JP2002333566A - レンズ装置および撮像装置 - Google Patents

レンズ装置および撮像装置

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JP2002333566A
JP2002333566A JP2001205776A JP2001205776A JP2002333566A JP 2002333566 A JP2002333566 A JP 2002333566A JP 2001205776 A JP2001205776 A JP 2001205776A JP 2001205776 A JP2001205776 A JP 2001205776A JP 2002333566 A JP2002333566 A JP 2002333566A
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helicoid
lens
lens group
frame
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Kazuo Rikukawa
和男 陸川
Kohei Kaneko
晃平 金子
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 持ち運びの際などに加わる様々な振動や衝撃
に起因した構造内のガタやレンズ群の配置ズレを生じに
くくすること。 【解決手段】 レンズ装置が収納状態にある場合、レン
ズ群1を固定する固定部材6のヘリコイド6aと筒8の
ヘリコイド8bとが係合し、レンズ群2を固定する固定
部材7のヘリコイド7aと筒8のヘリコイド8cとが係
合している。これにより、固定部材6,7が接触面積の
大きいヘリコイド6a,7a,8b,8cを介して固定
されるため、持ち運びの際などに加わる様々な振動や衝
撃に起因した構造内のガタやレンズ群1,2の配置ズレ
を生じにくくすることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、焦点距離可変のレ
ンズ群を収納可能なレンズ装置および撮像装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図12は、特開平2−6914号公報記
載の従来のレンズ装置のカム環の側面図であり、図13
は、図12に示す従来のレンズ装置の動作を説明する断
面図である。
【0003】図12において、カム環106は、ズーミ
ング操作のためのカム環であり、カム溝106a,10
6bは、カム環106に形成されたカム溝である。
【0004】また、コロ107aは、従来のレンズ装置
のバリエータ107に設けられ、カム溝106aに嵌合
するものであり、コロ108aは、従来のレンズ装置の
コンペンセータ108に設けられ、カム溝106bに嵌
合するものである。
【0005】直進溝109aは、バリエータ107およ
びコンペンセータ108をカム環106の軸方向に直進
するように案内する案内溝である。
【0006】図13において、バリエータ107および
コンペンセータ108は、従来のレンズ装置の2群の光
学系である。カメラ本体110は、この従来のレンズ装
置を有するカメラの本体部分である。
【0007】次に、従来のレンズ装置の動作について説
明する。
【0008】カム環106を図12の方向Aに回転させ
ることでバリエータ107およびコンペンセータ108
が直進溝109aに案内されて図12の方向Bに移動す
る。
【0009】カム溝106a,106bにおけるα1〜
α2の区間で、コロ107a,108aが移動すること
で、ズーミング動作が行われる。
【0010】コロ107a,108aがα1の位置にあ
ると、カメラ本体110に対してバリエータ107およ
びコンペンセータ108は、図13(a)に示す位置に
ある。
【0011】次に、コロ107a,108aがα2の位
置にあると、カメラ本体110に対してバリエータ10
7およびコンペンセータ108は、図13(b)に示す
位置にある。
【0012】このようにバリエータ107およびコンペ
ンセータ108が移動してズーミング操作が行われる。
【0013】一方、カム溝106a,106bにおける
α2〜α4の区間で、コロ107a,108aが移動す
ることで、沈胴動作が行われる。
【0014】コロ107a,108aがα3の位置まで
移動すると、カメラ本体110に対してバリエータ10
7およびコンペンセータ108は、図13(c)に示す
位置に移動し、カメラ本体110内に収納される。
【0015】これにより、従来のレンズ装置がカメラ本
体110内に収納され、沈胴動作が完了する。
【0016】したがって、従来のレンズ装置では、コロ
107a,108aとカム溝106a,106bとのカ
ム機構により沈胴状態となるため、従来のレンズ装置を
カメラ本体110内に収納している状態では、コロ10
7a,108aとカム溝106a,106bとの接触だ
けで従来のレンズ装置が係止されることになる。
【0017】このような沈胴動作が可能なレンズ装置
は、本来、撮像装置の小型化などを目的とするものであ
り、レンズ装置がカメラ本体内に収納された状態で、例
えば鞄などに入れて気軽に持ち運ばれるものである。ま
た、このようなレンズ装置は、収納された状態にある時
間が長い。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
レンズ装置がカメラ本体110内に収納されている状態
では、コロ107a,108aとカム溝106a,10
6bとの接触だけで従来のレンズ装置が係止されるた
め、持ち運びの際などに加わる様々な振動や衝撃が構造
内のガタやレンズ群の配置ズレなどの原因になり易いと
いう問題がある。
【0019】本発明は、このような課題を鑑みてなされ
たもので、持ち運びの際などに加わる様々な振動や衝撃
に起因した構造内のガタやレンズ群の配置ズレを生じに
くくすることができるレンズ装置および撮像装置を得る
ことを目的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明のレンズ装置は、第1のレンズ群と、第1
のレンズ群を支える第1の固定部材と、第1の固定部材
に形成された第1のヘリコイドと、第2のレンズ群と、
第2のレンズ群を支える第2の固定部材と、第2の固定
部材に形成された第2のヘリコイドと、回転自在の筒
と、第1のヘリコイドと係合し、筒の回転により第1の
レンズ群を収納位置と突出位置との間を移動するように
筒の内壁に形成された第3のヘリコイドと、第2のヘリ
コイドと係合し、筒の回転により第2のレンズ群を収納
位置と突出位置との間を移動するように筒の内壁に形成
された第4のヘリコイドとを備えている。
【0021】このレンズ装置を利用すると、収納状態に
おいて第1および第2のレンズ群を固定する第1および
第2の固定部材が接触面積の大きいヘリコイドを介して
固定されるため、持ち運びの際などに加わる様々な振動
や衝撃に起因した構造内のガタやレンズ群の配置ズレを
生じにくくすることができる。
【0022】また、この突出状態と収納状態との間の第
1および第2のレンズ群の移動については高精度を必要
としないため、ヘリコイド機構を使用することで、筒の
加工が簡単になり製造時間および製造コストを低くする
ことができる。すなわち、製造時に誤差が多少生じても
突出状態と収納状態との間では、焦点距離を制御する場
合と異なり、単にレンズ群を移動させればよいだけであ
るため、加工が簡単になり製造時間および製造コストを
低くすることができる。
【0023】さらに、本発明のレンズ装置は、上記発明
のレンズ装置に加え、第1の固定部材に形成された第1
のコマと、第2の固定部材に形成された第2のコマと、
筒の回転角度に応じて第1のコマと係合し、所定の焦点
距離区間のいずれかの焦点距離に対応する第1の位置に
第1のレンズ群を配置するように筒の内壁に形成された
第1のカム溝と、筒の回転角度に応じて第2のコマと係
合し、焦点距離に対応する第2の位置に第2のレンズ群
を配置するように筒の内壁に形成された第2のカム溝と
をさらに備えている。
【0024】このレンズ装置を利用すると、筒の回転角
度と焦点距離との対応関係に基づいてカム溝を形成する
ことで、簡単にかつ正確に焦点距離を制御することがで
きる。
【0025】さらに、本発明のレンズ装置は、上記発明
のレンズ装置に加え、第1のコマと第1のカム溝との係
合位置と、第2のコマと第2のカム溝との係合位置とが
筒の周方向において異なるように、第1のコマおよび第
2のコマが配置されるようにしたものである。
【0026】このレンズ装置を利用すると、筒における
第1のカム溝と第2のカム溝とを互いにずらすことで、
第3および第4のヘリコイドの形成が可能な場所を増や
し、第3および第4のヘリコイドの全長をより長くする
ことができる。これにより、レンズ群および固定部材が
収納状態においてより確実に固定される。
【0027】さらに、本発明のレンズ装置は、上記各発
明のレンズ装置に加え、筒の軸方向と平行に配置された
ガイド部材と、このガイド部材の長手方向に沿って形成
された溝部と、この溝部と係合する凸部を有する第1の
コマおよび第2のコマの少なくとも一方を備える。
【0028】このレンズ装置を利用すると、筒の周方向
における固定部材の移動を少ない部品で規制することが
でき、製造コストを低くすることができる。
【0029】本発明の撮像装置は、撮像装置本体と、そ
の撮像装置本体に沈胴可能なレンズ装置とを備え、レン
ズ装置に、第1のレンズ群と、第1のレンズ群を支える
第1の固定部材と、第1の固定部材に形成された第1の
ヘリコイドと、第2のレンズ群と、第2のレンズ群を支
える第2の固定部材と、第2の固定部材に形成された第
2のヘリコイドと、回転自在の筒と、第1のヘリコイド
と係合し、筒の回転により第1のレンズ群を沈胴位置と
突出位置との間を移動するように筒の内壁に形成された
第3のヘリコイドと、第2のヘリコイドと係合し、筒の
回転により第2のレンズ群を沈胴位置と突出位置との間
を移動するように筒の内壁に形成された第4のヘリコイ
ドとを有するものである。
【0030】この撮像装置を利用すると、収納状態にお
いてレンズ装置の第1および第2のレンズ群を固定する
第1および第2の固定部材が、接触面積の大きいヘリコ
イドを介して固定されるため、持ち運びの際などに加わ
る様々な振動や衝撃に起因した構造内のガタやレンズ群
の配置ズレを生じにくくすることができる。
【0031】また、この突出状態と収納状態との間の第
1および第2のレンズ群の移動については高精度を必要
としないため、ヘリコイドを使用することで、筒の加工
が簡単になり製造時間および製造コストを低くすること
ができる。すなわち、製造時に誤差が多少生じても突出
状態と収納状態との間では、焦点距離を制御する場合と
異なり、単にレンズ群を移動させればよいだけであるた
め、筒の加工が簡単になり製造時間および製造コストを
低くすることができる。
【0032】さらに、本発明の撮像装置は、上記発明の
撮像装置に加え、レンズ装置に、第1の固定部材に形成
された第1のコマと、第2の固定部材に形成された第2
のコマと、筒の回転角度に応じて第1のコマと係合し、
所定の焦点距離区間のいずれかの焦点距離に対応する位
置に第1のレンズ群を配置するように筒の内壁に形成さ
れた第1のカム溝と、筒の回転角度に応じて第2のコマ
と係合し、焦点距離に対応する位置に第2のレンズ群を
配置するように筒の内壁に形成された第2のカム溝とを
さらに有するものである。
【0033】この撮像装置を利用すると、レンズ装置の
筒の回転角度と焦点距離との対応関係に基づいてカム溝
を形成することで、簡単にかつ正確に焦点距離を制御す
ることができる。
【0034】さらに、本発明の撮像装置は、上記発明の
撮像装置に加え、レンズ装置の第1のコマおよび第2の
コマが、第1のコマと第1のカム溝との係合位置と、第
2のコマと第2のカム溝との係合位置とが筒の周方向に
おいて異なるように配置されるようにしたものである。
【0035】この撮像装置を利用すると、レンズ装置の
筒における第1のカム溝と第2のカム溝とを互いにずら
すことで、第3および第4のヘリコイドの形成が可能な
場所を増やし、第3および第4のヘリコイドの全長をよ
り長くすることができる。これにより、レンズ群および
固定部材が収納状態においてより確実に固定される。
【0036】さらに、本発明の撮像装置は、上記各発明
の撮像装置に加え、レンズ装置に、筒の軸方向と平行に
配置されたガイド部材と、このガイド部材の長手方向に
沿って形成された溝部と、この溝部と係合する凸部を有
する第1のコマおよび第2のコマの少なくとも一方を有
する。
【0037】この撮像装置を利用すると、筒の周方向に
おける固定部材の移動を少ない部品で規制することがで
き、製造コストを低くすることができる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図に基づいて本発明の実施
の形態を説明する。
【0039】実施の形態1.図1は、本発明の実施の形
態1に係るレンズ装置の構成を示す断面図である。な
お、図1はレンズ装置の断面をとったときのその端面を
主に示している。
【0040】レンズ群1は、このレンズ装置の光学系を
構成する第1のレンズ群であり、レンズ群2は、このレ
ンズ装置の光学系を構成する第2のレンズ群である。な
お、レンズ群1,2は、このレンズ装置の光学系の焦点
距離変更用のレンズ群である。
【0041】レンズ3は、このレンズ装置の光学系を構
成する焦点調節用のレンズである。
【0042】透明板4は、撮像素子5の表面を保護する
ガラス、透明プラスチックといった部材である。また、
透明板4を、波長の短い光を減衰させるローパスフィル
タ、赤外線を減衰させるIRカットフィルタなどとして
もよい。
【0043】撮像素子5は、このレンズ装置の光学系に
より得られた被写体の光の像を電気信号に変換するCC
D(Charge Coupled Device)、CMOSセンサなどの
撮像素子である。
【0044】固定部材6は、レンズ群1を支える第1の
固定部材である。ヘリコイド6aは、固定部材6に形成
された第1のヘリコイドである。
【0045】固定部材7は、レンズ群2を支える第2の
固定部材である。ヘリコイド7aは、固定部材7に形成
された第2のヘリコイドである。
【0046】筒8は、回転自在に配置され、その外周に
形成された歯8aに対して図示せぬ駆動系から歯車機構
で回転力を与えられる円筒部材である。
【0047】筒8において、ヘリコイド8bは、ヘリコ
イド6aと係合するように筒8の内壁に形成された第3
のヘリコイドである。
【0048】また、ヘリコイド8cは、ヘリコイド7a
と係合するように筒8の内壁に形成された第4のヘリコ
イドである。
【0049】コマ部材9は、固定部材6に固定され、一
端がコマであり、他端が凸部9aである部材であり、コ
マ部材10は、固定部材7に固定された部材である。す
なわち、コマ部材9は、このレンズ装置における第1の
コマであり、コマ部材10は、このレンズ装置における
第2のコマである。
【0050】なお、コマ部材9およびコマ部材10は、
コマ部材9とカム溝8dとの係合位置と、コマ部材10
とカム溝8fとの係合位置とが筒8の周方向において異
なるように配置される。すなわち、筒8の中心軸から見
て、コマ部材9とカム溝8dとの係合位置は、コマ10
とカム溝8fとの係合位置とは異なる角度となる。
【0051】カム溝8dは、筒8の回転角度に応じてコ
マ部材9と係合し、所定の焦点距離区間のいずれかの焦
点距離に対応する位置にレンズ群1を配置するように筒
8の内壁に形成された凸断面部8eの谷部である第1の
カム溝である。
【0052】カム溝8fは、筒8の回転角度に応じてコ
マ部材10と係合し、所定の焦点距離区間のいずれかの
焦点距離に対応する位置にレンズ群2を配置するように
筒8の内壁に形成された凸断面部8gの谷部である第2
のカム溝である。
【0053】ガイド部材11は、筒8の周方向における
固定部材6,7の移動を規制する部材である。図2は、
ガイド部材11と固定部材7の一例を示す斜視図であ
る。図7において、ガイド部材11は、筒8の軸方向に
平行に切欠状に形成され固定部材7の突起部7bに係合
するガイド部11aを有し、このガイド部11aで筒8
の周方向における固定部材7の移動を規制する。また、
ガイド部材11は、筒8の軸方向に平行に形成されコマ
部材9の凸部9aと係合する溝部11bを有し、この溝
部11bで筒8の周方向における固定部材6の移動を規
制する。
【0054】図1に戻り、構造部材12は、上述の各部
材などを固定するための、または、このレンズ装置を撮
像装置に固定するための部材である。
【0055】固定部材21は、レンズ3を固定する部材
である。規制部22は、固定部材21に形成され、ま
た、ガイド部材11および構造部材12に固定された軸
23を摺動自在に貫通され、回転軸25と相まって、光
軸に対して垂直方向におけるレンズ3の動きを規制する
部材である。
【0056】ステッピングモータ24は、図示せぬ電子
回路による制御に基づいて駆動し、レンズ3の光軸上に
おける位置を制御するものである。回転軸25は、ステ
ッピングモータ24に接続され、その外周にネジを形成
された軸部材である。ネジ部材26は、回転軸25のネ
ジに係合するネジが形成され、回転軸25を挟んで互い
に対向する位置に配置されるように固定部材21に固定
された部材である。なお、図1においては、固定部材2
1に固定されたネジ部材26のみが記載されているが、
もう1つのネジ部材26が、回転軸25を挟んだ対向位
置に固定されている。
【0057】次に、このレンズ装置の筒8の詳細につい
て説明する。図3は、図1における筒8の内壁の一部の
展開図である。
【0058】図3に示すように、レンズ群1の移動に関
係するヘリコイド8bの一端部とカム溝8dの開放端部
とが対応し、レンズ群2の移動に関係するヘリコイド8
cの一端部とカム溝8fの開放端部とが対応するよう
に、筒8の内壁に、ヘリコイド8b,8cおよびカム溝
8d,8fが形成されている。
【0059】ヘリコイド8bは、筒8の回転によりレン
ズ群1を収納位置と突出位置との間を移動するように形
成され、ヘリコイド8cは、筒8の回転によりレンズ群
2を収納位置と突出位置との間を移動するように形成さ
れている。
【0060】また、カム溝8d,8fは、レンズ群1,
2が筒8の各回転角度において所定の焦点距離となる位
置に配置されるように形成されている。
【0061】次に、本実施の形態1に係るレンズ装置の
動作について説明する。
【0062】レンズ装置が収納状態にある場合、レンズ
群1,2およびレンズ3は、図1に示す位置にある。図
4は、収納状態におけるレンズ装置のヘリコイドの係合
状態を示す拡大断面図である。この際、レンズ群1を固
定する固定部材6のヘリコイド6aと筒8のヘリコイド
8bとが係合し、レンズ群2を固定する固定部材7のヘ
リコイド7aと筒8のヘリコイド8cとが係合してい
る。
【0063】なお、図1に示すヘリコイド6a,7aお
よびコマ部材9,10、並びに、ヘリコイド8b,8c
およびカム溝8dの配置関係は、図3のA−Aの位置に
おけるものである。
【0064】次に、筒8が図3の方向R1へ回転する
と、固定部材6,7は、ガイド部材11により筒8の周
方向における移動を規制されつつ、ヘリコイドの機構に
基づいて、撮像素子5から離れていく方向へ線形移動す
る。このとき、固定部材6,7とともにレンズ群1,2
も移動する。
【0065】なお、この際、固定部材6のコマ部材9と
固定部材7のコマ部材10は、特に機能しない。ただ
し、コマ部材9の凸部9aは、ガイド部材11の溝部1
1bに係合し、固定部材6の筒8の周方向における移動
を規制している。
【0066】そして、レンズ装置が突出状態になるまで
筒8が図3の方向R1へ回転すると、レンズ群1を固定
する固定部材6のヘリコイド6aと筒8のヘリコイド8
bとの係合、および、レンズ群2を固定する固定部材7
のヘリコイド7aと筒8のヘリコイド8cとの係合がそ
れぞれ解かれる。すなわち、収納状態から一定の回転数
(または回転角度)だけ筒8が回転すると、ヘリコイド
6aとヘリコイド8bによるネジが外れるとともに、ヘ
リコイド7aとヘリコイド8cによるネジが外れる。
【0067】なお、この際、レンズ3は、ステッピング
モータ24により駆動され、所定の位置まで、撮像素子
5から離れていく方向へ移動する。
【0068】ヘリコイド6aとヘリコイド8bによるネ
ジが外れ、ヘリコイド7aとヘリコイド8cによるネジ
が外れる際に、固定部材6のコマ部材9がカム溝8dに
係合し、固定部材7のコマ部材10がカム溝8fに係合
する。
【0069】固定部材6のコマ部材9がカム溝8dに係
合し、固定部材7のコマ部材10がカム溝8fに係合す
ると、レンズ群1,2による焦点距離の制御が可能にな
る。図5は、焦点距離制御時におけるレンズ装置のコマ
部材9,10およびカム溝8d,8fの係合状態を示す
拡大断面図である。なお、この図5は、断面をとったと
きのその端面を示している。
【0070】すなわち、固定部材6のコマ部材9がカム
溝8dに係合し、固定部材7のコマ部材10がカム溝8
fに係合している状態では、筒8の回転角度に応じてカ
ム溝8d,8fの形状に従って、コマ部材9,10が筒
8の軸方向に平行に移動する。これにより、そのコマ部
材9,10の位置に対応した光軸上の位置にレンズ群
1,2が配置されるので、筒8の回転角度に応じて、光
学系の所定の焦点距離が設定される。
【0071】なお、焦点距離を変更する際には、レンズ
群1の光軸上の位置とレンズ群2の光軸上の位置との間
隔と、合焦位置からのレンズ群1,2の光軸上の位置と
が比例関係にないため、ヘリコイドによるネジ機構を使
用することが困難である。したがって、本実施の形態1
に係るレンズ装置では、焦点距離の制御には上述のよう
なカム機構を使用している。
【0072】図5に示すヘリコイド6a,7aおよびコ
マ部材9,10、並びに、ヘリコイド8b,8cおよび
カム溝8dの配置関係は、図3のB−Bの位置における
ものである。
【0073】このようにして、突出状態になった後、焦
点距離制御可能状態になる。図6は、焦点距離制御可能
状態における本実施の形態1に係るレンズ装置の断面図
である。なお、この図6は、断面をとったときのその端
面を主に示している。
【0074】なお、上述の手順とは逆の手順により、レ
ンズ装置を収納状態に戻すことができる。
【0075】図7は、図1から図6に示した本実施の形
態1に係るレンズ装置と同一のレンズ装置51を有する
撮像装置の一例を示す断面図である。なお、この図7
は、断面をとったときのその端面を示している。レンズ
装置51が収納状態にあるときは、図7(a)に示すよ
うに、レンズ装置51は撮像装置本体52に沈胴されて
いる。一方、レンズ装置51が焦点距離制御可能状態に
あるときは、図7(b)に示すように、レンズ装置51
は撮像装置本体52から突出している。
【0076】以上のように、上記実施の形態1によれ
ば、レンズ群1と、レンズ群1を支える固定部材6と、
固定部材6に形成されたヘリコイド6aと、レンズ群2
と、レンズ群2を支える固定部材7と、固定部材7に形
成されたヘリコイド7aと、回転自在の筒8と、ヘリコ
イド6aと係合し筒8の回転によりレンズ群1を収納位
置と突出位置との間を移動するように筒8の内壁に形成
されたヘリコイド8bと、ヘリコイド7aと係合し筒8
の回転によりレンズ群2を収納位置と突出位置との間を
移動するように筒8の内壁に形成されたヘリコイド8c
とを備えている。これにより、収納状態においてレンズ
群1,2を固定する固定部材6,7が接触面積の大きい
ヘリコイド6a,7a,8b,8cを介して固定される
ため、持ち運びの際などに加わる様々な振動や衝撃に起
因した構造内のガタやレンズ群1,2の配置ズレを生じ
にくくすることができる。
【0077】また、この突出状態と収納状態との間のレ
ンズ群1,2の移動については高精度を必要としないた
め、ヘリコイド機構を使用することで、筒8の加工が簡
単になり製造時間および製造コストを低くすることがで
きる。すなわち、製造時に誤差が多少生じても突出状態
と収納状態との間では、焦点距離を制御する場合と異な
り、単にレンズ群を移動させればよいだけであるため、
筒8の加工が簡単になり製造時間および製造コストを低
くすることができる。
【0078】さらに、上記実施の形態1によれば、固定
部材6に設置されたコマ部材9と、固定部材7に設置さ
れたコマ部材10と、筒8の回転角度に応じてコマ部材
9と係合し所定の焦点距離区間のいずれかの焦点距離に
対応する位置にレンズ群1を配置するように筒の内壁に
形成されたカム溝8dと、筒8の回転角度に応じてコマ
部材10と係合し焦点距離に対応する位置にレンズ群2
を配置するように筒8の内壁に形成されたカム溝8fと
をさらに備えている。これにより、筒8の回転角度と焦
点距離との対応関係に基づいてカム溝8d,8fを形成
することで、簡単にかつ正確に焦点距離を制御すること
ができる。
【0079】さらに、上記実施の形態1によれば、コマ
部材9とカム溝8dとの係合位置と、コマ部材10とカ
ム溝8fとの係合位置とが筒8の周方向において異なる
ように、コマ部材9,10が配置される。これにより、
筒8におけるカム溝8dとカム溝8fとを図3に示すよ
うに互いにずらして形成でき、それに伴って、ヘリコイ
ド8b,8cの形成が可能な場所が増え、ヘリコイド8
b,8cの全長をより長くすることができる。これによ
り、レンズ群1,2および固定部材6,7が収納状態に
おいてより確実に固定される。
【0080】さらに、上記実施の形態1によれば、筒8
の軸方向と平行に配置されたガイド部材11と、このガ
イド部材11の長手方向に沿って形成された溝部11b
と、この溝部11bと係合する凸部9aおよびコマを形
成されたコマ部材9とを備える。これにより、筒8の周
方向における固定部材6の移動を少ない部品で規制する
ことができ、製造コストを低くすることができる。な
お、固定部材7についても同様な機構により筒8の周方
向における移動を規制するようにしてもよい。
【0081】実施の形態2.図8は、本実施の形態2に
係るレンズ装置における第1のレンズ群を固定する固定
部材を示す斜視図であり、図9は、本実施の形態2に係
るレンズ装置における第2のレンズ群を固定する固定部
材を示す斜視図である。また、図10は、本実施の形態
2に係るレンズ装置における筒を示す斜視図であり、図
11は、図10に示す筒の内壁の展開図である。
【0082】図8において、固定部材61は、第1のレ
ンズ群(レンズ群1に相当する)を支える第1の固定部
材である。ヘリコイド61aは、固定部材61の外周に
形成された第1のヘリコイドである。凹部81は、筒6
3内壁のカム溝63dと係合する図示せぬコマ部材(コ
マ部材9に相当する)を固定する構造である。取り付け
部82は、第1のレンズ群を取り付ける部位である。
【0083】また、図9において、固定部材62は、第
2のレンズ群(レンズ群2に相当する)を支える第2の
固定部材である。突起部62bは、固定部材62の径方
向に突出して形成された部位である。ヘリコイド62a
は、突起部62bの外側に形成された第2のヘリコイド
である。凹部91は、筒63内壁のカム溝63fと係合
する図示せぬコマ部材(コマ部材10に相当する)を固
定する構造である。取り付け部92は、第2のレンズ群
を取り付ける部位である。
【0084】さらに、図10において、筒63は、回転
自在に配置され、例えば、その外周に形成された図示せ
ぬ歯に対して図示せぬ駆動系から歯車機構で回転力を与
えられる円筒部材である。
【0085】図11に示す筒63の内壁において、ヘリ
コイド63bは、ヘリコイド61aと係合するように筒
63の内壁に形成された第3のヘリコイドである。ヘリ
コイド63cは、ヘリコイド62aと係合するように筒
62の内壁に形成された第4のヘリコイドである。
【0086】この実施の形態2においては、一例とし
て、ヘリコイド63bは21条のネジを有し、ヘリコイ
ド63cは12条のネジを有している。
【0087】また、図11に示す筒63の内壁におい
て、カム溝63dは、筒63の回転角度に応じて、固定
部材61に取り付けられるコマ部材と係合し、所定の焦
点距離区間のいずれかの焦点距離に対応する位置に第1
のレンズ群を配置するように筒63の内壁に形成された
第1のカム溝である。カム溝63fは、筒63の回転角
度に応じて、固定部材62に取り付けられるコマ部材と
係合し、所定の焦点距離区間のいずれかの焦点距離に対
応する位置に第2のレンズ群を配置するように筒63の
内壁に形成された第2のカム溝である。
【0088】なお、実施の形態2におけるカム溝63
d,63fの部分は、実施の形態1とは異なり、周囲よ
り肉厚を薄くして成形されている。
【0089】また、ヘリコイド63bは、筒63の回転
により第1のレンズ群を収納位置と突出位置との間を移
動するように形成され、ヘリコイド63cは、筒63の
回転により第2のレンズ群を収納位置と突出位置との間
を移動するように形成されている。カム溝63d,63
fは、第1および第2のレンズ群が筒63の各回転角度
において所定の焦点距離となる位置に配置されるように
形成されている。
【0090】なお、実施の形態2に係るレンズ装置のそ
の他の構成については、実施の形態1に係るものと同様
に実現可能であるので、その説明を省略する。
【0091】次に、本実施の形態2に係るレンズ装置の
動作について説明する。
【0092】レンズ装置が収納状態にある場合、図示せ
ぬレンズ群は、撮像装置の本体側に位置している。
【0093】そして、筒63が図11の方向R1へ回転
すると、固定部材61,62は、図示せぬガイド部材
(ガイド部材11に相当する)により筒63の周方向に
おける移動を規制されつつ、固定部材61のヘリコイド
61aおよび固定部材62のヘリコイド62aと、筒6
3のヘリコイド63bおよびヘリコイド63cによるヘ
リコイドネジ機構に基づいて、図11の方向L1へそれ
ぞれ線形移動する。このとき、固定部材61,62とと
もに第1および第2のレンズ群もそれぞれ移動する。
【0094】そして、レンズ装置が突出状態になるまで
筒63が図11の方向R1へ回転すると、固定部材61
のヘリコイド61aと筒63のヘリコイド63bとの係
合、および、固定部材62のヘリコイド62aと筒63
のヘリコイド63cとの係合がそれぞれ解かれる。すな
わち、収納状態から一定の回転数(または回転角度)だ
け筒63が回転すると、図11の位置C,Dにおいて、
ヘリコイド61aとヘリコイド63bによるネジが外れ
るとともに、ヘリコイド62aとヘリコイド63cによ
るネジが外れる。
【0095】図11の位置C,Dにおいて、ヘリコイド
61aとヘリコイド63bによるネジが外れ、ヘリコイ
ド62aとヘリコイド63cによるネジが外れる際に、
固定部材61の図示せぬコマ部材がカム溝63dに係合
し、固定部材62の図示せぬコマ部材がカム溝63fに
係合する。なお、カム溝63d,63fに係合する前、
すなわち、ヘリコイド61aとヘリコイド63bによる
ネジ、およびヘリコイド62aとヘリコイド63cによ
るネジが螺合しているときには、図示せぬコマ部材は、
筒63の内壁に接触することなく何ら機能しない。
【0096】そして、固定部材61の図示せぬコマ部材
がカム溝63dに係合し、固定部材62の図示せぬコマ
部材がカム溝63fに係合すると、第1および第2のレ
ンズ群による焦点距離の制御が可能になる。この際、実
施の形態1の場合と同様に、筒63を回転させること
で、カム溝63d,63f内をコマ部材が相対的に移動
していき、筒63の各回転角度に対応して第1および第
2のレンズ群が配置され、焦点距離が制御される。
【0097】なお、上述の手順とは逆の手順により、レ
ンズ装置を収納状態に戻すことができる。その際、対に
なるヘリコイド61aとヘリコイド63b、並びに、ヘ
リコイド62aとヘリコイド63cは、筒63の回転に
よる螺合開始時に一部の条同士が最初に螺合を開始し、
その後、筒63の回転が進むと、他の条同士が螺合を開
始するようにしてもよい。これにより、ヘリコイド同士
が噛み合う際の抵抗を低くすることができる。
【0098】この実施の形態2のレンズ装置の場合、固
定部材61のヘリコイド61aを固定部材61の外周上
に略均等間隔にて配置しているが、これは、固定部材6
1の重量バランスおよび強度の均一化を考慮したもので
ある。また、噛み合いの際の抵抗を少なくするために、
ヘリコイド同士の噛み合うタイミングがずれるように、
ヘリコイド61a,62a,63b,63cの長さを一
部変更している。
【0099】また、実施の形態2に係るレンズ装置のそ
の他の部位の動作や機能については実施の形態1のもの
と同様であるので、その説明を省略する。
【0100】また、このレンズ装置は、実施の形態1の
場合と同様に、撮像装置に組み込まれるようにしてもよ
い。
【0101】以上のように、上記実施の形態2によれ
ば、実施の形態1と同様に、収納状態において第1およ
び第2のレンズ群を固定する固定部材61,62が接触
面積の大きいヘリコイド61a,62a,63b,63
cを介して固定されるため、持ち運びの際などに加わる
様々な振動や衝撃に起因した構造内のガタや第1および
第2のレンズ群の配置ズレを生じにくくすることができ
る。
【0102】なお、上記実施の形態1,2では、焦点距
離の変更のために2群のレンズ群1,2が使用されてい
るが、3群以上のレンズ群を使用するようにしても同様
に本発明を適用することができる。また、非球面レンズ
を用いることなどで、レンズ群とせず、それぞれの、ま
たはいずれか一方のレンズ群の代わりに1枚のレンズを
使用するようにしてもよい。
【0103】また、上記実施の形態1では、レンズ装置
に撮像素子5が設けられているが、撮像素子5がなく通
常の銀塩フィルムを使用するカメラなどに使用するレン
ズ装置にも、実施の形態1,2として具体化される本発
明を適用することができる。
【0104】
【発明の効果】本発明では、収納状態においてレンズ群
を確実に固定して持ち運びの際などに加わる様々な振動
や衝撃に起因した構造内のガタやレンズ群の配置ズレを
生じにくくすることができるレンズ装置および撮像装置
を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係るレンズ装置の構
成を示す断面図である。
【図2】 ガイド部材と固定部材の一例を示す斜視図で
ある。
【図3】 図1における筒の内壁の一部の展開図であ
る。
【図4】 収納状態におけるレンズ装置のヘリコイドの
係合状態を示す拡大断面図である。
【図5】 焦点距離制御時におけるレンズ装置のコマ部
材およびカム溝の係合状態を示す拡大断面図である。
【図6】 焦点距離制御可能状態における本実施の形態
1に係るレンズ装置の断面図である。
【図7】 本実施の形態1に係るレンズ装置を有する撮
像装置の一例を示す断面図である。
【図8】 本実施の形態2に係るレンズ装置における第
1のレンズ群を固定する固定部材を示す斜視図である。
【図9】 本実施の形態2に係るレンズ装置における第
2のレンズ群を固定する固定部材を示す斜視図である。
【図10】 本実施の形態2に係るレンズ装置における
筒を示す斜視図である。
【図11】 図9に示す筒の内壁の展開図である。
【図12】 従来のレンズ装置のカム環の側面図であ
る。
【図13】 図12に示す従来のレンズ装置の動作を説
明する断面図である。
【符号の説明】
1 レンズ群(第1のレンズ群) 2 レンズ群(第2のレンズ群) 6 固定部材(第1の固定部材) 6a ヘリコイド(第1のヘリコイド) 7 固定部材(第2の固定部材) 7a ヘリコイド(第2のヘリコイド) 8 筒 8b ヘリコイド(第3のヘリコイド) 8c ヘリコイド(第4のヘリコイド) 8d カム溝(第1のカム溝) 8f カム溝(第2のカム溝) 9 コマ部材(第1のコマ) 10 コマ部材(第2のコマ) 10a 凸部 11 ガイド部材 11b 溝部 51 レンズ装置 52 撮像装置本体 61 固定部材(第1の固定部材) 61a ヘリコイド(第1のヘリコイド) 62 固定部材(第2の固定部材) 62a ヘリコイド(第2のヘリコイド) 63 筒 63b ヘリコイド(第3のヘリコイド) 63c ヘリコイド(第4のヘリコイド) 63d カム溝(第1のカム溝) 63f カム溝(第2のカム溝)

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のレンズ群と、 上記第1のレンズ群を支える第1の固定部材と、 上記第1の固定部材に形成された第1のヘリコイドと、 第2のレンズ群と、 上記第2のレンズ群を支える第2の固定部材と、 上記第2の固定部材に形成された第2のヘリコイドと、 回転自在の筒と、 上記第1のヘリコイドと係合し、上記筒の回転により上
    記第1のレンズ群を収納位置と突出位置との間を移動す
    るように上記筒の内壁に形成された第3のヘリコイド
    と、 上記第2のヘリコイドと係合し、上記筒の回転により上
    記第2のレンズ群を収納位置と突出位置との間を移動す
    るように上記筒の内壁に形成された第4のヘリコイド
    と、 を備えることを特徴とするレンズ装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の固定部材に形成された第1の
    コマと、 前記第2の固定部材に形成された第2のコマと、 前記筒の回転角度に応じて上記第1のコマと係合し、所
    定の焦点距離区間のいずれかの焦点距離に対応する第1
    の位置に前記第1のレンズ群を配置するように前記筒の
    内壁に形成された第1のカム溝と、 前記筒の回転角度に応じて上記第2のコマと係合し、上
    記焦点距離に対応する第2の位置に前記第2のレンズ群
    を配置するように前記筒の内壁に形成された第2のカム
    溝と、 を備えることを特徴とする請求項1記載のレンズ装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のコマおよび前記第2のコマ
    は、前記第1のコマと前記第1のカム溝との係合位置
    と、前記第2のコマと前記第2のカム溝との係合位置と
    が前記筒の周方向において異なるように、配置されるこ
    とを特徴とする請求項2記載のレンズ装置。
  4. 【請求項4】 前記筒の軸方向と平行に配置されたガイ
    ド部材と、このガイド部材の長手方向に沿って形成され
    た溝部と、この溝部と係合する凸部を有する前記第1の
    コマおよび前記第2のコマの少なくとも一方を備えるこ
    とを特徴とする請求項2記載のレンズ装置。
  5. 【請求項5】 撮像装置本体と、その撮像装置本体に沈
    胴可能なレンズ装置とを備え、 上記レンズ装置は、 第1のレンズ群と、 上記第1のレンズ群を支える第1の固定部材と、 上記第1の固定部材に形成された第1のヘリコイドと、 第2のレンズ群と、 上記第2のレンズ群を支える第2の固定部材と、 上記第2の固定部材に形成された第2のヘリコイドと、 回転自在の筒と、 上記第1のヘリコイドと係合し、上記筒の回転により上
    記第1のレンズ群を沈胴位置と突出位置との間を移動す
    るように上記筒の内壁に形成された第3のヘリコイド
    と、 上記第2のヘリコイドと係合し、上記筒の回転により上
    記第2のレンズ群を沈胴位置と突出位置との間を移動す
    るように上記筒の内壁に形成された第4のヘリコイドと
    を有することを特徴とする撮像装置。
  6. 【請求項6】 前記レンズ装置は、 前記第1の固定部材に形成された第1のコマと、 前記第2の固定部材に形成された第2のコマと、 前記筒の回転角度に応じて上記第1のコマと係合し、所
    定の焦点距離区間のいずれかの焦点距離に対応する位置
    に前記第1のレンズ群を配置するように前記筒の内壁に
    形成された第1のカム溝と、 前記筒の回転角度に応じて上記第2のコマと係合し、上
    記焦点距離に対応する位置に前記第2のレンズ群を配置
    するように前記筒の内壁に形成された第2のカム溝とを
    有するを特徴とする請求項5記載の撮像装置。
  7. 【請求項7】 前記レンズ装置の前記第1のコマおよび
    前記第2のコマは、前記第1のコマと前記第1のカム溝
    との係合位置と、前記第2のコマと前記第2のカム溝と
    の係合位置とが前記筒の周方向において異なるように、
    配置されることを特徴とする請求項6記載の撮像装置。
  8. 【請求項8】 前記レンズ装置は、前記筒の軸方向と平
    行に配置されたガイド部材と、このガイド部材の長手方
    向に沿って形成された溝部と、この溝部と係合する凸部
    を有する前記第1のコマおよび前記第2のコマの少なく
    とも一方を有することを特徴とする請求項6記載の撮像
    装置。
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