JP4971647B2 - 撮影鏡筒及び撮像装置 - Google Patents

撮影鏡筒及び撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP4971647B2
JP4971647B2 JP2006041352A JP2006041352A JP4971647B2 JP 4971647 B2 JP4971647 B2 JP 4971647B2 JP 2006041352 A JP2006041352 A JP 2006041352A JP 2006041352 A JP2006041352 A JP 2006041352A JP 4971647 B2 JP4971647 B2 JP 4971647B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
barrel
rectilinear
cam ring
group
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2006041352A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007219304A (ja
Inventor
俊之 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2006041352A priority Critical patent/JP4971647B2/ja
Publication of JP2007219304A publication Critical patent/JP2007219304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4971647B2 publication Critical patent/JP4971647B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Lens Barrels (AREA)

Description

本発明は、光学部品としてのレンズを保持する撮影鏡筒及び撮像装置に関する。
従来、カメラ本体に装着した沈胴式鏡筒によりレンズを光軸方向へ移動(進退)させることで、変倍動作及び合焦動作を行うカメラがある。沈胴式鏡筒としては、カム駆動によりレンズの移動を行うものがある。撮影倍率が2倍から3倍程度の沈胴式鏡筒は、鏡筒を構成する固定筒から、移動カム環と第1レンズ群を保持する1群鏡筒の2個の筒を繰り出す二段構成をとるのが一般的である。
上記沈胴式鏡筒としては次のようなものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。該鏡筒は、固定筒と移動カム環の筒内面にカム溝を形成し、移動カム環は固定筒に係合し、1群レンズ鏡筒と2群レンズ鏡筒は移動カム環に係合する。更に、移動カム環に対し回転自在且つ一体で移動する直進筒により、1群レンズ鏡筒と2群レンズ鏡筒の光軸方向への直進移動を規制する。これにより、鏡筒を光軸方向へ移動させるズーム駆動機構を構成している。
この場合、1群レンズ鏡筒の直進規制は、1群レンズ鏡筒の周方向に120度の等間隔で形成された軸穴に圧入されるカムフォロアの回りに設けた突起部を、直進筒の直進溝穴に嵌合させて光軸方向へガイドすることで行っている。
また、上記沈胴式鏡筒としては次のようなものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。該鏡筒は、差動筒(カム筒)に駆動ピンを固定し、駆動ピンの一端を直進ガイドの抜け止めとし、駆動ピンの他端を駆動リングからの駆動力の伝達ピンとしている。これにより、1つの駆動ピンに、直進筒と差動筒を一体的に保持する抜け止め用の機能と動力伝達用の機能との2つの機能をもたせている。
特開2000−194045号公報(図10) 特開平7−43584号公報
しかしながら、上記特許文献1で示される鏡筒を直進移動させる場合、1群レンズ鏡筒と直進筒に同じ系列の材料を使用している場合が多いため、1群レンズ鏡筒と直進筒が固着する恐れがある。また、1群レンズ鏡筒に設ける直進ガイド用の突起部は、カムフォロアの軸径よりも大きい径で構成しなければならない。そのため、1群レンズ鏡筒の突起部に嵌合する側の直進筒には大きな直進ガイドを形成しなければならず、その結果、直進筒は脆弱な構造となる欠点があった。
その欠点を解消するために、直進筒の肉厚を増やし強固な構造にすることが要望されているが、肉厚を増やした分だけ鏡筒の径が増大するため、昨今の鏡筒の小型化及び軽量化という面においては不利であった。
また、上記特許文献2で示される鏡筒においては、差動筒に固定される駆動ピンに、直進筒と差動筒を一体的に保持する抜け止め用の機能と動力伝達用の機能とを兼用させている。即ち、直進筒の円筒周面に設けた溝部に駆動ピンの一端を係合せしめ、直進筒と差動筒との一体動作を実現している。しかし、駆動ピンを直進ガイドのキー部材として利用するには至っていない。
本発明の目的は、撮影鏡筒を構成する部材の肉厚を増やすことなく強固な構造とすることで送り精度め、更にコンパクトな構造とすることを可能とした撮影鏡筒及び撮像装置を提供することにある。
上述の目的を達成するために、本発明の撮影鏡筒は、撮影用の光学部品を保持する筒状の部品保持筒と、前記部品保持筒の周壁部を貫通して圧入されるカムフォロアと、前記部品保持筒の内周側に配置されると共にカム溝を有し、前記部品保持筒を光軸方向に駆動する筒状の移動カム筒と、前記部品保持筒の外周側に配置されると共にキー溝を有し、前記部品保持筒の光軸方向への直進移動を規制する筒状の直進筒とを備え、前記直進筒は、前記直進筒の周方向において前記キー溝と位相が異なる位置に前記キー溝に隣接させ且つ連通して配設され且つ前記カムフォロアが挿入可能な組み込み用溝と、前記組み込み用溝に連通して配設され且つ前記部品保持筒に圧入された前記カムフォロアが挿通可能な貫通穴部と、を更に有し、前記カムフォロアの一端部を前記直進筒の前記キー溝に嵌合させ、前記カムフォロアの他端部を前記移動カム筒の前記カム溝に係合させることを特徴とする。
本発明によれば、撮影鏡筒を、部品保持筒に圧入したカムフォロアの一端部を直進筒のキー溝に嵌合させ、カムフォロアの他端部を移動カム筒のカム溝に係合させる構造としている。これにより、直進筒の肉厚を増やすことなく、強固な撮影鏡筒を構成することができると共に、送り精度めることができ、更にコンパクトな構造の撮影鏡筒を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る撮像装置としての3段沈胴式カメラに装着される撮影鏡筒としてのレンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図である。図2(a)は、レンズ鏡筒の沈胴時における断面構造を示す断面図である。図2(b)は、レンズ鏡筒のワイドアングル(以下、ワイドと略称表記)撮影時における断面構造を示す断面図である。図2(c)は、レンズ鏡筒のテレスコープ(以下、テレと略称表記)撮影時における断面構造を示す断面図である。
図1及び図2において、レンズ鏡筒は、1群鏡筒8、フォロアピン10、第1直進筒13、第1移動カム環15、第2直進筒16、第2移動カム環20、2群鏡筒19、第3移動カム環17、駆動環26、固定筒27、3群鏡筒28、基部32等を備えている。これらの1群鏡筒8、第1直進筒13、第1移動カム環15から3群鏡筒28までの各部材は、筒状の部材として構成されている。
以下ではレンズ鏡筒の各部の詳細構成について、各部の機能及び動作とともに、図1及び図2並びに図3乃至図11を参照しながら詳細に説明する。
基部32は、レンズ鏡筒の後端部に配設されるベースとなる部材であり、該基部32の前端部にネジにより固定される固定筒27と共にレンズ鏡筒(鏡筒ユニットの構造体)を構成する。固定筒27の外周部には、駆動環26が嵌合している。駆動環26の外周部には、ギア歯26aが形成されている。ズームモータ41の回転駆動力は、ギア42〜46により減速され、ギア歯26aを介して駆動環26に伝達される。
図9(a)に示すように、ギア42には、3枚のプロペラ42aが取り付けられている。ギア42の近傍には、ギア42の回転に伴うプロペラ42aの有無を検知するフォトインタラプタ36、37が配置されている。プロペラ42aが時計回り(CW)、反時計回り(CCW)にそれぞれ回転する時、フォトインタラプタ36、37は、それぞれ図9(b)、図9(c)に示す波形を出力する。
制御部(不図示)によりフォトインタラプタ36、37の出力波形の違いを読み取ることで、ズームモータ41の回転方向を検知することが可能になっている。また、制御部によりフォトインタラプタ36、37の出力波形の波数をカウントすることで、レンズ鏡筒の繰り出し位置を検知することが可能になっている。
鏡筒カバー25は、ギア42〜46(ズームギア列)や駆動環26を覆う役目を果たしているほか、ファインダユニット61の取り付け地板としての役目を有する。防砂リング24は、鏡筒カバー25と後述の直進ガイドキー23との間に装着されるものであり、レンズ鏡筒内部への砂塵等の進入を防止する。尚、符号5はトーションバネ、符号11は引っ張りバネである。符号12はバリア開閉部材であり、バヨネット12a、突起部12bを有する。符号51はフォーカスモータである。
固定筒27は、内径部にカム溝27bを備えると共に、該カム溝27bと同じ軌跡を持つ貫通穴27cを備えている。固定筒27のカム溝27bには、第2移動カム環20の外周面に配設された穴20eに圧入されている金属製のフォロアピン21が係合している。固定筒27の貫通穴27cには、第2移動カム環20の外周部に配設された突起部20aが貫通している。
第2移動カム環20の突起部20aの先端部は、駆動環26の内周面に配設されたキー溝26bと嵌合している。このため、第2移動カム環20は、駆動環26の回動に伴い、固定筒27のカム溝27bに沿って回動しながら光軸方向に繰り出される。ここで、駆動環26と固定筒27が、第1の進退手段101として機能する。尚、第1の進退手段101としては、固定筒27に雌ヘリコイドを形成すると共に第2移動カム環20に雄ヘリコイドを形成することで、第2移動カム環20を回転させながら繰り出すように構成してもよい。
直進ガイドキー23は、円環形状に形成されており、円環形状部から直進キー部23a及び曲げ部23bを立ち曲げた形状で配設されている。また、直進ガイドキー23の円環形状部の外縁には、3箇所の曲げ部23dがそれぞれ不等間隔且つ異なる形状で配設されている。直進ガイドキー23の曲げ部23dは、第2移動カム環20の内周面の径方向に沿って配設された溝20dに嵌合している。
また、直進ガイドキー23の円環形状部の外縁には、3箇所の凸部23cが120度の等間隔で配設されている。直進ガイドキー23の凸部23cは、固定筒27の内周面に光軸方向に配設されたキー溝27aに嵌合している。このため、直進ガイドキー23は、第2移動カム環20が回動されても、固定筒27のキー溝27aにガイドされて光軸方向に移動する。遮光シート22は、直進ガイドキー23の端面に取り付けられる部材であり、レンズ鏡筒外部から進入してくる光線を遮蔽する。
第1直進筒13は、1群鏡筒8の光軸方向への直進移動を規制する部材である。1群鏡筒8は、第1レンズ群6を保持する第1レンズホルダ7を保持している。1群鏡筒8の周壁部には、穴8c、8dが周方向に120度の等間隔で配設されている。1群鏡筒8の穴8c、8dには、先端にテーパ部10cを有するフォロアピン10とサブフォロアピン9がそれぞれ3本ずつ内周側から圧入されている。
この場合、図10(a)に示すように、フォロアピン10の軸部は、突出部10aと鏡筒圧入部10bとから構成されている。図10(a)は、1群鏡筒8と第1直進筒13とフォロアピン10の位置を光軸に平行な面で切断した部分的な断面図である。フォロアピン10の軸部の長さLは、1群鏡筒8の肉厚Tよりも長く設定されている。1群鏡筒8に対するフォロアピン10の圧入後は、1群鏡筒8の外周面からフォロアピン10の突出部10aが突出(露出)する。フォロアピン10の突出部10a(一端部)と、第1直進筒13の内面に配設されたキー溝13aとが嵌合している。これにより、1群鏡筒8は第1直進筒13に対して光軸方向へ直進ガイドされる。
第1直進筒13の非対物側の端面には、リブ13cが配設されている。これにより、1群鏡筒8は、非対物側(図1の右側)から第1直進筒13に組み付けることができない構成になっている。そのため、1群鏡筒8は、対物側(図1の左側)から第1直進筒13に組み付けることになる。
この場合、1群鏡筒8にフォロアピン10を前もって組み付けてしまうと、フォロアピン10の突出部10aが第1直進筒13と干渉するため、1群鏡筒8を第1直進筒13に組み付けることができない。従って、1群鏡筒8に対するフォロアピン10の完全な組み付けは、1群鏡筒8を第1直進筒13に組み付けた後に行う必要がある。
ただし、フォロアピン10の突出部10aが1群鏡筒8から突出しない位置において仮止めした後に、1群鏡筒8を第1直進筒13に組み付けてもよい。しかし、1群鏡筒8に対するフォロアピン10の完全な組み付け(圧入)は、1群鏡筒8を第1直進筒13に組み付けた後に行うことに変わりはない。
図2(a)に示すように、1群鏡筒8は第1直進筒13の内周側に収まった状態であるが、この状態では回転位相や光軸方向の位置を規定するものは何もない。この状態で第1直進筒13の内面に配設されているキー溝13aに狙いを付けて1群鏡筒8にフォロアピン10の圧入を行うと、キー溝13aを傷つける恐れが大いにある。これは、組み立て上望ましくない。
そこで、第1直進筒13の周方向においてキー溝13aとは位相の異なる位置に、ある程度幅に余裕を持たせた溝13dをキー溝13aに隣接させ且つ連通させて配設している(図11参照)。1群鏡筒8に対するフォロアピン10の圧入作業は、溝13dを介して行う。
図11は、第1直進筒13の内面を部分的に展開した状態を示す図である。第1直進筒13の溝13dは、キー溝13aと「コ」の字状に繋がっている。1群鏡筒8へのフォロアピン10の圧入作業の完了後、1群鏡筒8を対物方向にスライドさせ、キー溝13aの位置に回転させ、結像面側に1群鏡筒8をスライドさせて組み立てを完了する。
ただし、第1直進筒13の内面のキー溝13aが第1直進筒13の端部まで設けてある場合においては、上記の組み立て作業は不要になる。この場合は、レンズ鏡筒の外側にキー溝13aが露出している状態になるので、その露出箇所に目隠しの部材を貼り付けることで、見栄えを良くすることが望まれる。
また、第1直進筒13において、1群鏡筒8にフォロアピン10を圧入するための組み込み位相溝として用いられる溝13dの根元付近には、穴部13eが形成されている。第1直進筒13の穴部13eは、万が一、レンズ鏡筒の組み立てに不備や不都合が生じ、レンズ鏡筒の分解を余儀なくされた場合を想定して形成したものである。
フォロアピン10の抜き取り作業時には、先ず、1群鏡筒8に既に圧入されたフォロアピン10の突出部10aを溝13dの位置に配置し、フォロアピン10の突出部10aを目視できる位置まで1群鏡筒8を押し込む(図10(c))。次に、その位置において金属等の棒状の部材によりフォロアピン10の後端面を突く。これにより、1群鏡筒8から第1直進筒13の穴部13eを介してフォロアピン10の抜き取り作業を行うことができるようにしている。
1群鏡筒8の対物側前面には、レンズ鏡筒の沈胴時(図2(a))にレンズを保護するためのレンズバリアとしてのバリア羽根4が配置されている。1群鏡筒8に配設された軸部8aは、バリア羽根4の裏面に配設された突起部4a(不図示)の中心に形成してある軸穴と嵌合し、回動可能になっている。尚、図1に示すバリア羽根4と同一形状のバリア羽根(不図示)が、バリア羽根4に対し180度の回転対称な位置に配置される。
第1移動カム環15は、その外周部に不等間隔で配設された突起部15bと、筒端部に略対角に配設された突起部15aとを備えている。第1移動カム環15は、カム駆動により1群鏡筒8を光軸方向に駆動する。第1移動カム環15の突起部15aと突起部15bとの間に、第1直進筒13の内周部に形成されているリブ13cが挿み込まれる。第1直進筒13のリブ13cには、第1移動カム環15の突起部15bと同じ位相で切り欠き部13dが配設されている。これにより、第1直進筒13の後方(結像面側)から第1移動カム環15を組み込むことができる。
第1移動カム環15に突起部15bを不等間隔で配設しているため、第1直進筒13と第1移動カム環15は、互いに組み込み位相以外では回転自在でありながら一体的に光軸方向に移動が可能である。第1移動カム環15の筒端部に略対角に配設された突起部15aの先端は、第2移動カム環20の内周面に配設されたキー溝20bに嵌合している。これにより、第2移動カム環20の回転力を第1移動カム環15に伝達する。
また、第1直進筒13の切り欠き部13dの一部は、直進ガイドキー23により直進ガイドされるためのガイドキー溝部として作用し、直進ガイドキー23のキー部23aの幅方向で嵌合している(図4参照)。第1直進筒13の外周部には、等間隔で3箇所に穴部13bが配設されている。
第1直進筒13の穴部13bには、フォロアピン14が圧入されている。フォロアピン14は、第2移動カム環20の内周面に配設されたカム溝20cと係合している。第2移動カム環20が回動すると、第1直進筒13は第2移動カム環20のカム溝20cに沿って光軸方向へ駆動される。ここで、第2移動カム環20と直進ガイドキー23は、第2の進退手段102として機能する。
第1移動カム環15の外周面と内周面には、それぞれカム溝15e、15dが配設されている。第1移動カム環15の外周面に配設されているカム溝15eは、1群鏡筒8に圧入されているフォロアピン10の他端部及びサブフォロアピン8と係合している。これにより、1群鏡筒8は、第1移動カム環15の回転に伴い、第1移動カム環15のカム溝15eに沿って光軸方向へカム駆動される。ここで、第1移動カム環15と第1直進筒13は、第3の進退手段103として機能する。
上述したように、ズームモータ41の回転に伴い駆動環26を介して伝達された駆動力は、第1の進退手段101、第2の進退手段102、第3の進退手段103を経て伝達される。これにより、第1レンズ群6を保持する1群鏡筒8を光軸方向に進退させることになる。
第1移動カム環15の内周面に配設されているカム溝15dは、第2直進筒16の外周面に配設されているフォロア部16aと係合する。第2直進筒16の外周には第3移動カム環17が嵌合している。第3移動カム環17は、第2直進筒16に対して光軸方向を中心に回転自在となっている。
また、第3移動カム環17は、第2直進筒16の縁に配設された3箇所の突起16cと第2直進筒16の対物方向に配設された端部のリブとの間に狭持されている(図6、図7(b)参照)。このため、第3移動カム環17は、光軸方向へ抜け落ちないようになっている。これにより、第2直進筒16と第3移動カム環17は一体となって光軸方向への移動が可能となっている。
第3移動カム環17の外周面には、突起部17aが配設されている。第3移動カム環17の突起部17aは、第1移動カム環15の内周面に光軸方向に刻まれているキー溝部15cと嵌合している。このため、第1移動カム環15が回転すると、その回転に伴い第3移動カム環17も回転する。
第2直進筒16には、直進ガイドキー穴16bが配設されており、直進ガイドキー穴16bには、直進ガイドキー23の曲げ部23bが嵌まる。これにより、第2直進筒16は、直進ガイドキー23により光軸方向へガイドされる(図5参照)。従って、第1移動カム環15の回転駆動に伴い、第2直進筒16は第1移動カム環15の内周面に刻まれているカム溝15dに沿って光軸方向へ移動する。このとき、第3移動カム環17は、第2直進筒16と一体的に構成されているために光軸方向へ移動するが、第1移動カム環15と共に回転動作することになる。
2群鏡筒19は、第2レンズ群18、光量を調整する絞り羽根(不図示)、及び光線を遮蔽するシャッタ羽根(不図示)を駆動する機構を備えている。2群鏡筒19の外周部の先端にテーパ部を有する固定フォロア部19aと、圧縮バネ33により付勢された可動カムフォロア34(図3参照)とが等分に配置されている。固定フォロア部19aと可動カムフォロア34は、第3移動カム環17の内周部に配設されたカム溝17bに係合している。また、固定フォロア部19aと可動カムフォロア34は、第2直進筒16に光軸方向に配設された直進ガイド穴16dに嵌合している。
図7(a)は、第2直進筒16と第3移動カム環17の内周面を平面に展開した状態を示す模式図、図7(b)は、断面図である。図7(a)では、第3移動カム環17が紙面左右方向に回転動作することを意味している。第3移動カム環17の紙面左右方向の回転動作に伴い、第3移動カム環17のカム溝17bに係合する2群鏡筒19の固定フォロア部19aは、カム溝17bに沿って移動する。
2群鏡筒19は、第2直進筒16の直進ガイド穴16dにより直進方向の移動が規制される。このため、2群鏡筒19は、第2直進筒16と第3移動カム環17のカム機構で構成される進退手段104により光軸方向へ駆動(進退)されることになる。尚、進退手段104は、カム機構に限定されるものではない。例えばリニアアクチュエータにより2群鏡筒19を光軸方向へ駆動してもよいし、スクリューと直進ガイドにより2群鏡筒19を光軸方向へ駆動してもよい。
このように、第1レンズ群6を保持する1群鏡筒8を進退させる第1の進退手段101、第2の進退手段102、第3の進退手段103からなる一連の進退手段の途中に、進退手段104を個別に配設している。進退手段104は、第2レンズ群18を保持する2群鏡筒19を進退させる。
図8(a)〜図8(c)は、第1移動カム環15、第2直進筒16、及び第3移動カム環17の内周面を平面に展開した状態を示す模式図である。今、カメラのレンズ鏡筒を含むシステムの電源が「切断」状態にあり、レンズ鏡筒が沈胴状態にあるものとする。レンズ鏡筒の沈胴状態の一部を図示したものが図8(a)である。操作者がレンズ鏡筒の沈胴状態からシステムの電源を投入すると、ズームモータ41に電流が流され回転力が発生する。
ズームモータ41の回転力は、減速ギア列42〜46を介して駆動環26に伝達され、更に第2移動カム環20、第1移動カム環15へと回転力が伝達される。第1移動カム環15は、伝達された回転力により図8(a)の紙面右側へ移動を開始する。この場合、第1移動カム環15に配設されたカム溝15dには、第2直進筒16のフォロア部16aが係合している。更に、第2直進筒16は、直進ガイドキー23により光軸方向への直進動作がガイドされている。これにより、第2直進筒16は、第1移動カム環15のカム溝15dに沿って図8(a)の紙面下方へ移動していく。
また、第3移動カム環17は、第2直進筒16に対して光軸周りに回転自在でありながら、第2直進筒16と一体的に構成されている。このため、第3移動カム環17は、第2直進筒16と共に光軸に沿って移動する。ここで、第3移動カム環17の外周部に配設された駆動キー17aが、第1移動カム環15のキー溝部15cに嵌合している。これにより、第1移動カム環15の回転力は第3移動カム環17に伝達される。
上述したように、2群鏡筒19の外周部に配設された固定フォロア部19aと、2群鏡筒19を調心するために圧縮バネ33により付勢された可動カムフォロア34は、第3移動カム環17に配設されたカム溝17bに係合している。また、固定フォロア部19aと可動カムフォロア34は、第2直進筒16の直進ガイド穴16dに嵌合している。これにより、2群鏡筒19は、光軸方向へ直進ガイドされ、第3移動カム環17が回転駆動されるに伴い光軸方向へ駆動されることになる。やがて、2群鏡筒19は、図8(b)に示すワイド撮影位置へと駆動され、撮影準備が整えられる。
次に、操作者がカメラに装備されたズームレバー(不図示)をテレ方向に操作することにより撮影光学系を変倍動作させた場合、ズームモータ41に電流が流れ、回転動作を開始する。ズームモータ41により発生した回転力は、減速ギア列42〜46を介して駆動環26に伝達され、第2移動カム環20、第1移動カム環15、そして第3移動カム環17へと伝達される。やがて、2群鏡筒19は、図8(c)に示すテレ撮影位置へと駆動される。
このとき、ワイド撮影位置からテレ撮影位置にかけて2群鏡筒19が光軸方向へ移動する移動量は、以下の変位量と移動量の合計に相当する。即ち、第1移動カム環15のカム溝15dにおけるワイド撮影位置からテレ撮影位置までの光軸方向の変位量と、第3移動カム環17のカム溝17bにおけるワイド撮影位置からテレ撮影位置までの光軸方向の移動量の合計に相当する。これにより、2群鏡筒19の移動ストロークを稼ぐことに寄与すること、即ち、撮影光学系の変倍倍率の高倍率化を可能にしている。
しかも、2群鏡筒19は可動カムフォロア34の調心機構を備えている。これにより、2群鏡筒19の偏心による光学性能の劣化を回避することができる。更に、光学性能の劣化回避ばかりでなく、レンズ鏡筒を構成する各部材が高精度に駆動可能なカム駆動であるため、安定した光学性能を保証することを実現している。
以上説明したように、本実施の形態によれば、第1移動カム環15は、1群鏡筒8の内周側に配置されると共にカム溝15eを有し、カム駆動により1群鏡筒8を光軸方向に駆動する。第1直進筒13は、1群鏡筒8の外周側に配置されると共にキー溝13aを有し、1群鏡筒8の光軸方向への直進移動を規制する。フォロアピン10の一端部が第1直進筒13のキー溝13aに嵌合し、フォロアピン10の他端部が第1移動カム環15のカム溝15eに係合する。これにより、第1直進筒13の肉厚を増やすことなく、強固なレンズ鏡筒を構成することができると共に、送り精度の高いレンズ鏡筒を提供することができる。
また、第1直進筒13は、該第1直進筒13の周方向において位相が異なる位置にキー溝13aに連通して配設され且つフォロアピン10が挿入可能な幅に余裕を持たせた溝13dを有する。これにより、フォロアピン10を1群鏡筒8に圧入する際は、第1直進筒13の溝13dを介して圧入作業を行うことができるため、組み立て性を考慮したレンズ鏡筒を提供することができる。
また、第1直進筒13は、溝13dの根元付近に配設され且つ1群鏡筒8に圧入されたフォロアピン10の抜き取りが可能な穴部13eを有する。これにより、レンズ鏡筒を分解する際は、1群鏡筒8に圧入されているフォロアピン10を穴部13eを介して抜き取ることができるため、分解しやすいレンズ鏡筒を提供することができる。
また、第1直進筒13は、該第1直進筒13の非対物側の端部に配設され且つ第1直進筒13の非対物側からの1群鏡筒8の組み込みを阻止するリブ13cを有する。これにより、1群鏡筒8は必然的に第1直進筒13の対物側から組み込むことになるため、見栄えの良いレンズ鏡筒を提供することができる。
[他の実施の形態]
上記実施の形態では、レンズ鏡筒が着脱自在に装着される撮像装置として3段沈胴式カメラを例に挙げたが、これに限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない範囲で任意の段数の沈胴式カメラに適用することが可能である。
本発明の実施の形態に係る撮像装置としての3段沈胴式カメラに装着される撮影鏡筒としてのレンズ鏡筒の構成を示す分解斜視図である。 (a)は、レンズ鏡筒の沈胴時における断面構造を示す断面図、(b)は、レンズ鏡筒のワイド撮影時における断面構造を示す断面図、(c)は、レンズ鏡筒のテレ撮影時における断面構造を示す断面図である。 2群鏡筒における可動カムフォロアの配置状態を示す断面図である。 第1直進筒と直進ガイドキーの構成を示す斜視図である。 第2直進筒と直進ガイドキーの構成を示す斜視図である。 第2直進筒と第3移動カム環の構成を示す斜視図である。 (a)は、第2直進筒と第3移動カム環の内周面を平面に展開した状態を示す模式図、(b)は、断面図である。 (a)〜(c)は、第1移動カム環、第2直進筒、及び第3移動カム環の内周面を平面に展開した状態を示す模式図である。 (a)は、ズームモータの回転検出機構を示す図、(b)は、ズームモータの減速機構のプロペラが時計回りに回転する時のフォトインタラプタの出力波形を示す図、(c)は、プロペラが反時計回りに回転する時のフォトインタラプタの出力波形を示す図である。 (a)は、1群鏡筒と第1直進筒とフォロアピンの位置を光軸に平行な面で切断した部分的な断面図、(b)は、1群鏡筒と第1直進筒とフォロアピンを示す斜視図、(c)は、1群鏡筒と第1直進筒とフォロアピンを示す図である。 第1直進筒の内周面を部分的に展開した状態を示す模式図である。
符号の説明
6 第1レンズ群(光学部品)
8 1群鏡筒(部品保持筒)
10 フォロアピン(カムフォロア)
10a 突出部(一端部)
13 第1直進筒(直進筒)
13a キー溝(キー溝)
13b 穴部
13c リブ(阻止部)
13d 溝(組み込み用溝)
13e 穴部(貫通穴部)
15 第1移動カム環(移動カム筒)
15e カム溝(カム溝)
16 第2直進筒
17 第2移動カム環
18 第2レンズ群
19 2群鏡筒
20 第3移動カム環
23 直進ガイドキー
26 駆動環
27 固定筒
28 3群鏡筒
29 第3レンズ群

Claims (2)

  1. 撮影用の光学部品を保持する筒状の部品保持筒と、
    前記部品保持筒の周壁部を貫通して圧入されるカムフォロアと、
    前記部品保持筒の内周側に配置されると共にカム溝を有し、前記部品保持筒を光軸方向に駆動する筒状の移動カム筒と、
    前記部品保持筒の外周側に配置されると共にキー溝を有し、前記部品保持筒の光軸方向への直進移動を規制する筒状の直進筒とを備え、
    前記直進筒は、前記直進筒の周方向において前記キー溝と位相が異なる位置に前記キー溝に隣接させ且つ連通して配設され且つ前記カムフォロアが挿入可能な組み込み用溝と、前記組み込み用溝に連通して配設され且つ前記部品保持筒に圧入された前記カムフォロアが挿通可能な貫通穴部と、を更に有し、
    前記カムフォロアの一端部を前記直進筒の前記キー溝に嵌合させ、前記カムフォロアの他端部を前記移動カム筒の前記カム溝に係合させることを特徴とする撮影鏡筒。
  2. 前記請求項1に記載の撮影鏡筒が装着されることを特徴とする撮像装置。
JP2006041352A 2006-02-17 2006-02-17 撮影鏡筒及び撮像装置 Active JP4971647B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006041352A JP4971647B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 撮影鏡筒及び撮像装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006041352A JP4971647B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 撮影鏡筒及び撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007219304A JP2007219304A (ja) 2007-08-30
JP4971647B2 true JP4971647B2 (ja) 2012-07-11

Family

ID=38496667

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006041352A Active JP4971647B2 (ja) 2006-02-17 2006-02-17 撮影鏡筒及び撮像装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4971647B2 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5517654B2 (ja) * 2010-02-05 2014-06-11 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置
US8520328B2 (en) 2010-02-05 2013-08-27 Canon Kabushiki Kaisha Lens barrel and imaging apparatus
JP5517653B2 (ja) * 2010-02-05 2014-06-11 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒及び撮像装置
WO2012073518A1 (ja) 2010-12-03 2012-06-07 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒およびカム機構
JP5884051B2 (ja) 2011-01-24 2016-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JP5884038B2 (ja) 2011-01-24 2016-03-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
WO2012102001A1 (ja) 2011-01-24 2012-08-02 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
JPWO2012102007A1 (ja) 2011-01-24 2014-06-30 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
WO2012102006A1 (ja) 2011-01-24 2012-08-02 パナソニック株式会社 レンズ鏡筒
JP5934946B2 (ja) 2011-01-24 2016-06-15 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒
JP5759754B2 (ja) * 2011-03-03 2015-08-05 日東光学株式会社 鏡筒駆動機構
JP6020816B2 (ja) 2012-01-13 2016-11-02 パナソニックIpマネジメント株式会社 レンズ鏡筒

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3548470B2 (ja) * 1999-11-15 2004-07-28 ペンタックス株式会社 ズームレンズ鏡筒
JP2003075711A (ja) * 2001-09-06 2003-03-12 Olympus Optical Co Ltd ズームレンズ鏡筒
JP4504697B2 (ja) * 2003-02-03 2010-07-14 Hoya株式会社 レンズ鏡筒の直進案内機構
JP4181896B2 (ja) * 2003-02-26 2008-11-19 キヤノン株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007219304A (ja) 2007-08-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4971647B2 (ja) 撮影鏡筒及び撮像装置
JP4817877B2 (ja) レンズ装置および撮像装置
JP5791404B2 (ja) レンズ鏡筒およびそれを有する撮像装置
JP2007199312A (ja) レンズ鏡筒
JP5253849B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2007279310A (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP4455350B2 (ja) 撮像装置
JP5172376B2 (ja) 光学装置の遮光構造
JP2008090266A (ja) レンズ駆動装置、ズームレンズ駆動装置およびカメラ
JP4587437B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮影装置
JP4763342B2 (ja) レンズ鏡筒及び撮像装置
JP2011150132A (ja) レンズ鏡筒
JP2007033961A (ja) レンズ駆動装置
JP4471371B2 (ja) レンズ鏡筒および光学装置
JP4953969B2 (ja) レンズ鏡筒および撮像装置
JP5475554B2 (ja) レンズ鏡筒
JP2015138169A (ja) 光学機器
JP4703343B2 (ja) レンズ駆動装置
JP2008197455A (ja) 鏡筒
JP2011022321A (ja) レンズ鏡筒及びカメラ
JP4668149B2 (ja) 沈胴式のカメラ用レンズ鏡胴
JP2014106277A (ja) レンズ鏡筒
JP5504106B2 (ja) レンズ鏡胴及び撮像装置
JP4441763B2 (ja) 光学装置のレンズ鏡筒
JP2011017790A (ja) レンズ鏡筒及びカメラ

Legal Events

Date Code Title Description
RD05 Notification of revocation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7425

Effective date: 20070626

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090209

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110324

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110610

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110805

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120110

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20120312

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20120403

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20120406

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4971647

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150413

Year of fee payment: 3