JP5828494B2 - スロットマシン - Google Patents

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Description

本発明は、複数種類の図柄を変動表示する複数のリールを備え、リール停止時に表示された図柄の組合せにより入賞の有無が決定される遊技を行うスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、リールを用いた遊技に関する制御(例えば、リール駆動の制御、役決定(役抽選)の制御、遊技メダル等の遊技媒体の受入・払出の制御、役決定の確率等が異なる複数の遊技状態間での遊技状態の移行制御等)を行う主制御基板と、遊技状況に応じて遊技の興趣向上等を目的とする種々の演出の制御を行う副制御基板とを備えており、両基板間の情報伝達は、主制御基板から副制御基板への一方向のみ行うことが可能となっている。
また、スロットマシンでは、一般に、規定数の遊技媒体を投入することにより有効ラインが設定され、スタートレバーを傾動させるなどのリール回転開始操作が遊技者により行われることにより、複数のリールが回転開始する。複数のリールが回転開始してから所定の回転速度に達すると、ストップスイッチを押下するなどのリール回転停止操作が有効化され、遊技者がリール回転停止操作を各リール別に行うことにより、各リールが順次回転停止するようになっている。
通常、リール回転操作を受け付けてから複数のリールが回転開始するまでの間に抽選により役が決定され、複数のリールの回転停止は、遊技者によるリール回転停止操作のタイミングと、決定された役に基づいて制御される。すなわち、各リールは、リール回転停止操作が行われたタイミングから所定の時間(通常、最大で4図柄移動し得る時間)内の任意のタイミングで停止可能に制御されており、これにより、上記抽選により決定された(当選した)役は可能な限り成立し(役を構成する図柄の組合せ(対応図柄)が有効ライン上に停止表示され)、上記抽選により決定されていない(当選していない)役は成立しない(対応図柄が有効ライン上に停止表示されない)ようになっている。
また、従来のスロットマシンにおいて、リールを回転させたり停止させたりするための遊技者からのリール操作が無効となり、リールが通常とは異なる状態で作動する(例えば、逆回転したり非常にゆっくりと回転したりする)フリーズと称される状態を作り出すものが知られている。このフリーズは、遊技者にとって有利な状況に移行する可能性が生じたときなどに設定され、これにより、有利な状況へ移行することへの遊技者の期待感を高めるなど、遊技の興趣を高める目的で利用されている。
また、スロットマシンでは、一般に、再遊技役(成立しても遊技媒体は獲得できないが次の遊技を遊技媒体を投入することなく行うことが可能となる役)や小役(成立時に所定数の遊技媒体の獲得が可能となる役)と称される通常の役の他に、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件(例えば、所定の小役の決定確率(当選確率)が通常よりも高くなる)が設定される契機となるボーナス役と称されるような特別役が設けられている。通常、このような特別役は、決定される(当選する)確率が非常に低く設定されており、また、その対応図柄(例えば、「赤セブン・赤セブン・赤セブン」)は、各リール上において少数(通常、1個または2個)しか配置されていない。
このため、特別役が決定された(当選した)場合でも、遊技者が、回転表示される図柄を判別しながら対応図柄を停止表示させ得るタイミングを見計らって各リールに対するリール回転停止操作を行うこと(以下、このような操作を「目押し」と称する)ができない
と、特別役を成立させることは難しくなっている。ただし、特別役が決定されているのに、それを成立させることができなかった場合には、特別役が決定されたことを示す情報が次の遊技に持ち越されるようになっており、目押しを苦手とする遊技者に対しても、決定された特別役を成立させる機会が担保されている。
また、特別役が決定された場合に、そのことを報知する演出を副制御基板側において実行することもなされており、そのような報知演出の態様に変化を持たせるために、リール回転停止操作が行われる毎に、演出内容を切り替えたり途中で中止したりできるように構成されたスロットマシンも知られている(例えば、下記特許文献1を参照)。
また、従来のスロットマシンにおいて、遊技媒体を投入することなく遊技を再度行うことが可能となる再遊技役(リプレイ役)の決定確率(当選確率)が通常の遊技状態のときとは変更された(高めに変更されても低めに変更されてもよい)、RT(リプレイタイム)と称される遊技状態を設け、所定の条件が満足されたこと(例えば、通常の遊技状態中に特定図柄が停止表示されたこと)を契機としてRTに移行するようにしたものが一般的に知られている。このようなRTを含む複数の遊技状態間の移行は、役(再遊技役)の決定確率の変動を伴うため主制御基板において制御されている。なお、近年のスロットマシンでは、再遊技役が決定された(当選した)場合、リール回転停止操作のタイミングに関わらず必ず再遊技役を成立させることができるように、再遊技役を構成する各図柄が複数のリール上に配列されている。
一方、遊技状態がRTに移行された際に、遊技者が有利に遊技を行えるような情報を報知する、AT(アシストタイム)と称される演出期間を副制御基板において設定し、この演出期間内において所定の報知演出(アシスト演出)を行うこともなされており、このようなATが設定されるRTは、一般にART(アシストリプレイタイム)と称されている。ART中において行われるアシスト演出としては、例えば、遊技媒体の獲得が可能となる小役が決定された(当選した)場合に、そのことを報知したり、決定された小役を成立させる(対応図柄を有効ライン上に停止表示させる)ためのリール停止操作手順を報知したりするものなどが知られている。
リール停止操作手順を報知するアシスト演出としては、3個のリール(以下、各々のリールを「左リール」、「中リール」及び「右リール」と称する)に対する各リール回転停止操作の順番(具体的には、3個のリールの各々に対応した3個のストップスイッチを押下する順番等)を報知するものが知られている。例えば、正解となるリール回転停止操作の順番の組合せとして、「左→中→右」(左リール、中リール、右リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)、「左→右→中」(左リール、右リール、中リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)、「中→左→右」(中リール、左リール、右リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)、「中→右→左」(中リール、右リール、左リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)、「右→左→中」(右リール、左リール、中リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)、「右→中→左」(右リール、中リール、左リールの順番で停止操作した場合に正解となるもの)の6通りの組合せの中から正しい順番を報知するもの(以下「6択押し順報知演出」と称する)がある。
6択押し順報知演出における具体的な演出態様としては、例えば、「右→左→中」の順番を報知する場合であれば、「2、3、1」という順番を示す数字の画像を各リールに対応した位置に表示したり、「右、左、中」というリールの位置を示す音声を、報知する順番に従って出力したり、これらを組み合わせて実行したりする態様等が知られている。
特開2007−117262号公報
上述のリール停止操作手順を報知するアシスト演出は、決定された(当選した)役を成立させて遊技媒体を獲得することを容易に可能とするものであるので、スロットマシンにおける遊技を有利に進める上で遊技者にとって重要なものとなる。しかしながら、遊技者が関心を持つのは、あくまでリール回転停止操作の順番であり、それさえ知ることができれば、アシスト演出の具体的な態様については、どのような態様の演出が行われていても殆ど興味を示さないというのが実情である。特に、上述の6択押し順報知演出のような場合、最初に行うべきリール回転停止操作(以下「正解第1押し順」と称することがある)と、2番目に行うべきリール回転停止操作(以下「正解第2押し順」と称することがある)が分かれば、自ずと、3番目に行うべきリール回転停止操作(以下「正解第3押し順」と称することがある)も分かるので、遊技者にとっては、正解第3押し順の報知そのものに実質的な意味はなく、どのような態様で報知が行われているかについて何ら興味を示さないこともある。
このように従来においては、リール停止操作手順を報知するアシスト演出は、遊技者にとって、正解となるリール停止操作手順を知るための手立てとしての意義しか持っていないため、その具体的な態様について遊技者が関心を持つことは少なかった。このため、アシスト演出が行われている期間の遊技性は、遊技者にとって決して高いとは言えなかった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、リール停止操作手順を報知するアシスト演出の態様に対する遊技者の関心を喚起し、アシスト演出が行われる期間の遊技性を高めることが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
下記のスロットマシンは、以下の特徴を備えている。なお、以下の特徴構成の説明では、後述する実施形態において対応する構成の一例を括弧書きで示している。
本発明に係るスロットマシンは、複数種類の図柄を可変表示する複数のリールと、複数のリールを回転開始させるための回転開始操作手段と、前記リールを回転停止させるための、各リールに対応して設けられた複数の回転停止操作手段と、所定の役決定開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、回転停止操作手段による操作と役決定手段による役決定の結果とに基づき複数のリールの駆動を制御するリール制御手段と、役決定手段により所定の役決定結果が得られた場合に、該所定の役決定結果を構成する特定役の成否に関わる停止操作手順を報知するアシスト演出を行うアシスト演出手段(例えば、演出実行制御手段111)と、アシスト演出手段が所定の停止操作手順を報知するアシスト演出を行う場合に、該アシスト演出の少なくとも一部を構成する演出態様として、通常演出態様および該通常演出態様とは異なる特定演出態様を含む複数の演出態様の中から1つの演出態様を選択するための演出態様選択を行う演出態様選択手段と、を備え、前記所定の役決定結果として、第1の役決定結果と第2の役決定結果とを有し、リール制御手段は、役決定手段により前記第1の役決定結果が得られたときには、第1の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、第2の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役であって、前記特定役よりも遊技者に与える利益が少ない役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、役決定手段により前記第2の役決定結果が得られたときには、前記第2の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、前記第1の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役であって、前記特定役よりも遊技者に与える利益が少ない役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、役決定手段により前記第1の役決定結果が得られた遊技では、前記通常演出態様または前記特定演出態様によって前記第1の操作手順で操作することを促すアシスト演出が実行可能に構成され、役決定手段により前記第2の役決定結果が得られた遊技では、前記通常演出態様または前記特定演出態様によって前記第2の操作手順で操作することを促すアシスト演出が実行可能に構成され、演出態様選択手段により前記通常演出態様が選択された場合よりも前記特定演出態様が選択された場合の方が、遊技者に所定の特典が付与される可能性が高い、ことを特徴とする。
参照発明に係るスロットマシンは、複数種類の図柄を可変表示する複数のリールと、複数のリールを回転開始させるための回転開始操作手段と、前記リールを回転停止させるための、各リールに対応して設けられた複数の回転停止操作手段と、所定の役決定開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、回転停止操作手段による操作と役決定手段による役決定の結果とに基づき複数のリールの駆動を制御するリール制御手段と、所定の遊技状態変更条件が満足されたことを契機として、複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態制御手段と、複数の遊技状態のうちの所定の遊技状態において、役決定手段により所定の役決定結果が得られた場合に、該所定の役決定結果を構成する特定役の成否に関わる停止操作手順を報知するアシスト演出を行うアシスト演出手段(例えば、演出実行制御手段111)と、アシスト演出手段が所定の停止操作手順を報知するアシスト演出を行う場合に、該アシスト演出の少なくとも一部を構成する演出態様として、通常演出態様および該通常演出態様とは異なる特定演出態様を含む複数の演出態様の中から1つの演出態様を選択するための演出態様選択を行う演出態様選択手段と、遊技者への特典の決定を行う特典付与決定手段(例えば、アシスト回数制御手段112)と、を備え、前記所定の役決定結果として、第1の役決定結果と第2の役決定結果とを有し、リール制御手段は、役決定手段により前記第1の役決定結果が得られたときには、第1の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、第2の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、役決定手段により前記第2の役決定結果が得られたときには、前記第2の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、前記第1の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、役決定手段により前記第1の役決定結果が得られ、演出態様選択手段により前記特定演出態様が選択され、特典付与決定手段により特典の決定がなされる遊技において、アシスト演出手段により前記第1の操作手順で操作することを促すアシスト演出が前記特定演出態様にて実行され、役決定手段により前記第2の役決定結果が得られ、演出態様選択手段により前記特定演出態様が選択され、特典付与決定手段により特典の決定がなされる遊技において、アシスト演出手段により前記第2の操作手順で操作することを促すアシスト演出が前記特定演出態様にて実行される、ことを特徴とする。
また、前記アシスト演出手段により前記特定演出態様によるアシスト演出が実行される遊技において、前記特典付与決定手段により特典を付与するとの決定がなされる場合には、特典の内容が複数種類の中から選択される、ようにしてもよい。
参考発明に係るスロットマシンは、複数種類の図柄を可変表示する複数のリールと、複数のリールを回転開始させるためのリール回転開始操作及び前記複数のリールを回転停止させるためのリール回転停止操作を受け付ける操作手段と、所定の役決定開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、操作手段が受け付けたリール回転開始操作及びリール回転停止操作と役決定手段による役決定の結果とに基づき複数のリールの駆動を制御するリール制御手段と、所定の遊技状態変更条件が満足されたことを契機として、複数の遊技状態の間で遊技状態を移行させる遊技状態制御手段と、複数の遊技状態のうちの所定の遊技状態の期間内において、役決定手段により所定の役決定結果が得られた場合に、該所定の役決定結果に対応した特定役の成否に関わるリール回転停止操作手順を報知するアシスト演出を行うアシスト演出手段(例えば、演出実行制御手段111)と、アシスト演出手段が所定のリール回転停止操作手順を報知するアシスト演出を行う場合に、該アシスト演出の少なくとも一部を構成する演出態様として、複数の演出態様の中から1つの演出態様を選択するための演出態様選択を行う演出態様選択手段と、演出態様選択手段により複数の演出態様の中から所定の演出態様が選択された場合に、遊技者への特典付与の決定を行う特典付与決定手段(例えば、アシスト回数制御手段112)と、を備えたことを特徴とする。
このような特徴構成のスロットマシンによれば、従来はリール停止操作手順を報知する機能しか持っていなかったアシスト演出に、演出態様の違いによって特典付与の決定がなされるか否かを報知する機能を持たせることが可能となり、これにより遊技者に対して、単にリール停止操作手順を確認させるだけではなく、特典付与の決定がなされるかもしれないという期待感を持たせながら、アシスト演出の演出態様に注目させることができるので、アシスト演出が行われる期間の遊技性を高めることが可能となる。
なお、上記「役決定」とは、予め設定された複数種類の役(ハズレも含む)の中から、1つまたは複数の役を無作為に選択するために、電子機器等を用いて実行される抽選等の選択行為を意味しており、「役決定結果」とは、その選択行為によって導出された内容を意味している。ただし、役決定結果を得るタイミングについては、選択行為の過程の中の種々の時点(例えば、乱数を用いた抽選の場合、スロットマシンが、乱数列の中から1つの乱数を取得した時点や、取得した乱数を記憶領域に格納した時点、取得した乱数が、抽選テーブル上に設定された複数の数値範囲のどの数値範囲に属するかを判別した時点、取得した乱数が属する数値範囲に対応する役を判別した時点、判別した結果を記憶領域に格納した時点等)とすることができる。
また、上記「特定役の成否に関わるリール回転停止操作手順」とは、特定役を成立させ
るためのリール回転停止操作手順と特定役を成立させないためのリール回転停止操作手順(以下、これらを併せて「正解停止操作手順」と称する)とを含む意味である。また、「リール回転停止操作手順の報知」とは、リール毎のリール回転停止操作の順番を報知することや、所定のリールに対応したリール回転停止操作において、所定の図柄を狙うことを報知するものなどを含む。
また、このようなスロットマシンにおいて、リール回転停止操作手順は、複数のリールの各々に対応した各リール回転停止操作を行う順番であり、演出態様は、各リール回転停止操作のうち所定の順番で行われるべきリール回転停止操作を報知するものである、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、所定の順番で行われるべきリール回転停止操作を報知する演出態様の違いによって特典付与の決定がなされるか否かを報知する機能を持たせることが可能となるので、遊技者に対して、特典付与の決定がなされるかもしれないという期待感を持たせながら、所定の順番で行われるべきリール回転停止操作を報知する演出態様に注目させることが可能となる。
なお、上記「複数のリールの各々に対応した各リール回転停止操作を行う順番」とは、上述の正解停止操作手順が確定する前までのリール回転停止操作の順番を意味する場合と、正解停止操作手順が確定する前までと確定した後の両方のリール回転停止操作の順番を意味する場合とを含む概念である。例えば、最初のリール回転停止操作(以下「第1停止操作」と称する)の順番が決まれば正解停止操作手順が確定するような場合には、第1停止操作の順番のみを報知してもよいし、2番目以降のリール回転停止操作の順番も報知してもよい。
また、このようなスロットマシンにおいて、前述の所定の順番を最後の順番とし、演出態様選択手段は、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の前までに行われた他のリール回転停止操作が、アシスト演出により報知された順番に一致していた場合に、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の1つ前の順番のリール回転停止操作が行われたことを契機として演出態様選択を行うように構成されている、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、従来のリール停止操作手順を報知するアシスト演出では実質的な意味を持っていなかった、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の報知演出に、その演出態様の違いによって特典付与の決定がなされるか否かを報知する機能を持たせることが可能となるので、遊技者に対して、特典付与の決定がなされるかもしれないという期待感を持たせながら、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の報知演出の演出態様に注目させることが可能となる。また、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の前までに行われた他のリール回転停止操作が、アシスト演出により報知された順番に一致していなかった場合(以下「押し順不正解の場合」と称する)には、演出態様選択を行わないようにすることができるので、特に、押し順不正解の場合にはアシスト演出が行われない遊技状態に移行されるように構成された場合において、演出態様選択により所定の演出態様が選択され、これにより特典付与の決定がなされたのにも関わらず、アシスト演出が行われない遊技状態に移行されてしまうという事態が生じることを防止することが可能となる。
また、このようなスロットマシンにおいて、前述の1つ前の順番のリール回転停止操作が行われたことを契機として行われた演出態様選択において所定の演出態様が選択された場合に、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作が所定時間無効化される、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、1つ前の順番のリール回転停止操作が行われてから、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作が受け付けられるまでの間に、遊技が進行しない時間を確保することができるので、演出態様選択において選択された所定の演出態様による、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の報知演出を、遊技者に確実に認識させることが可能となる。
また、このようなスロットマシンにおいて、前述の1つ前の順番のリール回転停止操作が行われたことを契機として行われた演出態様選択において所定の演出態様が選択された場合に、該所定の演出態様による、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の報知が、全リールが回転停止した後も連続して行われる、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、従来のリール停止操作手順を報知するアシスト演出では意味を持たない、全リールが回転停止した後のリール停止操作手順の報知という行為に、特典付与の決定がなされるか否かを報知する機能を持たせることが可能となるので、全リールが回転停止した後も、所定の演出態様による、最後の順番で行われるべきリール回転停止操作の報知が行われるかもしれないという期待感を、遊技者に持たせることが可能となる。
また、このようなスロットマシンにおいて、演出態様選択手段が複数の演出態様の中から所定の演出態様を選択する確率は、該所定の演出態様が一旦選択された後、所定の継続条件が満足されている遊技期間においては他の演出態様が選択される確率よりも高く設定される、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、所定の演出態様が一旦選択された後は、連続して所定の演出態様が選択されて特典付与の決定が行われるかもしれないという期待感を、遊技者に持たせることが可能となるので、アシスト演出が行われる期間の遊技性を更に高めることが可能となる。
本発明に係るスロットマシンによれば、リール停止操作手順を報知する機能しか持っていなかったアシスト演出に、演出態様の違いによって特典付与の決定がなされるか否かを報知する機能を持たせることにより、遊技者に対して、リール停止操作手順を確認させるだけではなく、特典付与の決定がなされるかもしれないという期待感を持たせながら、アシスト演出の演出態様に注目させることができるので、アシスト演出が行われる期間の遊技性を高めることが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図である。 図1に示すスロットマシンの全体構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示すスロットマシンのリールの図柄配置を示す図である。 図1に示すスロットマシンの機能を概念的に示すブロック図である。 図1に示すスロットマシンの役決定情報記憶手段の構成を示す図である。 図1に示すスロットマシンにおいて設定される遊技状態の関係を示す図である。 図1に示すスロットマシンにおいて設定される役の種類を示す図である。 非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 RT中持非越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 BB中遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 押し順の種類と正解押し順手順と対応する小役の種類を示す押し順対応表の図である。 押し順の正解時と不正解時の停止表示図柄の一例を示す図である。 通常態様によるアシスト演出の一例を示す図である。 通常態様によるアシスト演出の別の例を示す図である。 第1の特別態様によるアシスト演出の一例を示す図である。 第2の特別態様によるアシスト演出の例を示す図である。 第1演出態様抽選の態様の一例を示す図である。 第2演出態様抽選の態様の一例を示す図である。 アシスト可能回数上乗せ抽選の態様の一例を示す図である。 主制御手段による基本制御処理の流れを示すフローチャートである。 役決定結果情報更新処理の流れを示すフローチャートである。 遊技開始受付開始処理の流れを示すフローチャートである。 役決定処理の流れを示すフローチャートである。 押し順対応のリール停止制御処理の流れを示すフローチャートである。 遊技状態の設定処理の流れを示すフローチャートである。 副制御手段によるアシスト演出制御処理の流れを示すフローチャートである。 アシスト演出実行処理の流れを示すフローチャートである。
以下、上記図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本発明の一実施形態に係るスロットマシンの全体的な構成について、図1〜図3を参照して説明する。なお、以下の説明において、「役が成立する」及び「役の成立」等と記載する場合の「成立」とは、役決定により決定された役(遊技メダルの払出しがある役(小役等の入賞役)か、払出しのない役(再遊技役やBB役)かは問わない)を構成する図柄の組合せ(対応図柄)が、後述の有効ライン上に停止表示されたことを示す概念として用いている。ただし、成立のタイミングについては、例えば、役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングでリール停止操作が行われた時点や、役の対応図柄が有効ライン上に停止表示された時点、スロットマシンが、役の対応図柄が有効ライン上に停止表示されたことを認識した時点や、認識した結果を記憶領域に格納した時点等、適宜のタイミングとすることができる。
<スロットマシンの外観>
本実施形態に係るスロットマシン1は、図1に示すように、本体筐体の前面に開閉可能に取り付けられた前扉2を備えており、この前扉2の前面には、上部から順に、上パネルアセンブリ10、中パネルアセンブリ20、下パネルアセンブリ30及び受け皿アセンブリ40が取り付けられている。
上記上パネルアセンブリ10の中央部には、その裏面側に配された画像表示装置11(図2参照)の表示画面11aが前方を臨むように配置されており、その周辺部には、第1演出ランプ12、第2演出ランプ13a,13b、第3演出ランプ14a,14bが配置されている。また、表示画面11aの下方左右には、一対の上部スピーカ15a,15bが配置されている。
上記中パネルアセンブリ20の中央部には、本体筐体内に横並びに配設された3個のリール3a,3b,3cの表面が臨む表示窓Wが設けられており、この表示窓Wの下方には、遊技に供する遊技メダルが投入されるメダル投入口21、クレジットされた範囲内で遊技に供する遊技メダルを1枚投入するための1−BETスイッチ22、遊技に供する遊技メダルを最大許容投入枚数(例えば3枚)投入するためのMAX−BETスイッチ23、
クレジットされた遊技メダルを払い出すための貯留メダル精算スイッチ24、全リール3a,3b,3cを一斉に回転開始させるためのスタートレバー25、各リール3a,3b,3cの回転を個別に停止させるための3個のストップスイッチ26a,26b,26c、及びメダル投入口21に投入した遊技メダルを返却するためのリジェクトスイッチ27等が設けられている。また、メダル投入口21の内部には、遊技メダルを検知するための投入メダルセンサ28(図2参照)が設けられている。
上記表示窓Wは、3個のリール3a,3b,3cが全て停止した際に、リール毎に3個の図柄、合計9個の図柄が遊技者から視認可能に表示されるように構成されている。また、表示窓Wには、表示窓Wを横断するようにして合計5本の入賞ライン29a,29b,29c,29d,29eが表示可能に設けられている。入賞ライン29aは、左上段、中央中段及び右上段の各図柄表示領域を結ぶV字状のラインであり、入賞ライン29bは、左上段、中央中段及び右下段の各図柄表示領域を結ぶ右下がりのラインであり、入賞ライン29cは、左中段、中央中段及び右中段の各図柄表示領域を結ぶ横一直線のラインである。また、入賞ライン29dは、左下段、中央中段及び右上段の各図柄表示領域を結ぶ右上がりのラインであり、入賞ライン表示29eは、左下段、中央中段及び右下段の各図柄表示領域を結ぶ逆V字状のラインである。各入賞ライン29a,29b,29c,29d,29eは、遊技に供された遊技メダル数によって有効となるライン数が変化し、最大許容投入枚数がベットされることにより、5本全てが有効となる。以下、有効となった入賞ラインを有効ラインと称することがある。
上記下パネルアセンブリ30の中央部には、透明な下パネルカバー31が取り付けられており、その左右両端部には、飾りランプ32a,32bが配置されている。なお、下パネルカバー31の裏面側には、所定の図柄が設けられた半透明の下パネルベース及び下パネル照明用蛍光灯(いずれも図示せず)が取り付けられており、この下パネル照明用蛍光灯を点灯させることにより、下パネルベースの図柄を後面側から照明するように構成されている。
上記受け皿アセンブリ40には、遊技メダルを払い出すための遊技メダル払出口41が開設されているとともに、遊技メダル払出口41に臨むようにして遊技メダルを貯留するための遊技メダル貯留皿42が設けられており、この遊技メダル貯留皿42の左には、灰皿43が設けられている。また、遊技メダル払出口41の左右には、受け皿アセンブリ40の背面側に配置された一対の下部スピーカ44a,44b(図2参照)の前面に対向して、多数の小孔からなるスピーカ口45a,45bが形成されている。
さらに、本体筐体内には、所定の賞態様が構成された場合に遊技メダルを払い出すためのホッパー50(図2参照)が設けられており、このホッパー50には遊技メダルを検出するためのメダル検出部51(図2参照)が設けられている。
<リール>
各リール3a,3b,3cはそれぞれステッピングモータ35a,35b,35c(図2参照)の駆動により回転するように構成されている。また、各リール3a,3b,3cは透光性を有する部材により構成されており、その外周面には、複数種類の図柄(図3参照)が表示された、透光性を有するリールテープが貼り付けられている。また、各リール3a,3b,3cの内面側には、バックランプ38a,38b,38c(図2参照)が配設されており、このバックランプ38a,38b,38cを点灯させることにより、各リール3a,3b,3cの図柄を内面側から照明するように構成されている。
各リール3a,3b,3cが表示する図柄は、図3に示すように構成されている。すなわち、「ベル」、「リプレイ」、「スイカ」、「赤チェリー」、「青チェリー」、「黒チ
ェリー」、「バー」、「菊」、「赤セブン」、「青セブン」の10種類の図柄が所定数ずつ計21個、各リール3a,3b,3cにそれぞれ表示されている。なお、図3中における左リール、中リール及び右リールとは、リール3a,リール3b及びリール3cをそれぞれ表している。
<遊技を行うための基本操作>
スロットマシン1で遊技を行うには、まず実際にメダル投入口21に遊技メダルを投入するか、1−BETスイッチ22またはMAX−BETスイッチ23のいずれかを操作することによりクレジットの範囲内で遊技に供するための遊技メダルの設定BET数を設定し、そのBET数に応じた有効ラインを決定する。本実施形態では、説明を簡単とするため、5本の入賞ライン29a,29b,29c,29d,29eが全て有効とされる、遊技メダルが3枚投入された状態(MAX−BETの状態)のみで遊技が行われるものとして、以下では説明するが、例えば、1枚の遊技メダルが投入された場合には、入賞ライン29cのみを有効とし、2枚の遊技メダルが投入された場合には、3本の入賞ライン29b,29c,29dを有効とするなど、有効ラインの設定はメダルの投入枚数に応じて適宜変更することが可能である。また、遊技状態に応じて、BET数を変えて遊技を行うようにすることも可能である。例えば、通常の遊技状態(例えば、後述する非RT遊技状態)や、再遊技(リプレイ)の確率が高まる遊技状態(例えば、後述するRT遊技状態)では3枚のBET数で遊技を行い、遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば、後述するBB遊技状態)中は、1枚のBET数で遊技を行うようにすることなどが挙げられる。
次に、遊技者がスタートレバー25を操作すると、各リール3a,3b,3cが回転を開始し、リール3a,3b,3cの外周表面に表示された複数種類の図柄が表示窓W内を上下に(通常、上から下に)移動表示される。そして、リール3a,3b,3cの回転が所定の速度に達すると各ストップスイッチ26a,26b,26cが有効化され、遊技者が各ストップスイッチ26a,26b,26cを操作すると、対応するリール3a,3b,3cの回転がそれぞれ停止する。
ここで、有効とされた入賞ライン29a,29b,29c,29d,29e上に停止表示された図柄の組合せが予め定めた入賞態様(遊技メダルを獲得することができる役の態様)となっている場合には、各入賞態様に対応した枚数の遊技メダルがホッパー50により払い出されるか、またはクレジットとして加算される。
<制御基板と各機器との接続>
スロットマシン1では、遊技に関する主たる制御が図2に示す主制御基板60上に配設された制御回路により行われ、画像表示装置11による演出画像表示制御、上部スピーカ15a,15b等のスピーカからの音声発生制御及びバックランプ38a,38b,38c等のランプによる照明制御等は、副制御基板70上に配設された制御回路により行われるように構成されている。また、両制御基板60,70間の情報伝達は、主制御基板60から副制御基板70への一方向のみ行うことが可能となっている。
主制御基板60には、遊技に関する各種の演算処理を行うメインCPU61と、制御プログラム等を記憶したROM62と、一時記憶領域であるRAM63とが配設されており、ROM62に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することにより、スロットマシン1における遊技に関する主たる制御が行われるようになっている。
上記メインCPU61には、駆動パルスを発生するためのクロックパルス発生器64、クロックパルス発生器64で発生した駆動パルスを分周するための分周器65、小役やビッグボーナス等の大役の抽選に用いる乱数を発生するための乱数発生器66、及び乱数発生器66で発生した乱数をサンプリングして抽選を行うためのサンプリング回路67が接
続されている。また、メインCPU61は、インターフェイス回路68を介して、モータ駆動回路36、ホッパー駆動回路52及び副制御基板70に対して信号を送信するとともに、リール位置検出回路37、払出完了信号回路53、リセットスイッチ81及び設定用鍵型スイッチ82からの信号を受信するように構成されている。
ここで、モータ駆動回路36は、各リール3a,3b,3cを回転駆動するステッピングモータ35a,35b,35cの回転・停止制御を行うための回路であり、リール位置検出回路37は、各リール3a,3b,3cに設置されたセンサ(図示せず)からの検出信号に基づき、各リール3a,3b,3cの回転位置を検出する回路である。また、ホッパー駆動回路52は、小役等の賞態様が成立した際に、ホッパー50を駆動して遊技メダルの払い出しを行わせる回路であり、払出完了信号回路53は、ホッパー50から所定数の遊技メダルが払い出されたことがメダル検出部31により検出された際に、主制御基板60に払出完了信号を送信する回路である。また、リセットスイッチ81は、スロットマシン1においてエラーが発生した際等に、主制御基板60に搭載された各回路等をリセットするためのスイッチであり、設定用鍵型スイッチ82は、役の発生確率等を例えば6段階で設定するためのスイッチである。
また、メインCPU61には、スイッチ基板90に接続されているか、またはスイッチ基板90上に搭載されている、リール停止信号回路91、スタートレバー25、投入メダルセンサ28、1−BETスイッチ22、MAX−BETスイッチ23、貯留メダル精算スイッチ24及びリジェクトスイッチ27からの各信号が、インターフェイス回路68を介して入力されるようになっている。
一方、副制御基板70には、演出に関する各種の演算処理を行うサブCPU71と、制御プログラム等を記憶したROM72と、一時記憶領域であるRAM73とが配設されており、ROM72に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することにより、スロットマシン1における演出に関する制御が行われるようになっている。
上記サブCPU71は、インターフェイス回路74を介して、主制御基板60からの各種信号を受信するとともに、表示装置制御回路16、スピーカ制御回路17及びランプ制御回路18に対し信号を送信するように構成されている。ここで、表示装置制御回路16は、画像表示装置11を制御して所定の演出画像を表示させる回路であり、スピーカ制御回路17は、上部スピーカ15a,15b等のスピーカから発生させる音声等の種類や音量を制御する回路であり、ランプ制御回路18は、バックランプ38a,38b,38c等のランプの点灯を制御する回路である。
次に、主に図4〜図21を参照しながら、本実施形態に係るスロットマシン1の特徴構成について説明する。
<機能ブロックの説明>
図4に示すように、本実施形態に係るスロットマシン1は、機能的な観点から説明すれば主に、複数種類の図柄を可変表示する3個のリール3a,3b,3cの回転開始及び回転停止に関する遊技者からのリール操作(例えば、スタートレバー25の傾動操作やストップスイッチ26a,26b,26cの押圧操作)を受け付ける操作手段95と、各リール3a,3b,3cを用いた遊技に関する制御を行う主制御手段100と、遊技の状況に応じて所定の演出制御を行う副制御手段110とを備えてなる。
上記主制御手段100は、役決定手段101、役決定情報記憶手段102、リール制御手段105、遊技状態制御手段106、及び情報送信手段107を備えている。なお、主制御手段100における上述の各手段は、図2に示す主制御基板60上に配されたメイン
CPU61、ROM62、RAM63、電子回路等のハードウエア及びROM62等に格納された制御プログラム等のソフトウエアにより構成されるものを機能的に表したものである。
上記役決定手段101は、スタートレバー25が傾動操作され、その信号が入力された際に、予め設定された役(ハズレを含む)の中から1つまたは複数の役を選択する役決定を行うように構成されている。なお、この役決定は、図2に示す乱数発生器66及びサンプリング回路67を用いた乱数抽選により行われる。具体的には、乱数発生器66により生成された乱数列の中から、サンプリング回路67によって1つの乱数(数字)を取得した後、その取得乱数が、役抽選テーブル(図8〜図11参照)に設定された複数の数値範囲の中のどの数値範囲に属するのかを判定し、取得乱数が属する数値範囲に対応した役を当選役として決定するように構成されている。
上記役決定情報記憶手段102は、上記役決定手段101による役決定(乱数抽選)の結果を示す情報を記憶するように構成されており、図5に示すように、特別役決定情報記憶領域1021及び小役等決定情報記憶領域1022を備えている。
特別役決定情報記憶領域1021は、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される契機となる特別役(後述の第1BB役または第2BB役)が役決定により決定されたことを示す情報(後述の第1BB役または第2BB役の当選フラグ情報)が記憶される領域である。また、小役等決定情報記憶領域1022は、役決定により後述のSB役、再遊技役または小役(後述の小役1〜12)が決定された場合に、何れの役が決定されたかということを示す情報(決定されたSB役、小役または再遊技役の当選フラグ情報)が記憶される領域である。
上記リール制御手段105は、スタートレバー25が傾動操作され、その信号が入力された際に、各リール3a,3b,3cを一斉に回転開始させるとともに、ストップスイッチ26a,26b,26cが順次押圧操作され、それらの各信号が入力された際に、対応する各リール3a,3b,3cを順次回転停止させるように構成されている。なお、各リール3a,3b,3cの回転停止制御は、ストップスイッチ26a,26b,26cが操作されたタイミングから、各リール3a,3b,3cが最大で4図柄移動する範囲内で行われる。すなわち、役決定手段101による役決定の結果、所定の役が決定されている場合には、その決定された役の対応図柄が有効ライン上に停止表示されるように、ハズレの場合には、設定された何れの役の対応図柄も有効ライン上に停止表示されないよう停止制御がなされるようになっている。例えば、図3に示すように「ベル」の図柄は、各リール3a,3b,3cにおいて、5図柄以内毎に配置されているので、「ベル・ベル・ベル」の図柄組合せは、ストップスイッチ26a,26b,26cの操作タイミングに関わらず、必ず、有効ライン上に停止表示させることが可能となっている。
上記遊技状態制御手段106は、後述する条件P〜Sの何れかが満足されることを契機として、後述する非RT遊技状態、BB遊技状態、RT遊技状態の3つの遊技状態のうちの何れかの遊技状態を設定するように構成されている。
上記情報送信手段107は、遊技に関する各種情報(例えば、スタートレバー25やストップスイッチ26a,26b,26cが操作されたことの情報、役決定結果を示す情報及び当選役の成立の有無の情報、遊技状態の設定情報等)を副制御手段110に送信するように構成されている。
一方、上記副制御手段110は、演出実行制御手段111、アシスト回数制御手段112、演出態様選択手段113、及び情報受信手段114を備えている。なお、副制御手段
110における上述の各手段は、図2に示す副制御基板70上に配されたサブCPU71、ROM72、RAM73、電子回路等のハードウエア及びROM72に格納された制御プログラム等のソフトウエアにより構成されるものを機能的に表したものである。
上記演出実行制御手段111は、本実施形態におけるアシスト演出手段を構成するものであり、後述するRT遊技状態中の期間において、役決定手段101による役決定により、所定の役決定結果(後述する役決定結果F〜Jの何れか)が得られた場合に、該所定の役決定結果に対応した特定役(後述の押し順選択小役)の成否に関わるリール回転停止操作手順(本実施形態では、より多くの遊技メダルを獲得することが可能となる押し順選択小役を成立させるために必要となる、ストップスイッチ26a,26b,26cの操作順(以下「正解押し順」と称する))を報知するアシスト演出(後述の押し順ナビ演出)を、画像表示装置11の表示画面11a上において行うとともに、そのアシスト演出に対応した音声をスピーカ15a,15bから出力するように構成されている。
上記演出態様選択手段113は、上記演出実行制御手段111が所定の正解押し順(後述の押し順1、4または5の正解押し順)を報知するアシスト演出を行う場合に、該アシスト演出の少なくとも一部を構成する演出態様として、複数の演出態様の中から1つの演出態様を選択するように構成されている。
上記アシスト回数制御手段112は、本実施形態における特典付与決定手段を構成するものであり、上記演出実行制御手段111がRT遊技状態中にアシスト演出を行うことが可能な回数(以下「アシスト可能回数」と称する)を設定、管理するとともに、上記演出態様選択手段113により上述の複数の演出態様の中から所定の演出態様が選択された場合に、上記アシスト可能回数の上乗せ分(アシスト上乗せ回数)を決定する抽選(後述のアシスト可能回数上乗せ抽選)を行い、その決定されたアシスト上乗せ回数を、遊技者に付与する特典としてアシスト可能回数の残数に加算するように構成されている。
上記情報受信手段114は、主制御手段100から送信された遊技に関する各種情報を受信し、演出実行制御手段111、アシスト回数制御手段112及び演出態様選択手段113に対し必要な情報を伝達するように構成されている。
なお、本実施形態では、上記アシスト可能回数は、RT遊技状態に移行した時点で所定回数(例えば、初期値50回)に設定され、以降、アシスト演出が行われたか否かに関係なく、遊技が行われる毎にアシスト可能回数が1つずつ減少し、このアシスト可能回数が0となるとアシスト演出が終了するように構成されている。ただし、RT遊技状態中において後述のアシスト可能回数上乗せ抽選が行われ、アシスト上乗せ回数が決定された場合には、そのアシスト上乗せ回数の値がアシスト可能回数の残数に加算される。
<遊技状態の設定>
上述したように遊技状態制御手段105は、非RT遊技状態、BB遊技状態及びRT遊技状態の3つの遊技状態(図6参照。なお、図6では「遊技状態」を省略して表記している)のうちの何れかの遊技状態に設定するように構成されている。
非RT遊技状態は、スロットマシン1において標準となる通常の遊技状態であり、後述する再遊技役の当選確率が基準値(例えば、1/7)に設定されている。
RT遊技状態は、非RT遊技状態中において、条件Pが満足されたことを契機として設定される遊技状態であり、後述する再遊技役の当選確率が非RT遊技状態中よりも高い値(例えば、1/1.5)に設定されている。また、このRT遊技状態中の期間内では、演出実行制御手段111によるアシスト演出(押し順ナビ演出)を実行することが許容され
ている。ここで、条件Pとは、各リール3a,3b,3cの停止表示図柄の有効ライン上での組合せが、「ベル・赤チェリー・リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バー・リプレイ」である場合とされる。
なお、これら3通りの図柄の組合せは、いずれも、後述するSB役のいわゆる「取りこぼし目」で表示される図柄の組合せとなっている。すなわち、役決定によりSB役が当選している場合には、ストップスイッチ26a,26b,26cの操作タイミングに応じて、SB役の対応図柄(「青セブン・青チェリー・赤チェリー」)を引き込むことが可能な場合はその対応図柄が有効ライン上に停止表示され、引き込めない場合は、「ベル・赤チェリー・リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バー・リプレイ」の図柄の組合せが有効ライン上に停止表示されるように、各リール3a,3b,3cの駆動が制御されるようになっている。
また、RT遊技状態において、条件Sが満足されたことを契機として、非RT遊技状態に移行されるように設定されている。ここで、条件Sとは、各リール3a,3b,3cの停止表示図柄の有効ライン上での組合せが、「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」、「リプレイ・バー・リプレイ」または「リプレイ・菊・リプレイ」である場合とされる。これら3通りの図柄の組合せは、いずれも、後述する押し順選択小役の当選時に、押し順が不正解となった場合に有効ライン上に表示される図柄の組合せとなっており、押し順が不正解の場合には、「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」、「リプレイ・バー・リプレイ」または「リプレイ・菊・リプレイ」が左中段・中中段・右中段の横一直線の有効ライン上に停止表示されるとともに、左上段・中上段・右上段の横一直線のライン(無効ライン)上に「ベル・ベル・ベル」が停止表示されるようになっている。
BB遊技状態は、非RT遊技状態中またはRT遊技状態中において、条件Qが満足されたことを契機として設定される、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される特別遊技状態である。本実施形態において、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件とは、所定の小役(後述の小役4)の当選確率が1に設定されることとされる。ここで、条件Qとは、各リール3a,3b,3cの停止表示図柄の有効ライン上での組合せが、後述する第1BB役の対応図柄(「赤セブン・赤セブン・赤セブン」)または第2BB役の対応図柄(「赤セブン・赤セブン・青セブン」)である場合とされる。
また、BB遊技状態中に条件Rが満足されたことを契機として、非RT遊技状態に移行されるようになっている。ここで、条件Rとは、BB遊技状態中に所定枚数(第1BB役の成立によりBB遊技状態が設定された場合は300枚以上、第2BB役の成立によりBB遊技状態が設定された場合は200枚以上)の遊技メダルが払い出されてBB遊技状態が終了したこととされる。
<役の種類>
本実施形態においては、図7に示すように、第1BB役及び第2BB役の2つの特別役(大役)と、1つのSB役と、小役1〜14までの14の小役と、再遊技役との計18の役が設定され、それぞれの役が成立するための各リール3a,3b,3cによる表示図柄の組合せは、図7に示すように設定されている。
第1BB役及び第2BB役は、その対応図柄が有効ライン上停止表示された際には、遊技メダルは払い出されず、次の遊技からBB遊技状態に設定されることを示す役となっている。BB遊技状態に設定されている期間は、第1BB役及び第2BB役において、それぞれ遊技メダルが300枚以上及び200枚以上払い出されるまでの期間である。
また、SB役は、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行の端緒となる役である。す
なわち、SB役の対応図柄である「青セブン・青チェリー・赤チェリー」は、各リール3a,3b,3cに1つずつしか設けられていない図柄の組合せであり、当選した場合でも有効ライン上に停止表示されにくい役(引き込みにくい役)となっている。また、上述したように、SB役の取りこぼし目で有効ライン上に停止表示される「ベル・赤チェリー・リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バー・リプレイ」の図柄の組合せは、非RT遊技状態からRT遊技状態へ移行する場合の条件Pを満足する図柄となっている。このため、非RT遊技状態においてSB役が当選した場合には、高い確率で条件Pが満足されて非RT遊技状態からRT遊技状態へ移行するようになっている。なお、SB役の対応図柄である「青セブン・青チェリー・赤チェリー」が有効ライン上に停止表示された際には、遊技メダルは払い出されず、次回も同じ遊技状態に設定されるようになっている。
小役1は、リール3a(左リール)において、「赤チェリー」の図柄が有効ライン上に停止表示されさえすれば、リール3a,3bにおいて停止表示される図柄が何であっても成立する役である(図7中の「赤チェリー・−・−」の「−」は任意の図柄であることを示している)。また、小役2は、その対応図柄が「スイカ・スイカ・スイカ」とされた役であり、小役3は、その対応図柄が「ベル・ベル・ベル」とされた役である。
なお、小役3を構成する図柄「ベル」は、上述したように、各リール3a,3b,3c上において5図柄以内毎に配置されているので、小役3が当選した場合、その対応図柄「ベル・ベル・ベル」は、リール回転停止操作(ストップスイッチ26a,26b,26cの操作)のタイミングに関わらず、有効ライン上に停止表示されるようにリール制御することが可能となっている。この小役3のように、リール回転停止操作のタイミングに関わらず、その対応図柄を有効ライン上に停止表示させるようにリール制御することが可能な役を、以下、便宜的に「100%引込み可能な役」と称する。
また、小役4は、3組の図柄パターン「ベル・赤チェリー・ベル」、「ベル・バー・ベル」、「ベル・菊・ベル」が何れも対応図柄とされた役である。さらに、小役3〜小役12は、各々が単独で当選するようには設定されておらず、非RT遊技状態中またはRT遊技状態中において、小役3〜小役8が重複当選するという役決定結果Fが得られる場合と、小役3〜小役7及び小役9が重複当選するという役決定結果Gが得られる場合と、小役3〜小役7及び小役10が重複当選するという役決定結果Hが得られる場合と、小役3〜小役7及び小役11が重複当選するという役決定結果Iが得られた場合と、小役3〜小役7及び小役12が重複当選するという役決定結果Jが得られる場合との5つの場合が設定されている(図8〜図11参照)。
〈押し順選択小役〉
また、小役3〜小役12は、「押し順選択小役」として設定されている。ここで、押し順選択小役とは、これらの役の当選後に、ストップスイッチ26a,26b,26cがどのような順序で操作されたかによって、成立する役が変動する役のことを意味している。本実施形態では、図13の「押し順対応表」に示すように、「押し順1」〜「押し順5」の5種類の押し順が設定された5択押し順選択となっている。
「押し順1」は、小役3〜小役8が重複当選するという役決定結果Fが得られた場合に設定されるもので、ストップスイッチ26bが最初に操作された場合(図13では「中第一」と記載)に正解押し順が確定するものである。すなわち、この「押し順1」の場合、ストップスイッチが26b→26a→26c(中→左→右)の順番で操作された場合と、26b→26c→26a(中→右→左)の順番で操作された場合との両方が共に正解押し順となる。
「押し順2」は、小役3〜小役7及び小役9が重複当選するという役決定結果Gが得られた場合に設定されるもので、ストップスイッチが26a→26b→26c(左→中→右)の順番で操作された場合のみが正解押し順とされるものである。同様に、「押し順3」は、小役3〜小役7及び小役10が重複当選するという役決定結果Hが得られた場合に設定されるもので、ストップスイッチが26c→26b→26a(右→中→左)の順番で操作された場合のみが正解押し順とされるものであり、「押し順4」は、小役3〜小役7及び小役11が重複当選するという役決定結果Iが得られた場合に設定されるもので、ストップスイッチが26a→26c→26b(左→右→中)の順番で操作された場合のみが正解押し順とされるものであり、「押し順5」は、小役3〜小役7及び小役12が重複当選するという役決定結果Jが得られた場合に設定されるもので、ストップスイッチが26c→26a→26b(右→左→中)の順番で操作された場合のみが正解押し順とされるものである。
本実施形態では、上述の「押し順1」〜「押し順5」の何れにおいても、ストップスイッチ26a,26b,26cの実際の操作順が正解押し順に合致していた場合(押し順正解時)には払出枚数の多い小役3が成立し、合致していなかった場合(押し順不正解時)には、払出枚数の少ない小役4及び小役5が成立するようになっている。例えば、「押し順3」に設定された場合に、正解押し順である26c→26b→26a(右→中→左)の順番でストップスイッチが操作された場合には、小役3の対応図柄である「ベル・ベル・ベル」が有効ライン上に停止表示されて、遊技メダルが12枚払い出される(図14(a)参照)のに対し、他の順番でストップスイッチが操作された場合には、小役4の対応図柄である「ベル・赤チェリー・ベル」及び小役5の対応図柄である「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」が有効ライン上に停止表示され、遊技メダルの払出しは、1枚+3枚の計4枚に留まる(図14(b)参照)ようになっている。
小役13(対応図柄「赤セブン・青チェリー・スイカ」)及び小役14(対応図柄「青セブン・青チェリー・スイカ」)は、上述の小役1及び小役2と同様、押し順選択小役としては設定されていない小役であり、成立時にはそれぞれ1枚の遊技メダルが払い出されるように設定されている。
再遊技役は、対応図柄が「リプレイ・リプレイ・リプレイ」とされた役であり、成立した場合、遊技メダルの払出しはないものの、遊技メダルを投入(BET)することなく、次の遊技を行うことが可能とされる。なお、再遊技役を構成する図柄「リプレイ」は、図3に示すように、各リール3a,3b,3c上においてそれぞれ5図柄以内毎に配置されており、上述の小役3と同様、100%引込み可能な役となっている。
<各遊技状態中の役の抽選テーブル>
非RT遊技状態中においては、図8及び図9に示す抽選テーブルが用いられる。図8に示す抽選テーブルは、非RT遊技状態中であって、かつ第1BB役が当選していることを示す情報(以下「第1BB役の当選フラグ情報」と称する)または第2BB役が当選していることを示す情報(以下「第2BBの当選フラグ情報」と称する)が持ち越されていない遊技期間(以下「非RT中非持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。一方、図9に示す抽選テーブルは、非RT遊技状態中であって、かつ第1BB役の当選フラグ情報または第2BB役の当選フラグ情報が持ち越されている遊技期間(以下「非RT中持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。
図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成される乱数列の全数値範囲(1〜Nz;Nz等の、Nにa,b,c…を付したものは整数を表す)を14に分割した各数値範囲に対応したA〜M,Z1の役決定結果が設定されて
おり、各役決定結果には図8に示すように各々の役が対応付けられている。例えば、役決
定結果A(乱数の数値範囲1〜Na)には第1BB役が対応付けられており、数値範囲B(乱数の数値範囲Na+1〜Nb)には第2BB役が対応付けられている。また、役決定結果F(乱数の数値範囲Ne+1〜Nf)には小役3〜8が対応付けられており、役決定結果G(乱数の数値範囲Nf+1〜Ng)には小役3〜8及び9が対応付けられている。さらに、役決定結果M(乱数の数値範囲Nl+1〜Nm)には再遊技役が対応付けられており、役決定結果Z1(乱数の数値範囲Nm+1〜Nz)にはハズレが対応付けられてい
る。
表中の確率の欄に記されている各数値は、各役決定結果A〜M,Z1に対応した各乱数
の数値範囲の全数値範囲に占める割合を示している。例えば、乱数発生器66により生成される乱数列の中からサンプリング回路67によって1つの乱数(数字)を取得した際、その取得乱数が役決定結果Aの乱数の数値範囲1〜Naに属し、それにより第1BB役が当選役として決定される確率は1/800であることを示している。なお、ハズレに対応する役決定結果Z1の確率p1は、役決定結果A〜Mの各確率を合計した値を1から引いた値である。
図9に示す非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルは、D〜M,Z1〜Z4の各役決定結果が設定されており、各役決定結果に対応する乱数の数値範囲、役及び確率は図9に示すように設定されている。図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルとの違いは、図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルでは、乱数の数値範囲1〜Naと対応する役決定結果Aが第1BB役に対応付けられ、乱数の数値範囲Na+1〜Nbと対応する役決定結果Bが第2BB役に対応付けられ、乱数の数値範囲Nb+1〜Ncと対応する役決定結果CがSB役に対応付けられているのに対し、図9に示す非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルでは、乱数の数値範囲1〜Naと対応する役決定結果Z2と、乱数
の数値範囲Na+1〜Nbと対応する役決定結果Z3と、乱数の数値範囲Nb+1〜Nc
と対応する役決定結果Z4が、共にハズレに対応付けられている点にある。
RT遊技状態中においては、図10及び図11に示す抽選テーブルが用いられる。図10に示す抽選テーブルは、RT遊技状態中であって、かつ第1BB役の当選フラグ情報または第2BBの当選フラグ情報が持ち越されていない遊技期間(以下「RT中非持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。一方、図11に示す抽選テーブルは、RT遊技状態中であって、かつ第1BB役の当選フラグ情報または第2BBの当選フラグ情報が持ち越されている遊技期間(以下「RT中持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。
図10に示すRT中非持越し遊技期間の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成される乱数列の全数値範囲(1〜Nz)を14に分割した各数値範囲に対応したA〜M,Z5の役決定結果が設定されており、各役決定結果には図10に示すように各々の役が対
応付けられている。図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルと異なるのは、再遊技役が対応付けられた役決定結果M(乱数の数値範囲Nl+1〜Nn)の確率が1/1.5と高確率に設定され、それに伴い、ハズレが対応付けられた役決定結果Z5(乱数
の数値範囲Nn+1〜Nz)の確率がp2(<p1)に設定されている点にあり、他の構成は、図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルと同じである。
図11に示すRT中持越し遊技期間の抽選テーブルは、D〜M,Z2〜Z5の各役決定結果が設定されており、各役決定結果に対応する乱数の数値範囲、役及び確率は図11に示すように設定されている。図10に示すRT中非持越し遊技期間の抽選テーブルとの違いは、図10に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルでは、乱数の数値範囲1〜Naと対応する役決定結果Aが第1BB役に対応付けられ、乱数の数値範囲Na+1〜Nbと対応する役決定結果Bが第2BB役に対応付けられ、乱数の数値範囲Nb+1〜Ncと
対応する役決定結果CがSB役に対応付けられているのに対し、図11に示すRT中持越し遊技期間の抽選テーブルでは、乱数の数値範囲1〜Naと対応する役決定結果Z2と、
乱数の数値範囲Na+1〜Nbと対応する役決定結果Z3と、乱数の数値範囲Nb+1〜
Ncと対応する役決定結果Z4とが、共にハズレに対応付けられている点にある。
第1BB役または第2BB役が成立したことを契機として移行されるBB遊技状態中(以下「BB中」と略記することがある)においては、図12に示す抽選テーブルが用いられる。図12に示すBB中の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成される乱数列の全数値範囲(1〜Nz)に対応した役決定結果Pのみが設定されており、この役決定結果Pには小役3が対応付けられている。すなわち、BB中の役決定においては、小役3のみが100%の確率で決定されるように設定されている。先に述べたように小役3は、100%引込み可能な役であるため、BB中においては、遊技が行われる毎に、12枚の遊技メダルが払い出されることとなる。なお、各遊技状態中に抽選される役の種類や確率は、増やしたり減らしたりするなど適宜設定することが可能である。例えば、BB遊技状態中において、小役3以外の役の抽選を行うようにしたり、ハズレを設定したりしてもよい。
<役決定結果情報の処理>
先にも述べたように本実施形態では、役決定(乱数抽選)の結果を示す情報が、役決定情報記憶手段102の各記憶領域(図5参照)に記憶されるようになっている。例えば、上記非RT中非持越し遊技期間における役決定により、図8に示す抽選テーブルの役決定結果Aが得られた場合には、第1BB役が当選役として決定されるとともに、第1BB役が決定されたことを示す第1BB役の当選フラグ情報が特別役決定情報記憶領域1021に記憶される。同様に、数値範囲Bに属する乱数が取得された場合には、第2BB役が当選役として決定されるとともに、第2BB役が決定されたことを示す第2BB役の当選フラグ情報が特別役決定情報記憶領域1021に記憶される。
また、同じく非RT中非持越し遊技期間における役決定により、図8に示す抽選テーブルの役決定結果Cが得られた場合には、SB役が当選役として決定されるとともに、そのことを示すSB役の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Dが得られた場合には、小役1が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役1の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Eが得られた場合には、小役2が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役2の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶される。
同様に、非RT中非持越し遊技期間における役決定により、図8に示す抽選テーブルの役決定結果Fが得られた場合には、小役3〜8が重複当選役として決定されるとともに、そのことを示す役決定結果Fの当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Gが得られた場合には、小役3〜7及び9が重複当選役として決定されるとともに、そのことを示す役決定結果Gの当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Hが得られた場合には、小役3〜7及び10が重複当選役として決定されるとともに、そのことを示す役決定結果Hの当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Iが得られた場合には、小役3〜7及び11が重複当選役として決定されるとともに、そのことを示す役決定結果Iの当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Jが得られた場合には、小役3〜7及び12が重複当選役として決定されるとともに、そのことを示す役決定結果Jの当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶される。
同様に、非RT中非持越し遊技期間における役決定により、図8に示す抽選テーブルの役決定結果Kが得られた場合には、小役13が当選役として決定されるとともに、そのこ
とを示す小役13の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Lが得られた場合には、小役14が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役14の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶され、役決定結果Mが得られた場合には、再遊技役が当選役として決定されるとともに、そのことを示す再遊技役の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶される。これに対し、役決定結果Z1が得られた場合には、ハズレであるとして、役決定情報記憶手段102
には何ら当選フラグ情報が記憶されない(ハズレの役決定フラグ情報を記憶するようにしてもよい。以下において同じ)。
なお、上記非RT中持越し遊技期間において、図9に示す抽選テーブルを用いる役決定により、D〜M,Z1の何れかの役決定結果が得られた場合の当選フラグ情報の記憶処理
は、図8に示す抽選テーブルを用いる役決定により同じD〜M,Z1の何れかの役決定結
果が得られた場合と同様である。一方、役決定結果Z2,Z3またはZ4が得られた場合に
は、役決定結果Z1が得られた場合と同様、ハズレであるとして、役決定情報記憶手段1
02には何ら情報が記憶されない。また、上記RT中非持越し遊技期間において、図10に示す抽選テーブルを用いる役決定により、A〜Mの何れかの役決定結果が得られた場合の当選フラグ情報の記憶処理は、図8に示す抽選テーブルを用いる役決定により同じA〜Mの何れかの役決定結果が得られた場合と同様である。一方、役決定結果Z5が得られた
場合には、役決定結果Z1が得られた場合と同様、ハズレであるとして、役決定情報記憶
手段102には何ら情報が記憶されない。また、上記RT中非持越し遊技期間において、図11に示す抽選テーブルを用いる役決定により、D〜M,Z5の何れかの役決定結果が
得られた場合の当選フラグ情報の記憶処理は、図10に示す抽選テーブルを用いる役決定により同じD〜M,Z5の何れかの役決定結果が得られた場合と同様であり、役決定結果
2,Z3またはZ4が得られた場合の処理は、図9に示す抽選テーブルを用いる役決定に
より同じ役決定結果Z2,Z3またはZ4が得られた場合と同様である。
また、上記BB中の遊技期間における役決定においては、図12に示す抽選テーブルの役決定結果Nが遊技毎に得られ、これにより小役3が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役3の当選フラグ情報が小役等決定情報記憶領域1022に記憶される。
特別役決定情報記憶領域1021に記憶された第1BB役の当選フラグ情報または第2BB役の当選フラグ情報、及び小役等決定情報記憶領域1022に記憶された、任意の当選役に対応した各当選フラグ情報は、主制御手段100の情報送信手段107から副制御手段110の情報受信手段114に送信される(送信のタイミングについては後述の制御フローを参照)。
また、小役等決定情報記憶領域1022に記憶された当選フラグ情報は、情報が記憶された後、次の遊技期間に移行されるまでの間にクリア(消去)され、特別役決定情報記憶領域1021に記憶された第1BB役の当選フラグ情報または第2BB役の当選フラグ情報は、第1BB役または第2BB役が成立した場合にはクリアされ、成立しなかった場合にはクリアされず、次の遊技期間に持ち越される。
<アシスト演出>
先にも述べたように本実施形態では、RT遊技状態中(RT中非持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)の役決定により、図8〜図11に示す役決定結果F〜Jの何れかの役決定結果が得られた場合、演出実行制御手段111(図4参照)により、遊技者によるストップスイッチ26a,26b,26cの操作順(押し順)を報知するアシスト演出(押し順ナビ演出)が、画像表示装置11の表示画面11a上に表示される画像及びスピーカ15a,15bから出力される音声により実行される。アシスト演出の態様として本
実施形態では、通常態様と特別態様との2つの演出態様を備えている。
通常態様とは、RT遊技状態中の役決定により、役決定結果F(図13の「押し順1」に対応)が得られ、かつ後述の第1演出態様抽選により「ハズレ」の抽選結果が得られた場合(以下「第1の場合」と称する)と、役決定結果G(図13の「押し順2」に対応)が得られた場合(以下「第2の場合」と称する)と、役決定結果H(図13の「押し順3」に対応)が得られた場合(以下「第3の場合」と称する)と、役決定結果I(図13の「押し順4」に対応)が得られ、かつ後述の第2演出態様抽選により「ハズレ」の抽選結果が得られた場合(以下「第4の場合」と称する)と、役決定結果J(図13の「押し順5」に対応)が得られた場合(以下「第5の場合」と称する)に実行される演出態様を総称したものである。
具体的には、上記第1の場合、図13の「押し順1」に対応した「中第一」の正解押し順を報知するために、図15に示すように画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す算用数字を「2、1、3」の順番(「3、1、2」の順番としてもよい)で左側から並べて表示するとともに、1番目に操作すべきストップスイッチ26bの位置を示す「なか」という音声、2番目に操作すべきストップスイッチ26aの位置を示す「ひだり」という音声、及び3番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「みぎ」という音声を、各ストップスイッチの操作タイミングに合わせるように、この順序で、スピーカ15a,15bから出力する。
また、上記第4の場合、図13の「押し順4」に対応した「左→右→中」の正解押し順を報知するために、図16に示すように画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す算用数字を「1、3、2」の順番で左側から並べて表示するとともに、1番目に操作すべきストップスイッチ26aの位置を示す「ひだり」という音声、2番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「みぎ」という音声、及び3番目に操作すべきストップスイッチ26bの位置を示す「なか」という音声を、各ストップスイッチの操作タイミングに合わせるように、この順序で、スピーカ15a,15bから出力する。
同様に、上記第2の場合、図13の「押し順2」に対応した「左→中→右」の正解押し順を報知するために、画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す算用数字を「1、2、3」の順番で左側から並べて表示するとともに、1番目に操作すべきストップスイッチ26aの位置を示す「ひだり」という音声、2番目に操作すべきストップスイッチ26bの位置を示す「なか」という音声、及び3番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「みぎ」という音声を、各ストップスイッチの操作タイミングに合わせるように、この順序で、スピーカ15a,15bから出力する(図示略)。
上記第3の場合、図13の「押し順3」に対応した「右→中→左」の正解押し順を報知するために、画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す算用数字を「3、2、1」の順番で左側から並べて表示するとともに、1番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「みぎ」という音声、2番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「なか」という音声、及び3番目に操作すべきストップスイッチ26aの位置を示す「ひだり」という音声を、各ストップスイッチの操作タイミングに合わせるように、この順序で、スピーカ15a,15bから出力する(図示略)。
上記第5の場合、図13の「押し順5」に対応した「右→左→中」の正解押し順を報知するために、画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す算用数字を「2、3、1」の順番で左側から並べて表示するとともに、1番目に操作すべきストップスイッチ26cの位置を示す「みぎ」という音声、2番目に操作すべきストップスイッチ26aの位置を示す「ひだり」という音声、及び3番目に操作すべきストップスイッチ26b
の位置を示す「なか」という音声を、各ストップスイッチの操作タイミングに合わせるように、この順序で、スピーカ15a,15bから出力する(図示略)。
一方、特別態様とは、RT遊技状態中の役決定により、役決定結果F(図13の「押し順1」に対応)が得られ、かつ後述の第1演出態様抽選により「当り」の抽選結果が得られた場合(以下「第6の場合」と称する)と、役決定結果I(図13の「押し順4」に対応)が得られ、かつ後述の第2演出態様抽選により「第1当り」の抽選結果が得られた場合(以下「第7の場合」と称する)及び「第2当り」の抽選結果が得られた場合(以下「第8の場合」と称する)に実行される演出態様を総称したものである。
具体的には、上記第6の場合、図13の「押し順1」に対応した「中第一」の正解押し順を報知するために、図17に示すように画像表示装置11の表示画面11a上に、正解押し順を示す漢数字を「弐、壱、参」の順番(「参、壱、弐」の順番としてもよい)で左側から並べて表示する。このとき、正解第1押し順(1番目に操作すべきストップスイッチ)であるストップスイッチ26bの順番を示す「壱」という文字については、これを目立つように表示するとともに、その近傍位置に、ストップスイッチ26bの位置「中」を誇張して表現する「ド真ん中」という文字を併せて表示する。同時に、1番目に操作すべきストップスイッチ26bの位置「中」を誇張して表現する「どまんなか」という音声を、ストップスイッチ26bの操作タイミングに合わせるようにスピーカ15a,15bから出力する。なお、正解第2押し順(2番目に操作すべきストップスイッチ)及び正解第3押し順(3番目に操作すべきストップスイッチ)については、上述した第1の場合の通常態様による報知を行う。以下、この第6の場合における正解第1押し順報知のための特別態様を、第1の特別態様と称する。
また、上記第7の場合、図13の「押し順4」に対応した「左→右→中」の正解押し順を報知するために、正解第1押し順と正解第2押し順の報知については、上述した第4の場合の通常態様による報知を行うが、正解第3押し順の報知については、図18に示すように画像表示装置11の表示画面11a上に、正解第3押し順であるストップスイッチ26bの順番を示す「参」という文字を目立つように表示するとともに、その近傍位置に、ストップスイッチ26bの位置「中」を誇張して表現する「ド真ん中」という文字を併せて表示する。同時に、3番目に操作すべきストップスイッチ26bの位置「中」を誇張して表現する「どまんなか」という音声を、ストップスイッチ26bの操作タイミングに合わせるようにスピーカ15a,15bから出力する。以下、この第7の場合における正解第3押し順報知のための特別態様を、第2の特別態様と称する。
上記第8の場合、正解第1押し順から正解第3押し順までの報知態様については、上述の第7の場合と同様である。異なるのは、全リールが停止した後、図18に示す特別態様による正解第3押し順の報知画像を、画像表示装置11の表示画面11a上に繰り返し表示するとともに、ストップスイッチ26bの位置「中」を誇張して表現する「どまんなか」という音声を、報知画像の表示タイミングに合わせるようにスピーカ15a,15bから連続して出力する。以下、この第8の場合における全リール停止後に正解第3押し順を連続報知する特別態様を、第3の特別態様と称する。なお、連続報知させるための具体的態様としては、例えば、1回報知する毎に、所定の確率(例えば、80%)で次の報知を行うか否かの決定を行い、報知するという決定がなされた場合は、続けて次の報知を行うようにする態様や、予め報知する上限回数(例えば、5回)を決めておき、その上限回数に達するまで、連続して報知する態様などが挙げられる。また、第3の特別態様による連続報知を行うことを決定する契機を、役決定時や全リール停止時とすることも可能である。
このように、RT遊技状態中においては、押し順選択小役が当選した場合(F〜Jの何
れかの抽選結果が得られた場合)、正解押し順を報知するアシスト演出(押し順ナビ演出)が行われるため、押し順選択小役が当選した場合には、多くの遊技メダルを容易に獲得することが可能となる。なお、上述したように、押し順選択小役が当選している場合に押し順が不正解ならば、「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」、「リプレイ・バー・リプレイ」または「リプレイ・菊・リプレイ」が有効ライン上に停止表示されることにより上記条件Sが満足され、RT遊技状態から非RT遊技状態に移行されてしまうので、遊技者にとって押し順ナビ演出は、非RT遊技状態に移行されずにRT遊技状態に留まるための重要な役割を担っている。
<演出態様選択>
上述したアシスト演出において、RT遊技状態中の役決定により役決定結果F(図13の「押し順1」に対応)が得られた場合に、正解第1押し順である「中」(ストップスイッチ26bを操作すること)を、通常態様により報知するのか、上記第1の特別態様により報知するのかは、次述する第1演出態様抽選により決定される。
この第1演出態様抽選は、RT遊技状態中の役決定により役決定結果Fが得られた場合に、演出態様選択手段113(図4参照)により行われるものであり、図19に示すように、「当り」及び「ハズレ」の2つの項目の中から一方が抽選により決定され、「当り」が決定された場合には第1の特別態様が正解第1押し順の報知態様として選択され、「ハズレ」が決定された場合には通常態様が正解第1押し順の報知態様として選択されるようになっている。また、「当り」が当選する確率は、RT遊技状態に移行された後、「当り」が一旦当選するまでは1/100と「ハズレ」の確率99/100よりも低く設定されるが、「当
り」が一旦当選した後は、所定の継続条件(本実施形態では、「当り」が一旦当選した後に、RT遊技状態中で行われる遊技の回数が所定回数(例えば、10回)以下であることとする)が満足されている遊技期間(以下「第1の高確率期間」と称する)においては、9/10と「ハズレ」の確率1/10よりも高く設定されており、これにより、第1の高確率期間においては、第1の特別態様によるアシスト演出が連続的に行われる確率が高くなるようになっている。なお、第1の高確率期間が終了した後は、「当り」が一旦当選するまでの確率設定に戻るが、第1の高確率期間が終了した時点において、第1の高確率期間が継続するか否かを決定する抽選を行うようにしてもよい。
また、上述のアシスト演出において、RT遊技状態中の役決定により役決定結果I(図13の「押し順4」に対応)が得られた場合に、正解第3押し順である「中」(ストップスイッチ26bを操作すること)を、通常態様により報知するのか、上記第2の特別態様により報知するのか、あるいは第2の特別態様により報知した後、さらに全リール停止後に上記第3の特別態様による演出を行うのかは、次述する第2演出態様抽選により決定される。
この第2演出態様抽選は、RT遊技状態中の役決定により役決定結果Iが得られた場合に、演出態様選択手段113(図4参照)により行われるものであり、図20に示すように、「第1当り」、「第2当り」及び「ハズレ」の3つの項目の中から1つが抽選により決定される。「第1当り」が決定された場合には第2の特別態様により正解第3押し順の報知を行った後、さらに全リール停止後に第3の特別態様による報知演出を行う演出態様(図20では、「第2の特別態様+第3の特別態様」と表記)が選択され、「第2当り」が決定された場合には第2の特別態様により正解第3押し順を報知し、全リール停止後には第3の特別態様による報知演出を行わない演出態様(図20では、「第2の特別態様」と表記)が選択され、「ハズレ」が決定された場合には通常態様が正解第3押し順の報知態様として選択されるようになっている。
また、「第1当り」及び「第2当り」が当選する確率は、RT遊技状態に移行された後
、「第1当り」または「第2当り」が一旦当選するまでは、それぞれ1/200及び1/100と「ハズレ」の確率197/200よりも低く設定されるが、「第1当り」または「第2当り」が一
旦当選した後は、所定の継続条件(本実施形態では、「第1当り」または「第2当り」が一旦当選した後に、RT遊技状態中で行われる遊技の回数が所定回数(例えば、10回)以下であることとする)が満足されている遊技期間(以下「第2の高確率期間」と称する)においては、それぞれ1/3及び1/2と「ハズレ」の確率1/6よりも高く設定されており、
これにより、第2の高確率期間においては、第2の特別態様または第2の特別態様+第3の特別態様によるアシスト演出が連続的に行われる確率が高くなるようになっている。なお、第2の高確率期間が終了した後は、「第1当り」または「第2当り」が一旦当選するまでの確率設定に戻るが、第2の高確率期間が終了した時点において、第2の高確率期間が継続するか否かを決定する抽選を行うようにしてもよい。
<アシスト可能回数上乗せ抽選>
また、本実施形態では、上述の第1演出態様抽選により「当り」が当選した場合、または上述の第2演出態様抽選により「第1当り」または「第2当り」が当選した場合には、アシスト回数制御手段112によりアシスト可能回数上乗せ抽選が行われる。このアシスト可能回数上乗せ抽選は、上述のアシスト可能回数の上乗せ回数を決定するものであり、本実施形態では、図21に示すように、アシスト上乗せ回数が30回とされる「V1」(確率は1/2)、アシスト上乗せ回数が50回とされる「V2」(確率は1/3)、アシスト上乗せ回数が70回とされる「V3」(確率は1/6)の3項目のうちの何れかが抽選により
決定されるように設定されている。
以下、本実施形態における主要な制御処理について、主に図22〜図29を参照しながら説明する。以下では、まず、図22〜図27を用いて、主制御手段100により行われる基本制御処理を説明し、次に、図28及び図29を用いて、副制御手段110により行われる各種の演出制御処理のうち、特に、RT遊技状態中に行われるアシスト演出制御処理について説明する。なお、主制御手段100による基本制御処理中、遊技に関する各種情報(例えば、スタートレバー25やストップスイッチ26a,26b,26cが操作されたことの情報、役抽選結果及び当選役の成立の有無の情報、遊技状態が設定された情報等)が適宜なタイミングで副制御手段110に送信されるが、そのタイミング等については、主要なもの以外は説明を省略する。
<基本制御処理>
主制御手段100により行われる基本制御処理では、図22に示すように、RAM等における未使用記憶領域等の初期化(ステップS1)を行った後、役決定結果情報更新処理を行う(ステップS2)。この役決定結果情報更新処理では、図23に示すように、まず、役決定情報記憶手段102の小役等決定情報記憶領域1022の情報をクリア(消去)する(ステップS21)。ここで、小役等決定情報記憶領域1022の情報をクリアするとは、小役等決定情報記憶領域1022に当選フラグ情報が記憶されていない状態にする(当選フラグをOFFにする)ことを意味する。この情報のクリア処理により、小役等決定情報記憶領域1022に何らかの当選フラグ情報が記憶されている場合(何らかの当選フラグがONの場合)にはその当選フラグ情報がクリアされ(その当選フラグがOFFとされ)、当選フラグ情報が何ら記憶されていない場合(何れの当選フラグもOFFの場合)には、その状態が継続されることとなる。このことは、以下の特別役決定情報記憶領域1021の情報をクリアする場合についても同じである。
上記ステップS21の処理に次いで、BB遊技状態に設定されているか否かを判定し、BB遊技状態に設定されている場合には、特別役決定情報記憶領域1021の情報をクリアし(ステップS23)、ステップS24に進む。一方、BB遊技状態に設定されていない場合には、特別役決定情報記憶領域1021の情報のクリアは行わず、ステップS24
に進む。そして、ステップS24において、役決定結果の更新情報を副制御手段(サブ)110に送信し、役決定結果情報更新処理を終了してリターンする。
この役決定結果情報更新処理の後、図22に示すように、遊技開始受付処理を行う(ステップS3)。この遊技開始受付処理では、図24に示すように、まず、再遊技状態に設定されているか否かを判定し(ステップS31)、再遊技状態に設定されていない場合には遊技メダルのBETを受け付け(ステップS32)、BETされた遊技枚数が規定枚数であるか否か(本実施形態の場合、MAX−BETされているか否か)を判定し(ステップS33)、MAX−BETされていない場合には、上記ステップS32に戻る。一方、上記ステップS31の判定において、再遊技状態に設定されている場合には、遊技メダルのBETを受け付けずに遊技開始受付処理を終了してリターンし、また、上記ステップS33の判定において、MAX−BETされている場合にも、遊技開始受付処理を終了してリターンする。
この遊技開始受付処理の後、図22に示すように、スタートレバー25が操作されたか否かを判定する(ステップS4)。本実施形態では、スタートレバー25が操作された(操作信号を受け付けた)時点で新しい遊技期間に移行したものとする。スタートレバー25が操作された場合には役決定処理を行う(ステップS5)。この役決定処理では、図25に示すように、まず、乱数発生器66により生成された乱数列の中から、サンプリング回路67によって1つの乱数を取得し(ステップS51)、遊技状態の設定を確認する(ステップS52)。ここでの遊技状態の確認では、非RT遊技状態、RT遊技状態及びBB遊技状態のうちの何れの遊技状態に設定されているかを確認するとともに、非RT遊技状態またはRT遊技状態に設定されている場合には、上記特別役決定情報記憶領域1021に第1BB役の当選フラグ情報または第2BB役の当選フラグ情報が記憶されているか否かの確認も併せて行う。すなわち、この時点において、特別役決定情報記憶領域1021に当選フラグ情報が記憶されていることは、その遊技期間が、第1BB役の当選フラグ情報または第2BB役の当選フラグ情報が持ち越されている持越し遊技期間(非RT中持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)であることを示している。
遊技状態の設定を確認した後、遊技状態の設定に対応した抽選テーブルを参照し(ステップS53)、参照した抽選テーブルに基づく役決定結果を導出する(ステップS54)。具体的には、BB遊技状態に設定されていた場合には、図12に示すBB中遊技期間の抽選テーブルを参照して、小役3を当選役とする役決定結果Pを導出する。非RT遊技状態に設定されており、かつ特別役決定情報記憶領域1021に当選フラグ情報が記憶されていない場合には、図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルを参照して、A〜M,Z1の何れかの役決定結果を導出し、非RT遊技状態に設定されており、かつ特別
役決定情報記憶領域1021に当選フラグ情報が記憶されている場合には、図9に示す非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを参照して、D〜M,Z1〜Z4の何れかの役決定結果を導出する。同様に、RT遊技状態に設定されており、かつ特別役決定情報記憶領域1021に当選フラグ情報が記憶されていない場合には、図10に示すRT中非持越し遊技期間の抽選テーブルを参照して、A〜M,Z5の何れかの役決定結果を導出し、RT遊技
状態に設定されており、かつ特別役決定情報記憶領域1021に当選フラグ情報が記憶されている場合には、図11に示すRT中持越し遊技期間の抽選テーブルを参照して、D〜M,Z2〜Z5の何れかの役決定結果を導出する。
役決定結果を導出した後、その導出した役決定結果の情報(当選フラグ情報)を上記役決定情報記憶手段102の各記憶領域に記憶する(ステップS55)とともに、記憶した当選フラグ情報を副制御手段(サブ)に送信し(ステップS56)、役決定処理を終了してリターンする。
役決定処理の後、図22に示すように、リール停止制御の設定を行う(ステップS6)。このリール停止制御の設定は、役決定結果に基づき行われるもので、役決定結果に対応させて、リール停止操作のタイミングに応じどの位置にどの図柄を停止表示させるかを決めるものである。例えば、再遊技役が当選役として決定される役決定結果Mが得られた場合には、リール停止操作のタイミングに関わらず、有効ライン上に再遊技役の対応図柄「リプレイ・リプレイ・リプレイ」を停止させるためのリール停止制御が設定される。また、特別役(第1BB役または第2BB役)と小役が共に同じ遊技期間内において決定されている場合には、特別役よりも小役を成立させることを優先させる小役優先のリール停止制御が設定される。具体的には、リール停止操作のタイミングが、小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングであった場合には、小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させ、小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングではなかったが、特別役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることは可能なタイミングであった場合には、特別役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させるリール停止制御が設定される。
また、押し順選択小役が当選役として決定されるF〜Jの何れかの役決定結果が得られた場合には、その役決定結果に対応した正解押し順(図13参照)の順番でストップスイッチ26a,26b,26cが操作されたか否かによってリール制御を変更する押し順対応のリール制御が設定される。この押し順対応のリール制御は、ストップスイッチ26a,26b,26cが、役決定結果に対応した正解押し順の順番で操作された場合には、小役3の対応図柄を有効ライン上に停止表示させる押し順正解時のリール制御を行い、正解押し順の順番で操作されなかったときには、小役4の対応図柄及び小役5の対応図柄をそれぞれ有効ライン上に停止表示させる押し順不正解時のリール制御を行うように設定されている。
リール停止制御を設定した後、図22に示すように、各リール3a,3b,3cを回転開始させ(ステップS7)、全リール3a,3b,3cが予め設定された一定の速度で回転するまでその状態で待機し(ステップS8)、定速回転となった場合には、上記ステップS6において設定されたリール停止制御を実行する(ステップS9)。
このリール停止制御の実行については、特に、上記ステップS6において上述の押し順対応のリール制御が設定された場合の処理について、図26を用いて説明する。押し順対応のリール制御処理では、最初のリール停止操作(第1リール停止操作)が受付けられるまでその状態で待機し(ステップS91)、受け付けられた場合には、その第1リール停止操作の順番(第1押し順)が正解の順番であるか否かを判定する(ステップS92)。ここで、正解であると判定した場合には、第1リール停止操作に対応したリールについて押し順正解時のリール停止制御を行い(ステップS93)、第1押し順正解コマンドを副制御手段(サブ)110に送信(ステップS94)して、ステップS97に進む。一方、上記ステップS92において、正解ではないと判定した場合には、第1リール停止操作に対応したリールについて押し順不正解時のリール停止制御を行い(ステップS95)、第1押し順不正解コマンドを副制御手段(サブ)110に送信(ステップS96)して、ステップS97に進む。
このステップS97では、2番目のリール停止操作(第2リール停止操作)が受付けられるまでその状態で待機し、受け付けられた場合には、その第2リール停止操作の順番(第2押し順)と先の第1押し順が共に正解であるか否かを判定する(ステップS98)。ここで、正解であると判定した場合には、第2リール停止操作に対応したリールについて押し順正解時のリール停止制御を行い(ステップS99)、第2押し順正解コマンドを副制御手段(サブ)110に送信(ステップS100)して、ステップS103に進む。一方、上記ステップS98において、正解ではないと判定した場合には、第2リール停止操
作に対応したリールについて押し順不正解時のリール停止制御を行い(ステップS101)、第2押し順不正解コマンドを副制御手段(サブ)110に送信(ステップS102)して、ステップS103に進む。
このステップS103では、3番目のリール停止操作(第3リール停止操作)が受付けられるまでその状態で待機し、受け付けられた場合には、その第3リール停止操作の順番(第3押し順)と先の第1押し順及び第2押し順が全て正解であるか否かを判定する(ステップS104)。ここで、正解であると判定した場合には、第3リール停止操作に対応したリールについて押し順正解時のリール停止制御を行い(ステップS105)、ステップS107に進む。一方、上記ステップS104において、正解ではないと判定した場合には、第3リール停止操作に対応したリールについて押し順不正解時のリール停止制御を行い(ステップS106)、ステップS107に進む。そして、ステップS107において、リール停止制御終了コマンドを副制御手段(サブ)110に送信し、押し順対応のリール制御を終了してリターンする。
リール停止制御を実行した後、図22に示すように、停止表示図柄の認識を行い(ステップS10)、遊技メダルの払出しが有る(小役が成立している)か否かを判定し(ステップS11)、払出しが有る場合には、成立している小役に応じて遊技メダルを払い出した(ステップS12)後、遊技状態の設定処理(ステップS13)に進む。一方、払出しが無い場合には、上記ステップS12は実行せずに、遊技状態の設定処理(ステップS13)に進む。
遊技状態の設定処理では、図27に示すように、まず、遊技状態の現設定を確認する(ステップS131)。ここでの遊技状態の確認では、非RT遊技状態、RT遊技状態及びBB遊技状態のうちの何れの遊技状態に設定されているかを確認するとともに、再遊技状態に設定されているか否かの確認も併せて行う。
遊技状態の現設定を確認した後、遊技状態の設定を変更する必要があるか否かを判定する(ステップS132)。ここでの遊技状態の設定変更の必要判定では、現設定が非RT遊技状態の場合には上述の条件PまたはQが満足されているか否か、現設定がRT遊技状態の場合には上述の条件QまたはSが満足されているか否か、現設定がBB遊技状態の場合には上述の条件Rが満足されているか否かを判定し、何れかの条件が満足されていれば、遊技状態の設定を変更する必要があると判定し、何れの条件も満足されていれば、遊技状態の設定を変更する必要はないと判定する。
また、この非RT、RT、BBの遊技状態の設定変更の必要判定とは別に、再遊技状態の設定変更の必要判定を行う。すなわち、再遊技状態に現在設定されている場合には、上記ステップS10の停止表示図柄の認識において、再遊技役が成立しているときには再遊技状態の設定を変更(解除)する必要がないと判定し、再遊技役が成立していないときには、再遊技状態の設定を変更(解除)する必要があると判定する。逆に、再遊技状態に現在設定されていない場合には、上記ステップS10の停止表示図柄の認識において、再遊技役が成立しているときには再遊技状態の設定を変更(設定)する必要があると判定し、再遊技役が成立していないときには、再遊技状態の設定を変更(設定)する必要がないと判定する。
遊技状態の設定変更の必要判定において、非RT、RT、BBの遊技状態の設定及び再遊技状態の設定の何れかを変更する必要があると判定した場合には、遊技状態の設定を変更(ステップS133)して、ステップS135に進み、何れの遊技状態の設定も変更する必要がないと判定した場合には、遊技状態の現設定を維持(ステップS134)して、ステップS135に進む。そして、ステップS135において、遊技状態の設定変更情報
を副制御手段(サブ)110に送信し、遊技状態の設定処理を終了してリターンする。
<アシスト演出制御処理>
副制御手段110により実行されるアシスト演出制御処理は、非RT遊技状態からRT遊技状態に移行されたことにより開始され、図28に示すように、まず、アシスト可能回数を所定の回数(例えば30回)に設定する(ステップT1)。次に、役決定結果の更新情報を受信するまでその状態で待機し(ステップT2)、役決定結果の更新情報を受信した場合には、アシスト可能回数の残数がゼロであるかないかを判定する(ステップT3)。ここで、アシスト可能回数の残数がゼロでない場合には、役決定結果F〜Jの何れかの当選フラグ情報が有る(当選フラグON)か、無い(当選フラグOFF)かを判定し(ステップT4)、役決定結果F〜Jの何れかの当選フラグがONの場合には、アシスト演出実行処理(ステップT5)を行い、終了後にステップT6に進む。一方、役決定結果F〜Jの何れの当選フラグもOFFの場合には、アシスト演出実行処理(ステップT5)を行わず、ステップT6に進む。
このステップT6において、アシスト可能回数の残数を1つ減らし、次にステップT7に進む。また、上記ステップT3において、アシスト可能回数の残数がゼロであると判定された場合には、上記ステップT4〜T6の処理を行わずに、ステップT7に進む。このステップT7において、遊技状態の設定情報が受信されるまでその状態で待機し、受信された場合にはRT遊技状態から他の遊技状態に設定されたか否かを判定する(ステップT8)。ここで、他の遊技状態に設定されていない場合には上記ステップT2に戻り、他の遊技状態に設定されていた場合にはアシスト演出制御処理を終了する。
上記ステップT5のアシスト演出実行処理では、図29に示すように、まず、役決定結果F(図13の「押し順1」に対応)の当選フラグがONであるか否(OFF)かを判定し(ステップT51)、ONである場合には、上述の第1演出態様抽選(図19参照)を行う(ステップT52)。次に、第1演出態様抽選の結果が「当り」であるか否(「ハズレ」)かを判定し(ステップT53)、「当り」である場合には、上述のアシスト可能回数上乗せ抽選(図21参照)を行う(ステップT54)。次いで、このアシスト可能回数上乗せ抽選で決定されたアシスト上乗せ回数をアシスト可能回数の残数に加算し(ステップT55)、上述の第1の特別態様による正解第1押し順の報知を行う(図17参照)。
一方、上記ステップT51において、役決定結果F(図13の「押し順1」に対応)の当選フラグがOFFであると判定された場合と、上記ステップT53の第1演出態様抽選の結果が「ハズレ」であった場合には、上述の通常態様による正解第1押し順の報知(図15参照)を行う。なお、ここでの通常態様による正解第1押し順の報知は、役決定結果Fの当選フラグがONの場合には「中」、役決定結果G(図13の「押し順2」に対応)の当選フラグまたは役決定結果I(図13の「押し順4」に対応)の当選フラグがONの場合には「左」、役決定結果H(図13の「押し順3」に対応)の当選フラグまたは役決定結果J(図13の「押し順5」に対応)の当選フラグがONの場合には「右」に対応するリール操作手順を報知するものである。
次に、主制御手段100から送信される第1押し順正解コマンド(図26のステップS94参照)または第1押し順不正解コマンド(図26のステップS96参照)を受信するまでその状態で待機し(ステップT58,T59)、第1押し順正解コマンドを受信した場合には、通常態様による正解第2押し順の報知を行う(ステップT60)。なお、ここでの通常態様による正解第2押し順の報知は、役決定結果Fの当選フラグまたは役決定結果Jの当選フラグがONの場合には「左」、役決定結果Gの当選フラグまたは役決定結果Hの当選フラグがONの場合には「中」、役決定結果Iの当選フラグがONの場合には「右」に対応するリール操作手順を報知するものである。一方、第1押し順不正解コマンド
を受信した場合には、それ以降の正解第2押し順及び正解第3押し順の報知は行わず、アシスト演出実行処理を終了してリターンする。
上記ステップT60において、通常態様による正解第2押し順の報知を行った後、主制御手段100から送信される第2押し順正解コマンド(図26のステップS100参照)または第2押し順不正解コマンド(図26のステップS102参照)を受信するまでその状態で待機し(ステップT61,T62)、第2押し順正解コマンドを受信した場合には、役決定結果Jの当選フラグがONであるか否(OFF)かを判定し(ステップT63)、ONである場合には、上述の第2演出態様抽選(図20参照)を行う(ステップT64)。次に、第2演出態様抽選の結果が「ハズレ」であるか否(「第1当り」または「第2当り」)かを判定し(ステップT65)、「ハズレ」でない場合には、上述のアシスト可能回数上乗せ抽選(図21参照)を行う(ステップT66)。次いで、このアシスト可能回数上乗せ抽選で決定されたアシスト上乗せ回数をアシスト可能回数の残数に加算し(ステップT67)、上述の第2の特別態様による正解第3押し順の報知(図18参照)を行うステップT68)。
次いで、上述の第2演出態様抽選の結果が「第1当り」であるか否かを判定し(ステップT69)、「第1当り」である場合には、主制御手段100から送信されるリール停止制御終了コマンド(図26のステップS107参照)を受信するまでその状態で待機し(ステップT70)、リール停止制御終了コマンドを受信した場合には、上述の第3の特別態様による正解第3押し順の連続報知を行い(ステップT71)、アシスト演出実行処理を終了してリターンする。一方、上記ステップT69において、「第1当り」ではない(「第2当り」)と判定された場合には、上記ステップT70,T71の処理は行わず、アシスト演出実行処理を終了してリターンする。
また、上記ステップT63において、役決定結果Jの当選フラグがOFFであると判定された場合と、上記ステップT65の第1演出態様抽選の結果が「ハズレ」であった場合には、上述の通常態様による正解第3押し順の報知(図16参照)を行い(ステップT72)、アシスト演出実行処理を終了して、リターンする。なお、ここでの通常態様による正解第3押し順の報知は、役決定結果Fの当選フラグまたは役決定結果Gの当選フラグがONの場合には「右」、役決定結果Hの当選フラグがONの場合には「左」、役決定結果Iの当選フラグまたは役決定結果Jの当選フラグがONの場合には「中」に対応するリール操作手順を報知するものである。また、上記ステップT62において、第2押し順不正解コマンドを受信した場合には、それ以降の正解第3押し順の報知は行わず、アシスト演出実行処理を終了してリターンする。
<態様の変更>
上述の実施形態では、特定役の成否に関わるリール回転停止操作手順として、「押し順1」〜「押し順5」の5通りの押し順が設定され、押し順正解時には12枚の遊技メダルの払出しを受けられる小役が成立し、押し順不正解時には4枚の遊技メダルの払出しを受けられる小役が成立するように構成された5択押し順選択を例にとって説明しているが、リール回転停止操作手順の選択肢数の設定や、押し順正解時及び不正解時に受けられる遊技メダルの枚数等は、種々の態様のものに適宜変更することが可能である。例えば、上述の実施形態とは逆に、押し順正解時には4枚の払出しを受けられる小役が成立し、押し順不正解時には12枚の遊技メダルの払出しを受けられる小役が成立するようにしたり、押し順正解時には12枚の遊技メダルの払出しを受けられる小役が成立するが、押し順不正解時には小役が成立せず遊技メダルの払出しを受けられないようにしたり、逆に、押し順正解時には遊技メダルの払出しを受けられず、押し順不正解時には12枚の遊技メダルの払出しを受けられるようにしたりすることなどが挙げられる。
また、リール回転停止操作手順の選択肢数の設定については、6通りの選択肢(押し順)が設定される6択押し順選択を採用したり、3通りの選択肢(押し順)が設定される3択押し順選択を採用したりすることも可能である。なお、3択押し順選択を採用する場合のアシスト演出の態様としては、第1リール停止操作については通常態様による押し順報知を行い、第2リール停止操作または第3リール停止操作について、特別態様による押し順報知が行われる機会(抽選)が設定されるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、第1リール停止操作の正解押し順が中央のリール(リール3b)に対応している場合と、第3リール停止操作の正解押し順が中央のリールに対応している場合のみ、「ド真ん中」という特別態様によるアシスト演出が行われる機会(抽選)が設定されているが、第2リール停止操作の正解押し順が中央のリールに対応している場合にも特別態様によるアシスト演出が行われる機会(抽選)が設定されるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、中央のリール(リール3b)に対応したリール停止操作の順番を報知する場合のみ、特別態様によるアシスト演出が行われる機会(抽選)が設定されており、特別態様によるアシスト演出が行われることが決定された場合には、遊技者に特典が付与されるようになっているが、左のリール(リール3a)や右のリール(リール3c)に対応したリール停止操作の順番を報知する場合にも、特別態様によるアシスト演出が行われる機会(抽選)が設定されるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、アシスト演出の態様を選択する抽選(第1演出態様抽選または第2演出態様抽選)において、特別態様(第1の特別態様、第2の特別態様または第2の特別態様+第3の特別態様)により正解押し順の報知を行うことが決定された場合には、特典(アシスト可能回数の上乗せ)が付与され、通常態様により正解押し順の報知を行うことが決定された場合には、特典が付与されないようになっているが、通常態様により正解押し順の報知を行うことが決定された場合にも特典が付与される機会が設定されるようにしてもよい。また、この場合には、特別態様による正解押し順の報知が決定された場合よりも、通常態様による正解押し順の報知が決定された場合の方が、付与される特典が少なくなるように設定してもよい。
また、上述の実施形態では、第1演出態様抽選または第2演出態様抽選において、特別態様により正解押し順の報知を行うことが決定された場合に特典として付与されるアシスト可能回数の上乗せ回数が、アシスト可能回数上乗せ抽選の結果によって変動するようになっているが、一律の値としてもよい。その場合、第1演出態様抽選において第1の特別態様による正解押し順の報知が決定された場合と、第2演出態様抽選において第2の特別態様による正解押し順の報知が決定された場合と、第2演出態様抽選において第2の特別態様+第3の特別態様による正解押し順の報知が決定された場合とで、特典として付与されるアシスト可能回数の上乗せ回数が同じになるように設定してもよいし、異なるように設定してもよい。
また、上述の実施形態では、主制御手段100における役決定により所定の役決定結果(役決定結果F)が得られたことを契機として第1演出態様抽選によるアシスト演出の態様選択が行われ、役決定により所定の役決定結果(役決定結果I)が得られ、かつ第1リール停止操作及び第2リール停止操作の操作順が正解押し順であることを契機として第2演出態様抽選によるアシスト演出の態様選択が行われるようになっているが、アシスト演出の態様選択が行われるタイミングとしては、種々の時点に適宜変更することが可能である。例えば、RT遊技状態に移行したことを契機としてアシスト演出の態様選択を行うようにしたり、RT遊技状態中にリール回転開始操作が行われたことを契機としてアシスト演出の態様選択を行うようにしたりしてもよい。
また、上述の実施形態では、特別態様による正解押し順の報知が決定された場合に遊技者に付与される特典が、RT遊技状態中に行われるアシスト演出の実行可能回数の上乗せ回数とされているが、他の態様の特典を付与するようにしてもよい。例えば、BB遊技状態中においても押し順選択小役が設定されているような場合に、BB遊技状態中においてアシスト演出が実行されることを特典としたり、1回のRT遊技状態中に行われる遊技回数及びアシスト演出の回数(以下「ART回数」と称する)が1セット何回というように所定の回数に設定されているような場合に、ART回数のセット数を増やす(ストックする)ことを特典とすることなどが挙げられる。
また、上述の実施形態では、アシスト演出の態様を選択する抽選を(第1演出態様抽選または第2演出態様抽選)を副制御手段110において行うように構成されているが、アシスト演出の態様の選択を主制御手段100において行うようにしてもよい。この場合、第3リール停止操作の正解押し順(正解第3押し順)の報知を特別態様により行うことが決定された場合に、第3リール停止操作を所定時間無効化するフリーズを行い、特別態様による正解第3押し順の報知(画像及び音声)が、遊技者に認識し易くするようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行条件を、SB役のこぼし目が有効ライン上に揃うこととしているが、移行条件は適宜変更することが可能である。例えば、再遊技役が当選したときに揃えることが可能となる対応図柄を複数設定し、それら複数の対応図柄のうち特定の対応図柄が有効ライン上に揃うことを、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行条件とすることなどが挙げられる。この場合、その特定の対応図柄を有効ライン上に揃えるためには、所定の押し順でリール停止操作を行うことを必要としたり、所定のリール上において特定の対応図柄を狙って目押しにより所定のタイミングでリール停止操作を行うことを必要としたりするようにしてもよい。
また、上述したアシスト演出以外にも、種々の演出を副制御手段110において行うようにしてもよい。例えば、第1BB役や第2BB役のような特別役が成立し、BB遊技状態に移行した場合や、BB遊技状態での遊技が行われている場合や、BB遊技状態から他の遊技状態に移行した場合などに、それぞれに対応した演出を行うようにしたり、特別役が当選する期待度に応じた演出を行うようにしたりすることなどが挙げられる。
また、上述の実施形態では、役決定結果J(図13の「押し順5」に対応)が得られた場合には、第2演出態様抽選によるアシスト演出の態様選択を行わないようになっているが、役決定結果I(図13の「押し順4」に対応)が得られた場合と同様に、役決定結果Jが得られた場合にも第2演出態様抽選を行い、「第1当り」が決定された場合には「第2の特別態様+第3の特別態様」により正解第3押し順を報知し、「第2当り」が決定された場合には第2の特別態様により正解第3押し順を報知し、「ハズレ」が決定された場合には通常態様により正解第3押し順を報知するようにしてもよい。
また、RT遊技状態中に行うことができる遊技の回数が予め制限されているスロットマシンに対しても、本発明を適用することが可能である。例えば、RT遊技状態中に1セットで50回の遊技を複数セット行うことが可能なスロットマシンに適用する場合、1つのセット期間において、所定の役決定結果が得られたことにより行われたアシスト演出の態様選択によって、特別態様によるアシスト演出を行うことが一度決定された場合には、そのセット期間中は、所定の役決定結果が得られた際には必ず特別態様によるアシスト演出を行うようにし、50回の遊技が終了して次のセットに突入する際に、次のセット期間中も、所定の役決定結果が得られた際には必ず特別態様によるアシスト演出を行うようにするか否かを決定するように構成することが挙げられる。
1 スロットマシン
3a,3b,3c リール
25 スタートレバー
26a,26b,26c ストップスイッチ
60 主制御基板
70 副制御基板
100 主制御手段
101 役決定手段
102 役決定情報記憶手段
105 リール制御手段
106 遊技状態制御手段
107 情報送信手段
110 副制御手段
111 演出実行制御手段
112 アシスト回数制御手段
113 演出態様選択手段
114 情報受信手段

Claims (1)

  1. 複数種類の図柄を可変表示する複数のリールと、
    前記複数のリールを回転開始させるための回転開始操作手段と、
    前記リールを回転停止させるための、各リールに対応して設けられた複数の回転停止操作手段と、
    所定の役決定開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、
    前記回転停止操作手段による操作と前記役決定手段による前記役決定の結果とに基づき前記複数のリールの駆動を制御するリール制御手段と、
    前記役決定手段により所定の役決定結果が得られた場合に、該所定の役決定結果を構成する特定役の成否に関わる停止操作手順を報知するアシスト演出を行うアシスト演出手段と、
    前記アシスト演出手段が所定の停止操作手順を報知するアシスト演出を行う場合に、該アシスト演出の少なくとも一部を構成する演出態様として、通常演出態様および該通常演出態様とは異なる特定演出態様を含む複数の演出態様の中から1つの演出態様を選択する演出態様選択手段と、を備え、
    前記所定の役決定結果として、第1の役決定結果と第2の役決定結果とを有し、
    前記リール制御手段は、
    前記役決定手段により前記第1の役決定結果が得られたときには、第1の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、第2の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役であって、前記特定役よりも遊技者に与える利益が少ない役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、
    前記役決定手段により前記第2の役決定結果が得られたときには、前記第2の操作手順で操作されると前記特定役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、前記第1の操作手順で操作されると前記特定役とは異なる役であって、前記特定役よりも遊技者に与える利益が少ない役に対応する図柄組合せが停止表示し得るように停止制御し、
    記役決定手段により前記第1の役決定結果が得られた遊技では、前記通常演出態様または前記特定演出態様によって前記第1の操作手順で操作することを促すアシスト演出が実行可能に構成され、
    前記役決定手段により前記第2の役決定結果が得られた遊技では、前記通常演出態様または前記特定演出態様によって前記第2の操作手順で操作することを促すアシスト演出が実行可能に構成され、
    前記演出態様選択手段により前記通常演出態様が選択された場合よりも前記特定演出態様が選択された場合の方が、遊技者に所定の特典が付与される可能性が高い、ことを特徴とするスロットマシン。
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