JP5823920B2 - 半導体光集積素子 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体光集積素子及び半導体光集積素子を集積した光送信モジュールに関する。
光通信の普及に伴い、都市間の中継局を結ぶメトロ系光通信網では、10Gbit/sの通信速度への高速化が進んでいる。このメトロ系光通信網では、シングルモードファイバ(SMF)40〜80kmの長距離伝送が求められ、光送信モジュールの小型化及び低消費電力化が重要な課題となっている。
一般に、変調速度10Gbit/s以上の高速光信号を40km以上伝送するためには、チャーピングの小さい外部変調方式が用いられる。なかでも、電界吸収効果を利用した電界吸収型(EA:Electroabsorption)変調器は、小型、低消費電力及び半導体レーザに対する集積性などの観点から優れた特長を有する。特に、EA変調器と単一波長性に優れる分布帰還型(DFB:Distributed Feedback Laser)レーザとを1つの半導体基板上にモノリシックに集積した半導体光集積素子(EA−DFBレーザ)は、伝送距離40km以上の長距離伝送用発光装置として広く用いられている。また、このような長距離伝送のときの信号光波長としては、光ファイバの伝播損失が小さい1550nm帯が主に用いられる。
EA−DFBレーザを駆動するためには、DFBレーザへの電流Iopの注入、EA変調器へのDCバイアスVbの印加及びEA変調器への高周波バイアスVppの印加を必要とする。DCバイアスVbに負の電圧をかけ、そしてその絶対値を大きくしていくと、変調光が有するチャープ値βcが減少し、長距離伝送における変調光の波形劣化を抑えることができる。
図1は、光信号の光波形と伝送距離との関係についてのチャープ値βc依存性を示す。図1(a)はチャープ値βc=1のときの光波形と伝送距離との関係を示し、図1(b)はチャープ値βc=−0.7のときの光波形と伝送距離との関係を示す。図1(a)に示されるように、チャープ値βcが正値(例えばβc=1)である場合は、伝送距離40km以上の長距離伝送後における光波形が大きく劣化している。それに対して、図1(b)に示されるように、チャープ値βcが負値(例えばβc=−0.7)である場合は、伝送距離40km以上の長距離伝送後における光波形の劣化を抑えることができている。
図1に示されるように、従来のEA−DFBレーザでは、EA−DFBレーザから出射される変調光の光波形の形状は、チャーピングに起因して伝送距離が長距離になるにつれて劣化する。そのため、従来のEA−DFBレーザでは、EA変調器に印加するDCバイアスVbに負の電圧をかけ、そしてその絶対値を大きくしチャープ値βcを負値にして伝送を行っていた。しかしながら、DCバイアスVbの絶対値を大きくすることによりEA変調器の損失が増加し、DFBレーザから出力される光の光強度が大きく損失してしまうため、長距離伝送に十分な光強度を得ることが困難であった。
このように、EA変調器に印加するDCバイアスVbは、大きな光出力を得るためにはその絶対値が小さいほうがよく、長距離伝送可能な光波形を得るためにはその絶対値が大きいほうがよいというトレードオフの関係を有する。このトレードオフを打破するために、非特許文献1に、EA変調器の出力端に半導体光増幅器(SOA)を集積する方法が報告されている。非特許文献1に記載の構成においては、EA変調器の出力端に集積されたSOAに電流注入を行うことにより、EA変調器から出力された変調光が有する正のチャープ値がSOAを伝搬するときにチャープ値変換されて負値チャープとなるため、長距離伝送に適した状態を実現することができる。
Toshio Watanabe, Norio Sakaida, Hiroshi Yasaka, Masafumi Koga, "Chirp Control of an Optical Signal Using Phase Modulation in a Semiconductor Optical Amplifier", Photonics Technology Letters, 1998年7月, vol.10, No.7, p.1027-1029.
しかしながら、非特許文献1に記載の構成のように、EA変調器の出力端にSOAを単純に集積しただけでは、SMF長距離伝送に対して十分なチャープ変換値を得ることができなかった。また、非特許文献1に記載の構成では、SOAを加えたことによりSOAに電流を印加するための制御用端子が別途必要であり、従来のEA−DFBレーザと比較して制御端子数が増加するため消費電力量が増大することに加え、DFBレーザとSOAとをそれぞれ別途制御しているため、その制御が複雑であるという問題があった。
本発明は、80km伝送可能な変調光波形を有する光信号を発生させることができ、かつ光強度の損失を抑制することができる半導体光集積素子及びこの半導体光集積素子を搭載した光送信モジュールを、従来のEA−DFBレーザに比べて制御端子数及び消費電力を増加させることなく提供することを目的とするものである。
本発明の請求項1に記載の半導体光集積素子は、DFBレーザと、EA変調器と、SOAとが同一基板上にモノリシック集積された半導体光集積素子であって、光導波方向に対して、前記DFBレーザ、前記EA変調器、前記SOAの順に集積され、前記DFBレーザ及び前記SOAは、同一の制御端子から、前記DFBレーザと前記SOAの光導波方向についての長さの比に応じた電流が注入されることを特徴とする。
本発明の請求項2に記載の半導体光集積素子は、請求項1に記載の半導体光集積素子であって、前記SOAの光導波方向についての長さは、50μm以上150μm以下であることを特徴とする。
本発明の請求項3に記載の光送信モジュールは、請求項1又は2に記載の半導体光集積素子を搭載したことを特徴とする。
本発明の請求項4に記載の方法は、DFBレーザと、EA変調器と、SOAとが同一基板上にモノリシック集積された半導体光集積素子であって、光導波方向に対して、前記DFBレーザ、前記EA変調器、前記SOAの順に集積された半導体光集積素子において光を変調するための方法であって、前記DFBレーザが、順方向バイアスを印加されることにより生成したレーザ光を前記EA変調器に出射するステップと、前記EA変調器が、逆方向バイアスを印加されることにより、入射したレーザ光を吸収・変調し、正のチャープ値を有する変調光を前記SOAに出射するステップと、前記SOAが、順方向バイアスを印加されることにより、入射した変調光をチャープ値変換して負のチャープ値を有する変調光を出射するステップとを備え、前記DFBレーザ及び前記SOAは、同一の制御端子から、前記DFBレーザと前記SOAの光導波方向についての長さの比に応じた電流が注入されることを特徴とする。
本発明の請求項5に記載の方法は、請求項4に記載の方法であって、前記SOAの光導波方向についての長さは、50μm以上150μm以下であることを特徴とする。
本発明に係る半導体光集積素子は、従来のEA−DFBレーザに比べて高い光出力で80km伝送可能な変調光波形を有する光信号を発生させることができ、かつ従来のEA−DFBレーザに比べて制御端子数及び消費電力を増加させず、従来のEA−DFBレーザと同じ簡便な制御方法で動作が可能である。
光信号の光波形と伝送距離との関係についてのチャープ値βc依存性を示す図である。 SOAへの入力光強度とSOA出力光波形が有するチャープ値とのSOA長依存性を示す図である。 チャープ値が負値又は正値のそれぞれの場合における変調光波形を示す図である。 本発明に係る半導体光集積素子の制御について説明するための図である。 EA−DFB−SOAレーザにおけるIopとIDFB及びISOAとの関係を示す図である。 本発明の実施例に係る半導体光集積素子の製作過程を説明するための図である。 本発明の実施例に係る半導体光集積素子100を搭載した光送信モジュールの模式図である。
本発明に係る半導体光集積素子は、従来のEA−DFBレーザの動作制御と比較して制御端子数の増加を防ぐために、同一端子を用いてDFBレーザ及びSOAへのそれぞれの電流注入を行う。また、SOA長の設計を変化させることにより、同一端子を用いて注入した電流量に対してDFBレーザ及びSOAにそれぞれ印加する電流量が所望の割合となるように電流量を割り振ることが可能となる。加えて、SOA長を50μm以上150μm以下の範囲に設定することにより、DFBレーザ及びSOAそれぞれに供給される電流量について、DFBレーザ及びSOAのぞれぞれの駆動条件を満たすという観点と、DFBレーザ及びSOAの消費電力の増加を防ぐという観点との両立することが可能となる。以下、添付の図面を用いて本発明の原理について説明する。
SOA中を伝搬する光波形のチャープ変換は、変調光がSOA内部を伝搬する際、SOA内部のキャリア密度の変化が起き、そのキャリア密度の変化によってSOA内部の屈折率変化が生じ、当該屈折率の変化から変調光に位相変化を生じることで起こる。位相変化量Δφは、非特許文献1に示されるように、屈折率変化Δn及びSOA長Lを用いて、
Figure 0005823920
で示すことができる。(式1)に示されるように、位相変化量ΔφはSOA長Lに比例する。
図2は、SOAへの入力光強度とSOA出力光波形が有するチャープ値とのSOA長依存性を示す。光の導波方向についてのSOA長L=10μmの場合は位相変化量が小さいため、チャープ値が0より小さい負値を実現するためには大きな入力光強度が必要となる。図2に示されるように、EA変調器からの出力光強度、すなわちSOAへの入力光強度として一般的な値0dBmにおいて、負のチャープ値を実現するためには、光導波方向についてのSOA長として50μm以上必要である。
図3は、チャープ値が負値又は正値のそれぞれの場合における変調光波形を示す。図3(a)はEA変調器から出力される変調光波形を示す。80km伝送を実現するためにチャープ値を負値にする必要があり、DCバイアスVbの絶対値は大きな値に設定されている。図3(b)はEA変調器出力端にSOAが接続されていない場合の80km伝送後の変調光波形を示し、図3(c)はEA変調器出力端にSOAが接続されている場合のSMF80km伝送後の変調光波形を示す。
同一のDCバイアスVb値条件下において、図3(b)に示されるEA変調器出力端にSOAが接続されていない場合に比べて、図3(c)に示されるEA変調器出力端にSOAが接続されている場合は、変調光波形の劣化を抑えることができており、長距離伝送に優れた特性を示している。EA変調器出力端にSOAが接続されている場合は、EA変調器出力端にSOAが接続されていない場合と同等の光波形が得られるまでDCバイアスVbの絶対値を小さくしていくことが可能であり、その結果光出力の増加を実現することができる。
図4を用いて、本発明に係る半導体光集積素子の制御について説明する。図4に示されるように、本発明に係る半導体光集積素子においては、従来のEA−DFBレーザの制御と同等の簡便な駆動を実現するため、同一基板上にモノリシック集積したSOAとDFBレーザとを同一の制御端子で制御する。当該同一の制御端子から注入する電流値Iopは、DFBレーザ及びSOAに注入する電流をそれぞれIDFB及びISOAとすると、
op=IDFB+ISOA (式2)
となる。
一般に、EA−DFBレーザを搭載した光送信モジュールにおいて許容されるIop値は60〜80mAである。本発明に係る半導体光集積素子を用いた光送信モジュールにおいても、EA−DFBレーザの改良を目指すために、Iopの値は80mAを上限値としなくてはならない。
図5は、本発明の半導体光集積素子のようなEA−DFBレーザ−SOA素子におけるIopとIDFB及びISOAとの関係を示す。図5においては、一般的な長さである450μmのDFBレーザを使用した。図5に示されるように、SOA長が50μmである場合、SOA長はDFBレーザの長さ(450μm)に対して1/9であるため、注入した電流のほとんどはDFBレーザに流れる。
一方、図5に示されるように、SOA長が150μmである場合、SOA長はDFBレーザの長さに対して1/3であるため、Iop=80mAのとき、IDFB=60mA程度がDFBレーザに注入され、ISOA=20mA程度がSOAに注入される。
このように、DFBレーザ及びSOAを同一端子で接続し、SOA長を調整することにより、所定の電流注入量Iopに対してDFBレーザ部及びSOA部への各電流注入量IDFB及びISOAが所望の割合となるように電流量を割り振ることができ、それによりIDFB及びISOAを調整することができる。このため、従来のEA−DFBレーザに対して消費電力が大きく増加することなく、SOAに電流注入することができ、さらにEA変調器に印加するDCバイアスVbの絶対値を小さくすることができる分、消費電力を削減できることになる。ここで、DFBレーザの駆動には、閾値電流及びSMSRを得るために60mAは必要であるため、光導波方向に関するSOA長は150μm以下とすることが望ましい。
(実施例)
以下、図6を用いて、本発明の実施例に係る半導体光集積素子の製作過程を説明する。ただし、図6はあくまで本実施例を説明するものであって、図6に示される構成要素の大きさと本実施例記載の縮尺は必ずしも一致するものではない。
まず、図6(a)に示されるように、n型InPからなる基板1上に、InGaAlAs系材料からなり、量子井戸構造を有するEA変調器部層2をMOCVD法により形成する。このとき、25℃におけるEA変調器部層2の発光波長は約1470nmであり、EA変調器部層2の量子井戸構造は、例えば、量子井戸層厚6nm、障壁層厚10nmとし、量子井戸層と障壁層とを10層程度、交互に積層している。これにより、消光に十分な光閉じ込め構造を形成することができる。続いて、図6(b)に示されるように、EA変調器部層2を部分的に基板1上に残すように基板1の表面までエッチングを行うことにより、基板1上に所望の長さのEA変調器を形成する。
次に、図6(c)に示されるように、基板1上に、それぞれInGaAlAs系材料からなり、量子井戸構造を有するDFBレーザ部層3及びSOA部層4を形成する。25℃におけるDFBレーザ部層3及びSOA部層4の発光波長は約1540nmであり、DFBレーザ部層3及びSOA部層4は、例えば、量子井戸層厚4nm、障壁層厚10nmとし、量子井戸層と障壁層とが6層程度、交互に積層されている。
次に、図6(d)に示されるように、InGaAsP系材料からなる光導波路層5を、バッドジョイントプロセスを用いて光導波路層を各層に接続することにより、EA変調器部層2とDFBレーザ部層3との間、EA変調器部層2とSOA部層4との間、及びSOA部層4と素子端面との間にそれぞれ形成する。光導波路層5の構造としては、例えば、厚さ100nm、組成波長1150nmのInGaAsPバルク成長層に続いて、厚さ200nm、組成波長1300nmのInGaAsP成長層を積層し、さらに厚さ100nm、組成波長1150nmのInGaAsPバルク成長層を積層した構造が望ましい。前記構造により、光損失の小さい光導波路層5を形成することができる。
次に、図6(e)に示されるように、DFBレーザ部層3上に、回折格子6を形成する。次に、図6(f)に示されるように、p型InPからなるクラッド層7を、EA変調器部層2、DFBレーザ部層3、SOA部層4及び光導波路層5上に形成する。次に、図6(g)に示されるように、導波路構造がリッジ型導波路構造となるようにクラッド層7をエッチング処理する。リッジ型導波路構造のリッジ幅を2μm程度にすると、光通信に好適な安定した横シングルモード発振が得られる。
次に、図6(h)に示されるように、EA変調器部層2、DFBレーザ部層3、SOA部層4、光導波路層5及びクラッド層7上をそれぞれ覆うように、絶縁膜8を形成する。次に、図6(i)に示されるように、絶縁膜8上にベンゾシクロブテン(BCB)9を形成し、BCB9上にEA変調器部層2に電流を印加するためのp型電極10、DFBレーザ部層3に電流を印加するためのp型電極11、SOA部層5に電流を印加するためのp型電極12をそれぞれ形成し、基板1において各p型電極10乃至12が形成されている側の面に対して反対側の基板面上にn型電極13を形成する。各電極10乃至13を形成した後、劈開により素子を切り出し、後端面に反射率90%の反射膜、前端面に反射率1%以下の低反射膜をスパッタリング法により形成する。
以上の手法によれば、光導波方向に対して、DFBレーザ、EA変調器、SOAの順で、各層が同一基板上に集積されたリッジ導波路型の半導体光集積素子を作製することができる。なお、EA変調器部層2、DFBレーザ部層3、SOA部層4及び光導波路部層5の結晶成長の順番はこれに限るものではない。例えば、DFBレーザ部層3およびSOA部層4が最初に形成されても得られるデバイス構造は変わるものではない。
図7は、本発明の実施例に係る半導体光集積素子100を搭載した光送信モジュールの模式図を示す。図7に示されるように、レンズ16を備えたCAN型のパッケージ14に本発明の半導体光集積素子100を搭載し、DFBレーザのp型電極11及びSOAのp型電極12を同一の端子でワイヤにより結線した。EA変調器のp型電極10は、パッケージリードピンから高周波配線板15を介してワイヤが最短になるように、高周波配線板15と結線した。
次に、上述のようにして作製した本発明の実施例に係る半導体光集積素子100の動作について説明する。DFBレーザのp型電極11及びSOAのp型電極12に同時に順方向バイアスを印加すると、DFBレーザ部層3において発生した光が回折格子6により周期的な帰還を受け、それにより発振スペクトルがシングルモードであり、発振波長が1550nmのレーザ光が生成されてDFBレーザ部層3から出射される。DFBレーザ部層3から出射されたレーザ光は光導波路層5を通過してEA変調器部層2に入射する。EA変調器のp電極10は逆方向バイアスを印加されているためEA変調器部層2においてレーザ光が吸収・変調され、それによりレーザ光のオン・オフが可能となり、正のチャープ値を有する変調光としてEA変調器部層2から出射される。EA変調器部層2を通過した正のチャープ値を有するレーザ光は、SOA部4を通過することによりチャープ値変換されて負値チャープとなり、素子外部に出射する。これにより、従来と比べて0.1〜0.2V程度絶対値が小さいDCバイアスVbでのEA変調器動作を可能となる。
本発明の実施例に係る半導体光集積素子100によると、絶対値が小さいDCバイアスVbを反映して同一の制御端子から注入する電流値Iop=80mAにおける80km伝送時の光出力強度として3dBmが得られ、動的消光比10dB以上が得られるとともに、伝送距離80km以上で良好なアイ開口の光波形を得ることが可能となった。
1 基板
2 EA変調器部層
3 DFBレーザ部層
4 SOA部層
5 光導波路層
6 回折格子
7 クラッド層
8 絶縁膜
9 BCB
10、11、12 p型電極
13 n型電極
14 パッケージ
15 高周波配線板
16 レンズ
100 半導体光集積素子

Claims (5)

  1. DFBレーザと、EA変調器と、SOAとが同一基板上にモノリシック集積された半導体光集積素子であって、
    光導波方向に対して、前記DFBレーザ、前記EA変調器、前記SOAの順に集積され、
    前記DFBレーザ及び前記SOAは、同一の制御端子から、前記DFBレーザと前記SOAの光導波方向についての長さの比に応じた電流が注入される
    ことを特徴とする半導体光集積素子。
  2. 前記SOAの光導波方向についての長さは、50μm以上150μm以下であることを特徴とする請求項1に記載の半導体光集積素子。
  3. 請求項1又は2に記載の半導体光集積素子を搭載したことを特徴とする光送信モジュール。
  4. DFBレーザと、EA変調器と、SOAとが同一基板上にモノリシック集積された半導体光集積素子であって、光導波方向に対して、前記DFBレーザ、前記EA変調器、前記SOAの順に集積された半導体光集積素子において光を変調するための方法であって、
    前記DFBレーザが、順方向バイアスを印加されることにより生成したレーザ光を前記EA変調器に出射するステップと、
    前記EA変調器が、逆方向バイアスを印加されることにより、入射したレーザ光を吸収・変調し、正のチャープ値を有する変調光を前記SOAに出射するステップと、
    前記SOAが、順方向バイアスを印加されることにより、入射した変調光をチャープ値変換して負のチャープ値を有する変調光を出射するステップと
    を備え、
    前記DFBレーザ及び前記SOAは、同一の制御端子から、前記DFBレーザと前記SOAの光導波方向についての長さの比に応じた電流が注入されることを特徴とする方法。
  5. 前記SOAの光導波方向についての長さは、50μm以上150μm以下であることを特徴とする請求項4に記載の方法。
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