JP2010268697A - 殺虫装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】害虫に起因する傷病と、菌類又はウィルス等に起因する疾病とを同時的に予防することができる殺虫装置を提供する。
【解決手段】殺虫装置1は、収容部14に蚊取り線香Mを収容する。着火された蚊取り線香Mから放出された殺虫成分は、ドラフト効果によって第1通気路41の吸気口411から吸入された空気と共に、排気口412から外部へ撒布される。更に、イオン発生器21が発生させた正イオン及び負イオンは、送風機22によって、排気口412から外部へ放出される。このため、蚊を退治し、且つ、インフルエンザウィルスを不活性化させることができる。イオン発生器21及び送風機22の駆動電力は、太陽電池31から供給されるため、使用者は殺虫装置1を携帯することができる。
【選択図】図5

Description

本発明は、空気中に殺虫成分を撒布する殺虫装置に関する。
従来、殺虫成分(例えばピレトリン)を撒布することによって害虫を退治する殺虫装置が提案されている(特許文献1,2参照)。
特許文献1に記載されている携帯式電気蚊取り器は、液体の殺虫剤を加熱することによって、気化した殺虫成分を撒布する。特許文献2に記載されている携帯用蚊取り具は、固体の殺虫剤を燃焼させることによって、気化した殺虫成分を撒布する。
また、燻煙式殺虫剤である蚊取り線香を屋外で使用するための携帯用蚊取り線香皿が古くから使用されている。
携帯用蚊取り線香皿は、例えば、各金属性の皿型容器及び皿型容器の蓋と、皿型容器の内部に敷き詰められた不燃性の断熱材(例えばグラスマット)と、蓋の裏側に取り付けられた金網とを備える。蓋には複数の開口が形成されており、着火された蚊取り線香は、金網と断熱材とに挟持される。皿型容器には、使用者が携帯用蚊取り線香皿を腰から吊り下げるための金具が配設されている。
蚊取り線香の殺虫成分は、不完全燃焼する蚊取り線香が発生させる煙と共に、金網と蓋の開口とを通過することによって、携帯用蚊取り線香皿を携帯している使用者の周辺に撒布される。
以上のような携帯型の殺虫装置は、虫刺され、及び害虫が媒介する伝染病(例えば、東南アジア地域で蚊を媒体として伝染するデング熱)の予防等に広く利用されている。
ところで、従来、イオン発生器が発生させたイオンを空気中に放出する空気清浄機又は空気調和機等が用いられている。
イオン発生器が発生させるイオンは、空気中を浮遊している菌類(例えばカビ)及びウィルス(例えばインフルエンザウィルス)等を死滅又は不活性化させることができる。
特開2001−103898号公報 特開平3−56379号公報
しかしながら、殺虫装置が撒布する殺虫成分は、菌類及びウィルス等を死滅又は不活性化させることができない。例えば、蚊取り線香は、近年、パンデミックが懸念されている鳥インフルエンザ及び豚インフルエンザ等の原因となる各種のインフルエンザウィルスには効果がない。
一方、イオン発生器は、害虫を退治することができない。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、その主たる目的は、殺虫成分及びイオンの両方を空気中に放散させる構成とすることにより、害虫に起因する傷病と、菌類又はウィルス等に起因する疾病とを同時的に予防することができる殺虫装置を提供することにある。
本発明に係る殺虫装置は、殺虫成分を空気中に撒布することによって殺虫する殺虫装置において、イオン発生器を備え、該イオン発生器が発生させたイオンを空気中に放出するようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る殺虫装置は、両端部に開口を有する通気路と、燃焼するか、又は加熱されることによって殺虫成分を放出する殺虫剤を収容し、前記通気路に連通している収容部とを更に備え、前記イオン発生器は、前記通気路の内部又は該通気路に連通する空間でイオンを発生させるようにしてあることを特徴とする。
本発明に係る殺虫装置は、少なくとも前記イオン発生器が発生させたイオンを放出するために送風する送風機を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る殺虫装置は、少なくとも前記イオン発生器に給電する電源部を更に備えることを特徴とする。
本発明に係る殺虫装置は、前記電源部は、太陽電池を用いてなることを特徴とする。
本発明に係る殺虫装置は、前記イオン発生器は、正イオン及び負イオンを発生させるようにしてあることを特徴とする。
本発明にあっては、殺虫装置がイオン発生器を備える。
殺虫装置は、例えば固体又は液体の殺虫剤を収容し、収容された殺虫剤から放出された気体の殺虫成分を空気中に撒布する。又は、殺虫装置は、気体の殺虫成分を収容し、収容された殺虫成分を空気中に撒布する。
更に、殺虫装置は、イオン発生器が発生させたイオンを空気中に放出する。イオンを発生させるための電力は、例えば商用電源から供給される。
本発明にあっては、殺虫装置は通気路及び収容部を更に備える。
収容部は、殺虫剤を収容する。殺虫剤は、自身が燃焼することによって、気化した殺虫成分を放出する。又は、殺虫剤は、加熱されることによって、気化した殺虫成分を放出する。このようにして殺虫剤から放出された殺虫成分を含む空気は、例えば殺虫装置の周囲の空気よりも、温度が高く、密度が低い。
通気路は、両端部に開口を有する。通気路は、上下方向に設けられることが望ましい。以下では、上側(又は下側)に配置された開口を上側開口(又は下側開口)という。
収容部は通気路に連通しているため、殺虫剤から放出された殺虫成分は通気路に流入する。すると、通気路内部で、ドラフト効果(煙突効果)による対流が生じる。更に詳細には、通気路の上側開口を通じて、殺虫成分を含む高温低密度の軽い空気が外部へ流出し、通気路の下側開口を通じて、外部から低温高密度の重い空気が流入する。この結果、殺虫成分を効率よく撒布することができる。
仮に、通気路が横方向に設けられている場合、又は、通気路が上側若しくは下側のみ開口している場合、ドラフト効果による対流が生じ難いため、殺虫成分の撒布効率が低下する。
イオン発生器は、通気路の内部か、又は、通気路に連通する空間でイオンを発生させる。このため、発生したイオンは、殺虫成分を含む空気と共に、通気路の上側開口を通じて外部へ流出する。つまり、ドラフト効果による対流を利用して、イオンを効率よく放出することができる。
従って、殺虫装置は、殺虫成分及びイオンを強制的に放散させるための送風機を備える必要がない。この結果、送風機を備えない分だけ、小型で軽量な殺虫装置を安価に製造することができる。また、送風機が電力を消費しない分だけ、省エネルギに寄与することができ、且つ、殺虫装置のランニングコストを下げることができる。
本発明にあっては、殺虫装置は送風機を更に備える。
送風機が送風することによって、少なくとも、イオン発生器が発生させたイオンが強制的に放出される。このため、例えばドラフト効果による対流を利用してイオンを放出する場合よりも、更に効率よくイオンを放出することができる。
なお、殺虫装置は、送風機が発生させた風を、殺虫成分の強制的な撒布に利用する構成でもよい。この場合、殺虫成分及びイオンの両方を効率よく放散させることができる。
本発明にあっては、殺虫装置は電源部を更に備える。
電源部は、少なくともイオン発生器に給電する。従って、殺虫装置は、イオンを発生させるために、例えば商用電源から受電する必要がないため、任意の場所で殺虫装置を使用することができる。特に、電源部が一次電池及び/又は二次電池を用いて構成されている場合、携帯型の殺虫装置を得ることができる。
なお、殺虫装置が、電動送風機又は電気加熱器等の電気機器を備えている場合、電源部は、イオン発生器及び電気機器の両方に給電することが望ましい。
本発明にあっては、殺虫装置は太陽電池を用いてなる電源部を更に備える。
携帯型の殺虫装置は、屋外で使用されることが多い。このため、豊富な陽光を光電変換することによって得られた電力を、少なくともイオン発生器に供給することができる。
この結果、一次電池又は二次電池の消費量を減少させることができる。或いは、二次電池に充電すべき電力を、太陽電池が発生させた電力で賄うことができる。従って、省エネルギに寄与することができ、且つ、殺虫装置のランニングコストを下げることができる。
本発明にあっては、イオン発生器が、正イオン及び負イオンを発生させる。このため、正イオン及び負イオンの両方が、空気中に放出される。
正イオン及び負イオンの両方が放出される場合、正イオン及び負イオンの一方が放出される場合よりも、菌類及びウィルス等を死滅又は不活性化させる効果が顕著である。この結果、害虫に起因する傷病の発生と、菌類又はウィルス等に起因する疾病の発生とを、同時的に、且つ、更に確実に、抑制することができる。
本発明の殺虫装置による場合、殺虫成分及びイオンを両方とも空気中に放散させることができる。このため、害虫を退治し、且つ、菌類及びウィルス等を不活性化又は死滅させることができる。この結果、害虫に起因する傷病の発生と、菌類又はウィルス等に起因する疾病の発生とを同時的に抑制することができる。
また、本発明の殺虫装置を用いる場合は、殺虫装置と、イオン発生器を備える空気清浄機又は空気調和機等とを併用する必要がない。つまり、本発明の殺虫装置は、殺虫能力しかなかった従来の殺虫装置よりも実用性が向上されている。
本発明の実施の形態1に係る殺虫装置の外観を略示する正面斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る殺虫装置の外観を略示する背面斜視図である。 本発明の実施の形態1に係る殺虫装置が備える第1容器の内部構成を略示する正面図である。 本発明の実施の形態1に係る殺虫装置が備える第2容器の内部構成を略示する正面図である。 本発明の実施の形態1に係る殺虫装置の内部構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態1に係る殺虫装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態2に係る殺虫装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態3に係る殺虫装置の内部構成を略示する縦断面図である。 本発明の実施の形態3に係る殺虫装置の要部構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態4に係る殺虫装置の内部構成を略示する縦断面図である。
以下、本発明を、その実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態 1.
図1及び図2は、本発明の実施の形態1に係る殺虫装置1の外観を略示する正面斜視図及び背面斜視図である。
殺虫装置1は、蓋11、装置本体12、及び吊り下げ具13を備える。装置本体12は、第1容器121と第2容器122とを備える。蓋11、第1容器121、及び第2容器122は、絶縁性を有する合成樹脂製である。
吊り下げ具13は、先端部が鉤状に形成されている合成樹脂製又は金属製の部材であり、基端部が装置本体12に固定されている。
使用者は、例えば自身が着用しているズボンのベルトに吊り下げ具13を係止することによって、殺虫装置1を腰から吊り下げる。
以下では、殺虫装置1の吊り下げ具13が固定されている側を、殺虫装置1の上側という。
図3及び図4は、殺虫装置1が備える第1容器121及び第2容器122の内部構成を略示する正面図である。
図5は、殺虫装置1の内部構成を略示する縦断面図である。
図3に示すように、蚊取り線香Mは、渦巻き型の平板状に形成された固形の殺虫剤であり、燃焼することによって、煙とピレスロイド系の殺虫成分とを放出する。殺虫装置1は、蚊取り線香Mに含まれる殺虫成分を空気中に撒布することによって、蚊を殺すことができる。
図1、図2、及び図5に示すように、蓋11は、有底円筒状になしてある。蓋11の正面部111は、有底円筒の底面部に相当する。
図1〜図5に示すように、装置本体12の第1容器121(及び第2容器122)は、有底円筒状になしてある。第1容器121(及び第2容器122)の背面部は、有底円筒の底面部に相当する。
蓋11の正面部111の表面側には、正面に発電面を有する太陽電池31が埋設されている。
蓋11の正面部111の裏面側には、グラスウール製の断熱材141が凸設されている。なお、断熱材141はグラスウール製に限定されるものではないが、不燃性であり、熱を伝達し難く、しかも、蚊取り線香Mの燃焼を阻害しない材質又は構造である必要がある。
蓋11は、装置本体12の蓋として機能する。更に詳細には、蓋11は、第1容器121の正面開口を開閉するように構成されている。このために、蓋11の周面部112が、第1容器121の周面部に着脱可能に外嵌めされる。使用者が、蓋11を第1容器121から取り外せば、第1容器121の正面開口は開放され、使用者が、蓋11を第1容器121に取り付ければ、第1容器121の正面開口は閉鎖される。
第1容器121の周面上部及び周面下部には、夫々蓋11の周面部112に閉鎖されない位置に、後述する第1通気路41の吸気口411及び排気口412が形成されている。
蓋11が第1容器121の正面開口を閉鎖した場合、第1容器121の内部には、第1通気路41が形成される。更に詳細には、第1通気路41は、蓋11と第1容器121の底面部及び周面部とに囲繞された空間であり、吸気口411及び排気口412夫々を介して殺虫装置1の外部に連通している。つまり、吸気口411と排気口412とは第1通気路41の両端部に開口している。
第1容器121の内部は、蚊取り線香Mを収容する収容部14である。更に詳細には、収容部14は、少なくとも第1容器121の底面部及び周面部に囲繞された空間である。
換言すれば、収容部14は、第1通気路41を兼ねることによって、第1通気路41に連通している。このため、収容部14と第1通気路41を連通するための連通路を別途設ける必要がない。従って、殺虫装置1はコンパクトである。
収容部14の底面部には、上下方向(矢符A1方向)中央部から下部に亘って、断熱材141と同様の断熱材142が配設されている。断熱材141,142夫々は、正面視逆Y字状になしてある(図3参照)。なお、断熱材141及び断熱材142は、蓋11の正面部111の裏面側及び収容部14の底面部を、全体的に覆う構成であってもよい。
蓋11が第1容器121の正面開口を閉鎖した場合、断熱材141と断熱材142とは前後方向(矢符A2方向)に対向配置される。
使用者が、第1容器121から蓋11を取り外した状態で、断熱材142上に蚊取り線香Mを載置し、次いで、蓋11を第1容器121から取り付けることによって、蚊取り線香Mは、断熱材141,142に挟持される。
収容部14の底面上部には、後述する第2通気路42の排気口422が形成されている。
収容部14は第1通気路41を兼ねているため、収容部14に収容された蚊取り線香Mが燃焼した場合、煙と殺虫成分とは、第1通気路41へ放出される。このとき、第1通気路41内部で、ドラフト効果による対流が生じる(図5中の矢符参照)。更に詳細には、燃焼する蚊取り線香Mによって加熱された第1通気路41内部の空気と、放出された煙及び殺虫成分とが、排気口412を通して、殺虫装置1の外部へ排出される。このとき、吸気口411を通して、殺虫装置1の外部から第1通気路41内部へ空気が吸入される。
第1容器121は、第2容器122の正面開口を開閉する。このために、第1容器121及び第2容器122に、図示しない複数組の係止具が設けられている。使用者が、係止具同士の係止を解除し、次いで、第1容器121を第2容器122から取り外せば、第2容器122の正面開口は開放され、使用者が、第1容器121を第2容器122に取り付け、次いで、係止具同士を係止させれば、第2容器122の正面開口は閉鎖される。
第2容器122の背面下部には、第2通気路42の吸気口421が形成されている。
第2容器122の背面部には、上下方向に沿って隔壁423,424が突設されており、隔壁423,424の先端部の位置は、第2容器122の周面部の先端部の位置と略同じである。隔壁423,424は、第2容器122の内部を左右方向に3分割するものである。
隔壁425は、第2容器122の底面部に対面して、第2容器122の上部から上下方向中央部に亘って配設されている。隔壁425の上端部は第2容器122の周面上部に固定され、隔壁425の下端部は第2容器122の底面部の上下方向中央部に固定されており、隔壁425の左右方向両端部は、隔壁423,424に接触している。隔壁425は、第2容器122の内部の上部側を前後方向に2分割するものである。隔壁425には、開口426が形成されている。
第2容器122の周面部及び底面部と、隔壁423とに囲繞された空間には、蓄電池32が装着されている。また、第2容器122の周面部及び底面部と、隔壁424とに囲繞された空間には、乾電池33が着脱可能に装着される。
第2容器122の周面部及び底面部と、隔壁423,424と、隔壁425の背面側とに囲繞された空間には、イオン発生器21が配設されている。隔壁425の開口426は、イオン発生器21の筐体によって閉塞されている。
第1容器121が第2容器122の正面開口を閉鎖した場合、隔壁423,424の先端部は第1容器121の底面部に接触する。このとき、第2容器122の内部には、第2通気路42が形成される。更に詳細には、第2通気路42は、第1容器121の底面部と、第2容器122の周面部及び底面部と、隔壁423,424と、隔壁425の正面側とに囲繞された空間である。第2通気路42は、吸気口421を介して殺虫装置1の外部に連通し、排気口422を介して第1通気路41に連通している。
第2通気路42の内部には、送風機22が配設されている。送風機22は、電動モータ221及びファン222を備え、ファン222が、吸気口421に対向配置されている。
使用者は、収容部14に蚊取り線香Mを収容する場合、又は収容部14に残留する蚊取り線香Mの灰を除去する場合等に、蓋11による第1容器121の開閉を行なう。
また、使用者は、第2容器122に乾電池33を装着する場合、又は、装着されている乾電池33を新たな乾電池33に取り替える場合等に、第1容器121による第2容器122の開閉を行なう。
なお、蓄電池32は、第2容器122に着脱可能に装着されてもよい。この場合、使用者は、蓄電池32を外部の充電器で充電してもよい。
図6は、殺虫装置1の要部構成を示すブロック図である。
殺虫装置1は、電源部3を備え、電源部3は、スイッチ30、太陽電池31、蓄電池32、及び乾電池33を用いてなる。
太陽電池31は、発電面に光電変換素子を有し、発電面に入射した光を光電変換することによって発電する。太陽電池31が発生させた電力は、蓄電池32に与えられる。
蓄電池32は二次電池であり、太陽電池31から給電されることによって充電される。乾電池33は一次電池である。
蓄電池32及び乾電池33夫々は、スイッチ30を介して、イオン発生器21と送風機22とに電気的に接続される。従って、スイッチ30がオン状態であれば、蓄電池32及び乾電池33夫々が出力した電力は、イオン発生器21と送風機22とに与えられる。
なお、殺虫装置1は、夫々が太陽電池31から給電されることによって充電される2本の蓄電池を備える構成でもよい。また、殺虫装置1は、蓄電池32及び乾電池33を備えず、太陽電池31が直接的にスイッチ30に接続されている構成でもよい。
太陽電池31は蓋11に配され、蓄電池32は第2容器122に配されている。このため、蓋11には、太陽電池31に直結している第1接続ケーブル351が配され、第2容器122には、蓄電池32に直結している第2接続ケーブル352が配され、第1容器121には、第1接続ケーブル351と第2接続ケーブル352とを電気的に接続するための第3接続ケーブル353が配されている。
蓋11が第1容器121に取り付けられた場合、第1接続ケーブル351の先端に設けられている接続端子と、第3接続ケーブル353の一端に設けられている接続端子とが、例えば永久磁石の吸着力によって、電気的に接続される。同様に、第1容器121が第2容器122に取り付けられた場合、第2接続ケーブル352の先端に設けられている接続端子と、第3接続ケーブル353の他端に設けられている接続端子とが、電気的に接続される。
蓋11が第1容器121から取り外された場合か、又は、第1容器121が第2容器122から取り外された場合には、太陽電池31と蓄電池32との電気的な接続が断たれる。
蓄電池32及び乾電池33夫々からは、直流が給電される。このため、送風機22の電動モータ221は、直流モータを用いてなる。なお、交流モータを用いてなる電動モータ221を備える場合、送風機22は、スイッチ30と電動モータ221との間に、直流を交流に変換するインバータを備える必要がある。
電動モータ221は、電源部3から給電されている間、作動し続ける。このとき、ファン222が回転し、図5中の白抜矢符が示すように、吸気口421を通して、殺虫装置1の外部から第2通気路42内部へ空気を吸入する。吸入された空気は、第2通気路42を下側から上側へ通過し、排気口422を通して第1通気路41へ排出される。排出された空気は、第1通気路41内部の空気と共に、排気口412を通して、殺虫装置1の外部へ排出される。
排気口422の周辺には、第2通気路42から排出される空気を排気口412側へ案内する傾斜面が形成されている(例えば隔壁425の上部の傾斜面)。このため、第2通気路42から排気口422を通して第1通気路41へ排出された空気が、第1通気路41を上側から下側へ逆流することが抑制される。従って、蚊取り線香Mの燃焼によって生じる対流が、排気口422から排出された空気によって阻害されることが抑制される。
一方、排気口422から排出された空気が、第1通気路41内部の空気と共に上方向へ移動することによって、第1通気路41内部の下側から上側への空気の流れが促進されることがある。そこで、設計段階で送風機22の送風量を適切に設定しておくことによって、蚊取り線香Mの燃焼が過剰に促進されることを抑制することができる。この結果、送風機22による強制的な送風が、蚊取り線香Mの燃焼時間を短縮させてしまう不都合が抑制される。
イオン発生器21は、正イオンであるH+(H2O)n(nは任意の整数)と、負イオンであるO2 -(H2O)m (mは任意の整数)とを両方発生させるように構成されている。このために、イオン発生器21は、電極部211と、交流高電圧発生部212とを備える。以下では、正イオン及び負イオンを正負イオンという。
交流高電圧発生部212は、蓄電池32及び乾電池33夫々から給電された直流を交流に変換するインバータと、交流電圧を昇圧するトランスとを備える。交流高電圧発生部212が発生させた交流高電圧は、電極部211に印加される。
電極部211は、誘電体を介在して対向配置された一対の電極を用いてなる。交流高電圧が印加された電極部211は、コロナ放電によって、正負イオンを発生させる。
また、電極部211は、開口426を通して第2通気路42に露出している。このため、電極部211が発生させた正負イオンは、第2通気路42へ放出される。換言すれば、イオン発生器21は、第1通気路41に連通する空間でイオンを発生させる。
放出された正負イオンは、第2通気路42を通過する空気と共に、殺虫装置1の外部へ排出される。
電極部211の構成は、従来のコロナ放電式イオン発生器が備える電極部の構成と同様でもよい。ただし、この場合、交流高電圧発生部212は、蓄電池32及び乾電池33の直流低電圧を、コロナ放電が発生する程度の交流高電圧に変換可能な構成である必要がある。なお、イオン発生器21は、コロナ放電式に限定されるものではない。
以上のような殺虫装置1は、蚊取り線香Mに含まれていた殺虫成分と、イオン発生器21が発生させた正負イオンとを、ドラフト効果による対流及び送風機22による送風の両方を利用して、非常に効率よく空気中に放出させることができる。
このため、殺虫装置1は、蚊を退治し、且つ、例えばインフルエンザウィルスを確実に不活性化させることができる。この結果、デング熱の流行と、インフルエンザの流行とを同時的に抑制することができる。
また、殺虫装置1は携帯用であり、しかも、殺虫装置1の他に、イオン発生器を備える他の電気機器を併用する必要がない。つまり、殺虫装置1は、実用性が高い。
しかも、太陽電池31の発電力を利用することができるため、殺虫装置1は、省エネルギに寄与することができ、しかも、ランニングコストが低い。
更に、正負イオンの放出が不要である場合は、スイッチ30をオフにすることによって、蓄電池32及び乾電池33の消耗を抑制することができる。
なお、蓋11は金属製であってもよい。この場合、太陽電池31からの漏電を防止すべく、太陽電池31との間には絶縁部材が介在する。
また、蓋11、第1容器121及び第2容器122は金属製であってもよい。この場合、少なくとも蓋11、第1容器121、及び第2容器122夫々の正負イオンが通過する部分の表面には、絶縁性を有する被膜が形成される。何故ならば、表面に露出している金属が、正負イオンの放出を阻害する虞があるからである。
ところで、図5に示すように、吊り下げ具13の基端部は、第2容器122の背面部外側に固定されている。このため、使用者が、自身の衣類に吊り下げ具13を係止した場合に、第1通気路41が略鉛直方向に配されるため、ドラフト効果による対流が生じ易い。ただし、吸気口421が使用者の身体で閉塞される虞がある。
そこで、殺虫装置1は、吊り下げ具13の基端部を、第2容器122の周面上部に固定する構成でもよい。この場合、使用者が、自身の衣類に吊り下げ具13を係止した場合に、殺虫装置1が傾斜し、吸気口421と使用者の身体との間に十分な空隙を設けることができる。ただし、第1通気路41が傾斜姿勢に配されるため、ドラフト効果による対流が阻害される虞がある。
なお、殺虫装置1を、設置型の殺虫装置として構成してもよい。この場合、殺虫装置1は、商用電源から駆動電力が供給される構成でもよい。
また、例えば太陽電池31が、殺虫装置1の本体とは別体の電源装置に備えられており、この電源装置が殺虫装置1に給電する構成でもよい。
更に、イオン発生器21が、正負イオンを発生させる場合と、主として負イオンを発生させる場合とを切り替え可能に構成されていてもよい。主として負イオンを発生させる場合は、正負イオンを発生させる場合に比べて、菌類及びウィルス等を死滅又は不活性化させる効果は劣るが、リラクゼーション効果が向上する。この場合、殺虫装置1を屋外で使用する場合は正負イオンを発生させ、屋内で使用する場合は主として負イオンを発生させる、といった使い方ができる。
更にまた、殺虫装置1は、イオン発生器21における正負イオンの発生量、及び/又は送風機22における送風量を制御する制御回路を備えていてもよい。また、排気口422の近傍に可動ルーバを設け、可動ルーバの傾斜角度を制御することによって、送風機22の送風方向を変更することが可能であってもよい。
実施の形態 2.
図7は、本発明の実施の形態2に係る殺虫装置1の要部構成を示すブロック図である。図7は、実施の形態1の図6に対応する。
本実施の形態の殺虫装置1は、実施の形態1の殺虫装置1と略同様の構成である。ただし、本実施の形態の殺虫装置1は、太陽電池31を備えていない。従って、殺虫装置1は、第1接続ケーブル351〜第3接続ケーブル353を備えていない。
図4に示すような第2容器122の周面部及び底面部と、隔壁423とに囲繞された空間には、蓄電池32ではなく、乾電池34が着脱可能に装着される。
乾電池33,34夫々は、スイッチ30を介して、イオン発生器21と送風機22とに電気的に接続される。従って、スイッチ30がオン状態であれば、乾電池33,34夫々が出力した電力は、イオン発生器21と送風機22とに与えられる。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような殺虫装置1は、実施の形態1の殺虫装置1と略同様の効果を奏する。しかも、太陽電池31の発電力を利用する必要がないため、殺虫装置1は、夜間、曇天時の屋外、又は屋内等、光量が少ない場所でも問題なく使用することができる。
なお、本実施の形態の殺虫装置1は、吊り下げ具13の基端部が、蓋11の正面部外側に固定されている構成でもよい。この場合、吸気口421が使用者の身体で閉塞される虞も、第1通気路41が傾斜姿勢に配されることによって、ドラフト効果による対流が阻害される虞もなくなる。
実施の形態 3.
図8は、本発明の実施の形態3に係る殺虫装置1の内部構成を略示する縦断面図であり、実施の形態1の図5に対応する。
図9は、殺虫装置1の要部構成を示すブロック図であり、実施の形態1の図6に対応する。
本実施の形態の殺虫装置1は、実施の形態1の殺虫装置1と略同様の構成である。ただし、実施の形態1の殺虫装置1は、送風機22を内蔵している第2容器122を備えているが、本実施の形態の殺虫装置1は、送風機22を内蔵していない第2容器123を備えている。
第2容器123は、実施の形態1の第2容器122に対応するが、隔壁423〜425を備えていない。また、第2容器123の内部に第2通気路42が形成されることもない。このため、第2容器123の深さ(前後方向の寸法)は、実施の形態1の第2容器122の深さよりも浅い。また、吸気口421、排気口422、及び開口426は形成されていない。
図8に示すように、収容部14の底面上部には、開口413が形成されている。第1容器121が第2容器123の正面開口を閉鎖した場合、開口413は、イオン発生器21の筐体によって閉塞され、電極部211は、開口413を通して第1通気路41に露出する。このため、電極部211が発生させた正負イオンは、第1通気路41へ放出される。換言すれば、イオン発生器21は、第1通気路41の内部でイオンを発生させる。
図9に示すように、蓄電池32及び乾電池33夫々は、スイッチ30を介して、イオン発生器21に電気的に接続される。従って、スイッチ30がオン状態であれば、蓄電池32及び乾電池33夫々が出力した電力は、イオン発生器21に与えられる。
その他、実施の形態1に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような殺虫装置1は、蚊取り線香Mに含まれていた殺虫成分と、イオン発生器21が発生させた正負イオンとは、ドラフト効果による対流を利用して、効率よく空気中に放出させることができる等、実施の形態1の殺虫装置1と略同様の効果を奏する。
しかも、送風機22及び第2通気路42等を備えていない分だけ、殺虫装置1は小型軽量であり、しかも安価である。また、送風機22に給電する必要がないため、省エネルギに寄与することができ、且つ、殺虫装置1のランニングコストを下げることができる。
実施の形態 4.
図10は、本発明の実施の形態4に係る殺虫装置1の内部構成を略示する縦断面図であり、実施の形態1の図5に対応する。
本実施の形態の殺虫装置1は、実施の形態1〜3の殺虫装置1とは異なり、従来の携帯用蚊取り線香皿の背面に、イオン発生器21及び送風機22を備えたような構成である。ただし、本実施の形態の殺虫装置1の要部構成は、実施の形態2の図7に示されている要部構成と同様である。つまり、殺虫装置1は、太陽電池31を備えておらず、イオン発生器21及び送風機22は、2本の乾電池33,34から駆動電力が供給される。
殺虫装置1は、蓋15、装置本体16、及び吊り下げ具13を備える。装置本体16は、第1容器161と第2容器162とを備える。蓋15は金属製であり、実施の形態1の蓋11に対応する。第1容器161及び第2容器162夫々は絶縁性を有する合成樹脂製であり、実施の形態1の第1容器121及び第2容器122に対応する。なお、第1容器161は金属製でもよいが、この場合、第1容器161の背面部外側には、絶縁性を有する被膜が形成される。
第1容器161の内部は、蚊取り線香Mを収容する収容部14である。収容部14の底面部には、断熱材142が配設されている。
蓋15は、装置本体16の蓋として機能する。更に詳細には、蓋15は、第1容器161の正面開口を開閉するように構成されている。
蓋15の正面部には、複数個の開口151,151,…が形成されている。蓋15の正面部の裏面側には、金網を用いてなる挟持部材143が配設されている。蓋15が第1容器161の正面開口を閉鎖した場合、挟持部材143と断熱材142とが蚊取り線香Mを挟持する。
なお、挟持部材143は、不燃性であり、蚊取り線香Mの燃焼を阻害せず、しかも、蚊取り線香Mから放出された煙及び殺虫成分が、収容部14内部から開口151,151,…へ容易に移動可能な材質又は構造であれば、金網に限定されるものではない。
収容部14に収容された蚊取り線香Mが燃焼した場合、煙と殺虫成分とは、開口151,151,…を通して、殺虫装置1の外部へ排出される。このとき、開口151,151,…を通して、殺虫装置1の外部から収容部14内部へ空気が吸入される。
第2容器122の背面部には、上下方向に沿って隔壁443,443(図10には一方の隔壁443のみ図示)が突設されている。隔壁443,443は、実施の形態1の隔壁423,424に対応する。一方の隔壁443には、開口444が形成されている。
第2容器162の周面部及び底面部と、一方の隔壁443とに囲繞された空間には、乾電池34が装着されており、また、イオン発生器21が配設されている。隔壁443の開口444は、イオン発生器21の筐体によって閉塞されている。
第2容器162の周面部及び底面部と、他方の隔壁443とに囲繞された空間には、乾電池33が着脱可能に装着される。
第1容器161は、第2容器162の正面開口を開閉する。
第1容器161が第2容器162の正面開口を閉鎖した場合、第2容器162の内部には、通気路44が形成される。更に詳細には、通気路44は、第1容器161の底面部と、第2容器162の周面部及び底面部と、隔壁443,443に囲繞された空間である。
通気路44は、吸気口441及び排気口442夫々を介して殺虫装置1の外部に連通している。吸気口441及び排気口442は、第2容器162の周面上部及び周面下部に形成されている。つまり、吸気口441と排気口442とは通気路44の両端部に開口している。
通気路44の内部には、ファン222が、吸気口441に対向するようにして、送風機22が配設されている。
電動モータ221は、電源部3から給電されている間、作動し続ける。このとき、ファン222が回転し、図10中の白抜矢符が示すように、吸気口441を通して、殺虫装置1の外部から通気路44内部へ空気を吸入する。吸入された空気は、通気路44を下側から上側へ通過し、排気口442を通して、殺虫装置1の外部へ排出される。
イオン発生器21の電極部211は、開口444を通して通気路44に露出している。このため、電極部211が発生させた正負イオンは、通気路44へ放出される。換言すれば、イオン発生器21は、通気路44の内部でイオンを発生させる。
放出された正負イオンは、通気路44を通過する空気と共に、殺虫装置1の外部へ排出される。
その他、実施の形態1,2に対応する部分には同一符号を付してそれらの説明を省略する。
以上のような殺虫装置1は、実施の形態1の殺虫装置1と略同様の効果を奏する。しかも、太陽電池31の発電力を利用する必要がないため、殺虫装置1は、光量が少ない場所でも問題なく使用することができる。
ところで、吊り下げ具13の基端部は、第2容器162の背面部外側に固定されている。このため、使用者が、自身の衣類に吊り下げ具13を係止した場合に、吸気口441及び排気口442が使用者の身体で閉塞される虞がない。
更に、殺虫装置1は、第2容器162を取り外せば、従来の設置式の蚊取り線香皿と同様に使用することができる。
更にまた、殺虫装置1は、第2容器162を取り付けたままであっても、スイッチ30をオフにすれば、設置式の蚊取り線香皿と同様に使用することができる。このとき、吊り下げ具13が床面に当接するため、殺虫装置1が傾斜配置されるが、従来の設置式の蚊取り線香皿が傾斜配置された場合と同様に、問題なく使用することができる。何故ならば、収容部14から殺虫装置1の外部までの間には、実施の形態1の第1通気路41のような長い通気経路が存在しないからである。
ところで、実施の形態1の殺虫装置1が、第1容器121及び第2容器122の代わりに、本実施の形態の第1容器161及び第2容器162を備える構成でもよい。この場合、吸気口421が使用者の身体で閉塞されるような不都合は生じない。
ただし、この場合、吸気口441における吸気方向と、吸気口411における吸気方向とが同じになる。このため、送風機22の送風によって、大量の空気が吸気口411を通して第1通気路41へ流入する虞がある。従って、蚊取り線香Mの燃焼が過剰に促進され、蚊取り線香Mの燃焼時間を短縮させてしまう虞がある。
なお、今回開示された実施の形態は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上述した意味ではなく、特許請求の範囲と均等の意味及び特許請求の範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
例えば、殺虫装置1は、固形の蚊取り線香Mを燃焼させる構成に限定されるものではない。殺虫装置1は、蚊以外の害虫に効果がある殺虫剤を用いる構成でもよく、液体の殺虫剤を加熱する構成でもよい。
また、本発明の効果がある限りにおいて、殺虫装置1に、実施の形態1〜4に開示されていない構成要素が含まれていてもよい。
1 殺虫装置
14 収容部
21 イオン発生器
22 送風機
3 電源部
31 太陽電池
41 第1通気路(通気路)
42 第2通気路(通気路に連通する空間)

Claims (6)

  1. 殺虫成分を空気中に撒布することによって殺虫する殺虫装置において、
    イオン発生器を備え、
    該イオン発生器が発生させたイオンを空気中に放出するようにしてあることを特徴とする殺虫装置。
  2. 両端部に開口を有する通気路と、
    燃焼するか、又は加熱されることによって殺虫成分を放出する殺虫剤を収容し、前記通気路に連通している収容部と
    を更に備え、
    前記イオン発生器は、前記通気路の内部又は該通気路に連通する空間でイオンを発生させるようにしてあることを特徴とする請求項1に記載の殺虫装置。
  3. 少なくとも前記イオン発生器が発生させたイオンを放出するために送風する送風機を更に備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の殺虫装置。
  4. 少なくとも前記イオン発生器に給電する電源部を更に備えることを特徴とする請求項1から3の何れかひとつに記載の殺虫装置。
  5. 前記電源部は、太陽電池を用いてなることを特徴とする請求項4に記載の殺虫装置。
  6. 前記イオン発生器は、正イオン及び負イオンを発生させるようにしてあることを特徴とする請求項1から5の何れかひとつに記載の殺虫装置。
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