JPH0953692A - 油圧テンショナ - Google Patents

油圧テンショナ

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JPH0953692A
JPH0953692A JP7227263A JP22726395A JPH0953692A JP H0953692 A JPH0953692 A JP H0953692A JP 7227263 A JP7227263 A JP 7227263A JP 22726395 A JP22726395 A JP 22726395A JP H0953692 A JPH0953692 A JP H0953692A
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JP
Japan
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plunger
housing
hydraulic tensioner
stopper screw
screw
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JP7227263A
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English (en)
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Naozumi Tada
直純 多田
Naoji Sakamoto
直司 坂本
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BorgWarner Morse TEC Japan KK
Original Assignee
BorgWarner Automotive KK
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Publication date
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    • F16H2007/0891Linear path

Abstract

(57)【要約】 【課題】 メンテナンス時に、油圧テンショナをエンジ
ンから取り外す必要をなくすとともに、プランジャを容
易に縮退位置に移動させることができるようにして、メ
ンテナンスを容易にする。 【解決手段】 伸退自在なプランジャ13をハウジング
11内に有する油圧テンショナ10において、プランジ
ャ13の後端部に軸用止め輪19(係止部)を設け、プ
ランジャ13の縮退位置で軸用止め輪19に係止し得る
ストッパねじ20をハウジング11に螺合させるととも
に、ストッパねじ20がハウジング11に締結した締結
位置でストッパねじ20およびハウジング11間の隙間
をシールするパッキン22(シール部材)を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、チェーンやベルト
に適正な緊張力を作用させるための油圧テンショナに関
し、詳細には、プランジャを縮退位置に係止できる係止
構造を備えたものに関する。
【0002】
【従来の技術およびその課題】エンジンのトルク変動に
ともなうチェーンやベルトのばたつきを抑え、騒音,振
動を低減させるために、従来から油圧テンショナが用い
られている。
【0003】油圧テンショナは、一般に、一端に開口す
る穴を有し、エンジン側に組み付けられるハウジング
と、該ハウジング穴内に伸退自在に挿入されるととも
に、チェーン,ベルトの緩み側に配設されたテンショナ
アームに当接するプランジャと、プランジャを常時突出
方向に付勢するばねとから構成されている。そして、ハ
ウジング穴とプランジャ後端部とにより油室が形成され
ており、該油室内には外部から油圧が作用するようにな
っている。
【0004】ところで、油圧テンショナが一旦エンジン
に組み込まれると、プランジャがチェーンに常時圧接し
た状態になるので、チェーンやカムシャフト,スプロケ
ットの交換等のメンテナンス作業を行う際には、油圧テ
ンショナをエンジンから取り外さなければならない。
【0005】その一方、油圧テンショナのエンジンへの
組付けを容易にするために、組付け前にプランジャを縮
退位置に保持することのできる係止部材を備えた油圧テ
ンショナが提案されている。
【0006】そこで、このような係止部材を用い、メン
テナンス時にプランジャを縮退位置に保持することによ
って、油圧テンショナをエンジンから取り外すことな
く、メンテナンス作業を行うことが考えられる。
【0007】この場合、プランジャを縮退位置に移動さ
せるには、作業者がプランジャ先端部に押圧力を作用さ
せ、ばねの反発力に抗してプランジャをハウジング内に
押し込む必要がある。しかしながら、メンテナンス時に
は、ハウジングの油室内に非圧縮性オイルが充填されて
おり、このため、プランジャをハウジング内に押し込む
のは容易ではない。
【0008】本発明は、このような従来の実情に鑑みて
なされたもので、メンテナンス時に油圧テンショナをエ
ンジンから取り外す必要がなく、しかもプランジャを容
易に縮退位置に移動させることができ、これにより、メ
ンテナンス作業を容易にする油圧テンショナを提供する
ことを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係る油圧テンシ
ョナは、内部に形成された油室に連通する穴を有するハ
ウジングと、該穴内に挿入されるとともに付勢手段によ
り突出方向に付勢されたプランジャとを備えた油圧テン
ショナにおいて、前記プランジャの後端部に係止部を設
け、前記後端部が前記油室内に進入したプランジャ縮退
位置で前記係止部に係止し得るストッパねじを前記ハウ
ジングに螺合させるとともに、前記ストッパねじが前記
ハウジングに締結した締結位置で前記ストッパねじおよ
びハウジング間の隙間をシールするシール部材を設けた
ことを特徴としている。
【0010】請求項2の発明に係る油圧テンショナは、
請求項1において、前記係止部が軸用止め輪であること
を特徴としている。
【0011】請求項3の発明に係る油圧テンショナは、
請求項1において、前記係止部が前記プランジャの後端
面に形成されためねじ部であることを特徴としている。
【0012】請求項4の発明に係る油圧テンショナは、
請求項1において、前記ストッパねじの端部に、該スト
ッパねじを回すための工具が係合し得る係合部が設けら
れていることを特徴としている。
【0013】本発明に係る油圧テンショナにおいて、メ
ンテナンスの際には、まず、ストッパねじを緩めて、ス
トッパねじおよびハウジング間の隙間を開放する。この
状態から、プランジャを付勢手段の付勢力に抗してハウ
ジング内に押し込む。このとき、油室は前記隙間を介し
て外部と連通しているので、プランジャがハウジング内
に押し込まれるにつれて、油室内のオイルは前記隙間を
通って外部に漏れる。これにより、プランジャを容易に
プランジャ縮退位置に移動させることができる。
【0014】次に、ストッパねじを回し、プランジャ後
端部の係止部にストッパねじを係止させる。これによ
り、プランジャが縮退位置に保持されることになる。こ
の状態から、メンテナンス作業を行う。
【0015】この場合には、油圧テンショナをエンジン
から取り外すことなく、メンテナンス作業を行うことが
でき、しかも、メンテナンスに先立って、プランジャを
容易に縮退位置に移動させることができる。これによ
り、メンテナンス作業を容易に行えるようになる。
【0016】なお、メンテナンス作業の終了後は、スト
ッパねじを回し、プランジャ後端部の係止部との係止状
態を解除する。すると、付勢手段の付勢力により、プラ
ンジャが突出して、テンショナアームに当接する。そし
て、ストッパねじを回して、ストッパねじがハウジング
に締結する締結位置におく。このとき、シール部材によ
り、ストッパねじおよびハウジング間の隙間がシールさ
れる。これにより、油室をメンテナンス前と同様の密封
状態におくことができる。
【0017】また、請求項2の発明に係る油圧テンショ
ナでは、係止部として軸用止め輪を用いたので、プラン
ジャが多少回転移動していた場合でも、ストッパねじを
容易に係止させることが可能である。
【0018】さらに、請求項3の発明に係る油圧テンシ
ョナでは、係止部として、プランジャ後端面にめねじ部
を形成したので、メンテナンス時には、このめねじ部に
ストッパねじを螺合させることにより、プランジャを縮
退位置に確実に保持することができる。
【0019】また、請求項4の発明に係る油圧テンショ
ナでは、ストッパねじの端部に、工具係合用の係合部が
設けられるので、ストッパねじを回す際には、工具を係
合部に係合させて操作すればよく、とくにストッパねじ
を締結位置におくときに、ストッパねじをハウジングに
確実に締結させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施態様を添付図
面に基づいて説明する。図1ないし図6は本発明の一実
施態様による油圧テンショナを説明するための図であ
り、図1は油圧テンショナが採用されたエンジンのタイ
ミングシステムの一例を示す正面概略図、図2は油圧テ
ンショナの主要部分の正面断面図、図3はストッパねじ
部分の拡大図、図4ないし図6はメンテナンス時の動作
を説明するための図である。
【0021】図1はDOHCエンジンのタイミングシス
テムを示しており、このタイミングシステム1は、クラ
ンクシャフト2上に固定されたドライブスプロケット3
と、二本のカムシャフト4,5上にそれぞれ固定された
ドリブンスプロケット6,7と、各スプロケット間に巻
き掛けられたタイミングチェーン8とを備えている。な
お、図中矢印aはクランクシャフト2の回転方向を示し
ている。
【0022】タイミングチェーン8の緩み側には、テン
ショナアーム9を介してタイミングチェーン8に緊張力
を作用させるための油圧テンショナ10が配置されてい
る。
【0023】油圧テンショナ10は、図2に示すよう
に、一端に開口を有する穴11aが形成されたハウジン
グ11と、穴11a内に挿入されるとともに、テンショ
ナアーム9に当接する当接部12が先端に装着されたプ
ランジャ13と、ハウジング11の穴11a開口部に螺
合するとともに、プランジャ13を摺動自在に支持する
支持部14と、プランジャ13を常時突出方向に付勢す
るコイルばね15とを備えている。コイルばね15の一
端は当接部12の背面に、他端は支持部14の端面14
aにそれぞれ圧接している。
【0024】なお、図2では省略されているが、ハウジ
ング11の上下部には、油圧テンショナ10をエンジン
のシリンダブロック側壁にボルト締めするためのボルト
挿入孔を有する脚部10aが設けられている(図1参
照)。
【0025】ハウジング11の穴11a内には、該穴の
内壁面,プランジャ13の後端面および外周面,支持部
材14の端面によって区画された油室16が形成されて
いる。油室16には、オイルポンプを含む外部油圧回路
(図示せず)からの油圧が、ハウジング11の下部に設
けられたチェックバルブ17を介して供給されるように
なっている。
【0026】プランジャ13の後端部には、係止部とし
ての軸用止め輪19が装着されている。また、ハウジン
グ11の上部においてチェックバルブ17と対向する位
置には、ストッパねじ20が設けられている。
【0027】ストッパねじ20は、図3に示すように、
ハウジング11を上下方向に挿通するめねじ部30に螺
合しており、下端に頭部21を有している。一方、めね
じ部30の下部開口部には、座ぐり部31が形成されて
おり、ストッパねじ20がめねじ部30に締結した締結
位置(図3)において、ストッパねじ20の頭部21が
座ぐり部31内に収納されるようになっている。
【0028】ストッパねじ20には、シール部材として
のパッキン22が装着されており、該パッキン22は、
ストッパねじ20の締結位置において、ストッパねじ2
0の頭部21と座ぐり部31との間で挟持されるように
なっている。
【0029】めねじ部30の一部には、メンテナンス時
に油室16内のオイルをハウジング外部に逃がすための
オイル逃がし溝32が形成されている。また、ストッパ
ねじ20の上端には、該ストッパねじを回すための工具
が係合する係合部23が設けられている。この係合部2
3としては、例えば、プラスまたはマイナスドライバが
係合する溝や、スパナが係合する六角穴または六角頭等
があげられる。
【0030】次に、メンテナンス時の動作について説明
する。メンテナンスの際には、まず、ストッパねじ20
をわずかに緩めて(図4参照)、ストッパねじ20およ
びハウジング11間の隙間を開放する。このとき、ハウ
ジング11内の油室16は、ストッパねじ20,めねじ
部30間の隙間、およびオイル逃がし溝32を介して外
部空間と連通している。
【0031】この状態から、プランジャ13をコイルば
ね15のばね力に抗してハウジング11内に押し込む。
このとき、プランジャ13がハウジング11内に押し込
まれるにつれて、油室16内のオイルは前記隙間および
オイル逃がし溝32を通って外部に漏れる。これによ
り、プランジャ13を容易に縮退位置(図4二点鎖線位
置)に移動させることができる。
【0032】次に、ストッパねじ20をさらに緩め、ス
トッパねじ20の頭部21をプランジャ後端部の軸用止
め輪19に係止させる(図5および図6参照)。これに
より、プランジャ20が縮退位置に保持され、プランジ
ャ先端の当接部12とテンショナアーム9との間に隙間
が形成される。この状態から、メンテナンス作業を行
う。
【0033】この場合には、油圧テンショナ10をエン
ジンから取り外すことなく、メンテナンス作業を行うこ
とができ、しかも、メンテナンスに先立って、プランジ
ャ13を容易に縮退位置に移動させることができる。こ
れにより、メンテナンス作業を容易に行えるようにな
る。
【0034】しかも、この場合には、軸用止め輪19が
係止部として用いられるので、プランジャ13が多少回
転移動していた場合でも、ストッパねじ20を容易に係
止させることが可能である。
【0035】なお、メンテナンス作業の終了後は、スト
ッパねじ20を締付方向に回し、ストッパねじ20の頭
部21とプランジャ後端部の軸止め輪19との係止状態
を解除する(図4参照)。すると、コイルばね15のば
ね力により、プランジャ13が突出して、テンショナア
ーム9に当接する。
【0036】次に、ストッパねじ20をさらに締付方向
に回して、ストッパねじ20がめねじ部30に締結する
締結位置におく(図2および図3参照)。このとき、ス
トッパねじ20の頭部21と座ぐり部31との間でパッ
キン22が挟持されるので、ストッパねじ20およびハ
ウジング11間の隙間がシールされる。これにより、油
室16をメンテナンス前と同様の密封状態におくことが
できる。
【0037】また、このとき、ストッパねじ20が工具
により回されるので、ストッパねじ20をめねじ部30
に確実に締結することができる。
【0038】なお、前記実施態様では、ストッパねじ2
0および軸用止め輪19による係止構造を示したが、本
発明の適用はこれに限定されない。たとえば、軸用止め
輪19のかわりに、プランジャ後端部の外周面にピンを
植設し、該ピンが係止するような係止穴をストッパねじ
20の頭部21に形成するようにしてもよい。
【0039】あるいは、ストッパねじ20の頭部21の
中央部にピンを植設し、該ピンが係止し得る溝をプラン
ジャ後端部の外周面に形成するようにしてもよい。ま
た、パッキン22のかわりにOリングを用いるようにし
てもよい。
【0040】図7は、本発明の他の実施態様による油圧
テンショナの一部を示している。同図において、前記実
施態様と同一符号は同一または相当部分を示している。
ここでは、係止部として、プランジャ13の後端面にめ
ねじ部35を形成している。
【0041】ハウジング11の側壁部には、ハウジング
11を軸方向に貫通するめねじ部36が形成されてい
る。めねじ部36には、フランジボルト40が螺合して
いる。フランジボルト40は、プランジャ13のめねじ
部35に螺合し得るようになっている。
【0042】また、フランジボルト40には、シール部
材としてのパッキン42が装着されている。パッキン4
2は、フランジボルト40の締結位置(図7)におい
て、フランジボルト40の頭部41とハウジング側面3
7との間で挟持されるようになっている。
【0043】めねじ部36の一部には、メンテナンス時
に油室16内のオイルをハウジング外部に逃がすための
オイル逃がし溝38が形成されている。
【0044】次に、この実施態様におけるメンテナンス
時の動作について説明する。メンテナンスの際には、ま
ず、フランジボルト40を緩めて(図8参照)、フラン
ジボルト40およびハウジング11間の隙間を開放し、
これにより、ハウジング11内の油室16を、フランジ
ボルト40,めねじ部36間の隙間、およびオイル逃が
し溝38を介して外部空間と連通させる。
【0045】この状態から、プランジャ13をコイルば
ねのばね力に抗してハウジング11内に押し込む。する
と、油室16内のオイルは前記隙間およびオイル逃がし
溝38を通って外部に漏れる。これにより、プランジャ
13を容易に縮退位置(図9実線位置)に移動させるこ
とができる。
【0046】次に、フランジボルト40を締め込み、フ
ランジボルト40のねじ部をプランジャ後端面のめねじ
部35に螺合させる(図9参照)。これにより、プラン
ジャ13が縮退位置に保持される。この状態から、メン
テナンス作業を行う。
【0047】この場合においても、前記実施態様と同様
に、油圧テンショナをエンジンから取り外すことなくメ
ンテナンス作業を行え、しかも、メンテナンスに先立っ
て、プランジャ13を容易に縮退位置に移動させること
ができる。これにより、メンテナンス作業を容易に行え
るようになる。
【0048】しかも、この場合には、プランジャ後端面
に形成されためねじ部35にフランジボルト40を螺合
させて係止を行うので、プランジャ13を縮退位置に確
実に保持することができる。
【0049】なお、メンテナンス作業の終了後は、フラ
ンジボルト40を緩め、フランジボルト40とめねじ部
35との螺合状態を解除する(図8参照)。すると、コ
イルばねのばね力により、プランジャ13が突出して、
テンショナアームに当接する。
【0050】次に、フランジボルト40を締め込み、フ
ランジボルト40がハウジング11のめねじ部38に締
結する締結位置におく(図7参照)。このとき、フラン
ジボルト40の頭部41とハウジング側面37との間で
パッキン42が挟持されるので、フランジボルト40お
よびハウジング11間の隙間がシールされる。これによ
り、油室16をメンテナンス前と同様の密封状態におく
ことができる。
【0051】なお、前記各実施態様における、ストッパ
ねじ20,軸用止め輪19による係止構造およびフラン
ジボルト40,めねじ部35による係止構造は、油圧テ
ンショナ10のエンジンへの組込み前にプランジャ13
を縮退位置に保持する場合にも用いることができるが、
この場合の動作は、上述のメンテナンス時の動作と同様
なので、ここでは説明を省略する。
【0052】
【発明の効果】以上のように本発明に係る油圧テンショ
ナによれば、油圧テンショナをエンジンから取り外すこ
となく、メンテナンス作業を行うことができ、しかも、
メンテナンスに先立って、プランジャを容易に縮退位置
に移動させることができる。これにより、メンテナンス
作業を容易に行えるようになる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様による油圧テンショナが採
用されたエンジンのタイミングシステムの一例を示す正
面概略図。
【図2】前記油圧テンショナの主要部分の正面断面図。
【図3】前記油圧テンショナのストッパねじ部分の拡大
図。
【図4】メンテナンス時の動作を説明するための図。
【図5】メンテナンス時の動作を説明するための図。
【図6】メンテナンス時の動作を説明するための図。
【図7】本発明の他の実施態様による油圧テンショナの
正面断面部分図。
【図8】前記他の実施態様におけるメンテナンス時の動
作を説明するための図。
【図9】前記他の実施態様におけるメンテナンス時の動
作を説明するための図。
【符号の説明】
10 油圧テンショナ 11 ハウジング 11a 穴 13 プランジャ 15 コイルばね(付勢手段) 16 油室 19 軸用止め輪(係止部) 20 ストッパねじ 22 パッキン(シール部材) 23 係合部 35 めねじ部(係止部)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に形成された油室に連通する穴を有
    するハウジングと、該穴内に挿入されるとともに付勢手
    段により突出方向に付勢されたプランジャとを備えた油
    圧テンショナにおいて、 前記プランジャの後端部に係止部を設け、 前記後端部が前記油室内に進入したプランジャ縮退位置
    で前記係止部に係止し得るストッパねじを前記ハウジン
    グに螺合させるとともに、 前記ストッパねじが前記ハウジングに締結した締結位置
    で前記ストッパねじおよびハウジング間の隙間をシール
    するシール部材を設けた、ことを特徴とする油圧テンシ
    ョナ。
  2. 【請求項2】 前記係止部が軸用止め輪である、ことを
    特徴とする請求項1記載の油圧テンショナ。
  3. 【請求項3】 前記係止部が前記プランジャの後端面に
    形成されためねじ部である、ことを特徴とする請求項1
    記載の油圧テンショナ。
  4. 【請求項4】 前記ストッパねじの端部には、該ストッ
    パねじを回すための工具が係合し得る係合部が設けられ
    ている、ことを特徴とする請求項1記載の油圧テンショ
    ナ。
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