JPH0895582A - 小型電子機器用発音装置 - Google Patents

小型電子機器用発音装置

Info

Publication number
JPH0895582A
JPH0895582A JP6233296A JP23329694A JPH0895582A JP H0895582 A JPH0895582 A JP H0895582A JP 6233296 A JP6233296 A JP 6233296A JP 23329694 A JP23329694 A JP 23329694A JP H0895582 A JPH0895582 A JP H0895582A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sound
casing
sounding body
small electronic
electronic device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6233296A
Other languages
English (en)
Inventor
Mamoru Yasuda
護 安田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hosiden Corp
Original Assignee
Hosiden Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hosiden Corp filed Critical Hosiden Corp
Priority to JP6233296A priority Critical patent/JPH0895582A/ja
Publication of JPH0895582A publication Critical patent/JPH0895582A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Casings For Electric Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 発音体の発生する音響を電子機器のケーシン
グの音孔に導く導音孔を形成するエラストマパッキング
を具備して音漏れを阻止する小型電子機器用発音装置を
提供する。 【構成】 音孔12が穿設される電子機器ケーシング1
0を具備し、発音体30を具備し、導音孔41が形成さ
れるエラストマパッキング40を具備し、電子機器用発
音装置において、エラストマパッキング40は発音体3
0に一体的に接合固着され、ケーシング10の音孔12
近傍に圧接されるものである小型電子機器用発音装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、小型電子機器用発音
装置に関し、特に、発音体の発生する音響を電子機器の
ケーシングの音孔に導く導音孔を形成するエラストマパ
ッキングを具備する小型電子機器用発音装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話装置の如き移動体通信装置その
他の小型電子機器は、ブザー或はリンガーの如き発音体
を具備して各種の警報、報知の用に供している。以下、
電子機器用発音装置の従来例を図6を参照して説明す
る。図6において、102 は電子機器のケーシングを構
成ボトムケーシングである。12はボトムケーシング1
2 に穿設された音孔である。20は配線基板であり、
21により示される基台を介してボトムケーシング10
2 に取り付けられている。22は電子回路素子、30は
発音体であり、これら電子回路素子22および発音体3
0は配線基板20に載置取り付けられている。31は発
音体の容器、32は弾性支持部材、33は音孔部であ
る。この弾性支持部材32は、配線基板20に発音体の
容器31を取り付けるに際して、発音体30をその振動
を大きく妨げることなく支持取り付けるものである。4
0はゴムパッキングであり、これには41により示され
る導音孔が穿設されている。導音孔41は、発音体30
が音孔部33から放射する音響をボトムケーシング10
2 に穿設される音孔12に導く作用をするものである。
【0003】ここで、発音体30は先ず電子機器を構成
する電子回路の配線基板20に取り付けられ、次いで、
この配線基板20は電子機器のケーシング102 に取り
付けられる。配線基板20をケーシング102 に取り付
けるに際して、発音体30の音孔部33をケーシング1
02の音孔12に対向位置決めすると同時に両孔間にゴ
ムパッキング40を介在させる。ところで、小型電子機
器において使用される発音体30の発生する音量は、一
般に、極く小さい。音孔部33と音孔12との間にゴム
パッキング40を介在させることにより音漏れを阻止
し、発生する少ない音量を最大限ケーシング102 の音
孔12にまで到達させようとしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した通り
の構成部材の組み立て中において、ゴムパッキング40
を音孔部33と音孔12との間に介在させる場合、ゴム
パッキング40自体がゴム弾性変形し、或は位置ズレが
生じて両音孔を正確に整合せしめることは大変に困難で
ある。ゴムパッキング40がケーシング102 の音孔1
2を閉塞した状態に組み立てられる場合も生ずる。
【0005】この発明は、上述の通りの問題を解消した
小型電子機器用発音装置を提供するものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】音孔12が穿設される電
子機器ケーシング10を具備し、発音体30を具備し、
導音孔41が形成されるエラストマパッキング40を具
備する小型電子機器用発音装置において、エラストマパ
ッキング40は発音体30に一体的に接合固着され、ケ
ーシング10の音孔12近傍に圧接されるものである小
型電子機器用発音装置を構成した。
【0007】そして、エラストマパッキング40の先端
部に凹凸部42を構成し、ケーシング10の音孔12近
傍に凹凸部42を収容する嵌合部13を形成した小型電
子機器用発音装置を構成した。また、凹凸部42は左右
方向に対向して形成され、嵌合部13は受け皿である小
型電子機器用発音装置を構成した。
【0008】更に、音孔12はフロントケーシング10
1 の段部111 とボトムケーシング102 の段部112
が相互接合されるところを貫通して穿設されるものであ
り、凹凸部42はエラストマパッキングの先端部の上下
面それぞれに左右方向の溝を形成することにより構成さ
れたものであり、嵌合部13はその一方131 をフロン
トケーシング101 の解放端内側の音孔12近傍に下向
きに形成し、他方13 2 をボトムケーシング102 の解
放端内側の音孔12近傍に上向きに形成したものである
小型電子機器用発音装置を構成した。
【0009】
【実施例】この発明の実施例を図1および図2を参照し
て説明する。図1はこの発明の実施例の一部の断面を示
す図である。図2は発音体を説明する図であり、図2
(a)は発音体自体の斜視図、図2(b)は発音体にエ
ラストマパッキングを形成したものの斜視図である。
【0010】図1において、101 はフロントケーシン
グ、102 はボトムケーシングであり、電子機器のケー
シング10を構成している。11はケーシング10の解
放端部に形成された段部であり、これら段部111 およ
び段部112 相互間を接合することによりケーシング1
0が構成される。12はボトムケーシング102 に穿設
された音孔である。20は配線基板であり、21により
示される基台を介してボトムケーシング102に取り付
けられている。22は電子回路素子、30は発音体であ
り、これら電子回路素子22および発音体30は配線基
板20に載置取り付けられている。31は発音体の容
器、32は弾性支持部材である。この弾性支持部材32
は、配線基板20に発音体の容器31を取り付けるに際
して、発音体30をその振動を大きく妨げることなく支
持取り付けるものである。40はエラストマパッキング
である。このエラストマパッキング40には、41によ
り示される導音孔が穿設されている。導音孔41は、発
音体30の発生する音響を電子機器のボトムケーシング
102 に穿設される音孔12に導く作用をするものであ
る。
【0011】図2を参照して発音体の容器31およびエ
ラストマパッキング40を形成する順序について説明す
る。先ず、図2(a)に示される発音体容器31を合成
樹脂を材料として慣用のモールド成形方法により製造す
る。合成樹脂材料はPPS樹脂、ABS樹脂その他の熱
可塑性合成樹脂を使用することができる。 次いで、容
器31にエラストマパッキング40を形成するのである
が、これに際して採用される方法は一般のインサート成
形方法と同様の成形方法である。即ち、先に成形により
製造された容器31を鋳型にセットし、次いで鋳型内に
溶融したエラストマ材料を注入することにより容器31
の音孔部33を除いてその周囲にエラストマパッキング
40を形成する。図2(b)に示される出来上りの状態
においてエラストマパッキング40は容器31に熱溶着
して一体化される。
【0012】ここで、エラストマパッキング40が容器
31に一体化された発音体30は弾性支持部材32を介
して配線基板20に取り付けられ、次いで、この配線基
板20は電子機器のボトムケーシング102 に基台21
を介して取り付けられる。発音体30と配線基板20と
ボトムケーシング102 の三者は、配線基板20をボト
ムケーシング102 に取り付けたときにエラストマパッ
キング40に穿設される導音孔41がボトムケーシング
102に穿設される音孔12に整合する様に、相互位置
決め設定される。発音体30の音孔部33とエラストマ
パッキング40の導音孔41は、上述した通り、容器3
1の音孔部33を除いてその周囲にエラストマパッキン
グ40を形成したのであるから、完全に整合している上
にこの整合が損なわれることはない。後は、エラストマ
パッキング40の導音孔41をボトムケーシング102
の音孔12に整合した状態において、配線基板20をボ
トムケーシング102 に取り付ければ事足りるのであ
り、これは容易である。
【0013】以上の通りの相互位置決め設定は、その僅
かの誤差は別にして、発音体30の音孔部33、エラス
トマパッキング40の導音孔41、ボトムケーシング1
2の音孔12の三者はほぼ完全に連通し、エラストマ
パッキング40がずれて発音体30の音孔部33から放
射される音響を遮断する不都合は生じない様に実施する
ことができる。そして、この相互位置決めに際して、エ
ラストマパッキング40をボトムケーシング102 内壁
に極く容易に圧接せしめることができ、従って発音体3
0の音孔部33から放射される音響がケーシング10内
に漏洩することはほぼ完全に阻止され、すべての音響を
ケーシング10の外に到達せしめることができる。
【0014】図3はこの発明の他の実施例を説明する図
であり、図3(a)は組み立て前の状態を示す図、図3
(b)は組み立て後の状態を示す図である。上述した通
り、先に成形により製造された容器31を鋳型にセット
し、次いで鋳型内に溶融したエラストマ材料を注入する
ことにより容器31にエラストマパッキング40を形成
し、エラストマパッキング40を容器31に熱溶着して
一体化するのであるが、この際の鋳型の設計如何に依っ
て出来上りのエラストマパッキング40の形状を種々の
ものとすることができる。図3の実施例においては、エ
ラストマパッキング40はその先端部に左右方向に対向
する凹凸部42を構成した。そして、ボトムケーシング
102 内壁の音孔12の近傍にエラストマパッキング4
0の凹凸部42を収容する嵌合部である受け皿13を形
成した。ここで、先の実施例と同様に、エラストマパッ
キング40が容器31に一体化された発音体30を配線
基板20に取り付ける。次いで、エラストマパッキング
40の先端部の凹凸部42をボトムケーシング102
嵌合部13に嵌合せしめながら配線基板20を電子機器
のボトムケーシング102 に取り付ける。凹凸部42が
嵌合部13に嵌合せしめられた状態において配線基板2
0がボトムケーシング102に取り付けられたことによ
り、エラストマパッキング40に穿設される導音孔41
とボトムケーシング102 に穿設される音孔12とは整
合する。結局、発音体30の音孔部33、エラストマパ
ッキング40の導音孔41、ボトムケーシング102
音孔12の三者は完全に連通することとなり、音漏れは
阻止される。
【0015】図4はこの発明の更に他の実施例を説明す
る図である。図4の実施例は、エラストマパッキング4
0先端部の上下面それぞれに左右方向の溝を形成するこ
とにより、上下方向に対向する凹凸部42を構成したも
のである。音孔12はフロントケーシング101 の段部
111 とボトムケーシング102 の段部112 が相互接
合されるところを貫通して穿設される。そして、嵌合部
13はその一方131をフロントケーシング101 の解
放端内側の音孔12近傍に下向きに形成し、他方132
をボトムケーシング102 の解放端内側の音孔12近傍
に上向きに形成する。組み立ては、凹凸部42が嵌合部
132 に嵌合せしめられた状態において配線基板20を
ボトムケーシング102 に取り付け、次いで、フロント
ケーシング101 を上から適用する。この様にすること
により、ケーシング10の製造とエラストマパッキング
40に穿設される導音孔41とボトムケーシング102
に穿設される音孔12の整合とが同時に完了し、好都合
である。そして、整合の状態も完全である。結局、発音
体30の音孔部33、エラストマパッキング40の導音
孔41、ボトムケーシング102 の音孔12の三者は完
全に連通することとなり、音漏れは阻止される。
【0016】図5はこの発明の小型電子機器用発音装置
の出力音圧レベルの周波数特性を示す図である。従来の
発音装置と比較して、出力音圧レベルは2ないし3dB
程度向上し、その分だけ発音装置を小型化することがで
きて、小型電子機器のスペースファクタの向上に貢献す
る。
【0017】
【発明の効果】以上の通りであって、発音体30の音孔
部33、エラストマパッキング40の導音孔41、ボト
ムケーシング102 の音孔12の三者は完全に連通する
こととなり、発音体30の音孔部33から放射される音
響がケーシング10内に漏洩することはほぼ完全に阻止
され、すべての音響をケーシング10の外に到達せしめ
ることができる。結局、この発明による小型電子機器用
発音装置の出力音圧レベルは図5に示される如くに改善
された。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例を説明する図である。
【図2】発音体の容器およびエラストマパッキングを形
成する順序を説明する図であり、(a)は発音体容器を
示す図、(b)は出来上りの状態を示す図である。
【図3】この発明の他の実施例を説明する図であり、
(a)は組み立て前の状態を示す図、(b)は組み立て
後の状態を示す図である。
【図4】この発明の更に他の実施例を説明する図であ
る。
【図5】周波数特性を示す図である。
【図6】従来例を説明する図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 12 音孔 30 発音体 40 エラストマパッキング 41 導音孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 音孔が穿設される電子機器ケーシングを
    具備し、発音体を具備し、導音孔が形成されるエラスト
    マパッキングを具備する小型電子機器用発音装置におい
    て、エラストマパッキングは発音体に一体的に接合固着
    され、ケーシングの音孔近傍に圧接されるものであるこ
    とを特徴とする小型電子機器用発音装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載される小型電子機器用発
    音装置において、エラストマパッキングの先端部に凹凸
    部を構成し、ケーシングの音孔近傍に凹凸部を収容する
    嵌合部を形成したことを特徴とする小型電子機器用発音
    装置。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載される小型電子機器用発
    音装置において、凹凸部は左右方向に対向して形成さ
    れ、嵌合部は受け皿であることを特徴とする小型電子機
    器用発音装置。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載される小型電子機器用発
    音装置において、音孔はフロントケーシングの段部とボ
    トムケーシングの段部が相互接合されるところを貫通し
    て形成されるものであり、凹凸部はエラストマパッキン
    グの先端部の上下面それぞれに左右方向の溝を形成する
    ことにより構成されたものであり、嵌合部はその一方を
    フロントケーシングの解放端内側の音孔近傍に下向きに
    形成すると共に、他方をボトムケーシングの解放端内側
    の音孔近傍に上向きに形成したものであることを特徴と
    する小型電子機器用発音装置。
JP6233296A 1994-09-28 1994-09-28 小型電子機器用発音装置 Pending JPH0895582A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6233296A JPH0895582A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 小型電子機器用発音装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6233296A JPH0895582A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 小型電子機器用発音装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0895582A true JPH0895582A (ja) 1996-04-12

Family

ID=16952887

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6233296A Pending JPH0895582A (ja) 1994-09-28 1994-09-28 小型電子機器用発音装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0895582A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220321994A1 (en) * 2021-04-06 2022-10-06 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220321994A1 (en) * 2021-04-06 2022-10-06 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus
US11678110B2 (en) * 2021-04-06 2023-06-13 Sharp Kabushiki Kaisha Electronic apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR970005118B1 (ko) 박형부저
US20010009586A1 (en) Electroacoustic transducer and method of manufacturing the same
JP2014087054A (ja) イヤチップ及びその製造方法とイヤチップを備えるイヤホン
CN106416288A (zh) 具有整体形成的电导体的扬声器壳体
US6668067B2 (en) Electroacoustic transducer
JP2000148152A (ja) 電磁型発音体
WO2020073535A1 (zh) 扬声器模组
CN107231592B (zh) 扬声器模组外壳的标准配件、标准配件组及扬声器模组
US5655018A (en) Telephone handset with an integrated volume actuator
JPH0895582A (ja) 小型電子機器用発音装置
CN113543011B (zh) 扬声器模组、扬声器模组的壳体的加工工艺及电子设备
JP2001126577A (ja) シート成形押ボタンを備えた制御パネルとその製造方法
JP7278907B2 (ja) 電子部品取付装置、電子部品取付構造及び電子部品の取付方法
US20010028722A1 (en) Electroacoustic transducer
US5982882A (en) Microphone sub-assemblies using elastomeric housings
JP2001209387A (ja) 電磁音響変換器およびその取付構造
JP2005073129A (ja) スピーカ
JP2921617B2 (ja) 圧電音響装置
JP4116169B2 (ja) 電磁型発音体
CN219459282U (zh) 嵌入式音箱及电子设备
JP3137763B2 (ja) 圧電音響装置
CN113473351B (zh) 扬声器模组、隔离网布组件的加工工艺及电子设备
JP3672862B2 (ja) 電気音響変換器
CN109040922B (zh) 扬声器模组及扬声器模组的制备方法
JPH10136481A (ja) 電子機器の報音部構造