JP4678655B2 - 聴覚保護用として使用するためのキャップ及びそれを作成する方法 - Google Patents

聴覚保護用として使用するためのキャップ及びそれを作成する方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4678655B2
JP4678655B2 JP2007516434A JP2007516434A JP4678655B2 JP 4678655 B2 JP4678655 B2 JP 4678655B2 JP 2007516434 A JP2007516434 A JP 2007516434A JP 2007516434 A JP2007516434 A JP 2007516434A JP 4678655 B2 JP4678655 B2 JP 4678655B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cap
weight
weights
shell
density
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2007516434A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2008502418A (ja
Inventor
ハンソン、フレドリック
フランゼン、ペーター
ヒセリウス、ペール
Original Assignee
スペリアン ヒアリング プロテクション、エルエルシー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by スペリアン ヒアリング プロテクション、エルエルシー filed Critical スペリアン ヒアリング プロテクション、エルエルシー
Publication of JP2008502418A publication Critical patent/JP2008502418A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4678655B2 publication Critical patent/JP4678655B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F11/00Methods or devices for treatment of the ears or hearing sense; Non-electric hearing aids; Methods or devices for enabling ear patients to achieve auditory perception through physiological senses other than hearing sense; Protective devices for the ears, carried on the body or in the hand
    • A61F11/06Protective devices for the ears
    • A61F11/14Protective devices for the ears external, e.g. earcaps or earmuffs

Description

本発明は、聴覚保護用として使用することが意図された、またユーザの外耳を封入するようにされたキャップに関する。本発明はまた、このようなキャップを作成する方法、及びこのようなキャップの使用に関する。
聴覚保護の一般的なタイプは、ヘッドバンドにより接続された2つのキャップを備えている。ヘッドバンドは、ユーザの頭の上に置くようにされており、2つのキャップは共に、ユーザの外耳を封入するように、ユーザ頭部の各側部上に1つ配置されるようにされている。キャップは、普通、プラスチックから作られるキャップ・シェル、ユーザの頭部に合うようにされる密封リング、及びキャップの内側に配置されるある種の吸音材を備える。さらに、いわゆる底部プレートを配置するのが一般的であり、その底部プレートに密封リングが取り付けられ、その底部プレートはキャップ・シェルに取り付けられる。従って、底部プレートは、キャップ・シェルと密封リングの間に配置される。底部プレートはまた、吸音材をキャップ中の定位置に保つように働くのが普通である。一般に、密封リング及び底部プレートは互いに一体化される、即ち、1つのユニットとして作られる。
聴覚保護機能とは、周囲の雑音源からの雑音を吸収することであり、従って、雑音は、始めに許容可能レベルまで減衰させなくてもユーザの耳に達しない。しかし、特定の周波数又は特定の周波数範囲における雑音が、聴覚保護のキャップ中で共振現象を生成し、このような雑音の減衰を大幅に損なうことがある。
キャップの重量が大きければ大きいほど、特に、低周波数の音の範囲、即ち、約1kHz未満の到来雑音をよく減衰させることが知られている。キャップの重量を増すために、材料の厚さ、即ち、キャップ・シェルの厚さを増すことが可能である。厚さを「外方向に」増すと、聴覚保護具のサイズが大きくなり、より扱いにくくなるという欠点が生ずる。厚さを「内方向に」増すと、音の減衰がやはり損なわれるという欠点が生ずる。それは、内容積が小さくなるからであり、吸収の度合いを高めるには重量だけではなく、キャップの内容積が大きいことが必要であって、空気容積が大きくなるとキャップ内側の空気圧の相対変動が小さくなるからである。
米国特許第6353938号は、キャップの重量を増すために金属粉末の形の充填材を加えた、剛性のあるプラスチック材料の外側キャップ・シェルを有する聴覚保護具を開示する。しかし、工具摩耗、強度特性などの点からプラスチックに混合できる金属量には上限があるので、この方法で重量を増加させる可能性には限りがある。さらに、キャップ・シェルの重量を増加させた場合は、低周波数の音に最も影響する。従って、高周波数、即ち、約1kHzを超える周波数における共振を減衰させる課題が残る。
米国特許第4658931号は、それぞれが、外側及び内側のキャップ・シェルを備える2つのキャップを有する聴覚保護具を開示しており、その間に、伝送媒体のない、音を減衰させるための排気された空洞が配置されている。該特許では、一方のキャップ・シェルの共振周波数を、例えば、閉じた空洞の内側に別の重量を追加することにより、一方のキャップ・シェルの重量を増加させて、他方のキャップ・シェルの共振周波数と分離することができると述べられている。このようにして、その一方のキャップ・シェルの共振周波数を下げ、それにより、2つのシェルの共振周波数を分離する。従って、米国特許第6353938号と同様に、低周波数の音に対して最大の効果を有する、キャップ・シェルの重量を増加させることにより、音の減衰を改善できる方法が示されているが、高周波数の範囲における音の減衰を改善する課題に対して何も解決策が提供されていない。
本発明の一目的は、従来技術の聴覚保護キャップと比べて改善された音の減衰が得られる、聴覚保護用として使用するためのキャップを提供することである。
本発明の具体的な目的は、可聴範囲における高周波数で、即ち、約1kHzと20kHzの間で、聴覚保護キャップの音の減衰を改善することである。
それらの及び他の目的は、請求項1によるキャップを、また請求項7によるこのようなキャップを作成する方法を提供することにより達成される。
本発明のキャップは、導入のために説明したタイプのものであり、さらに、そのキャップは、少なくとも1つの制振錘を支持するキャップ・シェルを備えており、前記錘がないときにはキャップ中に存在しているはずの振動のオーディオ・モードを少なくとも部分的に遮断するように、前記錘を配置することを特徴とする。
上記の背景説明によると、「キャップ」は、ユーザの耳を覆うようにされた、また、対でヘッドバンドに接続された「ユニット」全体を意味しており、従って、ヘッドバンドは、このような2つのユニット/キャップを結合している。一般に、キャップは、キャップ・シェル、密封リング、及びキャップの内側に配置されたある種の吸音材を備える。通常はさらに、キャップ・シェルと密封リングの間に位置する底部プレートがあり、そのプレートは、通常、キャップの内側の定位置に吸音材料を保持する。上記のように、底部プレートと密封リングは1つのユニットとして一体化することができる。
「振動のオーディオ・モード」とは、音の周波数スペクトルにおける「共振ピーク」として本明細書で定義し、それは、この場合、到来する音波のある周波数にキャップが固有振動数を有しているため、到来する音波と共振して振動する又は揺れるキャップの状態である。キャップは、通常、周波数スペクトルに沿って複数のこのような振動モード、又は共振ピークを有する。約250Hz未満の周波数では、キャップの密封リングは、通常、共振ばねとして働くことにより振動モードを生成することができる。約1kHzを超える高い周波数でのみ、キャップ・シェル中で、剛体運動ではなく振動モードが開始される。約1kHzを超える振動モードのそれぞれでは、キャップ・シェルは、その表面にわたって分布されたいくつかの振動の波節及び波腹を有する。振動の波節は、振動が顕著ではない振動システムにおける点、線、又は表面として定義され、一方、波腹はその反対の、点、線、又は表面を含み、そこでは、隣接する点、線、又は表面に対して、振動が最大である。
振動のオーディオ・モードを遮断することは、音の周波数スペクトル中の共振ピークを減らす、又はなくすために、共振特性を変更することを意味する。
本発明のキャップは、従来技術の聴覚保護キャップに対していくつかの利点を有する。
第1に、本発明のキャップは、高周波数、即ち、1kHzを超える周波数で、改善された音の減衰を可能にする。本発明に従って、キャップ中又はその上に錘を注意深く配置し/位置決めすることにより、キャップの1つ又は複数の振動モードを選択的に遮断することができ、高周波数におけるキャップの音の減衰を大幅に改善することができる。周波数スペクトルにおける、少なくとも最も強い共振ピークを具体的に遮断することにより、周波数スペクトル全体にわたり、良好な音の減衰を提供することができる。キャップ中又はその上に複数の錘を配置することにより、可聴周波数範囲全体にわたり、減衰を最適化することができる。高周波数では、錘の位置は、その重量よりもその減衰効果に対してより重要である。
第2に、キャップ・シェルが作られるプラスチックに金属を加えたとき、普通なら発生するはずの工具摩耗及び低減された強度に関する上記の問題が回避される。
第3に、錘を使用することにより、キャップ、特に、キャップ・シェルのサイズ/容積が同じ、又は低減されていても音の減衰を増加し得るという利点が得られる。従って、キャップ材料の増加した厚さに関する上記問題を考慮する必要はない。このように本発明で可能になった薄いキャップ・シェルは、材料のコストを下げるだけではなく、射出成形工程における冷却時間を大きく短縮する。冷却時間は、生産時間を支配する時間であり、それを短縮化することにより、機械費もまた、より多くのキャップで分担することができる。正確には、機械費は射出成形で最大のコストである。本発明はこのように、材料コストを下げ、製造時間を短くし、機械費を下げることができる。
前記錘の少なくとも1つを支持するキャップ・シェルを備える本発明によるキャップによってさらなる利点が得られる。約1kHzから上の高周波数では特に、キャップのキャップ・シェル中の振動は環境からの雑音によって生ずる。錘をキャップ・シェル中又はその上に配置することにより、キャップ・シェル中に共振が起きるのを遮断することができる。従って、キャップ・シェルの内側に配置された吸音材により吸収する必要がなく、共振を「つぼみのうちに摘む」ようにすると言うことができる。
本発明の好ましい諸実施例は従属請求項で定義される。
本発明の一実施例によれば、振動モードを有効に遮断することは、前記錘がないときには前記振動モードでキャップ上に存在しているはずのキャップの波腹上に、錘を配置することにより提供することができる。
他の実施例によれば、前記錘の少なくとも1つが第1の密度を有し、また前記キャップ・シェルが第2の密度を有し、第1の密度が第2の密度より高密度である。キャップ・シェルより高い密度を有する錘により、小容積の錘を用いて、有効な共振減衰を提供することができる。従って、吸収に必要なキャップの内部容積はほとんど使用されない。
さらに他の実施例では、前記錘の少なくとも1つは、キャップ・シェル中に少なくとも部分的に成型されることによってキャップ・シェルに取り付けられる。成型で錘を取り付けることにより、錘の正確な位置決め、及びその安定した固定化が可能になる。
本発明の他の実施例では、キャップは、前記錘の少なくとも1つを担持する底部プレートを備える。いくつかの場合では、キャップの底部プレート上又はその中に錘を配置することにより共振振動を遮断するのが有利である。例えば、底部プレートそれ自体が共振振動する場合、又はキャップ部分が互いに接続されているので、キャップ・シェル上に錘を配置することによりキャップ・シェルの振動の特定のモードを遮断することが困難であるが、底部プレート上又はその中に錘を配置することによりその振動モードを遮断できる場合に、そのような事例が存在し得る。
さらに他の実施例では、前記錘の少なくとも1つが、底部プレートの密度より高い密度を有する。キャップ・シェルに関して前に述べた方法と同様に、錘が、その上又はその中に配置される底部プレートの密度よりも高い密度を用いることにより、小容積の錘を用いて有効な共振の減衰が提供される。
本発明の他の態様によると、聴覚保護用として使用するためのキャップを作成する方法は、ユーザの外耳を封入するように設計されたキャップを供給する工程と、錘がないときにはキャップ中に存在しているはずの振動のオーディオ・モードを少なくとも部分的に遮断するような態様で、少なくとも1つの制振錘をキャップ中又はその上に配置する工程とを含み、前記錘をキャップ中又はその上に配置する工程が、錘を、キャップのキャップ・シェル中又はその上に配置する工程を含むことを特徴とする。
上記の本発明のキャップと同じ態様で、聴覚保護のためのキャップを作成する本発明の方法は、従来技術の聴覚保護キャップを作成する方法と比べて複数の利点が得られる。上記のように、錘の使用により、キャップの容積を変えることなく音の減衰を増加できるという利点が得られ、それはキャップ材料の厚さを増加させたことによる問題を考慮する必要のないことを意味する。キャップ・シェルを作るプラスチックに金属を加えたとき、普通なら発生するはずの工具摩耗及び低減された強度に関する問題が回避される。さらに、キャップを作成する本発明の方法は、振動のオーディオ・モードが遮断されるような態様で錘をキャップ中に配置することにより、高周波数、即ち、約1kHzを超える周波数で、音の減衰を改善することができる。
キャップを作成する本発明の方法の好ましい実施例は、従属請求項から明らかである。キャップを作成する方法のこれらの実施例は、本発明のキャップに対応する諸実施例と同じ利点を可能にする。
次に、添付された概略の図面を参照して、本発明をより詳細に説明する。
図1は、ユーザの頭頂部に当接するヘッドバンド12と、そのヘッドバンドの各端部に取付けられる本発明によるキャップ11の一実施例とを備え、それによりユーザの外耳を封入する聴覚保護具10を示す。各キャップ11は、キャップ・シェル15、中間の底部プレート16、及びユーザの頭部に対して密封するための密封リング17を備える。吸音材(図示せず)を、例えば、発泡プラスチックのパッドの形で、キャップ・シェル15と底部プレート16の間に配置することが好ましい。各キャップ11は、キャップ・シェル15の対向する側部上の懸架ピン14により、ヘッドバンド12の端部に取付けられ、そのピンは、ヘッドバンド12の各端部のホルダ13の対応する穴に挿入され、それにより、キャップ11は、ヘッドバンド12から枢動可能につり下げられる。
本発明によると、各キャップ11はさらに、錘がないときには存在しているはずの振動のオーディオ・モードを、少なくとも部分的に遮断するように配置された振動を吸収する錘18を備える。前述の定義によれば、振動のオーディオ・モードとは、到来する音波と共振して振動し、又は揺れるキャップの状態である、音の周波数スペクトルにおける共振ピークのことである。前述のように、振動のオーディオ・モードを遮断することは、音の周波数スペクトルにおける共振ピークを低減又はなくすことを意味する。
図1に示す実施例では、錘18が、キャップ・シェル15中に部分的に成型されることにより配置されている。特に約1kHzから上の高周波数では、環境からの雑音により、振動は確実にキャップのキャップ・シェル中で生じる。キャップ・シェル15中に錘18を配置することにより、到来する音のいくつかの周波数でキャップ・シェル15中に共振が生じないようにする。
錘18は、このようにキャップ・シェル15の密度よりも高い密度を有することが好ましい。その結果、比較的小容積の錘18を用いて有効な共振の吸収を行うことができる。キャップ・シェル15は従来方法によりプラスチックで作成されるが、錘18を、金属、好ましくは亜鉛又は亜鉛合金などの重い材料で作ることにより密度差を提供することができる。亜鉛は、鉄などいくつかの他の金属と同様に、プラスチックより大幅に(7倍のオーダーで)高い密度を有する。さらに、亜鉛は、比較的、所望の形状に成形するのが容易である。
錘18は、キャップ・シェル15に適合するように形成される。錘18の形成は、複雑な形状を継続して生産できる、例えば、ダイカスト、パンチ、鍛造、旋削、フライス削り、穴明け、打抜きにより行うことができる。
図2及び図3は、懸架ピン14及び錘18を有するキャップ・シェル15だけを、異なる方向から示している。図2から明らかなように、錘18は、キャップ・シェル15の外側から見ることはできない。
代替の実施例では、キャップ・シェルを透明なプラスチックなど、全体に、又は部分的に透明な材料で作ることも可能であり、それにより、例えば、装飾、エンブレム、会社のロゴタイプ、色標示、又は何らかの他の情報を示すことが可能になり、それらは、キャップ・シェルの内側に取り付けられて、キャップ・シェル上の外側の摩耗から保護される。本発明による錘は、このようなエンブレムを、例えば、会社のロゴタイプの形で構成することも可能であり、従って、キャップ・シェルを通して視認することができる。この場合、ユーザは、制振錘がキャップ・シェルの内側に適正に取り付けられるように制御できるので、透明なキャップ・シェルはまた、ユーザに対するさらなる安全を意味する。
図3はまた、錘18を有するキャップ・シェル15の製造からの残りであるピン29も示している。ピン29はまた、図4の横断面図でも示されており、図からはまた、錘18の突き出ている縁部分を、このようにキャップ・シェル15と一体成形された付加縁部28で囲むようにしてキャップ・シェル15中に錘18が部分的に成型される様子がはっきりと分かる。このように成型し錘18をキャップ・シェル15に取り付けることにより、錘18の正確な位置決め、及びその信頼性の高い固定化が可能になる。
図5は、金属の錘18を取り付けた状態で、プラスチックのキャップ・シェル15を製造する射出成型用金型を横断面図で示す。射出成型用金型は、プラスチックが供給されて2つのキャップ・シェル15を形成するようにされた2つのキャビティ21a、21bを画定する金型20を備える。キャビティ21a、21bの境界表面は、外側の金型22a、22bと内側の金型23a、23bとによって形成される。プラスチックは、ランナ24を通って金型20の内部に、さらに2つのキャビティ21a、21bへと供給される。プラスチックで完全にキャビティ21a、21bを満たすために、プラスチックは、圧力下で、加熱され成型可能な状態で供給される。圧力及び温度の選択は、特に、どのタイプのポリマー材料が使用されるか、及び射出成型される対象物がどのように複雑な形状を有するかに依存する。さらに、形状及び必要な圧力により条件が調整されるが、その場合、外側の金型及び/又は内側の金型を、どの方向で、どの分割線に沿って複数の部分に分割するのが都合がよいかが調整される。ポリマー材料の射出成型は、商業的に周知の技法であり、またここに述べる判断は当業者であれば自明であるので、1つの代替形態だけを、本発明の理解に必要な詳細レベルに限って説明する。
図5は、内側の金型23a、23bが、ホルダ26a、26bを備える特別に設計された内側部分25a、25bをそれぞれが備えるように調整されている様子を示す。プラスチックが前記ランナ24を通ってキャビティ21a、21bに供給されたとき、錘18がキャップ・シェル15中に部分的に成形されるように、キャビティ21a、21bの正しい位置に錘18を保つようにホルダ26a、26bは構成されている。内側の金型23a、23bには、さらに、前記錘18のそれぞれの回りに伸びている環状の凹部27a、27bが形成されている。その凹部27a、27bは、プラスチックで充填され、従って、前記錘18のそれぞれの回りに伸びる縁部28を有するキャップ・シェル15が形成される。前記ホルダ26a、26bがそれに係合するように構成され錘18をキャビティ21a、21b中の定位置に保持するためのピン29が錘18に設けられている。
キャップに対して錘を固定するための、正確に射出成型する以外のいくつかの他の方法を以下で説明する。
接着、又は粘着テープを用いること。錘は、キャップ部分及び錘が製造される材料の特性に従って、異なるタイプの接着剤又は粘着剤を用いて、キャップ・シェルなどのキャップの部分に接着することができる。その構成要素はまた、テープにより結合することもできる。
熱により結合すること。例えば、高温の金属製錘を、プラスチックから作られたキャップ部分に押しつけることができる。
リベット留め又はねじ留め。キャップ部分を錘にリベット留め又はねじ留めすることができ、或いはその逆も同様である。
図1〜図5は、錘を、キャップのキャップ・シェルの内側上にどのように配置できるかを示している。しかし、錘はまた、キャップ・シェルの外側上に、或いは密封リング17と一体化できる底部プレート16中若しくはその上に配置することもできる(図1参照)。前述のように、例えば、底部プレートそれ自体が共振振動を生ずる場合、或いはキャップ・シェル上に錘を配置することによりキャップ振動の特定のモードを遮断することは困難であるが、錘を底部プレート中または底部プレート上に有することにより、その振動モードを遮断できる場合など、いくつかの場合に、錘をキャップの底部プレート中又はその上に配置することにより共振振動を遮断することは有利であり得る。
底部プレート中又はその上に配置された錘もまた、残りの底部プレート部分の密度、さらに任意選択で密封リングの密度より高い密度を有することが好ましい。キャップ・シェルに関して前述した方法と同様に、底部プレートの密度より錘の密度が高いことによって、小容積の錘を用いて有効な共振吸収が得られる。
振動の1つ又は複数のモードを遮断するために、錘をキャップ中又はその上のどこに配置すべきかを見出すために、基本的に異なる2つの方法を用いることが可能であり、以下にそれを例示する。
・錘をどこに配置すべきかをテストする、又は
・まず、振動の1つ又は複数のモードに対して、キャップ中のどこで波腹が生ずるか分析し、次いで、錘をそれらの波腹上に配置する。
両方の方法では、錘なしに達成される音の減衰効果に対して、キャップ中またはキャップ上に錘を配置した場合に達成される音の減衰効果を何らかの方法で測定することが必要である。それを実施するには様々の方法がある。一方法は、マイクロフォンを個人又は人工頭部の耳中に配置して、近くにある拡声器からの可聴周波数スペクトルに沿って異なる周波数で音量を、まず基準として全く聴覚保護具なしに測定し、次いで、人工頭部で、マイクロフォン上に配置された聴覚保護具を用いて測定することである。第1の測定では、聴覚保護具は錘なしである。コンピュータ・プログラムを用いて、様々な周波数に対して、聴覚保護具なしで測定された音量を聴覚保護具を用いて測定された音量と比較することによって、聴覚保護具なしに対して、聴覚保護具を用いる場合に提供される減衰が、次いで、計算される。減衰の周波数分析により減衰スペクトルが取得され、その中でどの周波数で減衰が不十分であるかを見ることが可能となり、それらの周波数では、共振又は振動モードが聴覚保護具のキャップ中で生ずるという事実に依存している可能性が非常に高い。続いて、測定プロセスは、聴覚保護具のあり/なしで繰り返されるが、今度は、聴覚保護具のキャップに錘が装着される。錘のあり/なしで聴覚保護具に対する減衰スペクトルを比較することにより、錘を用いて、振動の1つ又は複数のモードを遮断できるかどうかを調べることができる。
錘をどこに配置すべきかのテストは、以下の方法で実施することができる。
1.錘なしのキャップに対して減衰スペクトルを測定する、
2.キャップ中又はその上に錘を配置する、
3.錘を取り付けたキャップに対する減衰スペクトルを測定する。十分な数の振動モードが遮断されたか。遮断されていない場合、工程1〜3を繰り返し、錘を他のどこかに配置する、又は複数の錘をキャップ中若しくはその上に配置する。
図6は、約10gの重さの錘38がキャップ・シェル35の中心に配置されたキャップを示す。図7は、上記のものにより測定された減衰スペクトルを示しており、錘38の配置結果を見ることができる。スペクトル中で、実線の曲線は、錘38がないキャップにおける減衰を示し、一方、破線は、錘38が取付けられた状態の減衰を示す。スペクトルから分かるように、振動モードAは、錘38によって約3kHzで遮断されている。キャップが、周波数範囲に沿って複数の振動モードを有していること、及びこれらのモードが、約1kHzより上で、実質的に互いにより近接して位置していることが減衰スペクトルからはっきりと分かる。それは、キャップ・シェルそれ自体の振動モードは、キャップ・シェルが剛体として運動せず、多くの場合、正確に約1KHzで始まる内部の波動で振動するという事実による。
図8は、図6に示すものと同様のキャップを示しているが、複数の錘38a及び38bをキャップ・シェル35上に配置している。キャップ・シェル35の中心に配置された錘38aは約10gの重さであり、もう一方の錘38bは約5gの重さである。
図9は、図8による配置の結果を減衰スペクトルで示す。図から分かるように、振動モードAだけが遮断されるのではなく、さらに、振動モードB、C、D、及びEも遮断されている。
キャップ中及びその上のどこに錘を配置すべきかを見出す他の方法は、前述のように、まず、キャップ中のどこで波腹が生ずるかを分析し、次いで、その波腹上に錘を配置することを含む。配置の結果は、前述した方法と同様に、減衰スペクトルを作成することにより評価することができる。
どこで波腹が生ずるかに関するこのような分析は、いわゆるモーダル解析、例えば、有限要素計算、又は、例えば、レーザを用いた振動測定により行うことができる。モーダル解析を行うこれらの様々の方法は、音響学分野の当業者にはよく知られており、従って、上記目的のためにこのような方法を使用する実施例の説明は、本発明の理解に必要ではなく、従って本明細書では説明しない。
ある振動モードで波腹が生ずるキャップの波腹の中心に錘を配置することは、現在の振動モードだけではなく、現在の振動モードの波腹とその波腹が一致する他の振動モードもほとんどの場合遮断する。図7及び図9から明らかであるが、キャップは、通常、周波数スペクトルに沿って、複数の振動モード又は共振ピークを有する。このような各振動モードでは、キャップは、例えば、キャップ・シェルの表面にわたり分布した、所定の数の振動の波節及び波腹を有する。
まず、どこに波腹が位置するかを見出し、次いでその上に錘を配置するこの方法は、前に説明したテスト・プロセスが失敗した場合、或いは何らかの他の理由で、このような振動モードをより簡単に実質的に遮断することが望ましい場合に使用することができる。例えば、錘をキャップ・シェル中に成型する予定の場合、新しい金型を作成するコストは大きすぎるので、錘の位置の正確さが特に重要である。
当業者であれば、本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく、上記のシステム及び方法の変更を実施できることが理解されよう。
本発明によるキャップの実施例を有する、左半分が横断面で示された聴覚保護具の上面図である。 図1によるキャップのキャップ・シェルの斜視図である。 図1によるキャップのキャップ・シェルの異なる斜視図である。 斜視的に示した図2及び図3によるキャップ・シェルの横断面図である。 図1〜図4による2つのキャップ・シェルの同時作成を意図した射出成型用金型の横断面図である。 本発明によるキャップの他の実施例の概略図である。 図6によるキャップに対する減衰スペクトルを示す図である。 本発明によるキャップの他の実施例の概略図である。 図8によるキャップに対する減衰スペクトルを示す図である。

Claims (10)

  1. 聴覚保護用として使用するための、またユーザの外耳を封入するようにされたキャップにおいて、
    少なくとも1つの制振錘(18、38a、38b)を支持するキャップ・シェル(15、35)を備え、前記錘(18、38a、38b)がないときには前記キャップ(11)中に存在しているはずの振動のオーディオ・モードを少なくとも部分的に遮断するように、前記錘配置され、
    前記錘(18、38a、38b)がないときには、前記振動モードで前記キャップ中に存在しているはずの前記キャップ(11)の波腹上に、前記少なくとも1つの制振錘(18、38a、38b)が配置されていることを特徴とするキャップ。
  2. 前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つが第1の密度を有し、また前記キャップ・シェル(15、35)が第2の密度を有しており、前記第1の密度が前記第2の密度より高密度である、請求項1に記載のキャップ。
  3. 前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つが、前記キャップ・シェル(15、35)中に少なくとも部分的に成型されることによって、前記キャップ・シェル(15、35)に取り付けられている、請求項1又は2に記載のキャップ。
  4. 前記キャップ(11)が、前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つを担持する底部プレート(16)をさらに備えている、請求項1から3のいずれか一項に記載のキャップ。
  5. 前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つが、前記底部プレート(16)より高い密度を有している、請求項4に記載のキャップ。
  6. 聴覚保護用として使用するためのキャップを作成する方法において、
    ユーザの外耳を封入するように設計されたキャップ(11)を供給する工程と、
    錘(18、38a、38b)がないときには、前記キャップ(11)中に存在しているはずの振動のオーディオ・モードを少なくとも部分的に遮断するように、少なくとも1つの制振用の前記錘(18、38a、38b)を前記キャップ(11)中又はその上に配置する工程とを含み、
    前記錘(18、38a、38b)を前記キャップ(11)中又はその上に配置する前記工程が、前記錘(18、38a、38b)を前記キャップ(11)のキャップ・シェル(15、35)中又はその上に配置する工程にして、前記錘(18、38a、38b)がないときには、前記振動モードで前記キャップ(11)中に存在しているはずの前記キャップ(11)の波腹上に、前記錘(18、38a、38b)を配置することを含む工程を含むことを特徴とする、方法。
  7. 前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つに第1の密度を与え、前記キャップ・シェル(15、35)に第2の密度を与える工程であって、前記第1の密度が、前記第2の密度より高密度である工程をさらに含む、請求項6に記載の方法。
  8. 前記錘(18、38a、38b)を、前記キャップ(11)中又はその上に配置する前記工程がさらに、前記錘(18、38a、38b)を前記キャップ・シェル(15、35)中に少なくとも部分的に成型することにより、前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つを前記キャップ・シェル(15、35)に固定する工程を含む、請求項6又は7に記載の方法。
  9. 前記錘(18、38a、38b)を、前記キャップ(11)中又はその上に配置する前記工程が、前記錘(18、38a、38b)を、前記キャップ(11)の底部プレート(16)中又はその上に配置する工程を含む、請求項6から8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記錘(18、38a、38b)の少なくとも1つに前記底部プレート(16)よりも高い密度を与える工程をさらに含む、請求項9に記載の方法。
JP2007516434A 2004-06-16 2005-06-16 聴覚保護用として使用するためのキャップ及びそれを作成する方法 Expired - Fee Related JP4678655B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
SE0401536A SE528345C2 (sv) 2004-06-16 2004-06-16 Kåpa avsedd att användas som hörselskydd, sätt att framställa densamma samt användning av en sådan kåpa
PCT/SE2005/000923 WO2005122982A1 (en) 2004-06-16 2005-06-16 Cap for use as hearing protection and method for producing the same

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008502418A JP2008502418A (ja) 2008-01-31
JP4678655B2 true JP4678655B2 (ja) 2011-04-27

Family

ID=32710056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007516434A Expired - Fee Related JP4678655B2 (ja) 2004-06-16 2005-06-16 聴覚保護用として使用するためのキャップ及びそれを作成する方法

Country Status (10)

Country Link
US (1) US7766120B2 (ja)
EP (1) EP1755509B1 (ja)
JP (1) JP4678655B2 (ja)
CN (1) CN100434052C (ja)
AT (1) ATE497750T1 (ja)
AU (1) AU2005253912B2 (ja)
BR (1) BRPI0512079A (ja)
DE (1) DE602005026281D1 (ja)
SE (1) SE528345C2 (ja)
WO (1) WO2005122982A1 (ja)

Families Citing this family (32)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
SE528339C2 (sv) * 2004-06-16 2006-10-24 Howard Leight Ind Llc Kåpa avsedd att användas som hörselskydd samt sätt att framställa densamma
US9585792B2 (en) 2008-01-11 2017-03-07 Jacob Frederick Fairclough Sound muffling headwear
US20090178177A1 (en) * 2008-01-11 2009-07-16 Smuffs, Llc Sound muffling headwear
US7717226B2 (en) 2008-02-20 2010-05-18 Kimberly-Clark Worldwide, Inc. Hearing protection cap
CN102317118B (zh) 2008-12-23 2014-03-12 3M创新有限公司 交通工具隔音方法和设备
JP2012513288A (ja) * 2008-12-23 2012-06-14 スリーエム イノベイティブ プロパティズ カンパニー 聴覚保護方法及び装置
CN102460565B (zh) 2009-06-25 2015-04-01 3M创新有限公司 用于可听声频管理的声屏障
USD650356S1 (en) * 2010-01-06 2011-12-13 Skullcandy, Inc. Eyeglass shaped headphones
US8651229B2 (en) * 2012-06-05 2014-02-18 Honeywell International Inc. Hearing protection
USD736176S1 (en) * 2014-07-08 2015-08-11 Akg Acoustics Gmbh Headphones
USD802556S1 (en) * 2014-12-12 2017-11-14 Sennheiser Electronic Gmbh & Co. Kg Pair of Headphones
USD757681S1 (en) * 2015-02-06 2016-05-31 Michael Kuskin Headphones
USD807584S1 (en) * 2015-12-17 2018-01-09 3M Innovative Properties Company Hearing protector
USD807585S1 (en) * 2015-12-17 2018-01-09 3M Innovative Properties Company Hearing protector headband
USD780378S1 (en) * 2016-07-15 2017-02-28 Julia Chow Ear muff
EP3340646A1 (en) * 2016-12-22 2018-06-27 GN Audio A/S Listening device with noise suppression
TWD188012S (zh) * 2017-03-27 2018-01-21 金士頓數位股份有限公司 耳機之部分
USD842270S1 (en) * 2017-08-21 2019-03-05 Canmin Chen Headset
US11582548B2 (en) 2017-11-21 2023-02-14 3M Innovative Properties Company Cushion for a hearing protector or audio headset
USD872050S1 (en) * 2018-01-15 2020-01-07 Hanbing Liu Gaming headset
USD865708S1 (en) * 2018-05-07 2019-11-05 Kingston Digital, Inc. Headset
USD868732S1 (en) * 2018-08-24 2019-12-03 AKT1 Sport, LLC Pair of electronic earmuffs
TWD208354S (zh) * 2019-08-12 2020-11-21 宏碁股份有限公司 耳機
USD968365S1 (en) 2019-10-18 2022-11-01 Jsp Limited Ear defender
USD941799S1 (en) * 2020-04-28 2022-01-25 Guangzhou OPSMEN Tech.Co., Ltd Electronic earmuff headphone
USD943548S1 (en) * 2020-05-06 2022-02-15 Razer (Asia-Pacific) Pte. Ltd. Headphone
USD952598S1 (en) * 2020-06-22 2022-05-24 Apple Inc. Component for a headphone
CN112255319B (zh) * 2020-09-21 2022-03-18 清华大学 一种听力保护装置防护爆炸脉冲波性能评估系统
USD949126S1 (en) * 2021-05-25 2022-04-19 Fuhua Shen Headset
USD1024004S1 (en) * 2021-10-22 2024-04-23 Guangzhou OPSMEN Tech. Co., Ltd Electronic hearing protector
USD1021855S1 (en) * 2021-12-09 2024-04-09 Tao Peng Headphone
USD1016036S1 (en) * 2021-12-20 2024-02-27 Tao Peng Headphone

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS622798A (ja) * 1985-06-27 1987-01-08 ボ−ズ・コ−ポレ−シヨン ヘツドホン
US4658931A (en) * 1985-06-11 1987-04-21 Curry David G Evacuated plenum hearing protection
JPH0353553U (ja) * 1989-09-27 1991-05-23
JPH03217199A (ja) * 1990-01-23 1991-09-24 Pioneer Electron Corp ホーン型スピーカ
US6353938B1 (en) * 2001-05-10 2002-03-12 Moldex-Metric, Inc. Sound attenuating earmuff

Family Cites Families (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2684067A (en) * 1951-05-19 1954-07-20 Onera (Off Nat Aerospatiale) Soundproof shield
US3432861A (en) * 1966-08-09 1969-03-18 Clark Co Inc David Ear protector
US3461463A (en) * 1967-06-09 1969-08-19 American Optical Corp Ear protector suspension devices and the combination with headgear
US3579640A (en) * 1970-02-11 1971-05-25 American Optical Corp Hearing protector headsets
SE372704B (ja) * 1973-05-16 1975-01-13 Gullfiber Ab
NO150787C (no) * 1980-05-14 1984-12-19 Racal Acoustics Ltd Hoerselvern.
US4465159A (en) * 1983-03-11 1984-08-14 Cabot Corporation Nonlinear ear protecting device
CA2042147A1 (en) * 1990-06-29 1991-12-30 Veneta G. Tsoukala Hole-trap-compensated scintillator material
SE511890C2 (sv) * 1993-02-10 1999-12-13 Dalloz Safety Ab Hörselskyddskåpa med förhöjd ljuddämpning
SE9604134D0 (sv) * 1996-11-10 1996-11-10 Kompositprodukter Ab Anordning vid hörselskydd
US6253938B1 (en) * 1998-09-25 2001-07-03 Colgate-Palmolive Company Indirectly activated closure

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4658931A (en) * 1985-06-11 1987-04-21 Curry David G Evacuated plenum hearing protection
JPS622798A (ja) * 1985-06-27 1987-01-08 ボ−ズ・コ−ポレ−シヨン ヘツドホン
JPH0353553U (ja) * 1989-09-27 1991-05-23
JPH03217199A (ja) * 1990-01-23 1991-09-24 Pioneer Electron Corp ホーン型スピーカ
US6353938B1 (en) * 2001-05-10 2002-03-12 Moldex-Metric, Inc. Sound attenuating earmuff

Also Published As

Publication number Publication date
CN100434052C (zh) 2008-11-19
WO2005122982A1 (en) 2005-12-29
SE0401536L (sv) 2005-12-17
AU2005253912A1 (en) 2005-12-29
ATE497750T1 (de) 2011-02-15
EP1755509A1 (en) 2007-02-28
BRPI0512079A (pt) 2008-02-06
DE602005026281D1 (de) 2011-03-24
SE528345C2 (sv) 2006-10-24
JP2008502418A (ja) 2008-01-31
CN1968660A (zh) 2007-05-23
AU2005253912B2 (en) 2009-04-23
SE0401536D0 (sv) 2004-06-16
EP1755509B1 (en) 2011-02-09
US20070143907A1 (en) 2007-06-28
US7766120B2 (en) 2010-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4678655B2 (ja) 聴覚保護用として使用するためのキャップ及びそれを作成する方法
AU2021257996B2 (en) Improvements in or relating to audio transducers
US7717226B2 (en) Hearing protection cap
CN209358770U (zh) 一种骨传导扬声器及耳机
JP5815629B2 (ja) イヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホン
JP4755996B2 (ja) 振動減衰の工具ホルダ
JP5392796B2 (ja) イヤーチップ及びそれを具備するイヤホン
EP2111199A1 (en) System for forming a hearing protector, ear cup in such a system, and hearing protector formed by such a system
CN107318073A (zh) 扬声器模组以及电子设备
US20210306738A1 (en) Wearable audio device with counter-bore port feature
CN106941650A (zh) 具有改善的高频扩展的微型扬声器
JP5348102B2 (ja) ヘッドホン
US10827248B2 (en) Earphone
CN208241842U (zh) 耳机以及电子设备
WO2001091509A1 (fr) Haut parleur utilisant un casque en guise de composant et casque dote d'une fonction haut parleur
US20190037316A1 (en) Acoustic transducer with vibration damping
JP2000056777A (ja) 吸音パネル
CN108836631A (zh) 一种耳罩
JP2015039127A (ja) イヤホン
CN206932345U (zh) 音响设备
CN108580005B (zh) 食物垃圾处理器的壳体组件和食物垃圾处理器
JP6497357B2 (ja) 耳用音響フィルター
JP5541771B2 (ja) 電気音響変換器およびその製造方法
CN117479065A (zh) 一种被动降噪效果好的耳机
GB2528119A (en) Improvements in and relating to loudspeakers

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080407

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100921

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100924

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101207

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110104

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110125

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4678655

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140210

Year of fee payment: 3

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D02

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees