JP5822174B2 - 車両用情報提供装置 - Google Patents

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Description

本発明は、所定の車両状態を聴覚情報として報知する聴覚情報提供手段と、この聴覚情報提供手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置に関するものである。
従来より、この種の車両用情報提供装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1に記載の車両用情報提供装置は、例えば車両用計器からなり、所定の車両状態(例えば自動変速機のセレクトレバーがリバースに操作された状態)を聴覚情報(吹鳴音)として報知する聴覚情報提供手段と、この聴覚情報提供手段を動作させるマイクロコンピュータからなる制御手段とを備えている。
聴覚情報提供手段は、前記車両状態に関する状態信号に基づいて制御手段から出力される矩形波からなる波形信号の高周波成分を除去するフィルタ(高周波成分除去回路)と、このフィルタを通じて高周波成分の除去された(つまり疑似正弦波に変換された)波形信号を増幅するアンプと、このアンプからの増幅波形信号に基づいて吹鳴音を出力するスピーカとから主に構成されている。
そして、制御手段は、車両情報入力手段等を介して前記車両状態に関する状態信号を受信し、この状態信号に基づいて吹鳴音を吹鳴させるように聴覚情報提供手段を動作させる波形信号を出力し、かかる波形信号はフィルタを通じて疑似正弦波に変換されるとともにアンプを介して増幅された状態でスピーカへと出力され、これによりスピーカからは前記セレクトレバーがリバースに操作された状態をドライバーに報知するためのリバース警報音が出力(吹鳴)される構成となっている。
特開2007−112347号公報
上述した特許文献1に記載の車両用計器からなる車両用情報提供装置の場合、聴覚情報提供手段の一構成部品としてフィルタが設けられた構成となっている。かかる構成において、ある機種の車両用計器の量産を想定した場合、個々の完成品となる製品(車両用計器)に着目すると、例えばフィルタの回路特性のばらつき(つまりフィルタの特性変化)に起因して、スピーカ(聴覚情報提供手段)から出力される吹鳴音(例えば前述したリバース警報音)の音圧が前記製品毎に異なってしまうという問題点があり、この点で更なる改良の余地が残されていた。
そこで本発明は、前述の課題に対して対処するため、聴覚情報提供手段から出力される吹鳴音の音圧を完成品となる製品毎に略一致させることが可能な車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、所定の車両状態を聴覚情報として報知する聴覚情報提供手段と、前記聴覚情報提供手段を動作させる制御手段とを備え、前記制御手段は、車両情報入力手段もしくは多重通信入出力手段の少なくとも一方を介して前記車両状態に関する状態信号を受信し、前記状態信号に基づいて周波数の異なる複数の吹鳴音が吹鳴するように前記聴覚情報提供手段を動作させる車両用情報提供装置において、前記制御手段は、前記吹鳴音毎に記憶してなる補正値に基づいた設定音圧で前記聴覚情報提供手段を動作させることを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段は、所定の入力手段からのテストモード指示信号を受信すると、前記車両用情報提供装置を通常動作モードからテスト動作モードへと移行するとともに、前記テスト動作モード移行後においては、前記入力手段からの前記吹鳴音の連続吹鳴指示信号に基づいて、前記周波数の異なる複数の吹鳴音が順次連続吹鳴するように前記聴覚情報提供手段を動作させることを特徴とする。
本発明によれば、初期の目的を達成でき、聴覚情報提供手段から出力される吹鳴音の音圧を完成品となる製品毎に略一致させることが可能な車両用情報提供装置を提供できる。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置の一例を示す概観図。 同実施形態による車両用情報提供装置の通常動作モード時の電気的構成を示すブロック図。 同実施形態による各種警報音と周波数・駆動電圧値との関係を示す音圧データテーブル。 同実施形態による補正前、補正後の各種警報音の音圧を示す図。 本発明の第2実施形態による車両用情報提供装置のテスト動作モード時の電気的構成を示すブロック図。 同第2実施形態によるテスト動作モード時における各種警報音の補正前、補正後の音圧測定結果を示す図。 同第2実施形態の変形例による車両用情報提供装置のテスト動作モード時の電気的構成を示すブロック図。
(第1実施形態)以下、図1〜図4に基づいて本発明の第1実施形態を説明する。
図1において、車両用情報提供装置100は、例えば車両用計器からなり、車速等の車両の各種状態を視覚情報として表示する視覚情報提供手段である表示部101と、エンジン回転数をアナログ指示する回転計102と、燃料残量をアナログ指示する燃料計103と、エンジン冷却水の温度をアナログ指示する温度計104とを備えてなる。
表示部101は、例えばTFTのごとき液晶表示パネルや有機ELパネルからなり、前記視覚情報の他、図示しない各種センサからの検出情報や図示しないスイッチ手段からの状態情報に応じて様々な内容の情報を視覚的に表示するものである。
図2は、車両用情報提供装置100の通常動作モード時の電気的構成を示すブロック図であり、この場合、車両用情報提供装置100は、車両情報の入出力を行う車両情報端子(車両情報入力手段)210及び多重通信入出力端子(多重通信入出力手段)211と、車両インターフェース(車両I/F)手段201と、車両用情報提供装置100の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる制御手段202と、この制御手段202の処理プログラム等を格納するROM等からなる第1の記憶手段203と、EEPROMやフラッシュメモリ等の不揮発性メモリからなる第2の記憶手段204と、前記視覚情報を表示する前述した表示部101と、この表示部101の表示制御及び各種アナログ式計器(各種指針式計器)である回転計102、燃料計103、温度計104の駆動制御を行う駆動手段205と、各種車両状態(所定の車両状態)を聴覚情報として報知する聴覚情報提供手段240とを備えている。
そして、この場合、制御手段202は、車両情報端子210もしくは多重通信入出力端子211の少なくとも一方を介して各種車両状態に関する複数種の状態信号(後述する第1〜第4の状態信号)を受信し、この複数種の状態信号に基づいて各種警報音(各種吹鳴音)が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる矩形波からなる複数種の波形信号(後述する第1〜第4の波形信号)を出力するものである。
なお、第1の記憶手段203には、前記処理プログラムの他に、聴覚情報提供手段240から出力される各種警報音の音圧がある一定の音圧(後述する設定音圧)を得るように、予め求めた補正値に基づいて補正した音圧で吹鳴するための所定のプログラム等が記憶されてなる。他方、第2の記憶手段204は、後述するように個々の警報音(各種警報音)の音圧データテーブルを記憶し、補正値に基づいて個々の警報音の音圧を補正することが可能な記憶部からなる。
また、聴覚情報提供手段240は、前記各状態信号に基づいて制御手段202から出力される各波形信号の周波数通過域特性をそれぞれ定める複数のフィルタ241と、各フィルタ241を通じて周波数通過域特性が定められた波形信号を混合するミキシング手段242と、このミキシング手段242と後述するスピーカとの間に介在し、ミキシング手段242からの出力波形信号を増幅するアンプ243と、このアンプ243からの増幅波形信号に基づいて車両の利用者に対し各種警報音を出力する単一のスピーカ(吹鳴手段)244とを備えている。
フィルタ241は、前記各種警報音の1つであるリバース警報音(つまり前記第1波形信号)またはシートベルト未着用警報音(つまり前記第2波形信号)に対応するよう設けられた第1のフィルタ241aと、前記各種警報音の1つであるコーナーセンサ警報音(つまり前記第3波形信号)に対応するよう設けられた第2のフィルタ241bと、前記各種警報音の1つであるバックソナー警報音(つまり前記第4波形信号)に対応するよう設けられた第3のフィルタ241cとを有している。
なお、この場合、各フィルタ241a〜241cは、例えば前記波形信号の高周波成分を除去する高周波成分除去回路(ローパスフィルタ)や前記波形信号の低周波成分を除去する低周波成分除去回路(ハイパスフィルタ)を含む構成となっている。
一方、車両用情報提供装置100は、車両の車庫入れや縦列駐車等の際、障害物を検知して報知するコーナーセンサ装置220、バックソナー装置221等の障害物警報装置が多重通信ライン230を介して接続されている。
次に、図2〜図4に基づいて、本実施形態における車両用情報提供装置100の動作について説明する。なお、以下の説明では、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品(つまりフィルタ241やアンプ243、スピーカ244)等)のうち、フィルタ241の特性(回路特性)にばらつきがあり、アンプ243やスピーカ244の特性には、ばらつきがないものとする。
例えば制御手段202は、車両情報端子210(もしくは多重通信入出力端子211)を介して、自動変速機のセレクトレバーがリバースに操作された状態を示す第1の状態信号を受信すると、この第1の状態信号に基づいて、前記セレクトレバーがリバースに操作された状態を吹鳴音(リバース警報音)として前記利用者に情報伝達すべく、所定のデューテイ比を有する矩形波からなる周波数F1の第1の波形信号を出力してなる。
なお、この周波数F1の前記第1の波形信号を出力する際の制御手段202の駆動電圧値としては、前記設定音圧を得ることができない補正前の駆動電圧値A1ではなく、前記設定音圧を得ることが可能な補正後の駆動電圧値B1が補正値として第2の記憶手段204に記憶されているものとする。そして、制御手段202は、駆動電圧値B1なる補正値に基づいて前記設定音圧を有するリバース警報音が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これにより矩形波からなる周波数F1の前記第1の波形信号は、第1のフィルタ241aを通じて疑似正弦波に変換され、ミキシング手段242へと出力される。
また、制御手段202は、車両情報端子210(もしくは多重通信入出力端子211)を介して、シートベルトが未着用である状態を示す第2の状態信号を受信すると、この第2の状態信号に基づいて、前記シートベルトが未着用である状態を吹鳴音(シートベルト未着用警報音)として前記利用者に情報伝達すべく、所定のデューテイ比を有する矩形波からなる周波数F2の第2の波形信号を出力してなる。
なお、この周波数F2の前記第2の波形信号を出力する際の制御手段202の駆動電圧値としては、前記設定音圧を得ることができない補正前の駆動電圧値A2ではなく、前記設定音圧を得ることが可能な補正後の駆動電圧値B2が補正値として第2の記憶手段204に記憶されているものとする。そして、制御手段202は、駆動電圧値B2なる補正値に基づいて前記設定音圧を有するシートベルト未着用警報音が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これにより矩形波からなる周波数F2の前記第2の波形信号は、第1のフィルタ241aを通じて疑似正弦波に変換され、ミキシング手段242へと出力される。
また、制御手段202は、多重通信入出力端子211(もしくは車両情報端子210)を介して、コーナーセンサ装置220からの警報指示信号である第3の状態信号を受信すると、この第3の状態信号に基づいて、例えば車両の縦列駐車の際に車両の左前方付近に障害物がある状態を吹鳴音(コーナーセンサ警報音)として前記利用者に情報伝達すべく、所定のデューテイ比を有する矩形波からなる周波数F3の第3の波形信号を出力してなる。
なお、この周波数F3の前記第3の波形信号を出力する際の制御手段202の駆動電圧値としては、前記設定音圧を得ることができない補正前の駆動電圧値A3ではなく、前記設定音圧を得ることが可能な補正後の駆動電圧値B3が補正値として第2の記憶手段204に記憶されているものとする。そして、制御手段202は、駆動電圧値B3なる補正値に基づいて前記設定音圧を有するコーナーセンサ警報音が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これにより矩形波からなる周波数F3の前記第3の波形信号は、第2のフィルタ241bを通じて疑似正弦波に変換され、ミキシング手段242へと出力される。
また、制御手段202は、多重通信入出力端子211(もしくは車両情報端子210)を介して、バックソナー装置221からの警報指示信号である第4の状態信号を受信すると、この第4の状態信号に基づいて、例えば車両の車庫入れの際に車両後方に障害物がある状態を吹鳴音(バックソナー警報音)として前記利用者に情報伝達すべく、所定のデューテイ比を有する矩形波からなる周波数F4の第4の波形信号を出力してなる。
なお、この周波数F4の前記第4の波形信号を出力する際の制御手段202の駆動電圧値としては、前記設定音圧を得ることができない補正前の駆動電圧値A4ではなく、前記設定音圧を得ることが可能な補正後の駆動電圧値B4が補正値として第2の記憶手段204に記憶されているものとする。そして、制御手段202は、駆動電圧値B4なる補正値に基づいて前記設定音圧を有するバックソナー警報音が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これにより矩形波からなる周波数F4の前記第4の波形信号は、第3のフィルタ241cを通じて疑似正弦波に変換され、ミキシング手段242へと出力される。
さらに、このミキシング手段242によってミキシングされた第1〜第4の波形信号のうち少なくとも2つの波形信号は、アンプ243を介して増幅された状態でスピーカ244へ出力される。すると、スピーカ244からは、リバース警報音、シートベルト未着用警報音、コーナーセンサ警報音、バックソナー警報音のうち少なくとも2つの警報音(吹鳴音)が同時に出力(吹鳴)される。
この際、スピーカ244からリバース警報音が出力される場合にあっては、補正前の駆動電圧が駆動電圧値A1のとき図4に示すようにリバース警報音の音圧は前記設定音圧より小さい音圧S1となるが、本実施形態では前記設定音圧を得るように駆動電圧が前述したように第1のフィルタ241aの回路特性のばらつき(第1のフィルタ241aの特性変化)を調整した補正値に基づいて駆動電圧値B1に補正されていることに起因して、リバース警報音の音圧が設定音圧Mを有するようにリバース警報音が前記利用者へと出力される。
従って、制御手段202は、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品の1つである第1のフィルタ241aの特性変化に関係なく、リバース警報音の音圧がある一定の音圧(設定音圧M)となるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行うことにより、例えば、ある機種の車両用計器の量産を想定した場合、個々の完成品となる製品(車両用計器)において、リバース警報音の音圧は前記製品毎に設定音圧Mとなることから、スピーカ244から出力されるリバース警報音の音圧を完成品となる前記製品毎に略一致させることが可能となる。
また、スピーカ244からシートベルト未着用警報音が出力される場合にあっては、補正前の駆動電圧が駆動電圧値A2のとき図4に示すようにシートベルト未着用警報音の音圧は設定音圧Mより小さい音圧S2となるが、本実施形態では前記設定音圧を得るように駆動電圧が前述したように第1のフィルタ241aの回路特性のばらつき(第1のフィルタ241aの特性変化)を調整した補正値に基づいて駆動電圧値B2に補正されていることに起因して、シートベルト未着用警報音の音圧が設定音圧Mを有するようにシートベルト未着用警報音が前記利用者へと出力される。
従って、制御手段202は、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品の1つである第1のフィルタ241aの特性変化に関係なく、シートベルト未着用警報音の音圧がある一定の音圧(設定音圧M)となるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行うことにより、ある機種の車両用計器の量産を想定した場合、個々の完成品となる製品(車両用計器)において、シートベルト未着用警報音の音圧は前記製品毎に設定音圧Mとなることから、スピーカ244から出力されるシートベルト未着用警報音の音圧を完成品となる前記製品毎に略一致させることが可能となる。
また、スピーカ244からコーナーセンサ警報音が出力される場合にあっては、補正前の駆動電圧が駆動電圧値A3のとき図4に示すようにコーナーセンサ警報音の音圧は設定音圧Mより大きい音圧S3となるが、本実施形態では前記設定音圧を得るように駆動電圧が前述したように第2のフィルタ241bの回路特性のばらつき(第2のフィルタ241bの特性変化)を調整した補正値に基づいて駆動電圧値B3に補正されていることに起因して、コーナーセンサ警報音の音圧が設定音圧Mを有するようにコーナーセンサ警報音が前記利用者へと出力される。
従って、制御手段202は、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品の1つである第2のフィルタ241bの特性変化に関係なく、コーナーセンサ警報音の音圧がある一定の音圧(設定音圧M)となるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行うことにより、ある機種の車両用計器の量産を想定した場合、個々の完成品となる製品(車両用計器)において、コーナーセンサ警報音の音圧は前記製品毎に設定音圧Mとなることから、スピーカ244から出力されるコーナーセンサ警報音の音圧を完成品となる前記製品毎に略一致させることが可能となる。
また、スピーカ244からバックソナー警報音が出力される場合にあっては、補正前の駆動電圧が駆動電圧値A4のとき図4に示すようにバックソナー警報音の音圧は設定音圧Mより小さい音圧S4となるが、本実施形態では前記設定音圧を得るように駆動電圧が前述したように第3のフィルタ241cの回路特性のばらつき(第3のフィルタ241cの特性変化)を調整した補正値に基づいて駆動電圧値B4に補正されていることに起因して、バックソナー警報音の音圧が設定音圧Mを有するようにバックソナー警報音が前記利用者へと出力される。
従って、制御手段202は、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品の1つである第3のフィルタ241cの特性変化に関係なく、バックソナー警報音の音圧がある一定の音圧(設定音圧M)となるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行うことにより、ある機種の車両用計器の量産を想定した場合、個々の完成品となる製品(車両用計器)において、バックソナー警報音の音圧は前記製品毎に設定音圧Mとなることから、スピーカ244から出力されるバックソナー警報音の音圧を完成品となる前記製品毎に略一致させることが可能となる。
以上のように本実施形態では、各種車両状態を聴覚情報として報知する聴覚情報提供手段240と、この聴覚情報提供手段240を動作させる制御手段202とを備え、制御手段202は、車両情報入力手段210もしくは多重通信入出力手段211の少なくとも一方を介して各種車両状態に関する各種状態信号を受信し、これら状態信号に基づいて各種警報音(所定の吹鳴音)が吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる車両用情報提供装置において、制御手段202は、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品の1つであるフィルタ241の特性変化に関係なく、各種警報音(例えばリバース警報音、シートベルト未着用警報音、コーナーセンサ警報音並びにバックソナー警報音)の音圧がある一定の音圧(設定音圧M)となるように聴覚情報提供手段240を動作させることにより、スピーカ244から出力される前記各種警報音の音圧のばらつきが低減され、これにより前記各種警報音の音圧を完成品となる製品毎に略一致させることが可能となる。
また本実施形態では、制御手段202は、フィルタ241の特性変化(回路特性ばらつき)に関係なく、スピーカ244から出力される各種警報音の音圧が製品毎に設定音圧Mとなるように聴覚情報提供手段240を動作させる例について説明したが、例えばフィルタ241の特性変化にばらつきがなく、スピーカ244(あるいはアンプ243)の特性変化にばらつきがあるような場合には、スピーカ244(あるいはアンプ243)の特性変化に関係なく各種警報音の音圧が製品毎に設定音圧Mとなるように聴覚情報提供手段240を動作させるようにすればよい。
さらには、フィルタ241、アンプ243、スピーカ244のうち少なくとも2つの構成部品の特性変化にばらつきがあるような場合には、制御手段202は、前述した少なくとも2つの構成部品の特性変化に関係なく、各種警報音の音圧が製品毎に設定音圧Mとなるように聴覚情報提供手段240を動作させるようにしてもよい。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図5、図6に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態が、前記第1実施形態と異なる点は、車両用計器である車両用情報提供装置100が所定の入力手段であるテスト装置250からのテストモード指示信号を多重通信入出力端子211を通じて受信可能に設けられている点にある。
この場合、制御手段202は、テスト装置250からの前記テストモード指示信号を受信すると、車両用計器である車両用情報提供装置100を前記通常動作モードからテスト動作モードへと移行するとともに、前記テスト動作モード移行後においては、テスト装置250からの吹鳴音(例えばリバース警報音)の連続吹鳴指示信号に基づいて、吹鳴音(例えばリバース警報音)が連続吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行う。
まず、前記テスト動作モード時において、制御手段202は、テスト装置250からのリバース警報音の連続吹鳴指示信号に基づいて、例えば周波数F1を有するリバース警報音を前述した駆動電圧値A1で連続吹鳴させるべく、聴覚情報提供手段240を動作させる。
そして、スピーカ244から連続吹鳴されてなるリバース警報音の音圧を騒音計等からなる第1の測定器(第1の測定手段)251で測定する。かかるリバース警報音の音圧測定によって得らえた値が音圧測定値S1であるとき、テスト装置250は、リバース警報音の音圧測定値が前述した設定音圧Mと同一の値となるように、設定音圧Mと音圧測定値S1との差を演算し、図6に示すように設定音圧Mを得るための駆動電圧である補正後の駆動電圧値B1を第2の記憶手段204に記憶するように制御手段202へ指示する。
制御手段202は、前記第1実施形態と同様に、補正後の駆動電圧値B1にて設定音圧Mを有するリバース警報音が吹鳴されるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これによりスピーカ244から出力されるリバース警報音の音圧は設定音圧Mとなる。この際、第1の測定器251によって測定されるリバース警報音の音圧測定値は、設定音圧Mと同一の値であることは言うまでもない。
同様に、前記テスト動作モード時において、制御手段202は、テスト装置250からのシートベルト未着用警報音の連続吹鳴指示信号に基づいて、例えば周波数F2を有するシートベルト未着用警報音を前述した駆動電圧値A2で連続吹鳴させるべく、聴覚情報提供手段240を動作させる。
そして、スピーカ244から連続吹鳴されてなるシートベルト未着用警報音の音圧を第1の測定器251で測定する。かかるシートベルト未着用警報音の音圧測定によって得らえた値が音圧測定値S2であるとき、テスト装置250は、シートベルト未着用警報音の音圧測定値が前述した設定音圧Mと同一の値となるように、設定音圧Mと音圧測定値S2との差を演算し、図6に示すように設定音圧Mを得るための駆動電圧である補正後の駆動電圧値B2を第2の記憶手段204に記憶するように制御手段202へ指示する。
制御手段202は、前記第1実施形態と同様に、補正後の駆動電圧値B2にて設定音圧Mを有するシートベルト未着用警報音が吹鳴されるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これによりスピーカ244から出力されるシートベルト未着用警報音の音圧は設定音圧Mとなる。この際、第1の測定器251によって測定されるシートベルト未着用警報音の音圧測定値は、設定音圧Mと同一の値であることは言うまでもない。
同様に、前記テスト動作モード時において、制御手段202は、テスト装置250からのコーナーセンサ警報音の連続吹鳴指示信号に基づいて、例えば周波数F3を有するコーナーセンサ警報音を前述した駆動電圧値A3で連続吹鳴させるべく、聴覚情報提供手段240を動作させる。
そして、スピーカ244から連続吹鳴されてなるコーナーセンサ警報音の音圧を第1の測定器251で測定する。かかるコーナーセンサ警報音の音圧測定によって得らえた値が音圧測定値S3であるとき、テスト装置250は、コーナーセンサ警報音の音圧測定値が前述した設定音圧Mと同一の値となるように、設定音圧Mと音圧測定値S3との差を演算し、図6に示すように設定音圧Mを得るための駆動電圧である補正後の駆動電圧値B3を第2の記憶手段204に記憶するように制御手段202へ指示する。
制御手段202は、前記第1実施形態と同様に、補正後の駆動電圧値B3にて設定音圧Mを有するコーナーセンサ警報音が吹鳴されるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これによりスピーカ244から出力されるコーナーセンサ警報音の音圧は設定音圧Mとなる。この際、第1の測定器251によって測定されるコーナーセンサ警報音の音圧測定値は、設定音圧Mと同一の値であることは言うまでもない。
同様に、前記テスト動作モード時において、制御手段202は、テスト装置250からのバックソナー警報音の連続吹鳴指示信号に基づいて、例えば周波数F4を有するバックソナー警報音を前述した駆動電圧値A4で連続吹鳴させるべく、聴覚情報提供手段240を動作させる。
そして、スピーカ244から連続吹鳴されてなるバックソナー警報音の音圧を第1の測定器251で測定する。かかるバックソナー警報音の音圧測定によって得らえた値が音圧測定値S4であるとき、テスト装置250は、バックソナー警報音の音圧測定値が前述した設定音圧Mと同一の値となるように、設定音圧Mと音圧測定値S4との差を演算し、図6に示すように設定音圧Mを得るための駆動電圧である補正後の駆動電圧値B4を第2の記憶手段204に記憶するように制御手段202へ指示する。
制御手段202は、前記第1実施形態と同様に、補正後の駆動電圧値B4にて設定音圧Mを有するバックソナー警報音が吹鳴されるように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行い、これによりスピーカ244から出力されるバックソナー警報音の音圧は設定音圧Mとなる。この際、第1の測定器251によって測定されるバックソナー警報音の音圧測定値は、設定音圧Mと同一の値であることは言うまでもない。
かかる第2実施形態によれば、制御手段202は、前記テスト動作モード移行後においては、テスト装置250からのリバース警報音等の連続吹鳴指示信号に基づいて、リバース警報音等が連続吹鳴するように聴覚情報提供手段240を動作させる制御を行うことにより、聴覚情報提供手段240を構成する構成部品(例えばフィルタ241やアンプ243、スピーカ244)の特性変化にばらつきがあるような場合であっても、前記第1実施形態と同様にスピーカ244から出力される各種警報音の音圧補正を効率よく行うことができる。
なお本第2実施形態では、スピーカ244から出力される各種警報音の音圧を第1の測定器251によって測定する例について説明したが、例えば第2実施形態の変形例として図7に示すように音圧測定箇所はスピーカ244の出力側ではなくスピーカ244の入力側(つまりアンプ243の出力側)であってもよい。この場合、アンプ243から出力される出力電圧値をオシロスコープ等からなる第2の測定器(第2の測定手段)252を用いて測定し、かかる測定電圧値に基づいて制御手段202の駆動電圧値を補正すればよい。この場合、フィルタ241やアンプ243の特性変化のばらつきを補正することが可能となる。
100 車両用情報提供装置
101 表示部(視覚情報提供手段)
202 制御手段
203 第1の記憶手段
204 第2の記憶手段
210 車両情報端子(車両情報入力手段)
211 多重通信入出力端子(多重通信入出力手段)
240 聴覚情報提供手段
241 フィルタ
241a 第1のフィルタ
241b 第2のフィルタ
241c 第3のフィルタ
242 ミキシング手段
243 アンプ
244 スピーカ(吹鳴手段)
250 テスト装置(入力手段)
251 第1の測定器(第1の測定手段)
252 第2の測定器(第2の測定手段)
M 設定音圧

Claims (2)

  1. 所定の車両状態を聴覚情報として報知する聴覚情報提供手段と、前記聴覚情報提供手段を動作させる制御手段とを備え、
    前記制御手段は、車両情報入力手段もしくは多重通信入出力手段の少なくとも一方を介して前記車両状態に関する状態信号を受信し、前記状態信号に基づいて周波数の異なる複数の吹鳴音が吹鳴するように前記聴覚情報提供手段を動作させる車両用情報提供装置において、
    前記制御手段は、前記吹鳴音毎に記憶してなる補正値に基づいた設定音圧で前記聴覚情報提供手段を動作させることを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 前記制御手段は、所定の入力手段からのテストモード指示信号を受信すると、前記車両用情報提供装置を通常動作モードからテスト動作モードへと移行するとともに、前記テスト動作モード移行後においては、前記入力手段からの前記吹鳴音の連続吹鳴指示信号に基づいて、前記周波数の異なる複数の吹鳴音が順次連続吹鳴するように前記聴覚情報提供手段を動作させることを特徴とする請求項1記載の車両用情報提供装置。
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