JP3373139B2 - トナ−残量検知機構 - Google Patents

トナ−残量検知機構

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JP3373139B2
JP3373139B2 JP19854897A JP19854897A JP3373139B2 JP 3373139 B2 JP3373139 B2 JP 3373139B2 JP 19854897 A JP19854897 A JP 19854897A JP 19854897 A JP19854897 A JP 19854897A JP 3373139 B2 JP3373139 B2 JP 3373139B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナ−収容部のト
ナ−残量を検知するトナ−残量検知機構に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、電子写真プリンタに設けられた印
字プロセスユニット部には、現像ロ−ラにトナ−を供給
する手段として、現像ロ−ラに圧接され同方向に回転す
るスポンジロ−ラと、スポンジロ−ラとは反対方向に回
転し、トナ−カ−トリッジに内蔵されているトナ−をス
ポンジロ−ラに供給する棒状の攪拌シャフトと攪拌器が
と設けられている。
【0003】上記攪拌シャフトはトナ−カ−トリッジと
スポンジロ−ラとの間に設けられた湾曲形状のトナ−収
容部の内部に、駆動手段から駆動力を受けて一定速度で
回転するように設けられている。この攪拌シャフトに
は、直線形状で且つトナ−収容部の幅相当の長さを備
え、磁性体の丸材でコの字に形成されている攪拌器の両
端部が回転自在に取り付けられている。攪拌シャフトに
はまた、突起部が設けられており、攪拌シャフトが回転
することにより、突起部が攪拌器の突起部を押圧して攪
拌器が回転するようになっている。
【0004】それ故、攪拌シャフトに押圧されて攪拌器
が、トナ−収容部の真上である上死点まで回転してくる
と、自重で真下である下死点まで回転することができ
る。
【0005】そして、攪拌器の役割はトナ−収容部を回
転しながら搬送ロ−ラへトナ−を供給することと、光セ
ンサの出力によりトナ−残量が少ない状態であることを
検知させることである。
【0006】次にトナ−ロ−検知方法について説明す
る。
【0007】攪拌器は上死点から下死点へと到達する
と、装置下部に設けられたセンサレバ−(このセンサレ
バ−の一端には永久磁石が埋め込まれている。)を吸引
する。このセンサレバ−の一端が吸引されるにより、光
センサの発光素子と受光素子の間にあり発光素子から出
た光を遮ってきた、センサレバ−の他端が回動する。こ
れにより発光素子から出た光を受光素子が受けることが
でき発光素子はオン状態となる。
【0008】攪拌器は、攪拌シャフトが攪拌器を押圧す
る位置へと回転してくると、再び攪拌シャフトと一体に
なって回転していくが、センサレバ−はストッパピンに
当接して回転せず、吸引される前の位置に戻り光センサ
をオフとする。
【0009】この光センサがオフ状態となっている時間
の長さにより、トナ−ロ−か否かを判断している。すな
わち、トナ−残量が少ないとき、トナ−の抵抗は少な
く、攪拌器の回転を妨げるものがないので、攪拌器がト
ナ−収容部の上死点に位置した時に、上部から光センサ
の在る下部までの攪拌器の回転を妨げるものが無い。そ
れ故、光センサがオフ状態の時間が短い。一方、トナ−
残量が多い時、攪拌器がトナ−収容部に在るトナ−の抵
抗を受けるので、回転が遅くなるあるいは途中で停止す
るので、常に一定の速度で回転している攪拌シャフトの
突起により押してもらうことにより攪拌器は光センサと
対向する位置まで回転する。それ故、途中で回転が遅く
なるあるいは止まっている時間分だけ、光センサがオフ
状態となっている時間が長い。この光センサのオフ状態
の時間の長さの違いにより制御部によるトナ−残量の検
知が行われる。
【0010】制御部は、光センサからの出力を受けて、
トナ−残量が少ないときは、トナ−カ−トリッジを交換
し、トナ−を電子写真プリンタに補給することを示すメ
ッセ−ジを表示する。なお、トナ−を補給するときは印
刷の文字にかすれが発生する程のトナ−残量、すなわち
トナ−残量が少ない方が印刷を良好に行い続けるために
は望ましい。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のトナ−残量
検知機構においては、トナ−をムラなく攪拌するため
に、攪拌器を直線形状で且つトナ−収容部の幅相当の長
さとしているので攪拌器の重さは重い。それ故、トナ−
残量が多い場合、トナ−の抵抗を受けても回転が停止せ
ずに光センサと対向する位置まで回転してしまう場合が
あり、その結果、光センサがオン状態となっている時間
が長くなってしまい、トナ−残量が少ないと制御部が検
知してしまう場合があった。すると、制御部はトナ−を
補給することを示すメッセ−ジを表示する。この時、ト
ナ−を補給した後の印刷枚数が少ないにもかかわらずト
ナ−を追加しなければならなくなるので、ユ−ザに対し
て不満を感じさせてしまうといった問題点があった。
【0012】また、トナ−残量が多い状態でトナ−が補
給されると、残留トナ−はいつまでも使用されずに劣化
していくので印刷にも悪影響を与えてしまうという問題
点があった。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明で設けた解決手段は、駆動手段の回転方向への
押圧力を受けて回転すると共に、上死点に位置すると自
重で下死点の方向へ回転する攪拌器をトナ−収容部に設
け、上記トナ−収容部内のトナ−を攪拌すると共にトナ
−収容部内のトナ−残量を上記攪拌器の回転により検知
するトナ−残量検知機構において、上記攪拌器を、第1
の凸形状部と第2の凸形状部と回転軸とに分け、上記第
1の凸形状部と上記第2の凸形状部とが上記回転軸を中
心として略180度の位相差を持つようなクランク形状
とし、且つ上記第1の凸形状部と上記第2の凸形状部と
に重量差をつけ、上記第1の凸形状部あるいは上記第2
の凸形状部のどちらか一方が下死点近傍に位置する時間
の長さによりトナ−残量を検知するものである。
【0014】上記構成によれば、トナー残量が多いと、
撹拌器が上死点から下死点へ回転する途中でトナーに突
入し、そこでトナーの抵抗力を受けるが、このときトナ
ーに突入するのが撹拌器全体ではなく一部であるので、
トナーへ突入するときの慣性力が弱い。従ってトナー残
量が多いときは自重で下死点に回転していくことはな
い。その結果、トナー残量が多いにもかかわらず、少な
いと検出してしまうことはない。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、各図面に共通な
要素には同一の符号を付す。図1は実施の形態のトナ−
残量検知機構の構造を示す斜視図、図2は実施の形態の
攪拌シャフトを示す正面図である。
【0016】図1において、トナ−収容部1のフレ−ム
1a内部には、磁性体で形成された攪拌シャフト2が設
けられている。この攪拌シャフト2は回転軸2a、2b
がフレ−ム1aの図示せぬ側面に回転自在に軸支されて
いる。また攪拌器2の一方の回転軸2aは、一定速度で
回転する駆動手段である図示せぬギアに形成された突起
部の孔の中に、ギアに対して所定角だけ回転自在となる
ように挿入されている。そしてこの攪拌シャフト2は図
示せぬギアの孔の内部に設けられた突起部に押圧される
ことにより下方から上方へと回転することができる。
【0017】フレ−ム1aの下部には、電子写真プリン
タのフレ−ム3に回転自在に軸支されて、センサレバ−
4が設けられている。このセンサレバ−4は樹脂材等で
軽量に作られており、センサレバ−4の回動支点となる
中央部4aは攪拌シャフト2と平行となっている。この
センサレバ−4の一端4bは、攪拌シャフト2の後述す
る右部がトナ−収容部1の下死点に位置付けられたとき
に、攪拌シャフト2と対向する位置に設けられており、
永久磁石5が埋め込まれている。一方センサレバ−4の
他端4cには遮光板6が設けられている。この遮光板6
はセンサレバ−4の回動により、図示せぬ電子写真プリ
ンタのフレ−ムに設けられた光センサ(発光素子と受光
素子とが設けられている)7をオン・オフさせる。
【0018】次に攪拌シャフト2の形状について説明す
る。図2において、攪拌シャフト2はフレ−ム1aの図
示せぬ側面に回転自在に取り付けられている回転軸2
a、2bと、回転軸2a、2bよりも一方向に長さyだ
け突出した第1の凸形状部である右部2cと左部2dと
から成る両端部(A部)と、該右部2c、左部2dと同
じ突出量yで且つ反対方向に突出した第2の凸形状部で
ある中央部2e(B部)とから構成されており、右部2
cと左部2dとから成るA部と、中央部2eのB部とは
回転軸2a、2bを中心として略180度の位相差を持
つクランク形状となっている。また回転軸2a、2b、
右部2c、左部2d、中央部2eはそれぞれがお互いに
平行となっている。
【0019】そして、右部2cの長さL1と左部2dの
長さL2は同じであり、右部2cと左部2dとを足した
長さは中央部2eの長さL3よりも長くなっている。な
お、この右部2c、左部2d、中央部2eの長さのバラ
ンスの違いにより、右部2cと左部2dとから成るA部
と、中央部2eのB部とで重量差がつけられており、こ
れによりトナ−ロ−検知時のトナ−残量が異なる。本実
施の形態においては、長さのバランスを数式1に示すも
のとしている。
【0020】L1+L2=1.3×L3・・・(1) そしてこの長さのバランスにより本実施の形態において
は右部2cと左部2dとを足した重量を中央部2eの重
量よりも重くしている。すなわち、右部2cと左部2d
とを足した重量が、中央部2eの重量の約1.3倍にな
っている。
【0021】また、上記重量差をつけたことにより右部
2c及び左部2dがトナ−収容部1の上死点に来たとき
に、自重で下死点へと回転することができる。
【0022】そして、攪拌シャフト2を上記の形状と
し、また右部2cと左部2dとから成るA部と、中央部
2eのB部とで重量差がつけられたことにより、残留し
ているトナ−へ攪拌シャフト2が突入するときの慣性力
が、攪拌シャフトを直線形状とするよりも弱まる。その
結果、トナ−残量が多いときにはトナ−の抵抗力を受
け、攪拌シャフト2が自重で下死点まで落下することが
なくなる。
【0023】なお、上記したように攪拌シャフト2は図
示せぬギヤの突出部に押圧されてトナ−収容部1の下死
点から上死点へと回転するが、右部2c及び左部2dが
トナ−収容部1の上死点に来たときに、トナ−残量が少
ないときには自重で下死点へと回転し、そして図示せぬ
ギアの突起部が所定位置まで矢印E方向に回転してくる
と、図示せぬギアの突起部に押圧されて右部2c及び左
部2dが上死点へと回転を始めるように、図示せぬギア
の孔に対して挿入されている。
【0024】なお、本実施の形態における攪拌シャフト
2は従来の技術における攪拌器の役割を担っており、従
来の技術における攪拌シャフトと攪拌シャフトを押圧す
るギアの役割を図示せぬギアが担っている。
【0025】また、上記攪拌シャフト2と、センサレバ
−4と、光センサ7と、図示せぬギアとでトナ−残量検
知機構が構成されている。
【0026】次に攪拌シャフト2とセンサレバ−4との
関係について説明する。図3、図4は実施の形態の攪拌
シャフトとセンサレバ−との関係を示す説明図である。
【0027】図3に示すように、攪拌シャフト2の右部
2c(及び左部2d)がトナ−収容部1の上部にあると
きには、センサレバ−4は攪拌シャフト2に吸引されな
いので、遮光板6は図示せぬ発光素子と受光素子との間
に在り、光を遮り、光センサ7はオフ状態となってい
る。一方、図4に示すように、攪拌シャフト2の右部2
cが永久磁石5に近付き更に矢印E方向に回転し下死点
Fに達するまで、センサバ−4が攪拌シャフト2に吸引
されて矢印D方向に回動し、それにより遮光板6が光セ
ンサ7から離れるので光センサがオン状態となる。
【0028】次にトナ−残量が少ないときの攪拌シャフ
ト2の動作について説明する。図5、図6、図7は実施
の形態のトナ−残量が少ないときの攪拌動作を示す説明
図である。
【0029】図5において、攪拌シャフト2は図示せぬ
ギアの突起部に押圧されて矢印E方向に回転し、図6に
示すように右部2cが上死点Gに来ると、下死点Fへと
矢印E方向に回転を始める。このときトナ−17の残量
が少ないので攪拌シャフト2の回転を妨げるものはな
い。それ故、自重ですぐに図7に示す下死点D方向へと
回転することができる。しばらくそこで停止し、図示せ
ぬギアの突出部が攪拌シャフト2に当接し押圧を開始す
ると、再び矢印E方向へと回転を始める。なお、図示せ
ぬフレ−ムにはストッパが設けられており、攪拌シャフ
ト2が自重で回転してきたときに下死点Fから大きく矢
印E方向に回動してしまうことを防止している。
【0030】次にトナ−残量が多いときの攪拌シャフト
2の動作について説明する。図8、図9、図10は実施
の形態のトナ−残量が多いときの攪拌動作を示す説明図
である。
【0031】図8において、攪拌シャフト2は図示せぬ
ギアの突起部に押圧されて矢印E方向に回転しトナ−1
7を攪拌する。そして図9に示すように右部2cが上死
点Gに来ると、下死点Fへと矢印E方向に回転を始め
る。このときトナ−残量が多いのでトナ−17に突入し
て回転途中(2点鎖線で示す位置)で停止し、それ以上
自重で回転することはない。そして、攪拌シャフト2を
上死点Gまで押圧してきた図示せぬギアの突起部が攪拌
シャフト2を押圧できる位置まで回転して来ると、図示
せぬギアの突起部に押圧されて、再び攪拌シャフト2は
矢印E方向への回転を開始し右部2cが図10に示す下
死点Fまで回転する。
【0032】次にトナ−残量を検知するための制御系に
ついて説明する。図11は実施の形態の制御系を示すブ
ロック図である。中央処理装置(以下CPUとする)8
はメモリ9、入出力ポ−ト10とバスライン11、12
で接続され、光センサ7、トナ−ロ−表示部13とライ
ン14、15で接続されている。CPU8はタイマ16
を内蔵している。CPU8は光センサ7からオフ信号を
受信するとタイマ16を作動させオン信号に変化するま
での時間をカウントし、タイマカウント値Tcとメモリ
9に記憶してあるトナ−補給時のタイマカウント値に対
応するデ−タTsと比較して以下に示す数式2のときト
ナ−ロ−表示部を点灯させる。
【0033】Tc≦Ts・・・(2) 図12、図13は実施の形態のタイムチャ−トである。
図12はトナ−残量が多い状態でのタイムチャ−トを示
し、図13はトナ−補給直前時のタイムチャ−トを示し
ている。時刻t1から時刻t3までの時間は攪拌シャフ
ト2が1回転する周期Tを示し、時刻t1から時刻t2
までのタイマ作動期間T1は光センサ7がオフ状態とな
っている時間であり、時刻t2から時刻t3までのタイ
マ非作動時間T2は光センサ7がオン状態となっている
時間である。
【0034】次にCPU8がトナ−残量を検知するため
の動作について説明する。
【0035】図4に示すように、攪拌シャフト2の右部
2c及び左部2dが永久磁石5に近付き更に矢印E方向
に回転し下死点Fに達するまで、センサバ−4は攪拌シ
ャフト2に吸引されて矢印D方向に回動する。このと
き、時刻t2で光センサ7はオン状態となり、時刻t3
までオン状態は続く。図示せぬギアの突起部に押圧され
て攪拌シャフト2がトナ−収容部1の上死点方向に回転
し、図3に示すように遮光板6が光センサ7に戻ると、
時刻t1で光センサ7がオフ状態となる。CPU8はオ
フ信号を受信するとタイマ16を作動させる。そして、
攪拌シャフト2の右部2c及び左部2dが再び永久磁石
5に近付きセンサバ−4を吸引し、時刻t2で光センサ
7がオン状態となると、タイマ16を停止する。そし
て、タイマ16のカウント値Tcを読み出し、メモリ9
に記憶してあるトナ−補給時のタイマカウント値Tsと
比較する。そして、上記数式2を満足すると、CPU8
はトナ−ロ−表示部13を点灯させる。
【0036】トナ−17が図9に示すように多量にある
ときには、攪拌シャフト2の右部2c及び左部2dが上
死点Gから下死点Fへと矢印E方向に回転を始めると、
トナ−17に突入してトナ−17の抵抗力により回転途
中で停止しているので、その時間分タイマ作動時間T1
が長くなる。従って、この場合のタイムチャ−トは図1
2に示すものとなる。
【0037】一方トナ−17が図6に示すように少ない
ときには、攪拌シャフト2の右部2c及び左部2dが上
死点Gに来ると、下死点Fへと矢印E方向に自重で回転
する。それ故、攪拌シャフト2の右部2c及び左部2d
が下死点Fに位置付けられている時間は、トナ−残量が
多いときと比べて長くなる。すなわち、図13に示すよ
うにタイマ非作動期間T2が長くなり、その結果、タイ
マ作動期間T1が短くなる。
【0038】そして、タイマ作動期間T1のカウント値
Tcをメモリ9に記憶してあるトナ−補給時のタイマカ
ウント値Tsと比較して、上記数式2を満足すると、C
PU8はトナ−ロ−表示部13を点灯させ、トナ−補給
をオペレ−タに知らせる。
【0039】以上本実施の形態においては、攪拌シャフ
ト2の形状を図2に示すクランク形状とし、そして、右
部2cと左部2dとを足した重量を、中央部2eの重量
よりも重くして、右部2cと左部2dとから成るA部
と、中央部2eのB部とで重量差をつけたことにより、
攪拌シャフト2が残留しているトナ−17へ突入すると
きの慣性力は弱く、トナ−残量が多いときには自重で下
死点まで回転することができなくなる。そして、トナ−
残量が少量となったときに初めてトナ−ロ−検知を行う
ことができる。
【0040】図14に示すように、従来ではトナ−残量
が多量(例えば30グラム)であってもトナ−ロ−表示
をしてしまっていたのが、本実施の形態の形状の攪拌シ
ャフト2を採用することにより、トナ−残量が少量(例
えば15グラム)となってからトナ−ロ−表示を行うの
で、印字枚数を従来よりも2倍近く増加させることがで
きる。また常に新しいトナ−17を供給することができ
るようになるので、印字品位も良好に保つことができ
る。なお、図14は実施の形態のトナ−残量と印字枚数
との関係を示すグラフである。
【0041】更に、トナ−容量の異なるトナ−収容部に
対しても、攪拌シャフトの重量のバランスを変えること
によりトナ−ロ−表示のタイミングを調整することがで
きるようになる。
【0042】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、以下に記載される効果を奏する。
【0043】攪拌器を、第1の凸形状部と第2の凸形状
部と回転軸とに分け、上記第1の凸形状部と上記第2の
凸形状部とが上記回転軸を中心として略180度の位相
差を持つようなクランク形状とし、且つ上記第1の凸形
状部と上記第2の凸形状部とに重量差をつけ、上記第1
の凸形状部あるいは上記第2の凸形状部のどちらか一方
が下死点近傍に位置する時間の長さによりトナ−残量を
検知することにより、残留しているトナ−へ攪拌器が突
入するときの慣性力が弱くなるので、トナ−が多いとき
には、自重で下死点まで回転することができなくなる。
そして、トナ−残量が少量となったときに初めてトナ−
ロ−検知を行うことができる。その結果、印字枚数を従
来よりも増加させることができるようになり、ユ−ザに
不満を与えることがなくなる。また、常に新しいトナ−
を供給することができるようになるので、印字品位も良
好に保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態のトナ−残量検知機構の構造を示す
斜視図である。
【図2】実施の形態の攪拌シャフトを示す正面図であ
る。
【図3】実施の形態の攪拌シャフトとセンサレバ−との
関係を示す説明図である。
【図4】実施の形態の攪拌シャフトとセンサレバ−との
関係を示す説明図である。
【図5】実施の形態のトナ−残量が少ないときの攪拌動
作を示す説明図である。
【図6】実施の形態のトナ−残量が少ないときの攪拌動
作を示す説明図である。
【図7】実施の形態のトナ−残量が少ないときの攪拌動
作を示す説明図である。
【図8】実施の形態のトナ−残量が多いときの攪拌動作
を示す説明図である。
【図9】実施の形態のトナ−残量が多いときの攪拌動作
を示す説明図である。
【図10】実施の形態のトナ−残量が多いときの攪拌動
作を示す説明図である。
【図11】実施の形態の制御系を示すブロック図であ
る。
【図12】実施の形態のタイムチャ−トである。
【図13】実施の形態のタイムチャ−トである。
【図14】実施の形態のトナ−残量と印字枚数との関係
を示すグラフである。
【符号の説明】
1 トナ−収容部 2 攪拌シャフト 4 センサレバ− 5 永久磁石 7 光センサ 17 トナ−

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動手段の回転方向への押圧力を受けて
    回転すると共に、上死点に位置すると自重で下死点の方
    向へ回転する攪拌器をトナ−収容部に設け、上記トナ−
    収容部内のトナ−を攪拌すると共にトナ−収容部内のト
    ナ−残量を上記攪拌器の回転により検知するトナ−残量
    検知機構において、 上記攪拌器を、第1の凸形状部と第2の凸形状部と回転
    軸とに分け、上記第1の凸形状部と上記第2の凸形状部
    とが上記回転軸を中心として略180度の位相差を持つ
    ようなクランク形状とし、且つ上記第1の凸形状部と上
    記第2の凸形状部とに重量差をつけ、上記第1の凸形状
    部あるいは上記第2の凸形状部のどちらか一方が下死点
    近傍に位置する時間の長さによりトナ−残量を検知する
    ことを特徴とするトナ−残量検知機構。
  2. 【請求項2】 上記第1の凸形状部あるいは上記第2の
    凸形状部のうち、上記トナ−残量の検知に利用される側
    の重量が、利用されない側の重量よりも重い請求項1記
    載のトナ−残量検知機構。
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