JP5748507B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、レーザプリンタ、複写機、ファクシミリなどの電子写真方式の画像形成装置における現像剤であるトナーの残量検知に関する。
従来の画像形成装置では、トナー容器内のトナーの残量を圧電センサや超音波センサを用いて検知している例がある。例えば、特許文献1のトナー残量検知装置は、アジテータ回転時に、ホッパの底面の、アジテータの先端部に設けた薄板状部材が近接して通過する位置に、検知部を上に向けた圧電センサを設置している。そして、アジテータの1回転に要する時間と、圧電センサが薄板状部材により圧力を検知した時間との時間比よりトナー残量を検知する。このトナー残量検知装置では、トナー残量がある一定量以上の場合は、圧電センサの出力がトナー有りの論理に固定され、一定量以下になるとトナーの量が検知されなくなり、圧電センサの出力はトナー無しの論理に固定される。
特開平1−6986号公報
しかし、特許文献1では以下のような課題があった。すなわち、トナーの残量が多いときは、トナー重量を検知しない時間が生じないのでトナーが一定量まで少なくなるまで、トナー残量の検知ができない。また、近年の画像形成装置の高速化に伴い、攪拌部材が高速動作するとトナー容器内のトナーが舞い上がり、圧電センサの検知位置にトナーが存在する状態となるので、トナーの重量を検知しない時間の確保が困難である。
本発明はこのような状況でなされたもので、簡単な構成でトナーの量の多寡にかかわらず、逐次残量を検知でき、かつ高速で攪拌部材が動作しているときでも、トナーの残量を精度良く検知することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために以下の構成を有する。
(1)現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段によって圧力が検知されている時間幅を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段で計測された時間幅に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、前記現像ユニットの内部の温度を検知するための温度検知手段と、を備え、前記温度検知手段は、前記圧力検知手段と並列に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
(2)現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段によって圧力が検知されたときの電圧を計測する電圧計測手段と、前記電圧計測手段で計測された電圧に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、前記判断手段により判断した前記現像剤の残量が所定量以下の場合に、前記電圧計測手段の感度を切り替える切り替え手段と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
(3)現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記現像剤を介して前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段によって圧力が検知されている時間幅を計測する時間計測手段と、前記時間計測手段で計測された時間幅に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、前記現像ユニットの内部の温度を検知するための温度検知手段と、を備え、前記温度検知手段は、前記圧力検知手段と並列に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
(4)現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記現像剤を介して前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、前記圧力検知手段によって圧力が検知されたときの電圧を計測する電圧計測手段と、前記電圧計測手段で計測された電圧に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、前記判断手段により判断した前記現像剤の残量が所定量以下の場合に、前記電圧計測手段の感度を切り替える切り替え手段と、を備えたことを特徴とする画像形成装置。
本発明によれば、簡単な構成でトナーの量の多寡にかかわらず、逐次残量を検知でき、かつ高速で攪拌部材が動作しているときでも、トナーの残量を精度良く検知することができる。
実施例1〜3のカラーレーザプリンタの全体構成を示す断面図 実施例1〜3の感圧抵抗センサ及び現像ユニットの断面図 実施例1〜3のプロセスカートリッジの透視図 実施例1の回路図、特性グラフ、電圧波形及びテーブルTを示す図 実施例1のトナー残量検知の処理シーケンスを示すフローチャート 実施例2の特性グラフ、電圧波形及びテーブルNを示す図 実施例2のトナー残量検知の処理シーケンスを示すフローチャート 実施例2の分圧抵抗値の切り替えを行う回路構成を示した図 実施例3の回路図、特性グラフ、電圧波形及びテーブルQを示す図 実施例3のトナー残量検知の処理シーケンスを示すフローチャート
以下、本発明を実施するための形態について、実施例により詳しく説明する。
[画像形成装置の概要]
図1は、本実施例の画像形成装置の一例であるカラーレーザプリンタの全体構成を示す断面図であり、図1を用いてカラーレーザプリンタの構成及び基本的な動作について説明する。図1に示すカラーレーザプリンタ(以下、本体と称す)は、本体101に対して着脱可能なプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kを備えている。これら4個のプロセスカートリッジ5Y、5M、5C、5Kは、同一構造であるものの、異なる色、すなわち、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)のトナー(現像剤)による画像を形成する点で相違している。以下、Y、M、C、Kを省略して表記する場合がある。プロセスカートリッジ5は、現像ユニットと画像形成ユニットと廃トナーユニットの3つのユニットで構成されている。現像ユニットは、現像ローラ3、トナー補給ローラ12、トナー容器23、攪拌マイラ34を有している。また、画像形成ユニットは、像担持体である感光ドラム1、帯電ローラ2を有している。廃トナーユニットは、クリーニングブレード4、廃トナー容器24を有している。なお、現像ユニットに備えられた感圧抵抗センサ301については、後述する。
プロセスカートリッジ5の下方にはレーザユニット7が配置され、レーザユニット7は画像信号に基づく露光を感光ドラム1に対して行う。感光ドラム1は、帯電ローラ2によって所定の負極性の電位に帯電された後、レーザユニット7によってそれぞれ静電潜像が形成される。この静電潜像は、現像ローラ3によって反転現像されて負極性のトナーが付着され、それぞれの感光ドラム1上には、Y、M、C、Kのトナー像が形成される。中間転写ベルトユニットは、中間転写ベルト8、駆動ローラ9、二次転写対向ローラ10から構成されている。また、中間転写ベルト8の内側には、各感光ドラム1に対向して、一次転写ローラ6が配設されており、バイアス印加手段(不図示)により転写バイアスが一次転写ローラ6に印加される。
感光ドラム1上に形成されたトナー像は、感光ドラム1の矢印方向に回転し、中間転写ベルト8は矢印A方向に回転する。更にバイアス印加手段(不図示)により一次転写ローラ6に正極性のバイアスが印加されることにより、感光ドラム1上のトナー像がY、M、C、Kの順に、中間転写ベルト8上に一次転写され、4色のトナー像が重なった状態で二次転写ローラ11まで搬送される。給搬送装置は、転写材Pを収納する給紙カセット13内から転写材Pを給紙する給紙ローラ14と、給紙された転写材Pを搬送する搬送ローラ対15とから構成される。そして、給搬送装置により搬送された転写材Pはレジストローラ対16によって二次転写ローラ11に搬送される。
中間転写ベルト8から転写材Pへのトナー像の転写は、二次転写ローラ11に正極性のバイアスを印加することにより、中間転写ベルト8上のトナー像が搬送された転写材Pに二次転写される。トナー像が転写された転写材Pは、定着装置17に搬送され、定着フィルム18と加圧ローラ19とによって加熱、加圧されて、転写材Pの表面にトナー像が定着され、排紙ローラ対20によって排出される。そして、中間転写ベルト8に転写後、感光ドラム1の表面に残ったトナーは、クリーニングブレード4によって除去され、除去されたトナーは廃トナー容器24に回収される。また、転写材Pへ二次転写後、中間転写ベルト8上に残ったトナーは、転写ベルトクリーニングブレード21によって除去され、除去されたトナーは廃トナー容器22に回収される。
また、制御基板80には、本体の制御を行うための1チップマイクロコンピュータ(以後、CPUと記す)40、及びテーブルのデータ等が記憶されるRAM、ROM等の記憶部が搭載されている。CPU40は、転写材Pの搬送に関る駆動源(不図示)やプロセスカートリッジの駆動源(不図示)の制御、画像形成に関する制御、故障検知に関する制御など、本体の動作を一括して制御する。更に、CPU40は、その内部にタイマを備えている。記憶部のROMには、画像形成装置の画像形成動作を制御するプログラムや各種データが格納されている。記憶部のRAMは、画像形成装置の画像形成動作を制御するのに必要なデータの演算や一時的な記憶等に使用される。また、タイマは、時間計測等に使用する。ビデオコントローラ42は、画像データに基づいてレーザユニット内のレーザの発光を制御する。また、ビデオコントローラ42は、コントロールパネル(不図示)を介して、ユーザとのインターフェイスも行い、このコントロールパネルには、各色のトナーの残量が棒グラフ状に表示される。
[感圧抵抗センサの構成]
次に、トナー残量センサとして機能する感圧抵抗センサ301について説明する。本実施例の感圧素子である感圧抵抗センサ301は、1層の配線パターンと導電性インク層を有し、各層の間の周囲にスペーサを配置して、空間(ギャップ)を形成している。検知面の上面が押されると、上面の導電性インク面が変形し下面の配線パターンと接触する構成を有している。このような構成により、押された圧力に対応する接触面積に応じて抵抗値が変動する。本実施例ではIEE社の感圧抵抗センサ(CP1642)301を用いている。
図2(a)〜(c)は、本実施例の圧力検知を行う感圧抵抗センサ301の断面図である。シート305及びシート306は、シート状の部材であり、スペーサ307は、シート305とシート306との間の周囲に空間(ギャップ)を形成する。導電性インク308は、シート305の下面にあり、電極パターン309は、シート306上に形成されている。そして、シート305の上面が検知面であり、検知面に圧力が加えられると、シート305の上面が変形し、導電性インク308がその下の電極パターン309と接触する。
図2(a)は、感圧抵抗センサ301の検知面に圧力が加えられていない様子を示しており、中央の2箇所の電極パターン309は、導電性インク308と接触していない。図2(b)は、感圧抵抗センサ301の検知面に小さい圧力が加えられている様子を示しており、中央の2箇所の電極パターン309が導電性インク308と接触している。図2(c)は、感圧抵抗センサ301の検知面に大きい圧力が加えられている様子を示しており、4箇所の電極パターン309が導電性インク308と接触し、電極パターンの長手方向(紙面垂直方向)にも接触面積が増える。このような構成で、感圧抵抗センサ301は、圧力の大きさと抵抗値が反比例の特性、すなわち、圧力が小さいと抵抗値は大きくなり、圧力が大きいと抵抗値は小さくなる特性を示す。
[現像ユニットの構成]
図3は、プロセスカートリッジ5の透視図である。図3の感光ドラム1、現像ローラ3、トナー補給ローラ12、トナー容器23、廃トナー容器24は、図1において説明しているので、説明を省略する。プロセスカートリッジ5のトナー容器23内には、トナー容器23内のトナー(不図示)を攪拌するための周回部材である攪拌マイラ34がある。可撓性を有する攪拌マイラ34は、トナー容器23内の回転軸に備えられており、矢印B方向に約1秒間で1周するスピードで、周回動作を行う。また、攪拌マイラ34は、周方向の先端付近に、容器内の回転軸方向の壁面を押し当てるための押し当て部位341を有している。押し当て部位341は、攪拌マイラ34と一体構成であり、その部材は攪拌マイラ34と同様の可撓性を有しているが、可撓性を有していれば、別の部材を攪拌マイラに取り付けても良い。
感圧抵抗センサ301は、攪拌マイラ34の軸方向のトナー容器壁面にあり、攪拌マイラ34の回転軸の重力方向下側において、攪拌マイラ34の押し当て部位341によって押された圧力の検知を行う。また、感圧抵抗センサ301は、検知部と電線が一体構成となっている。圧力の検知面であるシート305が、トナー容器23の内部側になるように接着固定されている。電線は、現像ユニットの外部に取り出され、取り出し口は密封されている。そして、感圧抵抗センサ301は、プロセスカートリッジ5を本体101へ装着した際に接触する2つの電極(不図示)を介して、本体101と接続されている。
図2(d)、図2(e)は、図3に示した現像ユニットの断面図であり、図2(d)はトナー残量が多い場合を示し、図2(e)はトナー残量が少ない場合を示す。周回回転している押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に到達すると、押し当て部位341は感圧抵抗センサ301に圧力を加える。更に、周回回転すると、攪拌マイラ34がトナー28に到達し、押し当て部位341と感圧抵抗センサ301との間にトナー28が入り込む。入り込んだトナー28は緩衝材として働くため、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に加える圧力は低下する。周回回転し、更に、押し当て部位341と感圧抵抗センサ301との間にトナー28が入り込むと、感圧抵抗センサ301に加わる圧力は無くなる。その結果、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301を通過して、再度、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に到達するまでの間は、押し当て部位341によって感圧抵抗センサ301に加えられる圧力は無い。
トナー残量が多い場合、図2(d)に示すように、押し当て部位341と感圧抵抗センサ301の間にトナー28が介在する時間が長いため、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に圧力を加えている時間幅は短くなる。逆に、トナー残量が少ない場合は、図2(e)に示すように、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301の間にトナー28が介在する時間が短いため、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に圧力を加えている時間幅は長くなる。本実施例では、この原理を使ってトナー残量検知が行われる。
[トナー残量検知の回路構成]
図4(a)は、感圧抵抗センサ301の抵抗値の変化をCPU40のA/Dポートに入力される電圧により検出する回路図である。抵抗37は、固定抵抗である。DC3.3Vの電源電圧が、加えられた圧力により抵抗値が変化する感圧抵抗センサ301の抵抗値と抵抗37の抵抗値で分圧され、CPU40のA/Dポートに入力される。
[トナー残量検知の検知特性]
次に、図4(a)の回路を用いて測定した本実施例のトナー残量の検知特性について説明する。図4(b)は、トナー残量と感圧抵抗センサ301のセンサがオン状態の時間の対応関係を示す特性グラフであり、縦軸は時間(msec(ミリ秒))、横軸はトナー残量(%)を示す。図4(c)は、図4(b)におけるトナー残量が60%の時の、CPU40のA/Dポートに入力された電圧波形を示したグラフである。図4(c)において、縦軸はA/Dポート入力電圧(V)を、横軸は時間(msec(ミリ秒))を示し、感圧抵抗センサ301が114ミリ秒の間、オン状態であることを示している。図4(c)より、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301に直接圧力を加えた時から、トナー28が次第に押し当て部位341と感圧抵抗センサ301との緩衝材として働き始めるまでの間、感圧抵抗センサ301がオン状態であることが分かる。逆に、トナー28が緩衝材として働いている間と、押し当て部位341が感圧抵抗センサ301の領域外を通過している時には、感圧抵抗センサ301はオフ状態となっている。図4(d)は、図4(b)の特性グラフより、感圧抵抗センサ301のセンサオン時間(msec(ミリ秒))とトナー残量(%)の対応関係を表にしたテーブルTである。テーブルTに明示されていないセンサオン時間に対応するトナー28の残量は、テーブルTに記載された既知のトナー28の残量の線形補間により求めることができる。ここで、計測された感圧抵抗センサ301のセンサオン時間は、本実施例における計測値であり、計測条件が変われば、計測される時間も変わる。また、トナー28の残量を判断するテーブルTの数値についても同様である。
[トナー残量検知のシーケンス]
続いて、本実施例におけるトナー残量検知の処理シーケンスについて、図5のフローチャートを用いて説明する。図5に示す処理は、記憶部のROMに格納された制御プログラムに基づいてCPU40により実行され、以降の実施例におけるフローチャートの処理も同様にCPU40により実行される。なお、フローチャートに示す全ての処理をCPU40が行うのではなく、例えば特性用途向けの集積回路(ASIC)が画像形成装置に実装されている場合には、フローチャート中の何れかの処理を実行する機能をASICに持たせても良い。
まず、ステップ101(以下、S101のように記す)では、CPU40は、攪拌マイラ34を回転させる。S102では、CPU40は、CPU40のA/Dポートをモニタして、A/Dポートの入力電圧の読み取り(センサ値読み取り)を行うと共に、所定の入力電圧値の継続時間をタイマにより測定する。S103では、CPU40は、感圧抵抗センサ301に圧力がかかっていない初期状態を検知するために、A/Dポートの入力電圧が3.0〜3.3Vの状態が0.5秒間以上継続しているかどうか、入力電圧値とタイマ値により判断する。入力電圧値が3.0〜3.3Vで、0.5秒間以上継続したことを検知した場合には、CPU40は感圧抵抗センサ301が正常動作中と判断し、S104に進み、検知しなければS115に進む。S115では、CPU40は、入力電圧値が3.0〜3.3Vで、0.5秒間以上継続せずに、入力電圧値の読み取り開始から2秒以上経過したかどうか判断する。本実施例における攪拌マイラ34の周期は約1秒であり、CPU40は、3.0〜3.3Vの入力電圧値が0.5秒以上継続せずに、入力電圧値の読み取り開始から2秒以上経過したことを検知した場合にはS114に進み、検知しなければS102に戻る。S114では、CPU40は、感圧抵抗センサ301に圧力がかかっていない初期状態を検知できなかったことにより、感圧抵抗センサ301の異常と判断し、ビデオコントローラ42へ報知する。
S104では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧を読み取り、S105では入力電圧値が2.6V以下になったかどうかを判断し、2.6V以下になったことを検知した場合にはS106に進み、検知しない場合にはS116に進む。S116では、CPU40は、入力電圧値の読み取り開始から2秒以上経過したかどうか判断し、経過時間が2秒未満の場合には、S104に戻る。S116において、2秒以上経過したことを検知した場合にはS114の処理に進み、CPU40は、圧力がかかっていない初期状態しか検知できなかったことにより、感圧抵抗センサ301の異常と判断して、ビデオコントローラ42へ報知する。
S106では、CPU40は、入力電圧値が2.6V以下になったことを検知したことにより、感圧抵抗センサ301の信号の立ち下がり(オン状態の開始)を認識し、感圧抵抗センサ301のオン状態である時間幅を計測するためにタイマをスタートさせる。次に、S107では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧値を読み取り、S108では電圧値が2.8V以上になったかどうかを判断し、2.8V以上であることを検知した場合には、S109に進む。S108において、入力電圧値が2.8V未満の場合にはS113に進み、CPU40は、タイマをスタートさせてから2秒以上経過したかどうかを判断し、2秒未満であれば、S107に戻る。S113において、タイマスタートから2秒以上経過したことを検知した場合には、CPU40はS114に進み、感圧抵抗センサ301の異常と判断して、ビデオコントローラ42へ報知する。
S108において、CPU40は、A/Dポートの入力電圧値が2.8V以上であることを検知したことにより、感圧抵抗センサ301の信号の立ち上がり(オン状態の終了)を認識し、S109では、タイマによる時間計測をストップする。S105でA/Dポートの入力電圧値の立ち下がりの閾値を2.6Vとし、S108で立ち上がりの閾値を2.8Vとしているのは、ヒステリシス(閾値間の電圧差)を持たせることにより、ノイズによる誤動作を防止するためである。続いて、S110では、CPU40は、感圧抵抗センサ301がオン状態であった時間をタイマから読み込み、S111では、読み込んだタイマ値と、記憶部のROMに格納されたテーブルTのセンサオン時間を照合して、対応するトナー28の残量を算出する。そして、S112では、CPU40は、タイマ値に対応したトナー残量をビデオコントローラ42へ報知する。このように、CPU40は、A/Dポートの入力電圧をモニタすることにより、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間幅を計測し、時間幅に対応したトナー残量をテーブルTから逐次算出することができる。
上記処理シーケンスでは、感圧抵抗センサ301の信号の立下りエッジの検知を、A/Dポートへの入力電圧が3.3Vで安定した後に行ったが、攪拌マイラ34の回転開始から所定時間が経過した後に、立下りエッジの検知を行うようにすることも可能である。
なお、本実施例では、CPU40は、A/Dポートを介してアナログ電圧値を検知していたが、コンパレータ等で電圧検知回路を構成することにより入力電圧をデジタル化し、デジタルポート経由で時間幅を検知しても良い。また、本実施例では、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間幅が検知できれば良いので、感圧抵抗センサ301の代わりに、後述するシートスイッチ(メンブレンスイッチとも呼ぶ)や、汎用の圧力センサを使用しても良い。
以上説明したように、本実施例によれば、簡単な構成でトナーの量の多寡にかかわらず、逐次、トナーの残量を検知することができ、かつ攪拌部材が高速で動作しているときでも、トナーの残量を精度良く検知することができる。すなわち、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間幅に基づいてトナーの残量の検知を行っているので、トナー28が満載された状態から空になるまで逐次、トナーの残量の検出ができる。更に、感圧抵抗センサ301を用いることにより、検知回路を簡素化することができると共に、反応速度が速いため検知時間の高速化も図ることができる。また、攪拌マイラ34の撓みは高速で回転していてもトナー残量に応じて安定しているので、トナー28の残量検出を画像形成動作と同時に行うことが可能である。
実施例1では、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間幅に基づいて、トナーの残量を検知する例について説明した。本実施例では、感圧抵抗センサ301の抵抗値は検知した圧力に応じて変化するので、CPU40のA/Dポートに入力される電圧の変化を検知することにより、トナーの残量を検知する例について説明する。なお、実施例1で説明した図1〜図3及び図4(a)の構成は、本実施例においても適用する。また、実施例1と同一の構成については同じ符号を付し、実施例1で詳しい説明を行っているので、本実施例での説明は省略する。
[トナー残量検知の検知特性]
次に、図4(a)の回路を用いて測定した本実施例のトナー残量の検知特性について説明する。図6(a)は、トナー28の残量と、感圧抵抗センサ301の抵抗値と抵抗37によって分圧されたCPU40のA/Dポートの入力電圧との対応関係を示す特性グラフであり、縦軸は入力電圧(V(ボルト))、横軸はトナー残量(%)を示す。また、図6(b)は、図6(a)におけるトナー残量が60%の時の、CPU40のA/Dポートに入力された電圧波形を示したグラフである。図6(b)において、縦軸はA/Dポート入力電圧(V)を、横軸は時間(msec)を示し、感圧抵抗センサ301がオン状態である時の出力電圧は1.495Vであることを示している。図6(c)は、図6(a)の特性グラフより、CPU40のA/Dポートの入力電圧値(V)とトナー28の残量(%)の対応関係を表にしたテーブルNである。テーブルNに明示されていない入力電圧に対応するトナー28の残量は、テーブルNに記載された既知のトナー28の残量の線形補間により求めることができる。ここで、計測されたCPU40のA/Dポートの入力電圧値は、本実施例における電圧計測値であり、条件が変われば計測される電圧値も変わる。また、トナー28の残量を判断するテーブルNの数値についても同様である。
[トナー残量検知のシーケンス]
続いて、本実施例におけるトナー残量検知の処理シーケンスについて、図7のフローチャートを用いて説明する。図7のS201〜S203、S214、S215の処理は、実施例1の図5のフローチャートのS101〜S103、S115、S114と同じであるため、説明を省略する。S203において、0.5秒間以上継続して、A/Dポートの入力電圧が3.0〜3.3Vであることを検知した場合にはS204に進み、CPU40は読み取った入力電圧値の平均値を算出し、入力電圧の初期値として、記憶部内のRAMに保存する。
S205では、CPU40は、感圧抵抗センサ301へ圧力がかかり始めたことを検知するためにA/Dポートの入力電圧を読み取り、S206では電圧値が(初期値−0.4)V以下になったかどうか判断し、(初期値−0.4)V以下の場合にはS207に進む。S206において、電圧値が(初期値−0.4)Vよりも高い場合には、CPU40は感圧抵抗センサ301へ圧力がかかっていないと判断し、S212に進む。S212では、CPU40は、S204の処理の後、入力電圧値が3.0〜3.3Vの状態が2.0秒間以上継続しているかどうか判断し、継続していない場合にはS205に戻る。S212で、CPU40は、入力電圧値が3.0〜3.3Vの状態が2.0秒間以上継続していると判断した場合にはS213に進み、感圧抵抗センサ301の異常と判断し、ビデオコントローラ42へ報知する。
S207では、CPU40は、入力電圧値が(初期値−0.4)V以下になったことを検知したことにより、感圧抵抗センサ301へ圧力がかかり始めたことを認識し、A/Dポートの入力電圧の連続読み取りを行う。CPU40は、入力電圧値が(初期値−0.4)V±0.3Vである間、入力電圧の読み取りを継続し、読み取った電圧値をRAMに一旦蓄積し、入力電圧値が(初期値−0.4)V±0.3VでなくなるとS208に進む。S208では、CPU40は、入力電圧の読み取りが0.1秒間以上継続して行われたかどうかを判断し、継続していなければS205に戻る。継続していた場合には、CPU40は読み取った電圧値は正常と判断してS209に進み、S209ではRAMに蓄積した電圧値の平均値を算出し、S210では、ROMに格納されたテーブルNのA/Dポート入力電圧と算出した平均値とを照合する。そして、S211では、CPU40は、照合の結果、得られたトナー残量をビデオコントローラ42へ報知する。このように、押し当て部位341が、トナー28を介して、感圧抵抗センサ301に加えた圧力に対応する抵抗値の変化に基づく電圧値により、トナー残量を逐次検知する。
[トナー残量検知の回路構成]
本実施例において、CPU40のA/Dポートに入力される電圧値は、感圧抵抗センサ301の抵抗値と分圧抵抗37との分圧によって決定される。そのため、トナー残量が100%から0%までの範囲において、入力電圧値が飽和することなく得られるように、分圧抵抗37の抵抗値は選択される。トナー残量が少ない時の検知精度を上げるためには、トナー残量に対する電圧の変化が更に大きくなるように、分圧抵抗37の抵抗値を選択することにより、感度を向上させることができる。その場合、入力電圧値が飽和する場合が考えられるため、トナー残量に応じて分圧抵抗値を切り替えることにより、入力電圧値が飽和しないような回路構成が考えられる。図8は、分圧抵抗値の切り替えを行う回路構成を示した図である。図8において、アナログスイッチ39は、CPU40のデジタル出力ポートDOからの出力によりオン/オフ状態が制御される。CPU40は、トナー残量が多い場合には、アナログスイッチ39をオフ状態にし、トナー残量が少ない場合(例えば20%以下)には、アナログスイッチをオン状態に設定し、トナー残量に対する電圧の変化が大きくなるようにする。すなわち、アナログスイッチ39がオフの場合には、CPU40のA/Dポートには、感圧抵抗センサ301の抵抗値と固定抵抗37の抵抗値との分圧による電圧が入力される。アナログスイッチ39がオンの場合には、固定抵抗38が固定抵抗37と並列接続されることにより、その合成抵抗値は、固定抵抗37の抵抗値よりも小さくなるため、感圧抵抗センサ301との分圧比が変わり、トナー残量に対する電圧の変化が大きくなる。ただし、この場合には、入力電圧値からトナー28の残量を算出するためには、図6(c)のテーブルNは使用できないため、新たな入力電圧値とトナー残量の対応テーブルを予め記憶部のROMに設けておく必要がある。
以上説明したように、本実施例によれば、簡単な構成でトナー量の多寡にかかわらず、逐次、トナーの残量を検知することができ、かつ攪拌部材が高速で動作しているときでも、トナーの残量を精度良く検知することができる。すなわち、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間幅に基づいてトナーの残量の検知を行っているので、トナーが満載された状態から空になるまで逐次、トナーの残量の検出ができる。更に、感圧抵抗センサ301が圧力に対応する抵抗値の変化でトナーの残量を検知しているので、トナーの残量が所定量以下(例えば約20%以下)となった場合には、図8に示した固定抵抗の切り替えにより、トナーの残量の検知精度を上げることができる。また、感圧抵抗センサ301を用いることにより、検知回路を簡素化することができると共に、反応速度が速いため、検知時間の高速化も図ることができる。そして、攪拌マイラ34の撓みは高速で回転していてもトナーの残量に応じて安定しているので、トナーの残量の検出を画像形成動作と同時に行うことが可能である。
実施例1では、感圧抵抗センサ301が圧力を検知している時間に基づいて、トナー残量の検知を行っていた。本実施例では、感圧抵抗センサ301の代わりに、スイッチ素子であるシートスイッチ311を用い、シートスイッチ311が圧力を検知している時間に基づいて、トナー残量の検知を行う。更に、シートスイッチ311が圧力を検知しないタイミングで、プロセスカートリッジ5の温度検知を行い、検知された温度データに基づいて、不図示の冷却ファンの制御等が行われる。また、温度検知信号は、トナー残量の検知データと同じ信号線を介して、A/Dポートより取り込まれる。なお、実施例1で説明した図1〜図3の構成は、本実施例においても適用する。但し、シートスイッチ311は、感圧抵抗センサ301と同一形状であり、感圧抵抗センサ301と同じ位置に配置され、本実施例では、図1〜図3の感圧抵抗センサ301は、シートスイッチ311に入れ替えられているものとする。本実施例のシートスイッチ311は、感圧抵抗センサ301と同様に、2層(上部・下部)の接点シートを有し、層と層の間の周囲にはスペーサを挟むことで、空間(ギャップ)を形成している。シートスイッチ311は、検知面が押されると上部の接点シート面が変形し、下部の接点シート面と接触し導通する構成であり、一定以上の圧力が検知面にかかると、圧力の大小にかかわらず、接点シートが接触して導通状態となり抵抗値がほぼ0オームとなる。また、実施例1と同一の構成については同じ符号を付し、実施例1で詳しい説明を行っているので、本実施例での説明は省略する。
[トナー残量検知の回路構成]
図9(a)は、シートスイッチ311の抵抗値の変化を検知する回路図である。シートスイッチ311は、トナー28の圧力によりトナー28の残量を検知し、サーミスタ41は、プロセスカートリッジ5の温度を検知する。また、シートスイッチ311とサーミスタ41は並列に接続されている。
[トナー残量検知の検知特性]
図9(b)は、シートスイッチ311が圧力を検知しないタイミングにおけるプロセスカートリッジ5の温度と、サーミスタ41の抵抗値と抵抗37によって分圧されたCPU40のA/Dポートの入力電圧との対応関係を示す特性グラフである。図9(b)の縦軸は入力電圧(V(ボルト))、横軸は温度(℃)を示す。図9(c)は、図9(b)におけるプロセスカートリッジ5の温度が22℃で、攪拌マイラ34が回転している時のCPU40のA/Dポートへ入力された電圧波形を示している。図9(c)において、縦軸はA/Dポート入力電圧(V)を、横軸は時間(msec)を示し、シートスイッチ311が圧力を検知していない場合の出力電圧が2.505Vであることを示している。図9(d)は、図9(b)の特性グラフより、CPU40のA/Dポートの入力電圧値(V)とプロセスカートリッジ5の温度(℃)の対応関係を表にしたテーブルQである。テーブルQに明示されていない入力電圧に対応した温度は、テーブルQに記載された既知の温度の線形補間により求めることができる。ところで、計測されたCPU40のA/Dポートの入力電圧値は、本実施例における計測値であり、条件が変われば計測される電圧値も変わる。また、プロセスカートリッジ5の温度を判断するテーブルQの数値についても同様である。
図9(c)において、サーミスタ41の検知結果である電圧2.505Vと、テーブルQから、プロセスカートリッジ5の温度は22℃であることが分かる。更に、図9(c)において、シートスイッチ311が圧力を検知しオン状態である時間(A/Dポート入力電圧がローレベル(約0.2V)である時間)が114msecであることと、図4(d)のテーブルTから、トナー28の残量が60%であることが分かる。すなわち、シートスイッチ311が圧力を検知していないタイミングにおける、CPU40のA/Dポートの入力電圧がサーミスタ41の検知結果であるため、この値に基づいてプロセスカートリッジ5の温度を判断する。攪拌マイラ34が回転している状態では、攪拌マイラ34がシートスイッチ311に圧力を及ぼし終わったタイミング後の電圧値をモニタすることで、サーミスタ41の電圧値を検知することができる。ただし、シートスイッチ311の立ち上がり閾値及び立ち下がり閾値は、例えば、1.3Vと1.0Vのように、サーミスタ41の電圧出力範囲よりも小さくする必要がある。
[トナー残量検知のシーケンス]
続いて、本実施例におけるトナー残量検知の処理シーケンスについて、図10のフローチャートを用いて説明する。まず、S501では、CPU40は、攪拌マイラ34を回転させる。S502では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧の読み取り(センサ値読み取り)を行うと共に、所定の入力電圧値の継続時間をタイマにより測定し、S503では、入力電圧値と継続時間により、サーミスタが正常動作しているかどうか判断する。S503では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧が1.5V以上の状態が、0.5秒間以上継続したかどうか判断し、継続した場合にはS504の処理に進む。継続していない場合には、CPU40はS515に進み、2.0秒間以上、入力電圧が1.5V未満の状態が継続したかどうか判断し、継続していなければS502に戻る。S515において、2.0秒間以上、入力電圧が1.5V未満の状態が継続した場合にはS516に進み、CPU40はサーミスタ41の異常と判断し、ビデオコントローラ42へ報知する。
S504では、CPU40は、サーミスタは正常動作していると判断し、プロセスカートリッジ5の温度を求めるため、読み取った入力電圧の平均値を算出する。そして、S505では、CPU40は、算出した入力電圧の平均値をテーブルQのA/Dポート入力電圧と照合し、入力電圧に対応するプロセスカートリッジ5の温度を検知する。次に、S506では、CPU40は、トナー残量検知用のタイマのタイマ値をクリアし、時間測定をスタートさせる。
S507では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧の読み取りを行う。S508では、CPU40は、読み取った入力電圧値が1.0V以下かどうかを判断し、1.0V以下であれば、S509に進む。入力電圧値が1.0Vよりも高ければ、CPU40はトナー残量検知用のタイマのタイマ値をクリアすると共にS517に進み、入力電圧値が1.0Vよりも高い状態が2秒以上継続したかどうか判断し、2秒未満であれば、S507に戻る。S517において、入力電圧値が1.0Vよりも高い状態が2秒以上継続していた場合の場合には、CPU40はS518に進み、センサであるシートスイッチ311の異常と判断し、ビデオコントローラ42へ報知する。
S509では、CPU40は入力電圧が1.0V以下であることを検知したので、シートスイッチ311にトナー28による圧力がかかり、オン状態であると判断し、トナー残量検知用のタイマによる時間測定を継続する。そして、S510では、CPU40は、タイマからタイマ値を読み出し、1.0秒以上になっていると判断した場合にはS519に進み、センサであるシートスイッチ311の異常と判断し、ビデオコントローラ42へ報知する。S510において、タイマ値が1秒未満であると判断した場合には、CPU40はS511に進み、A/Dポートの入力電圧が1.3V以上かどうかを判断し、1.3V以上であればS512に進み、1.3V未満であればS507に戻る。
S512では、CPU40は、A/Dポートの入力電圧が1.3V以上になったことを検知したことにより、シートスイッチ311がオン状態からオフ状態になったと判断し、オン状態の時間幅を検知するために、トナー残量検知用のタイマの値を読み取る。次に、S513では、CPU40は、ROMに格納されたテーブルTのセンサオン時間と読み取ったタイマ値とを照合し、S514では、照合の結果、得られたトナー残量をビデオコントローラ42へ報知する。
以上説明したように、本実施例によれば、簡単な構成でトナー量の多寡にかかわらず、逐次、トナーの残量を検知することができ、かつ攪拌部材が高速で動作しているときでも、トナーの残量を精度良く検知することができる。すなわち、本実施例においても、実施例1と同等のトナーの残量の検知精度が得られる。更に、プロセスカートリッジの温度検知の信号ラインとシートスイッチの信号ラインを共通にできるので、別々に信号ラインを設けた場合に比べ、信号ラインの本数を2本削減できる。その結果、リード線とコネクタが削減でき、更に、CPUのA/Dポート数も削減でき、コストが削減できる。
本実施例においては、温度検知センサとして、サーミスタを用いた。本実施例で使用したサーミスタは、温度の上昇に対して抵抗値が減少するタイプのものであるが、温度の上昇に対して抵抗値が増大するタイプのサーミスタでも適用可能である。
また、本実施例では、トナーの残量検知にシートスイッチを使用したが、実施例1、2と同様に、感圧抵抗センサを使用することもできる。ただし、サーミスタは温度によりその抵抗値が変化し、感圧抵抗センサも圧力によりその抵抗値が変化する。そのため、CPU40がA/Dポートへの入力電圧波形からトナーの残量の検知を行う際に、入力電圧値からトナーの残量を算出することはできず、トナーの残量を算出するには、感圧抵抗センサが圧力を検知している時間幅を用いる必要がある。また、サーミスタによる温度検知については、A/Dポートへ入力される電圧波形のオン状態(感圧抵抗センサが圧力を検知しないタイミング)の電圧を検知することにより、テーブルQを用いて、プロセスカートリッジの温度検知を行うことができる。
[その他の実施例]
実施例1ないし実施例3においては、トナー残量検知の回路図に示したように、基準電位(グランド)の信号ラインを制御基板80とプロセスカートリッジ5との間に設け、基準電位を合わせている。しかしながら、プロセスカートリッジ5と、画像形成装置の本体101の基準となる電位は、同電位となるように接続されている。従って、信号ラインを介して供給される制御基板80の基準電位と、感圧抵抗センサ301やシートスイッチ311の基準電位は、共通にすることができる。これによって、制御基板80とプロセスカートリッジ5との間に設けられた信号ラインの削除ができるので、コスト削減ができる。
また、実施例1ないし実施例3では、感圧抵抗センサ301やシートスイッチ311を用いて圧力を電圧に変換する例について説明したが、感圧抵抗センサやシートスイッチの代わりに、その他の電流、抵抗値、周波数に変換する圧力センサでも代用可能である。
更に、実施例1ないし実施例3においては、理解し易いように、1回の検知でテーブルを参照するような説明を行った。しかし、複数回のデータを平均化した後に、それぞれ該当するテーブルとの照合を行うことにより、検知精度が更に上がることが期待できる。
また、実施例1ないし実施例3においては、現像ローラ3とトナー容器23が一体となった構成の現像ユニットを例として挙げた。しかし、現像ローラとトナー容器が別体となった補給系のトナー容器においても、トナー容器の内部に感圧抵抗センサと攪拌マイラを設けることにより、本発明を適用することができる。
28 トナー
34 攪拌マイラ
40 1チップマイクロコンピュータ(CPU)
301 感圧抵抗センサ
341 押し当て部位

Claims (8)

  1. 現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、
    回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、
    前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段によって圧力が検知されている時間幅を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段で計測された時間幅に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、
    前記現像ユニットの内部の温度を検知するための温度検知手段と、を備え
    前記温度検知手段は、前記圧力検知手段と並列に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、
    回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、
    前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段によって圧力が検知されたときの電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電圧計測手段で計測された電圧に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断した前記現像剤の残量が所定量以下の場合に、前記電圧計測手段の感度を切り替える切り替え手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  3. 現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、
    回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、
    前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記現像剤を介して前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段によって圧力が検知されている時間幅を計測する時間計測手段と、
    前記時間計測手段で計測された時間幅に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、
    前記現像ユニットの内部の温度を検知するための温度検知手段と、を備え
    前記温度検知手段は、前記圧力検知手段と並列に接続されていることを特徴とする画像形成装置。
  4. 現像剤を収納する着脱可能な現像ユニットと、
    回転軸方向の壁面を押し当てる押し当て部位を有し、前記現像ユニット内で周回動作する周回部材と、
    前記現像ユニット内の前記周回部材の回転軸方向の壁面に設けられ、前記現像剤を介して前記周回部材の前記押し当て部位により押し当てられた圧力を検知する圧力検知手段と、
    前記圧力検知手段によって圧力が検知されたときの電圧を計測する電圧計測手段と、
    前記電圧計測手段で計測された電圧に基づいて、前記現像ユニット内の前記現像剤の量を判断する判断手段と、
    前記判断手段により判断した前記現像剤の残量が所定量以下の場合に、前記電圧計測手段の感度を切り替える切り替え手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記圧力検知手段は、圧力に応じてオン状態又はオフ状態となるスイッチ素子であることを特徴とする請求項1または3に記載の画像形成装置。
  6. 前記圧力検知手段は、圧力に応じて抵抗値が変化する感圧素子であることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  7. 前記周回部材は、前記現像ユニット内の現像剤を攪拌することを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記圧力検知手段の基準電位を前記現像ユニットの基準電位と同じにすることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載された画像形成装置。
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