JP2014147869A - 電気集塵機および空気調和機の室内機 - Google Patents

電気集塵機および空気調和機の室内機 Download PDF

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Abstract

【課題】本実施形態は、塵埃に対して安定した電荷を得るとともに、効率良く集塵できて集塵効率を高め、薄型化および軽量化を可能として、空気調和機に搭載するのに最適な構成をなす電気集塵機およびこの電気集塵機を備えた空気調和機の室内機を提供する。
【解決手段】電気集塵機は、通風路の上流側に高圧電位のイオン化電極、下流側にアース電位の対向電極を備え、塵埃に電荷を与えて静電力により集塵し、対向電極は通風路に導かれる空気の流れの方向と平行で、上流側端部と下流側端部を有する第1の辺部と、第1の辺部の空気流れ下流側端部に空気流れの方向とは直交する方向に折曲される第2の辺部とから断面略逆L字状をなし、イオン化電極は対向電極・第1の辺部空気の流れ上流側端部および第2の辺部先端と所定間隔を存して対向し、複数の対向電極を互いに第1の辺部と第2の辺部とを同一姿勢にして空間部を存して並行に配置し、もしくは互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして空間部を存して並行に配置した。
【選択図】 図3

Description

本発明の実施形態は、通風路を通過する空気中の塵埃に電荷を与え、静電力により塵埃を捕捉集塵する電気集塵機および、電気集塵機を備えた空気調和機の室内機に関する。
通常、空気調和機の室内機には電気集塵機が搭載されていて、空気調和機の室内機は、室内の冷房もしくは暖房もしくは通風など設定した室内環境を維持するとともに、設定した室内温度を維持し、電気集塵機は、室内空気に含まれる塵埃を集塵して空気清浄化をなす。
従来の電気集塵機の概略構成は、空気の流れを案内する通風路を備え、この通風路にイオン化線と対向電極からなる荷電部と、この荷電部の通風路下流に集塵電極と対向電極からなる集塵部とを備えている。通風路に導かれる空気中に含まれる塵埃は荷電部で電荷を与えられ、集塵部で捕捉される。
特開2002−276971号公報 特開平6−233946号公報 特開平5−184969号公報
この電気集塵機は、空気の流れ方向に荷電部と集塵部が直列的に設けられるので、全体に肉厚で重くなる。空気調和機の室内機に搭載すると、本体の重量が嵩み大型化が避けられず、かつ通風での圧力損失が無視できなくなる。
特に、天井埋込み形空気調和機の室内機では、作業者が高所で無理な姿勢でメンテナンスしなければならず、作業性に難点がある。たとえ、エアフィルタを装着した吸込みグリルをリフト機構で上下させるオートグリル方式を備えて、手の届く範囲に吸込みグリルとエアフィルタを降下させても、電気集塵機そのものは本体側に取付けられているので、メンテナンス作業は変りがない。
このような事情から、塵埃に対して安定した電荷を得るとともに、薄型化および軽量化を可能として、天井埋込み形空気調和機の室内機に搭載するのに最適な構成をなす電気集塵機が求められている。
本実施形態によれば、空気を案内する通風路の上流側に高圧電位のイオン化電極を備え、下流側にアース電位の対向電極を備え、前記通風路を通過する空気の流れに含まれる塵埃に電荷を与えて、静電力により塵埃を集塵する電気集塵機であり、前記対向電極は、前記通風路に導かれる空気の流れの方向と平行で、空気の流れ上流側端部と空気の流れ下流側端部を有する第1の辺部と、前記第1の辺部の空気流れ下流側端部に空気流れの方向とは直交する方向に折曲される第2の辺部とから、断面略逆L字状をなし、前記イオン化電極は、前記対向電極における第1の辺部空気の流れ上流側端部および第2の辺部先端と所定間隔を存して対向し、複数の前記対向電極を、互いに第1の辺部と第2の辺部とを同一姿勢にして空間部を存して並行に配置し、もしくは互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして空間部を存して並行に配置した。
そして、以上の電気集塵機を備えた空気調和機の室内機である。
本実施の形態に係る、天井埋込み形空気調和機の室内機の外観図と、その分解斜視図と、メンテナンス状態を説明する図。 電気集塵機全体を示す平面図。 第1の実施形態に係る、電気集塵機の要部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 第2の実施形態に係る、電気集塵機の要部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 第2の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機の要部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 第1の実施形態に係る、電気集塵機の各構成部品の寸法関係を示す図。 第2の実施形態に係る、電気集塵機の各構成部品の寸法関係を示す図。 第1の実施形態に係る、電気集塵機の集塵する作用を順に説明する模式図。 第2の実施形態に係る、電気集塵機の集塵する作用を順に説明する模式図。 第1、第2の実施形態に係る、電気集塵機の集塵性能を示す実測値データ図。 図10に示す集塵性能の実測値データを得た、第1、第2の実施形態の具体的な寸法関係と集塵性能を比較した図。 第1、第2の実施形態に係る、電気集塵機のイオン化電極の構成を示す平面図。 第3の実施形態に係る、電気集塵機の要部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 同実施形態に係る、針電極の寸法関係図。 同実施形態に係る、電気集塵機の各構成部品の寸法関係を示す図。 同実施形態に係る、電気集塵機の集塵する作用を順に説明する模式図。 第3の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機の要部を示す平面図と、縦断面図。 同変形例の放電干渉防止ガイドを備えていない場合の放電状態説明図と、放電干渉防止ガイドを備えた場合の放電状態説明図。 種々の電極構成およびワンパス集塵効率測定結果図と、ワンパス集塵効率と圧力損失を示す図。 第1の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機の一部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 第2の実施形態に係る第2変形例の、電気集塵機の一部を拡大して示す平面図と、縦断面図。 第1の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機各構成部品の寸法関係図。 第2の実施形態に係る第2変形例の、電気集塵機各構成部品の寸法関係図。 第1の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機の集塵する作用を順に説明する模式図。 第2の実施形態に係る第2変形例の、電気集塵機の集塵する作用を順に説明する模式図。 各種の電気集塵機の構成におけるトルエン脱臭効果を示す図。
以下、本実施の形態を図面にもとづいて説明する。
図1(A)は、組立てられた天井埋込み形空気調和機の室内機外観図。図1(B)は、室内機を分解した斜視図。図1(C)は、室内機のメンテナンス状態を説明する図である。
天井埋込み形空気調和機の室内機Rとして、熱交換器等の冷凍サイクル機器と、送風機およびベルマウスを収納する筐体1が、図示しない天井板の内部に吊持される。筐体1の下端部は開口していて、ここに矩形状の化粧板2が取付けられ、天井板から室内に露出する。
化粧板2の中央部に矩形状の吸込み口3が開口され、吸込みグリル4が嵌め込まれる。吸込みグリル4には、エアフィルタ5および電気集塵機Sが搭載される。化粧板2の吸込み口3の各辺部に沿って矩形長孔状の吹出し口7が設けられる。
ここでの電気集塵機Sは、薄肉の矩形板状をなしていて、後述するように構成される。そして室内機Rは、吸込みグリル4をリフト機構で上下させるオートグリル方式を備えていて、電気集塵機Sは、吸込みグリル4に、エアフィルタ5とともに装着されている。この吸込みグリル4は、化粧板2の開口部に、ワイヤ機構8を介して保持される。ワイヤ機構8はリモートコントローラ(図示しない)を介して制御される。
オートグリル方式を備えた室内機Rの標準的なリフト機構は、通常天井高さが5Mまでの場所に対応している。リフト機構は、リモートコントローラを操作することでワイヤ機構8が作動し、吸込みグリル4がエアフィルタ5と電気集塵機Sを搭載したまま化粧板2から離脱し、かつ降下する。床面から約1.1M程度の位置に降下したところで、ワイヤ機構8は停止する。それ以前の高さでも、必要に応じて停止させることができる。
要は、作業者が立位姿勢で容易に作業できる高さに、エアフィルタ5および電気集塵機Sを装着した吸込みグリル4を停止させる。作業者は、吸込みグリル4からエアフィルタ5と電気集塵機Sを取外して、ここに付着した塵埃等の汚れを落とすことができる。作業終了後は、エアフィルタ5と電気集塵機Sを吸込みグリル4に取付け、ワイヤ機構8を作動することで、再び図1(A)の状態に戻せる。
つぎに、電気集塵機Sについて詳述する。
先に説明したように、ここでの電気集塵機Sは、吸込みグリル4に取付けられるよう平面矩形状をなし、しかも極く薄い肉厚であって、軽量をなす。
図2は、電気集塵機S全体を示す平面図である。
電気集塵機Sは、複数本の対向電極10…を、互いに狭小の間隔を存して平行に並べ、それぞれの対向電極10に沿ってイオン化電極としてイオン化線11を設けてなる。
対向電極10,10相互間に形成される間隙(空間部13)をもって、空気の流れる方向を案内するようになっていて、図において空気の流れる方向は、紙面の前後方向となる。イオン化電極としてのイオン化線11には高圧電位がかけられ、対向電極10にはアース電位がかけられる。
図3(A)(B)は、第1の実施形態に係る電気集塵機Sの要部を拡大して示す平面図と、その縦断面図である。図4(A)(B)は、第2の実施形態に係る電気集塵機Sの要部を拡大して示す平面図と、その縦断面図である。図5(A)(B)は、第2の実施形態に係る第1変形例の電気集塵機の要部を拡大して示す平面図と、その縦断面図である。
はじめに、第1の実施形態を説明する。
図3(A)に示すように、通風路Tは対向電極10,10相互間に形成され、空気の流れる方向は紙面の手前側から背面側である。図3(B)では、通風路Tにおける空気の流れる方向は、矢印に示すように左から右方向へ流れる。
対向電極10は、通風路Tに導かれる空気の流れの方向と平行で、空気の流れの方向上流側端部αと、空気の流れの方向下流側端部βを有する第1の辺部aと、第1の辺部aにおける空気の流れ下流側端部βに空気の流れの方向とは直交する方向に折曲される第2の辺部bとを有し、断面略逆L字状をなす。そして、第2の辺部b先端γに、通風路T下流側方向に突片部cが突設される。
このような構成の対向電極10は、複数本、互いに第1の辺部aと第2の辺部bとを同一姿勢にして、互いに所定間隔を存して並行に配置されて構成する。
イオン化電極として針金状のイオン化線11が用いられ、対向電極10の第1の辺部aにおける空気の流れ上流側端部αおよび第2の辺部先端γと所定間隔を存して対向するよう構成する。
上部側と下部側における対向電極10,10の第1の辺部a,a相互間が、通風路Tを導かれる空気の流れの入口となり、ここを「開口部」12と呼ぶ。上部側対向電極10の第2の辺部先端γおよび突片部cと、下部側対向電極10の第1の辺部aとの相互間が、空気の流れの出口となり、ここを「空間部」13と呼ぶ。
つぎに、第2の実施形態を説明する。
図4(A)に示すように、通風路Tは対向電極10,10相互間に形成され、空気の流れる方向は紙面の手前側から背面側である。図4(B)に示すように、通風路Tにおける空気の流れる方向は、矢印に示すように左から右方向へ流れる。
それぞれの対向電極10の具体的構成は、先に図3で説明したものと全く同一である。ただし、ここでは図の上部側の対向電極10と下部側の対向電極10の、互いの第2の辺部先端γ,γと突片部c,cとが互いに対向するように、1本置きに逆姿勢にして配置される。したがって、互いの第2の辺部先端γ,γと突片部c、c相互間に空間部13が形成される。
イオン化電極として針金状のイオン化線11が用いられ、先に図3で説明したものと同様、対向電極10,10の第1の辺部a,aにおける空気の流れ上流側端部α,αおよび第2の辺部先端γ,γと所定間隔を存し対向して配置される。
なお、図における下部側の対向電極10の、さらに下部側の対向電極(図示しない)は、下部側の対向電極10とほとんど密に配設され、これらの間に通風路は形成されない。換言すれば、図の状態で上下方向に密に並べられることになる。
図の上部側と下部側における対向電極10,10の第1の辺部a、a相互間が、通風路Tを導かれる空気の流れの入口となり、ここを「開口部」12と呼ぶ。そして、上部側と下部側の対向電極10,10の突片部c,c相互間が、空気の流れの出口となり、ここを「空間部」13と呼ぶ。
つぎに、第2の実施形態に係る第1変形例を説明する。
図5(A)(B)に示すように、先に図4で説明した第2の実施形態に係る対向電極10,10およびイオン化線11,11相互間に、平板状の補助対向電極15を介在してなる。すなわち、空気の流れ入口の開口部12から、空気の流れ出口の空間部13までを、図の上下に仕切るように、補助対向電極15が設けられる。
図6は、第1の実施形態に係る、電気集塵機Sの各構成部品の寸法関係を示す図である。対向電極10は、板厚0.5〜1mmの板金材を屈曲加工してなる。対向電極10全体の奥行寸法L、すなわち電気集塵機Rとしての厚さ寸法は15〜25mmとする。
これは、図1に示す天井埋込み形空気調和機の室内機Rの化粧板2開口部に嵌め込まれた吸込みグリル4の上面側に、エアフィルタ5とともに搭載することができる厚さである。これにより、電気集塵機Sを室内機Rの吸込みグリル4へ圧力損失への影響を抑えた状態で搭載が可能となる。
[表1]は、開口部寸法L1に対し空間部寸法L2を種々変えて、風速1m/s時における集塵効率と圧力損失を求めた結果を示す。
Figure 2014147869
以上の結果から、電気集塵機Sとして高性能を保持し、低圧力損失を確保するよう、開口部寸法L1に対して空間部寸法L2は、約1/2程度とすることが望ましい。すなわち、開口部寸法L1:22mmに対して、空間部寸法L2:10mmのとき、集塵効率が65%と最も高く、圧力損失は1.2Paと比較的低く抑えられることが分った。
[表2]は、イオン化線11から空気流れの下流側にある対向電極・第2の辺部b下端までの距離(間隔寸法)L5を種々変えて、出力電圧7kv、出力電流1mAを印加したときの異常放電の有無を確認した結果を示す。
Figure 2014147869
以上の結果から、電気集塵機Sとして高性能を保持し、電極間での異常放電を防止するため、イオン化線11と対向電極・第2の辺部bとの間隔寸法L5は、約8mm以上とすることが望ましい。
[表3]は、対向電極10を構成する第1の辺部aの長さ寸法L7と、第2の辺部bの長さ寸法L8を種々変更し、風速1m/s時での集塵効率を比較した結果を示す。
Figure 2014147869
すなわち、第1の辺部aの長さ寸法L7よりも第2の辺部bの長さ寸法L8が長い(L7<L8)場合は、集塵効率が65%であったが、逆に、第1の辺部aの長さ寸法L7よりも第2の辺部bの長さ寸法L8が短い(L7>L8)場合は、集塵効率は59%しかなかった。
したがって、第1の辺部の長さ寸法L7より第2の辺部bの長さ寸法L8が長い(L7<L8)ように形成することで、高性能の電気集塵機Sが得られることとなる。
図7は、第2の実施形態に係る、電気集塵機Sの各構成部品の寸法関係を示す図である。ここで対向電極10は、板厚0.5〜1mmの板金材を屈曲加工してなることは変りがない。
[表4]は、対向電極10,10の第1の辺部a,a相互間隔寸法である開口部寸法L3に対して、第2の辺部b,b先端部および突片部c,c相互間寸法である空間部寸法L4を種々変えて、風速1m/s時における集塵効率と圧力損失を求めた結果を示す。
Figure 2014147869
すなわち、対向電極10,10は、開口部寸法L3:40mmに対して、空間部寸法L4:10mmとしたときが、集塵効率62%、圧力損失1.0Paが得られる。したがって、電気集塵機として高性能を保持し、低圧力損失を確保するよう、開口部寸法L3に対して空間部寸法L4は、約1/4程度とすることが望ましい。
以下の[表5]は、上下部に対向するイオン化線11,11相互間の距離(間隔寸法)を種々変えて、風速1m/s時における集塵効率を見た結果を示す。
Figure 2014147869
イオン化線11,11相互の間隔寸法L9は、18mmで集塵効率が最大(62%)であり、それ以下は16mm(55%)、それ以上は20mm(57%)の範囲で許容できる。ただし、さらにそれ以下の10mmおよびそれ以上の25mmは集塵効率が低下することが分った。
すなわち、電気集塵機として高性能を保持し、電極間での異常放電を防止するため、イオン化線11,11相互の間隔寸法L9は、約18mmが望ましい。そして、イオン化線11,11相互の間隔寸法L9は、約16〜20mmの範囲において、高い集塵効率が得られることが分った。
結局、第1の実施形態の電気集塵機と、第2の実施形態の電気集塵機ともに、開口部12の長さ(幅)寸法L1,L3に対し、空間部13の長さ(幅)寸法L2,L4を、小さく形成する。具体的には、1/3〜1/4とする。そして、対向電極10を構成する第2の辺部bの長さ寸法L8より、第1の辺部aの長さ寸法L7を狭く(L8>L7)形成する。
対向電極10は、第1の実施形態の電気集塵機Sと同様、板厚0.5〜1mmの板金材を屈曲加工してなり、全体の奥行寸法Lは15〜25mmとする。これにより、電気集塵機Sを空気調和機Rの吸込みグリル4へエアフィルタ5とともに搭載するのに、圧力損失への影響を抑制し、電気集塵機Sとして厚さの制約を損なうことはない。
図8は、第1の実施形態の構成を採用した電気集塵機Sの、実際に集塵する作用を順に説明する模式図である。
図8(A)に示すように、イオン化線11,11に高圧電位をかけ、対向電極10,10にアース電位をかけることで、互いの電極11,10間でコロナ放電する。一方、通風路Tには塵埃を含む空気が導かれる。
図8(B)に示すように、空気が上下部対向電極10,10間の開口部12に導かれた状態で、コロナ放電により空気の流れに含まれる塵埃が帯電する。
図8(C)に示すように、イオン化線11と対向電極10との間の静電気力で、帯電した塵埃が捕捉される。さらに加えて、塵埃が通過する際に、対向電極10を構成する第1の辺部aと第2の辺部bへ衝突し、もしくは遮り効果により、帯電した塵埃は効率良くそれぞれの辺部a,bに集塵される。そして、ここで集塵されなかった一部の塵埃は、空間部13を介して外部へ流れようとする。
図8(D)に示すように、対向電極10の第1の辺部aと第2の辺部bで捕捉されず、空間部13を介して外部に流れようとする一部の塵埃を、第2の辺部bと一体に形成される突片部cが捕捉する。
結局、開口部12から空間部13を介して流れる空気中に含まれる塵埃のほとんど大部分を、塵埃に対して荷電する作用と、荷電した塵埃を集塵する作用を兼用する対向電極10が捕捉できる。
図9は、第2の実施形態の構成を採用した電気集塵機Sの、実際に集塵する作用を順に説明する模式図である。
図9(A)に示すように、イオン化線11に高圧電位をかけ、対向電極10にアース電位をかけることで、互いの電極間でコロナ放電する。一方、通風路Tには塵埃を含む空気が導かれる。
図9(B)に示すように、空気が上下対向電極10,10間の開口部12に導かれた状態で、コロナ放電により空気に含まれる塵埃が帯電する。
図9(C)に示すように、イオン化線11と対向電極10との間の静電気力で、帯電した塵埃が捕捉される。さらに加えて、塵埃が通過する際に、対向電極10を構成する第1の辺部aと第2の辺部bへ衝突し、もしくは遮り効果により、帯電した塵埃は効率良く集塵される。そして、ここで集塵されなかった一部の塵埃は、突片部c,c相互間に形成される空間部13を介して外部へ流れようとする。
図9(D)に示すように、対向電極10の第1の辺部aと第2の辺部bで捕捉されず、空間部13を介して外部に流れようとする一部の塵埃を、第2の辺部bと一体に形成される突片部cが捕捉する。
結局、開口部12から空間部13を介して流れる空気中に含まれる塵埃のほとんど大部分を、塵埃に対して荷電する作用と、荷電した塵埃を集塵する作用を兼用する対向電極10が捕捉できる。
なお、先に図5で示したように、上下部の対向電極10,10とイオン化線11,11相互間に補助対向電極15を備えた構成では、空気中に含まれる塵埃を補助対向電極15も捕捉するので、より集塵効率の向上を図ることができる。
図10は、第1の実施形態および第2の実施形態に係る、電気集塵機Sの集塵性能として、タバコ煙に対する除去性能の実測値データを示す図である。
横軸に試験時間(min)をとり、縦軸に粉塵濃度(%)をとる。図に白丸印で示すのは、電気集塵機Sである空清(空気清浄機)が通電OFF(作動停止)の場合。黒四角印で示すのは、空清の通電をON(作動)とし、第1の実施形態を採用した場合。図に黒三角印で示すのは、空清の通電をONとし、第2の実施形態を採用した場合である。
通常、初期の濃度(100%)の1/3濃度となることで、室内の清浄化を得られたものと実感できる。黒四角印に示す第1の実施形態と、黒三角印に示す第2の実施形態のいずれも、初期の約1/3の濃度に清浄化するのに要する時間は、極めて速い、約4分程度であることが分る。
図11は、図10に示すタバコ煙に対する除去性能の実測値データを得た、第1の実施形態および第2の実施形態の具体的な寸法関係と集塵性能を比較した図である。
第1の実施形態の場合、開口部寸法Aを22mm、空間部寸法Bを10mmとしたとき、運転開始5分後の集塵性能データは、6.613m3/min、初期の1/3濃度になるまでの時間が4.3分であった。
第2の実施形態の場合、開口部寸法Aを40mm、空間部寸法Bを10mm、イオン化線間距離Cを18mmとしたとき、運転開始5分後の集塵性能データは、6.238m3/min、初期の1/3濃度になるまでの時間が4.6分であった。いずれも、極めて速い時間ですむ。
図12は、第1、第2の実施形態に係る電気集塵機Sのイオン化線取付部の構成を示す平面図である。
イオン化線11は、1本の対向電極10に対して1本単独で備える構成としてもよいが、図12に示すように、複数本全部の対向電極に対して1本のイオン化線を連続させた構成でもよい。
この場合、複数本の対向電極10は空間部13を存して平行に設けられるのに対して、1本のイオン化線11Aはそれぞれの対向電極10端部においてターンしていて、図の左上端部から右下端部に至る。すなわち、電気集塵機Sを構成する対向電極10全部に、1本のイオン化線11Aをかけ回すこととなる。
図13(A)は、第3の実施形態に係る電気集塵機Sの要部を拡大して示す平面図であり、図13(B)はその縦断面図である。
第3の実施形態において、イオン化電極は平板形状をなすとともに、長手方向に所定間隔を存して複数の針部fが形成される針電極21からなる。
個々の対向電極10は、第1の辺部aと第2の辺部bおよび突片部cからなることは変りがない。ただし、図において上下2本の対向電極10,10の互いに第2の辺部b,b先端と突片部c,cが互いに対向するよう、1本置きに逆姿勢に所定間隔を存して配置される、先に述べた第2の実施形態の構成とする。
針電極21は、開口部12位置に、空間部13と対向するよう配置される。具体的には、図の上部側の針部fが、上部側の対向電極・突片部cと対向し、下部側の針部fが下部側の対向電極・突片部cと対向する。
図14(A)(B)に、針電極21についての具体的な寸法を示す。
長手方向に隣り合う針部fの間隔寸法L10は、10〜20mm。長手方向に同位置で図の上下部に亘る針部の長さ寸法L11は、10〜20mm。針部の先端の角度は10〜30°であることが望ましい。
第3の実施形態においても、電気集塵機Sの薄型化が図れるとともに軽量化が得られ、安価に提供できる。天井埋込み形空気調和機の室内機Rに搭載しても、メンテナンス時の作業者の負担を軽減することも変りがない。
対向電極10,10相互間に空間部13を有しているので、ここに対向して針電極21を設けていても、通風抵抗を減らすことができ、低圧力損失で高い集塵機能が得られる。
図15は、第3の実施形態に係る電気集塵機Sの各構成部品の寸法関係を示す図である。
図6に示された第1の実施形態においても説明したように、対向電極10の奥行寸法L、すなわち電気集塵機Sとしての厚さ寸法Lは、約15〜25mmとする。通風路Tの入口側となる開口部寸法L1に対して、出口側となる空間部寸法L2は、1/3〜1/4とするのが好ましい。
針電極21と対向電極10との電極間距離の関係は、針電極21の針部f先端と対向電極・第1の辺部a間寸法L4に対して、針電極21と対向電極・第2の辺部b間寸法L3の方を短く(L4>L3)形成するのが好ましい。
針電極21に対する対向電極10の形状は、針電極21の下流側である第2の辺部bの長さ寸法L6に対し、針電極21の図における上下方向側である第1の辺部aの長さ寸法L5を狭く(L6<L5)形成するのが好ましい。
図16は、第3の実施形態の構成を採用した電気集塵機Sの実際に集塵する作用を順に説明する模式図である。
図16(A)に示すように、針電極21に高圧電位をかけ、対向電極10にアース電位をかけることで、互いの電極間でコロナ放電する。一方、通風路Tには塵埃を含む空気が導かれる。
図16(B)に示すように、空気が上下部側の対向電極10,10相互間である開口部12に導かれた状態で、針電極21と対向電極10間に形成されるコロナ放電により、空気の流れに含まれる塵埃が帯電する。
図16(C)に示すように、針電極21と対向電極10との間の静電気力で、帯電した塵埃が捕捉される。さらに加えて、塵埃が通過する際に、対向電極10を構成する第1の辺部aと第2の辺部bへ衝突し、もしくは遮り効果により、帯電した塵埃は効率良く集塵される。そして、ここで集塵されなかった一部の塵埃は、空間部13を介して外部へ流れようとする。
図16(D)に示すように、第1の辺部aと第2の辺部bで捕捉されず、空間部13を介して外部に流れようとする一部の塵埃を、互いの突片部cが捕捉する。
結局、開口部12から空間部13を介して流れる空気中に含まれる塵埃のほとんど大部分を、塵埃に対して荷電する作用と、荷電した塵埃を集塵する作用を兼用する対向電極10が捕捉できる。
図17(A)は、第3の実施形態に係る第1変形例を示す、電気集塵機Sの要部を示す平面図であり、図17(B)はその縦断面図である。
対向電極10と針電極21の構成はそのままで、対向電極10の長手方向に所定間隔を存して複数の放電干渉防止ガイド22が設けられる。板状の放電干渉防止ガイド22は、表面に静電気が生じないよう絶縁材もしくは導電材からなり、針電極21の長手方向に隣接する針部f,f相互間で、これらの中央部に相当する位置に設けられる。
図18(A)は、第3の実施形態に係る第1変形例における放電干渉防止ガイド22を備えていない場合の放電状態を説明する図であり、図18(B)は、第3の実施形態に係る第1変形例における放電干渉防止ガイド22を備えた場合の放電状態を説明する図である。
図18(A)に示すように、放電干渉防止ガイド22を備えていない場合は、針電極21の針部f間の放電が互いに干渉しあい、放電面積(すなわち、集塵する面積)dが減少してしまう。
これに対して、図18(B)に示すように、放電干渉防止ガイド22を長手方向に隣接する針部f,f相互間の中央部に備えることにより、針部f間の放電干渉を防止し、放電面積eを拡大することができる。
図19(A)は、種々の電極構成によるワンパス集塵効率測定結果をまとめた図。図19(B)は、種々の電極構成によるワンパス集塵効率と圧力損失を示す図である。なお、ワンパス集塵とは、ダクト内に上記電極構成の電気集塵機を配置し、一方向から1回だけ空気を通過させた場合の集塵量を測定したものである。
各電極構成ともに上述した針電極21を備えているが、対向電極については種々構成と寸法形状を異ならせていて、放電干渉防止ガイド22を備えた場合もある。
すなわち、(1)は対向電極が平板状であって、先に説明した第2の辺部に相当する部分しか備えていない。(2)は対向電極が、先に説明した第1の辺部と第2の辺部とからなるもの。(3)は、対向電極が第1の辺部と第2の辺部とからなり、(2)の構成と同様であるが、寸法形状が(2)のものよりも大きく構成されている。(4)は、対向電極が、第1の辺部と、第2の辺部と、突片部とからなる第3の実施形態のもの。(5)は、(4)の構成のうえに、放電干渉防止ガイド22を備えた場合である。
互いのワンパス集塵効率は、対向電極10が第1、第2の辺部および突片部からなり、さらに放電干渉防止ガイド22を備えた(5)の構成のものが最も優れていることが分った。圧力損失も低く、低圧損(1.0Pa)で高集塵効率(75%)が証明された。
図20(A)は、第1の実施形態に係る第1変形例の、電気集塵機Sの要部を拡大して示す平面図であり、図20(B)は、その縦断面図である。
ここでは、通風路Tの下流側である、空気の出口に相当する空間部13に、脱臭機能を有する脱臭フィルタ23を備えている。
図21(A)は、第2の実施形態に係る第2変形例の、電気集塵機Sの要部を拡大して示す平面図であり、図21(B)は、その縦断面図である。
やはり、通風路Tの下流側である、空気の出口に相当する空間部13に、脱臭機能を有する脱臭フィルタ23を備えている。
図22は、先に説明した第1の実施形態に係る第1変形例の、各構成部品における主要部の寸法関係を示している。
図6に示された第1の実施形態においても説明したように、対向電極10の奥行寸法、すなわち電気集塵機Sとしての厚さ寸法Lは、15〜25mmとする。図における上下部の第1の辺部a,a相互間隔である開口部寸法L1に対して、空間部13に設けられる脱臭フィルタの寸法L2は、約1/2程度とすることが好ましい。
実際に、天井埋込み形空気調和機の室内機に組み込んだ状態にして、実測値を図ってみた。このとき、L1を22mm、L2を10mmに設定し、室内にトルエンを放出した状態から運転90分後のトルエン除去率を計測すると、67%となった。
図23は、先に説明した第2実施形態に係る第2変形例の、各構成部品における主要部の寸法関係を示している。
この場合、開口部寸法L3に対して、空間部13に設けられる脱臭フィルタ23の寸法L4は、約1/4程度とすることが望ましい。
図24は、第1の実施形態に係る第1変形例の構成を採用した、電気集塵機の実際の集塵する作用を順に説明する模式図である。
図24(A)に示すように、イオン化線11に高圧電位をかけ、対向電極10にアース電位をかけることで、互いの電極間でコロナ放電する。一方、通風路Tには塵埃を含む空気が導かれる。
図24(B)に示すように、空気が上下部対向電極10,10間の開口部12に導かれた状態で、コロナ放電により空気の流れに含まれる塵埃が帯電する。
図24(C)に示すように、イオン化線11と対向電極10との間の静電気力で、帯電した塵埃が捕捉される。さらに加えて、塵埃が通過する際に、対向電極10を構成する第1の辺部aと第2の辺部bへ衝突し、もしくは遮り効果により、帯電した塵埃は効率良く集塵される。ここで集塵されなかった一部の塵埃は、空間部13を介して外部へ流れ出ようとするが、空間部13に設けられる脱臭フィルタ23がこれら塵埃を捕捉する。
結局、開口部12から空間部13を介して流れる空気中に含まれる塵埃を、塵埃に対して荷電する作用と、荷電した塵埃を集塵する作用を兼用する対向電極10が捕捉し、さらに脱臭フィルタ23が捕捉するので、塵埃捕捉効果はほぼ完全となる。
図25は、第2実施形態に係る第2変形例の構成を採用した、電気集塵機Sの実際の集塵する作用を順に説明する模式図である。
図25(A)に示すように、イオン化線11に高圧電位をかけ、対向電極10にアース電位をかけることで、互いの電極間でコロナ放電する。一方、通風路Tには塵埃を含む空気が導かれる。
図25(B)に示すように、空気が上下部対向電極10、10間の開口部12に導かれた状態で、コロナ放電により空気の流れに含まれる塵埃が帯電する。
図25(C)に示すように、イオン化線11と対向電極10との間の静電気力で、帯電した塵埃が捕捉される。さらに加えて、塵埃が通過する際に、対向電極10を構成する第1の辺部aと第2の辺部bへ衝突し、もしくは遮り効果により、帯電した塵埃は効率良く集塵される。集塵されなかった一部の塵埃は、空間部13を介して外部へ流れ出ようとするが、空間部に設けられる脱臭フィルタ23がこれら塵埃を捕捉する。
結局、開口部12から空間部13を介して流れる空気中に含まれる塵埃を荷電する作用と、荷電した塵埃を集塵する作用を兼用する対向電極10が捕捉し、さらに脱臭フィルタ23が捕捉するので、塵埃捕捉効果はほぼ完全となる。
図26は、各種の構成におけるトルエン脱臭効果を示している。横軸に試験時間(min)、縦軸にトルエン残存率(%)をとる。図中白丸印変化は送風のみの場合、図中黒丸印は電気集塵機Sのみを使用した場合、図中黒三角印変化は脱臭フィルタ23のみを使用した場合、図中黒四角印変化は電気集塵機Sと脱臭フィルタ23を備えた、第1実施形態・第1変形例もしくは第2実施形態・第2変形例の構成のものを使用した場合である。
[表6]は、それぞれの構成の具体的なサイズと、運転90分後のトルエン残存率を示す。
Figure 2014147869
実験開始時、トルエン残存率が100%であったのが、開始後30分置きに測定すると、電気集塵機Sと脱臭フィルタ23を備えた構成では残存率の低下が顕著であり、90分経過したあとでは、約33%と、約1/3程度に減少していた。
このように、高い集塵性能を確保しつつ、イオン化線11と対向電極10間での放電によるオゾン脱臭に加え、対向電極10間の空間部13に脱臭フィルタ23を配置することで、効率良く脱臭することができる。
脱臭フィルタ23を備えているが、電気集塵機Sとしての厚みを増やすことなく、薄型化を保持できる。そして、薄型により軽量が図られ、高所においても電気集塵機Sの取付けや取外しが比較的容易になり、メンテナンス作業の負担を軽減できる。
特に、オートグリル方式を搭載した天井埋込み形空気調和機の室内機に備えると、メンテナンスが容易化する。
また、壁掛け形空気調和機の室内機であっても、メンテナンスの容易化とともに、本体の薄型化が図れる。いずれのタイプの室内機であっても、吸込みグリルに取付けることにより、空気中の塵埃や臭いを効率良く集塵、脱臭することができる。
なお、脱臭フィルタ23が取付けられる空間部13寸法は、通風路Tの上流側となる開口部12寸法よりも小さく形成される。
すなわち、通風路Tの上流側である開口部12寸法に対して通風路Tの下流側である空間部13寸法は小さくなるが、低圧力損失を確保しつつ、イオン化線11と対向電極10との間の放電によるオゾン脱臭に加え、空気中の臭い成分を効率良く捕捉し脱臭することができる。脱臭フィルタ23の面積減少による、コストの低減を図ることができる。
以上、本実施形態を説明したが、上述の実施形態は、例として提示したものであり、実施形態の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
T…通風路、11…イオン化線(イオン化電極)、10…対向電極、S…電気集塵機、a…第1の辺部、b…第2の辺部、12…空間部13…開口部、c…突片部、15…補助対向電極、21…針電極(イオン化電極)、22…放電干渉防止ガイド、23…脱臭フィルタ、R…空気調和機の室内機。

Claims (7)

  1. 空気を案内する通風路の上流側に高圧電位のイオン化電極を備え、下流側にアース電位の対向電極を備え、前記通風路を通過する空気の流れに含まれる塵埃に電荷を与えて、静電力により塵埃を集塵する電気集塵機であり、
    前記対向電極は、前記通風路に導かれる空気の流れの方向と平行で、空気の流れ上流側端部と空気の流れ下流側端部を有する第1の辺部と、前記第1の辺部の空気流れ下流側端部に空気流れの方向とは直交する方向に折曲される第2の辺部とから、断面略逆L字状をなし、
    前記イオン化電極は、前記対向電極における第1の辺部空気の流れ上流側端部および第2の辺部先端と所定間隔を存して対向し、
    複数の前記対向電極を、互いに第1の辺部と第2の辺部とを同一姿勢にして空間部を存して並行に配置し、もしくは互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして空間部を存して並行に配置した
    ことを特徴とする電気集塵機。
  2. 請求項1記載の電気集塵機において、前記対向電極・第2の辺部先端に、通風路下流方向に突片部が突設されることを特徴とする。
  3. 請求項1記載の電気集塵機において、前記対向電極は、互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして所定間隔を存して配置され、
    前記対向電極とイオン化電極相互間に、平板状の補助対向電極が設けられることを特徴とする。
  4. 請求項1記載の電気集塵機において、前記対向電極は、互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして所定間隔である空間部を介して配置され、
    前記空間部に対向して配置される前記イオン化電極は、平板形状をなすとともに、長手方向に所定間隔を存して針部が設けられる針電極からなることを特徴とする。
  5. 請求項4記載の電気集塵機において、前記針電極の針部相互間に対向する前記対向電極に、放電干渉防止ガイドが設けられることを特徴とする。
  6. 請求項1記載の電気集塵機において、前記対向電極は、互いに第2の辺部先端が対向するよう1本置きに逆姿勢にして所定間隔である空間部を介して配置され、
    前記空間部に、脱臭機能を有する脱臭フィルタが配置されることを特徴とする。
  7. 前記請求項1ないし前記請求項6記載の電気集塵機を、吸込みグリルに備えたことを特徴とする空気調和機の室内機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104885940A (zh) * 2015-05-26 2015-09-09 福建农林大学 一种铁皮石斛化学消毒组培方法
CN105583081A (zh) * 2016-01-12 2016-05-18 珠海格力电器股份有限公司 静电除尘装置及具有其的空调器
US10518270B2 (en) 2016-09-20 2019-12-31 Kabushiki Kaisha Toshiba Dust collector and air conditioner

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