JP2022142522A - 車両用表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】画像表示部に異常が発生した場合に簡単な構成で車速を報知することができる車両用表示装置を提供する。【解決手段】車両用表示装置200は、電子音を出力するブザー118を備えている。ブザー118は、音声の出力は難しいが、電子音を出力することができる。そしてGDC111は、第1表示器用駆動IC114aによって第1表示器114の異常を検出したことに基づいて、超過速度に応じた電子音を出力するようにブザー118を制御する。これによって運転者は、画像で車速を視認できない場合であっても、超過速度に応じた電子音によって、現在の車速をある程度認識することができる。【選択図】図4

Description

この明細書における開示は、車両に搭載されて車速を画像表示する車両用表示装置に関する。
従来、車速を表示する車両用表示装置は、車速に応じて画像の指針を回転させることで車速を表示している。このような車両用表示装置では、画像表示部が故障、または何らかの異常が発生した場合は、利用者に車速を知らせることができないという問題がある。
そこで特許文献1に記載の車両用表示装置では、画像表示部に異常が発生した場合には、音声を用いて車速などを運転者に報知している。
特開2011-111057号公報
前述の特許文献1に記載の技術では、異常時に音声によって車速を報知するので、音声用のスピーカが必要であるという問題がある。
そこで、開示される目的は前述の問題点を鑑みてなされたものであり、画像表示部に異常が発生した場合に簡単な構成で車速を報知することができる車両用表示装置を提供することを目的とする。
本開示は前述の目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。
ここに開示された車両用表示装置は、車両に搭載されて用いられる車両用表示装置(200)であって、車速を画像表示する画像表示部(114)と、電子音を出力するブザー(118)と、画像表示部の画像表示不可の異常を検出する異常検出部(114a,115a)と、画像表示部およびブザーを制御する制御部(111)と、を備え、制御部は、異常検出部によって画像表示部の異常を検出したことに基づいて、車速に応じた電子音を出力するようにブザーを制御する車両用表示装置である。
このような車両用表示装置に従えば、スピーカではなく電子音を出力するブザーを備えている。ブザーは、音声の出力は難しいが、電子音を出力することができる。そして制御部は、異常検出部によって画像表示部の異常を検出した場合には、車速に応じた電子音を出力するようにブザーを制御する。これによって運転者は、画像で車速を視認できない場合であっても、車速に応じた電子音によって、現在の車速をある程度認識することができる。これによって画像表示部に異常が発生した場合に簡単な構成で車速を報知する車両用表示装置を実現することができる。
なお、前述の各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
第1実施形態の車両用表示装置200が搭載された車両を示す斜視図。 車両用表示装置200を示すブロック図。 GDC111の表示制御を示すフローチャート。 GDC111のフェールセーフ制御を示すフローチャート。 ブザー118の吹鳴周波数と車速との関係の一例を示すグラフ。 ブザー118の吹鳴周期と超過速度との関係の一例を示すグラフ。 ブザー118の吹鳴波形の一例を示すタイミングチャート。 ブザー118の吹鳴周期と現在速度との関係の一例を示すグラフ。 ブザー118の吹鳴周期と現在速度との関係の他の例を示すグラフ。 ブザー118の吹鳴回数と超過速度との関係の一例を示すグラフ。
以下、図面を参照しながら本開示を実施するための形態を、複数の形態を用いて説明する。各実施形態で先行する実施形態で説明している事項に対応している部分には同一の参照符を付すか、または先行の参照符号に一文字追加し、重複する説明を略する場合がある。また各実施形態にて構成の一部を説明している場合、構成の他の部分は、先行して説明している実施形態と同様とする。各実施形態で具体的に説明している部分の組合せばかりではなく、特に組合せに支障が生じなければ、実施形態同士を部分的に組合せることも可能である。
(第1実施形態)
本開示の第1実施形態に関して、図1~図5を用いて説明する。本実施形態の車両用表示装置200は、図1に示すように、車両に搭載されて、車両のセンシングデータに基づいて画像データを生成し、生成データを車両の室内に表示する。車両用表示装置200は、画像データの生成を行うHCU(Human Machine Interface Control Unit)100と、画像データを表示する複数の表示装置とを備えている。本実施形態では、表示装置として、MID(Multi-Information Display)110とCID(Center Information Display)120とを備えている。図2に示すように、HCU100と、MID110及びCID120との間は、相互にデータ通信可能に接続されている。またHCU100は、車両側の機器と接続され、相互にデータ通信可能に接続されている。
HCU100、MID110およびCID120は、それぞれ制御部を有する。各制御部は、記憶媒体に記憶されているプログラムを実行し、各部を制御する。各制御部は、少なくともひとつの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体とを有する。各制御部は、たとえばコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体を備えるマイクロコンピュータによって実現される。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムおよびデータを非一時的に格納する非遷移的実体的記憶媒体である。記憶媒体は、半導体メモリまたは磁気ディスクなどによって実現される。
HCU100は、車両の情報を出力制御する制御装置である。HCU100は、画像生成部101とデータ処理部102とを有している。まず、データ処理部102に関して説明する。データ処理部102は、第1通信インターフェース103を介して車両のセンサ群202および車両の他の装置と接続されている。データ処理部102は、センサ群202からセンサ信号を取得する。センサ群202としては、例えば、車両の速度を検出する車速センサ、エンジンの回転数を検出する回転数センサ、及び走行距離を検出する走行距離センサである。
またデータ処理部102は、取得部としても機能し、第1通信インターフェース103を介して、他の装置、たとえばロケータおよび周辺監視センサから車両の現在位置に関する位置情報、および現在位置における法定速度に関する法定速度情報を取得する。ロケータは、現在位置周辺の地図データを地図データベースから読み出し、データ処理部102にロケータ情報と共に提供する。周辺監視センサは、自車の周辺環境を監視する自律センサである。周辺監視センサは、たとえば自車両周辺の検出範囲から、歩行者および他車等の移動物体、並びに路上の落下物、ガードレール、縁石、道路標識、走行区画線等の路面標示および走路脇の構造物等の静止物体を検出する。
またデータ処理部102は、第1入力インターフェース104を介して車両のスイッチ群203と接続されている。データ処理部102は、スイッチ群203から入力信号を取得する。スイッチ群203は、例えば、空調の操作を行うためのエアコンスイッチ、音響の操作を行うためのオーディオスイッチ、ライトの操作を行うためのライトスイッチ、運転モードの操作を行うためのモードスイッチである。
データ処理部102は、センサ群202からのセンサ信号と、スイッチ群203からの入力信号とに基づき、センシングデータを生成する。センシングデータは、例えば、センサ信号に応じた車速情報又は総走行距離情報、及び入力信号に応じたインジケータ情報等の運転に関する情報である。データ処理部102は、生成したセンシングデータを画像生成部101に与える。
データ処理部102は、第2通信インターフェース107を介してMID110と接続されている。データ処理部102とMID110との間は、後述の第1通信経路205とは異なる第2通信経路206により、データ通信可能に接続されている。第2通信経路206の第2通信インターフェース107は、センシングデータをデータ信号に変換してMID110へと送信する。
次に、画像生成部101に関して説明する。画像生成部101は、データ処理部102からセンシングデータを取得し、センシングデータに基づいて画像データを生成する。画像生成部101とMID110との間は、前述の第2通信経路206とは異なる第1通信経路205によりデータ通信可能に接続されている。この第1通信経路205を構成する第1信号変換IC(Integrated Circuit)108は、画像データをデータ信号に変換してMID110へと送信する。
また画像生成部101とCID120との間は、第3通信経路207によりデータ通信可能に接続されている。この第3通信経路207を構成する第1信号変換IC108は、画像データをデータ信号に変換してCID120へと送信する。このように画像生成部101は、生成した画像データに対応する表示装置により画像データを表示させる。
また画像生成部101は、オーディオインターフェース105を介して車両のスピーカと接続される。これによってスピーカは、音声情報を車両の乗員に出力する。
次に、MID110に関して説明する。MID110は、少なくとも車速を表示する画像表示部であって、車両の室内のうち運転席の正面に配置される。MID110は、車両の運転に関わる情報を表す第1車両画像を乗員に対してカラー表示又はモノクロ表示する。第1車両画像データは、HCU100の画像生成部101によって生成された画像データに基づいている。MID110は、GDC(Graphics Display Controller)111、ブザー用駆動回路117、ブザー118、第1表示器114、第1バックライト照明115および不揮発性メモリ116を含んで構成される。
第1表示器114は、液晶ディスプレイによって実現され、表示情報(画像)を表す表示光を出射する。第1表示器114は、第1表示器用駆動IC114aを有する。第1表示器用駆動IC114aは、GDC111から与えられる第1車両画像データを表示するように駆動制御する。
第1バックライト照明115は、第1表示器114の表示面とは反対側に配置される。第1バックライト照明115は、第1表示器114に向けて光を出射する。第1バックライト照明115が出射した光は、部分的に第1表示器114を透過することで、第1表示器114は画像を表示する。第1バックライト照明115は、第1バックライト照明用駆動IC115aを有する。第1バックライト照明用駆動IC115aは、GDC111から与えられる第1車両画像データに基づいて点灯制御する。
MID110は、第3信号変換IC112を介してHCU100の画像生成部101と接続されている。画像生成部101との間の第1通信経路205を構成する第3信号変換IC112は、HCU100の第2信号変換IC106からのデータ信号を受信する。
GDC111は、制御部であって、第1表示器114から出力される画像、およびブザー118が出力する電子音を制御する。GDC111は、第3信号変換IC112により受信信号から変換された画像データに基づいて第1車両画像を生成する。GDC111は、第1表示器114による第1車両画像の表示と、第1バックライト照明115による第1表示器114の透過照明とを制御する。
またMID110は、第3通信インターフェース113を介してHCU100のデータ処理部102と接続されている。データ処理部102との間の第2通信経路206を構成する第3通信インターフェース113は、HCU100の第2通信インターフェース107からのデータ信号を受信する。GDC111は、第3通信インターフェース113により受信信号から変換されたセンシングデータを処理する。
またGDC111は、ブザー用駆動回路117を介してブザー118を駆動することで、電子音を車室内に出力する。ブザー118は、たとえば圧電ブザーによって実現され、電圧をかけることで電子音を出力する。ブザー用駆動回路117は、ブザー118にかける電圧の量およびタイミングを制御する。ブザー用駆動回路117は、GDC111からの指令に基づいてブザー118への電圧を制御する。
次に、CID120に関して説明する。CID120は、第2表示装置として、車両の室内のうちインストルメントパネルのセンタークラスターに配置される。CID120は、車両の運転及び室内居住性に関わる情報を表す第2車両画像を乗員に対してカラー表示又はモノクロ表示する。第2車両画像は、例えば、ナビゲーションの案内画面、空調機器の操作画面、及びオーディオ機器の操作画面である。第2車両画像は、HCU100の画像生成部101によって生成される画像データに基づいている。CID120は、MPU(Micro Processing Unit)122、液晶型の第2表示器123、第2バックライト照明124を含んで構成される。
第2表示器123は、液晶ディスプレイによって実現され、表示情報(画像)を表す表示光を出射する。第2表示器123は、第2表示器用駆動IC123aを有する。第2表示器用駆動IC123aは、MPU122から与えられる第2車両画像データを表示するように駆動制御する。
第2バックライト照明124は、第2表示器123の表示面とは反対側に配置される。第2バックライト照明124は、第2表示器123に向けて光を出射する。第2バックライト照明124が出射した光は、部分的に第2表示器123を透過することで、第2表示器123は画像を表示する。第2バックライト照明124は、第2バックライト照明用駆動IC124aを有する。第2バックライト照明用駆動IC124aは、MPU122から与えられる第2車両画像データに基づいて点灯制御する。
CID120は、第4信号変換IC121を介してHCU100の画像生成部101と接続されている。画像生成部101との間の第3通信経路207を構成する第4信号変換IC121は、HCU100の第1信号変換IC108からのデータ信号を受信する。
MPU122は、第4信号変換IC121により受信信号から変換された画像データに基づいて第2車両画像を生成する。MPU122は、第2表示器123による第2車両画像の表示と、第2バックライト照明124による第2表示器123の透過照明とを制御する。
次に、車両用表示装置200の異常を検出する構成、および異常を検出したときのフェールセーフ制御について説明する。MID110の第1表示器用駆動IC114aは、第1表示器114の異常を検出する異常検出部としても機能する。異常は、画像表示不可の異常である。第1表示器用駆動IC114aは、自身の駆動状態を監視する監視回路を有し、監視回路は駆動状態をMID110にフィードバックする。したがって第1表示器114に何らかの不具合があり画像表示ができない場合は、第1表示器用駆動IC114aは、MID110に異常状態にあることをフィードバックする。
同様に、MID110の第1バックライト照明用駆動IC115aは、第1バックライトの異常を検出する異常検出部としても機能する。第1バックライト照明用駆動IC115aは、自身の駆動状態を監視する監視回路を有し、監視回路は駆動状態をMID110にフィードバックする。したがって第1バックライト照明115に何らかの不具合があり画像表示ができない場合は、第1バックライト照明用駆動IC115aは、MID110に異常状態にあることをフィードバックする。
次に、MID110の表示制御について、図3のフローチャートを用いて説明する。MID110は、図3に示す処理を定期的に実行する。
ステップS11では、第1表示器114に異常があるか否かを判断し、異常がある場合には、ステップS13に移り、異常がない場合には、ステップS12に移る。異常の有無は、第1表示器114および第1バックライト照明115からのフィードバックより判断する。
ステップS13では、第1表示器114に画像表示ができない異常があるので、フェールセーフ制御を実施し、ステップS14に移る。フェールセーフ制御の詳細に関しては、後述する。
ステップS14では、第1表示器114の異常が継続しているか否かを判断し、異常が継続している場合には、ステップS13に戻り、フェールセーフ制御を継続する。異常が継続していない場合には、ステップS12に移る。
ステップS12では、第1表示器114に異常がないので、通常表示の制御を実施し、本フローを終了する。このように第1表示器114に異常がある場合には、フェールセーフ制御が実施される。また第1表示器114に異常がない場合には、通常の画像が表示される。
次に、フェールセーフ制御に関して、図4のフローチャートを用いて説明する。図4に示す処理は、フェールセーフ制御の状態において定期的に実行される。
ステップS21では、現在速度である車速を取得し、ステップS22に移る。ステップS22では、現在位置における法定速度を取得し、ステップS23に移る。車速および法定速度は、データ処理部102が外部から取得する。
ステップS23では、車速が法定速度を超過しているか否かを判断し、超過している場合にはステップS24に移り、超過していない場合には、本フローを終了する。
ステップS24では、車速が法定速度を超過しているので、ブザー118が吹鳴するように吹鳴制御し、本フローを終了する。
このようにGDC111は、第1表示器114の異常を検出した場合、法定速度を越えた車速のとき、法定速度を越えた車速に応じた電子音を出力するようにブザー118を制御する。換言すると、フェールセーフ制御では、第1表示器114で車速を表示できないときなので、法定速度を越えたときに運転者に報知するためにブザー118を吹鳴制御している。これによって第1表示器114に異常があっても、運転者は法定速度を越えていることをブザー118の吹鳴によって認識することができる。
次に、ブザー118の具体的な吹鳴制御に関して、図5を用いて説明する。図5は、法定速度が70km/hのときのブザー118の周波数の変化を示している。図5に示すように、超過速度が大きくなるにつれて、吹鳴周波数が大きくなるようにブザー118が出力する電子音を制御する。また超過速度に応じて、音圧も大きくなるようにブザー118が出力する電子音を制御する。これによって超過速度が大きくなるにつれて、より高音であり、より大きな音の電子音がブザー118から出力される。電子音は超過速度を越えた場合には、常に吹鳴される。これによって運転者は、超過速度であることを認識しやすくしている。また運転者の操作によって吹鳴を一時的に停止してもよい。また設定によって、所定の時間だけ吹鳴するようにしてもよい。
以上説明したように本実施形態の車両用表示装置200は、電子音を出力するブザー118を備えている。ブザー118は、音声の出力は難しいが、電子音を出力することができる。そしてGDC111は、第1表示器用駆動IC114aによって第1表示器114の異常を検出したことに基づいて、超過速度に応じた電子音を出力するようにブザー118を制御する。これによって運転者は、画像で車速を視認できない場合であっても、超過速度に応じた電子音によって、現在の車速をある程度認識することができる。これによって第1表示器114に異常が発生した場合に簡単な構成で超過速度を報知する車両用表示装置200を実現することができる。
また本実施形態では、第1表示器114の異常を検出した場合であって、法定速度を越えた車速の場合、法定速度を越えた車速に応じた電子音を出力するようにブザー118を制御する。これによって法定速度以下の場合は電子音が出力されないので、法定速度で走行している運転者が電子音によって不快感を与えることを防ぐことができる。また法定速度を超過した場合には、電子音を出力することで、法定速度を超過していることを運転者に認識させることができる。
さらに本実施形態では、GDC111は、ブザー118が出力する電子音の周波数と音圧を調節するようになっている。そしてGDC111は、ブザー118が出力する電子音の周波数および音圧を超過速度に応じて調整する。具体的には、GDC111は、超過速度が高くなるにつれて、ブザー118が出力する電子音の周波数を大きくする。またGDC111は、超過速度が高くなるにつれて、ブザー118が出力する電子音の音圧を大きくする。これによって、超過速度の大きさを運転者はより認識することができる。
(第2実施形態)
次に、本開示の第2実施形態に関して、図6を用いて説明する。本実施形態では、ブザー118が電子音を出力する吹鳴周期を調整する点に特徴を有する。本実施形態では、図6に示すように、法定速度超過時に超過速度幅が高くなるにつれてブザー118の吹鳴周期を小さくする。したがって運転者は、電子音の吹鳴周期、換言すると電子音の吹鳴間隔で速度を超過の度合いを認識することができる。
(第3実施形態)
次に、本開示の第3実施形態に関して、図7を用いて説明する。本実施形態では、ブザー118が出力する電子音のデューティ比を調整する点に特徴を有する。本実施形態では、図7に示すように、吹鳴車速に到達後、600ms間の吹鳴期間を設け、直後に600ms間の非吹鳴時間を設けている。法定速度超過時に超過速度幅が大きくなるにつれてデューティ比を小さくする。したがって、たとえば超過速度幅が大きい吹鳴車速に到達後、400ms間の吹鳴期間を設け、直後に800ms間の非吹鳴時間を設ける。したがって運転者は、電子音のデューティ比で聞こえる電子音が異なるので、速度を超過の度合いを認識することができる。
(第4実施形態)
次に、本開示の第4実施形態に関して、図8を用いて説明する。本実施形態では、法定速度を超過しているか否かに関わらず、車速に応じてブザー118が出力する点に特徴を有する。本実施形態では、図8に示すように、現在車速と同等のテンポでブザー118を吹鳴させる。たとえば時速60km/hならば60回/60sのサイクルで吹鳴するように制御し、時速70kn/hであれば70回/60sのサイクルとなるように吹鳴制御する。
このように本実施形態では、車速が高くなるにつれて、ブザー118が出力する電子音の吹鳴周期を小さくする。したがって運転者は、法定速度以下であっても、電子音の吹鳴周期によって車速を認識することができる。
(第5実施形態)
次に、本開示の第5実施形態に関して、図9を用いて説明する。本実施形態では、前述の第4実施形態と同様に、法定速度を超過しているか否かに関わらず、車速に応じてブザー118が出力する点に特徴を有する。本実施形態では、図9に示すように、現在車速が高くなるにつれて吹鳴周期を徐々に小さくするように制御する。
このように本実施形態では、前述の第4実施形態と同様に、車速が高くなるにつれて、ブザー118が出力する電子音の吹鳴周期を小さくする。したがって運転者は、法定速度以下であっても、電子音の吹鳴周期によって車速を認識することができる。
(第6実施形態)
次に、本開示の第6実施形態に関して、図10を用いて説明する。本実施形態では、道路種別および車速に応じて、ブザー118が出力する電子音を調節する点に特徴を有する。走行場所は、たとえば一般道および自動車専用道である。一般道の法定速度と、自動車専用道との法定速度は、異なる場合が多いので、走行場所に応じて吹鳴タイミングを制御することが好ましい。
本実施形態では、図10に示すように、GDC111は、車速が所定の設定速度を超過した時に所定の回数で吹鳴するようにブザー用駆動回路117を制御する。所定の回数の吹鳴とは、1秒以下の吹鳴時間と1秒以下の非吹鳴時間とを交互に所定の回数設けることである。したがって、たとえば吹鳴回数が3回の場合には、1秒以下の吹鳴時間と1秒以下の非吹鳴時間を3回繰り返すことである。そして、一般道の場合と自動車専用道の場合とでは、吹鳴する設定速度が異なり、自動車専用道の設定速度が一般道の設定速度よりも大きい。
このように本実施形態では、車速が高くなるにつれて、ブザー118が出力する電子音の回数を多くする。また車両が走行する場所に応じて、吹鳴制御する設定速度を変えている。運転者は自身が一般道を走行しているか、自動車専用道を走行しているかを把握しているので、吹鳴回数によって車速を把握することができる。
(第7実施形態)
次に、本開示の第7実施形態に関して説明する。本実施形態では、現在車速に応じた吹鳴と、法定速度を超過した場合の吹鳴を組み合わせる点に特徴を有する。したがって前述の第4実施形態で説明した現在車速に応じた吹鳴を継続し、法定速度を超過した際には前述の第1実施形態で説明した吹鳴を行う。
したがって法定速度を超えると、吹鳴周期が短くなるとともに、吹鳴周波数が段階的に高くなり、音圧も高くなる。これによって運転者は、法定速度を超過したかを容易に認識することができる。また運転者は、法定速度の超過分も把握しやすくなる。
本実施形態では、法定速度以下の場合には、ブザー118の吹鳴周期を制御し、法定速度を越えた場合には、吹鳴周期に加えて、吹鳴周波数および音圧を制御しているが、このような吹鳴制御に限るものではない。たとえばGDC111は、法定速度以下の場合の電子音と法定速度を超えた場合の電子音とで、ブザー118が出力する電子音の周波数、音圧、吹鳴周期およびデューティ比のうち少なくともいずれか1つ異なるようにブザー118を制御すればよい。これによって運転者は、法定速度を超過しているか否かを容易に聴別することができる。
(その他の実施形態)
以上、本開示の好ましい実施形態について説明したが、本開示は前述した実施形態に何ら制限されることなく、本開示の主旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能である。
前述の実施形態の構造は、あくまで例示であって、本開示の範囲はこれらの記載の範囲に限定されるものではない。本開示の範囲は、特許請求の範囲の記載によって示され、さらに特許請求の範囲の記載と均等の意味及び範囲内での全ての変更を含むものである。
前述の第1実施形態では、第1表示器114の異常は第1表示器用駆動IC114aによって検出しているが、他の構成によって異常を検出してもよい。たとえば第1表示器114は、画像表示部に光学センサを備え、光学センサによって表示不可の状態を検出してもよい。また車内カメラなど、第1表示器114を撮像する他の装置によって第1表示器114の異常を検出してもよい。
前述の第1実施形態では、GDC111は、ブザー118が出力する電子音の周波数および音圧を制御しているが、このような制御に限るものではない。GDC111は、電子音の周波数、音圧、吹鳴周期、デューティ比のうち少なくともいずれか1つを車速に応じて調整すればよい。たとえば吹鳴周期とデューティ比とを組み合わせる場合には、所定のデューティ比で吹鳴する吹鳴期間と吹鳴しない非吹鳴期間の吹鳴周期を制御する。
前述の第1実施形態では、表示装置としてMID110及びCID120を採用したが、さらに別の表示装置を採用してもよい。例えば、第1表示装置又は第2表示装置として、HUD(Head-Up Display)等を採用してもよい。
前述の第1実施形態において、HCU100、GDC111およびCID120の制御部によって実現されていた機能は、前述のものとは異なるハードウェアおよびソフトウェア、またはこれらの組み合わせによって実現してもよい。HCU100、GDC111およびCID120の制御部は、たとえば他の制御部装置と通信し、他の制御装置が処理の一部または全部を実行してもよい。HCU100、GDC111およびCID120の制御部が電子回路によって実現される場合、それは多数の論理回路を含むデジタル回路、またはアナログ回路によって実現することができる。
前述の第1実施形態では、車両用表示装置200は車両で用いられているが、全ての構成要素が車両に搭載された状態に限定されるものではなく、少なくとも一部が車両に搭載されていなくてもよい。
100…HCU 101…画像生成部 102…データ処理部(取得部) 103…第1通信インターフェース 104…第1入力インターフェース 105…オーディオインターフェース 106…第2信号変換IC 107…第2通信インターフェース
108…第1信号変換IC 110…MID 111…GDC(制御部) 112…第3信号変換IC 113…第3通信インターフェース 114…第1表示器(画像表示部) 114a…第1表示器用駆動IC(異常検出部) 116…不揮発性メモリ 117…ブザー用駆動回路 118…ブザー 120…CID 121…第4信号変換IC
122…MPU 123…第2表示器 123a…第2表示器用駆動IC(異常検出部) 200…車両用表示装置 202…センサ群 203…スイッチ群

Claims (9)

  1. 車両に搭載されて用いられる車両用表示装置(200)であって、
    車速を画像表示する画像表示部(114)と、
    電子音を出力するブザー(118)と、
    前記画像表示部の画像表示不可の異常を検出する異常検出部(114a,115a)と、
    前記画像表示部および前記ブザーを制御する制御部(111)と、を備え、
    前記制御部は、前記異常検出部によって前記画像表示部の異常を検出したことに基づいて、車速に応じた電子音を出力するように前記ブザーを制御する車両用表示装置。
  2. 現在位置における法定速度を取得する取得部を(102)さらに含み、
    前記制御部は、前記異常検出部によって前記画像表示部の異常を検出した場合であって、法定速度を越えた車速のとき、法定速度を越えた車速に応じた電子音を出力するように前記ブザーを制御する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 現在位置における道路種別を取得する取得部を(102)さらに含み、
    前記制御部は、前記異常検出部によって前記画像表示部の異常を検出した場合、道路種別および車速に応じた電子音を出力するように前記ブザーを制御する請求項1に記載の車両用表示装置。
  4. 前記制御部は、法定速度以下の場合の電子音と法定速度を超えた場合の電子音とで、前記ブザーが出力する電子音の周波数、音圧、吹鳴周期およびデューティ比のうち少なくともいずれか1つ異なるように前記ブザーを制御する請求項2に記載の車両用表示装置。
  5. 前記制御部は、前記ブザーが出力する電子音の周波数、音圧、吹鳴周期、デューティ比のうち少なくともいずれか1つを車速に応じて調整する請求項1~4のいずれか1つに記載の車両用表示装置。
  6. 前記制御部は、前記ブザーが出力する電子音の周波数を調整するようになっており、車速が高くなるにつれて、前記ブザーが出力する電子音の周波数を高くする請求項5に記載の車両用表示装置。
  7. 前記制御部は、前記ブザーが出力する電子音の音圧を調整するようになっており、車速が高くなるにつれて、前記ブザーが出力する電子音の音圧を大きくする請求項5に記載の車両用表示装置。
  8. 前記制御部は、前記ブザーが出力する電子音の吹鳴周期を調整するようになっており、車速が高くなるにつれて、前記ブザーが出力する電子音の吹鳴周期を小さくする請求項5に記載の車両用表示装置。
  9. 前記制御部は、前記ブザーが出力する電子音のデューティ比を調整するようになっており、車速が高くなるにつれて、前記ブザーが出力する電子音のデューティ比を小さくする請求項5に記載の車両用表示装置。
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