JP5814636B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
図1は、実施例1の画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの全体構成を示す断面図であり、図1を用いてカラーレーザプリンタの構成及び基本的な動作について説明する。図1に示すカラーレーザプリンタ(以下、本体と称す)は、本体101に対して着脱自在(着脱可能)なプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kを備えている。これら4個のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは、同一構造であるが、異なる色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー(現像剤)による画像を形成する点で相違している。以下、Y、M、C、Kを省略して表記する場合がある。プロセスカートリッジ5は、現像ユニットと画像形成ユニットと廃トナーユニットの3つのユニットで構成されている。現像ユニットは、現像ローラ3、トナー補給ローラ12、トナー容器23、攪拌マイラ34、検知マイラ351(回転部材)を有している。また、画像形成ユニットは、像担持体である感光ドラム1、帯電ローラ2を有している。廃トナーユニットは、ドラムクリーニングブレード4、廃トナー容器24を有している。
図2(a)は、プロセスカートリッジ5の一部透視図である。図2(a)で示しているプロセスカートリッジ5のトナー容器23内には、以下のものを備える。現像ユニット内すなわちトナー容器23内には、トナー(不図示)を攪拌するための攪拌マイラ34を備える。ここで攪拌マイラ34の厚さは150μmであり可撓性を有する。攪拌マイラ34は、トナー容器23内の回転軸29に備えられており、矢印B方向に約1秒(sec)/周のスピードで周回回転を行う。また、回転軸29には、トナー残量を検知するための可撓性を有する検知マイラ351を備えている。検知マイラ351は、汎用のマイラフィルムを使用している。本実施例では、検知マイラ351の厚さを75μmとした。本実施例では、攪拌マイラ34と検知マイラ351との厚さを変えることにより撓み量の差を実現している。従って、検知マイラ351は、攪拌マイラ34より可撓性が大きい。尚、後述するように、トナー残量が多いときと少ないときとで、トナーから受ける抵抗に応じて検知マイラ351の撓み量が変化する構成であればよく、本実施例に限定されない。
図3は、本実施例の静電容量センサIC33、CPU40、基準電極320、静電容量センサ電極F321、静電容量センサ電極S322の接続関係を示した図である。バイパスコンデンサ46は、静電容量センサIC33のアナログ電源端子AVDDのノイズを除去する。また、バイパスコンデンサ47は、静電容量センサIC33のデジタル電源端子DVDDのノイズを除去する。SREF端子は、基準電極320が接続されている。SIN0端子は、静電容量センサ電極F321が接続されている。また、SIN2端子は、静電容量センサ電極S322が接続されている。基準電極320と静電容量センサ電極F321および静電容量センサ電極S322とは、同じ面積の銅箔パターンである。静電容量センサIC33は、検知した静電容量の値に対応するレベルデータを、シリアル通信ライン(SCL、SDA)を介して通信を行うことによりCPU40へ送信する。
次に、図4を用いて本実施例におけるトナー残量検知の特性を説明する。図4(a)は、本実施例のトナー残量検知の特性グラフであり、横軸がトナー残量(%)である。図4(a)のグラフの縦軸は、検知マイラ351に配設された被検知電極361が静電容量センサ電極F321の検知面上に到達する時間から静電容量センサ電極S322の検知面上に到達するまでの時間差(以降、時間差Dと記す)(ミリ秒(msec))である。また、図4(b)は、静電容量センサ電極S322により被検知電極361を検知した際の静電容量センサIC33の検知レベルの波形データである。トナー残量が25.0%のときに時間差Dは403ミリ秒(図4(b)の実線)、トナー残量が66.7%のときに時間差Dは423ミリ秒(図4(b)の点線)、トナー残量が83.3%のときに時間差Dは443ミリ秒(図4(b)の破線)となる。尚、静電容量センサ電極F321により被検知電極361を検知した際の静電容量センサIC33の検知レベルの波形データは図示しないが、波形のピークはトナー残量に関わらず同じ時間となる。
本実施例のトナー残量検知処理を図5のフローチャートを用いて説明する。以降の実施例におけるフローチャートも同様に、これらのフローの処理はCPU40により行われるものとする。しかしながら、これに限定されず、例えば特性用途向けの集積回路(ASIC)が画像形成装置に実装されている場合には、それに何れかのステップの機能を持たせても良い。
図6(a)、図6(b)は、本実施例における現像ユニットの断面図であり、図6(a)はトナー残量が約50%の状態を示し、図6(b)はトナー残量が約10%の状態を示している。静電容量電極基板332は、静電容量センサ基板331と不図示のコネクタで接続されている。静電容量センサ電極F321及び静電容量センサ電極S322は、被検知電極361が回転する円周方向に設けられる。本実施例では、例えば静電容量センサ電極F321は回転軸29に平行な現像ユニットの側面側に設けられ、静電容量センサ電極S322は現像ユニットの底面側に設けられている。尚、本実施例においても、静電容量センサ電極F321は、トナーが満載状態であっても、被検知電極361がトナーの抵抗を受けない位置で静電容量センサ電極F321の検知面を通過できるように配設する。一方、静電容量センサ電極S322は、トナーが少量であっても、被検知電極361がトナーの抵抗を受ける位置で静電容量センサ電極S322の検知面を通過できるように配設する。
23 トナー容器
33 静電容量センサIC
34 攪拌マイラ
351 検知マイラ
361 被検知電極
40 CPU
Claims (5)
- 現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットを備える画像形成装置であって、
第一電極を有し、前記現像ユニット内の回転軸に配置され、前記回転軸を中心に回転して、現像剤の抵抗により撓む可撓性を有する回転部材と、
現像剤が満載の場合であっても前記第一電極が現像剤の抵抗を受けない位置で、且つ、前記現像ユニットの外壁面近傍もしくは前記外壁面に設けられた第二電極と、
現像剤が満載の場合に比べて少ない場合であっても前記第一電極が現像剤の抵抗を受ける位置で、且つ、前記現像ユニットの外壁面近傍もしくは前記外壁面に設けられた第三電極と、
前記第一電極と前記第二電極との間又は前記第一電極と前記第三電極との間の静電容量を検知する検知手段と、
前記検知手段により検知された前記第一電極と前記第二電極との間の静電容量が予め定められた閾値以上になったタイミングから前記検知手段により検知された前記第一電極と前記第三電極との間の静電容量が前記閾値以上になったタイミングまでの時間を計測する計測手段と、
前記計測手段により計測された前記時間に基づき、現像剤の量を判断する判断手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記第一電極は、前記回転軸を中心とした半径方向の前記回転部材の先端部に、前記回転軸に垂直な前記現像ユニットの壁面である側面に平行に設けられ、
前記第二電極及び前記第三電極は、前記側面近傍に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記第一電極は、前記回転軸を中心とした半径方向の前記回転部材の先端部の面上に設けられ、
前記第二電極及び前記第三電極は、前記第一電極が回転する円周方向に設けられることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 前記回転部材は、現像剤の攪拌動作を行うことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記判断手段は、前記検知手段により検知した結果に基づき前記検知手段が異常であるか否かを判断することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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