JP5562622B2 - 車両用マルチ表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、複数の項目選択領域と選択され項目選択領域に対応した項目内容を表示する表示領域とからなる表示画面の表示を、選択スイッチと確定スイッチの操作に応じて制御する車両用マルチ表示装置に関するものである。
一般に車両には、車両速度、エンジン回転、燃料残量、温度等の計測値を表示する複数種類の計器を有するコンビネーションメータが搭載されている。そして、コンビネーションメータの中には、図7に示すようなマルチ表示装置100を備えたものがある。マルチ表示装置100は、コンビネーションメータの中央等に配置されて、複数種類の表示を行っている。マルチ表示装置100は、複数の操作スイッチに対する運転者の操作によって表示内容を切り替えている。
図7において、マルチ表示装置100は、例えば速度警報、レブリミッタ、ウォーニング、ドライブモニタ、等の複数種類の項目選択領域110と、複数種類の項目の中から選択された項目選択領域110に対応した項目内容を表示する表示領域120と、複数種類の項目選択領域110の中から選択可能状態となっている項目選択領域110を指示するカーソル130と、からなる1つの表示画面Gを表示している。そして、マルチ表示装置100は、操作スイッチに対する運転者の操作に応じてカーソル130を複数の項目選択領域110に沿って移動させると共に、該カーソル130が指示している項目選択領域110を選択可能(強調)状態で表示し、それ以外の項目選択領域110を選択不能状態で表示する。この状態で確定用の操作スイッチが運転者によって操作されると、マルチ表示装置100は前記確定スイッチによって確定された項目に対応した項目内容に表示領域120の表示内容を切り替えて表示する。そのため、運転者は表示領域120の表示内容を所望の表示内容に切り替えるために、複数種類の操作スイッチを操作する必要があった。
また、特許文献1に示す操作スイッチにおいては、頻繁に利用される特定操作アイテムの表示位置にカーソルを自動的に移動させることにより、煩雑な操作を要することなく、この操作アイテムの選択を迅速かつ容易に実行できるようにしている。詳細には、スイッチが長押しされた場合に、特定操作アイテムの選択位置にカーソルを一気に移動させることにより、この特定操作アイテムが優先して選択されるように誘導している。
特開2008−44495号公報
しかしながら、引用文献1は運転者はカーソルを移動させるために操作スイッチの長押しを行う必要があり、運転中の運転者には依然として煩わしいものであった。また、上記従来のマルチ表示装置においては、優先度の高い事象の発生は間違いなく利用者に認識させる必要があった。そのため、上記マルチ表示装置は、優先度の高い事象の発生に応じてカーソルを自動で移動させると共に、内容表示領域の表示内容を当該優先度の高い項目に自動的に切り替えることも検討されてきたが、そのとき表示している表示内容は利用者が必要な情報を表示しているため、利用者が既に認識している優先度の高い情報が表示されてしまうという問題が生じてしまう。
例えば、上記マルチ表示装置が車両用の場合、車両停止時にシートーベルトを装着する前に、速度警報等の設定値を確認しようとしたときに、シートベルト警報が前記表示領域に優先して表示してしまうとの問題が生じる。また、車両がオーバーヒートで停車中、かつ、メンテナンス情報にて緊急時の電話番号等を確認中に、エンジンオイルの低下状態となったときに、それを強制的に前記表示領域に優先表示してしまうという問題が生じてしまう。このように表示内容を勝手に切り替えてしまうと、運転者に不快感を与え且つ運転者を煩わせてしまう。
よって本発明は、上述した問題点に鑑み、表示領域に表示している項目とは異なる項目に対応した事象が発生したときに、運転者に不快感を与えることを防止し且つ運転者を煩わせない車両用マルチ表示装置を提供することを課題としている。
上記課題を解決するため本発明によりなされた請求項1記載の車両用マルチ表示装置は、図1の基本構成図に示すように、複数種類の項目を選択する複数の項目選択領域31と、前記複数種類の項目の中からいずれか1つの項目選択領域31に対応した項目内容を表示する表示領域32と、からなる表示画面30を表示する表示手段3と、前記表示手段3における表示を制御する表示制御手段11aと、前記複数種類の項目選択領域31の中から何れかの前記項目選択領域31を選択する選択スイッチ5と、前記選択スイッチ5によって選択された前記項目選択領域31の項目を確定する確定スイッチ6と、を有し、前記確定スイッチ6によって確定された項目に対応した項目内容に、前記表示制御手段11aが前記表示領域32の表示内容を切り替えて表示させる車両用マルチ表示装置1において、前記表示領域に項目内容が表示されている前記項目選択領域とは異なる前記項目選択領域の前記項目に対応した事象の発生を検出する事象発生検出手段11bを有し、前記表示制御手段11aが、前記検出した事象に対応する前記項目選択領域31を強調表示状態に切り替えて前記表示手段3に表示させる検出時制御手段11a1と、前記項目選択領域31が前記強調表示状態で表示されているときに、前記確定スイッチ6の操作に応じて前記強調表示状態の前記項目選択領域に対応した項目内容に、前記表示領域32の表示内容を切り替えて前記表示手段3に表示させる表示内容切替手段11a2と、を有することを特徴とする。
上記請求項1に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、選択スイッチ5の操作によって項目選択領域31が選択される。この表示状態で確定スイッチ6が操作されると、当該項目選択領域31に対応した項目内容が表示領域32に表示される。そして、事象発生検出手段11bが選択状態の項目選択領域31とは異なる項目選択領域の項目に対応した事象発生を検出すると、検出時制御手段11a1は検出された事象に対応する項目選択領域31を強調表示状態に切り替えて表示手段3に表示させる。そして、該表示状態で確定スイッチ6が操作されると、表示内容切替手段11a2は強調表示状態の項目選択領域31に対応した項目内容に、表示領域32の表示内容を切り替えて表示手段3に表示させる。
請求項2記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1に記載の車両用マルチ表示装置において、前記表示制御手段11aが、前記複数種類の項目に対応した事象の発生が検出されてから予め定められた所定時間が経過したときに、前記強調表示状態で前記表示画面に表示されている前記項目選択領域31を前記選択可能状態に復帰させる状態復帰手段11a3を有することを特徴とする。
上記請求項2に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、事象発生検出手段11bが事象発生を検出してから所定時間が経過すると、状態復帰手段11a3は表示手段3に対して、強調表示状態で表示画面30に表示されている項目選択領域31を選択不能状態に復帰させて表示する。
請求項3記載の発明は、図1の基本構成図に示すように、請求項1又は2に記載の車両用マルチ表示装置において、前記複数種類の項目の各々には優先度が割り振られており、前記事象発生検出手段11bが、前記複数種類の項目の各々に対応した複数の事象のうち、予め定められた優先度の事象を検出する手段であることを特徴とする。
上記請求項3に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、事象発生検出手段11bは、前記複数種類の項目の各々に優先度が割り振られていると、予め定められた優先度に対応した事象を検出する。
以上説明したように請求項1に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、選択状態とは異なる項目の事象を検出すると、該事象に対応した項目選択領域を強調表示状態で表示するため、事象が発生した項目を運転者等に迅速に認識させることができる。そして、当該強調表示状態の項目選択領域を選択したい場合、選択スイッチを操作する必要がなく、単に確定スイッチを操作するだけでよいため、運転者を煩わせることはない。また、運転者等の都合の良いときに確定スイッチを操作すれば、強調表示状態の項目を表示領域に表示させることができるため、表示内容が勝手に切り替わって運転者に不快感を与えることもない。従って、表示領域に表示している項目とは異なる項目に対応した事象が発生したときに、運転者に不快感を与えることを防止し且つ運転者を煩わせない車両用マルチ表示装置を提供することができる。
請求項2に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、請求項1に記載の発明の効果に加え、項目選択領域を強調表示状態で表示しても、表示領域に表示している項目とは異なる項目に対応した事象の発生を検出してから所定時間が経過すると、強調表示状態から選択可能状態に復帰させるようにしたことから、運転継続には煩わしい強調表示状態に対する解除操作も不要であるため、運転者等にとっては煩わしいが迅速に認識し易い強調表示状態の表示形態を用いることができると共に、強調表示状態による煩わしさを運転者等に与えること最低限に抑えることができる。
請求項3に記載した本発明の車両用マルチ表示装置によれば、請求項1又は2に記載の発明の効果に加え、複数種類の項目の各々に優先度を割り振り、予め定められた優先度に対応した事象を検出するようにしたことから、例えば、優先度の高い項目の事象は検出し、優先度の低い項目の事象は検出しない、等のように検出対象とする項目の事象を絞り込むことができるため、1つの項目選択領域が強調表示状態に切り替わる頻度を低減させることができ、また、複数の項目選択領域が同時に強調表示状態に切り替わることを防止できる。
本発明の車両用マルチ表示装置の基本構成を示す構成図である。 本発明に係るコンビネーションメータの外観を示す正面図である。 図2のコンビネーションメータのシステム構成の一例を示す構成図である。 本発明に係る表示画面の表示例の一例を示す図であり、(a)は事象検出時、(b)は事象検出後に確定された時をそれぞれ示している。 項目選択領域の状態遷移の一例を示す遷移図である。 図3中のCPUが実行する本発明にかかるマルチ表示制御処理の一例を示すフローチャートである。 従来のマルチ表示装置の表示例を示す図である。
以下、本発明に係る車両用マルチ表示装置を、車両に搭載されるコンビネーションメータに適用する場合の一実施形態を、図2〜図6の図面を参照して以下に説明する。
図2及び図3において、コンビネーションメータ1は、車両速度、エンジン回転、燃料残量、温度等の計測値を表示する複数の計器2と、液晶ディスプレイ(LCD)3と、複数のウォーニング4と、第1スイッチ5と、第2スイッチ6と、トリップスイッチ7と、を有して構成している。そして、コンビネーションメータ1は、周知であるように、複数の計器2とLCD3との間は見返し8が配置されており、それらを表ガラス9で覆った状態で車両の運転席の前方に配置されている。
複数の計器2の各々は、周知であるように、表面に目盛及び数字、文字または記号等の指標が設けられた文字板と、該文字板の前面に配置される指針と、計測量に応じて指針を駆動する内機と、を有して構成している。本実施形態の複数の計器2は、速度計(SPEED)2aと回転計(REV)2bとを有している。
コンビネーションメータ1は、図3に示すように、CPU(central processing unit)11と、ROM(read only memory)12と、RAM(random access memory)13と、EEPROM14と、通信部15と、を有している。
CPU11は、コンビネーションメータ1全体の制御を司り、ROM12に記憶されているプログラムに従った制御を行う。CPU11は、電源回路11bを介して車両のバッテリーから供給される電力によって動作する。CPU11は、インタフェース(I/F)11iを介して車両のイグニッションスイッチ(IGN+)のOFF状態からON状態への変化に応じて起動し、IGN+のON状態からOFF状態への変化に応じて動作を終了する。CPU11の入力には、第1スイッチ(SW1)5、第2スイッチ(SW2)6、トリップスイッチ7、等が電気的に接続されており、各スイッチの操作に応じて電圧が変化する。
ROM12は、図1に示す請求項中の表示制御手段11a、事象発生検出手段11b、等の各種手段としてCPU11を機能させるための表示制御プログラム、各種計器2の表示を制御するためのプログラム、等を記憶している。表示制御手段11aは、検出時制御手段11a1と、表示内容切替手段11a2と、状態復帰手段11a3と、を有している。CPU11は、表示制御プログラムを実行することで、表示制御手段11a、事象発生検出手段11b、検出時制御手段11a1、表示内容切替手段11a2、状態復帰手段11a3、等の各種手段として機能することになる。また、RAM13は、各種のデータを格納するとともにCPU11の処理作業に必要なエリアを有している。
EEPROM14は、電気的消去/書き換え可能な読み出し専用のメモリであり、CPU11に電気的に接続されている。EEPROM14は、車両用マルチ表示装置として機能するときに用いるられる各種データを記憶する。
通信部15は、車両に構築されているCAN(Controller Area Network)等の車載ネットワークに通信可能に接続され、CAN等の通信プロトコルで車載ネットワークに接続された他の電子機器と通信を行う。通信部15は、CPU11から入力される情報を送信先に送信すると共に、他の電子機器から受信した情報をCPU11に出力する。
また、CPU11にはモータドライバ16とLCDドライバ17が電気的に接続されている。そして、モータドライバ16には、速度計2a、回転計2bの2つの計器2が電気的に接続されている。モータドライバ16は、CPU11の制御により各計器2の内機(モータ)を駆動させる。これにより、各計器2は指針を計測量に応じた指示位置まで回動させ、文字板の指標と協働して計測量を表示する。
LCDドライバ17には、請求項中の表示手段に相当するLCD3が電気的に接続されており、CPU11の制御によりLCD3を駆動させる。LCD3は、CPU11からの要求に応じた情報を表示することが可能な構成となっている。本実施形態では、図4に示す表示画面30を表示する場合を説明する。そして、前記表示手段をLCD3で実現する場合について説明するが、本発明はこれに限定するものではなく、例えばプラズマディスプレイ、有機EL(organic electroluminescence)ディスプレイ、等の本発明の表示画面30が表示可能な各種表示装置を用いることができる。
図4において、表示画面30は、複数(図4中では4つ)の項目選択領域31と、1つの表示領域32と、カーソル33と、トリップ表示領域34と、を有して構成している。
複数の項目選択領域31は、「速度警報」を示す項目選択領域31aと、「レブリミット」を示す項目選択領域31bと、「ウォーニング」を示す項目選択領域31cと、「ドライブモニタ」を示す項目選択領域31dと、を有している。項目選択領域31a〜dは、図4中の方向Xに沿って並設されている。各選択領域31は、反転表示と点滅表示が可能となっている。
表示領域32は、4つの項目選択領域31の隣に、略方形状に設けられ、各項目選択領域31の項目に対応した項目内容が選択的に表示される。そして、図4(a)に示すように、項目選択領域31aが選択された場合、例えば「速度警報」の項目内容を示す「現在の設定 88km/h」が表示領域32に表示される。また、図4(b)に示すように、項目選択領域31cが選択された場合、例えば「ウォーニング」の項目内容を示す「シートベルトの装着を確認してください。(助手席確認)」が表示領域32に表示される。
カーソル33は、複数の項目選択領域31の中から1つの項目選択領域31を指し示す記号であり、本実施形態では頂点の1つが項目選択領域31と対向する三角形となっている。カーソル33は、複数の項目選択領域31(方向X)に沿って選択的に移動して表示される。そして、トリップ表示領域34は、車両の走行距離の累計を積算表示し、任意の区間走行距離を表示する。
上述した構成のコンビネーションメータ1は、本発明にかかる優先情報、表示状態情報、等の各種情報をEEPROM14に記憶している。優先情報は、4つの項目選択領域31の各々に対応した優先度を示すデータ構造となっている。優先度の高い項目としては、例えば、シートベルトの未装着、水温の異常、オイルレベルの低下、等が挙げられる。そして、表示状態情報は、4つの項目選択領域31の各々が図5に示す選択可能状態ST1、選択状態ST2、強調表示状態ST3の何れの状態であるかを示すデータ構造となっている。
選択可能状態ST1は、カーソル33で指示されてなく、選択スイッチ5の操作によって選択が可能な状態を示している。選択状態ST2は、確定スイッチ6の操作に応じて選択が確定されて、表示領域32に項目内容を表示している状態を示している。強調表示状態ST3は、選択状態となっている項目選択領域31とは異なる項目選択領域31の項目に対応した事象の発生に応じて、該当する項目選択領域31を強調的に表示する状態を示している。強調表示の一例としては、例えば、点滅させて表示したり、警報色で表示するなどの任意の表示形態とすることができる。本実施形態では、強調表示として点滅表示を行う場合について説明する。
選択可能状態ST1から選択状態ST2へは、カーソル33によって指示された選択可能状態ST1で第2操作スイッチ6が操作されたときに遷移する。選択状態ST2から選択可能状態ST1へは、選択状態ST2で他の項目選択領域31が確定されたときに遷移する。選択可能状態ST1から強調表示状態ST2へは、選択可能状態ST1で優先情報に対応する項目の事象の発生を検出したときに遷移する。強調表示状態ST3から選択状態ST2へは、強調表示状態ST3で確定操作が行われたときに遷移する。強調表示状態ST3から選択可能状態ST1へは、強調表示状態ST3に状態遷移してから所定の一定時間が経過したときに遷移する。
第1スイッチ5は、図1に示す請求項中の選択スイッチに相当し、カーソル33が指示していない、選択可能状態の複数種類の項目選択領域31の中で、選択状態に遷移させる項目選択領域31へのカーソル33の切り替え操作に用いられる。第2スイッチ6は、図1に示す請求項中の確定スイッチに相当し、選択された状態又は強調表示状態の項目選択領域31に対する確定操作に用いられる。トリップスイッチ7は、ODO/TRIPの表示の切り替えに用いられる。
次に、上述したCPU11が実行する前記表示制御プログラムを実行したときに行われるマルチ表示制御処理の一例を、図5のフローチャートを参照して以下に説明する。なお、該マルチ表示制御処理は、所定のタイミングで上位処理から呼び出され、終了要求に応じて処理を終了することを前提としている。
図5に示すマルチ表意制御処理が呼び出されると、CPU11は、ステップS11において、EEPROM14に優先情報が存在する項目選択領域31に対応した項目の事象が発生したか否かを判定する。CPU11は前記事象が発生していないと判定した場合(S11でN)、この判定処理を繰り返すことで、前記事象の発生を待つ。一方、CPU11は、前記事象が発生したと判定した場合(S11でY)、ステップS12の処理に進む。
CPU11は、ステップS12において、検出した事象に対応した項目選択領域31を選択可能状態ST1から強調表示状態ST3に遷移させ、当該項目選択領域31の点滅表示をLCDドライバ17に要求し、その後ステップS13の処理に進む。この処理により、LCD3は選択状態ST2で表示している項目選択領域31とは異なる項目選択領域31を、点滅させて表示画面30を表示する。
CPU11は、ステップS13において、カーソル33の現在の指示位置を記憶し、検出した事象に対応した項目選択領域31を指示する位置へのカーソル33の移動をLCDドライバ17に要求し、その後ステップS14の処理に進む。この処理により、LCD3は、点滅して強調表示状態ST3の項目選択位置31の指示位置にカーソル33を移動させて表示画面30を表示する。
CPU11は、ステップS14において、項目選択領域31が強調表示状態ST3で表示されている状態で、確定用の第2スイッチ6が接続された入力の電圧変化に基づいて、第2スイッチ6が操作されたか否かを判定する。CPU11は、第2スイッチ6が操作されたと判定した場合(S14でY)、ステップS15の処理に進む。
CPU11は、ステップS15において、選択状態ST2で表示している項目選択領域31を選択可能状態ST1に遷移させ、強調表示状態ST3で表示している項目選択領域31を選択状態ST2に遷移させ、該表示形態への表示変更をLCDドライバ17に要求する。そして、CPU11は、ステップS17において、表示領域31の表示内容を強調表示状態ST3だった項目選択領域31に対応した項目内容に変更をLCDドライバ17に要求し、その後ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。これらの処理により、LCD3は強調表示状態ST3の項目選択領域31を選択状態ST2とし、その他の項目選択領域31の全てを選択可能状態ST1とし、そして、表示領域32の表示内容を強調表示状態ST3だった項目選択領域31に対応した項目内容に切り替えて表示画面30を表示する。
また、CPU11は、ステップS14で確定用の第2スイッチ6が操作されていないと判定した場合(S14でN)、ステップS17において、強調表示状態ST3での表示を開始してから、一定時間が経過したか否かを判定する。なお、一定時間経過の判定例としては、タイマを用いて求めたり、強調表示状態ST3への切り替え時間と判定時の時間との差から求めるなどの種々異なる実施形態とすることができる。また、一定時間の設定については、項目の優先度、危険度、等の応じて任意の時間を設定することができる。そして、CPU11は、一定時間が経過していないと判定した場合(S17でN)、ステップS14の処理に戻り、第2操作スイッチ6の操作を監視する。一方、CPU11は、一定時間が経過していると判定した場合(S17でY)、ステップS18の処理に進む。
CPU11は、ステップS18において、強調表示状態ST3から通常の選択可能状態ST1へ状態を遷移させると共に、選択状態ST2の項目選択領域31の指示位置にカーソル4を移動させた表示形態への表示変更をLCDドライバ17に要求し、その後ステップS11に戻り、一連の処理を繰り返す。これらの処理により、LCD3は強調表示状態ST3の項目選択領域31が選択可能状態ST1での表示形態に切り替え、選択状態ST2及び選択可能状態ST1の項目選択領域31と表示領域32はそのままの表示形態を維持した表示画面30を表示する。
図6に示すマルチ表示制御処理では、ステップS11を実行したCPU11が前記事象発生検出手段11b、ステップS12〜S13を実行したCPU11が前記検出時制御手段11a1、ステップS15〜S16を実行したCPU11が前記表示内容切替手段11a2、ステップS17〜S18を実行したCPU11が前記状態復帰手段11a3としてそれぞれ機能している。
次に、上述したコンビネーションメータ1の本発明に係る動作(作用)の一例を、図4等の図面を参照して以下に説明する。なお、説明を簡単化するために、LCD3の表示制御のみを説明する。
コンビネーションメータ1は、車両のイグニッションスイッチのONに応じて起動されると、表示画面30をLCD3に表示させる。そして、コンビネーションメータ1は、「速度警報」に対応した項目選択画面31aが第1スイッチ5の操作によって選択されて、第2スイッチ6の操作によって確定されると、その項目内容である「現在の設定 88km/h」を表示領域32に表示する。この表示状態で、コンビネーションメータ1は、項目選択領域31cの項目に対応した事象且つ強調表示対象の優先度であるシートベルトの未装着の発生を検出すると、図4(a)に示すように、「ウォーニング」に対応した項目選択領域31cを強調表示状態ST3で点滅表示すると共に、カーソル33を項目選択領域33cの指示位置に移動させて表示する。
これにより、運転者等は点滅表示している項目選択領域31cを参照することで、何かの警報状態が発生したことを認識することができる。そして、運転者等は表示領域32に表示されている「速度警報」の項目内容を継続して参照したい場合は、何の操作も行わないことで、表示領域32の表示内容は継続して表示されるため、何かの警報が発生していることは認識した上で、速度警報の設定を確認することができる。そして、コンビネーションメータ1は、項目選択領域31cを強調表示状態ST3で表示してから前記一定時間が経過すると、項目選択領域31cを通常の選択可能状態ST1に復帰させた表示を行う。よって、コンビネーションメータ1は項目選択領域31cの強調表示状態を長時間継続することがないため、運転者等に不快感を与えることもなく、解除操作も不要とすることができる。
また、運転者等は強調表示状態の項目内容を確認したい場合、第2スイッチ6を押下する。そして、コンビネーションメータ1は、第2スイッチ6に対する操作を検出すると、図4(b)に示すように、「ウォーニング」の項目選択領域31cを強調表示状態ST3から選択状態ST2とし、カーソル33を項目選択領域31cの指示位置に移動し、「速度警報」の項目選択領域31aを選択状態ST2から選択可能状態ST1とした表示画面30をLCD3に表示する。これにより、運転者は表示領域32を参照することで、「シートベルトの装着を確認してください。 助手席確認」の項目内容(警報内容)の詳細を確認することができる。
以上説明したコンビネーションメータ(車両用マルチ表示装置)1によれば、選択状態ST2とは異なる項目の事象を検出すると、該事象に対応した項目選択領域31を強調表示状態ST3で表示するため、事象が発生した項目を運転者等に迅速に認識させることができる。そして、当該強調表示状態ST3の項目選択領域31を選択したい場合、第1(選択)スイッチ5を操作する必要がなく、単に第2(確定)スイッチ6を操作するだけでよいため、運転者を煩わせることはない。また、運転者等の都合の良いときに第2スイッチ6を操作すれば、強調表示状態ST3の項目を表示領域32に表示させることができるため、表示内容が勝手に切り替わって運転者に不快感を与えることもない。従って、表示領域32に表示している項目とは異なる項目に対応した事象が発生したときに、運転者に不快感を与えることを防止し且つ運転者を煩わせないコンビネーションメータ1を提供することができる。
また、上述したコンビネーションメータ1によれば、項目選択領域31を強調表示状態ST3で表示しても、表示領域32に表示している項目とは異なる項目に対応した事象の発生を検出してから一定(所定)時間が経過すると、強調表示状態ST3から選択可能状態ST1に復帰させるようにしたことから、運転継続には煩わしい強調表示状態ST3に対する解除操作も不要であるため、運転者等にとっては煩わしいが迅速に認識し易い強調表示状態ST3の表示形態を用いることができると共に、強調表示状態ST3による煩わしさを運転者等に与えること最低限に抑えることができる。
さらに、上述したコンビネーションメータ1によれば、複数種類の項目の各々に優先度を割り振り、予め定められた優先度に対応した事象を検出するようにしたことから、優先度の高い項目の事象は検出し、優先度の低い項目の事象は検出しないように、検出対象とする項目の事象を絞り込むことができるため、1つの項目選択領域31が強調表示状態ST3に切り替わる頻度を低減させることができ、また、複数の項目選択領域31が同時に強調表示状態ST3に切り替わることを防止できる。
なお、上述した実施形態では、本発明の車両用マルチ表示装置をコンビネーションメータ1で実現する場合について説明した。詳細には、コンビネーションメータ1のLCD3とCPU11とによって車両用マルチ表示装置を実現している。これに代えて、車両用マルチ表示装置を例えば車両のカーナビゲーション装置、カーオーディオ装置、等の各種車載装置で実現することができる。
このように上述した実施例は本発明の代表的な形態を示したに過ぎず、本発明は、実施形態に限定されるものではない。即ち、本発明の骨子を逸脱しない範囲で種々変形して実施することができる。
1 車両用マルチ表示装置(コンビネーションメータ)
3 表示手段
5 選択スイッチ(第1スイッチ)
6 確定スイッチ(第2スイッチ)
11a 表示制御手段(CPU)
11a1 検出時制御手段(CPU)
11a2 表示内容切替手段(CPU)
11a3 状態復帰手段(CPU)
11b 事象発生検出手段(CPU)
30 表示画面
31 項目選択領域
32 表示領域

Claims (3)

  1. 複数種類の項目を選択する複数の項目選択領域と、前記複数種類の項目の中からいずれか1つの項目選択領域に対応した項目内容を表示する表示領域と、からなる表示画面を表示する表示手段と、前記表示手段における表示を制御する表示制御手段と、前記複数種類の項目選択領域の中から何れかの前記項目選択領域を選択する選択スイッチと、前記選択スイッチによって選択された前記項目選択領域の項目を確定する確定スイッチと、を有し、前記確定スイッチによって確定された項目に対応した項目内容に、前記表示制御手段が前記表示領域の表示内容を切り替えて表示させる車両用マルチ表示装置において、
    前記表示領域に項目内容が表示されている前記項目選択領域とは異なる前記項目選択領域の前記項目に対応した事象の発生を検出する事象発生検出手段を有し、
    前記表示制御手段が、
    前記検出した事象に対応する前記項目選択領域を強調表示状態に切り替えて前記表示手段に表示させる検出時制御手段と、
    前記項目選択領域が前記強調表示状態で表示されているときに、前記確定スイッチの操作に応じて前記強調表示状態の前記項目選択領域に対応した項目内容に、前記表示領域の表示内容を切り替えて前記表示手段に表示させる表示内容切替手段と、
    を有することを特徴とする車両用マルチ表示装置。
  2. 前記表示制御手段が、前記複数種類の項目に対応した事象の発生が検出されてから予め定められた所定時間が経過したときに、前記強調表示状態で前記表示画面に表示されている前記項目選択領域を前記選択可能状態に復帰させる状態復帰手段を有することを特徴とする請求項1に記載の車両用マルチ表示装置。
  3. 前記複数種類の項目の各々には優先度が割り振られており、
    前記事象発生検出手段が、前記複数種類の項目の各々に対応した複数の事象のうち、予め定められた優先度の事象を検出する手段であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用マルチ表示装置。
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