JP2019074656A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストを抑制し、トナー濃度の分解能を向上しつつ、トナー濃度を正確に検出する。【解決手段】プリンター1(画像形成装置)は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置11と、現像装置11に収容された現像剤の透磁率を周波数として検知する透磁率センサー24(検知部)と、透磁率センサー24によって検知された周波数の変化回数を計数するアップカウンタ30(計数部)と、変化回数が所定の設定回数に到達する毎の到達時間を計測するフリーランタイマ31(計測部)と、を備える。プリンター1は、制御装置16によって、到達時間と現像剤のトナー濃度とについて予め定められた対応関係に従って、フリーランタイマ31によって計測された到達時間に基づいて、現像装置11に収容されているトナー濃度を検出する。【選択図】図3

Description

本発明は、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置を備えた画像形成装置に関する。
画像形成装置には、トナーとキャリアを含む二成分現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置を備えたものがある。この現像装置では、収容される二成分現像剤のトナー量としてトナー濃度が検出され、その検出結果に基づいて、現像装置へのトナー補給が実行される(特許文献1参照)。
特開2009−150964号公報
画像形成装置の現像装置には、収容される二成分現像剤のトナー濃度(現像剤中のキャリアに対するトナーの割合T/C)を検出するために、二成分現像剤の透磁率を周波数として検知する透磁率センサーを備えるものがある。二成分現像剤の透磁率に応じた周波数は、数MHzと高速であるので、透磁率センサーがその周波数の周期で検知結果を出力するためには数百MHzの動作周波数を有するCPUを用いる必要がある。しかしながら、そのようなCPUは、コストを増加させるので採用することができない。そこで、現像装置では、所定の観測時間の間、透磁率センサーによって検知される周波数の変化回数を計数し、その変化回数に基づいてトナー濃度を検出するものがある。なお、周波数の変化回数とトナー濃度との対応関係は予め定めておく。
例えば、8%のトナー濃度の二成分現像剤について透磁率に応じた周波数が2MHzである場合、観測時間を2msとしたときの周波数の変化回数は、4000回となる。また、9%のトナー濃度の二成分現像剤について透磁率に応じた周波数が2.003MHzである場合、観測時間を2msとしたときの周波数の変化回数は、4006回となる。この観測時間における周波数の変化回数は、トナー濃度の各値を識別する参照値となり、換言すれば、観測時間を2msとしたときの周波数の変化回数について、トナー濃度1%当たりの分解能は、4006−4000=6である。このように、トナー濃度の分解能が比較的小さい値であると、トナー濃度を正確に検出することが困難であり、また短い観測時間内の周波数変化について精密な計数が要求されるので、現像装置の設計に負担が掛かる。
なお、観測時間を延長(例えば、2msから20msに変更)することで、分解能も増加(例えば、10倍に変更)することができる。しかし、現像装置では、撹拌及び搬送によって二成分現像剤の状態が変化するので、二成分現像剤の透磁率に応じた周波数も変化することになる。観測時間を延長することで、透磁率センサーの検知結果は、このような二成分現像剤の状態の変化の影響を受けることになり、トナー濃度の変化を正確に検知できないおそれがある。
そこで、本発明は上記事情を考慮し、コストを抑制し、トナー濃度の分解能を向上しつつ、トナー濃度を正確に検出することを目的とする。
本発明の画像形成装置は、トナー及びキャリアを含む現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置と、前記現像装置に収容された前記現像剤の透磁率を周波数として検知する検知部と、前記検知部によって検知された前記周波数の変化回数を計数する計数部と、前記変化回数が所定の設定回数に到達する毎の到達時間を計測する計測部と、を備え、前記到達時間と前記現像剤のトナー濃度とについて予め定められた対応関係に従って、前記計測部によって計測された前記到達時間に基づいて、前記現像装置に収容されている前記トナー濃度を検出することを特徴とする。
上記の画像形成装置において、前記対応関係は、トナー濃度の透磁率に対応する周波数と、前記設定回数と、前記計測部の動作周波数とに基づいて定められるとよい。
上記の画像形成装置において、前記変化回数が前記設定回数に到達したときに前記計測部によって計測された前記到達時間をDMA転送によって記憶装置に記憶し、所定の読み出し間隔毎に、前記記憶装置に記憶された前記到達時間を、前記トナー濃度の検出のために取得するとよい。
上記の画像形成装置において、前記読み出し間隔は、前記計測部によって計測される前記到達時間よりも短く設定してもよい。
上記の画像形成装置において、前記計測部によって計測される前記到達時間が前記読み出し間隔より長くなるように、前記設定回数を増加させると共に、増加させた前記設定回数に基づいて前記対応関係を再算出してもよい。
上記の画像形成装置において、異なる色のトナー毎に複数の前記現像装置を備え、前記複数の現像装置のそれぞれに対応して、複数の前記検知部と、複数の前記計数部とを備えるとよい。
本発明によれば、コストを抑制し、トナー濃度の分解能を向上しつつ、トナー濃度を正確に検出することが可能となる。
本発明の一実施形態に係るプリンターを示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの現像装置及びその周辺を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの電気的構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係るプリンターの現像装置におけるトナー濃度検出の動作を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの現像装置におけるフリーランタイマのカウント値及び透磁率センサーの出力周波数を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの現像装置における透磁率センサーの出力周波数を示すグラフである。 本発明の一実施形態に係るプリンターの現像装置におけるトナー濃度の確定タイミング及び読み出しタイミングを示すグラフである。
先ず、本発明の一実施形態に係るプリンター1(画像形成装置)の全体の構成について図1を参照しながら説明する。以下、説明の便宜上、図1における紙面手前側をプリンター1の前側とする。各図に適宜付される矢印L、R、U、Loは、それぞれプリンター1の左側、右側、上側、下側を示している。
プリンター1は、略箱型状のプリンター本体2を備え、プリンター本体2内の下部には用紙を収納した給紙カセットが設けられ、プリンター本体2の上部には排紙トレイが設けられる。
プリンター本体2内の中央部には、所定方向に回転する環状の中間転写ベルト3が複数のローラー間に架設され、中間転写ベルト3の下側には、4つの画像形成部5がトナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられる。即ち、プリンター1は、カラープリンターである。また、本実施形態のプリンター1は、トナーとキャリアとからなる二成分現像剤(以下、現像剤と称する)を利用する。4つの画像形成部5の下方には、レーザー・スキャニング・ユニット(LSU)からなる露光ユニットが配置される。中間転写ベルト3の右端には、二次転写部が設けられ、中間転写ベルト3の左端には、中間転写ベルト3を清掃するためのクリーニングユニットが設けられる。二次転写部は、中間転写ベルト3の右端側の一部と二次転写ローラーとで構成される。
各画像形成部5には、図1及び図2に示すように、像担持体としての感光体ドラム10が回転可能に設けられる。感光体ドラム10は、例えば、前後方向に長い円柱状に形成され、前後方向が感光体ドラム10の軸方向である。感光体ドラム10の周囲には、帯電器と、現像装置11と、一次転写部と、除電部と、クリーニング部とが、電子写真のプロセス順に配置されている。
プリンター本体2内の現像装置11の上方には、各画像形成部5と対応するトナーコンテナ12が、トナーの色(例えば、イエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色)毎に設けられている。各トナーコンテナ12は、各色のトナーを収容し、各現像装置11は各色のトナーを含有する現像剤を収容する。各トナーコンテナ12は、搬送スクリュー等の補給部材(図示せず)を備えていて、補給部材を回転させることで、収容しているトナーを現像装置11へと補給する。一次転写部は、中間転写ベルト3の一部と一次転写ローラーとで構成される。
プリンター本体2内の一側(図面上右側)には、用紙の搬送経路15が上下方向に設けられている。搬送経路15の上流端には給紙部が設けられ、搬送経路15の中流部には上記の二次転写部が設けられる。搬送経路15の下流部には定着装置が設けられ、搬送経路15の下流端には排紙部が排紙トレイの近傍に設けられる。更に、プリンター本体2内には、プリンター1の各部を制御する制御装置16が備えられている。
次に、上記のようなプリンター1の画像形成動作について説明する。先ず、各画像形成部5において、感光体ドラム10が、帯電器によって帯電された後、露光ユニットによって画像データに基づいて露光されることで、感光体ドラム10上に静電潜像が形成される。感光体ドラム10上の静電潜像は、現像装置11によって各色のトナー像に現像される。感光体ドラム10上のトナー像は、一次転写部によって中間転写ベルト3の表面に一次転写される。なお、感光体ドラム10上に残留した電荷及びトナーは、除電部及びクリーニング部によって除去される。以上の動作を4つの画像形成部5が順次繰り返すことによって、中間転写ベルト3上にフルカラーのトナー像(カラートナー像)が形成される。カラートナー像は、中間転写ベルト3の回転によって、所定のタイミングで二次転写部へと供給される。
一方、給紙カセットに収納された用紙は、給紙部によって取り出されて搬送経路15上を搬送される。搬送経路15上の用紙は、カラートナー像とタイミングを合わせて二次転写部へと搬送される。二次転写部では、中間転写ベルト3上のカラートナー像が用紙に二次転写される。カラートナー像を二次転写された用紙は、搬送経路15において定着装置へと搬送されて、定着装置によってカラートナー像が用紙に定着される。その後、カラートナー像が定着された用紙は、排紙部から排紙トレイへと排出される。
次に、現像装置11について説明する。図1に示すように、4つの画像形成部5のそれぞれに対応して4つの現像装置11が備えられるが、以下では、4つの現像装置11を特定する場合を除いて、1つの現像装置11について説明する。
図2に示すように、現像装置11は、感光体ドラム10の左側に配置されていて、現像剤を収容する筐体20を備えている。また、現像装置11は、筐体20内に、トナーを感光体ドラム10へ供給する現像ローラー21と、現像剤を攪拌・搬送する撹拌部材22及び搬送部材23と、現像剤の透磁率を検知する透磁率センサー24(検知部)とを備える。
筐体20は、前後方向に長い略箱型形状に形成され、感光体ドラム10と対向する右面に開口した開口部と、上面に開口した補給口とを有する。補給口は、供給路等を介してトナーコンテナ12と連通している。
現像ローラー21は、筐体20の開口部を介して感光体ドラム10と対向すると共に接触するように配置される。現像ローラー21は、前後方向に長い回転軸を有して、筐体20に対して回転可能に取り付けられる。現像ローラー21は、筐体20内の所定量の現像剤を担持すると共に、回転することによって、担持している現像剤中のトナーを感光体ドラム10へ供給する。
撹拌部材22及び搬送部材23は、筐体20の下部において左右に並べて配置され、特に搬送部材23は、筐体20の補給口の下方に配置される。撹拌部材22及び搬送部材23は、前後方向に長い回転軸を有して、筐体20に対して回転可能に取り付けられる。撹拌部材22及び搬送部材23が回転することで、筐体20内の現像剤を攪拌しつつ現像ローラー21へ搬送する。
透磁率センサー24は、筐体20内の下部に取り付けられる。透磁率センサー24は、筐体20内のトナー量として現像剤のトナー濃度(現像剤中のキャリアに対するトナーの割合T/C)を検出するために、筐体20内に収容された現像剤の透磁率を検知して、その透磁率に応じた周波数を検知結果として出力する。
次に、制御装置16の電気的な構成について図3を参照しながら説明する。制御装置16は、CPU等で構成され、バス19を介して記憶装置17及びDMAコントローラ18に接続されている。また、制御装置16は、プリンター1の各部に接続されていて、記憶装置17に格納された制御プログラムや制御用データに基づいて、制御装置16に接続された各部を制御する。記憶装置17は、RAM17aやROM等の記憶媒体を備える。
例えば、制御装置16は、現像装置11の現像ローラー21、撹拌部材22及び搬送部材23の回転を駆動する現像駆動部32(図3参照)に接続されている。そして、制御装置16は、現像装置11の現像駆動部32を制御して現像ローラー21、撹拌部材22及び搬送部材23を回転させることで、現像処理を行う。
また、制御装置16は、トナーコンテナ12の補給部材(図示せず)の回転を駆動する補給駆動部33(図3参照)に接続されている。そして、制御装置16は、現像装置11の筐体20内の現像剤について検出されたトナー濃度が、所定の目標範囲の下限値よりも低い場合、筐体20内の現像剤のトナー濃度が目標範囲内となるように、トナーコンテナ12の補給駆動部33を制御して補給部材を回転させることで、トナー補給処理を行う。なお、制御装置16は、検出されたトナー濃度と目標範囲とに基づいてトナー補給処理時のトナー補給量を算出するとよい。
更に、制御装置16は、現像装置11の筐体20内の現像剤のトナー濃度を検出するために、バス19を介してアップカウンタ30(計数部)及びフリーランタイマ31(計測部)に接続されている。4つの現像装置11の透磁率センサー24のそれぞれに対応して、4つのアップカウンタ30が備えられ、各アップカウンタ30は各透磁率センサー24に接続されている。
次に、現像装置11のトナー濃度検出について、図4のフローチャートを参照しながら説明する。
トナー濃度検出が行われる間、フリーランタイマ31が、常時、時間を計測している(ステップS1)。フリーランタイマ31は、図5に示すように、制御装置16の動作周波数(例えば、20MHz)に依存した周期で0から上限値(例えば、16ビットの場合には65535の上限値)までの値をカウントしている。フリーランタイマ31のカウント値は、上限値に達するとリセットされ、即ち、フリーランタイマ31は、0から上限値までを繰り返しカウントする。
現像装置11では、筐体20内に収容された現像剤の透磁率に応じた周波数を、透磁率センサー24によって検知(監視)している(ステップS2)。透磁率センサー24で検知された周波数は、アップカウンタ30に出力され、アップカウンタ30は、検知された周波数の変化回数を計数する(ステップS3)。なお、透磁率センサー24から出力された周波数信号の内、現像剤の透磁率に応じた周波数(例えば、数MHz)の変化だけが計数されるように、目標周波数範囲を設定しておく。そして、透磁率センサー24がこの目標周波数範囲の周波数を検知するように構成してもよく、あるいは、アップカウンタ30がこの目標周波数範囲の周波数変化を計数するように構成してもよい。ここでは、周波数の変化回数とは、目標周波数範囲の周波数変化の回数を示す。
図5では、現像装置11の撹拌部材22や搬送部材23の回転による現像剤の状態の変化に起因する周波数変化が図示され、このような周波数変化は、撹拌部材22や搬送部材23の回転周期のように比較的長い周期に依存している。しかし、詳細には、現像剤の透磁率に応じた周波数変化は、図6に示すように、撹拌部材22や搬送部材23の回転周期に比べて短い周期で変化している。なお、現像剤の透磁率に応じた周波数変化は、撹拌部材22や搬送部材23の回転に起因する周波数変化に比べて微小であるので、図5では、図示を省略する。アップカウンタ30は、図6に示すような透磁率に応じた周波数変化を計数するが、撹拌部材22や搬送部材23の回転に起因する周期の長い周波数変化は計数しない。
制御装置16は、アップカウンタ30によって、透磁率センサー24からの周波数の変化回数が所定の設定回数(例えば、4000回)に到達するタイミングを検出している。
そして、制御装置16は、周波数変化が設定回数に到達したとき(ステップS4:YES)、DMAコントローラ18を動作させて、図3の一点鎖線で示すように、フリーランタイマ31で計測されたカウント値(設定回数への到達カウント値)を記憶装置17のRAM17aへとDMA転送させて記憶させる(ステップS5)。RAM17aには、少なくとも前回の到達カウント値と今回の到達カウント値が記憶され、これらの到達カウント値に基づいて今回の到達時間を算出可能になっている。即ち、今回の到達時間はRAM17aに記憶されている。更に、設定回数への到達に応じてアップカウンタ30の計数はリセットされる。
また、制御装置16は、所定の読み出しタイミングにおいて(ステップS6:YES)、RAM17aに記憶された直近の2つの到達カウント値(前回の到達カウント値と今回の到達カウント値)との差分を算出することで、今回の到達時間を算出する(ステップS7)。なお、前回から今回までの間にフリーランタイマ31がリセットされている場合には、前回の到達カウント値が今回の到達カウント値よりも大きくなる(差分がマイナスになる)が、その場合、差分に対してフリーランタイマ31の上限値を加算すればよい。
制御装置16は、到達時間とトナー濃度とについて予め定めた対応関係に従って、算出された到達時間に基づいて現像装置11のトナー濃度を検出する(ステップS8)。なお、到達時間とトナー濃度との対応関係は、テーブルや数式として予め記憶装置17に記憶しておく。
例えば、8%のトナー濃度の現像剤の透磁率に応じた周波数が2MHzである場合、周波数変化の設定回数を4000回としたときに20MHzの動作周波数の制御装置16とフリーランタイマ31とを用いた条件で時間を計測すると、設定回数への到達時間は40000μsecとなる。即ち、周波数の周期(1/2×10)と設定回数(4000)と動作周波数(20×10)を乗算して、到達時間40000μsecが算出される。
また、9%のトナー濃度の現像剤の透磁率に応じた周波数が2.003MHzである場合、上記と同じ条件で時間を計測すると、設定回数への到達時間は39940μsecとなる。即ち、周波数の周期(1/2.003×10)と設定回数(4000)と動作周波数(20×10)を乗算して、到達時間39940が算出される。
上記した現像剤の透磁率に応じた周波数変化について設定回数分の到達時間は、トナー濃度の各値を識別する参照値となり、各トナー濃度に対応する各到達時間を予め定めることができるので、テーブルや数式によって到達時間とトナー濃度との対応関係を予め定めておくことができる。この対応関係では、例えば、到達時間(周波数の周期)が短くなる(周波数が大きくなる)に従って、トナー濃度はより高くなる。なお、上記のようなトナー濃度検出によれば、トナー濃度1%当たりの分解能は、40000−39940=60となり、比較的大きい分解能でトナー濃度を検出できることになる。
上記したように、透磁率センサー24で検知される周波数変化の設定回数への到達タイミングが、フリーランタイマ31で計数される今回の到達カウント値のRAM17aへの記憶タイミングであり、即ち、今回の到達時間の記憶タイミングであり、更には、現像装置11のトナー濃度の確定タイミングと言える。図7に示すように、前回の確定タイミングと今回の確定タイミングとの間隔(確定間隔)は、一定ではなく、現像装置11内の現像剤の状態によって変化することがある。一方、制御装置16が、RAM17aから到達カウント値を読み出し、即ち、到達時間を読み出して、到達時間に基づくトナー濃度を検出するタイミング(読み出しタイミング)は、確定タイミングと同じにする必要はない。制御装置16は、この読み出しタイミングを所定の読み出し間隔毎に設定することができる。
また、制御装置16は、RAM17aに記憶された到達時間(到達カウント値)の取りこぼしをしないように、読み出し間隔を確定間隔(到達時間)よりも短く設定するとよい。例えば、現像剤の透磁率に応じた周波数が2〜3MHzであって、上記と同じ条件により確定間隔が2〜1.3msecになる場合には、読み出し間隔をこのような確定間隔よりも短く設定する。具体的には、所定の読み出しタイミングを予め設定しておいて、トナー検出動作中に、制御装置16が到達時間を算出する毎に、読み出し間隔を到達時間よりも短くなるように再設定してもよい。または、トナー検出動作前に現像剤の透磁率に応じた周波数の範囲を予め推定できる場合には、推定された周波数に基づいて確定間隔を予め推定し、推定された確定間隔よりも短い読み出し間隔を予め設定してもよい。
あるいは、制御装置16は、RAM17aに記憶された到達時間(到達カウント値)の取りこぼしをしないように、設定回数を増加させてもよい。設定回数を増加も、読み出し間隔の短縮と同様に、トナー検出中又はトナー検出動作中に行うことができる。この場合、上記の対応関係は、増加させた設定回数に基づいて再算出されて記憶装置17に記憶される。
本実施形態によれば、上述のように、プリンター1(画像形成装置)は、トナー及びキャリアを含む二成分現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置11と、現像装置11に収容された現像剤の透磁率を周波数として検知する透磁率センサー24(検知部)と、透磁率センサー24によって検知された周波数の変化回数を計数するアップカウンタ30(計数部)と、変化回数が所定の設定回数に到達する毎の到達時間を計測するフリーランタイマ31(計測部)と、を備える。プリンター1は、制御装置16によって、到達時間と現像剤のトナー濃度とについて予め定められた対応関係に従って、フリーランタイマ31によって計測された到達時間に基づいて、現像装置11に収容されているトナー濃度を検出する。
このように、現像剤の透磁率に応じた周波数変化について設定回数分の到達時間を、トナー濃度の各値を識別する参照値とすることにより、トナー濃度の分解能を比較的大きく設定することができ、トナー濃度を正確に検出することが可能となる。また、現像剤の透磁率に応じた周波数は周期が比較的短くなっているところ、短い観測時間での周波数変化の計数ではなく、設定回数分の周波数変化の計数を行うため、現像装置11の設計の精密性を緩和して、簡易に構成することができる。
また、本実施形態では、到達時間とトナー濃度との対応関係は、トナー濃度の透磁率に対応する周波数と、設定回数と、フリーランタイマ31の動作周波数、即ち、制御装置16の動作周波数とに基づいて定められる。これにより、トナー濃度の分解能の向上及びトナー濃度の正確な検出を、簡易で具体的な手法により実現することができる。
更に、本実施形態では、現像剤の透磁率に応じた周波数の変化回数が設定回数に到達したときにフリーランタイマ31によって計測された到達時間をDMA転送によって記憶装置17のRAM17aに記憶し、所定の読み出し間隔毎に、RAM17aに記憶された到達時間を、トナー濃度の検出のために取得する。これにより、制御装置16の処理状況に依存することなく、到達時間を即座に記憶することができ、ソフトウェアの処理負担を軽減すると共に処理遅延を抑制し、時間計測の誤差を抑制することができる。
また、本実施形態では、RAM17aに記憶された到達時間の読み出し間隔は、フリーランタイマ31によって計測される到達時間よりも短く設定されるとよい。あるいは、到達時間が読み出し間隔より長くなるように、設定回数を増加させると共に、増加させた設定回数に基づいて対応関係を再算出するとよい。これにより、RAM17aに記憶された到達時間の取りこぼしを抑制して、トナー濃度を遂次検出することができる。
また、本実施形態では、プリンター1は、異なる色のトナー毎に複数の現像装置11を備え、複数の現像装置11のそれぞれに対応して、複数の透磁率センサー24と、複数のアップカウンタ30とを備える。これにより、現像剤の透磁率に応じた周波数の変化回数を現像装置11毎(トナーの色毎)に計数するので、各現像装置11に適したタイミングで、周波数変化の設定回数への到達を検出すると共に到達時間を検出することができる。
本実施形態では、カラープリンターの画像形成装置に本発明の構成を適用する場合について説明したが、他の異なる実施形態では、モノクロのプリンター、複写機、ファクシミリ、複合機等の他の画像形成装置に本発明の構成を適用することも可能である。
1 プリンター(画像形成装置)
5 画像形成部
10 感光体ドラム
11 現像装置
12 トナーコンテナ
16 制御装置
17 記憶装置
17a RAM
18 DMAコントローラ
20 筐体
21 現像ローラー
22 撹拌部材
23 搬送部材
24 透磁率センサー
30 アップカウンタ
31 フリーランタイマ

Claims (6)

  1. トナー及びキャリアを含む現像剤を用いて静電潜像を現像する現像装置と、
    前記現像装置に収容された前記現像剤の透磁率を周波数として検知する検知部と、
    前記検知部によって検知された前記周波数の変化回数を計数する計数部と、
    前記変化回数が所定の設定回数に到達する毎の到達時間を計測する計測部と、
    を備え、
    前記到達時間と前記現像剤のトナー濃度とについて予め定められた対応関係に従って、前記計測部によって計測された前記到達時間に基づいて、前記現像装置に収容されている前記トナー濃度を検出することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記対応関係は、トナー濃度の透磁率に対応する周波数と、前記設定回数と、前記計測部の動作周波数とに基づいて定められることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記変化回数が前記設定回数に到達したときに前記計測部によって計測された前記到達時間をDMA転送によって記憶装置に記憶し、
    所定の読み出し間隔毎に、前記記憶装置に記憶された前記到達時間を、前記トナー濃度の検出のために取得することを特徴とする請求項1又は2に記載の画像形成装置。
  4. 前記読み出し間隔は、前記計測部によって計測される前記到達時間よりも短く設定されることを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記到達時間が前記読み出し間隔より長くなるように、前記設定回数を増加させると共に、増加させた前記設定回数に基づいて前記対応関係を再算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  6. 異なる色のトナー毎に複数の前記現像装置を備え、
    前記複数の現像装置のそれぞれに対応して、複数の前記検知部と、複数の前記計数部とを備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の画像形成装置。
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