JP2011128381A - トナー検知装置および画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 現像剤の透磁率を検出することでこの現像剤中のトナーの割合を検出するインダクセンサの異常と、このインダクセンサ以外の異常を検知することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】 現像器141が、現像剤の透磁率から現像剤のトナーの割合をセンサ出力電圧Voとして検出するインダクセンサ142と、現像器141にトナーを補給するトナー補給モータ146と、トナーを排出する現像駆動モータ145を有している。インダクセンサ142のリファレンス電圧Vrefを変更しても、このリファレンス電圧Vrefに応じたセンサ出力電圧Voでなければインダクセンサ142の異常と判定し、インダクセンサ142が正常であれば、トナーを補給して、または、トナーを排出してセンサ出力Voが変化しなければ、トナー補給モータ146の、または、現像駆動モータ145の異常と判定する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、トナー蓄積容器に蓄積された現像剤の透磁率を検知することで、このトナー蓄積容器内のトナー濃度を検知するトナー検知機構の異常検知に関するものである。
電子写真方式の画像形成装置において、トナーとキャリアを混合した2成分現像剤を現像器で攪拌して、現像剤を帯電させる。この現像剤中のトナーは像担持体上の静電潜像をトナー像として現像するために用いられる。また、現像によって現像器内のトナー量が規定量以下に減少した場合、トナーが貯えられたホッパーユニットから現像器にトナーを補給する機構が知られている。
また、現像器内の現像剤のトナー濃度を検出する方法としては、例えばインダクセンサを用いる方法がある。このインダクセンサは、コイルを現像剤に接する位置に配置して、トナー濃度に対応する現像剤の透磁率を測定する。インダクセンサで測定された現像器内の現像剤は、その透磁率に応じてトナーが補給され、トナー濃度を略一定に保っている。
このインダクセンサは、例えば、TDK株式会社製のプログラマブルトナーセンサ(商品名)として提供されている。このセンサは、トナー濃度が高くなるほどに出力電圧が小さくなる負特性を示し、また、制御電圧を制御することによりセンサが測定できる透磁率の範囲を変化させることができる。
また、現像器へのトナーの補給は、インダクセンサの検知する透磁率に基づきトナーボトルからホッパーユニットを介して補給される。ホッパーユニットは、トナーボトルから供給されたトナーを蓄積しており、インダクセンサの透磁率から検出される不足分のトナー量を現像器へ補給する。
現像器は、ホッパーユニットから新規なトナーが補給されると、所定時間だけ攪拌動作を行い、トナー帯電量を増加させる。現像器が所定時間攪拌した後、インダクセンサは現像剤の透磁率を検出し、その透磁率が目標値以下であればトナーの補給を完了する。
ここで、インダクセンサは、何らかの原因によりホッパーユニットから現像器へトナーが補給されない場合、現像器の攪拌動作に伴ってインダクセンサのコイルに接する現像剤の量が減少し、その透磁率を誤検知してしまうという問題があった。
そこで特許文献1では、制御手段が、インダクセンサの測定可能なトナー濃度の範囲を変化させ、この範囲の変化に応じて出力される出力電圧の変化量と閾値を比較することで、現像剤の未補給を検知する構成が開示されている。
特開2003−316143号公報
しかしながら、特許文献1では、インダクセンサの故障により現像器内にトナーが補給されている状態であっても、現像剤の未補給を検知してしまうという問題があった。
そこで、本発明は、インダクセンサの異常であるのか、補給手段の異常であるのかを判別可能なトナー量検知装置と、そのトナー量検知装置を有する画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1に記載のトナー検知装置は、トナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常と判定する第1の判定手段と、前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容されるトナーの量を変更することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変更する透磁率変更手段と、前記透磁率変更手段により前記現像剤の透磁率が変更されても前記現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記透磁率変更手段の異常と判定する第2の判定手段と、を有することを特徴とする。
本発明のトナー量検知装置および画像形成装置によれば、透磁率検知手段の異常であるのか、補給手段の異常であるのかを判別することが可能である。
画像形成装置の概略断面図 現像装置の要部概略図 インダクセンサの出力特性を示す図 第1の実施形態の画像形成装置の制御ブロック図 第1の実施形態の現像装置の異常検知処理を示すフローチャート図
(第1の実施形態)
図1はタンデム型のフルカラー画像形成装置の概略断面図である。本実施形態の画像形成装置は画像読取部1Rで原稿画像を光学的に読み取り、電気信号にして画像出力部1Pに送信する。
4つの像形成部10a〜10dの各々は像担持体としての感光ドラム11a〜11dを有し、その周りに帯電器12a〜12d、露光装置13a〜13d、現像装置14a〜14d、1次転写部35a〜35d、ドラムクリーナ15a〜15dが配設されている。フルカラーの画像形成装置において像形成部10aはブラック、像形成部10bはシアン、像形成部10cはマゼンタ、像形成部10dはイエローのトナー像を形成し、これらを中間転写ベルト31上に順次重ねて転写することでフルカラーのトナー像を形成する。
次に画像形成形成動作について説明する。
感光ドラム11a〜11dは、帯電器12a〜12dによりその表面を一様に帯電される。次いで、露光装置13a〜13dが、画像読取部1Rから出力される画像信号に応じて変調したレーザビームa〜dをミラー16a〜16dを介して感光ドラム11a〜11d上に露光すると、感光ドラム11a〜11dはその表面に静電潜像を形成される。
次いで、静電潜像が現像装置14a〜14dのトナーによって顕像化され、各感光ドラム11a〜11dは各色に対応したトナー像を担持する。トナー像は感光ドラム11a〜11dの回転により1次転写ニップ部Ta〜Tdへと進入すると、1次転写部35a〜35dからの転写電圧により中間転写ベルト31上に順次重ねて転写され、中間転写ベルト31上でフルカラーのトナー像となる。その後、1次転写ニップ部Ta〜Tdにおいて中間転写ベルト31へ転写されずに感光ドラム11a〜11dに残留したトナーは、ドラムクリーナ15a〜15dによって除去される。
中間転写ベルト31は駆動ローラ32と、従動ローラ33と、2次転写対向ローラ34とに張架され、図の矢印B方向へと回転駆動される。
また、駆動ローラ32は不図示の駆動手段としてのパルスモータによって回転駆動される。
中間転写ベルト31上に担持されたトナー像は中間転写ベルト31の回転運動により、2次転写対向ローラ34が中間転写ベルト31を介して2次転写ローラ36を押圧している2次転写ニップ部Teへと搬送される。このとき、給紙カセット21内の記録材Pがピックアップローラ22と搬送ローラ23により給紙ガイド24を通り、レジストローラ25で紙の位置と送り出しのタイミングを調整され、トナー像と接触するように2次転写ニップ部Teへと排出される。
中間転写ベルト31上のトナー像と、レジストローラ25から送り出された記録材Pが2次転写ニップ部Teに進入すると、不図示の電圧電源により、2次転写ローラ36と2次転写対向ローラ34との間に転写電界が形成される。これにより中間転写ベルト31上のトナー像は記録材Pへと転写される。記録材Pへ転写されずに中間転写ベルト31上に残留したトナーはベルトクリーナ50により除去される。
トナー像を担持した記録材Pは排紙ガイド43によって定着部40へと搬送される。定着部40において、定着ローラ対41a、41bはトナー像と記録材Pを挟持、搬送しながら、定着ローラ41a内に設けられた不図示のヒータにより加熱することで、トナー像を記録材Pへと定着する。
その後、トナー像の定着した記録材Pは内排紙ローラ44、外排紙ローラ46により排紙トレイ47に排出される。
次に図2を用いて、図1の現像装置14a〜14dの1つ(現像装置14)の構成およびトナーが補給される動作について詳細に説明する。
現像装置14は、トナーと磁性キャリアを混合した2成分現像剤を用いて、磁気ブラシ現像法によって現像する。
現像剤を収容する収容手段としての現像器141は、この現像器141内のトナーを感光ドラム11a〜11d(図1)の表面へと供給する現像スリーブ143と、不図示の規制板と、トナーと磁性キャリアを攪拌して摩擦帯電させる攪拌ローラ144を有する。
また、現像器141の現像スリーブ143と攪拌ローラ144はギアを介して現像駆動モータ145によって回転駆動されている。
また、現像器141には後述する現像器141内の現像剤の透磁率を測定することで、現像器141内に蓄積された現像剤中のトナーの割合を検出する検出手段としてのインダクセンサ142が設置されている。インダクセンサ142は公知の方法により透磁率に応じたセンサ出力電圧を出力し、このセンサ出力電圧からトナー量検知が可能である。
現像スリーブ143の内側には、現像スリーブ143の複数の位置に複数の磁性を形成するマグネットローラが配設されている。現像器141内のトナーと磁性キャリアが攪拌ローラ144により帯電され、この現像剤が現像スリーブ143に磁気的に担持されると、不図示の規制板によってその穂の高さを規制された磁気ブラシが形成される。
現像器141内の現像剤は、前述のように形成された磁気ブラシが感光ドラム11a〜11dの静電潜像を擦ることによってトナー像を形成した後、マグネットローラによる磁気的な斥力によって現像器141内に戻される。
また、現像器141の上部には、補給用のトナーを蓄積するホッパーユニット150が設置されている。このホッパーユニット150には、ホッパーユニット150内のトナーの量を検知するピエゾセンサなどの残量検知センサ149と、ホッパーユニット150内に蓄積されたトナーを現像器141へ補給する補給スクリュー148が配設されている。
残量検知センサ149は、ホッパーユニット150内のトナー量が所定量以下となると、CPU501(図4)へ、ホッパーユニット150内のトナーが不足している信号を出力する。
また、現像器141はインダクセンサ142の出力値が目標値となるように補給スクリュー148からトナーの補給される。
補給スクリュー148はトナーを搬送する搬送傾斜面を備えたスパイラルオーガを回転軸周りに螺旋状に設けた構成である。このスパイラルオーガの1ピッチに搬送されるトナー量は略一定であり、補給スクリュー148の回転数によってホッパーユニット150から現像器141へと搬送されるトナー量は決定されている。また、補給スクリュー148は、ステッピングモータなどのトナー補給モータ146によりその回転駆動を制御されることで、ホッパーユニット150から現像器141へ任意の量のトナーを補給することができる。
さらに、ホッパーユニット150には補給用のトナーが収納されたトナーボトル151が着脱可能に連結されている。
トナーボトル151は、その内側面にトナーTを搬送する螺旋状の案内溝が形成されており、ボトル駆動モータ147によって回転駆動されると、このトナーボトル151内のトナーがホッパーユニット150内へ供給される。
次いで、図3を用いて図2のインダクセンサ142の出力特性について説明する。
図3はインダクセンサ142(図2)が検出する現像剤中のトナーの割合とセンサ出力電圧、及び、リファレンス電圧の関係を示した図である。2成分現像剤の透磁率は、現像剤中のトナーの割合が減少するほど高くなり、現像剤中のトナーの割合が増加するほど低くなる。そのため、センサ出力電圧Voもトナーの割合が減少するほど高くなり、トナーの割合が増加するほど低くなる。
本実施形態では、リファレンス電圧Vrefを変化させることで測定できるトナー濃度の範囲を変化させることができる。
より具体的に述べれば、現像剤中のトナーの割合がD1の場合、リファレンス電圧VrefがVaの状態でのセンサ出力電圧Vp1は、リファレンス電圧VrefをVbに切替えた状態でセンサ出力電圧Vp2となる。つまり、現像時中のトナーの割合が同じであっても出力されるセンサ電圧はリファレンス電圧Vrefの出力特性に応じて変化する。
また、センサ出力電圧Vnormは、現像剤中のトナーの割合の目標値であり、この目標値に近づけるようにトナーが補給される。
そのため、工場出荷時において、現像剤中のトナーの割合が不足した状態のセンサ出力電圧Vminと、現像剤中のトナー量が過剰な状態のセンサ出力電圧Vmaxとの間で、トナー量に対するセンサ出力電圧の変動量が大きなリファレンス電圧Vrefを設定する。なお、本実施形態では、工場出荷時のリファレンス電圧Vrefを基準リファレンス電圧Va(7[V])とし、この基準リファレンス電圧Vaの出力特性(曲線A)を用いて現像剤中のトナーの割合を測定している。
また、本実施形態では、基準リファレンス電圧Vaよりも現像剤中のトナーの割合が低い状態を測定できる低リファレンス電圧Vbと、基準リファレンス電圧Vaよりも現像剤中のトナーの割合が高い状態を測定できる高リファレンス電圧Vcを切替可能である。
そのため、本実施形態では、リファレンス電圧Vrefを切替えることにより、切替後のリファレンス電圧Vb、Vcに応じたセンサ出力電圧Voが出力されたか否かによってインダクセンサ142(図2)の異常を検知できる。なお、本実施形態において、リファレンス電圧Vbは6[V]であり、リファレンス電圧Vcは8[V]である。
次に、図4と図5を用いて、現像装置14(図2)の異常検知処理について述べる。
図4は画像形成装置の制御ブロック図である。図5は現像器141(図2)に収容される現像剤中のトナーの割合を変更するトナー補給制御を表すフローチャートであり、現像装置14(図2)の異常箇所を特定する異常検知処理を含んでいる。
CPU501は、画像形成装置全体を制御する制御回路である。ROM502には、画像形成装置で実行する各種処理を制御するための制御プログラムが格納されている。RAM503は、CPU501が動作するためのシステムワークメモリである。なお、図5のフローチャートを実行するためのプログラムは、ROM502に記憶されている。
トナー補給モータ146は、CPU501からトナーの補給を指示する信号が入力されると、補給スクリュー148を回転駆動させ、ホッパーユニット150内のトナーを所定量現像器141へ補給させる。つまり、トナー補給モータ146と、このトナー補給モータ146により回転駆動されることでホッパーユニット150からトナーを補給する補給スクリュー148は補給手段である。
現像駆動モータ145は、CPU501から画像形成動作が実行されると、現像スリーブ143と攪拌ローラ144をギアを介して回転駆動させ、現像器141内の現像剤を帯電させ、現像スリーブ上に現像剤を担持させる。つまり、現像駆動モータ145と、この現像駆動モータ145により回転駆動される現像スリーブ143は、現像器141に収容されたトナーを排出する排出手段である。
また、トナー補給モータ146、及び、補給スクリュー148と、現像駆動モータ145、及び、現像スリーブ143は、現像器141に収容される現像剤のトナーの割合を変化させることで、現像剤の透磁率を変化させる透磁率変更手段である。
インダクセンサ142は、CPU501からリファレンス電圧を指定する信号と、現像剤の透磁率の測定を指示する信号が入力されると、指定されたリファレンス電圧によって、現像器141内に蓄積された現像剤の透磁率を測定する。
表示部2は、図1の画像形成装置に設けた操作パネル100であり、CPU501は異常を報知するための信号を表示部2に出力する報知手段でもある。本実施形態では、CPU501からの信号によって使用者に現像器141の異常であるか、または、インダクセンサ142の異常であるか、または、補給スクリュー148の異常であるかを報知する構成となっている。なお、表示部2はネットワークを通じて画像形成装置と接続されたPCのディスプレイであってもよい。
CPU501は、現像器141が感光ドラム11へ所定回数の現像を行った後に図5のフローチャートに示す制御を実行する。
次に、現像器141、または、インダクセンサ142、または、補給スクリュー148の異常を検知する処理を図5に示すフローチャートに基づいて説明する。このフローチャートの処理はCPU501がROM502に格納されたプログラムを読み出すことにより実行される。
CPU501は、現像装置14の異常検知処理を開始すると、インダクセンサ142により、現像器141内の現像剤の透磁率に応じたセンサ出力電圧Voを検出する(S101)。このときのセンサ出力電圧VoはRAM503に格納される。
次いで、CPU501は、RAM503に格納されたインダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが、予めROM502に格納されているVnorm以上であるか否かを判定する(S102)。ステップS102において、センサ出力電圧VoがVnorm以上であれば、現像器141内の現像剤中のトナーの割合は、センサ出力電圧の上限値に近い状態であると判定され、ステップS103へ移行する。また、ステップS102において、センサ出力電圧VoがVnormより小さければ、現像器141内の現像剤中のトナーの割合は、センサ出力電圧の下限値に近い状態であると判定され、ステップS104へ移行する。
つまり、ステップS102において、CPU501は、リファレンス電圧Vrefを変更することで、検出される現像剤のセンサ出力電圧を変更するレンジ変更手段である。
なお、本実施形態において、センサ出力電圧の目標値Vnormはセンサ出力電圧の上限値Vmax(図3)と下限値Vmin(図3)の平均値である。
ステップS102において、インダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが目標値Vnorm以上であれば、CPU501は、リファレンス電圧Vrefを高リファレンス電圧Vcに変更し(S103)、ステップS105へ移行する。
また、ステップS102において、インダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが目標値Vnormより小さければ、CPU501は、リファレンス電圧Vrefを低リファレンス電圧Vbに変更し(S104)、ステップS105へ移行する。
次いで、CPU501はインダクセンサ142によりセンサ出力電圧Voを検出し、ステップS103、又は、ステップS104で変更したリファレンス電圧に応じたセンサ出力電圧Voであるか否かを判定する(S105)。ここで、リファレンス電圧に応じたセンサ出力電圧Voは、予めROM502に格納されている各リファレンス電圧の現像剤中のトナーの割合とセンサ出力電圧の対応関係(図3)を示したテーブルにより検出される。
ステップS105において、インダクセンサ142が正常であれば、CPU501は、インダクセンサ142から高リファレンス電圧Vc、又は、低リファレンス電圧Vbに応じたセンサ出力電圧Voを検出する。
つまり、CPU501は、リファレンス電圧に応じたセンサ出力電圧を検出できなければ、インダクセンサ142の異常であると判定し、表示部2にインダクセンサ142が異常であることを報知する(S106)。ステップS106において、CPU501は、インダクセンサ142の異常と判定する第1の判定手段であり、また、インダクセンサ142の異常を報知する第1の報知手段である。
一方、ステップS105において、CPU501は、インダクセンサ142のセンサ出力電圧Voがリファレンス電圧に応じたセンサ出力電圧であれば、リファレンス電圧Vrefを基準リファレンス電圧Vaに変更する(S107)。
次いで、CPU501は、ステップS101において検出されたセンサ出力電圧Voが、インダクセンサ142の出力電圧範囲の上限値Vmaxよりも大きいか否かを判定する(S108)。
ステップS108により、インダクセンサ142のセンサ出力電圧VoがVmaxより大きいと、現像器141内の現像剤中のトナーの割合が減少していることとなり、CPU501は、トナー補給モータ146により不足分のトナーを補給させる(S109)。
ここで、不足分のトナーは予めROM502に格納されているセンサ出力電圧と不足分のトナー量の対応関係を示したテーブルによって検出される。また、この不足分のトナーを補給するための補給量は、予めROM502に格納されている不足分のトナー量と補給スクリューの回転数の対応関係を示したテーブルによって検出される。CPU501は、トナー補給モータ146により、補給スクリュー148をこの回転数分回転駆動させることにより現像器141内に不足分のトナーを補給する。
次いで、CPU501は、インダクセンサ142によりセンサ出力電圧Voを検出し、このセンサ出力電圧VoがステップS101において検出されたセンサ出力電圧Voよりも減少しているか否かを判定する(S110)。
ステップS110において、CPU501は、インダクセンサ142のセンサ出力電圧VoがステップS101において検出したセンサ出力電圧Voよりも減少していれば、現像装置14(図2)の異常検知処理を含むトナー補給制御を終了させる。これは、正常なインダクセンサ142により検出したセンサ出力電圧Voが、トナーを補給する前に検出したセンサ出力電圧よりも減少していれば、現像器141内にトナーが正常に補給されて現像剤中のトナーの割合が増加したと判定される。
一方、ステップS110において、CPU501は、インダクセンサ142のセンサ出力電圧VoがステップS101において検出したセンサ出力電圧Voから減少していなければ、表示部2にトナーが補給されていない異常を報知する(S111)。ステップS111において、CPU501は、トナー補給モータ146の異常によりホッパーユニット150(図2)からトナーが補給されていないことを報知する第2の報知手段である。また、本実施形態では、異常を報知する構成としたが、CPU501がトナー補給モータ146の異常によりホッパーユニット150(図2)からトナーが補給されないと判定する構成としてもよい。ここで、CPU501は、トナー補給モータ146の異常によりホッパーユニット150(図2)からトナーが補給されないと判定する第2の判定手段である。
ステップS111において、正常なインダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが減少していないということは、トナー補給モータ146によりトナーが正常に補給されていないと判定される。ここで、トナー補給モータ146は、現像器141内のトナーを補給することで、この現像器141に収容されている現像剤中のトナーの割合を変化させる透磁率変更手段である。
一方、ステップS108により、インダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが上限値Vmax以下であれば、現像器141にトナーを補給する必要がないと判定し、CPU501は、現像により現像器141内のトナーが排出されるまで待機する(S112)。ステップS112において、現像が行われると現像駆動モータ145により現像器141内のトナーが排出される。
次いで、CPU501は、インダクセンサ142によりセンサ出力電圧Voを検出し、このセンサ出力電圧VoがステップS101において検出されたセンサ出力電圧Voよりも増加しているか否かを判定する(S113)。
ステップS113において、CPU501は、インダクセンサ142のセンサ出力電圧VoがステップS101において検出したセンサ出力電圧Voよりも増加していれば、現像装置14(図2)の異常検知処理を含むトナー補給制御を終了させる。これは、正常なインダクセンサ142により検出したセンサ出力電圧Voが、トナーを排出する前に検出したセンサ出力電圧より増加していれば、現像器141内のトナーが正常に排出されて現像剤中のトナーの割合が減少したと判定される。
一方、ステップS113において、CPU501は、インダクセンサ142のセンサ出力電圧VoがステップS101において検出したセンサ出力電圧Voから増加していなければ、表示部2に現像駆動モータ145に異常があることを報知する(S114)。ステップS114において、CPU501は、現像駆動モータ145の異常により現像器141からトナーが排出されていないことを報知する第2の報知手段である。また、本実施形態では、異常を報知する構成としたが、CPU501が現像駆動モータ145の異常により現像器141からトナーが排出されないと判定する構成としてもよい。ここで、CPU501は、現像駆動モータ145の異常により現像器141からトナーが排出されないと判定する第2の判定手段である。
ステップS114において、正常なインダクセンサ142のセンサ出力電圧Voが増加していないということは、現像駆動モータ145によりトナーが正常に排出されていないと判定される。ここで、現像駆動モータ145は、現像器141内のトナーを排出することで、この現像器141に収容されている現像剤中のトナーの割合を変化させる透磁率変更手段である。
141 現像器
142 インダクセンサ
143 現像スリーブ
145 現像駆動モータ
146 トナー補給モータ
148 補給スクリュー
501 CPU
Vo センサ出力電圧
Vref リファレンス電圧

Claims (6)

  1. トナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常と判定する第1の判定手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容されるトナーの量を変更することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変更する透磁率変更手段と、
    前記透磁率変更手段により前記現像剤の透磁率が変更されても前記現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記透磁率変更手段の異常と判定する第2の判定手段と、を有することを特徴とするトナー量検知装置。
  2. トナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常を報知する第1の報知手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容されるトナーの量を変更することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変更する透磁率変更手段と、
    前記透磁率変更手段により前記現像剤の透磁率が変更されても前記現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記透磁率変更手段の異常を報知する第2の報知手段と、を有することを特徴とするトナー量検知装置。
  3. 現像に供されるトナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常と判定する第1の判定手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容される現像剤にトナーを補給することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変化させる補給手段と、
    前記補給手段により前記収容手段にトナーを補給した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記補給手段の異常と判定する第2の判定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. 現像に供されるトナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常を報知する第1の報知手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容される現像剤にトナーを補給することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変化させる補給手段と、
    前記補給手段により前記収容手段にトナーを補給した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記補給手段の異常を報知する第2の報知手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 現像に供されるトナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常と判定する第1の判定手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容される現像剤からトナーを排出することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変化させる排出手段と、
    前記排出手段により前記収容手段からトナーを排出した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記排出手段の異常と判定する第2の判定手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 現像に供されるトナーと磁性キャリアを混合した現像剤を収容する収容手段と、
    前記収容手段に収容される現像剤の透磁率に応じた信号を検出する検出手段と、
    前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更するレンジ変更手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号でなければ、前記検出手段の異常を報知する第1の報知手段と、
    前記レンジ変更手段により、前記現像剤の透磁率に応じた信号の範囲を変更した状態で、前記検出手段により検出される前記現像剤の透磁率に応じた信号が前記範囲に対応する信号であれば、前記収容手段に収容される現像剤からトナーを排出することで、前記検出手段に検出される現像剤の透磁率を変化させる排出手段と、
    前記排出手段により前記収容手段からトナーを排出した状態で、前記検出手段により検出される現像剤の透磁率に応じた信号が変化しなければ、前記排出手段の異常を報知する第2の報知手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
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