JP2021092623A - 現像装置およびそれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】現像剤排出機構を備えた現像装置において、現像容器内の現像剤体積を一定に維持可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供する。【解決手段】現像装置は、現像容器と、第1攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材と、現像剤補給口と、現像剤排出部と、現像剤担持体と、制御部と、嵩検知センサーと、を備える。現像容器は、第1搬送室と、仕切り部を挟んで第1搬送室と並列に配置される第2搬送室と、を有し、キャリアとトナーとを含む現像剤を収容する。現像剤排出部は、現像容器から余剰の現像剤を排出する。透磁率センサーは、第1搬送室に配置され、第1搬送室内の現像剤の透磁率を検知する。制御部は、嵩検知センサーの出力値に基づいて第1搬送室内の現像剤体積を推測し、推測された現像剤体積に応じて現像剤排出部からの現像剤排出量を調整する。【選択図】図5

Description

本発明は、像担持体に現像剤を供給する現像装置およびそれを備えた電子写真方式の画像形成装置に関し、特に、余剰の現像剤を排出する現像剤排出機構を備えた現像装置に関する。
電子写真プロセスを用いた画像形成装置における乾式トナーを用いた現像方式としては、キャリアを用いない一成分現像方式と、磁性キャリア(以下、単にキャリアともいう)を用いて非磁性のトナーを帯電させる二成分現像剤を使用し、磁気ローラー上に形成されたトナーおよびキャリアから成る磁気ブラシにより感光体上の静電潜像を現像する二成分現像方式とが知られている。
二成分現像剤を用いる現像装置では、現像剤中のトナーは現像動作によって消費されていく一方、キャリアは消費されずに現像装置内に残る。従って、現像容器内でトナーとともに攪拌されるキャリアは攪拌頻度が多くなるにつれて劣化し、その結果、トナーに対するキャリアの帯電付与性能が徐々に低下してしまう。
そこで、現像容器内にキャリアを含む現像剤を補給するとともに、余剰となった現像剤を排出することで、帯電性能の低下を抑制するようにした現像装置が提案されている。例えば特許文献1には、現像容器に設けた補給口を介して現像剤を追加補給する補給手段と、余剰現像剤を現像容器の外部に排出する現像剤排出機構とを備えた現像装置が開示されている。
しかしながら、現像剤排出機構を備えた現像装置においても、環境条件や形成される画像の印字率、或いは現像剤の耐久性等の要因により、現像剤が劣化して流動性が悪化するという問題がある。現像剤の流動性の悪化は、現像剤中のトナーの帯電性の変動や出力画像の濃度ムラに繋がる。
特許文献2には、現像剤排出部から排出された現像剤の安息角を測定し、安息角の測定結果から現像剤の流動性を推測して、安息角が大きい(流動性が悪い)と判断したときは現像器へのキャリア補給量を増加させ、その逆の場合はキャリア補給量を減少させる技術が開示されている。
特開2010−2589号公報 特開2012−141487号公報
特許文献2の方法では、安息角測定のために必要な現像剤が現像剤排出部から落下してくるまでに多くの時間が必要になってしまう。また、安息角測定のためのステージの中央付近の現像剤は入れ替わりにくく、常にステージ上に存在してしまうため、現像器内の現像剤の流動性を正確に推測することができない。
また、現像剤の流動性が変化すると現像剤の排出力も変化し、それに伴い現像器内の現像剤量若しくは現像剤体積が変化するが、この点についての対処はされておらず、単に流動性が低下したらキャリアが劣化しているとみなしてキャリア補給量を増加させているに過ぎない。そのため、攪拌部内の現像剤量が過剰になる可能性があり、トルク上昇による現像剤劣化の助長や、現像剤量過多による現像剤漏れ等の不具合を発生させてしまうおそれがある。さらに、安息角測定を画像形成装置の内部で行おうとすると大きなスペースを要してしまい、画像形成装置の装置サイズが大きくなるという弊害もある。
本発明は、上記問題点に鑑み、現像剤排出機構を備えた現像装置において、現像容器内の現像剤体積を一定に維持可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明の第1の構成は、現像容器と、第1攪拌搬送部材と、第2攪拌搬送部材と、現像剤補給口と、現像剤排出部と、現像剤担持体と、制御部と、嵩検知センサーと、を備えた現像装置である。現像容器は、第1搬送室と、仕切り部を挟んで第1搬送室と並列に配置される第2搬送室と、仕切り部の長手方向の両端部側で第1搬送室および第2搬送室を連通させる連通部と、を有し、キャリアとトナーとを含む現像剤を収容する。第1攪拌搬送部材は、第1搬送室内の現像剤を回転軸方向に攪拌、搬送する。第2攪拌搬送部材は、第2搬送室内の現像剤を第1攪拌搬送部材と逆方向に攪拌、搬送する。現像剤補給口は、現像容器内に現像剤を補給する。現像剤排出部は、第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対し第2搬送室の下流側端部に設けられ、現像容器から余剰の現像剤を排出する。現像剤担持体は、現像容器内に回転可能に支持され、第2搬送室内の現像剤を担持して静電潜像が形成される像担持体に現像剤中のトナーを供給する。制御部は、第1攪拌搬送部材および第2攪拌搬送部材の駆動を制御する。嵩検知センサーは、第1搬送室に配置され、第1搬送室内の現像剤の嵩を検知する。制御部は、嵩検知センサーの出力値に基づいて第1搬送室内の現像剤体積を推測し、推測された現像剤体積に応じて現像剤排出部からの現像剤排出量を調整する。
本発明の第1の構成によれば、現像装置の現像容器内に充填される現像剤体積を嵩検知センサーのセンサー出力値によって推定し、推定結果を現像剤排出量にフィードバックする。これにより、現像剤の劣化により流動性が低下し、現像剤体積が増加した場合でも現像剤体積を常に一定に維持することができる。従って、現像剤体積の増加による攪拌トルクの上昇や、攪拌トルクの上昇に伴う機械的ストレスの増加に起因する現像剤の劣化の促進、現像剤体積の増加による現像容器からの現像剤漏れを未然に防止することができる。
本発明の現像装置3a〜3dが搭載される画像形成装置100の概略構成図 本発明の第1実施形態に係る現像装置3aの側面断面図 第1実施形態の現像装置3aの攪拌部の構成を示す平面断面図 図3における現像剤排出部20g周辺の拡大図 図3における攪拌搬送室21の透磁率センサー28付近を現像剤搬送方向と直交する方向に沿って切断した断面図 画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図 或る現像剤を現像装置3aに充填したときの、現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値との関係を示すグラフ 第1実施形態の現像装置3aにおける現像剤排出制御例を示すフローチャート 現像装置3aに充填される現像剤中のトナー濃度を変化させたときの、現像剤量と現像剤体積との関係を示すグラフ 現像装置3aに充填される現像剤中のトナー濃度を変化させたときの、現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値との関係を示すグラフ 第2実施形態の現像装置3aにおける現像剤排出制御例を示すフローチャート
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る画像形成装置100の概略断面図であり、ここではタンデム方式のカラープリンターについて示している。画像形成装置100本体内には4つの画像形成部Pa、Pb、PcおよびPdが、搬送方向上流側(図1では左側)から順に配設されている。これらの画像形成部Pa〜Pdは、異なる4色(シアン、マゼンタ、イエローおよびブラック)の画像に対応して設けられており、それぞれ帯電、露光、現像および転写の各工程によりシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの画像を順次形成する。
これらの画像形成部Pa〜Pdには、各色の可視像(トナー像)を担持する感光体ドラム1a、1b、1cおよび1dがそれぞれ配設されている。さらに、図1において反時計回り方向に回転する中間転写ベルト8が各画像形成部Pa〜Pdに隣接して設けられている。
パソコン等の上位装置から画像データが入力されると、先ず、帯電装置2a〜2dによって感光体ドラム1a〜1dの表面を一様に帯電させる。次いで露光装置5によって画像データに応じて光照射し、各感光体ドラム1a〜1d上に画像データに応じた静電潜像を形成する。現像装置3a〜3dには、シアン、マゼンタ、イエローおよびブラックの各色のトナーを含む二成分現像剤が所定量充填されている。
なお、後述のトナー像の形成によって各現像装置3a〜3d内に充填された二成分現像剤中のトナーの割合が規定値を下回った場合にはコンテナ4a〜4dから各現像装置3a〜3dに現像剤が補給される。現像装置3a〜3dによって感光体ドラム1a〜1d上に現像剤中のトナーが供給され、静電的に付着する。これにより、露光装置5からの露光により形成された静電潜像に応じたトナー像が形成される。
そして、一次転写ローラー6a〜6dにより一次転写ローラー6a〜6dと感光体ドラム1a〜1dとの間に所定の転写電圧を付与する。これにより、感光体ドラム1a〜1d上のシアン、マゼンタ、イエローおよびブラックのトナー像が中間転写ベルト8上に一次転写される。一次転写後に感光体ドラム1a〜1dの表面に残留したトナー等はクリーニング装置7a〜7dにより除去される。
トナー像が転写される転写紙Pは、画像形成装置100内の下部に配置された用紙カセット16内に収容されている。転写紙Pは、給紙ローラー12aおよびレジストローラー対12bを介して所定のタイミングで中間転写ベルト8に隣接して設けられた二次転写ローラー9と中間転写ベルト8のニップ部(二次転写ニップ部)へ搬送される。トナー像が二次転写された転写紙Pは定着部13へと搬送される。また、二次転写ローラー9の下流側には中間転写ベルト8の表面に残存するトナー等を除去するためのブレード状のベルトクリーナー19が配置されている。
定着部13に搬送された転写紙Pは、定着ローラー対13aのニップ部(定着ニップ部)を通過する際に加熱および加圧されてトナー像が転写紙Pの表面に定着され、所定のフルカラー画像が形成される。フルカラー画像が形成された転写紙Pは、そのまま(或いは分岐部14によって反転搬送路18に振り分けられ、両面に画像が形成された後)排出ローラー対15によって排出トレイ17に排出される。
図2は、画像形成装置100に搭載される本発明の第1実施形態に係る現像装置3aの側面断面図である。なお、以下の説明では図1の画像形成部Paに配置される現像装置3aを例示するが、画像形成部Pb〜Pdに配置される現像装置3b〜3dの構成についても基本的に同様であるため説明を省略する。
図2に示すように、現像装置3aは、磁性キャリア(以下、単にキャリアという)とトナーとを含む二成分現像剤(以下、単に現像剤という)が収納される現像容器20を備えており、現像容器20は仕切壁20aによって攪拌搬送室21、供給搬送室22に区画されている。攪拌搬送室21および供給搬送室22には、トナーコンテナ4a(図1参照)から供給される現像剤を混合して攪拌し、現像剤中のトナーを帯電させるための攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26がそれぞれ回転可能に配設されている。
そして、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26によって現像剤が攪拌されつつ軸方向(図2の紙面と垂直な方向)に搬送され、仕切壁20aの両端部に形成された連通部20d、20e(図3参照)を介して攪拌搬送室21、供給搬送室22間を循環する。即ち、攪拌搬送室21、供給搬送室22、連通部20d、20eによって現像容器20内に現像剤の循環経路が形成されている。
現像容器20は図2の右斜め上方に延在しており、現像容器20内において供給搬送スクリュー26の右斜め上方には現像ローラー31が配置されている。そして、現像ローラー31の外周面の一部が現像容器20の開口部20bから露出し、感光体ドラム1aに対向している。現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する。
現像ローラー31は、図2において反時計回り方向に回転する円筒状の現像スリーブと、現像スリーブ内に固定された複数の磁極を有するマグネット(図示せず)とで構成されている。なお、ここでは表面がローレット加工された現像スリーブを用いているが、表面に多数の凹形状(ディンプル)を形成したものや、表面がブラスト加工された現像スリーブ、更には、ローレット加工や凹形状の形成に加えてブラスト加工を施したものや、メッキ処理を施したものを用いることもできる。
また、現像容器20には規制ブレード33が現像ローラー31の長手方向(図2の紙面と垂直方向)に沿って取り付けられている。規制ブレード33の先端部と現像ローラー31表面との間には僅かな隙間(ギャップ)が形成されている。
現像装置3aには、電圧制御回路71を介して現像電圧電源73(いずれも図6参照)が接続されている。現像電圧電源73は、直流電圧および交流電圧を重畳させた現像電圧を現像ローラー31に印加する。現像電圧および現像ローラー31内のマグネットの磁力により、現像ローラー31の表面に現像剤を付着(担持)させて磁気ブラシを形成する。
攪拌搬送室21には、攪拌搬送スクリュー25と対向してトナー濃度センサー27が配置されている。トナー濃度センサー27は、現像容器20内における現像剤の透磁率を検出し、現像剤中のトナー濃度(現像剤中のキャリアに対するトナーの混合比率;T/C)を検知する。制御部90は、トナー補給モーター41(いずれも図4参照)に制御信号を送信し、現像容器20内の現像剤のトナー濃度が基準トナー濃度となるように、トナー濃度センサー27で検知されるトナー濃度に応じてトナーコンテナ4a(図1参照)から現像剤補給口20f(図3参照)を介して現像容器20内にトナーを含む現像剤を補給する。トナー濃度センサー27は、攪拌搬送室21内の現像剤搬送方向に対し下流側の端部(図3の右端部)に配置されている。
図3は、第1実施形態の現像装置3aの攪拌部を示す平面断面図(図2のXX′矢視断面図)である。図4は、図3における現像剤排出部20g周辺の拡大図である。現像容器20には、前述のように、攪拌搬送室21と、供給搬送室22と、仕切壁20aと、上流側連通部20d、および下流側連通部20eが形成され、その他に、現像剤補給口20fと、現像剤排出部20gと、上流側壁部20h、および下流側壁部20iが形成されている。なお、攪拌搬送室21において、図3の左側を上流側、図3の右側を下流側とし、また、供給搬送室22において、図3の右側を上流側、図3の左側を下流側とする。従って、連通部および側壁部は、供給搬送室22を基準として上流および下流と呼称している。
仕切壁20aは、現像容器20の長手方向に延びて攪拌搬送室21と供給搬送室22を並列させるように仕切っている。仕切壁20aの長手方向の右側端部は、上流側壁部20hの内壁部とともに上流側連通部20dを形成し、一方、仕切壁20aの長手方向の左側端部は、下流側壁部20iの内壁部とともに下流側連通部20eを形成している。現像剤は、攪拌搬送室21、上流側連通部20d、供給搬送室22、および下流側連通部20eを順次通過して現像容器20内を循環する。
現像剤補給口20fは、現像容器20の上部に設けられたトナーコンテナ4a(図1参照)から新たなトナーおよびキャリアを現像容器20内に補給するための開口であり、攪拌搬送室21の上流側(図3の左側)に配置される。
現像剤排出部20gは、トナーおよびキャリアの補給によって攪拌搬送室21および供給搬送室22内で余剰となった現像剤を排出するための部分であり、供給搬送室22の下流側で供給搬送室22の長手方向に連続して円筒状に設けられるパイプ状搬送路である。
攪拌搬送室21内に配置される攪拌搬送スクリュー25は、回転軸25bと、回転軸25bに一体に設けられ、回転軸25bの軸方向に一定のピッチで螺旋状に形成される第1螺旋羽根25aとを有する。また、第1螺旋羽根25aは、攪拌搬送室21の長手方向の両端部側まで延び、上流側および下流側連通部20d、20eにも対向して設けられている。回転軸25bは現像容器20の上流側壁部20hと下流側壁部20iに回転可能に軸支されている。
供給搬送室22内に配置される供給搬送スクリュー26は、回転軸26bと、回転軸26bに一体に設けられ、回転軸26bの軸方向に第1螺旋羽根25aと同じピッチで第1螺旋羽根25aとは逆方向を向く(逆巻きの)羽根で螺旋状に形成される第2螺旋羽根26aとを有する。また、第2螺旋羽根26aは、磁気ローラー21の軸方向長さ以上の長さを有し、更に、上流側連通部20dに対向する位置まで延びて設けられている。回転軸26bは、回転軸25bと平行に配置され、現像容器20の上流側壁部20hと下流側壁部20iに回転可能に軸支されている。
また、回転軸26bには、第2螺旋羽根26aとともに、減速搬送部51、規制部52および排出羽根53が一体に配設されている。
減速搬送部51は、第2螺旋羽根26aと同方向を向く複数(ここでは3枚)の羽根で螺旋状に形成されている。減速搬送部51を構成する螺旋羽根は、第2螺旋羽根26aの外径と同じサイズで第2螺旋羽根26aのピッチより小さく設定されている。
規制部52は、供給搬送室22内で下流側に搬送された現像剤を塞き止め、且つ、所定量以上になった現像剤を現像剤排出部20gに搬送する。規制部52は、回転軸26bに設けられる螺旋羽根からなり、第2螺旋羽根26aと逆方向を向く(逆巻きの)逆螺旋羽根52aで螺旋状に形成される。逆螺旋羽根52aは、第2螺旋羽根26aの外径と略同じで第2螺旋羽根26aのピッチより小さく設定されている。また、規制部52は、下流側壁部20i等の現像容器20の内壁部と規制部52の外周部において所定量の隙間を形成している。この隙間から余剰の現像剤が排出される。
現像剤排出部20g内の回転軸26bには排出羽根53が設けられている。排出羽根53は、第2螺旋羽根26aと同じ方向を向く螺旋状の羽根からなるが、第2螺旋羽根26aよりピッチが小さく、また羽根の外周が小さくなっている。従って、回転軸26bが回転すると、排出羽根53も回転し、規制部52を乗り越えて現像剤排出部20g内に搬送された余剰現像剤は、図3の左側に送られて現像容器20の外部に排出されるようになっている。なお、排出羽根53、規制部52、および第2螺旋羽根26aは合成樹脂によって回転軸26bと一体に成型される。また、現像剤排出部20gの下部には廃トナー搬送パイプ(図示せず)に連通する排出口65が形成されている。
現像容器20の外壁には、歯車61〜64が配設されている。歯車61、62は回転軸25bに固定され、歯車64は回転軸26bに固定されている。歯車63は現像容器20に回転可能に保持されており、歯車62、64に噛合している。歯車63にはクラッチが内蔵されており、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を別個に駆動可能となっている。
新たに現像剤を補給していない現像時には、現像剤は、攪拌搬送室21から、上流側連通部20d、供給搬送室22、および下流側連通部20eと循環しながら攪拌されて、攪拌された現像剤が現像ローラー31に供給される。
現像によってトナーが消費されると、現像剤補給口20fから攪拌搬送室21内にトナーとキャリアとを含む現像剤が補給される。補給された現像剤は、現像時と同様に、第1螺旋羽根25aによって、攪拌搬送室21内を矢印P方向に搬送され、その後、上流側連通部20dを通って供給搬送室22内に搬送される。更に、第2螺旋羽根26aによって、現像剤は、供給搬送室22内の現像剤を矢印Q方向に搬送され、減速搬送部51に搬送される。回転軸26bの回転にともなって規制部52が回転すると、規制部52によって、第2螺旋羽根26aによる現像剤搬送方向とは逆方向の搬送力が現像剤に付与される。減速搬送部51において搬送速度が減速された現像剤は、規制部52の上流側に位置する減速搬送部51近傍で塞き止められて嵩高となり、余剰の現像剤(現像剤補給口20fから補給された現像剤とほぼ同量)が規制部52を乗り越える。規制部52を乗り越えた現像剤は、排出羽根53によって現像剤排出部20g内を搬送され、排出口65を介して現像容器20の外部に排出される。
攪拌搬送室21の長手方向の略中央部には透磁率センサー28が配置されている。透磁率センサー28は、トナー濃度検知センサー27と同様に現像容器20内における現像剤の透磁率を検出する。
図5は、図3における攪拌搬送室21の透磁率センサー28付近の断面図である。図5に示すように、透磁率センサー28は攪拌搬送室21の上面に配置されている。例えば耐久による現像剤の流動性の低下に起因して現像剤排出部20gからの現像剤排出力が低下し、攪拌部内の現像剤量(現像剤体積)が増加すると、透磁率センサー28の検知範囲R内の現像剤体積が増加する。即ち、透磁率センサー28の検知範囲R内のキャリア量も増加するため透磁率センサー28の出力値は高くなる。
このセンサー出力値とキャリア量との関係を逆算することで、透磁率センサー28の出力値が増加(≒センサー検知範囲内のキャリア量が増加)しているとき、攪拌部内の現像剤体積が増加しており、現像剤の流動性が低下していることを把握することができる。
なお、本実施形態では透磁率センサー28を攪拌搬送室21の上面に配置したが、現像剤の嵩変化を検知できる位置であれば、攪拌搬送室21の側面や下面に配置してもよい。例えば、透磁率センサー28を攪拌搬送室21の下面に配置する場合は、攪拌搬送室21の上面付近まで検知範囲に含まれるようなセンサーを用いることで、現像剤の嵩変化を検知可能となる。
但し、現像剤中のトナー濃度が低下した場合もセンサー出力値が大きくなるため、トナー濃度検知センサー27の検出値が変化しておらず、且つ透磁率センサー28の出力値が高くなった場合に現像剤の嵩が増加したと判定する必要がある。透磁率センサー28を攪拌搬送室21の上面に配置することで、検知範囲が狭い安価な透磁率センサーを使用することができる。
また、攪拌搬送室21の長手方向における透磁率センサー28の配置位置についても特に制限はないが、現像容器20内の現像剤体積に応じて現像剤の嵩がリニアに変化していく箇所に配置することが好ましい。例えば、現像剤の滞留が生じやすい上流側連通部20d、下流側連通部20eに対向する位置や、攪拌搬送スクリュー25に付設されたスクレーパー(図示せず)によって現像剤の掻き取りが行われるトナー濃度検知センサー27の近傍は避けて配置することが望ましい。
図6は、画像形成装置100に用いられる制御経路の一例を示すブロック図である。なお、画像形成装置100を使用する上で装置各部の様々な制御がなされるため、画像形成装置100全体の制御経路は複雑なものとなる。そこで、ここでは制御経路のうち、本発明の実施に必要となる部分を重点的に説明する。
制御部90は、中央演算処理装置としてのCPU(Central Processing Unit)91、読み出し専用の記憶部であるROM(Read Only Memory)92、読み書き可能な記憶部であるRAM(Random Access Memory)93、一時的に画像データ等を記憶する一時記憶部94、カウンター95、画像形成装置100内の各装置に制御信号を送信したり操作部60からの入力信号を受信したりする複数(ここでは2つ)のI/F(インターフェイス)96を少なくとも備えている。また、制御部90は、画像形成装置100の本体内部の任意の場所に配置可能である。
ROM92には、画像形成装置100の制御用プログラムや、制御上の必要な数値等、画像形成装置100の使用中に変更されることがないようなデータ等が収められている。RAM93には、画像形成装置100の制御途中で発生した必要なデータや、画像形成装置100の制御に一時的に必要となるデータ等が記憶される。カウンター95は、印字枚数を積算してカウントする。また、RAM93(またはROM92)には、後述する現像剤体積または現像剤量と透磁率センサー28の出力値との関係(図7参照)や、現像剤中のトナー濃度を変化させたときの、現像剤量と現像剤体積との関係、および現像剤体積と透磁率センサー28の出力値との関係(図9、図10参照)も記憶される。
また、制御部90は、画像形成装置100における各部分、装置に対し、CPU91からI/F96を通じて制御信号を送信する。また、各部分、装置からその状態を示す信号や入力信号がI/F96を通じてCPU91に送信される。制御部90が制御する各部分、装置としては、例えば、画像形成部Pa〜Pd、一次転写ローラー6a〜6d、二次転写ローラー9、画像入力部43、電圧制御回路71、操作部80等が挙げられる。
画像入力部43は、画像形成装置100にパソコン等から送信される画像データを受信する受信部である。画像入力部43より入力された画像信号はデジタル信号に変換された後、一時記憶部94に送出される。
電圧制御回路71は、帯電電圧電源72、現像電圧電源73、転写電圧電源74と接続され、制御部90からの出力信号によりこれらの各電源を作動させる。これらの各電源は、電圧制御回路71からの制御信号によって、帯電電圧電源72は帯電装置2a〜2d内の帯電ローラー(図示せず)に、現像電圧電源73は現像装置3a〜3d内の現像ローラー31に、転写電圧電源74は一次転写ローラー6a〜6dおよび二次転写ローラー9に、それぞれ所定の電圧を印加する。
操作部80には、液晶表示部81、各種の状態を示すLED82が設けられており、ユーザーは操作部80のストップ/クリアボタンを操作して画像形成を中止し、リセットボタンを操作して画像形成装置100の各種設定をデフォルト状態にする。液晶表示部81は、画像形成装置100の状態を示したり、画像形成状況や印字部数を表示したりするようになっている。画像形成装置100の各種設定はパソコンのプリンタードライバーから行われる。
本実施形態の現像装置3aでは、透磁率センサー28の出力値に基づいて現像容器20内の現像剤体積を高精度で推測し、推測結果を現像剤排出量へフィードバックすることにより現像剤体積をコントロールする。
図7は、或る現像剤を現像装置3aに充填したときの、現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値との関係を示すグラフである。図7に示すように、現像剤体積はセンサー出力値と一定の相関関係を示し、現像剤体積が増加するにつれてセンサー出力値が高くなる。図7の関係を予め取得し、RAM93(またはROM92)に記憶しておくことで、センサー出力値に基づいて現像容器20内の現像剤体積を把握することができる。
図8は、第1実施形態の現像装置3aにおける現像剤排出制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図7を参照しながら、図8のステップに沿って現像剤排出部20gからの現像剤排出制御について説明する。
先ず、制御部90は印字命令を受信したか否かを判定する(ステップS1)。印字命令が受信されない場合は(ステップS1でNo)印字待機状態を継続する。印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)、現像装置3a〜3dを含む画像形成部Pa〜Pdの駆動が開始され、通常の画像形成動作によって印字を実行する。そして、画像形成動作
と並行して透磁率センサー28の出力値を検知する(ステップS2)。
次に制御部90は、印字が終了したか否かを判定する(ステップS3)。印字が継続している場合は(ステップS3でNo)ステップS2に戻り、画像形成動作および透磁率センサー28の出力値の検知を継続する。印字が終了している場合は(ステップS3でYes)、制御部90は、検知された透磁率センサー28の出力値と、RAM93(またはROM92)に記憶された現像剤体積とセンサー出力値との関係に基づいて現像容器20内の現像剤体積を推測する(ステップS4)。
次に制御部90は、推測された現像剤体積が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS5)。現像剤体積が所定値以上である場合は(ステップS5でYes)、現像容器20内の現像剤の強制排出動作を実行する(ステップS6)。
具体的には、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を画像形成時よりも高速で回転させることにより、規制部52を乗り越えて現像剤排出部20gから排出される現像剤量を増加させる。
或いは、供給搬送スクリュー26の規制部52を構成する逆螺旋羽根52aの搬送力が第2螺旋羽根26aの搬送力よりも大きい場合、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を逆回転させることにより、逆螺旋羽根52aの搬送力を利用して現像剤排出部20gから排出される現像剤量を増加させる。
また、現像剤の強制排出動作と並行して透磁率センサー28の出力値を検知する(ステップS7)。そして、検知された透磁率センサー28の出力値と、RAM93(またはROM92)に記憶された現像剤体積とセンサー出力値との関係に基づいて現像容器20内の現像剤体積を推測する(ステップS8)。
次に制御部90は、推測された現像剤体積が所定値未満となったか否かを判定する(ステップS9)。現像剤体積が所定値未満になっていない場合は(ステップS9でNo)、ステップS6に戻り、強制排出動作および透磁率センサー28の出力値の検知を継続する。現像剤体積が所定値未満となった場合は(ステップS9でYes)、強制排出動作を終了し(ステップS10)、ステップS1に戻り印字待機状態を継続する。
図8に示した制御によれば、現像装置3a〜3dの現像容器20内に充填された現像剤体積を透磁率センサー28のセンサー出力値によって推定し、推定結果を現像剤排出量にフィードバックする。これにより、現像剤の劣化により流動性が低下し、現像剤体積が増加した場合でも現像剤体積を常に一定に保持することができる。従って、現像剤体積の増加による攪拌トルクの上昇や、攪拌トルクの上昇に伴う機械的ストレスの増加に起因する現像剤の劣化の促進、現像剤体積の増加による現像容器20からの現像剤漏れを未然に防止することができる。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。上述した第1実施形態では、透磁率センサー28のセンサー出力値から現像剤体積を推測し、現像剤体積が増加している場合は現像剤の流動性が低下していると判断するものであった。しかし、これは現像剤中のトナー濃度が一定であることを前提にしている。
トナー濃度は、画像形成装置100の使用環境や現像剤の劣化等により変化する。また、制御上の理由によりトナー濃度を故意に変化させる場合もある。トナー濃度が変化すると現像剤の嵩密度も変化するため、現像剤量が同一であっても現像剤体積は異なる。
そこで、第2実施形態では、透磁率センサー28のセンサー出力値に基づく現像剤体積の推測結果と、トナー濃度センサー27により検知されたトナー濃度とを併用することで、現像容器20内の現像剤体積または現像剤量をより高精度で推測する。そして、推測結果を現像剤排出量にフィードバックすることにより、現像剤体積または現像剤量を更に安定して調整することとしている。
図9および図10は、それぞれ現像装置3aに充填される現像剤中のトナー濃度を変化させたときの、現像剤量と現像剤体積との関係、および現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値との関係を示すグラフである。図9において、トナー濃度6%、7%、8%のときの現像剤量と現像剤体積との関係を、それぞれ◆、■、▲のデータ系列で示す。同様に、図10において、トナー濃度6%、7%、8%のときの現像剤体積とセンサー出力値との関係を、それぞれ◆、■、▲のデータ系列で示す。
図9および図10に示すように、現像剤量と現像剤体積との関係、および現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値との関係は、トナー濃度によって変化する。図9および図10の関係を予め取得し、RAM93(またはROM92)に記憶しておくことで、透磁率センサー28のセンサー出力値およびトナー濃度に基づいて現像容器20内の現像剤体積または現像剤量を精度よく把握することができる。
図11は、第2実施形態の現像装置3aにおける現像剤排出制御例を示すフローチャートである。必要に応じて図1〜図7および図9、図10を参照しながら、図11のステップに沿って現像剤排出部20gからの現像剤排出制御について説明する。
先ず、制御部90は印字命令を受信したか否かを判定する(ステップS1)。印字命令が受信されない場合は(ステップS1でNo)印字待機状態を継続する。印字命令を受信した場合は(ステップS1でYes)、現像装置3a〜3dを含む画像形成部Pa〜Pdの駆動が開始され、通常の画像形成動作によって印字を実行する。そして、画像形成動作
と並行して透磁率センサー28の出力値を検知する(ステップS2)。また、トナー濃度センサー27により現像剤のトナー濃度を検知する(ステップS3)。
次に制御部90は、印字が終了したか否かを判定する(ステップS4)。印字が継続している場合は(ステップS4でNo)ステップS2に戻り、画像形成動作および透磁率センサー28、トナー濃度センサー27の出力値の検知を継続する。印字が終了している場合は(ステップS4でYes)、制御部90は、検知された透磁率センサー28の出力値と、トナー濃度と、RAM93(またはROM92)に記憶された現像剤体積とセンサー出力値およびトナー濃度との関係に基づいて現像容器20内の現像剤体積を推測する(ステップS5)。
次に制御部90は、推測された現像剤体積が所定値以上であるか否かを判定する(ステップS6)。現像剤体積が所定値以上である場合は(ステップS6でYes)、現像容器20内の現像剤の強制排出動作を実行する(ステップS7)。現像剤を強制排出する方法は、第1実施形態と同様に、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を通常よりも高速で回転させる方法、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を逆回転させる方法が挙げられる。
また、現像剤の強制排出動作と並行して透磁率センサー28の出力値を検知し(ステップS8)、トナー濃度センサー27により現像剤のトナー濃度を検知する(ステップS9)。そして、検知された透磁率センサー28の出力値と、RAM93(またはROM92)に記憶された現像剤体積とセンサー出力値との関係に基づいて現像容器20内の現像剤体積を推測する(ステップS10)。
次に制御部90は、推測された現像剤体積が所定値未満となったか否かを判定する(ステップS11)。現像剤体積が所定値未満になっていない場合は(ステップS11でNo)、ステップS7に戻り、強制排出動作および透磁率センサー28の出力値、トナー濃度の検知を継続する。現像剤体積が所定値未満となった場合は(ステップS11でYes)、強制排出動作を終了し(ステップS12)、ステップS1に戻り印字待機状態を継続する。
図11に示した制御によれば、現像装置3a〜3dの現像容器20内に充填される現像剤体積を透磁率センサー28のセンサー出力値およびトナー濃度によって推定し、推定結果を現像剤排出量にフィードバックする。これにより、現像剤の劣化により流動性が低下し、現像剤体積が増加した場合でも現像剤体積を常に一定に保持することができる。従って、現像剤体積の増加による攪拌トルクの上昇や、攪拌トルクの上昇に伴う機械的ストレスの増加に起因する現像剤の劣化の促進、現像剤体積の増加による現像容器20からの現像剤漏れを未然に防止することができる。
また、現像剤体積を透磁率センサー28のセンサー出力値およびトナー濃度によって推定するため、現像剤体積を透磁率センサー28のセンサー出力値のみから推定する第1実施形態に比べて、より高い精度での推定が可能となる。
なお、本実施形態においては、図9および図10に示した現像剤体積と透磁率センサー28のセンサー出力値、トナー濃度との関係を用いて、現像剤体積に代えて現像剤量(現像剤質量)を推定し、推定結果に基づいて現像剤量を調整することも可能である。
その他本発明は、上記各実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。例えば、上記各実施形態に示した現像剤排出制御は一例であって上記各実施形態に特に限定されるものではなく、これらは現像装置3a〜3dの構成等に応じて適宜設定することができる。
例えば、図8、図11の制御例では画像形成動作が終了した後に現像剤の強制排出を実行したが、攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26が現像ローラー31と別駆動である場合は、画像形成中に攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26の回転速度を速くする、或いは攪拌搬送スクリュー25および供給搬送スクリュー26を逆回転させることにより画像形成動作と並行して現像剤の強制排出を実行してもよい。
また、上記各実施形態では、透磁率センサー28のセンサー出力値を用いて現像剤体積を推測したが、現像容器20内の現像剤の嵩変動に応じて出力が変化するセンサーであれば透磁率センサーに限らず、例えば圧電センサーを用いることもできる。
また、上記実施形態では画像形成装置100として図1に示したようなカラープリンターを例に挙げて説明したが、カラープリンターに限らず、モノクロおよびカラー複写機、デジタル複合機、モノクロプリンター、ファクシミリ等の他の画像形成装置であってもよい。
本発明は、余剰の現像剤を排出する現像剤排出機構を備えた現像装置に利用可能である。本発明の利用により、現像容器内の現像剤体積または現像剤量を一定に維持可能な現像装置およびそれを備えた画像形成装置を提供することができる。
Pa〜Pd 画像形成部
1a〜1d 感光体ドラム(像担持体)
2a〜2d 帯電装置
3a〜3d 現像装置
5 露光装置
20 現像容器
20a 仕切り部
20b 攪拌搬送室(第1搬送室)
20c 供給搬送室(第2搬送室)
20d 上流側連通部
20e 下流側連通部
20f 現像剤補給口
20g 現像剤排出部
25 攪拌搬送スクリュー(第1攪拌搬送部材)
25a 第1搬送羽根
25b 回転軸
26 供給搬送スクリュー(第2攪拌搬送部材)
26a 第2搬送羽根
26b 回転軸
27 トナー濃度センサー
28 透磁率センサー(嵩検知センサー)
31 現像ローラー(現像剤担持体)
52 規制部
53 排出羽根
90 制御部
100 カラープリンター(画像形成装置)

Claims (10)

  1. 第1搬送室と、仕切り部を挟んで前記第1搬送室と並列に配置される第2搬送室と、前記仕切り部の長手方向の両端部側で前記第1搬送室および前記第2搬送室を連通させる連通部と、を有し、キャリアとトナーとを含む現像剤を収容する現像容器と、
    前記第1搬送室内の前記現像剤を回転軸方向に攪拌、搬送する第1攪拌搬送部材と、
    前記第2搬送室内の前記現像剤を前記第1攪拌搬送部材と逆方向に攪拌、搬送する第2攪拌搬送部材と、
    前記現像容器内に前記現像剤を補給する現像剤補給口と、
    前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対し前記第2搬送室の下流側端部に設けられ、前記現像容器から余剰の前記現像剤を排出する現像剤排出部と、
    前記現像容器内に回転可能に支持され、前記第2搬送室内の前記現像剤を担持して静電潜像が形成される像担持体に前記現像剤中の前記トナーを供給する現像剤担持体と、
    前記第1攪拌搬送部材および前記第2攪拌搬送部材の駆動を制御する制御部と、
    を備えた現像装置において、
    前記第1搬送室には、前記第1搬送室内の前記現像剤の嵩を検知する嵩検知センサーが配置されており、
    前記制御部は、前記嵩検知センサーの出力値に基づいて前記第1搬送室内の現像剤体積を推測し、推測された前記現像剤体積に応じて前記現像剤排出部からの現像剤排出量を調整することを特徴とする現像装置。
  2. 前記現像容器内の前記現像剤中のトナー濃度を検知するトナー濃度センサーを備え、
    前記制御部は、前記嵩検知センサーの出力値および前記トナー濃度センサーにより検知された前記トナー濃度に基づいて前記現像剤体積若しくは前記第1搬送室内の現像剤量を推測し、推測された前記現像剤体積若しくは前記現像剤量に応じて前記現像剤排出部からの現像剤排出量を調整することを特徴とする請求項1に記載の現像装置。
  3. 前記制御部は、前記現像剤体積若しくは前記現像剤量が所定値以上であるとき、前記現像剤排出部から前記現像剤を強制排出する強制排出動作を実行することを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の現像装置。
  4. 前記制御部は、前記第1攪拌搬送部材および前記第2攪拌搬送部材を画像形成時よりも高速で回転させることにより前記強制排出動作を実行することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  5. 前記第2攪拌搬送部材は、前記第2搬送室内の前記現像剤を攪拌、搬送する搬送羽根と、前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対し前記搬送羽根の下流側に形成され、前記搬送羽根と逆巻きの逆螺旋羽根で構成される規制部と、前記第2搬送室内の現像剤の搬送方向に対し前記規制部の下流側に形成され、前記現像剤排出部内の前記現像剤を排出する排出羽根と、を有し、
    前記逆螺旋羽根は、前記排出羽根に比べて前記現像剤の搬送力が大きく、
    前記制御部は、前記第1攪拌搬送部材および前記第2攪拌搬送部材を逆回転させることにより前記強制排出動作を実行することを特徴とする請求項3に記載の現像装置。
  6. 前記第1攪拌搬送部材および前記第2攪拌搬送部材は、前記現像剤担持体と同一の駆動源で駆動され、
    前記制御部は、非画像形成時に前記強制排出動作を行うことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  7. 前記第1攪拌搬送部材および前記第2攪拌搬送部材は、前記現像剤担持体と別個の駆動源で駆動され、
    前記制御部は、画像形成時に前記強制排出動作を行うことを特徴とする請求項3乃至請求項5のいずれかに記載の現像装置。
  8. 前記嵩検知センサーは、前記現像剤の透磁率を検知する透磁率センサーであることを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれかに記載の現像装置。
  9. 前記透磁率センサーは、前記第1搬送室の上面に配置されることを特徴とする請求項8に記載の現像装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載の現像装置を備えた画像形成装置。
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