JP5815629B2 - イヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホン - Google Patents

イヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホン Download PDF

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Description

本発明はイヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホンに関し、より詳細には、シリコンフォーム(silicone foam)を備えるイヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホンに関する。
個人的に音源を聴取したり、高音質の音源を聴取するための目的で多様な種類のヘッドホンが利用されている。特に、最近ではモバイル機器の登場により外で周囲からの騒音などの影響を受けないで個人的に音楽や講義などを聴取する機会や必要性がさらに増大していて、これに伴い、高機能性のヘッドホンに対する需要も増加している。最近、スマートフォン(smart phone)やタブレットPC(tablet PC)のようなモバイル機器の活性化により携帯性に優れたイン−イヤヘッドホン(in−ear headphone)に対する需要が増加している。
従来のイヤホンは、音響を出力する本体と前記本体に接続して耳の穴の皮膚と接触するイヤチップから構成される。前記本体は硬いプラスチック(hard polymer)や金属性材質から構成され、前記イヤチップと接続される端部にはイヤチップとの結合を強化するための溝と段差部を備えている。
イヤチップは、本体の溝及び段差部と結合して本体から出力される音響を耳の中に伝達する音波路及び前記音波路の一端部から延長して耳の穴を覆って外部と耳の穴の内部を遮断させる外皮から構成される。前記外皮は、使用者の耳の中に挿入されて皮膚と直接接触してイヤホンの着用感を向上させ、皮膚との間に気密性を維持して外部ノイズを遮断させる役割をする。特に、外部ノイズを遮断するために音波路と外皮との間の離隔空間にウレタンフォームを配置している。
図1はウレタンフォームを備える従来のイヤチップを示す斜視図であり、図2は図1に含まれたウレタンフォームを示す斜視図である。
図1及び図2を参照すると、吸音材3を備える従来のイヤチップ10は別途の工程によってウレタンフォーム(Urethane foam)を製作した後、イヤチップの内部に配置する方式で製造される。発泡工程を経たウレタンフォームを切断工程及び個片化工程を通じてシリンダ型吸音材片31を製作し、前記吸音材片31の中央部に開口を形成した後、前記開口の内部に固定チューブ32を接着して前記吸音材3を完成する。引き続き、イヤチップのシリンダ型音波路2を露出させて前記吸音材3の固定チューブ32に固定し、外皮1をひっくり返して前記吸音材3を包むようにする。
しかし、上述のような従来のイヤチップ工程及びそれによって製造されたイヤチップによると、シリコン材質を有する外皮とウレタンフォームの接着性が良好ではなくて音波路と外皮との間の空間に吸音材が良好に固定されなく離脱する場合が頻繁であって、これを防ぐために音波路の端部に音波路の外側面から前記外皮1と音波路2との間の離隔空間に向かって突出した突起を付加的に備えている。また、ウレタンフォームは柔軟性が足りなくて使用者の耳の穴に異物感を増大させる問題点がある。それだけでなく、前記ウレタンフォームの発泡及び切断工程は別途の大量工程によって行われ、前記吸音材片を形成する工程は個別の各片に対する個別的工程によって行われて工程効率を低下させてイヤチップの製造単価が上昇する要因となっている。
従って、外部ノイズを遮断し異物感を低下させることのできるイヤチップを効率的に製造できる新しいイヤチップの製造方法が要求されている。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、単一工程によってシリコンフォームを備えるイヤチップを製造する方法を提供することにある。
本発明の他の目的は、上述のような方法によって製造されたイヤチップを提供することにある。
本発明のまた他の目的は、上述のようなイヤチップを備えるイヤホンを提供することにある。
本発明の一見地に係るイヤホン用イヤーチップによれば、平坦な円周面を有するシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と、前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮とを備える音響導波部、及び多孔性物質からなり前記離隔空間の内部に注入されて前記中空軸及び前記外皮と接触し、外部ノイズを遮断する吸音部を備える
一実施形態において、前記吸音部はシリコンフォームからなり、前記中空軸及び外皮はシリコンゴムからなる。前記中空軸及び前記外皮は、25°〜40°の硬度(durometer)を有し、前記シリコンフォームは、5°〜25°の硬度を有する。
これとは異なって、前記中空軸は、50°〜60°の硬度を有し、前記外皮と前記シリコンフォームは、5°〜25°の硬度を有する。
本発明の一見地に係るイヤホン用イヤチップの製造方法によれば、先ず、平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と、前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮とを備える音響導波部を形成する。引き続き、前記音響導波部を受容する第1凹部を備える下部モールドに前記離隔空間が露出するように前記音響導波部を組み立てる。多孔性物質からなった吸音材を受容し、前記離隔空間の上部を覆うように前記下部モールドの上部に上部モールドを結合し、前記吸音材を加圧して前記上部モールから前記離隔空間に前記吸音材を射出する。前記下部モールドから前記上部モールドを除去して前記音響導波部の内部に吸音部を形成し、前記吸音部を備える前記音響導波部と前記下部モールドを分離して前記吸音部を備えるイヤチップを完成する。
一実施形態において、前記音響導波部を前記下部モールドに組み立てる工程は、平板形状を有する第1モールドボディの上面に中央部から突出した柱部を備えて、前記柱部の周辺部に環状の受容空間を備えるように前記第1凹部が形成された前記下部モールドを準備した後、前記柱部が前記中空軸を貫通し、前記外皮は前記受容空間に受容されるように前記第1凹部に前記音響導波部を固定する段階を含む。
一実施形態において、前記音響導波部は、位置固定用ジグを利用して前記第1凹部に固定することができる。
一実施形態において、前記下部モールドは多数の前記第1凹部を含んで多数の前記音響導波部が多数の前記第1凹部に同時に固定されることができる。
一実施形態において、前記下部モールドと前記上部モールドを結合する工程は、平板形状を有する第2モールドボディの上面に前記第1凹部のサイズに対応する第2凹部を備え、背面から前記第2モールドボディを貫通して前記第2凹部と連通する射出ゲートを備えるように前記上部モールドを準備し、前記第2凹部の内部を固体状態のシリコンと熱分解性発泡剤を配合した混合物を前記第2凹部に供給した後、前記射出ゲートが前記下部モールドに固定された前記音響導波部の離隔空間に対応するように前記第2モールドボディと前記第1モールドボディを整列し、前記第2モールドボディの背面と前記第1モールドボディの上面が接するように前記第2モールドボディを下降させる段階を通じて行われることができる。
一実施形態において、前記上部モールドは、前記第2モールドボディの背面から前記受容空間の形状に従がって突出した環状の突出部をさらに含み、前記第2モールドボディを下降させる段階は、前記環状の突出部を前記離隔空間の内部に挿入して前記離隔空間の上部を埋立てることができる。この時、前記射出ゲートは前記突出部及び前記第2モールドボディを貫通し、前記第2凹部と連通する。
一実施形態において、前記吸音材を射出する工程は、加圧平板及び前記加圧平板の背面から前記第2凹部に対応する形状を有するように突出した加圧部を備える加圧用蓋を前記上部モールドと結合させて前記加圧部を前記第2凹部に挿入し、前記シリコンと発泡剤の混合物を成形してシリコンフォーム(silicone foam)を含む前記吸音材を形成した後、前記加圧用蓋を加圧して前記射出ゲートを通じて前記吸音材を前記離隔空間に射出する段階を通じて行われる。この時、前記吸音材を形成する段階と前記吸音材を射出する段階は、同時に行われることもできる。
一実施形態において、前記下部モールドと前記上部モールドを結合する工程は、平板形状を有する第2モールドボディの上面に前記第1凹部のサイズに対応する第2凹部を備え、背面から前記第2モールドボディを貫通して前記第2凹部と連通する射出ゲートを備えるように前記上部モールドを準備し、前記第2凹部の内部にシリコンフォームを含む吸音材を供給した後、前記射出ゲートが前記下部モールドに固定された前記音響導波部の離隔空間に対応するように前記第2モールドボディと前記第1モールドボディを整列し、前記第2モールドボディの背面と前記第1モールドボディの上面が接するように前記第2モールドボディを下降させる段階を通じて行われる。
本発明の一見地に係るイヤホンは、音響発生システムが配置される内部空間を備えるハウジングと、前記ハウジングを覆って前記内部空間を外部から密閉させ、前記音響発生システムから生成された音響を外部に伝達するための音響管を備える着脱式蓋と、前記着脱式蓋に付着して平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮を備える音響導波部及び多孔性シリコンフォームを含み、前記離隔空間の内部に注入されて前記中空軸及び前記外皮と接触して外部ノイズを遮断する吸音部を備えるイヤチップと、を含む。
一実施形態において、前記音響管は端部に凹部と突出部を備えるチューブ形状を有し、前記中空軸は端部に前記突出部に対応する形状を有し、前記中空軸の軸方向に沿って前記突出部と面接触する段差部を備える。
上述のような本発明の一実施形態によれば、音波路とに外皮との間の離隔空間に直接シリコンフォーム(silicone foam)から構成される吸音材を形成することによって別途製作した吸音材とイヤチップを結合する工程を省略できる。特に、従来のウレタンフォームをシリコンフォームに代替することによってイヤチップ着用時の異物感を除去し、ノイズ遮断効果を高めることができる。また、ウレタンフォームを利用する場合、イヤチップとウレタンフォームの離脱を防ぐために音波路の端部に配置された突起を除去することによってイヤチップの製造工程効率を向上できる。
ウレタンフォームを備える従来のイヤチップを示す斜視図である。 図1に含まれたウレタンフォームを示す斜視図である。 本発明の一実施形態によるイヤチップを示す斜視図である。 図3に示したイヤチップをI−I’線に沿って切断した断面図である。 本発明の一実施形態によってイヤチップを備えるイヤホンを示す分解斜視図である。 本発明の一実施形態によって図3に示したイヤチップを製造する方法を示すフローチャートである。 図6に示したイヤチップを製造するモールド装置を示す概略的な構成図である。 図7に示したモールド装置の結合状態を示す構成図である。
以下、添付した図面を参照して本発明の望ましい実施形態を詳細に説明する。
本発明は多様な変更を加えることができて種々の形態を有することができ、特定の実施形態を図面に例示して本明細書に詳細に説明する。しかし、これは本発明を特定の開示形態に限定しようとするものではなく、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物ないし代替物を含むと理解するべきである。各図面を説明しながら類似する参照符号を類似する構成要素に対して使用した。
第1、第2等の用語は多様な構成要素を説明するのに使用しているが、これらの構成要素がこのような用語によって限定されるものではない。これらの用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的で使い、例えば、本発明の権利範囲から逸脱しなければ第1構成要素は第2構成要素と命名することができ、同様に第2構成要素も第1構成要素と命名することができる。
本明細書で使用する用語は単に特定の実施形態を説明するために使用するもので、本発明を限定しようとする意図ではない。単数の表現は文脈上明白に異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。 本明細書で、「含む」または「有する」等の用語は明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品または、これを組み合わせたのが存在するということを指定しようとするものであって、一つまたは、それ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品または、これを組み合わせたものの存在または、付加の可能性を、予め排除しない。
また、別に定義しない限り、技術的あるいは科学的用語を含み、本明細書中において使用される全ての用語は、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者であれば、一般的に理解すること同一の意味を有する。一般的に使用される辞書において定義する用語と同じ用語は、関連技術の文脈上で有する意味と一致する意味を有するものと理解するべきで、本明細書において明白に定義しない限り、理想的あるいは形式的な意味として解釈してはならない。
図3は本発明の一実施形態によるイヤチップを示す斜視図であり、図4は図3に示したイヤチップをI−I’線に沿って切断した断面図である。
図3及び図4を参照すれば、本発明の一実施形態によるイヤチップ500は音響を伝達する音響導波部100及び外部ノイズを遮断する吸音部200を含む。
例えば、前記音響導波部100は、シリンダ形状を有して音響を伝達する導波路C(sound conduit)を提供する中空軸110(hollow shaft)及び前記中空軸110の一端から延長して前記中空軸110との間に離隔空間を形成するように前記中空軸110を包む外皮120を含む。
一実施形態において、前記中空軸110は一定の長さを有する直線型シリンダ形状を有し、シリンダの内部を貫通する開口を通じて音響を耳の中に伝達することで導波路Cを提供する。これによって、前記中空軸110の一端は音響を生成するイヤホン(図示せず)と結合し、他端は使用者の耳の中に挿入して耳の中の空間と連通する。
本実施形態の場合、前記中空軸110はイヤホンの接続部を中空軸110の内部に案内するガイド部111、接続部と中空軸110の離脱を防ぐ段差部112及び音響を使用者の耳の中に伝達する音波路本体113を含む。
本実施形態の場合、前記ガイド部111、段差部112及び本体113は、一体で具備される。前記ガイド部111は円錘形状に配置されて、前記イヤホンの接続部を容易に受容できる。外力によって前記ガイド部111に沿って移動して前記段差部112に無事に安着する。前記段差部112は前記本体113より大きい直径を有する突出シリンダ形状に配置される。従って、前記段差部112に挿入されたイヤホンの接続部は、前記段差部112に引っ掛かって段差部による摩擦力より大きい外力が作用しない限り前記中空軸110から分離しない。前記本体113は、前記中空軸110の形状を維持して高音質の音波が十分に反射できるほどの硬度を有する。段差部112と対向する前記本体113の一端部は前記外皮120と連結される。
特に、本発明によるイヤチップ500のガイド部111の側壁には、前記吸音部が前記中空軸110及び外皮120から離脱することを防ぐための突起が配置されない。吸音部としてシリコン外皮との接着性に優れたシリコンフォームを利用することによって外皮と吸音材の接着性を十分に高めることができるので吸音材の分離破損を防ぐための追加的な突起が配置される必要がない。これによって、前記中空軸110の加工工程が単純化されてイヤチップ製造工程の効率を向上させることができる。
前記外皮120は、前記本体113の端部と連結されて前記ガイド部111方向に延長し、前記中空軸110から一定距離離隔して前記中空軸110との間に離隔空間を形成するように前記中空軸110を包む形状を有する。従って、前記外皮120は、前記中空軸110の一端では密閉され、これと対応する他端では開放されるルツボ形状を有する。一方、前記外皮120は使用者の耳の中に挿入されて皮膚と接触するので、平均的な耳の穴の形状に符合する外形プロファイルを有する。
本実施形態において、前記中空軸110と外皮120は同一物質から構成される。例えば、使用者の着用安定感を高め、耳の中の異物感を低くするためにやわらかいシリコンゴムから構成される。この時、前記中空軸110と外皮120は同じ物質によって一体で配置される。また、前記中空軸110は前記外皮120よりさらに大きい厚さを有するように配置されて前記中空軸110は円滑な音響の反射を保障し、使用者の耳の中で皮膚と前記外皮120との間の異物感を最小化することができる。本実施形態の場合、前記中空軸110と外皮120は、約25°〜約40°の硬度を有するシリコンゴムから構成されることができる。
これとは異なって、前記中空軸110は相対的に硬度の高いシリコンゴムから形成して音波の伝達特性を高め、前記外皮120は相対的に低い硬度を有するシリコンゴムから形成して異物感が減少するように構成できる。
前記外皮120は使用者の耳の中に挿入されて皮膚と接触するので、多様な使用者の耳の穴の形状に適応できるようにより柔軟性が要求される反面、前記導波路Cはイヤホンから発生した音響を伝達する通路であるので、高周波の音響が導波路Cの表面に吸収されることを防ぐために前記中空軸は一定の硬度を有することが有利である。これによって、前記中空軸110は相対的に硬度の高い物質から構成し、前記外皮120は相対的に硬度の低い物質から構成して中空軸110と外皮120の特性と機能を個別的に最大化させる。これによって、前記イヤチップ500を通した音響の伝達特性と使用者の着用感を改善することができる。
例えば、前記中空軸110は約50°〜60°の硬度を有するシリコンゴムから構成され、前記外皮120は約5°〜25°の硬度を有するシリコンゴムから構成されることができる。
例えば、前記吸音部200は多数の多孔性ホールを備えて十分な柔軟性を有するシリコンフォーム(silicone foam)から形成され、前記離隔空間を十分に埋立てるように配置される。前記シリコンフォームは外部からの騒音を吸収して使用者の耳の中に騒音が伝達されることを防ぐ。前記中空軸110はイヤホンに伝達された音響も伝達するが、同時に外部の騒音も共に伝達する。従って、イヤホンの音質特性を高めるためには前記中空軸を介した外部ノイズを除去することが要求される。
前記吸音部200は、前記外皮120の底部から前記中空軸110を包むように配置して外部から伝達される騒音を吸収する。特に、前記シリコンフォームから構成された吸音部200は前記中空軸110及び外皮120と同じシリコンを含んで中空軸110及び外皮120との接着性を高め、外部ノイズを吸収するにおいて十分に低い硬度を有する。
本実施形態の場合、前記シリコンフォームは約5°〜25°の硬度を有し、多孔性ホールを備えて外部から伝達されるノイズを十分に吸収する。それだけでなく、前記シリコンフォームは十分な復元力と柔軟性を備えて外力によってイヤチップ500全体の形状が変形されても容易に元の形状に戻ることができる。
外部ノイズを除去するために従来のようにウレタンフォームを利用する場合、シリコン材質を有する外皮との接着性が悪くて使用中に前記離隔空間から簡単に分離される傾向がある。これを防ぐために、ルツボ形状を有する前記離隔空間の開放部と隣接した中空軸110である前記ガイド部111の表面に突起を配置してウレタンフォームの分離を防止している。
しかし、本発明では前記ウレタンフォームの代わりにシリコンフォームを利用することによって前記中空軸110及び外皮120との接着性を十分に高めることによって、突起を配置しなくても前記シリコンフォームの分離を防ぐことができる。これによって、前記イヤチップ500の製造工程の効率を向上することができる。また、ウレタンフォームより柔軟性に優れたシリコンフォームを利用して外部ノイズを遮断することによってイヤチップ着用時の異物感を減少することができる。特に、シリコン樹脂の防音特性によってウレタン樹脂より外部ノイズ遮断効果を一層高めることができる。
図5は本発明の一実施形態によってイヤチップを備えるイヤホンを示す分解斜視図である。
図5を参照すれば、本発明の一実施形態によるイヤホン2000は、内部に音響発生システム(図示せず)が配置される内部空間を備えるハウジング1100、前記ハウジング1100を覆って前記内部空間を外部と密閉させる着脱式蓋1200及び前記蓋1200に付着して前記音響発生システムから発生した音響を使用者の耳の中に案内するイヤチップ500を備える。
前記ハウジング1100の内部空間には音響機器から伝達された電気信号を音響信号に変換するトランスデューサ(transducer)が配置されて電磁場を利用した金属板の振動によって音響を生成する。発生される音響が品質に応じて永久磁石、電磁石及び圧電素子を含む多様なドライバが配置されることができる。
前記蓋1200は前記ハウジング1100の内部空間に配置された音響発生システムを固定し、前記内部空間を外部から遮断する。また、前記音響発生システムから発生した音響を外部に放出するための音響管1210が備わる。この時、前記音響管1210の外側端部には前記イヤチップ500と結合できる凹部1211と突出部1212が配置される。
前記イヤチップ500は使用者の耳の中に挿入されて異物感を低下し、外部ノイズが耳の中に伝達されることを防ぐ。前記イヤチップ500は図3及び図4に示したイヤチップと実質的に同じ構造を有するので前記イヤチップ500に対する詳細な説明は省略する。
前記イヤチップ500が付着したイヤホン2000を使用者の耳の中に挿入する場合、前記外皮120及び吸音部200は全部柔軟性に優れたシリコンゴムから形成されて異物感を低減し着用感を高めることができる。また、外力によってイヤチップ500の形状が変形されるとしても外皮120及び吸音部200の優れた復元力によって速かに本来の形状に戻ってくることができる。特に、外皮120と中空軸110との間の離隔空間にゲル状態ではなくシリコンフォーム(silicone foam)を配置することで、多孔性ホールによって外部ノイズを容易に吸収することができる。従がって、外部の騒音が使用者の耳の中に伝達されることを防ぐことによって使用者の耳の中に伝達される音響の品質を向上することができる。
図6は本発明の一実施形態によって、図3に示したイヤチップを製造する方法を示すフローチャートである。図7は図6に示したイヤチップを製造するモールド装置を示す概略的な構成図であり、図8は図7に示したモールド装置の結合状態を示す構成図である。
図3及び図6〜図8を参照すると、平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有して音響を伝達する導波路Cを提供する中空軸110及び前記中空軸110の一端から延長して前記中空軸110との間に離隔空間Sを形成するように前記中空軸110を包む外皮120を備える音響導波部100を形成する(ステップS100)。
例えば、前記中空軸110と外皮120が同じ硬度を有するか、または、中空軸1100よりは外皮120がより低い硬度を有するように形成されることができる。前記中空軸110と外皮120を別途の工程において形成して組み立てることによって前記音響導波部100を形成することもでき、同じ工程を通じて中空軸110と外皮120を一体で具備するように形成することもできる。
引き続き、前記音響導波部100を受容する第1凹部R1を備える下部モールド600に前記離隔空間Sが露出するように前記音響導波部100を組み立てる(段階S200)。
例えば、平板形状を有する第1モールドボディ610の上面に中央部から突出した柱部620を備えて前記柱部620の周辺部に環状の受容空間622を備えるように第1凹部R1が形成された下部モールド600を準備する。引き続き、前記柱部620が前記中空軸110を貫通し、前記外皮120は前記受容空間622に受容されるように前記第1凹部R1に前記音響導波部100を固定する。
図7に示したように、前記下部モールド600は一定の大きさを有する平板形状の前記第1モールドボディ610を含み、前記第1凹部R1は前記第1モールドボディ610の上面に前記音響導波部100のサイズに対応して形成される。前記第1凹部R1の中央部には底面から突出した柱部620が配置される。この時、前記柱部620は前記第1凹部R1のサイズより小さいサイズを有するように配置されて前記柱部620を除いた前記第1凹部R1の内部空間は環状の空間に形成される。
従って、前記中空軸110の内部に前記突出部が620が挿入され、前記外皮120は前記環状の受容空間622に受容されて前記音響導波部100は前記第1凹部R1の内部に固定される。これによって、前記音響導波部100と下部モールド600が組み立てられる。即ち、前記柱部620を取り囲む前記第1凹部R1の環状の空間は前記音響導波部100の外皮120が受容される環状の受容空間622として提供される。
それで、前記中空軸110と外皮120との間の離隔空間Sは、前記受容空間622の一部を構成する。即ち、前記環状の受容空間622は前記外皮120によって区分されて前記第1凹部R1の上面に露出される離隔空間Sと、前記第1凹部の底面、側面及び前記外皮120に限定される残余空間と分離される。
前記第1モールドボディ610の上面に提供される前記第1凹部R1の個数は、前記第1モールドボディ610のサイズと後述する上部モールド700のサイズに応じて多様に形成されることができる。
前記音響導波部100の外皮120は、ルツボ形状に形成されるので前記受容空間622も前記ルツボ形状を受容できる外形プロファイルを有する。例えば、前記第1凹部R1は円形断面を有し、前記柱部620は前記第1凹部R1の底面中央から上方に突出する円形の棒から形成されることができる。こうして、前記柱部620から前記第1凹部R1の側壁までの距離を同一に維持でき、前記柱部620を取り囲む前記受容空間620は、前記柱部620によって中央部が埋立てられたリング(ring)状から形成される。これによって、円形断面を有する外皮120が全ての方向において前記受容空間622に受容されることができる。
これとは異なって、前記第1凹部R1は正方形断面を有し、前記柱部620は前記第1凹部R1の底面中央から上方に突出する円形の棒から形成することができる。この時、前記柱部620と前記正方形状の第1凹部R1の最小側壁までの距離が、前記中空軸110と前記外皮120との間の距離よりは大きく形成することによって前記音響導波部100と下部モールド600の組み立てを円滑に行うことができるようにする。
前記第1凹部R1に配置された柱部620を前記中空軸110の内部に挿入することによって、前記音響導波部100と前記下部モールド600を組み立てることができる。この時、前記音響導波部100は個別的に組み立てることもできるが、工程効率のために結合手段を利用して大量に進行することもできる。例えば、前記第1モールドボディ610上に多数の第1凹部R1が形成された場合、多数の音響導波部100を一度に移送できる結合手段を利用して多数の音響導波部100を同時に多数の柱部620にそれぞれ挿入することによって、同時に多数の音響導波部100を下部モールド600に組み立てることができる。
例えば、直角座標を利用して結合位置を自動検出できる結合用ジグ(combine jig)を利用して多数の音響導波部100を多数の前記第1凹部R1に同時に組み立てることができる。
引き続き、ノイズ除去のための吸音材が備えられた上部モールド700を下部モールドに結合する(ステップS300)。
例えば、平板形状を有する第2モールドボディ710の上面に前記第1凹部R1のサイズに対応する第2凹部R2を備え、背面から前記第2モールドボディ710を貫通して、前記第2凹部R2と連通する射出ゲート730を備えるように前記上部モールド700を準備し、前記第2凹部R2の内部を前記吸音材で埋立てる。
前記第2凹部R2は前記第2モールドボディ710の上面から一定の深さを有するように陥没されて前記吸音材が配置される空間を提供する。前記第2凹部R2は吸音材の受容に適当であり、後述する加圧用蓋800と効率的に結合できるなら、多様な形状で配置することができる。本実施形態の場合、前記第2凹部R2は第1凹部に対応する形状に配置されることを開示しているが、前記吸音材の射出効率性を向上できるようにシリンダ形状に配置されることもできる。
前記射出ゲート730は前記第2凹部R2の底面から前記第2モールドボディ710を貫通する貫通ホールの形状を有する。前記吸音材Fが加圧され射出される場合、前記射出ゲート730を通じて離隔空間Sの内部に誘導される。本実施形態の場合、前記射出ゲート730は第2凹部R2に接続された上部開口より前記離隔空間Sに接続された下部開口の幅が小さいように逆円錘形に配置される。この時、前記射出ゲート730は前記環状の受容空間622の周りに対応する円周に沿って一定間隔を有するように多数配置することができる。
選択的に、前記第2モールドボディ710の背面から前記受容空間の形状に沿って突出した環状の突出部720をさらに含むことができる。後述するように、上部モールド700と下部モールド600が結合する場合、前記環状の突出部720は離隔空間Sの上部を埋立てて前記離隔空間Sの内部に配置される吸音材Fの高さを決める。
本実施形態の場合、単一第1凹部R1に対応する単一第2凹部R2を開示しているが、工程の効率を向上できるように単一第2凹部R2に受容された吸音材Fを多数の第1凹部R1に射出するように構成することができる。これによって、単一射出工程によって多数の音響導波部100に吸音材Fを注入することによって前記吸音部200形成工程の効率を向上できる。
前記吸音材Fは固体状態のシリコンと熱分解性発泡剤を配合した混合物を前記第2凹部R2に供給し、一定の温度で前記混合物を熱処理して形成されるシリコンフォーム(silicone foam)を含む。
従来、吸音材Fとして用いられていたウレタンフォームはシリコン材質から構成される前記音響導波部100との接着性が悪くて使用中にイヤチップから吸音材が分離したり或いは分離防止のための別途の部材が中空軸110に要求されていたが、本実施形態の吸音材Fはシリコン材質との接着性に優れたシリコンフォームを利用することによってイヤチップとの接着性を向上し、これによって、吸音材とイヤチップの分離防止のための別途部材を中空軸に形成する必要がない。従って、前記イヤチップの製造工程効率を向上することができる。
引き続き、前記第2凹部R2の内部にシリコンフォームを含む吸音材Fを供給する。この時、前記吸音材Fは外部で既に成形したシリコンフォームを利用することもでき、前記第2凹部R2の内部でシリコンと熱分解性発泡剤を配合した混合物を熱処理してシリコンフォームを直接成形することもできる。
引き続き、前記射出ゲート730が前記下部モールド600に固定された前記音響導波部100の離隔空間Sに対応するように前記第2モールドボディ710と前記第1モールドボディ610を整列し、前記第2モールドボディ710の背面と前記第1モールドボディ610の上面が接するように前記第2モールドボディ710を下降させて前記上部モールド700を前記下部モールド600と結合する。
前記第1及び第2モールドボディ610、710の整列は、前記射出ゲート730が前記離隔空間Sの上部に配置するように調整することによって前記射出ゲート730は整列基準として機能する。例えば、前記射出ゲート730の端部と前記柱部620の端部にそれぞれ第1及び第2マークを配置して前記第1及び第2マークの整列程度を基準にして前記射出ゲート730が前記離隔空間Sの上部に配置するように整列することができる。
整列が完成すると、前記上部モールド700を前記下部モールド600に下降させて前記第2モールドボディ710の背面と前記第1モールドボディ610の上面が互いに接するように結合させる。従って、前記射出ゲート730は前記離隔空間Sの上部に沿って前記柱部620の周りに環状に配置される。
特に、前記第2モールドボディ710の背面に前記環状の突出部720が配置された場合、前記射出ゲート730は前記突出部720を貫通して前記離隔空間Sの内部まで延びることができる。例えば、前記突出部720が前記第2モールドボディ710の背面から突出長さhだけ突出した場合、前記第2モールドボディ710の背面が前記第1モールドボディ610の上面と接触するように結合すると、前記突出部720は前記離隔空間Sの内部に前記突出の長さhに対応する深さまで挿入されて前記離隔空間Sの上部を防ぐように位置する。前記射出ゲート730は前記突出部720と前記第2モールドボディ710を貫通して、前記第2凹部R2と連通して配置されるので、前記射出ゲート730は前記突出部720の突出の長さhだけ前記離隔空間Sの内部に挿入して配置されることができる。
本実施形態においては、前記上部モールド700が下部モールド600方向に接近して結合することを開示しているが、前記下部モールド600が上部モールド700方向に接近して結合することもできるということは自明である。
前記下部モールド600及び上部モールド700が結合すると、前記吸音材を加圧して前記上部モールドから前記離隔空間に前記吸音材を射出する。
例えば、加圧平板810と前記加圧平板810の背面から前記第2凹部R2に対応する形状を有するように突出した加圧部820を備える加圧用蓋800を前記上部モールド700の上部に結合(ステップS400)し、前記加圧用蓋800を加圧して前記射出ゲート730を通じて前記離隔空間Sの内部に前記吸音材Fを射出する(段階S500)。
例えば、前記加圧平板810の背面と前記第2モールドボディ710の上面が接触するように前記加圧用蓋800と前記上部モールド700を結合することによって前記加圧部820を前記第2凹部R2に挿入する。これによって、前記吸音材Fは前記第2凹部R2の内部から前記加圧部820によって均一に加圧される。
前記加圧部820の表面は、放熱ユニット(図示せず)が備えられて第2凹部R2に含まれたシリコンと発泡剤混合物を加熱することができ、前記加圧平板810の内部には前記加圧部820に射出圧力を伝送できる油圧部(図示せず)及び前記放熱ユニットに電力を供給するパワーユニット(図示せず)を含む。従って、前記加圧用蓋800と上部モールド700を結合した後、好適な温度で加熱して熱処理を行うことによって前記シリコンと発泡剤の混合物をシリコンフォームで成形し、成形された前記シリコンフォームFを加圧して離隔空間Sの内部に射出できる。
例えば、前記加圧用蓋800と上部モールド700は、ねじ結合または油圧結合手段によって結合されて吸音材Fの発泡及び射出状態でも十分な機密性と圧縮性を維持できるようにする。言及した通り、前記吸音材Fは固体シリコン(solid silicone)のシリコンゴム(silicone rubber)と熱分解性発泡剤を混合して発泡させた多孔性シリコンゴムを含む。この時、前記シリコンフォームFは、前記第2凹部R2で形成されることもでき、または、射出過程でフォームが形成されて前記離隔空間Sの内部で形成されることもできる。
本実施形態の場合、前記発泡剤は前記固体シリコンに対して、約10重量%〜20重量%の範囲を有するように混合し、前記加圧部820によって約5〜10気圧の圧力で、約90℃〜110℃の温度で発泡条件が制御される。これによって、好適な気孔を備えるシリコンフォームFが形成される。従来のウレタンフォームと比較して前記シリコン外皮120及び中空軸110と十分な接着力を備えることによって前記シリコンフォームFが離隔空間Sから分離されることを防ぐための別途の分離防止手段が要求されない。
本発明の変形例として、前記射出ゲート730の上部開口を選択的に開閉できる開閉手段を備えて前記シリコンフォームを形成する間には前記射出ゲート730を密閉させ、シリコンフォームが完成されると開閉手段を開放して成形されたシリコンフォームを前記離隔空間Sに射出できる。この時、前記発泡圧力が射出圧力として機能してシリコンフォームは離隔空間Sに射出できる。これとは異なって、離隔空間Sへの射出速度を制御して前記外皮120及び中空軸110に対する損傷を防ぐために射出用圧力を前記発泡圧力とは別途に加圧することもできる。
一方、前記第2凹部R2には固体シリコンと熱分解発泡剤の混合物を配置し、発泡と射出を同時に行うことによって工程効率を向上することもできる。この時、前記射出ゲート730及び離隔空間Sの内部においても発泡が行われることができるので、前記射出ゲート730と外皮120及び中空軸110が発泡過程において損傷しないように好適に発泡圧力を制御する。特に、前記混合物を構成する発泡剤の成分比と発泡温度によって発泡速度が決定されるので前記離隔空間Sの内部への発泡による損傷を防ぐためには発泡剤の混合比と温度条件が適切に修正できることは自明である。
引き続き、前記加圧用蓋800の上部を加圧すると、前記第2凹部R2の内部に配置された前記吸音材Fは前記加圧部820によって圧搾されて前記射出ゲート730を通じて前記離隔空間Sの内部に射出される。こうして、前記第2モールドボディ710によって限定された前記離隔空間Sの内部は前記吸音材Fで充填される。
特に、前記環状の突出部720が前記離隔空間Sの上部に配置する場合、前記突出部720の突出長さhを好適に調節して前記離隔空間Sを埋立てる吸音材Fの高さを調節することができる。突出部720の突出長さが大きい場合には、ルツボ形状を有する外皮120の底部付近にのみ吸音材Fが注入され、突出長さhが小さい場合には、前記第1モールドボディの上面と隣接する離隔空間Sの上部まで吸音材Fが注入されて離隔空間Sの大部分を吸音材Fで充填することができる。充填される吸音材Fの高さはイヤチップの使用環境と消費者の要求に応じて多様に形成できることは自明である。
前記吸音材Fの充填が完了すると、前記下部モールド600から前記上部モールド700を除去する(ステップS600)。
例えば、前記蓋800と上部モールド700の固定手段を解除して加圧用蓋800と上部モールド700を分離し、前記下部モールド600から前記上部モールド700を分離することができる。前記下部モールド600、上部モールド700及び前記加圧用蓋800を同時に分離することもでき、下部モールド600から上部モールド700及び加圧用蓋800の組立体を先に分離できることも自明である。
一実施形態において、前記射出ゲート730を通じて吸音材Fを供給する射出時間を一定に制限して決まった射出時間が経過すると、自動で前記射出工程を終了するように制御する。以後、一定の乾燥時間を経過した後、前記上部モールド700及び下部モールド600を分離する。例えば、常温と常圧で10分〜30分間、前記シリコンフォームを乾燥する。これによって、前記シリコンフォームが前記上部モールド700に残留することを防ぐことができる。特に、前記突出部720を金属またはプラスチックから形成して前記離隔空間S内に注入されたシリコンフォームから容易に分離できるように構成する。これで、離隔空間Sにシリコンフォームを含む前記吸音部200を形成する。
これとは異なって、前記加圧用蓋800と上部モールド700の結合は維持したまま前記下部モールド600のみを分離することができる。即ち、前記第2凹部R2に十分な量のシリコンフォームFを形成し、特定の音響導波部に対するシリコンフォーム注入が完了すると前記加圧用蓋800と上部モールド700の結合体だけを隣接する組立部に移動させて他の音響導波部に対してシリコンフォームを注入することができる。これによって、射出工程の効率を向上することができる。
引き続き、前記吸音部200が形成された音響導波部100を前記下部モールド600から除去して、前記イヤチップ500を完成する(ステップS700)。
例えば、前記音響導波部100を前記下部モールド600に結合するためのジグを利用して前記吸音部200が配置された音響導波部100を下部モールド600から除去して前記イヤチップ500を形成する。ジグを利用しないで作業者の手作業で前記イヤチップ500を下部モールドから除去することもできる。
上述したようなイヤチップの製造方法によると、シリコン成分を有する外皮及び中空軸と接着性に優れたシリコンフォームを前記離隔空間の内部に直接注射して音響導波部に対して直接吸音部を形成することができる。これによって、別途の工程で製作されたウレタンフォームを音響導波部と個別的に組立てて吸音部を形成する従来の工程と比較して工程効率及び音響導波部との接着性を向上することができる。従がって、イヤチップの製造単価を低減し、製品の安全性を高めることができる。特に、シリコンフォームと音響導波部の間の接着性の向上によって従来の中空軸の端部に形成された吸音部分離防止突起がこれ以上必要なくなって音響導波部の製造工程も単純化することができる。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
100 音響導波部
110 中空軸
120 外皮
200 吸音部
500 イヤチップ
600 下部モールド
700 上部モールド
800 加圧用蓋
F 吸音材(シリコンフォーム)
1100 ハウジング
1200 蓋
2000 イヤホン

Claims (14)

  1. 平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮を備える音響導波部と、
    多孔性物質からなり、前記離隔空間の内部に注入されて前記中空軸及び前記外皮と接触し、外部ノイズを遮断する吸音部と、を備え、
    前記吸音部は前記多孔性物質としてのシリコンフォームからなり、前記中空軸及び外皮はシリコンゴムからなり、前記中空軸及び前記外皮は25°〜40°の硬度を有して、前記シリコンフォームは5°〜25°の硬度を有することを特徴とするイヤチップ。
  2. 平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮を備える音響導波部と、
    多孔性物質からなり、前記離隔空間の内部に注入されて前記中空軸及び前記外皮と接触し、外部ノイズを遮断する吸音部と、を備え、
    前記吸音部は前記多孔性物質としてのシリコンフォームからなり、前記中空軸及び外皮はシリコンゴムからなり、前記中空軸は50°〜60°の硬度を有し、前記外皮と前記シリコンフォームは5°〜25°の硬度を有することを特徴とするイヤチップ。
  3. 平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮を備える音響導波部を形成する段階と、
    前記音響導波部を受容する第1凹部を備える下部モールドに前記離隔空間が露出するように前記音響導波部を組立てる段階と、
    多孔性物質からなる吸音材を受容し、前記離隔空間の上部を覆うように前記下部モールドの上部に上部モールドを結合する段階と、
    前記吸音材を加圧して前記上部モールドから前記離隔空間に前記吸音材を射出する段階と、
    前記下部モールドから前記上部モールドを除去して前記音響導波部の内部に吸音部を形成する段階と、
    前記吸音部を備える前記音響導波部と前記下部モールドを分離する段階と、を含むことを特徴とするイヤチップの製造方法。
  4. 前記音響導波部を前記下部モールドに組立てる段階は、
    平板形状を有する第1モールドボディの上面に中央部から突出した柱部を備えて前記柱部の周辺部に環状の受容空間を備えるように前記第1凹部が形成された前記下部モールドを準備する段階と、
    前記柱部が前記中空軸を貫通し、前記外皮は前記受容空間に受容されるように前記第1凹部に前記音響導波部を固定する段階と、を含むことを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  5. 前記第1凹部に前記音響導波部を固定する段階は、位置固定用ジグによって行われることを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  6. 前記下部モールドは多数の前記第1凹部を含んで、多数の前記音響導波部が多数の前記第1凹部に同時に固定されることを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  7. 前記下部モールドと前記上部モールドを結合する段階は、
    平板形状を有する第2モールドボディの上面に前記第1凹部のサイズに対応する第2凹部を備え、背面から前記第2モールドボディを貫通して前記第2凹部と連通する射出ゲートを備えるように前記上部モールドを準備する段階と、
    前記第2凹部の内部を固体状のシリコンと熱分解性発泡剤を配合した混合物を前記第2凹部に供給する段階と、
    前記射出ゲートが前記下部モールドに固定された前記音響導波部の離隔空間に対応するように前記第2モールドボディと前記第1モールドボディを整列する段階と、
    前記第2モールドボディの背面と前記第1モールドボディの上面が接するように前記第2モールドボディを下降させる段階と、を含むことを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  8. 前記上部モールドは、前記第2モールドボディの背面から前記受容空間の形状に沿って突出した環状の突出部をさらに含み、前記第2モールドボディを下降させる段階は、前記環状の突出部を前記離隔空間の内部に挿入させて前記離隔空間の上部を埋立てる段階と、を含むことを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  9. 前記射出ゲートは、前記突出部及び前記第2モールドボディを貫通して前記第2凹部と連通することを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  10. 前記吸音材を射出する段階は、
    加圧平板及び前記加圧平板の背面から前記第2凹部に対応する形状を有するように突出した加圧部を備える加圧用蓋を前記上部モールドと結合させて前記加圧部を前記第2凹部に挿入する段階と、
    前記シリコンと発泡剤の混合物を成形してシリコンフォーム(silicone foam)を含む前記吸音材を形成する段階と、
    前記加圧用蓋を加圧して前記射出ゲートを通じて前記吸音材を前記離隔空間に射出する段階と、を含むことを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  11. 前記吸音材を形成する段階と前記加圧用蓋を加圧する段階を同時に行って、前記吸音材はシリコンフォームから形成されて前記離隔空間に射出されることを特徴とする請求項10に記載のイヤチップの製造方法。
  12. 前記下部モールドと前記上部モールドを結合する段階は、
    平板形状を有する第2モールドボディの上面に前記第1凹部のサイズに対応する第2凹部を備え、背面から前記第2モールドボディを貫通して前記第2凹部と連通する射出ゲートを備えるように前記上部モールドを準備する段階と、
    前記第2凹部の内部にシリコンフォームを含む吸音材を供給する段階と、
    前記射出ゲートが前記下部モールドに固定された前記音響導波部の離隔空間に対応するように前記第2モールドボディと前記第1モールドボディを整列する段階と、
    前記第2モールドボディの背面と前記第1モールドボディの上面が接するように前記第2モールドボディを下降させる段階と、を含むことを特徴とする請求項に記載のイヤチップの製造方法。
  13. 音響発生システムが配置される内部空間を備えるハウジングと、
    前記ハウジングを覆って前記内部空間を外部から密閉させ、前記音響発生システムから生成された音響を外部に伝達するための音響管を備える着脱式蓋と、
    前記蓋に付着され、平坦な円周面を備えるシリンダ形状を有し、音響を伝達する音波路を提供する中空軸と前記中空軸の一端から延長して前記中空軸との間に離隔空間を形成するように前記中空軸を包む外皮を備える音響導波部、及び、多孔性シリコンフォームを含み、前記離隔空間の内部に注入されて前記中空軸及び前記外皮と接触し、外部ノイズを遮断する吸音部を備えるイヤチップと、を含むことを特徴とするイヤホン。
  14. 前記音響管は端部に凹部と突出部を備えるチューブ形状を有し、前記中空軸は端部に前記突出部に対応する形状を有し、前記中空軸の軸方向に沿って前記突出部と面接触する段差部を備えることを特徴とする請求項13に記載のイヤホン。
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