JP5820938B1 - テンショナ装置 - Google Patents

テンショナ装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5820938B1
JP5820938B1 JP2015007725A JP2015007725A JP5820938B1 JP 5820938 B1 JP5820938 B1 JP 5820938B1 JP 2015007725 A JP2015007725 A JP 2015007725A JP 2015007725 A JP2015007725 A JP 2015007725A JP 5820938 B1 JP5820938 B1 JP 5820938B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
screw shaft
casing
screw
rear end
nut
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015007725A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2016133164A (ja
Inventor
惠嗣 片山
惠嗣 片山
Original Assignee
片山チエン株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 片山チエン株式会社 filed Critical 片山チエン株式会社
Priority to JP2015007725A priority Critical patent/JP5820938B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5820938B1 publication Critical patent/JP5820938B1/ja
Publication of JP2016133164A publication Critical patent/JP2016133164A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Devices For Conveying Motion By Means Of Endless Flexible Members (AREA)

Abstract

【課題】当接部材に付勢力が作用しないように付勢手段をロックするネジ軸がフレームに支障しないようにし、付勢力が作用しない収納状態のネジ軸を緩めてロックを解除し使用状態にした後、ネジ軸の脱落や再度の収納状態へのロックを容易にする。【解決手段】チェーンCに当接する当接部材12と、当接部材12をスライド自在に保持するケーシング13と、当接部材12を付勢する付勢手段16と、ケーシング13の後端部13aに設けた孔13cからケーシング13内へ挿通されたネジ軸14と、ネジ軸14のネジ部14cがネジ合うことで付勢手段16をロックするナット部18と、後端部13aの孔13cに設けられネジ軸14の頭部14aに対応する座繰り部13dを備えたテンショナ装置とした。ナット部18から離脱した状態のネジ部14cがネジ合う係止部11と、ネジ部14cをネジ込む際にナット部18が回転することを防止する供回り防止手段18b,19bを備えた。【選択図】図1

Description

この発明は、複数のスプロケットの間に掛け渡されて、そのスプロケット間で回転力を伝達するチェーンの張力を調整するテンショナ装置に関するものである。
各種の産業機械、輸送機械、その他装置等において、複数のスプロケットの間に無端状のチェーンを架け渡し、そのチェーンを通じて回転力を伝達する動力伝達機構が採用される。
この種の動力伝達機構では、チェーンは、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に架け渡され、各スプロケットの歯に噛み合いながらその相互間で回転を伝達している。チェーンは、使用される機械類の用途に応じて、ブッシュチェーン、サイレントチェーン、ローラチェーン等、種々の形態のものが採用される。
ところで、チェーンの弛みが大きすぎると、回転の伝達が不安定になるほか、場合によってはチェーンの脱落にも繋がる。そこで、スプロケット間の適宜の位置に、チェーンの張力を調整するためのテンショナ装置が設置される。
テンショナ装置は、通常、チェーンの弛みが生じやすい部分に設けられ、例えば、特許文献1に記載のように、チェーンに当接する円弧状の当たり面を有する当接部材を備えたものが一般的である。
さらに、図7に示すテンショナ装置1も公知である。このテンショナ装置1は、特許文献2に示すものであり、チェーンCに当接する当接部材2と、その当接部材2を保持するケーシング3、当接部材2をチェーンCに向かって付勢するバネからなる付勢手段6を備えている。ケーシング3は使用する機械類のフレームに固定され、当接部材2が付勢手段6によってチェーンCに向かって押圧されることで、チェーンCの弛みが除去されて、張力が適正に維持されるようになっている。
特開平5−215189号公報 片山チエン株式会社ホームページ(URL:http://www.kana.co.jp/news/6714/)
上記図7に記載のテンショナ装置1によれば、当接部材2に対して付勢手段6から付勢力が作用した状態(以下、使用状態という)と、付勢力が作用しない状態(以下、収納状態という)とに切り替えることが可能である。収納状態では、ケーシング3の後端から差し込まれたネジ軸4の先端が、当接部材2側に設けられたナット部8にネジ込まれて、付勢手段6のバネを縮めた状態にロックし、当接部材2に付勢力が作用しないようにされている。このため、装置全体の大きさがコンパクトに抑えられ、且つ、当接部材2が飛び出さない安全な状態で輸送や保管ができるようになっている。
テンショナ装置1の販売時や輸送時、使用前等は、当接部材2は収納状態に設定する。また、テンショナ装置1を使用箇所に設置する際は、ネジ軸4を緩めてナット部8から切り離してロックを解除し、当接部材2に付勢手段6からの付勢力が作用した使用状態に設定する。
しかし、上記図7のテンショナ装置では、以下の(1)〜(3)のような問題がある。
(1)ネジ軸4の頭部4aが、ケーシング3の後端部3aの外面から突出しているため、その突出した側の面(ケーシング3の後端側の面)を、装置のフレーム上に載置して固定できない。このため、ネジ軸4の頭部4aを避けた専用のフレームが必要である。ケーシング3の後端部3aの外面は、フラット面であることが望ましい。
(2)収納状態からネジ軸4を緩めてナット部8から切り離して使用状態にすると、再度ネジ軸4をネジ込んでも、ナット部8が共回りしたりケーシング3内で移動していたりして、ネジ軸4のネジ部4cがナット部8にうまくネジ込まれない。このため、再度の収納状態への復帰が困難である。
(3)収納状態からネジ軸4を緩めてナット部8から切り離して使用状態にすると、ネジ軸4がケーシング3から抜け出て脱落してしまう。この脱落を防止するため、ケーシング3の後端部3aの孔3cに、ネジ軸4のネジ部4cがネジ合う雌ネジを設けることも可能である。しかし、後端部3aの部材は通常は薄い板材であるため、この場合、ネジ軸4の頭部4aのすぐ近傍に雄ネジを形成する必要が生じる。通常のネジ軸4は頭部4a近傍にはネジが切られていないため、特殊なネジ軸4が必要である。特殊なネジ軸4を用いるのは、コスト高の原因となる。また、通常のネジ軸4でも対応できるよう、後端部3aの部材を厚くして雌ネジの長さを長く確保することは、装置の重量増、コスト高につながる。
そこで、この発明の課題は、テンショナ装置の当接部材に付勢力が作用しないように付勢手段をロックするネジ軸が、そのテンショナ装置を使用する機械類のフレームに支障しないようにすることを第一の課題とし、付勢力が作用しない収納状態のネジ軸を緩めてロックを解除し使用状態にした後、ネジ軸の脱落や再度の収納状態へのロックを容易にすることを第二の課題とする。
上記の課題を解決するために、この発明は、その先端がチェーンに当接する当接部材と、前記当接部材を一方向に沿ってスライド自在に保持するケーシングと、前記当接部材を前記ケーシングに対して一方向に沿って先端側へ付勢する付勢手段と、前記ケーシングの後端部に設けた孔と、前記孔から前記ケーシング内へ挿通されたネジ軸と、前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことで前記当接部材に付勢力が作用しないように前記付勢手段をロックするナット部と、前記ケーシングの後端部の孔に設けられ前記ネジ軸の頭部に対応する座繰り部と、を備え、その座繰り部によって前記ネジ軸の頭部が前記ケーシングの後端部の外面から突出しないようにしたテンショナ装置を採用した。
また、他の手段として、この発明は、その先端がチェーンに当接する当接部材と、前記当接部材を一方向に沿ってスライド自在に保持するケーシングと、前記当接部材を前記ケーシングに対して一方向に沿って先端側へ付勢する付勢手段と、前記ケーシングの後端部に設けた孔と、前記孔から前記ケーシング内へ挿通されたネジ軸と、前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことで前記当接部材に付勢力が作用しないように前記付勢手段をロックするナット部と、前記後端部と前記ナット部との間に設けられ前記ナット部から離脱した状態の前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことが可能な係止部とを備えたテンショナ装置を採用した。
さらに、他の手段として、この発明は、その先端がチェーンに当接する当接部材と、前記当接部材を一方向に沿ってスライド自在に保持するケーシングと、前記当接部材を前記ケーシングに対して一方向に沿って先端側へ付勢する付勢手段と、前記ケーシングの後端部に設けた孔と、前記孔から前記ケーシング内へ挿通されたネジ軸と、前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことで前記当接部材に付勢力が作用しないように前記付勢手段をロックするナット部と、前記ナット部に前記ネジ軸のネジ部をネジ込む際に前記ナット部が回転することを防止する供回り防止手段を備えたテンショナ装置を採用した。
上記3つの手段をそれぞれ単独で備えたテンショナ装置とすることもできるし、その3つの手段の中から任意の2つを選択的に、又は、3つを全て備えたテンショナ装置とすることもできる。
すなわち、前記後端部と前記ナット部との間に設けられ前記ナット部から離脱した状態の前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことが可能な係止部と、前記ケーシングの後端部の孔に、前記ネジ軸の頭部に対応する座繰り部を備え、その座繰り部によって前記ネジ軸の頭部が前記ケーシングの後端部の外面から突出しないようにしたテンショナ装置を採用することができる。
あるいは、前記ナット部に前記ネジ軸のネジ部をネジ込む際に前記ナット部が回転することを防止する供回り防止手段と、前記ケーシングの後端部の孔に、前記ネジ軸の頭部に対応する座繰り部を備え、その座繰り部によって前記ネジ軸の頭部が前記ケーシングの後端部の外面から突出しないようにしたテンショナ装置を採用することができる。
さらには、前記後端部と前記ナット部との間に設けられ前記ナット部から離脱した状態の前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことが可能な係止部と、前記ナット部に前記ネジ軸のネジ部をネジ込む際に前記ナット部が回転することを防止する供回り防止手段とを備えたテンショナ装置を採用することができる。
また、前記後端部と前記ナット部との間に設けられ前記ナット部から離脱した状態の前記ネジ軸のネジ部がネジ合うことが可能な係止部と、前記ナット部に前記ネジ軸のネジ部をネジ込む際に前記ナット部が回転することを防止する供回り防止手段と、前記ケーシングの後端部の孔に、前記ネジ軸の頭部に対応する座繰り部を備え、その座繰り部によって前記ネジ軸の頭部が前記ケーシングの後端部の外面から突出しないようにしたテンショナ装置を採用することができる。
この発明の課題は、テンショナ装置の当接部材に付勢力が作用しないように付勢手段をロックするネジ軸が、そのテンショナ装置を使用する機械類のフレームに支障しないようにでき、また、付勢力が作用しない収納状態のネジ軸を緩めてロックを解除し使用状態にした後、ネジ軸の脱落や再度の収納状態へのロックを容易にすることができる。
一実施形態の使用状態を示す正面断面図 収納状態を示し、(a)は正面断面図、(b)は右側面断面図 同実施形態の分解斜視図 (a)は当接部材とスライド部材の分解斜視図、(b)はスライド部材の正面断面図、(c)は(b)の平面図、(d)は(b)の右側面断面図 (a)はケーシングの斜視図、(b)は平面図、(c)は(b)の正面断面図、(d)は(c)の右側面断面図 (a)(b)はガイド部材の斜視図、(c)は正面断面図 従来例の断面図
この発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。この実施形態は、駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に架け渡された無端状チェーンの弛みを抑制し、張力を適正に調整するテンショナ装置10である。
チェーンCは、各スプロケットの歯に噛み合いながらその相互間で回転を伝達している。テンショナ装置10は、スプロケット間の適宜の位置、通常は、チェーンCの弛みが生じやすい戻り側(駆動スプロケットとその下流側の従動スプロケットとの間)の部分に設置される。この実施形態のチェーンCはローラチェーンであるが、チェーンCの種別は、使用される機械類の用途に応じて種々のものを採用することができる。
テンショナ装置10の構成は、図1〜図3に示すように、チェーンCに当接する当接部材12を備える。当接部材12は、その先端にチェーンCに当接する円弧状の当たり面2aを有する当接部材本体12dと、その当接部材本体12dの背面12b側にスライド部材19を備える。スライド部材19は、図4に示すように、背面12bに設けたビス孔12cに固定用ネジ17がネジ込まれて、当接部材本体12dに一体に固定されている。
スライド部材19は、内部に円筒状の収容空間19aを有する直方体状の部材である。この実施形態では、3つの収容空間19aを並列して備えるが、収容空間19aの数は自由に設定できる。また、その断面形状は円形には限定されず、後述の付勢手段16やガイド部材15を適切に収容できる限りにおいて、他の断面形状、例えば、矩形や多角形状の断面を有する収容空間19aとしてもよい。
収容空間19aは、直方体状のスライド部材19の後端側の端面に開口し、スライド部材19の先端側へ伸びて奥部へ至る。奥部には、固定用ネジ17を当接部材12の本体に向かって挿通するための貫通孔19cが設けられている。貫通孔19cは、収容空間19aの奥部とスライド部材19の先端側の端面とに開口しており、固定用ネジ17は、収容空間19a内からビス孔12cにネジ込まれる(図4参照)。
この実施形態では、当接部材12の素材は、当接部材本体12dとスライド部材19をともに樹脂としているが、その素材はテンショナ装置の用途に応じて自由に選択できる。
ケーシング13は、孔13eに挿通したボルトBによって固定のフレームFに支持される後端部13aと、その後端部13aから先端側へ立ち上がる壁部13bを備える。後端部13aはフラットな板状部材である。壁部13bは、板状部材が平面視矩形の各筒状に形成されたものであり、その内側の凹状の空間に、直方体状のスライド部材19が入り込むことが可能となっている。スライド部材19は、当接部材本体12dとともに、壁部13b内側の凹部13f内を後端側と先端側とを結ぶ一方向に沿ってスライド可能である。すなわち、当接部材12は、ケーシング13によって一方向に沿ってスライド自在に保持されている。壁部13b内側の凹部13f内には、摺動抵抗を低減するための突条13hが設けられ、そのスライドを円滑にしている。
この実施形態では、後端部13aと壁部13bは一体の金属部材で形成されているが、これらを別部材で形成して溶接、ボルト止め、その他の手段で接合させたものとしてもよい。
ケーシング13内には、当接部材12をそのケーシング13に対して一方向に沿って先端側へ(使用時におけるチェーンC側へ)付勢する付勢手段16を備える。この実施形態では、付勢手段16はコイルバネであり、そのコイルバネの軸心方向が一方向へ向くように配置されている。ただし、付勢手段16としてコイルバネ以外のバネ、例えば、皿バネや板バネ等を採用することもできるし、バネ以外の弾性部材を採用する形態も考えられる。
付勢手段16としてのコイルバネは、その内側に円筒状のガイド部材15が挿通されて、そのガイド部材15の外周に保持されている。
また、ガイド部材15は、筒状部15bの内側に雌ねじ部を備えた係止部11を備える。係止部11は、ガイド部材15を構成する部材(この実施形態では樹脂)とは別部材のナット(この実施形態では金属)を埋め込み固定、又は、嵌め込み固定して構成されているが、これらを一体の樹脂部材又は金属部材で構成してもよい。
ケーシング13の後端部13aには、内外を貫通する孔13cが設けられている。この孔13cを通じて、ケーシング13外からケーシング13の凹部13f内、及び、ガイド部材15の挿通孔15e内へネジ軸14が挿通される。
ネジ軸14は、軸部14bに設けた雄ネジからなるネジ部14cが、係止部11の雌ねじにネジ合うことで、ガイド部材15及び付勢手段16をケーシング13に保持する。図1は、ネジ軸14が係止部11に係合している状態を示す。付勢手段16のコイルバネは、後端側がガイド部材15の端部のフランジ部15aに、先端側がスライド部材19の収容空間19aの奥部に当接しているので、その付勢力は、ケーシング13に反力をとって当接部材12に作用している。したがって、当接部材12は、ケーシング13に対して一方向に沿って先端側へ付勢されている。この状態が、テンショナ装置10の使用状態である。
付勢手段16のコイルバネの後端側端部は、ガイド部材15のフランジ部15aに設けた突部15dに当接して、そのガイド部材15の軸回りに相対回転しないようになっている。
ガイド部材15に、ネジ軸14のネジ部14cがネジ合うことが可能な係止部11を設けたことにより、ケーシング13にネジ部を設けることなく、ネジ軸14の脱落を防止することができる。ネジ軸14のネジ部14cの係止部11への螺合は、ネジ軸14が、後述のナット部18にネジ合っている際も、そのナット部18から離脱した際も継続する。
この使用状態において、当接部材12を付勢手段16の付勢力に抗して後端側へ押し込むと、スライド部材19の収容空間19aの奥部に設けたナット部18が、ネジ軸14の先端に接近する。ナット部18は、図3に示すように、内側に雌ネジ18aを有する金属製又は樹脂製のナットで構成されている。
ここで、ネジ軸14の先端をナット部18の雌ネジにネジ込むことにより、付勢手段16のコイルバネは、自然長よりも縮小した状態に拘束される。これにより、付勢手段16は、当接部材12に付勢力が作用しない状態にロックされる。この状態が、テンショナ装置10の収納状態である。
なお、スライド部材19とケーシング13との間には、スライド部材19のスライド範囲を規制する案内手段20が設けられている。この実施形態の案内手段20は、スライド部材19の側面に一方向に沿って案内溝22が形成されており、この案内溝22内に案内部材21が収容されている。案内部材21は、ケーシシング13の壁部13bに設けた孔24を通じてビス23によってケーシング13に固定されている。このため、スライド部材19は、案内部材21が案内溝22の両端部に当接するまでの範囲でスライド可能である。したがって、使用状態及び収納状態において、当接部材12は一定以上先端側へ突出しない。また、使用状態及び収納状態において、当接部材12はケーシング13から脱落しない。
また、ケーシング13の後端部13aの孔13cには、ネジ軸14の頭部14aに対応する座繰り部13dが設けられている。この座繰り部13dによって、ネジ軸14の頭部14aが、ケーシング13の後端部13aの外面から突出せず、互いに面一又はネジ軸14の頭部14aが、ケーシング13の後端部13aの外面よりも凹んだ状態とできる。このため、テンショナ装置10は、図1に示すように、ケーシング13の後端部13aの外面をフレームFに面接触させた状態で、そのフレームF上に固定できる。したがって、従来のように、ネジ軸14の頭部14aを避けた専用のフレームFが不要である。
また、ネジ軸14のネジ部14cをそのナット部18の雌ネジ18aにネジ込む際に、ナット部18自身が回転することを防止する供回り防止手段18b,19bが備えられている。
供回り防止手段18b,19bは、図3に示すように、ナット部18の側面に設けられたフラット部18bと、それに対応して、スライド部材19の収容空間19aの奥部に設けられたフラット部19bで構成される。フラット部18b,19b同士が当接することにより、ナット部18の軸回り回転が規制される。
また、ナット部18の対のフラット部18bが、スライド部材19の対のフラット部19b同士に挟まれてその位置で保持されることにより、当接部材12を収納状態から使用状態にロックを解除した後、再度、収納状態に復帰させる際に、ネジ軸14がナット部18を捕捉しやすいという利点もある。
この実施形態では、ナット部18側のフラット部18b、スライド部材19側のフラット部19bは、それぞれ対向する位置に二つずつ設けられている。供回り防止手段18b,19bは、ナット部18が回転することを防止する機能を有していれば、互いに噛み合う凸部と凹部の組み合わせ等、フラット部以外で構成してもよい。供回り防止手段18b,19bをフラット部18b,19b以外で構成する場合も、当接部材12を収納状態から使用状態にロックを解除した後の前述の保持機能を確保することが望ましい。
また、ケーシング13とガイド部材15には、図5及び図6に示すように、ネジ軸14のネジ部14cを係止部11やナット部18にネジ込む際に、ガイド部材15自身が回転することを防止するガイド部材供回り防止手段13g,15cが備えられている。
ガイド部材供回り防止手段13g,15cは、ケーシング13の内面に設けた放射状の突条13gと、それに対応して、ガイド部材15の端面に設けられた放射状の溝15cで構成される。溝15c内に突条13gが入り込むことで、ガイド部材15の軸回り回転が規制される。
1,10 テンショナ装置
2,12 当接部材
3,13 ケーシング
4,14 ネジ軸
5,15 ガイド部材
6,16 付勢手段(バネ)
8,18 ナット部
9,19 スライド部材
11 係止部
17 固定用ネジ
20 案内手段
21 案内部材
22 案内溝
B フレーム固定ボルト
C チェーン
F フレーム

Claims (3)

  1. その先端がチェーン(C)に当接する当接部材(12)と、前記当接部材(12)を一方向に沿ってスライド自在に保持するケーシング(13)と、前記当接部材(12)を前記ケーシング(13)に対して一方向に沿って先端側へ付勢するコイルバネからなる付勢手段(16)と、前記ケーシング(13)の後端部(13a)に設けた孔(13c)と、前記孔(13c)から前記ケーシング(13)内へ挿通されたネジ軸(14)と、前記ネジ軸(14)のネジ部(14c)がネジ合うことで前記当接部材(12)に付勢力が作用しないように前記付勢手段(16)をロックするナット部(18)と、前記後端部(13a)と前記ナット部(18)との間に設けられ前記ナット部(18)から離脱した状態の前記ネジ軸(14)のネジ部(14c)がネジ合うことが可能な係止部(11)と、を備え、
    前記ネジ軸(14)は筒状部(15b)を備えたガイド部材(15)の前記筒状部(15b)内に挿通され、前記付勢手段(16)は前記筒状部(15b)外周に保持され、前記係止部(11)は前記筒状部(15b)に設けられるテンショナ装置。
  2. 前記ケーシング(13)の後端部(13a)の孔(13c)に、前記ネジ軸(14)の頭部(14a)に対応する座繰り部(13d)を備え、その座繰り部(13d)によって前記ネジ軸(14)の頭部(14a)が前記ケーシング(13)の後端部(13a)の外面から突出しないようにした請求項に記載のテンショナ装置。
  3. 前記ナット部(18)に前記ネジ軸(14)のネジ部(14c)をネジ込む際に前記ナット部(18)が回転することを防止する供回り防止手段(18b,19b)を備えた請求項1又は2に記載のテンショナ装置。
JP2015007725A 2015-01-19 2015-01-19 テンショナ装置 Active JP5820938B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007725A JP5820938B1 (ja) 2015-01-19 2015-01-19 テンショナ装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015007725A JP5820938B1 (ja) 2015-01-19 2015-01-19 テンショナ装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP5820938B1 true JP5820938B1 (ja) 2015-11-24
JP2016133164A JP2016133164A (ja) 2016-07-25

Family

ID=54610952

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015007725A Active JP5820938B1 (ja) 2015-01-19 2015-01-19 テンショナ装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5820938B1 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017213270A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 日本発條株式会社 テンショナ
KR20180083203A (ko) * 2017-01-12 2018-07-20 유신정밀공업 주식회사 체인 텐셔너

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2813429A1 (de) * 1978-03-29 1979-10-04 Stark Hans Juergen Einstellbarer spanner fuer ketten- und riementriebe
JPH03130735U (ja) * 1990-04-18 1991-12-27
JPH07310725A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Nippon Avionics Co Ltd ねじの脱落防止構造
JPH08152051A (ja) * 1994-09-26 1996-06-11 Nhk Spring Co Ltd 推進力付与装置
JPH0953692A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Borg Warner Automot Kk 油圧テンショナ
JP2003269556A (ja) * 2002-03-07 2003-09-25 Morse Tec Europe Srl 液圧テンショナ
JP2011127731A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Nhk Spring Co Ltd テンショナー
JP2013253671A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Jfe Metal Products & Engineering Inc 管材用ナット保持具および管材
JP2014214531A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 特許機器株式会社 吊支装置の落下防止具

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE2813429A1 (de) * 1978-03-29 1979-10-04 Stark Hans Juergen Einstellbarer spanner fuer ketten- und riementriebe
JPH03130735U (ja) * 1990-04-18 1991-12-27
JPH07310725A (ja) * 1994-05-17 1995-11-28 Nippon Avionics Co Ltd ねじの脱落防止構造
JPH08152051A (ja) * 1994-09-26 1996-06-11 Nhk Spring Co Ltd 推進力付与装置
JPH0953692A (ja) * 1995-08-11 1997-02-25 Borg Warner Automot Kk 油圧テンショナ
JP2003269556A (ja) * 2002-03-07 2003-09-25 Morse Tec Europe Srl 液圧テンショナ
JP2011127731A (ja) * 2009-12-21 2011-06-30 Nhk Spring Co Ltd テンショナー
JP2013253671A (ja) * 2012-06-08 2013-12-19 Jfe Metal Products & Engineering Inc 管材用ナット保持具および管材
JP2014214531A (ja) * 2013-04-26 2014-11-17 特許機器株式会社 吊支装置の落下防止具

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2017213270A1 (ja) * 2016-06-10 2017-12-14 日本発條株式会社 テンショナ
KR20180083203A (ko) * 2017-01-12 2018-07-20 유신정밀공업 주식회사 체인 텐셔너
KR101923657B1 (ko) * 2017-01-12 2018-11-30 유신정밀공업 주식회사 체인 텐셔너
US10451153B2 (en) 2017-01-12 2019-10-22 Yushin Precision Industrial Co., Ltd. Chain tensioner

Also Published As

Publication number Publication date
JP2016133164A (ja) 2016-07-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9752844B1 (en) Crossbow string cocking device
US8038555B2 (en) One-way clutched damper for automatic belt tensioner
JP5820938B1 (ja) テンショナ装置
US9527522B2 (en) Clearance compensator of yoke
JP6114681B2 (ja) トルクリミタ
WO2008083337A3 (en) Self-locking wire lock
JP2012031971A (ja) 回り止め機構付きボルト
JP3152248U (ja) 片方向制動ヒンジ
US7185437B2 (en) Chainsaw bar tensioning apparatus
JP4835915B2 (ja) テンショナー
US20110220450A1 (en) Hub ratchet driving device for bicycles
US9462919B2 (en) Damper locking mechanism for toilet seat
JP2007525182A (ja) 釣り用リールのためのギア変速機構
JP2008128329A (ja) トルクリミッタ
JP2014503366A (ja) ツール取付システム
JP4892758B2 (ja) テンショナー
JP6867383B2 (ja) テンショナ
JP6818025B2 (ja) テンショナ
JP2021085474A (ja) テンショナレバー
JP2008025792A (ja) 一方向間欠送りユニット
JP4461360B2 (ja) テンショナー
JP6499173B2 (ja) テンショナー
JP4444059B2 (ja) レール装置
US20110277365A1 (en) Detachable magazine lock grip for uzi firearm
JP4216306B2 (ja) シリンダ錠の固定機構

Legal Events

Date Code Title Description
TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150908

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20151005

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5820938

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250