JP5838326B2 - レンズ鏡筒およびカム機構 - Google Patents

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Description

ここに開示された技術は、光学系を保持するレンズ鏡筒およびカム機構に関する。特に、筒の繰り出しに用いる構造に関する。
焦点距離を変更可能な光学系を保持するレンズ鏡筒が知られている。このようなレンズ鏡筒は、カム溝が形成された第1移動カム環と、カム溝に係合するフォロアピンを有し、第1レンズ群を保持する1群鏡筒とにより、第1レンズ群を第1移動カム環に対して光軸方向に移動する(例えば、特許文献1、2参照)。
特開2007−219304号公報 特開2002−90611号公報
ここに開示されたレンズ鏡筒は、被写体の光学像を形成する光学系と、光学系に含まれる少なくとも1枚のレンズを支持する第1の筒と、第1の筒の内側または外側に設けられた第2の筒と、を備える。第1の筒は、第2の筒が設けられた方の側面に、第1のカム溝を有する。第2の筒は、第1のカム溝と係合する第1のカムフォロアを有する。
図1は実施の形態1にかかるレンズ鏡筒を備えたデジタルカメラの斜視図である。 図2は実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の沈胴時の斜視図である。 図3は実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の撮影時の斜視図である。 図4は実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の分解斜視図である。 図5Aは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の沈胴時の構造図である。 図5Bは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の沈胴時の他の構造図である。 図6Aは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の広角端での構造図である。 図6Bは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の広角端での他の構造図である。 図7Aは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の望遠端での構造図である。 図7Bは実施の形態1にかかるレンズ鏡筒の望遠端での他の構造図である。 図8は実施の形態1にかかるカム枠の斜視図である。 図9は実施の形態1にかかる1群枠の斜視図である。 図10は実施の形態1にかかる第2カム溝と第3カム溝の沈胴時の展開図である。 図11は実施の形態1にかかる第2カム溝と第3カム溝の広角端での展開図である。 図12は実施の形態1にかかる第2カム溝と第3カム溝の望遠端での展開図である。 図13は実施の形態2にかかるカム枠の斜視図である。 図14は実施の形態2にかかる1群枠の斜視図である。 図15は実施の形態2にかかる1群枠とカム枠の沈胴時の展開図である。 図16は実施の形態2にかかる1群枠とカム枠の広角端での展開図である。 図17は実施の形態2にかかる1群枠とカム枠の望遠端での展開図である。
(実施の形態1)
以下、図面を参照して、実施の形態1について説明する。なお、説明の便宜上、デジタルカメラ1の被写体側を前方又は正面側、撮影者側を後方又は背面側、デジタルカメラ1の横撮り姿勢における鉛直上側を上側、デジタルカメラ1の横撮り姿勢における鉛直下側を下側、被写体側から見て右側を右側、被写体側から見て左側を左側と定義する。横撮り姿勢とは、CCD110の長辺方向が水平方向と平行になり、CCD110の短辺方向が鉛直方向と平行になる姿勢である。
<デジタルカメラの構成>
図1に示すように、デジタルカメラ1は、レンズ鏡筒100を備える。デジタルカメラ1は、電源スイッチ10により電源が投入されると、レンズ鏡筒100が繰り出され、撮影が可能になる。
なお図1にはデジタルカメラ1が示されているが、これは撮像装置の一例である。デジタルカメラではなく、フィルムカメラであってもよいし、また、レンズ鏡筒100を取り外して交換することが可能なカメラであってもよい。さらに、スティルカメラではなく、動画を撮影可能なカムコーダであってもよい。
<レンズ鏡筒の全体構成>
レンズ鏡筒100は、デジタルカメラ1の電源がOFFのとき、図2に示すように、沈胴状態である。沈胴状態のとき、レンズ鏡筒100の複数の枠が繰り込まれ、光軸AX方向のサイズが小さくなっている。レンズ鏡筒100は、デジタルカメラ1の電源がONのとき、図3に示すように、撮影可能な状態である。撮影可能状態のとき、レンズ鏡筒100の複数の枠が繰り出され、光軸AX方向のサイズが大きくなっている。
図4から図7に示すように、レンズ鏡筒100は、光学系Oと、レンズ駆動機構とを備える。レンズ鏡筒100には、さらに、CCD110が固定されている。
光学系Oは、被写体の光学像をCCD110の受光面上に形成する。光学系Oは、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とを有する。第1レンズ群G1は、第1レンズL1と第2レンズL2とからなる。第2レンズ群G2は、第3レンズL3と、第4レンズL4と、第5レンズL5と、第6レンズL6とからなる。第3レンズ群G3は、第7レンズL7からなる。レンズ鏡筒100は、第1レンズ群G1と、第2レンズ群G2と、第3レンズ群G3とをそれぞれ光軸AX方向に移動し、第1レンズ群G1と第2レンズ群G2との間隔、および、第2レンズ群G2と第3レンズ群G3との間隔を変化させて、光学系Oの焦点距離を変更する。焦点距離の変更は、ズーミングともいう。また、レンズ鏡筒100は、第3レンズ群G3を光軸AX方向に移動し、光学系Oの焦点状態を変化させる。焦点状態の変化は、フォーカシングともいう。なお、光学系Oの各レンズの構成(枚数や形状)は、他の構成であってもよい。
CCD110は、被写体の光学像を受光し、電気的な画像信号に変換し、出力する。CCD110は、撮像素子の一例である。撮像素子は、CMOSイメージセンサーであってもよい。
第1レンズ群G1と第2レンズ群G2と第3レンズ群G3とは、レンズ駆動機構111によって駆動される。以下、レンズ駆動機構の詳細について、説明する。
<レンズ駆動機構>
レンズ駆動機構は、1群枠101と、1群直進枠102と、カム枠103と、2群直進枠104と、ブレ補正枠105と、シャッターユニット106と、固定枠107と、3群枠108と、マスターフランジ109とを備える。
1群枠101は、第1レンズ群G1を保持する。ブレ補正枠105は、第2レンズ群G2を保持する。3群枠108は、第3レンズ群G3を保持する。1群枠101とブレ補正枠105と3群枠108とは、固定枠107に対して、光軸方向に駆動される。
(固定枠107)
固定枠107の内面には、3本の第1カム溝112と、6本の第1直進案内溝113とが形成されている。固定枠107は、第1カム溝112を介して、カム枠103を支持する。また固定枠107は、第1直進案内溝113を介して、1群直進枠102を支持する。
固定枠107の外周部には、光軸と平行な回転軸を有する第1駆動ギア114が固定されている。固定枠107の外周部には、さらに、デジタルカメラ1の本体へ取り付けされる取付部115が形成されている。つまり、固定枠107は、デジタルカメラ1の本体に固定される。具体的には、たとえば、取付部115がネジ止めされる。
固定枠107には、マスターフランジ109が固定されている。具体的には、固定枠107にはビス止め用ボスが形成されている。マスターフランジ109は、固定枠107のビス止め用ボスとビスによって、固定枠107に固定されている。
固定枠107には、ズームモーターユニット116が固定されている。ズームモーターユニット116は、第1駆動ギア114を回転駆動する。
(カム枠103)
図8に示すように、カム枠103は、筒状の筒部117と、筒部117の後方の端部から外周側に形成された第1フランジ部118とを有する。
第1フランジ部118の外周部には、3つの第1カムピン119と、ギア部120と、第1バヨネット係合部121とが形成されている。図4から図7に示すように、第1カムピン119は、それぞれ、第1カム溝112のうちの1つと係合している。カム枠103は、第1カムピン119を介して、固定枠107に支持されている。ギア部120は、第1駆動ギア114とかみ合い、第1駆動ギア114によって回転される。つまり、カム枠103は、ギア部120と第1駆動ギア114とを介して、ズームモーターユニット116によって回転駆動される。
筒部117の外面には、6個の第2カムピン122と、3本の第3カム溝123が形成されている。第2カムピン122は、2個ずつの組が3組あり、それぞれの組が光軸AX方向に距離を隔てて並んで配置されている。第3カム溝123は、後方に連続した壁面124を有する。壁面124の前方は、一部の区間で開放されている。具体的には、第3カム溝123は、壁面124の前方に別の壁面が存在する第1区間123Aと、壁面124の前方が開放された第2区間123Bとを有する。なお、他の実施形態としては、壁面124の前方が全区間で開放されているものが考えられる。
筒部117の内面には、6本の第4カム溝125と、第2バヨネット係合部126が形成されている。
(1群直進枠102)
図4から図7に示すように、1群直進枠102は、筒状の形状である。1群直進枠102の外面には、外側に突出した6個の第1直進案内凸部127が形成されている。第1直進案内凸部127は、第1直進案内溝113と係合している。第1直進案内溝113は光軸AX方向に伸びた溝であり、第1直進案内凸部127を案内する。1群直進枠102は、第1直進案内凸部127と第1直進案内溝113とによって、固定枠107に支持され、固定枠107に対して光軸AX方向に移動可能であり、固定枠107に対して光軸AXを中心とした回転方向に回転するのが規制される。
1群直進枠102の内面には、6本の第2直進案内溝128と、第3バヨネット係合部129とが形成されている。第2直進案内溝128は、光軸AX方向に伸びた溝である。第3バヨネット係合部129は、円周方向に伸びた溝である。第3バヨネット係合部129は第1バヨネット係合部121と係合している。第3バヨネット係合部129と第1バヨネット係合部121との係合によって、カム枠103に対して1群直進枠102が光軸AX方向に移動するのが規制され、1群直進枠102に対してカム枠103が回転可能である。
(2群直進枠104)
図4から図7に示すように、2群直進枠104は、第2フランジ部130と2本の腕部131を有する。腕部131は、第2フランジ部130の内周側から、光軸AXと平行に、前方へ伸びている。
第2フランジ部130の外周には、外側に突出した3個の第2直進案内凸部132と、円周方向に伸びた形状の第4バヨネット係合部133とが形成されている。第2直進案内凸部132は、それぞれ、第1直進案内溝113の1つと係合している。第2直進案内凸部132と第1直進案内溝113との係合により、2群直進枠104は、固定枠107に支持され、固定枠107に対して光軸AX方向に移動可能であり、固定枠107に対して光軸AXを中心とした回転方向に回転するのが規制される。また、第4バヨネット係合部133は第2バヨネット係合部126と係合している。第4バヨネット係合部133と第2バヨネット係合部126との係合により、カム枠103に対して2群直進枠104が光軸AX方向に移動するのが規制され、2群直進枠104に対してカム枠103が回転可能である。
(1群枠101)
図4から図9に示すように、1群枠101は、第1レンズ群G1を支持する。また、1群枠101は、前方に、バリアユニット134を支持する。バリアユニット134は、開閉可能なバリア部135を有する。沈胴時には、バリア部135が閉じられ、バリア部135は第1レンズ群G1を保護し、また、光学系Oへの光の進入を遮る。撮影時には、バリア部135が開かれ、光学系Oに光が導かれる。
1群枠101の外周部には、外側に突出した6個の第3直進案内凸部136が形成されている。第3直進案内凸部136は、それぞれ、第2直進案内溝128の1つに係合している。第3直進案内凸部136と第2直進案内溝128の係合により、1群枠101は、1群直進枠102に支持され、1群直進枠102に対して光軸AX方向に移動可能であり、1群直進枠102に対して光軸AXを中心とした回転方向に回転するのが規制される。
1群枠101の内周面には、内側に突出した3個の第3カムピン137と、6本の第2カム溝138とが形成されている。第2カム溝138には、それぞれ、第2カムピン122のうちの1つが係合する。第2カムピン122と第2カム溝138との係合によって、1群枠101はカム枠103に支持されている。また、第2カム溝138に沿って第2カムピン122が移動することにより、1群枠101はカム枠103に対して光軸AX方向に移動する。
第3カムピン137は、それぞれ、第3カム溝123のうちの1つと係合している。具体的には、第3カムピン137は第3カム溝123のうちの1つに挿入されている。第2カム溝138に沿って第2カムピン122が移動するときの第3カムピン137の移動軌跡に沿って、壁面124が形成されている。壁面124は、第3カムピン137の後方に、第3カムピン137とわずかに距離を隔てて形成されている。
(ブレ補正枠105)
図4から図7に示すように、ブレ補正枠105は、第2レンズ群G2を支持する。ブレ補正枠105は、シャッターユニット106に支持されている。ブレ補正枠105は、シャッターユニット106に対して光軸AXと直交する面内で移動可能であり、シャッターユニット106に対して光軸AX方向への移動が規制されている。第2レンズ群G2は、光軸AXと直交する面内で移動することにより、受光面上での光学像の位置を変更する。ブレ補正枠105は駆動手段によって駆動される。たとえば、ブレ補正枠105は、デジタルカメラ1のブレに起因して発生する光学像のブレを抑制するように駆動される。
(シャッターユニット106)
シャッターユニット106は、図示しないシャッターを内包している。シャッターが開放されているとき、シャッターユニット106は光を透過し、シャッターが閉じられているとき、シャッターユニット106は光を遮蔽する。シャッターユニット106は、光学系Oの光の透過および遮蔽を制御可能である。
シャッターユニット106の外周面には、6個の第4カムピン139(139A,139B)と、2つの第3直進案内溝140とが形成されている。
第4カムピン139は、第4カム溝125(125A,125B)と係合している。第4カムピン139と第4カム溝125との係合によって、シャッターユニット106はカム枠103に支持されている。また、第4カム溝125に沿って第4カムピン139が移動することにより、シャッターユニット106はカム枠103に対して光軸AX方向に移動する。
第3直進案内溝140には、腕部131が係合している。第3直進案内溝140と腕部131の係合により、シャッターユニット106は2群直進枠104に対して光軸AX方向に移動可能であり、2群直進枠104に対して光軸AXを中心とした回転方向に回転するのが規制される。
(3群枠108)
図4から図7に示すように、3群枠108は、第3レンズ群G3を支持する。3群枠108は、直進ガイド部141と、回転防止部142と、ナット係合部143とを有する。直進ガイド部141には、第1ガイドポール144が挿入されている。第1ガイドポール144は、光軸AXと平行な方向に伸びている。直進ガイド部141と第1ガイドポール144との係合によって、直進ガイド部141は光軸AX方向に移動可能であり、第1ガイドポール144と直交する移動が規制されている。回転防止部142には、第2ガイドポール145が係合している。第2ガイドポール145は、光軸AXと平行な方向に伸びている。回転防止部142と第2ガイドポール145との係合によって、3群枠108が第1ガイドポール144を中心として回転するのが規制される。ナット係合部143には、フォーカスモーターユニット148のナット149が係合する。フォーカスモーターユニット148は、モーターと、モーターによって回転されるリードスクリューとを有する。リードスクリューは、光軸AX方向に伸びている。ナットは、リードスクリューと係合し、リードスクリューの回転によって光軸AX方向に駆動される。つまり、3群枠108は、フォーカスモーターユニット148によって、光軸AX方向に駆動される。
(マスターフランジ109)
マスターフランジ109には、第1ガイドポール144と第2ガイドポール145とが固定されている。つまり、マスターフランジ109は、第1ガイドポール144および第2ガイドポール145を介して、3群枠108を支持している。
また、マスターフランジ109には、CCD取付板146を介して、CCD110が後方から固定されている。CCD110は、開口部147を通して前方に、受光面を向けている。
フォーカスモーターユニット148のモーターは、モーター取付板を介して、マスターフランジ109に固定されている。3群枠108は、フォーカスモーターユニット148によって、マスターフランジ109に対して光軸AX方向に駆動される。
<レンズ鏡筒の動作>
次に、レンズ鏡筒100の動作を説明する。あわせて、さらに詳細な構成についても説明する。
カム枠103は、ズームモーターユニット116によって、固定枠107に対して回転する。カム枠103の第1カムピン119が固定枠107の第1カム溝112に沿って移動し、カム枠103は固定枠107に対して光軸AX方向に移動する。つまり、カム枠103は、回転可能、かつ、光軸AX方向に移動可能である。その際の、第3カムピン137の移動軌跡137T、第2前方カムピン122Aの移動軌跡122AT、第2後方カムピン122Bの移動軌跡122BTを図10から図12に図示している。
1群直進枠102の第3バヨネット係合部129とカム枠103の第1バヨネット係合部121との係合によって、1群直進枠102はカム枠103と一体となって光軸AX方向に移動する。このとき、1群直進枠102の第1直進案内凸部127が固定枠107の第1直進案内溝113に沿って移動するため、1群直進枠102は固定枠107に対して回転しない。つまり、1群直進枠102は、回転不能、かつ、光軸AX方向に移動可能である。
1群枠101の第3直進案内凸部136と1群直進枠102の第2直進案内溝128との係合によって、1群枠101は1群直進枠102に対して回転しない。つまり、1群枠101は回転不能である。そして、カム枠103が回転すると、カム枠103の第2カムピン122が1群枠101の第2カム溝138に沿って移動し、1群枠101がカム枠103に対して光軸AX方向に移動する。言い換えると、1群枠101は1群直進枠102に対して光軸AX方向に移動する。つまり、1群枠101は光軸AX方向に移動可能である。
2群直進枠104の第4バヨネット係合部133とカム枠103の第2バヨネット係合部126との係合によって、2群直進枠104はカム枠103と一体となって光軸AX方向に移動する。このとき、2群直進枠104の第2直進案内凸部132と固定枠107の第1直進案内溝113との係合によって、2群直進枠104は回転しない。
シャッターユニット106の第3直進案内溝140と2群直進枠104の腕部131との係合によって、シャッターユニット106は回転しない。カム枠103が回転すると、シャッターユニット106の第4カムピン139がカム枠103の第4カム溝125に沿って移動し、シャッターユニット106がカム枠103に対して光軸AX方向に移動する。ブレ補正枠105は、シャッターユニット106と一体となって光軸AX方向に移動する。
3群枠108は、フォーカスモーターユニット148によって、マスターフランジ109に対して光軸AX方向に移動する。
従って、沈胴状態から、カム枠103のギア部120に第1駆動ギア114を介してズームモーターユニット116の回転力が伝わると、カム枠103は光軸AX回りに回転し、又は、回転しながら前進する。カム枠103と1群直進枠102および2群直進枠104は、固定枠107に対して、光軸AX方向に一体的に移動する。その際、1群直進枠102および2群直進枠104は回転しない。そして、カム枠103の回転力によって、1群枠101およびシャッターユニット106が光軸AX方向に移動する。その際、1群枠101およびシャッターユニット106は回転しない。
<1群枠101の駆動機構の特徴>
1群枠101は、レンズを支持する枠である。レンズを支持する強度を保証するため、筒の厚みは一定以上必要である。1群枠101は、特に、第1レンズ群G1を支持している。第1レンズ群G1は光学系Oの中で最も被写体側に配置されるため、特に大きい。そのため、第1レンズ群G1を支持する枠は、特に、厚みが大きい必要がある。一方、1群枠101に第2カム溝138を設けても、強度の低下は小さい。1群枠101に第2カム溝138を形成することにより、1群枠101を大型化することなく、また、1群枠101の強度を維持しつつ、カム枠103に対する1群枠101の駆動機構を実現することができる。なお、第2カム溝138は1群枠101の外周側に設けてもよいが、第2カム溝138を内側に設ける方が外観上好ましい。また、他の実施形態としては、第1レンズ群G1以外のレンズを保持する枠に、枠を駆動する駆動機構を構成するカム溝を設ける構成が考えられる。
カム枠103に対する1群枠101の移動は、第2カム溝138と第2カムピン122との係合によって行われる。そのため、他の実施形態としては、第3カムピン137と第3カム溝123がなくてもよい。そうすると、カム枠103に必要なカム溝は内面だけになり、カム枠103の設計自由度が高まる。たとえば、カム枠103の厚みを薄くすることができ、レンズ鏡筒100の外径を小さくすることができる。
一方、本実施形態では、カム枠103の第3カム溝123と1群枠101の第3カムピン137が係合している。1群枠101が前方に繰り出された状態で1群枠101が前方から力を受けたとき、その力を第2カム溝138と第2カムピン122との接触によって受けるだけでなく、第3カム溝123と第3カムピン137との接触によって受けることができる。具体的には、壁面124と第3カムピン137が接触して力を受ける。そして、第2カム溝138と第2カムピン122にかかる力を低減することができる。このように、たとえばデジタルカメラ1の落下によって1群枠101に衝撃が加わった際に破損しにくい構成となっている。また、第2カム溝138と第2カムピン122にかかる力を低減することができるため、第2カム溝138の幅と、第2カムピン122の第2カム溝138と係合する部分の幅を小さくすることができる。そのため、第2カム溝138の幅が小さいため、1群枠101の強度を高めることができる。さらに、第2カム溝138の幅が小さいため、1群枠101の光軸AX方向の移動量を確保しつつ、1群枠101の光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。
第2カムピン122の第2カム溝138と係合する部分の幅の最大値は、第3カムピン137の第3カム溝123と係合する部分の幅の最大値と異なっている。そのため、設計自由度が高い。本実施形態では、第2カムピン122の第2カム溝138と係合する部分の幅の最大値は、第3カムピン137の第3カム溝123と係合する部分の幅の最大値よりも小さいが、大きくてもいい。本実施形態では、第2カムピン122の第2カム溝138と係合する部分の幅の最大値は、第3カムピン137の第3カム溝123と係合する部分の幅の最大値よりも小さいため、第2カム溝138を細くして1群枠101の強度を高くすることができるとともに、第3カムピン137を大きくして落下等の衝撃に対する強度を高くすることができる。
幅の狭い第2カムピン122は、第2カム溝138に接触しながら第2カム溝138に沿って移動する。カム枠103に対する1群枠101の位置は、第2カムピン122と第2カム溝138の係合によって決まる。第2カムピン122および第2カム溝138は、移動軌跡保証用のカム機構である。一方、幅の広い第3カムピン137は、第3カム溝123の壁面124とわずかに隙間を空けた状態で、壁面124に沿って移動する。1群枠101に前方から衝撃が加わると、第3カムピン137と壁面124とが接触する。第3カムピン137および第3カム溝123(壁面124)は、落下強度保証用のカム機構である。もちろん、第3カムピン137と壁面124とは接触していてもよい。しかし、第3カムピン137と壁面124との間に隙間を空けた方が、カム枠103に対する1群枠101の位置が第2カムピン122と第2カム溝138の形状精度だけで決定し、位置精度が高いため好ましい。さらに、移動軌跡保証用のカム機構である第2カムピン122および第2カム溝138の幅が小さいため、1群枠101の光軸AX方向の移動量を確保しつつ、1群枠101の光軸AX方向の大きさを小さくすることができる。
第3カム溝123は、後方にのみ壁面124が形成されており、前方には壁面が設けられていない区間を有する。具体的には、光学系Oの広角端から望遠端までの変化の際に第3カムピン137が移動する区間において、第3カム溝123の前方の壁面が形成されていない。これにより、第3カムピン137の幅を大きくすることができ、第3カムピン137の強度を高めることができる。よって、1群枠101への衝撃に対する強度を高めることができる。また、第3カム溝123の前方の壁面が形成されていないため、カム枠103の第3カム溝123、より具体的には壁面124の形状がアンダーカットになりにくく、金型でカム枠103を成型する際に容易である。そして、金型でカム枠103を成型する際に、壁面124の角度を光軸AXと直交する角度に近づけることができ、衝撃によって第3カムピン137と壁面124が接触する際に第3カムピン137が脱落しにくくなり、衝撃に対する強度が高くなる。
なお、他の実施形態として、片方の溝が存在しない区間を有する落下強度保証用のカム溝を1群枠101に設け、移動軌跡保証用のカム溝をカム枠103に設けてもよい。また、落下強度保証用のカム溝と移動軌跡保証用のカム溝とを、1群枠101とカム枠103のそれぞれに設けても、同様の効果が得られる。
カム枠103の外面の第2カムピン122は、光軸AX方向に同じ位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3個の第2前方カムピン122Aと、第2前方カムピン122Aに対して光軸AX方向にずれた位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3個の第2後方カムピン122Bから成る。1群枠101の内面の第2カム溝138は、光軸AX方向に同じ位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3本の第2前方カム溝138Aと、第2前方カム溝138Aに対して光軸AX方向にずれた位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した第2後方カム溝138Bから成る。レンズ鏡筒100が沈胴の時の1群枠101とカム枠103の位置(図10に示す位置。以下、沈胴位置ともいう。)、光学系Oの焦点距離が広角端の時の1群枠101とカム枠103の位置(図11に示す位置。以下、Wide位置ともいう)、光学系Oの焦点距離が標準の時の1群枠101とカム枠103の位置(以下、Normal位置ともいう。)、光学系Oの焦点距離が望遠端の時の1群枠101とカム枠103の位置(図12に示す位置。以下、Tele位置ともいう。)と変化する際の第2カムピン122と第2カム溝138の関係を説明する。
図10から図12に示すように、1群枠101に対してカム枠103が一方向に回転すると、第2前方カムピン122Aは、沈胴位置(図10)、Wide位置(図11)、Normal位置、Tele位置(図12)の順に移動する。その際の、第3カムピン137の移動軌跡137T、第2前方カムピン122Aの移動軌跡122AT、第2後方カムピン122Bの移動軌跡122BTを図10から図12に図示している。その際、第2前方カムピン122Aは、沈胴位置とWide位置の間の位置(以下、第1位置ともいう)からTele位置の区間で第2前方カム溝138Aに係合する。沈胴位置から第1位置の区間では、第2前方カムピン122Aは第2前方カム溝138Aに接触していない。沈胴位置から第1位置の区間では、第2前方カム溝138Aが形成されていない。一方、第2後方カムピン122Bは、沈胴位置から第1位置の区間で第2後方カム溝138Bに係合している。第1位置からTele位置の区間では、第2後方カムピン122Bは第2後方カム溝138Bに接触していない。第1位置からTele位置の区間の一部には、第2後方カム溝138Bが形成されていない。
第2カム溝138は第2カムピン122(122Aまたは122B)が沈胴位置から望遠位置まで移動するすべての区間で単独で係合するようにしてもよいが、その場合は、第2カム溝138が光軸AX方向に大きくなる。一方、本実施形態のように沈胴位置から望遠位置に移動する間に第2カムピン122(122A及び122B)と第2カム溝138(138A及び138B)が係合する部分を乗り換える構成では、1群枠101を光軸AX方向に小さくしつつ、1群枠101のカム枠103に対する移動量を大きくすることができる。なお、第2前方カムピン122Aおよび第2後方カムピン122Bを1群枠101に設け、第2前方カム溝138Aおよび第2後方カム溝138Bをカム枠103に設ける構成でもよい。
なお、他の実施形態として、第2前方カムピン122Aと第2後方カム溝138Bを1群枠101に設け、第2後方カムピン122Bと第2前方カム溝138Aをカム枠103に設けても、同様の効果が得られる。さらに、第2前方カムピン122Aと第2後方カム溝138Bをカム枠103に設け、第2後方カムピン122Bと第2前方カム溝138Aを1群枠101に設けても、同様の効果が得られる。
<シャッターユニット106の駆動機構の特徴>
シャッターユニット106の外面の第4カムピン139は、光軸AX方向に同じ位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3個の第4前方カムピン139Aと、第4前方カムピン139Aに対して光軸AX方向にずれた位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3個の第4後方カムピン139Bから成る。カム枠103の内面の第4カム溝125は、光軸AX方向に同じ位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した3本の第4前方カム溝125Aと、第4前方カム溝125Aに対して光軸AX方向にずれた位置で、かつ、光軸AXを中心に略120°ピッチで配列した第4後方カム溝125Bから成る。
シャッターユニット106に対してカム枠103が一方向に回転すると、第4前方カムピン139Aは、沈胴位置、Wide位置、Normal位置、Tele位置の順に移動する。その際、第4前方カムピン139Aは、沈胴位置からWide位置を経由してNormal位置の区間で第4前方カム溝125Aに係合する。Normal位置からTele位置の区間では、第4前方カムピン139Aは第4前方カム溝125Aに接触していない。Normal位置からTele位置の区間の一部では、第4前方カム溝125Aが形成されていない。一方、第4後方カムピン139Bは、Normal位置からTele位置の区間で第4後方カム溝125Bに係合している。沈胴位置からNormal位置の区間では、第4後方カムピン139Bは第4後方カム溝125Bに接触していない。沈胴位置からNormal位置の区間の一部では、第4後方カム溝125Bが形成されていない。
このような構成により、カム枠103を光軸AX方向に小さくしつつ、シャッターユニット106のカム枠103に対する光軸AX方向の移動量を大きくすることができる。
<他の実施形態>
(A)実施の形態1では、1群枠101の内側にカム枠103が収容される構成であったが、1群枠101の外側にカム枠103が収容される構成であってもよい。
(B)実施の形態1では、第2カムピン122および第3カムピン137は、略円筒形状であった。第2カムピン122および第3カムピン137はカムフォロアの一例である。カムフォロアは、楕円形状やその他の形状であってもよい。カムフォロアは、樹脂による一体成型であってもよく、金属等の他の部材で構成されてもよい。また、カムフォロアは、軸とローラーとで構成されてもよい。
(C)実施の形態1において、第2カム溝138は貫通溝ではなく、底を有している。しかし、第2カム溝138は貫通溝でもよい。しかし、底を有している方が、レンズを保持するための強度が得られるため、好ましい。
(D)第3カム溝123の内側には第4カム溝125が形成されないようにすると、カム枠103の厚みをさらに薄くすることができるため、好ましい。
<実施の形態1の特徴>
特許文献1に開示された1群鏡筒のように、レンズを保持する筒は、レンズを保持するための強度が必要である。そのため、レンズを保持する筒は、ある程度の厚みが必要である。レンズを保持する筒において、ある程度の厚みを維持しつつ、その一部を駆動機構等に利用すれば、直径方向の小型化を維持しつつ、駆動機構の設計自由度を高めることができる。しかし、そのような提案はいまだなされていない。
そこで、ここに開示された技術は、直径方向の小型化を維持しつつ、駆動機構の設計自由度を高めることができるレンズ鏡筒を提供することを目的とする。
以下、実施の形態1において特徴的な部分を以下に列記する。なお、実施の形態1に含まれる発明は、以下に限定されるものではない。なお、各構成の後ろに括弧で記載したものは、特徴の理解を助けるために記載した、各構成の具体例である。各構成はこれらの具体例に限定されるものではない。また、各特徴について記載された効果を得るためには、記載された特徴以外の構成は変形または削除されてもよい。
[F1]
被写体の光学像を形成する光学系(O)と、
前記光学系に含まれる少なくとも1枚のレンズ(第1レンズ群G1)を支持する第1の筒(1群枠101)と、
前記第1の筒の内側または外側に設けられた第2の筒(カム枠103)と、を備え、
前記第1の筒は、前記第2の筒が設けられた方の側面に、第1のカム溝(第2カム溝138)を有する、レンズ鏡筒。
前記第2の筒は、前記第1のカム溝と係合する第1のカムフォロア(第2カムピン122)を有する。
(効果)直径方向の小型化を維持しつつ、駆動機構の設計自由度を高めることができるレンズ鏡筒を提供することができる。
[F2]
前記第2の筒は、前記第1の筒が設けられた方の側面に、第2のカム溝(第3カム溝123)を有し、
前記第1の筒は、前記第2のカム溝と係合する第2のカムフォロア(第3カムピン137)を有する、
F1に記載のレンズ鏡筒。
(効果)カムフォロアを第1の筒と第2の筒の双方に配置できるのでカムフォロアの本数を増やすことができ、落下強度を上げることができる。
[F3]
前記第1のカム溝および前記第2のカム溝(第3カム溝123)の少なくとも一方は、光軸方向の一方に壁面(124)が設けられ、他方に壁面が設けられていない区間(123B)を有する、
F2に記載のレンズ鏡筒。
(効果)光軸方向の一方に壁面が設けられ、他方に壁面が設けられていない区間を有するカム溝に係合するカムフォロアの幅を大きくすることができるため、カムフォロアの強度を高めることができる。よって、レンズ鏡筒への衝撃に対する強度を高めることができる。また、他方に壁面が設けられていないため、一方の壁面形状がアンダーカットになりにくく、金型で筒を成型する際に容易である。その際、壁面の角度を光軸と直交する角度に近づけることができ、衝撃によってカムフォロアと壁面が接触する際にカムフォロアが脱落しにくくなる。よって、レンズ鏡筒への衝撃に対する強度を高めることができる。
[F4]
前記第1のカムフォロア(第2カムピン122)の前記第1のカム溝(第2カム溝138)と係合する部分の幅の最大値は、前記第2のカムフォロア(第3カムピン137)の前記第2のカム溝(第3カム溝123)と係合する部分の幅の最大値と異なる、
F2に記載のレンズ鏡筒。
(効果)設計自由度を確保できる。たとえば、設計都合で一方のカムフォロアを小さくし、他方を大きくすることで、落下強度を確保できる。
[F5]
外側または内側の一方の側面に、第1のカム溝(第2カム溝138)と、第1のカムフォロア(第3カムピン137)とを有する、第1の筒(1群枠101)と、
前記第1の筒の前記側面側に配置され、前記第1のカムフォロア(第3カムピン137)と係合する第2のカム溝(第3カム溝123)と、前記第1のカム溝と係合する第2のカムフォロア(第2カムピン122)とを有する、第2の筒(カム枠103)と、
を備えるカム機構。
(効果)前記第2の筒は、前記第1の筒に対して相対的に回転することにより、前記第1の筒に対して相対的に回転軸方向に移動する。そして、カムフォロアを第1の筒と第2の筒の双方に配置できるのでカムフォロアの本数を増やすことができ、落下強度を上げることができる。
[F6]
前記第1のカムフォロア(第3カムピン137)の前記第2のカム溝(第3カム溝123)と係合する部分の幅の最大値は、前記第2のカムフォロア(第2カムピン122)の前記第1のカム溝(第2カム溝138)と係合する部分の幅の最大値よりも、広い、F5に記載のカム機構。
(効果)設計自由度を確保できる。たとえば、設計都合で一方のカムフォロアを小さくし、他方を大きくすることで、落下強度を確保できる。
[F7]
前記第2の筒(カム枠103)が、前記第1の筒(1群枠101)に対して相対的に回転し、前記第1の筒に対して相対的に回転軸方向に移動するとき、前記第1のカムフォロア(第3カムピン137)が移動する領域の一部は、前記第2の筒の前記回転軸方向の端部よりも外側に位置している、
F6に記載のカム機構。
(効果)第2の筒の長さを短くすることができる。とくに、第1のカムフォロアが通過する第2のカム溝が第1の筒の中で長さ方向にはみ出していることで、幅の広い溝を有する第2の筒が長さ方向に大きくなることを防げる。総合的に、カム機構全体の沈胴時の長さを小さくすることができる。
[F8]
前記第1のカムフォロア(第3カムピン137)は、前記領域の一部に位置しているとき(図11または図12)、前記第1の筒と前記第2の筒が繰り込む方向の力を受けると、前記第2の筒と接触する、
F7に記載のカム機構。
(効果)筒が繰り込む方向への落下強度を確保することができる。
(実施の形態2)
次に実施の形態2にかかるレンズ鏡筒200(図示せず)について説明する。ここでは、図13、14に示す1群枠201とカム枠203との関係について説明するが、レンズ鏡筒200の他の構成についての説明は省略する。なお、カム枠203は、実施の形態1におけるカム枠103と異なり、ズームモータで直接駆動されない。そのため、カム枠203は、ギア部を有していない。しかし、ギア部は、ここに開示される技術を限定するものではない。
図15〜17に、1群枠201とカム枠203との位置関係を展開した展開図を示す。各図において、1群枠201については内周側の面を実線で示し、カム枠203については外周側の面を実線で示す。また、カム枠203のうち、1群枠201と重複している部分を、破線で示す。図15は、レンズ鏡筒200が沈胴状態のときの位置関係を示す。図16は、光学系Oが広角端のときの位置関係を示す。図17は、光学系Oが望遠端のときの位置関係を示す。カム枠203が一方向に回転することにより、図15の状態から図16の状態を経て図17の状態に移行する。その際、展開図上、カム枠203が1群枠201に対して左に移動する。
第2カムピン223は、図15に示す位置から図17に示す位置まで、第2カム溝222に沿って移動する。
その際の、第1補助ピン221の移動軌跡221T、および、第2補助ピン224の移動軌跡224Tを図15から図17に図示している。
図16に示すように、壁230は、移動軌跡221Tの一部の範囲に沿って形成されている。具体的には、第1補助ピン221が図17に示す状態から図16に示す状態に移動する際の移動軌跡と、図16に示す状態から図15に示す状態に移動する際の最初の一部の起動軌跡に沿って形成されている。すなわち、壁230は、光学系Oの焦点距離を変更する際に第1補助ピン221が移動する全区間の移動軌跡に沿って形成されている。したがって、使用者が撮影時にカメラを落下するなどしてレンズ鏡筒200に外力が加わったとき、壁230と第1補助ピン221とが接触し、外力を受ける。そして、第2カムピン223に加わる力を低減することができる。
壁230は、移動軌跡221Tの一部の範囲に沿って、光軸AX方向の片側にのみ形成されている。そのため、壁230を光軸AX方向の両側に形成する場合と比較して、1群枠201を成型するための金型の形状が簡単になる。したがって、1群枠201の製造が容易である。なお、他の実施形態として、1群枠201がカム枠203の内側に配置され、壁230が1群枠201の外周に形成されてもよい。一方、本実施形態では、壁230が1群枠201の内側に配置されているため、上記効果がより顕著である。すなわち、1群枠201の内側に壁230を光軸AX方向の両側に形成する場合、金型の形状が複雑になりやすいが、本実施形態の形状では、金型の形状が簡単になる。また、第1補助ピン221の大きさを大きくすることができるため、第1補助ピン221の強度が高まる。そのため、レンズ鏡筒200はより壊れにくい。
壁230は、1群枠201がカム枠203に繰り込む方向の外力が加わったときに、第1補助ピン221と接触する。カメラを落下して加わる衝撃は、1群枠201がカム枠203に繰り込む方向である頻度が高い。そのため、レンズ鏡筒200は、より壊れにくい。なお、他の実施形態として、壁230は、1群枠201がカム枠203から繰り出す方向の外力が加わったときに、第1補助ピン221と接触する構成としてもよい。カメラが落下し、カメラの本体に衝撃が加わると、1群枠201が慣性力によってカム枠203から繰り出そうとする場合に、第2カムピン223に加わる衝撃が緩和される。
壁230は、一部の範囲において、ある方向、具体的には光軸方向の像面側の方向に、開放されている。そのため、壁230を形成する場合に1群枠201の内部に配置される金型を、成型後、開放された方向に抜くことができるので、金型の形状が簡単である。
壁230のうち、光軸方向に開放されている円周方向の範囲は、第2カムピン223が形成されている円周方向の位置と、重複していない。そのため、1群枠201を形成するための金型の形状がより簡単である。
図16に示すように、第1補助溝225は、移動軌跡224Tの一部の範囲に沿って形成されている。具体的には、第2補助ピン224が図15に示す状態から図16に示す状態に移動する際の移動軌跡と、図16に示す状態から図17に示す状態に移動する際の途中までの起動軌跡に沿って形成されている。したがって、たとえば図16に示す状態で使用者が撮影時にカメラを落下するなどしてレンズ鏡筒200に外力が加わったとき、第1補助溝225と第2補助ピン224とが接触し、外力を受ける。そして、第2カムピン223に加わる力を低減することができる。このように、レンズ鏡筒200が沈胴状態から撮影可能状態に移行するとき、および、撮影可能状態においてズーミングが行われるときの少なくとも一部の状態において、外力が加わったときに第2補助ピン224と第1補助溝225とが接触可能であり、さらに、第1補助ピン221と壁230とが接触可能である。よって、外力に対する強度がさらに高まる。以下、この状態を二重衝撃保護状態という。本実施形態では、光学系Oが広角端の状態のとき、レンズ鏡筒200は二重衝撃保護状態である。光学系Oが広角端での撮影頻度が高いため、レンズ鏡筒200は、より壊れにくい。また、本実施形態では、光学系Oが広角端から望遠端へ移行するとき、カム枠203に対する1群枠201の繰り出し量が極小値となるときがある。図15に示す第2カム溝222において紙面下方向に凸となっている極小値の位置に第2カムピン223が位置するときである。このとき、レンズ鏡筒200は二重衝撃保護状態である。1群枠201の繰り出し量が極小値でないときに1群枠201に光軸AX方向の外力が加わると、その力の一部がカム枠203を回転する力に分散され、第2カムピン223に加わる力を低減できる。しかし、1群枠201の繰り出し量が極小値のときに1群枠201に光軸AX方向の外力が加わると、その力はカム枠203を回転する力に分散されにくく、第2カムピン223に加わる力が大きい。そのため、このときにレンズ鏡筒200を二重衝撃保護状態とすることにより、レンズ鏡筒200はより壊れにくい。
また、レンズ鏡筒200は、二重衝撃保護状態の他、外力が加わったときに第2補助ピン224と第1補助溝225との接触、および、第1補助ピン221と壁230との接触のうち、一方が発生する状態と、他方が発生する状態を有する。本実施形態では、図17に示すように、光学系Oが広角端のときに外力が加わると、第2補助ピン224と第1補助溝225は接触しないが、第1補助ピン221と壁230が接触する。また、図15に示すように、レンズ鏡筒200が沈胴状態のときに外力が加わると、第2補助ピン224と第1補助溝225は接触し、第1補助ピン221と壁230は接触しない。したがって、レンズ鏡筒200が二重衝撃保護状態でないときでも、レンズ鏡筒200は外力に対して壊れにくい。さらに、壁230と第1補助溝225とは、レンズ鏡筒200の状態によって衝撃を保護する役割を分担しているため、壁230と第1補助溝225の形状を小さくすることができ、レンズ鏡筒200の設計自由度が高い。たとえば、1群枠201を成型する金型を簡単に構成できる。また、たとえば、第1補助溝225が形成される部分のカム枠203の光軸AX方向の大きさを小さくすることができ、レンズ鏡筒200の沈胴状態の大きさを小さくすることができる。
<他の実施形態>
(A)実施の形態2では、1群枠201の内側にカム枠203が収容される構成であったが、1群枠201の外側にカム枠203が収容される構成であってもよい。
(B)実施の形態2では、第2カムピン223は、略円筒形状であった。第2カムピン223はカムフォロアの一例である。カムフォロアは、楕円形状やその他の形状であってもよい。カムフォロアは、樹脂による一体成型であってもよく、金属等の他の部材で構成されてもよい。また、カムフォロアは、軸とローラーとで構成されてもよい。
(C)第1補助ピン221および第2補助ピン224は突起の一例である。第1補助ピン221および第2補助ピン224は楕円形状やその他の形状であってもよい。第1補助ピン221および第2補助ピン224は、樹脂による一体成型であってもよく、金属等の他の部材で構成されてもよい。また、第1補助ピン221および第2補助ピン224は、軸とローラーとで構成されてもよい。
(D)二重保護状態を実現するためには、以下のような形態としてもよい。たとえば、壁230は、光軸AX方向の両側に形成されていてもよい。また、壁230は、レンズ鏡筒200が沈胴状態から撮影可能状態に移行するとき、および、撮影可能状態においてズーミングが行われるときの第1補助ピン221の移動軌跡221Tの全区間に沿って形成されていてもよく、一部の区間に沿って形成されていてもよい。第2カム溝222も同様に、レンズ鏡筒200が沈胴状態から撮影可能状態に移行するとき、および、撮影可能状態においてズーミングが行われるときの第2補助ピン224の移動軌跡224Tの全区間に沿って形成されていてもよく、一部の区間に沿って形成されていてもよい。
(E)第2カムピン223をカム枠203に設け、第2カム溝222を1群枠201に設けてもよい。しかし、上述の実施形態のように、壁230と第2カムピン223を1群枠201に設ける、すなわち、1群枠201に第2カム溝222を設けない方が、1群枠201を成型するための金型の形状が簡単になるため、好ましい。
(F)なお、以上の実施の形態2は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。また、前記実施形態は、適宜、修正し、省略し、又は組み合わせて用いることができる。
<実施の形態2の特徴>
上記実施形態において特徴的な部分を以下に列記する。なお、上記実施形態に含まれる発明は、以下に限定されるものではない。各構成の後ろに括弧で記載したものは、特徴の理解を助けるために記載した、各構成の具体例である。各構成はこれらの具体例に限定されるものではない。また、各特徴について記載された効果を得るためは、記載された特徴以外の構成は変形または削除されてもよい。
[F1]
レンズ鏡筒200は、
被写体の光学像を形成する光学系(O)と、
前記光学系(O)に含まれる少なくとも1枚のレンズ(G1)を支持する第1の筒(1群枠201)と、
前記第1の筒の内側または外側に設けられた第2の筒(カム枠203)と、を備え、
前記第1の筒および前記第2の筒の一方(カム枠203)は、カム溝(第2カム溝222)を有し、
前記第1の筒および前記第2の筒の他方(1群枠201)は、前記カム溝と係合するカムフォロア(第2カムピン223)を有し、
前記第1の筒は、前記第2の筒の側に突出した第1の突起(第2補助ピン224)を有し、
前記第2の筒は、前記第1の筒の側に突出した第2の突起(第1補助ピン221)を有し、
前記第1の筒は、前記カムフォロアが前記カム溝に沿って移動するときに前記第2の突起(第1補助ピン221)が移動する移動軌跡に沿って形成された第1の壁(壁230)を有し、
前記第2の筒は、前記カムフォロアが前記カム溝に沿って移動するときに前記第1の突起(第2補助ピン224)が移動する移動軌跡に沿って形成された第2の壁(第1補助溝225)を有する。
これにより、外力が加わったときにカムフォロアに作用する力を緩和することができる。また、そのようなレンズ鏡筒の設計自由度が高い。
ここに開示された技術は、たとえば、デジタルカメラ、カムコーダ、フィルムカメラ、携帯電話、プロジェクター等の投射光学系を有する機器等に用いられる、レンズ鏡筒として利用可能である。
1 デジタルカメラ
100 レンズ鏡筒
O 光学系
AX 光軸
101 1群枠
102 1群直進枠
103 カム枠
104 2群直進枠
105 ブレ補正枠
106 シャッターユニット
107 固定枠
108 3群枠
110 CCD
G1 第1レンズ群
112 第1カム溝
113 第1直進案内溝
114 第1駆動ギア
115 取付部
116 ズームモーターユニット
117 筒部
118 第1フランジ部
119 第1カムピン
120 ギア部
121 第1バヨネット係合部
122AT 移動軌跡
122BT 移動軌跡
122A 第2前方カムピン
122B 第2後方カムピン
122 第2カムピン
123 第3カム溝
124 壁面
125A 第4前方カム溝
125B 第4後方カム溝
125 第4カム溝
126 第2バヨネット係合部
127 第1直進案内凸部
128 第2直進案内溝
129 第3バヨネット係合部
130 第2フランジ部
131 腕部
132 第2直進案内凸部
133 第4バヨネット係合部
134 バリアユニット
135 バリア部
136 第3直進案内凸部
137T 移動軌跡
137 第3カムピン
138A 第2前方カム溝
138B 第2後方カム溝
138 第2カム溝
139A 第4前方カムピン
139B 第4後方カムピン
139 第4カムピン
140 第3直進案内溝
141 直進ガイド部
142 回転防止部
143 ナット係合部
144 第1ガイドポール
145 第2ガイドポール
146 CCD取付板
147 開口部
148 フォーカスモーターユニット
149 ナット
200 レンズ鏡筒
201 1群枠
203 カム枠
221 第1補助ピン
221T 移動軌跡
222 第2カム溝
223 第2カムピン
224 第2補助ピン
224T 移動軌跡
225 第1補助溝
230 壁

Claims (3)

  1. 外側または内側の一方の側面に、第1のカム溝と、第1のカムフォロアとを有する、第1の筒と、
    前記第1の筒の前記側面側に配置され、前記第1のカムフォロアと係合する第2のカム溝と、前記第1のカム溝と係合する第2のカムフォロアとを有する、第2の筒と、
    を備え、
    前記第2のカムフォロアの前記第1のカム溝と係合する部分の幅の最大値は、前記第1のカムフォロアの前記第2のカム溝と係合する部分の幅の最大値よりも、広く、
    前記第2の筒が、前記第1の筒に対して相対的に回転し、前記第1の筒に対して相対的に回転軸方向に移動するとき、前記第1のカムフォロアが移動する領域の一部は、前記第2の筒の前記回転軸方向の端部よりも外側に位置している、カム機構
  2. 前記第1のカムフォロアは、前記領域の一部に位置しているとき、
    前記第1の筒と前記第2の筒が繰り込む方向の力を受けると、前記第2の筒と接触する、
    請求項1に記載のカム機構
  3. 被写体の光学像を形成する光学系と、
    前記光学系に含まれる少なくとも1枚のレンズを支持する第1の筒と、
    前記第1の筒の内側または外側に設けられた第2の筒と、を備え、
    前記第1の筒および前記第2の筒の一方は、カム溝を有し、
    前記第1の筒および前記第2の筒の他方は、前記カム溝と係合するカムフォロアを有し、
    前記第1の筒は、前記第2の筒の側に突出した第1の突起を有し、
    前記第2の筒は、前記第1の筒の側に突出した第2の突起を有し、
    前記第1の筒は、前記カムフォロアが前記カム溝に沿って移動するときに前記第2の突起が移動する移動軌跡に沿って形成された第1の壁を有し、
    前記第2の筒は、前記カムフォロアが前記カム溝に沿って移動するときに前記第1の突起が移動する移動軌跡に沿って形成された第2の壁を有する、レンズ鏡筒。
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