JP2000056777A - 吸音パネル - Google Patents

吸音パネル

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JP2000056777A
JP2000056777A JP10219300A JP21930098A JP2000056777A JP 2000056777 A JP2000056777 A JP 2000056777A JP 10219300 A JP10219300 A JP 10219300A JP 21930098 A JP21930098 A JP 21930098A JP 2000056777 A JP2000056777 A JP 2000056777A
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JP
Japan
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holes
sound absorption
absorption panel
absorbing panel
noise
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JP10219300A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Koyama
広幸 小山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 吸音パネルの騒音低減効果を簡単な形態で向
上する。 【解決手段】 複数の孔4を備えた吸音パネル1であっ
て、吸音パネルと吸音パネルが取り付けられる被取付け
部材2との間に閉鎖された空間3を形成し、空間に音を
吸収して音を低減するための吸音パネルにおいて、孔の
うちの一部の孔を吸音パネルの壁厚より薄い閉鎖板で閉
鎖した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は吸音パネルに関す
る。
【0002】
【従来の技術】例えば特開昭61−249878号に開
示されているように車両の内燃機関から発生する騒音を
低減するために複数の孔を備えたパネル(以下、吸音パ
ネル)を騒音発生源付近に取り付けることが公知であ
る。吸音パネルはこの吸音パネルが取り付けられる車両
の被取付け部との間に閉鎖された空間(以下、閉鎖空
間)を形成する。騒音の振動は吸音パネルの孔を通って
閉鎖空間に入り、そこで振動が減衰され、結果として騒
音が低減せしめられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記吸音
パネルでは騒音を低減する効果(以下、騒音低減効果)
が十分ではない場合がある。したがって本発明の目的は
吸音パネルの騒音低減効果を簡単な形態で向上すること
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に一番目の発明によれば、複数の孔を備えた吸音パネル
であって、該吸音パネルと該吸音パネルが取り付けられ
る被取付け部材との間に閉鎖された空間を形成し、該空
間に音を吸収して該音を低減するための吸音パネルにお
いて、前記孔のうちの一部の孔を前記吸音パネルの壁厚
より薄い閉鎖板で閉鎖する。したがって閉鎖板が音によ
り振動せしめられる。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1において参照番号1は本発明の第一
実施形態の吸音パネルである。吸音パネル1は例えば騒
音発生源となる車両の一部(以下、被取付け部)2に取
り付けられる。図2に示したように吸音パネル1は被取
付け部2との間に閉鎖された空間(以下、閉鎖空間)3
を形成する。
【0006】吸音パネル1には複数の孔4が形成され
る。これら孔4は予め定められた間隔dで複数の列をな
して形成される。本発明ではこれら孔4の一部が粘着テ
ープ5により塞がれる。本実施形態では図1に示したよ
うに一列おきに孔4を塞ぐように吸音パネル1に粘着テ
ープ5が貼りつけられる。したがって結果的には孔4は
予め定められた間隔dより長い間隔Dで設けられる。
【0007】吸音パネル1の孔4の大きさ及び数ならび
に孔4の間の間隔は低減すべき騒音の周波数に応じて決
定される。したがって本実施形態では低減すべき周波数
は間隔Dに対応した周波数である。さらに本実施形態で
は間隔Dごとに存在する孔4の間に粘着テープ5により
塞がれた孔4が存在する。これら孔4を塞ぐ粘着テープ
5は非常に薄いため騒音の振動により振動せしめられ
る。したがって粘着テープ5がダンパとして、すなわち
緩衝手段として働き、騒音の特定の周波数の振動を減衰
する。このように本実施形態によれば間隔Dを開けて設
けられた孔4を通って振動が閉鎖空間3に伝達され、そ
こで主に特定の周波数の振動が減衰せしめられると共
に、粘着テープ5により主に特定の周波数の振動が減衰
せしめられる。したがって間隔Dを開けて設けられた孔
4のみを有する吸音パネル1に比べて騒音低減効果が向
上する。
【0008】なお第一実施形態において吸音パネルの孔
に多孔質材料またはウールなどを詰め込むことによって
も第一実施形態と同様の効果が得られる。
【0009】次に本発明の第二実施形態の吸音パネルを
説明する。第一実施形態では吸音パネル1に孔4を設け
た後に、これら孔4のうち一部の孔4を粘着テープ5で
塞いでいる。しかしながらこれでは粘着テープ5を貼る
工程を必要とする。したがって第二実施形態では一つの
工程で吸音パネルを形成する。
【0010】図3に示したように第二実施形態の吸音パ
ネル1は間隔Dを開けて孔4が設けられると共にこれら
孔4の間に間隔Dを開けて凹部6が形成される。凹部6
を画成する底壁7の厚さは非常に薄く、凹部6内に伝達
された騒音の振動により振動可能である。したがって第
二実施形態においても第一実施形態と同じ騒音低減効果
を得られる。なお第二実施形態では吸音パネルに凹部が
形成されているが、凹部は底壁で塞いで形成された孔に
相当する。
【0011】第二実施形態の吸音パネル1は図4に示し
たように上型8と下型9との間に液状の材料10を流し
込み、固めることにより形成される。吸音パネル1の材
料としては熱により硬化する樹脂材料(熱硬化性樹
脂)、加熱することにより液状となる樹脂材料(熱可塑
性樹脂)、マグネシウムやアルミニウムなどの金属、鋳
鉄、無機材料がある。熱硬化性樹脂を用いるときには液
状の熱硬化性樹脂を上型8と下型9との間に流し込み、
熱を加えることにより硬化させる。熱可塑性樹脂を用い
るときには熱を加えて液状とした熱可塑性樹脂を上型8
と下型9との間に流し込み、冷却して硬化させる。金属
や鋳鉄を用いるときには溶融した金属または鋳鉄を上型
8と下型9との間に流し込み、冷却して硬化させる。無
機材料を用いるときにはゾル状の無機材料を上型8と下
型9との間に流し込み、ゲル状とする。
【0012】したがって第二実施形態によれば第一実施
形態と同様の効果が得られる。なお第二実施形態におい
て上記材料により平坦なプレートを形成し、エンドミル
による切削や砥石によるホーニングにより孔4および凹
部6を形成してもよい。
【0013】次に第三実施形態の吸音パネルの製造方法
を説明する。まず第三実施形態では図5(A)に示した
ように孔4および凹部6を形成すべき箇所を除いて保護
膜11を金属材料からなるプレート12上に配置し、腐
食液を添加する。次に形成すべき凹部6と等しい深さま
でプレート12が腐食されたときに図5(B)に示した
ように孔4を形成する箇所を除いて保護膜11をプレー
ト12上に配置し、腐食液を添加する。これにより図5
(C)に示したように第二実施形態と同様の吸音パネル
1が形成される。したがって第三実施形態によれば第一
実施形態と同様の効果が得られる。
【0014】次に第四実施形態の吸音パネルの製造方法
を説明する。まず第四実施形態では図6(A)に示した
ように光により硬化する樹脂(光硬化性樹脂)からなる
プレート13上の孔4を形成すべき箇所に保護膜14を
配置し、光源15から光をプレート13に照射する。次
に形成すべき凹部6を画成する底壁と等しい厚さまで光
硬化性樹脂が硬化したとき図6に示したようにプレート
13上の凹部6を形成すべき箇所にも保護膜14を配置
し、光源15から光をプレート13に照射する。さらに
図6(C)に示したようにプレート13が硬化せしめら
れた後に、硬化していない樹脂15を排除することによ
り第二実施形態と同様の吸音パネル1が形成される。し
たがって第四実施形態によれば第一実施形態と同様の効
果が得られる。
【0015】次に第五実施形態の吸音パネルの製造方法
を説明する。まず第五実施形態では図7(A)に示した
金属製のプレート16を形成する。次に図7(B)に示
したようにパンチ加工機17によりプレート16に孔4
を開ける。さらに図7(C)に示したようにプレス加工
機18による深絞りにより凹部6を形成する。こうして
予め定められた間隔を開けて設けられた孔4を有すると
共に薄い厚さの壁により塞がれた孔4を有する吸音パネ
ル1が形成される。したがって第五実施形態によれば第
一実施形態と同様の効果が得られる。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば閉鎖板が音により振動せ
しめられる。このため閉鎖空間により特定の周波数の音
が低減せしめられると共にこの特定の周波数とは異なる
特定の周波数の音が閉鎖板により低減せしめられる。し
たがって全体として従来よりも騒音源から発生する音を
より低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第一実施形態の吸音パネルを示した斜視図であ
る。
【図2】図1の線II−IIに沿った断面図である。
【図3】第二実施形態の吸音パネルの断面図である。
【図4】第二実施形態の吸音パネルの製造方法を示す図
である。
【図5】第三実施形態の吸音パネルの製造方法を示す図
である。
【図6】第四実施形態の吸音パネルの製造方法を示す図
である。
【図7】第五実施形態の吸音パネルの製造方法を示す図
である。
【符号の説明】
1…吸音パネル 2…被取付け部 3…閉鎖空間 4…孔 5…粘着テープ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の孔を備えた吸音パネルであって、
    該吸音パネルと該吸音パネルが取り付けられる被取付け
    部材との間に閉鎖された空間を形成し、該空間に音を吸
    収して該音を低減するための吸音パネルにおいて、前記
    孔のうちの一部の孔を前記吸音パネルの壁厚より薄い閉
    鎖板で閉鎖したことを特徴とする吸音パネル。
JP10219300A 1998-08-03 1998-08-03 吸音パネル Pending JP2000056777A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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