mA”の値が設定されている。このように、チルト補正テーブル131においては、経路番号と光信号の波長とが特定されることによって、電流値が一意に定まるように、波長依存性の測定結果に基づいて決定された励起LD電流の値が設定されている。
光変調器141〜144は、E/O(Electrical to Optical)コンバータ141a〜144aとO/E(Optical to Electrical)コンバータ141b〜144bとを有し、波長λ〜λ(λ<λ<λ<λ)の光をそれぞれ発光する。E/Oコンバータ141a〜144aは、パケット分解部12から入力された電気信号を、所定の変調方式で、それぞれ波長の異なる光信号に変換した後、アンプ151〜154に出力する。同様に、O/Eコンバータ141b〜144bは、アンプ151〜154からそれぞれ入力された光信号を、所定の変調方式で、異なる波長毎に電気信号に変換した後、後述のパケット組立て部19に出力する。
アンプ151〜154は、光変調器141〜144からそれぞれ入力される光信号の出力レベルを、アンプ制御部13から入力される値にまで、経路及び波長毎に異なる増幅率で増幅する。また、アンプ151〜154は、増幅後の光信号を、波長間の出力パワーの差(チルト)がオフセットされた状態で、多重分離部16に出力する。多重分離部16は、多重部161と分離部162とを有する。多重部161は、アンプ151〜154から入力される光信号をWDM方式で多重化し、後述する光スイッチ17に出力する。一方、分離部162は、光スイッチ17から入力される光信号を、4種類の波長λ〜λを有する光信号に分離した後、対応する波長の適用されたO/Eコンバータ141b〜144bに出力する。多重分離部16は、例えば、マルチプレクサ機能をもつデジタル回路により実現される。
光スイッチ17は、多重部161により多重化された光信号の送信先及び伝送経路を、パケットの宛先に従って設定する。増幅部18は、ポストアンプ181とプリアンプ182とを有する。ポストアンプ181は、光スイッチ17から入力された光信号の出力レベルを、所定の増幅率で増大し、増幅された光信号をWDMリングネットワークNへ送出する。プリアンプ182は、WDMリングネットワークNから入力された光信号を所定の増幅率で増幅し、前述の光スイッチ17に出力する。
以上、光伝送装置10の構成を説明したが、他の光伝送装置20、30の構成は、光伝送装置10と同様であるので、共通する構成部分には同一の参照符号を用いると共に、その詳細な説明は省略する。
次に、動作を説明する。図3は、光伝送装置10がパケットを伝送する様子を説明する図である。図3に示すように、パケットP1は、10の光信号T1〜T10から構成される。クライアント端末20aから送信されたパケットP1(図3の斜線で示す部分)は、パケット分解部12により、4つの信号群(図3のドットで示す部分)に分解される。その後、これらの信号群は、EOコンバータ141aにより、複数の光波長λ〜λの内、対応する光波長でネットワーク側に出力される。そして、受信側では、4つの信号群は、再び統合され、1つのパケットとして受信されることとなる。クライアント端末20b〜20dから送信されたパケットP2〜P4についても同様に、それぞれ複数の信号に分解された後、複数の光波長で伝送される。
以下、光伝送装置10による上述の様な伝送方式を「光バースト伝送」と記す。光バースト伝送でない場合、光信号T1〜T10が、直列的かつ連続的に送信されることから、パケットの入力時から、各波長λ〜λの回線が開放される迄の時間が大きくなる。その結果、各クライアント端末20a〜20dによるネットワーク回線の専有時間が長くなることがある。これに対して、光バースト伝送では、図3に示すように、各波長λ〜λ毎に並列的に、光信号T1〜T10が送信される。したがって、1パケット当たりの伝送時間は、最大でも3つの信号(パケットP1であれば光信号T1、T5、T9)の伝送が完了する迄の時間t〜t(パケットP1であれば時間t)となる。その結果、回線専有時間は大幅に減少する。
図4は、光伝送装置10の実行する光出力レベル調整処理を説明するためのフローチャートである。まず、クライアント端末20から送信されたパケットが光伝送装置10に入力されると(S1)、パケット経路確認部11は、パケットのヘッダから宛先の経路番号n(n=00〜06)を取得する(S2)。S3では、アンプ制御部13は、S2で取得された経路番号nと、チルト補正テーブル131に格納されている経路番号とを比較照合する。その結果、上記経路番号nが、チルト補正テーブル131に格納されている経路番号と一致する場合(S3;Yes)、アンプ制御部13は、上記経路番号nに対応する、各波長λ〜λ毎のアンプ励起LD電流値を、チルト補正テーブル131から読み出す(S4)。一方、上記経路番号nと同一の経路番号がチルト補正テーブル131内に格納されていない場合(S3;No)には、アンプ制御部13は、チルト補正テーブル131に設定されている値“0”を、上記電流値の初期値として読み出す(S5)。
S6では、アンプ制御部13は、S4またはS5において読み出された上記電流値をオフセット量(チルト補正量)として保持する。次に、アンプ制御部13は、保持されたオフセット量を基に、各アンプ151〜154の励起LD電流値を設定することで、各波長λ〜λの光信号の増幅率が定まり、その結果、光出力レベルがアンプ151〜154毎に決定する(S7)。S8では、各アンプ151〜154は、対応する波長毎に決定されたレベルの光出力制御を行う。
図5Aは、従来技術においてチルトが累積する様子を示す図である。図5Aに示すように、時間tでは、光バースト伝送により光伝送装置10から送信されるパケットは、光信号の出力レベルが波長毎に等しい状態(チルト0の状態)にある。ところが、光伝送装置30の通過に伴い、時間tでは、線形アンプの影響によりチルトが発生するため、光信号の出力レベルは、時間tの正方向に向かう程、低下する。その結果、減衰率の高い長波長の光信号の出力レベル(右側)は、図5A中下方向に傾く。また、時間tでは、パケットが光伝送装置40を中継することにより、上記チルトの累積が発生し、光信号の波長毎の出力レベルに更なるばらつき(図5Aの破線で囲まれた部分)が生じる。したがって、受信側においてパケットを正常に受信するためには、通常(−20dBm〜+4dBm)よりも広範囲のダイナミックレンジが必要となる。
一方、図5Bは、光伝送装置10によりチルトが相殺される様子を示す図である。図5Bに示すように、時間tでは、光バースト伝送により光伝送装置10から送信されるパケットは、宛先迄の各波長のチルト量を予め考慮に入れた光出力レベルで送信される。時間tにおいてチルトが“0”であったパケットを構成する各光信号は、光伝送装置30の通過に伴って発生するチルトの影響により、時間tに示す状態となる。この時点では、チルトの発生により、光信号の出力レベルは、時間tの正方向に向かうに連れて低下するが、この出力レベルには、チルト量が事前に加味されているため、チルトの影響は、従来と比較して限定的である。そして、時間t10では、パケットが光伝送装置40を中継することで上記チルトの累積が発生するが、光信号の波長に応じた増幅により、チルトに起因する出力レベルのばらつき(図5Bの破線で囲まれた部分)は相殺される。したがって、受信側においては、パケットを構成する各光信号の出力レベルが略一致することから、各光波長のレベルは一定となる。その結果、受信側の装置は、必要最小限のダイナミックレンジを以て、パケットを正常に受信することが可能となる。
すなわち、従来のWDMシステムでは、光伝送装置がパケットを中継する都度、線形アンプによるチルトが累積していく。このため、受信側では、累積されたチルト量が加算され、波長間における光出力のレベル差が増大する。これに対して、本実施例に係る光伝送装置10は、送信側において、受信側にて推測されるチルト量の逆算値をオフセットして与える。このため、光伝送装置30、40がパケットを中継する度に、オフセット量が相殺されていき、受信側での最終的な光出力レベルは均等化される。
以上説明したように、光伝送装置10は、チルト補正テーブル131とパケット分解部12とアンプ151〜154と多重部161とを有する。光信号を増幅する際に参照される補正値は、光波長毎に、メモリとしてのチルト補正テーブル131に設定される。プロセッサとしてのパケット分解部12は、データ(例えば、パケット)を、波長の異なる複数の光信号に分解する。増幅器としてのアンプ151〜154は、光波長毎に設定された補正値(例えば、電流値)に基づき、パケット分解部12により分解された上記データの各光信号を、受信側における光出力レベルが各光波長間で均一となる(揃う)様に、上記光波長毎に増幅する。多重化回路としての多重部161は、アンプ151〜154により個別に増幅された上記各光信号を多重化して上記データを送信する。
これにより、光伝送装置10は、受信側へのパケット到達時における波長間の光出力レベルを一定化する。換言すれば、光伝送装置10は、チルトの発生を事前に勘案した上で、送信側において、波長毎にオフセットを与えておくことで、チルト発生後における光出力レベルのばらつきを相殺する。したがって、パケットが他の光伝送装置を中継する際に発生する受信レベルの波長間ばらつきが抑制され、パケット内における全ての光波長が受信装置のダイナミックレンジ内に収まるように調整される。その結果、光伝送装置10は、パケットを光バースト伝送する際においても、中継の多段伝送を行うことが可能となる。
上記補正値は、上記データの経路毎に異なる値に設定された補正値であり、アンプ151〜154は、上記補正値に基づき、上記データの各光信号を増幅するものとしてもよい。光信号の減衰率は、経路によって異なることから、光伝送装置10は、パケットの経路毎に異なる値に設定された補正値を各光信号に適用することで、経路の伝送距離や中継数に適した電流値で、パケットを構成する各光信号を増幅することができる。
なお、チルト補正テーブル131に格納されている設定値は、必要に応じて、適宜更新可能である。更新の契機としては、例えば、ネットワーク形態の変更等に伴い、光伝送装置10を送信元とするパケットが受信される迄に経由する装置の数(中継数)、パケットの伝送距離等の各種パラメータが変更した場合が該当する。あるいは、光伝送装置10による光出力レベルの調整を行っても、依然として波長間ばらつきが残存するために、補正結果のフィードバックによる更なる補正(調整)が必要となった場合が該当する。
更新方法に関し、通常、経路が長くなる程、光出力レベルの減衰率が上昇することから、経路長が増加した場合には、光伝送装置10は、各波長λ〜λに設定されているアンプ励起LD電流値が高い値(例えば、360〜450mA)となるように設定値を更新する。併せて、通常、経路が長くなる程、中継数が増えてチルトが累積され、波長間におけるレベルの差が増加する。したがって、経路長が増加した場合には、光伝送装置10は、各波長λ〜λ間における上記電流値の差が大きい値(例えば、60mA)となるように設定値を更新する。
また、波長の長い光信号程、減衰率が大きいことから、例えば、中継数が少なくても伝送距離が長ければ、波長毎の減衰率の差に起因して、波長間の光出力レベルの差は増大することとなる。したがって、ネットワーク形態の変化等により、受信装置までの伝送距離が長くなった経路については、アンプ励起LD電流値の差を拡大するような更新を行うことが、光出力レベルのばらつきを抑える観点から好適である。具体的には、経路番号“02”に対応する電流値として、“310mA”、“330mA”、“350mA”、“370mA”の各値が、波長λ〜λ毎に設定されている(図2参照)。このとき、ネットワーク形態がリング型からバス型に変更され、これに伴い、経路番号“02”の経路が冗長化した場合には、アンプ制御部13は、上記の各電流値を、“340mA”、“380mA”、“420mA”、“460mA”にそれぞれ更新する。また、更新の際、アンプ制御部13は、所定の係数を1又は複数の電流設定値に乗算することで、伝送距離や中継数に応じた重み付けを行ってもよい。
更に、上記実施例においては、光伝送装置10は、受信されたパケットのヘッダから特定される伝送経路に基づいて、波長毎の光出力レベルを調整するものとしたが、これに限らず、パケットの宛先に基づいて、波長毎の光出力レベルを調整するものとしてもよい。これにより、光伝送装置10は、パケットのヘッダ部分に宛先のみが記録されている場合や、ネットワーク構成が複雑で伝送経路の特定が困難な場合にも対応することができる。その結果、上記実施例に係るWDMシステムの柔軟性が増し、汎用性が向上する。
また、上記実施例に係るWDMシステムのネットワーク形態としてリング型を例示したが、これに限らず、本発明は、バス型、スター型、ツリー型、あるいは、これらの複合型等、任意のネットワーク形態に適用可能である。また、ネットワークにおいてパケットを中継する光伝送装置の数についても2つに限らず、3つ以上であってもよい。更に、パケット送信側の光伝送装置10からパケット受信側の装置までの伝送距離、あるいは、中継する装置間の距離(装置間隔)についても、任意の値を採ることができる。
更に、上記実施例においては、光伝送装置10の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的態様は、図示のものに限らず、その全部又は一部を、各種の負荷や使用状況等に応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することもできる。例えば、パケット分解部12とパケット組立て部19、あるいは、アンプ制御部13とチルト補正テーブル131をそれぞれ1つの構成要素として統合してもよい。反対に、アンプ制御部13に関し、経路番号の同一性判定を行う部分と、オフセット量に基づいて各アンプの光出力レベルを決定する部分とに分散してもよい。更に、チルト補正テーブル131を格納するメモリを、光伝送装置10の外部装置としてネットワークやケーブル経由で接続するようにしてもよい。
10、30、40 光伝送装置
11 パケット経路確認部
12 パケット分解部
13 アンプ制御部
131 チルト補正テーブル
141、142、143、144 光変調器
141a、142a、143a、144a E/Oコンバータ
141b、142b、143b、144b O/Eコンバータ
151、152、153、154 アンプ
16 多重分離部
161 多重部
162 分離部
17 光スイッチ
18 増幅部
181 ポストアンプ
182 プリアンプ
19 パケット組立て部
20、20a、20b、20c、20d クライアント端末
N WDMリングネットワーク
P1、P2、P3、P4 パケット
T1〜T10、T11〜T18、T21〜T29、T31〜T34 光信号
t、t、t、t、t、t、t10 時間
、t、t、t ネットワーク専有時間
λ、λ、λ、λ 光波長

Claims (3)

  1. パケットの経路及び宛先と補正値とを対応付けて光波長毎に記憶するチルト補正テーブルと、
    前記チルト補正テーブルから、受信したパケットのヘッダから特定される経路及び宛先に対応する補正値を読み出して設定する設定部と、
    データを、複数の電気信号に分解するプロセッサと、
    前記複数の電気信号の各々を、光信号に変換し、複数の光波長の内、対応する光波長で出力する複数のコンバータと、
    前記光波長毎に設定された補正値に基づき、前記プロセッサにより分解された前記データの各光信号を、前記光波長毎に増幅する増幅器と、
    前記増幅器により増幅された前記各光信号を多重化して前記データを送信する多重化回路とを有し、
    前記補正値は、WDM(Wavelength Division Multiplex)システムを構成する際に予め測定されたWDMリングネットワーク内の波長依存性を示すチルト量を補正するための電流値であることを特徴とする光伝送装置。
  2. 前記補正値は、前記データの経路毎に異なる値に設定された補正値であり、
    前記増幅器は、前記補正値に基づき、前記データの各光信号を増幅することを特徴とする請求項1に記載の光伝送装置。
  3. 光伝送装置が、
    パケットの経路及び宛先と補正値とを対応付けて光波長毎に記憶するチルト補正テーブルから、受信したパケットのヘッダから特定される経路及び宛先に対応する補正値を読み出して設定し、
    データを、複数の電気信号に分解し、
    前記複数の電気信号の各々を、光信号に変換し、複数の光波長の内、対応する光波長で出力し、
    前記光波長毎に設定された補正値に基づき、分解された前記データの各光信号を、前記光波長毎に増幅し、
    増幅された前記各光信号を多重化して前記データを送信し、
    前記補正値は、WDM(Wavelength Division Multiplex)システムを構成する際に予め測定されたWDMリングネットワーク内の波長依存性を示すチルト量を補正するための電流値であることを特徴とする光伝送方法。
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