JP2013000382A - スロットマシン - Google Patents

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JP2013000382A JP2011134946A JP2011134946A JP2013000382A JP 2013000382 A JP2013000382 A JP 2013000382A JP 2011134946 A JP2011134946 A JP 2011134946A JP 2011134946 A JP2011134946 A JP 2011134946A JP 2013000382 A JP2013000382 A JP 2013000382A
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隆光 浅井
Naoteru Obata
直輝 小幡
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Abstract

【課題】特別役決定情報の持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が得られ
たことに対応させて、遊技者に特典を付与する機会を設定し得るスロットマシンを得る。
【解決手段】特別役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間においては特別役と
重複決定され、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間においては、非持越し
遊技期間において特別役と重複して決定される確率と同じ確率で決定される特定役を設定
する。主制御手段側から副制御手段側へ、持越し遊技期間であるか否かを示す情報と特定
役が決定されたことを示す特定役決定情報を送信し、副制御手段の特典付与決定手段にお
いて、持越し遊技期間に特定役決定情報を受信したことを契機として、遊技者への特典の
付与を決定する。
【選択図】図24

Description

本発明は、複数種類の図柄を変動表示する複数のリールを備え、リール停止時に表示さ
れた図柄の組合せにより入賞の有無が決定される遊技を行うスロットマシンに関する。
スロットマシンは、一般に、リールを用いた遊技に関する制御(例えば、リール駆動の
制御、役決定(役抽選)の制御、遊技メダル等の遊技媒体の受入・払出の制御、役決定の
確率等が異なる複数の遊技状態間での遊技状態の移行制御等)を行う主制御基板と、遊技
状況に応じて遊技の興趣向上等を目的とする種々の演出の制御を行う副制御基板とを備え
ており、両基板間の情報伝達は、主制御基板から副制御基板への一方向のみ行うことが可
能となっている。
また、スロットマシンでは、一般に、規定数の遊技媒体を投入することにより有効ライ
ンが設定され、スタートレバーを傾動させるなどのリール回転開始操作が遊技者により行
われることにより、複数のリールが回転開始する。複数のリールが回転開始してから所定
の回転速度に達すると、ストップスイッチを押下するなどのリール回転停止操作が有効化
され、遊技者がリール回転停止操作を各リール別に行うことにより、各リールが順次回転
停止するようになっている。
通常、リール回転操作を受け付けてから複数のリールが回転開始するまでの間に抽選に
より役が決定され、複数のリールの回転停止は、遊技者によるリール回転停止操作のタイ
ミングと、決定された役に基づいて制御される。すなわち、各リールは、リール回転停止
操作が行われたタイミングから所定の時間(通常、最大で4図柄移動し得る時間)内の任
意のタイミングで停止可能に制御されており、これにより、上記抽選により決定された(
当選した)役は可能な限り成立し(役を構成する図柄の組合せ(対応図柄)が有効ライン
上に停止表示され)、上記抽選により決定されていない(当選していない)役は成立しな
い(対応図柄が有効ライン上に停止表示されない)ようになっている。
また、従来のスロットマシンにおいて、遊技媒体を投入することなく遊技を再度行うこ
とが可能となる再遊技役(リプレイ役)の決定確率(当選確率)が通常の遊技状態のとき
とは変更された(高めに変更されても低めに変更されてもよい)、RT(リプレイタイム
)と称される遊技状態を設け、所定の条件が満足されたこと(例えば、通常の遊技状態中
に特定図柄が停止表示されたこと)を契機としてRTに移行するようにしたものが一般的
に知られている。このようなRTを含む複数の遊技状態間の移行は、役(再遊技役)の決
定確率の変動を伴うため主制御基板において制御されている。なお、近年のスロットマシ
ンでは、再遊技役が決定された(当選した)場合、リール回転停止操作のタイミングに関
わらず必ず再遊技役を成立させることができるように、再遊技役を構成する各図柄が複数
のリール上に配列されている。
一方、遊技状態がRTに移行された際に、遊技者が有利に遊技を行えるような情報を報
知する、AT(アシストタイム)と称される演出期間を副制御基板において設定し、この
演出期間内において所定の報知演出(アシスト演出)を行うこともなされており、このよ
うなATが設定されるRTは、一般にART(アシストリプレイタイム)と称されている
。ART中において行われるアシスト演出としては、例えば、遊技媒体の獲得が可能とな
る小役が決定された(当選した)場合に、そのことを報知したり、決定された小役を成立
させる(対応図柄を有効ライン上に停止表示させる)ためのリール停止操作手順を報知し
たりするものなどが知られている。
また、従来のスロットマシンにおいて、リールを回転させたり停止させたりするための
遊技者からのリール操作が無効となり、リールが通常とは異なる状態で作動する(例えば
、逆回転したり非常にゆっくりと回転したりする)フリーズと称される状態を作り出すも
のが知られている。このフリーズは、遊技者にとって有利な状況に移行する可能性が生じ
たときなどに設定され、これにより、有利な状況へ移行することへの遊技者の期待感を高
めるなど、遊技の興趣を高める目的で利用されている。
また、スロットマシンでは、一般に、再遊技役や小役と称される通常の役の他に、遊技
者にとって通常よりも有利な遊技条件(例えば、所定の小役の決定確率(当選確率)が通
常よりも高くなる)が設定される契機となるボーナス役と称されるような特別役が設けら
れている。通常、このような特別役は、決定される(当選する)確率が非常に低く設定さ
れており、また、その対応図柄(例えば、「赤セブン・赤セブン・赤セブン」)は、各リ
ール上において少数(通常、1個または2個)しか配置されていない。
このため、特別役が決定された(当選した)場合でも、遊技者が、回転表示される図柄
を判別しながら対応図柄を停止表示させ得るタイミングを見計らって各リールに対するリ
ール回転停止操作を行うこと(以下、このような操作を「目押し」と称する)ができない
と、特別役を成立させることは難しくなっている。ただし、特別役が決定されているのに
、それを成立させることができなかった場合には、特別役が決定されたことを示す情報(
以下「特別役決定情報」と称する)が次の遊技に持ち越されるようになっており、目押し
を苦手とする遊技者に対しても、決定された特別役を成立させる機会が担保されている。
従来、上述した特別役決定情報が持ち越されている遊技期間(以下「持越し遊技期間」
と称する)における遊技性を向上させるために、持越し遊技期間において所定の小役が成
立または決定された(当選した)場合に、アシスト演出が行われる特別役への昇格抽選が
副制御基板において行われるように構成されたもの(例えば、下記特許文献1参照)や、
特別役が成立するように構成されたものなどが知られている。
特開2004−321420号公報
上述の持越し遊技期間は、特別役が決定されている(当選している)が成立していない
遊技期間であるが、このような持越し遊技期間において、特別役決定情報が持ち越されて
いない遊技期間(以下「非持越し遊技期間」と称する)であれば特別役が決定された場合
に相当する役決定結果(役抽選結果)を得る場合(以下「持越し遊技期間における特別役
決定相当の役決定結果が得られた場合」と称する)がある。
すなわち、スロットマシンにおける役決定(役抽選)は、通常、生成された乱数列の中
から1つの乱数(数字)を取得した後、その取得乱数が、役抽選テーブルに設定された複
数の数値範囲の中のどの数値範囲に属するかを判定し、取得乱数が属する数値範囲に対応
した役(ハズレを含む)を決定するように構成されているが、非持越し遊技期間と持越し
遊技期間とで、小役の当選確率は共通であるなど略同じ役抽選テーブルが用いられている
ことが多い。このようなケースにおいて、非持越し遊技期間であれば特別役に対応する数
値範囲の乱数を、持越し遊技期間において取得することなどが、上述の持越し遊技期間に
おける特別役決定相当の役決定結果が得られた場合に相当する。
このような場合、遊技者側においては、せっかく特別役決定相当の役決定結果が得られ
たのだから、何らかの特典が得られるようにして欲しいという要望がある。しかし、従来
のスロットマシンは、このような役決定結果が得られた場合、役決定結果自体を破棄した
り、ハズレの抽選結果が得られたとする処理を行っており、持越し遊技期間において特別
役決定相当の役決定結果が得られたことを特典付与に結び付けるための情報伝達の仕組み
を備えていない。このため、持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が得ら
れた場合でも、そのことに対応させて遊技者に特典を付与する機会を設定することはでき
なかった。
本発明はこのような事情に鑑みなされたもので、持越し遊技期間において特別役決定相
当の役決定結果が得られたことに対応させて、遊技者に特典を付与する機会を設定するこ
とが可能なスロットマシンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため本発明に係るスロットマシンは、以下の特徴を備えている。な
お、以下の特徴構成の説明では、後述する実施形態において対応する構成の一例を括弧書
きで示している。
本発明に係るスロットマシンは、複数種類の図柄を可変表示する複数のリール、複数の
リールの回転開始及び回転停止に関するリール操作を受け付ける操作手段、所定の役決定
開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、操作手段が受け付け
たリール操作と役決定手段による役決定の情報とに基づき複数のリールの駆動を制御する
リール制御手段とを有する主制御手段、及び、遊技の状況に応じて所定の演出制御を行う
副制御手段を備え、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される契機となる特
別役(例えば、第1BB役、第2BB役)が役決定により決定されたことを示す特別役決
定情報を、当該特別役が未成立となった場合に次の遊技期間に持ち越すことが可能とされ
たスロットマシンであって、
特別役以外の特定役(例えば、小役11、小役12)が設けられており、当該特定役は
、特別役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間における役決定においては、特
別役と重複して決定されるように、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間に
おける役決定においては、当該特定役が非持越し遊技期間において特別役と重複して決定
される確率と同じ確率で決定されるように設定されており、主制御手段は、持越し遊技期
間であるか否かを示す情報を副制御手段に送信するとともに、持越し遊技期間における役
決定により特定役が決定された場合には、特定役が決定されたことを示す情報を副制御手
段に送信するように構成されており、副制御手段は、特別役決定情報が持ち越されている
遊技期間において、特定役が決定されたことを示す情報を受信したことを契機として、遊
技者への特典の付与を決定する特典付与決定手段を備えている、ことを特徴とする。
このような特徴構成のスロットマシンによれば、非持越し遊技期間における役決定にお
いては特別役と重複して決定されるように設定された特定役が決定されたことを示す情報
と、持越し遊技期間であるか否かを示す情報とを副制御手段に送信するように構成されて
いることにより、持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が得られたことを
副制御手段に的確に伝達することができる。したがって、特別役決定情報が持ち越されて
いる遊技期間において、特定役が決定されたことを示す情報を受信したことを契機として
、副制御手段の特典付与手段が遊技者への特典の付与を決定するように構成されている本
発明のスロットマシンによれば、持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が
得られたことに対応させて、遊技者に特典を付与する機会を設定することが可能となる。
例えば、役決定により特別役が決定されても、その対応図柄をなかなか揃えることができ
ないために持越し遊技期間が長くなりがちな初心者等の遊技者が、その持越し遊技期間に
おいて特別役決定相当の役決定結果を得た場合にも、そのことに対応させて特典を付与す
る機会を設定することができるので、再度の特別役決定というせっかくのチャンスを逃し
てしまうという、いわゆる無駄引き状態が生じたことの補償を行うことができる。
なお、本発明において「役決定」とは、予め設定された複数種類の役(ハズレも含む)
の中から、1つまたは複数の役を無作為に選択するために、電子機器等を用いて実行され
る抽選等の選択行為を意味している。また、「特別役が決定された」等における「決定さ
れた」とは、予め設定された複数種類の役の中から選択されたこと(抽選では「当選した
こと」)を意味している。ただし、決定されたタイミングについては、選択行為の過程の
中の種々の時点(例えば、乱数を用いた抽選の場合、スロットマシンが、乱数列の中から
1つの乱数を取得した時点や、取得した乱数を記憶領域に格納した時点、取得した乱数が
、抽選テーブル上に設定された複数の数値範囲のどの数値範囲に属するかを判別した時点
、取得した乱数が属する数値範囲に対応する役を判別した時点、判別した結果を記憶領域
に格納した時点等)とすることができる。
また、本発明において「特別役が成立した」、「成立しなかった」等における「成立」
とは、複数のリールにおいて、役を構成する図柄の組合せ(対応図柄)が有効ライン(有
効とされた入賞ライン)上に停止表示されることを意味する。ただし、成立のタイミング
については、例えば、役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミ
ングでリール停止操作が行われた時点や、役の対応図柄が有効ライン上に停止表示された
時点、スロットマシンが、役の対応図柄が有効ライン上に停止表示されたことを認識した
時点や、認識した結果を記憶領域に格納した時点等、適宜のタイミングとすることができ
る。
また、本発明に係るスロットマシンにおいて、リール制御手段は、特定役が決定された
遊技期間が、非持越し遊技期間であった場合と持越し遊技期間であった場合とで、複数の
リールの駆動制御を異ならせるように構成されている、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、持越し遊技期間において特定役が決定された場合
には、非持越し遊技期間において特定役が決定された場合とは異なるリール駆動制御、例
えば、非持越し遊技期間では停止しない位置に所定の図柄が停止表示されるようなリール
駆動制御が行われることにより、持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が
得られ、それにより特典が付与される機会が得られたことを遊技者に報知することが可能
となる。
また、本発明に係るスロットマシンにおいて、特別役として、対応図柄がそれぞれ異な
る複数の特別役が設定されており、非持越し遊技期間において複数の特別役の各々と重複
決定される特定役は、複数の特別役毎に異なるように複数種類設定されており、リール制
御手段は、持越し遊技期間において決定された特定役の種類に応じて、複数のリールの駆
動制御を異ならせるように構成されている、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、持越し遊技期間において決定された特定役の種類
に応じて、複数のリールの駆動制御を異ならせること、例えば、或る特定役が決定された
場合には、所定の図柄を或る位置に停止表示させるように、別の特定役が決定された場合
には、所定の図柄を別の位置に停止表示させるようにすることにより、何れの特別役が決
定された場合に相当する役決定結果が得られたかということを、遊技者に報知することが
可能となる。
また、本発明に係るスロットマシンにおいて、主制御手段は、持越し遊技期間における
役決定により特定役が決定されたことを契機として、リール操作が無効状態となり複数の
リールが通常とは異なる作動状態(動かない状態を含む)となるフリーズの決定を行うフリ
ーズ決定手段と、フリーズ決定手段によりフリーズ実行の決定が行われたことを契機とし
て、リール操作の少なくとも一部を無効化するとともにフリーズ実行の決定に対応した所
定のフリーズパターンに従って複数のリールの駆動を制御するフリーズ実行制御手段とを
備えている、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、所定のフリーズパターン(例えば、第1フリーズ
のパターン、第2フリーズのパターン)に従って複数のリールの駆動を制御することによ
り、持越し遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が得られ、それにより特典が付
与される機会が得られたことを遊技者に報知することが可能となる。
また、本発明に係るスロットマシンにおいて、副制御手段は、所定の役の成否をアシス
トするアシスト演出(例えば、押し順ナビ演出)を行うアシスト演出手段(例えば、演出
実行手段111)を備えており、特典付与決定手段により決定される特典の付与は、非持
越し遊技期間において特別役が決定された場合に遊技者が得られる利益の少なくとも一部
を補償するためのアシスト演出を実行可能に設定することである、とすることができる。
この態様のスロットマシンによれば、アシスト演出を実行することにより、非持越し遊
技期間において特別役が決定された場合に遊技者が得られる利益の少なくとも一部を補償
することが可能となるので、アシスト演出が実行されることに対する遊技者の期待感を高
めることが可能となる。
本発明に係るスロットマシンによれば、非持越し遊技期間において特別役と重複して決
定されるように設定された特定役が決定されたことを示す情報と、持越し遊技期間である
か否かを示す情報とを副制御手段に送信し、副制御手段の特典付与手段が、特別役決定情
報が持ち越されている遊技期間において、特定役が決定されたことを示す情報を受信した
ことを契機として、遊技者への特典の付与を決定するように構成されているので、持越し
遊技期間において特別役決定相当の役決定結果が得られたことに対応させて、遊技者に特
典を付与する機会を設定することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るスロットマシンの正面図である。 図1に示すスロットマシンの全体構成を概略的に示すブロック図である。 図1に示すスロットマシンのリールの図柄配置を示す図である。 図1に示すスロットマシンの機能を概念的に示すブロック図である。 図1に示すスロットマシンの役決定情報記憶手段の構成を示す図である。 図1に示すスロットマシンにおいて設定される遊技状態の関係を示す図である。 図1に示すスロットマシンにおいて設定される役の種類を示す図である。 非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 RT中持非越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 BB中遊技期間の抽選テーブルを示す図である。 押し順の種類と正解押し順手順と対応する小役の種類を示す押し順対応表の図である。 押し順の正解時と不正解時の停止表示図柄の一例を示す図である。 アシスト可能回数上乗せ抽選の態様の一例を示す図である。 アシスト可能回数上乗せ抽選演出の態様の一例を示す図である。 主制御手段による基本制御処理の流れを示すフローチャートである。 役決定結果情報更新処理の流れを示すフローチャートである。 遊技開始受付開始処理の流れを示すフローチャートである。 役決定処理の流れを示すフローチャートである。 フリーズ設定処理の流れを示すフローチャートである。 遊技状態の設定処理の流れを示すフローチャートである。 副制御手段による演出制御処理の流れを示すフローチャートである。 非RT中演出処理の流れを示すフローチャートである。 上乗せ抽選/演出処理の流れを示すフローチャートである。 RT中演出処理の流れを示すフローチャートである。
以下、上記図面を参照して本発明の実施形態について説明する。まず、本発明の一実施
形態に係るスロットマシンの全体的な構成について、図1〜図3を参照して説明する。な
お、以下の説明において、「役が成立する」及び「役の成立」等と記載する場合の「成立
」とは、役決定により決定された役(遊技メダルの払出しがある役(小役等の入賞役)か
、払出しのない役(再遊技役やBB役)かは問わない)を構成する図柄の組合せ(対応図
柄)が、後述の有効ライン上に停止表示された時点を指す概念として用いている。
<スロットマシンの外観>
本実施形態に係るスロットマシン1は、図1に示すように、本体筐体の前面に開閉可能
に取り付けられた前扉2を備えており、この前扉2の前面には、上部から順に、上パネル
アセンブリ10、中パネルアセンブリ20、下パネルアセンブリ30及び受け皿アセンブ
リ40が取り付けられている。
上記上パネルアセンブリ10の中央部には、その裏面側に配された画像表示装置11(
図2参照)の表示画面11aが前方を臨むように配置されており、その周辺部には、第1
演出ランプ12、第2演出ランプ13a,13b、第3演出ランプ14a,14bが配置
されている。また、表示画面11aの下方左右には、一対の上部スピーカ15a,15b
が配置されている。
上記中パネルアセンブリ20の中央部には、本体筐体内に横並びに配設された3個のリ
ール3a,3b,3cの表面が臨む表示窓Wが設けられており、この表示窓Wの下方には
、遊技に供する遊技メダルが投入されるメダル投入口21、クレジットされた範囲内で遊
技に供する遊技メダルを1枚投入するための1−BETスイッチ22、遊技に供する遊技
メダルを最大許容投入枚数(例えば3枚)投入するためのMAX−BETスイッチ23、
クレジットされた遊技メダルを払い出すための貯留メダル精算スイッチ24、全リール3
a,3b,3cを一斉に回転開始させるためのスタートレバー25、各リール3a,3b
,3cの回転を個別に停止させるための3個のストップスイッチ26a,26b,26c
、及びメダル投入口21に投入した遊技メダルを返却するためのリジェクトスイッチ27
等が設けられている。また、メダル投入口21の内部には、遊技メダルを検知するための
投入メダルセンサ28(図2参照)が設けられている。
上記表示窓Wは、3個のリール3a,3b,3cが全て停止した際に、リール毎に3個
の図柄、合計9個の図柄が遊技者から視認可能に表示されるように構成されている。また
、表示窓Wには、表示窓Wを横断するようにして合計5本の入賞ライン29a,29b,
29c,29d,29eが表示可能に設けられている。入賞ライン29aは、左上段、中
央中段及び右上段の各図柄表示領域を結ぶV字状のラインであり、入賞ライン29bは、
左上段、中央中段及び右下段の各図柄表示領域を結ぶ右下がりのラインであり、入賞ライ
ン29cは、左中段、中央中段及び右中段の各図柄表示領域を結ぶ横一直線のラインであ
る。また、入賞ライン29dは、左下段、中央中段及び右上段の各図柄表示領域を結ぶ右
上がりのラインであり、入賞ライン表示29eは、左下段、中央中段及び右下段の各図柄
表示領域を結ぶ逆V字状のラインである。各入賞ライン29a,29b,29c,29d
,29eは、遊技に供された遊技メダル数によって有効となるライン数が変化し、最大許
容投入枚数がベットされることにより、5本全てが有効となる。以下、有効となった入賞
ラインを有効ラインと称することがある。
上記下パネルアセンブリ30の中央部には、透明な下パネルカバー31が取り付けられ
ており、その左右両端部には、飾りランプ32a,32bが配置されている。なお、下パ
ネルカバー31の裏面側には、所定の図柄が設けられた半透明の下パネルベース及び下パ
ネル照明用蛍光灯(いずれも図示せず)が取り付けられており、この下パネル照明用蛍光
灯を点灯させることにより、下パネルベースの図柄を後面側から照明するように構成され
ている。
上記受け皿アセンブリ40には、遊技メダルを払い出すための遊技メダル払出口41が
開設されているとともに、遊技メダル払出口41に臨むようにして遊技メダルを貯留する
ための遊技メダル貯留皿42が設けられており、この遊技メダル貯留皿42の左には、灰
皿43が設けられている。また、遊技メダル払出口41の左右には、受け皿アセンブリ4
0の背面側に配置された一対の下部スピーカ44a,44b(図2参照)の前面に対向し
て、多数の小孔からなるスピーカ口45a,45bが形成されている。
さらに、本体筐体内には、所定の賞態様が構成された場合に遊技メダルを払い出すため
のホッパー50(図2参照)が設けられており、このホッパー50には遊技メダルを検出
するためのメダル検出部51(図2参照)が設けられている。
<リール>
各リール3a,3b,3cはそれぞれステッピングモータ35a,35b,35c(図
2参照)の駆動により回転するように構成されている。また、各リール3a,3b,3c
は透光性を有する部材により構成されており、その外周面には、複数種類の図柄(図3参
照)が表示された、透光性を有するリールテープが貼り付けられている。また、各リール
3a,3b,3cの内面側には、バックランプ38a,38b,38c(図2参照)が配
設されており、このバックランプ38a,38b,38cを点灯させることにより、各リ
ール3a,3b,3cの図柄を内面側から照明するように構成されている。
各リール3a,3b,3cが表示する図柄は、図3に示すように構成されている。すな
わち、「ベル」、「リプレイ」、「スイカ」、「赤チェリー」、「青チェリー」、「黒チ
ェリー」、「バー」、「菊」、「赤セブン」、「青セブン」の10種類の図柄が所定数ず
つ計21個、各リール3a,3b,3cにそれぞれ表示されている。なお、図3中におけ
る左リール、中リール及び右リールとは、リール3a,リール3b及びリール3cをそれ
ぞれ表している。
<遊技を行うための基本操作>
スロットマシン1で遊技を行うには、まず実際にメダル投入口21に遊技メダルを投入
するか、1−BETスイッチ22またはMAX−BETスイッチ23のいずれかを操作す
ることによりクレジットの範囲内で遊技に供するための遊技メダルの設定BET数を設定
し、そのBET数に応じた有効ラインを決定する。本実施形態では、説明を簡単とするた
め、5本の入賞ライン29a,29b,29c,29d,29eが全て有効とされる、遊
技メダルが3枚投入された状態(MAX−BETの状態)のみで遊技が行われるものとし
て、以下では説明するが、例えば、1枚の遊技メダルが投入された場合には、入賞ライン
29cのみを有効とし、2枚の遊技メダルが投入された場合には、3本の入賞ライン29
b,29c,29dを有効とするなど、有効ラインの設定はメダルの投入枚数に応じて適
宜変更することが可能である。また、遊技状態に応じて、BET数を変えて遊技を行うよ
うにすることも可能である。例えば、通常の遊技状態(例えば、後述する非RT遊技状態
)や、再遊技(リプレイ)の確率が高まる遊技状態(例えば、後述するRT遊技状態)で
は3枚のBET数で遊技を行い、遊技者にとって有利な特別遊技状態(例えば、後述する
BB遊技状態)中は、1枚のBET数で遊技を行うようにすることなどが挙げられる。
次に、遊技者がスタートレバー25を操作すると、各リール3a,3b,3cが回転を
開始し、リール3a,3b,3cの外周表面に表示された複数種類の図柄が表示窓W内を
上下に(通常、上から下に)移動表示される。そして、リール3a,3b,3cの回転が
所定の速度に達すると各ストップスイッチ26a,26b,26cが有効化され、遊技者
が各ストップスイッチ26a,26b,26cを操作すると、対応するリール3a,3b
,3cの回転がそれぞれ停止する。
ここで、有効とされた入賞ライン29a,29b,29c,29d,29e上に停止表
示された図柄の組合せが予め定めた入賞態様(遊技メダルを獲得することができる役の態
様)となっている場合には、各入賞態様に対応した枚数の遊技メダルがホッパー50によ
り払い出されるか、またはクレジットとして加算される。
<制御基板と各機器との接続>
スロットマシン1では、遊技に関する主たる制御が図2に示す主制御基板60上に配設
された制御回路により行われ、画像表示装置11による演出画像表示制御、上部スピーカ
15a,15b等のスピーカからの音声発生制御及びバックランプ38a,38b,38
c等のランプによる照明制御等は、副制御基板70上に配設された制御回路により行われ
るように構成されている。また、両制御基板60,70間の情報伝達は、主制御基板60
から副制御基板70への一方向のみ行うことが可能となっている。
主制御基板60には、遊技に関する各種の演算処理を行うメインCPU61と、制御プ
ログラム等を記憶したROM62と、一時記憶領域であるRAM63とが配設されており
、ROM62に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することにより、
スロットマシン1における遊技に関する主たる制御が行われるようになっている。
上記メインCPU61には、駆動パルスを発生するためのクロックパルス発生器64、
クロックパルス発生器64で発生した駆動パルスを分周するための分周器65、小役やビ
ッグボーナス等の大役の抽選に用いる乱数を発生するための乱数発生器66、及び乱数発
生器66で発生した乱数をサンプリングして抽選を行うためのサンプリング回路67が接
続されている。また、メインCPU61は、インターフェイス回路68を介して、モータ
駆動回路36、ホッパー駆動回路52及び副制御基板70に対して信号を送信するととも
に、リール位置検出回路37、払出完了信号回路53、リセットスイッチ81及び設定用
鍵型スイッチ82からの信号を受信するように構成されている。
ここで、モータ駆動回路36は、各リール3a,3b,3cを回転駆動するステッピン
グモータ35a,35b,35cの回転・停止制御を行うための回路であり、リール位置
検出回路37は、各リール3a,3b,3cに設置されたセンサ(図示せず)からの検出
信号に基づき、各リール3a,3b,3cの回転位置を検出する回路である。また、ホッ
パー駆動回路52は、小役等の賞態様が成立した際に、ホッパー50を駆動して遊技メダ
ルの払い出しを行わせる回路であり、払出完了信号回路53は、ホッパー50から所定数
の遊技メダルが払い出されたことがメダル検出部31により検出された際に、主制御基板
60に払出完了信号を送信する回路である。また、リセットスイッチ81は、スロットマ
シン1においてエラーが発生した際等に、主制御基板60に搭載された各回路等をリセッ
トするためのスイッチであり、設定用鍵型スイッチ82は、役の発生確率等を例えば6段
階で設定するためのスイッチである。
また、メインCPU61には、スイッチ基板90に接続されているか、またはスイッチ
基板90上に搭載されている、リール停止信号回路91、スタートレバー25、投入メダ
ルセンサ28、1−BETスイッチ22、MAX−BETスイッチ23、貯留メダル精算
スイッチ24及びリジェクトスイッチ27からの各信号が、インターフェイス回路68を
介して入力されるようになっている。
一方、副制御基板70には、演出に関する各種の演算処理を行うサブCPU71と、制
御プログラム等を記憶したROM72と、一時記憶領域であるRAM73とが配設されて
おり、ROM72に記憶された制御プログラムに従って各駆動回路等が動作することによ
り、スロットマシン1における演出に関する制御が行われるようになっている。
上記サブCPU71は、インターフェイス回路74を介して、主制御基板60からの各
種信号を受信するとともに、表示装置制御回路16、スピーカ制御回路17及びランプ制
御回路18に対し信号を送信するように構成されている。ここで、表示装置制御回路16
は、画像表示装置11を制御して所定の演出画像を表示させる回路であり、スピーカ制御
回路17は、上部スピーカ15a,15b等のスピーカから発生させる音声等の種類や音
量を制御する回路であり、ランプ制御回路18は、バックランプ38a,38b,38c
等のランプの点灯を制御する回路である。
次に、主に図4〜図16を参照しながら、本実施形態に係るスロットマシン1の特徴構
成について説明する。
<機能ブロックの説明>
図4に示すように、本実施形態に係るスロットマシン1は、機能的な観点から説明すれ
ば主に、複数種類の図柄を可変表示する3個のリール3a,3b,3cの回転開始及び回
転停止に関する遊技者からのリール操作(例えば、スタートレバー25の傾動操作やスト
ップスイッチ26a,26b,26cの押圧操作)を受け付ける操作手段95と、各リー
ル3a,3b,3cを用いた遊技に関する制御を行う主制御手段100と、遊技の状況に
応じて所定の演出制御を行う副制御手段110とを備えてなる。
上記主制御手段100は、役決定手段101、役決定情報記憶手段102、フリーズ決
定手段103、フリーズ実行制御手段104、リール制御手段105、遊技状態制御手段
106、及び情報送信手段107を備えている。なお、主制御手段100における上述の
各手段は、図2に示す主制御基板60上に配されたメインCPU61、ROM62、RA
M63、電子回路等のハードウエア及びROM62等に格納された制御プログラム等のソ
フトウエアにより構成されるものを機能的に表したものである。
上記役決定手段101は、スタートレバー25が傾動操作され、その信号が入力された
際に、予め設定された役(ハズレを含む)の中から1つまたは複数の役を選択する役決定
を行うように構成されている。なお、この役決定は、図2に示す乱数発生器66及びサン
プリング回路67を用いた乱数抽選により行われる。具体的には、乱数発生器66により
生成された乱数列の中から、サンプリング回路67によって1つの乱数(数字)を取得し
た後、その取得乱数が、役抽選テーブル(図8〜図11参照)に設定された複数の数値範
囲の中のどの数値範囲に属するのかを判定し、取得乱数が属する数値範囲に対応した役を
当選役として決定するように構成されている。
上記役決定情報記憶手段102は、上記役決定手段101による役決定(乱数抽選)の
結果を示す情報を記憶するように構成されており、図5に示すように、特別役記憶領域1
021及び小役・再遊技役記憶領域1022を備えている。
特別役記憶領域1021は、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される契
機となる特別役(後述の第1BB役または第2BB役)が役決定により決定されたことを
示す特別役決定情報(後述の第1BB役決定情報または第2BB役決定情報)が記憶され
る領域である。また、小役・再遊技役記憶領域1022は、役決定により再遊技役または
小役(後述の小役1〜12)が決定された場合に、何れの役(再遊技役または小役)が決
定されたかということを示す小役・再遊技役決定情報が記憶される領域である。
上記フリーズ決定手段103(図4参照)は、上記特別役決定情報が持ち越されている
持越し遊技期間(後述の非RT中持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)における
役決定により特定役(後述の小役11はたは小役12)が決定されたことを契機として、
リール操作が無効状態となり各リール3a,3b,3cが通常とは異なる作動状態となる
フリーズ(後述の第1フリーズまたは第2フリーズ)の決定を行うように構成されている
上記フリーズ実行制御手段104は、上記フリーズ決定手段103によりフリーズ実行
の決定が行われた場合に、リール操作を無効化するとともにフリーズ実行の決定に対応し
た所定のフリーズパターン(後述の第1フリーズのパターンまたは第2フリーズのパター
ン)に従って各リール3a,3b,3cの駆動を制御するように構成されている。
上記リール制御手段105は、スタートレバー25が傾動操作され、その信号が入力さ
れた際に、各リール3a,3b,3cを一斉に回転開始させるとともに、ストップスイッ
チ26a,26b,26cが順次押圧操作され、それらの各信号が入力された際に、対応
する各リール3a,3b,3cを順次回転停止させるように構成されている。なお、各リ
ール3a,3b,3cの回転停止制御は、ストップスイッチ26a,26b,26cが操
作されたタイミングから、各リール3a,3b,3cが最大で4図柄移動する範囲内で行
われる。すなわち、役決定手段101による役決定の結果、所定の役が決定されている場
合には、その決定された役の対応図柄が有効ライン上に停止表示されるように、ハズレの
場合には、設定された何れの役の対応図柄も有効ライン上に停止表示されないよう停止制
御がなされるようになっている。例えば、図3に示すように「ベル」の図柄は、各リール
3a,3b,3cにおいて、5図柄以内毎に配置されているので、「ベル・ベル・ベル」
の図柄組合せは、ストップスイッチ26a,26b,26cの操作タイミングに関わらず
、必ず、有効ライン上に停止表示させることが可能となっている。
上記遊技状態制御手段106は、後述する条件P〜Sの何れかが満足されることを契機
として、後述する非RT遊技状態、BB遊技状態、RT遊技状態の3つの遊技状態のうち
の何れかの遊技状態を設定するように構成されている。
上記情報送信手段107は、遊技に関する各種情報(例えば、スタートレバー25やス
トップスイッチ26a,26b,26cが操作されたことの情報、役決定結果を示す情報
及び当選役の成立の有無の情報、遊技状態の設定情報等)を副制御手段110に送信する
ように構成されている。
一方、上記副制御手段110は、演出実行手段111、アシスト回数制御手段112、
アシスト上乗せ回数決定手段113、及び情報受信手段114を備えている。なお、副制
御手段110における上述の各手段は、図2に示す副制御基板70上に配されたサブCP
U71、ROM72、RAM73、電子回路等のハードウエア及びROM72に格納され
た制御プログラム等のソフトウエアにより構成されるものを機能的に表したものである。
上記演出実行手段111は、本実施形態におけるアシスト演出手段を構成するものであ
り、後述するRT遊技状態中の期間において、役決定手段101による役決定により、後
述する押し順選択小役が決定された場合に、遊技者によるストップスイッチ26a,26
b,26cの操作順(押し順)を報知するアシスト演出(後述の押し順ナビ演出)を、画
像表示装置11の表示画面11a上において行うように構成されている。
上記アシスト回数制御手段112は、上記演出実行手段111がRT遊技状態中にアシ
スト演出を行うことが可能な回数(以下「アシスト可能回数」と称する)を設定、管理す
るように構成されている。
上記アシスト上乗せ回数決定手段113は、本実施形態における特典付与手段を構成す
るものであり、上記特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間(後述の非RT中
持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)において、特定役(後述の小役11はたは
小役12)が決定されたことを示す情報(後述の小役11決定情報または小役12決定情
報)を受信したことを契機として、上記アシスト可能回数の上乗せ分(アシスト上乗せ回
数)を決定する抽選(後述のアシスト可能回数上乗せ抽選)を行い、そのアシスト上乗せ
回数を、上記特別役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間において特別役が決
定された場合に遊技者が得られる利益の少なくとも一部を補償するための特典として、遊
技者に付与するように構成されている。
上記情報受信手段114は、主制御手段100から送信された遊技に関する各種情報を
受信し、演出実行手段111、アシスト回数制御手段112及びアシスト上乗せ回数決定
手段113に対し必要な情報を伝達するように構成されている。
なお、本実施形態では、上記アシスト可能回数は、RT遊技状態に移行した時点で所定
回数(例えば、初期値30回に、後述のアシスト可能回数上乗せ抽選により決定されたア
シスト上乗せ回数分を加算した回数)に設定され、以降、アシスト演出が行われたか否か
に関係なく、遊技が行われる毎にアシスト可能回数が1つずつ減少し、このアシスト可能
回数が0となるとアシスト演出が終了するように構成されている。
<遊技状態の設定>
上述したように遊技状態制御手段105は、非RT遊技状態、BB遊技状態及びRT遊
技状態の3つの遊技状態(図6参照。なお、図6では「遊技状態」を省略して表記してい
る)のうちの何れかの遊技状態に設定するように構成されている。
非RT遊技状態は、スロットマシン1において標準となる通常の遊技状態であり、後述
する再遊技役の当選確率が基準値(例えば、1/7)に設定されている。
RT遊技状態は、非RT遊技状態中において、条件Pが満足されたことを契機として設
定される遊技状態であり、後述する再遊技役の当選確率が非RT遊技状態中よりも高い値
(例えば、1/1.5)に設定されている。また、このRT遊技状態中の期間内では、演
出実行手段111によるアシスト演出(押し順ナビ演出)を実行することが許容されてい
る。ここで、条件Pとは、各リール3a,3b,3cの停止表示図柄の有効ライン上での
組合せが、「ベル・赤チェリー・リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バ
ー・リプレイ」である場合とされる。
なお、これら3通りの図柄の組合せは、いずれも、後述するSB役のいわゆる「取りこ
ぼし目」で表示される図柄の組合せとなっている。すなわち、役決定によりSB役が当選
している場合には、ストップスイッチ26a,26b,26cの操作タイミングに応じて
、SB役の対応図柄(「青セブン・青チェリー・赤チェリー」)を引き込むことが可能な
場合はその対応図柄が有効ライン上に停止表示され、引き込めない場合は、「ベル・赤チ
ェリー・リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バー・リプレイ」の図柄の
組合せが有効ライン上に停止表示されるように、各リール3a,3b,3cの駆動が制御
されるようになっている。
また、RT遊技状態において、条件Sが満足されたことを契機として、非RT遊技状態
に移行されるように設定されている。ここで、条件Sとは、各リール3a,3b,3cの
停止表示図柄の有効ライン上での組合せが、「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」、「リ
プレイ・バー・リプレイ」または「リプレイ・菊・リプレイ」である場合とされる。これ
ら3通りの図柄の組合せは、いずれも、後述する押し順選択小役の当選時に、押し順が不
正解となった場合に有効ライン上に表示される図柄の組合せとなっており、押し順が不正
解の場合には、「リプレイ・赤チェリー・リプレイ」、「リプレイ・バー・リプレイ」ま
たは「リプレイ・菊・リプレイ」が左中段・中中段・右中段の横一直線の有効ライン上に
停止表示されるとともに、左上段・中上段・右上段の横一直線のライン(無効ライン)上
に「ベル・ベル・ベル」が停止表示されるようになっている。
BB遊技状態は、非RT遊技状態中またはRT遊技状態中において、条件Qが満足され
たことを契機として設定される、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される
特別遊技状態である。本実施形態において、遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件と
は、所定の小役(後述の小役4)の当選確率が1に設定されることとされる。ここで、条
件Qとは、各リール3a,3b,3cの停止表示図柄の有効ライン上での組合せが、後述
する第1BB役の対応図柄(「赤セブン・赤セブン・赤セブン」)または第2BB役の対
応図柄(「赤セブン・赤セブン・青セブン」)である場合とされる。
また、BB遊技状態中に条件Rが満足されたことを契機として、非RT遊技状態に移行
されるようになっている。ここで、条件Rとは、BB遊技状態中に所定枚数(第1BB役
の成立によりBB遊技状態が設定された場合は300枚以上、第2BB役の成立によりB
B遊技状態が設定された場合は200枚以上)の遊技メダルが払い出されたこととされる
<役の種類>
本実施形態においては、図7に示すように、第1BB役及び第2BB役の2つの特別役
(大役)と、1つのSB役と、小役1〜12までの12の小役と、再遊技役との計17の
役が設定され、それぞれの役が成立するための各リール3a,3b,3cによる表示図柄
の組合せは、図7に示すように設定されている。
第1BB役及び第2BB役は、その対応図柄が有効ライン上停止表示された際には、遊
技メダルは払い出されず、次の遊技からBB遊技状態に設定されることを示す役となって
いる。BB遊技状態に設定されている期間は、第1BB役及び第2BB役において、それ
ぞれ遊技メダルが300枚以上及び200枚以上払い出されるまでの期間である。
また、SB役は、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行の端緒となる役である。す
なわち、SB役の対応図柄である「青セブン・青チェリー・赤チェリー」は、各リール3
a,3b,3cに1つずつしか設けられていない図柄の組合せであり、当選した場合でも
有効ライン上に停止表示されにくい役(引き込みにくい役)となっている。また、上述し
たように、SB役の取りこぼし目で有効ライン上に停止表示される「ベル・赤チェリー・
リプレイ」、「ベル・菊・リプレイ」または「ベル・バー・リプレイ」の図柄の組合せは
、非RT遊技状態からRT遊技状態へ移行する場合の条件Pを満足する図柄となっている
。このため、非RT遊技状態においてSB役が当選した場合には、高い確率で条件Pが満
足されて非RT遊技状態からRT遊技状態へ移行するようになっている。なお、SB役の
対応図柄である「青セブン・青チェリー・赤チェリー」が有効ライン上に停止表示された
際には、遊技メダルは払い出されず、次回も同じ遊技状態に設定されるようになっている
小役1は、リール3a(左リール)において、「赤チェリー」の図柄が有効ライン上に
停止表示されさえすれば、リール3a,3bにおいて停止表示される図柄が何であっても
成立する役である(図7中の「赤チェリー・−・−」の「−」は任意の図柄であることを
示している)。また、小役2は、その対応図柄が「スイカ・スイカ・スイカ」とされた役
であり、小役3は、その対応図柄が「ベル・ベル・ベル」とされた役である。
なお、小役3を構成する図柄「ベル」は、上述したように、各リール3a,3b,3c
上において5図柄以内毎に配置されているので、小役3が当選した場合、その対応図柄「
ベル・ベル・ベル」は、リール回転停止操作(ストップスイッチ26a,26b,26c
の操作)のタイミングに関わらず、有効ライン上に停止表示されるようにリール制御する
ことが可能となっている。この小役3のように、リール回転停止操作のタイミングに関わ
らず、その対応図柄を有効ライン上に停止表示させるようにリール制御することが可能な
役を、以下、便宜的に「100%引込み可能な役」と称する。
また、小役4は、3組の図柄パターン「ベル・赤チェリー・ベル」、「ベル・バー・ベ
ル」、「ベル・菊・ベル」のいずれか(重複可)が有効ライン上に停止表示されれば成立
する役である。さらに、小役3〜小役10は、各々が単独で当選するようには設定されて
おらず、非RT遊技状態またはRT遊技状態において、小役3〜小役8が重複当選する場
合と、小役3〜小役7及び小役9が重複当選する場合と、小役3〜小役7及び小役10が
重複当選する場合との3つの場合が設定されている(図8〜図11参照)。
また、小役3〜小役10は、「押し順選択小役」として設定されている。ここで、押し
順選択小役とは、これらの役の当選後に、ストップスイッチ26a,26b,26cがど
のような順序で操作されたかによって、成立する役が変動する役のことを意味している。
本実施形態では、図13の「押し順対応表」に示すように、押し順1〜押し順3の3種類
の押し順が設定されている。押し順1は、小役3〜小役8が重複当選した場合に設定され
るもので、ストップスイッチ26aが最初に操作された場合には、小役3〜小役8のうち
の払出枚数の多い小役が成立し、他のストップスイッチ26b,26cが最初に操作され
た場合には、払出枚数の少ない他の役が成立するようになっている。同様に、押し順2は
、小役3〜小役7及び小役9が重複当選した場合に設定されるもので、ストップスイッチ
26bが最初に操作された場合のみ、小役3〜小役7及び小役9のうちの払出枚数の多い
小役が成立するようになっており、押し順3は、小役3〜小役7及び小役10が重複当選
した場合に設定されるもので、ストップスイッチ26cが最初に操作された場合のみ、小
役3〜7及び小役10のうちの払出枚数の多い小役が成立するようになっている。
例えば、押し順1が当選している場合に、ストップスイッチ26aが最初に操作された
場合(押し順正解時)には、小役3の対応図柄である「ベル・ベル・ベル」が有効ライン
上に停止表示されて、遊技メダルが12枚払い出される(図14(a)参照)のに対し、
他のストップスイッチ26b,26cが最初に操作された場合(押し順不正解時)には、
小役4の対応図柄である「ベル・赤チェリー・ベル」及び小役5の対応図柄である「リプ
レイ・赤チェリー・リプレイ」が有効ライン上に停止表示され、遊技メダルの払出しは、
1枚+3枚の計4枚に留まる(図14(b)参照)ようになっている。
また、小役11(対応図柄「赤セブン・青チェリー・スイカ」)及び小役12(対応図
柄「青セブン・青チェリー・スイカ」)は、本実施形態において特定役を構成するもので
あり、特別役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間においては、第1BB役及
び第2BB役とそれぞれ重複して決定されるように、特別役決定情報が持ち越されている
持越し遊技期間においては、当該小役11及び小役12が非持越し遊技期間において第1
BB役及び第2BB役とそれぞれ重複して決定される確率と同じ確率で決定されるように
設定されている(図8〜図11参照)。
再遊技役は、「リプレイ・リプレイ・リプレイ」の図柄の組合せが有効ライン上に停止
表示されれば成立する役であり、成立した場合、遊技メダルの払出しはないものの、遊技
メダルを投入(BET)することなく、次の遊技を行うことが可能とされる。なお、再遊
技役を構成する図柄「リプレイ」は、図3に示すように、各リール3a,3b,3c上に
おいてそれぞれ5図柄以内毎に配置されており、上述の小役3と同様、100%引込み可
能な役となっている。
<各遊技状態中の役の抽選テーブル>
非RT遊技状態中においては、図8及び図9に示す抽選テーブルが用いられる。図8に
示す抽選テーブルは、非RT遊技状態中であって、かつ第1BB役が当選していることを
示す情報(以下「第1BB役決定情報」と称する)または第2BB役が当選していること
を示す情報(以下「第2BB役決定情報」と称する)が持ち越されていない遊技期間(以
下「非RT中非持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。一方、図9に示す
抽選テーブルは、非RT遊技状態中であって、かつ第1BB役決定情報または第2BB役
決定情報が持ち越されている遊技期間(以下「非RT中持越し遊技期間」と称する)での
役決定に用いられる。
図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成
される乱数列の全数値範囲(1〜Nz;Nz等の、Nにa,b,c…を付したものは整数
を表す)を10に分割した、A〜Jまでの各数値範囲が設定されており、数値範囲毎に図
8に示すように各々の役が対応付けられている。例えば、数値範囲A(1〜Na)には第
1BB役と小役11が対応付けられており、数値範囲B(Na+1〜Nb)には第2BB
役と小役12が対応付けられている。また、数値範囲F(Ne+1〜Nf)には小役3〜
8が対応付けられており、数値範囲G(Nf+1〜Ng)には小役3〜8及び9が対応付
けられている。さらに、数値範囲I(Nh+1〜Ni)には再遊技役が対応付けられてお
り、数値範囲J(Ni+1〜Nz)にはハズレが対応付けられている。
表中の確率の欄に記されている各数値は、乱数列の全数値範囲に対する各数値範囲A〜
Jの占める割合を示している。例えば、乱数発生器66により生成される乱数列の中から
サンプリング回路67によって1つの乱数(数字)を取得した際、その取得乱数が数値範
囲Aに属し、それにより第1BB役及び小役11が重複して当選役として決定される確率
は1/800であることを示している。なお、ハズレに対応する数値範囲Jの確率P
、数値範囲A〜Iの各確率を合計した値を1から引いた値である。
図9に示す非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルは、図8に示す非RT中非持越し遊
技期間の抽選テーブルと同じA〜Jまでの各数値範囲が設定されており、各数値範囲A〜
Jに対する確率も同じ値に設定されている。異なるのは、図8に示す非RT中非持越し遊
技期間の抽選テーブルでは、数値範囲Aに第1BB役及び小役11、数値範囲Bに第2B
B役及び小役12がそれぞれ対応付けられているのに対し、図9に示す非RT中持越し遊
技期間の抽選テーブルでは、数値範囲Aに小役11、数値範囲Bに小役12が対応付けら
れている点にある。
すなわち、非RT中持越し遊技期間においては、乱数抽選により取得した乱数が、数値
範囲Aに属する場合には小役11が単独で決定されたこととして扱われ、数値範囲Bに属
する場合には小役12が単独で決定されたこととして扱われる。このように非RT中持越
し遊技期間において、数値範囲Aに属する乱数を取得することは、抽選テーブル上は小役
11が単独で当選したことに過ぎないが、第1BB役決定情報または第2BB役決定情報
が持ち越されていない非持越し遊技期間であれば第1BB役が当選した場合に相当する役
決定結果に該当する。同様に、非RT中持越し遊技期間において、数値範囲Bに属する乱
数を取得することは、抽選テーブル上は小役12が単独で当選したことに過ぎないが、第
1BB役決定情報または第2BB役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間であ
れば第2BB役が当選した場合に相当する役決定結果に該当する。したがって、非RT中
持越し遊技期間において小役11または小役12が決定されたことを副制御手段110に
伝達することにより、非持越し遊技期間であれば第1BB役または第2BB役が当選した
場合に相当する役決定結果が得られたことを副制御手段110に的確に伝達することがで
きる。
RT遊技状態中においては、図10及び図11に示す抽選テーブルが用いられる。図1
0に示す抽選テーブルは、RT遊技状態中であって、かつ第1BB役決定情報または第2
BB役決定情報が持ち越されていない遊技期間(以下「RT中非持越し遊技期間」と称す
る)での役決定に用いられる。一方、図11に示す抽選テーブルは、RT遊技状態中であ
って、かつ第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が持ち越されている遊技期間(
以下「RT中持越し遊技期間」と称する)での役決定に用いられる。
図10に示すRT中非持越し遊技期間の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成
される乱数列の全数値範囲(1〜Nz)を10に分割した、A〜H,K,Lの各数値範囲
が設定されており、数値範囲毎に図10に示すように各々の役が対応付けられている。図
8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルと異なるのは、再遊技役が対応付けら
れた数値範囲K(Nh+1〜Nk)の確率が1/1.5と高確率に設定され、それに伴い
、ハズレが対応付けられた数値範囲N(Nk+1〜Nz)の確率がP(<P)に設定
されている点にあり、他の構成は、図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブル
と同じである。
図11に示すRT中持越し遊技期間の抽選テーブルは、図10に示すRT中非持越し遊
技期間の抽選テーブルと同じA〜H,K,Lの各数値範囲が設定されており、各数値範囲
A〜H,K,Lに対する確率も同じ値に設定されている。異なるのは、図10に示すRT
中非持越し遊技期間の抽選テーブルでは、数値範囲Aに第1BB役及び小役11、数値範
囲Bに第2BB役及び小役12がそれぞれ対応付けられているのに対し、図11に示すR
T中持越し遊技期間の抽選テーブルでは、数値範囲Aに小役11、数値範囲Bに小役12
が対応付けられている点にある。
すなわち、RT中持越し遊技期間においても非RT中持越し遊技期間と同様に、乱数抽
選により取得した乱数が、数値範囲Aに属する場合には小役11が単独で決定されたこと
として扱われ、数値範囲Bに属する場合には小役12が単独で決定されたこととして扱わ
れる。このようにRT中持越し遊技期間において、数値範囲Aに属する乱数を取得するこ
とは、抽選テーブル上は小役11が単独で当選したことに過ぎないが、第1BB役決定情
報または第2BB役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間であれば第1BB役
が当選した場合に相当する役決定結果に該当する。同様に、RT中持越し遊技期間におい
て、数値範囲Bに属する乱数を取得することは、抽選テーブル上は小役12が単独で当選
したことに過ぎないが、第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が持ち越されてい
ない非持越し遊技期間であれば第2BB役が当選した場合に相当する役決定結果に該当す
る。したがって、RT中持越し遊技期間において小役11または小役12が決定されたこ
とを副制御手段110に伝達することにより、非持越し遊技期間であれば第1BB役また
は第2BB役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことを副制御手段110に
的確に伝達することができる。
第1BB役または第2BB役が成立したことを契機として移行されるBB遊技状態中(
以下「BB中」と略記することがある)においては、図12に示す抽選テーブルが用いら
れる。図12に示すBB中の抽選テーブルには、乱数発生器66により生成される乱数列
の全数値範囲(1〜Nz)に対応した数値範囲Zのみが設定されており、この数値範囲Z
には小役3が対応付けられている。すなわち、BB中の役決定においては、小役3のみが
100%の確率で決定されるように設定されている。先に述べたように小役3は、100
%引込み可能な役であるため、BB中においては、遊技が行われる毎に、12枚の遊技メ
ダルが払い出されることとなる。
なお、各遊技状態中に抽選される役の種類や確率は、増やしたり減らしたりするなど適
宜設定することが可能である。例えば、BB遊技状態中において、小役3以外の役の抽選
を行うようにしたり、ハズレを設定したりしてもよい。また、BB中においても小役11
,12の抽選を行うようにしてもよい。その場合、他の抽選テーブルと同様に、数値範囲
A(1〜Na)に対応する役として小役11を設定し、数値範囲B(Na+1〜Nb)に
対応する役として小役12を設定しておき、小役11,12が当選した場合には、持ち越
し遊技期間と同様にアシスト可能回数上乗せ抽選を行ったり、フリーズを実施したりする
ようにしてもよい。
<役決定結果情報の処理>
先にも述べたように本実施形態では、役決定(乱数抽選)の結果を示す情報が、役決定
情報記憶手段102の各記憶領域(図5参照)に記憶されるようになっている。例えば、
上記非RT中非持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、図8に示す抽選テー
ブルの数値範囲Aに属する乱数が取得された場合には、第1BB役と小役11が当選役と
して決定されるとともに、第1BB役が決定されたことを示す第1BB役決定情報が特別
役記憶領域1021に記憶され、小役11が決定されたことを示す小役11決定情報が小
役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。同様に、数値範囲Bに属する乱数が取得さ
れた場合には、第2BB役と小役12が当選役として決定されるとともに、第2BB役が
決定されたことを示す第2BB役決定情報が特別役記憶領域1021に記憶され、小役1
2が決定されたことを示す小役12決定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶さ
れる。
また、同じく非RT中非持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、図8に示
す抽選テーブルの数値範囲Fに属する乱数が取得された場合には、小役3〜8が当選役と
して決定されるとともに、そのことを示す小役3〜8決定情報が小役・再遊技役記憶領域
1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域1021には何ら情報が記
憶されておらず、小役・再遊技役記憶領域1022に小役3〜8決定情報が記憶されてい
る状態となる。また、数値範囲Iに属する乱数が取得された場合には、再遊技役が当選役
として決定されるとともに、そのことを示す再遊技役決定情報が小役・再遊技役記憶領域
1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域1021には何ら情報が記
憶されておらず、小役・再遊技役記憶領域1022に再遊技役決定情報が記憶されている
状態となる。これに対し、取得乱数が数値範囲Jに属する場合には、ハズレであるとして
、役決定情報記憶手段102には何ら情報が記憶されない。この場合には、持越し特別役
記憶領域1021及び小役・再遊技役記憶領域1022に何ら情報が記憶されていない状
態となる。
一方、上記非RT中持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、図9に示す抽
選テーブルの数値範囲Aに属する乱数が取得された場合には、小役11が決定されたこと
を示す小役11決定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。同様に、数値
範囲Bに属する乱数が取得された場合には、小役12が決定されたことを示す小役12決
定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。ただし、このとき記憶される小
役11決定情報または小役12決定情報は、第1BB役決定情報または第2BB役決定情
報が持ち越されていない非持越し遊技期間であれば、それぞれ第1BB役または第2BB
役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことを示す情報として、副制御手段1
10においては扱われる。
また、非RT中持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、例えば、図9に示
す抽選テーブルの数値範囲Gに属する乱数が取得された場合には、小役3〜7及び9が当
選役として決定されるとともに、そのことを示す小役3〜7及び9決定情報が小役・再遊
技役記憶領域1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域1021に第
1BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶されており、小役・再遊技役記憶領域
1022に小役3〜7及び9決定情報が記憶されている状態となる。また、数値範囲Dに
属する乱数が取得された場合には、小役1が当選役として決定されるとともに、そのこと
を示す小役1決定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。この場合には、
持越し特別役記憶領域1021に第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶さ
れており、小役・再遊技役記憶領域1022に小役1決定情報が記憶されている状態とな
る。これに対し、取得乱数が数値範囲Jに属する場合には、ハズレであるとして、役決定
情報記憶手段102には何ら情報が記憶されない。この場合には、持越し特別役記憶領域
1021に第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶されており、小役・再遊
技役記憶領域1022には何ら情報が記憶されていない状態となる。
また、上記RT中非持越し遊技期間において、図10に示す抽選テーブルを用いる役決
定(乱数抽選)により、数値範囲Aに属する乱数が取得された場合には、第1BB役と小
役11が当選役として決定されるとともに、第1BB役が決定されたことを示す第1BB
役決定情報が特別役記憶領域1021に記憶され、小役11が決定されたことを示す小役
11決定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。同様に、数値範囲Bに属
する乱数が取得された場合には、第2BB役と小役12が当選役として決定されるととも
に、第2BB役が決定されたことを示す第2BB役決定情報が特別役記憶領域1021に
記憶され、小役12が決定されたことを示す小役12決定情報が小役・再遊技役記憶領域
1022に記憶される。
また、同じくRT中非持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、例えば、図
10に示す抽選テーブルの数値範囲Hに属する乱数が取得された場合には、小役3〜7及
び10が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役3〜7及び10決定情報
が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域
1021には何ら情報が記憶されておらず、小役・再遊技役記憶領域1022に小役3〜
7及び10決定情報が記憶されている状態となる。また、数値範囲Eに属する乱数が取得
された場合には、小役2が当選役として決定されるとともに、そのことを示す小役2決定
情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶
領域1021には何ら情報が記憶されておらず、小役・再遊技役記憶領域1022に小役
2決定情報が記憶されている状態となる。これに対し、取得乱数が数値範囲Lに属する場
合には、ハズレであるとして、役決定情報記憶手段102には何ら情報が記憶されない。
この場合には、持越し特別役記憶領域1021及び小役・再遊技役記憶領域1022に何
ら情報が記憶されていない状態となる。
一方、上記RT中持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、図11に示す抽
選テーブルの数値範囲Aに属する乱数が取得された場合には、小役11が決定されたこと
を示す小役11決定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。同様に、数値
範囲Bに属する乱数が取得された場合には、小役12が決定されたことを示す小役12決
定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。ただし、このとき記憶される小
役11決定情報または小役12決定情報は、第1BB役決定情報または第2BB役決定情
報が持ち越されていない非持越し遊技期間であれば、それぞれ第1BB役または第2BB
役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことを示す情報として、副制御手段1
10においては扱われる。
また、RT中持越し遊技期間における役決定(乱数抽選)により、例えば、図11に示
す抽選テーブルの数値範囲Fに属する乱数が取得された場合には、小役3〜8が当選役と
して決定されるとともに、そのことを示す小役3〜8決定情報が小役・再遊技役記憶領域
1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域1021に第1BB役決定
情報または第2BB役決定情報が記憶されており、小役・再遊技役記憶領域1022に小
役3〜8決定情報が記憶されている状態となる。また、数値範囲Kに属する乱数が取得さ
れた場合には、再遊技役が当選役として決定されるとともに、そのことを示す再遊技役決
定情報が小役・再遊技役記憶領域1022に記憶される。この場合には、持越し特別役記
憶領域1021に第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶されており、小役
・再遊技役記憶領域1022に再遊技役決定情報が記憶されている状態となる。これに対
し、取得乱数が数値範囲Lに属する場合には、ハズレであるとして、役決定情報記憶手段
102には何ら情報が記憶されない。この場合には、持越し特別役記憶領域1021に第
1BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶されており、小役・再遊技役記憶領域
1022には何ら情報が記憶されていない状態となる。
また、上記BB中の遊技期間における役決定(乱数抽選)においては、図12に示す抽
選テーブルの数値範囲Zに属する乱数が遊技毎に取得され、これにより小役3が当選役と
して決定されるとともに、そのことを示す小役3決定情報が小役・再遊技役記憶領域10
22に記憶される。この場合には、持越し特別役記憶領域1021には何ら情報が記憶さ
れておらず、小役・再遊技役記憶領域1022に小役3決定情報が記憶されている状態と
なる。
持越し特別役記憶領域1021に記憶された第1BB役決定情報または第2BB役決定
情報、及び小役・再遊技役記憶領域1022に記憶された情報(再遊技役決定情報等)は
、主制御手段100の情報送信手段107から副制御手段110の情報受信手段114に
送信される(送信のタイミングについては後述の制御フローを参照)。
また、小役・再遊技役記憶領域1022に記憶された情報(再遊技役決定情報等)は、
情報が記憶された後、次の遊技期間に移行されるまでの間にクリア(消去)され、特別役
記憶領域1021に記憶された第1BB役決定情報または第2BB役決定情報は、第1B
B役または第2BB役が成立した場合にはクリアされ、成立しなかった場合にはクリアさ
れず、次の遊技期間に持ち越される。
<フリーズの制御>
先にも述べたように本実施形態では、特別役決定情報(第1BB役決定情報または第2
BB役決定情報)が持ち越されている持越し遊技期間(非RT中持越し遊技期間またはR
T中持越し遊技期間)における役決定により特定役(小役11または小役12)が決定さ
れたことを契機として、リール操作が無効状態となり各リール3a,3b,3cが通常と
は異なる作動状態となるフリーズの決定がフリーズ決定手段103(図4参照)により行
われ、このフリーズ実行の決定が行われるとフリーズ実行制御手段104により、フリー
ズ実行の決定に対応した所定のフリーズパターンに従って各リール3a,3b,3cの駆
動を制御するように構成されている。
具体的には、持越し遊技期間に小役11が決定されると、フリーズ決定手段103によ
り第1フリーズ実行の決定がなされ、この第1フリーズ実行の決定がなされたことにより
フリーズ実行制御手段104が、第1フリーズのパターンに従って各リール3a,3b,
3cの駆動を制御するように構成されている。一方、持越し遊技期間に小役12が決定さ
れると、フリーズ決定手段103により第2フリーズ実行の決定がなされ、この第2フリ
ーズ実行の決定がなされたことによりフリーズ実行制御手段104が、リール操作を無効
化するとともに、第2フリーズのパターンに従って各リール3a,3b,3cの駆動を制
御するように構成されている。
ここで、第1フリーズのパターンとは、リール操作を無効化する(スタートレバー25
を操作しても各リール3a,3b,3cが通常のように回転開始せず、ストップスイッチ
26a〜26cを操作しても各リール3a,3b,3cが回転停止しない状態とする;以
下において同じ)とともに、全リール3a,3b,3cが一斉に逆方向(各図柄が下から
上に移動する方向;以下において同じ)に所定回数回転した後に停止するものであり、第
2フリーズのパターンとは、リール操作を無効化するとともに、左リール及び右リール(
リール3a,3c)は停止したまま、中リール(リール3b)のみが逆方向に所定回数回
転した後に停止するものであり、どちらのパターンにおいても、逆回転していたリールが
停止した時点でフリーズが解除され、その後、全リール3a,3b,3cが順方向(各図
柄が上から下に移動する方向;以下において同じ)に回転開始し、所定の回転速度に達し
た時点でリール操作が有効化されるようになっている。
<アシスト演出>
また、本実施形態では、RT遊技状態中(RT中非持越し遊技期間またはRT中持越し
遊技期間)の役決定により上記押し順選択小役(小役3〜10)が決定された場合、演出
実行手段111(図4参照)により、遊技者によるストップスイッチ26a,26b,2
6cの操作順(押し順)を報知するアシスト演出(押し順ナビ演出)が画像表示装置11
の表示画面11a上において実行される。
アシスト演出の具体的態様としては、例えば、図13の「押し順対応表」に示す押し順
1に対応している小役3〜8が重複当選している場合には「左第一」という画像を、押し
順2に対応している小役3〜7,9が重複当選している場合には「中第一」という画像を
、押し順3に対応している小役3〜7,10が当選している場合には「右第一」という画
像を、それぞれ表示画面11a上に表示させることが挙げられるが、他の態様のものでも
構わない。
このように、RT遊技状態中においては、押し順選択小役が当選した場合、アシスト演
出の終了条件が成立しない限り押し順ナビ演出が行われるため、押し順選択小役が当選し
た場合には、多くの遊技メダルを容易に獲得することが可能となる。なお、上述したよう
に、押し順選択小役が当選している場合に押し順が不正解ならば、「リプレイ・赤チェリ
ー・リプレイ」、「リプレイ・バー・リプレイ」または「リプレイ・菊・リプレイ」が有
効ライン上に停止表示されることにより上記条件Sが満足され、RT遊技状態から非RT
遊技状態に移行されてしまうので、遊技者にとって押し順ナビ演出は、非RT遊技状態に
移行されずにRT遊技状態に留まるための重要な役割を担っている。
<アシスト可能回数上乗せ抽選>
また、本実施形態では、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間(非RT中
持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)において、特定役(小役11または小役1
2)が決定されたことを示す情報(小役11決定情報または小役12決定情報)を受信し
たことを契機として、アシスト上乗せ回数決定手段113によりアシスト可能回数上乗せ
抽選が行われる。このアシスト可能回数上乗せ抽選は、アシスト可能回数の上乗せ回数を
決定するものであり、本実施形態では、図15に示すように、「第1当り」、「第2当り
」、「第3当り」、「第4当り」の計4項目の何れかが抽選により選択決定されるように
なっている。
「第1当り」(確率は1/2)はアシスト上乗せ回数が20回、「第2当り」(確率は
1/4)はアシスト上乗せ回数が30回、「第3当り」(確率は1/5)はアシスト上乗
せ回数が50回、「第4当り」(確率は1/20)はアシスト上乗せ回数が10回にそれ
ぞれ設定されている。
<アシスト可能回数上乗せ抽選演出>
また、本実施形態では、第1フリーズ中のリール作動と連動するアシスト可能回数上乗
せ抽選演出が、演出実行手段111(図4参照)により実行される。このアシスト可能回
数上乗せ抽選演出は、上述のアシスト可能回数上乗せ抽選の結果に基づいて態様が決定さ
れるものであり、具体的には、次のように行われる。
すなわち、フリーズ決定手段102により第1フリーズの実行決定がなされると、画像
表示装置11の表示画面11a(図1参照)に、図16(A)に示すようなルーレット1
21と、当選位置を示す三角形状のマーク122が表示される。このルーレット121内
には、「+20G」、「+30G」、「+50G」及び「+10G」の各領域が設けられ
ている。
そして、第1フリーズ中に各リール3a,3b,3cが逆回転すると、それに連動して
ルーレット121が回転し(図16(B)参照)、各リール3a,3b,3cが停止する
と、それに連動してルーレット121が停止する画像が表示される。なお、ルーレット1
21が停止したときにマーク122が指し示すルーレット121内の領域(図16(C)
では「+30G」)は、上述のアシスト可能回数上乗せ抽選の結果と対応している。
すなわち、アシスト可能回数上乗せ抽選により、「第1当り」が選択決定された場合に
は、図16に示すルーレット121が停止した際にマーク122が「+20G」の領域を
指し示し、「第2当り」が選択決定された場合には、「+30G」の領域を指し示すよう
な画像表示がなされる。同様に、「第3当り」が選択決定された場合には、ルーレット1
21が停止した際にマーク122が「+50G」の領域を指し示し、「第4当り」が選択
決定された場合には、「+10G」の領域を指し示すような画像表示がなされる。
なお、ルーレット121が回転している時間の長さを、上述のアシスト可能回数上乗せ
抽選の結果と対応させて、例えば、アシスト可能回数上乗せ抽選により選択決定されたア
シスト上乗せ可能回数が多いほどルーレット121が回転している時間が長くなるような
演出を行うようにしてもよい。また、このようなアシスト可能回数上乗せ抽選演出は、第
1フリーズ中だけではなく、第2フリーズ中にも行われるようにしてもよいし、どちらの
フリーズ中においても行われないようにしてもよい。一方、主制御手段100において、
第1フリーズまたは第2フリーズを行うか否かの抽選を行ったり、第1フリーズまたは第
2フリーズについてフリーズ時間が異なる複数のパターンを用意して、これらのパターン
の中から1つのパターンを選択する抽選を行うようにしたり、このとき選択されたパター
ンのフリーズ時間に応じて、副制御手段110において、アシスト可能回数上乗せ抽選演
出の時間(ルーレット121が回転している時間)の長さを変更したりするようにしても
よい。
以下、本実施形態における主要な制御処理について、主に図17〜図26を参照しなが
ら説明する。以下では、まず、図17〜図22を用いて、主制御手段100により行われ
る基本制御処理を説明し、次に、図23〜図26を用いて、副制御手段110により行わ
れる演出制御処理について説明する。なお、主制御手段100による基本制御処理中、遊
技に関する各種情報(例えば、スタートレバー25やストップスイッチ26a,26b,
26cが操作されたことの情報、役抽選結果及び当選役の成立の有無の情報、遊技状態が
設定された情報等)が適宜なタイミングで副制御手段110に送信されるが、そのタイミ
ング等については、主要なもの以外は説明を省略する。
<基本制御処理>
主制御手段100により行われる基本制御処理では、図17に示すように、RAM等に
おける未使用記憶領域等の初期化(ステップS1)を行った後、役決定結果情報更新処理
を行う(ステップS2)。この役決定結果情報更新処理では、図18に示すように、まず
、役決定情報記憶手段102の小役・再遊技役記憶領域1022の情報をクリア(消去)
する(ステップS21)。ここで、小役・再遊技役記憶領域1022の情報をクリアする
とは、小役・再遊技役記憶領域1022に情報が記憶されていない状態にすることを意味
する。この情報のクリア処理により、小役・再遊技役記憶領域1022に小役決定情報や
再遊技決定情報が記憶されている場合にはそれらの情報が消去され、情報が何ら記憶され
ていない場合には、その状態が継続されることとなる。このことは、以下の特別役記憶領
域1021の情報をクリアする場合についても同じである。
上記ステップS21の処理に次いで、BB遊技状態に設定されているか否かを判定し、
BB遊技状態に設定されている場合には、特別役記憶領域1021の情報をクリアし(ス
テップS23)、ステップS24に進む。一方、BB遊技状態に設定されていない場合に
は、特別役記憶領域1021の情報のクリアは行わず、ステップS24に進む。そして、
ステップS24において、役決定結果の更新情報を副制御手段(サブ)110に送信し、
役決定結果情報更新処理を終了してリターンする。
この役決定結果情報更新処理の後、図17に示すように、遊技開始受付処理を行う(ス
テップS3)。この遊技開始受付処理では、図19に示すように、まず、再遊技状態に設
定されているか否かを判定し(ステップS31)、再遊技状態に設定されていない場合に
は遊技メダルのBETを受け付け(ステップS32)、BETされた遊技枚数が規定枚数
であるか否か(本実施形態の場合、MAX−BETされているか否か)を判定し(ステッ
プS33)、MAX−BETされていない場合には、上記ステップS32に戻る。一方、
上記ステップS31の判定において、再遊技状態に設定されている場合には、遊技メダル
のBETを受け付けずに遊技開始受付処理を終了してリターンし、また、上記ステップS
33の判定において、MAX−BETされている場合にも、遊技開始受付処理を終了して
リターンする。
この遊技開始受付処理の後、図17に示すように、スタートレバー25が操作されたか
否かを判定する(ステップS4)。本実施形態では、スタートレバー25が操作された(
操作信号を受け付けた)時点で新しい遊技期間に移行したものとする。スタートレバー2
5が操作された場合には役決定処理を行う(ステップS5)。この役決定処理では、図2
0に示すように、まず、乱数発生器66により生成された乱数列の中から、サンプリング
回路67によって1つの乱数を取得し(ステップS51)、遊技状態の設定を確認する(
ステップS52)。ここでの遊技状態の確認では、非RT遊技状態、RT遊技状態及びB
B遊技状態のうちの何れの遊技状態に設定されているかを確認するとともに、非RT遊技
状態またはRT遊技状態に設定されている場合には、上記特別役記憶領域1021に第1
BB役決定情報または第2BB役決定情報が記憶されているか否かの確認も併せて行う。
すなわち、この時点において、特別役記憶領域1021にBB役決定情報が記憶されてい
ることは、その遊技期間が、第1BB役決定情報または第2BB役決定情報が持ち越され
ている持越し遊技期間(非RT中持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)であるこ
とを示している。
遊技状態の設定を確認した後、遊技状態の設定に対応した抽選テーブルを参照し(ステ
ップS53)、参照した抽選テーブルに基づく役決定結果を導出する(ステップS54)
。具体的には、BB遊技状態に設定されていた場合には、図12に示すBB中遊技期間の
抽選テーブルを参照し、小役3を当選役とする役決定結果を導出する。非RT遊技状態に
設定されており、かつ特別役記憶領域1021に特別役決定情報が記憶されていない場合
には、図8に示す非RT中非持越し遊技期間の抽選テーブルを参照し、非RT遊技状態に
設定されており、かつ特別役記憶領域1021に特別役決定情報が記憶されている場合に
は、図9に示す非RT中持越し遊技期間の抽選テーブルを参照し、それぞれ、取得乱数が
属する数値範囲に対応した役(ハズレを含む)が決定されたことを示す役決定結果を導出
する。同様に、RT遊技状態に設定されており、かつ特別役記憶領域1021に特別役決
定情報が記憶されていない場合には、図10に示すRT中非持越し遊技期間の抽選テーブ
ルを参照し、RT遊技状態に設定されており、かつ特別役記憶領域1021に特別役決定
情報が記憶されている場合には、図11に示すRT中持越し遊技期間の抽選テーブルを参
照し、それぞれ、取得乱数が属する数値範囲に対応した役(ハズレを含む)が決定された
ことを示す役決定結果を導出する。
役決定結果を導出した後、その導出した役決定結果の情報を上記役決定情報記憶手段1
02の各記憶領域に記憶する(ステップS55)とともに、記憶した役決定結果の情報を
副制御手段(サブ)に送信し(ステップS56)、役決定処理を終了してリターンする。
役決定処理の後、図17に示すように、リール停止制御の設定を行う(ステップS6)
。このリール停止制御の設定は、役決定結果に基づき行われるもので、役決定結果に対応
させて、リール停止操作のタイミングに応じどの位置にどの図柄を停止表示させるかを決
めるものである。例えば、再遊技役が決定された場合には、リール停止操作のタイミング
に関わらず、有効ライン上に再遊技役の対応図柄「リプレイ・リプレイ・リプレイ」を停
止させるためのリール停止制御が設定される。また、特別役(第1BB役または第2BB
役)と小役が共に同じ遊技期間内において決定されている場合には、特別役よりも小役を
成立させることを優先させる小役優先のリール停止制御が設定される。具体的には、リー
ル停止操作のタイミングが、小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能
なタイミングであった場合には、小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させ、小役の
対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングではなかったが、特別
役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることは可能なタイミングであった場合には
、特別役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させるリール停止制御が設定される。
また、小役・再遊技役記憶領域1022に、100%引き込み可能な役ではない或る小
役(例えば、上記小役2)の決定情報のみが記憶されており、持越し特別役記憶領域10
21には情報が記憶されていない場合、リール停止操作のタイミングにより、可能な場合
にはその小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させ、可能でない場合にはその小役の
対応図柄を有効ライン上に停止表示させないリール停止制御が設定される。具体的には、
例えば、最初のリール停止操作(第1停止操作)のタイミングが、その小役の対応図柄を
有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングであった場合には、最初のリール
においてはその小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させるが、次のリール停止操作
(第2停止操作)のタイミングが、その小役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させる
ことが可能なタイミングではなかった場合には、次のリールにおいてはその小役の対応図
柄を有効ライン上に停止表示させないリール停止制御が設定される。また、この場合、最
後のリール停止操作(第3停止操作)のタイミングにより、最後のリールの停止位置が決
定されるが、最後のリールが停止した状態(全リール停止状態)においては何れの役の対
応図柄も有効ライン上に揃っていないようにするリール停止制御が設定される。
また、本実施形態では、特定役(小役11または小役12)が決定された遊技期間が、
非持越し遊技期間(非RT中非持越し遊技期間またはRT中非持越し遊技期間)であった
場合と持越し遊技期間(非RT中持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)であった
場合とで、異なるリール停止制御が設定される。具体的には、例えば、非持越し遊技期間
において特定役が決定された場合(特別役と重複決定された場合)には、小役3の対応図
柄「ベル・ベル・ベル」を、図1に示す表示窓W内の左上段、中央上段及び右上段の横一
直線のライン(無効ライン)上に停止表示させることが可能なリール停止制御が設定され
、持越し遊技期間において特定役が決定された場合(特定役が単独で決定された場合)に
は、同じ小役3の対応図柄「ベル・ベル・ベル」を、表示窓W内の左下段、中央下段及び
右下段の横一直線のライン(無効ライン)上に停止表示させることが可能なリール停止制
御が設定されることが挙げられる。また、他の態様として、持越し遊技期間において特定
役(小役11または小役12)が決定された場合には、特別役よりも特定役を成立させる
ことを優先するが、特定役を成立させることができない場合には、特別役を成立させるこ
とよりも所定の図柄(例えば、「バー」)が表示窓W内の無効ライン上に停止表示される
ことを優先するリール停止制御が設定されることが挙げられる。
また、第1BB役決定情報の持越し遊技期間において特定役(小役11または小役12
)が決定された場合には、特定役を成立させることを優先するが、特定役を成立させるこ
とができない場合には、表示窓W内の無効ライン上に第2BB役の対応図柄を停止表示さ
せることを優先するリール停止制御が設定されるようにしてもよい。具体的には、リール
停止操作のタイミングが、特定役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能
なタイミングであった場合には、特定役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させ、特定
役の対応図柄を有効ライン上に停止表示させることが可能なタイミングではなかったが、
第2BB役の対応図柄を無効ライン上に停止表示させることは可能なタイミングであった
場合には、第2BB役の対応図柄を無効ライン上に停止表示させるリール停止制御が設定
されるようにする。
リール停止制御を設定した後、図17に示すように、フリーズ設定処理を行う(ステッ
プS7)。このフリーズ設定処理では、図21に示すように、持越し遊技期間(非RT中
持越し遊技期間またはRT中持越し遊技期間)において小役11が決定されたか否かを判
定し(ステップS71)、決定された場合には、上述の第1フリーズの実行を決定する(
ステップS72)とともに、第1フリーズの状態に移行する(第1フリーズを実行する)
ことを示す第1フリーズ移行コマンドを副制御手段(サブ)110へ送信する(ステップ
S73)。次に、上述の第1フリーズのパターンに従って各リール3a,3b,3cの駆
動を制御(ステップS74)した後、フリーズ設定処理を終了してリターンする。
一方、上記ステップS71の判定において、持越し遊技期間において小役11が決定さ
れていなかった場合には、持越し遊技期間において小役12が決定されたか否かを判定し
(ステップS76)、決定された場合には、上述の第2フリーズの実行を決定する(ステ
ップS77)とともに、第2フリーズの状態に移行する(第2フリーズを実行する)こと
を示す第2フリーズ移行コマンドを副制御手段(サブ)110へ送信する(ステップS7
8)。次に、上述の第2フリーズのパターンに従って各リール3a,3b,3cの駆動を
制御(ステップS79)した後、フリーズ設定処理を終了してリターンする。また、上記
ステップS76の判定において、持越し遊技期間において小役12が決定されていなかっ
た場合には、フリーズ実行の設定を行わずにフリーズ設定処理を終了してリターンする。
フリーズ設定処理後、図17に示すように、各リール3a,3b,3cを回転開始させ
る(ステップS8)。次いで、各ストップスイッチ26a,26b,26cが操作される
のを待機し(ステップS9)、操作された場合には、上記ステップS6において設定され
たリール停止制御を実行する(ステップS9)。
リール停止制御を実行した後、図17に示すように、停止表示図柄の認識を行い(ステ
ップS11)、遊技メダルの払出しが有る(小役が成立している)か否かを判定し(ステ
ップS12)、払出しが有る場合には、成立している小役に応じて遊技メダルを払い出し
た(ステップS13)後、遊技状態の設定処理(ステップS14)に進む。一方、払出し
が無い場合には、上記ステップS13は実行せずに、遊技状態の設定処理(ステップS1
4)に進む。
遊技状態の設定処理では、図22に示すように、まず、遊技状態の現設定を確認する(
ステップS141)。ここでの遊技状態の確認では、非RT遊技状態、RT遊技状態及び
BB遊技状態のうちの何れの遊技状態に設定されているかを確認するとともに、再遊技状
態に設定されているか否かの確認も併せて行う。
遊技状態の現設定を確認した後、遊技状態の設定を変更する必要があるか否かを判定す
る(ステップS142)。ここでの遊技状態の設定変更の必要判定では、現設定が非RT
遊技状態の場合には上述の条件PまたはQが満足されているか否か、現設定がRT遊技状
態の場合には上述の条件QまたはSが満足されているか否か、現設定がBB遊技状態の場
合には上述の条件Rが満足されているか否かを判定し、何れかの条件が満足されていれば
、遊技状態の設定を変更する必要があると判定し、何れの条件も満足されていれば、遊技
状態の設定を変更する必要はないと判定する。
また、この非RT、RT、BBの遊技状態の設定変更の必要判定とは別に、再遊技状態
の設定変更の必要判定を行う。すなわち、再遊技状態に現在設定されている場合には、上
記ステップS11の停止表示図柄の認識において、再遊技役が成立しているときには再遊
技状態の設定を変更(解除)する必要がないと判定し、再遊技役が成立していないときに
は、再遊技状態の設定を変更(解除)する必要があると判定する。逆に、再遊技状態に現
在設定されていない場合には、上記ステップS11の停止表示図柄の認識において、再遊
技役が成立しているときには再遊技状態の設定を変更(設定)する必要があると判定し、
再遊技役が成立していないときには、再遊技状態の設定を変更(設定)する必要がないと
判定する。
遊技状態の設定変更の必要判定において、非RT、RT、BBの遊技状態の設定及び再
遊技状態の設定の何れかを変更する必要があると判定した場合には、遊技状態の設定を変
更(ステップS143)して、ステップS145に進み、何れの遊技状態の設定も変更す
る必要がないと判定した場合には、遊技状態の現設定を維持(ステップS144)して、
ステップS145に進む。そして、ステップS145において、遊技状態の設定変更情報
を副制御手段(サブ)110に送信し、遊技状態の設定処理を終了してリターンする。
<演出制御処理>
副制御手段110により実行される演出制御処理では、図23に示すように、まず、非
RT遊技状態に設定されているか否かを判定し(ステップT1)、非RT遊技状態に設定
されている場合には、非RT中演出処理を実行する(ステップT2)。一方、非RT遊技
状態に設定されていない場合には、RT遊技状態に設定されているか否かを判定し(ステ
ップT3)、RT遊技状態に設定されている場合には、RT中演出処理を実行する(ステ
ップT4)。また、上記ステップT3の遊技状態の判定において、RT遊技状態に設定さ
れていない場合には、ステップT5に進み、遊技状態の設定変更情報が受信されるまでそ
の状態で待機し、受信された場合には演出制御処理を終了する。
上記非RT中演出処理では、図24に示すように、役決定結果の更新情報(図18のス
テップS24参照)を受信するまでその状態で待機し(ステップT21)、役決定結果の
更新情報を受信した場合には、特別役決定情報(第1BB役決定情報または第2BB役決
定情報)が有るか無いかを判定する(ステップT22)。特別役決定情報が有る場合には
、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間(非RT中持越し遊技期間)である
と判断して、ステップT23に進み、特別役決定情報が無い場合には、特別役決定情報が
持ち越されていない非持越し遊技期間(非RT中非持越し遊技期間)であると判断して、
ステップT26に進む。このように本実施形態では、主制御手段100側から副制御手段
110側へ役決定結果の更新情報を伝達する際の特別役決定情報を、持越し遊技期間であ
るか否かを示す情報として利用しているが、持越し遊技期間であるか否かを示す別の情報
を遊技毎に主制御手段100側から副制御手段110側へ送信するようにしてもよい。
上記ステップT23においては、役決定結果の情報を受信するまでその状態で待機し、
役決定結果の情報を受信した場合には、特定役決定情報(小役11決定情報または小役1
2決定情報)が有るか無いかを判定し(ステップT24)、有る場合には、第1BB役決
定情報または第2BB役決定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間であれば、第1
BB役または第2BB役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことに該当する
と判断して、非持越し遊技期間において特別役が決定された場合に遊技者が得られる利益
の少なくとも一部を補償するための上乗せ抽選/演出処理を実行する(ステップT25)
この上乗せ抽選/演出処理では、図25に示すように、まず、上述のアシスト可能回数
上乗せ抽選(図15参照)を実行し(ステップT251)、アシスト可能回数上乗せ抽選
で決定されたアシスト上乗せ回数をアシスト可能回数に加算する(ステップT252)。
次に、上述の第1フリーズ移行コマンドを受信したか否かを判定し(ステップT253)
、受信した場合には、上述のアシスト可能回数上乗せ抽選演出(図16参照)を実行し(
ステップT254)、上乗せ抽選/演出処理を終了してリターンする。一方、上記ステッ
プT253において、第1フリーズ移行コマンドを受信していない場合には、上述の第2
フリーズ移行コマンドを受信したか否かを判定し(ステップT255)、受信していない
場合には上記ステップT253に戻り、受信した場合には上乗せ抽選/演出処理を終了し
てリターンする。
上乗せ抽選/演出処理後、または上記ステップT22の判定において特別役決定情報が
無いと判定された場合には、図24に示すように、遊技状態の設定情報が受信されるまで
その状態で待機し(ステップT26)、受信された場合には非RT遊技状態から他の遊技
状態に設定されたか否かを判定する(ステップT27)。ここで、他の遊技状態に設定さ
れていない場合には上記ステップT21に戻り、他の遊技状態に設定されていた場合には
非RT中演出処理を終了してリターンする。
また、上記RT中演出処理では、図26に示すように、まず、アシスト可能回数を設定
する(ステップT41)。このアシスト可能回数の設定では、アシスト可能回数の初期値
(例えば30回)に、上述の非RT中演出処理におけるアシスト可能回数上乗せ抽選で決
定された回数を加算した値が設定される。
次に、役決定結果の更新情報を受信するまでその状態で待機し(ステップT42)、役
決定結果の更新情報を受信した場合には、特別役決定情報(第1BB役決定情報または第
2BB役決定情報)が有るか無いかを判定する(ステップT43)。特別役決定情報が有
る場合には、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間(RT中持越し遊技期間
)であると判断して、ステップT44に進み、特別役決定情報が無い場合には、特別役決
定情報が持ち越されていない非持越し遊技期間(RT中非持越し遊技期間)であると判断
して、ステップT47に進む。
上記ステップT44においては、役決定結果の情報を受信するまでその状態で待機し、
役決定結果の情報を受信した場合には、特定役決定情報(小役11決定情報または小役1
2決定情報)が有るか無いかを判定し(ステップT45)、有る場合には、上乗せ抽選/
演出処理を実行する(ステップT46)。この上乗せ抽選/演出処理は、上記非RT中演
出処理における上乗せ抽選/演出処理(図25参照)と同じ内容であるので、説明は省略
する。
上乗せ抽選/演出処理後、または上記ステップT43の判定において特別役決定情報が
無いと判定された場合、または上記ステップT45の判定において特定役決定情報が無い
と判定された場合には、図26に示すように、上述の押し順選択小役が決定されたことを
示す押し順選択小役決定情報(図13に示す押し順1〜3にそれぞれ対応した小役の決定
情報)が有るか無いかを判定し(ステップT47)、有る場合には、アシスト可能回数の
残数がゼロであるかないかを判定する(ステップT48)。ここで、アシスト可能回数の
残数がゼロでない場合には、上述のアシスト演出(押し順ナビ演出)を実行し(ステップ
T49)、ステップT50に進む。
一方、上記ステップT47の判定において押し順選択小役決定情報が無いと判定された
場合には、アシスト演出を実行せずにステップT50に進み、このステップT50におい
て、アシスト可能回数の残数を1つ減らした後、ステップT51に進む。また、上記ステ
ップT48の判定においてアシスト可能回数の残数がゼロであると判定された場合には、
ステップT49,T50の処理を行わずにステップT51に進む。このステップT51に
おいて、遊技状態の設定情報が受信されるまでその状態で待機し、受信された場合にはR
T遊技状態から他の遊技状態に設定されたか否かを判定する(ステップT52)。ここで
、他の遊技状態に設定されていない場合には上記ステップT42に戻り、他の遊技状態に
設定されていた場合にはRT中演出処理を終了してリターンする。
<態様の変更>
上述の実施形態では、特別役(第1BB役または第2BB役)が決定された場合に、そ
のことを報知する演出については説明していないが、このような報知演出を行うようにし
てもよい。その場合、特別役が決定された遊技において直ちに報知演出を行うようにして
もよいが、特別役決定情報(第1BB役決定情報または第2BB役決定情報)が持ち越さ
れている遊技期間が所定の回数に達するという条件が満足された場合に、報知演出を行う
ようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間におい
て特定役が決定された場合には、必ずアシスト可能回数上乗せ抽選が行われ、遊技者に特
典が付与される機会が設定されるように構成されているが、持越し遊技期間内であっても
、特典付与の機会が設定される期間を制限するようにしてもよい。例えば、前述のように
特別役決定情報が持ち越されている遊技期間が所定の回数に達するという条件が満足され
た場合に、特別役が決定されていることを報知する演出を行うような場合に、このような
報知演出が行われる前までの持越し遊技期間において特定役が決定された場合には、特典
付与の機会を設定するが、報知演出が行われた後の持越し遊技期間において特定役が決定
された場合には、特典付与の機会を設定しないということが挙げられる。これは、持越し
遊技期間において、通常よりも再遊技役の決定確率が高く設定され、通常よりも遊技メダ
ルの獲得が容易となっているような場合などに有用である。
また、上述の実施形態では、持越し遊技期間において副制御手段110が受信した特定
役決定情報の種類(小役11決定情報であるか小役12決定情報であるか)によって、付
与される特典(アシスト上乗せ回数)の内容や程度に差がないように構成されているが、
特定役決定情報の種類によって、付与される特典の内容や程度が異なるようにしてもよい
。例えば、上述の実施形態において、小役11決定情報を受信した場合には、小役12決
定情報を受信した場合に比べて、多くのアシスト上乗せ回数が獲得できるような抽選を行
うことが挙げられる。
また、上述の実施形態では、遊技者に付与される特典が、RT遊技状態中に行われるア
シスト演出の実行可能回数の上乗せ回数とされているが、他の態様の特典を付与するよう
にしてもよい。例えば、BB遊技状態中においても押し順選択小役が設定されているよう
な場合に、BB遊技状態中においてアシスト演出が実行されることを、特典とすることな
どが挙げられる。
また、上述の実施形態では、押し順正解時には払出枚数の多い小役(小役3)が有効ラ
イン上に揃い、押し順不正解時には払出枚数の少ない小役(小役4と5)が有効ライン上
に揃うように構成されているが、押し順不正解時には何ら小役が揃わないようにしたり、
揃い難くしたりするように構成してもよい。揃い難くする態様としては、目押しにより所
定のタイミングでリール停止操作を行わなければ有効ライン上に停止表示させることがで
きない図柄を役の対応図柄として含む小役を、押し順不正解時の小役として設定しておく
ことなどが挙げられる。また、対応図柄が異なる複数の再遊技役を設定し、これらを押し
順選択用として用いるようにしてもよい。
また、上述の実施形態では、持越し遊技期間において小役11または小役12が当選す
るという役決定結果が得られた場合に特典として付与されるアシスト可能回数の上乗せ回
数が、アシスト可能回数上乗せ抽選の結果によって変動するようになっているが、一律の
値としてもよい。その場合、その値は、特別役が決定された場合と同等の遊技メダルの払
出しが受けられるような上乗せ回数の値とすることができる。例えば、上述の第2BB役
が成立した場合、12枚払出しの小役3が連続して成立することにより200枚の払出し
が受けられるので、200/12=16.6…となることから、第2BB役決定相当の役
決定結果が得られた場合には、例えば、上乗せ回数を17回に設定することなどが挙げら
れる。
一方、所定のアシスト可能回数を上乗せするのではなく、特別役が決定された場合に獲
得可能な枚数と同等の遊技メダルの払出しが受けられるまで、アシスト演出が継続される
ようにしてもよい。例えば、上述の第2BB役が成立した場合、BB遊技状態中は1BE
Tで遊技可能とすると、(12―1)×17=187枚の遊技メダルを獲得することがで
きるので、第2BB役決定相当の役決定結果が得られた場合には、例えば、RT遊技状態
中に、187枚またはそれを超える遊技メダルの払出しが受けられるまで、アシスト演出
が継続されるように設定することなどが挙げられる。
また、上述の実施形態では、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行条件を、SB役
のこぼし目が有効ライン上に揃うこととしているが、移行条件は適宜変更することが可能
である。例えば、SB役が当選したときに揃えることが可能となる図柄の組合せ(対応図
柄)を複数設定し、それら複数の対応図柄のうち特定の対応図柄が有効ライン上に揃うこ
とを、非RT遊技状態からRT遊技状態への移行条件としてもよい。この場合、その特定
の対応図柄を有効ライン上に揃えるためには、所定のリール上において特定の対応図柄を
狙って目押しにより所定のタイミングでリール停止操作を行うことを必要としたり、所定
の押し順でリール停止操作を行うことを必要としたりするようにしてもよい。一方、再遊
技役が当選したときに揃えることが可能となる対応図柄を複数設定し、それら複数の対応
図柄のうち特定の対応図柄が有効ライン上に揃うことを、非RT遊技状態からRT遊技状
態への移行条件としてもよい。この場合も、その特定の対応図柄を有効ライン上に揃える
ためには、所定のリール上において特定の対応図柄を狙って目押しにより所定のタイミン
グでリール停止操作を行うことを必要としたり、所定の押し順でリール停止操作を行うこ
とを必要としたりするようにしてもよい。
また、非RT遊技状態中に、小役11または小役12が当選するという役決定結果が得
られた場合には、非RT遊技状態からRT遊技状態へ移行することをアシストするともに
、移行した後のアシスト可能回数を決定するようにしてもよい。非RT遊技状態からRT
遊技状態へ移行することをアシストする態様としては、例えば、上述のように、SB役や
再遊技役の特定の対応図柄が有効ライン上に揃うことが非RT遊技状態からRT遊技状態
へ移行条件とされ、かつその特定図柄を揃えるためには、所定のリール上において特定の
対応図柄を狙って目押しにより所定のタイミングでリール停止操作を行うことを必要とす
る場合には、その特定の対応図柄がどの図柄であるのかを報知したり、所定の押し順でリ
ール停止操作が行われることを必要とする場合には、その押し順を報知したりすることな
どが挙げられる。
また、上述の実施形態では、第1BB役及び第2BB役は小役11及び小役12とそれ
ぞれ重複して当選するように構成されているが、小役11または小役12と重複せずに単
独で当選する特別役を設けたり、小役11,12以外の他の小役と重複して当選する特別
役を設けたりしてもよい。また、小役11,12については単独で当選する場合もあるよ
うに設定してもよい。
また、上述したアシスト演出以外にも、種々の演出を副制御手段110において行うよ
うにしてもよい。例えば、第1BB役や第2BB役のような特別役が成立し、BB遊技状
態に移行した場合や、BB遊技状態での遊技が行われている場合や、BB遊技状態から他
の遊技状態に移行した場合などに、それぞれに対応した演出を行うようにしたり、特別役
が当選する期待度に応じた演出を行うようにしたりすることなどが挙げられる。
上述のように本発明では、非持越し遊技期間においては特別役と重複して決定され、持
越し遊技期間においては単独で決定される特定役を設定しておくことにより、特定役が決
定されたことを示す特定役決定情報を、副制御手段側に、非持越し遊技期間であれば特別
役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことを伝達し得る情報(以下「特別役
決定相当情報」と称する)として利用している。同様の趣旨として、乱数抽選により取得
された乱数値またはその乱数値に対応した数値(以下「乱数値等」と称する)を示す情報
を、特別役決定相当情報として副制御手段に送信し、副制御手段において、受信した乱数
値等を示す情報から、それが特別役決定相当情報に該当するものであるか否かを判定する
ようにしてもよい。この場合、乱数値等によって、どの特別役が決定されたことに相当す
る情報なのかを判別することが可能となるので、特別役の種類が多いような場合に有用で
ある。
また、上述の実施形態では、持ち越し遊技期間の役決定(乱数抽選)により、上述の数
値範囲AまたはBに属する乱数が取得された場合、主制御手段100においては、単に特
定役(小役11または小役12)が当選したと判断され、副制御手段110においては、
非持越し遊技期間であれば特別役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたことと
して判断さされるように構成されているが、持ち越し遊技期間の役決定(乱数抽選)によ
り数値範囲AまたはBに属する乱数が取得された場合に、副制御手段110においては、
特別役(第1BB役または第2BB役)と特定役とが重複して当選したとの判断を行うが
、そのうち特別役が当選したという情報は破棄して、副制御手段110に伝達するように
してもよい。あるいは、持ち越し遊技期間専用の制御ルーチンを用いることなどにより、
持ち越し遊技期間において、特別役が当選した場合に相当する役決定結果が得られたか否
かの判断を行うことなく、特定役が当選した場合の特典付与の処理を行えるようにしても
よい。
1 スロットマシン
3a,3b,3c リール
25 スタートレバー
26a,26b,26c ストップスイッチ
60 主制御基板
70 副制御基板
100 主制御手段
101 役決定手段
102 役決定情報記憶手段
103 フリーズ決定手段
104 フリーズ実行制御手段
105 リール制御手段
106 遊技状態制御手段
107 情報送信手段
110 副制御手段
111 演出実行制御手段
112 アシスト回数制御手段
113 演出実行制御手段
114 アシスト上乗せ回数決定手段
1021 特別役記憶領域
1022 小役・再遊技役記憶領域

Claims (5)

  1. 複数種類の図柄を可変表示する複数のリール、
    前記複数のリールの回転開始及び回転停止に関するリール操作を受け付ける操作手段、
    所定の役決定開始条件が満足されたことを契機として役決定を行う役決定手段と、前記
    操作手段が受け付けた前記リール操作と前記役決定手段による前記役決定の情報とに基づ
    き前記複数のリールの駆動を制御するリール制御手段とを有する主制御手段、
    及び、遊技の状況に応じて所定の演出制御を行う副制御手段を備え、
    遊技者にとって通常よりも有利な遊技条件が設定される契機となる特別役が前記役決定
    により決定されたことを示す特別役決定情報を、当該特別役が未成立となった場合に次の
    遊技期間に持ち越すことが可能とされたスロットマシンであって、
    前記特別役以外の特定役が設けられており、当該特定役は、前記特別役決定情報が持ち
    越されていない非持越し遊技期間における前記役決定においては、前記特別役と重複して
    決定されるように、前記特別役決定情報が持ち越されている持越し遊技期間における前記
    役決定においては、当該特定役が前記非持越し遊技期間において前記特別役と重複して決
    定される確率と同じ確率で決定されるように設定されており、
    前記主制御手段は、
    前記持越し遊技期間であるか否かを示す情報を前記副制御手段に送信するとともに、
    前記持越し遊技期間における前記役決定により前記特定役が決定された場合には、該特
    定役が決定されたことを示す情報を前記副制御手段に送信するように構成されており、
    前記副制御手段は、
    前記特別役決定情報が持ち越されている遊技期間において、前記特定役が決定されたこ
    とを示す情報を受信したことを契機として、遊技者への特典の付与を決定する特典付与決
    定手段を備えている、ことを特徴とするスロットマシン。
  2. 前記リール制御手段は、前記特定役が決定された遊技期間が、前記非持越し遊技期間で
    あった場合と前記持越し遊技期間であった場合とで、前記複数のリールの駆動制御を異な
    らせるように構成されている、ことを特徴とする請求項1に記載のスロットマシン。
  3. 前記特別役として、対応図柄がそれぞれ異なる複数の特別役が設定されており、
    前記非持越し遊技期間において前記複数の特別役の各々と重複決定される前記特定役は
    、前記複数の特別役毎に異なるように複数種類設定されており、
    前記リール制御手段は、前記持越し遊技期間において決定された前記特定役の種類に応
    じて、前記複数のリールの駆動制御を異ならせるように構成されている、ことを特徴とす
    る請求項1または2に記載のスロットマシン。
  4. 前記主制御手段は、
    前記持越し遊技期間における前記役決定により前記特定役が決定されたことを契機とし
    て、前記リール操作が無効状態となり前記複数のリールが通常とは異なる作動状態となる
    フリーズの決定を行うフリーズ決定手段と、
    前記フリーズ決定手段によりフリーズ実行の決定が行われたことを契機として、前記リ
    ール操作の少なくとも一部を無効化するとともに前記フリーズ実行の決定に対応した所定
    のフリーズパターンに従って前記複数のリールの駆動を制御するフリーズ実行制御手段と
    を備えている、ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のスロットマシン
  5. 前記副制御手段は、所定の役の成否をアシストするアシスト演出を行うアシスト演出手
    段を備えており、
    前記特典付与決定手段により決定される前記特典の付与は、前記非持越し遊技期間にお
    いて前記特別役が決定された場合に遊技者が得られる利益の少なくとも一部を補償するた
    めの前記アシスト演出を実行可能に設定することである、ことを特徴とする請求項1から
    4のいずれか一項に記載のスロットマシン。
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