JP2009137464A - 車両用表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 所望の車両情報を少ない操作で表示でき利便性の良い車両用表示装置を提供する。
【解決手段】 車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段3と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチ1と、操作スイッチ1からの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように表示手段3を制御する制御手段2と、を備えてなる車両用表示装置であって、制御手段2は、表示手段3に所定の車両情報を表示中において、操作スイッチ1からの信号に基づいて操作スイッチ1が所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、この判定結果に基づいて、操作スイッチ1が所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなる。
【選択図】 図1
【解決手段】 車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段3と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチ1と、操作スイッチ1からの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように表示手段3を制御する制御手段2と、を備えてなる車両用表示装置であって、制御手段2は、表示手段3に所定の車両情報を表示中において、操作スイッチ1からの信号に基づいて操作スイッチ1が所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、この判定結果に基づいて、操作スイッチ1が所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなる。
【選択図】 図1
Description
本発明は、車両用表示装置に関し、例えば、表示パネルと操作スイッチとをインストルメントパネルに設けてなり、複数の車両情報を表示する車両用表示装置に好適である。
従来、車両用表示装置は、車両のインストルメントパネルにおいて、運転者が視認可能な位置に設けられている。この車両用表示装置は、車両の走行速度やエンジン回転数の他に、車両の積算走行距離を表示するオドメータやトリップメータ、外気温度や燃費などの車両情報を表示するための液晶ディスプレイなどの表示パネルを用いるものがある。これらの車両用表示装置は、スイッチなどの入力手段を用いてこれらの車両情報を切り換え表示させることによって、複数の車両情報の項目を一箇所の表示位置に選択的に表示させるようにしている(例えば、特許文献1に記載)。
特開平7−156690号公報
しかしながら、上述した従来の車両用表示装置にあっては、多種類の車両情報について選択的に表示させる場合には、運転者が所望の車両情報を表示させるまでに、表示パネルの表示を確認しながらスイッチを何度も操作しなくてはならない。特に、車両情報の選択肢が多い場合には、この選択作業が煩雑なものになってしまうという問題があった。
そこで本発明の目的とするところは、上述した問題に着目してなされたものであって、所望の車両情報を少ない操作で表示でき利便性の良い車両用表示装置を提供することにある。
本発明の車両用表示装置は、請求項1に記載したように、車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチと、前記操作スイッチからの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、前記制御手段は、前記表示手段に所定の車両情報を表示中において、
前記操作スイッチからの信号に基づいて前記操作スイッチが所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、この判定結果に基づいて、前記操作スイッチが所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなることを特徴とする。
前記操作スイッチからの信号に基づいて前記操作スイッチが所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、この判定結果に基づいて、前記操作スイッチが所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなることを特徴とする。
また、請求項2に記載したように、請求項1に記載の車両用表示装置において、前記制御手段は、前記長押し判定処理によって、予め定められた車両情報についてのみ順次画面を切り換えてスクロール表示してなることを特徴とする。
本発明は、車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチと、前記操作スイッチからの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置に関し、所望の車両情報を少ない操作で表示でき利便性の良い車両用表示装置となる。
以下、本発明が適用された実施の形態について添付図面を用いて説明する。
本発明の車両用表示装置を車両に搭載される車両用計器に適用したものを例に挙げて説明する。車両用表示装置は、図1に示すように、操作スイッチ1と、制御手段2と、表示手段3と、から主に構成されている。なお、車両用計器は、この車両用表示装置の他に、エンジン回転数や走行速度を表示するための図示しない指針や文字板を用いた、所謂アナログ表示部を備えている。
操作スイッチ1は、表示手段3が表示している車両情報を操作者の押し圧操作に基づいて切り換えるための入力手段であり、前記押し圧操作に応じた信号を制御手段2に出力する。この場合、操作スイッチ1は、インストルメントパネルあるいはステアリングにおいて、表示手段3を視認しながら操作可能な位置に1個設けられて構成される。操作スイッチ1は、例えば、総積算走行距離表示の表示状態において、1回押し圧操作された場合、制御手段2による制御によって表示手段3の車両情報を、別の車両情報(例えば、区間走行距離)の表示に切り換えるためのスイッチである。
制御手段2は、例えば、マイクロコンピュータを適用でき、操作スイッチ1からの入力情報、または、図示しないがCAN(Controller Area Network)通信ケーブルを経由して別途車両に搭載されるECUからの走行速度などの各種情報を入力できるように接続される。
また、制御手段2は、操作スイッチ1からの信号や各種情報に基づいて演算処理するためのCPUと、このCPUにおける演算処理結果等を一時的に格納する読出し及び書換え可能なRAMや、制御プログラムや制御データを格納したROMから構成される記憶部と、前記各種情報や制御信号、クロック信号やラッチ信号などをやり取りするためにバス接続された入出力インターフェイスと、を備えている。なお、制御手段2は、表示手段3を駆動するための駆動ドライバや、前記アナログ表示部を制御する指針制御部を設けている。
表示手段3は、車両のインストルメントパネルに設けられる車両用計器内において、制御手段2からの制御信号に基づいて表示するものであり、例えば、液晶表示パネルまたは有機ELパネルを適用できる。この場合、表示手段3は、総積算走行距離や区間走行距離、車両外気温度、平均燃費値、瞬間燃費値などをゲージや数値などで切換表示するものである。なお、表示手段3は、制御信号に応じて回動する指針と、この指針の指示対象となる目盛りや数値等の指標と、を液晶表示パネルに表現することもできる。
以下、制御手段2による処理について図2,3を用いて説明する。
制御手段2は、表示手段3に表示中の車両情報が、所定の車両情報であるか否かを判定する(ステップS1)。この場合、所定の車両情報は、総積算走行距離や車両外気温度、瞬間燃費値など、計測値の初期化(リセット)操作の必要のない項目が設定される。
制御手段2は、所定の車両情報を表示中であると判定した場合(例えば、総積算走行距離を表示中)には、操作スイッチ1からの信号に基づいて、操作スイッチ1が押し圧されたか否かを判定する押し圧判定処理(ステップS2)を行う。この判定により操作スイッチ1が押し圧されたと判定した場合には、操作スイッチ1が押し圧判定処理から所定時間(例えば、2秒間)以上押し圧された状態(以下、長押しと記す)であるか否かを判定する長押し判定処理(ステップS3)を行う。
制御手段2は、この長押し判定処理の判定結果により、長押しではないと判定された場合(所定時間未満の押し圧操作の場合)には、現在表示している車両情報の表示から次なる車両情報(予め定められた順番に基づく次に用意された種類の車両情報)へ表示が切り換わるように表示手段3を制御する画面切り換え処理(ステップS4)を行う。例えば、制御手段2は、図3に示すような順にて画面切り換えを行い、総積算走行距離(odo)を表示している場合に、このステップS4の画面切り換え処理によって、区間走行距離(trip)へ表示が切り換わるように表示手段3を制御する。
また、制御手段2は、長押し判定処理の判定結果により、長押しされたと判定した場合には、複数の車両情報を予め定められた順(ステップS4の画面切り換え処理と同じ順)に一定時間(例えば、2秒)毎に順次画面を切り換えて表示するスクロール表示を行うように、表示手段3を制御する(ステップS5)。制御手段2は、例えば、総積算走行距離を表示中において、長押し操作がなされた場合には、区間走行距離、車両外気温度、平均燃費値、瞬間燃費値の順に2秒間隔でスクロール表示させるように表示手段3を制御する。
制御手段2は、ステップS5の処理によってスクロール表示がなされた場合には、スクロール表示のための処理を行うとともに、操作スイッチ1が再び操作されたか否かを判定する再押し圧判定処理(ステップS6)を行う。この判定結果により操作スイッチ1が操作された場合に、制御手段2は、スクロール表示(自動的な画面切り換え表示)を止めて、表示手段3に表示中の車両情報を表示するように表示制御する(ステップS7)。なお、制御手段2は、この場合、ステップS5の処理によってスクロール表示がなされてから、再び操作スイッチ1が操作されるまでの間スクロール表示するように制御するものを示したが、所定時間経過したらスクロール表示を止めるようにしてもよい。
以上の処理を繰り返すことによって、少ない押し圧操作にて所望の車両情報を表示させることができるため、利便性の良い車両用表示装置となる。
斯かる車両用表示装置は、車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段3と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチ1と、操作スイッチ1からの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように表示手段3を制御する制御手段2と、を備えてなる車両用表示装置であって、制御手段2は、表示手段3に所定の車両情報を表示中において、操作スイッチ1からの信号に基づいて操作スイッチ1が所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、この判定結果に基づいて、操作スイッチ1が所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなる。
したがって、操作スイッチ1を繰り返し押し圧操作しなくても、長押し操作で順次画面が切り換わるため、少ない押し圧操作にて所望の車両情報を表示させることができ、利便性の良い車両用表示装置となる。
なお、本発明の車両用表示装置を上述した実施の形態の構成にて例に挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の構成においても、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良、並びに設計の変更が可能なことは勿論である。例えば、予め定められた表示順ではなく、表示時間などの履歴情報を制御手段の記憶部に格納し、表示頻度の多い順にスクロール表示させてもよい。
また、長押し状態の時にスクロール表示し、この状態から押し圧操作を止めた時(スイッチオンからオフへ操作した時)にスクロール表示を止め、表示中の車両情報を表示するようにしてもよい。
また、長押し状態の時にスクロール表示し、この状態から押し圧操作を止めた時(スイッチオンからオフへ操作した時)にスクロール表示を止め、表示中の車両情報を表示するようにしてもよい。
また、制御手段2は、前記長押し判定処理によって、スクロール表示するための車両情報が予め設定され、この車両情報についてのみ順次画面を切り換えてスクロール表示することもできる。例えば、表示手段にて総積算走行距離を表示中に、操作スイッチ1が長押し操作された場合に、車両外気温度、平均燃費値の順に画面を切り換えるなど、通常の画面切換操作と異なる順にスクロール表示させることもできる。
1 操作スイッチ
2 制御手段
3 表示手段
2 制御手段
3 表示手段
Claims (2)
- 車両に搭載され複数の車両情報を表示する表示手段と、操作者の押し圧操作に応じて信号を発する操作スイッチと、前記操作スイッチからの信号に基づいて前記車両情報を切り換え表示するように前記表示手段を制御する制御手段と、を備えてなる車両用表示装置であって、
前記制御手段は、前記表示手段に所定の車両情報を表示中において、
前記操作スイッチからの信号に基づいて前記操作スイッチが所定時間以上操作された状態であるか否かを判定する長押し判定処理と、
この判定結果に基づいて、前記操作スイッチが所定時間以上操作された場合には、複数の車両情報を順次スクロール表示してなることを特徴とする車両用表示装置。 - 前記制御手段は、前記長押し判定処理によって、予め定められた車両情報についてのみ順次画面を切り換えてスクロール表示してなることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007316486A JP2009137464A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 車両用表示装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publication Number | Publication Date |
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JP2009137464A true JP2009137464A (ja) | 2009-06-25 |
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Family Applications (1)
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JP2007316486A Pending JP2009137464A (ja) | 2007-12-07 | 2007-12-07 | 車両用表示装置 |
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JP (1) | JP2009137464A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014119455A (ja) * | 2012-12-12 | 2014-06-30 | Tektronix Inc | 試験測定装置、測定値表示を提供する方法及びそのためのコンピュータ・プログラム |
JP2016064758A (ja) * | 2014-09-25 | 2016-04-28 | 株式会社デンソー | 車両用メータ装置 |
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2007
- 2007-12-07 JP JP2007316486A patent/JP2009137464A/ja active Pending
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