JP2007330291A - 携帯型空気浄化装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者が動作中であっても、常に正及び負イオンを顔面近傍の空間に向けて放出することのできる携帯型空気浄化装置を提供する。
【解決手段】正イオンと負イオンを発生するイオン発生素子2を内装し、吹出口10を有する筐体5と、この筐体5を一定の姿勢に保つイオン放出方向維持手段とから構成される。イオン放出方向維持手段としては、筐体5を回動自在に支持する支持部6と、筐体5の壁面の一部に設けられた重り7とを備え、筐体5の重心をずらすことにより筐体5の姿勢を一定に保つことができる。
【選択図】図1
【解決手段】正イオンと負イオンを発生するイオン発生素子2を内装し、吹出口10を有する筐体5と、この筐体5を一定の姿勢に保つイオン放出方向維持手段とから構成される。イオン放出方向維持手段としては、筐体5を回動自在に支持する支持部6と、筐体5の壁面の一部に設けられた重り7とを備え、筐体5の重心をずらすことにより筐体5の姿勢を一定に保つことができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、室外において人間、特にウオーキングやジョギング等の室外での運動を行っている人間、あるいは通勤や通学やショッピングなどで外出している人間が、カビやウイルスやダニや花粉等のアレルゲン成分による影響を受け、感染症やアレルギー症状を発症しないようにするために、正イオンと負イオンを発生する携帯型空気浄化装置に関するものである。特に、ペンダント型や、ブローチ型といった、人体の胸部に取り付けて使用する形態の携帯型空気浄化装置に関するものである。
住宅環境やオフィスビルといった人間が通常の日常生活する環境において、カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニ等のアレルゲン成分といった生物に由来する汚染原因を除去/不活化するための手法として、近年では、大気中の正イオンと負イオン(以下、正及び負イオンと称する)を利用する方法が非常に好ましい方法として盛んに用いられる。
ここでは、正及び負イオンの効果については、特許文献1に詳細に記載されている。以下に、簡単に説明する。
イオン発生装置の作動原理は、プラズマ領域を形成してイオンを発生するイオン発生電極を有するイオン発生素子の電極間に、交流の高電圧、多くの場合はパルス電圧を印加すると、放電によりイオン発生電極から正イオンと負イオンを発生する。発生した正イオンとしては、H+(H2O)m(mは任意の自然数)、負イオンとしてはO2 −(H2O)n(nは任意の自然数)が最も安定的に生成している。イオン種については、質量分析法による精密な測定で確認されている。
これらの正イオンと負イオンが空気中に同時に生成すると、化学反応を起こし、活性種である過酸化水素H2O2またはヒドロキシラジカル・OHを生成する。これらの過酸化水素H2O2またはヒドロキシラジカル・OHが極めて強力な活性を示し、空気中の浮遊菌やウイルスや花粉やダニのアレルゲン成分を除去・不活化することができるというものである。
したがって、上記の効果を発揮するには、空間に正イオンと負イオンの両方を供給しなければならない。また、上記の効果を空間に波及させるためには、正及び負イオンを含む空気を空間に放出する必要がある。そこで、送風手段を設け、送風手段からの空気の気流によりイオンを波及させる方法が好ましい。
図12に、室内空間等において用いられる空気浄化装置を模式的に示す。なお、後述の本発明の実施形態と対応するものは同じ番号で示す。この空気浄化装置は、カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニのアレルゲン成分等を除去・不活化することに効果的であるものである。イオン発生素子2と送風手段3とから構成されている。送風手段3は、イオン発生素子2で発生した正及び負イオンを空間に効果的に拡散させるために多用される。
イオン発生素子2の表面には、誘電体21が設けられ、この誘電体21の裏側には、誘電電極22が設けられる。この誘電電極22と対向するように、誘電体21の表面には、イオン発生電極2aが取り付けられている。図12では、イオン発生電極2aの形状は網状となっている。
イオン発生電極2aおよび誘導電極4は、リード線12を通じて高圧パルス駆動回路23に接続されている。高圧パルス駆動回路23は、イオン発生素子2の内部に収納されている。
このような構成のイオン発生素子2において、イオン発生素子2を駆動するパルス電圧が印加され、送風手段3が駆動される。つまり、イオン発生電極2aおよび誘導電極4間に正負電圧からなる、ピーク値が例えば約2.7kVであるパルス電圧を印加し、送風手段3を駆動することにより、空気Aが通風路11を通る。イオン発生素子2を通過するとき、空気Aはイオン発生電極2aから発生したイオンを含み、イオンを十分に含んだ空気Bとなって、空間に放出される。
イオンを十分に含んだ空気Bは、正イオンと負イオンとを両方含んでいる。空気中に放出された正及び負イオンは、空気中に存在するカビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニのアレルゲン成分を不活化・除去するという効果的な影響を空気に与えることができる。
カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニ等のアレルゲン成分を不活化・除去するため、イオン発生素子のイオン発生電極で発生する正及び負イオンを、より広い範囲に拡散させるには、正及び負イオンを室内に放出する送風手段3を備えていることが望ましい。
ここで言う、正及び負イオンを空間に拡散させるための送風手段3の運転方法については、特に限定されるものではない。連続運転でもよいし、また、運転と停止の繰り返しといった方法でも構わないが、イオン発生素子2のイオン発生電極2aで発生した正及び負イオンを空間に効率的に拡散、放出させることが効果的である。更に、送風手段3の形状に関しても、特に限定されるものではない。もっとも一般的に用いられる形状としては、プロペラファンを挙げることができる。
上記の通り、正及び負イオン発生素子を用い、室内空間において正及び負イオンを放出することにより、人体に悪影響を及ぼすカビや浮遊菌やウイルスや花粉やダニのアレルゲンを除去・不活化することができる。これらの各種成分を効果的に、除去・不活化することにより、室内空間において感染症やアレルギー症状を発症することが抑制されることになる。
図13には、上記のイオン発生素子2を駆動するパルス電圧の波形の一例を示している。
プラスマイナス2.7kVのパルス電圧波形を用いることにより、上記の正及び負イオンを発生させることができる。もちろん、波形としては、正弦波といった簡単な交流波形を用いることでも、正及び負イオンを発生させることは可能である。ただし、正及び負イオンの発生の割合効率を向上させるためには、図13に示したようなパルス波形の方が望ましい。
近年においては、人々が室内に閉じこもる時間を少なくして、積極的に外出する傾向が顕著になりつつある。健康志向の高まり、運動不足の解消、スリムな体形の維持、肥満の解消、気分のリフレッシュ、ストレス解消といった様々な目的で、ウオーキングやジョギングを行う人々が増加している。ウオーキングやジョギングは手軽に低コストで行える有酸素運動であり、蓄積した脂肪分を燃焼するのに最適な運動であることから、男女を問わず幅広い世代で人気である。
ウオーキングやジョギングは一般的に室外で行うものであるので、外部の空気を体内に直接吸い込む環境にある。しかし、人間が呼吸するとき、常に良好な環境であることはなく、吸い込んだ吸気中に、人体に有害な成分を含む場合もある。
また、ウオーキングやジョギングを継続して行うことが、より効果を高める。毎日欠かさず継続する人も多い。季節や時間を問わず年中行えるため、例えば、春季にはスギやヒノキの花粉が大気中に放出される環境の中をウオーキングやジョギングすることになり、花粉症の人は被害を受ける。また、冬季においては、インフルエンザ等の感染症が流行していると、ウイルスや細菌が猛威を振るう環境でウオーキングやジョギングすることになり、感染するおそれがある。特に、運動の最中は、疲労により感染症に対する抵抗力が低下しているので、運動を行っていない状態よりも感染するリスクが大きい。
このように、健康増進、運動不足の解消、スリムな体形の維持、肥満の解消、気分のリフレッシュ、ストレス解消といった目的のために各自がウオーキングやジョギングを行うと、逆に上記理由によって人体に悪い影響を及ぼしてしまう。
また、あるいは、ウオーキングやジョギングといった形態での意図的な外出ではなく、日常生活において、通勤、通学、ショッピングといった形態での外出を要する場合もある。これらの行事の際に、室外に出ることにより、外部の空気を体内に直接吸い込む環境にある。しかし、人間が呼吸するとき、常に良好な環境であることはなく、吸い込んだ吸気中に、人体に有害な成分を含む場合もある。したがって、通勤、通学、ショッピングといった行為による外出においても、春季にはスギやヒノキの花粉が大気中に放出される環境になり、花粉症の人は被害を受ける。また、冬季においては、インフルエンザ等の感染症が流行していると、ウイルスや細菌が猛威を振るう環境で感染し、感染症を発症するおそれがある。
したがって、これらの問題を根本的に解決し、季節や時間を問わずいつの時期においても最も効果的なウオーキングやジョギングを行うためには、カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉およびダニ等のアレルゲン成分が存在しない室内環境においてウオーキングやジョギングすればよい。しかし、通勤や通学のときにウオーキングやジョギングする人々にとっては、室内でウオーキングやジョギングするといった行為は非現実である。
また、同様に、通勤や通学やショッピングといった外出においても、同様であり、室外に出た際に、季にはスギやヒノキの花粉が大気中に放出される環境になり、花粉症の人は被害を受ける。また、冬季においては、インフルエンザ等の感染症が流行していると、ウイルスや細菌が猛威を振るう環境で感染し、感染症を発症するおそれがある。
したがって、少なくとも人間が空気を吸入する顔面近傍の空間、すなわち鼻や口の周囲において、これらの花粉やウイルス等や花粉やダニ等のアレルゲン成分が無い、あるいは不活化された環境を形成することが望まれる。そこで、小型の携帯型の空気浄化装置であれば、除去・不活化が可能であり、携帯も容易であるので、好ましい形態となる。携帯型空気浄化装置を所有して、ウオーキングやジョギングすることにより、感染症やアレルギー性疾患になるリスクが解消される。
また、ウオーキングやジョギングだけではなく、通勤や通学やショッピングといった外出活動においても、携帯型空気浄化装置を用いることにより、感染症やアレルギー症を発症するリスクが解消される。
このように浮遊菌やウイルスや花粉やダニのアレルゲンに対して優れた効果を示す正及び負イオンを室内環境だけではなく、室外でウオーキングやジョギングを行っているときや、あるいは、通勤や通学やショッピングなどの外出活動においても活用すればよい。携帯型空気浄化装置から発生させる正及び負イオンにより、人間が呼吸することになる顔面近傍の空間、すなわち鼻や口の周りに存在する、カビや浮遊菌やウイルスや花粉やダニのアレルゲンを除去・不活化することができれば、ウオーキングやジョギングの最中に感染症やアレルギー症にかかるリスクが大幅に低下する。あるいは、通勤や通学やショッピングといった外出においても、感染症やアレルギー症にかかるリスクが大幅に低下する。
以上のことより、室内での使用に限定することなく、室外においても正及び負イオンの効果を発揮させるために、室内空間といった広い空間全体に正及び負イオンを放出するのではなく、ある特定の空間に局所的に正及び負イオンを放出する方法が提案されている。正及び負イオンを局所空間に放出することは、室内空間全体に正及び負イオンを放出するよりも比較的容易に達成できる。これはすなわち、室内空間全体に正及び負イオンを均一に放出することよりも、局所の小さな空間に正及び負イオンを局所的に放出することが容易に達成できることによるものである。
ここで、正及び負イオンを放出する局所的な空間としては、人間が呼吸により、吸気することになる空間である、したがって、これらのことを考慮すれば、鼻や口の周りに正及び負イオンを放出する方法として、小型で運搬の容易な携帯型空気浄化装置が提案されている。特に、正及び負イオンを空気中に放出する空気浄化装置であって携帯に便利な小型のものが、例えば特許文献2及び特許文献4に開示されている。以下、このような携帯型空気浄化装置を簡単に説明する。
携帯用空気浄化装置は、本体内部にイオン発生素子を備え、正イオンと負イオンを空気中に放出し、空気中に浮遊する細菌やウイルスやアレルゲン成分を除去、不活化することを特徴としている。電源には、携帯性に優れた着脱可能な電池やバッテリ等が使用され、使い勝手が向上する。
上記の携帯型の空気浄化装置であれば、使用環境が室内空間だけに限定されるものではなく、室外にも手軽に持ち運びすることが可能である。ウオーキングやジョギングや通勤や通学やショッピングといった室内から出ての外出の最中にも用いることが可能となる。
ウオーキングやジョギングや通勤や通学やショッピングといった室内から出ての外出の最中においては、花粉やウイルスやアレルゲン成分といった有害な成分を含む環境の中を通ることが大いに考えられる。人間が呼吸により吸気することになる鼻や口の周りに、携帯型空気浄化装置から正及び負イオンを放出すると、花粉やウイルスやアレルゲン成分といった有害な成分が除去・不活化される。その結果、ウオーキングやジョギング中に感染症やアレルギー性疾患になるリスクを回避することができる。
ここで、携帯型空気浄化装置の形態について記す。
図14と図15に、装身具に取り付け可能な携帯型空気浄化装置の概要を示す。図14に示す携帯型空気浄化装置では、イオン発生素子2と送風手段3に電力を供給するための電池やバッテリ等の電源4がリード線12を通して風洞ケース5の外部に取り付けられている。図15の携帯型空気浄化装置では、イオン発生素子2と送風手段3に電力を供給するための電源4がケース5に内蔵されている。
スイッチをオンすると、イオン発生素子2と送風手段3が作動する。吸い込まれた空気Aは、イオン発生素子2のイオン発生電極2aで発生する正及び負イオンを含有して、イオンを十分に含んだ空気として外部空間に放出される。
イオンを十分に含んだ空気は、正イオンと負イオンとを両方の両方をほぼ同量含んでおり、空気中に放出されると、空気中に存在するカビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニのアレルゲン成分を不活化・除去する。
この携帯型空気浄化装置1でも、動作原理は図12に示した従来からの形態である室内環境で用いられる空気浄化装置と同様である。したがって、この携帯型空気浄化装置1によっても、カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニのアレルゲン成分等を除去・不活化することに効果的である。
このような携帯型空気浄化装置1を用いることにより、人間がウオーキングやジョギングや通勤や通学やショッピング等の目的で外出する際に、作動させることにより、正及び負イオンを人間が呼吸する周囲に放出することにより、人間が呼吸する空間の空気について、ウイルスやカビやアレルゲン成分を効果的に不活化することが出来る。
具体的な例として、ペンダント型の携帯型空気浄化装置を図16に示す。この携帯型空気浄化装置では、ペンダント本体の内部に小型のイオン発生素子2および送風手段3が設けられ、イオン発生素子2および送風手段3に電力を供給する電源4と本体とはリード線12によって接続されている。このリード線12を首に掛けて、ペンダントとして携帯できるようになっている。スイッチをオンすると、イオン発生素子2と送風手段3が駆動され、吸気口から外部の空気Aが取り込まれる。空気はイオン発生素子2から発生した正及び負イオンを含んだ状態となり、送風路11を通り、正及び負イオンを十分に含んだ空気となって、外部空間に放出される。正及び負イオンの効果により、ペンダント型の携帯型空気浄化装置1を着用している人間の周囲の空気中のカビや浮遊菌やウイルスや花粉やダニのアレルゲンを除去・不活化することができる。
また、別の具体例として、図17に示すように、ネックレス型の携帯型空気浄化装置が提案されている。この携帯型空気浄化装置においては、ネックレスのチェーン(ストラップ)21と、正及び負イオン発生素子2および送風手段3が設けられ、イオン発生素子2および送風手段3に電力を供給する電源4も取り付けられている。電源4を駆動することにより、正及び負イオン発生素子2のイオン発生電極2aより正及び負イオンが発生し、送風手段3により、正及び負イオンがBイオンを充分に含んだ空気として、空間に放出されることとなる。
これらの図15、図16、図17で示したペンダント型やネックレス型の携帯型空気浄化装置においては、正及び負イオンの吹出す方向を、人間が呼吸する空間(すなわち、口や鼻の周囲)に設定することにより、鼻や口の周りに効果的に正及び負イオンが放出される。人間が呼吸をする際には、カビやウイルスやアレルゲン成分が除去・不活化された条件で人体に吸入されることとなり、カビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニ等のアレルゲン成分による感染症やアレルギー性疾患になるリスクを低減することができる。したがって、イオン発生素子、送風手段、電源を備えた携帯型空気浄化装置を作動することによって、人間が呼吸により吸引する局所的な空間である鼻や口の周りに正及び負イオンが放出される。たとえ周囲の空気にカビや浮遊菌やウイルスや花粉及びダニ等のアレルゲン成分が含有されている場合においても、イオン発生装置から鼻や口の周りに放出された正及び負イオンにより不活化・除去された状態となっており、人体に吸引しても、感染症やアレルギー性疾患を発症するリスクは大幅に抑制される。これにより、室内ではなく、室外をウオーキングやジョギングしても、本来の目的である健康増進の効果を一層高めることができる。さらには、ブローチ型に加工して、本体を衣服に取り付けることもできる。したがって、これらの特徴を活かすことにより、室内ではなく室外において、正及び負イオンを発生するイオン発生素子を備えた携帯型空気浄化装置として効果的に利用することができる。
このような形態性に優れた携帯型空気浄化装置を次のように使用することが可能である。
また、別の実施形態として、図18に示すように、ウオーキングやジョギングを行う人間33がかぶる帽子(キャップ、ハット)に携帯型空気浄化装置が取り付けられている状況を示している。図18においては、携帯型空気浄化装置は、帽子(キャップ、ハット)13の側面に取り付けられる。携帯型空気浄化装置1は、正及び負イオンを発生するイオン発生素子と、正及び負イオンを空間に放出するための送風手段と、イオン発生素子や送風手段に電気を供給するための電池やバッテリ等の電源とを備えている。
帽子(キャップ、ハット)13において、携帯型空気浄化装置1を取り付ける位置は、少なくとも鼻や口の周りに正及び負イオンを放出できるように、帽子(キャップ、ハット)の前部、横部、上部に設置されていることが好ましい。帽子(キャップ、ハット)の後部に携帯型空気浄化装置が設置されると、顔面近傍に効果的に正及び負イオンを放出することが困難となる。
帽子(キャップ、ハット)13に取り付けられた携帯型空気浄化装置1を用いて、ウオーキングやジョギングを行うとき、携帯型空気浄化装置1を作動すると、正及び負イオンが供給されることにより、ウイルスやカビやアレルゲン成分が効果的に除去・不活化されるものである。
また、別の従来の技術として、使用者に快適な空気を送風するハンディータイプの空気浄化装置を提供することを目的として、空気浄化装置が公開されている(特許文献3)。
この公開特許公報によると、この公報における空気浄化装置は、吸入部と排気部とを対抗して配設した筐体と、筐体の表面に配設した操作部とからなる。これにより、使用者に快適条件で空気を送風するコンパクトで携帯可能なハンディータイプの空気浄化装置を提供できるとある。
さらに、筐体内にマイナスイオン発生手段を備えることにより、マイナスイオンを含んだ浄化した空気を使用者に快適条件で送風することができる。
さらに、排気部が、風向を可変できる構成とすることにより、使用者の体格に合わせて風向を可変とすることができるとある。
さらに、排気部が風量を可変できる構成とすることにより、使用者に感度や体調に合わせて風量を調節することができるとある。
以上の効果により、使用者が任意の時間や場所で浄化した空気を吸うことができるコンパクトで携帯可能なハンディータイプ空気浄化装置を提供できると結論つけられている。
しかし、この従来例においては、風向を可変できるとあるが、可変する目的としては、使用者の体格に合わせるものであり、あらかじめ使用者に合わせて設定するという手法にある。したがって、例えば、実際の使用状況において、周囲の環境が変化したときに対応できるといったものではない。
また、排気部が風量を可変できる構成と明記されているが、風量を可変する手段や目的などに関して充分に明記されていない状況にある。以上のことから、この公開特許公報に明記された条件では、使用者に対して、浄化された空気が完全に届かずに、良好なクリーンエアー環境を提供できないと判断できるものである。
特開2002−95731号公報
特開2003−343887号公報
特開2003−262370号公報
特開2005−261713号公報
ところが、上記のペンダントやネックレス型の形態を有する携帯型空気浄化装置や帽子(キャップ、ハット)に携帯型空気浄化装置が取り付けられた状態で、ウオーキングやジョギングといった運動中に用いる場合、あるいは、通勤や通学やショッピングなどの外出時に用いた場合において、空気浄化装置としての効果が得にくい場合があることが分かった。これは、人間の動きにより携帯型空気浄化装置が様々な方法に揺れ動き、イオンの吹出口が様々な方向に向いてしまうことによる。
携帯型空気浄化装置は、図16、図17、図18に示すとおり、吹出し部から正及び負イオンが放出される構造となっている。吹出し部は、基本的に携帯型空気浄化装置のある部位に構成されているものである。したがって、使用者の動きに伴って携帯型空気浄化装置が揺れ動くことにより、正及び負イオンの吹出し部についても揺れ動くこととなり、人間が呼吸により吸引する局所的な空間である鼻や口の周りに、正及び負イオンが効果的に放出されなくなる。
例えば、ペンダント型やネックレス型やブローチ型の携帯型空気浄化装置においては、首周辺に安全ピン等の固定具で固定されていたり、あるいはチェーンを通して首にぶら下がっている状態のため、図20に示すように、人間の動きにより携帯型空気浄化装置の吹出部が、人間が呼吸する空間と全く関係の無い方向(例えば、足元への吹出し方向、あるいは、人間の歩く進行方向)になってしまう。そのために、使用者の顔面近傍の大気中には、正及び負イオンはほとんど含有されていないという状況となる。したがって、ウイルスや菌類やアレルゲン成分が正及び負イオンにより除去、不活化されないままに、人体内部に吸引されることとなり、正及び負イオンの効果を得ることなく、感染症やアレルギー症状を発症する恐れが生じる。
これを解決するための方法として、すでにいくつかの携帯型空気浄化装置についての形態が提案されている。
たとえば、マスク型の携帯型空気浄化装置が提案されている。人間が口や鼻で呼吸をする部分について、携帯型空気浄化装置を備えたマスクを設置するというものである。このような形態であれば、常に正及び負イオンで満たされた空気を口や鼻を通して吸引することになる。すなわち、マスク型であれば、常に正及び負イオンを含有する空気を吸引することが可能となる。
しかし、このような場合、例えば飲食や休憩時に携帯型空気浄化装置であるマスクを取り外す場合においては、正及び負イオンによるウイルスや菌類やアレルゲン成分の不活化の効果を得ることができなくなり、結果として、感染症やアレルギー症状を発症する恐れがある。マスク型の携帯型空気浄化装置においては、鼻や口の周りにマスクの布が密着しており、呼吸自体の負担が大きい。そのため、運動であるウオーキングやジョギングの最中に、十分な酸素を吸い込めず、マスクを常時使用することが負担となる。
したがって、この発明の携帯型空気浄化装置においては、マスクを着用している場合においては、ウイルスや菌類やアレルゲン成分に対して、効果的な除去、不活化を示すが、いったんマスクを取り外すと、口部や鼻部の周囲に正及び負イオンが放出されなくなり、感染症やアレルギー症を発症するリスクが発生する。
そこで、本発明は、上記課題に鑑み、室内空間で正及び負イオンが放出される場合と同等の除去・不活化の性能を維持しつつ、より簡便で低コストである携帯型空気浄化装置の提供を目的とする。すなわち、ウオーキングやジョギングといった運動中、あるいは、通勤や通学やショッピングといった外出時の移動において、常に正及び負イオンを顔面近傍の局所的な空間に向けて放出できるようにした携帯型空気浄化装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、従来の正及び負イオンを発生する携帯型空気浄化装置において課題であった、正及び負イオンの放出方向について、人間の動きによっても乱れることなく、効果的に人間が呼吸する領域である、口や鼻の周囲といった顔面近傍に放出するようにしたものである。すなわち、人間がジョギング、ウオーキング、通勤、通学又はショッピング等の理由により外出する場合においても、室内空間での正及び負イオンの効果を引き続き維持することを目的とするものである。なお、使用時は外出時に限定されるものではないことは勿論である。
そのための手法として、精魂込めた研究により以下に記す手法を見出したものである。すなわち、本発明の携帯型空気浄化装置においては、正イオン及び負イオンを発生するイオン発生素子が内装され、吹出口を有する筐体と、携帯中、常に使用者の顔面近傍に正イオン及び負イオンを供給できるように、吹出口から吹出される正イオン及び負イオンの放出方向を一定に維持するイオン放出方向維持手段と、を備えたことを特徴とするものである。イオン放出方向維持手段は、人間がジョギング、ウオーキング、通勤、通学又はショッピング等の外出時に動いた場合においても、正及び負イオンの吹出し方向が常に使用者の顔面付近となるように調整する。外出時の使用においても、正及び負イオンの効果を維持することができる。
ここで、イオン放出方向維持手段の具体例としては、筐体と水平面との関係において筐体の姿勢を一定に保つ機構、すなわち、振り子機構が挙げられる。振り子機構とは、玩具の“やじろべえ”に代表される形態であり、携帯型空気浄化装置のうちイオン発生素子を含む部分が、振り子機構により自らバランスを維持するものである。したがって、人間が様々な動きをした場合においても、本体が備える振り子機構によって、イオン発生素子を含む部分自身がバランスをとることにより、常に、正及び負イオンを含有する空気が、人間の口や鼻の周囲に吸入されることとなり、感染症やアレルギー症状を発症するリスクが著しく減少することとなる。
より具体的には、イオン放出方向維持手段として、筐体を回動自在に支持する支持部と、筐体の壁面の一部に設けられた重りとを備え、重りにより筐体の重心をずらすことによって、筐体の姿勢を一定に保つことを特徴とするものである。
支持部は、その支点周りに筐体を回動させる。支持部の支持方法としては、紐やストラップのようなそれ自身が変形可能な部材を筐体に固定する方法や、筐体が軸回転自在となるように軸材を設ける方法が挙げられるが、これらに限定されるものではない。なお、支持部は、筐体を直接支持する形態としてもよいし、他の部材を介して間接的に支持する形態としてもよい。
重りは、筐体の一部に設けられ、筐体の重心を偏心させる。回動自在に支持された筐体の重心を偏心させることにより、携帯型空気浄化装置が揺れたとしても、筐体を常に一定の姿勢に保つことができる。したがって、イオン放出方向を一定に保つことができる。
吹出口が筐体の天面に設けられた場合、重りは、支持部の支点よりも下方に設けるのが好ましい。筐体の重心が下方に偏心するので、吹出口を常に上方へ向くように設定することができる。身体の胸面側に本携帯型空気浄化装置を設けた場合に、吹出口が常に上方を向いているので、常に顔面近傍にイオンを放出することができる。
また、イオン放出方向維持手段の別の形態として、筐体とイオン放出対象物(使用者の顔面近傍等)との相対的な関係において、筐体の姿勢を一定に保つ機構が挙げられる。すなわち、イオン放出方向維持手段として、筐体を回動自在に支持する支持部と、筐体を回動させる駆動手段と、吹出口と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、位置検出手段の検出結果から筐体の駆動手段を制御し、筐体の姿勢を変更する制御手段と、を備えた形態としてもよい。この構成により、制御手段は、位置検出手段の情報に基づいて駆動手段を制御して筐体の姿勢を変更させ、吹出口を常に使用者の顔面近傍に向けることができる。したがって、常に顔面近傍にイオンを放出し、イオン放出方向を一定に保つことができる。
筐体の駆動手段は、筐体の回動の角度を変更するものである。駆動手段としては、モータやシリンダ等が挙げられるが、これに限定されるものではない。
また、位置検出手段としては、CCDカメラ、赤外線センサまたは傾きセンサが挙げられるが、これらに限定されるものではない。
また、上記に加えて、位置検出手段の情報を記憶する情報記録手段を設けてもよい。情報記録手段は、使用者の情報(例えば、顔、服装、容姿等)をあらかじめCCDカメラや赤外線センサ等の位置検出手段を通して記憶しておく。使用時に、人間の動きが生じても、携帯型空気浄化装置に取り付けられた位置検出手段が使用者の情報(例えば、顔、服装、容姿等)をリアルタイムでモニタリングしている。したがって、人間がどのような動きをしようとも、画像認識手段がモニタリングを行い、この情報を電気的回転装置に伝達することができる。
情報記録手段としては、フレキシブルディスケット、ハードディスクに代表される磁気的記録媒体、CD−RやDVD−Rに代表される光学的記録媒体やフラッシュメモリに代表される半導体記録媒体が挙げられるが、これに限定されるものではない。
さらにまた、イオン放出方向維持手段の別の形態として、吹出口に設けられ、イオン放出方向を調節するルーバーと、ルーバーを駆動する駆動手段と、吹出口と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、位置検出手段の検出結果からルーバーの駆動手段を制御し、イオン放出方向を変更する制御手段と、を備えた形態としてもよい。この構成により、装置自体が傾いたとしても、制御手段は位置検出手段からの情報に基づいて駆動手段を制御してルーバーの角度を変更させ、イオン放出方向を変更させる。したがって、常に使用者の顔面近傍にイオンを放出することができ、イオン放出方向を一定に保つことができる。
また、人体の体温を測定する温度センサと、温度センサの検出結果から温度変化に応じてイオンの放出量を制御する制御手段と、を備えるようにしてもよい。制御手段は、温度センサにより体温(35〜40℃程度)の温度値を検出したときには、使用者が装置を使用していることになるので、イオンを放出させる。逆に、温度センサが体温の温度値を検出しないときは、使用者は装置を体から取り外しており、使用していない状態と推測されるので、イオン放出を停止させる。この構成によれば、装置の電力を抑制することができる。
なお、温度センサとしては公知の手法を用いることが可能である。一般的には半導体温度センサやバイメタルやサーミスタ手法を用いた温度センサ、あるいは、クロメル−アルメルといった熱電対を用いることも効果的である。これらの温度センサを通して、効果的に温度検知することができるものである。
本発明の携帯型空気浄化装置によると、イオン放出方向維持手段を設けることにより、ジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピング等の外出時のいかなる状況においても、携帯型空気浄化装置からの正及び負イオンの放出方向は常に、人間が呼吸をする口や鼻も周囲に放出されることとなり、口や鼻の近傍のウイルスやカビやアレルゲン成分が効果的に除去・不活化されるため、外出中の人間が感染症やアレルギー症状を発症するリスクが大幅に低減する。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、本発明は本実施形態により、何ら制限を受けるものではない。
[第一の実施形態]
図1は第一の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。図17に示した従来のネックレス型の携帯型空気浄化装置と大きく異なる点は、本携帯型空気浄化装置には、イオン放出方向維持手段が設けられていることである。イオン放出方向維持手段は、玩具の“やじろべえ”の原理を応用した振り子機構となっている。振り子機構とは、バランスをとることにより、常に筐体の向きを一定姿勢に保つことができるものである。
図1は第一の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。図17に示した従来のネックレス型の携帯型空気浄化装置と大きく異なる点は、本携帯型空気浄化装置には、イオン放出方向維持手段が設けられていることである。イオン放出方向維持手段は、玩具の“やじろべえ”の原理を応用した振り子機構となっている。振り子機構とは、バランスをとることにより、常に筐体の向きを一定姿勢に保つことができるものである。
本実施形態の携帯型空気浄化装置は、ネックレスのように胸部近傍に装着されて使用されるものである。そして、本携帯型空気浄化装置は、携帯中、常に使用者の顔面近傍に正及び負イオンを供給して、十分なイオン濃度を維持できるようになっている。ウオーキング、ジョギング、通勤、通学、ショッピング等の外出時において、鼻と口の周りのような顔面近傍に局所的に正及び負イオンを供給することができる。
具体的には、図1に示すように、本実施形態の携帯型空気浄化装置1は、正イオンと負イオンを発生するイオン発生素子2と、正負イオンを外部に放出するための送風装置3と、電力を供給する電源4と、がケース状の筐体5に内装され、この筐体5がイオン放出方向維持手段により一定の姿勢に保たれた構成となっている。イオン放出方向維持手段は、支持部6と、重り7とから構成される。支持部6の後述する枠体6aには、ストラップ8が連結されており、使用者はネックレス型として胸部付近にぶら下げて使用することができる。
筐体5の一端側には吸気口9が形成され、他端側には吹出口10が形成される。送風装置3は一端側に配され、ケース内に吸気口9から吹出口10に至る通風路11が形成される。
電池あるいはバッテリからなる電源4は、筐体5の内側に着脱可能に取り付けられ、リード線12を介してイオン発生素子2等に接続されている。なお、電源4の設置される場所については特に制限を設けるものではなく、イオン発生素子2や送風装置3に電力を供給できれば、任意の位置に据え付けることが可能である。また、イオン発生素子2、送風装置3および電源4は、特許文献1〜4に記載されている従来のものと同じである。
支持部6は、正面及び背面が開放した筒状の枠体6aと、枠体6aの内面に略水平に配され固定された軸6bとから構成される。軸6bは、筐体5の側方を軸回りに回動自在に支持する。また、軸6bによる筐体5の支持点は、吸気口9と吹出口10との中間位置か、それよりも吹出口10側が好ましい。吹出口10を天面側に位置させることができる。なお、軸6bは、筐体5を貫通する形態としてもよいし、貫通せずに筐体5を両側方から支える形態としてもよい。また、枠体6aは、筐体5の回動を妨げなければ、正面及び背面を閉鎖したケース体としてもよい。
重り7の素材や形状は、筐体5の重心位置を偏心できるものであれば限定されるものではない。重り7は平板状に形成され、筐体5の側壁壁の下方(吸気口9側)に固定される。この構成により、筐体5の重心が軸6bによる支持点よりも吸気口9側に偏心するため、吸気口9と対向面にある吹出口10を、常に上方に向かせることができる。したがって、この吹出口10から吹出されるイオンの放出方向を一定に維持し、使用者の顔面付近にイオンを供給することができる。
図4には、第一の実施形態の携帯型空気浄化装置1における情報伝達の流れを示している。本携帯型空気浄化装置1について、電源スイッチをオンすると、イオン発生素子2と送風装置3とが作動する。携帯型空気浄化装置1の通風路11内に吸い込まれた空気は、イオン発生素子2のイオン発生電極2a上に発生する正及び負イオンを吹き流す。正及び負イオンを十分に含んだ空気となって、吹出口10から外部空間に放出される。正イオンと負イオンとの両方のイオンを十分に含んだ空気は、空気中に放出されると、空気中に存在するカビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニのアレルゲン成分を不活化・除去することができる。
そして、本携帯型空気浄化装置は、イオン放出方向維持手段として支持部6及び重り7が備えられている。使用者の動きに伴って本携帯型空気浄化装置1が揺れたとしても、筐体5は枠体6aに回動自在に設けられ、かつ、吸気口9側に重り7が設けられているので、吹出口10が上方に向いた姿勢に筐体5を維持することができる。したがって、正及び負イオンの放出方向は、常に、人間が呼吸をする口や鼻の近傍に放出されることとなる。このように、顔面近傍において空気中のイオン濃度が高くなっているので、使用者は清浄な空気を吸い込めることになる。
以上のようにして、ウオーキングやジョギングをしていたり、あるいは通勤や通学やショッピング等といった理由により外出することにより、人間が外部の空気を吸い込む際に、歩いていたり走っていたり、あるいは小休憩していたりといったように、どのような状況にあっても、本発明のイオン放出方向維持手段の効果により、正及び負イオンの放出が最適な条件に制御され、顔面近傍におけるイオン濃度を高濃度に維持することができる。したがって、正及び負イオンの効果により、室外においてカビ、浮遊菌、ウイルス、花粉及びダニ等のアレルゲン成分が除去・不活化された状態となる。
また、イオン放出方向維持手段の機構自体には、駆動するために電力や磁力といったエネルギーを付与する必要がなく、重力や遠心力といった自然の作用により達成することができる。
ここで、図19及び図20には、それぞれ従来の携帯型空気浄化装置1について、静止した状態(図19)と、ジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピング等の振動が存在する状態(図20)での正及び負イオンの放出の概要を示す。
図19に示すように、静止した状況においては、携帯型空気浄化装置1の正及び負イオンの吹出し方向について、人間の口や鼻の近傍に調整されているために、効果的に正及び負イオンが供給される状況となっている。しかし、図20で示したように、携帯型空気浄化装置1を室外で使用し、携帯型空気浄化装置1が振動するような状況においては、携帯型空気浄化装置1の正及び負イオン吹出し方向が任意の方向に変わってしまうために、人間の口や鼻近傍に、正及び負イオンが放出されない。したがって、人間が呼吸により吸引する空気には、ウイルスやカビやアレルゲン成分が除去・不活化されていない状態で吸引することとなる。このような状況はすなわち、人間が感染症やアレルギー症状を発症するリスクが高くなっていることを示しているものである。
一方、図2及び図3には本発明の携帯型空気浄化装置1について、静止した状態と、ジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピング等の振動が存在する環境での正及び負イオンの放出の概要を示している。 図2は、室内空間等において静止した状態を示している。一方、図3は、室外空間などで振動が発生するような状況での状態を示している。
図2から分かるように、静止した状況においては、従来の携帯型空気浄化装置1の場合と同様に、正及び負イオンが口や鼻の近傍に放出されている。そして、図3で示したように、ジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピング等の振動が存在する環境において、たとえ携帯型空気浄化装置1が振動等の影響を受けたとしても、イオン放出方向維持手段の作用により、正及び負イオンの放出方向について、常に、人間の口や鼻の近傍に効果的に放出されるように調整することができる。したがって、図3に示すとおり、いかなるジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピング等において外出する際には、いかなる状況においても正及び負イオンは使用者の口や鼻の近傍に放出されるために、 感染症やアレルギー症状を発症するリスクが大幅に抑制されることとなる。
なお、上記においては、ネックレス型の携帯型空気浄化装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、図5に示すように、ブローチ型として帽子13等の種々の部位に固定できるようにしてもよい。この場合も、上記の携帯型空気浄化装置1の構成とほぼ同じであるが、イオン放出方向維持手段である重り7を設ける位置を変更した点で異なる。帽子のように、本携帯型空気浄化装置1を鼻や口よりも上方の位置に設ける場合には、吹出口10が下方を向くように、筐体5の吹出口10側に重り7を設けるようにする。
[第二の実施形態]
図6には、第二の実施形態のネックレス型の携帯型空気浄化装置1についての概略図を示している。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第1の実施形態における重り7に代わり、筐体5を回動させる駆動手段14と、吹出口10と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段15と、位置検出手段15の情報を記憶する情報記録手段16と、位置検出手段15の検出結果から筐体5の駆動手段14を制御し、筐体5の姿勢を変更する制御手段17とを備えたもので、その他の基本的な構成は上記第1の実施形態と同様である。
図6には、第二の実施形態のネックレス型の携帯型空気浄化装置1についての概略図を示している。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第1の実施形態における重り7に代わり、筐体5を回動させる駆動手段14と、吹出口10と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段15と、位置検出手段15の情報を記憶する情報記録手段16と、位置検出手段15の検出結果から筐体5の駆動手段14を制御し、筐体5の姿勢を変更する制御手段17とを備えたもので、その他の基本的な構成は上記第1の実施形態と同様である。
但し、筐体5は、支持部6の軸6bに対して回動自在に支持されていたが、本実施形態においては、軸6bと筐体5とは固定されており、駆動手段14により軸6bを軸回転させることによって筐体5を回動させる点で、第1の実施形態と異なる。
そこで、各基本的な構成の作用については第1の実施形態と同様であるので、その説明を省略し、本実施形態特有の駆動手段14、位置検出手段15、情報記録手段16及び制御手段17について説明する。
駆動手段14としては、ステッピングモータが使用され、枠体6aの内面に固定されると共に、軸6bを支持する。モータ14が軸6bを軸周りに回転させることにより、その軸6bに固定された筐体5が回動可能となり、筐体5の角度を変化させることができる。なお、駆動手段14としては、ギアとモータとの組み合わせ、ステッピングモータ、シリンダなどの公知の技術によって構成される。
位置検出手段15としては、CCDカメラが使用されるが、これに限定されるものではなく、赤外線センサ等の別の公知手法を用いても構わない。CCDカメラ15は、筐体5に固定され、筐体5の回動と共に移動する。CCDカメラ15は、筐体5の外面に設けられるが、開口を介す等して外部の状況をモニター可能であれば、筐体5の内面に設けてもよい。
情報記録手段16としては、フレキシブルディスケット、ハードディスクに代表される磁気的記録媒体、CD−RやDVD−Rに代表される光学的記録媒体やフラッシュメモリに代表される半導体記録媒体が挙げられるが、これに限定されるものではない。
制御手段17は、マイコンからなり、位置検出手段15の検出結果から筐体5の駆動手段14を制御し、筐体5の姿勢を変更する。
なお、図8に示すように、情報記録手段16及び制御手段17を、筐体5とは離れた位置に設け、カメラ15との通信は、特定小電力無線、ブルートゥース、赤外線、光、超音波等による無線によって行ってもよいし、ケーブルで結び有線によって行うようにしてもよい。
このような構成の携帯型空気浄化装置1について、電源スイッチをオンすると、イオン発生素子2、送風装置3、位置検出手段15、情報記録手段16及び駆動手段14が作動する。そして、第一の実施形態と同様の機構でイオンを十分に含んだ空気が吹出口10より吹出される。
このとき、CCDカメラ15は、使用者の顔や衣服等の何らかの情報(ここでは、例えば鼻)を認識するように設定される。そして、情報記録手段16に、CCDカメラ15の情報を記録させる。制御手段17は、リアルタイムでモニタリングされる情報について、所定のプログラムにしたがって、基準位置と現在の鼻の位置とを比較し、現在の鼻の位置が基準位置に戻るように、筐体5の駆動手段16を制御して、筐体5を回動させる。なお、基準位置とは、筐体5の吹出口10が使用者の顔面近傍を向いている状態のときの位置である。
このようにして、本携帯型空気浄化装置1は、位置検出手段15からの情報から、正及び負イオンの吹出し方向が人間の口や鼻の近傍となるように、筐体5の最適な向きを設定することができる。したがって、ウイルスやカビやアレルゲン成分の除去・不活化に効果的な正及び負イオンを常に人間の口や鼻の近傍に放出することが可能となり、ジョギングやウオーキングや通勤や通学やショッピングといった外出時において、これらに起因する感染症やアレルギー症状を発症するリスクが低減する。
なお、上記においては、ネックレス型の携帯型空気浄化装置1について説明したが、これに限定されるものではなく、ブローチ型として帽子等の種々の部位に固定できるようにしてもよい。この場合も、上記の第二の携帯型空気浄化装置1の構成と同様に、CCD15カメラで外部の状況をモニターし、その情報を情報記録手段16で記憶し、制御手段17がこれらの情報に基づいて、筐体5の駆動手段14を制御して、筐体5の傾きを変更するようにすればよい。この構成により、常に筐体5の吹出口10を使用者の顔面近傍に向けることができる。
[第三の実施形態]
図9は第三の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第二の実施形態における位置検出手段15及び情報記録手段16に代わり、筐体5の傾きを検出する傾きセンサ18を備えたもので、その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
図9は第三の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第二の実施形態における位置検出手段15及び情報記録手段16に代わり、筐体5の傾きを検出する傾きセンサ18を備えたもので、その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
そこで、各基本的な構成の作用については第二の実施形態と同様であるので、その説明を省略し、本実施形態特有の傾きセンサ18について説明する。
傾きセンサ18としては公知のものが使用可能である。傾きセンサ18は、筐体5の傾きを検出し、その結果を制御手段であるマイコン17に出力する。マイコン17は、筐体5が傾いているか否かを判断し、傾いている場合には、駆動手段14を制御して筐体5の傾きを補正する。なお、筐体5が傾いていない状態とは、吹出口10が上方を向いている状態である。
この構成により、筐体5の吹出口10を上方に向けた姿勢を維持することができるので、正及び負イオンを、常に、人間が呼吸をする口や鼻の近傍に放出することができる。
[第四の実施形態]
図10は第四の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第二の実施形態における構成と同一であるが、第四の実施形態では、第二の実施形態の構成に加えてさらに温度センサ19を設けたものである。その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
図10は第四の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、第二の実施形態における構成と同一であるが、第四の実施形態では、第二の実施形態の構成に加えてさらに温度センサ19を設けたものである。その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
温度センサ19としては公知のものが使用可能である。温度センサ19は、使用者の体温を検出し、その結果をマイコン17に出力する。マイコン17は、温度センサ19が体温(35〜40℃程度)の温度値を検出したときには、使用者が装置を使用していることになるので、イオンを放出させる。逆に、温度センサ19が体温の温度値を検出しないときは、使用者は装置を体から取り外して使用していない状態と推測されるので、イオン放出を停止させる。この構成によれば、装置の電力を抑制することができる。用いる本発明の携帯型空気浄化装置1の電源4の寿命を長くすることが可能となる。
[第五の実施形態]
図11は第五の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、筐体5の吹出口10に設けられ、イオン放出方向を調節するルーバー20と、ルーバー20を駆動する駆動手段(図示せず)と、吹出口10と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段15と、位置検出手段の検出結果からルーバーの駆動手段を制御し、イオン放出方向を変更する制御手段17とを備えたことを特徴とするものであって、その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
図11は第五の実施形態に係る携帯型空気浄化装置の概略図である。本実施形態におけるイオン放出方向維持手段としては、筐体5の吹出口10に設けられ、イオン放出方向を調節するルーバー20と、ルーバー20を駆動する駆動手段(図示せず)と、吹出口10と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段15と、位置検出手段の検出結果からルーバーの駆動手段を制御し、イオン放出方向を変更する制御手段17とを備えたことを特徴とするものであって、その他の基本的な構成は上記第二の実施形態と同様である。
但し、第二の実施形態では、筐体5は支持部6により回動自在に設けられていたが、本実施形態においては、筐体5を枠体6aに固定させる点で、第二の実施形態と異なる。
そこで、各基本的な構成の作用については第二の実施形態と同様であるので、その説明を省略し、本実施形態特有のルーバー20、ルーバー20の駆動手段及び制御手段17について説明する。
ルーバー20は、公知のものを使用可能であって、吹出口10に設けられる。ルーバー20の駆動手段によって、ルーバー20の角度を変更することができる。
制御手段17は、マイコンからなり、ルーバー20の駆動手段を制御して、ルーバー20から吹出される風向きを変更することができる。
本発明の携帯型空気浄化装置1について、電源4スイッチをオンすると、第一の実施形態と同様の機構でイオンを十分に含んだ空気が吹出口10より吹出される。
このとき、CCDカメラ15は、使用者の顔や衣服等の何らかの情報(ここでは、例えば鼻)を認識するように設定される。そして、情報記録手段16に、CCDカメラ15の情報を記録させる。制御手段17は、リアルタイムでモニタリングされる情報について、所定のプログラムにしたがって、基準位置と現在の鼻の位置とを比較し、風向きが鼻付近となるように、ルーバー20の駆動手段を制御して風向きを変更させる。
このようにして、位置検出手段15からの情報から、正及び負イオンの吹出し方向が人間の口や鼻の近傍となるように、筐体5の最適な向きを設定することができる。
[効果試験]
表1には、(1)従来の携帯型空気浄化装置と、(2)第一の実施形態に係る携帯型空気浄化装置及び(3)第二の実施形態に係る携帯型空気浄化装置を、実際に室外空間で使用した場合についての、口や鼻の近傍の正及び負イオン濃度の測定結果を記す。なお、測定には、アンデス電気株式会社製の空気イオンカウンターITC−201Aにて測定した結果である。尺度として、正イオンと負イオンのイオン濃度(個/cm3)とした。
表1には、(1)従来の携帯型空気浄化装置と、(2)第一の実施形態に係る携帯型空気浄化装置及び(3)第二の実施形態に係る携帯型空気浄化装置を、実際に室外空間で使用した場合についての、口や鼻の近傍の正及び負イオン濃度の測定結果を記す。なお、測定には、アンデス電気株式会社製の空気イオンカウンターITC−201Aにて測定した結果である。尺度として、正イオンと負イオンのイオン濃度(個/cm3)とした。
しかし、室外でウオーキングした状況においては、(2)及び(3)では、引き続き、十分な正及び負イオン濃度を達成しているが(正及び負イオン濃度50000〜100000個/cm3である)、従来の携帯型空気浄化装置1においては、イオン濃度が極端に減少する状況が発生した。すなわち、従来の携帯型空気浄化装置1においては、100000個/cm3と高いイオン濃度を示す場合もあるが、一方で、100個/cm3程度と極端にイオン濃度が低下する状況が発生するものである。
これは、携帯型空気浄化装置1を室外での使用した際に、携帯型空気浄化装置1が振動したために、正及び負イオンが無造作な方向に放出されたことによるものである。本来、人間の口や鼻の近傍に正及び負イオンを放出すべきであるが、携帯型空気浄化装置1自体が振動したために、全く別の向きに正及び負イオンが放出されてしまうために、口や鼻の近傍の正及び負イオン濃度が減少してしまったものである。第一の実施形態及び第二の実施形態の携帯型空気浄化装置1においては、イオン放出方向維持手段により、常に、口や鼻の近傍にイオンが放出されるものである。
1 携帯型空気浄化装置
2 イオン発生素子
3 送風装置
4 電源
5 筐体
6 支持部
6a 枠体
6b 軸
7 重り
8 ストラップ
9 吸気口
10 吹出口
11 通風路
12 リード線
14 駆動手段
15 位置検出手段
16 情報記録手段
17 制御手段
18 傾きセンサ
19 温度センサ
20 ルーバー
2 イオン発生素子
3 送風装置
4 電源
5 筐体
6 支持部
6a 枠体
6b 軸
7 重り
8 ストラップ
9 吸気口
10 吹出口
11 通風路
12 リード線
14 駆動手段
15 位置検出手段
16 情報記録手段
17 制御手段
18 傾きセンサ
19 温度センサ
20 ルーバー
Claims (7)
- 正イオン及び負イオンを発生するイオン発生素子が内装され、吹出口を有する筐体と、常に使用者の顔面近傍に正イオン及び負イオンを供給できるように、前記吹出口から吹出される正イオン及び負イオンの放出方向を一定に維持するイオン放出方向維持手段と、を備えたことを特徴とする携帯型空気浄化装置。
- 前記イオン放出方向維持手段として、前記筐体を回動自在に支持する支持部と、筐体の壁面の一部に設けられた重りとを備え、該重りにより筐体の重心をずらすことによって筐体の姿勢を一定に保つことを特徴とする携帯型空気浄化装置。
- 前記吹出口は筐体の天面に設けられると共に、前記重りは、前記支持部の支点よりも下方に設けられ、前記吹出口が常に上方を向くように設定されたことを特徴とする請求項2記載の携帯型空気浄化装置。
- 前記イオン放出方向維持手段として、前記筐体を回動自在に支持する支持部と、前記筐体を回動させる駆動手段と、前記吹出口と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の検出結果から前記筐体の駆動手段を制御し、筐体の姿勢を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする携帯型空気浄化装置。
- 前記位置検出手段として、CCDカメラ、赤外線センサまたは傾きセンサを用いることを特徴とする請求項4記載の携帯型空気浄化装置。
- 前記イオン放出方向維持手段として、前記吹出口に設けられ、イオン放出方向を調節するルーバーと、該ルーバーを駆動する駆動手段と、前記吹出口と使用者の顔面近傍との相対的な位置関係を検出する位置検出手段と、該位置検出手段の検出結果から前記ルーバーの駆動手段を制御し、イオン放出方向を変更する制御手段と、を備えることを特徴とする携帯型空気浄化装置。
- 人体の体温を測定する温度センサと、該温度センサの検出結果から温度変化に応じてイオンの放出量を制御する制御手段と、を備えることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の携帯型空気浄化装置。
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2006
- 2006-06-12 JP JP2006161945A patent/JP2007330291A/ja active Pending
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