JP5817776B2 - 電界生成装置及びこれを備えた空気調和機、空気清浄機、送風機 - Google Patents

電界生成装置及びこれを備えた空気調和機、空気清浄機、送風機 Download PDF

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Description

本発明は、電界生成装置及びこれを備えた空気調和機、空気清浄機、送風機に関するものである。
下記特許文献1には、高圧電源と、高圧側電極と、集塵側電極と、を備えた空気清浄装置が記載されている。この空気清浄装置は、帯電した粒子を集塵側電極で捕集する。また、下記特許文献2には、高電圧印加装置と、放電電極と、対向電極と、を備えた浄化装置が記載されている。この浄化装置は、放電電極と対向電極との間にパルス波形の高電圧を印加してストリーマ放電を発生させる。
特開平6−296898号公報 特開2004−350891号公報
特許文献1に記載の空気清浄装置では、一定の高電圧で空気中の粒子状物質を帯電させているため、粒子状物質の種類によっては除去性能が悪くなるという課題があった。また、特許文献2に記載の浄化装置では、アレルゲン物質の除去及び不活化が困難であるという課題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものである。その目的は、粒子状物質を、その種類によらず高効率で除去及び不活化することができる電界生成装置及びそれを備えた空気調和機、空気清浄機、送風機を提供することである。
本発明に係る電界生成装置は、電圧を印加されることで電界を生成する電界生成エレメントと、電界生成エレメントに電圧を印加する高圧電源と、空気中の粒子状物質を検知するセンサと、センサにより検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌であるか否かの判定を行う粒子判定部と、高圧電源の1次側に電圧を供給する制御部と、を備え、制御部は、粒子判定部判定結果に基づいて、高圧電源に供給する電圧をパルス状電圧又は直流電圧に変化させ高圧電源は、制御部から供給される電圧の変化と連動して電界生成エレメントに印加する電圧をパルス状電圧又は直流電圧に変化させるものである。
本発明によれば、電界生成装置において、粒子状物質を、その種類によらず高効率で除去及び不活化することができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の正面斜視図である。 本発明の実施の形態1における空気調和機の縦断面図である。 本発明の実施の形態1における電界生成エレメント10の縦断面図である。 本発明の実施の形態1における電界生成エレメント10を駆動する部位の構成図である。 本発明の実施の形態1における電界生成装置の構成図である。 本発明の実施の形態1における電界生成装置の駆動時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2における電界生成エレメント10を駆動する部位の構成図である。 本発明の実施の形態2における電界生成装置の駆動時の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3における空気調和機の正面斜視図である。
添付の図面を参照して、本発明を詳細に説明する。各図では、同一又は相当する部分に同一の符号を付している。重複する説明は、適宜簡略化あるいは省略する。
実施の形態1.
図1は、本実施の形態における空気調和機の正面斜視図である。図1に示すように、本体100は、横長の略直方体状に形成されている。なお、本体100とは、空気調和機の室内機の本体である。本体100の上面には、空気吸込口1が設けられている。本体100の側面には、センサ2が設けられている。センサ2は、空気中に浮遊している粒子状物質を検知する。本体100の前面には、人体検知センサ3が設けられている。人体検知センサ3は、室内にいる人を検知する。本体100の前面下部には、空気吹出口4が設けられている。
空気吹出口4内には、断面が円弧状の上下風向板5が設けられている。上下風向板5は、本体100を正面から見て長手方向の略中央で左右に2分割されている。換言すれば、上下風向板5は、空気吹出口4を正面から見て左右方向の略中央で2分割されている。2分割された上下風向板5は、空気吹出口4内で、僅かな隙間を隔てて左右に配置されている。また、上下風向板5は、本体100を正面から見て手前側と奥側とに設置されている。手前側の上下風向板5と奥側の上下風向板5は、隙間を隔てて対向している。手前側の上下風向板5には、奥側の上下風向板5と対向する位置に支持腕が設けられている。また、奥側の上下風向板5には、手前側の上下風向板5と対向する位置に支持腕が設けられている。これらの支持腕には、支柱がピンにより回転自在に取り付けられている。このように形成された上下風向板5により、空気吹出口4から吹出す風の上下方向の吹出し角度が調整される。
図2は、本実施の形態における空気調和機の縦断面図である。図2に示すように、空気吸込口1の内側には、プレフィルター6が設けられている。本体100の内部には、熱交換器7が設けられている。熱交換器7は、通過する空気を冷やしたり暖めたりする。また、本体100の内部には、送風ファン8が設けられている。送風ファン8は、空気吸込口1から室内空気を吸込み、空気吹出口4から室内に風を吹出す。換言すれば、送風ファン8は、本体100の内部に空気の流れを発生させる。送風ファン8の風上には、空気吹出口4に至る風路が形成されている。空気吹出口4の内側には、左右風向板9が設けられている。左右風向板9により、空気吹出口4から吹出す風の左右方向の吹出し角度が調整される。さらに、本体100の内部には、電界生成エレメント10が設けられている。電界生成エレメント10は、プレフィルター6の風下かつ熱交換器7の風上に配置されている。送風ファン8が駆動すると、空気吸込口1から吸込まれた空気は、プレフィルター6、熱交換器7、送風ファン8、風路、空気吹出口4の順に通過し、室内に風として吹き出される。このとき、空気吸込口1から吸込まれた空気の一部は、プレフィルター6、電界生成エレメント10、熱交換器7、送風ファン8、風路、空気吹出口4の順に通過し、室内に風として吹き出される。
図3は、電界生成エレメント10の縦断面図である。以下、図3を参照して、電界生成エレメント10の構造を説明する。なお、ここでは、図3における左側を上方として方向を指定する。
電界生成エレメント10は、上部フレーム11、下部フレーム12、取っ手13を備えている。上部フレーム11は、電界生成エレメント10の最も風上側の部分を構成している。下部フレーム12は、電界生成エレメント10の最も風下側の部分を構成している。取っ手13は、例えば、人が電界生成エレメント10を手で持つ際等に掴むためのものである。
上部フレーム11は、例えば、全体が樹脂によって形成される。上部フレーム11の上面には、開口が形成されている。この開口は、外部の空気を電界生成エレメント10の内部に取り込むためのものである。この開口は、上部フレーム11の上面に、一定の幅及び一定の奥行にわたって形成されている。また、この開口は、格子によって区切られている。この格子は、例えば、人の指が開口から電界生成エレメント10の内部に入らないようにするために設けられている。
下部フレーム12は、例えば、全体が樹脂によって形成される。下部フレーム12の下面には、上部フレーム11と同様の格子状の開口が形成されている。この開口は、上部フレーム11の開口から電界生成エレメント10の内部に取り込まれた空気を、外部に排出するためのものである。
また、電界生成エレメント10は、放電電極14を備えている。放電電極14は、上部フレーム11と下部フレーム12との間に配置されている。
放電電極14は、金属製の長尺な板状部材である放電部材によって形成されている。放電部材の両端部には、輪形状の端子が、圧着若しくは溶接によって取り付けられている。放電部材には、圧着部若しくは溶接部から放電部材の長手方向に、一定の長さを持つ電気絶縁性のチューブが取り付けられている。
放電部材を構成する金属としては、例えば、タングステン、銅、ニッケル、ステンレス、亜鉛、鉄、モリブデン等が好適である。放電部材は、上記金属を主成分とする合金で構成してもよい。また、放電部材は、上記金属の表面に銀、金、白金等の貴金属をメッキしたものでもよい。あるいは、放電部材は、上記金属の表面に炭素(グラファイト)層、酸化膜等を形成したものでもよい。
放電部材は、その断面が、短辺及び長辺によって周囲が囲まれた矩形形状を呈する。放電部材の断面は、例えば、短辺の長さが0.01乃至0.1mmであり、長辺の長さが0.1乃至1.0mmである。
また、電界生成エレメント10は、対向電極15を備えている。対向電極15は、上部フレーム11の開口面及び下部フレーム12の開口面に対して一定の角度で傾斜するように、斜めに配置されている。ここでは、対向電極15は、上部フレーム11の開口面に対して45乃至60度の角度を有するように配置されている。対向電極15を斜めに配置することで、電界生成エレメント10を本体100の内部に設置したときに、空気吸込口1から流入する空気を少ない抵抗で通過させることが可能となる。
対向電極15は、金属製の板状部材に、切断と曲げ加工とを行うことによって製作される。対向電極15を構成する金属としては、例えば、タングステン、銅、ニッケル、ステンレス、亜鉛、鉄、モリブデン等が好適である。対向電極15は、上記金属を主成分とする合金で構成してもよい。また、対向電極15は、上記金属の表面に銀、金、白金等の貴金属をメッキしたものでもよい。
図4は、本実施の形態における電界生成エレメント10を駆動する部位の構成図である。図4に示すように、電界生成エレメント10は、高圧電源16と電気的に接続されている。高圧電源16は、電界生成エレメント10に高電圧を印加する。高圧電源16は、制御部17と接続されている。制御部17は、高圧電源16の1次側に電圧を供給し、高圧電源16から高電圧を出力させる。高圧電源16は、制御部17から1次側に供給される電圧の変化と連動して、電界生成エレメント10に印加する出力電圧を変化させる。つまり、制御部17から直流電圧が供給された場合、高圧電源16は、電界生成エレメント10に直流電圧を印加する。換言すれば、この場合、高圧電源16は、電界生成エレメント10に一定の電圧をかけ続ける。一方、制御部17からパルス状電圧が供給された場合、高圧電源16は、電界生成エレメント10にパルス状電圧を印加する。
次に、電界生成エレメント10の動作について説明する。送風ファン8が駆動すると、室内の空気中に浮遊しているウイルス、細菌、かび、花粉、アレルゲン物質等の粒子状物質が本体100の内部に吸引される。これらの粒子状物質は、電界生成エレメント10を通過する。電界生成エレメント10の放電電極14には、高圧電源16から出力される高電圧が印加される。電界生成エレメント10の対向電極15は接地されている。このため、放電電極14と対向電極15との間には、放電及び電界空間が形成される。電界生成エレメント10を通過する粒子状物質には、放電と電界が加わる。これらの粒子状物質は、放電と電界により除去及び不活化される。
浮遊している粒子状物質を除去及び不活化する効率は、粒子状物質の種類と電界生成エレメント10に印加される電圧の波形によって異なる。粒子状物質がウイルス若しくは細菌である場合は、電界生成エレメント10にパルス状電圧を印加するほうが、直流電圧を印加するよりも除去及び不活化する性能が高い。一方、粒子状物質がウイルス若しくは細菌以外である場合は、電界生成エレメント10に直流電圧を印加するほうが望ましい。
一例として、浮遊している粒子状物質がインフルエンザウイルスである場合について説明する。なお、電界生成エレメント10には、風速1m/sで空気を通風させる。このとき、電界生成エレメント10に直流6kVを印加した場合の除去及び不活化率は90%である。一方、電界生成エレメント10に同電圧で周波数100Hzのパルスを印加した場合は、除去及び不活化率は99%となる。パルス状電圧としては、波高値が4〜7kVの正若しくは負の電圧であり、周波数10Hz〜1000Hzのものがよい。このようなパルス状電圧の場合、波高値が4〜7kVの正若しくは負の直流電圧よりも、ウイルス若しくは細菌の除去及び不活化率が良くなる。
図5は、本実施の形態における電界生成装置の構成図である。以下、主に図5を参照して、粒子状物質の種類の判定について説明する。
図1及び図2に示すように、本体100の側面にはセンサ2が設けられている。センサ2は、浮遊している粒子状物質の粒子径、形状、色等を検知する。センサ2は、例えば、1つの発光部と2つの受光部を搭載し、粒子状物質を光学的に検知する。この場合、センサ2は、粒子状物質の大きさである粒子径を光散乱により検知し、形状及び表面状態が反映される偏光度を算出する。また、センサ2は、粒子状物質に対して紫外線を照射することで、発生する蛍光の色を測定する。
図5に示すように、電界生成装置は、粒子判定部18及び記憶部19を備えている。記憶部19は、粒子状物質の種類を判定するための基準となる判定テーブルを記憶している。粒子判定部18は、センサ2により検知された粒子状物質の粒子径、形状、色等の情報を受信する。そして、粒子判定部18は、センサ2から受信した情報と、記憶部19に記憶されている判定テーブルとに基づいて、浮遊している粒子状物質がウイルス若しくは細菌であるか否かを判定する。さらに、粒子判定部18は、判定結果を制御部17に送信する。制御部17は、この判定結果に基づいて、高圧電源16に供給する電圧を変化させる。
図6は、本実施の形態における電界生成装置の駆動時の動作を示すフローチャートである。以下、図6を参照して、電界生成装置の動作を説明する。
本体100がリモコン等により稼動開始すると、送風ファン8、上下風向板5及び左右風向板9が稼動する(ステップS101)。このとき、送風ファン8、上下風向板5及び左右風向板9は、使用者の設定に従って調整される。
ステップS101と同時に、センサ2は、室内に浮遊している粒子状物質を検知する(ステップS102)。粒子判定部18は、センサ2により検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌か、それ以外か判定する(ステップS103)。このとき、粒子判定部18は、記憶部19に記憶されている判定テーブルに基づいて判定を実施する。
ステップS103において、粒子状物質がウイルス若しくは細菌以外であると判定された場合、制御部17は、高圧電源16に直流の信号(電圧)を発信する(ステップS104)。一方、粒子状物質がウイルス若しくは細菌であると判定された場合、制御部17は、高圧電源16にパルスの信号(電圧)を発信する(ステップS105)。その結果、高圧電源16が駆動する(ステップS106)。高圧電源16は、制御部17からの信号に基づいて、直流若しくはパルス状の電圧を出力し、電界生成エレメント10を駆動させる。その後、ステップS102以降の動作を運転停止まで繰り返す。
上述したとおり、本実施の形態では、制御部17が、粒子判定部18の判定結果に基づいて、高圧電源16に供給する電圧を変化させる。このため、高圧電源16から電界生成エレメント10に印加される電圧は、粒子判定部18の判定結果に基づいて変化する。これにより、浮遊している粒子状物質の種類に合わせて、最も除去及び不活化効果が高い電圧で電界生成エレメント10を動作させることができる。その結果、清浄化性能が向上し、短時間で効率的に室内の空気を清浄化することができる。
また、上述したとおり、本実施の形態では、浮遊している粒子状物質がウイルス若しくは細菌であると判定された場合は、電界生成エレメント10にパルス状電圧を印加する。一方、浮遊している粒子状物質がウイルス若しくは細菌以外であると判定された場合は、電界生成エレメント10に直流電圧を印加する。このため、粒子状物質がウイルス若しくは細菌であっても、それ以外のものであっても、高い除去及び不活化効果を得ることができる。その結果、清浄化性能が向上し、短時間で効率的に室内の空気を清浄化することができる。
また、上述したとおり、本実施の形態では、センサ2が検知した粒子状物質の粒子径、形状、色等に基づいて、粒子判定部18が粒子状物質の種類を判定する。このため、効率よく粒子状物質を判別することができる。その結果、清浄化性能が向上し、短時間で効率的に室内の空気を清浄化することができる。
また、上述したとおり、本実施の形態では、高圧電源16が、制御部17から1次側に供給される電圧の変化と連動して、電界生成エレメント10に印加する出力電圧を変化させる。このため、高圧電源16の仕様を変更する必要がなく、安価に装置を構成することができる。
また、上述したとおり、本実施の形態では、対向電極15が金属板から製作されている。このため、樹脂成形によって製作する場合と比較して、対向電極15を精密に形成することができる。また、対向電極15を金属板から製作すれば、上部フレーム11の開口面に対する傾斜が経年によって変化してしまうことも、大幅に抑制することができる。
本実施の形態では、対向電極15は、上部フレーム11の開口面に対して斜めに配置されている。しかし、対向電極15は、電界生成エレメント10を本体100の内部に設置したときに、空気吸込口1から流入する空気を少ない抵抗で通過させることができれば、斜めでなくてもよい。対向電極15は、空気の流れに沿った角度とするのが望ましい。
また、本実施の形態では、センサ2は、浮遊している粒子状物質の粒子径、形状、色等を検知する。そして、粒子判定部18は、これらの情報を受信し、これらの情報に基づいて粒子状物質の種類を判定する。しかし、センサ2が、これらの情報のいずれか若しくはいくつかを検知することとしてもよい。また、粒子判定部18が、これらの情報のいずれか若しくはいくつかを受信することとしてもよい。さらに、粒子判定部18が、これらの情報のいずれか若しくはいくつかに基づいて粒子状物質の種類を判定することとしてもよい。その結果、より簡単にセンサ2又は粒子判定部18を構成することができる。
実施の形態2.
図7は、本実施の形態における電界生成エレメント10を駆動する部位の構成図である。本実施の形態は、高圧電源の構成及び制御部17の動作を除いて、実施の形態1と同様である。以下、実施の形態1との相違点を中心に説明し、実施の形態1と同じ部分にはこれと同じ符号を付して、一部の説明を省略する。
図7に示すように、本実施の形態では、第1の高圧電源16a及び第2の高圧電源16bが設けられている。高圧電源16a及び第2の高圧電源16bは、制御部17と接続されている。第1の高圧電源16aは、制御部17から直流の信号(電圧)を受けることで、直流電圧を出力する。第2の高圧電源16bは、制御部17から直流の信号(電圧)を受けることで、パルス状電圧を出力する。
第1の高圧電源16a及び第2の高圧電源16bと、電界生成エレメント10との間には、切替部20が設けられている。電界生成エレメント10は、切替部20により、第1の高圧電源16a及び第2の高圧電源16bのいずれか一方と接続される。切替部20は、制御部17により制御される。
図8は、本実施の形態における電界生成装置の駆動時の動作を示すフローチャートである。以下、図8を参照して、電界生成装置の動作を説明する。
本体100がリモコン等により稼動開始すると、送風ファン8、上下風向板5及び左右風向板9が稼動する(ステップS201)。このとき、送風ファン8、上下風向板5及び左右風向板9は、使用者の設定に従って調整される。
ステップS201と同時に、センサ2は、室内に浮遊している粒子状物質を検知する(ステップS202)。粒子判定部18は、センサ2により検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌か、それ以外か判定する(ステップS203)。このとき、粒子判定部18は、記憶部19に記憶されている判定テーブルに基づいて判定を実施する。
ステップS203において、粒子状物質がウイルス若しくは細菌以外であると判定された場合、制御部17は、切替部20により第1の高圧電源16aと電界生成エレメント10とを接続させる(ステップS204)。このとき、第2の高圧電源16bは、電気的に電界生成エレメント10と切り離される。
ステップS203において、粒子状物質がウイルス若しくは細菌であると判定された場合、制御部17は、切替部20により第2の高圧電源16bと電界生成エレメント10とを接続させる(ステップS205)。このとき、第1の高圧電源16aは、電気的に電界生成エレメント10と切り離される。
ステップS204又はステップS205に続いて、制御部17は、直流の信号(電圧)を発信する(ステップS206)。その結果、第1の高圧電源16a若しくは第2の高圧電源16bが駆動する(ステップS207)。これにより、直流若しくはパルス状の電圧が出力され、電界生成エレメント10が駆動される。その後、ステップS202以降の動作を運転停止まで繰り返す。
上述したとおり、本実施の形態における電界生成装置は、直流電圧を出力する第1の高圧電源16aと、パルス状電圧を出力する第2の高圧電源16bとを備えている。そして、制御部17は、粒子判定部18の判定結果に基づいて、電界生成エレメント10と接続する高圧電源を切替部20により切り替える。このため、電界生成エレメント10に印加する電圧を確実に変化させることができる。これにより、浮遊している粒子状物質の種類に合わせて、最も除去及び不活化効果が高い電圧で電界生成エレメント10を動作させることができる。その結果、清浄化性能が向上し、短時間で効率的に室内の空気を清浄化することができる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、図1及び図2に示す壁掛け型の空気調和機に電界生成装置を搭載している。しかし、電界生成装置は、他の構成の空気調和機、空気清浄機、送風機に搭載することも可能である。本実施の形態では、壁掛け型に代えて、天井埋め込み型の空気調和機に電界生成装置を搭載することとした。
図9は、本実施の形態における空気調和機の正面斜視図である。天井埋め込み型の空気調和機でも、実施の形態1及び2と同様に、空気吸込口1の内側には、図示しないプレフィルター6が設けられている。本体100の内部には、図示しない熱交換器7が設けられている。熱交換器7は、通過する空気を冷やしたり暖めたりする。また、本体100の内部には、図示しない送風ファン8が設けられている。送風ファン8は、空気吸込口1から室内空気を吸込み、空気吹出口4から室内に風を吹出す。さらに、空気吸込口1の内側には、プレフィルター6の風下かつ熱交換器7の風上に、電界生成エレメント10が設けられている。送風ファン8が駆動すると、空気吸込口1から吸込まれた空気は、プレフィルター6、電界生成エレメント10、熱交換器7、送風ファン8、風路、空気吹出口4の順に通過し、室内に風として吹き出される。
図9に示すように、本実施の形態では、センサ2は、空気吸込口1の横に設置されている。その他の構造、動作は実施の形態1及び2と同様である。
上述したとおり、本実施の形態では、天井埋め込み型の空気調和機に電界生成装置を搭載しているが、実施の形態1及び2と同様の動作をすることで、同様の効果を得ることができる。すなわち、浮遊している粒子状物質の種類に合わせて、最も除去及び不活化効果が高い電圧で電界生成エレメント10を動作させることができる。その結果、清浄化性能が向上し、短時間で効率的に室内の空気を清浄化することができる。
実施の形態1、2及び3では、電界生成装置を空気調和機に搭載しているが、空気清浄機、送風機等に搭載することもできる。
この発明に係る電界生成装置は、例えば、家庭のリビング、オフィス、店舗等の各種空気調和機、空気清浄機、送風機に搭載することができる。また、エレベータ、ダクト等にファンを設けることでも搭載することができる。
1 空気吸込口、2 センサ、3 人体検知センサ、4 空気吹出口、5 上下風向板、6 プレフィルター、7 熱交換器、8 送風ファン、9 左右風向板、10 電界生成エレメント、11 上部フレーム、12 下部フレーム、13 取っ手、14 放電電極、15 対向電極、16 高圧電源、16a 高圧電源、16b 高圧電源、17 制御部、18 粒子判定部、19 記憶部、20 切替部、100 本体

Claims (8)

  1. 電圧を印加されることで電界を生成する電界生成エレメントと、
    前記電界生成エレメントに電圧を印加する高圧電源と、
    空気中の粒子状物質を検知するセンサと、
    前記センサにより検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌であるか否かの判定を行う粒子判定部と、
    前記高圧電源の1次側に電圧を供給する制御部と、
    を備え、
    前記制御部は、前記粒子判定部の判定結果に基づいて、前記高圧電源に供給する電圧をパルス状電圧又は直流電圧に変化させ、
    前記高圧電源は、前記制御部から供給される電圧の変化と連動して前記電界生成エレメントに印加する電圧をパルス状電圧又は直流電圧に変化させる電界生成装置。
  2. 前記制御部は、前記センサにより検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌であると前記粒子判定部によって判定された場合は、前記高圧電源にパルス状電圧を供給し、
    前記高圧電源は、前記制御部からパルス状電圧が供給された場合は、前記電界生成エレメントにパルス状電圧を印加する請求項1に記載の電界生成装置。
  3. 前記制御部は、前記センサにより検知された粒子状物質がウイルス若しくは細菌でないと前記粒子判定部によって判定された場合は、前記高圧電源に直流電圧を供給し、
    前記高圧電源は、前記制御部から直流電圧が供給された場合は、前記電界生成エレメントに直流電圧を印加する請求項1又は2に記載の電界生成装置。
  4. 粒子状物質の種類を判定するための基準となる判定テーブルを記憶している記憶部を備え、
    前記センサは、粒子状物質を光学的に検知し、粒子状物質の粒子径を光散乱により検知し、粒子状物質の形状が反映される偏光度を算出し、粒子状物質に対して紫外線を照射することで発生する蛍光の色を測定し、
    前記粒子判定部は、前記センサにより検知された粒子状物質の粒子径、形状、色の情報のうち少なくとも1つと前記記憶部に記憶されている判定テーブルとに基づいて判定を行う請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電界生成装置。
  5. 前記高圧電源は、波高値が4〜7kVで周波数が10〜1000Hzであるパルス状電圧を前記電界生成エレメントに印加する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の電界生成装置。
  6. 空気吸込口及び空気吹出口が設けられた本体と、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から空気を吸込み、前記空気吹出口から空気を吹出す送風ファンと、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から吸込まれた空気が通過し、通過する空気を冷やしたり暖めたりする熱交換器と、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から吸込まれた空気が通過する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電界生成装置と、
    を備えた空気調和機。
  7. 空気吸込口及び空気吹出口が設けられた本体と、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から空気を吸込み、前記空気吹出口から空気を吹出す送風ファンと、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から吸込まれた空気が通過する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電界生成装置と、
    を備えた空気清浄機。
  8. 空気吸込口及び空気吹出口が設けられた本体と、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から空気を吸込み、前記空気吹出口から空気を吹出す送風ファンと、
    前記本体の内部に設けられ、前記空気吸込口から吸込まれた空気が通過する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電界生成装置と、
    を備えた送風機。
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