JP2018122728A - 車両用情報提供装置 - Google Patents

車両用情報提供装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2018122728A
JP2018122728A JP2017016397A JP2017016397A JP2018122728A JP 2018122728 A JP2018122728 A JP 2018122728A JP 2017016397 A JP2017016397 A JP 2017016397A JP 2017016397 A JP2017016397 A JP 2017016397A JP 2018122728 A JP2018122728 A JP 2018122728A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vehicle
information
control
control means
automatic driving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2017016397A
Other languages
English (en)
Inventor
田村 繁明
Shigeaki Tamura
繁明 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Seiki Co Ltd
Original Assignee
Nippon Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Seiki Co Ltd filed Critical Nippon Seiki Co Ltd
Priority to JP2017016397A priority Critical patent/JP2018122728A/ja
Publication of JP2018122728A publication Critical patent/JP2018122728A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供する。【解決手段】 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1、第2の報知手段206、309と、第1、第2の報知手段206、309を動作させる制御手段Mとを備え、制御手段Mによる制御のもと、車両の自動運転制御実施時に、車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、予定外走行行動を実行する理由Rを第2の報知手段309を用いて報知する構成とした。【選択図】図13

Description

本発明は、車両の利用者に各種情報を表示(報知)する情報表示部(報知手段)を備えた車両用情報提供装置に関するものである。
従来より、この種の車両用情報提供装置にあっては、例えば下記特許文献1に記載されているものが知られている。この特許文献1には、道路地図上における自車両の位置を検出しながら、その道路地図上に設定した目的地までの所定の経路上における車線変更の地点に係る予定の走行計画をもって道路上を自動走行する自動走行車にあって、道路地図上における自車両の位置が道路地図上に設定した車線変更の地点の所定距離手前に到ったことを判定して、自車両が次にとる走行計画に伴う車線変更を乗員に報知する手段をとり、車々間通信によって周囲を自動走行している他車両の位置の情報を受信して、自車両のマークと周囲の他車両のマークとの相対的な位置関係を自車両の画面(情報表示部)に表示する構成が開示されている。
特開平10−105885号公報
上記の特許文献1に記載の車両用情報提供装置によれば、自車両が次にとる走行計画に伴う車線変更を模擬的に事前表示するようにしているので、自動走行している自車両が不意に車線変更して乗員(車両の利用者)に不安や不快感を与えるようなことがなくなるという利点がある。
しかしながら、特許文献1に記載の車両用情報提供装置の場合、自動運転で車線変更を行う等、乗員にとって比較的理解し易い場面での情報表示の提示であるが、見通しの悪い交差点等で前方を見ていても気付かないような場面での情報表示の提示方法に関して改善の余地があった。例えば、自動運転中、他車両の飛び出しを予想して自車両が他車両との衝突を回避する回避行動をとるような場合、当該回避行動である走行行動を単に前記情報表示部に表示するだけでは、乗員が理解することが難しいことも起こり得ると考えられる。
そこで、本発明は前述した改善点に着目し、自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置の提供を目的とするものである。
本発明は、自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1の報知手段と、前記第1の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、前記制御手段による制御のもと、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする。
また本発明は、自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1、第2の報知手段と、前記第1、第2の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、前記制御手段による制御のもと、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段による制御のもと、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた次の走行行動の報知に先だって、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて前記理由を報知する構成としたことを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段による制御のもと、前記理由が前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知されてから前記予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間が所定時間を超えていないとき、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた前記理由の報知を抑止することを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段による制御のもと、前記予定外走行行動と次の走行行動とのうち、何れか一方に関連するを前記第1の報知手段を用いて報知する構成とし、他方に関連する情報を前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする。
本発明は、自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供できる。
本発明の第1実施形態による車両用情報提供装置と各種電装品との接続状態を示すブロック図。 同実施形態による第1の車両搭載機器と第2の報知手段とを示す概略図。 同実施形態による第1の車両搭載機器のブロック図。 同実施形態による第2の車両搭載機器のブロック図。 同実施形態による第2の車両搭載機器の概略図。 同実施形態による利用者の操作と飛び出し検出と制動制御のオンオフ状態を示すタイミングチャート。 同実施形態による時刻T1での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態による時刻T2での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態による時刻T3での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態による時刻T4での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 同実施形態による時刻T5での第1の情報表示部の表示内容を示す図。 本発明の第2実施形態による時刻T1での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態による時刻T2での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態による時刻T3での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態による時刻T4での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態による時刻T5での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。 同第2実施形態の変形例による時刻T4での第1、第2の情報表示部の表示内容を示す図。
(第1実施形態)以下、図1〜図11に基づいて、本発明の第1実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態を示すブロック図であり、図1中、Cは自動運転制御を実施可能な車両を示している。また、100は車両Cに搭載された車両用情報提供装置であり、車両用情報提供装置100は、第1の車両搭載機器110(ここでは車両用計器とする)と、第2の車両搭載機器120(ここではヘッドアップディスプレイ装置とする)とを備えている。
また、車両用情報提供装置100は、車内に構築される伝送媒体としての車内LAN(多重通信ライン)130を介して、自動運転制御手段140と、主に車両の走行時に目的地への経路案内を行う機能を持つナビゲーション制御手段150と、主に音楽の再生を行うオーディオ160とに接続される。
図1中、周辺監視手段170は、自車両の周辺に存在する障害物を監視、検出する装置である。具体的には、周辺監視手段170は、カメラ、レーザー、ミリ波等を利用して、自車両の前方、後方、左側方、右側方の障害物の監視、検出を行うものである。各種アクチュエータ180は、自車両の加減速を制御するためのアクセルアクチュエータ、自車両の制動を制御するためのブレーキアクチュエータ、自車両の操舵方向を制御するための操舵用電動アクチュエータ等で構成される。路車間通信手段190は、道路上に設置されたDSSS(Driving Safety Support Systems)の路側装置と無線通信を行うことで、見通しの悪い交差点等で他車両や歩行者の情報の取得を行うものである。
自動運転制御手段140は、後述する操作手段からの自動運転機能のオン情報を入手(取得)すると、ナビゲーション制御手段150と連携して、地図情報、各種交通規制情報に基づいて、車両の利用者の設定した目的地までの走行ルートを選定する。そして、周辺監視手段170と各種アクチュエータ180を用いて、選定した走行ルートに従って車両の自動運転制御を行う。なお、自動運転制御は、SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)で難易度に応じてレベル1からレベル4までの4段階に定義されており、本発明は基本的に全てのレベルに対応するものとする。
図2は、車両の運転席に着座する車両の利用者(乗員)側から、ユニット化された第1の車両搭載機器110と、この第1の車両搭載機器110とは分離した状態でユニット化された第2の車両搭載機器120(第2の車両搭載機器120に備えられる後述するコンバイナ)とを見たときの概略図を示している。
第1の車両搭載機器110は、少なくとも車両の各種状態を車両状態情報として表示する表示媒体(計器用ディスプレイ)である後述する第1の情報表示部204と、車両の走行速度を示すアナログ式の速度計111、エンジンの回転数を示すアナログ式の回転計112とを備え、速度計111、回転計112は、第1の情報表示部204の左右にそれぞれ設けられている。
速度計111は、例えば指針111aと、この指針111aが指示する目盛等の計測値表示部(図示せず)を有する速度計用文字板111bと、指針111aを回転駆動させるための駆動装置111cとから主に構成され、回転計112は、例えば指針112aと、この指針112aが指示する目盛等の計測値表示部(図示せず)を有する回転計用文字板112bと、指針112aを回転駆動させるための駆動装置112cとから主に構成される。
図3は、第1の車両搭載機器110のブロック図を示している。第1の車両搭載機器110は、車両の各種状態に関する各情報(車両状態信号)の入出力を行う第1車両情報端子(第1車両情報入力手段)210及び第1多重通信入出力端子(第1多重通信入出力手段)211と、所定の操作手段213からの操作指示信号を入力可能な操作情報端子212と、第1車両インターフェース(第1車両I/F)手段201と、第1の車両搭載機器110の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる第1の制御部202と、第1の制御部202の処理プログラムが格納されるフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリからなる第1の記憶手段203と、車両の各種状態を車両状態情報として視覚的に報知する第1の情報表示部204と車両の各種状態を車両状態情報として聴覚的に報知するスピーカ等の発音体205とからなる第1の報知手段206と、第1の情報表示部204と発音体205と各駆動装置111c、112cとの駆動制御を兼ねた第1の駆動手段207とを有している。
ここで、発音体205は、車両が自動二輪車である場合に、当該自動二輪車に搭乗する搭乗者(利用者)が装着するヘルメットに収められたヘルメットスピーカであってもよい。
また、操作手段213は、第1の車両搭載機器110の各種操作を行うための操作入力部からなり、例えば利用者の手が届くように車内の適宜箇所に設置されたカーソルボタンや決定ボタン等を含む略十字キー型の操作入力部を適用することができる。
第2の車両搭載機器120は、図4に示すように車両の各種状態に関する各情報(車両状態信号)の入出力を行う第2車両情報端子(第2車両情報入力手段)311及び第2多重通信入出力端子(第2多重通信入出力手段)312と、第2車両インターフェース(第2車両I/F)手段301と、第2の車両搭載機器120の制御を行う例えばマイクロコンピュータからなる第2の制御部302と、第2の制御部302の処理プログラムが格納されるフラッシュメモリやEEPROM等の不揮発性メモリからなる第2の記憶手段303と、液晶表示パネル304と当該液晶表示パネル304に照明光を供給する光源305とから主に構成され、後述する表示光を発する液晶表示器306と、液晶表示パネル304の駆動制御を行う第2の駆動手段307と、第2の制御部302からの光源駆動信号に基づき光源305の発光制御を行うための光源駆動回路(図示せず)と、第2の車両搭載機器120の外装ケースを構成する筐体308(図5参照)とを有している。なお、この場合、筐体308は、上側筐体H1と下側筐体H2とで構成されている。
そして、第2の制御部302による光源305の点灯制御に伴い、液晶表示パネル304から発せられる表示光Lが、上側筐体H1に設けられた透光部H3を通じて透明な板状部材(反射板)からなるコンバイナ309に投影されることで、利用者(図5中、符号E参照)は、コンバイナ309越しに風景と重畳した状態の表示像(例えば後述する音楽情報表示部を表す虚像)を視認することができる。
なお、上述した第2の車両搭載機器120は、その筐体308が車両のインストルメントパネルの内部に埋設(配設)され、前記インストルメントパネルの上側に飛び出しているコンバイナ309は、少なくとも車両の各種状態を車両状態情報(前記表示像)として虚像表示(表示)する表示媒体からなる。
ここで、第1の車両搭載機器110とコンバイナ309との位置関係については、両者は、上下に並設された位置関係となり、本例では第1の車両搭載機器110の上側(真上)にコンバイナ309が位置する構成となっている。なお、本例の場合、基本的には液晶表示器306とコンバイナ309とで第2の情報表示部310が構成されているものとするが、以下の説明では便宜上、第2の報知手段である第2の情報表示部310がコンバイナ309単体を指すような説明となっている箇所もある。
また、本例の場合、第1の制御部202と第2の制御部302とで制御手段Mが構成されているものとし、当該制御手段Mは、第1の情報表示部204並びに第2の情報表示部310(液晶表示器306)の表示制御を行うものである。
次に、図6〜図11を用いて、車両の自動運転制御中の車両状態情報を第1の情報表示部204、発音体205を利用して報知する際の制御手段Mの処理動作について説明する。なお、このとき、コンバイナ309を利用した情報の表示は行われない。
制御手段Mは、図6に示す時刻T1において、車両の利用者が操作手段213(例えば操作手段213に備えられる図示しない自動運転作動スイッチ)をオン操作することにより操作手段213から出力される操作指示信号(ここでは自動運転制御が作動していることを示す自動運転作動信号とする)を受信(取得)する。この自動運転作動信号は、車内LAN130を介して自動運転制御手段140へと伝送され、自動運転制御手段140による制御のもと、車両の自動運転制御が開始される。つまり、このとき、車両は自動運転制御が停止している自動運転停止状態から自動運転制御が作動している自動運転作動状態へと変化する。
そして、このように自動運転制御が開始されると、制御手段Mは、第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転関連情報(前記自動運転作動信号)とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信(検出)する。
すると、制御手段Mは、この自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図7に示すような第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記ように自動運転停止状態から自動運転作動状態へと変化することに伴い(つまり自動運転関連情報を検出すると)、目的地までの経路を案内するための経路案内情報であるナビゲーション情報(地図画像)400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204の表示制御を行う。
ナビゲーション情報400は、例えば自動運転中の自車両を模式的に示す自車両マークAと、自車両の進行方向を示す矢印画像401と、交差点名画像402と、目的地までの所要時間を示す時間画像403とを含むように構成されている。
なお、ナビゲーション情報400に地図画像を表示させるにあたって、自動運転制御手段140は、ナビゲーション制御手段150に対し、目的地までの地図画像の出力を指示する。そして、ナビゲーション制御手段150は、車内LAN130を介して地図画像を第1の車両搭載機器110に伝送するものとする。ここで、この地図画像の伝送は、車内LAN130を用いるものに限定されるものではなく、例えば第1の車両搭載機器110とナビゲーション制御手段150との間に地図画像伝送用の専用の伝送ラインを設けてもよい。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T2において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両の飛び出し情報を受信(検出)する。自動運転制御手段140は、見通しの悪い交差点(ここでは図7中、符号402で示す駅前交差点とする)で、自車両がこれから通過しようとする駅前交差点に設置された駅前信号機が青信号にもかかわらず、道路上に設置された前記路側装置から他車両の飛び出し情報を受信して、制御手段Mへ他車両の飛び出し情報を送信する飛び出し情報送信処理を実行する。つまり、前記路側装置は、他車両が駅前交差点にさしかかってもアクセルペダルを踏み続けているため、前記駅前信号機の赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報に基づいて、図8に示すような第2の表示モードM2に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示され、且つ、(当該第2の表示モードM2の表示情報に対応する)聴覚情報が発音体205から吹鳴されるようにるように第1の報知手段206を動作させる制御を行う。
具体的には、このとき、制御手段Mによる制御のもと、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば後述するように他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する理由Rを第1の報知手段206を用いて報知(情報提示)する構成としている。
例えば、第1の報知手段206の第1の情報表示部204に表示される予定外走行行動を実行する理由Rには、図8に示すように「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告メッセージを採用することができる。
また、このとき、当該警告メッセージの表示と同時に「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告音声(聴覚情報)が発音体205から吹鳴される。警告メッセージと警告音声とを併用することで、車両の利用者に対して、注意喚起をより高めることができるという利点がある。なお、本例では、警告メッセージと警告音声との双方で利用者に報知する構成としているが、本発明はこれに限定されるものではなく、警告メッセージのみまたは警告音声のみで報知する構成としてもよい。要は、第1の情報表示部204に表示される警告メッセージのみで利用者に報知する構成でもよいし、場合によっては発音体205から吹鳴される警告音声のみで利用者に報知する構成でもよい。
なお、制御手段Mは、時刻T2において自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報と一緒に、理由Rが第1の報知手段206を用いて報知されてから予定走行行動とは異なる予定外走行行動(他車両との衝突を回避するための回避動作)を実行するまでに要する後述する第1の所要時間(所要時間)も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、前記第1の所要時間が所定時間を超えていないとき、第1の報知手段206を用いた理由Rの報知を抑止(省略)することも可能である。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T3(時刻T2から第1の所要時間C1の経過後)において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両との衝突回避情報を受信(取得)する。ここで、自動運転制御手段140は、時刻T2から第1の所要時間C1が経過したにもかかわらず、道路上に設置された前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の他車両との衝突回避情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両が継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両との衝突回避情報に基づいて図9に示すような第3の表示モードM3に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動とは異なる予定外走行行動として「他車両との衝突を回避します」なる文字メッセージからなる走行支援情報410が第1の情報表示部204に表示されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「他車両との衝突を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T4(時刻T3からさらに第2の所要時間C2の経過後)において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の制動制御情報を受信(検出)する。ここで、自動運転制御手段140は、時刻T3から第2の所要時間C2が経過したにもかかわらず、前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の制動制御情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両がさらに継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの自車両の制動制御情報に基づいて図10に示すような第4の表示モードM4に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、次の走行行動として「自動ブレーキ」なる文字メッセージからなる走行支援情報420が第1の情報表示部204に表示されるにように、第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッピッピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205(第1の報知手段206)を動作させる制御を行う。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T5において、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転関連情報(前記自動運転作動信号)とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信(検出)する。そして、自動運転制御手段140は、前記路側装置からの他車両の飛び出し情報の受信は無くなるため(つまり前記赤信号を見落とした他車両が前記駅前交差点を通過したため)、自動運転中の自車両は予定していた予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、この自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて11に示すような第1の表示モードM1に対応する表示情報が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記のように予定していた予定走行行動(自動運転作動状態)を再び実行することに伴い、目的地までの経路を案内するために表示される経路案内情報としてのナビゲーション情報(地図画像)400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。
ナビゲーション情報400は、例えば自車両マークAと、駅前交差点を通過した他車両を模式的に示す他車両マークBと、矢印画像401と、交差点名画像402と、時間画像403とを含むように構成されている。
以上のように本実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、予定外走行行動を実行する理由Rを第1の報知手段206を用いて報知する構成としたものである。
従って、利用者は予定外走行行動(つまり他車両との衝突を回避する回避行動)を実行する理由R(例えば「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告メッセージ)を、予定外走行行動(つまり前記回避行動)の実行時にて第1の情報表示部204に走行支援情報410が表示される前段階で把握することができる。よって、本発明によれば、自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。
また本実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、第1の報知手段206を用いた予定外走行行動(前記回避行動)の報知(「他車両との衝突を回避します」なる前記文字メッセージ)に先だって、第1の報知手段206を用いて理由Rを報知する構成としたことにより、前記警告メッセージ(または前記警告音声)によって予定外走行行動をとる理由Rを事前に報知することで、利用者は予定外走行行動に対する心構え(予測)ができ、利用者の不安が軽減されるという利点がある。
また本実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、理由Rが第1の報知手段206を用いて報知されてから予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間C1が前記所定時間を超えていないとき、第1の報知手段206を用いた理由Rの報知を抑止することにより、利用者の時間的な余裕が小さい場合には、理由Rの報知が抑止されることになり、ヒューマン・マシン・インターフェイスの向上した車両用情報提供装置を提供することができる。
(第2実施形態)次に、本発明の第2実施形態を図6、図12〜図16に基づいて説明するが、前述の第1実施形態と同一もしくは相当個所には同一の符号を用いてその詳細な説明は省略する。この第2実施形態では、車両の自動運転制御中において、予定外走行行動を実行する理由Rが第1の報知手段206ではなく、第2の報知手段としてのコンバイナ309に虚像表示される構成としている。
以下、図6〜図12〜図16を用いて、車両の自動運転制御中の車両状態情報を第1の報知手段206とコンバイナ309とを利用して報知する際の制御手段Mの処理動作について説明する。
制御手段Mは、図6に示す時刻T1において、利用者が操作手段213(前記自動運転作動スイッチ)をオン操作することにより操作手段213から出力される前記自動運転作動信号を受信する。この自動運転作動信号は、車内LAN130を介して自動運転制御手段140へと伝送され、自動運転制御手段140による制御のもと、車両の自動運転制御が開始される。
自動運転制御が開始されると、制御手段Mは、第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転作動信号とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報を受信する。
すると、制御手段Mは、当該自動運転作動信号と当該経路案内情報に基づいて図12に示すような第5の表示モードM5に対応する表示情報(ここでの表示情報とは前記第1実施形態における時刻T1の場合と同様に自車両マークAと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むナビゲーション情報400であるものとする)が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を表示動作させる制御を行う。
また、このとき、制御手段Mによる制御のもと、オーディオ160から利用者の好みの音楽情報を取得するとともに第2の駆動手段307を介して液晶表示器306が駆動し、液晶表示パネル304からは音楽情報用表示光からなる表示光Lが発せられ、コンバイナ309(第2の情報表示部310)には、図12に示すように音楽情報表示部500が表示(虚像表示)される。
ここでの音楽情報表示部500としては、例えばアーティスト名表示501と、曲名表示502とで構成される。なお、このとき、前記音楽情報に対応した聴覚情報(例えばアーティストの歌声)はオーディオ160に搭載された図示しないスピーカから吹鳴される。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T2において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両の飛び出し情報を受信する。ここで、自動運転制御手段140は、前記第1実施形態の場合と同様に前記飛び出し情報送信処理を実行する。つまり、前記路側装置は、他車両が駅前交差点にさしかかってもアクセルペダルを踏み続けているため、前記駅前信号機の前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とに基づいて、図13に示すような第6の表示モードM6に対応する表示情報が第1、第2の情報表示部204、310に表示されるようにるように第1、第2の情報表示部204、310を表示動作させる制御を行う。
具体的には、このとき、制御手段Mによる制御のもと、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、当該予定外走行行動を実行する理由Rを第2の報知手段としての第2の情報表示部310を用いて報知する構成としている。
例えば、第2の情報表示部310に表示される予定外走行行動を実行する理由Rには、図13に示すように「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる虚像警告メッセージを採用することができる。
また、このとき、制御手段Mは、自車両マークAと前記駅前交差点をこれから通過しようとしている他車両を模式的に示す他車両マークBと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むように構成されたナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように第1の情報表示部204を表示動作させる制御を行う。
さらに、この時刻T2では、虚像警告メッセージの表示と同時に「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる警告音声(聴覚情報)が発音体205から吹鳴される。虚像警告メッセージと警告音声とを併用することで、車両の利用者に対して、注意喚起をより高めることができるという利点がある。なお、本第2実施形態では、虚像警告メッセージと警告音声との双方で利用者に報知する構成としているが、虚像警告メッセージのみまたは警告音声のみで報知する構成としてもよい。要は、第2の情報表示部310に表示される虚像警告メッセージのみで利用者に報知する構成でもよいし、場合によっては発音体205から吹鳴される警告音声のみで利用者に報知する構成でもよい。
なお、制御手段Mは、時刻T2において自動運転制御手段140から他車両の飛び出し情報と一緒に、理由Rが第2の情報表示部310を用いて報知されてから予定走行行動とは異なる予定外走行行動(他車両との衝突を回避するための回避動作)を実行するまでに要する第1の所要時間(所要時間)C1も受信する。そして、制御手段Mによる制御のもと、第1の所要時間C1が前記所定時間を超えていないとき、第2の情報表示部310を用いた理由Rの報知を抑止することも可能である。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T3(時刻T2から第1の所要時間C1の経過後)において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、他車両との衝突回避情報を受信する。つまり、前記第1実施形態と同様に、前記路側装置は、他車両が継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの他車両の飛び出し情報とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とに基づいて、図14に示すような第7の表示モードM7に対応する表示情報が第1、第2の情報表示部204、310に表示されるようにるように第1、第2の情報表示部204、310を表示動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動とは異なる予定外走行行動として「他車両との衝突を回避します」なる虚像文字メッセージからなる走行支援情報510が第2の情報表示部310に表示されるにように、第2の情報表示部310を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「他車両との衝突を回避します」なる音声メッセージも吹鳴されるように発音体205を動作させる制御を行う。なお、この時刻T3において、第1の情報表示部204に表示される情報は時刻T2(図13参照)のときと同じである。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T4(時刻T3からさらに第2の所要時間C2の経過後)において、自動運転制御手段140から(車内LAN130を介して)、自車両の制動制御情報を受信する。ここで、自動運転制御手段140は、時刻T3から第2の所要時間C2が経過したにもかかわらず、前記路側装置から継続して他車両の飛び出し情報を受信しているため、自車両の制動制御情報を制御手段Mへ送信する。つまり、前記路側装置は、他車両がさらに継続してアクセルペダルを踏み続けているため、前記赤信号を見落としていると判断して、自車両へ他車両の飛び出し情報を送信する。
すると、制御手段Mは、自動運転制御手段140からの自車両の制動制御情報とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とに基づいて、図15に示すような第8の表示モードM8に対応する表示情報が第1、第2の情報表示部204、310に表示されるようにるように第1、第2の情報表示部204、310を表示動作させる制御を行う。
制御手段Mは、予定走行行動とは異なる予定外走行行動として「自動ブレーキ」なる虚像文字メッセージからなる走行支援情報520が第2の情報表示部310に表示されるにように、第2の情報表示部310を動作させる。また、このとき、制御手段Mは、発音体205から「ピッピッピッ」なる警報音も吹鳴されるように発音体205を動作させる制御を行う。なお、この時刻T4において、第1の情報表示部204に表示される情報は時刻T2(図13参照)及び時刻T3(図14参照)のときと同じである。
次に、制御手段Mは、図6に示す時刻T5において、再び第1多重通信入出力手段211(あるいは第1車両情報端子210)を介して車両状態信号として、自動運転制御手段140からの自動運転関連情報(前記自動運転作動信号)とナビゲーション制御手段150からの自動運転中の経路案内情報とを受信する。そして、自動運転制御手段140は、前記路側装置からの他車両の飛び出し情報の受信は無くなるため(つまり前記赤信号を見落とした他車両が前記駅前交差点を通過したため)、自動運転中の自車両は予定走行行動を再び実行する。
すると、制御手段Mは、この自動運転作動信号と経路案内情報とに基づいて図16に示すような第5の表示モードM5に対応する表示情報が第1、第2の情報表示部204、310に表示されるように第1、第2の情報表示部204、310を表示動作させる制御を行う。
制御手段Mは、上記のように予定走行行動(自動運転作動状態)を再び実行することに伴い、前記第1実施形態における時刻T5の場合と同様に自車両マークAと他車両マークBと矢印画像401と交差点名画像402と時間画像403とを含むナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示されるように、第1の情報表示部204を動作させる制御を行う。また、このとき、制御手段Mによる制御のもと、第2の情報表示部310には、第5の表示モードM5の場合と同様に音楽情報表示部500が虚像表示される。
以上のように、この第2実施形態によれば、制御手段Mによる制御のもと、車両(自車両)の自動運転制御実施時に、車両(自車両)の走行行動として予定していた予定走行行動(例えば駅前交差点を直進する走行行動)とは異なる予定外走行行動(例えば他車両との衝突を回避する回避行動)を実行するとき、予定外走行行動を実行する理由Rを第2の報知手段である第2の情報表示部310を用いて報知する構成としたものである。
従って、利用者は予定外走行行動(つまり他車両との衝突を回避する回避行動)を実行する理由R(例えば「他車両の飛び出しに注意。衝突のおそれあり。」なる虚像警告メッセージ)を、予定外走行行動(つまり当該回避行動)の実行時にて第2の情報表示部310に走行支援情報510が表示される前段階で把握することができる。よって、自動運転中の走行行動をより分かり易い形で利用者へ提示することで、ヒューマン・マシン・インターフェイスを向上させることが可能な車両用情報提供装置を提供することができる。また、第2の情報表示部310に理由Rを表示するので、利用者は視線をあまりそらさずに理由Rを視認することができ、視認性が向上するという利点もある。
また本第2実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、第2の情報表示部310を用いた予定外走行行動(前記回避行動)の報知(「他車両との衝突を回避します」なる前記虚像文字メッセージ)に先だって、第2の情報表示部310を用いて理由Rを報知する構成としたことにより、前記虚像警告メッセージによって予定外走行行動をとる理由Rを事前に報知することで、利用者は予定外走行行動に対する心構えができ、利用者の不安が軽減されるという利点がある。
また本第2実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、理由Rが第2の情報表示部310を用いて報知されてから予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間C1が前記所定時間を超えていないとき、第2の情報表示部310を用いた理由Rの報知を抑止することにより、利用者の時間的な余裕が小さい場合には、理由Rの報知が抑止されることになり、ヒューマン・マシン・インターフェイスの向上した車両用情報提供装置を提供することができる。
また本第2実施形態では、制御手段Mによる制御のもと、第1の情報表示部204にはナビゲーション情報400が継続して表示されることから、利用者は見通しの悪い交差点において、他車両の動きを第1の情報表示部204によって視認することが可能となり、ヒューマン・マシン・インターフェイスが向上する。
なお、この第2実施形態では、時刻T4において、第1の情報表示部204にはナビゲーション情報400が表示され、第2の情報表示部310には走行支援情報520(つまり「自動ブレーキ」なる虚像文字メッセージ)が表示されるものであったが、例えば、本第2実施形態の変形例として図17に示すように時刻T4において、第1の情報表示部204に上記の走行支援情報520を表示させ、第2の情報表示部310にはそれまで(時刻T3にて)第2の情報表示部310に表示されていた走行支援情報510(つまり「他車両との衝突を回避します」なる虚像文字メッセージ)を継続して表示する構成であってもよい。また、このとき、制御手段Mによる制御のもと、発音体205からは「ピッピッピッ」なる警報音も吹鳴される。
つまり、このことは、制御手段Mによる制御のもと、予定外走行行動(他車両との衝突を回避する回避行動)と次の走行行動(自動ブレーキを実施する走行行動)とのうち、何れか一方(例えば自動ブレーキ)に関する情報を第1の情報表示部204を用いて報知する構成とし、他方(例えば回避行動)に関する情報を第2の情報表示部310を用いて報知する構成としてもよいことを意味している。
このような構成によれば、利用者は回避行動(予定外走行行動)に関する情報とブレーキ(次の走行行動)に関する情報とを2つの情報表示部204、310を利用して同時に視認することができ、ヒューマン・マシン・インターフェイスが向上するという利点がある。また、図17では第1の情報表示部204に自動ブレーキに関する情報(走行支援情報520)を表示し、第2の情報表示部310に回避行動に関する情報(走行支援情報510)を表示したが、これとは逆に第1の情報表示部204に回避行動に関する情報を表示し、第2の情報表示部310に自動ブレーキに関する情報を表示してもよい。
なお、本発明は、上述の実施形態及び図面によって限定されるものではない。本発明の要旨を変更しない範囲で、適宜、実施形態及び図面に変更(構成要素の削除も含む)を加えることが可能である。
例えば、上述した第2実施形態では、時刻T1、T5において、ナビゲーション情報400が第1の情報表示部204に表示され、音楽情報表示部500が第2の情報表示部310に表示されたものであったが、これとは逆にナビゲーション情報400を第2の情報表示部310に表示し、音楽情報表示部500を第1の情報表示部204に表示してもよい。
また、同様にして、第2実施形態での時刻T2において、ナビゲーション情報400を第2の情報表示部310に表示し、理由Rを第1の情報表示部204(第1の報知手段206)を用いて報知する構成としてもよいし、第2実施形態での時刻T3、T4において、ナビゲーション情報400を第2の情報表示部310に表示し、走行支援情報510、520を第1の情報表示部204に表示してもよい。
つまり、このことは、制御手段Mによる制御のもと、第1の情報表示部204を用いた予定外走行行動(前記回避行動)の報知(「他車両との衝突を回避します」なる走行支援情報510の表示)に先だって、第1の情報表示部204を用いて理由Rを報知する構成でもよく、さらには制御手段Mによる制御のもと、理由Rが第1の情報表示部204を用いて報知されてから予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間C1が前記所定時間を超えていないとき、第1の情報表示部204を用いた理由Rの報知を抑止する構成でもよいことを意味している。
本発明は、各種情報を表示する2つの車両搭載機器を備えた車両用情報提供装置に関し、2つの車両搭載機器のうち少なくとも一方の車両搭載機器は、車両情報を表示する車両用メータ(車両用計器)のみならず、車両に搭載されるナビゲーション装置やマルチディスプレイ装置等にも適用可能である。
100 車両用情報提供装置
110 第1の車両搭載機器
120 第2の車両搭載機器
130 車内LAN(伝送媒体)
140 自動運転制御装置
202 第1の制御部
204 第1の情報表示部
205 発音体
206 第1の報知手段
302 第2の制御部
306 液晶表示器
309 コンバイナ
310 第2の情報表示部(第2の報知手段)
400 ナビゲーション情報
500 音楽情報表示部
410、420、510、520 走行支援情報
M 制御手段
R 理由

Claims (5)

  1. 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1の報知手段と、前記第1の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、
    前記制御手段による制御のもと、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする車両用情報提供装置。
  2. 自動運転制御を実施可能な車両に搭載され、前記車両の各種状態を車両状態情報として報知する第1、第2の報知手段と、前記第1、第2の報知手段を動作させる制御手段とを備えた車両用情報提供装置において、
    前記制御手段による制御のもと、前記車両の自動運転制御実施時に、前記車両の走行行動として予定していた予定走行行動とは異なる予定外走行行動を実行するとき、前記予定外走行行動を実行する理由を前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする車両用情報提供装置。
  3. 前記制御手段による制御のもと、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた次の走行行動の報知に先だって、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて前記理由を報知する構成としたことを特徴とする請求項1または請求項2記載の車両用情報提供装置。
  4. 前記制御手段による制御のもと、前記理由が前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いて報知されてから前記予定外走行行動を実行するまでに要する所要時間が所定時間を超えていないとき、前記第1の報知手段もしくは前記第2の報知手段を用いた前記理由の報知を抑止することを特徴とする請求項3記載の車両用情報提供装置。
  5. 前記制御手段による制御のもと、前記予定外走行行動と次の走行行動とのうち、何れか一方に関連する情報を前記第1の報知手段を用いて報知する構成とし、他方に関連する情報を前記第2の報知手段を用いて報知する構成としたことを特徴とする請求項2記載の車両用情報提供装置。
JP2017016397A 2017-02-01 2017-02-01 車両用情報提供装置 Pending JP2018122728A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016397A JP2018122728A (ja) 2017-02-01 2017-02-01 車両用情報提供装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017016397A JP2018122728A (ja) 2017-02-01 2017-02-01 車両用情報提供装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2018122728A true JP2018122728A (ja) 2018-08-09

Family

ID=63110866

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017016397A Pending JP2018122728A (ja) 2017-02-01 2017-02-01 車両用情報提供装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2018122728A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020029221A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本精機株式会社 表示装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2020029221A (ja) * 2018-08-24 2020-02-27 日本精機株式会社 表示装置
JP7147370B2 (ja) 2018-08-24 2022-10-05 日本精機株式会社 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11492017B2 (en) Information presentation device and information presentation method
JP6447481B2 (ja) 起動提案装置及び起動提案方法
US7382240B2 (en) Warning device in a vehicle
JP5278292B2 (ja) 情報提示装置
CN109791054B (zh) 信息输出控制装置及信息输出控制方法
WO2017169026A1 (ja) 運転支援装置、自動運転制御装置、車両、運転支援方法およびプログラム
WO2015162764A1 (ja) 車載情報機器および車載情報機器の機能制限方法
US11021103B2 (en) Method for enriching a field of view of a driver of a transportation vehicle with additional information, device for use in an observer transportation vehicle, device for use in an object, and transportation vehicle
JP2005199875A (ja) 車両用情報提供装置
JP2017045448A (ja) 誤った走行方向で走行中の車両について警告する方法及びシステム
JP2007155602A (ja) カーナビゲーションシステム
JP2017166913A (ja) 表示制御装置及び表示制御方法
JP2017178266A (ja) 運転支援装置および運転支援方法、自動運転制御装置、車両、プログラム
JP2021172097A (ja) 車両制御システム
JP2016125853A (ja) ナビゲーション装置、ナビゲーション方法及びプログラム
JP2004355055A (ja) 車載用電子機器及びナビゲーション方法
JP2007115079A (ja) 運転支援装置
JP2018122728A (ja) 車両用情報提供装置
JP5281421B2 (ja) 車載システム
JP2018187984A (ja) 自動運転時情報伝達方法および車載情報提示装置
WO2016157814A1 (ja) 起動提案装置及び起動提案方法
JP2019006365A (ja) 車両用表示装置
JP5633499B2 (ja) 運転支援装置
JP2019525340A (ja) 車両のために逆走状況を警告するための方法、装置、およびシステム
JP2009169770A (ja) 交通信号制御システム、車載装置